JP2002224951A - 基板用仮置台 - Google Patents

基板用仮置台

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JP2002224951A
JP2002224951A JP2001020857A JP2001020857A JP2002224951A JP 2002224951 A JP2002224951 A JP 2002224951A JP 2001020857 A JP2001020857 A JP 2001020857A JP 2001020857 A JP2001020857 A JP 2001020857A JP 2002224951 A JP2002224951 A JP 2002224951A
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Japan
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substrate
polishing
mounting table
temporary mounting
temporary
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Application number
JP2001020857A
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English (en)
Inventor
Yoriyuki Mochimaru
順行 持丸
Tomio Kubo
富美夫 久保
Satoru Ide
悟 井出
Kazuo Kobayashi
一雄 小林
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Okamoto Machine Tool Works Ltd
Original Assignee
Okamoto Machine Tool Works Ltd
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 研磨装置の仮置台に基板を載せ
る、または仮置台より基板を受け取る際に、基板表面を
傷つけない仮置台の提供。 【解決手段】 仮置台9aは、剛性のあるPVC
樹脂製プレ−ト93の表面にポリビニルアルコ−ル多孔
質体よりなる緩衝材シ−ト94を積層した積層物を素材
としている。仮置台の緩衝材シ−ト94のクッション性
により基板表面に傷が付かない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、研磨加工または研
削加工前に、前もって定められた位置に加工に付される
基板を待機させる仮置台、もしくは研磨加工または研削
加工後に、前もって定められた位置に待機させられ、加
工された基板を載せる仮置台に関する。この仮置台は、
基板を傷つけない。なお、基板としては、シリコンベア
ウエハ、シリコンデバイスウエハ、液晶基板、AlTi
C基板、樹脂基板、ガラス基板等が対象とされる。
【0002】
【従来の技術】基板の研磨加工の生産性を向上(基板の
スル−プット時間を短縮)させるために、インデックス
ヘッド型研磨装置複数の基板を同一の研磨プラテンで同
時に研磨することは知られている(特開平12−100
899号、特開2000−94305号、同2000−
94317号、同2000−164543号)。
【0003】特開2000−94317号公報には、図
6、図7および図8に示すように、3基の研磨プラテン
2a,2b,2cおよび左右方向に往復移動可能な基板
ロ−ディング/アンロ−ディング用仮置台4を同一の円
周上Cに配置した基台1と、この基台の上方でそれぞれ
別の4基のスピンドル24,24,24,24に軸承さ
れたヘッド25に基板2枚w,wを保持する4基の
チャック機構6a,6b,6c,6dを90,90,9
0,90度づつ時計廻り方向に回動する回転軸16に回
動自在に支持してなるインデックスヘッド5と、基板ロ
−ディングカセット7a,7a、該基板ロ−ディングカ
セットから仮置台4上に基板wを搬送する搬送ア−ム8
a、およびチャック機構6aより移送され、基板仮置台
4上に置かれた研磨後の基板を基板アンロ−ディングカ
セット7bに移送する搬送ア−ム8b、基板洗浄ノズル
9、研磨プラテンのドレッサ3、チャック洗浄機構13
とを備えた研磨装置が記載されている。
【0004】該研磨装置を用いて基板を研磨するには、
次ぎの工程を経て行われる。 (1)基板ロ−ディングカセットから仮置台4上に基板
wを搬送ア−ム8aで搬送し、仮置台4を右方向に移動
させチャック機構6aの下方に位置させ、チャック機構
6aを下降させて仮置台4上の基板に吸着板26を当接
させ、管21を減圧して基板をチャック機構の吸着板に
吸着させ、ついでチャック機構6aを上昇させる。
【0005】(2)インデックスヘッド5の回転軸16
を時計廻り方向に90度回動させた後、チャック機構6
aを下降させ、第1研磨プラテンに押圧し、基板と第1
プラテンとの間に研磨剤スラリ−を介在させつつ、基板
と第1研磨プラテンを摺動させて基板表面を粗研磨し、
研磨終了後、チャック機構6aを上昇させる。その間、
仮置台4は左方向に移動して元の位置に戻り、新たな基
板wが基板ロ−ディングカセットから仮置台4上に搬送
ア−ム8aで搬送され、ついで仮置台4を右方向に移動
させチャック機構6bの下方に位置させ、チャック機構
6bを下降させて仮置台4上の基板に吸着板26を当接
させ、管21を減圧して基板をチャック機構の吸着板に
吸着させ、ついでチャック機構6bを上昇させる。
【0006】(3)インデックスヘッド5の回転軸16
を時計廻り方向に90度回動させた後、チャック機構6
aを下降させ、第2研磨プラテン2bに押圧し、基板と
第2プラテンとの間に研磨剤スラリ−を介在させつつ、
基板と第2研磨プラテンを摺動させて基板表面を中仕上
研磨する。その間、仮置台4は左方向に移動して元の位
置に戻り、新たな基板wが基板ロ−ディングカセットか
ら仮置台4上に搬送ア−ム8aで搬送され、ついで仮置
台4を右方向に移動させチャック機構6cの下方に位置
