JP2002224581A - 竪型ミルのシール構造 - Google Patents
竪型ミルのシール構造Info
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Abstract
と。 【解決手段】 竪型ミルケーシング1に貫通孔11を形
成し、同貫通孔11中にローラ支軸10を貫通させて、
同ローラ支軸10の基端部をケーシング1の外部におい
て軸支すると共に、同ローラ支軸10の先端部に粉砕用
ローラ3をケーシングの内部において取り付け、同ロー
ラ支軸10の外周面と貫通孔11の周縁部との開口ドー
ナツ盤状のシール体20を張設して、粉砕用ローラ3に
より粉砕されたケーシング1内の粉体が外部に漏出しな
いようにした竪型ミルのシール構造において、シール体
20は、弾性ゴム製のシール本体の内側面に耐摩耗性の
チップ22を敷き詰めて形成した。
Description
構造に関する。
して、ケーシングに貫通孔を形成し、同貫通孔中にロー
ラ支軸を貫通させて、同ローラ支軸の基端部をケーシン
グの外部において軸支すると共に、同ローラ支軸の先端
部に粉砕用ローラをケーシングの内部において取り付
け、同ローラ支軸を受ける軸受け部の外周面と貫通孔の
周縁部との間にドーナッツ盤状のシール体を張設して、
粉砕用ローラにより粉砕されたケーシング内の粉体が貫
通孔を通して外部に漏出しない(シール性を保つ)よう
にしている。
形成して、ローラ支軸の上下振動を吸収すると共に、シ
ール性を保つことができるようにしている。
型ミルのシール構造では、ケーシング内の粉体による弾
性ゴム製のシール体の摩耗が激しいために、同シール体
によるシール性を長期間確保することができず、そのた
めシール体を頻繁に取り替える必要性が生じている。
配置しているために、同シール体の取り替え作業が非常
に煩雑になっている。
ーシングに貫通孔を形成し、同貫通孔中にローラ支軸を
貫通させて、同ローラ支軸の基端部をケーシングの外部
において軸支すると共に、同ローラ支軸の先端部に粉砕
用ローラをケーシングの内部において取り付け、同ロー
ラ支軸の外周面と貫通孔の周縁部との間にドーナッツ盤
状のシール体を張設して、粉砕用ローラにより粉砕され
たケーシング内の粉体が外部に漏出しないようにした竪
型ミルのシール構造において、シール体は、弾性ゴム製
のシール本体の内側面に耐摩耗性のチップを敷き詰めて
形成したことを特徴とする竪型ミルのシール構造を提供
するものである。
る。
して、シール本体の内側面に同一方向の仮想線に沿わせ
て千鳥状に敷き詰めて配設すると共に、上面のみが露出
状態となるように埋設して、各チップの側縁部間に形成
される目地部が、シール本体の円周方向に円弧状に連続
することがないようにしたこと。
る四角形状のチップ本体と、同チップ本体の下面に一体
的に設けてシール本体中にて噛み込み状態に埋設される
噛み込み体とを具備していること。
いて説明する。
的構造として、ケーシングに貫通孔を形成し、同貫通孔
中にローラ支軸を貫通させて、同ローラ支軸の基端部を
ケーシングの外部において軸支すると共に、同ローラ支
軸の先端部に粉砕用ローラをケーシングの内部において
取り付け、同ローラ支軸の外周面と貫通孔の周縁部との
間にドーナッツ盤状のシール体を張設して、粉砕用ロー
ラにより粉砕されたケーシング内の粉体が外部に漏出し
ないようにしている。
本体の内側面に耐摩耗性のチップを敷き詰めて形成して
いる。
に形成して、シール本体の内側面に同一方向の仮想線に
沿わせて千鳥状に敷き詰めて配設すると共に、上面のみ
が露出状態となるように埋設して、各チップの側縁部間
に形成される目地部が、シール本体の円周方向に円弧状
に連続することがないようにしている。
露出する四角形状のチップ本体と、同チップ本体の下面
に一体的に設けてシール本体中にて噛み込み状態に埋設
される噛み込み体とを具備している。
がら説明する。
を具備する竪型ミルであり、同竪型ミルAは、ケーシン
グ1内の下部に粉砕用テーブル2を上下方向の軸線廻り
に回転可能に配置し、同粉砕用テーブル2の上面に複数
個(本実施例では四個)の粉砕用ローラ3を粉砕用テー
ブル2の円周方向に一定の間隔を開けて配置すると共
に、各粉砕用ローラ3の周面を粉砕用テーブル2の上面
に圧接させて、各粉砕用ローラ3が粉砕用テーブル2に
追従して回転して、各粉砕用ローラ3と粉砕用テーブル
2との間で原料を粉砕して粉体Bとなすことができるよ
うにしている。4は原料供給部、5は、気流により粉体
