JP2002228716A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2002228716A
JP2002228716A JP2001020602A JP2001020602A JP2002228716A JP 2002228716 A JP2002228716 A JP 2002228716A JP 2001020602 A JP2001020602 A JP 2001020602A JP 2001020602 A JP2001020602 A JP 2001020602A JP 2002228716 A JP2002228716 A JP 2002228716A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シーケンシャルデータにより端子検査モード
設定を行う半導体装置において、バウンダリスキャンテ
ストのパタンがどのような形態であっても支障なくバウ
ンダリスキャンテストを行うことを可能とする。 【解決手段】 端子111、121、131からの入力
に基づくバウンダリスキャン手段112、122、13
2の出力信号の少なくとも一部を用いて、出力制御手段
150により生成される第1の出力制御信号を、第2の
出力制御信号によりマスクするマスク手段157を有す
る。所定のバウンダリスキャン手段の出力信号を、マス
ク手段の出力に基づいて出力手段140により出力制御
する。それにより、バウンダリスキャン実行中には、端
子検査モードをマスクして、端子の入出力機能を確保す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント基板上で
の半導体装置間の接続状態を検査するためのバウンダリ
スキャンテスト回路を実装した半導体装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】プリント基板に実装された半導体装置
(例えばLSI)間の接続状態を確認する検査手法とし
てバウンダリスキャンテスト手法があり、代表的なもの
としてはIEEE1149.1に規定された手法があ
る。図8は、2つの半導体装置間の実装検査をバウンダ
リスキャンテストで行っている例を示す。
【0003】800は第一のLSIであり、コアロジッ
ク841によりメインの機能を実行し、メイン出力端子
811とメイン入力端子821を介してプリント基板上
にメイン機能の信号を入出力する。第一のLSI800
はまた、TAPコントローラ804、第一のバウンダリ
スキャンセル813、第二のバウンダリスキャンセル8
14、及び第三のバウンダリスキャンセル822により
バウンダリスキャンテストを行う。
【0004】801はTCK端子であり、バウンダリス
キャンテスト動作用のクロック信号が入力され、TCK
信号線S801を通じてTAPコントローラ804に供
給される。802はTMS端子であり、バウンダリスキ
ャンテストのモードセレクト信号が入力され、TMS信
号線S802を通じてTAPコントローラ804に供給
される。803はTDI端子であり、バウンダリスキャ
ンテストのテストデータ信号が入力され、TDI信号線
S803を通じてTAPコントローラ804に供給され
る。
【0005】TAPコントローラ804は、TMS端子
802へシリアル入力されるモードセレクト信号により
内部ステートを遷移し、内部ステートに応じて、バウン
ダリスキャンリセットモード、キャプチャモード、シフ
トモード、またはアップデートモードのいずれかを選択
し、各々のモードに応じた制御信号をバウンダリスキャ
ンセル制御信号線S805に出力する。シフトモードの
場合には、TDI端子803へのシリアル入力をバウン
ダリスキャンデータ信号線S804に伝達し、TDOド
ライブ制御信号線S806にHレベルを出力し、シフト
モードでない場合には、TDI端子803へのシリアル
入力をバウンダリスキャンデータ信号線S804に伝達
せず、TDOドライブ制御信号線S806にLレベルを
出力することでバウンダリスキャンテストを制御する。
【0006】メイン出力端子811は、コアロジック8
41が実行し出力する信号を出力し、バウンダリスキャ
ン実行時には、第一のバウンダリスキャンセル813に
保持された値と第二のバウンダリスキャンセル814に
保持された値に応じた信号を出力する。
【0007】812はメイン出力トライステートバッフ
ァであり、第一のバウンダリスキャンセル出力信号線S
812と第二のバウンダリスキャンセル出力信号線S8
14から信号が入力される。メイン出力トライステート
バッファ812は、第二のバウンダリスキャンセル出力
信号線S814がLレベルの場合にはメイン出力端子8
11を駆動せず、第二のバウンダリスキャンセル出力信
号線S814がHレベルでかつ第一のバウンダリスキャ
ンセル出力信号線S812がHレベルの場合にはメイン
出力端子811をHレベルに駆動し、第二のバウンダリ
スキャンセル出力信号線S814がHレベルでかつ第一
のバウンダリスキャンセル出力信号線S812がLレベ
ルの場合にはメイン出力端子811をLレベルに駆動す
る。
【0008】第一のバウンダリスキャンセル813は、
通常時には、コアロジック841がメイン出力レベル信
号線S841を通じて出力するメイン出力端子811の
出力レベルを第一のバウンダリスキャンセル出力信号線
S812に伝達する。バウンダリスキャンテストの信号
キャプチャ時には、メイン出力レベル信号線S841の
レベルを取り込み内部に保持する。バウンダリスキャン
テストのデータシフト時には、内部に保持したデータを
第一のバウンダリスキャンアウト出力信号線S813に
シフトアウトし、バウンダリスキャンデータ信号線S8
04のレベルを取り込み内部に保持する。バウンダリス
キャンテストのアップデート時には、内部に保持したデ
ータを第一のバウンダリスキャンセル出力信号線S81
2に出力してメイン出力トライステートバッファ812
の出力レベルを制御する。
【0009】第二のバウンダリスキャンセル814は、
通常時には、コアロジック841がメイン出力ドライブ
信号線S842を通じて出力するメイン出力端子811
の駆動状態を第二のバウンダリスキャンセル出力信号線
S814に伝達する。バウンダリスキャンテストの信号
キャプチャ時には、メイン出力ドライブ信号線S842
のレベルを取り込み内部に保持する。バウンダリスキャ
ンテストのデータシフト時には、内部に保持したデータ
を第二のバウンダリスキャンアウト出力信号線S815
にシフトアウトし、第一のバウンダリスキャンアウト出
力信号線S813のレベルを取り込み内部に保持する。
バウンダリスキャンテストのアップデート時には、内部
に保持したデータを第二のバウンダリスキャンセル出力
信号線S814に出力してメイン出力トライステートバ
ッファ812の駆動状態を制御する。
【0010】メイン入力端子821には、コアロジック
841の実行に必要な信号が入力される。
【0011】822は第三のバウンダリスキャンセルで
あり、第三のバウンダリスキャンセル出力信号線S82
2を通じてコアロジック841にメイン入力端子821
のレベルを伝達し、バウンダリスキャンテストの信号キ
ャプチャ時には、メイン入力信号線S821の値を取り
込み内部に保持し、バウンダリスキャンテストのデータ
シフト時には、内部に保持したデータを第三のバウンダ
リスキャンアウト出力信号線S823にシフトアウト
し、第二のバウンダリスキャンアウト出力信号線S81
5のレベルを取り込み内部に保持する。
【0012】831はTDOトライステートバッファで
あり、第三のバウンダリスキャンアウト出力信号線S8
23とTDOドライブ制御信号線S806から信号が入
力される。TDOトライステートバッファ831は、T
DOドライブ制御信号線S806がLレベルの場合には
TDO端子832を駆動せず、TDOドライブ制御信号
線S806がHレベルでかつ第三のバウンダリスキャン
アウト出力信号線S823がHレベルの場合にはTDO
端子832をHレベルに駆動し、TDOドライブ制御信
号線S806がHレベルでかつ第三のバウンダリスキャ
ンアウト出力信号線S823がLレベルの場合にはTD
O端子832をLレベルに駆動する。
【0013】TDO端子832は、バウンダリスキャン
テストデータを出力する。
【0014】850は第二のLSIであり、第一のLS
I800と同様の構造・機能を有する。
【0015】893は第一のプリントパタンであり、第
一のLSI800のTDO端子832から出力されるシ
リアルデータを第二のLSI850のTDI端子833
に伝達する。894は第二のプリントパタンであり、第
二のLSI850のメイン出力端子861の出力を第一
のLSI800のメイン入力端子821に伝達する。8
95は第三のプリントパタンであり、第一のLSI80
0のメイン出力端子811の出力を第二のLSI850
のメイン入力端子871に伝達する。
【0016】896はTDI入力コネクタピンであり、
プリント基板上に設けられ、プリント基板外部から信号
が入力され、第一のLSI800のTDI端子803に
バウンダリスキャンテストデータを供給する。897は
TDO出力コネクタピンであり、プリント基板上に設け
られ、第二のLSI850のTDO端子882から出力
されるバウンダリスキャンテストデータをプリント基板
外部に出力する。898はTCK入力コネクタピンであ
り、プリント基板上に設けられ、プリント基板外部から
信号が入力され、第一のLSI800のTCK端子80
1と第二のLSI850のTCK端子851にバウンダ
リスキャンクロックを供給する。899はTMS入力コ
ネクタピンであり、プリント基板上に設けられ、プリン
ト基板外部から信号が入力され、第一のLSI800の
TMS端子802と第二のLSI850のTMS端子8
52にバウンダリスキャンモード信号を供給する。
【0017】以上の構成により、メイン機能実行時にお
いては第一のLSI800と第二のLSI850は、第
二のプリントパタン894と第三のプリントパタン89
5とにより各々のLSIの実行結果を出力または入力す
る。
【0018】バウンダリスキャンテスト時においては、
TCK入力コネクタピン898とTMS入力コネクタピ
ン899にシリアル信号を入力して、第一のLSI80
0と第二のLSI850のバウンダリスキャンリセット
を解除する。続いてTCK入力コネクタピン898とT
MS入力コネクタピン899にシリアル信号を入力し
て、第一のLSI800と第二のLSI850をバウン
ダリスキャンのシフトモードにする。続いてTCK入力
コネクタピン898とTDI入力コネクタピン896に
バウンダリスキャンドライブデータのシリアル信号を入
力して、第一のLSI800の第一のバウンダリスキャ
ンセル813及び第二のバウンダリスキャンセル81
