JP2002230281A - ローン方法 - Google Patents

ローン方法

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JP2002230281A
JP2002230281A JP2001071263A JP2001071263A JP2002230281A JP 2002230281 A JP2002230281 A JP 2002230281A JP 2001071263 A JP2001071263 A JP 2001071263A JP 2001071263 A JP2001071263 A JP 2001071263A JP 2002230281 A JP2002230281 A JP 2002230281A
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廣 高橋
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】新たな資産の購入、特に不動産、自動車等の高
額なものを購入するときに、より有利にローンを組む方
法の提供。 【解決手段】金融機関が利付債券を発行し、お金を貸し
てくれる人を捜す。すぐにお金を貸してくれる人が見つ
かるとは限らないので、債券は発行と同時に発行金融機
関が買い取るものとする。その後、法人、投資家等の資
産の運用を考えている人に、この債券を相当な価格で売
却する。債券には償還期限、金利等の取り決めがある
が、これは債券発行金融機関とローン申込者が事前に協
議して決める。ローン債務者は債券発行金融機関に返済
金を定期的に償還するので、債券購入者は購入した利付
債券により定期的に利子を受け取ることができる。償還
期限を過ぎた債券は発行金融機関により額面金額で買い
戻され、償還日においてのローン元本残高を計算し、こ
れと同額の債券を再び発行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、資産を担保にした
ローンで、金融機関が貸出資金の調達のためにローンを
債券化し販売する、資産担保証券に関するものである。
新たな資産の購入、特に不動産、自動車等の高額なもの
を購入するときに、より有利にローンを組むことを本発
明の主旨とした。本発明のローン方法を利用することに
より、ローン借入予定者においては低金利でローンを組
むことができる。また、貸出予定金融機関においては貸
出予定金額を容易に集めることができると同時に、返済
金を債券償還日まで運用できる。さらに、債券購入者に
おいては通常の預貯金、定期よりも有利な利子を受け取
ることが出来る。このように、ローン債務者、債券発行
金融機関、債券購入者の三者が、それぞれ利益を受ける
ことができる。
【0002】
【従来の技術】ここでは本発明のローン方法のうち、一
番の主旨である住宅ローンの方法について以下に記す。
従来の住宅ローンは、ローン債務者にとって借入金の金
利負担は非常に大きい。例えば、4000万円を30年
間固定金利3%で銀行から借り入れたとすると、年間の
返済金額は200万円を超え、30年間の総支払額は6
000万円を超える。つまり、住宅を購入する人は金利
の支払いで2000万円もの大金を消費する計算とな
る。しかも、30年間固定金利で3%は史上最低金利の
現在においても低い水準である。実際は30年間固定金
利で4%を越えるので、その金利負担はさらに増える。
では、現在の預金金利はというと、定期預金で0.3%
がやっとという状況である。これでは、年金生活者は預
貯金の金利だけで生活するのは極めて困難であり、預貯
金を切り崩し何とか生活している。また、個人投資家、
法人、投資機関においても資産を有利に運用するのは容
易ではない。また、銀行等の金融機関においては、自己
資本比率の低下などから貸し渋り、貸出金の回収等が起
こっている。一般に住宅ローンの借入期間は20年以上
の長期にわたることが多いので、貸出金はなかなか戻っ
てこない。このため銀行等の金融機関はさらなる資産運
用のために別のところから新たに資金を調達する必要が
あり、これによりさらに自己資本比率の低下が懸念され
る。このように、従来のローン方法は、ローン債務者、
預金者、金融機関のそれぞれが十分に満足するものでは
なかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のロー
ン方法をさらに利用しやすくするためのもので、ローン
債務者、預金者、金融機関、の三者がそれぞれ利益を受
けることができる新しい金融システム、ローン方法を提
案するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】不動産、自動車、物品、
有価証券、特許等の資産を担保にしたローンで、金融機
関が貸出資金の調達のためにローンを債券化し販売する
方法において (a)前記金融機関はローンを借りようとする者が希望
する金額を調達するために、一定期間後に額面金額が償
還される利付債券を発行し、該債券を保証する。 (b)前記金融機関は発行した債券を個人投資家、法
人、金融機関、投資機関等に販売する。 (c)前記債券発行金融機関は債券所有者に対しあらか
じめ決められた一定の利子を支払い、該債券の償還期限
経過後には該債券を額面金額において債券所有者から買
い戻す。 (d)この間、該ローン債務者は前記債券発行金融機関
に対しあらかじめ決められた返済金額、すなわち元本の
一部に利子を加えたものを継続的に償還する。 (e)前記債券発行金融機関に買い戻された債券は、額
面金額と償還された元本を比較し、その差額を再び利付
債券として販売する。 (f)(b)から(e)を該ローンの残債が無くなるま
で繰り返す。 以上のようなローン方法を新たに構築する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明は資産担保証券の一種を応
用し、金額が大きいローンを利付債券として発行して、
投資機関に売却するというローンの方法である。以下に
順を追って説明する。 (a)不動産、自動車等を購入する時、手持ち資金が不
足する場合、ローンを組むことが多い。通常のローンは
金融機関が直接本人にお金を貸すものである。しかし、
本発明のローン方法は、金融機関が利付債券を発行し、
お金を貸してくれる人を捜すのである。すぐにお金を貸
してくれる人が見つかるとは限らないので、債券は発行
と同時に発行金融機関が買い取るものとする。 (b)その後、お金を貸してくれそうな人、すなわち法
人、投資家等の資産の運用を考えている人に、この債券
を相当な価格で売却する。 (c)債券には償還期限、金利等の取り決めがあるが、
これは債券発行金融機関とローン申込者が事前に協議し
て決める。債券購入者は購入した利付債券により一定の
利子を発行金融機関から定期的に受け取ることができ
る。 (d)この間、ローン債務者は債券発行金融機関に、一
定の返済金を定期的に償還する。 (e)償還期限を過ぎた債券は発行金融機関により額面
金額で買い戻される。このとき、買い戻された債券の金
額、ローン債務者のこれまでの総返済金額、債券購入者
への支払済利子、を計算してローンの元本残高を算出す
る。この償還日でのローン元本残高と同額の債券を再び
発行する。このとき、債券発行金融機関とローン債務者
は再び協議の上、年間返済金額、債券償還日、債券金利
等を決める。このようにして再発行された利付債券は、
再び投資機関に売却される。 (f)この一連の業務すなわち、債券発行、債券売却、
債券買い戻し、債券再発行、を繰り返すことにより、ロ
ーンの残高を減らし、最終的にはローンを完全に返済で
きる。
【0006】ここでは、以下に具体例を示す。4000
万円の不動産を全額借入で購入しようと考えている者が
いるとする。不動産購入希望者は金融機関と相談し、2
%の10年利付債券を発行するとする。債券を発行した
金融機関はひとまずこの債券を購入するので、不動産購
入希望者は4000万円の現金を手に入れ、不動産購入
代金を支払うことができる。さて、2%の10年利付債
券は売りに出され、投資家が購入する。不動産購入者す
なわちローン債務者は年間180万円を債券発行金融機
関に返済するとする。債券発行金融機関はそのうち80
万円を利子として債券所有者である投資家に支払い、残
り100万円を積み立てておき、後の債券償還に備え
る。10年後の債券償還日には、1000万円積み立て
てあるので、今度はローンの残債3000万円を再び債
券として発行し、資金を調達する。今度の3000万円
