JP2002229984A - 構造化文書処理装置、構造化文書処理方法およびコンピュータに構造化文書処理を実行させるためのプログラム - Google Patents

構造化文書処理装置、構造化文書処理方法およびコンピュータに構造化文書処理を実行させるためのプログラム

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JP2002229984A
JP2002229984A JP2001030259A JP2001030259A JP2002229984A JP 2002229984 A JP2002229984 A JP 2002229984A JP 2001030259 A JP2001030259 A JP 2001030259A JP 2001030259 A JP2001030259 A JP 2001030259A JP 2002229984 A JP2002229984 A JP 2002229984A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作成者側で判断した重要な要素を、利用者側
でも重要な要素として出力できること。 【解決手段】 PC100は、要素の重要度が前記構造
化文書記述言語により属性として指定された構造化文書
を入力する文書入力部101と、文書入力部101によ
り入力された構造化文書の要素の内容を出力可能に処理
する文書処理部103と、文書処理部103により前記
要素の内容を出力可能に処理させるか否かを、当該要素
の重要度に基づき制御する処理制御部105と、を具備
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、構造化文書処理装
置、構造化文書処理方法、コンピュータに構造化文書処
理を実行させるためのプログラムに関し、特に、構造化
文書記述言語で記述された文書を、文書を構成する要素
の重要度に基づいて表示または印刷する構造化文書処理
装置、構造化文書処理方法および、コンピュータに構造
化文書処理を実行させるためのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インターネット環境の発展により
HTML(HyperText Markup Lan
guage)、XML(eXtensible Mar
kupLanguage:拡張可能な印付け言語)など
に代表される構造化文書記述言語が広く利用されてい
る。
【0003】構造化文書記述言語とは、構造化文書を記
述するための規約である。構造化文書は、要素の集合か
らなり、各要素は、タグと要素の内容とから構成され
る。要素の内容とは、構造化文書の作成者が表示させた
いと考える文書や図形などの構造化文書の実体的部分を
いう。タグとは、その要素の内容を表示する際のフォン
トの大きさなど、その要素の出力態様ないし属性を指定
する構造化文書の規約的部分をいう。
【0004】構造化文書の作成者は、出力させたい要素
の内容に、タグという印付けをおこない、構造化文書を
作成する。なお、要素の内容は、文字データや画像デー
タの他にも、音声データなどを含めることも可能であ
る。
【0005】HTMLとXMLの違いは利用可能なタグ
の種類にある。HTMLはあらかじめ定められた約80
種類のタグを使用する言語であるのに対し、XMLは文
書作成者が自由にタグの種類を設計可能な言語である。
【0006】図9は、HTMLで記述した文書情報、い
わゆるソースであり、図10は、XMLで記述した文書
情報(ソース)である。これらを、Internet
Explorler(マイクロソフト社の登録商標)や
Netscape Navigator(Netsca
pe Communications社の登録商標)と
いったブラウザで処理すると、図11に示した内容で出
力、すなわち、コンピュータ画面上に表示される。ま
た、一定の操作をおこなうことにより、プリンタから出
力、すなわち、印刷することもできる。なお、図10の
例では行番号を記したが、これは説明のために便宜的に
記したものであり実際に必要とされるものではない。
【0007】図11に示したように、図9もしくは図1
0に示したソースからはいずれも同一の出力が得られ
る。一方、図9および図10に示したように、同一の出
力結果を得るソースであっても、HTMLとXMLで
は、使用されているタグの種類が異なっていることが確
認できる。XMLは、HTMLと比較して、要素の内容
の出力態様ないし属性を詳細に記述できる点が大きく異
なる。従来では、構造化文書記述言語により、豊富なコ
ンテンツを閲覧者ないし利用者に提供することが可能で
あった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
は以下のような問題点があった。図11の例では、出力
すべき内容が少ないので、CRTなどの画面に表示する
場合は画面内に文書全体が表示可能であり、印刷装置な
どで印刷する場合はA4サイズの用紙1枚以内に印刷可
能である。しかしながら、出力すべき内容は一画面分も
しくは1ページ分に限られるわけではないので、この場
合は画面のスクロールが必要であったり、複数ページに
印刷する必要がある。
【0009】このとき、その出力内容を見る者の閲覧効
率や利用効率のため、必要な情報のみを選択して表示ま
たは印刷する技術が求められていた。たとえば、従来で
は、文字データや画像データのデータ量にしたがって、
重要度を判断し、重要度の高い文書内容を出力する技術
が知られている。
【0010】しかしながら、この判断は画一的であるた
め、要素それぞれが持つ意味に基づいた出力ができない
という問題点があった。換言すると、作成者の意図する
出力と、利用者の要求する出力とが必ずしも整合しない
という問題点があった。
【0011】また、特開平11―203100号「ネッ
トワークプリンタ及びネットワーク印刷方法」では、H
TMLで記述された文書情報から重要な要素を利用者側
が判断し選択する技術が開示されている。しかしなが
ら、この場合でもやはり、利用者側の選択のみに頼った
のであっては、作成者の意図する出力と、利用者の要求