4、第二のLSI850の第一のバウンダリスキャンセ
ル863及び第二のバウンダリスキャンセル864に、
バウンダリスキャンテストデータを順次設定する。続い
てTCK入力コネクタピン898とTMS入力コネクタ
ピン899にシリアル信号を入力して、第一のLSI8
00と第二のLSI850をバウンダリスキャンのアッ
プデートモードにすることにより、第一のLSI800
の第一のバウンダリスキャンセル813と第二のバウン
ダリスキャンセル814に保持した値でメイン出力端子
811を出力制御し、第二のLSI850の第一のバウ
ンダリスキャンセル863と第二のバウンダリスキャン
セル864に保持した値でメイン出力端子861を出力
制御する。続いてTCK入力コネクタピン898とTM
S入力コネクタピン899にシリアル信号を入力して、
第一のLSI800と第二のLSI850をバウンダリ
スキャンのキャプチャモードにすることにより、第一の
LSI800の第三のバウンダリスキャンセル822に
メイン入力端子821のレベルを取り込み保持し、第二
のLSI850の第三のバウンダリスキャンセル872
にメイン入力端子871のレベルを取り込み保持する。
続いてTCK入力コネクタピン898とTMS入力コネ
クタピン899にシリアル信号を入力して、第一のLS
I800と第二のLSI850をバウンダリスキャンの
シフトモードにする。続いてTCK入力コネクタピン8
98とTDI入力コネクタピン896にシリアル信号を
入力し、TDO出力コネクタピン897から、第二のL
SI850の第三のバウンダリスキャンセル872が前
記キャプチャ時に保持した値と、第一のLSI800の
第三のバウンダリスキャンセル822が前記キャプチャ
時に保持した値が順次出力されるので、バウンダリスキ
ャンキャプチャデータとして観測する。バウンダリスキ
ャンドライブデータとバウンダリスキャンキャプチャデ
ータを比較することにより、第一のLSI800と第二
のLSI850の接続関係を判定できるので、LSIユ
ーザはプリント基板上のLSIの実装検査を行うことが
できる。
【0019】バウンダリスキャンドライブデータの設定
とバウンダリスキャンキャプチャデータの観測は、通常
複数回行われる。例えばバウンダリスキャンドライブデ
ータにより、第一のLSI800のメイン出力端子81
1をHレベルに設定し、第二のLSI850のメイン出
力端子861をLレベルに設定し、バウンダリスキャン
キャプチャデータで第二のLSI850のメイン入力端
子871がHレベルであると観測し、続いてバウンダリ
スキャンドライブデータにより、第一のLSI800の
メイン出力端子811をLレベルに設定し、第二のLS
I850のメイン出力端子861をHレベルに設定し、
バウンダリスキャンキャプチャデータで第二のLSI8
50のメイン入力端子871がLレベルであると観測し
た場合には、第一のLSI800のメイン出力端子81
1と第二のLSI850のメイン出力端子861とは第
三のプリントパタン895で正常に接続されていること
が高い確率で保証できる。また例えば、バウンダリスキ
ャンドライブデータにより、第一のLSI800のメイ
ン出力端子811をHレベルに設定し、第二のLSI8
50のメイン出力端子861をLレベルに設定し、バウ
ンダリスキャンキャプチャデータで第二のLSI850
のメイン入力端子871がHレベルであると観測し、続
いてバウンダリスキャンドライブデータにより、第一の
LSI800のメイン出力端子811をLレベルに設定
し、第二のLSI850のメイン出力端子861をHレ
ベルに設定し、バウンダリスキャンキャプチャデータで
第二のLSI850のメイン入力端子871がHレベル
であると観測した場合には、第一のLSI800のメイ
ン出力端子811と第二のLSI850のメイン入力端
子871間の第三のプリントパタン895による接続が
正常でないことが検出できる。
【0020】このためバウンダリスキャンテスト実行中
は、LSIの入力端子のレベルが時系列で変化すること
になる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のバウンダリスキャンテスト機能を備えたLSIがL
SIユーザに非公開なテストモードを備えており、端子
数削減のため、テストモードに移行する制御を通常入力
端子へのシリアル入力により行うように構成されている
場合には、バウンダリスキャンテスト時の入力端子への
入力レベルの時系列がテストモードを設定するシリアル
パタンの時系列と同一であると、テストモードになるた
め好ましくない。
【0022】例えば、従来のバウンダリスキャンテスト
機能を備えたLSIが、上記のテストモードの一つとし
てLSI製造時に端子機能を確認する端子DC検査モー
ドを備えており、入力端子へのシリアル入力により端子
DC検査モードになるように構成されている場合には、
バウンダリスキャンテスト時の入力端子への入力レベル
の時系列が端子DC検査モードを設定するシリアルパタ
ンの時系列と同一であると、TDO端子や通常出力端子
がHレベルやLレベルに固定されてしまう。そのため、
バウンダリスキャンセルにキャプチャされた値をTDO
端子からスキャンアウトできず、またバウンダリスキャ
ンセルに設定した値を通常出力端子に反映できなくなる
ため、正常にバウンダリスキャンテストを行えない問題
が生じる。ここで端子DC検査モードとは、LSIの全
出力端子をHレベルに駆動するか、Lレベルに駆動する
か、または駆動しないことにより、出力端子のDC出力
レベルを検査するモードであり、テスト仕様は通常はL
SIユーザに非公開である。
【0023】一方、上述の構成のLSIについてバウン
ダリスキャンテストを正常に行うには、端子DC検査モ
ードになるシリアルパタンの時系列を入力端子のバウン
ダリスキャン時の時系列のパタンから排除すればよい
が、上述したようにテスト仕様はLSIユーザに非公開
のため、LSIユーザでパタンを排除することができ
ず、採用できない。
【0024】また、上述した従来のバウンダリスキャン
テスト機能を備えたLSIが、入力端子に入力禁止制御
機能を持ち、メインリセット中に入力禁止になるよう構
成されている場合には、バウンダリスキャンテストパタ
ンによりメインリセットがかかると、入力端子に接続さ
れたバウンダリスキャンセルはプリントパタンのレベル
を取り込むことができず、正常にバウンダリスキャンテ
ストが行えない問題が生じる。
【0025】さらに、上述した従来のバウンダリスキャ
ンテスト機能を備えたLSIが、フラッシュメモリのよ
うに書き換え可能な不揮発メモリとCPUのような命令
実行回路を備え、LSI外部から命令を供給しCPUで
実行することによりフラッシュメモリのデータ書き換え
やデータ消去を行うよう構成されている場合には、バウ
ンダリスキャンテスト時の入力端子への入力パタンの時
系列がフラッシュメモリの書き換え命令や消去命令の時
系列と同一であると、フラッシュメモリのデータを破壊
する問題が生じる。このフラッシュメモリのデータ破壊
を防ぐには、バウンダリスキャンテストパタンからフラ
ッシュメモリの書き換え命令や消去命令の時系列と同一
のパタンを排除すればよいが、通常バウンダリスキャン
テストパタンを生成する際に特定の長大なパタンを排除
することは困難であり、LSIユーザにとってバウンダ
リスキャンテストパタン作成時の負担が大きくなるので
好ましくない。
【0026】本発明は上記の事情に鑑み、LSIのバウ
ンダリスキャンテストによる実装検査において、どのよ
うなバウンダリスキャンテストパターンを入力しても支
障なくバウンダリスキャンテストが可能なLSIを提供
することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の半導体装置は、第1の入力信号と第2の入
力信号とクロック信号とが入力され、第1のモードの時
には前記第1の入力信号を第1の出力信号として出力し
前記クロック信号と同期して前記第1の入力信号を内部
に取り込み保持し、第2のモードの時には前記第1の入
力信号を第1の出力信号として出力し前記クロック信号
と同期して内部に保持する値を第2の出力信号として出
力するとともに前記第2の入力信号を内部に取り込み保
持するバウンダリスキャン手段であって、前記各バウン
ダリスキャン手段の前記第2の出力信号が隣接する前記
各バウンダリスキャン手段の前記第2の入力信号となる
ように接続されたN(Nは自然数)個のバウンダリスキ
ャン手段と、前記N個のバウンダリスキャン手段に含ま
れるM(MはN以下の自然数)個の各バウンダリスキャ
ン手段の前記第1の出力信号をデコードして第1の出力
制御信号を生成する出力制御手段と、前記第1の出力制
御信号を第2の出力制御信号によりマスクするマスク手
段と、前記N個のバウンダリスキャン手段のうちの所定
のバウンダリスキャン手段の前記第1の出力信号を前記
マスク手段の出力により出力制御する出力手段とを備え
る。
【0028】本発明の半導体装置は、以下の構成とする
こともできる。すなわち、上記構成と同様のN(Nは自
然数)個のバウンダリスキャン手段と、前記N個のバウ
ンダリスキャン手段に含まれるM(MはN以下の自然
数)個の各バウンダリスキャン手段の前記第1の出力信
号をデコードして多ビットの第1の出力制御信号を生成
する第1の出力制御手段と、前記多ビットの第1の出力
制御信号のうち少なくとも1ビットを、第2の出力制御
信号によりマスクするマスク手段と、前記多ビットの第
1の出力制御信号と前記マスク手段の出力とをデコード
し、第3の出力制御信号を生成する第2の出力制御手段
と、前記N個のバウンダリスキャン手段のうちの所定の
バウンダリスキャン手段の前記第1の出力信号を前記第
3の出力制御信号により出力制御する出力手段とを備え
る。
【0029】また、本発明の半導体装置は、以下の構成
とすることもできる。すなわち、上記構成と同様のN
(Nは自然数)個のバウンダリスキャン手段と、前記N
個のバウンダリスキャン手段に含まれるM(MはN以下
の自然数)個の各バウンダリスキャン手段の前記第1の
出力信号のうち少なくとも1つを第1の出力制御信号に
よりマスクするマスク手段と、前記N個のバウンダリス
キャン手段に含まれるM(MはN以下の自然数)個の各
バウンダリスキャン手段の前記第1の出力信号のうちL
個(LはM以下の自然数)と前記マスク手段の出力とを
デコードして第2の出力制御信号を生成する出力制御手
段と、前記N個のバウンダリスキャン手段のうち所定の
バウンダリスキャン手段の前記第1の出力信号を前記第
2の出力制御信号により出力制御する出力手段とを備え
る。
【0030】また、本発明の半導体装置は、以下の構成
とすることもできる。すなわち、第1の入力信号と第2
の入力信号とが入力され、前記第2の入力信号により前
