JP2002222223A - 3次元形状モデル生成システムと、重複点を削除する装置、方法、プログラム及びプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

3次元形状モデル生成システムと、重複点を削除する装置、方法、プログラム及びプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2002222223A
JP2002222223A JP2001018660A JP2001018660A JP2002222223A JP 2002222223 A JP2002222223 A JP 2002222223A JP 2001018660 A JP2001018660 A JP 2001018660A JP 2001018660 A JP2001018660 A JP 2001018660A JP 2002222223 A JP2002222223 A JP 2002222223A
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dimensional
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Mikito Notomi
幹人 納富
Mikio Shintani
幹夫 新谷
Yukinori Minamida
幸紀 南田
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Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、複数の3次元モデルのデータか
ら、データの冗長性が低減された対象物体の3次元形状
モデルを生成するシステムの提供を目的とする。 【解決手段】 本発明の3次元形状モデル生成システム
は、対象物体の少なくとも一部分に関する3次元モデル
獲得装置1と、3次元モデル統合装置2と、第1の3次
元モデル中の元の画像点に対応した第2の3次元モデル
中の中間画像点を検出し、検出された第2の3次元モデ
ル中の中間画像点に対応した第1の3次元モデル中の更
なる中間画像点を検出し、元の画像点と更なる中間画像
点を比較し、元の画像点と更なる中間画像点が一致する
場合に、第2の3次元モデルの中間画像点に対応した幾
何学的形状に関する位置情報を削除する重複点削除装置
3とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対象物体の3次元
形状モデルを生成する分野に係り、特に、対象物体の部
分毎に獲得された3次元モデルから対象物体の3次元形
状モデルを生成する方法、装置及びプログラムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータグラフィックスなど
の分野で、対象物体の3次元形状を表現するために、対
象物体の3次元形状モデルが利用されている。対象物体
の3次元形状モデルとしては、ソリッドモデルや表面モ
デルが知られている。表面モデルとしては、対象物体の
表面を三角形などの多角形で近似する多角形パッチが周
知である。
【0003】これらの3次元形状モデルは、対象物体の
形状と表面の色情報などにより構成された3次元モデル
を、複数の視点で、すなわち、多方向から形成し、複数
の3次元モデルを統合することによって形成することが
できる。複数の3次元モデルの統合は、各3次元モデル
を形成する場合に使用した座標系を一つの基準となる座
標系に統合することによって実現できることが知られて
いる。
【0004】多方向から獲得された対象物体の3次元モ
デル、典型的には、3次元座標値を統合する場合、単な
る座標変換によって3次元座標値を一つの基準となる座
標系に統合しても、得られた3次元座標値は、3次元座
標値の和集合に過ぎない。そこで、対象物体の表面を構
成するため、3次元座標値を円筒座標系に標本化し統合
する手法が提案されている。この円筒座標系を用いるこ
とにより、特徴点の接続が簡単になり、たとえば、三角
形パッチのアルゴリズムが簡単になることが知られてい
る。
【0005】3次元座標値を円筒座標系に標本化、統合
する手法として、ある方向から計測されたモデル表面の
3次元座標値に対して、未だ獲得されていない部分を補
完するため、別の方向から計測された3次元座標値を付
け加える手法と、全ての方向から獲得された3次元座標
値を再構築する手法とが提案されている。以下では、3
次元座標値を再構築する従来の手法について説明する。
【0006】この手法では、対象物体を包むような円筒
座標系の円筒座標型格子を考える。円筒座標型格子の各
格子は円筒座標系の垂直方向と角度に関して等間隔に配
列されている。図1は円筒座標系の説明図であり、図2
は円筒座標型格子の説明図である。各格子点の半径を位
置合わせされた元の座標系の3次元座標値(X,Y,
Z)の点群から求めることによって、新しい円筒座標系
で表された3次元座標値(半径r,高さY,角度θ)か
ら3次元モデルを構築し、統合する。具体的には、位置
合わせ後の3次元計測点を円筒座標系に変換し、データ
ベースを作成し、このデータベースから新たな3次元モ
デルを構築する。
【0007】従来技術によるデータベースの構築につい
て説明する。計測された3次元座標点は、デカルト座標
系で表現されている。このデカルト座標系の3次元点P
(X p,Yp,Zp)を円筒座標系の座標(r,y,θ)
に移す。そのため、円筒座標系の中心O(Xo,Yo,Z
o)を任意の場所に設定し、3次元座標点を、この物体
を覆う円筒座標系に変換する。この座標変換は、以下の
式(1): r=((Xp−Xo2+(Yp−Yo21/2 y=Yp−Yo θ=tan-1((Zp−Zo)/(Xp−Xo)) で表される。