分の債券は1.5%の5年利付債券として発行するとす
る。ローン債務者の年間の支払額は195万円とする。
2度目の債券購入者は年間45万円の利子を受け取るこ
とができる。残りの150万円は債券発行金融機関に積
み立て、5年後の債券償還に備える。積立金は5年後に
は750万円になっているので、ローンの残債の225
0万円を再び債券として発行し、資金を調達する。3度
目の2250万円分の債券は2%の15年利債券として
発行するとする。ローン債務者の年間の支払額は195
万円とする。3度目の債券購入者は年間45万円の利子
を受け取ることができる。残りの150万円を債券発行
金融機関に積み立てれば、15年後の債券償還日には2
250万円となり、積立金だけで債券を償還でき、ロー
ンは完済される。
【0007】ここで注目すべきは、前記具体例でローン
債務者が実際に負担した金利である。計30年間で元金
4000万円を返済しているが、金利負担は1700万
円である。仮に現在の住宅ローンが30年間固定金利3
%であるとしても、約2070万円の金利負担である。
両者を比較すると、ローン債務者の金利負担の差は実に
370万円になる。本発明のローン方法を利用すると、
2割近くの金利の節約になるのである。しかも、住宅ロ
ーンが30年間固定金利3%というのは、超低金利の現
在でさえも、かなり低い金利である。実際の金利は4%
から5%であることを考慮すると、かなりの節約にな
る。
【0008】また、2%の10年利付債券はどうだろう
か。平成13年1月においては10年利付国債の利回り
は約1.5%である。安全度、知名度の違いはあるが、
2%の利回りは高いと言える。同様に、1.5%の5年
利付債券と2%の15年利付債券はどうだろう。同時期
において5年利付国債の利回りは約0.9%で、15年
の利付国債は約1.7%である。一概に比較できない
が、本発明の利付債券は国債の利回りを上回る様に設定
できる。
【0009】では、債券を発行した金融機関はどうだろ
うか。債券発行金融機関はローン債務者が支払う返済金
のうち、債券の支払利子以外を管理することができる。
先の具体例の場合、当初10年間は年間100万円の積
立金があり、10年間で1000万円貯まる。この金額
を債券発行金融機関は運用できるのである。もし年3%
で運用できたとして、10年間で150万円を越える運
用益が得られる。同様に、5年利付債券の場合は年間1
50万円の積立金があり、5年間で750万円。この運
用益が3%として50万円超。15年利付債券の場合は
年間150万円の積立金があり、15年間で2250万
円。この運用益は3%として500万超。すなわち、3
0年間で700万円超の運用益が出ることになる。ま
た、債券発行金融機関は債券を売却時に手数料を徴収す
ることも可能であるし、債券の額面金額以上で売却する
ことも可能である。たとえば、先の具体例の場合、2%
の10年利付債券4000万円分を1%の利益を上乗せ
した価格4040万円で売却しても良い。売却価格はそ
のときの金利相場に合わることが可能なのである。この
ときの2%の10年利付債券の利回りは、約1.9%で
ある。国債よりもまだ高い金利を維持している。同様
に、先の利付債券を全て1%の利益を乗せて売却したと
する。1.5%の5年利付債券3000万円の売却価格
が3030万円となり、利回りは約1.3%である。2
%の15年利付債券2250万円の売却価格が227
2.5万円となり、利回りは約1.9%である。いずれ
も、同条件の国債の利回りよりも0.2%から0.4%
高い。債券発行金融機関は積立金による30年間の運用
益約700万円の他に、90万円超の売却益を得ること
も可能である。
【0010】また、現在の銀行等金融機関はバブルの崩
壊以降、自己資本比率の低下が指摘されている。このた
め、一部金融機関においては貸し渋り、貸出金の回収等
が起こっている。海外に支店を持つ大銀行にとって自己
資本比率の低下はもっと深刻である。自己資本比率が8
%を下回ると、国際業務ができなくなるからだ。このよ
うに、金融機関にとっては自己資本の早期の増加が課題
である。一般に住宅ローンの貸出は20年以上の長期わ
たることが多いので、貸出金はなかなか戻ってこない。
このため銀行等の金融機関はさらなる資産運用のために