する出力とが必ずしも整合しないという問題点があっ
た。たとえば、作成者側が画像データに重要な情報を記
述していても、利用者が文字データを持つ要素のみを重
要な項目として選択する場合が生じる。
【0012】また、従来の技術では、前述したように、
画一的な処理によって重要度が判断されていたので、作
成者が重要と意図した要素以外の要素も表示され、利用
者側の閲覧効率や利用効率が低くなるという問題点があ
った。
【0013】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て、作成者側で判断した重要な要素を、利用者側でも重
要な要素として出力できることを目的とする。
【0014】また、本発明は、閲覧効率ないし利用効率
を向上することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の構造化文書処理装置は、構造化
文書記述言語により記述された要素の内容を出力可能に
処理する構造化文書処理装置であって、要素の重要度が
前記構造化文書記述言語により属性として指定された構
造化文書を入力する構造化文書入力手段と、前記構造化
文書入力手段により入力された構造化文書の要素の内容
を出力可能に処理する構造化文書処理手段と、前記構造
化文書処理手段により前記要素の内容を出力可能に処理
させるか否かを、当該要素の重要度に基づき制御する処
理制御手段と、を具備したことを特徴とする。すなわ
ち、請求項1にかかる発明は、構造化文書の作成者側で
設定した要素の重要度にしたがってその要素の内容を出
力するか否かを判断する。
【0016】また、請求項2に記載の構造化文書処理装
置は、請求項1に記載の構造化文書処理装置において、
前記処理制御手段により出力可能に処理された前記要素
の内容を出力する構造化文書出力手段を具備したことを
特徴とする。すなわち、請求項2にかかる発明は、構造
化文書の要素の内容を出力する。
【0017】また、請求項3に記載の構造化文書処理装
置は、請求項2に記載の構造化文書処理装置において、
前記構造化文書出力手段が、表示装置もしくは印刷装置
であることを特徴とする。すなわち、請求項3にかかる
発明は、作成者側で判断した重要な要素を利用者側でも
重要な要素として閲覧することができる構造化文書処理
装置を提供することができる。
【0018】また、請求項4に記載の構造化文書処理装
置は、請求項1、2または3に記載の構造化文書処理装
置において、前記重要度がランクにより順位づけられ、
前記処理制御手段が、前記構造化文書処理手段を制御し
て、所定のランクよりも高いランクの要素の内容を出力
可能に処理させることを特徴とする。すなわち、請求項
4にかかる発明は、あらかじめ選択された重要な要素に
より構成される文書を閲覧可能に処理する。
【0019】また、請求項5に記載の構造化文書処理装
置は、請求項4に記載の構造化文書処理装置において、
前記ランクを指定するランク指定手段を具備し、前記処
理制御手段が、前記構造化文書処理手段を制御して、前
記ランク指定手段により指定されたランクよりも高いラ
ンクの要素の内容を出力可能に処理させることを特徴と
する。すなわち、請求項5にかかる発明は、利用者側で
重要度を選択できる。
【0020】また、請求項6に記載の構造化文書処理装
置は、請求項4または5に記載の構造化文書処理装置に
おいて、前記処理制御手段が、前記構造化文書処理手段
を制御して、前記ランクの高い順から要素の内容を出力
可能に順次処理させることを特徴とする。すなわち、請
求項6にかかる発明は、構造化文書中最もランクの高い
要素の内容を出力し、その後順次ランクの低い要素を出
力する。
【0021】また、請求項7に記載の構造化文書処理方
法は、構造化文書記述言語により記述された要素の内容
を出力可能に処理する構造化文書処理方法であって、要
素の重要度が前記構造化文書記述言語により属性として
指定された構造化文書を入力する構造化文書入力工程
と、前記構造化文書入力工程で入力された構造化文書の
要素の内容を出力可能に処理する構造化文書処理工程
と、前記構造化文書処理工程で前記要素の内容を出力可
能に処理させるか否かを、当該要素の重要度に基づき制
御する処理制御工程と、前記処理制御工程で出力可能に
処理された前記要素の内容を出力する構造化文書出力工
程と、を含んだことを特徴とする。すなわち、請求項7
にかかる発明は、構造化文書の作成者側で設定した要素
の重要度にしたがってその要素の内容を出力するか否か
を判断する。
【0022】また、請求項8に記載の構造化文書処理方
法は、請求項7に記載の構造化文書処理方法において、
前記構造化文書出力工程では、表示装置もしくは印刷装
置を介して前記要素の内容を出力することを特徴とす
る。すなわち、請求項8にかかる発明は、作成者側で判
断した重要な要素を利用者側でも重要な要素として閲覧
することができる構造化文書処理方法を提供することが
できる。
【0023】また、請求項9に記載の構造化文書処理方
法は、請求項7または8に記載の構造化文書処理方法に
おいて、前記重要度がランクにより順位づけられ、前記
処理制御工程では、前記構造化文書処理工程で所定のラ
ンクよりも高いランクの要素の内容を出力可能に処理す
るように制御することを特徴とする。すなわち、請求項
9にかかる発明は、あらかじめ選択された重要な要素に
より構成される文書を閲覧可能に処理する。
【0024】また、請求項10に記載の構造化文書処理
方法は、請求項9に記載の構造化文書処理方法におい
て、前記ランクを指定するランク指定工程を含み、前記
出力制御工程では、前記ランク指定工程で指定されたラ
ンクよりも高いランクの要素の内容を前記構造化文書処
理工程で出力可能に処理するように制御することを特徴
とする。すなわち、請求項10にかかる発明は、利用者
側で重要度を選択できる。
【0025】また、請求項11に記載の構造化文書処理
方法は、請求項9または10に記載の構造化文書処理方
法において、前記処理制御工程では、前記構造化文書処
理工程で前記ランクの高い順から要素の内容を出力可能
に順次処理するように制御することを特徴とする。すな