【0008】図2の円筒型格子のように、円筒座標系で
表現された各距離データのy成分とθ成分を適切な間隔
で標本化する。次に、図3に示される2次元配列に、y
を行方向、θを列方向として、(y,θ)を格納する。
格納された3次元座標点の各成分の総和を格納されたデ
ータ数で割った数、すなわち、平均座標値を成分とする
点を一つの代表点とする。このようにして、円筒座標系
で表現された3次元モデルのデータベースが構築され
る。
【0009】かくして、構築されたデータベースには、
円筒座標系で表現された3次元頂点座標が含まれてい
る。次に、円筒座標系で表現されている3次元頂点座標
(r,y,θ)からデカルト座標系で表現された3次元
頂点座標P(Xp,Yp,Zp)への変換について考え
る。この変換は、次式(2): Xp=r・cosθ Yp=y+Yo p=r・sinθ で表される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、対象物体の部
分毎に3次元形状と表面の色情報などを獲得して、視点
毎の3次元モデルを構築し、構築された複数の3次元モ
デルを用いて対象物体の全部若しくは一部の3次元形状
をコンピュータグラフィックスなどで表現する際に、対
象物体上の同じ場所に対応した3次元モデルが複数の視
点で重複して入力されている場合がある。
【0011】重複して入力されている部分は冗長なデー
タであるため、削除できることが望ましい。そこで、重
複した点を含む複数の3次元モデルから重複した部分を
取り除くことを考えると、上記従来技術の手法に従っ
て、円筒座標系を用いてデカルト座標系の3次元頂点座
標を円筒座標系上の形式に変換した場合に、(θ,y)
の2次元配列からなるデータベースでは、rの値が異な
っていても同じデータとして格納されるので、デカルト
座標系の複数の点が同じ円筒座標系の点へ変換され得る
ことがわかる。
【0012】すなわち、従来技術の3次元座標値を円筒
座標系に標本化、統合する手法によると、r−θの2次
元配列上で記述できる点は、代表点となるので、たとえ
ば、図4の対象物体の例に示されるように、点Aが点B
を遮蔽するような対象物体の場合に、3次元座標値をr
−θ上で記述すると、点Aと点Bは、統合後には、R−
θ上の同一点によって表現されるので、対象物体の正確
な3次元形状を表現できないという問題点がある。
【0013】したがって、本発明は、獲得した複数の3
次元モデルのデータから対象物体の3次元形状モデルを
計算機上で生成するシステムにおいて、データの冗長性
を低減する方法、装置、及び、プログラムの提供を目的
とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、上記システムにおいて、対象物体について
重複して獲得された箇所の3次元データから重複点を判
定し、判定された重複点を削除する。
【0015】最初に、二つの3次元モデルが入力されて
いる場合を例にして、重複点を判定し、重複点を削除す
る本発明の原理を説明する。3次元モデルとは、対象物
体の幾何学的形状と、対象物体表面の画像情報などを計
算機内部で取り扱える形式で表現したデータを意味す
る。
【0016】この3次元モデルは、どのような手段を用
いて獲得してもよく、本発明は、3次元モデルの獲得手
段によって限定されるものではない。但し、対象物体の
一部に対応した3次元モデルは、測定装置などによって
獲得された対象物体の幾何学的形状を表す位置情報と、
たとえば、撮像装置などによって獲得された対象物体表
面の色情報のような画像情報とを含む。また、対象物体
の幾何学的形状を表す位置情報は、その位置情報を獲得
する測定装置の座標系から導出できる座標系に基づいて
記述される。
【0017】図5は、本発明の原理説明図である。同図
には、位置Ctで獲得された3次元モデルtと、位置Ck
で獲得された3次元モデルkとが示されている。位置C
tと位置Ckは、たとえば、測定装置側のキャリブレーシ
ョンなどによって既知であるとする。画像平面It及び
画像平面Ikは、それぞれ、3次元モデルt及び3次元
モデルKを獲得する際に得られた画像平面を表す。
【0018】図6は、本発明による重複点削除方法の概
略的な処理手順のフローチャートである。以下、図5及
び図6を参照して、本発明による重複点削除方法を説明
する。
【0019】ステップ1:3次元モデルtにおいて、画
像平面It上の点mtと、点mtに関連付けられた3次元
座標値Mt(X,Y,Z)とが抽出される。
【0020】ステップ2:この3次元座標値Mtは、3
次元モデルtの位置Ctと、3次元モデルkの位置Ck
間の既知の相対位置関係に従って、3次元モデルkにお
ける座標系上の座標値Mtkに座標変換される。
【0021】ステップ3:次に、得られた座標値M
tkは、位置Ckから獲得された画像平面I k上の点mk
投影される。
【0022】ステップ4:一方、3次元モデルkの座標
系において、位置Ckから獲得された画像平面Ik上の点
kに関連した3次元座標値Mk(X,Y,Z)が算出さ
れる。
【0023】ステップ5:この3次元座標値Mk(X,
Y,Z)は、位置Ctと位置Ckの間の既知の相対関係に
従って、3次元モデルtにおける座標系上の座標値Mkt
に座標変換される。
【0024】ステップ6:得られた座標値Mktは、位置
tから獲得された画像平面It上の点m’tへ投影され
る。
【0025】ステップ7:画像平面It上の元の点m
tと、座標変換後に獲得された点m’tに関して、画像平
面It上での座標値、すなわち、位置情報と、画像情報
の両方が一致するかどうかが判定される。
【0026】ステップ8:位置情報と画像情報の両方が
一致していると判定された場合、3次元モデルtの座標
値Mtと、3次元モデルkの座標値Mkは、同じ点、すな
わち、重複点であるとして、点Mkを除去する。