別のところから資金を新たに調達する必要が出てくる。
総資産が増えて自己資本が変わらなければ、自己資本率
は低下してしまう。銀行等の金融機関にとって、本発明
は自己資本率の低下を招くことなく資金の貸出が可能で
あると同時に、債券売却益、手数料等により自己資本の
早期増加も可能である。
【0011】このように、ローン債務者、債券購入者、
債券発行金融機関、の三者がいずれも利益を受けること
ができる。特にこれから住宅ローンを組む者、年金生活
者にとっては、かなり有利なローン方法と言える。
【0012】
【実施例】なお、本発明のローン方法の実施に当たって
は以下のようにすることも可能である。 (イ)ローン債務者が借入金を繰上償還することに対し
規制を設ける。 (ロ)発行する債券を利子が無く利子相当額をあらかじ
め割り引いた、割引債券とする。 (ハ)発行する債券を小口化し金額を少額にした、小口
債券とする。 (ニ)発行債券を保証し、安全性を高め信頼を付与す
る。 (ホ)ローンの借入を新たな資産の購入時だけでなく、
既に所有する資産を担保に借入をするときも、本発明の
ローン方法が利用できるようにする。 (ヘ)ローンの借入時に担保を不要にする。 (ト)本発明のローン方法をオンラインにて実行する。
【0013】(イ)において、債券償還期間中にローン
債務者が繰上返済をすることは、債券購入者においては
受け取る予定の利子が受け取れず不利益となるので、こ
れを規制する方が良い。もし繰上償還する場合には繰上
償還額から支払予定の債券の利子全額を差し引き、それ
を元本から減額するのも良い。もしくは繰上償還額から
支払予定の債券の利子全額を引いた額とその運用益を元
本から減額しても良い。一番良いのは、債券償還期間中
の繰上償還は受け付けず、債券償還日付で繰上償還する
ものとし、債券の再発行時には繰上償還額をローン残高
から減額した債券とすることである。たとえば10年利
付債券ならば、10年間は繰上償還できないようにす
る。今後、繰上償還が予想される者は、あらかじめ短い
期間の利付債券とすればよい。1年利付債券、2年利付
債券等にすると、1年後、2年後には繰上償還できるこ
とになる。
【0014】(ロ)において、発行される債券は利付債
券に限定されるべきではない。債券購入者に利子を支払
う方法は、割引債券でも有効である。割引債券では債券
償還日まで利子の支払いは必要でなく、ローン債務者の
返済金は全額、債券発行金融機関に積み立てられる。よ
って、債券発行金融機関にとっては、割引債券の方が積
立金による運用益はより大きい。先の具体例によると積
立金の運用益だけで1000万円を超え、同条件の利付
債券の場合と比較すると300万円程度利益が大きくな
る。
【0015】(ハ)において、発行される債券は少額で
も購入できるように小口債券とするのが良い。ローンは
元々高額である場合が多いので、発行される利付債券も
しくは割引債券は、そのままの額だと投資家にとって購
入しにくい。誰でも気軽に債券を購入できるように、大
型のローンはいくつかの小口債券として分割して売却す
る方が良い。1万円単位、10万円単位に分割すると、
債券は流通し易くなる。
【0016】(ニ)において、債券を発行するにあたっ
て重要なのはその債券の安全性、信頼性である。元本割
れ、債券無効等の債券に対する不安が高ければ、債券を
購入しようと思う者はいなくなるので、債券の保証は絶
対不可欠である。債券を保証することにより、もし仮に
ローン債務者が自己破産、失踪、支払不能、支払遅滞に
陥っても、保証機関が債券購入者に対し定期的な利子を
支払い、債券償還日には債券を額面で買い戻すことが確
約できる。債券は通常、債券発行金融機関が保証する。
債券発行金融機関は、ローン債務者の所有する資産に抵
当権を設定し、これを担保に債券を発行しこれを保証す
る。あるいは、債券発行金融機関と提携した保証会社
が、債券を保証することもできる。ローン債務者は資金
借入時に保証人をたてる代わりに、保証料を支払い保証
会社に保証を依頼することもある。この場合、保証会社
が発行債券を保証することもできる。また、別の保証方
法として不動産販売業者、自動車販売代理店等の資産販
売業者が債券を保証しても良い。販売業者は顧客が商品
を買い易くするため、ローンを借り易くした方が良い。