わち、請求項10にかかる発明は、構造化文書中最もラ
ンクの高い要素の内容を出力し、その後順次ランクの低
い要素を出力する。
【0026】また、請求項12に記載のプログラムは、
構造化文書記述言語により記述された要素の内容を出力
可能に処理するプログラムであって、コンピュータを、
要素の重要度が前記構造化文書記述言語により属性とし
て指定された構造化文書を入力する構造化文書入力手段
と、前記構造化文書入力手段により入力された構造化文
書の要素の内容を出力可能に処理する構造化文書処理手
段と、前記構造化文書処理手段により前記要素の内容を
出力可能に処理させるか否かを、当該要素の重要度に基
づき制御する処理制御手段として機能させることを特徴
とする。すなわち、請求項12にかかる発明は、構造化
文書の作成者側で設定した要素の重要度にしたがってそ
の要素の内容を出力するか否かを判断させる。
【0027】また、請求項13に記載のプログラムは、
請求項12に記載のプログラムにおいて、さらに、コン
ピュータを、前記処理制御手段により出力可能に処理さ
れた前記要素の内容を出力する構造化文書出力手段とし
て機能させるためのプログラムを含んだことを特徴とす
る。すなわち、請求項13にかかる発明は、構造化文書
の要素の内容を出力させる。
【0028】また、請求項14に記載のプログラムは、
請求項12または13に記載のプログラムにおいて、前
記重要度がランクにより順位づけられ、前記処理制御手
段が、前記構造化文書処理手段を制御して、所定のラン
クよりも高いランクの要素の内容を出力可能に処理させ
ることを特徴とする。すなわち、請求項14にかかる発
明は、あらかじめ選択された重要な要素により構成され
る文書を閲覧可能に処理させる。
【0029】また、請求項15に記載のプログラムは、
請求項14に記載のプログラムにおいて、さらに、前記
ランクを入力するランク入力手段としてコンピュータを
機能させるためのプログラムを含み、前記出力制御手段
が、前記構造化文書処理手段を制御して、前記ランク指
定手段により指定されたランクよりも高いランクの要素
の内容を出力可能に処理させることを特徴とする。すな
わち、請求項15にかかる発明は、利用者側で重要度を
選択できる。
【0030】また、請求項16に記載のプログラムは、
請求項14または15に記載のプログラムにおいて、前
記処理制御手段が、前記構造化文書処理手段を制御し
て、前記ランクの高い順から要素の内容を出力可能に順
次処理させることを特徴とする。すなわち、請求項16
にかかる発明は、構造化文書中最もランクの高い要素の
内容を出力させ、その後順次ランクの低い要素を出力さ
せる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。 実施の形態1.実施の形態1では、構造化文書記述言語
としてXMLが使用された構造化文書を入力し、要素の
内容の重要度にしたがって、その内容を出力する構造化
文書処理装置を、パーソナルコンピュータ(PC)に適
用した例について説明する。ここでは、まず、構造化文
書について説明し、つぎに装置(PC)について説明す
る。
【0032】(構造化文書の構成例)構造化文書の構成
例として、重要度が文書型定義部で定義された構造化文
書について説明する。図1は、実施の形態1で使用され
る、重要度が属性として指定された構造化文書の例であ
る。構造化文書とは、前述したように、構造化文書記述
言語で記述された文書であり、要素の内容、すなわち、
文書作成者が伝達したい情報(文章、画像、音声など)
が、山パーレン<>で示されるタグで囲まれた文章であ
る。タグは要素の内容を表示する際のフォントの大きさ
など、その要素の出力態様ないし属性を指定する構造化
文書の規約的部分である。図1に示した例でいうと、d
oc、title、main等の文字列がタグである。
【0033】構造化文書は、XML宣言、文書型宣言、
文書エンティティの3つのブロックから構成される。図
1の例では、1行目がXML宣言、3〜15行目が文書
型宣言、17〜33行目が文書の実体的部分、すなわ
ち、文書作成者が閲覧者ないし利用者に伝達したい内容
をしるす部分である。なお、この文書の実体的部分を、
以降において適宜文書エンティティと称する。
【0034】つぎに、構造化文書の各ブロックについて
説明する。XML宣言とは、この構造化文書がXMLで
記述されていることを明示する宣言である。文書型宣言
とは、構造化文書に含まれる要素の属性や文書の論理構
造といった文書型定義がなされる宣言である。論理構造
とは、タグの入籠構造をいう。図2は、構造化文書のタ
グの入籠構造の一例を示した説明図である。図では、図
1に示した構造化文書のタグの入籠構造を示している。
図に示したように、タグ「doc」はルート(最上位の
要素の属性を示すタグ)に相当し、下位に、「titl
e」、「main」、「misc」を含んだ構造となっ
ている。
【0035】構造化文書は、換言すると、上述した論理
構造を持つ文章、すなわち、各要素の階層的な親子関係
を持つ文章であって、章、節などの階層関係を構成しや
すく設計されている文章ということができる。
【0036】文書型定義では要素の名前、要素間の親子
関係、子要素の出現順序、出現回数などを規定する。実
施の形態1のPCに入力する構造化文書では、さらに、
構造化文書を構成する要素の重要度が要素の属性として
定義されている。たとえば、図1に示したタグ「tit
le」の重要度は、<!ATTLIST titlev
iewpriority CDATA #FIXED
”level1”>のように、viewpriori
ty変数にlevel1を設定することによって定義さ
れている。
【0037】level1、level2、level
3は、viewpriority変数の値であり、重要
な順にlevel1、level2、level3とラ
ンクとして順位づけられている。同様の方法で、タグ
「sectiontitle」、「content
s」、「misc」についても重要度が定義されてい
る。なお、本実施例では、ATTLISTと呼ばれる属
性情報として重要度を定義しているが、他の方法として
