JP2002228272A - 太陽光反射装置 - Google Patents

太陽光反射装置

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JP2002228272A
JP2002228272A JP2001020735A JP2001020735A JP2002228272A JP 2002228272 A JP2002228272 A JP 2002228272A JP 2001020735 A JP2001020735 A JP 2001020735A JP 2001020735 A JP2001020735 A JP 2001020735A JP 2002228272 A JP2002228272 A JP 2002228272A
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Naoki Kubota
直樹 久保田
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    • Y02E10/47Mountings or tracking

Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成で安価に作成でき、設置も容易で保
守も不要な太陽光反射装置を提供すること。 【解決手段】光センサ51によって反射鏡31から反射
されてくる光の方向を検出し、反射光が目標物20の方
向へ向くように制御回路50が駆動機構33〜44を駆
動して反射鏡31の向きを制御する。光センサ51は軸
と平行に光が到来した場合に光量が最高値を示し、目標
物20は光センサの軸の延長線上に配置される。制御回
路50は、光センサが最高値を示すように駆動機構を制
御し、反射光が常に目標物に当たるようになる。本発明
によれば、構造が簡単で安価に製造でき、設置時には光
センサの軸を目標物に向けて設置するのみで、容易に設
置および方向の修正が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は太陽光反射装置に関
し、特に太陽を追尾し、常に目標物に太陽光を当てるこ
とが可能な太陽光反射装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、方向を制御可能な反射鏡を有し、
太陽を追尾して目標物に太陽光を当てる装置が提案され
ている。このような装置においては、例えば太陽光セン
サを使用するか、あるいは時計を使用して太陽の方向を
検出し、コンピュータ等を使用して、反射光が目標物に
当たるように、鏡の姿勢を制御していた。また、特開平
5-346326号公報には、所定時間毎にプログラムされた角
度だけ鏡を移動させる太陽光自動追尾反射装置が記載さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記したような、従来
の装置においては、コンピュータが鏡の姿勢を算出する
ために、反射装置から目標物への方向データが必要であ
り、反射装置の設置時に測量によって方向データを求
め、当該データをROM等に書き込んでやらなければな
らないという問題点があり、方向を容易に修正すること
ができなかった。
【0004】また、光センサを使用する場合には、光セ
ンサの方向と反射鏡の垂直軸の方向が異なるために、そ
れぞれに駆動手段が必要であるという問題点があった。
更に、時計を使用する場合には、時間の経過と共に時計
の誤差が累積して方向がずれてくるので、所定の周期で
時計合わせの保守作業が必要であるという問題点があっ
た。
【0005】本発明の目的は、前記のような従来技術の
問題点を解決し、簡単な構成で安価に作成でき、設置も
容易で保守も不要な太陽光反射装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、独特の光セン
サによって反射鏡から反射されてくる太陽光の方向を検
出し、反射光が自動的に目標物の方向を向くように駆動
機構によって反射鏡の向きを制御するようにしたもので
ある。
【0007】光センサはセンサの軸と平行に光が到来し
た場合に光量が最高値を示すような構成を有しており、
目標物は光センサの軸の延長線上に配置される。即ち、
目標物と反射鏡の中心を結ぶ線と光センサの軸とが一致
するかあるいは少なくとも平行となるように光センサを
配置する。制御手段は、光センサが最高値を示すように
駆動機構を制御し、その結果、反射光が常に目標物に当
たるようになる。
【0008】本発明によれば、構造が簡単で安価に製造
でき、設置時には光センサの軸を目標物に向けて設置す
