JP2002223179A - 通信端末装置および同期捕捉方法 - Google Patents

通信端末装置および同期捕捉方法

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JP2002223179A
JP2002223179A JP2001017380A JP2001017380A JP2002223179A JP 2002223179 A JP2002223179 A JP 2002223179A JP 2001017380 A JP2001017380 A JP 2001017380A JP 2001017380 A JP2001017380 A JP 2001017380A JP 2002223179 A JP2002223179 A JP 2002223179A
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frame synchronization
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JP2001017380A
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Koichi Aihara
弘一 相原
Junji Soumon
淳二 惣門
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速にかつ正確にセルサーチを行うこ
と。 【解決手段】 スクランブリングコード同定部115
は、閾値A及び閾値Aより低い閾値Bを格納し、相関値
が閾値Bを越えたスクランブリングコードを同定する。
セルサーチ制御部120は、相関値が閾値Aより大きい
スクランブリングコードが同定された場合、フレーム同
期確認処理を省略してセルサーチを完了する。セルサー
チ制御部120は、相関値が閾値Bより大きく閾値A以
下である場合、無線受信部102と相関処理部116と
が接続されるようにスイッチ103を制御する。フレー
ム同期確認部119は、フレーム同期がとれているか否
かを確認する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の拡散符号か
ら一つの拡散符号を同定する通信システムの通信端末装
置及び同期捕捉方法に関する。
【0002】
【従来の技術】CDMA方式の無線通信システムでは、
基地局が、既知である拡散コードで2次拡散した同期捕
捉用の制御信号(以下、「同期用チャネル」という)を
常に送信している。通信端末装置は、電源投入時やハン
ドオーバ時等に同期用チャネルを用いてセルサーチ(同
期捕捉処理)を行う。無線通信システムでは、ユーザに
とって快適な無線通信を実現するため、セルサーチを高
速に行うことが重要である。
【0003】図10は、一般的な同期用チャネルのフレ
ーム構成図である。図10に示すように、同期用チャネ
ルには、データに第1サーチコード(FSC)とスクラ
ンブリングコードとが重畳される。ただし、スロットの
先頭等の予め指定された一部のシンボルには、スロット
/チップ同期を捕捉するためにスクランブリングコード
がマスキングされて第1サーチコード(FSC)のみが
乗算され、第2サーチコード(SSC)が多重されてい
る。第2サーチコード(SSC)は、スクランブリング
コードグループ(SCG)を同定するとともにフレーム
同期を捕捉するためのコードである。
【0004】なお、スクランブリングコードは、フレー
ム周期より長い長周期拡散符号のことでロングコードと
も呼ばれる。また、第1サーチコードは、1シンボル時
間に等しい短周期拡散符号のことでスプレッディングコ
ード、ショートコードとも呼ばれるものである。
【0005】以下、従来の通信端末装置における同期捕
捉手順について説明する。
【0006】通信端末装置は、基地局の同期を捕捉する
場合、まず第1段階として、受信信号と第1サーチコー
ドとの相関演算により、スロットタイミングを検出す
る。次に、通信端末装置は、第2段階として、スロット
タイミングに基づいて、受信信号と第2サーチコードと
の相関演算によりスクランブリングコードグループを同
定し、同時にフレームタイミングを検出する。
【0007】次に、通信端末装置は、第3段階として、
フレームタイミングに基づいて、同定したスクランブリ
ングコードグループに属するスクランブリングコードと
第1サーチコードとを乗算したコードと、受信信号との
相関演算を行い、相関値が予め設定された閾値を越えた
か否かを判定し、スクランブリングコードを同定する。
なお、通信端末装置は、何れのスクランブリングコード
も閾値を越えない場合には第1段階からセルサーチをや
り直す。
【0008】最後に、通信端末装置は、フレーム同期確
認処理として、SFN(System Frame Number)等によ
り、検出したスクランブリングコード、フレームタイミ
ングの確認を行う。なお、フレーム同期を確認すること
ができなかった場合には第1段階からセルサーチをやり
直す。
【0009】このように、従来の通信端末装置は、3段
階でセルサーチを行い、その後、フレーム同期確認処理
を行うことによりセルサーチを行っている。
【0010】ここで、一般に用いられているフレーム同
期確認処理は、複数フレームに渡って行う必要があるた
め、第1段階〜第3段階の処理よりも長い処理時間が必
要となる。従って、セルサーチを高速に行うためには、
フレーム同期確認処理の回数をいかに低減させるかが重
要となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
通信端末装置および同期捕捉方法では、第3段階におい
て1つの閾値しか設定していないため、当該閾値を高く
設定すると第3段階において雑音等の影響により相関値
が当該閾値を越え難くなりフレームタイミングを検出す
るまでに時間がかかってしまう。一方、当該閾値を低く
設定すると、雑音等の影響で誤ったフレームタイミング