はELEMENT、ENTITなどにおいて重要度を定
義することも可能である。以上のように文書型定義によ
り要素の重要度が定義される。
【0038】文書エンティティは出力させたい文書の実
体的内容を記述したブロックである。この文書エンティ
ティは、ルートとなる要素中で、始まりを示すタグ(開
始タグ)で始まり、終わりを示すタグ(終了タグ)で終
わる。全ての要素は開始タグ、終了タグを持ち、各要素
の内容は開始タグと終了タグの間に記述する。開始タグ
は<タグ名>、終了タグは</タグ名>と記述し、タグ
名には文書型定義で定義した要素の名前を用いる。たと
えばタグ「doc」の開始タグは「<doc>」、終了
タグは「</doc>」である。
【0039】以上説明したように、XMLを用いて記述
された構造化文書により、後述する構造化処理装置を用
いて、重要度に応じて出力スタイルを変更することが可
能となる。
【0040】(構造化文書処理装置の内容)つぎに、本
願発明の構造化文書処理装置をパーソナルコンピュータ
(PC)に適用した例を図面を参照しながら説明する。
図3は、本発明を実施する構造化文書処理装置をPCに
適用した例の機能ブロック図である。図4は、本発明を
実施するPCの構成例を示した説明図である。
【0041】PC100は、構造化文書を入力する文書
入力部101と、文書入力部101で入力された構造化
文書を格納する文書格納部102と、文書格納部102
に格納された構造化文書を出力可能に処理する文書処理
部103と、文書処理部103で処理された構造化文書
を実際に出力する文書出力部104と、構造化文書の要
素の重要度に応じて、その要素の内容を出力させるか否
かを制御する処理制御部105と、どの重要度まで出力
させるかを指定する重要度指定部106と、を有する。
なお、出力とは、表示、印刷、スピーカからの音声出力
など、人間の五官により知覚可能に処理されたものすべ
てを含む。
【0042】ハードウェア構成としては、PC100
は、構造化文書を出力可能に変換処理するCPU201
(図4参照)と、CPU201のワークエリアであるR
AM202と、OSを含み様々なソフトウェアを格納
し、また、構造化文書を含み様々なファイルを格納する
ハードディスク203と、構造化文書を出力するCRT
204と、CRT204の出力制御をおこなうビデオカ
ード205と、構造化文書を印刷するプリンタ206
と、各種の指示をおこなうキーボード207と、プリン
タ206やキーボード207の入出力を制御するI/F
208と、インターネットに接続しWebサーバから構
造化文書ファイルを入力するモデム209と、を有す
る。
【0043】また、ハードディスク203は、PC10
0の基本動作を制御するOS231と、構造化文書を解
析し、出力可能に処理するプログラムであるXML解析
アプリケーション232と、プリンタドライバ233
と、ブラウザ234と、を有する。なお、使用の態様に
よっては、XML解析アプリケーション232は、ブラ
ウザ234やOS231に組み込まれていてもよい。ま
た、ブラウザ234はOS231に組み込まれていても
よい。
【0044】ハードディスク203は、さらに、図1に
示したような構造化文書を電子ファイルである構造化文
書ファイル235として格納する。ハードディスク20
3は、この他、構造化文書ファイル235にリンクの張
られている画像ファイル236、画像ファイル237お
よび音声ファイル238等を格納する。
【0045】つぎに、各部の内容を説明する。 (文書入力部101の内容)文書入力部101は、構造
化文書を入力する。入力とは、構造化文書をエディタを
用いて入力することを意味する場合もあれば、インター
ネット等を通じてWebサーバから入力することも意味
する。また、ハードディスクに203に格納された構造
化文書ファイルを読み出すことであってもよい。すなわ
ち、入力とは、PC100内に構造化文書が作成ないし
取り込まれることを意味する。文書入力部101は、モ
デム209とOS231もしくはキーボード207によ
りその機能を実現することができる。
【0046】(文書格納部102の内容)文書格納部1
02は、ハードディスク203およびRAM202によ
りその機能を実現することができる。また、ハードディ
スク203やRAM202以外でも、CD−ROM、M
Oなどによりその機能を実現することができる。なお、
構造化文書は、テキスト文書を入力するいわゆるエディ
タを用いて作成することができる。また、専用のエディ
ット機能を持つエディタを利用し、文書型定義で規定さ
れた論理構造にしたがって文書を作成することもでき
る。
【0047】(文書処理部103の内容)文書処理部1
03は、構造化文書をCRT204やプリンタ206で
出力可能に処理する。具体的には、ファイルの内容を順
次読み込み、まず、読み込んだファイルがXMLで記述
されているかを調べ、XMLで記述されている場合は、
構文解析処理をおこなう。構文解析処理は、具体的に
は、まず、タグと要素の内容が混在した文書エンティテ
ィを文書型定義で規定された規則を基にタグと要素の内
容に分離し、構文解析木と呼ばれる図2に示したような
木構造に振り分け管理する。
【0048】すなわち、木構造の各節を、タグ、属性、
要素の内容を一組として管理する。このとき、つぎに説
明する処理制御部105で使用する重要度に関する情報
も、対応する節の属性情報として管理する。たとえば、
「title」というタグの重要度を表すviewpr
iority属性の値はlevel1として最高ランク
の要素の内容として管理する。文書処理部103は、各
要素を木構造に振り分けた後、CRT204やプリンタ
206で出力可能に処理する。文書処理部103は、O
S231、XML解析アプリケーション232、プリン
タドライバ233、ブラウザ234、CPU201によ
りその機能を実現することができる。
【0049】(処理制御部105の内容)処理制御部1
05は、構文解析木を参照し、重要度に基づいて表示ま
たは印刷すべき要素を選択、すなわち出力制御する。処
理制御部105は、プログラムを実行することによって
処理を実施する。図2に示したように構文解析木の節に
