JP2002222407A - 指紋読み取り機能付きicカード - Google Patents
指紋読み取り機能付きicカードInfo
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- JP2002222407A JP2002222407A JP2001017948A JP2001017948A JP2002222407A JP 2002222407 A JP2002222407 A JP 2002222407A JP 2001017948 A JP2001017948 A JP 2001017948A JP 2001017948 A JP2001017948 A JP 2001017948A JP 2002222407 A JP2002222407 A JP 2002222407A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】IDカードの不正な利用を防止するため、IC
カードに指紋認識機能を設けて、セキュリティ性を高め
たIDカードを提供する。 【解決手段】予め指紋データが登録された使用者の指紋
を、指紋読み取り手段により読み取ったデータとを、照
合する指紋認識手段とを具備する指紋読み取り機能付き
ICカード1において、指紋読み取り手段が、該ICカ
ードの表面にある複数の電極と電気的に接続された複数
の平行な第1電極線と、該ICカードの表面にあって第
1電極線に接続されていない複数の電極と電気的に接続
された複数の平行な第2電極線とが、絶縁体を挟んで、
直行する方向に配置することを特徴とする。
カードに指紋認識機能を設けて、セキュリティ性を高め
たIDカードを提供する。 【解決手段】予め指紋データが登録された使用者の指紋
を、指紋読み取り手段により読み取ったデータとを、照
合する指紋認識手段とを具備する指紋読み取り機能付き
ICカード1において、指紋読み取り手段が、該ICカ
ードの表面にある複数の電極と電気的に接続された複数
の平行な第1電極線と、該ICカードの表面にあって第
1電極線に接続されていない複数の電極と電気的に接続
された複数の平行な第2電極線とが、絶縁体を挟んで、
直行する方向に配置することを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICカードに関
し、更に詳しくは、その不正使用の防止を強化した指紋
の読み取りおよび指紋の照合機能付きICカードに関す
るものである。
し、更に詳しくは、その不正使用の防止を強化した指紋
の読み取りおよび指紋の照合機能付きICカードに関す
るものである。
【0002】
【従来技術】従来は、ICカード自身に登録された指紋
データと、ICカード用リーダライタに設けた指紋読み
取り手段により、読み取ったデータと比較して一致した
とき、カードを利用したシステムでの情報交換が可能に
なる。しかしながら、上記においては、予めカード発行
者が、カードを発行する際にICカード自身に指紋デー
タを登録する手段が必要であり、またその指紋データに
暗号処理を行うことができないという問題がある。ま
た、既存の指紋照合をしていないシステムから指紋照合
システムへの移行は、既存のリーダライタを改造した
り、入れ替えねばならないという欠点がある。
データと、ICカード用リーダライタに設けた指紋読み
取り手段により、読み取ったデータと比較して一致した
とき、カードを利用したシステムでの情報交換が可能に
なる。しかしながら、上記においては、予めカード発行
者が、カードを発行する際にICカード自身に指紋デー
タを登録する手段が必要であり、またその指紋データに
暗号処理を行うことができないという問題がある。ま
た、既存の指紋照合をしていないシステムから指紋照合
システムへの移行は、既存のリーダライタを改造した
り、入れ替えねばならないという欠点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、こ
のような問題点を解消すべく、指紋データの読み取り手
段をICカード自身に設け、また読み取った指紋データ
をICカード内部で暗号化し、不正利用の防止を強化で
き、また既存の指紋照合を用いないシステムでも、既存
のリーダライタを改造や入れ替えずに、指紋照合システ
ムへ移行できることを着想して、本発明の完成に至った