を検出してしまいやすくなり、フレーム同期確認処理を
複数回繰り返すこととなってしまう。
【0012】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、高速にかつ正確にセルサーチを行うことができる
通信端末装置および同期捕捉方法を提供することを目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の通信端末装置
は、複数の閾値を格納するメモリを有し、各スクランブ
リングコードの相関値と前記閾値とを大小比較してスク
ランブリングコードを同定するスクランブリングコード
同定手段と、前記相関値と前記閾値との大小関係に基づ
いてフレーム同期の確認を行なうか否かを制御するセル
サーチ制御手段と、フレーム同期の確認処理を実行する
フレーム同期確認手段とを具備する構成を採る。
【0014】本発明の通信端末装置は、スクランブリン
グコード同定手段は、全スクランブリングコードの相関
値の平均値から固定的な定数を加算して閾値を算出する
構成を採る。
【0015】本発明の通信端末装置は、スクランブリン
グコード同定手段は、全スクランブリングコードの相関
値の平均値と最小値を求め、この平均値と最小値にそれ
ぞれ所定の係数を乗算した後に加算して閾値を算出する
構成を採る。
【0016】本発明の通信端末装置は、スクランブリン
グコード同定手段は、総受信電力に固定的な値を加算し
て閾値を算出する構成を採る。
【0017】本発明の通信端末装置は、スクランブリン
グコード同定手段は、第1閾値及びこの第1閾値より低
い第2閾値をメモリに格納し、セルサーチ制御手段は、
同定されたスクランブリングコードの相関値が前記第1
閾値より大きい場合、フレーム同期の確認処理を行なわ
ずにセルサーチを終了する構成を採る。
【0018】本発明の通信端末装置は、セルサーチ制御
手段は、同定されたスクランブリングコードの相関値が
前記第2閾値より大きくかつ第1閾値以下の場合にのみ
フレーム同期確認手段にフレーム同期の確認処理を実行
させる構成を採る。
【0019】これらの構成により、同定されたスクラン
ブリングコードの相関値が大きい方の閾値よりもさらに
大きい場合にフレーム同期確認を行わなくても正確にセ
ルサーチを行うことができることから、相関値が2つの
閾値の間である場合にのみフレーム同期確認を行うこと
ができるので、高速にかつ正確にセルサーチを行うこと
ができる。
【0020】本発明の通信端末装置は、同定されたスク
ランブリングコードの相関値と閾値との大小関係に基づ
いてフレーム同期の確認処理方法を制御する確認方法制
御手段を具備し、フレーム同期確認手段は、前記確認方
法制御手段に指示された方法でフレーム同期の確認処理
を実行する構成を採る。
【0021】本発明の通信端末装置は、確認方法制御手
段は、同定されたスクランブリングコードの相関値が大
きいほど処理時間が短いフレーム同期の確認方法をフレ
ーム同期確認手段に指示する構成を採る。
【0022】本発明の通信端末装置は、スクランブリン
グコード同定手段は、第2閾値より高く第1閾値より低
い第3閾値をメモリに格納し、確認方法制御手段は、同
定されたスクランブリングコードの相関値が第3閾値よ
り大きくかつ第1閾値以下の場合に復調データを用いた
フレーム同期の確認方法をフレーム同期確認手段に指示
する構成を採る。
【0023】これらの構成により、相関値に応じてフレ
ーム同期確認方法を適応的に変えることができるので、
必要最小限の時間で正確に拡散符号を同定することがで
き、高速にかつ正確に拡散符号を同定することができ
る。
【0024】本発明の通信端末装置は、セルサーチ制御
手段は、同定されたスクランブリングコードの相関値と
閾値との大小関係に基づいてパスサーチを行なった後に
フレーム同期の確認を行なうか、あるいは、パスサーチ
を行なわずにフレーム同期の確認を行なうのかをフレー
ム同期確認手段に指示する構成を採る。
【0025】本発明の通信端末装置は、スクランブリン
グコード同定手段は、第2閾値より高く第1閾値より低
い第4閾値をメモリに格納し、セルサーチ制御手段は、
同定されたスクランブリングコードの相関値が第4閾値
より大きくかつ第1閾値以下の場合にパスサーチを行な
わずにフレーム同期の確認を行なうようにフレーム同期
確認手段に指示する構成を採る。
【0026】これらの構成により、相関値に応じてフレ
ーム同期確認の際にパスサーチを行なうか否かを適応的
に変えることができるので、必要最小限の時間で正確に
拡散符号を同定することができ、高速にかつ正確に拡散
符号を同定することができる。
【0027】本発明の基地局装置は、上記いずれかの通
信端末装置と無線通信を行なう構成を採る。
【0028】この構成により、高速にかつ正確に拡散符
号を同定することができるので、ユーザにとって快適な
無線通信を実現することができる。
【0029】本発明の同期捕捉方法は、第1閾値及びこ
の第1閾値より低い第2閾値をメモリに格納し、各スク
ランブリングコードの相関値と前記閾値とを大小比較し
てスクランブリングコードを同定し、同定されたスクラ
ンブリングコードの相関値が前記第1閾値より大きい場
合、フレーム同期の確認処理を行なわずにセルサーチを
終了し、同定されたスクランブリングコードの相関値が
前記第2閾値より大きくかつ第1閾値以下の場合にフレ
ーム同期の確認処理を実行する方法をとる。
【0030】この方法により、同定されたスクランブリ
ングコードの相関値が大きい方の閾値よりもさらに大き
い場合にフレーム同期確認を行わなくても正確にセルサ
ーチを行うことができることから、相関値が2つの閾値
の間である場合にのみフレーム同期確認を行うことがで
きるので、高速にかつ正確にセルサーチを行うことがで
きる。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の骨子は、第3段階での閾
値を複数用意して、相関値の各閾値に対する大小関係に
応じてフレーム同期確認処理を行なうか否か、あるい
は、フレーム同期確認処理の種類を適宜選択することで
