JP2002226715A - 乾燥剤混入成形品、及びその製造方法 - Google Patents

乾燥剤混入成形品、及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸湿性を有する包装材料として利用可能な乾
燥剤混入成形品を提供するとともに、その乾燥剤混入成
形品の製造方法を提供することを目的とするものであ
る。 【解決手段】 粉末状の乾燥剤8を樹脂に混練した混練
樹脂による乾燥剤混入成形品6である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乾燥剤が混入する
包装材料として利用し得る乾燥剤混入成形品、及びその
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、乾物や菓子或いは薬品等の乾燥商
品は、シリカゲル等の乾燥剤を小袋に封入して、乾燥商
品とともに混在させて包装されている。乾燥商品を包装
する際に、乾燥商品を袋状包装材に投入して、さらに必
要な量の乾燥剤入りの小袋を投入して袋状包装材を密封
包装する必要がある。この包装の際に乾燥剤入りの小袋
を包装袋に投入する包装作業工程は、通常自動化されて
いるもの包装工程を煩雑にするし、乾燥商品によって
は、手作業となることがあり面倒であった。さらに、菓
子類では、乾燥剤は食品に同封されることになるので、
誤って食品に混入されたり、誤飲するおそれもあった。
【0003】このような課題を解消する従来例として、
特開平11−59743号公報に開示された包装材料が
提案されている。この従来例は、図5に示すように、基
材フィルム1の一面に水分吸着層2を形成し、さらに接
着剤3でシーラント層4を積層した包装材料である。水
分吸着層2は、シリカゲルやモレキュラーシーブ等の乾
燥剤5が分散したビヒクルを溶剤で希釈して、この乾燥
剤分散液を、基材フィルム1面に塗布した後に、溶剤を
飛散させて、基材フィルム1面に塗膜状の水分吸着層2
を形成し、かつ接着剤3でシーラント層4を積層してい
る。シーラント層4は、密封剤や防水剤を兼ねる熱接着
性樹脂フィルムが使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来例の包装材料は、
ビヒクルに乾燥剤5を分散させ、溶剤で希釈した乾燥剤
分散液を基材フィルム1に塗布して、塗膜状の水分吸着
層2を形成し、シーラント層4を接着したものであり、
その製造工程は、水分吸着層2を乾燥剤5をビヒクルを
溶剤で希釈した形成され、かつシーラント層4が被覆さ
れており、手間のかかる煩雑なものであり、しかもこの
乾燥剤分散液の塗布工程は、乾燥剤自体の初期性能を著
しく劣化させる要因となる。しかも、水分吸着層2の上
には、密封剤や防水剤を兼ねるシーラント層4が積層さ
れており、透湿度が低い熱接着性樹脂フィルムは使用で
きない欠点がある。
【0005】本発明は、上記のような問題点に鑑みなさ
れたものであり、吸湿性を有する包装材料として利用可
能な乾燥剤混入成形品を提供するとともに、その乾燥剤
混入成形品の製造方法を提供することを目的とするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために、請求項1の発明は、粉末状の乾燥剤を
樹脂に混練した混練樹脂を射出成形してなることを特徴
とする乾燥剤混入成形品である。
【0007】また、請求項2の発明は、前記乾燥剤の含
有量が、前記樹脂と前記乾燥剤との総重量の1重量%以
上であるか、または80重量%以下であることを特徴と
する請求項1に記載の乾燥剤混入成形品である。
【0008】また、請求項3の発明は、前記乾燥剤がモ
レキュラーシーブであり、前記モレキュラーシーブの細
孔径が3Åまたは4Åであることを特徴とする請求項1
又は2に記載の乾燥剤混入成形品である。
【0009】請求項1の発明では、粉末状の乾燥剤を樹
脂に混練して射出成形により、成形された乾燥剤を分散
させた乾燥剤混入成形品であり、成形品自体に吸湿性を
付与することができる。乾燥剤としては、請求項3の発
明のように、モレキュラーシーブが好適な材料として用