Bを上昇搬送する粉体上昇搬送手段、6は、粉体上昇搬
送手段5によりケーシング1の上部まで上昇搬送された
粉体Bを分級するセパレータ、7は、セパレータ6によ
り分級された粉体を外部へ放出する粉体放出部である。
にも示すように、ローラ支軸10により支持しており、同
ローラ支軸10は、ケーシング1の下部に形成した貫通孔
11中に貫通させて、基端部をケーシング1の外部に配置
した軸受け部12に軸支する一方、先端部に粉砕用ローラ
3をケーシング1内にて取り付けている。13は軸受け部
支持台、14は粉砕用ローラ位置調節用シリンダである。
は、軸受け部12の端面部を閉塞する軸受け部カバー体15
を取り付けており、同軸受け部カバー体15は、ローラ支
軸10の外周面にパッキン16を介して嵌合したボス部15a
と、同ボス部15aの外周面に一体成形した鍔状閉塞片15b
とを具備している。
15bと貫通孔11の周縁部1aとの間には、ドーナッツ盤状
のシール体20を張設して、粉砕用ローラ3と粉砕用テー
ブル2により粉砕されたケーシング1内の粉体Bが外部
に漏出しないようにしている。17,18はそれぞれシール
体取付用ボルトである。
ル体20の構造にあり、同シール体20は、図3及び図4に
示すように、ドーナッツ板状に形成した弾性ゴム製のシ
ール本体21の内側面に、耐摩耗性のセラミックにより成
形した多数のチップ22を敷き詰めて形成すると共に、か
かるチップ22によりシール本体21の円周方向に沿わせて
一定幅を有するリング状の耐摩耗部26を形成している。
製素材の種類としては、耐摩耗性に優れた天然系ゴム、
SBR(スチレン・ブタジエンゴム)、BR(ブタジエ
ンゴム)若しくはこれらをブレンドしたもの、さらに
は、耐油性に優れたNBR(ニトリルブタジエンラバ
ー)、耐熱性に優れたEPDM、HNBR、フッ素ゴ
ム、シリコンゴム、その他にブルチゴム、CR(クロロ
プレンゴム)があり、これらを適宜選択して使用するこ
とができる。
うに、シール本体21の内側面に露出する四角形板状のチ
ップ本体23と同チップ本体23の下面に一体的に設けてシ
ール本体21中にて噛み込み状態に埋設される噛み込み体
24とを具備している。
一対の噛み込み本体24a,24aの周面をチップ本体23の下
面に一体的に形成して、両噛み込み本体24a,24a間に形
成される充填空間S1、各噛み込み本体24a,24aとチップ
本体23との間に形成される充填空間S2、さらには、各噛
み込み本体24a,24a内に形成されている充填空間S3にシ
ール本体21が充填されるようにして、噛み込み体24がシ
ール本体21を確実に噛み込んで、同シール本体21から離
脱しないようにしている。
りも幅狭に形成して、隣接するチップ本体23,23同士を
近接させて配置した場合にも、隣接する噛み込み体24,2
4同士の充填空間S1,S1,S2,S2,S3,S3の間にシール本体21
が侵入して充填されるだけの空間が形成・保持されるよ
うにしている。
多数のチップ22を同一方向の仮想線Lに沿わせて整然と
千鳥状に敷き詰めて配設すると共に、チップ本体23の上
面のみが露出状態となるように埋設して、各チップ22の
側縁部間に可及的に目地部25が形成されないようにして
いるが、同目地部25が形成されたとしても、同目地部25
が、シール本体21の円周方向に円弧状に連続することが
ないようにしている。
Bにより摩耗された場合にも、同目地部25が連続したリ
ング状に摩耗されるのを防止することができる。
しており、図7〜図15に示す第2実施例〜第10実施
例に係るチップ22は、基本的構造を前記した第1実施例
としてのチップ22と同じくしているが、噛み込み体24の
形状を異ならせている。
るチップ22では、噛み込み体24により少なくとも充填空
間S1,S2,S3の内の一つが形成されるようにして、シール
本体21の噛み込み機能が良好に確保できるようにしてい
る。
〜第13実施例に係るチップ22は、基本的構造を前記し
た第1実施例としてのチップ22と同じくしているが、チ
ップ本体23の形状を異ならせている。
係るチップ22に係るチップ22では、チップ本体23を略同
一四角形状のチップ本体形成片23a,23bを前後・左右方
向にオフセットさせた状態にて上下に重合させて形成し
ている。
接するチップ22,22同士のチップ本体形成片23a,23bを上
下重合状態に配置することができて、各チップ本体23を
前後・左右方向に連続的に配置することができる。
a同士の間に形成される目地部25が摩耗された場合に
も、同目地部25の直下方には下層のチップ本体形成片23