ものである。
のような問題点を解消すべく、指紋データの読み取り手
段をICカード自身に設け、また読み取った指紋データ
をICカード内部で暗号化し、不正利用の防止を強化で
き、また既存の指紋照合を用いないシステムでも、既存
のリーダライタを改造や入れ替えずに、指紋照合システ
ムへ移行できることを着想して、本発明の完成に至った
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する発
明の要旨は、使用者の指紋を読み込む指紋読み取り手段
と、該読み取り情報をデータ化する手段と、該データを
登録する手段と、あらかじめ指紋データが登録された使
用者の指紋を前記指紋読み取り手段により読み取ったデ
ータとの照合を行う指紋認識手段とを具備するICカー
ドにおいて、指紋読み取り手段が、該ICカードの表面
にある複数の電極と電気的に接続された複数の平行な第
1電極線と、該ICカードの表面にあって第1電極線に
接続されていない複数の電極と電気的に接続された複数
の平行な第2電極線とが、絶縁体を挟んで、直行する方
向に配置することを特徴とする指紋読み取り機能付きI
Cカードに関するものである。
明の要旨は、使用者の指紋を読み込む指紋読み取り手段
と、該読み取り情報をデータ化する手段と、該データを
登録する手段と、あらかじめ指紋データが登録された使
用者の指紋を前記指紋読み取り手段により読み取ったデ
ータとの照合を行う指紋認識手段とを具備するICカー
ドにおいて、指紋読み取り手段が、該ICカードの表面
にある複数の電極と電気的に接続された複数の平行な第
1電極線と、該ICカードの表面にあって第1電極線に
接続されていない複数の電極と電気的に接続された複数
の平行な第2電極線とが、絶縁体を挟んで、直行する方
向に配置することを特徴とする指紋読み取り機能付きI
Cカードに関するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施例
を示すICカードの平面図である。指紋読み取り機能付
きICカード1は、カード基体10に、ICモジュール
20と指紋入力部30と、ICモジュール20と指紋入
力部30を接続するプリント基板35からなっている。
プリント基板35はカード基体10に埋設されている。
て図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施例
を示すICカードの平面図である。指紋読み取り機能付
きICカード1は、カード基体10に、ICモジュール
20と指紋入力部30と、ICモジュール20と指紋入
力部30を接続するプリント基板35からなっている。
プリント基板35はカード基体10に埋設されている。
【0006】カード基体10は、ポリ塩化ビニール、ポ
リエチレンテレフタレート、フィリップス社製品名PE
T−G等の合成樹脂が適用できるが、これらに限定され
るものではない。ICモジュール20は、インフィニオ
ン社製・日本電気社製のICカード用モジュールが適用
できる。また非接触ICモジュールも適用でき、この場
合には上位機器と交信する端子は不要となり、上位機器
と交信するアンテナコイルをICチップに接続して、カ
ードに埋設する。
リエチレンテレフタレート、フィリップス社製品名PE
T−G等の合成樹脂が適用できるが、これらに限定され
るものではない。ICモジュール20は、インフィニオ
ン社製・日本電気社製のICカード用モジュールが適用
できる。また非接触ICモジュールも適用でき、この場
合には上位機器と交信する端子は不要となり、上位機器
と交信するアンテナコイルをICチップに接続して、カ
ードに埋設する。
【0007】図2は、本発明のICカードの機能を表わ
すブロック図である。指紋読み取り機能付きICカード
1は、ROM60、RAM70およびCPU50から制
御部を構成し、指紋入力部30は指紋照合回路31、指
紋コード化回路32、ノイズ除去回路33へ接続し、該
指紋照合回路31および指紋コード化回路32は暗号化
復号化回路40を経由してCPU50へ接続している。
また指紋照合回路31は、インターフェイス回路80を
経て端子90で、上位の機器であるリーダライタとアク
セスする。
すブロック図である。指紋読み取り機能付きICカード
1は、ROM60、RAM70およびCPU50から制
