JP2002229682A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JP2002229682A
JP2002229682A JP2001030717A JP2001030717A JP2002229682A JP 2002229682 A JP2002229682 A JP 2002229682A JP 2001030717 A JP2001030717 A JP 2001030717A JP 2001030717 A JP2001030717 A JP 2001030717A JP 2002229682 A JP2002229682 A JP 2002229682A
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Takashi Amari
隆 甘利
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Abstract

(57)【要約】 【目的】出荷した後では内部データの解析を不可能にす
ることで電子決済等に用いられるデータが盗まれる可能
性を無くし、電子機器製造時の量産工程には何ら支障を
生じることのない電子機器を提供する。 【構成】筐体の開閉を検知できる筐体開閉検知SW(1)
と、筐体の開閉回数を計測する開閉カウンタ(2) と、メ
イン電池(11)を管理するメイン電源管理(10)と、機器の
非動作時に記憶手段の内容を保持するサブ2次電池(8)
と、サブ2次電池の電圧低下を検出する電池切れフラグ
(5) と、を備え、一旦筐体を閉めて出荷した後に筐体を
開けると2度と起動しなくなるように、開閉カウンタ
(2) の開閉回数に基づいてメイン電池(11)を管理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部情報保護シス
テムを有する電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子決裁等が普及するに伴い、使
用される電子機器及びシステムのセキュリティが重要視
されるようになってきた。特に、携帯可能な電子機器を
用いた電子決裁システムの場合、電子機器自体を盗んで
内蔵データを読み出すことにより、顧客情報や金銭情報
などの機密事項が流出してしまう危険性が考えられる。
そのため、万が一電子機器が盗まれて第3者の手に渡っ
ても操作できないように、電子機器の起動時にパスワー
ドを要求したり、特別なキーオペレーションを設けたり
することで、プロテクトを図ることを考えられてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、確率は低いと
はいえ、オペレータがキーを適当に押していると偶然に
起動してしまう可能性があり、この点を考慮すると、こ
の種のパスワードによるセキュリティでは不十分だと言
える。また、どんなに複雑なパスワードやキーオペレー
ションを用意したとしても、盗んだ電子機器を分解して
内蔵メモリを外し、そこからデータを吸い出してプログ
ラムを解析することにより前記パスワードやキーオペレ
ーションを割り出すことは、困難ではあるが技術的に可
能なことである。そのため、機器を分解しても中身を解
析できないような根本的な対策が必要となってきた。
【0004】本発明はこのような技術的課題に鑑みてな
されたものであり、本発明の目的は、出荷した後では内
部データの解析を不可能にすることで、電子決済等に用
いられるデータが盗まれる可能性を無くすことができ、
かつ、電子機器製造時の量産工程に支障を生じることも
ない、電子機器を提供することである。
【0005】
【課題解決のための手段】本発明(請求項1)に係る電
子機器は、上記目的を達成するため、筐体の開閉を検知
できる筐体開閉検知手段と、前記筐体開閉検知手段から
の信号を開閉回数として計測できる開閉回数計測手段
と、機器が動作する際に必要な電源を供給する主電源手
段と、前記主電源手段を管理する電源管理手段と、を備
え、一旦筐体を閉めて出荷した後に該筐体を開けると2
度と起動しなくなるように、前記開閉回数計測手段の開
閉回数に基づいて前記主電源手段を管理することを特徴
とする。
【0006】請求項2の発明は、上記構成において、機
器が非動作状態の時に記憶手段の内容を保持する補助電
源手段と、前記補助電源手段からの電源供給がなくなっ
たことを検出する電圧低下検出手段と、を具備し、前記
電圧低下検出手段が前記補助電源手段の電圧低下を検出
した場合に、前記開閉回数計測手段の開閉回数に基づい
て前記主電源手段を管理する構成とすることにより、一
層効率よく上記目的を達成するものである。
【0007】
【作用】本発明は、上記構成を採用することにより、工
場で電子機器を製造する時のように筐体を開けた状態で