させ、チャック機構6cを下降させて仮置台4上の基板
に吸着板26を当接させ、管21を減圧して基板をチャ
ック機構の吸着板に吸着させ、ついでチャック機構6c
を上昇させる。また、チャック機構6bを下降させ、第
1研磨プラテン2aに押圧し、基板と第1プラテンとの
間に研磨剤スラリ−を介在させつつ基板と第1研磨プラ
テンを摺動させて基板表面を粗研磨し、研磨終了後、チ
ャック機構6bを上昇させる。
【0007】(4)インデックスヘッド5の回転軸16
を時計廻り方向に90度回動させた後、チャック機構6
aを下降させ、第3研磨プラテン2cに押圧し、基板と
第3プラテンとの間に研磨剤スラリ−を介在させつつ、
基板と第3研磨プラテンを摺動させて基板表面を仕上研
磨する。その間、仮置台4は左方向に移動して元の位置
に戻り、新たな基板wが基板ロ−ディングカセットから
仮置台4上に搬送ア−ム8aで搬送され、ついで仮置台
4を右方向に移動させチャック機構6dの下方に位置さ
せ、チャック機構6dを下降させて仮置台4上の基板に
吸着板26を当接させ、管21を減圧して基板をチャッ
ク機構の吸着板に吸着させ、ついでチャック機構6dを
上昇させる。また、チャック機構6bを下降させ、第2
研磨プラテンに押圧し、基板と第2プラテンとの間に研
磨剤スラリ−を介在させつつ、基板と第2研磨プラテン
を摺動させて基板表面を中仕上研磨し、研磨終了後、チ
ャック機構6bを上昇させる。一方、チャック機構6c
を下降させ、第1研磨プラテン2aに押圧し、基板と第
1プラテンとの間に研磨剤スラリ−を介在させつつ、基
板と第1研磨プラテンを摺動させて基板表面を粗研磨
し、研磨終了後、チャック機構6cを上昇させる。
【0008】(5)インデックスヘッド5の回転軸16
を時計廻り方向に90度回動させた後、チャック機構6
aを仮置台4上に下降させ、管21aの減圧を止め、基
板を仮置台4上に置いた後、チャック機構6aは上昇す
る。仮置台4の基板に洗浄液が吹き付けられた後、仮置
台4は右方向に移動し、仮置台4上の仕上研磨された基
板は搬送ア−ム8bにより基板アンロ−ディングカセッ
ト7b内に表面が濡れた状態で収納される。ついで、仮
置台4は左方向に移動して元の位置に戻り、新たな基板
wが基板ロ−ディングカセットから仮置台4上に搬送ア
−ム8aで搬送され、ついで仮置台4を右方向に移動さ
せチャック機構6aの下方に位置させ、チャック機構6
aを下降させて仮置台4上の基板に吸着板26を当接さ
せ、管21を減圧して基板をチャック機構の吸着板に吸
着させ、ついでチャック機構6aを上昇させる。その間
に、チャック機構6bを第3研磨プラテン2cに押圧
し、基板と第3プラテンとの間に研磨剤スラリ−を介在
させつつ、基板と第3研磨プラテンを摺動させて基板表
面を仕上研磨する。一方、チャック機構6cを下降さ
せ、第2研磨プラテンに押圧し、基板と第2プラテンと
の間に研磨剤スラリ−を介在させつつ、基板と第2研磨
プラテンを摺動させて基板表面を中仕上研磨し、研磨終
了後、チャック機構6cを上昇させる。および、チャッ
ク機構6dを下降させ、第1研磨プラテン2aに押圧
し、基板と第1プラテンとの間に研磨剤スラリ−を介在
させつつ、基板と第1研磨プラテンを摺動させて基板表
面を粗研磨し、研磨終了後、チャック機構6dを上昇さ
せる。
【0009】(6)以下、前記(5)の工程、即ち、イ
ンデックスヘッド5の回転軸16を時計廻り方向に90
度回動させ、基板のアンロ−ディング/ロ−ディング、
仕上研磨、中仕上研磨、粗研磨の工程を繰り返す。
【0010】これら3基の研磨プラテンを用いるインデ
ックスヘッド型研磨装置は、基板研磨のスル−プット時
間を2〜4分/枚と短縮できる利点を有している。しか
し、基板研磨のスル−プット時間を更に0.5〜1分/
枚と短縮することが半導体デバイスメ−カ−より要求さ
れている。
【0011】本発明者等は、スル−プット時間1〜3分
/枚を目標とするには、従前のインデックスヘッド型研
磨装置では、基板洗浄、基板のアンロ−ディング、チャ
ック機構洗浄、基板のロ−ディングの一連の作業を行う
アンロ−ディング/ロ−ディングステ−ジでの作業時間
が律速であることを見出し、アンロ−ディング/ロ−デ
ィングステ−ジでの前記作業を仮置台を備えたインデッ
クステ−ブルに割り振ることでスル−プット時間をより
短縮できる研磨装置が提供できることを見出した(特願
2000−289710号)。
【0012】また、基板の研磨加工または研削加工前
に、前もって定められた位置に加工に付される基板を待
機させる仮置台、もしくは研磨加工または研削加工後
に、前もって定められた位置に待機させられ、加工され
た基板を載せる、センタリング位置合わせ機構を備えた
仮置台自身も知られている(特公昭60−22500
号、同7−22880号、特開平10−303152
号)。
【発明が解決しようとする課題】従来の水流で基板のセ
ンタリングを行う仮置台においては、水流が仮置台の表
面より吹き出すように仮置台の素材としてポ−ラスセラ
ミック板を用いていた。また、ア−ムで基板のセンタリ
ングを行う仮置台においては、基板をバキュ−ム吸着す
るため、同じく仮置台の素材としてポ−ラスセラミック
板を用いていた。それゆえ、仮置台上に基板を載せる
際、もしくは、仮置台上から基板を収納カセットに搬送
する、あるいは仮置台上から基板を研削装置又は研磨装
置のチャック機構もしくはホルダ−に移転させる際、基
板表面とポ−ラスセラミック板が擦れ合って基板表面に
傷が付かないようにポ−ラスセラミック板表面に水膜を
形成させたり、チャック機構で基板を保持する際に基板
にかかる圧力を極力小さくしており、仮置台上に基板を
載せるあるいは仮置台上から基板を外す作業に手間がか
かる。本発明は、基板に傷を付けることなく、かつ、基
板に異物を付着させない仮置台を提供する。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の1は、基板の研
磨加工または研削加工前に、前もって定められた位置に
加工に付される基板を待機させる仮置台、もしくは研磨
加工または研削加工後に、前もって定められた位置に待
機させられ、加工された基板を載せる仮置台であって、
該仮置台は、剛性の樹脂製プレ−トの表面にポリビニル
アルコ−ル多孔質体または高分子ヒドロゲルよりなる緩
