JP2002228360A - 穀物水分測定装置 - Google Patents

穀物水分測定装置

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JP2002228360A
JP2002228360A JP2001021035A JP2001021035A JP2002228360A JP 2002228360 A JP2002228360 A JP 2002228360A JP 2001021035 A JP2001021035 A JP 2001021035A JP 2001021035 A JP2001021035 A JP 2001021035A JP 2002228360 A JP2002228360 A JP 2002228360A
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rolls
grain
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roll
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JP2001021035A
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Soichi Yamamoto
惣一 山本
Masaji Kamata
正司 鎌田
Tomoaki Hanawa
知明 花輪
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Yamamoto and Co Ltd
Yamamoto Co Ltd
Original Assignee
Yamamoto and Co Ltd
Yamamoto Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】一対の検出ロールを用いる水分測定装置におい
て、穀物の水分値の検出が正確に、かつ、安定して行な
われるように、一対に対向させる検出ロールのロール間
隔を狭く設定しながら、そのロール間隔への穀物の喰い
込みが円滑に行なわれるようにして、粒径の小さい米・
麦および粒径の大きい大豆粒の水分値の測定・検出が適
確に行なえるようにする。 【解決手段】一対の検出ロールを用いる穀物水分測定装
置において、前記一対の検出ロール1・1のロール間隔
wを1mm程度の狭い間隔に設定し、それら検出ロール
1・1の上方に、ロール間隔wを大豆の粒径より狭くな
る範囲において前記ロール間隔yよりも遙かに広く設定
した一対の破砕ロール6・6を、供給される穀物が該破
砕ロール6・6のロール間隔yを経て検出ロール1・1
のロール間隔wに流れるように配位して機枠3に軸支せ
しめ、検出ロール1・1と同調してまたは別に駆動回転
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、米・麦および大豆
等の豆類を穀物乾燥機により所望の水分値まで乾燥させ
るときに、乾燥前の穀物の水分値および乾燥作業中なら
びに乾燥作業を終了したときの穀物の水分値を測定する
ように用いる穀物水分測定装置についての改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】上述の穀物水分測定装置は、通常、一対
の電極とするよう通電性の金属材で成形する一対の検出
ロール1・1を、通電性の金属材で成形した支軸2・2
に取り付けて、その支軸2・2を絶縁材よりなる軸受2
0を介し図1及び図2に示しているように、穀物の粒径
よりも狭いロール間隔に保持せしめて、一対に対向させ
て機枠3に並列軸支し、これらの支軸2・2に、測定回
路(図示省略)に通ずる接触端子4・4を接触させてお
き、この状態においてこの支軸2・2を、それに組み付
けた伝導ギヤ5・5をモータ(図示省略)により駆動す
るかまたは手動操作により駆動して、図1において矢印
イ・イに示している方向にこの一対の検出ロール1・1
を駆動回転させ、その状態において、機枠3に設けてお
く供給口30から測定しようとする穀物G…を、一対に