御部を構成し、指紋入力部30は指紋照合回路31、指
紋コード化回路32、ノイズ除去回路33へ接続し、該
指紋照合回路31および指紋コード化回路32は暗号化
復号化回路40を経由してCPU50へ接続している。
また指紋照合回路31は、インターフェイス回路80を
経て端子90で、上位の機器であるリーダライタとアク
セスする。
【0008】図3は、図1の反対面から見た透視平面図
である。図4は、本発明のICカードの断面図である。
ICモジュール20は、封止材23で封止したICチッ
プ21、内部配線用端子24、および上位機器との端子
90からなっている。指紋入力部30からの第1電極線
としてX1ないしXmからなるX軸配線群、第2電極線
としてY1ないしYnからなるY軸配線群は、ICモジ
ュール20の内部配線用端子24X1ないし24Xm、
内部配線用端子24Y1ないし24Ynのそれぞれへプ
リント配線35で電気的に接続されている。プリント配
線は、銅等の層をエッチングしたり、銀ペーストまたは
導電性カーボンインキ等を用いてシルクスクリーン印刷
する公知の方法が適用できる。
である。図4は、本発明のICカードの断面図である。
ICモジュール20は、封止材23で封止したICチッ
プ21、内部配線用端子24、および上位機器との端子
90からなっている。指紋入力部30からの第1電極線
としてX1ないしXmからなるX軸配線群、第2電極線
としてY1ないしYnからなるY軸配線群は、ICモジ
ュール20の内部配線用端子24X1ないし24Xm、
内部配線用端子24Y1ないし24Ynのそれぞれへプ
リント配線35で電気的に接続されている。プリント配
線は、銅等の層をエッチングしたり、銀ペーストまたは
導電性カーボンインキ等を用いてシルクスクリーン印刷
する公知の方法が適用できる。
【0009】図5は、本発明の指紋入力部を説明するた
めに一部を拡大した平面図である。第1電極線としての
X軸配線群はX1ないしXmからなり、X1配線には指
紋入力部の表面にあるX1AないしX1ZZの電極群へ
接続している。第2電極線としてのY軸配線群はY1な
いしYnからなり、Y1配線にはそれぞれ導体部材36
を経て指紋入力部の表面にあるY1AないしY1ZZの
電極群へ接続している。同様にX2ないしXm、および
Y2ないしYnにも、それぞれの電極へ接続している。
めに一部を拡大した平面図である。第1電極線としての
X軸配線群はX1ないしXmからなり、X1配線には指
紋入力部の表面にあるX1AないしX1ZZの電極群へ
接続している。第2電極線としてのY軸配線群はY1な
いしYnからなり、Y1配線にはそれぞれ導体部材36
を経て指紋入力部の表面にあるY1AないしY1ZZの
電極群へ接続している。同様にX2ないしXm、および
Y2ないしYnにも、それぞれの電極へ接続している。
【0010】指紋入力部30の表面にあるY1Aないし
Y1Anの電極は、絶縁性基板37にY1軸電極数の貫
通孔35をあけ、その貫通孔を貫通する導体部材36を
設けて、該該導体部材36はそれぞれのY1配線へ接続
する。同様にY2ないしYnの電極も、絶縁性基板37
にY2ないしYn軸電極数の貫通孔35をあけ、その貫
通孔を貫通する導体部材36をそれぞれ設けて、該該導
体部材36はそれぞれのY2ないしYn配線へ接続す
る。
Y1Anの電極は、絶縁性基板37にY1軸電極数の貫
通孔35をあけ、その貫通孔を貫通する導体部材36を
設けて、該該導体部材36はそれぞれのY1配線へ接続
する。同様にY2ないしYnの電極も、絶縁性基板37
にY2ないしYn軸電極数の貫通孔35をあけ、その貫
通孔を貫通する導体部材36をそれぞれ設けて、該該導
体部材36はそれぞれのY2ないしYn配線へ接続す
る。
【0011】図5においては、X1軸にはX1A・X1
B・X1C・X1Dの電極が、X2軸にはX2A・X2
B・X2C・X2Dの電極が、X3軸にはX3A・X3
B・X3C・X3Dの電極が接続される。同様にY1軸
にはY1A・Y1B・Y1Cの電極が、Y2軸にはY2
A・Y2B・Y2Cの電極が、Y3軸にはY3A・Y3
B・Y3Cの電極が接続される。このように、指紋入力
部の電極群は、その間隔を指紋模様の形成する線幅より
十分に小さくし、また1列毎にX軸およびY軸の別の配
線で接続して、電極群が形成される。
B・X1C・X1Dの電極が、X2軸にはX2A・X2