作業を行わなければならない時には、何の制限もなく機
器を動作させることが可能であるが、一旦筐体を閉めて
出荷した後に電子機器の筐体を開ける場合には、電子機
器が2度と起動しなくなるようになり、機器の内部デー
タの解析が不可能になる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。なお、各図面を通して同一符号は
同一又は対応部分を示すものである。図1は本発明を適
用した電子機器の一実施例の内部構成の概略を示すブロ
ック図である。本実施例では、電子機器が携帯型電子機
器である場合を例に挙げて説明する。図1において、筐
体開閉検知SW(1) は、筐体が開けられたことを検出す
るSW(スイッチ)であり、本携帯型電子機器の筐体を
閉じ状態に固定している締結ネジを緩めて裏蓋を表蓋か
ら外した時にOpen信号を出力するように構成されて
いる。筐体が開けられたことを検出した場合、筐体開閉
検知SW(1) は開閉カウンタ(2) に対し、割り込み信号
でその旨を伝える。
【0009】開閉カウンタ(2) は、後述するサブCPU
(6) に内蔵されているEEPROM内に設けられてお
り、筐体の開閉回数を計数する能力を持っている。ま
た、この開閉カウンタ(2) は、EEPROMに内蔵され
ていることにより、サブCPU(6) への電源供給が止ま
ってもその内容は保持され続ける。サブCPU(6) に内
蔵されている回数比較器(3) は、前記開閉カウンタ(2)
の値を調べ、その結果をメインCPU(9) 及び後述する
制御装置(4) へ報知する機能を持つ。この制御装置(4)
もサブCPU(6) に内蔵されている。つまり、この制御
装置(4) は、サブCPU(6) の中心的存在であり、筐体
の開閉回数や後述の電池切れフラグ(5) の値に基づいて
メインCPU(9) の電源管理を行うための総合的判断を
行う機能を持っている。
【0010】サブCPU(6) に内蔵されている電池切れ
フラグ(5) は、後述のサブCPU(6) に内蔵されたRA
Mの中に設けられている。具体的には、特定のデータが
書き込まれており、通常は後述のサブ2次電池(8) によ
り内容がバックアップされている。しかし、サブ2次電
池(8) に電池切れが起きた時には、この内容が保持され
なくなるので、この内容の変化を前記制御装置(4) で判
断することにより電池切れが発生したか否かを判別する
ことができる。以上説明した開閉カウンタ(2) 、回数比
較器(3) 、制御装置(4) 、電池切れフラグ(5) は、不図
示のROMやI/Fと共に、サブCPU(6) の中に内蔵
されている。なお、サブCPU(6) の外部から、これら
の内容を調べることは不可能である。
【0011】図1において、電源SW(7) は、本実施例
に係る携帯型電子機器の電源SW(電源スイッチ)であ
り、その指示信号は前記サブCPU(6) の制御装置(4)
に入力され、該サブCPU(6) 内で電源供給の許可があ
った時だけ後述のメイン電源管理(10)へ通電の指示が出
るように構成されている。サブ2次電池(8) は、サブC
PU(6) を動作させたり、該サブCPU(6) に内蔵され
たRAMをバックアップしたり、更に機器のRAM(15)
のバックアップに必要な電源を供給するためのものであ
る。このサブ2次電池(8) は、後述のメイン電池(11)が
取り外されたときでも、電源を供給する機能がある。こ
れにより、例えば機器の筐体を分解しようとしてメイン
電池(11)を取り外した場合でも、サブCPU(6) だけは
動作を続けることが可能となり、筐体が開けられたかど
うかを前述の筐体開閉検知SW(1) を用いて知ることが
できる。
【0012】メインCPU9は、後述のROM(14)の中
のプログラム及びRAM(15)の中の変数領域を使って、
本携帯型電子機器の動作を制御するものである。メイン
電源管理(10)は、サブCPU(6) からの指示によりメイ
ン電池(11)の電力をメインCPU(9) 並びにI/F(1
2)、KB(13)、ROM(14)、RAM(15)、表示器(16)な
どに供給するためのものである。ここで、I/Fはイン
ターフェースを示し、KBはキーボードを示す。メイン
電池(11)は、メイン電源管理(10)を経由してメインCP
U(9) へ電源を供給する他に、該メイン電池(11)が電子
機器に装着されている間にサブ2次電池(8) へ充電を行
う機能を持っている。
【0013】I/F(インタフェース)(12)は、本携帯
型電子機器を外部デバイス(携帯電話、メモリカード、
プリンタなど)に接続する時に使用されるものである。
KB(キーボード)(13)は、テンキーや入力キーなどか
ら構成され、データ入力の際に用いられるものである。
ROM(14)は、メインCPU(9) が処理を実行する際の