るのみで、容易に設置および方向の修正が可能である。
更に、太陽電池を電源とすれば、維持費や電源の配線も
不要であり、メンテナンスフリーとなる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。図1は、本発明の太陽光反射装置の実施例
の構成を示す側面図である。また、図2は本発明の太陽
光反射装置の実施例の構成を示す背面図、図3は本発明
の太陽光反射装置の実施例の構成を示す平面図である。
なお、図3においては、反射鏡31を外した状態を示し
ている。
【0010】反射鏡31は軸33に固着されており、軸
33は、軸受け37を介して保持部材32に回動可能に
保持されている。軸33には歯車34が固着されてお
り、歯車34は仰角制御モータ36によって駆動される
減速ギヤ35の出力歯車と契合している。
【0011】保持部材32は軸受け44を介して回転可
能に基台40に保持されている。保持部材の軸41は減
速ギヤ42を介して方位制御モータ43に接続されてい
る。制御基板50には後述する制御回路が搭載されてい
る。取り付け台44は本装置をボルト等によって図示し
ない保持台に固着するためのものである。なお、基台4
0が保持台44に対して手動で任意の方向に回転して固
定できるように構成されていてもよい。なお、軸41お
よび軸33には、それぞれ可動範囲の限界位置において
作動する図示しないリミットスイッチが設けられてい
る。
【0012】光センサ51は、詳細は後述するが、セン
サ支持部材52上を手動で摺動可能に保持されており、
基台40に固着されたセンサ支持部材52は反射鏡31
の回転軸33を中心とする円弧形状になっている。この
構成によって、光センサ51を摺動させても、センサ5
1の軸が常に反射鏡31の中心部を向くように設置され
る。
【0013】本装置の設置時あるいは調整時には、まず
本体を任意の位置に設置(固定)する。設置する場合に
本装置を水平に、あるいは特定の方向を向けて設置する
必要はない。但し、設置場所における太陽の方向および
反射鏡の可動範囲、回転軸の方向、目標物の方向を考慮
して設置する。日本国内において設置する場合には、目
標物が反射鏡と同じ高さ以上であれば、回転軸41を垂
直にして設置すればよい。
【0014】なお、目標物に対する本発明の装置の設置
位置は任意であるが、光の入射方向と反射方向が近接し
ているほど反射効率(有効反射面積)が高くなる。従っ
て、例えば北半球であれば、南中時の目標物の陰(北)
の位置、あるいはその少し上部を中心として本発明の装
置を並べて設置するようにしてもよい。
【0015】次に、反射鏡31の中心部と光を当てたい
目標物20とを結ぶ線と光センサ51の軸とが一致する
かあるいは少なくとも平行となるように光センサ51の
方位および仰角を調整する。調整が終了した場合には、
図示しないネジ等を締めることによって光センサ51を
固定する。設置後、制御部50による後述する制御によ
って、太陽光が目標物20の方向へ反射されるように反
射鏡31の方向が制御される。
【0016】図4は、本発明の太陽光反射装置の回路図
である。マイクロコンピュータ75は、CPU、RO
M、RAM、入出力ポートを備え、後述する処理を実行
する。光センサ51を形成する感光素子であるCdS素
子77は抵抗76を介して電源に接続されており、素子
への受光量が多いほど抵抗が小さくなり、低い電圧を出
力する。光センサの出力はマイクロコンピュータ75の
アナログ入力端子に接続されている。また、リミットス
イッチ78の出力がマイクロコンピュータ75のデジタ
ル入力端子に接続されている。
【0017】更に、FETを使用したドライブ回路83
を2個使用したHブリッジ回路を介して、2つのモータ
81、82が、それぞれマイクロコンピュータ75のデ
ジタル出力端子により駆動される。モータとしては直流
モータを使用可能である。
【0018】なお、アナログ、デジタル入力端子、デジ
タル出力端子を備えたワンチップマイクロコンピュータ
は市販されており、必要条件を満足する任意のマイクロ
コンピュータを採用可能である。また、ハードウェア回
路によって本発明の制御手段の機能を実現することも可
能である。
【0019】電源としては、太陽電池70を用いる。太
陽電池は反射鏡31の面に設置してもよいし、基台に対
して固定されていてもよい。太陽電池70の出力はダイ
オード79を介して大容量のコンデンサ71および充電
可能な蓄電池72の一方あるいは両方、および3端子電
圧レギュレータ73に接続される。コンデンサ74は雑
音吸収用である。
【0020】大容量のコンデンサ71あるいは充電可能
な蓄電池72は、例えば日没後に反射鏡を所定の待機方