いられる。乾燥剤混入成形品は、例えば樹脂シートに乾
燥剤であるモレキュラーシーブを分散させることで、成
形品自体が吸湿性を有する包装材料として利用すること
ができる。なお、この包装材料には、例えば包装シー
ト、包装や梱包容器、或いは包装や梱包内装材等の内容
物を湿気から保護する種々の用途に応用される。
【0010】また、請求項2の発明のように、乾燥剤混
入成形品の樹脂材料に対して、モレキュラーシーブの含
有量は、樹脂(ベース樹脂)と乾燥剤との総重量の1重
量%以上であるか、または80重量%以下であり、モレ
キュラーシーブの混合比が80重量%を越えると、高M
FRの樹脂を用いることで、成膜は可能であるが、包装
成形品としての可撓性を失うために包装材料として利用
することは困難となり、1重量%以下とすると、乾燥剤
混入成形品としての性能が不十分となる。なお、モレキ
ュラーシーブの含有量は、吸湿性能と包装材料としての
有効性を考慮すると、好ましくは、5〜60重量%であ
る。また、モレキュラーシーブの細孔径は、3Å又は4
Åでがより好ましい。
【0011】さらに、請求項4の発明は、粉末状の乾燥
剤を混入した粒状樹脂を射出成形機に投入し、前記粒状
樹脂を射出する加工温度を240℃以下に設定し、前記
粒状樹脂を溶融樹脂として、金型内に射出することを特
徴とする乾燥剤混入成形品の製造方法である。
【0012】また、請求項5の発明は、前記乾燥剤の含
有量が、前記粒状樹脂の重量の1重量%以上であるか、
または80%以下であることを特徴とする請求項4に記
載の乾燥剤混入成形品の製造方法である。
【0013】また、請求項6の発明は、前記乾燥剤がモ
レキュラーシーブであり、前記モレキュラーシーブの細
孔径が3Åまたは4Åであることを特徴とする請求項4
又は5に記載の乾燥剤混入成形品の製造方法である。
【0014】また、請求項7の発明は、前記粒状樹脂に
含まれる樹脂の少なくとも1種にMFRが10以上の樹
脂が用いられていることを特徴とする請求項4,5又は
6に記載の乾燥剤混入成形品の製造方法である。
【0015】請求項4の発明では、粉末状の乾燥剤をベ
ース樹脂に混練して、混練樹脂による粒状樹脂とし、こ
の粒状樹脂を射出成形機に投入して、適切な加工温度で
溶融して金型内に射出して成形されており、乾燥剤とし
ては、モレキュラーシーブが好ましい。この粒状樹脂の
加工温度は、240℃以下とすることによって、溶融樹
脂が発泡することなく、成膜する。モレキュラーシーブ
の混合比は、先に説明した通りでる。
【0016】一方、モレキュラーシーブを混練するベー
ス樹脂のMFRが低い値である場合、金型内のキャビテ
ィーに射出する際に、射出に適さない樹脂であっても、
高MFRの樹脂を混合することで、射出に適したベース
樹脂とすることができる。無論、射出成形の場合、ベー
ス樹脂のMFRの値は、押出成形と比較して、低い値で
よい。しかし、乾燥剤混入成形品の厚さを0.5mm以
下であって、1m四方の比較的広い表面積の成形品を射
出成形する場合、ベース樹脂のMFRの値を比較的高い
値とする必要がある。概ね、ベース樹脂にモレキュラー
シーブを混練した状態で、MFRの値が5以下とならな
いようにベース樹脂の粘度を調整するのが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形
態の乾燥剤混入成形品の断面図であり、本実施形態で
は、一例としてシート状に形成したものを例示して説明
することにする。本実施形態の乾燥剤混入成形品6は、
図1に示すように、樹脂シート7に粉末状の乾燥剤8を
分散させたものである。乾燥剤8としては、シリカゲ
ル、活性アルミナまたはモレキュラーシーブが使用でき
る。特に、乾燥剤としては、モレキュラーシーブが好ま
しい。樹脂シート7のベース樹脂の材料は、下記に例示
した樹脂を、その用途に応じて一種または二種以上を選
択して混合したものが用いられる。
【0018】なお、モレキュラーシーブは、分子の大き
さの違いによって物質を分離するのに用いられる多孔質
の粒状物質であり、均一な細孔をもつ構造であって、細
孔の空洞に入る小さな分子を吸収して一種のふるいの作
用をする代表的な合成ゼオライトである。その細孔径と