低金利が適用できる本発明の債券を利用するために、自
らが債券を保証する。資産販売業者は子会社、関連会社
をつくり、債券の発行、販売、保証をしても良いし、提
携会社に債券の発行、販売だけ依頼し、債券の保証は資
産販売業者が独自で行っても良い。本発明のローン方法
においても、通常、資産を担保にし抵当権を設定する。
よって、抵当権者が発行債券を保証することもできる。
抵当権者は普通、金融機関や保証会社、資産販売業者等
であるが、個人や法人も抵当権者になりうる。では、債
券の保証は誰がすれば一番良いのか。債券購入者にとっ
て一番安心なのは、国、自治体等が債券を保証すること
である。同じく、公庫や郵便局、日銀、等の公的機関が
保証しても信頼度は高い。また、債券の安全性、信頼性
を高めるために、保険を適用するというのも一つの手で
ある。債券は現金ではないので、多少のリスクが伴う。
このリスクを回避するために、債券に保険を付与するの
である。例えば、ローン債務者の返済が滞ったとしても
債券の利子払いを保険が保障したり、保証会社の倒産時
にも債券の額面金額を保険により保障する。
【0017】(ホ)において、本発明のローン方法は新
たに資産を購入するときだけに限定されるべきではな
い。不動産、自動車、物品、有価証券、特許等の資産を
既に所有している場合、これを担保に債券を発行しロー
ンを組むことも可能である。これにより本発明のローン
方法は、より多様性が増し流通しやすくなる。
【0018】(ヘ)において、本発明のローン方法は特
に担保を必要としない場合も考えられる。たとえば、カ
ードローン等の少額のローンおよび保証人貸し、信用貸
し等無担保のローンを組む場合においても、債券を保証
すれば本発明のローン方法は利用できる。このように、
本発明のローン方法は現在ある全てのローンに対して有
効である。
【0019】(ト)において、本発明のローン方法を利
用するにあたって、該ローンの申込み、該債券の販売、
購入をインターネット等のオンライン取引を利用すると
より便利になる。オンライン取引が可能になれば、債券
発行時に金利等を逆オークションし、アクセスしてきた
金融機関、投資家のうち最も低い金利を提示した者に債
券を発行し売却できる。
【0020】
【発明の効果】よって、本発明のローン方法を利用する
ことにより、ローン債務者においてはより低金利でロー
ンを組むことができる。また、債券発行金融機関におい
ては貸出予定金額を容易に集めることができると同時
に、ローン債務者からの返済金を債券償還日まで運用で
きる。さらに、債券購入者においては通常の預貯金、定
期預金よりも有利な利子を受け取ることが出来る。この
ように、ローン債務者、債券発行金融機関、債券購入者
の三者が、それぞれ利益を受けることができる。今後、
多様化する金融市場において本発明のローン方法は、資
産運用の一つの形となるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態
【図2】本発明において公的機関が債券を保証する実施
の形態
【図3】本発明において資産販売業者が債券を保証する
実施の形態
【符号の説明】
1 投資機関 2 金融機関 3 ローン債務者 4 資産販売業者 5 資産 6 公的機関 7 資産販売業者子会社 8 債券 9A 債券代金 9B 貸出金 9C 資産代金 10A 返済金 10B 債券利子 11 抵当権 12 保証

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】不動産、自動車、物品、有価証券、特許等
    の資産を担保にしたローンで、金融機関が貸出資金の調
    達のためにローンを債券化し販売する方法において、 (a)前記金融機関はローンを借りようとする者が希望
    する金額を調達するために、一定期間後に額面金額が償
    還される利付債券を発行し、該債券を保証する。 (b)前記金融機関は発行した債券を個人投資家、法
    人、金融機関、投資機関等に販売する。 (c)前記債券発行金融機関は債券所有者に対しあらか
    じめ決められた一定の利子を支払い、該債券の償還期限
    経過後には該債券を額面金額において債券所有者から買
    い戻す。 (d)この間、該ローン債務者は前記債券発行金融機関