対向する検出ロール1・1のロール間隔内に向けて供給
することで、その穀物がそれの粒径よりも狭い間隔に設
定されている検出ロール1・1の対向するロール間隔内
で圧砕されながらそのロール間隔内を下方に流過してい
き、このとき、圧砕された穀物を介し一対の検出ロール
1・1間に電流が流れ、それの電気抵抗値が測定回路K
で検出され、含水率に演算されて表示部(図示省略)に
表示されるようにした構成のものとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この一対の電極となる
ように対向させた検出ロール1・1のロール間隔内に穀
物を供給して、その一対の検出ロール1・1により圧砕
し、そのとき、圧砕された穀物G…を介して一対の検出
ロール1・1間に流れる電流の電気抵抗値から水分値を
測定する形態の穀物水分測定装置Aには、穀物の水分値
が正確に安定して測定されるようにするために、一対の
検出ロール1・1のロール間隔wを、1mm以下にする
ことの要望がある。
【0004】ところで、このように一対の検出ロール1
・1のロール間隔を狭く設定すると、米・麦にあって
は、ロール間隔を1mm程度にしても喰い込みが行なわ
れることで、正確な測定作動が得られるようになるが、
粒径の大きい大豆粒では喰い込みが行なわれないように
なる。
【0005】このため、穀物水分測定装置は、米・麦の
水分測定には適応するが、大豆の水分測定には適応しな
いものとなり、大豆用の水分測定装置を別に構成しなけ
ればならないようになる問題が生じてくる。
【0006】また、このように構成した穀物水分測定装
置を、穀物乾燥機に、それの機体内を循環流動する穀物
をサンプリングして水分値を検出し得るように組み付け
ると、米・麦を対象として乾燥作業を行なう場合は、穀
物水分測定装置が米・麦の水分値の検出・測定によく適
応して、正確な水分値の検出作動が行なわれることか
ら、乾燥作業が適確に行なえるようになるが、粒径の大
きい大豆を対象として乾燥作業を行なうと、穀物水分測
定装置が、この大豆の水分値の測定には適応せず、測定
が不能となることで、穀物乾燥機を米・麦の乾燥だけに
限定して大豆の乾燥には使用し得ないものとしてしまう
問題がでてくる。
【0007】本発明は、一対に対向させる検出ロールに
より、その一対の検出ロールのロール間隔内に供給され
る穀物を圧砕して、その穀物の電気抵抗値を測定するこ
とで水分値を検出する形態の穀物水分測定装置に生じて
いる上述の問題を解消せしめるためになされたものであ
って、穀物の水分値の検出が正確に、かつ、安定して行
なわれるように、一対に対向させる検出ロールのロール
間隔を狭く設定しながら、そのロール間隔への穀物の喰
い込みが円滑に行なわれるようにして、粒径の小さい米
・麦および粒径の大きい大豆粒の水分値の測定・検出が
適確に行なえるようになる新たな手段を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そして、本発明において
は、上述の目的を達成するための手段として、測定回路
の一対の電極とする通電性の金属材よりなる一対の検出
ロール1・1を、穀物の粒径より狭いロール間隔wに保
持せしめて機枠3に対向させて軸架して、接触端子4・
4を介し測定回路Kに接続し、そのロール間隔wにおい
て圧砕される穀物を介して検出ロール1・1間に流れる
電流の抵抗値により穀物の水分値を測定する穀物水分測
定装置において、前記一対の検出ロール1・1のロール
間隔wを1mm程度の狭い間隔に設定し、それら検出ロ
ール1・1の上方に、ロール間隔yを大豆の粒径より狭
くなる範囲において前記ロール間隔wよりも遙かに広く
設定した一対の破砕ロール6・6を、供給される穀物が
該破砕ロール6・6のロール間隔yを経て検出ロール1
・1のロール間隔wに流れるように配位して機枠3に軸
支せしめ、検出ロール1・1と同調してまたは別に駆動
回転させることを特徴とする穀物水分測定装置を提起
し、また、さらに、測定回路の一対の電極とする通電性
の金属材よりなる一対の検出ロール1・1を、それのロ
ール間隔wが米・麦の粒径よりも少し狭い間隔となるよ
うに一対に対向させて機枠3に軸支して、接触端子4・