B・X2C・X2Dの電極が、X3軸にはX3A・X3
B・X3C・X3Dの電極が接続される。同様にY1軸
にはY1A・Y1B・Y1Cの電極が、Y2軸にはY2
A・Y2B・Y2Cの電極が、Y3軸にはY3A・Y3
B・Y3Cの電極が接続される。このように、指紋入力
部の電極群は、その間隔を指紋模様の形成する線幅より
十分に小さくし、また1列毎にX軸およびY軸の別の配
線で接続して、電極群が形成される。
【0012】このように形成された電極群を、ICチッ
プの読み取り回路がX軸およびY軸の縦および横の列を
順に走査して、電極間の電気抵抗値を測定する。該電気
抵抗値の分布を、指紋コード化回路32が、指紋を画像
データとしてコード化する。図5で図示する1つの実施
例では、縦横の配線の組み合わせで、最寄の電極対が2
組あり、例えばX1A・Y1A・X1Bの3電極がなす
3角形の大きさが指紋入力手段の分解能となる。このよ
うに電極を配置することで高い分解能を得ることができ
る。
プの読み取り回路がX軸およびY軸の縦および横の列を
順に走査して、電極間の電気抵抗値を測定する。該電気
抵抗値の分布を、指紋コード化回路32が、指紋を画像
データとしてコード化する。図5で図示する1つの実施
例では、縦横の配線の組み合わせで、最寄の電極対が2
組あり、例えばX1A・Y1A・X1Bの3電極がなす
3角形の大きさが指紋入力手段の分解能となる。このよ
うに電極を配置することで高い分解能を得ることができ
る。
【0013】指紋入力部30で読み取られ、指紋コード
化回路32でコード化された指紋の画像データは、指紋
照合回路31で、予め登録されている指紋データと照合
される。また、予め登録されている指紋データが暗号化
されている場合には、暗号化復号化回路40で復号して
照合されることで、高いセキュリティが確保される。
化回路32でコード化された指紋の画像データは、指紋
照合回路31で、予め登録されている指紋データと照合
される。また、予め登録されている指紋データが暗号化
されている場合には、暗号化復号化回路40で復号して
照合されることで、高いセキュリティが確保される。
【0014】なお、上記で電気抵抗値の分布から指紋を
画像データとすることを説明したが、電気抵抗値の代わ
りに静電容量を用いても良く、本明細書では「電気抵抗
値」を用いて説明するが、「静電容量値」でも同様に機
能し作動する。
画像データとすることを説明したが、電気抵抗値の代わ
りに静電容量を用いても良く、本明細書では「電気抵抗
値」を用いて説明するが、「静電容量値」でも同様に機
能し作動する。
【0015】指紋読み取り機能付きICカード1のメモ
リへのアクセスを、上位の機器であるリーダライタと行
う場合、それを可能にするか不可能にするかは、指紋照
合回路31の判断で行う。指紋入力部30が使用者の指
紋データを読み取り、そのデータを指紋照合31が、メ
モリ内に登録されている指紋データと照合して一致する
許容範囲内であるか確認をし、すべて一致したらリーダ
ライタとのアクセスを可能にしてリードライトを許可す
る。本発明の指紋読み取り機能付きICカード1の動作
について図を参照して説明する。
リへのアクセスを、上位の機器であるリーダライタと行
う場合、それを可能にするか不可能にするかは、指紋照
合回路31の判断で行う。指紋入力部30が使用者の指
紋データを読み取り、そのデータを指紋照合31が、メ
モリ内に登録されている指紋データと照合して一致する
許容範囲内であるか確認をし、すべて一致したらリーダ
ライタとのアクセスを可能にしてリードライトを許可す
る。本発明の指紋読み取り機能付きICカード1の動作
について図を参照して説明する。
【0016】図6は、本発明の動作を示すフロー図であ
る。指紋読み取り機能付きICカード1を、上位の機器
であるリーダライタの所定の場所に載置すると、該IC
カードの端子90を介してリーダライタと電気的に接続
されて、情報の出し入れが行われる。まず、指紋入力部
30へ所定の指を載せると、指紋入力部30を構成する
電極対の電気抵抗が大きく低下するので、指紋読み取り
機能付きICカード1の制御部は、指紋入力部30に指
が接触していると判断する。このように指が接触してい
ると判断された場合には、指紋入力部30に配列してい
る全電極対の電気抵抗の現在値と、ほぼ絶縁状態のとき
