JP2002223705A - 冷菓製造装置およびソース供給装置 - Google Patents
冷菓製造装置およびソース供給装置Info
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- JP2002223705A JP2002223705A JP2001065690A JP2001065690A JP2002223705A JP 2002223705 A JP2002223705 A JP 2002223705A JP 2001065690 A JP2001065690 A JP 2001065690A JP 2001065690 A JP2001065690 A JP 2001065690A JP 2002223705 A JP2002223705 A JP 2002223705A
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Abstract
る際に、上記ソースとして、果肉を含む果肉ソースを好
適に用いることができ、しかも非常に簡素な構成で、メ
ンテナンス性にも優れ、さらに製造コストの増大を回避
し得る冷菓製造装置を提供する。 【解決手段】 本発明にかかる冷菓製造装置では、ソー
ス合流ノズル28において、冷菓ベースの取出流路28
2に略直交する方向で、かつ絞り部284の下流側とな
る位置でソース供給口287を設けてソースを合流させ
ている。さらに、ソース供給部は、上記ソース合流ノズ
ル28までソースを供給するソース供給管32を、該ソ
ース合流ノズル28から分離してソース収納部31の内
部に収納する。これによって冷菓ベースの製造・取出手
段とソース供給部とを実質的に分離できるので、簡素な
構成でメンテナンス性を向上させることができる。
Description
アイスクリーム、およびシェイクなどといった冷菓を製
造する冷菓製造装置に関するものであり、特に、果肉入
りソースなどを混合もしくは付着(トッピング等)した
冷菓の製造に好適な冷菓製造装置と、この冷菓製造装置
に外付け可能なソース供給装置とに関するものである。
ム、あるいはシェイクなどの冷菓を製造する冷菓製造装
置においては、消費者の嗜好の多様化に対応すべく複数
種類の冷菓を製造する機能が求められている。このよう
な複数種類の冷菓を製造可能とする冷菓製造装置の例と
しては、たとえばソフトクリームなどのベースとなる冷
菓(冷菓ベースとする)に各種ソースやシロップなどを
混合もしくは付着(トッピング等)させる形式のもの
(ソース混合・付着型とする)が知られている。
195号公報、特開平7−264991号公報、特
許番号第295357号公報などに開示されている各技
術が挙げられる。
製造機(冷菓製造装置)に設けられるソースの付着押出
装置が開示されている。この付着押出装置は、円筒部と
該円筒部内で上下移動できるプランジャとを有する冷菓
の押出機構を備えており、該押出機構における押出口
が、多数の周縁切込みを有するように形成されている。
さらにこの押出口の若干上方には、少なくとも1個の芳
香物質(ソース)供給ポートが設けられ、さらに上記芳
香物質供給ポートより若干上方に冷菓導入口が設けられ
てなっている。
された冷菓ベースの周縁にソースが付着することにな
る。それゆえ、ソースは、盛りつけられた冷菓ベースの
表面に単純にトッピングされるのではなく、冷菓ベース
の盛りつけ形状に対応して縞模様を形成することにな
る。その結果、冷菓ベースに対してソースの芳香や味を
付加できるだけでなく美観も優れたものとすることがで
きる。
スの混合(もしくはトッピング)押出装置が開示されて
いるが、この技術では、プランジャ内にトッピング材料
(ソースなど)を供給するための導通路が形成されてお
り、この導通路の出口が冷菓取出出口(冷菓押出口)と
の密着部に形成されるようになっている。
で上下移動させることにより、プランジャの内部に形成
された上記導通路の出口を開放することができる。それ
ゆえ、冷菓ベースの取り出しとともに、ソースなどのト
ッピング材料を容易にトッピングすることが可能にな
る。
凍シリンダの近傍にソースを収容して氷点下に冷却する
ソース冷却手段を設けた冷菓製造装置が開示されてい
る。つまりこの技術では、メインシリンダー(冷却シリ
ンダー)で冷菓ベースを製造するとともに、サブシリン
ダー(ソース冷却手段)でソースを冷却するようになっ
ており、これら各サイクルに接続される押出口により、
冷菓ベースとソースとが混合されて二層状態となった混
合冷菓を押し出して盛りつけることが可能となってい
る。
のように、冷菓ベースの押出機構にソースを供給する構
成を付加的に設けるのではなく、ソース冷却手段を冷菓
ベース製造手段と並設した状態になっている。そのた
め、冷菓ベースとソースとを混合もしくは付着(トッピ
ング)する時点では、ソースは十分に冷却されているこ
とになるので、冷菓ベースの保形性を確保できる。しか
も、冷却されたソースを冷菓ベースと同様に押し出すこ
とになるので、粘性の高いソースを確実に押し出すこと
が可能になる。そのため、特に、果肉を含んだ果肉ソー
スのような粘性の高いソースを十分な量押し出して冷菓
ベースと混合もしくは付着することができる。
混合(もしくは付着)押出装置に関する技術、すなわち
冷菓ベースを取り出す取出口近傍で該冷菓ベースとソー
スとを合流・混合させる技術は、従前からシェイクの製
造装置で広く採用されている。たとえば、特開平6−
237698号公報には、円筒部の下方に混合室を設
け、さらにシール材によって区画された円筒部の下方の
領域に2つ以上のソースエッセンス注入手段を配置した
構成のシェイク製造装置が開示されている。
と係合した時点で常に上記領域が円筒部の他の部分から
隔離されるようになっている。そのため、冷菓ベースに
混合するためのソースエッセンスを切り換える際に、先
に用いたソースエッセンスを混合したシェイクが残存す
る事態を回避することが可能になり、切り換え前後で異
なるソースエッセンスの風味が混じり合ってしまうよう
な状況を回避することができる。
技術においても、冷菓ベースにソースを混合もしくは付
着(トッピング等)する構成が複雑化し、メンテナンス
が煩雑化するという問題点が生じる。
いる技術は、何れもソースの混合(もしくは付着)押出
装置が、冷菓製造装置における冷菓押出機構に、簡単に
は着脱できないような状態で設けられている(いわゆる
一体化されている)構成となっている。そのため、冷菓
押出機構そのものの構成が複雑化する。さらに、冷菓ベ
ース用の構成とソース用の構成とでは本来メンテナンス
の方法が異なるにも関わらず、上記各構成が一体化して
いるので、メンテナンスが煩雑となり、取扱い上の容易
性が低下する。
レーンのソフトクリームやアイスクリームなどは、その
ほとんどが乳製品であることから、衛生上の問題から加
熱殺菌が義務づけられている。これに対してソースなど
は加熱殺菌しなくても衛生上問題がないが、上記のよう
に、冷菓ベース用の構成とソース用の構成とが一体化さ
れていると、本来なら殺菌の必要のないソース用の構成
まで加熱殺菌することになる。また、構造上、ソース用
の構成に冷菓が侵入することもあるため、やはり加熱殺
菌は必須となる。
品ブームに伴って、果実から製造されたソース類が広く
用いられるようになっており、中でも、果汁だけでなく
果肉を含む果肉ソースの需要が増大している。ところ
が、このような果肉ソースは、単に粘性が高いだけでな
く果肉という固形分を含んでいるため、ソース用の構成
に含まれるソースの供給経路などに果肉などが付着し易
く、そのため、果肉ソースの切り換えに伴う洗浄作業な
どのメンテナンスは比較的煩雑化する傾向がある。した
がって、上記各公報に開示されている技術のように、ソ
ース用の構成と冷菓ベース用の構成とが、簡単には着脱
できないような状態で設けられている(一体化してい
る)と、よりメンテナンス性が低下することになる。
造するメインシリンダーと、ソースを冷却するサブシリ
ンダーとが全く別個の構成となっているので、加熱殺菌
などのメンテナンスが煩雑化することはない。ところ
が、冷菓製造装置全体の構成で見た場合、冷菓ベース製
造用の冷却シリンダーに加えて、ソース用のサブシリン
ダーを別途設ける必要があるため、装置が大型化し、か
つ部品点数も増加する。その結果、上記およびの技
術に比べるとソース混合には優れた効果を発揮できるも
のの、製造コストが増大して装置そのものが高価となっ
てしまうという問題点を生じる。
なシェイク用の技術では、冷菓ベースとして、ソフトク
リームなどの保形性を有するものではなく、半液体状で
保形性の低いものを用いることになる。それゆえ冷菓ベ
ースとソースとを混合した後の保形性の確保については
全く考慮する必要がない。さらに、この技術分野では、
保形性を確保するよりもソースと冷菓ベースとを十分に
混合することが優先される。そのため、シェイク用の技
術は、上述してきたソース混合・付着型の冷菓製造装置
の技術分野、すなわち保形性のある冷菓ベースとソース
とを明確に別の層とした状態で、しかも混合もしくは付
着した状態を確保する必要のある技術分野に単純に応用
することはできない。
るようなソースの混合(もしくは付着)押出装置の技術
では、ソースそのものをどのように供給するかについて
は全く考慮されていない。
ソフトクリームは、製造時点の温度が一般的に−5℃〜
−8℃程度であるが、温度上昇によって軟化し易いとい
う性質を有している。そのため、0℃以上の高い温度の
ソースとソフトクリームとを混合もしくは付着した場
合、温度上昇によって盛りつけられた際の形状を十分と
保持できないおそれがある。しかしながら上記やの
公報に開示されている技術では、ソースの冷却等につい
ては何ら考慮されていない。
ス冷却手段で冷却することによって上記問題点を解消し
てソース混合には優れた効果を発揮できるものの、上述
したように、製造コストが増大して装置そのものが高価
となってしまうという問題点を生じる。
であって、その目的は、冷菓ベースにソースを混合もし
くは付着(トッピング等)する構成であって、さらに上
記ソースとして、果肉を含む果肉ソースを好適に用いる
ことができ、しかも非常に簡素な構成で、メンテナンス
性にも優れ、さらに製造コストの増大を回避し得る冷菓
製造装置およびソース供給装置を提供することにある。
記載の冷菓製造装置は、上記の課題を解決するために、
冷菓ベースを製造する冷菓製造手段と、該冷菓製造手段
から冷菓ベースを取り出す冷菓取出手段とを備えてお
り、冷菓ベースを取り出す時点で、該冷菓ベースに対し
て香味を付加するソースを冷菓取出手段にて合流させる
冷菓製造装置において、さらに、上記冷菓取出手段に設
けられる取出口の直下に着脱自在に取り付けられ、冷菓
ベースに対してソースを合流させるソース合流ノズルを