4を介し測定回路Kに接続し、この検出ロール1・1の
上方には、破砕ロール6・6を、それのロール間隔yが
大豆の粒径よりも少し狭くなるように一対に対向させて
機枠3に軸支し、これら検出ロール1・1の周面および
破砕ロール6・6の周面には、切欠部1a・1aおよび
切欠部6a・6aを設け、かつ、検出ロール1・1と破
砕ロール6・6とを、それらの切欠部1aと切欠部1a
および切欠部6aと切欠部6aとが、互いに対向してロ
ール間隔wおよびロール間隔yを拡巾した状態となるよ
うに制御させて駆動回転せしめるようにした穀物水分測
定装置を提起するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明手段による穀物水分測定装
置Aは、測定回路の一対の電極とするよう通電性の金属
材で成形する一対の検出ロール1・1を、通電性の金属
材で形成した支軸2・2に取り付けて、その支軸2・2
を絶縁材よりなる軸受20を介しての軸支により、図3
にあるように、所定のロール間隔wをもって一対に対向
するように機枠3に軸支し、それら支軸2・2に接触端
子4・4を介して測定回路Kに接続しておいて、それら
検出ロール1・1を、それらの支軸2・2に図4にある
よう絶縁材50を介して組み付ける伝導ギヤ5・5をモ
ータM1により駆動させるか、手動操作により駆動させ
ることで、図3において矢印イ方向に駆動回転するよう
にしておき、これら一対の検出ロール1・1のロール間
隔wに機枠3に設けておく供給口30から穀物を供給し
て、その穀物を一対の検出ロール1・1のロール間隔w
において圧砕し、その圧砕物を介し一対の検出ロール1
・1の間が電気的に接続して電流が流れる状態とし、そ
の時の圧砕物の電気抵抗値により水分値を検出・測定す
るようにすることについては、従前の穀物水分測定装置
Aと変わりなく構成する。
【0010】このとき、一対に対向させて軸支する検出
ロール1・1のロール間隔wは、米・麦の水分値の測定
が正確に行なわれるよう1mm程度に設定しておく。
【0011】そして、これら一対の検出ロール1・1の
上方には、一対の破砕ロール6・6を、それらのロール
間隔yが、米・麦の粒径よりも広い間隔で、かつ、駆動
回転により大豆粒を喰い込ませながら圧砕していく間隔
となるように配位して支軸60・60を介し機枠3に軸
支し、これら支軸60・60に、伝導ギヤ7…を嵌装し
て、図3にあるようモータM2の出力軸に伝導すること
で、そのモータM2の駆動により一対の破砕ロール6・
6が図3において矢印ロ方向に同調して対向回転するよ
うにするか、手動操作により前記矢印ロ方向に同調回転
するようにしておき、この破砕ロール6・6の上方に供
給口30を装設するようにする。
【0012】このとき、一対の破砕ロール6・6の支軸
60・60に設ける伝導ギヤ7・7をモータM2の出力
軸に伝導して、破砕ロール6・6を駆動回転させるよう
にしたときは、そのモータM2による駆動が、一対の検
出ロール1・1を駆動するモータM1と別に制御される
ようにする。
【0013】このように構成する穀物水分測定装置A
は、供給口30から小径の米・麦を供給したときには、
一対に対向する破砕ロール6・6のロール間隔yが、こ
の米・麦等の小径の穀物を誘導する誘導路になって、そ
の米・麦等の穀物を、一対に対向する検出ロール1・1
のロール間隔wに向けて落下させ、その穀物を駆動回転
する検出ロール1・1のロール間隔w内に喰い込ませて
圧砕し、その圧砕物を介して検出ロール1・1間に流れ
る電流の抵抗値を測定回路Kで測定し、水分値に換算し
て表示部に表示するようになる。
【0014】また、供給口30から粒径の大きい大豆粒
を供給したときは、その大豆が、一対の破砕ロール6・
6のロール間隔yの上方に一たん集積し、そこから破砕
ロール6・6の回転によりロール間隔y内に順次食い込
まれて粗く破砕され、その破砕物が、破砕ロール6・6
の下方に位置する一対の検出ロール1・1のロール間隔
wに向けて落下し、そこに一たん集積し、次いで対向回
転する検出ロール1・1によりロール間隔w内に順次引
き込まれて、そこで圧砕を受けながら検出ロール1・1