しては、3Å,4Å,5Å,10Åのものが知られ、通
常、細孔径が3Å,4Å,5Å,10Åのモレキュラー
シーブを、それぞれモレキュラーシーブ3A,モレキュ
ラーシーブ4A,モレキュラーシーブ5A,モレキュラ
ーシーブ13Xと称する。また、モレキュラーシーブの
平均粒子径は、例えば10μm前後のものが用いられ
る。以下、本実施形態では、乾燥剤8として、モレキュ
ラーシーブ3A,4Aを代表例として説明する。
【0019】なお、モレキュラーシーブの吸湿性や水分
吸収性は、細孔径が関与しており、水分の吸収特性を高
めるには、モレキュラーシーブの粉末をより細かくする
ことで、実質的に表面積を広くし、細孔の数を増やすこ
とで対応することができる。すなわち、モレキュラーシ
ーブの平均粒子径は、20μm以下5μm程度のものと
するとよい。また、モレキュラーシーブの含有量は、樹
脂シート7の樹脂材料(ベース樹脂)とモレキュラーシ
ーブの総重量に対して、5重量%以上であるか、又は8
0重量%以下である。
【0020】本実施形態の乾燥剤混入シートの吸湿特性
は、その一例が図4に示されており、同図の横軸が時間
軸であり、縦軸が吸湿率を示している。同図(イ)が、
樹脂にモレキュラーシーブ3Aを混練した乾燥剤混入シ
ートの吸湿率を図示したものであり、同図(ロ)は、樹
脂にモレキュラーシーブ4Aを混練した乾燥剤混入シー
トの吸湿率を図示したものである。なお、図4は、室温
30℃で湿度60%の環境下での吸湿性試験の結果を示
しており、乾燥剤混入シートの厚さは、0.5mmであ
った。
【0021】一方、樹脂シート7の樹脂材料は、高メル
トフローレート(以下、MFRと称する)であり、かつ
低融点(低軟化点)、低温ドローダウン性に優れた樹脂
であることが望ましい。高MFR樹脂であれば、モレキ
ュラーシーブや顔料を添加することによるMFRが低下
しても、ある程度の流れ特性を確保することができる。
また、低融点であれば、樹脂が低温で軟化することで、
低温射出の目安となり、発泡のおそれを回避できる。低
温ドローダウン性に優れた樹脂であれば、モレキュラー
シーブや顔料を添加したとしても射出成形機による射出
成形が容易である。
【0022】このような観点から、例えばLDPE(低
密度ポリエチレン)、LLDPE(直鎖状低密度ポリエ
チレン)、PP(ポリプロピレン)、各種共重合体(コ
ポリマー)として、アイオノマー、EAA、EMAA、
EVA、EEA、EMA、EMMAが用いられ、このよ
うな樹脂の中から高MFR、好ましくはMFRが10以
上のものを適宜選んで使用する。例えば、LDPEでは
ペトロセン202(東ソー社製)やミラソン68(三井
石油化学社製)、LLDPEではNUCポリエチレンL
L(日本ユニカー社製)等が用いられる。また、共重合
体であるアイオノマー(例えば、エチレンアクリル酸共
重合体の塩)ではハイミラン(三井デュポンポリケミカ
ル社製)、EAA(エチレンアクリル酸共重合体)では
プリマコール(ダウケミカル社製)、EMAA(エチレ
ンメタクリル酸共重合体)ではニュクレルAN4211
5C(三井デュポン社製)、EVA(エチレン酢酸ビニ
ル共重合体)ではエバフレックス(三井デュポン社
製)、EEA(エチレンエチレンアクリレート共重合
体)ではNUC−6220(日本ユニカー社製)、EM
A(エチレンメチルアクリレート共重合体)ではTC−
120(エクソン社製)、EMMA(エチレンメチルメ
タクリレート共重合体)ではアクリフト(住友化学社
製)等が挙げられる。
【0023】次に、図1の乾燥剤混入シートの製造方法
の実施形態について説明する。本実施形態の乾燥剤混入
シートの製造には、射出成形機が使用される。射出成形
機には、プランジャ式、プリプラ式、プランジャプリプ
ラ式、スクリュ式、スクリュプリプラ式等があり、何れ
の形式でもよいが、以下、プランジャ式とスクリュ式の
射出成形機を例示して説明する。
【0024】図2は、プランジャ式射出成形機の概略図
を示している。同図を参照し、その射出成形機について
説明し、乾燥剤混入シートの製造方法について説明す
る。同図において、射出成形機11は、加熱シリンダ1