衝材シ−トを積層した積層物を素材とし、緩衝材シ−ト
面に基板が載せられることを特徴とする、基板用仮置台
を提供するものである。
【0014】高分子ヒドロゲルまたは基板の洗浄ブラシ
に使用されているポリビニルアルコ−ル多孔質体(スポ
ンジ)の親水性緩衝材シ−トを用いることにより、基板
に傷を付けることなく、かつ、基板に異物を付着させる
ことがない。
【0015】本発明の請求項2は、前記基板用仮置台に
おいて、緩衝材シ−ト面に円柱状の突起物が多数設けら
れていることを特徴とする。
【0016】円柱状の突起物の存在により、仮置台から
の基板の離型が容易となる。
【0017】本発明の請求項3は、前記基板用仮置台に
おいて、仮置台はフレ−ムに支持され、仮置台の外周は
該仮置台上に載せられた基板を仮置台のセンタ−に寄せ
る位置決め機構の複数のア−ムの外端に起立した爪に囲
まれていることを特徴とする。
【0018】仮置台がセンタリング機構を備えるので、
基板のチャック機構または収納カセットへの移送が容易
となる。
【0019】本発明の請求項4は、上記基板用仮置台に
おいて、位置決め機構は、フレ−ムの空所に設置された
エアシリンダのピストンロッド上端に設けられた環状フ
ランジより放射状に延びた複数の内側ア−ムと、該内側
ア−ムの上部を押さえるスプリングコイルと、該内側ア
−ムの支点ピンと、該内側ア−ムと上下一対の板バネを
係止する係止具と、起立した爪を外端に有する外側ア−
ムと、前記内側ア−ムと外側ア−ムを連結する前記一対
の板バネと、該外側ア−ムと前記上下一対の板バネを係
止する係止具を備えることを特徴とする。
【0020】エアシリンダのピストンロッドが下降する
と外側ア−ムが上昇し、爪が基板を仮置台のセンタ−へ
と寄せる。エアシリンダのピストンロッドが上昇する、
または基板を保持するチャック機構により前記爪が下側
に押されたときに外側ア−ムが下降し、基板より爪が離
れる。また、H字型把持ア−ムを有する搬送ロボットの
H字型把持ア−ムが基板端を把持した際、爪がH字型把
持ア−ムにより外側に押し拡げられ、その応力が板バネ
に伝わって基板がア−ムの爪から開放され、搬送ロボッ
トによる加工された基板の収納カセットへの移送が容易
となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
【実施例】以下、図面を用いて本発明を詳細に説明す
る。なお、各図において、研磨装置の各々のステ−ジで
は、2枚の基板が同時に加工処理、洗浄処理できるよう
にインデックスヘッド下のチャック機構は、4の倍数で
ある8基のスピンドルに軸承されたチャック機構を備え
る研磨装置を例に採る。図1は、研磨装置の平面図(但
し、インデックステ−ブル上の基板ロ−ディング/アン
ロ−ディングステ−ジを構成する仮置台の一方の樹脂プ
レ−トは、省略してある。)、図2は図1における研磨
装置の第1ポリシングステ−ジ部分の正面図、図3は図
1におけるインデックステ−ブルの仮置台部分の断面
図、図4は図1におけるインデックステ−ブルのチャッ
ク機構洗浄ステ−ジ部分の断面図、図5は図4のチャッ
ク機構洗浄ステ−ジのブラシと洗浄液供給ノズル部の拡
大図、図10は図1の部分拡大図、図11は図3の部分
拡大図である。
【0022】図1に示す研磨装置は、上方で回転軸に軸
承されたインデックスヘッドに該回転軸を中心に同一円
周上に等間隔に設けられた4基のスピンドルに取り付け
られた基板チャック機構、前記インデックスヘッドの回
転軸を時計廻り方向に90度、90度、90度、90度
づつ、もしくは90度、90度、90度、−270度づ
つ回動させる回動機構、前記基板チャック機構のスピン
ドルを昇降させる昇降機構およびスピンドルを水平方向
に回転させる機構、前記4基の基板チャック機構の下方
に相対向するように前記インデックスヘッドの回転軸の
軸心を同一とする中心点より同一円周上に等間隔に設け
られた基板ロ−ディング/基板アンロ−ディング/チャ
ック洗浄ステ−ジ、第1ポリシングステ−ジ、第2ポリ
シングステ−ジおよび第3ポリシングステ−ジ、上面に
第1基板ロ−ディング/アンロ−ディングステ−ジ、基
板チャック機構用洗浄ステ−ジおよび第2基板ロ−ディ
ング/アンロ−ディングステ−ジを同一円周上に等間隔
に設けたインデックステ−ブル(但し、これら3つのス
テ−ジは、インデックステ−ブルの回転により移動して
前記基板ロ−ディング/基板アンロ−ディング/チャッ
ク洗浄ステ−ジを構成する。)、前記インデックステ−
ブルを時計廻り方向に120度、120度、120度づ
つ、もしくは120度、120度、−240度づつ回動
させる回動機構、および、前記インデックステ−ブルの
手前の左右に設けられた、基板ロ−ディングカセットと
基板ロ−ディング搬送ロボットよりなる基板供給機構
と、基板アンロ−ディングカセットと基板アンロ−ディ
ング搬送ロボットよりなる基板排出機構、とを含む基板
の研磨装置を示す。
【0023】本発明の仮置台9a,9bを備える研磨装
置30を示す図1において、1は基台、2aは第1研磨
プラテン、2bは第2研磨プラテン、2cは第3プラテ
ン、3,3,3は研磨プラテンのドレッサ、3a,3
a,3aは回転軸、4は基板ロ−ディング/アンロ−デ
ィング用仮置台、5はインデックスヘッド、6a,6
b,6c,6dはチャック機構、7aはロ−ディングカ
セット、7bはアンロ−ディングカセット、7cは水
槽、8aはロ−ディング搬送ロボット、8bはアンロ−
ディング搬送ロボット、9はインデックステ−ブル、9
aは第1基板ロ−ディング/アンロ−ディングステ−ジ
の仮置台、9bは第2基板ロ−ディング/アンロ−ディ
ングステ−ジの仮置台である。9a',9b'は樹脂製プ
レ−トが取り除かれた基板センタリング機構を示す。図
1では、インデックスヘッド5下の基板ロ−ディング/
基板アンロ−ディング/チャック洗浄ステ−ジ6a,6
aに、インデックステ−ブル9に設けた洗浄機構13,
13が位置している状態を示している。
【0024】インデックスヘッド5下は、4つの壁1
w、2w、3w,4wにより仕切られ、基台1に4つの
ステ−ジ、即ち、基板ロ−ディング/基板アンロ−ディ
ング/チャック洗浄ステ−ジs、第1ポリシングステ