向へ向けるために必要である。なお、電源としては、上
記の他、商用電源、乾電池等任意の電源を使用可能であ
る。
【0021】図5は、本発明の反射装置に使用する光セ
ンサの正面図(a)および側面の断面図(b)である。
太陽光センサ51としては、晴れている場合に、光セン
サの軸と入射光とのなす角度に応じた信号を出力する任
意の構成のセンサを採用可能である。一例である図5の
光センサ51は、感光素子77として例えばCdS素子
を使用し、センサの前方には円筒形の遮光筒90が装着
されている。遮光筒90の内面は、光を一定の割合で反
射するように塗装あるいはメッキ等の表面処理がなされ
ている。
【0022】図6は、光センサ51の特性を示す説明図
である。図6において横軸はセンサ51の軸を含む任意
の断面におけるセンサの軸と入射光のなす誤差角度を示
しており、縦軸は図4の回路図におけるセンサ(感光素
子77)の出力電圧を示している。なお、センサ51の
出力電圧は感光素子77への受光量が多いほど低くな
る。
【0023】感光素子としてCdSセルを使用して図5
に示すような回路を採用した場合、光センサの軸が正し
く入射光の方向を向いている場合には、感光素子全体に
入射光が当たるので、出力電圧が最も低くなる。一方、
光センサの軸が入射光の方向とわずかにずれた場合に
は、感光素子77の一部のみに入射光が当り、受光量は
前記誤差角度が大きくなるほど少なくなる。
【0024】更に誤差角度が大きくなると、入射光は直
接は感光素子77に当たらなくなるが、遮光筒の内面に
おいて反射して感光素子77に届く。誤差角度が小さい
場合には入射光が感光素子77に届くまでの反射回数が
少ないので受光量は多くなるが、誤差角度が大きくなる
につれて入射光が感光素子77に届くまでの反射回数が
多くなり、受光量は少なくなる。
【0025】誤差角度が所定角度以上になると、角度の
変化による出力の変化が殆どなくなる。但し、この場合
においても、夜のレベルに比べると出力電圧は低いの
で、センサや反射鏡がどの方向を向いていても昼夜の識
別は可能である。
【0026】図7は、本発明の太陽光反射装置の制御処
理を示すフローチャートである。S10においては、昼
か否かを判定する。即ち、センサ51の出力電圧をA/
D変換して取り込み、昼を示す所定値以下であるか否か
を判定する。S11においては、センサ感応エリアを探
索する。即ち、詳細は後述するが、方位および仰角モー
タを駆動制御して反射鏡31を移動させ、センサの出力
電圧が所定の感応エリア検出レベル以下になる方向を探
索する。S12においては、センサ感応エリア探索が成
功したか否かが判定され、成功の場合にはS13に移行
するが、失敗の場合にはS10に移行する。
【0027】S13においては、太陽を捕捉する。即
ち、詳細は後述するが、センサ出力が最低となる方向に
反射鏡31を移動させる。S14においては、センサ出
力の最低値が所定の直射検出レベル以下であるか否かが
判定され、成功の場合にはS15に移行するが、失敗の
場合にはS11に移行する。
【0028】S15においては、太陽を追尾する。即
ち、詳細は後述するが、センサの出力電圧が増加した場
合には、再びセンサ出力が最低となる方向に反射鏡31
を移動させる。S16においては、センサ出力の最低値
が所定の直射検出レベル以下であるか否かが判定され、
成功の場合にはS15に移行するが、失敗の場合にはS
13に移行する。
【0029】図8は、S11のセンサ感応エリア探索処
理を示すフローチャートである。S20においては、可
動範囲の端に移動する。即ち方位モータ43および仰角
モータ36をそれぞれ図示しないリミットスイッチが作
動するまで所定の方向へ駆動して所定の位置に移動させ
る。S21においては、例えば仰角モータを所定時間だ
け駆動して一定の角度だけ移動させる。仰角モータが反
対側のリミットスイッチが作動する位置まで移動した場
合には、方位モータを所定時間だけ駆動してから、仰角
モータの駆動方向を反転して処理を続ける。
【0030】S22においては、光センサの出力電圧が
所定の感応エリア検出レベル以下になったか否かを判定
する。そして判定結果が肯定の場合には探索成功である
ので処理を終了する。また、判定結果が否定の場合には
S23に移行する。S23においては、全方位を探索し
たかを判定する。即ち方位モータが反対側のリミットス
イッチが作動する位置まで移動したか否かを判定する。
そして、そして判定結果が否定の場合にはS21に移行
して探索を続けるが、判定結果が肯定の場合には探索失
敗であるので処理を終了する。
【0031】図9は、S13の太陽補足処理を示すフロ