2内にトーピード13が設けられ、加熱シリンダ12内
を往復運動する射出プランジャ16が設けられ、加熱シ
リンダー12の外周には、ヒータ14が設けられ、加工
温度を計測するための温度計15が装着されている。加
熱シリンダー12には、モレキュラーシーブ等の乾燥剤
が混練された粒状の樹脂材料(以下、粒状樹脂と称す
る)Aが投入されるホッパー17が設けられている。加
熱シリンダー12の先端には、ノズル18が装着されて
いる。ノズル18の先端部には、乾燥剤混入シートを成
形するための金型19,20が固定盤と可動盤とに介挿
されて配置され、その先端部が金型19のスプルー19
aに当接している。
【0025】金型19,20は、実施形態に限定するも
のではないが、金型19には、冷却孔22が設けられ、
かつスプル19aが設けられ、金型19,20を接合し
た状態でライナ部19bと、ゲート部19cと、成形品
が形成されるキャビティー部23とが形成される。スプ
ル19aの直下には、スプールロックピン21が突出し
ている。なお、キャビティー部23は、乾燥剤混入シー
トの厚さを可変し得るように、シートの表面積に等しい
雌型と雄型とを組み合わせてもてもよい。
【0026】乾燥剤混入シートの製造方法は、ホッパー
17から投入された粒状樹脂Aを、射出プランジャ16
で押圧して加熱シリンダー12内に押し込む。粒状樹脂
Aは、240℃以下の温度で加熱して溶融し、ノズル1
8からスプル19a、ライナ部19b、ゲート部19
c、及びキャビティー部23へと流し込まれる。その
後、冷却孔22に冷却水を通水して溶融樹脂を硬化さ
せ、金型20を可動させ、スプールロックピン21を押
出して成形品(乾燥剤混入シート)を剥離する。
【0027】図3は、スクリュ式射出成形機の概略図を
示している。スクリュ式射出成形機は、ヒータ14によ
る加熱される加熱シリンダ12内に、スクリュー24が
挿入されて、加熱シリンダ12内の温度は、温度計15
で計測されている。スクリュー24の先端部には、スク
リューヘッド24aが設けられている。加熱シリンダ1
2の先端には、シリンダヘッド12aが設けられ、シリ
ンダヘッド12aの先端には、ノズル18が設けられて
いる。ノズル18の先端は、金型19,20のスプル1
9aに当接している。金型19,20は、先に説明した
通りである。
【0028】このスクリュ式射出成形機では、ホッパ1
7に投入された粒状樹脂Aは、スクリュー24の回転に
伴って、前方に搬送される。粒状樹脂Aは、ヒータ14
によって240℃以下の温度で加熱されて溶融し、溶融
樹脂は、スクリュー24により押し出されてノズル18
から金型19,20内に射出されて成形される。
【0029】また、図2,図3に示した金型19,20
は、加熱装置を組み込み、加熱装置で金型19,20を
240℃以下の温度に保持するようにして、射出成形機
から注入される溶融樹脂の硬化を防ぐようにするとよ
い。
【0030】なお、図2,図3において、粒状樹脂A
は、モレキュラーシーブを上記樹脂材料に練り込んで分
散させたものを適当な長さに切断した、通常チップ或い
はペレットと称せられるものである。先に、説明したよ
うに、モレキュラーシーブは、4Åまたは5Åの細孔径
を有する粉末状の無機多孔性物質であり、かつ粒状樹脂
に混合されるモレキュラーシーブの混合比は、5重量%
以上であるか、または80重量%以下とする。
【0031】さらに、本実施形態の乾燥剤混入シート
は、モレキュラーシーブが混入した粒状樹脂を溶融して
射出成形機で金型内に押出して、シートの厚みが0.5
〜3.0mmに引き出しており、その成形には、粒状樹
脂の溶融状態での流れ特性が重要な要素となる。粒状樹
脂のメルトフローレート(以下、MFRと称する)が高
い数値であることが重要である。MFRは、JISK7
210に規定される条件のもとで、溶融した樹脂を射出
し、一定時間あたりに押出される熱可塑性樹脂の量であ
り、具体的には試験温度190℃、試験荷重21.18
Nの条件のもとで測定された値である。乾燥剤混入フィ
ルムは、そのベース樹脂のMFRが5以上であることが
望ましい。
【0032】また、モレキュラーシーブを樹脂に混練し
た混練樹脂のMFRは、金型のキャビティー部への注入