ある。
【0032】以下、本実施の形態について、図面を参照
して詳細に説明する。
【0033】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係る通信端末装置の構成を示すブロック図であ
る。図1において、無線受信部102は、アンテナ10
1を介して受信される信号に対して所定の無線処理(ダ
ウンコンバート、A/D変換等)を行い、ベースバンド
の受信データをスイッチ103に出力する。スイッチ1
03は、セルサーチ制御部120の制御に従って、無線
受信部102から出力された受信データを相関処理部1
05、相関処理部109、相関処理部113あるいは相
関処理部116のいずれかに出力する。
【0034】第1サーチコード発生部104は、全基地
局共通に使用される第1サーチコードを発生させ、相関
処理部105に出力する。相関処理部105は、受信デ
ータと第1サーチコードとの第1相関値を求め、平均化
部106に出力する。平均化部106は、第1相関値を
複数スロット分平均化してスロットタイミング検出部1
07に出力する。スロットタイミング検出部107は、
平均化後の第1相関値の中で最大のものを受信したタイ
ミングをスロットタイミングとして検出し、検出したス
ロットタイミングを相関処理部109及びセルサーチ制
御部120に出力する。
【0035】第2サーチコード発生部108は、第2サ
ーチコードを発生させ、相関処理部109に出力する。
相関処理部109は、スロットタイミングに基いて受信
データと第2サーチコードとの第2相関値を求め、割り
当て部110に出力する。割り当て部110は、第2サ
ーチコードの配置表に従って相関値を各スロットに割り
当て、割り当てたスロット毎に第2相関値を複数スロッ
ト分平均化し、コードグループ同定部111に出力す
る。コードグループ同定部111は、平均化後の第2相
関値の最大値に基いてスクランブリングコードグループ
を同定するとともにフレームタイミングを検出する。そ
して、コードグループ同定部111は、同定したスクラ
ンブリングコードグループを示す信号をスクランブリン
グコード発生部112に出力し、検出したフレームタイ
ミングを相関処理部113及びセルサーチ制御部120
に出力する。
【0036】スクランブリングコード発生部112は、
コードグループ同定部111にて同定されたスクランブ
リングコードグループに属するスクランブリングコード
を順次発生させ、相関処理部113及び相関処理部11
6に出力する。なお、スクランブリングコード発生部1
12が、スクランブリングコードとチャネライゼーショ
ンとを乗算したコードを発生する場合もあるが、チャネ
ライゼーションコードはシステムとして1つであるので
今回の説明では省略した。
【0037】相関処理部113は、コードグループ同定
部111にて検出されたフレームタイミングで、受信デ
ータとスクランブリングコードとの第3相関値を求め、
平均化部114に出力する。平均化部114は、第3相
関値を複数フレーム分平均化してスクランブリングコー
ド同定部115に出力する。
【0038】スクランブリングコード同定部115は、
図2に示す内部構成を有し、内部のメモリ201に閾値
Aを格納し、内部のメモリ202に閾値Aより低い閾値
Bを格納し、比較回路203にて平均化後の第3相関値
と閾値Aとを比較し、比較回路204にて平均化後の第
3相関値と閾値Bとを比較する。そして、スクランブリ
ングコード同定部115は、閾値Bを越えたスクランブ
リングコードを同定し、比較結果をセルサーチ制御部1
20に出力する。
【0039】図1に戻り、相関処理部116は、受信デ
ータとスクランブリングコード同定部115にて同定さ
れたスクランブリングコードとの第4相関値を求め、第
4相関値を復調部117に出力する。復調部117は、
同期検波を行ってデータを復調し、復調データを復号部
118に出力する。復号部118は、誤り訂正、誤り検
出符号化されたデータの復号処理を行い、復号データを
フレーム同期確認部119に出力する。
【0040】フレーム同期確認部119は、SFN等に
よりフレーム同期がとれているか否かを確認し、確認結
果をセルサーチ制御部120に出力する。
【0041】セルサーチ制御部120は、スイッチ10
3を切り替え制御して、受信データの入力先を相関処理
部105、相関処理部109、相関処理部113あるい
は相関処理部116のいずれかにする。具体的には、セ
ルサーチ制御部120は、第1段階であるセルサーチが
開始されてからスロットタイミングが検出されるまで、
無線受信部102と相関処理部105とが接続されるよ
うにスイッチ103を制御する。また、セルサーチ制御
部120は、第2段階であるスロットタイミングが検出
されてからスクランブリングコードグループが同定され
るまで、無線受信部102と相関処理部109とが接続
されるようにスイッチ103を制御する。
【0042】また、セルサーチ制御部120は、第3段
階であるスクランブリングコードグループが同定されて
からスクランブリングコードが同定されるまで、無線受
信部102と相関処理部113とが接続されるようにス
イッチ103を制御する。そして、セルサーチ制御部1
20は、第3段階において第3相関値が閾値Aより大き
いスクランブリングコードが同定された場合、フレーム
同期確認処理を省略してセルサーチを終了する。また、
セルサーチ制御部120は、第3段階において第3相関
値が閾値Bより大きく閾値A以下である場合、フレーム
同期確認処理のため、無線受信部102と相関処理部1
16とが接続されるようにスイッチ103を制御し、同
定されたスクランブリングコードを示す信号をスクラン
ブリングコード発生部112に出力する。また、セルサ
ーチ制御部120は、第3段階において第3相関値が閾
値Bより大きいスクランブリングコードが同定されなか
った場合、無線受信部102と相関処理部105とが接
続されるようにスイッチ103を制御して再度第1段階
の処理を行わせる。