備えており、該ソース合流ノズルには、上記取出口につ
ながり、中間に断面積が狭められた絞り部を有する冷菓
ベースの取出流路と、冷菓ベースの取出方向に対して略
垂直な方向からソースを供給するソース供給口とが形成
されており、さらに、上記ソース供給口の形成位置は、
上記絞り部に隣接し、かつ冷菓ベースの取出方向から見
て下流側となっていることを特徴としている。
供給口から供給されるソースを冷菓取出手段側に逆流さ
せない塞止手段として機能する。特に、絞り部上流側の
冷菓ベースには、冷菓製造手段から冷菓ベースを押し出
す作用により押出圧がかけられているのに対して、絞り
部下流側では、冷菓ベースは単に取り出されるだけであ
るので、かけられる圧力は押出圧よりもずっと低い数値
の大気圧となる。その結果、上記絞り部は非常に効果的
なソース塞止手段として機能する。
冷菓ベースに混入することを非常に効果的に防止できる
だけでなく、逆に冷菓ベースがソース供給口を介してソ
ース供給経路内に逆流することも防止できる。その結
果、冷菓製造装置に対する法定加熱殺菌時には、冷菓製
造手段および冷菓取出手段を殺菌処理するだけで済み、
冷菓製造装置のメンテナンス性を非常に向上させること
ができる。
ズルは着脱自在となっているため、上記絞り部として様
々な形状を有するノズルを取り替えることができる。こ
れによって冷菓ベースの取出状態や盛りつけ状態を変化
させることが可能になり、販売可能な冷菓のバリエーシ
ョンを拡大することができる。
置は、上記構成に加えて、上記冷菓取出手段には、上下
移動によって冷菓製造手段から冷菓ベースを取り出す通
孔を開閉するプランジャが備えられており、該プランジ
ャの下端部は、略円錐形状となっているとともに、上記
ソース合流ノズルにおける、絞り部から見て冷菓ベース
の取出方向の上流側近傍となる部位は、上記プランジャ
の下端部にほぼ対応する略円錐状の凹部となっているこ
とを特徴としている。
ソース合流ノズルとがほぼ対応する形状となっているの
で、上記下端部とソース合流ノズルとのクリアランスが
非常に小さくなり、取出口に連なる部位が上記下端部に
よってほぼ閉止される。そのため、冷菓取出手段内で溶
ける冷菓ベースの量を非常に少なくすることができるの
で、冷菓の販売が中断した状態でも、冷菓ベースのロス
を非常に少なくすることができる。また、冷菓取出手段
内で溶けた冷菓ベースが取出口を介して漏れ出し、開口
部から滴下することを抑制することができる。その結
果、冷菓の販売が中断した状態でも、非常に簡素な構成
で、冷菓ベースやソースによる冷菓製造装置本体の汚染
を最小限に抑制することが可能になり、メンテナンス性
をより向上させることができる。
置は、上記構成に加えて、さらに上記ソース合流ノズル
の最下方に形成される開口部は、その周囲が、該開口部
の広がり方向に対して略垂直となるエッジ部として形成
されていることを特徴としている。
部として形成されているので、冷菓取出手段内で溶けた
冷菓ベースが取出口を介して漏れ出して滴下が発生して
も、エッジ部によって、冷菓ベースが垂れ落ちる範囲を
ほぼ限定することができる。ソース合流ノズルからソー
スが垂れ落ちても同様である。それゆえ、冷菓の販売が
中断した状態でも、非常に簡素な構成で、冷菓ベースや
ソースによる冷菓製造装置本体の汚染を抑制することが
可能になり、メンテナンス性をより向上させることがで
きる。
置は、上記構成に加えて、さらに、上記プランジャの下
端部には、絞り部の内径に対応する大きさを有し、かつ
絞り部から開口部側に突出する形状を有する下端突起部
が設けられていることを特徴としている。
開口部側に突出する下端突起部が設けられるているの
で、冷菓の取り出しが終了してプランジャを下降させた
際に、上記下端突起部が絞り部から下方側の取出流路に
まで突出して、冷菓を完全に押し出すことができる。そ
のため、絞り部の下方側の取出流路に冷菓が残留するこ
とが回避され、冷菓の継続的な滴下・垂れ落ちや冷菓が
塊のまま落下するような事態を確実に防止することがで
きる。その結果、冷菓ベースのロスや、冷菓の製造・販
売時におけるイメージダウンを回避することができる。
置は、上記構成に加えて、上記下端突起部の形状が、絞
り部の内径にほぼ合致する外径を有する円筒形状である
ことを特徴としている。
となっているので、残存する冷菓をほぼ完全に押し出す
ことができるだけでなく、プランジャの構成を簡素化す
ることができる。それゆえ、プランジャの製造が複雑化
したり、プランジャの洗浄等に支障を来したりするよう
な事態を回避することができる。
置は、上記の課題を解決するために、冷菓ベースを製造
する冷菓製造手段と、該冷菓製造手段から冷菓ベースを
取り出す冷菓取出手段と、冷菓ベースに対して香味を付
加するソースを供給するソース供給手段とを備えてお
り、冷菓ベースを取り出す時点で、該冷菓ベースに対し
て上記ソースを冷菓取出手段にて合流させる冷菓製造装
置において、上記冷菓取出手段には、冷菓ベースに対し
てソースを合流させるソース合流部が設けられていると
ともに、上記ソース供給手段には、ソースが収容された
ソースタンクと、該ソースタンクと上記ソース合流部と
に接続されるソース供給管と、ソースタンク内からソー
ス供給管を介してソースを供給するソース供給機構と、
少なくとも内部にソースタンクを収納可能とするソース
収納部とが含まれており、さらに、上記ソース供給管
は、ソース合流部から取り外してソース収納部の内部に
収納可能となっていることを特徴としている。
熱殺菌する際や、稼動させない状態では、ソース合流部
からソース供給管を取り外してソース収納部内に収納す
るだけで後処理が完了する。つまりソース供給手段で
は、ソース供給管を取り外すだけで、冷菓製造手段や冷
菓取出手段とは完全に分離することが可能になる。さら
にソース供給管は、ソース収納部内に収納するだけで、
内部に残存するソースも含めて保存することができる。
と冷菓製造手段および冷菓取出手段とを容易に分離でき
るため、メンテナンス性を非常に向上させることができ
る。また、従来のように、ソース供給管中に残存してい
るソースを廃棄する必要がなく、ソースを無駄にするよ
うな事態を確実に回避することができる。その結果、冷
菓製造装置の稼動に際する経済性を非常に向上させるこ
とができる。
置は、上記構成に加えて、上記ソース供給管は、上記ソ
ース収納部の側壁に形成される貫通孔より、内部に収納
されることを特徴としている。
形成される貫通孔からソース供給管を収納したり引き出
したりすることができる。そのため、非常に簡素な構成
で、ソース供給管を必要以上に迂回させたりすることな
しに、ソース収納部からできる限り短い距離でソース合
流部につなげることが可能になる。
置は、上記構成に加えて、上記ソース供給管は、ソース
収納部外に露出している部位が多層構造となっているこ
とを特徴としている。
製造装置は、上記構成に加えて、上記ソース供給管の多
層構造部位には、断熱材が使用されていることを特徴と
している。
ことにより、ソース供給管に断熱効果が付与されるた
め、ソース供給管内のソースの温度上昇を抑制すること
ができる。さらに上記断熱効果は、多層構造部位に断熱
材を使用することでさらに一層向上することができる。
装置は、上記構成に加えて、上記ソース収納部は、内部
に冷気を循環させる冷気循環手段を備えていることを特
徴としている。
となっており、冷気循環手段によって内部に冷気が循環
されていることになるので、ソース温度の上昇を回避す
ることが可能になり、ソースを冷菓ベースに合流させた
際に、冷菓ベースの温度上昇による保形性の低下を回避
することができる。
装置は、上記構成に加えて、上記ソース供給管の多層構
造部位には、少なくとも二層の間に空間が形成されてい
るとともに、上記空間がソース収納部内に連通している
ことを特徴としている。
部内に連通させることで、冷気循環手段の冷気循環作用
によって、上記空間に対してソース収納部からの冷気を
通すことになる、その結果、ソース供給管内におけるソ
ースの温度上昇をより効果的に抑制することができる。
装置は、上記構成に加えて、上記ソース供給機構は、ソ
ース収納部内に設けられていることを特徴としている。
タンクおよびソース供給管を収容できるようになってい
るだけでなく、ソース供給機構も収納可能になってい
る。そのため、上記各構成をひとまとめにしてソース収
納部と一体化することができるので、ソース供給部の構
成をより簡素化するとともに省スペース化することがで
きる。
装置は、上記構成に加えて、少なくとも上記ソース供給
管とソース合流部とによってソース供給経路が形成され
ており、該ソース供給経路は、少なくともソース供給機
構からソース合流部に至るまでの間で、二つ以上に分割
されて分割経路となっており、各分割経路は、シール機
能を有する接続部材によって接続されているとともに、
上記ソース供給機構からソース合流部に至るまでのソー
ス供給経路におけるソース流路の断面積は、ソースの供
給方向から見て上流側から下流側に向かうに伴って順次
拡大するか、またはすべて略同等となっていることを特
徴としている。
ール機能を有するアダプターなどの接続部材によって接
続される分割経路となっているが、ソース供給経路にお
ける流路の断面積を、上記のように設定すれば、上流側
から下流側にかけて少なくとも同等以上の断面積を有す
る流路が確保される。そのため、ソース供給経路内にお
いて、ソースを移動させるために該ソースに加えられる
内圧を過剰に高める必要がなくなり、接続部材のシール
に関わる構成を簡素化することができる。その結果、簡
素な構成でより効率的かつ円滑にソースを供給すること
ができる。
装置は、上記構成に加えて、さらに、上記ソース供給手
段が、少なくとも、冷菓製造手段および冷菓取出手段か
ら独立して分離可能になっていることを特徴としてい
る。
なくとも冷菓製造手段と冷菓取出手段とを備える冷菓製
造装置に対して、外付け可能な別の構成、すなわちソー
ス供給装置とすることができる。それゆえ、冷菓にソー
スを合流させて取り出すことができるだけでなく、既存
の冷菓製造装置にソース供給装置を取り付けることだけ
で、上述した各請求項と同様の冷菓製造装置を簡素かつ
安価に得ることが可能となる。
給装置は、上記の課題を解決するために、少なくとも、
冷菓ベースを製造する冷菓製造手段と、該冷菓製造手段
から冷菓ベースを取り出す冷菓取出手段とを備える冷菓
製造装置に対して外付け可能となっており、ソースが収
容されたソースタンクと、該ソースタンクと上記ソース
合流部とに接続されるソース供給管と、ソースタンク内
からソース供給管を介してソースを供給するソース供給
機構とを備えており、上記冷菓製造装置から冷菓ベース
を取り出す際に、該冷菓ベースに対して香味を付加する
ソースを合流させることを特徴としている。