の該電気抵抗値とを比較して、その差をとることで、該
電極対の表面の汚れなどによる外乱による不要な値を除
去する。このようにして、指紋の読み取りが何回でも安
定して所定の精度で機能する。
る。指紋読み取り機能付きICカード1を、上位の機器
であるリーダライタの所定の場所に載置すると、該IC
カードの端子90を介してリーダライタと電気的に接続
されて、情報の出し入れが行われる。まず、指紋入力部
30へ所定の指を載せると、指紋入力部30を構成する
電極対の電気抵抗が大きく低下するので、指紋読み取り
機能付きICカード1の制御部は、指紋入力部30に指
が接触していると判断する。このように指が接触してい
ると判断された場合には、指紋入力部30に配列してい
る全電極対の電気抵抗の現在値と、ほぼ絶縁状態のとき
の該電気抵抗値とを比較して、その差をとることで、該
電極対の表面の汚れなどによる外乱による不要な値を除
去する。このようにして、指紋の読み取りが何回でも安
定して所定の精度で機能する。
【0017】次に、指紋入力部30で配列電極対で電気
抵抗値の分布を読み、指紋コード化部32で、データ変
換されてコード化される。この場合に、リーダライタま
たは指紋読み取り機能付きICカード1のメモリ60、
70およびCPU50の制御部より指示があれば、暗号
化する。該コードと、メモリに記憶されている指紋のコ
ードと照合し一致すれば、インターフェイス回路を経て
リーダライタとのアクセスが可能となる。
抵抗値の分布を読み、指紋コード化部32で、データ変
換されてコード化される。この場合に、リーダライタま
たは指紋読み取り機能付きICカード1のメモリ60、
70およびCPU50の制御部より指示があれば、暗号
化する。該コードと、メモリに記憶されている指紋のコ
ードと照合し一致すれば、インターフェイス回路を経て
リーダライタとのアクセスが可能となる。
【0018】なお、予めカードを使用を可能にするカー
ド発行処理する際に、指紋を読み取ってコード化して、
指紋読み取り機能付きICカード1のメモリに記憶す
る。しかしながら、従来は、この指紋を記憶し登録する
発行処理、また指紋を読み取って照合する機能はリーダ
ライタに内蔵されているために、指紋を照合するために
は、専用のシステムが必要とする。
ド発行処理する際に、指紋を読み取ってコード化して、
指紋読み取り機能付きICカード1のメモリに記憶す
る。しかしながら、従来は、この指紋を記憶し登録する
発行処理、また指紋を読み取って照合する機能はリーダ
ライタに内蔵されているために、指紋を照合するために
は、専用のシステムが必要とする。
【0019】本発明の指紋読み取り機能付きICカード
1であれば、該ICカードに指紋を読み取り、読み取っ
た指紋をコード化し、記憶し登録手段を有しているの
で、専用の発行処理装置や改造が要らず、この機能を実
施するプログラムのみを追加することで、指紋照合機能
を有する高いセキュリティ性システムとできる。
1であれば、該ICカードに指紋を読み取り、読み取っ
た指紋をコード化し、記憶し登録手段を有しているの
で、専用の発行処理装置や改造が要らず、この機能を実
施するプログラムのみを追加することで、指紋照合機能
を有する高いセキュリティ性システムとできる。
【0020】なおかつ、該ICカード自身に、カードを
使用する際の指紋の読み取り、コード化し、登録コード
との照合機能も有しているので、既存の指紋照合しない
システムのリーダライタも、そのためのプログラムを追
加することで、既存のリーダライタを改造や入れ替えず
に、プログラムのインストール作業のみで、セキュリテ
ィ性の高い指紋照合システムへ移行することができる。
指紋のコードは暗号化することもでき、その暗号化の方
法としては、公開鍵のなどの他に、電子透かしの利用も
適用できる。カードを使用する際には、指紋読み取り機
能付きICカード1はリーダライタの所定の位置へ挿入
し、かつ指紋入力部30へ所定の指を押し当てるため、
カードは確実にリーダライタに接触するので、該リーダ
ライタにはカードを搬送するための機構も要らなくな
る。
使用する際の指紋の読み取り、コード化し、登録コード
との照合機能も有しているので、既存の指紋照合しない
システムのリーダライタも、そのためのプログラムを追
加することで、既存のリーダライタを改造や入れ替えず
に、プログラムのインストール作業のみで、セキュリテ