プログラムを格納しておく記憶手段である。RAM(15)
は、メインCPU(9)が処理を実行する際、プログラム
及び作業用の変数領域に使用する記憶手段である。表示
器(16)は、メインCPU(9) によって出力結果が描画さ
れることによってメッセージや画像を表示するためのも
のである。RAM電源管理(17)は、サブ2次電池(8) か
らの電力をRAM(15)へ送るための機能を有し、通常は
RAM(15)へ通電し続けてこれをバックアップする仕様
になっている。サブCPU(6) からの指示によりRAM
(15)への電力供給をカットすることができ、電力供給の
カットによりRAM(15)内にバックアップされた内容を
破壊することができる。
【0014】図2は本発明を適用した電子機器の一実施
例を示す外観斜視図である。図2において、機器の筐体
は上ケース(21)と下ケース(20)から構成されており、本
携帯型電子機器を分解するためには、不図示の締結ネジ
を緩めて前記上ケース(21)と下ケース(20)との結合を外
す必要がある。前記筐体開閉検知SW(1) は、この上ケ
ース(21)と下ケース(20)との間に入っており、上ケース
(21)と下ケース(20)が閉じている状態ではClose信
号を、上ケース(21)と下ケース(20)が空いている状態で
はOpen信号を出力するように構成されている。
【0015】図3は筐体開閉検知SW(1) が筐体の開け
閉めを検出し、これを開閉カウンタ(2) が計数し、回数
比較器(3) がレベル分けする状態を示す図表である。図
3の(a)のグラフは、本携帯型電子機器を製造する段
階からユーザが分解するまでのタイムチャートを示し、
図3の(b)は図3の(a)のタイムチャートに対応し
た筐体開閉検知SW(1) の出力状態を示すものである。
図3において、まず、工場で製造されている時は、基板
等の内蔵機能部品は未だ筐体に入っておらず、基板等の
内蔵機能部品がむき出しのままの状態でOSのインスト
ールや各種チェックが行われる。この際は、未だ一度も
筐体開閉検知SW(1) は変化していないので、Clos
e回数及びOpen回数とも0の状態であり、以後この
状態をレベル1と呼ぶ。
【0016】次に、内蔵機能部品むき出し状態での製造
工程が終了し、筐体を構成する上ケース(21)と下ケース
(20)を締結ネジで結合して閉めた時、筐体開閉検知SW
(1)の出力が立ち上がり、Close信号が発生され
る。これを開閉カウンタ(2) が計測し、Close回数
が1でOpen回数が0の状態となる。以後この状態を
レベル2と呼ぶ。工場から出荷された製品は、レベル2
の状態のままユーザの手元に渡り、以降通常の使用にお
いては常にレベル2が保たれることになる。しかし、何
らかの理由により、本携帯型電子機器を分解しようと
し、上ケース(21)と下ケース(20)を分離した場合、筐体
開閉検知SW(1) の出力が立ち下がり、Open信号が
発生される。これを開閉カウンタ(2) が計測し、Clo
se回数が1、Open回数が1の状態となる。以後こ
の状態をレベル3と呼ぶ。
【0017】本実施例では、開閉カウンタ(2) はOpe
n回数及びClose回数とも1ビットのフラグで表し
ているため、この後再び筐体を閉めても、更に開けたま
まにしても、ずっとレベル3の状態が続く。以上のよう
な回数比較器(3) からのレベルの値に基づいて、サブC
PU(6) はメイン電源管理(10)を制御する。具体的に
は、レベル3に達した場合は、電源SW(7) が押下され
てもメイン電源管理(10)を有効にしないようにすること
で、一度でも筐体が開けられた場合には、二度と電源が
入らないようにすることが可能であり、本実施例ではそ
のように構成されている。
【0018】ただし、以上説明したメイン電源管理(10)
の制御は、サブ2次電池(8) の電圧が十分にあり、開閉
カウンタ(2) や回数比較器(3) が正常に動作する時にの
み有効である。つまり、メイン電池(11)を外して、サブ
2次電池(8) の電圧がなくなるまで放置した後に本携帯
型電子機器を分解した場合には、開閉カウンタ(2) が動
作しないので図3で説明したレベルの更新ができない。
その結果、再び上ケース(21)と下ケース(20)を閉めると
レベル2のまま動作してしまうことがある。
【0019】そこで、次に電池切れフラグ(5) を使った
本実施例に係る携帯型電子機器の動作アルゴリズムにつ
いて説明する。図4は、本実施例に係る携帯型電子機器
において、電源SW(7) を押下した時のサブCPU(6)
の動作内容を示すフローチャートである。図4におい
て、まず、電源SW(7) の押下により、サブCPU(6)
はステップS01から動作を開始する。ステップS02
で、開閉カウンタ(2) の値を読み取り、ステップS03
とステップS05において、Open回数とClose