ソース供給装置を外付けすることだけで、冷菓ベースに
ソースを混合もしくは付着(トッピング等)することが
できる。その結果、既存の冷菓製造装置を容易かつ確実
にソース合流型の装置にすることができる。
一形態について図1ないし図18に基づいて説明すれば
以下の通りである。なお、本発明はこれに限定されるも
のではない。
ンダーで製造された冷菓をフロントの取出口の近傍でソ
ースと合流させて取り出す構成において、ソースを合流
させる手段と、ソースを供給する手段とのそれぞれにお
いて、簡素な構成でメンテナンス性を向上させ得る構成
を具備している。
出方向に対して略直交する方向からソースを供給して合
流させるようになっており、さらにソースの合流位置
が、冷菓の取出経路の中間に設けられる、断面積が狭め
られた絞り部の下流側である構成となっている。一方、
ソースを供給する手段は、ソースを合流位置まで供給す
るソース供給管が、ソース合流位置から分離されてソー
ス収納部の内部に収納される構成となっている。
る冷菓製造装置では、図2に示すように、装置本体10
内の上方に配置される図示しない冷却シリンダーと、該
冷却シリンダーの前方のシリンダー開口部11に取り付
けられ、該シリンダー開口部11を閉止する蓋部材を兼
ねる冷菓取出部20と、装置本体10の下方に配置され
るソース供給部30とを備えている構成となっている。
ーについて説明する。
し、該撹拌手段で冷菓ベースの原料を撹拌しなが冷却す
ることによって冷菓ベースを製造する。また、完成した
冷菓ベースを間欠的に撹拌・冷却することで、冷菓ベー
スを所定の状態に保持する。さらに、冷菓ベースの取出
時には、上記撹拌手段を回転させて、冷菓ベースを冷却
シリンダーから通孔を介して冷菓取出部20に押し出す
ようになっている。
0について説明する。
ーから押し出された冷菓ベースを取出口から取り出して
コーンなどといった各種容器に盛りつける。また、この
冷菓取出部20は、上述したように、シリンダー開口部
11を閉止する蓋部材を兼ねており、該シリンダー開口
部11の周囲に設けられているボルト(図示せず)に対
してナット12によって取り付けられている。図2で
は、シリンダー開口部11の枠部が略長方形状を有して
いるので、その隅の角それぞれで計四つのナット12…
により冷菓取出部20が取り付けられている。
図2および上方から見た図3にも示すように、3つの取
出部21a・21b・21cを含んでいる。各取出部2
1a・21b・21cには、それぞれ取出レバー22a
・22b・22cおよびプランジャ23a・23b・2
3cが備えられている。さらに、図4の背面図にも示す
ように、中央の取出部21bには、取出ノズル27が取
り付けられているのに対して、両端の取出部21a・2
1cには、後述するソース合流ノズル28が設けられて
いる。
み、すなわちプレーン冷菓のみを取り出すためのプレー
ン取出部21bであり、図5の断面図に示すように、冷
菓取出部20中に設けられる上下方向に長さを有する取
出管部24bと、この取出管部24bと冷却シリンダー
内とをつなぐ通孔25bと、取出管部24bの最下方に
設けられる取出口26bとを備えており、プランジャ2
3bは、取出管部24b内において上下移動可能(図中
矢印A方向)に配置され、通孔25bを閉鎖可能となっ
ている。なお、説明の便宜上、図5では省略している
が、上記取出レバー22bは、上記プランジャ23bを
上下駆動させるための構成である。
ル27が着脱自在に取り付けられている。この取出ノズ
ル27は、図6に示すように、内部に、取出口26bに
取り付けた状態で、該取出口26bからつながった形状
を有する取出流路271が形成されている。この取出流
路271における取出口26b側となる端部には、管底
部272が形成され、その中間には、断面積が狭められ
てなる絞り部273が形成され、さらに取出口26bと
は反対側となる端部には、開口部274が形成されてい
る。
ら通孔25bを介して押し出された冷菓ベースを実際に
装置外に取り出すための構成である。そのため、この取
出ノズル27に設けられる上記絞り部273の断面形状
を適宜設定することで、略棒状に取り出されてたとえば
「とぐろ巻き」状に盛りつけられる冷菓ベースに、上記
断面形状に合わせた外形を付与することができる。上記
絞り部273の断面形状としては特に限定されるもので
はないが、一般的には、図6に示すように略六芒星形状
などといった星型形状が用いられることが多い。
ノズル28で詳細に説明するが、その周囲が、該開口部
274の広がり方向(図中矢印B方向)に対して略垂直
となるエッジ部として形成されている。一方、上記管底
部272は、取出口26bに取り付けた状態では、取出
管部24bの底部となるものであり、取出流路271全
体から見れば、冷菓ベースの取出方向から見て上流側近
傍となっている。この管底部272の形状は、後述する
ソース合流ノズル28で詳細に説明するが、プランジャ
23bの下端部の形状に合わせた形状となっている。
される各取出部21a・21cは、ソース供給部30か
ら供給され、冷菓ベースに対して香味を付加するソース
を合流させるソース合流取出部21a・21cとなって
いる。これらソース合流取出部21a・21cは、それ
ぞれプレーン取出部21bを中心に線対称となる構成を
有している以外は、その構造は全く同一であるので、以
下の説明では、装置本体10前方から見て向かって左側
のソース合流取出部21aを例に挙げて説明する。
に示すように、基本的には、プレーン取出部21bと同
様の構成を有している。すなわち、冷菓取出部20中に
設けられる上下方向に長さを有する取出管部24aと、
この取出管部24aと冷却シリンダー内とをつなぐ通孔
25aと、取出管部24aの最下方に設けられる取出口
26aとを備えており、さらに、プランジャ23aは、
取出管部24a内において上下移動可能(図中矢印A方
向)に配置され、通孔25aを閉鎖可能となっている。
なお、上記取出レバー22a(図2または図3参照)
は、上記プランジャ23aを上下駆動させるための構成
である。
26aには、上記プレーン取出部21bにおける取出ノ
ズル27に対応するノズルとして、ソース合流ノズル2
8が着脱自在に取り付けられている。このソース合流ノ
ズル28は、少なくともノズル本体部(または内側ノズ
ル)280と、ノズル外環部(または外側ノズル)28
1とからなっている。
は、上記取出ノズル27とほぼ同様であり、図7に示す
ように、内部に、取出口26aに取り付けた状態で、取
出口26aからつながった形状を有する取出流路282
が形成されている。この取出流路282における取出口
26a側となる端部には、管底部283が形成され、そ
の中間には、断面積が狭められてなる絞り部284が形
成され、取出口26aとは反対側となる端部には、開口
部285が形成されている。
円環状のソース合流溝286が形成されているととも
に、このソース合流溝286から取出流路282につな
がるように設けられるソース合流口(ソース供給口)2
87が複数形成されている。
ように、取出ノズル27における絞り部273と同様の
略六芒星形状であるが、このソース合流口287は、こ
の六芒星形状における芒部分の間に形成されることで、
取出流路282に直面するようになっている。本実施の
形態では、六つある芒部分の間において、一つおきにソ
ース合流口287が形成されているので、計三つのソー
ス合流口287が設けられていることになる。
aに直面する管底部283も取出ノズル27における管
底部272と同様に、プランジャ23a(プランジャ2
3bも同様)の下端部の形状に合わせた形状となってい
ることが非常に好ましい。
3aの下端部は、図1に示すように略円錐形状となって
いる。これは他のプランジャ23b(図5参照)やプラ
ンジャ23cも同様である。そして上記管底部283
(または管底部272)は、上記プランジャ23aの下
端部にほぼ対応する略円錐状の凹部となっている。
底部283とがほぼ対応する形状となっていれば、冷菓
の販売が途切れた際でも、上記下端部と管底部283と
のクリアランスが非常に小さくなり、取出口26aに連
なる部位が上記下端部によってほぼ閉止される。そのた
め、クリアランス内で溶ける冷菓ベースの量を非常に少
なくすることができるので、冷菓の販売が中断した状態
でも、冷菓ベースのロスを非常に少なくすることができ
る。また、クリアランス内において溶けた冷菓ベースが
取出口26aを介して漏れ出し、開口部285から滴下
することを抑制することができる。
274)は、その周囲がエッジ部として形成されている
ので、上記冷菓ベースの滴下が発生しても、エッジ部に
よって、冷菓ベースが垂れ落ちる範囲をほぼ限定するこ
とができる。ソース合流口287からソースが垂れ落ち
ても同様である。それゆえ、上記管底部283および開
口部285のすくなとも一方、好ましくは双方を備えて
いることで、冷菓の販売が中断した状態でも、冷菓ベー
スやソースによる装置本体10の汚染を抑制することが
可能になり、メンテナンス性をより向上させることがで
きる。
部281は環状構造を有しており、上記ノズル本体部2
80を嵌合させるための嵌合空間288が形成されてい
る。したがって、図1に示すように、ノズル外環部28
1にノズル本体部280を嵌合させてソース合流ノズル
28とした状態では、ノズル外環部281の内壁とノズ
ル本体部280のソース合流溝286とによって、取出
流路282の冷菓ベースに対してソースを合流させるソ
ース合流路29が形成されることになる。
給部30に含まれるソース供給管32を接続するための
供給管嵌合口289が形成されている。この供給管嵌合
口289は、図7に示すように嵌合空間288につなが
っており、さらに、ソース合流ノズル28が形成された
状態では、図1に示すように、ソース供給経路13とソ
ース合流路29とを連通させるようになっている。
2には、アダプター(接続部材)36が設けられてお
り、このアダプター36を介して、ソース供給管32が
供給管嵌合口289に嵌合され、ソース供給経路13と
ソース合流路29とが連通するようになっている。
記プランジャ23aの下端部には、絞り部284または
その内径にほぼ合致する外径を有し、かつ絞り部284
から開口部285に突出する形状を有する円筒状の下端
突起部231が設けられていてもよい。したがって、こ
の下端突起部231は、絞り部284の下方側にて、ソ
ース合流口287に直面するように突出していることに
なる。もちろん、上記下端突起部231は、プランジャ
23bや23cに設けられていてもよい。
は、たとえば図17に示すように、絞り部284から下
方側の取出流路282においては、図中網かけ部で示す
ように、冷菓ベースの残留、すなわち残留冷菓50が発
生しやすい。ここで、上述したように、開口部285の