は、種々の射出における要件、例えば混練樹脂を溶融す
るための加工温度、乾燥剤濃度(重量比)、キャビティ
ー部の形状(成形品の形状)等を考慮して、混練樹脂の
MFRが5以上であれば、成膜が可能である。なお、乾
燥剤混入フィルムの樹脂材料が樹脂を混合したものであ
れば、その一つの樹脂のMFRが10以上であれば、射
出成形機による乾燥剤混入シートの成形が可能である。
【0033】さらに、射出成形による加工温度が高い場
合、モレキュラーシーブを混入した混練樹脂は、発泡し
易いので、加工温度を低く抑えることが望ましく、例え
ば240℃以下が望ましい。なお、射出成形機の加工温
度の制御は、シリンダーの外周に設けたヒータと温度計
とで、シリンダーの温度を計測しながらヒータに通電し
て、所望の加工温度となるように制御している。
【0034】なお、本発明の乾燥材混入成形品は、シー
ト状に限らず、射出成形によって得られる包装形態の成
形品とすることができる。この成形品には、例えば容器
の内蓋、カップ、トレー、ボトル等の形態とすることが
できる。また、シート状に形成したものは包装袋の内面
側に溶着したり、金属製などの蓋の内面側に装着するな
どして使用することができる。無論、この乾燥材混入成
形品は、包装材料のみならず、梱包材料としても利用可
能であることは言うまでもない。
【0035】
【実施例】次に、本発明の乾燥剤混入成形品について、
シート状に成形した場合の実験結果に基づいて説明す
る。先ず、試料1〜5と比較例1,2との組成物及びそ
の重量比等を説明する。射出成形機は、図3に示したス
クリュー式を使用した。金型は、試験的に乾燥剤混入シ
ートの寸法が、100mm×80mm×2.5mmとな
るようなものを使用して、乾燥剤混入シートが成膜され
るか否かを確認し、より広いシートの作製を試みた。
【0036】試料1は、モレキュラーシーブ3Aが60
重量部に対して、ポリチレン(PE)(ミラソン68,
三井石油化学社製)を40重量部を混練して、ペレット
状の粒状樹脂を形成し、下記の表1に示した加工温度で
射出成形した。
【0037】試料2は、モレキュラーシーブ3Aが70
重量部に対して、ポリチレン(PE)(ミラソン68,
三井石油化学社製)を30重量部を混練して、ペレット
状の粒状樹脂を形成し、下記の表1に示した加工温度で
射出成形した。
【0038】試料3は、モレキュラーシーブ4Aが60
重量部に対して、エチレンとメタクリレートのランダム
共重合体(EMAA)(ニュクレルAN42115C,
三井デュポンポリケミカル社製)を40重量部を混練し
て、ペレット状の粒状樹脂を形成し、下記の表1に示し
た加工温度で射出成形した。
【0039】試料4は、モレキュラーシーブ4Aが70
重量部に対して、エチレンとメタクリレートのランダム
共重合体(EMAA)(ニュクレルAN42115C,
三井デュポンポリケミカル社製)を30重量部を混練し
て、ペレット状の粒状樹脂を形成し、下記の表1に示し
た加工温度で射出成形した。
【0040】試料5は、モレキュラーシーブ4Aが80
重量部に対して、エチレンとメタクリレートのランダム
共重合体(EMAA)(ニュクレルAN42115C,
三井デュポンポリケミカル社製)を20重量部を混練し
て、ペレット状の粒状樹脂を形成し、下記の表1に示し
た加工温度で射出成形した。
【0041】比較例1は、ポリチレン(PE)(ミラソ
ン68,三井石油化学社製)を100重量部でペレット
状の粒状樹脂を形成し、下記の表1に示した加工温度で
射出成形した。
【0042】比較例2は、エチレンとメタクリレートの
ランダム共重合体(EMAA)(ニュクレルAN421
15C,三井デュポンポリケミカル社製)を100重量
部でペレット状の粒状樹脂を形成し、下記の表1に示し
た加工温度で射出成形した。
【0043】
【表1】
【0044】上記試料1〜5及び比較例1,2は、表1
から明らかなように、試料1〜5では、加工温度が28
0℃のとき、モレキュラーシーブが混合した溶融樹脂が
発泡することが確認され、射出成形によって成膜するこ
とができなかった。しかし、それ以外の各加工温度で
は、乾燥剤混入シートが射出成形により作製できた。ま