    に対しあらかじめ決められた返済金額、すなわち元本の
    一部に利子を加えたものを継続的に償還する。 (e)前記債券発行金融機関に買い戻された該債券は、
    額面金額と償還された元本を比較し、その差額を再び利
    付債券として販売する。 (f)(b)から(e)を該ローンの残債が無くなるま
    で繰り返す。 以上のごとく構成されたローン方法。
  2. 【請求項2】該ローン債務者が借入金を繰上償還しない
    ことを約束した請求項1のローン方法。
  3. 【請求項3】該債券の償還期限まで該ローン債務者が借
    入金を繰上償還しないことを約束した請求項1のローン
    方法。
  4. 【請求項4】該債券の償還期限までに該ローン債務者が
    借入金を繰上償還する場合、該債券の償還日までの利子
    に相当する金額を繰上償還金から減額して、元本から減
    額する請求項1のローン方法。
  5. 【請求項5】該債券の償還期限までに該ローン債務者が
    借入金を繰上償還する場合、該債券の償還日までの利子
    に相当する金額から該債券の償還日までの繰上償還金の
    運用益を減額して、元本から減額する請求項1のローン
    方法。
  6. 【請求項6】該債券を利子が無いかわりに利子相当額を
    あらかじめ割り引いて発行する割引債券とした請求項
    1、2、3、4、5のローン方法。
  7. 【請求項7】該債券を小口化した請求項1、2、3、
    4、5、6のローン方法。
  8. 【請求項8】該債券の保証を該債券発行機関、該債券販
    売機関、保証会社、前記資産販売業者、前記資産抵当権
    者、保険会社、公的機関のいずれかが行い、該ローン債
    務者があらかじめ決められた返済金額を返済しない場
    合、前記保証機関が該ローン債務者に代わって該返済金
    額を返済する請求項1、2、3、4、5、6、7のロー
    ン方法。
  9. 【請求項9】該債券の発行もしくは販売を該ローン債務
    者、該債券発行機関、金融機関、保証会社、前記資産販
    売業者、前記資産抵当権者、公的機関、証券会社、信託
    会社のいずれかが行う請求項1、2、3、4、5、6、
    7、8のローン方法。
  10. 【請求項10】前記利付債券の額面金額もしくは前記割
    引債券の発行時の割引価格を、該債券発行機関、該債券
    販売機関、該ローン債務者、金融機関、保証会社、前記
    資産販売業者、前記資産抵当権者、保険会社、公的機関
    のいずれかが保証した請求項1、2、3、4、5、6、
    7、8、9のローン方法。
  11. 【請求項11】該債券購入者の投資元本を該債券発行機
    関、該債券販売機関、該ローン債務者、金融機関、保険
    会社、前記資産販売業者、前記資産抵当権者、保険会
    社、公的機関のいずれかが保証した請求項1、2、3、
    4、5、6、7、8、9のローン方法。
  12. 【請求項12】該債券所有者の利子受け取り、該ローン
    債務者の返済、該債券額面金額、該債券の購入価格、前
    記保証機関の消滅、その他該債券によるあらゆるリスク
    のいずれかに対し、保険を付与した請求項1、2、3、
    4、5、6、7、8、9、10、11のローン方法。
  13. 【請求項13】該ローンにおいて既に所有する前記資産
    を担保に新たに物品を購入、もしくは新たにサービスを
    受ける請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、1
    0、11、12のローン方法。
  14. 【請求項14】該ローンにおいて、担保を必要としない
    請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、1
    1、12のローン方法。
  15. 【請求項15】該ローンの申込み、該債券の販売、購入
    をオンラインにて行う請求項1、2、3、4、5、6、
    7、8、9、10、11、12、13、14のローン方
    法。
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