【0027】但し、実際には、測定誤差などの誤差が含
まるので、画像平面It上の元の点mtと、座標変換後に
獲得された点m’tに関して、画像平面It上での座標値
が一致するかどうかは、好ましくは、適当な評価関数、
すなわち、次式(3)、|(mtの画素値)−(m’t
画素値)|+λ|2次元座標値(mt)−2次元座標値
(m’t)|<εを用いて判定される。式中、λは、評
価値のスケールを合わせるための因子である。
【0028】かくして、本発明によれば、対象物体の3
次元モデルが重複して入力されていても、冗長性が高く
なっている部分を削除することにより冗長性を低下させ
ることができる。
【0029】この手法は、3次元座標値の選択順序に依
存して、除去されずに残る代表頂点が異なることに注意
する必要がある。
【0030】請求項1に係る発明は、上記本発明の原理
を実施する3次元形状モデル生成システムである。本発
明の3次元形状モデル生成システムは、図7に示される
ように、対象物体の少なくとも一部分に関する幾何学的
形状をローカル座標系で記述した位置情報と、上記位置
情報に対応した対象画像の少なくとも一部分が投影され
た画像平面における画像情報とにより構成された3次元
モデルを獲得する3次元モデル獲得装置1と、上記3次
元モデル獲得装置1に接続され、各3次元モデルを形成
する場合に使用した座標系を一つの基準となる座標系に
統合することによって複数の3次元モデルを統合する3
次元モデル統合装置2と、上記3次元モデル獲得装置1
に接続され、上記3次元モデル獲得装置1によって獲得
された第1及び第2の少なくとも二つの3次元モデルの
間で重複した位置情報を削除する重複点削除装置3とを
有し、上記重複点削除装置3は、上記第1の3次元モデ
ル中の元の画像点に対応した上記第2の3次元モデル中
の中間画像点を検出し、検出された上記第2の3次元モ
デル中の中間画像点に対応した上記第1の3次元モデル
中の更なる中間画像点を検出する検出手段31と、上記
元の画像点と上記更なる中間画像点を比較し、上記元の
画像点と上記更なる中間画像点が一致する場合に、上記
第2の3次元モデルの上記中間画像点に対応した幾何学
的形状に関する位置情報を削除する削除手段32とを含
む。
【0031】請求項2に係る発明は、上記本発明の原理
を実施する重複点削除装置を含む3次元形状モデル生成
システムである。本発明の3次元形状モデル生成システ
ムは、図8に示されるように、対象物体の少なくとも一
部分に関する幾何学的形状をローカル座標系で記述した
位置情報と、上記位置情報に対応した対象画像の少なく
とも一部分が投影された画像平面における画像情報とに
より構成された3次元モデルを獲得する3次元モデル獲
得装置1と、上記3次元モデル獲得装置1に接続され、
各3次元モデルを形成する場合に使用した座標系を一つ
の基準となる座標系に統合することによって複数の3次
元モデルを統合する3次元モデル統合装置2と、上記3
次元モデル獲得装置1に接続され、上記3次元モデル獲
得装置1によって獲得された第1及び第2の少なくとも
二つの3次元モデルの間で重複した位置情報を削除する
重複点削除装置3と、を有する3次元形状モデル生成シ
ステムであって、上記重複点削除装置3は、上記3次元
モデル獲得装置1から3次元モデルを受け、上記3次元
モデル獲得装置へ3次元モデルを渡す入出力手段41
と、上記入出力手段41に接続され、上記3次元モデル
獲得装置1から受け、上記3次元モデル獲得装置1へ渡
す3次元モデルを記憶する記憶手段42と、ローカル座
標系で記述された位置情報を画像平面に投影する投影手
段43と、画像平面上の画像点に対応したローカル座標
系上での位置情報を算出する位置算出手段44と、二つ
のローカル座標系間の相対位置関係に従ってローカル座
標系に関して位置情報を座標変換する座標変換手段45
と、上記第1の3次元モデル中の元の画像点に対応する
ローカル座標系上の位置情報を上記第2の3次元モデル
の位置情報に座標変換し、上記第2の3次元モデルの画
像平面に投影した中間画像点を、上記第2の3次元モデ
ルの位置情報に逆投影し、上記第1の3次元モデルの位
置情報に座標変換し、上記第1の3次元モデルの画像平
面に投影して更なる中間画像点を獲得するよう、上記投
影手段43、上記位置算出手段44及び上記座標変換手
段45を制御する制御手段46と、上記第1の3次元モ
デル中の画像平面上の上記元の画像点と上記更なる中間
画像点に関する位置情報及び画像情報を比較する比較手
段47と、上記元の画像点と上記更なる中間画像点とが
一致する場合に、上記第2の3次元モデルの上記中間画
像点に対応した幾何学的形状に関する位置情報を上記記
憶手段に記憶された上記第2の3次元モデルから削除す
る削除手段48と、を具備する。
【0032】請求項3に係る発明は、対象物体の少なく
とも一部分に関する幾何学的形状をローカル座標系で記
述した位置情報と、上記位置情報に対応した対象画像の
少なくとも一部分が投影された画像平面における画像情
報とにより構成され、相対位置関係が定められた第1及
び第2の少なくとも二つの3次元モデルから対象物体の
3次元形状モデルを生成するシステムにおいて、上記第
1及び第2の少なくとも二つの3次元モデルの間で重複
した位置情報を削除する重複点削除装置3であって、3
次元モデルを受け、上記3次元モデル獲得装置へ3次元
モデルを渡す入出力手段41と、上記入出力手段41に
接続され、受け渡しされる3次元モデルを記憶する記憶
手段42と、ローカル座標系で記述された位置情報を画
像平面に投影する投影手段43と、画像平面上の画像点
に対応したローカル座標系上での位置情報を算出する位
置算出手段44と、二つのローカル座標系間の相対位置
関係に従ってローカル座標系に関して位置情報を座標変
換する座標変換手段45と、上記第1の3次元モデル中