周囲はエッジ部として形成されているので、冷菓ベース
が垂れ落ちる範囲をある程度限定することは可能となっ
ている。
ると、冷菓ベースが溶け出して経時的に冷菓が滴下・垂
れ落ちするのみならず、一部の残留冷菓50は塊のまま
落下する。このような現象が生じると、冷菓ベースをロ
スすることになるだけでなく、衛生上ほとんど問題はな
くても外観上の清潔さに欠け、冷菓の製造・販売時に大
きなイメージダウンとなる。それゆえ、冷菓の滴下や垂
れ落ちそのものを抑制または回避することがより好まし
くなるため、残留冷菓50の発生を防止することがより
好ましい。
23a(プランジャ23cも同様)、あるいはプランジ
ャ23bの下端部に、上記下端突起部231を設ける
と、図18(a)・(b)に示すように、冷菓の取り出
しが終了してプランジャ23aまたは23bを下降させ
た際に、上記下端突起部231が絞り部284または2
73から下方側の取出流路282または271にまで突
出して冷菓ベースを完全に押し出すことができる。その
ため、上記残留冷菓50が発生することが回避されるの
で、冷菓ベースの継続的な滴下・垂れ落ちや冷菓ベース
が塊のまま落下するような事態を確実に防止することが
できる。その結果、冷菓ベースのロスや、冷菓の製造・
販売時におけるイメージダウンを回避することができ
る。
記円筒形状に限定されるものではなく、絞り部284ま
たは273の内径に対応する大きさを有し、かつ絞り部
284または273から開口部285または274側に
突出する形状となっていれば特に限定されるものではな
い。したがって、たとえば、上記下端突起部231の形
状が、絞り部284または273の形状に合わせて星型
等の形状となっていても構わない。
とも上記円筒形状となっていれば、残存する冷菓ベース
をほぼ完全に押し出して残留冷菓50の発生を確実に回
避できる。さらに、下端突起部231を星型等の複雑な
形状とすると、プランジャ23a〜23cの製造が煩雑
化するだけでなく、プランジャ23a〜23cの洗浄等
にも支障が出る可能性がある。それゆえ、上記下端突起
部231の形状としては、上記円筒形状であれば十分な
作用・効果を得ることができる。
スとして、果肉ソースのような粘度の高いソースを好適
に用いることができるが、ソースはこれに限定されるも
のではなく、粘度の低い各種シロップなども用いること
ができる。ここで、ソースとして粘度の低いものを用い
る場合には、図18(a)に示すように、ソース合流ノ
ズル28を取出口26aに取り付けた場合に、ソース合
流口287の出口が入口よりも上方となるように傾斜し
ていると好ましい。
286と取出流路282とをつないでノズル本体280
を貫通するように形成されており(図1または図7参
照)、ソース合流溝286側の開口部がソースの入口
に、取出流路282側の開口部がソースの出口になる。
ソースの粘度が高ければ、ソース合流口287が略水平
となっていても上記出口からソースが垂れ落ちることは
ない。しかしながら、ソースの粘度が低ければ、ソース
合流口287が略水平となっていると、粘度以外の性質
にもよるが、上記出口からソースが容易に垂れ落ちる場
合がある。
ス合流口287の出口を入口(すなわちソース合流溝2
86)よりも高くなるように、該ソース合流口287を
傾斜させておけば、ソースの粘度が低くても垂れ落ちを
回避することができる。なお、ソース合流口287の傾
斜状態としては、出口側を入口側よりも高くしてソース
の垂れ落ちを回避できるようになっていれば特に限定さ
れるものではない。
成は、特に限定されるものではなく、上述した各構成以
外は、ほとんど従来公知の構成を好適に用いることがで
きる。一方、ソース合流ノズル28については、ソース
合流取出部21a・21cの形状やサイズなどに合わせ
て上述した形状となるように加工されていれば、その詳
細な形状や材質は特に限定されるものではない。
びソース合流ノズル28は、プレーン取出部21bおよ
びソース合流取出部21a・21cから着脱自在となっ
ているため、上記絞り部273や絞り部284が星型で
はなく他の形状となっているものに取り替えることもで
きる。これによって冷菓ベースの取出状態や盛りつけ状
態を変化させることが可能になり、販売可能な冷菓のバ
リエーションを拡大することができる。
いては、冷却シリンダーは一つしか装備されていないの
に対し、冷菓取出部20には、プレーン取出部21b
と、ソース合流取出部21a・21cの計3つの取出部
が設けられている。そのため、図3や図4に示すよう
に、冷却シリンダーから、各取出部21a・21b・2
1cに対して、それぞれ通孔25a・25b・25cが
分岐するように形成されている。なお、各通孔25a・
25b・25cの形状などは特に限定されるものではな
く、各取出部21a・21b・21cから確実に冷菓ベ
ースが取り出せるようになっていればよい。
部30について説明する。
で製造され、冷菓取出部20から取り出される冷菓ベー
スに対して香味を付加するソースを供給する。本発明に
かかる冷菓製造装置では、ソース供給部30は、図2に
示すように、装置本体10の下方に設けられており、ソ
ース収納部31、ソース供給管32、供給管防護部35
を備えており、さらに図8に示すように、ソースタンク
33、ソース供給ポンプ(ソース供給機構)34などを
備えている。
にソースタンク33およびソース供給管32・供給管防
護部35を収納可能とする容積を有しており、より好ま
しくは、ソース供給ポンプ34も収納可能となってい
る。該ソース収納部31は、常温でソースタンク33な
どを収容するようになっていてもよいが、好ましくは冷
蔵機能を有する冷蔵庫となっている。また、ソース収納
部31における前方(装置本体10の前方)には、開閉
可能な扉部311が備えられている。
いる場合には、図8に示すように、冷気を内部に循環さ
せるための冷気循環手段、たとえば冷気吐出用の冷却フ
ァン312、冷気吸込用の冷気循環口313などが設け
られている。なお、冷気循環手段としてはこれに限定さ
れるものではない。また、ソース収納部31の上方面に
は、ソース供給管32や供給管防護部35を外部に引き
出すための貫通孔315が形成されている。
びソース供給管32を収容できるようになっているだけ
でなく、ソース供給ポンプ34も収納可能になっている
ため、上記各構成をひとまとめにしてソース収納部31
と一体化することができるので、ソース供給部30の構
成を簡素化するとともに省スペース化することができ
る。
おり、冷気循環手段によって内部に冷気が循環されてい
れば、ソース温度の上昇を回避することが可能になり、
ソースを冷菓ベースに合流させた際に、冷菓ベースの温
度上昇による保形性の低下を回避することができる。ま
た、後述するように、供給管防護部35内に効率的に冷
気を循環させることができる。
合、上方面)に貫通孔315が形成され、ここからソー
ス供給管32や供給管防護部35を収納したり引き出し
たりするようになっている。そのため、ソース収納管3
2を必要以上に迂回させたりすることなしに、ソース収
納部31からできる限り短い距離でソース合流ノズル2
8につなげることが可能になる。
図9に示すように、ソース供給部30から冷菓取出部2
0に至るまでの間に一連のソース供給経路13が形成さ
れるようになっている。このソース供給経路13は、ソ
ースタンク33内の最上流ポイントPS から、四つの中
間ポイントP1 〜P4 を経由して、ソース合流ノズル2
8内の最下流ポイントPE であるソース合流路29まで
の六つのポイントを通過する経路となっている。
にも示すように、内部にソース40を収容するソース収
容手段であり、さらにこのソースタンク33をソース収
納部31内に収納しておくことで、ソース40を保存で
きるようになっている。ソースタンク33の形状や材質
などとしては特に限定されるものではなく、後述する果
肉ソースなどを保存するためのプラスチック製容器やガ
ラス製容器などを好適に用いることができる。
9に示すように、略円筒状瓶となっているタンク本体3
31に対して、タンク蓋332が取り付けられた構成と
なっている。この構成では、タンク蓋332を開放する
のみで、内部のソース40を容易に交換することができ
る。もちろんソースタンク33の構成はこれに限定され
るものではなく、ソースタンク33そのものがカートリ
ッジ化しているような構成や、完全に使用した後には廃
棄できるようなディスポーザブルタイプの構成なども好
適に用いることができる。
記タンク蓋332に、ソース供給管32と接続するため
のタンク用アダプター333が設けられており、このタ
ンク用アダプター333には、タンク本体331内の底
面近傍まで伸びるソース送出管334がつながってい
る。したがって、ソース送出管334の下端が、ソース
供給経路13の最上流ポイントPS となり、タンク用ア
ダプター333にてソース供給管32とつながる上端が
第1の中間ポイントP1 となる。
3と、上記ソース合流ノズル28とを接続するものであ
り、後述するように、ソース収納部31内に収納された
状態からソース収納部31外へ引き出し可能となるよう
に設けられている。また、ソース供給管32におけるソ
ースタンク33の下流側となる位置には、ソース供給ポ
ンプ34が設けられている。このソース供給ポンプ34
に対応するポイントが第2の中間ポイントP2 となる。
2を介してソース40をソース合流ノズル28にまで供
給するためのものである。したがって、ソース供給ポン
プ34の具体的な構成としては特に限定されるものでは
ない。本実施の形態では、ソース供給ポンプ34として
は、一般的なローラーポンプが用いられている。なお、
本発明におけるソース供給機構としては、ソース供給管
32を介してソース合流ノズル28までソース40を供
給できるものであれば、種々の構成を用いることが可能
であり、特に限定されるものではない。たとえば、ソー
ス供給機構としては、エアーなどによる圧送方式の構成
や、モーター等により押出方式の構成なども用いること
が可能である。
3からソース供給ポンプ34を介してソース合流ノズル
28にまでつながっているが、その途中で、上記貫通孔
315を介してソース収納部31から外に露出するよう
になっている。この貫通孔315に対応するポイントが
第3の中間ポイントP3 となる。
ソース収納部31が冷蔵庫となっているため、ソース4
0も冷却されている。ここで、ソース供給管32は、上
記貫通孔315(第3の中間ポイントP3 )から露出し
ているので、そのままでは冷却されたソース40が室温
にまで上昇してしまうおそれがある。そこで、本発明に
おいては、ソース収納部31から引き出された状態にあ
るソース供給管32の大部分を二層構造としている。
は、具体的には、上記供給管防護部35を設けてソース