はviewpriority属性の値が記録されてあ
り、処理制御部105は構文解析木のなかから所定のラ
ンクよりも高い属性値を持つ要素を選択する。たとえ
ば、level1、level2の要素だけを選択する
と、選択される要素は、title、sectiont
itle、miscに含まれる要素となる。したがって
この場合には、処理制御部の制御により、文書出力部か
らの出力結果は、図5に示したごとくになる。処理制御
部105は、XML解析アプリケーション232により
その機能を実現することができる。
【0050】なお、要素の内容の出力制御に関しては、
重要度を利用者が指定できるようにしてもよい。これ
は、重要度指定部106によりおこなう。重要度指定部
106は、キーボード207によりその機能を実現する
ことができるが、この他、マウスやバーコードリーダな
どによって入力してもよい。
【0051】(文書出力部104の内容)文書出力部1
04は、文書処理部103で処理された文書をCRT2
04やプリンタ206から出力する部位である。構文解
析木において選択された要素を表示する際には、文書整
形の規則を定めたスタイルシートに沿って整形処理が実
施される。
【0052】図6は、CSS(Cascading S
tyle Sheets)と呼ばれるスタイルシートの
一例を示した図である。スタイルシートは、構造化文書
を構成する各要素の内容を出力する際の文字サイズ、フ
ォントの種類などを指定するシートである。指定は、各
タグに対しておこなう。図6の例では、タグ「titl
e」は24ポイントのフォントで太字に指定するもので
あり、タグ「sectiontitle」は18ポイン
トのフォントで太字、斜体に設定するものである。他の
要素についても必要に応じて指定することが可能である
がここでは省略する。以上のようなスタイルシートによ
り画面での表示、紙への印刷のための整形処理が文書処
理部103で実施され、整形された文書情報は文書出力
部104から出力される。
【0053】(構造化文書の処理の流れ)つぎに、PC
100の具体的な処理の流れを説明する。図7は、構造
化文書の処理の流れの一例を示したフローチャートであ
る。文書入力部101は、電子ファイルを入力データと
して読み込む(ステップS701)。電子ファイルは、
モデム209からインターネット経由で読み込んでもよ
いし、場合によっては、既にハードディスク203に格
納されているものを読み出してもよい。
【0054】つぎに、文書処理部103は、ファイルの
先頭を読み出し、入力した文書がXML文書ファイルで
あるか否かを判定する(ステップS702)。XML文
書でないときは(ステップS702:NO)、処理を終
了し、XML文書であるときは(ステップS702:Y
ES)、文書型宣言と文書エンティティを読み込み(ス
テップS703)、文書の構造を解析する(ステップS
704)。
【0055】文書の構造の解析処理は、まず、タグと要
素の内容とが混在した文書エンティティを文書型定義部
で規定された規則にしたがって、タグと要素の内容とに
分離する。分離された情報は構文解析木と呼ばれる図2
に示したような木構造により管理される。すなわち、木
構造の各節では、タグ、属性、要素の内容が一組となり
管理される。重要度に関する情報は対応する節の属性情
報として管理される。たとえば、「title」という
タグの重要度を表すviewpriority属性の値
はlevel1である。
【0056】処理制御部105は、重要度指定部106
により指定された重要度以上の重要度をもつ要素の内容
を処理するように文書処理部103を制御する(ステッ
プS705)。CRT204は処理された要素の内容を
出力する(ステップS706)。
【0057】以上説明したように、実施の形態1のPC
は、構造化文書の重要度にしたがって、要素の内容を出
力するので、文書作成者側で判断した重要な要素を、利
用者側でも重要な要素として出力することができる。こ
のとき、重要な要素の内容だけが出力されるので、短時
間にその内容を把握でき、閲覧効率ないし利用効率が上
昇する。
【0058】実施の形態2.実施の形態2では、重要度
の高い要素から順に表示する構造化文書処理装置をPC
に適用した例について説明する。なお、実施の形態2で
は、実施の形態1の構成部分と同一の構成部分について
は、その説明を省略し、特に断らない限り、同一の符号
を付することとする。
【0059】図8は、実施の形態2の構造化文書処理装
置をPCに適用した場合の構造化文書の処理の流れを示
したフローチャートである。文書入力部101は、電子
ファイルを入力データとして読み込む(ステップS80
1)。電子ファイルは、モデム209からインターネッ
ト経由で読み込んでもよいし、場合によっては、既にハ
ードディスク203に格納されているものを読み出して
もよい。
【0060】つぎに、文書処理部103は、ファイルの
先頭を読み出し、入力した文書がXML文書ファイルで
あるか否かを判定する(ステップS802)。XML文
書でないときは(ステップS802:NO)、処理を終
了し、XML文書であるときは(ステップS802:Y
ES)、文書型宣言と文書エンティティを読み込み(ス
テップS803)、文書の構造を解析する(ステップS
804)。なお、文書の構造の解析処理は、前述したよ
うに、構文解析木により管理される。
【0061】重要度指定部106は、ユーザすなわち構
造化文書の閲覧者ないし利用者によりキーボード207
を介して指定された重要度を処理制御部105に引き渡
す(ステップS805)。処理制御部105は、重要度
の最も高い要素の内容を出力可能に処理するように文書
処理部103を制御する(ステップS806)。CRT
204は処理された要素の内容を出力する(ステップS
807)。
【0062】つづいて、処理制御部105は、ステップ
S805で設定された重要度まで要素の内容を出力可能
に処理したかを判断する(ステップS808)。設定さ
れた重要度まで出力処理していない場合(ステップS8
08:NO)、重要度がつぎに高い要素を出力可能に処
理する(ステップS809)。設定された重要度すべて
