JP2002219676A - ロボット及びその制御方法 - Google Patents

ロボット及びその制御方法

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JP2002219676A JP2001014904A JP2001014904A JP2002219676A JP 2002219676 A JP2002219676 A JP 2002219676A JP 2001014904 A JP2001014904 A JP 2001014904A JP 2001014904 A JP2001014904 A JP 2001014904A JP 2002219676 A JP2002219676 A JP 2002219676A
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嘉広 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザにとってより現実のペットの形態に近
いロボットを提供する。 【解決手段】 ロボットは、ユーザからプリントを受け
取るプリント受取部と、プリントに予め定められた記憶
対象画像があるか否かを判断する判断部と、プリントに
記憶対象画像がある場合に当該記憶対象画像を記憶する
記憶部と、プリントを保管できる保管部を備える。プリ
ント受取部は、記憶対象画像があるプリントを保管部に
保管し、記憶対象画像がないプリント当該ロボットから
排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロボット及びその
制御方法に関する。特に本発明は、画像を取り扱うロボ
ット及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平11−126017
号公報に開示されたペットロボットが知られている。上
記ペットロボットは、複数のボタンを備えた操作部を有
する。操作部のボタンには、それぞれ「叱る」、「ほめ
る」等の異なる概念が割り当てられている。ユーザがそ
のボタンを押すと、ロボットは、押されたボタンに割り
当てられている概念に対応する動作を行う。例えば、割
り当てられている概念が「吠える」であると、ロボット
の口を動かすと同時に鳴き声に対応する音声信号をスピ
ーカーから出力する。これにより、特開平11−126
017号公報に開示されている発明は、実際に生きてい
るペットにより近い上記ペットロボットを提供しようと
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、現実に生きて
いる犬猫等のペットは、操作ボタンなどを介して飼い主
とコミュニケーションをとることはない。現実に生きて
いるペットは、例えば餌を飼い主からもらったり、ある
いは、自分が大切にしているものを渡したりすることで
飼い主とコミュニケーションをとる。つまり、現実に生
きているペットは、何らかの物を飼い主との間でやり取
りすることで飼い主とコミュニケーションを取る。
【0004】そこで本発明は、現実のペットが人間とコ
ミュニケーションを取る形態により近い形態でユーザと
コミュニケーションを取るロボット及びその制御方法を
提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲
における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成さ
れる。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の第1の形
態に係るロボットは、ユーザからプリントを受け取るプ
リント受取部と、そのプリントに予め定められた記憶対
象画像があるか否かを判断するプリント判断部と、プリ
ントに記憶対象画像がある場合に当該記憶対象画像を記
憶する記憶部とを備える。
【0006】上記ロボットは、プリントを保管できる保
管部をさらに備え、プリント受取部は、記憶対象画像が
あるプリントを保管部に保管し、記憶対象画像がないプ
リント当該ロボットから排出することが好ましい。ま
た、記憶対象画像は、人間の顔に関する画像であること
が好ましい。また、上記ロボットは、記憶部に記憶され
ている記憶対象画像に対応する人がいる方向へ当該ロボ
ットを移動させる動作制御部をさらに備えることがこの
ましい。
【0007】本発明の第1の形態に係るロボットは、記
憶部に記憶されている記憶対象画像に対応しない他人が
いる方向と異なる方向へ当該ロボットを向けさせる動作
制御部をさらに備えるてもよい。この場合、動作制御部