供給管32を覆うことで実現される。つまり、ソース供
給管32と供給管防護部35とによって二層構造化され
ている。この供給管防護部35は、ソース供給管32と
同様に、上記貫通孔315を介してソース収納部31内
に収納したり引き出したりすることが可能となってい
る。具体的には、図8または図10に示すように、防護
パイプ351と上記貫通孔315に嵌合されて固定され
るブッシング352と、図示しないO−リングと、ゴム
栓353とを含んでいる。
本体を形成する管状部材であり、内部のソース供給管3
2(すなわちその中のソース)の温度上昇を抑制するた
めに、外壁に断熱材が使用されていることが非常に好ま
しい。図10では、防護パイプ351は一層であるた
め、防護パイプ351そのものが断熱材にて形成されて
いることが好ましいが、多層構造となって外壁の一部に
断熱材が用いられていてもよい。
覆うことができ得る形状であればよく、従って管状ある
いは蛇腹状など、種々の形状を採用することができる。
これは、供給管防護部35の目的が、ソース収納部31
から引き出された状態で、上方から下方にかけて配置さ
れるソース供給管32の大部分を安定して覆うことにあ
るためである。防護パイプ351が蛇腹状である場合に
は、ソース収納部31から引き出されたソース供給管3
2全体を安定して覆うことができる。
上方から下方にかけて配置されるソース供給管32の大
部分を覆うことができれば特に限定されるものではな
い。また、ここで言う大部分とは、引き出されたソース
供給管32において、ソース収納部31からソース合流
ノズル28に達するまで略直線状に配置されている部位
を指し、具体的な長さとしては特に限定されるものでは
ない。これは次の理由による。
に取り付けるためには、図8に示すように、ソース合流
ノズル28付近で、ソース供給管32におけるアダプタ
ー36が取り付けられている端部近傍の部位を曲げる必
要がある。図9に示すように、この曲げられている部位
を、ソース供給経路13における第4の中間ポイントP
4 とすると、剛性を有する防護パイプ351を用いる場
合には、この第4の中間ポイントP4 に至るまでのソー
ス供給管32を覆うことができればよい。
の中間ポイントP3 から第4の中間ポイントP4 に至る
までの長さは、装置本体10における設計事項となるの
で、特に限定されるものではない。
351は、内側にあるソース供給管32との間に空間を
形成し得る程度の内径が確保されることが非常に好まし
い。これは、上記空間をソース収納部31内に連通させ
ることで、防護パイプ351内にソース収納部31から
の冷気を通すためである。
有するだけでは、ソース供給管32内におけるソース温
度の上昇を効果的に抑制できない場合がある。そこで、
上記のように、防護パイプ351内の空間にソース収納
部31の冷気を通すことによって、ソース温度の上昇を
より効果的に抑制することが可能になる。
1の貫通孔315に嵌合され、固定されることによっ
て、引き出された防護パイプ351を安定した状態で受
けるパイプ受部材として機能する。このブッシング35
2は、図8に示すように、ソース収納部31内にてソー
スタンク33の収納の妨げにならず、かつソース供給管
32を安定した状態で受けられるようになっていれば、
長さなどの形状は特に限定されるものではない。またそ
の材質なども特に限定されるものではなく、防護パイプ
351と同様の材質を用いればよい。
ース供給管32の大部分を覆うように引き出された状態
で、防護パイプ351を安定化させるための固定手段と
して機能する。上記ゴム栓353は、防護パイプ351
がソース供給管32の大部分を覆うように引き出された
状態で、ブッシング352の下端に嵌合する。O−リン
グの形状や材質などは、上記機能を発揮できるものであ
れば特に限定されるものではない。ゴム栓353の形状
や材質などは、上記機能を発揮できるものであれば特に
限定されるものではなく、さらに、必ずしもゴム製の栓
に限定されるものでもない。
に嵌合した状態で完全に防護パイプ351とソース収納
部31とを隔離するようなシール性を有する必要はな
く、上記防護パイプ351内に冷気を通す場合には、た
とえばゴム栓353の嵌合方向に沿って形成される孔や
線状の隙間などといった冷気循環用の構成を設けてもよ
い。あるいは、ゴム栓353そのものはシール性を有す
るものであってもよいが、ブッシング352におけるソ
ース収納部31内の側壁に孔などを設けることで、冷気
を通してもよい。
ス収納部31外に露出している部位は、必ずしも上述し
た供給管防護部35のような管状の構成が設けられてい
る必要はなく、断熱性を発揮し得る多層構造部位となっ
ていればよい。したがって、三層以上となっても構わな
い。また、この多層構造部位では、少なくとも二層の間
に空間が形成されていればよく、多層全ての間に空間が
形成されている必要はない。
がアダプター36を介してソース合流ノズル28に取り
付けられることによって、このアダプター36から先、
すなわちソース合流ノズル28内に連通するソース合流
路29が最下流ポイントPEとなる。
82には、断面積を狭めて星型形状などとした絞り部2
84が形成されており、上記ソース合流口287は、こ
の取出流路282の形成方向、すなわち冷菓ベースの取
出方向に対して略垂直な方向からソースを合流させ得る
ようになっている。しかも、上記ソース合流口287の
形成位置は、図1に示すように、上記絞り部284に隣
接し、かつ冷菓ベースの取出方向から見て下流側となっ
ている。
ば、冷菓ベースの取出方向の上流側近傍は、断面積の狭
い絞り部284となっている。したがって、この絞り部
284は、ソース合流口287から供給されるソース
を、取出口26aを介して取出管部24a側に逆流させ
ない塞止手段として機能する。特に、絞り部284の上
流側(取出口26a近傍)の冷菓ベースには、冷却シリ
ンダー内の撹拌手段(ダッシャー)による押出作用で押
出圧がかけられているのに対して、絞り部284の下流
側では、冷菓ベースは単に取り出されるだけであるの
で、かけられる圧力は押出圧よりもずっと低い数値の大
気圧となる。それゆえ、上記絞り部284は非常に効果
的なソース塞止手段として機能する。
は、必ずしもソースを合流させた冷菓ベースだけが取り
出されるとは限らず、プレーンの冷菓ベースのみを取り
出す場合もあり得る。これに対して、ソース合流ノズル
28が上記構成を有していれば、ソースが逆流してプレ
ーンの冷菓ベースに対して混入することがない。それゆ
え、ソースの混入を確認するような試し取り出し動作な
どを行わなくても、ソース合流ノズル28へのソースの
供給を停止するだけで、プレーンの冷菓ベースのみを取
り出すことが可能になり、操作性を非常に向上させるこ
とができる。
ベースに混入しないだけでなく、逆に冷菓ベースがソー
ス合流口287を介してソース供給経路13内に逆流す
ることを防止することもできる。それゆえ、冷菓製造装
置に対する法定加熱殺菌時には、冷却シリンダーおよび
冷菓取出部20を殺菌処理するとともに、冷菓ベースに
接触するソース合流ノズル28は取り外して別個に洗浄
・殺菌するのに対して、冷菓ベースに接触しないソース
供給管32(アダプター36も含む)は、ソース合流ノ
ズル28から取り外して、ソース収納部31内に収納す
るだけでよく、ソースを廃棄する必要がない。
管32を取り外すだけで、冷菓ベース用の構成である冷
却シリンダーや冷菓取出部20とは完全に分離すること
が可能になっている。また、ソース供給管32は、ソー
ス収納部31内に収納するだけで内部のソースを保存す
ることができる。それゆえ法定加熱殺菌時であっても、
ソース供給経路13全体に残存しているソースを保存す
ることができる。
は、従来の構成のように、ソース供給経路13中に残存
しているソースを廃棄する必要がなく、ソースを無駄に
するような事態を確実に回避することができる。その結
果、冷菓製造装置の稼動に際する経済性を非常に向上さ
せることができる。
ソース供給管32(アダプター36を含む)は、図11
に示すように、ソース合流ノズル28から取り外して、
供給管防護部35とともに、ソース収納部31の内部に
収納可能となっている。冷菓製造装置を稼動させていな
い状態はもちろん、法定加熱殺菌時には、ソース供給部
30については稼動させる必要はなく、殺菌他のメンテ
ナンスにもほとんど関係がない。それゆえ、ソース供給
部30に含まれる構成のうち、ソース収納部31から露
出している構成を該ソース収納部31内に収納する。
および供給管防護部35は、ソース収納部31の上方面
に形成される貫通孔315により、内部に収納されるよ
うになっている。ここで上記貫通孔315は、その名称
が示す通り、ソース収納部31内外を直通する孔部とな
っている。それゆえ、ソース供給管32や供給管防護部
35を収納した状態では、図11に示すように、この貫
通孔315を収納キャップ37によって閉止するように
なっている。
は、供給管防護部35のブッシング352が取り付けら
れており、さらに防護パイプ351が収納された状態で
は、ブッシング352上端の内側には防護パイプ351
の上端が配置することになる。そのため、収納キャップ
37は、図12に示すように、実際には、貫通孔315
そのものではなく、ブッシング352の上端で、かつ防
護パイプ351の上端内に嵌合するようになっている。
枠371(防護パイプ351の上端内に嵌合する部位)
の内側には、ソース供給管32の先端に取り付けられて
いるアダプター36が嵌合できるようになっていること
が好ましい。これによって、ソース収納部31からソー
ス供給管32を容易に引き出すことが可能となる。
71に先にアダプター36を嵌合させた後、収納キャッ
プ37で貫通孔315を閉止する。これにより、ソース
供給管32等を収納することができる。一方、冷菓製造
装置を稼動させる準備に際しては、図13に示すよう
に、収納キャップ37を取り外すだけで、ソース収納部
31内からソース供給管32を容易に引き出すことがで
きる。
35の収納について具体的に説明する。本実施の形態で
は、ソース供給管32は、自由に曲げることが可能なチ
ューブとなっているのに対して、供給管防護部35の本
体である防護パイプ351は、剛性を有する管状となっ
ている。
ともにソース供給管32を収納する。まず、最初の状態
は、ソース供給管32および防護パイプ351の双方が
ソース収納部31から露出している状態(図14におけ
る状態(i) )であるので、防護パイプ351を貫通孔3
15を介してソース収納部31側、すなわち下方側に押
し込んで収納するとともに、ソース供給管32をソース
収納部31内に引き入れていくように収納する(図14
に示す状態(ii))。この時点で、ブッシング352の下
端に嵌合されていたゴム栓353は外されることにな