の元の画像点に対応するローカル座標系上の位置情報を
上記第2の3次元モデルの位置情報に座標変換し、上記
第2の3次元モデルの画像平面に投影した中間画像点
を、上記第2の3次元モデルの位置情報に逆投影し、上
記第1の3次元モデルの位置情報に座標変換し、上記第
1の3次元モデルの画像平面に投影して更なる中間画像
点を獲得するよう、上記投影手段43、上記位置算出手
段44及び上記座標変換手段45を制御する制御手段4
6と、上記第1の3次元モデル中の画像平面上の上記元
の画像点と上記更なる中間画像点に関する位置情報及び
画像情報を比較する比較手段47と、上記元の画像点と
上記更なる中間画像点とが一致する場合に、上記第2の
3次元モデルの上記中間画像点に対応した幾何学的形状
に関する位置情報を上記記憶手段に記憶された上記第2
の3次元モデルから削除する削除手段48と、を具備す
る、重複点削除装置3である。
【0033】請求項4に係る発明は、対象物体の少なく
とも一部分に関する幾何学的形状をローカル座標系で記
述した位置情報と、上記位置情報に対応した対象画像の
少なくとも一部分が投影された画像平面における画像情
報とにより構成され、相対位置関係が定められた少なく
とも二つの3次元モデルから対象物体の3次元形状モデ
ルを生成するシステムにおいて、第1の3次元モデルに
おいて、第1の画像平面上の初期画像点と上記初期画像
点に対応した第1のローカル座標系で記述された初期3
次元座標値とを取得する手順(ステップ1)と、上記第
1のローカル座標系に関する初期3次元座標値を、上記
第1の3次元モデルと第2の3次元モデルの相対的位置
関係に従って、上記第2の3次元モデルにおける第2の
ローカル座標系に関する中間3次元座標値に座標変換す
る手順(ステップ2)と、上記第2の3次元モデルにお
いて、上記第2のローカル座標系に関する上記中間3次
元座標値を、第2の画像平面上の中間画像点へ投影する
手順(ステップ3)と、上記第2の3次元モデルにおい
て、上記第2の画像上の中間画像点に対応した上記第2
のローカル座標系に関する更なる中間3次元座標値を算
出する手順(ステップ4)と、上記第2のローカル座標
系に関する上記更なる中間3次元座標値を、上記第2の
3次元モデルと上記第1の3次元モデルの相対的位置関
係に従って、上記第1のローカル座標系に関する更なる
中間3次元座標値に座標変換する手順(ステップ5)
と、上記第1の3次元モデルにおいて、上記第1のロー
カル座標系に関する上記更なる中間3次元座標値を、上
記第1の画像平面上の更なる中間画像点へ投影する手順
(ステップ6)と、上記第1の3次元モデルにおいて、
上記第1の画像平面上の上記初期画像点と上記更なる中
間画像点の位置情報及び画像情報を比較する手順(ステ
ップ7)と、上記第1の画像平面上の上記初期画像点と
上記更なる中間画像点の位置情報及び画像情報が一致し
ていると判定された場合に、上記第2の3次元モデルに
おいて上記第2のローカル座標系に関する上記更なる中
間3次元座標値に対応した位置情報を削除する手順(ス
テップ8)と、を有する重複点削除方法である。
【0034】また、請求項5に係る発明は、コンピュー
タに重複点削除機能を実現させるためのプログラムであ
り、請求項6に係る発明は、コンピュータに重複点削除
機能を実現させるためのプログラムを記録したコンピュ
ータが読み取り可能な記録媒体である。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について添
付図面を参照して説明する。本発明の実施形態は、以下
に示す実施例に限定されないことは言うまでもない。
【0036】本発明の一実施例は、コンピュータグラフ
ィックスシステムにおいて、対象物体の3次元モデルを
入力し、対象物体について重複して取得された箇所の3
次元データから重複点を判定し、重複点を削除すること
によってデータの冗長性が低減された3次元モデルを出
力するシステムである。
【0037】説明をわかり易くするため、第1及び第2
の二つの3次元モデルがコンピュータに入力されている
場合を考える。
【0038】本実施例で用いる3次元モデルは、ステレ
オ法を用いて獲得された対象物体のモデルである。この
3次元モデルの位置情報は、撮影時の画像の各画素に対
して、撮影装置の位置を原点とした3次元座標値の形式
で表される。また、本例では、撮影装置のカメラ座標系
が3次元モデルの座標系(ローカル座標系)として使用
される。
【0039】以下、図9及び10のフローチャートを参
照して本発明の一実施例を説明する。
【0040】[ステップ11] 3次元形状モデル読み
込みステップでは、第1の3次元モデルt及び第2の3
次元モデルkを読み込むことにより、Ct及びCkをそ
れぞれ原点とする3次元座標値と、撮影時の画像It及
びIkをコンピュータに読み込む。
【0041】[ステップ12] 相対座標系読み込みス
テップでは、3次元モデルtのモデル座標系Σtと3次
元モデルkのモデル座標系Σkに対して予め求められて
いる相対的位置関係を読み込む。このモデル座標系間の
相対的位置関係、すなわち、相対座標の関係は、たとえ
ば、以下の例に従って求めることができる。
【0042】(例)二つの3次元モデルの3次元形状を
獲得する際に、獲得装置の位置関係を正確に計測する
か、或いは、予め寸法がわかっている物体、たとえば、
キャリブレーションパターンを撮影し、画像を読み込
み、キャリブレーションパターンの3次元座標値とキャ
リブレーションパターン画像の2次元座標値とから、各
参次元モデルを獲得する際のカメラの相対関係を求め、
これにより、モデル座標系同士の相対関係を獲得する。
一般的なTsaiのキャリブレーションアルゴリズムな
どを用いることによってカメラのキャリブレーションを
行うことができるので、キャリブレーション手法に関し
ては、これ以上詳細には説明しない。