回数の組み合わせからレベル状態を判別する。
【0020】まず、工場での製造過程ではレベル1であ
るので、ステップS03からステップS04へ分岐す
る。ステップS04ではサブCPU(6) に内蔵されてい
るRAM内の電池切れフラグ(5) に特定のIDを書き込
んでから、ステップS07でメインCPU(9) に電源を
供給して起動時の処理を終了する。この場合、メインC
PU(9) へは正常に電源が供給されるため、何の制限も
なく操作が可能となり、OSのインストールや各種チェ
ックプログラムの実行が可能でなる。
【0021】次に、市場に出荷された本実施例に係る携
帯型電子機器の場合、レベル2の状態にあるので、ステ
ップS03からステップS05、そしてステップS06
へ分岐する。市場で普通に使っていた場合は、サブ2次
電池(8) の内容は保持されているので、工場製造時にス
テップS04で書き込まれたIDが電池切れフラグ(5)
にそのまま残っている。これに対し、意図的にサブ2次
電池(8) が放電しきるまで放置していた場合には、前記
IDが破壊されている。そこで、ステップS06で電池
切れフラグ(5) 内のIDを調べ、正常な時はステップS
07へ分岐してメインCPU(9) へ電源を供給するが、
IDが異常の時は電源の供給を行わずにステップS08
で終了する。
【0022】最後に、サブ2次電池(8) がある状態で筐
体を開けた場合は、レベル3の状態になるので、ステッ
プS03からステップS05を経て、ステップS09へ
行く。ステップS09では、メインCPU(9) 側に接続
されているRAM(15)の電源供給をカットすることによ
り、RAM(15)の内容を揮発(消滅)させる動作をす
る。続いて、ステップS08で終了する。このような動
作アルゴリズムを採るので、メインCPU(9) に電源を
投入することはできない。
【0023】図5は、本実施例に係る携帯型電子機器に
おいて、サブCPU(6) からの指示によりメインCPU
(9) が起動した時の動作内容を示すフローチャートであ
る。先ず、図4のステップS07によりメインCPU
(9) に電源が供給されると、図5のステップS11から
動作が開始される。図5において、ステップS11で動
作が開始されると、ステップS12で、サブCPU(6)
に内蔵された回数比較器(3) の値を読み出して現在のレ
ベルを調べる。本実施例では、ステップS13で現在の
レベルがレベル1であるか否かを判別する。工場での製
造段階ではレベル1の状態であるので、特に何の制限も
なくステップS15へ移り、以降は通常の電子機器とし
ての処理が続けられる。しかし、市場出荷状態ではレベ
ル2の状態であるので、ステップS14へ分岐する。ス
テップS14では、本来備わっているOSインストール
機能を無効にするようなフラグの設定、もしくはインス
トールプログラムの削除などを行う。これにより、一般
ユーザの手元に本携帯型電子機器が渡った状態では、O
Sを書き換えたりする不正行為は不可能になる。
【0024】なお、前述の実施例では、電子機器が携帯
型電子機器である場合も例に挙げて説明したが、本発明
は、電子機器であれば、携帯型に限定されることなく、
通常の電子機器に対しても同様に広く適用可能なもので
あり、同様の効果を奏するものである。従って、本発明
は、これら通常の電子機器もその範囲内に含むものであ
る。
【0025】以上説明した実施例(電子機器)によれ
ば、筐体(20)(21)の開閉を検知できる筐体開閉検知手段
としての筐体開閉検知SW((1) と、前記筐体開閉検知
SWからの信号を開閉回数として計測できる開閉回数計
測手段としての開閉カウンタ(2) と、機器が動作する際
に必要な電源を供給する主電源手段としてのメイン電池
(11)と、前記メイン電池を管理する電源管理手段として
のメイン電源管理((10)と、を備え、一旦筐体を閉めて
出荷した後に該筐体を開けると2度と起動しなくなるよ
うに、前記開閉カウンタ(2) の開閉回数に基づいて前記
メイン電池(11)を管理する構成としたので、出荷した後
では内部データの解析を不可能にすることで、電子決済
等に用いられるデータが盗まれる可能性を無くすことが
でき、かつ、電子機器製造時の量産工程に支障を生じる
こともない、電子機器が提供される。
【0026】すなわち、上記構成の実施例によれば、工
場で電子機器を製造する時のように筐体(20)(21)を開け
た状態で作業を行わなければならない時には、何の制限
もなく機器を動作させることが可能であるが、一旦筐体
を閉めて出荷した後に電子機器の筐体を開ける場合に
は、電子機器が2度と起動しなくなるようになり、機器
の内部データの解析を不可能にすることができる。ま
た、上記の保護機能は、電子機器製造時には働かないた
め、量産工程での不都合は生じない。