【0043】また、セルサーチ制御部120は、フレー
ム同期確認処理においてフレーム同期を確認することが
できなかった場合、無線受信部102と相関処理部10
5とが接続されるようにスイッチ103を制御して再度
第1段階の処理を行わせる。
【0044】次に、上記図1に示した通信端末装置のセ
ルサーチの手順を図3のフロー図を用いて説明する。
【0045】まず、ST301で、セルサーチの第1段
階が行われ、スロットタイミングが検出される。
【0046】具体的には、セルサーチ制御部120のス
イッチ103に対する制御により無線受信部102と相
関処理部105とが接続される。そして、相関処理部1
05にて、1シンボル分の受信データと第1サーチコー
ド発生部104から出力された第1サーチコードとの第
1相関値が計算される。そして、相関処理部105にて
第1相関値の計算が1スロットに渡り行われると、平均
化部106にて複数スロット分平均化される。そして、
スロットタイミング検出部107にて、平均化された相
関値の最大値が検出され、当該相関値に対応する受信タ
イミングがスロットタイミングとして検出される。
【0047】そして、検出されたスロットタイミングを
示す信号が、相関処理部109及びセルサーチ制御部1
20へ出力される。
【0048】次に、ST302で、セルサーチの第2段
階が行われ、スクランブリングコードグループが同定さ
れ、フレームタイミングが検出される。
【0049】具体的には、セルサーチ制御部120のス
イッチ103に対する制御により無線受信部102と相
関処理部109とが接続される。そして、相関処理部1
09にて、スロットタイミング検出部107で検出され
たスロットタイミングに基づいて、順次受信されるスロ
ットの特定の1シンボルと第2サーチコード発生部10
8から出力される第2サーチコードとの第2相関値が計
算される。例えば、1フレームが0〜15の16個のス
ロットで構成されているとすると、0〜15の各スロッ
トに対応する16個の第2相関値が、スロットが受信さ
れる毎に算出され、割り当て部110へ出力される。
【0050】割り当て部110では、相関処理部109
で求められた第2相関値が、第2サーチコードの配置表
に従って各スロット0〜15に割り当てられ、順次平均
化される。
【0051】そして、コードグループ同定部111にお
いて、平均化された第2相関値の最大値からスクランブ
リングコードグループが同定され、フレームタイミング
が検出される。
【0052】そして、同定されたスクランブリングコー
ドグループを示す信号が、相関処理部113へ出力さ
れ、検出されたフレームタイミングを示す信号が、スク
ランブリングコード発生部112及びセルサーチ制御部
120へ出力される。
【0053】次に、ST303で、セルサーチの第3段
階が行われ、スクランブリングコードが同定される。
【0054】具体的には、セルサーチ制御部120のス
イッチ103に対する制御により無線受信部102と相
関処理部113とが接続される。そして、相関処理部1
13にて、コードグループ同定部111にて検出された
フレームタイミングに基いて、受信データとスクランブ
リングコード発生部112から出力されるスクランブリ
ングコードとの第3相関値が計算される。算出された第
3相関値は、平均化部114にてスクランブリングコー
ド毎に複数回平均化される。そして、スクランブリング
コード同定部115にて、平均化された第3相関値の最
大のスクランブリングコードが同定され、同定されたス
クランブリングコードおよび比較回路203、204で
の比較結果を示す情報がセルサーチ制御部120へ出力
される。
【0055】次に、ST304、ST305で、セルサ
ーチ制御部120にて、比較回路203、204での比
較結果に基づき、次に行なわれる処理の内容が制御され
る。すなわち、第3相関値が閾値Aを越えているスクラ
ンブリングコードが同定された場合、フレーム同期確認
処理を行わず、スクランブリングコード同定部115で
同定されたスクランブリングコードが正しいものと同定
されてセルサーチが終了される。
【0056】また、第3相関値が閾値Bより大きいスク
ランブリングコードが同定されなかった場合、再度、S
T301からの処理が繰り返される。
【0057】また、第3相関値が閾値Bより大きく閾値
A以下のスクランブリングコードが同定された場合、S
T306、ST307でフレーム同期確認処理が行われ
る。
【0058】具体的には、セルサーチ制御部120のス
イッチ103に対する制御により無線受信部102と相
関処理部116とが接続される。そして、相関処理部1
16にて、コードグループ同定部111で同定したフレ
ームタイミングで、同定されたスクランブリングコード
に第1サーチコードを乗算したコードと受信データと第
4相関値が計算される。そして、復調部117で同期検
波が行われてデータが復調され、復号部118で符号化
されたデータが復号され、フレーム同期確認部119で
フレーム同期がとれたか否かの確認が行われる。
【0059】ST307において、フレーム同期が確認
された場合、スクランブリングコード同定部115で同
定されたスクランブリングコードが正しいものと同定さ
れてセルサーチが終了する。一方、ST307におい
て、フレーム同期が確認できなかった場合、再度、ST
301からの処理が繰り返される。
【0060】このように、スクランブリングコードを同
定する際に大小2つの閾値を用意することにより、同定
されたスクランブリングコードの相関値が大きい方の閾
値よりもさらに大きい場合にフレーム同期確認を行わな
くても正確にセルサーチを行うことができることから、
相関値が2つの閾値の間である場合にのみフレーム同期
確認を行えばよく、高速にかつ正確にセルサーチを行う
ことができる。
【0061】なお、本実施の形態では、メモリ201及
びメモリ202に閾値A及び閾値Bを格納する場合につ
いて説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、
総受信電力に固定的な値を加算して閾値A及び閾値Bを