【0043】[ステップ13] 画像平面上の点に対応
する3次元座標読み出しステップでは、3次元モデルt
の画像平面It上の2次元座標点mtを入力とし、この
画素に対応した3次元頂点座標Mtを読み出す。
【0044】[ステップ14] 座標変換ステップで
は、ステップ13で読み出した3次元頂点座標Mtを、
ステップ22で求められたモデル座標系間の相対関係に
基づいて、3次元モデルtのモデル座標系Σtから3次
元モデルkのモデル座標系Σkへ変換する。
【0045】[ステップ15] 投影ステップでは、ス
テップ14で得られたモデル座標系Σkでの3次元頂点
座標Mtkを、画像平面Ik上に投影して、画像平面I
k上の2次元座標点mkを求める。
【0046】[ステップ16] 画像平面上の点に対応
する3次元座標読出ステップでは、モデルkの画像平面
Ik上の2次元座標点mkに対応した3次元頂点座標M
kを求める。
【0047】[ステップ17] 座標変換ステップで
は、ステップ16で取得した3次元頂点座標Mkを、ス
テップ22で求められたモデル座標系間の相対関係に基
づいて、3次元モデルkのモデル座標系Σkから3次元
モデルtのモデル座標系Σtへ変換し、モデル座標系Σ
tでの頂点座標Mkを表す3次元座標値Mktを得る。
【0048】[ステップ18] 投影ステップでは、ス
テップ17で得られたモデル座標系Σtでの3次元頂点
座標Mktを、画像平面It上に投影して、画像平面I
t上の2次元座標点m’tを求める。
【0049】[ステップ19] 相異値算出ステップで
は、2次元座標点mtと、2次元座標点m’tの座標値
と、色(画素値)を、式(3): |(mtの画素値)−(m’tの画素値)|+λ|2次元
座標値(mt)−2次元座標値(m’t)|<ε に代入することによって2点の相異値を求める。尚、式
中、評価値のスケールを合わせるための因子λと、評価
の規準値εは、予めユーザがパラメータとして設定す
る。
【0050】[ステップ20] 相異値が負かどうかを
判断するステップでは、ステップ19で得られた相異値
が負であるかどうかを判断する。負である場合には、2
次元座標点mtと2次元座標点m’tとが同一点である
とみなされ、ステップ21へ進む。一方、負ではない場
合には、2次元座標点mtと2次元座標点m’tは、相
異点であると判断され、ステップ22へ進む。
【0051】[ステップ21] 3次元頂点除去ステッ
プでは、ステップ20において3次元モデルtの点と同
一点であると判断された3次元モデルkの点Mkを3次
元モデルkから削除する。
【0052】[ステップ22] 3次元頂点残留ステッ
プでは、ステップ20において3次元モデルtの点とは
異なる相異点であると判断された3次元モデルkの点M
kを3次元モデルkに残す。
【0053】[ステップ23] 全画素に行ったかを判
断するステップでは、ステップ13からステップ21又
は22までの処理が3次元モデルt中の画像平面Itの
全画素に対し施されたかどうかを判断し、未処理の画素
が残されている場合にはステップ13へ戻り、画像平面
It上の別の画素に対し同様の処理を繰り返す。全画素
に対する処理が終了した場合には、ステップ24へ進
む。
【0054】[ステップ24] モデル出力ステップで
は、同一点、すなわち、重複点が除去された3次元モデ
ルkのモデルを出力する。
【0055】尚、本実施例では、3次元モデルの数が二
つの場合について説明しているが、本発明は、3次元モ
デルの数が三つ以上の場合にも適用可能であり、その場
合には、3次元モデルの組の中から選択された二つずつ
の3次元モデルに対して、上述の3次元モデルの数が2
個の場合の処理を順次適用することにより、3次元モデ
ルの組全体についてデータの冗長性を低減することがで
きる。
【0056】上記の本発明の実施例による3次元形状モ
デル生成システムは、上記の実施例で説明された例に限
定されることなく、システム内の入出力デバイス、コン
ピュータのCPUやメモリなどのハードウェア部分を除
く部分は、同等の機能を実現するソフトウェア(プログ
ラム)で構築し、ディスク装置等に記録しておき、必要
に応じてコンピュータにインストールし、或いは、ネッ
トワーク経由でコンピュータにダウンロードして3次元
形状モデル生成を行うことも可能である。さらに、構築
されたプログラムをフロッピー(登録商標)ディスク、
メモリカード、CD−ROM等の可搬記録媒体に格納
し、このようなシステムを用いる場面で汎用的に使用す
ることも可能である。
【0057】以上、本発明の代表的な実施例を説明した
が、本発明は、上記の実施例に限定されることなく、特
許請求の範囲内において、種々変更・応用が可能であ
る。
【0058】
【発明の効果】以上の説明の通り本発明は以下の効果を
奏する。すなわち、対象物体の3次元形状と表面の色情
報などを獲得する装置において、対象物体の部分毎にそ
の部分の3次元形状から獲得された複数の3次元モデル
を併合して対象物体の全体の3次元モデルを表現しよう
とすると、対象物体の一部の3次元モデルが、全体の3
次元モデルの中に重複して入力され、データの冗長性が
増大する場合がある。
【0059】これに対し、本発明によれば、対象物体に
関する少なくとも二つの3次元モデルをコンピュータに
入力し、入力された複数の3次元モデルの座標系と、基
準とする一つのモデル座標系との相対関係を求め、複数
の3次元モデルの中から所定の規準に従って重複してい
る3次元モデルの部分を判定し、重複していると判定さ
れた部分を削除し、重複していると判定された部分が削
除された3次元モデルを記憶装置へ出力する。したがっ
て、対象物体の複数の3次元モデルの中に重複している
部分の3次元モデルを削除することができるので、対象
物体の全体若しくは一部の3次元形状をコンピュータグ
ラフィックス等で表現する際に、データの冗長性を低減