記第1の入力信号のフローティング入力を禁止し前記第
1の入力信号を出力信号として出力するJ(Jは自然
数)個の入力制御手段と、直接または前記入力制御手段
を介して入力される前記第1の入力信号、第3の入力信
号、およびクロック信号が入力され、第1のモードの時
には前記第1の入力信号を第1の出力信号として出力し
前記クロック信号と同期して前記入力制御手段の出力信
号を内部に取り込み保持し、第2のモードの時には前記
第1の入力信号を第1の出力信号として出力し前記クロ
ック信号と同期して内部に保持する値を第2の出力信号
として出力するとともに前記第3の入力信号を内部に取
り込み保持するバウンダリスキャン手段であって、前記
各バウンダリスキャン手段の前記第2の出力信号が隣接
する前記各バウンダリスキャン手段の前記第3の入力信
号となるように接続されたN(NはJ以上の自然数)個
のバウンダリスキャン手段と、前記N個のバウンダリス
キャン手段に含まれるM(MはN以下の自然数)個の各
バウンダリスキャン手段の前記第1の出力信号のうち少
なくとも1つが入力され、第1の出力制御信号を生成す
るL(LはN以下の自然数)個の出力制御手段と、前記
L個の出力制御手段がそれぞれ出力する前記第1の出力
制御信号のうち少なくとも1つを第2の出力制御信号に
よりマスクするK(KはL以下かつJ以下の自然数)個
のマスク手段とを備える。前記入力制御手段の一部に対
する前記第2の入力信号として前記マスク手段の出力が
入力され、前記マスク手段の出力が入力されない前記入
力制御手段に対する前記第2の入力信号として、前記第
1の出力制御信号が入力される。
【0031】また、本発明の半導体装置は、以下の構成
とすることもできる。すなわち、第1の入力信号と第2
の入力信号とが入力され、前記第2の入力信号により前
記第1の入力信号のフローティング入力を禁止し前記第
1の入力信号を出力信号として出力するN(Nは自然
数)個の入力制御手段と、直接または前記入力制御手段
を介して入力される前記第1の入力信号、第3の入力信
号、およびクロック信号が入力され、第1のモードの時
には前記第1の入力信号を第1の出力信号として出力し
前記クロック信号と同期して前記入力制御手段の出力信
号を内部に取り込み保持し、第2のモードの時には前記
第1の入力信号を第1の出力信号として出力し前記クロ
ック信号と同期して内部に保持する値を第2の出力信号
として出力するとともに前記第3の入力信号を内部に取
り込み保持するバウンダリスキャン手段であって、前記
各バウンダリスキャン手段の前記第2の出力信号が隣接
する前記各バウンダリスキャン手段の前記第3の入力信
号となるように接続されたN(Nは自然数)個のバウン
ダリスキャン手段と、前記N個のバウンダリスキャン手
段に含まれるM(MはN以下の自然数)個の各バウンダ
リスキャン手段の前記第1の出力信号のうち少なくとも
1つが入力され、その入力信号に応じて状態が設定され
その状態を保持するとともに前記入力制御手段の前記第
2の入力信号として供給し、第1の出力制御信号により
前記保持状態を無効にするL(LはN以下の自然数)個
の状態保持手段とを備える。
【0032】また、本発明の半導体装置は、以下の構成
とすることもできる。すなわち、第1の入力信号と第2
の入力信号とクロック信号とが入力され、第1のモード
の時には前記第1の入力信号を第1の出力信号として出
力し前記クロック信号と同期して前記第1の入力信号を
内部に取り込み保持し、第2のモードの時には前記第1
の入力信号を第1の出力信号として出力し前記クロック
信号と同期して内部に保持する値を第2の出力信号とし
て出力するとともに前記第2の入力信号を内部に取り込
み保持するバウンダリスキャン手段であって、前記各バ
ウンダリスキャン手段の前記第2の出力信号が隣接する
前記各バウンダリスキャン手段の前記第2の入力信号と
なるように接続されたN(Nは自然数)個のバウンダリ
スキャン手段と、データを格納するデータ格納手段と、
前記N個のバウンダリスキャン手段に含まれるM(Mは
N以下の自然数)個の各バウンダリスキャン手段の前記
第1の出力信号により前記データ格納手段のデータ書き
換えを制御し、第1の出力制御信号によりデータ書き換
え制御を無効にするデータ書き換え制御手段とを備え
る。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1〜図7を用いて説明する。
【0034】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1における、バウンダリスキャンテスト機能を備え
たLSIの構成を示すブロック図である。図2は本実施
の形態におけるLSIのモードを示す。はじめに図2を
参照して本実施の形態におけるLSIのモードについて
説明する。
【0035】メインリセット状態201は、後述する図
1に示すメインリセット入力端子111にLレベルを入
力することにより設定される。メインリセット状態20
1では、バウンダリスキャンテストの実行が可能であ
り、メインリセット入力端子111、モード選択データ
兼メイン入力端子121(図1参照。後述)、及びモー
ド選択クロック兼メイン入力端子131(図1参照。後
述)に入力される信号レベルの組み合わせにより、ユー
ザモード202かDCテストセレクトモード203に遷
移する。
【0036】ユーザモード202へは、メインリセット
状態202において、モード選択データ兼メイン入力端
子121、またはモード選択クロック兼メイン入力端子
131のいずれか、もしくは両方をLレベルにし、メイ
ンリセット入力端子111をHレベルにすることにより
遷移する。ユーザモード202では、LSIのメイン機
能を実行できる。ユーザモード202からは、メインリ
セット入力端子111をLレベルにすることでメインリ
セット状態201に遷移する。
【0037】DCテストセレクトモード203へは、メ
インリセット状態202において、モード選択データ兼
メイン入力端子121及びモード選択クロック兼メイン
入力端子131の両方をHレベルにし、メインリセット
入力端子111をHレベルにすることにより遷移する。
DCテストセレクトモード203からは、メインリセッ
ト入力端子111をLレベルにすることでメインリセッ
ト状態201に遷移する。
【0038】207はDCテストモードであり、LSI
の端子DC検査を行うDC_Hテストモード204と、
DC_Lテストモード205と、DC_HIZテストモ
ード206をまとめてDCテストモード207と呼ぶ。
【0039】DC_Hテストモード204へは、DCテ
ストセレクトモード203において、モード選択データ
兼メイン入力端子121とモード選択クロック兼メイン
入力端子131にシリアルパタンを入力し、第三のFF
出力信号線S156(図1参照。後述)がHレベルにな
り、第二のFF出力信号線S155(図1参照。後述)
がHレベルになり、第一のFF出力信号線S154(図
1参照。後述)がHレベルになることにより遷移する。
DC_Hテストモード204では、LSIの端子DC検
査のためLSIのすべての出力端子をHレベルに駆動す
るよう制御する。DC_Hテストモード204からは、
メインリセット入力端子111をLレベルにすることに
より、メインリセット状態201に遷移する。
【0040】DC_Lテストモード205へは、DCテ
ストセレクトモード203において、モード選択データ
兼メイン入力端子121とモード選択クロック兼メイン
入力端子131にシリアルパタンを入力し、第三のFF
出力信号線S156がHレベルになり、第二のFF出力
信号線S155がHレベルになり、第一のFF出力信号
線S154がLレベルになることにより遷移する。DC
_Lテストモード205では、LSIの端子DC検査の
ためLSIのすべての出力端子をLレベルに駆動するよ
う制御する。DC_Lテストモード205からは、メイ
ンリセット入力端子111をLレベルにすることによ
り、メインリセット状態201に遷移する。
【0041】DC_HIZテストモード206へは、D
Cテストセレクトモード203において、モード選択デ
ータ兼メイン入力端子121とモード選択クロック兼メ
イン入力端子131にシリアルパタンを入力し、第三の
FF出力信号線S156がHレベルになり、第二のFF
出力信号線S155がLレベルになることにより遷移す
る。DC_HIZテストモード206では、LSIの端
子DC検査のためLSIのすべての出力端子を駆動しな
いよう制御する。DC_HIZテストモード206から
は、メインリセット入力端子111をLレベルにするこ
とにより、メインリセット状態201に遷移する。
【0042】以上の各モード間を遷移するための遷移条
件211〜233が、図2の下部の表に示される。
【0043】次に図1を参照して、本実施の形態におけ
るLSIの構成と動作を説明する。
【0044】101はTCK端子であり、バウンダリス
キャンテスト動作用のクロック信号が入力され、TCK
信号線S101を通じてTAPコントローラ104へ供
給される。102はTMS端子であり、バウンダリスキ
ャンテストのモードセレクト信号が入力され、TMS信
号線S102を通じてTAPコントローラ104へ供給
される。103はTDI端子であり、バウンダリスキャ
ンテストのテストデータが入力され、TDI信号線S1
03を通じてTAPコントローラ104へ供給される。
【0045】TAPコントローラ104は、TMS端子
102へシリアル入力されるモードセレクト信号により
内部ステートを遷移し、内部ステートに応じてバウンダ
リスキャンリセットモード、キャプチャモード、シフト
モード、またはアップデートモードのいずれかを選択
し、各々のモードに応じた制御信号をバウンダリスキャ
ンセル制御信号線S105に出力する。シフトモードの
場合には、TDI端子103へのシリアル入力をバウン
ダリスキャンデータ信号線S104に伝達し、TDOド
ライブ制御信号線S106にHレベルを出力し、シフト
モードでない場合には、TDI端子103へのシリアル
入力をバウンダリスキャンデータ信号線S104に伝達
せず、TDOドライブ制御信号線S106にLレベルを
出力することによりバウンダリスキャンテストを制御す
る。さらにバウンダリスキャンリセットモードの場合に
は、バウンダリスキャン実行報知信号線S107にLレ
ベルを出力し、バウンダリスキャンリセットモードでな
い場合には、バウンダリスキャン実行報知信号線S10
7をHレベルにする。
【0046】メインリセット入力端子111には、メイ
ンリセット信号が入力される。入力されたメインリセッ
ト信号は、第一の入力信号線S111を通じ第一のバウ
ンダリスキャンセル112に供給される。
【0047】第一のバウンダリスキャンセル112は、
第一の入力信号線S111を通じて伝達されるメインリ
セット信号レベルを、常に第一のバウンダリスキャンセ