を出力処理した場合(ステップS808:YES)、一
連の処理を終了する。
【0063】この様に重要度の高い順に順次出力処理す
ることにより、閲覧効率ないし利用効率を向上させるこ
とが可能となる。たとえば、情報量の特に多い文書情報
の表示には数秒〜数十秒の時間がかかっていたが、本実
施の形態の処理により、重要度が大きい順に順次表示さ
れることとなる。また、利用者側が表示または印刷処理
時に選択する項目を柔軟に選択可能となる。たとえば最
も重要な項目のみを表示または印刷したい場合や、ある
程度詳しく表示、印刷したい場合や、全ての情報を印刷
したい場合などに、それぞれに応じた印刷項目を選択可
能となる。
【0064】なお、CRT204への出力は、まず、重
要度の最も高い要素の内容を出力し、その直後に、重要
度のつぎに高い要素の内容を出力するように制御しても
よい。また、重要度が低くなるにつれて行を補間するよ
うに出力制御してもよい。なお、この場合は、CPU2
01が高速である場合は、一瞬にしてすべての要素の内
容が出力されてしまうので、図示しないマウスのクリッ
ク操作によって補間表示させるようにしてもよい。
【0065】なお、本実施の形態1または2で説明した
構造化文書の処理は、あらかじめ用意されたプログラム
をパーソナル・コンピューターやワークステーション等
のコンピュータで実行することにより実現することがで
きる。すなわち、本発明は、コンピュータ上で単一のソ
フトウェア処理により実施することも可能である。この
ソフトウェア処理はコンピュータプログラムにより実現
され、フロッピー(登録商標)ディスクやCD−RO
M、ハードディスクなどの記録媒体に保存し、必要に応
じてコンピュータに読み込み実行する。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の構造化文
書処理装置(請求項1)は、構造化文書記述言語により
記述された要素の内容を出力可能に処理する構造化文書
処理装置であって、構造化文書入力手段が、要素の重要
度が前記構造化文書記述言語により属性として指定され
た構造化文書を入力し、構造化文書処理手段が、前記構
造化文書入力手段により入力された構造化文書の要素の
内容を出力可能に処理し、処理制御手段が、前記構造化
文書処理手段により前記要素の内容を出力可能に処理さ
せるか否かを、当該要素の重要度に基づき制御するの
で、構造化文書の作成者側で設定した要素の重要度にし
たがってその要素の内容を出力するか否かを判断でき、
これにより、作成者側で判断した重要な要素を、利用者
側でも重要な要素として出力できる構造化文書処理装置
を提供することが可能となる。
【0067】また、本発明の構造化文書処理装置(請求
項2)は、請求項1に記載の構造化文書処理装置におい
て、構造化文書出力手段が、前記処理制御手段により出
力可能に処理された前記要素の内容を出力するので、構
造化文書の要素の内容を出力でき、これにより、作成者
側で判断した重要な要素を、利用者側でも重要な要素と
して出力する構造化文書処理装置を提供することが可能
となる。
【0068】また、本発明の構造化文書処理装置(請求
項3)は、請求項2に記載の構造化文書処理装置におい
て、前記構造化文書出力手段が、表示装置もしくは印刷
装置であるので、作成者側で判断した重要な要素を利用
者側でも重要な要素として閲覧することができる構造化
文書処理装置を提供することが可能となる。
【0069】また、本発明の構造化文書処理装置(請求
項4)は、請求項1、2または3に記載の構造化文書処
理装置において、前記重要度がランクにより順位づけら
れ、前記処理制御手段が、前記構造化文書処理手段を制
御して、所定のランクよりも高いランクの要素の内容を
出力可能に処理させるので、あらかじめ選択された重要
な情報により構成される文書を閲覧可能に処理でき、こ
れにより、作成者側で判断した重要な要素を、利用者側
でも重要な要素として出力できる構造化文書処理装置を
提供することが可能となる。
【0070】また、本発明の構造化文書処理装置(請求
項5)は、請求項4に記載の構造化文書処理装置におい
て、前記ランクを指定するランク指定手段を具備し、前
記処理制御手段が、前記構造化文書処理手段を制御し
て、前記ランク指定手段により指定されたランクよりも
高いランクの要素の内容を出力可能に処理させるので、
利用者側で重要度を選択でき、これにより、利用者側の
閲覧効率や利用効率を向上させる構造化文書処理装置を
提供することが可能となる。
【0071】また、本発明の構造化文書処理装置(請求
項6)は、請求項4または5に記載の構造化文書処理装
置において、前記処理制御手段が、前記構造化文書処理
手段を制御して、前記ランクの高い順から要素の内容を
出力可能に順次処理させるので、構造化文書中最もラン
クの高い要素の内容を出力し、その後順次ランクの低い
要素を出力でき、これにより、利用者側の閲覧効率や利
用効率を向上させる構造化文書処理装置を提供すること
が可能となる。
【0072】また、本発明の構造化文書処理方法(請求
項7)は、構造化文書記述言語により記述された要素の
内容を出力可能に処理する構造化文書処理方法であっ
て、構造化文書入力工程では、要素の重要度が前記構造
化文書記述言語により属性として指定された構造化文書
を入力し、構造化文書処理工程では、前記構造化文書入
力工程で入力された構造化文書の要素の内容を出力可能
に処理し、処理制御工程では、前記構造化文書処理工程
で前記要素の内容を出力可能に処理させるか否かを、当
該要素の重要度に基づき制御し、構造化文書出力工程で
は、前記処理制御工程で出力可能に処理された前記要素
の内容を出力するので、構造化文書の作成者側で設定し
た要素の重要度にしたがってその要素の内容を出力する
か否かを判断でき、これにより、作成者側で判断した重
要な要素を、利用者側でも重要な要素として出力できる
構造化文書処理方法を提供することが可能となる。
【0073】また、本発明の構造化文書処理方法(請求
項8)は、請求項7に記載の構造化文書処理方法におい
て、前記構造化文書出力工程では、表示装置もしくは印
刷装置を介して前記要素の内容を出力するので、作成者