る。その後、上記収納キャップ37を防護パイプ351
の上端、すなわち貫通孔315に嵌合させる。これによ
り、ソース供給管32および供給管防護部35が収納さ
れる(図14に示す状態(iii) )。なお、収納キャップ
37は、ソース供給管32および防護パイプ351の双
方がソース収納部31から露出している状態(図14に
おける状態(i) )で、アダプター36に嵌合させてもよ
い。
給管32も防護パイプ351もほぼ完全にソース収納部
31内に収納され、しかも貫通孔315は収納キャップ
37にて完全に閉止される。そのため、ソース収納部3
1が冷蔵庫となっていれば、扉部311を閉じること
で、冷気が外部に漏れることがなくなり、ソース供給管
32内に残存するソースもそのまま保存することが可能
になる。
0からはソース合流ノズル28や取出ノズル27は取り
外しておくが、代わりに、図15または図11に示すよ
うに、殺菌プラグ38を装着しておく。これによって、
ソース合流ノズル28などを取り外しても殺菌処理を実
施することができる。
34からソース合流ノズル28に至るまでのソース供給
経路13におけるソースの流路の断面積は、ソースの供
給方向から見て上流側から下流側に向かうに伴って順次
拡大するか、またはすべて略同等となっていることが非
常に好ましい。
込まれているソース供給管32内における流路の断面積
をS1 とし、アダプター36内の流路の断面積をS2 と
し、ソース合流ノズル28のソース合流路29における
流路の断面積をS3 とし、ソース合流口287の断面積
をS4 とした場合、全てほぼ同じ面積か、下流側にいく
に伴って、面積が増加していくように設定する(すなわ
ちS1 ≦S2 ≦S3 ≦S4 )。
は、少なくともソース供給ポンプ34以降でも、アダプ
ター36を介して、ソース供給管32とソース供給ノズ
ル28(ソース合流路29およびソース合流口287)
として分割された分割経路となっている。それゆえ、ソ
ース供給管32とソース供給ノズル28とをつなぐアダ
プター36には、ソースが漏れないようにシール機能が
付与される。
り、構造上シール性を向上させるように変形させたりす
ることによって実現されるが、ソースに加えられる内圧
が上昇すると、このシール機能も向上させる必要があ
り、状況によってはアダプター36の製造コスト等が上
昇する可能性がある。
る流路の断面積を、上記のように設定すれば、上流側か
ら下流側にかけて少なくとも同等以上の断面積を有する
流路が確保される。そのため、ソース供給経路13内に
おいて、ソースを移動させるために該ソースに加えられ
る内圧を過剰に高める必要がなくなり、アダプター36
のシール部材を簡素化することができる。その結果、簡
素な構成でより効率的かつ円滑にソースを供給すること
ができる。
の取出動作について説明する。
5に示す非稼動状態から図2または図8に示す稼動状態
に移行する。具体的には、殺菌プラグ38を取り外し
て、取出ノズル27・ソース合流ノズル28を取り付け
るとともに、ソース収納部31からソース供給管32お
よび供給管防護部35を引き出して、ソース供給管32
をソース合流ノズル28に接続する。
菓ベースを製造し、その後、冷菓取出部20から冷菓ベ
ースを取り出すが、このとき、プレーンの冷菓ベースの
みを取り出す場合にはプレーン取出部21bを、冷菓ベ
ースにソースを合流させて取り出す場合にはソース合流
取出部21a・21cを用いる。ここで、ソース合流取
出部21aとソース合流取出部21cとはそれぞれ独立
しており、これらにつながっているソースタンク33や
ソース供給管32なども独立しているので、ソースタン
ク33にそれぞれ異なるソースを収容しておくことで、
ソース合流取出部21aとソース合流取出部21cとで
は、別のソースを合流させることができる。
ば図8に示すように、装置本体10の上方、たとえば冷
菓取出部20の直上に張り出すように形成される部位
に、電源スイッチ14、ポンプスイッチ341a・34
1cが設けられており、さらにその上方に、ソース量調
整ボリューム342a・342cが設けられている。
ON/OFFするための構成である。ポンプスイッチ3
41a・341cはそれぞれソース合流取出部21a・
21cに対してソースを供給するソース供給ポンプ34
・34の動作を三段階(OFF/冷菓取出部20と連動
させる/ソース供給ポンプ34・34だけを作動させ
る)に切り換えるための構成である。各ソース供給ポン
プ34・34におけるソース供給量の調節は、上記ソー
ス量調整ボリューム342a・342cにより調節され
る。
レーンの冷菓ベースを取り出す際には必要ないが、各ソ
ース合流取出部21a・21cからソースを混合もしく
は付着(トッピング等)させた冷菓ベースを取り出す際
には、上記ポンプスイッチ341aおよび/または34
1cによりソース供給ポンプ34・34の少なくとも一
方を動作させ、ソース供給量を上記ソース量調整ボリュ
ーム342a・342cにより調整する。
示すような、装置本体10の側方に設けられるタイマー
16を用いて適宜調整する。これによって、取り出され
た冷菓ベースに対してソースを適切に合流させることが
可能になる。なお、タイマー16の構成としては従来公
知のものを用いることが可能であり、特に限定されるも
のではない。
図2または図8に示す稼動状態から図11または図15
に示す非稼動状態に移行する。具体的には、ソース供給
管32をソース合流ノズル28から取り外して、供給管
防護部35とともにソース収納部31内に収納した上
で、取出ノズル27・ソース合流ノズル28を取り外し
て、殺菌プラグ38を取り付ける。取出ノズル27・ソ
ース合流ノズル28は別途洗浄・殺菌する一方、装置本
体10については、所定の操作を行うことで、加熱殺菌
動作を実施させる。
体的な種類としては特に限定されるものではなく、一般
的に用いられるソフトクリームなどが好適に用いられ
る。一方、本発明に用いられるソースとしても、冷菓ベ
ースに香味を付与できるようなソース類であれば特に限
定されるものではないが、たとえば果肉入りの果肉ソー
スなどが好適に用いられる。
果肉も含んでおり、果汁による香味だけでなく、果肉そ
のものの質感をも冷菓ベースに与えることができるた
め、近年の自然食品ブームに伴って、果肉ソースの需要
は増大している。このような果肉ソースは、単に粘性が
高いだけでなく果肉という固形分を含んでいるため、従
来の構成ではメンテナンスが煩雑化するという問題点を
招来していたが、本発明にかかる冷菓製造装置において
は、ソース供給部30が完全に独立しており、しかもソ
ースを収納・保存するためのソース収納部31内に、ソ
ース合流ノズル28を除いてソース供給に関わる手段や
部材をほぼ全て収納することが可能になっているので、
メンテナンス性を非常に向上させることができる。
においては、冷菓取出部20が3つの取出部21a・2
1b・21cを備えており、取出部21bに取出ノズル
27が、取出部21a・21cにソース合流ノズル28
・28がそれぞれ取り付けられている構成を例に挙げて
説明したが、本発明にかかる冷菓製造装置は、上記構成
にのみ限定されるものではない。
冷菓取出部が一つの取出部を備えている構成であっても
よい。この場合においては、例えば、上記取出部に2つ
のソース合流ノズルを直列に(重ねて)設けることによ
り、両ソース合流ノズルへのソースの供給を停止するだ
けで、プレーンの冷菓ベースのみを取り出すことが可能
であり、また、一方のソース合流ノズルにソースを供給
するとともに、他方のソース合流ノズルへのソースの供
給を停止することにより、一方のソースのみが混合もし
くは付着(トッピング等)された冷菓ベースを取り出す
ことができる。あるいは、両ソース合流ノズルにソース
を供給することにより、2種類のソースが混合もしくは
付着(トッピング等)された冷菓ベースを取り出すこと
もできる。さらに、本発明にかかる冷菓製造装置におい
ては、取出部に三つのソース合流ノズルを直列に(重ね
て)設けることも可能である。
果肉ソースの使用のみ限定されるものではなく、従来の
ソース類やシロップ類なども好適に用いても、簡素な構
成で非常にメンテナンス性に優れるより安価なものとな
っている。
について図19に基づいて説明すれば以下の通りであ
る。なお、本発明はこれに限定されるものではない。ま
た、説明の便宜上、前記実施の形態1で使用した部材と
同じ機能を有する部材には同一の番号を付記し、その説
明を省略する。
菓製造装置が、装置本体10とソース供給部30とが一
つの構成にまとめられていたが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、ソース供給部30が、装置本体10
から独立して分離可能になっているソース供給装置とな
っていてもよい。
に示すように、従来公知の冷菓製造装置100に対し
て、ソース供給装置(ソース供給手段)300が外付け
できるようになっている。
知のもの、たとえば既存の一般的な構成の冷菓製造装置
であればよく、特に限定されるものではない。本実施の
形態では、該冷菓製造装置100は、前記実施の形態1
における装置本体10と同様、冷菓製造部(冷却シリン
ダーなどの冷菓製造手段)15や冷菓取出部20などを
備えている。
は、前記実施の形態1におけるソース供給部30と同様
に、ソース収納部31、ソース供給管32、ソースタン
ク33、ソース供給ポンプ34などを備えている。ま
た、前記実施の形態1におけるソース合流ノズル29に
対応する部材として、上記冷菓製造装置100が備える
冷菓取出部20に対して取り付け可能となっているソー
ス合流部39が用いられる。
ついては、上記ソース合流ノズル28と同様である。ま
た、このソース合流部39は、公知の冷菓製造装置10
0に設けられている冷菓取出部20の取出口に外付け可
能な構成となっており、かつ本発明のソース供給装置3
00が備えるソース供給管32に対して着脱可能な構成
となっている。
ース合流部39は、前記実施の形態1と同様に、アダプ
ター36などの各種接続部材を介してソース供給管32
とつながっていればよい。この構成であれば、ソース供
給管32からソース合流部39を容易に取り外すことが
可能になる。
置100の取出口に外付けするための詳細な構成につい
ては、冷菓製造装置100の構成によって取出口の構成
も異なるため、特に限定されるものではない。また、冷
菓製造装置100の構成によっては、ソース合流部39
を必要とせず、アダプター36を介するのみで、冷菓取
出部20へのソース供給管32を接続できる場合もあ
る。
2から容易に取り外すことが可能であるため、たとえ
ば、被取り付け側の冷菓製造装置100の構成(または
その取出口)に合わせて予め多種類のソース合流部39
を準備しておいてもよい。これによって、ソース供給装