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】円筒座標系の説明図である。
【図2】円筒型格子の説明図である。
【図3】データベースの説明図である。
【図4】対象物体の例である。
【図5】本発明の原理説明図である。
【図6】本発明による重複点削除方法のフローチャート
である。
【図7】本発明による3次元形状モデル生成システムの
構成図である。
【図8】本発明による重複点削除装置を含む3次元形状
モデル生成システムの構成図である。
【図9】本発明の一実施例を示すフローチャート(その
1)である。
【図10】本発明の一実施例を示すフローチャート(そ
の2)である。
【符号の説明】
1 3次元モデル獲得装置 2 3次元モデル統合装置 3 重複点削除装置 41 入出力手段 42 記憶手段 43 投影手段 44 位置算出手段 45 座標変換手段 46 制御手段 47 比較手段 48 削除手段
フロントページの続き (72)発明者 南田 幸紀 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5B046 DA02 DA08 FA18

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物体の少なくとも一部分に関する幾
    何学的形状をローカル座標系で記述した位置情報と、上
    記位置情報に対応した対象画像の少なくとも一部分が投
    影された画像平面における画像情報とにより構成された
    3次元モデルを獲得する3次元モデル獲得装置と、 上記3次元モデル獲得装置に接続され、各3次元モデル
    を形成する場合に使用した座標系を一つの基準となる座
    標系に統合することによって複数の3次元モデルを統合
    する3次元モデル統合装置と、 上記3次元モデル獲得装置に接続され、上記3次元モデ
    ル獲得装置によって獲得された第1及び第2の少なくと
    も二つの3次元モデルの間で重複した位置情報を削除す
    る重複点削除装置とを有し、 上記重複点削除装置は、 上記第1の3次元モデル中の元の画像点に対応した上記
    第2の3次元モデル中の中間画像点を検出し、検出され
    た上記第2の3次元モデル中の中間画像点に対応した上
    記第1の3次元モデル中の更なる中間画像点を検出する
    検出手段と、 上記元の画像点と上記更なる中間画像点を比較し、上記
    元の画像点と上記更なる中間画像点が一致する場合に、
    上記第2の3次元モデルの上記中間画像点に対応した幾
    何学的形状に関する位置情報を削除する削除手段と、を
    具備する、3次元形状モデル生成システム。
  2. 【請求項2】 対象物体の少なくとも一部分に関する幾
    何学的形状をローカル座標系で記述した位置情報と、上
    記位置情報に対応した対象画像の少なくとも一部分が投
    影された画像平面における画像情報とにより構成された
    3次元モデルを獲得する3次元モデル獲得装置と、 上記3次元モデル獲得装置に接続され、各3次元モデル
    を形成する場合に使用した座標系を一つの基準となる座
    標系に統合することによって複数の3次元モデルを統合
    する3次元モデル統合装置と、 上記3次元モデル獲得装置に接続され、上記3次元モデ
    ル獲得装置によって獲得された第1及び第2の少なくと
    も二つの3次元モデルの間で重複した位置情報を削除す
    る重複点削除装置と、 を有する3次元形状モデル生成システムであって、上記
    重複点削除装置は、上記3次元モデル獲得装置から3次
    元モデルを受け、上記3次元モデル獲得装 置へ3次元モデルを渡す入出力手段と、 上記入出力手段に接続され、上記3次元モデル獲得装置
    から受け、上記3次元モデル獲得装置へ渡す3次元モデ
    ルを記憶する記憶手段と、 ローカル座標系で記述された位置情報を画像平面に投影
    する投影手段と、画像平面上の画像点に対応したローカ
    ル座標系上での位置情報を算出する位置算出手段と、 二つのローカル座標系間の相対位置関係に従ってローカ
    ル座標系に関して位置情報を座標変換する座標変換手段
    と、 上記第1の3次元モデル中の元の画像点に対応するロー
    カル座標系上の位置情報を上記第2の3次元モデルの位
    置情報に座標変換し、上記第2の3次元モデルの画像平
    面に投影した中間画像点を、上記第2の3次元モデルの
    位置情報に逆投影し、上記第1の3次元モデルの位置情
    報に座標変換し、上記第1の3次元モデルの画像平面に
    投影して更なる中間画像点を獲得するよう、上記投影手
    段、上記位置算出手段及び上記座標変換手段を制御する
    制御手段と、 上記第1の3次元モデル中の画像平面上の上記元の画像
    点と上記更なる中間画像点に関する位置情報及び画像情
    報を比較する比較手段と、 上記元の画像点と上記更なる中間画像点とが一致する場
    合に、上記第2の3次元モデルの上記中間画像点に対応
    した幾何学的形状に関する位置情報を上記記憶手段に記
    憶された上記第2の3次元モデルから削除する削除手段
    と、を具備する、3次元モデル生成システム。
  3. 【請求項3】 対象物体の少なくとも一部分に関する幾
    何学的形状をローカル座標系で記述した位置情報と、上
    記位置情報に対応した対象画像の少なくとも一部分が投
    影された画像平面における画像情報とにより構成され、
    相対位置関係が定められた第1及び第2の少なくとも二
    つの3次元モデルから対象物体の3次元形状モデルを生
    成するシステムにおいて、上記第1及び第2の少なくと