ル出力信号線S112に出力する。また、バウンダリス
キャンセル制御信号線S105によりバウンダリスキャ
ンテストのキャプチャモードに制御される場合には、第
一の入力信号線S111のレベルを内部に取り込み保持
する。バウンダリスキャンセル制御信号線S105によ
りバウンダリスキャンテストのシフトモードに制御され
る場合には、内部に保持した値を第一のバウンダリスキ
ャンアウト出力信号線S113に出力するとともに、バ
ウンダリスキャンデータ信号線S104のレベルを内部
に取り込み保持するよう動作する。
【0048】モード選択データ兼メイン入力端子121
には、モード選択データとメイン入力信号が入力され
る。入力されたモード選択データとメイン入力信号は、
モード選択データ兼メイン入力信号線S121を通じて
第二のバウンダリスキャンセル122に供給される。
【0049】第二のバウンダリスキャンセル122は、
第一のバウンダリスキャンセル112と同様に動作す
る。但し、第二のバウンダリスキャンセル出力信号線S
122に出力されるモード選択データとメイン入力信号
は、モード制御回路150とメインロジック161へそ
れぞれ供給される。
【0050】モード選択クロック兼メイン入力端子13
1には、モード選択クロックとメイン入力信号が入力さ
れる。入力されたモード選択クロックとメイン入力信号
は、モード選択クロック入力信号線S131を通じて第
三のバウンダリスキャンセル132に供給される。
【0051】第三のバウンダリスキャンセル132は、
第一のバウンダリスキャンセル112と同様に動作す
る。但し、第三のバウンダリスキャンセル出力信号線S
132に出力されるモード選択クロックとメイン入力信
号は、モード制御回路150とメインロジック161へ
それぞれ供給される。
【0052】140はTDO出力制御回路であり、DC
テスト許可信号線S171がLレベルの場合には、第三
のバウンダリスキャンアウト出力信号線S133とTD
Oドライブ制御信号線S106とが伝達する信号により
TDO端子144にバウンダリスキャンデータを出力
し、DCテスト許可信号線S171がHレベルの場合に
は、DCテストドライブ信号線S172とDCテストレ
ベル信号線S173とが伝達する信号により、TDO端
子144の端子DC検査を行なうよう動作する。
【0053】141はTDO出力レベルセレクタであ
り、DCテスト許可信号線S171がLレベルの場合に
は、第三のバウンダリスキャンアウト出力信号線S13
3のレベルをTDO出力レベル信号線S141に出力
し、DCテスト許可信号線S171がHレベルの場合に
は、DCテストレベル信号線S173のレベルをTDO
出力レベル信号線S141に出力する。
【0054】142はTDO出力ドライブセレクタであ
り、DCテスト許可信号線S171がLレベルの場合に
は、TDOドライブ制御信号線S106のレベルをTD
O出力ドライブ信号線S142に出力し、DCテスト許
可信号線S171がHレベルの場合には、DCテストド
ライブ信号線S172のレベルをTDO出力ドライブ信
号線S142に出力する。
【0055】143はTDOトライステートバッファで
あり、TDO出力ドライブ信号線S142がLレベルの
場合にはTDOトライステート出力信号線S143をド
ライブせず、TDO出力ドライブ信号線S142がHレ
ベルの場合には、TDO出力レベル信号線S141のレ
ベルをTDOトライステート出力信号線S143に出力
する。
【0056】TDO端子144は、バウンダリスキャン
テストデータを出力する。
【0057】モード制御回路150は、LSIのモード
を判定し、メインリセット状態201(図2を参照)の
場合にはメインロジックをリセットする。ユーザモード
202の場合には、メインロジックのリセットを解除す
る。DCテストセレクトモード203であって、かつバ
ウンダリスキャン実行報知信号線S107がLレベルの
場合には、モード選択データ兼メイン入力端子121と
モード選択クロック兼メイン入力端子131に入力され
るシリアルパタンに応じて、DC_Hテストモード20
4、DC_Lテストモード205、またはDC_HIZ
テストモード206を選択し、出力端子を端子DC検査
モードに制御する。DCテストセレクトモード203で
あって、かつバウンダリスキャン実行報知信号線S10
7がHレベルである場合には、DCテストモード207
に遷移せずDCテストセレクトモード203を保持す
る。
【0058】151はモードデコーダであり、以下のよ
うに動作する。
【0059】メインリセット入力端子111の入力がL
レベルの場合には、メインリセット状態201と判断し
て、メインロジックリセット信号線S157をHレベル
に、DCテストデコード信号線S158をLレベルに、
DCテストモード選択完了信号線S151をLレベルに
する。
【0060】メインリセットが解除されたメインリセッ
ト解除時に、モード選択データ兼メイン入力端子121
とモード選択クロック兼メイン入力端子131のいずれ
か、もしくは両方のレベルがLレベルである場合には、
ユーザモード202と判断し、メインリセット解除時
に、モード選択データ兼メイン入力端子121とモード
選択クロック兼メイン入力端子131のレベルが共にH
レベルである場合には、DCテストセレクトモード20
3と判断する。
【0061】ユーザモード202である場合には、DC
テストモード選択完了信号線S151をHレベルに、D
Cテストデコード信号線S158をLレベルに、メイン
ロジックリセット信号線S157をLレベルにする。
【0062】DCテストセレクトモード203であっ
て、第三のFF出力信号線S156がLレベルである場
合には、DCテストデコード信号線S158にLレベル
を出力する。
【0063】DCテストセレクトモード203であっ
て、第三のFF出力信号線S156がHレベルに遷移
し、かつ第二のFF出力信号線S155がLレベルであ
る場合には、DC_HIZテストモード206であるた
め、DCテストデコード信号線S158にHレベルを出
力し、DCテストドライブ信号線S172にLレベルを
出力し、DCテストモード選択完了信号線S151にH
レベルを出力する。
【0064】DCテストセレクトモード203であっ
て、第三のFF出力信号線S156がHレベルに遷移
し、かつ第二のFF出力信号線S155がHレベルであ
り、かつ第一のFF出力信号線S154がHレベルであ
る場合には、DC_Hテストモード204であるため、
DCテストデコード信号線S158にHレベルを出力
し、DCテストドライブ信号線S172にHレベルを出
力し、DCテストレベル信号線S173にHレベルを出
力し、DCテストモード選択完了信号線S151にHレ
ベルを出力する。
【0065】DCテストセレクトモード203であっ
て、第三のFF出力信号線S156がHレベルに遷移
し、かつ第二のFF出力信号線S155がHレベルであ
り、かつ第一のFF出力信号線S154がLレベルであ
る場合には、DC_Lテストモード205であるため、
DCテストデコード信号線S158にHレベルを出力
し、DCテストドライブ信号線S172にHレベルを出
力し、DCテストレベル信号線S173にLレベルを出
力し、DCテストモード選択完了信号線S151にHレ
ベルを出力する。
【0066】152はDCテスト選択データマスク回路
であり、DCテストモード選択完了信号線S151がL
レベルの場合には、モード選択データ兼メイン入力端子
121の入力信号をDCテストモード選択データ信号線
S152に伝達し、DCテストモード選択完了信号線S
151がHレベルの場合には、DCテストモード選択デ
ータ信号線S152にHレベルを出力する。
【0067】153はDCテスト選択クロックマスク回
路であり、DCテストモード選択完了信号線S151が
Lレベルの場合には、モード選択クロック兼メイン入力
端子131の入力信号をDCテストモード選択クロック
信号線S153に伝達し、DCテストモード選択完了信
号線S151がHレベルの場合には、DCテストモード
選択クロック信号線S153にHレベルを出力する。
【0068】154は第一のフリップフロップであり、
メインリセット入力端子111のLレベル入力によりリ
セットされ、DCテストモード選択クロック信号線S1
53のクロック信号の立ち上がりエッジでDCテストモ
ード選択データ信号線S152のレベルを取り込み内部
に保持し、保持した値を第一のFF出力信号線S154
に出力する。155は第二のフリップフロップであり、
第一のフリップフロップ154と同様に動作する。15
6は第三のフリップフロップであり、第一のフリップフ
ロップ154と同様に動作する。
【0069】157はDCテストデコードマスク回路で
あり、バウンダリスキャン実行報知信号線S107がL
レベルの場合には、DCテストデコード信号線S158
のレベルをDCテスト許可信号線S171に伝達し、バ
ウンダリスキャン実行報知信号線S107がHレベルの
場合には、DCテスト許可信号線S171にLレベルを
出力する。
【0070】161はメインロジックであり、メインロ
ジックリセット信号線S157がLレベルの場合はリセ
ットされ動作を停止し、メインロジックリセット信号線
S157がHレベルの場合は、モード選択データ兼メイ
ン入力端子121の入力信号とモード選択クロック兼メ
イン入力端子131の入力信号を入力し、LSIのメイ
ン機能を実行する。
【0071】以上のように実施の形態1のLSIでは、
バウンダリスキャン非実行時には、モードデコーダ15
1のデコード結果とDCテストデコードマスク回路15
7の出力からDCテスト許可信号線S171を制御し、
バウンダリスキャンテスト実行時には、DCテスト許可
信号線S171がLレベルを保持するよう構成されてい
る。従って、バウンダリスキャン非実行時には端子DC
検査を行なうことが可能である。バウンダリスキャン実
行時には、DCテストデコードマスク回路157の出力
によりDCテスト許可信号線S171がLレベルに固定
されるので、バウンダリスキャンテストのためにプリン
トパタンからメインリセット入力端子111、モード選
択データ兼メイン入力端子121、及びモード選択クロ
ック兼メイン入力端子131に入力されるレベルの時系
列がいかなるパタンであっても、メインリセット状態2
01か、ユーザモード202か、あるいはDCテストセ
レクトモード203のいずれかのモードになる。従っ
て、TDO端子144がDCテストにならず、通常出力
端子としての所定の動作を行なうことが可能となり、バ
ウンダリスキャンテストが正常に実行可能である。
【0072】なお、上記の実施の形態は、バウンダリス
キャンセルがN(Nは自然数)個の場合も同様に構成で
きる。モード制御回路150への入力は、N個のバウン
ダリスキャンセルからM(MはN以下の自然数)個を選