−ジs、第2ポリシングステ−ジsおよび第3ポリ
シングステ−ジsに割り振る。
【0025】前記洗浄機構13は、チャック機構6a,
6b,6c,6dに洗浄液を吹き付けるノズル13a,
13a、チャック機構底面洗浄ブラシ13b,13b、
チャック機構側面洗浄ブラシ13c、ブラシ3bに洗浄
液を吹き付けるノズル13dを備える(図4、図5およ
び図10参照)。
【0026】図2において、10は研磨プラテン2を軸
承するスピンドル、Mはモ−タで研磨プラテンを水平
方向に回転する駆動力を与える。11は研磨布、13は
チャック洗浄器である。チャック機構6a,6b,6
c,6dは一対のスピンドルで組みとなり、回転軸16
に軸承されたインデックスヘッド5に回転軸16の軸心
Oを中心として同一の円周上Cに配置され、基台1の上
方でそれぞれ8基のスピンドル24に軸承されたヘッド
25を備えている。回転軸16をモ−タ(図示されてい
ない)により時計廻り方向に90,90,90,90度
づつ回動するか、時計廻り方向に90,90,90,−
270度づつ回動することによりインデックスヘッド
5、および基板2枚w,wを保持する8基のチャッ
ク機構6a,6b,6c,6dが90,90,90,9
0度づつ、または90,90,90,−270度づつ時
計廻り方向に回動する。
【0027】インデックスヘッド5下の8基のチャック
機構6a,6b,6c,6dは、インデックスヘッドの
前記回転により、基板ロ−ディング/アンロ−ディング
/チャック機構洗浄ステ−ジs1、第1ポリシングステ
−ジs2、第2ポリシングステ−ジs3および第3ポリ
シングステ−ジs4に振り分けられる
【0028】基台1側には、前記8基のチャック機構の
下方に相対向するように前記インデックスヘッド5の回
転軸16の軸心と同一とする中心点Oより同一円周上C
に等間隔に設けられた基板ロ−ディング/アンロ−ディ
ング/チャック機構洗浄ステ−ジs、第1ポリシング
ステ−ジs、第2ポリシングステ−ジsおよび第3
ポリシングステ−ジsが設けられる。基板ロ−ディン
グ/アンロ−ディング/チャック機構洗浄ステ−ジs
には、図1ではチャック洗浄ステ−ジ13,13が、第
1ポリシングステ−ジs2には回転テ−ブル表面に研磨
布が貼付された第1プラテン2aとこの研磨プラテン表
面に砥粒を含有する研磨剤スラリ−供給管50が、第2
ポリシングステ−ジs3には回転テ−ブル表面に研磨布
が貼付された第2プラテン2bとこの研磨プラテン表面
に砥粒を含有する研磨剤スラリ−供給管50が、第3ポ
リシングステ−ジs4には回転テ−ブル表面に研磨布が
貼付された第3プラテン2cとこの研磨プラテン表面に
砥粒を含有する研磨剤スラリ−供給管50が設けられて
いる。
【0029】研磨プラテンの研磨布としては、硬質発泡
ウレタンシ−ト、ポリ弗化エチレンシ−ト、ポリエステ
ル繊維不織布、フェルト、ポリビニ−ルアルコ−ル繊維
不織布、ナイロン繊維不織布、これら不織布上に発泡性
ウレタン樹脂溶液を流延させ、ついで発泡・硬化させた
もの等が使用される。通常、第1プラテンの研磨布は第
2プラテンおよび第3プラテンの研磨布よりも硬くて表
面が粗いものが使用される。
【0030】インデックステ−ブル9は、その上面に軸
芯Oを中心として同心円上に等間隔に第1ロ−ディン
グ/アンロ−ディングステ−ジ(仮置台)9a,9a、
第2ロ−ディング/アンロ−ディングステ−ジ(仮置
台)9b,9bおよびチャック機構洗浄ステ−ジ13,
13を備える(図1および図11参照)。図3に示すよ
うにスピンドル91に軸承されたインデックステ−ブル
9はACサ−ボアクチエ−タMにより水平方向に12
0度づつ時計廻り方向に回動されるか、120度、12
0度、−240度づつ回動される。
【0031】本発明の仮置台である第1および第2ロ−
ディング/アンロ−ディングステ−ジ9a,9a,9
b,9bは、基板位置決め機構92の上に剛性の樹脂製
プレ−ト93の表面に緩衝材シ−ト94を積層した仮置
台を設けた構造を採る。96は緩衝材シ−トを剛性の樹
脂製プレ−ト93に固定させるのを容易とするために用
いた介在プレ−トで、緩衝材シ−ト94は接着剤95で
介在プレ−ト96に積層され、ビス97を用いて剛性の
樹脂製プレ−ト93に螺子止めされる。樹脂製プレ−ト
93は、インデックステ−ブル9の中央より放射状に延
びる支持具900にボルト901により固定されてい
る。
【0032】剛性の樹脂製プレ−ト93の素材として
は、ポリ塩化ビニル、ABS、ポリメチルメタクリレ−
ト、エポキシ樹脂、フェノ−ル樹脂等の剛性の高い樹脂
製板が使用される。介在プレ−ト96としては、樹脂製
プレ−ト93の素材と同一のものか、アルミニウム板が
使用される。剛性の樹脂製プレ−ト厚みは、平坦な部分
で8〜35mmで充分である。
【0033】親水性の緩衝材シ−ト94としては、ポリ
シリコンヒドロゲル(例えば株式会社シ−ゲルよりGE
Lシ−トの商品名で販売されるヒドロゲル)、ポリビニ
ルピロリドンヒドロゲル、キサンタンガムヒドロゲル、
コラ−ゲンヒドロゲル、寒天、デキストランヒドロゲ
ル、カラギ−ナンヒドロゲル、トラガカントガムヒドロ
ゲル、グリコサミノグリカンヒドロゲル等の親水性高分
子ゲル等の高分子ヒドロゲルおよびポリビニルアルコ−
ル系多孔質シ−ト(例えば、カネボウ株式会社よりベル
クリンの商品名で販売されているスポンジ)等の柔軟
性、弾力性のある高分子シ−トが使用される。なかで
も、ポリビニルアルコ−ル系多孔質シ−トがチャック機
構と基板が当接した際の衝撃吸収性の面で好ましい。
【0034】ポリビニルアルコ−ル系多孔質シ−トは、
重合度200〜3000の部分または完全鹸化したポリ
ビニルアルコ−ルに酸を触媒としてホルムアルデヒドを
稀有号させるホルマ−ル化反応によりポリビニルホルマ
−ルを生成し、その際、気泡発生剤を加えて気泡形成を
行い、水に不溶性の多孔質体を型内で形成させた後、
酸、気泡発生剤および未反応のホルムアルデヒドを抽出
することにより製造される気泡径が80〜300μm、
気泡率85〜98容量%の連続気泡体である。そのポリ
ビニルアルコ−ル系多孔質シ−トの製造方法は、特開平
5−230270号、同8−231754号、同10−
338765号、同11−35732号、特開2000