間を電気的に導通させ、そのときに流れる電流の抵抗値
を測定回路Kにより測定して水分値に演算し表示部に表
示するようになる。
【0015】従って米・麦および大豆の水分値を、穀物
の水分の測定に適応するロール間隔wに設定して対向軸
支した一対の検出ロール1・1により、正確に測定して
いけるようになる。
【0016】次に、図5および図6は、本発明手段によ
る穀物水分測定装置Aを、穀物乾燥機に組み付けて、そ
の穀物乾燥機Bの機体内を循環流動する穀物の流れの中
から、随時、一部の穀物をサンプリングしてそれの水分
値を測定するようにした形態の例を示している。
【0017】この例の穀物水分測定装置Aは、穀物乾燥
機Bの機体内を循環流動する穀物のうちの、昇降機8の
揚穀塔80内をバケットコンベア81で揚送される穀物
から、一部の穀物をサンプリングしてそれの水分値の検
出・測定を行なうようにしている例であり、穀物乾燥機
Bは穀物水分測定装置Aを組み付ける昇降機8の下端側
の一部だけを示している。図において8は穀物乾燥機B
の機体の前面に立設される昇降機、80はそれの揚穀
塔、81はそれの内腔に張架したバケットコンベア、8
2…はそれの各バケットである。
【0018】また、Aは穀物水分測定装置で、それの機
枠3は平箱状に形成してあり、それの後壁31の周縁に
形設した取付板32を、昇降機8の揚穀塔80の外面
で、バケットコンベア81の上昇行程側の機壁80aの
外面に当接して組み付けることで、穀物乾燥機Bに組み
付け装着してある。
【0019】平箱状の機枠3は、それの内部に、前後に
区画するように仕切壁33が設けてあり、その仕切壁3
3と前記後壁31とで区画される空室内に、左右に一対
に対向する検出ロール1・1と、左右に一対に対向する
破砕ロール6・6とが、検出ロール1・1を下段側とし
て上下に2段に並列するように配位して収蔵軸支され、
かつ、それらの支軸2・2および支軸60・60は、前
述の仕切壁33に絶縁材よりなる軸受20および絶縁材
よりなる軸受61を介して軸支され、それらの仕切壁3
3から、それと前壁34との間に形成される空室内に突
出する各軸端部に、その空室内に配設した伝導ギヤ5・
5および伝導ギヤ7・7を組み付け、それら伝導ギヤ5
・5および伝導ギヤ7・7を機枠3の前壁34の外面に
装架したモータM1・M2の各出力軸に、伝導ギヤ50
・50および伝導ギヤ70・70を介してそれぞれ伝導
して、それらモータM1・M2の制御により、検出ロー
ル1・1と破砕ロール6・6とがそれぞれ図6において
矢印イおよび矢印ロ方向に対向回転するようにしてあ
る。
【0020】そして、平箱状の機枠3の後壁31には、
それの上端側に寄せた部位に、揚穀塔80内を上昇する
バケットコンベア81のバケット82…から溢出する穀
粒を受け入れる供給口30が開設され、また、下端側に
は、前記供給口30から空室内に飛び込んでくる穀粒
が、圧砕ロール6・6のロール間隔yおよび検出ロール
1・1のロール間隔wを経て流過してきたときに、それ
を揚穀塔80内に戻す戻し口35が開設してある。
【0021】前記一対の検出ロール1・1は、通電性の
金属材により形成され、かつ、それらを支持する支軸2
・2が通電性の金属材により形成されて、絶縁材よりな
る軸受20・20を介して仕切壁33に軸支してあっ
て、それら支軸2・2に測定回路Kに接続する接触端子
4・4を接続することで、これら検出ロール1・1間に
ロール間隔wで圧砕される穀物を介して電流が流れ、そ
れの電気抵抗が測定回路Kにより測定され、水分値に演
算されて表示部(図示省略)に表示されるようにしてあ
る。
【0022】そして、これら検出ロール1・1は、それ
らのロール間隔wを、1mm程度として、穀物の水分値
を正確に安定して測定し得、かつ、米・麦がその検出ロ
ール1・1の駆動回転により円滑に喰い込まれていくよ
うになるロール間隔に設定しておくが、図6にあるよう
に、それらの周面には切欠部1a・1aをそれぞれ形成
して、図7にあるように、それら切欠部1a・1aが対
向する位置に回転してくることで、ロール間隔wが拡巾
して、米・麦・大豆等の穀物を自由に流過させるように
してある。
【0023】また、この検出ロール1・1の上方におい