択してその出力を用いる構成とすればよい。
【0073】(変形例1)図3は、実施の形態1におけ
るLSIを少し変更した変形例1であって、バウンダリ
スキャンテスト機能を備えたLSIの構成を示すブロッ
ク図である。このLSIにおける変更点は、モード制御
回路350において、図1におけるDCテストデコード
マスク回路157に代えてデコード入力マスク回路35
7を備えていることである。
【0074】モード制御回路350は、LSIのモード
を判定し、メインリセット状態201の場合には、内部
リセットを保持する。ユーザモード202の場合には、
内部リセットを解除する。DCテストセレクトモード2
03であって、バウンダリスキャン実行報知信号線S3
07がLレベルの場合には、モード選択データ兼メイン
入力端子121とモード選択クロック兼メイン入力端子
131に入力されるシリアルパタンに応じて、DC_H
テストモード204か、DC_Lテストモード205
か、DC_HIZテストモード206かを判定し、出力
端子を端子DC検査モードにする。DCテストセレクト
モード203であって、バウンダリスキャン実行報知信
号線S307がHレベルである場合には、DCテストモ
ード207に遷移せずDCテストセレクトモード203
を保持する。
【0075】デコード入力マスク回路357は、バウン
ダリスキャン実行報知信号線S307がLレベルの場合
には、第三のFF出力信号線S156のレベルをマスク
トFF出力信号線S358を介してモードデコーダ15
1に伝達する。バウンダリスキャン実行報知信号線S3
07がHレベルの場合には、LレベルをマスクトFF出
力信号線S358を介してモードデコーダ151に出力
する。
【0076】その他の構成は、図1の実施の形態の構成
と同様である。
【0077】以上のように変形例1のLSIでは、バウ
ンダリスキャン非実行時には、マスクトFF出力信号線
S358が第三のFF出力信号線S156のレベルを伝
達し、バウンダリスキャンテスト実行時には、マスクト
FF出力信号線S358がLレベルを保持するよう構成
されている。従って、バウンダリスキャン非実行時には
端子DC検査を行なうことが可能である。バウンダリス
キャン実行時には、バウンダリスキャンテストのために
プリントパタンからメインリセット入力端子111、モ
ード選択データ兼メイン入力端子121、及びモード選
択クロック兼メイン入力端子131に入力されるレベル
の時系列がいかなるパタンであっても、メインリセット
状態201か、ユーザモード202か、DCテストセレ
クトモード203のいずれかのモードになる。従って、
TDO端子144がDCテストにならず、通常出力端子
としての所定の動作を行なうことが可能となり、バウン
ダリスキャンテストが正常に実行可能である。
【0078】なお、この変形例1において、第三のフリ
ップフロップ156の出力のみでなく、複数個のフリッ
プフロップの出力をマスクする構成とすることもでき
る。
【0079】(変形例2)図4は、実施の形態1におけ
るLSIを少し変更した変形例2であって、バウンダリ
スキャンテスト機能を備えたLSIの構成を示すブロッ
ク図である。このLSIにおける変更点は、モード制御
回路450において、図1におけるDCテストデコード
マスク回路157に代えてDCテストモード選択完了マ
スク回路457を備えていることである。
【0080】モード制御回路450は、LSIのモード
を判定し、メインリセット状態201の場合には内部リ
セットを保持する。ユーザモード202の場合には内部
リセットを解除する。DCテストセレクトモード203
であって、バウンダリスキャン実行報知信号線S407
がLレベルの場合には、モード選択データ兼メイン入力
端子121とモード選択クロック兼メイン入力端子13
1に入力されるシリアルパタンに応じて、DC_Hテス
トモード204か、DC_Lテストモード205か、D
C_HIZテストモード206かを判定し、出力端子を
端子DC検査モードにする。DCテストセレクトモード
203であって、バウンダリスキャン実行報知信号線S
407がHレベルである場合には、DCテストモード2
07に遷移せず、DCテストセレクトモード203を保
持する。
【0081】DCテストモード選択完了マスク回路45
7は、バウンダリスキャン実行報知信号線S407がL
レベルの場合には、DCテストモード選択完了マスク信
号線S458をLレベルにし、モード選択データ兼メイ
ン入力端子121とモード選択クロック兼メイン入力端
子131の入力をそれぞれ、DCテストモード選択デー
タ信号線S152とDCテストモード選択クロック信号
線S153に伝達する。バウンダリスキャン実行報知信
号線S407がHレベルの場合には、DCテストモード
選択完了マスク信号線S458をHレベルにし、DCテ
ストモード選択データ信号線S152とDCテストモー
ド選択クロック信号線S153にHレベルを出力する。
【0082】その他の構成は、実施の形態1の構成と同
様である。
【0083】以上のように変形例2のLSIでは、バウ
ンダリスキャン非実行時にはDCテストモード選択完了
マスク信号線S458がLレベルを保持し、バウンダリ
スキャンテスト実行時にはDCテストモード選択完了マ
スク信号線S458がHレベルを保持するよう構成され
ている。そのため、バウンダリスキャン非実行時には、
第一のフリップフロップ154、第二のフリップフロッ
プ155、及び第三のフリップフロップ156の内部デ
ータがシフトし、第三のFF出力信号線S156がHレ
ベルを設定可能である。バウンダリスキャン実行時に
は、第一のフリップフロップ154、第二のフリップフ
ロップ155、及び第三のフリップフロップ156の内
部データがシフトせず、第三のFF出力信号線S156
がLレベルを保持する。従って、バウンダリスキャン非
実行時には端子DC検査を行なうことが可能である。ま
た、バウンダリスキャン実行時には、バウンダリスキャ
ンテストのためにプリントパタンからメインリセット入
力端子111、モード選択データ兼メイン入力端子12
1、及びモード選択クロック兼メイン入力端子131に
入力されるレベルの時系列がいかなるパタンであって
も、メインリセット状態201か、ユーザモード202
か、DCテストセレクトモード203のいずれかのモー
ドになる。その結果、TDO端子144がDCテストに
ならず、通常出力端子としての所定の動作を行なうこと
が可能となり、バウンダリスキャンテストが正常に実行
可能である。
【0084】また、以上の説明においては、モード制御
回路にシリアルデータを入力することで端子DC検査モ
ードになるように構成した場合について示したが、一般
のテストモードやLSIユーザに非公開なLSIモード
になるよう構成する場合であっても、本発明の思想を同
様に適用できる。またここではモード信号の入力を入力
端子から行うよう構成したが、メインリセット解除後に
入出力端子となるよう構成してもよい。またここでは入
力端子のみで構成したが、出力端子や入出力端子がある
よう構成してもよい。またここではモード制御回路にデ
ータ長が3bitのシリアルデータを入力するよう構成
したが、1bit、2bit、または4bit以上のデ
ータを入力するよう構成してもよい。またここではTA
Pコントローラの入力が3入力である構成としたが、T
APコントローラを非同期にバウンダリスキャンリセッ
トモードにするTRST入力を加え、4入力である構成
としてもよい。またここではバウンダリスキャンセルを
信号観測用のセルで構成したが、バウンダリスキャンセ
ルで入出力信号を制御する構成としてもよい。
【0085】(実施の形態2)図5は、本発明の実施の
形態2におけるLSIの構成を示すブロック図である。
【0086】511は第一のメイン入力端子であり、メ
インリセット信号が入力され、第一のメイン入力信号線
S511を通じて第一のバウンダリスキャンセル512
に供給される。
【0087】第一のバウンダリスキャンセル512に
は、第一のメイン入力信号線511を通じて伝達される
メインリセット信号と、バウンダリスキャンデータ信号
線S104を通じて伝達されるバウンダリスキャンデー
タが入力される。そして第一のバウンダリスキャンセル
512は、第一のメイン入力信号線S511のレベルを
常に第一のバウンダリスキャンセル出力信号線S512
に出力し、バウンダリスキャンセル制御信号線S105
により伝達されるバウンダリスキャンテストのキャプチ
ャ時には、第一のメイン入力信号線S511のレベルを
取り込み内部に保持し、バウンダリスキャンセル制御信
号線S105により伝達されるバウンダリスキャンテス
トのデータシフト時には、内部に保持した値を第一のバ
ウンダリスキャンアウト出力信号線S513にシフトア
ウトし、バウンダリスキャンデータ信号線S104のレ
ベルを取り込み内部に保持するよう動作する。
【0088】521は第二のメイン入力端子であり、入
力制御回路541を介して、CPU551への通常入力
を行うために用いられる。522は入力許可制御回路で
あり、メイン入力禁止制御信号線S525のHレベルに
より、第二のメイン入力端子521に入力される信号を
第二のバウンダリスキャンセル入力信号線S522に伝
達し、メイン入力禁止制御信号線S525のLレベルに
より、第二のバウンダリスキャンセル入力信号線S52
2をLレベルに固定する。
【0089】523は第二のバウンダリスキャンセルで
あり、第一のバウンダリスキャンセル512と同様に動
作する。
【0090】524はバウンダリスキャン入力許可制御
回路であり、バウンダリスキャン実行報知信号線S50
7がLレベルの場合には、入力禁止制御フラグ出力信号
線S526のレベルをメイン入力禁止制御信号線S52
5に出力し、バウンダリスキャン実行報知信号線S50
7がHレベルの場合には、メイン入力禁止制御信号線S
525をHレベルに保持する。
【0091】入力制御回路541は、CPU551の制
御により第二のバウンダリスキャンセル出力信号線S5
24のレベルを読み取りCPU551に出力する。ま
た、CPU551の制御と第一のメイン入力端子511
により入力されるメインリセット信号により、第二のメ
イン入力端子521を入力許可にするかまたは入力禁止
にするかを決定し、CPU551の制御により第二のメ
イン入力端子521の入力許可または入力禁止の設定値
をCPU551に出力する。
【0092】542はレジスタであり、CPU551が
アドレスバスS551により出力するアドレスから入力
データフラグ543または入力禁止制御フラグ544を
選択し、書き込み制御信号線S553がHレベルの場合
には、CPU551がデータバスS552により伝達す
るデータを選択したフラグに書き込み、制御信号線S5
54がHレベルの場合には、選択したフラグの値をデー
タバスS552を介しCPU551に出力する。