−204190号公報に記載されているので、ここでは
説明を省く。
【0035】この緩衝材シ−ト94の表面は平滑でもよ
いが、突起物94aのエンボス模様が施されたものの方
が基板の離型し易さの面および不純物が突起物と突起物
の谷間94bに落ち、基板に傷が付きにくい面から好ま
しい。エンボス模様としては、直径3〜10mm、高さ
2〜8mmの円柱のエンボス模様、台錘模様、格子模
様、千鳥模様、ピラミッド模様等が挙げられる。円柱エ
ンボス模様の場合、緩衝材シ−ト表面積に占める円柱エ
ンボス模様の突起物の面積割合は、25〜60%が好ま
しい。緩衝材シ−トの厚みは、5〜15mmが好まし
い。
【0036】基板のセンタリング機構92は、インデッ
クステ−ブル9を構成するフレ−ムの空所に設置された
エアシリンダ98のピストンロッド98a上端に設けら
れた環状フランジ98bより放射状に延びた複数の内側
ア−ム99と、該内側ア−ムの上部を押さえるスプリン
グコイル99cと、該内側ア−ム99の支点ピン99a
と、該内側ア−ムと上下一対の板バネ99b,99bを
係止するボルト99dとナット99eよりなる係止具
と、起立した爪99fを外端に有する外側ア−ム99g
と、前記内側ア−ム99と外側ア−ム99gを連結する
前記一対の板バネ99b,99bと、該外側ア−ムと前
記上下一対の板バネを係止するボルト99hとナット9
9iよりなる係止具を備える。前記内側ア−ム9の上部
の窪みより起立させられているスプリングコイル99c
の上端は、剛性の樹脂製プレ−ト93の底面の窪みに接
する。
【0037】エアシリンダ98のピストンロッドが下降
するとピン99aを支点として外側ア−ム99gが上昇
し、仮置台9a,9bの中心点に基板の中心点が一致す
るよう爪99fが基板を仮置台のセンタ−へと寄せられ
基板がア−ム外端より起立する爪に把持される(図11
において実線で示す)。エアシリンダ98のピストンロ
ッドが上昇するとピン99aを支点としてア−ム外端は
下降し、ア−ム外端より起立する爪99fは基板の外周
より離れる。、また、仮置台9a,9b上の基板に後述
する図9で示されるチャック機構の下端面に設けた環状
保持リング608が当接した際、前記爪99fが下側に
押されて外側ア−ム99gが下降し、板バネ99b,9
9bが押し下げられ、爪99fが基板より離れる構造と
なっている(図11で、仮想線で示す)。センサ100
は、仮置台9a,9b上に基板が存在するか否か確認
し、制御装置に伝達する役目をなす。
【0038】図1、図4および図5に示すように、チャ
ック機構洗浄器13はインデックステ−ブル9の空所に
設けられ、チャック機構6a,6b,6c,6dに洗浄
液を吹き付けるノズル13a,13a、チャック機構底
面洗浄ブラシ13b,13b、チャック機構側面洗浄ブ
ラシ13c、ブラシ13bに洗浄液を吹き付けるノズル
13d、チャック機構底面洗浄ブラシ13bを回転させ
るインダクションモ−タMおよびチャック機構側面洗
浄ブラシ13cを回転させるインダクションモ−タM
を備える。
【0039】インデックステ−ブルのロ−ディングゾ−
ンZでは、ロ−ディングカセット7aよりロ−ディン
グ搬送ロボット8aが基板を取り出し、ア−ムを反転
後、仮置台9a上に搬送し、仮置台に基板を載せた後、
位置決め装置92のエア−シリンダを下降させることに
より位置合わせ(センタリング)をする。アンロ−ディ
ングゾ−ンZでは、H字型把持具を備えるアンロ−デ
ィング搬送ロボット8bが研磨された基板を仮置台9b
より受け取り、アンロ−ディングカセット7b内に基板
を搬送する。
【0040】アンロ−ディングカセット7bは、水槽7
c内を昇降可能に設けられ(特開2000−10090
0号)、カセット7bを水槽に浸漬することにより常
時、研磨された基板を湿った状態に保つ。
【0041】図2に示す基板のチャック機構は、研磨装
置のスピンドル24,24に軸承されたヘッド25,2
5を水平方向に往復移動可能な揺動機構を備える。それ
ぞれ別々のスピンドル24,24に軸承されたヘッド2
5,25には、吸着または接着材で貼付された基板2枚
,wが保持される。スピンドル24,24の回転
は、モ−タM1,M2の駆動力をプ−リ31,31で受
け、これをベルト32,32を介してプ−リ33,33
に伝えることで行なわれる。34,34はエア−シリン
ダでスピンドル24,24を昇降する。2つのスピンド
ル24,24は、揺動フレ−ム35で連結されており、
サ−ボモ−タMの駆動をプ−リ36が受け、ベルト3
7を介してプ−リ38に伝え、ボ−ルネジ39を時計廻
り方向または逆廻り方向に回転させる。揺動時のスピン
ドルまたは研磨プラテンの反転は、制御装置の指令を受
け、サ−ボモ−タMが行う。
【0042】ボ−ルネジ39には、前記揺動フレ−ム3
5を係止する函体40が螺合され、フレ−ム35の側面
の上下に取り付けられたガイド41,41がレ−ル42
上を走行することによりスピンドル24,24は同時に
同一方向であって水平方向に移動する。函体の左右に分
けてリミットスイッチLS,LSが設けられ、図示
されていないドッグがリミットスイッチLS,LS
のいずれかに当接するとストロ−クエンドの指令が発信
される。
【0043】50は研磨液の供給ノズルである。前記基
板2枚w,wの中心点を結ぶ直線Lは、研磨プラテ
ンの中心点oを含む鉛直面内にある。スピンドル24,
24に軸承されたチャック機構のヘッド25,25は前
記鉛直面に対し垂直な水平面方向(矢印の方向)に往復
移動可能となっている。往復移動の幅は1〜55mm、
好ましくは20〜40mmである。
【0044】該研磨装置30を用いてそれぞれ別々のス
ピンドル24,24に軸承されたヘッド25,25に保
持された基板2枚w,wを、同一の研磨プラテン2
に押し当て、基板と研磨プラテンとの間に研磨液51を
介在させつつ、基板と研磨プラテンを摺動させて同時に
2枚の基板表面を研磨する。スピンドル24,24の回
転数は30〜100rpm、研磨プラテンの回転数は3
0〜100rpm、基板の研磨プラテンに対する押圧5
0〜400g/cmである。
【0045】この際、チャック機構のヘッド25を水平
方向に往復揺動させるのが好ましい。研磨中、ヘッドま
たは研磨プラテンを水平方向に往復揺動させることは、