て左右に対向させて軸支する破砕ロール6・6は、それ
らのロール間隔yを大豆の粒径よりもせまい間隔となる
範囲内において、検出ロール1・1のロール間隔wより
も遙かに広く設定し、これにより、回転を停止させた状
態においては、図6にあるようにロール間隔yの上方に
おいて大豆粒を集積させ、駆動回転により、その大豆粒
をロール間隔y内に順次喰い込ませて粗く破砕していく
ようにするが、この破砕ロール6・6も、それの周面に
切欠部6a・6aを設けておいて、これら切欠部6a・
6aが対向する位置に回転することで、ロール間隔yが
拡巾して、大豆および米・麦が自由に流過していくよう
にする。
【0024】しかして、これら一対の検出ロール1・1
および一対の破砕ロール6・6は、それらを駆動するモ
ータM1・M2の制御およびそれらの停止位置を規制す
るリミットスイッチ等の停止位置の規制手段の制御によ
り、穀物水分測定装置Aを作動させない常態において
は、図7にあるように、それぞれ切欠部1a・1a及び
同6a・6aを対向させた状態位置で停止するようにし
ておき、これにより、揚穀塔80内を上昇するバケット
コンベア81のバケット82から溢出して供給口30か
ら飛び込んでくる米・麦・大豆等の穀粒が、拡巾してい
るロール間隔y・wを通過して戻し口35から揚穀塔8
0内に戻るようにしておく。
【0025】また、穀物乾燥機Bによる乾燥作業中の所
定のタイミングに穀物水分測定装置Aがオンとなったと
きには、まず、上段の破砕ロール6・6だけが駆動され
て回転し、図8にあるように、ロール間隔yを所定の間
隔として飛び込んでくる穀物が粒径の大きい大豆であれ
ば、それをロール間隔yの上方に集積させる状態とな
り、次いで、少し遅れて検出ロール1・1が駆動され
て、図9にあるように、ロール間隔wを所定の間隔とす
る状態位置に回動してきて、破砕ロール6・6により粗
く破砕されて落下してくる大豆等の大径の穀物の破砕物
を、このロール間隔wの上方に集積させていく状態とな
る。
【0026】次いで、引き続いて駆動される破砕ロール
6・6および検出ロール1・1の回転で、図10〜図1
1にあるように粗く破砕された破砕物が検出ロール1・
1のロール間隔w内に順次引き込まれて順次圧砕され、
その圧砕物により検出ロール1・1間に流れる電流によ
って、水分値が測定される。
【0027】そして、これにより一回の穀粒の水分値の
測定作動を終えることで、破砕ロール6・6が、まず切
欠部6a・6aを対向させた位置で停止し、次いで、圧
砕作動を終えて検出ロール1・1が切欠部1a・1aを
対向させた位置に停止して、図7の状態に戻るように、
これら破砕ロール6・6および検出ロール1・1の作動
を制御しておく。
【0028】従って、この実施例装置においては、ロー
ル間隔wを、穀物の水分値を正確に、かつ、安定して測
定させるのに適切な1mm程度に設定して、一対に対向
させた検出ロール1・1よりなる1台のセンサロールを
用いて穀物水分測定装置Aを構成し、それを穀物乾燥機
Bに、所望に設定しておく時機に作動するよう組み付け
た態様において、粒径の大きい大豆も、その検出ロール
1・1の上方に配設しておく破砕ロール6・6による粗
く破砕される前処理により、1mm程度に設定した一台
の検出ロール1・1の狭いロール間隔w内に食い込まれ
ていくようになるので、大豆および米・麦の両方の乾燥
作業が適確に行なえるようになる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による穀物
水分測定装置は、測定回路の一対の電極とするように、
通電性の金属材により成形して一対に対向させて軸支す
る検出ロール1・1のロール間隔wを、穀物の水分値の
測定に適切な1mm程度に設定しておき、この検出ロー
ル1・1の上方に大豆の粒径よりも狭いロール間隔yと
した破砕ロール6・6を一対に対向させて軸支しておい
て、粒径の大きい大豆の水分値を測定するときには、こ
の破砕ロール6・6で粗く破砕することで、喰い込みが
円滑に行なわれる性状に処理して、測定が正確に行なわ
れる狭い間隔に設定した検出ロール1・1に供給し、測
定させるようにしているのだから、米・麦の水分値の測