求めてもよい。また、全種類のスクランブリングコード
に対する第3相関値の平均値から固定的な定数を加算し
て閾値A及び閾値Bを求めてもよい。さらに、全種類の
スクランブリングコードに対する第3相関値の平均値と
最小値を求め、平均値と最小値にそれぞれ所定の係数を
乗算した後に加算して閾値A及び閾値Bを求めてもよ
い。
【0062】(実施の形態2)ここで、フレーム同期確
認方法には、(1)復調データのパイロットシンボル部
分のビットパターンを検出する方法、(2)CRC等、
復号後のフレーム単位でエンコードされているデータを
デコードして確認する方法、(3)SFNが2インクリ
メントされている等の複数フレームにわたる情報でデー
タをデコードして確認する方法等がある。そして、
(1)の方法は復調後の信号を用い、(2)の方法は復
号後の1フレーム分の信号を用い、(3)の方法は復号
後の複数フレーム分の信号を用る。従って、(1)より
も(2)、(2)よりも(3)の方が、確認精度は高く
なるが確認までに必要な処理時間は長くなる。
【0063】実施の形態2では、スクランブリングコー
ドを同定する際に使用する閾値を3つ以上用意し、スク
ランブリングコードの相関値に応じてフレーム同期確認
方法を適宜選択する場合について説明する。
【0064】図4は、本発明の実施の形態2に係る通信
端末装置の概略構成図を示すブロック図である。なお、
図4に示す通信端末装置おいて、図1に示した通信端末
装置と共通する構成部分には図1と同一符号を付して説
明を省略する。
【0065】図4に示す通信端末装置のスクランブリン
グコード同定部401は、図1に示した通信端末装置の
スクランブリングコード同定部115と内部構成が異な
る。また、図4に示す通信端末装置は、図1に示した通
信端末装置と比較して、フレームメモリ402、スイッ
チ403及び確認方法制御部404を追加した構成を採
る。
【0066】スクランブリングコード同定部401は、
図5に示す内部構成を有し、内部のメモリ501に閾値
Aを格納し、内部のメモリ502に閾値Aより低い閾値
Bを格納し、内部のメモリ503に閾値Bより低い閾値
Cを格納し、内部のメモリ504に閾値Cより低い閾値
Dを格納する。また、スクランブリングコード同定部4
01は、比較回路505にて平均化後の第3相関値と閾
値Aとを比較し、比較回路506にて平均化後の第3相
関値と閾値Bとを比較し、比較回路507にて平均化後
の第3相関値と閾値Cとを比較し、比較回路508にて
平均化後の第3相関値と閾値Dとを比較し、閾値Dを越
えたスクランブリングコードを同定し、比較結果をセル
サーチ制御部120及び確認方法制御部404に出力す
る。
【0067】復調部117は、同期検波を行ってデータ
を復調し、復調データを復号部118及びスイッチ40
3に出力する。復号部118は、誤り訂正、誤り検出符
号化されたデータの復号処理を行い、復号データをフレ
ームメモリ402及びスイッチ403に出力する。フレ
ームメモリ402は、復号されたデータを複数フレーム
に渡って格納した後、スイッチ403に出力する。
【0068】スイッチ403は、確認方法制御部404
の制御に従って、復調部117、復号部118あるいは
フレームメモリ402のいずれかから出力されたデータ
をフレーム同期確認部119に出力する。フレーム同期
確認部119は、確認方法制御部404から指示された
フレーム同期確認方法でフレーム同期確認処理を行う。
【0069】セルサーチ制御部120は、実施の形態1
と比較して第3段階における作用が異なる。すなわち、
セルサーチ制御部120は、第3相関値が閾値Aより大
きいスクランブリングコードが同定された場合、フレー
ム同期確認処理を省略してセルサーチを終了する。ま
た、セルサーチ制御部120は、同定されたスクランブ
リングコードの第3相関値が閾値Dより大きく閾値A以
下である場合、フレーム同期確認処理のため、無線受信
部102と相関処理部116とが接続されるようにスイ
ッチ103を制御し、同定されたスクランブリングコー
ドを示す信号をスクランブリングコード発生部112に
出力する。また、セルサーチ制御部120は、第3相関
値が閾値Dより大きいスクランブリングコードが同定さ
れなかった場合、無線受信部102と相関処理部105
とが接続されるようにスイッチ103を制御して再度第
1段階の処理を行わせる。
【0070】確認方法制御部404は、第3段階におい
てスイッチ403を切り替え制御して、フレーム同期確
認部119におけるフレーム同期確認に用いるデータの
出力先を復調部117、復号部118あるいはフレーム
メモリ402のいずれかにする。また、確認方法制御部
404は、フレーム同期確認部119に対してフレーム
同期確認方法を示す信号を出力する。
【0071】具体的には、確認方法制御部404は、同
定されたスクランブリングコードの第3相関値が閾値B
より大きく閾値A以下である場合、復調部117とフレ
ーム同期確認部119が接続されるようにスイッチ40
3を制御する。また、確認方法制御部404は、同定さ
れたスクランブリングコードの第3相関値が閾値Cより
大きく閾値B以下である場合、あるいは、フレーム同期
確認部119が復調データを用いてフレーム同期を確認
できなかった場合、復号部118とフレーム同期確認部
119が接続されるようにスイッチ403を制御する。
また、確認方法制御部404は、同定されたスクランブ
リングコードの第3相関値が閾値Dより大きく閾値C以
下である場合、あるいは、フレーム同期確認部119が
復号データを用いてフレーム同期を確認できなかった場
合、フレームメモリ402とフレーム同期確認部119
が接続されるようにスイッチ403を制御する。
【0072】フレーム同期確認部119は、確認方法制
御部404に指示された方法でフレーム同期確認を行
う。具体的には、(1)復調部117から出力された復
調データのパイロットシンボル部分のビットパターンを
検出する方法、(2)復号部118から出力されたフレ
ーム単位でエンコードされているデータをデコードして