    も二つの3次元モデルの間で重複した位置情報を削除す
    る重複点削除装置であって、 3次元モデルを受け、上記3次元モデル獲得装置へ3次
    元モデルを渡す入出力手段と、 上記入出力手段に接続され、受け渡しされる3次元モデ
    ルを記憶する記憶手段と、 ローカル座標系で記述された位置情報を画像平面に投影
    する投影手段と、画像平面上の画像点に対応したローカ
    ル座標系上での位置情報を算出する位置算出手段と、 二つのローカル座標系間の相対位置関係に従ってローカ
    ル座標系に関して位置情報を座標変換する座標変換手段
    と、 上記第1の3次元モデル中の元の画像点に対応するロー
    カル座標系上の位置情報を上記第2の3次元モデルの位
    置情報に座標変換し、上記第2の3次元モデルの画像平
    面に投影した中間画像点を、上記第2の3次元モデルの
    位置情報に逆投影し、上記第1の3次元モデルの位置情
    報に座標変換し、上記第1の3次元モデルの画像平面に
    投影して更なる中間画像点を獲得するよう、上記投影手
    段、上記位置算出手段及び上記座標変換手段を制御する
    制御手段と、 上記第1の3次元モデル中の画像平面上の上記元の画像
    点と上記更なる中間画像点に関する位置情報及び画像情
    報を比較する比較手段と、 上記元の画像点と上記更なる中間画像点とが一致する場
    合に、上記第2の3次元モデルの上記中間画像点に対応
    した幾何学的形状に関する位置情報を上記記憶手段に記
    憶された上記第2の3次元モデルから削除する削除手段
    と、を具備する、重複点削除装置。
  4. 【請求項4】 対象物体の少なくとも一部分に関する幾
    何学的形状をローカル座標系で記述した位置情報と、上
    記位置情報に対応した対象画像の少なくとも一部分が投
    影された画像平面における画像情報とにより構成され、
    相対位置関係が定められた少なくとも二つの3次元モデ
    ルから対象物体の3次元形状モデルを生成するシステム
    において、 第1の3次元モデルの第1の画像平面上の初期画像点と
    上記初期画像点に対応した第1のローカル座標系で記述
    された初期3次元座標値とを取得する手順と、 上記第1のローカル座標系に関する初期3次元座標値
    を、上記第1の3次元モデルと第2の3次元モデルの相
    対的位置関係に従って、上記第2の3次元モデルにおけ
    る第2のローカル座標系に関する中間3次元座標値に座
    標変換する手順と、 上記第2の3次元モデルにおいて、上記第2のローカル
    座標系に関する上記中間3次元座標値を、第2の画像平
    面上の中間画像点へ投影する手順と、 上記第2の3次元モデルにおいて、上記第2の画像上の
    中間画像点に対応した上記第2のローカル座標系に関す
    る更なる中間3次元座標値を算出する手順と、 上記第2のローカル座標系に関する上記更なる中間3次
    元座標値を、上記第2の3次元モデルと上記第1の3次
    元モデルの相対的位置関係に従って、上記第1のローカ
    ル座標系に関する更なる中間3次元座標値に座標変換す
    る手順と、 上記第1の3次元モデルにおいて、上記第1のローカル
    座標系に関する上記更なる中間3次元座標値を、上記第
    1の画像平面上の更なる中間画像点へ投影する手順と、 上記第1の3次元モデルにおいて、上記第1の画像平面
    上の上記初期画像点と上記更なる中間画像点の位置情報
    及び画像情報を比較する手順と、 上記第1の画像平面上の上記初期画像点と上記更なる中
    間画像点の位置情報及び画像情報が一致していると判定
    された場合に、上記第2の3次元モデルにおいて上記第
    2のローカル座標系に関する上記更なる中間3次元座標
    値に対応した位置情報を削除する手順と、を有する重複
    点削除方法。
  5. 【請求項5】 対象物体の少なくとも一部分に関する幾
    何学的形状をローカル座標系で記述した位置情報と、上
    記位置情報に対応した対象画像の少なくとも一部分が投
    影された画像平面における画像情報とにより構成され、
    相対位置関係が定められた少なくとも二つの3次元モデ
    ルから対象物体の3次元形状モデルを生成するシステム
    において、コンピュータに、 第1の3次元モデルにおいて、第1の画像平面上の初期
    画像点と上記初期画像点に対応した第1のローカル座標
    系で記述された初期3次元座標値とを取得する機能と、 上記第1のローカル座標系に関する初期3次元座標値
    を、上記第1の3次元モデルと第2の3次元モデルの相
    対的位置関係に従って、上記第2の3次元モデルにおけ
    る第2のローカル座標系に関する中間3次元座標値に座
    標変換する機能と、 上記第2の3次元モデルにおいて、上記第2のローカル
    座標系に関する上記中間3次元座標値を、第2の画像平
    面上の中間画像点へ投影する機能と、 上記第2の3次元モデルにおいて、上記第2の画像上の
    中間画像点に対応した上記第2のローカル座標系に関す
    る更なる中間3次元座標値を算出する機能と、 上記第2のローカル座標系に関する上記更なる中間3次
    元座標値を、上記第2の3次元モデルと上記第1の3次
    元モデルの相対的位置関係に従って、上記第1のローカ
    ル座標系に関する更なる中間3次元座標値に座標変換す
    る機能と、 上記第1の3次元モデルにおいて、上記第1のローカル
    座標系に関する上記更なる中間3次元座標値を、上記第
    1の画像平面上の更なる中間画像点へ投影する機能と、 上記第1の3次元モデルにおいて、上記第1の画像平面