平坦度の良好な、かつ、鏡面の研磨基板を得るに有用で
ある。研磨中の揺動フレ−ムの左右方向往復揺動の距離
は、1〜55mm幅、好ましくは25〜50mmであ
る。揺動フレ−ムの左右水平方向の往復移動により揺動
フレ−ムに備え付けられている基板を保持しているスピ
ンドル24,24が左右水平方向に往復移動することと
なるので、このスピンドルに軸承されたヘッドに保持さ
れた基板も左右水平方向に往復移動する。
【0046】研磨液の例としては、基板の種類により異
なるが、コロイダルアルミナ、フ−ムドシリカ、酸化セ
リウム、チタニア、コロイダルシリカ等の砥粒を0.0
1〜20重量%、界面活性剤0.3〜3重量%、pH調
整剤、防腐剤、分散溶媒などを含有するスラリ−が使用
される。シリコンベアウエハにはシリカ系の砥粒を含有
する研磨剤スラリ−が一般に用いられる。
【0047】第1ポリシングステ−ジで用いる研磨剤ス
ラリ−中の砥粒は、第2ポリシングステ−ジおよび第3
ポリシングステ−ジで用いる研磨剤スラリ−中の砥粒よ
りも粒径が粗いものが使用される。粗い粒径の砥粒は研
磨基速度が速いが基板に傷をつけるので、第2,第3ポ
リシングでは粒径が細かい砥粒を含有する研磨剤スラリ
−が使用される。
【0048】図1で示す研磨装置を用いて基板を研磨す
るには、次ぎの工程を経る。 1)インデックステ−ブル9上での工程: (1)基板ロ−ディングカセット7aから基板wを搬送
ロボット8aで把持し、ア−ムを後退させた後にア−ム
を反転させ、ついでインデックステ−ブル9上のゾ−ン
に位置する第1基板ロ−ディング/アンロ−ディン
グステ−ジを構成する仮置台9a,9a上に基板を載せ
た後、位置決め機構92でセンタリングを行う。
【0049】この間に、インデックステ−ブル9上のゾ
−ンZ2に位置する第2基板ロ−ディング/アンロ−デ
ィングステ−ジを構成する仮置台9b,9b上の研磨加
工基板は、アンロ−ディング搬送ロボット8bにより把
持または吸着され、ア−ムを反転後、アンロ−ディング
カセット7b内に搬送される。また、インデックステ−
ブル9上のゾ−ンZ3では、ノズル13a,13dより
洗浄液を噴射するとともにブラシを回転させることによ
り基板を保持していないチャック機構の表面および側面
を洗浄器13で洗浄する。
【0050】(2)インデックステ−ブル9を時計廻り
方向に120度回転させ、洗浄器をゾ−ンZへ、基板
が取り去られた仮置台9b,9bをゾ−ンZへ、基板
を載せた仮置台9a,9aをゾ−ンZへ移動する。つ
いで、ゾ−ンZでは、チャック機構6aを下降させて
仮置台9a,9a上の基板w,wに吸着板26を当
接させ、管21(図9に示すチャック機構では気体通路
部603)供給を減圧して基板をチャック機構の下端面
に吸着させ、ついでチャック機構6a,6aを上昇さ
せ、インデックスヘッドのスピンドル16が時計廻り方
向に90度又は−270度回動され、ゾ−ンZへ研磨
基板を保持したチャック機構6d,6dを導き、チャッ
ク機構6d,6dを下降させ、仮置台9a,9a上に研
磨基板を載せた後、チャック機構6d,6dを上昇させ
る。
【0051】ゾ−ンZでは、基板ロ−ディングカセッ
ト7aから新たな基板wを搬送ロボット8aが把持し、
ア−ムを後退させた後にア−ムを反転させ、ついでイン
デックステ−ブル9上のゾ−ンZに位置する仮置台9
b,9b上に基板を載せた後、位置決め機構92でセン
タリングが行なわれる。ゾ−ンZでは何も作業は行わ
れない。
【0052】(3)インデックステ−ブル9を時計廻り
方向に120度回転させ、洗浄器をゾ−ンZ1へ、基板
が取り去られた仮置台9a,9aをゾ−ンZへ、基板
を載せた仮置台9b,9bをゾ−ンZへ移動する。つ
いで、ゾ−ンZでは、チャック機構6aを下降させて
仮置台9b,9b上の基板w,wに吸着板26を当
接させ、管21(図9に示すチャック機構では気体通路
部603)を減圧して基板をチャック機構の下端面に吸
着させ、ついでチャック機構6d,6dを上昇させ、イ
ンデックスヘッドのスピンドル16が時計廻り方向に9
0度又は−270度回動され、ゾ−ンZへ研磨基板を
保持したチャック機構6c,6cを導き、チャック機構
6c,6cを下降させ、管21(図9に示すチャック機
構では気体通路部603)の減圧を止め、管21(図9
に示すチャック機構では気体通路部603)に圧空を供
給して仮置台9a,9a上に研磨基板を載せた後、チャ
ック機構6c,6cを上昇させる。ゾ−ンZでは、何
も作業は行われない。
【0053】(4)インデックステ−ブル9を時計廻り
方向に−240度回転させ、洗浄器をゾ−ンZ3へ、研
磨基板が載せられた仮置台9b,9bをゾ−ンZへ、
基板が取り去られた仮置台9a,9aをゾ−ンZ1へ移
動する。ついで、前記(1)の工程に戻り、(1)から
(4)の工程を繰返す。
【0054】この例において、インデックステ−ブル9
の回動は、時計廻り方向に120度、120度、−24
0度の繰返しの例を示したが、インデックステ−ブル9
の回動は、時計廻り方向に120度、120度、120
度の繰返しであってもよい。
【0055】2)インデックスヘッドでの工程: (1)チャック機構6a,6aを下降させてインデック
ステ−ブル9上の仮置台9a,9a上の基板に吸着板2
6を当接させ、管21(図9に示すチャック機構では気
体通路部603)を減圧して基板をチャック機構の下端
面に吸着させ、ついでチャック機構6a,6aを上昇さ
せる。その後、インデックステ−ブル9を時計廻り方向
に120度または−240度回転させ、チャック機構6
a,6a下にインデックステ−ブル9上の仮置台9a,
9a上の基板を位置させる。
【0056】(2)インデックスヘッド5の回転軸16
を時計廻り方向に90度回動させた後、チャック機構6
a,6aを下降させ、第1研磨プラテン2aに押圧し、
基板と第1プラテンとの間に研磨剤スラリ−を介在させ
つつ、基板と第1研磨プラテンを摺動させて基板表面を
粗研磨し、研磨終了後、チャック機構6a,6aを上昇
させる。その間にチャック機構6d,6dを下降させて
インデックステ−ブル9上の仮置台9b,9b上の新た
な基板に吸着板26を当接させ、管21(図9に示すチ
ャック機構では気体通路部603)を減圧して基板をチ
ャック機構の下端面に吸着させ、ついでチャック機構6