側で判断した重要な要素を利用者側でも重要な要素とし
て閲覧することができる構造化文書処理方法を提供する
ことが可能となる。
【0074】また、本発明の構造化文書処理方法(請求
項9)は、請求項7または8に記載の構造化文書処理方
法において、前記重要度がランクにより順位づけられ、
前記処理制御工程では、前記構造化文書処理工程で所定
のランクよりも高いランクの要素の内容を出力可能に処
理するように制御するので、あらかじめ選択された重要
な要素により構成される文書を閲覧可能に処理でき、こ
れにより、作成者側で判断した重要な要素を、利用者側
でも重要な要素として出力できる構造化文書処理方法を
提供することが可能となる。
【0075】また、本発明の構造化文書処理方法(請求
項10)は、請求項9に記載の構造化文書処理方法にお
いて、前記ランクを指定するランク指定工程を含み、前
記出力制御工程では、前記ランク指定工程で指定された
ランクよりも高いランクの要素の内容を前記構造化文書
処理工程で出力可能に処理するように制御するので、利
用者側で重要度を選択でき、これにより、利用者側の閲
覧効率や利用効率を向上させる構造化文書処理方法を提
供することが可能となる。
【0076】また、本発明の構造化文書処理方法(請求
項11)は、請求項9または10に記載の構造化文書処
理方法において、前記処理制御工程では、前記構造化文
書処理工程で前記ランクの高い順から要素の内容を出力
可能に順次処理するように制御するので、構造化文書中
最もランクの高い要素の内容を出力し、その後順次ラン
クの低い要素を出力でき、これにより、利用者側の閲覧
効率や利用効率を向上させる構造化文書処理方法を提供
することが可能となる。
【0077】また、本発明のプログラム(請求項12)
は、構造化文書記述言語により記述された要素の内容を
出力可能に処理するプログラムであって、コンピュータ
を、要素の重要度が前記構造化文書記述言語により属性
として指定された構造化文書を入力する構造化文書入力
手段と、前記構造化文書入力手段により入力された構造
化文書の要素の内容を出力可能に処理する構造化文書処
理手段と、前記構造化文書処理手段により前記要素の内
容を出力可能に処理させるか否かを、当該要素の重要度
に基づき制御する処理制御手段として機能させるので、
構造化文書の作成者側で設定した要素の重要度にしたが
ってその要素の内容を出力するか否かを判断させること
ができ、これにより、作成者側で判断した重要な要素
を、利用者側でも重要な要素として出力させるプログラ
ムを提供することが可能となる。
【0078】また、本発明のプログラム(請求項13)
は、請求項12に記載のプログラムにおいて、さらに、
コンピュータを、前記処理制御手段により出力可能に処
理された前記要素の内容を出力する構造化文書出力手段
として機能させるためのプログラムを含んだので、構造
化文書の要素の内容を出力させることができ、これによ
り、作成者側で判断した重要な要素を、利用者側でも重
要な要素として出力させるプログラムを提供することが
可能となる。
【0079】また、本発明のプログラム(請求項14)
は、請求項12または13に記載のプログラムにおい
て、前記重要度がランクにより順位づけられ、前記処理
制御手段が、前記構造化文書処理手段を制御して、所定
のランクよりも高いランクの要素の内容を出力可能に処
理させるので、あらかじめ選択された重要な要素により
構成される文書を閲覧可能に処理させることができ、こ
れにより、作成者側で判断した重要な要素を、利用者側
でも重要な要素として出力させるプログラムを提供する
ことが可能となる。
【0080】また、本発明のプログラム(請求項15)
は、請求項14に記載のプログラムにおいて、さらに、
前記ランクを入力するランク入力手段としてコンピュー
タを機能させるためのプログラムを含み、前記出力制御
手段が、前記構造化文書処理手段を制御して、前記ラン
ク指定手段により指定されたランクよりも高いランクの
要素の内容を出力可能に処理させるので、利用者側で重
要度を選択でき、これにより、利用者側の閲覧効率や利
用効率を向上させるプログラムを提供することが可能と
なる。
【0081】また、本発明のプログラム(請求項16)
は、請求項14または15に記載のプログラムにおい
て、前記処理制御手段が、前記構造化文書処理手段を制
御して、前記ランクの高い順から要素の内容を出力可能
に順次処理させるので、構造化文書中最もランクの高い
要素の内容を出力させ、その後順次ランクの低い要素を
出力させることができ、これにより、利用者側の閲覧効
率や利用効率を向上させるプログラムを提供することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1で使用される、重要度が属性とし
て指定された構造化文書の例である。
【図2】構造化文書のタグの入籠構造の一例を示した説
明図である。
【図3】実施の形態1の構造化文書処理装置をPCに適
用した例の機能ブロック図である。
【図4】実施の形態1の発明をを実施するPCの構成例
を示した説明図である。
【図5】図1に示される構造化文書のlevel1、l
evel2の要素を選択した出力例を示した図である。
【図6】CSS(Cascading Style S
heets)と呼ばれるスタイルシートの一例を示した
図である。
【図7】実施の形態1の構造化文書処理装置をPCに適
用した場合の構造化文書の処理の流れの一例を示したフ
ローチャートである。
【図8】実施の形態2の構造化文書処理装置をPCに適
用した場合の構造化文書の処理の流れを示したフローチ
ャートである。
【図9】HTMLで記述したソースの例を示した説明図
である。
【図10】XMLで記述したソースの例を示した説明図
である。
【図11】図9または図10で示したソースに基づいて
構造化文書を出力した例である。
【符号の説明】
101 文書入力部 102 文書格納部 103 文書処理部 104 文書出力部 105 処理制御部 106 重要度指定部 203 ハードディスク 206 プリンタ 207 キーボード 209 モデム 232 XML解析アプリケーション 234 ブラウザ 235 構造化文書ファイル

