JP2002228401A - かぶり厚さ測定器 - Google Patents

かぶり厚さ測定器

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JP2002228401A
JP2002228401A JP2001023439A JP2001023439A JP2002228401A JP 2002228401 A JP2002228401 A JP 2002228401A JP 2001023439 A JP2001023439 A JP 2001023439A JP 2001023439 A JP2001023439 A JP 2001023439A JP 2002228401 A JP2002228401 A JP 2002228401A
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JP2001023439A
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Hideaki Matsumoto
英明 松本
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】鉄筋工事におけるコンクリート天端表面と鉄筋
最外端部のかぶり厚さを、一人で一度に広範囲について
測定する事が出来るかぶり厚さ測定器を提供する。 【解決手段】目盛り表示された巻尺1を収納した測定箱
2とその巻尺1の先端部に取付けられた測定器4からな
るもので、その端部にはそれぞれ目盛り6a,6bが表
記され、型枠固定器7a,7bが取付けられている。こ
の測定箱2に表示された目盛り6aを、あらかじめ型枠
12に墨打ち14された点に測定したいかぶり厚さの距
離を合わせ、そして、その反対側の型枠12に測定器4
を移動させて、測定箱と同様に目盛り6bを合わせる。
そうすることにより、各部材の最小限度のかぶり厚さが
保持されているかどうかを測定し、確認する事ができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄筋コンクリート
構造物の建設に伴う鉄筋工事において、コンクリート打
設表面部と鉄筋の最外端との距離(以下「かぶり厚さ」
という。)を測定するための測定器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】鉄筋工事におけるかぶり厚さとは、鉄筋
最外端からこれを覆うコンクリート表面までの距離のこ
とで、鉄筋コンクリート構造物において、耐火性・耐久
性・構造耐力が得られるように、建築基準法および日本
建築学会により、所定の建築部材の種類別に最小限度の
かぶり厚さが規定されている。
【0003】鉄筋工事に際しては、構造物の各部材毎に
規定で定められたかぶり厚さを保持する為に、鉄筋組立
作業においては、スぺーサーを用いてコンクリート表面
と下端筋及び側面のかぶり厚さを保持しているが、上端
筋とコンクリート天端とのかぶり厚さを保持するための
道具は無い。鉄筋工事では、これら組立ての途中および
その後も、コンクリート打ちに先立ってそれぞれ、かぶ
り厚さなどの配筋検査を行う必要がある。
【0004】従来、かぶり厚さの測定は、メジャーテー
プを用いて局部的に測定していくのが一般的であり、コ
ンクリートスラブや梁の中央部付近では、コンクリート
打設部の天端と鉄筋とのかぶり厚さはある程度目分量と
なっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
かぶり厚さの測定では、メジャーテープを用いて局部的
に測定していく必要があるため、測定に手間が掛かるの
と同時に、コンクリートスラブや梁の中央部付近ではコ
ンクリート打設部の天端表面の正確な位置がわかり難い
為、鉄筋とのかぶり厚さを測定する事が困難で、誤認を
生じるという問題があった。
【0006】そこで、本発明は、コンクリート天端表面
と鉄筋とのかぶり厚さを、一度に広範囲で測定可能な測
定器の提供を可能とし、また、かぶり厚さを測定する際
に、一人でも作業ができるよう測定器を型枠に固定し、
型枠の高さに応じて測定器の高さ方向を自由に調節する
こと、並びにどんな太さの型枠にも対応できるようフッ
クの長さを調節する事ができる測定器の提供を目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、請求項1においては、目盛り表示された
巻尺1を収納した測定箱2と、その巻尺の先端部に取付
けられた測定器4からなるもので、それらの端部にそれ
ぞれ目盛り6a,6bを表記し、それぞれの上部に型枠
固定器7a,7bを取付けたことを特徴とする。
【0008】請求項2においては、請求項1記載のかぶ
り厚さ測定器において、測定箱2及び測定器4のそれぞ
れ端部に、型枠固定器を収める為の枠8a,8bを設
け、垂直方向の長さを調節し、固定するための調節ボル
ト9a,9bをそれぞれ設けたことを特徴とする。
【0009】さらに、請求項3乃至5においては、請求
項1乃至2記載のかぶり厚さ測定器において、型枠固定
器7にすべり止め10の付いたフック11a,11bが
2方向に取付け可能となっており、フックが型枠12の
大きさに応じて水平方向の長さを調節し、その場で固定
するための調節ボルト9a,9bを設けたことを特徴と
する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、以
下説明する。図1は、本発明の実施例の一つで巻尺1を
伸ばした状態での斜視図を示し、図2は、収納状態にお
ける断面図である。請求項1の本発明は、目盛り表示さ
れた巻尺1を収納した測定箱2と,その巻尺の先端部3
に取付けられた測定器4からなるものであり、それらの
端部にはそれぞれ目盛り6a,6bが表記され、型枠固
定器7a,7bが取付けられている。型枠固定器は,測
定箱2および測定器4を型枠12に取付けることがで
き、型枠12の太さ及び高さに応じて調節および固定が
可能となっている。また、目盛り6a,6bは巻尺1の
位置を0mm点と考え、そこから垂直上方向に10mm