定および大豆の水分値の測定が一台の穀物水分測定装置
で正確に行なえるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従前の穀物水分測定装置の縦断正面図である。
【図2】同上の縦断側面図である。
【図3】本発明を実施せる穀物水分測定装置の縦断正面
図である。
【図4】同上の縦断側面図である。
【図5】本発明による穀物水分測定装置の別の実施例の
縦断側面図である。
【図6】同上の一部破断した正面図である。
【図7】同上の作動を説明するための要部の、非測定作
動時の正面図である。
【図8】同上の要部の測定作動の始動時の正面図であ
る。
【図9】同上の要部の測定作動の開始直前の状態時の正
面図である。
【図10】同上の要部の測定作動時の正面図である。
【図11】同上の要部の測定作動の終了直前時の正面図
である。
【符号の説明】
A…穀物水分測定装置、B…穀物乾燥機、G…穀物、K
…測定回路、M1・M2…モータ、w・y…ロール間
隔、1…検出ロール、1a…切欠部、2…支軸、20…
絶縁材よりなる軸受、3…機枠、30…供給口、31…
後壁、32…取付板、33…仕切壁、34…前壁、35
…戻し口、4…接触端子、5…伝導ギヤ、50…伝導ギ
ヤ、6…破砕ロール、6a…切欠部、60…支軸、61
…軸受、7…伝導ギヤ、70…伝導ギヤ、8…昇降機、
8a…機壁、80…揚穀塔、81…バケットコンベア、
82…バケット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 花輪 知明 山形県天童市大字老野森404番地 株式会 社山本製作所内 Fターム(参考) 2G060 AA12 AC01 AF07 CA06 CC08 3L113 AA07 AB04 AC31 AC41 AC59 AC63 AC67 AC80 BA03 CA02 CB21 CB22 CB30 CB34 DA06 DA25

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定回路の一対の電極とする通電性の金
    属材よりなる一対の検出ロール1・1を、穀物の粒径よ
    り狭いロール間隔wに保持せしめて機枠3に対向させて
    軸架して、接触端子4・4を介し測定回路Kに接続し、
    そのロール間隔wにおいて圧砕される穀物を介して検出
    ロール1・1間に流れる電流の抵抗値により穀物の水分
    値を測定する穀物水分測定装置において、前記一対の検
    出ロール1・1のロール間隔wを1mm程度の狭い間隔
    に設定し、それら検出ロール1・1の上方に、ロール間
    隔wを大豆の粒径より狭くなる範囲において前記ロール
    間隔yよりも遙かに広く設定した一対の破砕ロール6・
    6を、供給される穀物が該破砕ロール6・6のロール間
    隔yを経て検出ロール1・1のロール間隔wに流れるよ
    うに配位して機枠3に軸支せしめ、検出ロール1・1と
    同調してまたは別に駆動回転させることを特徴とする穀
    物水分測定装置。
  2. 【請求項2】 測定回路の一対の電極とする通電性の金
    属材よりなる一対の検出ロール1・1を、それのロール
    間隔wが米・麦の粒径よりも少し狭い間隔となるように
    一対に対向させて機枠3に軸支して、接触端子4・4を
    介し測定回路Kに接続し、この検出ロール1・1の上方
    には、破砕ロール6・6を、それのロール間隔yが大豆
    の粒径よりも少し狭くなるように一対に対向させて機枠
    3に軸支し、これら検出ロール1・1の周面および破砕
    ロール6・6の周面には、切欠部1a・1aおよび切欠
    部6a・6aを設け、かつ、検出ロール1・1と破砕ロ
    ール6・6とを、それらの切欠部1aと切欠部1aおよ
    び切欠部6aと切欠部6aとが、互いに対向してロール
    間隔wおよびロール間隔yを拡巾した状態となるように
    制御させて駆動回転せしめるようにした穀物水分測定装
    置。
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