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造化文書記述言語により記述された要
    素の内容を出力可能に処理する構造化文書処理装置であ
    って、 要素の重要度が前記構造化文書記述言語により属性とし
    て指定された構造化文書を入力する構造化文書入力手段
    と、 前記構造化文書入力手段により入力された構造化文書の
    要素の内容を出力可能に処理する構造化文書処理手段
    と、 前記構造化文書処理手段により前記要素の内容を出力可
    能に処理させるか否かを、当該要素の重要度に基づき制
    御する処理制御手段と、 を具備したことを特徴とする構造化文書処理装置。
  2. 【請求項2】 前記処理制御手段により出力可能に処理
    された前記要素の内容を出力する構造化文書出力手段を
    具備したことを特徴とする請求項1に記載の構造化文書
    処理装置。
  3. 【請求項3】 前記構造化文書出力手段は、表示装置も
    しくは印刷装置であることを特徴とする請求項2に記載
    の構造化文書処理装置。
  4. 【請求項4】 前記重要度はランクにより順位づけら
    れ、前記処理制御手段は、前記構造化文書処理手段を制
    御して、所定のランクよりも高いランクの要素の内容を
    出力可能に処理させることを特徴とする請求項1、2ま
    たは3に記載の構造化文書処理装置。
  5. 【請求項5】 前記ランクを指定するランク指定手段を
    具備し、前記処理制御手段は、前記構造化文書処理手段
    を制御して、前記ランク指定手段により指定されたラン
    クよりも高いランクの要素の内容を出力可能に処理させ
    ることを特徴とする請求項4に記載の構造化文書処理装
    置。
  6. 【請求項6】 前記処理制御手段は、前記構造化文書処
    理手段を制御して、前記ランクの高い順から要素の内容
    を出力可能に順次処理させることを特徴とする請求項4
    または5に記載の構造化文書処理装置。
  7. 【請求項7】 構造化文書記述言語により記述された要
    素の内容を出力可能に処理する構造化文書処理方法であ
    って、 要素の重要度が前記構造化文書記述言語により属性とし
    て指定された構造化文書を入力する構造化文書入力工程
    と、 前記構造化文書入力工程で入力された構造化文書の要素
    の内容を出力可能に処理する構造化文書処理工程と、 前記構造化文書処理工程で前記要素の内容を出力可能に
    処理させるか否かを、当該要素の重要度に基づき制御す
    る処理制御工程と、 前記処理制御工程で出力可能に処理された前記要素の内
    容を出力する構造化文書出力工程と、 を含んだことを特徴とする構造化文書処理方法。
  8. 【請求項8】 前記構造化文書出力工程では、表示装置
    もしくは印刷装置を介して前記要素の内容を出力するこ
    とを特徴とする請求項7に記載の構造化文書処理方法。
  9. 【請求項9】 前記重要度はランクにより順位づけら
    れ、前記処理制御工程では、前記構造化文書処理工程で
    所定のランクよりも高いランクの要素の内容を出力可能
    に処理するように制御することを特徴とする請求項7ま
    たは8に記載の構造化文書処理方法。
  10. 【請求項10】 前記ランクを指定するランク指定工程
    を含み、前記出力制御工程では、前記ランク指定工程で
    指定されたランクよりも高いランクの要素の内容を前記
    構造化文書処理工程で出力可能に処理するように制御す
    ることを特徴とする請求項9に記載の構造化文書処理方
    法。
  11. 【請求項11】 前記処理制御工程では、前記構造化文
    書処理工程で前記ランクの高い順から要素の内容を出力
    可能に順次処理するように制御することを特徴とする請
    求項9または10に記載の構造化文書処理方法。
  12. 【請求項12】 構造化文書記述言語により記述された
    要素の内容を出力可能に処理するプログラムであって、 コンピュータを、 要素の重要度が前記構造化文書記述言語により属性とし
    て指定された構造化文書を入力する構造化文書入力手段
    と、 前記構造化文書入力手段により入力された構造化文書の
    要素の内容を出力可能に処理する構造化文書処理手段
    と、 前記構造化文書処理手段により前記要素の内容を出力可
    能に処理させるか否かを、当該要素の重要度に基づき制
    御する処理制御手段として機能させることを特徴とする
    プログラム。
  13. 【請求項13】 さらに、コンピュータを、前記処理制
    御手段により出力可能に処理された前記要素の内容を出
    力する構造化文書出力手段として機能させるためのプロ
    グラムを含んだことを特徴とする請求項12に記載のプ
    ログラム。
  14. 【請求項14】 前記重要度はランクにより順位づけら
    れ、前記処理制御手段は、前記構造化文書処理手段を制
    御して、所定のランクよりも高いランクの要素の内容を
    出力可能に処理させることを特徴とする請求項12また
    は13に記載のプログラム。
  15. 【請求項15】 さらに、前記ランクを入力するランク
    入力手段としてコンピュータを機能させるためのプログ
    ラムを含み、前記出力制御手段は、前記構造化文書処理
    手段を制御して、前記ランク指定手段により指定された
    ランクよりも高いランクの要素の内容を出力可能に処理
    させることを特徴とする請求項14に記載のプログラ
    ム。
  16. 【請求項16】 前記処理制御手段は、前記構造化文書
    処理手段を制御して、前記ランクの高い順から要素の内
    容を出力可能に順次処理させることを特徴とする請求項
    14または15に記載のプログラム。
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