【0027】また、以上説明した実施例によれば、機器
が非動作状態の時に記憶手段の内容を保持する補助電源
手段としてのサブ2次電池(8) と、前記サブ2次電池
(8) からの電源供給がなくなったことを検出する電圧低
下検出手段としての電池切れフラグ(5) と、を具備し、
前記電池切れフラグ(5) が前記サブ2次電池(8) の電圧
低下を検出した場合に、前記開閉カウンタ(2) の開閉回
数に基づいて前記メイン電池(11)を管理する構成とした
ので、一層効率よく、上記の作用効果を奏する電子機器
が得られる。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく、本発明
(請求項1)に係る電子機器によれば、筐体の開閉を検
知できる筐体開閉検知手段と、前記筐体開閉検知手段か
らの信号を開閉回数として計測できる開閉回数計測手段
と、機器が動作する際に必要な電源を供給する主電源手
段と、前記主電源手段を管理する電源管理手段と、を備
え、一旦筐体を閉めて出荷した後に該筐体を開けると2
度と起動しなくなるように、前記開閉回数計測手段の開
閉回数に基づいて前記主電源手段を管理する構成とした
ので、出荷した後では内部データの解析を不可能にする
ことで、電子決済等に用いられるデータが盗まれる可能
性を無くすことができ、かつ、電子機器製造時の量産工
程に支障を生じることもない、電子機器が提供される。
【0029】請求項2の発明によれば、上記請求項1の
構成に加えて、機器が非動作状態の時に記憶手段の内容
を保持する補助電源手段と、前記補助電源手段からの電
源供給がなくなったことを検出する電圧低下検出手段
と、を具備し、前記電圧低下検出手段が前記補助電源手
段の電圧低下を検出した場合に、前記開閉回数計測手段
の開閉回数に基づいて前記主電源手段を管理する構成と
したので、一層効率よく、出荷した後では内部データの
解析を不可能にすることで、電子決済等に用いられるデ
ータが盗まれる可能性を無くすことができ、かつ、電子
機器製造時の量産工程に支障を生じることもない、電子
機器が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した電子機器の一実施例の内部構
成の概略を示すブロック図である。
【図2】本発明を適用した電子機器の一実施例を示す外
観斜視図である。
【図3】図1の構成において筐体開閉検知SWで検出し
た筐体の開け閉めを開閉カウンタで計数するとともに回
数比較器でレベル分けする状態を示す図表である。
【図4】図1の構成において電源SWを押下した時のサ
ブCPUの動作内容(アルゴリズム)を示すフローチャ
ートである。
【図5】図1の構成においてサブCPUからの指示によ
りメインCPUが起動した時の動作内容(アルゴリズ
ム)を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 筐体開閉検知手段(筐体開閉検知SW) 2 開閉回数計測手段(開閉カウンタ) 3 回数比較器 4 制御装置 5 電圧低下検出手段(電池切れフラグ) 6 サブCPU 7 電源SW 8 補助電源手段(サブ2次電池) 9 メインCPU 10 電源管理手段(メイン電源管理) 11 主電源手段(メイン電池) 12 I/F(インタフェース) 13 KB(キーボード) 14 ROM 15 RAM 16 表示器 17 RAM電源管理 20 下ケース 21 上ケース

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体の開閉を検知できる筐体開閉検知
    手段と、前記筐体開閉検知手段からの信号を開閉回数と
    して計測できる開閉回数計測手段と、機器が動作する際
    に必要な電源を供給する主電源手段と、前記主電源手段
    を管理する電源管理手段と、を備え、一旦筐体を閉めて
    出荷した後に該筐体を開けると2度と起動しなくなるよ
    うに、前記開閉回数計測手段の開閉回数に基づいて前記
    主電源手段を管理することを特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 機器が非動作状態の時に記憶手段の内
    容を保持する補助電源手段と、前記補助電源手段からの
    電源供給がなくなったことを検出する電圧低下検出手段
    と、を具備し、前記電圧低下検出手段が前記補助電源手
    段の電圧低下を検出した場合に、前記開閉回数計測手段
    の開閉回数に基づいて前記主電源手段を管理することを
    特徴とする請求項1に記載の電子機器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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