確認する方法、(3)フレームメモリ402から出力さ
れた複数フレームにわたる情報でデータをデコードして
確認する方法の何れかによりフレーム同期を確認する。
【0073】次に、上記図4に示した通信端末装置のセ
ルサーチの手順を図6のフロー図を用いて説明する。
【0074】まず、ST601で、セルサーチの第1段
階が行われ、スロットタイミングが検出される。
【0075】次に、ST602で、セルサーチの第2段
階が行われ、スクランブリングコードグループが同定さ
れ、フレームタイミングが検出される。
【0076】次に、ST603で、セルサーチの第3段
階が行われ、スクランブリングコード同定部401に
て、平均化された第3相関値の最大のスクランブリング
コードが同定される。そして、検出されたスクランブリ
ングコードおよび比較回路505〜508での比較結果
を示す情報がセルサーチ制御部120及び確認方法制御
部404へ出力される。
【0077】次に、ST604〜ST607で、セルサ
ーチ制御部120にて、比較回路505〜508での比
較結果に基づき、以下の処理内容が制御される。
【0078】すなわち、ST604で、第3相関値が閾
値Aを越えているスクランブリングコードが同定された
場合、フレーム同期確認処理を行わず、スクランブリン
グコード同定部401で同定されたスクランブリングコ
ードが正しいものと同定されてセルサーチが終了され
る。
【0079】また、ST605で、第3相関値が閾値B
より大きく閾値A以下のスクランブリングコードが同定
された場合、ST608、ST609、ST610で、
フレーム同期確認部119にて上記(1)の復調データ
を用いたフレーム同期確認処理が行われる。
【0080】また、ST606で、第3相関値が閾値C
より大きく閾値B以下のスクランブリングコードが同定
された場合、あるいは、ST609、ST610でフレ
ーム同期を確認できなかったけれども所定ビットのパイ
ロットシンボルを検出できた場合、ST611、ST6
12で、フレーム同期確認部119にて上記(2)の1
フレーム分の復号データを用いたフレーム同期確認処理
が行われる。
【0081】また、ST607で、第3相関値が閾値D
より大きく閾値C以下のスクランブリングコードが同定
された場合、ST613、ST614で、フレーム同期
確認部119にて上記(3)の複数フレームの復号デー
タを用いたフレーム同期確認処理が行われる。
【0082】また、ST607で第3相関値が閾値Dよ
り大きいスクランブリングコードが同定されなかった場
合、ST610で所定ビットのパイロットシンボルを検
出できなかった場合、ST612でフレーム同期を確認
できなかった場合、あるいは、ST614でフレーム同
期を確認できなかった場合、再度ST601からの処理
が繰り返される。
【0083】一方、ST609、ST612、ST61
4で、フレーム同期を確認できた場合、スクランブリン
グコード同定部401で同定されたスクランブリングコ
ードが正しいものと同定されてセルサーチが終了され
る。
【0084】このように、相関値に応じてフレーム同期
確認方法を適応的に変えることにより、必要最小限の時
間で正確に拡散符号を同定することができるので、さら
に高速にかつ正確に拡散符号を同定することができる。
【0085】なお、本実施の形態では、(1)〜(3)
の何れかの方法によりフレーム同期を確認する場合につ
いて説明したが、本発明はこれに限られず、他のフレー
ム同期確認方法を用いることもでき、フレーム同期確認
方法の種類を2以上の何れとすることもできる。
【0086】(実施の形態3)実施の形態3では、スク
ランブリングコードの相関値に応じてフレーム同期確認
の際にパスサーチを行うか否かを適宜選択する場合につ
いて説明する。
【0087】図7は、本発明の実施の形態3に係る同期
捕捉装置の概略構成図を示す要部ブロック図である。な
お、図7に示す通信端末装置おいて、図1に示した通信
端末装置と共通する構成部分には図1と同一符号を付し
て説明を省略する。
【0088】図7に示す通信端末装置のスクランブリン
グコード同定部701は、図1に示した通信端末装置の
スクランブリングコード同定部115と内部構成が異な
る。また、図7に示す通信端末装置は、図1に示した通
信端末装置と比較して、RAKE合成部702、相関処
理部703、平均化部704及びフィンガ割り当て部7
05とを追加した構成を採る。
【0089】スクランブリングコード同定部701は、
図8に示す内部構成を有し、内部のメモリ801に閾値
Aを格納し、内部のメモリ802に閾値Aより低い閾値
Bを格納し、内部のメモリ803に閾値Bより低い閾値
Cを格納する。また、スクランブリングコード同定部7
01は、比較回路804にて平均化後の第3相関値と閾
値Aとを比較し、比較回路805にて平均化後の第3相
関値と閾値Bとを比較し、比較回路806にて平均化後
の第3相関値と閾値Cとを比較し、閾値Cを越えたスク
ランブリングコードを同定し、比較結果をセルサーチ制
御部120に出力する。
【0090】セルサーチ制御部120は、実施の形態1
と比較して第3段階における作用が異なる。すなわち、
セルサーチ制御部120は、第3相関値が閾値Aより大
きいスクランブリングコードが同定された場合、フレー
ム同期確認処理を省略してセルサーチを終了する。ま
た、セルサーチ制御部120は、同定されたスクランブ
リングコードの第3相関値が閾値Bより大きく閾値A以
下である場合、パスサーチを行わずにフレーム同期確認
処理を行うため、無線受信部102と相関処理部116
とが接続されるようにスイッチ103を制御し、同定さ
れたスクランブリングコードを示す信号をスクランブリ
ングコード発生部112に出力する。また、セルサーチ
制御部120は、同定されたスクランブリングコードの
第3相関値が閾値Cより大きく閾値B以下である場合、
パスサーチ後にフレーム同期確認処理を行うため、無線
受信部102と相関処理部703とが接続されるように
スイッチ103を制御し、同定されたスクランブリング