置300を外付けする際に、上記複数のソース合流部3
9の中から適当な種類のものを選択し、これを取り替え
て用いることが可能になる。その結果、ソース供給装置
300の構成をほとんど変えずに様々な種類の冷菓製造
装置100に外付けが可能となるので、ソース供給装置
300の汎用性をより一層向上させることができる。
は、ソースタンク33からソース合流部39までのソー
ス供給経路におけるソースの流路の断面積は、前記実施
の形態1で述べたように、上流側から下流側に向かうに
伴って順次拡大するか、またはすべて略同等となってい
ることが非常に好ましい。これによって、前述したよう
に、簡素な構成でより効率的かつ円滑にソースを供給す
ることができるとともに、アダプター36のシール部材
を簡素とすることができるので、ソース合流部39の取
り外しや取り替えもより一層容易となる。
100に取り付けるより具体的な方法も、冷菓製造装置
100の構成等によって適宜変わるものであり、特に限
定されるものではない。一般的には、ソース合流部39
を介してソース供給管32を冷菓取出部20に接続する
とともに、冷菓取出部20とソース供給装置300とを
電気的に接続するだけでよい。それゆえ、本発明では、
冷菓ベースにソースを合流・供給する機構を、一般の冷
菓製造装置100に極めて簡単でしかも安価に取り付け
ることが可能となっている。
常、プランジャの上下移動を検出するプランジャ移動検
出部が備えられている(図示せず)。そこで、ソース供
給装置300を冷菓製造装置100に取り付ける際に
は、上記ソース合流部39およびアダプター36などを
介して冷菓取出部20の取出口に接続するとともに、図
19に示すように、このプランジャ移動検出部(冷菓取
出部20)に対して、ソース供給装置300を電気的に
接続するだけで、冷菓ベースの取り出しとソースの供給
とを同期させることが可能となる。
応じて、該冷菓製造装置100とソース供給装置300
との間では、種々の電気系や制御系などが接続可能とな
っていてもよい。また、取出口にソース合流部39を取
り付ける具体的な手法も特に限定されるものではない。
ているソース供給管32を冷菓取出部20から取り外す
だけで、冷菓製造装置100とソース供給装置300と
を完全に分離することが可能となっている。特に、本実
施の形態では、アダプター36を含む、ソース供給に関
わる手段や部材の全てを、ソース収納部31内に収納す
ることが可能になっているので、メンテナンス性を非常
に向上させることができる。
給装置300のオプションであるとともに冷菓製造装置
100のオプションであるとも言えるので、ソースの混
合もしくは付着(トッピング等)を伴わずに、冷菓取出
部20から冷菓ベースを取り出す場合には、ソース供給
装置300においてソースの供給を停止するだけでよ
く、改めてソース合流部39を取り外す必要はない。た
とえば、取出口が一つしか備えられていない場合、その
取出口にソース合流部39を外付けしても、ソースの供
給を停止するのみで、ソースの混合や付着は回避でき
る。
は、少なくとも何れか一つの取出口にはソース合流部3
9を外付けせず、他の取出口には、ソースの種類等に応
じて適宜ソース合流部39を外付けしておけばよい。こ
れによって、プレーンの冷菓(冷菓ベースのみ)と、ソ
ースを混合もしくは付着した冷菓とを別々の取出口から
取り出すことができる。
て香味を付加するソースを供給するソース供給装置が、
冷菓製造手段と冷菓取出手段とを備える冷菓製造装置に
対して、外付け可能な別の構成となっている。それゆ
え、冷菓ベースを取り出す時点で、該冷菓ベースに対し
て上記ソースを合流させて取り出すことが可能となるだ
けでなく、既存の冷菓製造装置にソース供給装置を取り
付けることだけで、前記実施の形態1と同様の冷菓製造
装置を簡素かつ安価に得ることが可能となる。
記載の冷菓製造装置は、冷菓取出手段に設けられる取出
口の直下に着脱自在に取り付けられ、冷菓ベースに対し
てソースを合流させるソース合流ノズルを備えており、
該ソース合流ノズルには、上記取出口につながり、中間
に断面積が狭められた絞り部を有する冷菓ベースの取出
流路と、冷菓ベースの取出方向に対して略垂直な方向か
らソースを供給するソース供給口とが形成されており、
さらに、上記ソース供給口の形成位置は、上記絞り部に
隣接し、かつ冷菓ベースの取出方向から見て下流側とな
っている構成である。
口から供給されるソースを冷菓取出手段側に逆流させな
い非常に効果的な塞止手段として機能する。それゆえ、
非常に簡素な構成で、ソースが冷菓ベースに混入するこ
とを非常に効果的に防止できるだけでなく、逆に冷菓ベ
ースがソース供給口を介してソース供給経路内に逆流す
ることも防止できる。その結果、冷菓製造装置に対する
法定加熱殺菌時には、冷菓製造手段および冷菓取出手段
を殺菌処理するだけで済み、冷菓製造装置のメンテナン
ス性を非常に向上させることができるという効果を奏す
る。
着脱自在となっているため、上記絞り部として様々な形
状を有するノズルを取り替えることができる。これによ
って冷菓ベースの取出状態や盛りつけ状態を変化させる
ことが可能になり、販売可能な冷菓のバリエーションを
拡大することができるという効果も併せて奏する。
置は、上記構成に加えて、上記冷菓取出手段には、上下
移動によって冷菓製造手段から冷菓ベースを取り出す通
孔を開閉するプランジャが備えられており、該プランジ
ャの下端部は、略円錐形状となっているとともに、上記
ソース合流ノズルにおける、絞り部から見て冷菓ベース
の取出方向の上流側近傍となる部位は、上記プランジャ
の下端部にほぼ対応する略円錐状の凹部となっている構
成である。
ス合流ノズルとがほぼ対応する形状となっているため
に、上記下端部とソース合流ノズルとのクリアランスが
非常に小さくなり、取出口に連なる部位が上記下端部に
よってほぼ閉止される。そのため、冷菓取出手段内で溶
ける冷菓ベースの量を非常に少なくすることができるの
で、冷菓の販売が中断した状態でも、冷菓ベースのロス
を非常に少なくすることができる。また、冷菓取出手段
内で溶けた冷菓ベースが取出口を介して漏れ出し、開口
部から滴下することを抑制することができる。その結
果、冷菓の販売が中断した状態でも、非常に簡素な構成
で、冷菓ベースやソースによる冷菓製造装置本体の汚染
を最小限に抑制することが可能になり、メンテナンス性
をより向上させることができるという効果を奏する。
置は、上記構成に加えて、さらに上記ソース合流ノズル
の最下方に形成される開口部は、その周囲が、該開口部
の広がり方向に対して略垂直となるエッジ部として形成
されている構成である。
して形成されているので、冷菓取出手段内で溶け出した
冷菓ベースやソース合流ノズルに残存するソースが垂れ
落ちる範囲をほぼ限定することができる。それゆえ、冷
菓の販売が中断した状態でも、非常に簡素な構成で、冷
菓ベースやソースによる冷菓製造装置本体の汚染を抑制
することが可能になり、メンテナンス性をより向上させ
ることができるという効果を奏する。
置は、上記構成に加えて、さらに、上記プランジャの下
端部には、絞り部の内径に対応する大きさを有し、かつ
絞り部から開口部側に突出する形状を有する下端突起部
が設けられている構成である。
プランジャを下降させた際に、上記下端突起部が絞り部
から下方側の取出流路にまで突出して、冷菓を完全に押
し出すことができる。そのため、絞り部の下方側の取出
流路に冷菓が残留することが回避され、冷菓の継続的な
滴下・垂れ落ちや冷菓が塊のまま落下するような事態を
確実に防止することができる。その結果、冷菓ベースの
ロスや、冷菓の製造・販売時におけるイメージダウンを
回避することができるという効果を奏する。
置は、上記構成に加えて、上記下端突起部の形状が、絞
り部の内径にほぼ合致する外径を有する円筒形状である
構成である。
っているので、残存する冷菓をほぼ完全に押し出すこと
ができるだけでなく、プランジャの構成を簡素化するこ
とができる。それゆえ、プランジャの製造が複雑化した
り、プランジャの洗浄等に支障を来したりするような事
態を回避することができるという効果を奏する。
製造装置は、以上のように、冷菓取出手段には、冷菓ベ
ースに対してソースを合流させるソース合流部が設けら
れているとともに、ソース供給手段には、ソースが収容
されたソースタンクと、該ソースタンクと上記ソース合
流部とに接続されるソース供給管と、ソースタンク内か
らソース供給管を介してソースを供給するソース供給機
構と、少なくとも内部にソースタンクを収納可能とする
ソース収納部とが含まれており、さらに、上記ソース供
給管は、ソース合流部から取り外してソース収納部の内
部に収納可能となっている構成である。
菌する際や、稼動させない状態では、ソース合流部から
ソース供給管を取り外してソース収納部内に収納するだ
けで後処理が完了するとともに、さらにソース供給管
は、ソース収納部内に収納するだけで、内部に残存する
ソースも含めて保存することができる。したがって、冷
菓製造手段や冷菓取出手段とソース供給手段とを分離し
てメンテナンス性を向上させるだけでなく、従来のよう
に、ソース供給管中に残存しているソースを廃棄する必
要がなく、ソースを無駄にするような事態を確実に回避
することが可能となり、冷菓製造装置の稼動に際する経
済性を非常に向上させることができるという効果を奏す
る。
置は、上記構成に加えて、上記ソース供給管は、上記ソ
ース収納部の側壁に形成される貫通孔より、内部に収納
される構成である。
される貫通孔からソース供給管を収納したり引き出した
りすることになる。そのため、ソース供給管を必要以上
に迂回させたりすることなしに、非常に簡素な構成で、
ソース収納部からできる限り短い距離でソース合流部に
つなげることができるという効果を奏する。
置は、上記構成に加えて、上記ソース供給管は、ソース
収納部外に露出している部位が多層構造となっている構
成である。
製造装置は、上記構成に加えて、上記ソース供給管の多
層構造部位には、断熱材が使用されている構成である。
により、ソース供給管に断熱効果が付与されるため、ソ
ース供給管内のソースの温度上昇を抑制することができ
るという効果を奏する。さらに上記断熱効果は、多層構
造部位に断熱材を使用することでさらに一層向上するこ
とができるという効果を奏する。
装置は、上記構成に加えて、上記ソース収納部は、内部
に冷気を循環させる冷気循環手段を備えている構成であ
る。
っており、冷気循環手段によって内部に冷気が循環され
ていることになるので、ソース温度の上昇を回避するこ
とが可能になり、ソースを冷菓ベースに合流させた際
に、冷菓ベースの温度上昇による保形性の低下を回避す
ることができるという効果を奏する。
装置は、上記構成に加えて、上記ソース供給管の多層構