bが配置されているため、同仮想のチップ本体形成片23b
によりそれ以上にシール本体21が摩耗されるのを防止す
ることができて、シール本体21に円周方向に円弧状に連
続する摩耗溝が形成されることがない。
チップ22以外にも、これらのチップ本体23と第4実施例
〜第10実施例に係る噛み込み体24とを任意に組み合わ
せてチップ22を形成することができる。
を示しており、同シール体20は、基本的構造を前記した
シール体20と同じくしているが、耐摩耗部26を六等分し
て第1・第2・第3・第4・第5・第6分割耐摩耗部26
a,26b,26c,26d,26e,26fを形成すると共に、第1・第4
分割耐摩耗部26a,26dのチップ22は、同一方向の仮想線L
1に沿わせて整然と千鳥状に敷き詰めて配設し、かつ、
第2・第5分割耐摩耗部26b,26eのチップ22は、同一方
向の仮想線L2に沿わせて整然と千鳥状に敷き詰めて配設
し、かつ、第3・第6分割耐摩耗部26c,26fのチップ22
は、同一方向の仮想線L3に沿わせて整然と千鳥状に敷き
詰めて配設している。
長辺側が円周方向と略平行状態となることがないように
している。
5が形成されたとしても、同目地部25がシール本体20の
円周方向に摩耗されて、摩耗溝が形成されるという不具
合の発生を確実に防止することができる。
状を正六角形に形成して、シール本体21に整然と敷き詰
めて配設することにより、隣接する各チップ20の側縁部
がシール本体21の円周方向に沿って連続することがない
ようにすることもでき、この場合にも、隣接するチップ
22,22間に目地部25が形成されたとしても、同目地部25
がシール本体20の円周方向に摩耗されて、摩耗溝が形成
されるという不具合の発生を確実に防止することができ
る。
れる。
は、弾性ゴム製のシール本体の内側面に耐摩耗性のチッ
プを敷き詰めて形成している。
摩耗性のチップを敷き詰めることにより、ケーシング内
の粉体によるシール本体の摩耗を軽減することができ
て、シール体の寿命を大幅に延長させることができる。
幅に軽減されて、取り替え作業の煩雑さを大幅に削減す
ることができる。
平面視にて、四角形状に形成して、シール本体の内側面
に同一方向の仮想線に沿わせて千鳥状に敷き詰めて配設
すると共に、上面のみが露出状態となるように埋設して
いる。
的に目地部が形成されないようにしている。
同一方向の仮想線に沿わせて千鳥状に敷き詰めて配設し
ているため、隣接するチップ間に目地部が形成されたと
しても、同目地部がケーシング内の粉体により連続した
リング状に摩耗されるのを防止することができる。
て、ローラ支軸の廻りに、同ローラ支軸と同一回転方向
に流動する気流に乗って流動しており、かかる粉体がシ
ール体に衝突することにより、同シール体の内側面がロ
ーラ支軸を中心とする同心円上にリング状に摩耗され易
くなるが、チップをシール本体の内側面に同一方向の仮
想線に沿わせて千鳥状に敷き詰めて配設しているため、
隣接するチップ間に目地部が形成されたとしても、同目
地部がシール本体の円周方向にリング状に連続すること
がない。
が形成されるという不具合の発生を確実に防止すること
ができる。
ング状の摩耗溝が一旦形成されると、かかる摩耗溝が短
時間にシール本体を貫通する筋状の貫通孔に進展して、
シール本体がシール性を良好に確保することができなく
なるが、本発明では、かかる事態の発生を未然に防止す
ることができる。
シール本体の内側面に露出する四角形状のチップ本体
と、同チップ本体の下面に一体的に設けてシール本体中
にて噛み込み状態に埋設される噛み込み体とを具備して
いる。
本体の内側面(表面)を保護して、同シール本体が摩耗
されて貫通孔を生じるという不具合の発生を防止するこ
とができると共に、かかるチップ本体の下面に一体的に
設けてシール本体中に噛み込み状態に埋設した噛み込み
体が、同チップ本体をシール本体に確実に固定・保持し
て、上記したチップ本体によるシール本体の摩耗防止機
能を良好に確保することができて、この点からもシール
本体の寿命を大幅に延長させることができる。
の断面説明図。
Claims (3)
- 【請求項1】 ケーシングに貫通孔を形成し、同貫通孔
中にローラ支軸を貫通させて、同ローラ支軸の基端部を
ケーシングの外部において軸支すると共に、同ローラ支
軸の先端部に粉砕用ローラをケーシングの内部において
取り付け、同ローラ支軸の外周面と貫通孔の周縁部との
間にドーナッツ盤状のシール体を張設して、粉砕用ロー
ラにより粉砕されたケーシング内の粉体が外部に漏出し