ィ性の高い指紋照合システムへ移行することができる。
指紋のコードは暗号化することもでき、その暗号化の方
法としては、公開鍵のなどの他に、電子透かしの利用も
適用できる。カードを使用する際には、指紋読み取り機
能付きICカード1はリーダライタの所定の位置へ挿入
し、かつ指紋入力部30へ所定の指を押し当てるため、
カードは確実にリーダライタに接触するので、該リーダ
ライタにはカードを搬送するための機構も要らなくな
る。
【0021】さらに、指紋読み取り機能付きICカード
1のメモリ内に登録してある指紋データを、該カードを
使用するたびに指紋データを更新する機能を持たせるこ
ともできる。毎回読み取った指紋データに更新しておけ
ば、次回に使用時の照合の際、登録されている指紋デー
タがより現指紋データに近く、一致するための許容範囲
が狭くすることができ不正使用防止の強化となる。
1のメモリ内に登録してある指紋データを、該カードを
使用するたびに指紋データを更新する機能を持たせるこ
ともできる。毎回読み取った指紋データに更新しておけ
ば、次回に使用時の照合の際、登録されている指紋デー
タがより現指紋データに近く、一致するための許容範囲
が狭くすることができ不正使用防止の強化となる。
【0022】
【実施例】指紋入力部30の製造方法は、公知のフレキ
シブルプリント基板と同様の工程が適用できる。指紋入
力部30は、ガラスエポキシ樹脂、ポリアミド樹脂およ
びポリイミド樹脂等の絶縁基板38に銅箔を積層して積
層基板として、該銅層をエッチングで第1電極線として
X軸配線を作成する。絶縁基板37に、銅箔を積層して
積層基板として、該銅層をエッチングで第2電極線とし
てY軸配線を作成する。該積層基板の絶縁基板37のみ
をレーザ光線で、Y軸に接続される多数の電極部に相当
する部分を除去し、該除去部に導電部材36の導通部を
メッキ方法で形成する。該積層基板の配線側の面に、上
記のX軸配線された積層基板の絶縁側の面とを積層す
る。
シブルプリント基板と同様の工程が適用できる。指紋入
力部30は、ガラスエポキシ樹脂、ポリアミド樹脂およ
びポリイミド樹脂等の絶縁基板38に銅箔を積層して積
層基板として、該銅層をエッチングで第1電極線として
X軸配線を作成する。絶縁基板37に、銅箔を積層して
積層基板として、該銅層をエッチングで第2電極線とし
てY軸配線を作成する。該積層基板の絶縁基板37のみ
をレーザ光線で、Y軸に接続される多数の電極部に相当
する部分を除去し、該除去部に導電部材36の導通部を
メッキ方法で形成する。該積層基板の配線側の面に、上
記のX軸配線された積層基板の絶縁側の面とを積層す
る。
【0023】次いで、X軸に接続される全電極部にレー
ザ光線で貫通孔をあけて、該貫通孔に導電材をリフロー
等で充填する。指紋の接触する全電極部以外をエッチン
グ法で除去し、全電極部には、ニッケルおよび金をメッ
キする。指紋入力部30のXおよびY軸配線と、ICモ
ジュール20の接続用端子24Xおよび24Yは、それ
ぞれ所定の組み合わせで、銀ペーストをプリント配線し
て接続し、機能部のセットとする。別途、公知の方法で
製造した0.8mmのポリ塩化ビニール樹脂からなるカ
ード基体の表面をザグリ法で凹部とし、該凹部へ機能部
のセットして、シアノアクリレート系の瞬間接着剤で接
着させて固定する。
ザ光線で貫通孔をあけて、該貫通孔に導電材をリフロー
等で充填する。指紋の接触する全電極部以外をエッチン
グ法で除去し、全電極部には、ニッケルおよび金をメッ
キする。指紋入力部30のXおよびY軸配線と、ICモ
ジュール20の接続用端子24Xおよび24Yは、それ
ぞれ所定の組み合わせで、銀ペーストをプリント配線し
て接続し、機能部のセットとする。別途、公知の方法で
製造した0.8mmのポリ塩化ビニール樹脂からなるカ
ード基体の表面をザグリ法で凹部とし、該凹部へ機能部
のセットして、シアノアクリレート系の瞬間接着剤で接
着させて固定する。
【0024】実施例1の指紋読み取り機能付きICカー
ドを、指紋登録プログラムを追加したリーダライタへ挿
入して、指紋入力部へ右手親指を押し当てることで、前
記ICカードのメモリへ指紋データを記憶させる。指紋
の登録は、管理された環境によって行われるのは言うま
でもない。該カードをネットワークシステムの端末機で
あるパーソナルコンピュータに接続されたリーダライタ