間隔で70mmまで表記する。測定器も同様である。
【0011】すなわち、巻尺1と表記された目盛り6b
間の距離との関係は、巻尺1の位置、つまり、その0m
m点は各部材の必要最小限度の鉄筋最外端を意味してお
り、目盛り6aもしくは6bは各部材の最小限度のかぶ
り厚さの距離を意味している。この目盛り長さは、建築
基準法および日本建築学会で規定された各部材のかぶり
厚さに準拠できるように対応させたものである。
【0012】さらに請求項2の発明は、図3に示すごと
く、測定箱2および測定器4の端部に、型枠固定器7
a,7bを収めるための枠8a,8bを設けて、型枠1
2の高さに応じて型枠固定器をその枠内で上下移動可能
とし、ボルト支持部13a,13bで支えられた調節ボ
ルト9a,9bを締めて圧接する事によって、その高さ
を保持する事を可能としている。
【0013】さらに請求項3の発明は、図4に示すごと
く、型枠固定器7にすべり止め10のついたフック11
を取付け可能となっており、型枠12の太さに応じてフ
ックを水平方向の移動を可能とし、ボルト支持部13で
支えられた調節ボルト9を締めて圧接する事によって、
その位置を保持する事を可能としている。この型枠固定
器7へのフック11の取付は、図5に示すように90度
異なる方向にも取り付けることが可能であり、2方向の
角度で取付け可能としたものである。
【0014】本発明は以上のような構造で,これを使用
する時は、図6のごとく型枠12にあらかじめ墨打ち1
4された点に、測定箱2に表示された目盛り6aを合わ
せる。その時、目盛り6aの合わせる点は、各部材で規
定されている最小限度のかぶり厚さの距離である。そし
て、巻尺1の先端部に取付けられた測定器4を,反対側
の型枠12まで巻尺を伸ばしながら移動させていく。さ
らに測定箱2と同様に、あらかじめ型枠12に墨打ち1
4された点に,測定器4に表示されている目盛り6bを
合わせる。
【0015】また、請求項2および3の発明によって、
請求項1の発明を、型枠12の高さに応じて型枠固定器
7の高さを調節し、型枠12の幅に応じてフック11を
調節し,型枠12に固定することができる。さらに,横
方向にもフック11を取付ける事ができ、固定可能であ
る。
【0016】
【発明の効果】本発明を使用することによって、コンク
リート天端と鉄筋とのかぶり厚さを、一度に広範囲にお
いて測定し確認する事が可能となり、コンクリートスラ
ブや梁の中央部付近でもかぶり厚さの測定が容易にでき
る。さらに、測定箱を型枠に固定する事により、一人で
作業が可能である。さらに,巻尺に目盛りが表示されて
いるため、あばら筋の間隔も一度に測定できる。従っ
て、検査漏れをなくすとともに、検査待ちなどの作業待
ち時間を低減することができ、鉄筋工事の短縮化,効率
化を図ることができる。さらにかぶり厚さ測定器の本体
は約10cm×10cmとなっており、非常にコンパク
トで持ち運びに便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の斜視図である。
【図2】 本発明の収納状態における断面図である。
【図3】 本発明の他の実施形態を示す図である。
【図4】 型枠固定器にフックを嵌入する状況を示す図
である。
【図5】 型枠固定器にフックを異なる角度で嵌入する
状況を示す図である。
【図6】 本発明器具の使用例を示す図である。
【符号の説明】
1 巻尺 2 測定箱 3 先端部 4 測定器 5 端部 6a,6b 目盛り 7a,7b 型枠固定器 8a,8b 枠 9a,9b 調節ボルト 10 すべり止め 11a,11b フック 12 型枠 13a,13b ボルト支持部 14 墨打ち 15 鉄筋 T0 コンクリート天端面 H かぶり深さ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】目盛り表示された巻尺1を収納した測定箱
    2と、巻尺1の先端部に取付けられた測定器4からな
    り、それらの端部にそれぞれ目盛り6a,6bを表記
    し、それぞれの上部に型枠固定器7a,7bを取付けた
    ことを特徴とするかぶり厚さ測定器。
  2. 【請求項2】測定箱2及び測定器4の外側端部に型枠固
    定器7a,7bを収めるための枠8a,8bを設け、垂
    直方向の長さを調節し固定するための調節ボルト9a,
    9bをそれぞれ設けたことを特徴とする請求項1記載の
    かぶり厚さ測定器。
  3. 【請求項3】型枠固定器7a,7bに、型枠に引掛けて
    固定するためのフック11a,11bを取り付け、か
    つ、型枠12の大きさに応じて水平方向の長さを調節し
    固定するための調節ボルト9a,9bを設けたことを特
    徴とする請求項1乃至2記載のかぶり厚さ測定器。
  4. 【請求項4】フック11a,11bに、すべり止め10
    を取り付けたことを特徴とする請求項3記載のかぶり厚
    さ測定器。
  5. 【請求項5】型枠固定器7a,7bに、フック11a,
    11bを2方向に取付け可能としたことを特徴とする請
    求項3乃至4記載のかぶり厚さ測定器。
JP2001023439A 2001-01-31 2001-01-31 かぶり厚さ測定器 Withdrawn JP2002228401A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110411316A (zh) * 2019-07-30 2019-11-05 国网山东省电力公司经济技术研究院 一种输变电工程钢筋保护层厚度检测辅助装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110411316A (zh) * 2019-07-30 2019-11-05 国网山东省电力公司经济技术研究院 一种输变电工程钢筋保护层厚度检测辅助装置
CN110411316B (zh) * 2019-07-30 2021-04-06 国网山东省电力公司经济技术研究院 一种输变电工程钢筋保护层厚度检测辅助装置

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