ーチャートである。まず、移動回数を計数するカウンタ
をリセットし、S30においては、センサ出力が最小と
なるように方位モータ43を駆動して方位を移動させ
る。S31においては、センサ出力が所定値以下になっ
たか否かによって、光センサの軸が入射光と平行になっ
たか否かを判定する。そして判定結果が肯定の場合には
処理を終了するが、否定の場合にはS32に移行する。
【0032】S32においては、センサ出力が最小とな
るように仰角モータ36を駆動して方位を移動させる。
S33においては、センサ出力が所定値以下になったか
否かによって、光センサの軸が入射光と平行になったか
否かを判定する。そして判定結果が肯定の場合には処理
を終了するが、否定の場合にはS34に移行する。S3
4においては、カウンタに1を加算する。S35におい
ては、カウンタ値が所定値(例えば8)を越えたか否か
を判定し、結果が否定の場合にはS30に戻るが、肯定
の場合には捕捉失敗として処理を終了する。
【0033】図10は、S15の太陽追尾処理を示すフ
ローチャートである。S40においては、センサ出力電
圧が増加したか否か、即ちセンサの軸と入射光の誤差角
度が増加したか否かが判定され、結果が否定の場合には
S40に戻るが、肯定の場合にはS41に移行する。S
41においては、一方のモータを直前の追尾処理によっ
て移動した方向へ一定時間だけ駆動して、反射鏡を一定
角度だけ移動させる。
【0034】S42においては、センサ出力電圧が増加
したか否かが判定され、結果が否定の場合にはS41に
戻るが、肯定の場合にはS43に移行する。S43にお
いては、移動方向を反転する。
【0035】S44においては、前記反転方向へ一方の
モータを一定時間だけ駆動して反射鏡を一定角度だけ移
動させる。S45においては、センサ出力電圧が増加し
たか否かが判定され、結果が否定の場合にはS44に戻
るが、肯定の場合にはS46に移行する。S46におい
ては、移動方向を再び反転してモータを所定時間だけ駆
動することにより1つ前の位置へ戻す。
【0036】S47においては、方位と仰角の両方向に
移動したか否かを判定し、判定結果が否定の場合にはS
48に移行して、駆動方向を方位と仰角の内の未制御の
方向に設定してS41に移行する。以上のような構成及
び制御により、本発明の太陽光反射装置は光センサを目
標物に向けて設置するだけで、自律的に太陽を追尾し、
反射光を常に目標物に当てることができる。
【0037】図11は、本発明の光センサの他の実施例
の構成を示す正面図である。センサ51の特性としては
図6に示すような特性を有するものを採用可能である
が、センサ感応エリアはなるべく広い方が好ましい。し
かし、図5に示すセンサの場合には、感応エリアを広く
するためには遮光筒の長さを短くする必要があるが、筒
を短くすると、直射状態の検出精度が低下してしまう。
【0038】図11(a)は、光センサの第2実施例の
正面図、(b)は側面の断面図である。光センサ51に
は感光素子77が設置され、素子の前方には短い円筒形
の遮光筒95および断面が十字形の黒い遮光板96が設
置されている。このような構造にすると、入射光が直射
状態の場合には感光素子77の殆ど全ての領域に光が当
たるが、入射光の誤差角度が増えるに従い、遮光筒95
および遮光板96の影が出来てセンサの出力電圧は増加
する。但し、誤差角度が大きくなっても、感光素子の一
部には光が直接あるいは反射して当たるので、図6に示
す感応エリアが広くなる。
【0039】図11(c)〜(f)はそれぞれ光センサ
の第3〜6実施例の構成を示す正面図である。図の2重
の円は遮光筒をしめし、その中の黒い線は遮光板の(断
面)形状を示している。図示するように、遮光板の断面
形状としては、円、正多角形、等間隔に配置された任意
個数の中心と円周を結ぶ線分、あるいはそれらを組み合
わせた形状を採用可能である。
【0040】以上、本発明の実施例を開示したが、本発
明には下記のような変形例も考えられる。実施例におい
ては、直流モータを使用する例を開示したが、圧電モー
タ、ステッピングモータ、あるいは2点間の距離を任意
に変化させ、保持することが可能なアクチュエータを使
用してもよい。ステッピングモータを使用すれば現在の
センサの方向が正確にわかるので、目標方向へ正確に移
動可能である。
【0041】反射光を検出するセンサ51以外に昼と夜
を判別する感光センサを設け、夜間は回路への電源供給
を遮断するようにしてもよい。更に、当該感光センサの
受光素子数を2個以上に増やして、太陽の大まかな方向
を検出するようにしてもよい。このようにすれば、反射
鏡を効率よく移動させることができる。
【0042】反射鏡としては平面鏡を使用する例を開示