    上の上記初期画像点と上記更なる中間画像点の位置情報
    及び画像情報を比較する機能と、 上記第1の画像平面上の上記初期画像点と上記更なる中
    間画像点の位置情報及び画像情報が一致していると判定
    された場合に、上記第2の3次元モデルにおいて上記第
    2のローカル座標系に関する上記更なる中間3次元座標
    値に対応した位置情報を削除する機能と、を実現させる
    ためのプログラム。
  6. 【請求項6】 対象物体の少なくとも一部分に関する幾
    何学的形状をローカル座標系で記述した位置情報と、上
    記位置情報に対応した対象画像の少なくとも一部分が投
    影された画像平面における画像情報とにより構成され、
    相対位置関係が定められた少なくとも二つの3次元モデ
    ルから対象物体の3次元形状モデルを生成するシステム
    において、コンピュータに、 第1の3次元モデルにおいて、第1の画像平面上の初期
    画像点と上記初期画像点に対応した第1のローカル座標
    系で記述された初期3次元座標値とを取得する機能と、 上記第1のローカル座標系に関する初期3次元座標値
    を、上記第1の3次元モデルと第2の3次元モデルの相
    対的位置関係に従って、上記第2の3次元モデルにおけ
    る第2のローカル座標系に関する中間3次元座標値に座
    標変換する機能と、 上記第2の3次元モデルにおいて、上記第2のローカル
    座標系に関する上記中間3次元座標値を、第2の画像平
    面上の中間画像点へ投影する機能と、 上記第2の3次元モデルにおいて、上記第2の画像上の
    中間画像点に対応した上記第2のローカル座標系に関す
    る更なる中間3次元座標値を算出する機能と、上記第2
    のローカル座標系に関する上記更なる中間3次元座標値
    を、上記第2の3次元モデルと上記第1の3次元モデル
    の相対的位置関係に従って、上記第1のローカル座標系
    に関する更なる中間3次元座標値に座標変換する機能
    と、 上記第1の3次元モデルにおいて、上記第1のローカル
    座標系に関する上記更なる中間3次元座標値を、上記第
    1の画像平面上の更なる中間画像点へ投影する機能と、 上記第1の3次元モデルにおいて、上記第1の画像平面
    上の上記初期画像点と上記更なる中間画像点の位置情報
    及び画像情報を比較する機能と、 上記第1の画像平面上の上記初期画像点と上記更なる中
    間画像点の位置情報及び画像情報が一致していると判定
    された場合に、上記第2の3次元モデルにおいて上記第
    2のローカル座標系に関する上記更なる中間3次元座標
    値に対応した位置情報を削除する機能と、を実現させる
    ためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
    な記録媒体。
  7. 【請求項7】 対象物体の少なくとも一部分に関する幾
    何学的形状をローカル座標系で記述した位置情報と、上
    記位置情報に対応した対象画像の少なくとも一部分が投
    影された画像平面における画像情報とにより構成され、
    相対位置関係が定められた少なくとも二つの3次元モデ
    ルから対象物体の3次元形状モデルを生成するシステム
    において、 第1の3次元モデル及び第2の3次元モデルを取得する
    第1手順と、 上記第1の3次元モデルと上記第2の3次元モデルの相
    対的位置関係を取得する第2手順と、 上記第1の3次元モデルにおいて、第1の画像平面上の
    初期画像点と上記初期画像点に対応する第1のローカル
    座標系で記述された初期3次元座標値とを取得する第3
    手順と、 上記第1のローカル座標系に関する初期3次元座標値
    を、上記相対的位置関係に従って、上記第2の3次元モ
    デルにおける第2のローカル座標系に関する中間3次元
    座標値に座標変換する第4手順と、 上記第2の3次元モデルにおいて、上記第2のローカル
    座標系に関する上記中間3次元座標値を、第2の画像平
    面上の中間画像点へ投影する第5手順と、 上記第2の3次元モデルにおいて、上記第2の画像上の
    中間画像点に対応した上記第2のローカル座標系に関す
    る更なる中間3次元座標値を算出する第6手順と、 上記第2のローカル座標系に関する上記更なる中間3次
    元座標値を、上記相対的位置関係に従って、上記第1の
    ローカル座標系に関する更なる中間3次元座標値に座標
    変換する第7手順と、 上記第1の3次元モデルにおいて、上記第1のローカル
    座標系に関する上記更なる中間3次元座標値を、上記第
    1の画像平面上の更なる中間画像点へ投影する第8手順
    と、 上記第1の3次元モデルにおいて、上記第1の画像平面
    上の上記初期画像点と上記更なる中間画像点の位置情報
    及び画像情報を比較する第9手順と、 上記第1の画像平面上の上記初期画像点と上記更なる中
    間画像点の位置情報及び画像情報が一致していると判定
    された場合に、上記第2の3次元モデルにおいて上記第
    2のローカル座標系に関する上記更なる中間3次元座標
    値に対応した位置情報を削除する第10手順と、 上記第1の3次元モデルの上記第1の画像平面上の全て
    の画素に対し、上記第3手順から第10手順までを繰り
    返し行う第11手順と、 重複点が削除された第2の3次元モデルを出力する第1
    2手順と、を有する重複点削除方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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