は、他人から遠ざかる方向に当該ロボットを移動させる
ことが好ましい。また、ロボットは、記憶部に記憶され
ている記憶対象画像に対応しない他人を撮像する撮像部
をさらに備えてもよい。さらに、ロボットは、予め定め
られた距離だけ他人から離れた位置へ当該ロボットを移
動させる動作制御部をさらに備え、撮像部は、移動の後
に前記他人を撮像することであってもよい。さらに、ロ
ボットは、移動の後であって撮像の前に他人の注意を喚
起する音を発生させる音響部をさらに備えてもよい。ま
た、このロボットでは、動作制御部が記憶部に記憶され
ている記憶対象画像に対応する知人がいる方向へ当該ロ
ボットを移動させ、知人がいる方向へ移動した後に他人
の画像をプリントするプリント部とをさらに備えてもよ
い。
【0008】本発明の第1の形態に係るロボットは、周
囲にいる人を撮像する撮像部と、撮像部が撮像している
人が記憶部に記憶されている記憶対象画像に対応する人
であるか否かに基づいて当該ロボットの表情を変える表
情変更部をさらに備えることが好ましい。
【0009】本発明の第2の形態に係るロボットは、被
写体を撮像する撮像部と、ユーザとのコミュニケーショ
ンの頻度に応じて撮像部の撮像条件を切り替える撮像条
件切替部と、撮像部が撮像した画像をプリントするプリ
ント部とを備える。撮像条件切替部は、コミュニケーシ
ョンの回数を前記ユーザが当該ロボットに触れた回数を
もって特定することが好ましい。また、撮像条件切替部
は、頻度が予め定められた基準値以下となったことを条
件として、ピントが被写体にあっていない画像を撮像部
が撮像するように前記撮像条件を切り替えることが好ま
しい。
【0010】本発明の第3の形態に係るロボットは、入
力された音声が予め定められた音声に対応するか否かを
判定する音声判定部と、音声がした方向を特定する音声
方向特定部と、入力された音声が予め定められた音声に
対応することを条件として音声がした方向を撮像する撮
像部とを備える。このロボットは、予め定められた期間
内に撮像部が撮像を行った撮像回数が、予め定められて
いる許容回数に達しているか否かを判定する撮像回数判
定部をさらに備え、撮像部は、撮像回数が許容回数を達
していないことを条件として撮像を行うことが好まし
い。また、このロボットは、入力された音声の音量が予
め定められた基準値を越えたか否かを判定する音量判定
部と、許容回数と期間内に音量が基準値を越えた回数と
に基づいて基準値を再設定する基準値設定部とをさらに
備え、撮像部は、音量が基準値を超えたことを条件とし
て撮像を行うことが好ましい。
【0011】本発明の第4の形態に係るロボットの制御
方法は、ユーザからプリントを受け取るプリント受取段
階と、プリントに予め定められた記憶対象画像があるか
否かを判断するプリント判断段階と、プリントに記憶対
象画像がある場合に当該記憶対象画像を記憶する記憶段
階とを備える。
【0012】本発明の第5の形態に係るロボットの制御
方法は、被写体を撮像する撮像段階と、ユーザとのコミ
ュニケーションの頻度に応じて撮像段階の撮像条件を切
り替える撮像条件切替段階と、撮像段階で撮像した画像
をプリントするプリント段階とを備える。
【0013】本発明の第6の形態に係るロボットの制御
方法は、入力された音声が予め定められた音声に対応す
るか否かを判定する音声判定段階と、音声がした方向を
特定する音声方向特定段階と、入力された音声が予め定
められた音声に対応することを条件として音声がした方
向を撮像する撮像段階とを備える。
【0014】なお上記の発明の概要は、本発明の必要な
特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群の
サブコンビネーションも又発明となりうる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明するが、以下の実施形態はクレームにかか
る発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明
されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に
必須であるとは限らない。
【0016】図1は、本発明の一実施形態に係るロボッ
ト100の機能を示す機能ブロック図である。ロボット
100は、例えば犬の外形を有し、4本の足で歩行移動
するペット型のロボットである。ロボット100は、ユ
ーザからプリントを受け取るプリント受取部112と、
プリント受取部112が受け取ったプリントに予め定め
られた記憶対象画像があるか否かを判断するプリント判