た、モレキュラーシーブの混合比が80重量%以下であ
れば、成膜が可能であることが判った。従って、モレキ
ュラーシーブの混合比が、1重量%以上であれば、吸湿
性能を有する乾燥剤混入シートを提供することができ
る。なお、モレキュラーシーブを混合していない比較例
1,2では、全ての加工温度で成膜することができた。
【0045】続いて、本発明者等は、試料1〜5の乾燥
剤混入シートである実施例1〜5と比較例1,2との吸
湿性能試験を行った。この試験では、実施例1〜5と比
較例1,2とを同一寸法に切断してシート状の試料を作
成し、これらの試料を、室温20℃で湿度60%の環境
下(20℃60%RH)及び室温40℃で湿度90%の
環境下(40℃90%RH)で保管し、それぞれの重量
の経時変化を計測して、各試料の吸湿性能を試験した。
【0046】実施例1〜5と、比較例1,2の吸湿性能
は、各試料の初期の重量に対して、所定時間経過後の各
試料の重量変化に基づいて、各試料の吸湿性能を知るこ
とができる。表2,3は、その吸湿性能試験結果を示す
ものである。表2,3は、モレキュラーシーブの混合比
に対応して、各時間経過後の各試料の重量の変化を、初
期重量に対する所定時間経過後の重量変化の割合で示し
ている。
【0047】
【表2】
【0048】
【表3】
【0049】本実施例1〜5の乾燥剤混入シートは、表
2,3に示した吸湿性能から明らかなように、経時変化
に応じて、徐々に湿気を吸収しているのに対して、比較
例1,2では、全く湿気を吸収していないことから、本
実施例1〜5の乾燥剤混入シートの吸湿性能が確認され
た。また、乾燥剤混入シートは、湿度が高い試験環境
程、湿気の吸収量が多いことからも乾燥剤であるモレキ
ュラーシーブによる吸収であることが確認された。無
論、モレキュラーシーブの含有量が多いほど吸収量が多
いことも確認された。しかも、シートの厚さが、2.5
mmでは、吸湿性能が持続することも確認された。この
吸湿性能の持続性は、乾燥剤混入シートの厚さが、0.
1mm以上であれば、同様な結果を得ることが確認され
た。
【0050】無論、本発明の乾燥剤混入成型品では、例
えば乾燥剤混入シートの場合、ガスバリア性フィルム材
料とともに多色成形したり、共射出成形したり、或いは
成形後にガスバリア性材料をコーティングすることで、
意匠的に優れ、かつ乾燥商品を包む包装材料として利用
することができる。
【0051】なお、本発明の乾燥剤混入シートは、樹脂
シートに混入するモレキュラーシーブが水分を吸収して
白濁から透明に変化するので、他の着色を用いていない
シートであれば、このシートが白濁から透明になた時点
で、吸湿性能の限界点に達したことを示すインジケータ
として利用することができる。
【0052】
【発明の効果】上記のように、本発明によれば、粉末状
のモレキュラーシーブをベース樹脂に混練して、このモ
レキュラーシーブ混練樹脂を射出成形機により金型内に
射出して、モレキュラーシーブが均一に分散した乾燥剤
混入成形品を作製することができることを確認した。こ
の乾燥剤混入成形品は、包装材料として利用することが
できるとともに、それ自体が吸湿性能を有する特性を有
する成形品であり、この乾燥剤混入成形品による包装容
器、包装材料、或いは梱包材料では、乾燥剤小袋を封入
する必要がない利点がある。
【0053】また、本発明によれば、乾燥剤混入成形品
が強度的に包装材料として十分耐え得るものであり、ま
た、ガスバリア性フィルム材料とともに多色成形した
り、共射出成形したり、或いは成形後にガスバリア性材
料をコーティングした乾燥剤混入成形品とすることも可
能であり、意匠的に優れ、乾燥商品を包む包装材料とし
て利用することができる。従って、従来、菓子袋内に同
封していた乾燥剤小袋を同封する必要がなく、梱包作業
の省力化が図られるとともに、誤って乾燥剤を食品に混
入したり、誤飲するおそれがなく、極めて安全性が高
く、意匠的にも優れた包装材料として乾燥剤混入成形を
提供することができる利点がある。さらには、食品のみ
ならず美術品、フィルム状製品、工業部品、ガラス部品
或いは木工製品等種々の搬送用の包装・梱包材料として
も優れた効果を有する。