【0093】入力データフラグ543は、第二のバウン
ダリスキャンセル出力信号線S524のレベルを反映す
る。入力禁止制御フラグ544は、第一のバウンダリス
キャンセル出力信号線S512のLレベルによりLレベ
ルが設定され、CPU551の制御により値が設定さ
れ、設定された値を保持し、入力禁止制御フラグ出力信
号線S526に保持する値を出力する。
【0094】CPU551は、第一のメイン入力端子5
11がLレベルの場合はリセットされ動作を停止し、第
一のメイン入力信号線S511がHレベルの場合は第二
のメイン入力端子521の入力信号が入力され、LSI
のメイン機能を実行する。
【0095】上記以外の構成は、図1に示した実施の形
態1の構成と同様である。
【0096】以上のように構成されたLSIでは、バウ
ンダリスキャンテスト実行時には、メイン入力禁止制御
信号線S525がHレベルを保持することにより、入力
禁止制御フラグ544の値によらずメイン入力禁止制御
回路522が第二のメイン入力端子521を入力許可に
する。従って、バウンダリスキャンテスト実行時には、
第二のメイン入力端子521に入力されるバウンダリス
キャンテストパタンを第二のバウンダリスキャンセル5
23に伝達することが可能となり、バウンダリスキャン
テストが正常に実行可能である。
【0097】(変形例)図6は、実施の形態2における
LSIの変形例であって、バウンダリスキャンテスト機
能を備えたLSIの構成を示すブロック図である。
【0098】641は入力制御回路であり、CPU55
1の制御により第二のバウンダリスキャンセル出力信号
線S524のレベルを読み取りCPU551に出力す
る。また、CPU551の制御と、第一のメイン入力端
子511により入力されるメインリセット信号と、バウ
ンダリスキャン実行報知信号線S607のレベルに応じ
て、第二のメイン入力端子521を入力許可にするかま
たは入力禁止にするかを決定し、CPU551の制御と
バウンダリスキャン実行報知信号線S607により設定
される第二のメイン入力端子521の入力許可または入
力禁止の設定値をCPU551に出力する。
【0099】642はレジスタであり、CPU551が
アドレスバスS551により出力するアドレスをデコー
ドし、デコード結果から入力データフラグ543または
入力禁止制御フラグ644を選択し、書き込み制御信号
線S553がHレベルの場合には、CPU551がデー
タバスS552により伝達するデータを選択したフラグ
に書き込み、読み出し制御信号線S554がHレベルの
場合には選択したフラグの値をCPU551にデータバ
スS552により出力する。
【0100】入力禁止制御フラグ644は、第一のバウ
ンダリスキャンセル出力信号線S512のLレベルによ
りLレベルが設定され、CPU551により値が設定さ
れ、設定された値を保持し、バウンダリスキャン実行報
知信号線S607のレベルにより、バウンダリスキャン
実行時である場合にはHレベルが設定され、バウンダリ
スキャン非実行時である場合にはバウンダリスキャン実
行前の値を保持し、メイン入力禁止制御信号線S525
に保持する値を出力する。
【0101】上記以外の構成は、実施の形態2の構成と
同様である。
【0102】以上のように構成されたLSIでは、バウ
ンダリスキャンテスト実行時には、入力禁止制御フラグ
644にHレベルが設定されメイン入力禁止制御信号線
S525がHレベルを保持することにより、メイン入力
禁止制御回路522が第二のメイン入力端子521を入
力許可にするため、第二のメイン入力端子521に入力
されるバウンダリスキャンテストパタンを第二のバウン
ダリスキャンセル523に伝達することが可能となり、
バウンダリスキャンテストが正常に実行可能である。
【0103】なお、ここでは入力禁止制御を持つ通常入
力端子が1つである場合の構成について説明したが、通
常入力端子が複数あるよう構成してもよい。またここで
は入力端子のみで構成した場合について説明したが、出
力端子や入出力端子があるよう構成してもよい。さらに
入力禁止制御を持つ通常端子と入力禁止制御を持たない
通常端子が混在していてもよい。またここではTAPコ
ントローラの入力が3入力である構成について説明した
が、TAPコントローラを非同期にバウンダリスキャン
リセットモードにするTRST入力を加え、4入力であ
る構成としてもよい。またここではバウンダリスキャン
セルを信号観測用のセルで構成したが、バウンダリスキ
ャンセルで入出力信号を制御する構成としてもよい。
【0104】(実施の形態3)図7は、本発明の実施の
形態3におけるLSIの構成を示すブロック図である。
【0105】711はアドレス出力端子であり、LSI
外部のメモリに配置された命令をCPU741が読み出
す場合のアドレスを出力する。
【0106】712はトライステートバッファであり、
第一のバウンダリスキャンセル出力信号線S712と第
二のバウンダリスキャンセル出力信号線S715を通じ
て信号が入力される。トライステートバッファ712
は、第一のバウンダリスキャンセル出力信号線S712
がLレベルの場合にはアドレス出力端子711を駆動せ
ず、第一のバウンダリスキャンセル出力信号線S712
がHレベルでかつ第二のバウンダリスキャンセル出力信
号線S715がHレベルの場合には、アドレス出力端子
711をHレベルに駆動し、第一のバウンダリスキャン
セル出力信号線S712がHレベルでかつ第二のバウン
ダリスキャンセル出力信号線S715がLレベルの場合
にはアドレス出力端子711をLレベルに駆動する。
【0107】713は第一のバウンダリスキャンセルで
あり、通常時には、CPU741がアドレス出力ドライ
ブ制御信号線S714を通じて出力するアドレス出力端
子711のドライブ状態を、第一のバウンダリスキャン
セル出力信号線S712に伝達する。バウンダリスキャ
ンテストの信号キャプチャ時には、アドレス出力ドライ
ブ制御信号線S714の値を取り込み内部に保持し、バ
ウンダリスキャンテストのデータシフト時には、内部に
保持したデータを第一のバウンダリスキャンアウト出力
信号線S713にシフトアウトし、バウンダリスキャン
データ信号線S104のレベルを取り込み内部に保持
し、バウンダリスキャンテストのアップデート時には、
内部に保持したデータを第一のバウンダリスキャンセル
出力信号線S712に出力してアドレス出力トライステ
ートバッファ712の駆動状態を制御する。
【0108】714は第二のバウンダリスキャンセルで
あり、通常時には、CPU741がアドレス出力レベル
制御信号線S717を通じて出力するアドレス出力端子
711の出力レベルを、第二のバウンダリスキャンセル
出力信号線S715に伝達する。バウンダリスキャンテ
ストの信号キャプチャ時には、アドレス出力レベル制御
信号線S717の値を取り込み内部に保持し、バウンダ
リスキャンテストのデータシフト時には、内部に保持し
たデータを第二のバウンダリスキャンアウト出力信号線
S716にシフトアウトし、第一のバウンダリスキャン
アウト出力信号線S713のレベルを取り込み内部に保
持し、バウンダリスキャンテストのアップデート時に
は、内部に保持したデータを第二のバウンダリスキャン
セル出力信号線S715に出力してアドレス出力トライ
ステートバッファ712の出力レベルを制御する。
【0109】721はデータ入力端子であり、CPU7
41が実行するLSI外部に置かれた命令データが入力
される。
【0110】722は第三のバウンダリスキャンセルで
あり、第三のバウンダリスキャンセル出力信号線S72
2を通じてCPU741にデータ入力端子721のレベ
ルを伝達し、バウンダリスキャンテストの信号キャプチ
ャ時には、データ入力信号線S721の値を取り込み内
部に保持し、バウンダリスキャンテストのデータシフト
時には、内部に保持したデータを第三のバウンダリスキ
ャンアウト出力信号線S723にシフトアウトし、第二
のバウンダリスキャンアウト出力信号線S716のレベ
ルを取り込み内部に保持する。
【0111】731はメモリモード入力端子であり、C
PU741のブート時に、フラッシュメモリ752に格
納された命令を実行するか、またはLSI外部に置かれ
た命令を実行するかを制御する。
【0112】732は第四のバウンダリスキャンセルで
あり、第四のバウンダリスキャンセル出力信号線S73
2を通じてCPU741にメモリモード入力端子731
のレベルを伝達し、バウンダリスキャンテストの信号キ
ャプチャ時には、メモリモード入力信号線S731の値
を取り込み内部に保持し、バウンダリスキャンテストの
データシフト時には、内部に保持したデータを第四のバ
ウンダリスキャンアウト出力信号線S733にシフトア
ウトし、第三のバウンダリスキャンアウト出力信号線S
723のレベルを取り込み内部に保持する。
【0113】CPU741は、メモリモード入力信号線
S731がLレベルの場合には、フラッシュメモリ75
2に格納された命令を取り込みブートし、メモリモード
入力信号線S731がHレベルの場合には、LSI外部
に置かれた命令を取り込みブートする。それにより、フ
ラッシュメモリ752に格納された命令とLSI外部に
置かれた命令のいずれかまたは両方を取り込み実行し、
命令の実行結果からLSIのメインの機能を実行し、ま
た命令の実行結果から内部回路アドレスバスS741、
内部回路データバスS742、内部回路書き込み制御信
号線S743、及び内部回路読み出し制御信号線S74
4に、フラッシュメモリIF751を制御する信号を出
力しフラッシュメモリ752を制御する。
【0114】フラッシュメモリIF751は、バウンダ
リスキャン実行報知信号線S707がLレベルの場合に
は、CPU741の命令実行結果からフラッシュメモリ
アドレスバスS751、フラッシュメモリデータバスS
752、フラッシュメモリ書き込み制御信号線S75
3、及びフラッシュメモリ読み出し制御信号線S754
によりフラッシュメモリ752をアクセスし、フラッシ
ュメモリ752に対しデータ読み出し、データの書き込
み、及びデータの消去を行い、バウンダリスキャン実行
報知信号線S707がHレベルの場合には、フラッシュ
メモリ752に対するデータの書き込みとデータの消去
を行わないよう制御する。
【0115】フラッシュメモリ752は、CPU741
が実行する命令を格納する。
【0116】上記以外の構成は、実施の形態1の構成と
同様である。
【0117】以上のように構成されたLSIでは、バウ
ンダリスキャンテスト時には、フラッシュメモリIF7
51がフラッシュメモリ752のデータ書き換えと消去
動作を行わないため、バウンダリスキャンテスト時にデ
ータ入力端子721に入力されるレベルの時系列がいか
なるパタンであっても、CPU741がフラッシュメモ
リ752のデータを書き換えたり消去しないため、バウ