d,6dを上昇させる。その後、インデックステ−ブル
9を時計廻り方向に120度または−240度回動さ
せ、チャック機構6d,6d下にインデックステ−ブル
9上の仮置台9b,9b上の基板を位置させる。
【0057】(3)インデックスヘッド5の回転軸16
を時計廻り方向に90度回動させた後、チャック機構6
a,6aを下降させ、第2研磨プラテン2bに押圧し、
基板と第2プラテンとの間に研磨剤スラリ−を介在させ
つつ、基板と第2研磨プラテンを摺動させて基板表面を
中仕上研磨し、研磨終了後、チャック機構6a,6aを
上昇させる。また、チャック機構6d,6dを下降さ
せ、第1研磨プラテンに押圧し、基板と第1研磨プラテ
ン2aとの間に研磨剤スラリ−を介在させつつ、基板と
第1研磨プラテンを摺動させて基板表面を粗研磨し、研
磨終了後、チャック機構6bを上昇させる。その間にチ
ャック機構6c,6cを下降させてインデックステ−ブ
ル9上の仮置台9a,9a上の新たな基板に吸着板26
を当接させ、管21(図9に示すチャック機構では気体
通路部603)を減圧して基板をチャック機構の下端面
に吸着させ、ついでチャック機構6c,6cを上昇させ
る。その後、インデックステ−ブル9を時計廻り方向に
120度または−240度回動させ、チャック機構6
b,6b下にインデックステ−ブル9上の仮置台9b,
9b上の基板を位置させる。
【0058】(4)インデックスヘッド5の回転軸16
を時計廻り方向に90度回動させた後、チャック機構6
a,6aを下降させ、第3研磨プラテン2cに押圧し、
基板と第3研磨プラテンとの間に研磨剤スラリ−を介在
させつつ、基板と第3研磨プラテンを摺動させて基板表
面を仕上研磨し、仕上研磨終了後、チャック機構6aを
上昇させる。また、チャック機構6d,6dを下降さ
せ、第2研磨プラテン2bに押圧し、基板と第2プラテ
ンとの間に研磨剤スラリ−を介在させつつ、基板と第2
研磨プラテンを摺動させて基板表面を中仕上研磨し、研
磨終了後、チャック機構6d,6dを上昇させる。およ
び、チャック機構6c,6cを下降させ、第1研磨プラ
テン2aに押圧し、基板と第1研磨プラテンとの間に研
磨剤スラリ−を介在させつつ、基板と第1研磨プラテン
を摺動させて基板表面を粗研磨し、研磨終了後、チャッ
ク機構6c,6cを上昇させる。
【0059】その間にチャック機構6b,6bを下降さ
せてインデックステ−ブル9上の仮置台9b,9b上の
新たな基板に吸着板26を当接させ、管21(図9に示
すチャック機構では気体通路部603)を減圧して基板
をチャック機構の下端面に吸着させ、ついでチャック機
構6b,6bを上昇させる。その後、インデックステ−
ブル9を時計廻り方向に120度または−240度回動
させ、チャック機構6b,6b下にインデックステ−ブ
ル9上の仮置台9a,9a上に位置させる。この仮置台
には、基板は載っていない。
【0060】(5)インデックスヘッド5の回転軸16
を時計廻り方向に−270度回動させた後、チャック機
構6a,6aをインデックステ−ブル9上の仮置台9
a,9a上に下降させ、管21a(図9に示すチャック
機構では気体通路部603)の減圧を止め、ついで管2
1a(図9に示すチャック機構では気体通路部603)
に圧空を供給して研磨基板を仮置台9a,9a上に置い
た後、チャック機構6a,6aを上昇させる。上昇した
チャック機構6a,6aの下端面25(図9では60
7)および側面に、洗浄器13のノズル13a,13d
より洗浄液を吹きつけ、ブラシ13b,13cの回動に
よりチャック機構を洗浄する。ついで、インデックステ
−ブル9を120度時計廻り方向に回転させ、チャック
機構6a,6a下にインデックステ−ブル9上の仮置台
9b,9b上の基板を位置させる。なお、仕上研磨され
た基板は、既述したようにインデックステ−ブル9が1
20度回転してインデックステ−ブルのゾ−ンZに移
行された後、搬送ロボット8bによりアンロ−ディング
収納カセット8b内に搬送される。
【0061】その間に、チャック機構6d,6dを下降
させ、第3研磨プラテン2cに押圧し、基板と第3研磨
プラテンとの間に研磨剤スラリ−を介在させつつ、基板
と第3研磨プラテンを摺動させて基板表面を仕上研磨
し、仕上研磨終了後、チャック機構6d,6dを上昇さ
せる。また、チャック機構6c,6cを下降させ、第2
研磨プラテン2bに押圧し、基板と第2研磨プラテンと
の間に研磨剤スラリ−を介在させつつ、基板と第2研磨
プラテンを摺動させて基板表面を中仕上研磨し、中仕上
研磨終了後、チャック機構6c,6cを上昇させる。お
よび、チャック機構6b,6bを下降させ、第1研磨プ
ラテン2aに押圧し、基板と第1研磨プラテンとの間に
研磨剤スラリ−を介在させつつ、基板と第1研磨プラテ
ンを摺動させて基板表面を粗研磨し、研磨終了後、チャ
ック機構6b,6bを上昇させる。
【0062】(6)以下、上記(5)の工程に記載の、
インデックスヘッド5の回転軸16の回動させ、基板の
アンロ−ディング/ロ−ディング、粗研磨、中仕上研
磨、仕上研磨およびチャック機構の洗浄の工程を繰り返
す。なお、研磨装置の研磨プラテン2a,2b,2cの
研磨布11は、ドレッサ3を回転軸3a中心に回転駆動
させることにより目立てが修復される。
【0063】上記例において、インデックスヘッド5の
回動は、インデックスヘッド5の回動およびインデック
ステ−ブル9の回動に逆方向にの回動する機会を挿入さ
せることにより用役管や電気ケ−ブルの捩れが防止さ
れ、これらの破損が防止されることを目的に、時計廻り
方向に90度、90度、90度、−270度の繰返しの
例を示したが、インデックスヘッド5の回動は、時計廻
り方向に90度、90度、90度、90度の繰り返しで
あってもよい。
【0064】本発明の別の実施態様として、上記実施例
では1ステ−ジ毎に2枚の基板が加工される例を示した
が、1ステ−ジ毎に1枚の基板が加工されるようにチャ
ック機構を変更してもよい。
【0065】更に、チャック機構6の構造を、図9に示
すような特願平11−283666号明細書に記載の、
中空スピンドル軸に軸承されたお椀状主体部601、該
お椀状主体部の下端部に水平方向に固定された可撓性材
よりなるダイヤフラム602、該ダイヤフラムに固定さ