に挿入して、右手親指を押し当てることで、コンピュー
タシステムへのアクセスが可能となった。
ドを、指紋登録プログラムを追加したリーダライタへ挿
入して、指紋入力部へ右手親指を押し当てることで、前
記ICカードのメモリへ指紋データを記憶させる。指紋
の登録は、管理された環境によって行われるのは言うま
でもない。該カードをネットワークシステムの端末機で
あるパーソナルコンピュータに接続されたリーダライタ
に挿入して、右手親指を押し当てることで、コンピュー
タシステムへのアクセスが可能となった。
【0025】
【発明の効果】本発明の指紋読み取り機能付きICカー
ド1は、指紋を読み取り、読み取った指紋をコード化
し、記憶して登録手段を有しているので、専用の発行処
理装置や改造が要らない。また指紋の照合機能のない既
存のリーダライタも、指紋を読み取り、登録し、照合す
るプログラムを追加すれば、リーダライタを改造または
新たに入れ替えずに、セキュリティ性の高い指紋照合シ
ステムへ移行することができる。
ド1は、指紋を読み取り、読み取った指紋をコード化
し、記憶して登録手段を有しているので、専用の発行処
理装置や改造が要らない。また指紋の照合機能のない既
存のリーダライタも、指紋を読み取り、登録し、照合す
るプログラムを追加すれば、リーダライタを改造または
新たに入れ替えずに、セキュリティ性の高い指紋照合シ
ステムへ移行することができる。
【0026】さらに、指紋の画像データは暗号化するこ
とで、万が一該ICカードの情報が見られても内容まで
は判らず、高いセキュリティが確保される。指紋入力部
の電極は、指紋の読み取りに先立ち該電極の表面の汚れ
などによる不要な値を清算することで、指紋の読み取り
精度が高く安定して作動する。
とで、万が一該ICカードの情報が見られても内容まで
は判らず、高いセキュリティが確保される。指紋入力部
の電極は、指紋の読み取りに先立ち該電極の表面の汚れ
などによる不要な値を清算することで、指紋の読み取り
精度が高く安定して作動する。
【図1】本発明の一実施例を示すICカードの平面図で
ある。
ある。
【図2】本発明のICカードの機能を表わすブロック図
である。
である。
【図3】図1の反対面から見た透視平面図である。
【図4】本発明のICカードの断面図である。
【図5】本発明の指紋入力部を説明するために一部を拡
大した平面図である。
大した平面図である。
【図6】本発明の動作を示すフロー図である。
1 指紋読み取り機能付きICカード 10 カード基体 20 ICモジュール 21 ICチップ 23 封止材 24X、24Y ICモジュール内部接続端子 25 プリント配線 30 指紋入力部 31 指紋照合回路 32 指紋コード化回路 33 ノイズ除去回路 35 貫通孔 36 導電部材 37、38 絶縁基板 40 暗号化復号化回路 50 CPU 60 ROM 70 RAM 80 インターフェイス回路 90 端子
Claims (4)
- 【請求項1】 使用者の指紋を読み込む指紋読み取り手
段と、該読み取り情報をデータ化する手段と、該データ
を登録する手段と、あらかじめ指紋データが登録された
使用者の指紋を前記指紋読み取り手段により読み取った
データとの照合を行う指紋認識手段とを具備するICカ
ードにおいて、 指紋読み取り手段が、該ICカードの表面にある複数の
電極と電気的に接続された複数の平行な第1電極線と、
該ICカードの表面にあって第1電極線に接続されてい
ない複数の電極と電気的に接続された複数の平行な第2
電極線とが、絶縁体を挟んで、直行する方向に配置する
ことを特徴とする指紋読み取り機能付きICカード。 - 【請求項2】 上記指紋読み取り手段が、ICチップの
読み取り回路で第1電極線列と第2電極線列を順次に走
査して、隣接する電極間の電気抵抗値または静電容量の
分布を読み取ることを特徴とする請求項1記載の指紋読
み取り機能付きICカード。 - 【請求項3】 上記の隣接する電極間の電気抵抗値また
は静電容量の値がほぼ絶縁状態のときに、該電気抵抗値
または静電容量と基底状態の電気抵抗値または静電容量
との差をとることで、電極表面の汚れによるノイズ分を
除去するプログラムを有することを特徴とする請求項1
または請求項2記載の指紋読み取り機能付きICカー
ド。 - 【請求項4】 上記の読み取り指紋情報を、暗号化デー