ないようにした竪型ミルのシール構造において、 シール体は、弾性ゴム製のシール本体の内側面に耐摩耗
性のチップを敷き詰めて形成したことを特徴とする竪型
ミルのシール構造。 - 【請求項2】 チップは、平面視にて、四角形状に形成
して、シール本体の内側面に同一方向の仮想線に沿わせ
て千鳥状に敷き詰めて配設すると共に、上面のみが露出
状態となるように埋設したことを特徴とする請求項1記
載の竪型ミルのシール構造。 - 【請求項3】 チップは、シール本体の内側面に露出す
る四角形状のチップ本体と、同チップ本体の下面に一体
的に設けてシール本体中にて噛み込み状態に埋設される
噛み込み体とを具備していることを特徴とする請求項2
記載の竪型ミルのシール構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001023273A JP3569233B2 (ja) | 2001-01-31 | 2001-01-31 | 竪型ミルのシール構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001023273A JP3569233B2 (ja) | 2001-01-31 | 2001-01-31 | 竪型ミルのシール構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002224581A true JP2002224581A (ja) | 2002-08-13 |
JP3569233B2 JP3569233B2 (ja) | 2004-09-22 |
Family
ID=18888577
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001023273A Expired - Lifetime JP3569233B2 (ja) | 2001-01-31 | 2001-01-31 | 竪型ミルのシール構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3569233B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008004335A1 (fr) * | 2006-07-07 | 2008-01-10 | S.Grants Co., Ltd. | dispositif de recherche de séquence de bits, procédé de recherche et programme |
WO2009003527A1 (en) * | 2007-07-04 | 2009-01-08 | Flsmidth A/S | Roller mill for grinding particulate material |
WO2018035984A1 (zh) * | 2016-08-26 | 2018-03-01 | 江苏海建股份有限公司 | 一种新型双组合磨辊密封装置 |
-
2001
- 2001-01-31 JP JP2001023273A patent/JP3569233B2/ja not_active Expired - Lifetime
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WO2008004335A1 (fr) * | 2006-07-07 | 2008-01-10 | S.Grants Co., Ltd. | dispositif de recherche de séquence de bits, procédé de recherche et programme |
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CN101687198B (zh) * | 2007-07-04 | 2011-12-14 | Fl史密斯公司 | 用于研磨颗粒材料的滚压机 |
US8141803B2 (en) | 2007-07-04 | 2012-03-27 | Flsmidth A/S | Roller mill for grinding particulate material |
WO2018035984A1 (zh) * | 2016-08-26 | 2018-03-01 | 江苏海建股份有限公司 | 一种新型双组合磨辊密封装置 |
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