れた中央部に鉛直方向に気体通路603が設けられ、下
面の前記気体通路部に通じて形成された凹部604を有
する剛体製支持板605、前記気体通路の気体を給排出
できる手段、お椀状主体部の内側とダイヤフラムの上面
側とで形成される加圧室606に気体を供給する手段、
該剛体製支持板の下面にゴム等の可撓性膜607を該剛
体製支持板と該可撓性膜で隙間が0.1〜0.3mmの
機密性の高い空間が形成されるように可撓性膜を取り付
けた基板キャリア部、該可撓性膜の下面よりは突出して
前記剛体製支持板の下部外周縁に取り付けられた環状保
持リング608、前記環状保持リングの側壁と該可撓性
膜の下面とで形成された基板収納ポケット部609およ
び高さ位置調整機構610を備える基板キャリアのヘッ
ド構造としてもよい。
【0066】この基板キャリアのヘッドは、気体通路部
603を減圧すると基板と可撓性膜607間が負圧とな
り、基板が可撓性膜に保持(チャック)される。また、
基板の保持時および研磨時は、基板の裏面は常に可撓性
膜にバッキングされているので基板に傷がつかない。基
板の研磨時は、気体通路部603に加圧空気を供給し、
基板の研磨プラテンへの押圧を高めることができる。
【0067】本発明の基板用仮置台は、研磨装置に限ら
ず、、研削装置の基板用仮置台として利用できることは
勿論である。
【0068】
【発明の効果】本発明の基板用仮置台は、高分子緩衝材
シ−トの存在により基板に傷が付きにくい。また、仮置
台はセンタリング機構を備えるので基板の移送が容易と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の研磨装置の平面図である。
【図2】 図1における研磨装置の第1ポリシングステ
−ジ部分の正面図である。
【図3】 図1におけるインデックステ−ブル部分の基
板ロ−ディング/アンロ−ディングステ−ジ部分の断面
図である。
【図4】 図1におけるインデックステ−ブルのチャッ
ク機構洗浄ステ−ジ部分の断面図である。
【図5】 図4のチャック機構洗浄ステ−ジのブラシと
洗浄液供給ノズル部の拡大図である。
【図6】 公知の研磨装置の平面図である。
【図7】 図6の研磨装置の略断面図である。
【図8】 図6の基板を保持するヘッド機構の構成を示
す部分断面図である。
【図9】 研磨装置に使用される別の態様を示すチャッ
ク機構の部分断面図である。
【図10】 図1の部分拡大図である。
【図11】 図3の部分拡大図である。
【符号の説明】
1 基台 w 基板 2 研磨プラテン 5 インデックスヘッド s ロ−ディング/アンロ−ディング/チャ
ック機構洗浄ステ−ジ s 第1研磨ステ−ジ s 第2研磨ステ−ジ s 第3研磨ステ−ジ 6 チャック機構 7a ロ−ディングカセット 7b アンロ−ディングカセット 8a,8b 搬送ロボット 9 インデックステ−ブル 9a 第1仮置台 9b 第2仮置台 11 研磨布 13 チャック機構洗浄器 Z ロ−ディングゾ−ン Z アンロ−ディングゾ−ン Z ロ−ディング/アンロ−ディング/チ
ャック機構洗浄ゾ−ン 30 研磨装置 92 基板センタリング機構 93 剛性のある樹脂製プレ−ト 94 緩衝材シ−ト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 一雄 神奈川県厚木市上依知3009番地 株式会社 岡本工作機械製作所内 Fターム(参考) 3C016 BA03 3C058 AA04 AA07 AB03 CB06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の研磨加工または研削加工前に、前
    もって定められた位置に加工に付される基板を待機させ
    る仮置台、もしくは研磨加工または研削加工後に、前も
    って定められた位置に待機させられ、加工された基板を
    載せる仮置台であって、該仮置台は、剛性の樹脂製プレ
    −トの表面にポリビニルアルコ−ル多孔質体または高分
    子ヒドロゲルよりなる緩衝材シ−トを積層した積層物を
    素材とし、緩衝材シ−ト面に基板が載せられることを特
    徴とする、基板用仮置台。
  2. 【請求項2】 基板用仮置台は、その緩衝材シ−ト面に
    円柱状の突起物が多数設けられていることを特徴とす
    る、請求項1に記載の基板用仮置台。
  3. 【請求項3】 基板用仮置台は、フレ−ムに支持され、
    仮置台の外周は該仮置台上に載せられた基板を仮置台の
    センタ−に寄せる位置決め機構の複数のア−ムの外端に
    起立した爪に囲まれていることを特徴とする、請求項1
    に記載の基板用仮置台。
  4. 【請求項4】 位置決め機構は、フレ−ムの空所に設置
    されたエアシリンダのピストンロッド上端に設けられた
    環状フランジより放射状に延びた複数の内側ア−ムと、
    該内側ア−ムの上部を押さえるスプリングコイルと、該
    内側ア−ムの支点ピンと、該内側ア−ムと上下一対の板
    バネを係止する係止具と、起立した爪を外端に有する外
    側ア−ムと、前記内側ア−ムと外側ア−ムを連結する前
    記一対の板バネと、該外側ア−ムと前記上下一対の板バ
    ネを係止する係止具を備え、エアシリンダのピストンロ
    ッドが下降すると外側ア−ムが上昇し、爪が基板を仮置
    台のセンタ−へと寄せ、エアシリンダのピストンロッド
    が上昇する、または基板を保持するチャック機構により
    前記爪が下側に押されたときに外側ア−ムが下降し、基
    板より爪が離れる構造を採ることを特徴とする、請求項
    3に記載の基板用仮置台。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003062750A (ja) * 2001-08-21 2003-03-05 Okamoto Machine Tool Works Ltd 基板用仮置台および基板の搬送方法
CN109894990A (zh) * 2019-03-22 2019-06-18 湖南科技大学 一种具有胀流特性的柔性磨具及其抛光方法

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