コードを示す信号をスクランブリングコード発生部11
2に出力する。また、セルサーチ制御部120は、閾値
Cより大きい第3相関値のスクランブリングコードが同
定されなかった場合、無線受信部102と相関処理部1
05とが接続されるようにスイッチ103を制御して再
度第1段階の処理を行わせる。
【0091】相関処理部703は、コードグループ同定
部111にて検出されたフレームタイミングで第4相関
値を求め、平均化部704に出力する。平均化部704
は、第4相関値を複数フレーム分平均化してフィンガ割
り当て部705に出力する。フィンガ割り当て部705
は、平均化部704から出力された第4相関値が所定の
閾値を越えるタイミングを検出し、検出したタイミング
を示す信号を相関処理部116に出力する。
【0092】相関処理部116は、パスサーチを行わず
にフレーム同期確認処理を行う場合、コードグループ同
定部111にて検出されたフレームタイミングで第4相
関値を求める。一方、相関処理部116は、パスサーチ
を行なってフレーム同期確認処理を行う場合、フィンガ
割り当て部705から指示されたタイミングで第4相関
値を求める。そして、相関処理部116は、求めた閾値
DをRAKE合成部702に出力する。RAKE合成部
702は、相関処理部116から出力された第4相関値
をRAKE合成して復調部117に出力する。
【0093】次に、上記図7に示した通信端末装置のセ
ルサーチの手順を図9のフロー図を用いて説明する。
【0094】まず、ST901で、セルサーチの第1段
階が行われ、スロットタイミングが検出される。
【0095】次に、ST902で、セルサーチの第2段
階が行われ、スクランブリングコードグループが同定さ
れ、フレームタイミングが検出される。
【0096】次に、ST903で、セルサーチの第3段
階が行われ、スクランブリングコード同定部701に
て、平均化された第3相関値の最大のスクランブリング
コードが同定される。そして、検出されたスクランブリ
ングコードおよび比較回路804〜806での比較結果
を示す情報がセルサーチ制御部120へ出力される。
【0097】次に、ST904〜ST906で、セルサ
ーチ制御部120にて、比較回路804〜806での比
較結果に基づき、以下の処理内容が制御される。
【0098】すなわち、ST904で、第3相関値が閾
値Aを越えているスクランブリングコードが同定された
場合、フレーム同期確認処理を行わず、スクランブリン
グコード同定部701で同定されたスクランブリングコ
ードが正しいものと同定されてセルサーチが終了され
る。
【0099】また、ST905で、第3相関値が閾値B
より大きく閾値A以下のスクランブリングコードが同定
された場合、ST907、ST908で、相関処理部1
16にて、コードグループ同定部111で検出したフレ
ームタイミングで第4相関値が計算され、RAKE合成
部702を介して復調部117で同期検波が行われてデ
ータが復調され、復号部118で符号化されたデータが
復号され、フレーム同期確認部119にてフレーム同期
確認処理が行われる。
【0100】また、ST906で、第3相関値が閾値C
より大きく閾値B以下のスクランブリングコードが同定
された場合、あるいは、ST908で、フレーム同期を
確認できなかった場合、ST909で、相関処理部70
3、平均化部704及びフィンガ割り当て部705にて
パスサーチが行なわれた後、ST910、ST911
で、相関処理部116にて、フィンガ割り当て部705
で検出されたタイミングで第4相関値が計算され、RA
KE合成部702にてRAKE合成が行なわれ、復調部
117で同期検波が行われてデータが復調され、復号部
118で符号化されたデータが復号され、フレーム同期
確認部119にてフレーム同期確認処理が行われる。
【0101】また、ST906で、第3相関値が閾値C
より大きいスクランブリングコードが同定されなかった
場合、あるいは、ST911で、フレーム同期を確認で
きなかった場合、再度、ST901からの処理が繰り返
される。
【0102】一方、ST908、ST911で、フレー
ム同期を確認できた場合、スクランブリングコード同定
部701で同定されたスクランブリングコードが正しい
ものと同定されてセルサーチが終了される。
【0103】このように、相関値に応じてフレーム同期
確認の際にパスサーチを行なうか否かを適応的に変える
ことにより、必要最小限の時間で正確に拡散符号を同定
することができるので、さらに高速にかつ正確に拡散符
号を同定することができる。
【0104】なお、実施の形態3は、実施の形態2と組
み合わせることもできる。すなわち、図7に示す通信端
末装置にフレームメモリ402、スイッチ403及び確
認方法制御部404を追加し、パスサーチを行なった
後、相関値に応じてフレーム同期確認方法を適応的に変
えることもできる。これにより、実施の形態2の効果も
得ることができる。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第3段階での閾値を複数用意して、相関値の各閾値に対
する大小関係に応じてフレーム同期確認処理を行なうか
否か、あるいは、フレーム同期確認処理の種類を適宜選
択することにより、高速にかつ正確にセルサーチを行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る通信端末装置の構
成を示すブロック図
【図2】上記実施の形態に係る通信端末装置のスクラン
ブリングコード同定部の内部構成を示すブロック図
【図3】上記実施の形態に係る通信端末装置のセルサー
チの手順を示すフロー図
【図4】本発明の実施の形態2に係る通信端末装置の構
成を示すブロック図
【図5】上記実施の形態に係る通信端末装置のスクラン
ブリングコード同定部の内部構成を示すブロック図
【図6】上記実施の形態に係る通信端末装置のセルサー
チの手順を示すフロー図
【図7】本発明の実施の形態3に係る通信端末装置の構
成を示すブロック図
【図8】上記実施の形態に係る通信端末装置のスクラン