ンダリスキャンテストによるフラッシュメモリ752の
データ破壊を防止可能である。
【0118】なお、ここではアドレス出力端子とデータ
入力端子を各1つづつ持つ構成について説明したが、各
々複数持つ構成としてもよい。またここではアドレスを
出力しデータを入力する構成としたが、それぞれ入出力
する構成としてもよい。さらにここではアドレス端子と
データ端子で構成した例を説明したが、加えて通常の入
出力端子を持つ構成としてもよい。またここではバウン
ダリスキャンテスト時にフラッシュメモリIFを制御す
る構成について説明したが、バウンダリスキャンテスト
時にフラッシュメモリを制御する構成としてもよい。ま
たここではTAPコントローラの入力が3入力である構
成について説明したが、TAPコントローラを非同期に
バウンダリスキャンリセットモードにするTRST入力
を加え、4入力である構成としてもよい。またここでは
入力端子用のバウンダリスキャンセルを信号観測用のセ
ルで構成した例を説明したが、バウンダリスキャンセル
で入出力信号を制御する構成としてもよい。またここで
はバウンダリスキャンテスト時にフラッシュメモリを書
き換えないように制御した例を説明したが、バウンダリ
スキャンテスト時にフラッシュメモリなどをアクセスで
きないように構成し、フラッシュメモリなどに格納され
ているLSIユーザに非公開なデータをLSI外部に出
力しないようにしてもよい。
【0119】
【発明の効果】本発明の半導体装置によれば、バウンダ
リスキャンテスト時にLSIに与えられる信号レベルが
どのような時系列のパタンであっても、LSIユーザに
非公開なテストモード、例えば端子DC検査モードにな
らず、端子の入出力機能を確保できるので、正常なバウ
ンダリスキャンテストができる。従って、LSIユーザ
がバウンダリスキャンテストパタンを自由に生成でき
る。
【0120】また、本発明の半導体装置によれば、入力
許可制御をもちメインリセット状態で入力禁止となる入
力端子をもつLSIであっても、プリント基板上のバウ
ンダリスキャンテストパタンをバウンダリスキャンセル
に取り込むことができ、メインリセット状態でのバウン
ダリスキャンテストが行えるので、LSIユーザがバウ
ンダリスキャンテストパタンを自由に生成できる。
【0121】さらに、本発明の半導体装置によれば、通
常端子へのパタン入力により内蔵の書き換え可能な不揮
発メモリへアクセスし、例えばデータ書き換えやデータ
消去を行うLSIであっても、バウンダリスキャンテス
ト時にLSIに与えられる信号レベルがいかなる時系列
のパタンであっても内蔵の書き換え可能な不揮発メモリ
にアクセスすることがなく、例えば不揮発メモリのデー
タを破壊するおそれなく、LSIユーザがバウンダリス
キャンテストパタンを自由に生成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるLSIの構成を
示すブロック図
【図2】図1の実施の形態におけるLSIのモードを示
す図
【図3】実施の形態1におけるLSIの変形例1を示す
ブロック図
【図4】実施の形態1におけるLSIの変形例2を示す
ブロック図
【図5】本発明の実施の形態2におけるLSIの構成を
示すブロック図
【図6】実施の形態2におけるLSIの変形例を示すブ
ロック図
【図7】本発明の実施の形態3におけるLSIの構成を
示すブロック図
【図8】従来例のバウンダリスキャンテスト回路を実装
したLSIの構成を示すブロック図
【符号の説明】
101 TCK端子 102 TMS端子 103 TDI端子 104 TAPコントローラ 111 メインリセット入力端子 112 第一のバウンダリスキャンセル 121 モード選択データ兼メイン入力端子 122 第二のバウンダリスキャンセル 131 モード選択クロック兼メイン入力端子 132 第三のバウンダリスキャンセル 140 TDO出力制御回路 141 TDO出力レベルセレクタ 142 TDO出力ドライブセレクタ 143 TDOトライステートバッファ 144 TDO端子 150 モード制御回路 151 モードデコーダ 152 DCテスト選択データマスク回路 153 DCテスト選択クロックマスク回路 154 第一のフリップフロップ 155 第二のフリップフロップ 156 第三のフリップフロップ 157 DCテストデコードマスク回路 161 メインロジック 201 メインリセット状態 202 ユーザモード 203 DCテストセレクトモード 204 DC_Hテストモード 205 DC_Lテストモード 206 DC_HIZテストモード 207 DCテストモード 211〜233 遷移条件 350 モード制御回路 357 デコード入力マスク回路 450 モード制御回路 457 DCテストモード選択完了マスク回路 511 第一のメイン入力端子 512 第一のバウンダリスキャンセル 521 第二のメイン入力端子 522 メイン入力禁止制御回路 523 第二のバウンダリスキャンセル 524 バウンダリスキャン入力許可制御回路 541 入力制御回路 542 レジスタ 543 入力データフラグ 544 入力禁止フラグ 551 CPU 641 入力制御回路 642 レジスタ 644 入力禁止フラグ 711 アドレス出力端子 712 アドレス出力トライステートバッファ 713 第一のバウンダリスキャンセル 714 第二のバウンダリスキャンセル 721 データ入力端子 722 第三のバウンダリスキャンセル 731 メモリモード入力端子 732 第四のバウンダリスキャンセル 741 CPU 751 フラッシュメモリIF 752 フラッシュメモリ 800 第一のLSI 801 TCK端子 802 TMS端子 803 TDI端子 804 TAPコントローラ 811 メイン出力端子 812 メイン出力トライステートバッファ 813 第一のバウンダリスキャンセル 814 第二のバウンダリスキャンセル 821 メイン入力端子 822 第三のバウンダリスキャンセル 831 TDOトライステートバッファ 832 TDO端子 841 コアロジック 850 第二のLSI 851 TCK端子 852 TMS端子 853 TDI端子 854 TAPコントローラ 861 メイン出力端子 862 メイン出力トライステートバッファ 863 第一のバウンダリスキャンセル 864 第二のバウンダリスキャンセル 871 メイン入力端子 872 第三のバウンダリスキャンセル 881 TDOトライステートバッファ 881 TDOトライステートバッファ 882 TDO端子 891 コアロジック 893 第一のプリントパタン 894 第二のプリントパタン 895 第三のプリントパタン 896 TDI入力コネクタピン 897 TDO出力コネクタピン 898 TCK入力コネクタピン 899 TMS入力コネクタピン S101 TCK信号線 S102 TMS信号線 S103 TDI信号線 S104 バウンダリスキャンデータ信号線 S105 バウンダリスキャンセル制御信号線 S106 TDOドライブ制御信号線 S107 バウンダリスキャン実行報知信号線 S111 第一の入力信号線 S112 第一のバウンダリスキャンセル出力信号線 S113 第一のバウンダリスキャンアウト出力信号線 S121 第二の入力信号線 S122 第二のバウンダリスキャンセル出力信号線 S123 第二のバウンダリスキャンアウト出力信号線 S131 第三の入力信号線 S132 第三のバウンダリスキャンセル出力信号線 S133 第三のバウンダリスキャンアウト出力信号線 S141 TDO出力レベル信号線 S142 TDO出力ドライブ信号線 S143 TDOトライステート出力信号線 S151 DCテストモード選択完了信号線 S152 DCテストモード選択データ信号線 S153 DCテストモード選択クロック信号線 S154 第一のFF出力信号線 S155 第二のFF出力信号線 S156 第三のFF出力信号線 S157 内部リセット信号線 S158 DCテストモード信号線 S171 DCテスト許可信号線 S172 DCテストドライブ信号線 S173 DCテストレベル信号線 S307 バウンダリスキャン実行報知信号線 S358 マスクトFF出力信号線 S407 バウンダリスキャン実行報知信号線 S458 DCテストモード選択完了マスク信号線 S507 バウンダリスキャン実行報知信号線 S511 第一のメイン入力信号線 S512 第一のバウンダリスキャンセル出力信号線 S513 第一のバウンダリスキャンアウト出力信号線 S521 第二のメイン入力信号線 S522 第二のバウンダリスキャンセル入力信号線 S523 第二のバウンダリスキャンアウト出力信号線 S524 第二のバウンダリスキャンセル出力信号線 S525 メイン入力禁止制御信号線 S526 入力禁止フラグ出力信号線 S551 アドレスバス S552 データバス S553 書き込み制御信号線 S554 読み出し制御信号線 S607 バウンダリスキャン実行報知信号線 S707 バウンダリスキャン実行報知信号線 S711 アドレス出力信号線 S712 第一のバウンダリスキャンセル出力信号線 S713 第一のバウンダリスキャンアウト出力信号線 S714 アドレス出力ドライブ制御信号線 S715 第二のバウンダリスキャンセル出力信号線 S716 第二のバウンダリスキャンアウト出力信号線 S717 アドレス出力レベル制御信号線 S721 データ入力信号線 S722 第三のバウンダリスキャンセル出力信号線 S723 第三のバウンダリスキャンアウト出力信号線 S731 メモリモード入力信号線 S732 第四のバウンダリスキャンセル出力信号線 S733 第四のバウンダリスキャンアウト出力信号線 S741 内部回路アドレスバス S742 内部回路データバス S743 内部回路書き込み制御信号線 S744 内部回路読み出し制御信号線 S751 フラッシュメモリアドレスバス S752 フラッシュメモリデータバス S753 フラッシュメモリ書き込み制御信号線 S754 フラッシュメモリ読み出し制御信号線 S801 TCK信号線 S802 TMS信号線 S803 TDI信号線 S804 バウンダリスキャンデータ信号線 S805 バウンダリスキャンセル制御信号線 S806 TDOドライブ制御信号線 S811 メイン出力信号線 S812 第一のバウンダリスキャンセル出力信号線 S813 第一のバウンダリスキャンアウト出力信号線 S814 第二のバウンダリスキャンセル出力信号線 S815 第二のバウンダリスキャンアウト出力信号線 S821 メイン入力信号線 S822 第三のバウンダリスキャンセル出力信号線 S823 第三のバウンダリスキャンアウト出力信号線 S831 TDOトライステート出力信号線 S841 メイン出力レベル信号線 S842 メイン出力ドライブ信号線 S851 TCK信号線 S852 TMS信号線 S853 TDI信号線 S854 バウンダリスキャンデータ信号線 S855 バウンダリスキャンセル制御信号線 S856 TDOドライブ制御信号線 S861 メイン出力信号線 S862 第一のバウンダリスキャンセル出力信号線 S863 第一のバウンダリスキャンアウト出力信号線 S864 第二のバウンダリスキャンセル出力信号線 S865 第二のバウンダリスキャンアウト出力信号線 S871 メイン入力信号線 S872 第三のバウンダリスキャンセル出力信号線 S873 第三のバウンダリスキャンアウト出力信号線 S881 TDOトライステート出力信号線 S891 メイン出力レベル信号線 S892 メイン出力ドライブ信号線