タとして、登録することを特徴とする請求項1または請
求項3記載の指紋読み取り機能付きICカード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001017948A JP2002222407A (ja) | 2001-01-26 | 2001-01-26 | 指紋読み取り機能付きicカード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001017948A JP2002222407A (ja) | 2001-01-26 | 2001-01-26 | 指紋読み取り機能付きicカード |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002222407A true JP2002222407A (ja) | 2002-08-09 |
Family
ID=18884048
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001017948A Pending JP2002222407A (ja) | 2001-01-26 | 2001-01-26 | 指紋読み取り機能付きicカード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002222407A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101165087B1 (ko) | 2011-10-27 | 2012-07-12 | (주)뉴마드 | 보강판을 구비한 지문인식 카드 |
JP2014514628A (ja) * | 2011-08-03 | 2014-06-19 | 中興通迅股▲ふん▼有限公司 | ディスプレイの管理方法及び装置 |
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KR20220154343A (ko) * | 2021-05-13 | 2022-11-22 | (주)이.씨테크날리지 | 비접촉식 카드의 다중 와이어링 방법 및 이를 이용한 카드 인레이 제조 방법 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH10255005A (ja) * | 1997-03-13 | 1998-09-25 | Kyushu Nippon Denki Software Kk | 利用者認証方式 |
JPH11155837A (ja) * | 1997-11-27 | 1999-06-15 | Nec Corp | 指紋検出装置 |
JP2000123143A (ja) * | 1998-10-13 | 2000-04-28 | Sony Corp | Icカード |
-
2001
- 2001-01-26 JP JP2001017948A patent/JP2002222407A/ja active Pending
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US10055664B2 (en) | 2016-01-26 | 2018-08-21 | Next Biometrics Group Asa | Flexible card with fingerprint sensor |
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KR102600996B1 (ko) | 2021-05-13 | 2023-11-10 | (주)이.씨테크날리지 | 비접촉식 카드의 다중 와이어링 방법 및 이를 이용한 카드 인레이 제조 방법 |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071214 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101220 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110105 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110426 |