したが、より集光率を高めるために凹面鏡あるいは複数
の平面鏡を組み合わせて使用してもよい。あるいは植木
等に日を当てる場合には広い範囲に日が当たるように、
凸面鏡を用いてもよい。
【0043】目標物の方向が固定されている場合には、
過去の移動軌跡情報を記憶し、追尾に使用することもで
きる。この場合には夜明けからの大まかな時間を計数
し、当該時間情報と方向情報とを組み合わせて記録す
る。そして、例えばエリア探索処理においては、現在の
大まかな時刻と対応した位置からエリア探索を開始す
る。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、構造が簡単で安価に製
造でき、設置時には光センサを目標物に向けて設置する
のみで、容易に設置および方向の修正が可能である。更
に、太陽電池を電源とすれば、維持費や電源の配線も不
要であり、メンテナンスフリーとなるという効果があ
る。本発明の装置を多数設置して、目標物として水タン
クを設置すれば、太陽光温水器となる。また、日陰の植
物に日を当てるこも可能であり、ビルなどの垂直のダク
トへの採光にも利用可能である。更に、目標物として太
陽電池を設置すれば、発電効率が向上する。また、家庭
や道路などにおける日陰部分の融雪、融氷装置としても
利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の太陽光反射装置の実施例の構成を示す
側面図である。
【図2】本発明の太陽光反射装置の実施例の構成を示す
背面図である。
【図3】本発明の太陽光反射装置の実施例の構成を示す
平面図である。
【図4】本発明の太陽光反射装置の回路図である。
【図5】本発明の反射装置の光センサの正面図および側
面の断面図である。
【図6】光センサの特性を示す説明図である。
【図7】本発明の太陽光反射装置の制御処理を示すフロ
ーチャートである。
【図8】S11のセンサ感応エリア探索処理を示すフロ
ーチャートである。
【図9】S13の太陽補足処理を示すフローチャートで
ある。
【図10】S15の太陽追尾処理を示すフローチャート
である。
【図11】本発明の光センサの他の実施例の構成を示す
正面図である。
【符号の説明】
10…太陽、20…目標物、31…反射鏡、32…保持
部材、33…軸、34…歯車、35…減速ギヤ、36…
仰角制御モータ、37…軸受け、40…基台、41…
軸、42…減速ギヤ、43…方位制御モータ、44…軸
受け、50…制御基板、51…光センサ、52…センサ
支持部材、70…太陽電池、71…コンデンサ、72…
蓄電池、73…電圧レギュレータ、74…コンデンサ、
75…マイクロコンピュータ、76…抵抗、77…Cd
S素子、78…リミットスイッチ、79…ダイオード、
81、82…モータ、83…ドライブ回路、90、95
…遮光筒、96…遮光板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光反射手段と、 前記光反射手段を所定の範囲内の任意の方向に向けるこ
    とが可能な駆動手段と、 前記光反射手段の方向を向けて設置され、光の到来方向
    によって出力が変化する光センサ手段と前記光センサ手
    段の出力が光量の最大値を示すように前記駆動手段を制
    御する制御手段とを備えたことを特徴とする太陽光反射
    装置。
  2. 【請求項2】前記光センサ手段は、感光素子の前方に、
    内面が一定の割合で光を反射するような特性をもった円
    筒形の遮光筒を装着したものであり、円筒形の軸が前記
    光反射手段の方向を向けて設置されることを特徴とする
    請求項1に記載の太陽光反射装置。
  3. 【請求項3】更に、前記光センサ手段が前記光反射手段
    の中心方向を向きながら方向を調節可能な角度調整手段
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の太陽光反射
    装置。
  4. 【請求項4】更に、電源として太陽電池を備えたことを
    特徴とする請求項1に記載の太陽光反射装置。
  5. 【請求項5】前記反射鏡は凸面鏡であることを特徴とす
    る請求項1に記載の太陽光反射装置。
  6. 【請求項6】前記制御手段は、過去の追尾情報を蓄積
    し、当該蓄積情報を参照して追尾を行うことを特徴とす
    る請求項1に記載の太陽光反射装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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