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の入力信号と第2の入力信号とクロ
    ック信号とが入力され、第1のモードの時には前記第1
    の入力信号を第1の出力信号として出力し前記クロック
    信号と同期して前記第1の入力信号を内部に取り込み保
    持し、第2のモードの時には前記第1の入力信号を第1
    の出力信号として出力し前記クロック信号と同期して内
    部に保持する値を第2の出力信号として出力するととも
    に前記第2の入力信号を内部に取り込み保持するバウン
    ダリスキャン手段であって、前記各バウンダリスキャン
    手段の前記第2の出力信号が隣接する前記各バウンダリ
    スキャン手段の前記第2の入力信号となるように接続さ
    れたN(Nは自然数)個のバウンダリスキャン手段と、 前記N個のバウンダリスキャン手段に含まれるM(Mは
    N以下の自然数)個の各バウンダリスキャン手段の前記
    第1の出力信号をデコードして第1の出力制御信号を生
    成する出力制御手段と、 前記第1の出力制御信号を第2の出力制御信号によりマ
    スクするマスク手段と、 前記N個のバウンダリスキャン手段のうちの所定のバウ
    ンダリスキャン手段の前記第1の出力信号を前記マスク
    手段の出力により出力制御する出力手段とを備えたこと
    を特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 第1の入力信号と第2の入力信号とクロ
    ック信号とが入力され、第1のモードの時には前記第1
    の入力信号を第1の出力信号として出力し前記クロック
    信号と同期して前記第1の入力信号を内部に取り込み保
    持し、第2のモードの時には前記第1の入力信号を第1
    の出力信号として出力し前記クロック信号と同期して内
    部に保持する値を第2の出力信号として出力するととも
    に前記第2の入力信号を内部に取り込み保持するバウン
    ダリスキャン手段であって、前記各バウンダリスキャン
    手段の前記第2の出力信号が隣接する前記各バウンダリ
    スキャン手段の前記第2の入力信号となるように接続さ
    れたN(Nは自然数)個のバウンダリスキャン手段と、 前記N個のバウンダリスキャン手段に含まれるM(Mは
    N以下の自然数)個の各バウンダリスキャン手段の前記
    第1の出力信号をデコードして多ビットの第1の出力制
    御信号を生成する第1の出力制御手段と、 前記多ビットの第1の出力制御信号のうち少なくとも1
    ビットを、第2の出力制御信号によりマスクするマスク
    手段と、 前記多ビットの第1の出力制御信号と前記マスク手段の
    出力とをデコードし、第3の出力制御信号を生成する第
    2の出力制御手段と、 前記N個のバウンダリスキャン手段のうちの所定のバウ
    ンダリスキャン手段の前記第1の出力信号を前記第3の
    出力制御信号により出力制御する出力手段とを備えたこ
    とを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 第1の入力信号と第2の入力信号とクロ
    ック信号とが入力され、第1のモードの時には前記第1
    の入力信号を第1の出力信号として出力し前記クロック
    信号と同期して前記第1の入力信号を内部に取り込み保
    持し、第2のモードの時には前記第1の入力信号を第1
    の出力信号として出力し前記クロック信号と同期して内
    部に保持する値を第2の出力信号として出力するととも
    に前記第2の入力信号を内部に取り込み保持するバウン
    ダリスキャン手段であって、前記各バウンダリスキャン
    手段の前記第2の出力信号が隣接する前記各バウンダリ
    スキャン手段の前記第2の入力信号となるように接続さ
    れたN(Nは自然数)個のバウンダリスキャン手段と、 前記N個のバウンダリスキャン手段に含まれるM(Mは
    N以下の自然数)個の各バウンダリスキャン手段の前記
    第1の出力信号のうち少なくとも1つを第1の出力制御
    信号によりマスクするマスク手段と、 前記N個のバウンダリスキャン手段に含まれるM(Mは
    N以下の自然数)個の各バウンダリスキャン手段の前記
    第1の出力信号のうちL個(LはM以下の自然数)と前
    記マスク手段の出力とをデコードして第2の出力制御信
    号を生成する出力制御手段と、 前記N個のバウンダリスキャン手段のうち所定のバウン
    ダリスキャン手段の前記第1の出力信号を前記第2の出
    力制御信号により出力制御する出力手段とを備えたこと
    を特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 第1の入力信号と第2の入力信号とが入
    力され、前記第2の入力信号により前記第1の入力信号
    のフローティング入力を禁止し前記第1の入力信号を出
    力信号として出力するJ(Jは自然数)個の入力制御手
    段と、 直接または前記入力制御手段を介して入力される前記第
    1の入力信号、第3の入力信号、およびクロック信号が
    入力され、第1のモードの時には前記第1の入力信号を
    第1の出力信号として出力し前記クロック信号と同期し
    て前記入力制御手段の出力信号を内部に取り込み保持
    し、第2のモードの時には前記第1の入力信号を第1の
    出力信号として出力し前記クロック信号と同期して内部
    に保持する値を第2の出力信号として出力するとともに
    前記第3の入力信号を内部に取り込み保持するバウンダ
    リスキャン手段であって、前記各バウンダリスキャン手
    段の前記第2の出力信号が隣接する前記各バウンダリス
    キャン手段の前記第3の入力信号となるように接続され
    たN(NはJ以上の自然数)個のバウンダリスキャン手
    段と、 前記N個のバウンダリスキャン手段に含まれるM(Mは
    N以下の自然数)個の各バウンダリスキャン手段の前記
    第1の出力信号のうち少なくとも1つが入力され、第1
    の出力制御信号を生成するL(LはN以下の自然数)個
    の出力制御手段と、 前記L個の出力制御手段がそれぞれ出力する前記第1の
    出力制御信号のうち少なくとも1つを第2の出力制御信
    号によりマスクするK(KはL以下かつJ以下の自然
    数)個のマスク手段とを備え、 前記入力制御手段の一部に対する前記第2の入力信号と
    して前記マスク手段の出力が入力され、前記マスク手段
    の出力が入力されない前記入力制御手段に対する前記第
    2の入力信号として、前記第1の出力制御信号が入力さ
    れることを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 第1の入力信号と第2の入力信号とが入
    力され、前記第2の入力信号により前記第1の入力信号
    のフローティング入力を禁止し前記第1の入力信号を出
    力信号として出力するN(Nは自然数)個の入力制御手
    段と、 直接または前記入力制御手段を介して入力される前記第
    1の入力信号、第3の入力信号、およびクロック信号が
    入力され、第1のモードの時には前記第1の入力信号を
    第1の出力信号として出力し前記クロック信号と同期し
    て前記入力制御手段の出力信号を内部に取り込み保持
    し、第2のモードの時には前記第1の入力信号を第1の
    出力信号として出力し前記クロック信号と同期して内部
    に保持する値を第2の出力信号として出力するとともに
    前記第3の入力信号を内部に取り込み保持するバウンダ
    リスキャン手段であって、前記各バウンダリスキャン手
    段の前記第2の出力信号が隣接する前記各バウンダリス
    キャン手段の前記第3の入力信号となるように接続され
    たN(Nは自然数)個のバウンダリスキャン手段と、 前記N個のバウンダリスキャン手段に含まれるM(Mは
    N以下の自然数)個の各バウンダリスキャン手段の前記
    第1の出力信号のうち少なくとも1つが入力され、その
    入力信号に応じて状態が設定されその状態を保持すると
    ともに前記入力制御手段の前記第2の入力信号として供
    給し、第1の出力制御信号により前記保持状態を無効に
    するL(LはN以下の自然数)個の状態保持手段とを備
    えたことを特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 第1の入力信号と第2の入力信号とクロ
    ック信号とが入力され、第1のモードの時には前記第1
    の入力信号を第1の出力信号として出力し前記クロック
    信号と同期して前記第1の入力信号を内部に取り込み保
    持し、第2のモードの時には前記第1の入力信号を第1
    の出力信号として出力し前記クロック信号と同期して内
    部に保持する値を第2の出力信号として出力するととも
    に前記第2の入力信号を内部に取り込み保持するバウン
    ダリスキャン手段であって、前記各バウンダリスキャン
    手段の前記第2の出力信号が隣接する前記各バウンダリ
    スキャン手段の前記第2の入力信号となるように接続さ
    れたN(Nは自然数)個のバウンダリスキャン手段と、 データを格納するデータ格納手段と、 前記N個のバウンダリスキャン手段に含まれるM(Mは
    N以下の自然数)個の各バウンダリスキャン手段の前記
    第1の出力信号により前記データ格納手段のデータ書き
    換えを制御し、第1の出力制御信号によりデータ書き換
    え制御を無効にするデータ書き換え制御手段とを備えた
    ことを特徴とする半導体装置。
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