【0054】また、本発明によれば、乾燥剤混入成形品
を射出成形機を用いて製造することで、ベース樹脂とし
て、MFRを高い値のものを用いることなく、成形でき
る利点がある。しかし、乾燥剤混入成形品の厚さを薄く
した場合は、ベース樹脂のMFRが高い値であることが
望ましいが、少なくとも一つの樹脂のMFRの値を10
以上の高い値とすることで、ベース樹脂にモレキュラー
シーブや顔料を混練したとしても乾燥剤混入成形品を製
造することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る乾燥剤混入成形品の一実施形態を
示す断面図である。
【図2】本実施形態の乾燥剤混入成形品を製造する射出
成形機の概略図である。
【図3】本実施形態の乾燥剤混入成形品を製造する射出
成形機の他の例を示す概略図である。
【図4】モレキュラーシーブ3Aと4Aの吸湿特性を示
す図である。
【図5】従来の乾燥剤を用いた包装材料の一例を示す断
面図である。
【符号の説明】
6 乾燥剤混入成形品 7 樹脂シート 8 乾燥剤(モレキュラーシーブ) 11 射出成形機 12 加熱シリンダー 12a シリンダーヘッド 13 トーピード 14 ヒータ 15 温度計 16 射出プランジャ 17 ホッパー 18 ノズル 19 金型 19a スプルー 19b ライナ部 19c ゲート部 20 金型 21 スプールロックピン 22 冷却孔 23 キャビティー 24 スクリュー 24a スクリューヘッド
フロントページの続き (72)発明者 高橋 沙織 東京都文京区小石川4丁目14番12号 共同 印刷株式会社内 (72)発明者 及川 卓慈 東京都文京区小石川4丁目14番12号 共同 印刷株式会社内 Fターム(参考) 4D052 AA00 AA09 CA02 GA04 GB00 GB12 GB14 GB18 HA01 HA02 HA03 HA49 HB02 4F206 JA07 JQ81 4J002 BB031 BB051 BB061 BB071 BB081 BB121 BB231 DJ006 FD206 GG02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉末状の乾燥剤を樹脂に混練した混練樹
    脂を射出成形してなることを特徴とする乾燥剤混入成形
    品。
  2. 【請求項2】 前記乾燥剤の含有量が、前記樹脂と前記
    乾燥剤との総重量の1重量%以上であるか、または80
    重量%以下であることを特徴とする請求項1に記載の乾
    燥剤混入成型品。
  3. 【請求項3】 前記乾燥剤がモレキュラーシーブであ
    り、前記モレキュラーシーブの細孔径が3Åまたは4Å
    であることを特徴とする請求項1又は2に記載の乾燥剤
    混入成形品。
  4. 【請求項4】 粉末状の乾燥剤を混入した粒状樹脂を射
    出成形機に投入し、前記粒状樹脂の加工温度を240℃
    以下に設定して、前記粒状樹脂を溶融樹脂とし、金型内
    に射出することを特徴とする乾燥剤混入成形品の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 前記乾燥剤の含有量が、前記粒状樹脂の
    重量の1重量%以上であるか、または80重量%以下で
    あることを特徴とする請求項4に記載の乾燥剤混入成形
    品の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記乾燥剤がモレキュラーシーブであ
    り、前記モレキュラーシーブの細孔径が3Åまたは4Å
    であることを特徴とする請求項4又は5に記載の乾燥剤
    混入成形品の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記粒状樹脂に含まれる樹脂の少なくと
    も1種にMFRが10以上の樹脂が用いられていること
    を特徴とする請求項4,5又は6に記載の乾燥剤混入成
    形品の製造方法。
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