ブリングコード同定部の内部構成を示すブロック図
【図9】上記実施の形態に係る通信端末装置のセルサー
チの手順を示すフロー図
【図10】一般的な同期用チャネルのフレーム構成図
【符号の説明】
103、403 スイッチ 104 第1サーチコード発生部 105、109、113、116、703 相関処理部 107 スロットタイミング検出部 108 第2サーチコード発生部 110 割り当て部 111 コードグループ同定部 112 スクランブリングコード発生部 115、401、701 スクランブリングコード同定
部 117 復調部 118 復号部 119 フレーム同期確認部 120 セルサーチ制御部 402 フレームメモリ 404 確認方法制御部 702 RAKE合成部 705 フィンガ割り当て部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の閾値を格納するメモリを有し、各
    スクランブリングコードの相関値と前記閾値とを大小比
    較してスクランブリングコードを同定するスクランブリ
    ングコード同定手段と、前記相関値と前記閾値との大小
    関係に基づいてフレーム同期の確認を行なうか否かを制
    御するセルサーチ制御手段と、フレーム同期の確認処理
    を実行するフレーム同期確認手段とを具備することを特
    徴とする通信端末装置。
  2. 【請求項2】 スクランブリングコード同定手段は、全
    スクランブリングコードの相関値の平均値から固定的な
    定数を加算して閾値を算出することを特徴とする請求項
    1記載の通信端末装置。
  3. 【請求項3】 スクランブリングコード同定手段は、全
    スクランブリングコードの相関値の平均値と最小値を求
    め、この平均値と最小値にそれぞれ所定の係数を乗算し
    た後に加算して閾値を算出することを特徴とする請求項
    1記載の通信端末装置。
  4. 【請求項4】 スクランブリングコード同定手段は、総
    受信電力に固定的な値を加算して閾値を算出することを
    特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
  5. 【請求項5】 スクランブリングコード同定手段は、第
    1閾値及びこの第1閾値より低い第2閾値をメモリに格
    納し、セルサーチ制御手段は、同定されたスクランブリ
    ングコードの相関値が前記第1閾値より大きい場合、フ
    レーム同期の確認処理を行なわずにセルサーチを終了す
    ることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに
    記載の通信端末装置。
  6. 【請求項6】 セルサーチ制御手段は、同定されたスク
    ランブリングコードの相関値が前記第2閾値より大きく
    かつ第1閾値以下の場合にのみフレーム同期確認手段に
    フレーム同期の確認処理を実行させることを特徴とする
    請求項5記載の通信端末装置。
  7. 【請求項7】 同定されたスクランブリングコードの相
    関値と閾値との大小関係に基づいてフレーム同期の確認
    処理方法を制御する確認方法制御手段を具備し、フレー
    ム同期確認手段は、前記確認方法制御手段に指示された
    方法でフレーム同期の確認処理を実行することを特徴と
    する請求項6記載の通信端末装置。
  8. 【請求項8】 確認方法制御手段は、同定されたスクラ
    ンブリングコードの相関値が大きいほど処理時間が短い
    フレーム同期の確認方法をフレーム同期確認手段に指示
    することを特徴とする請求項7記載の通信端末装置。
  9. 【請求項9】 スクランブリングコード同定手段は、第
    2閾値より高く第1閾値より低い第3閾値をメモリに格
    納し、確認方法制御手段は、同定されたスクランブリン
    グコードの相関値が第3閾値より大きくかつ第1閾値以
    下の場合に復調データを用いたフレーム同期の確認方法
    をフレーム同期確認手段に指示することを特徴とする請
    求項7又は請求項8記載の通信端末装置。
  10. 【請求項10】 セルサーチ制御手段は、同定されたス
    クランブリングコードの相関値と閾値との大小関係に基
    づいてパスサーチを行なった後にフレーム同期の確認を
    行なうか、あるいは、パスサーチを行なわずにフレーム
    同期の確認を行なうのかをフレーム同期確認手段に指示
    することを特徴とする請求項5から請求項9のいずれか
    に記載の通信端末装置。
  11. 【請求項11】 スクランブリングコード同定手段は、
    第2閾値より高く第1閾値より低い第4閾値をメモリに
    格納し、セルサーチ制御手段は、同定されたスクランブ
    リングコードの相関値が第4閾値より大きくかつ第1閾
    値以下の場合にパスサーチを行なわずにフレーム同期の
    確認を行なうようにフレーム同期確認手段に指示するこ
    とを特徴とする請求項10記載の通信端末装置。
  12. 【請求項12】 請求項1から請求項11のいずれかに
    記載の通信端末装置と無線通信を行なうことを特徴とす
    る基地局装置。
  13. 【請求項13】 第1閾値及びこの第1閾値より低い第
    2閾値をメモリに格納し、各スクランブリングコードの
    相関値と前記閾値とを大小比較してスクランブリングコ
    ードを同定し、同定されたスクランブリングコードの相
    関値が前記第1閾値より大きい場合、フレーム同期の確
    認処理を行なわずにセルサーチを終了し、同定されたス
    クランブリングコードの相関値が前記第2閾値より大き
    くかつ第1閾値以下の場合にフレーム同期の確認処理を
    実行することを特徴とする同期捕捉方法。
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