造部位には、少なくとも二層の間に空間が形成されてい
るとともに、上記空間がソース収納部内に連通している
構成である。
に連通させることで、冷気循環手段の冷気循環作用によ
って、上記空間に対してソース収納部からの冷気を通す
ことになる、その結果、ソース供給管内におけるソース
の温度上昇をより効果的に抑制することができるという
効果を奏する。
装置は、上記構成に加えて、上記ソース供給機構は、ソ
ース収納部内に設けられている構成である。
ク、ソース供給管、ソース供給機構を収納可能になって
いるため、上記各構成をひとまとめにしてソース収納部
と一体化することになり、ソース供給部の構成を簡素化
するとともに省スペース化することができるという効果
を奏する。
装置は、上記構成に加えて、少なくとも上記ソース供給
管とソース合流部とによってソース供給経路が形成され
ており、該ソース供給経路は、少なくともソース供給機
構からソース合流部に至るまでの間で、二つ以上に分割
されて分割経路となっており、各分割経路は、シール機
能を有する接続部材によって接続されているとともに、
上記ソース供給機構からソース合流部に至るまでのソー
ス供給経路におけるソース流路の断面積は、ソースの供
給方向から見て上流側から下流側に向かうに伴って順次
拡大するか、またはすべて略同等となっている構成であ
る。
路の断面積を、上記のように設定するので、上流側から
下流側にかけて少なくとも同等以上の断面積を有する流
路が確保される。そのため、ソース供給経路内におい
て、ソースを移動させるために該ソースに加えられる内
圧を過剰に高める必要がなくなり、接続部材のシールに
関わる構成を簡素化することができる。その結果、簡素
な構成でより効率的かつ円滑にソースを供給することが
できるという効果を奏する。
装置は、上記構成に加えて、さらに、上記ソース供給手
段が、少なくとも、冷菓製造手段および冷菓取出手段か
ら独立して分離可能になっている構成である。
とも冷菓製造手段と冷菓取出手段とを備える冷菓製造装
置に対して、外付け可能な別の構成、すなわちソース供
給装置とすることができる。それゆえ、冷菓にソースを
合流させて取り出すことができるだけでなく、既存の冷
菓製造装置にソース供給装置を取り付けることだけで、
上述した各請求項と同様の冷菓製造装置を簡素かつ安価
に得ることが可能となるという効果を奏する。
ース供給装置は、以上のように、冷菓製造装置に対して
外付け可能となっており、ソースが収容されたソースタ
ンクと、該ソースタンクと上記ソース合流部とに接続さ
れるソース供給管と、ソースタンク内からソース供給管
を介してソースを供給するソース供給機構とを備えてお
り、上記冷菓製造装置から冷菓ベースを取り出す際に、
該冷菓ベースに対して香味を付加するソースを合流させ
る構成である。
ソース供給装置を外付けすることだけで、冷菓ベースに
ソースを混合もしくは付着(トッピング等)することが
できる。その結果、既存の冷菓製造装置を容易かつ確実
にソース合流型の装置にすることができるという効果を
奏する。
備えるソース合流取出部の構成を示す概略断面図であ
る。
製造装置の外観構成を示す概略斜視図である。
成を示す上方俯瞰図である。
取出部における個々の取出部が備える取出管部および通
孔の構成を示す図である。
部の構成を示す概略断面図である。
ルの構成を示す説明図である。
合流ノズルの構成を示す説明図である。
該冷菓製造装置に備えられるソース収納部の内部を示す
図である。
路を示す概略説明図である。
防護部の構成を示す部分断面図である。
たは非稼動時の状態を示す概略斜視図である。
に嵌合される収納キャップの構成を示す部分断面図であ
る。
給管を引き出す状態を示す概略説明図である。
管をソース収納部内に収納する過程を示す概略説明図で
ある。
たは非稼動時の状態を示す概略正面図である。
ンジャに下端突起部を設けた際の構成を示す概略部分断
面図である。
冷菓が生じる状態を示す説明図である。
ランジャに下端突起部を設けた際に、プランジャが下降
して下端突起部が絞り部よりも下方に突出している状態
を示す説明図であり、(b)は、図5に示すプレーン取
出部におけるプランジャに下端突起部を設けた際に、プ
ランジャが下降して下端突起部が絞り部よりも下方に突
出している状態を示す説明図である。
置およびソース供給装置の概略構成を示す模式図であ
る。
Claims (15)
- 【請求項1】冷菓ベースを製造する冷菓製造手段と、該
冷菓製造手段から冷菓ベースを取り出す冷菓取出手段と
を備えており、冷菓ベースを取り出す時点で、該冷菓ベ
ースに対して香味を付加するソースを冷菓取出手段にて
合流させる冷菓製造装置において、 さらに、上記冷菓取出手段に設けられる取出口の直下に
着脱自在に取り付けられ、冷菓ベースに対してソースを
合流させるソース合流ノズルを備えており、 該ソース合流ノズルには、上記取出口につながり、中間
に断面積が狭められた絞り部を有する冷菓ベースの取出
流路と、冷菓ベースの取出方向に対して略垂直な方向か
らソースを供給するソース供給口とが形成されており、 さらに、上記ソース供給口の形成位置は、上記絞り部に
隣接し、かつ冷菓ベースの取出方向から見て下流側とな
っていることを特徴とする冷菓製造装置。 - 【請求項2】上記冷菓取出手段には、上下移動によって
冷菓製造手段から冷菓ベースを取り出す通孔を開閉する
プランジャが備えられており、 該プランジャの下端部は、略円錐形状となっているとと
もに、 上記ソース合流ノズルにおける、絞り部から見て冷菓ベ
ースの取出方向の上流側近傍となる部位は、上記プラン
ジャの下端部にほぼ対応する略円錐状の凹部となってい
ることを特徴とする請求項1記載の冷菓製造装置。 - 【請求項3】さらに上記ソース合流ノズルの最下方に形
成される開口部は、その周囲が、該開口部の広がり方向
に対して略垂直となるエッジ部として形成されているこ
とを特徴とする請求項1または2記載の冷菓製造装置。 - 【請求項4】さらに、上記プランジャの下端部には、絞
り部の内径に対応する大きさを有し、かつ絞り部から開
口部側に突出する形状を有する下端突起部が設けられて
いることを特徴とする請求項2または3記載の冷菓製造
装置。 - 【請求項5】上記下端突起部の形状が、絞り部の内径に
ほぼ合致する外径を有する円筒形状であることを特徴と
する請求項4記載の冷菓製造装置。 - 【請求項6】冷菓ベースを製造する冷菓製造手段と、該
冷菓製造手段から冷菓ベースを取り出す冷菓取出手段
と、冷菓ベースに対して香味を付加するソースを供給す
るソース供給手段とを備えており、冷菓ベースを取り出
す時点で、該冷菓ベースに対して上記ソースを冷菓取出
手段にて合流させる冷菓製造装置において、 上記冷菓取出手段には、冷菓ベースに対してソースを合
流させるソース合流部が設けられているとともに、 上記ソース供給手段には、ソースが収容されたソースタ
ンクと、該ソースタンクと上記ソース合流部とに接続さ
れるソース供給管と、ソースタンク内からソース供給管
を介してソースを供給するソース供給機構と、少なくと
も内部にソースタンクを収納可能とするソース収納部と
が含まれており、 さらに、上記ソース供給管は、ソース合流部から取り外
してソース収納部の内部に収納可能となっていることを
特徴とする冷菓製造装置。 - 【請求項7】上記ソース供給管は、上記ソース収納部の
側壁に形成される貫通孔より、内部に収納されることを
特徴とする請求項6記載の冷菓製造装置。 - 【請求項8】上記ソース供給管は、ソース収納部外に露
出している部位が多層構造となっていることを特徴とす
る請求項6または7記載の冷菓製造装置。 - 【請求項9】上記ソース供給管の多層構造部位には、断
熱材が使用されていることを特徴とする請求項8記載の
冷菓製造装置。 - 【請求項10】上記ソース収納部は、内部に冷気を循環
させる冷気循環手段を備えていることを特徴とする請求
項6ないし9の何れか1項に記載の冷菓製造装置。 - 【請求項11】上記ソース供給管の多層構造部位では、
少なくとも二層の間に空間が形成されているとともに、 上記空間がソース収納部内に連通していることを特徴と
する請求項10記載の冷菓製造装置。 - 【請求項12】上記ソース供給機構は、ソース収納部内
に設けられていることを特徴とする請求項6ないし11
の何れか1項に記載の冷菓製造装置。 - 【請求項13】少なくとも上記ソース供給管とソース合
流部とによってソース供給経路が形成されており、 該ソース供給経路は、少なくともソース供給機構からソ
ース合流部に至るまでの間で、二つ以上に分割されて分
割経路となっており、各分割経路は、シール機能を有す
る接続部材によって接続されているとともに、 上記ソース供給機構からソース合流部に至るまでのソー
ス供給経路におけるソース流路の断面積は、ソースの供
給方向から見て上流側から下流側に向かうに伴って順次
拡大するか、またはすべて略同等となっていることを特
徴とする請求項6ないし11の何れか1項に記載の冷菓
製造装置。 - 【請求項14】さらに、上記ソース供給手段が、少なく
とも、冷菓製造手段および冷菓取出手段から独立して分
離可能になっていることを特徴とする請求項6ないし1
3の何れか1項に記載の冷菓製造装置。 - 【請求項15】少なくとも、冷菓ベースを製造する冷菓
製造手段と、該冷菓製造手段から冷菓ベースを取り出す
冷菓取出手段とを備える冷菓製造装置に対して外付け可
能となっており、 ソースが収容されたソースタンクと、 該ソースタンクと上記ソース合流部とに接続されるソー
ス供給管と、 ソースタンク内からソース供給管を介してソースを供給
するソース供給機構とを備えており、 上記冷菓製造装置から冷菓ベースを取り出す際に、該冷
菓ベースに対して香味を付加するソースを合流させるこ
とを特徴とするソース供給装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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---|---|---|---|
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Publications (1)
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---|---|
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ID=26604858
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JP (1) | JP2002223705A (ja) |
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