断部124と、上記プリントに記憶対象画像がある場合
にその記憶対象画像を記憶する記憶部126とを有す
る。なお、本実施形態の記憶対象画像は、人の顔の画像
である。
【0017】ロボット100は、さらに、プリントを保
管できる保管部114と、被写体を撮像する撮像部10
4とを有する。撮像部104は、例えばロボットの頭部
に備えられたCCDカメラである。ロボット100は、
さらに、撮像部104が撮像した画像をプリントできる
プリント部116と、例えばピントが被写体にあってい
る画像を撮像するか、ピントが被写体にあっていない画
像を撮像するかといった撮像部104の撮像条件を切り
替える撮像条件切替部102を有する。
【0018】さらに、ロボット100は、記憶部120
に記憶されている記憶対象画像に対応する人(以下、
「知人」という)がいる方向へ、あるいは、記憶部12
0に記憶されている記憶対象画像に対応しない人(以
下、「他人」という)から遠ざかる方向にロボット10
0を移動させる動作制御部128を有する。また、ロボ
ット100は、それぞれ動作制御部128の制御に基づ
いて、例えば犬の鳴き声などの音を発生させる音響部1
30と、ロボットの表情を変える表情変更部132とを
有する。
【0019】さらに、ロボット100は、それぞれ異な
る方向に向けられ、周囲の音声(以下、「周囲音声」と
いう)をひろう3つのマイク134、136、138を
有する。また、ロボット100は、周囲音声の音量が例
えば65ホン等の予め定められた基準値(以下、「音量
基準値」という)を越えたか否かを判定する音量判定部
122と、周囲音声が例えば笑い声等の予め定められた
音声(以下、「設定音声」という)に対応するか否かを
判定する音声判定部120とを有する。また、ロボット
100は、予め定められた期間(以下、「基準期間」と
いう)内に撮像部104が撮像を行った撮像回数が予め
定められている許容回数に達しているか否かを判定する
撮像回数判定部108を有する。なお、本実施形態で
は、基準期間は例えば月曜日から日曜日までの1週間で
あり、許容回数は例えば20回である。
【0020】ロボット100は、さらに、周囲音声がし
た方向(以下、「音声方向」という)を特定する音声方
向特定部118を有する。音声方向特定部118は、例
えば、マイク134、136、138の各々がひろった
周囲音声の音量差と、各々のマイク134、136、1
38が向けられている方向とに基づいて音声方向を特定
する。また、ロボット100は、音声方向特定部118
が求めた音声方向に撮像方向が一致するように撮像部1
04の向きを調整する撮像方向調整部184を有する。
本実施形態では、撮像方向調整部184は、ロボット1
00の頭部の向きを変えることで撮像部104の撮像方
向を調整する。ロボット100は、上記の他に、基準期
間内に音量が基準値を越えた回数等に基づいて音量基準
値及び許容回数を再設定する基準値設定部110を有す
る。
【0021】図2は、プリント受取部112の機能を示
す機能ブロック図である。プリント受取部112は、ユ
ーザから提供されたプリントを受け取り、保持し、ま
た、プリント判断部124からの命令があった場合に保
持しているプリントをロボット100の外部へ排出する
プリント保持部152を有する。また、プリント受取部
112は、プリント保持部152によって保持されてい
るプリントの画像を読み取る画像読取部150を有す
る。画像読取部150は、例えばイメージスキャナー又
はCCDカメラである。画像読取部150は、読み取っ
た画像をプリント判断部124へ送る。プリント受取部
112は、さらに、プリント保持部152が保持してい
るプリントを保管部114へ搬送する搬送部154を有
する。
【0022】なお、プリント受取部112は、例えばロ
ボット100の口に該当する部位に備えられ、ユーザが
その口に差し込んだプリントを受け取ることが好まし
い。このようにすると、ユーザは、プリントを餌として
ロボット100に与えた感覚を得ることができる。例え
ば、プリント保持部152がプリントを排出した結果、
プリントがロボット100の口から出てくると、ユーザ
は、ロボット100がプリントを好まずに口から吐き出
したと感じることができる。また、プリントが排出され
ずに保管部114に保管されると、ユーザは、ロボット
100がプリントを好んで飲み込んだと感じることがで
きる。
【0023】図3は、動作制御部128の機能を示す機
能ブロック図である。動作制御部128は、撮像部10
4が撮像した人の画像を記憶部126に記憶されている
記憶対象画像と比較することで、撮像された人が知人で
あるか他人であるかを判定する画像判定部160を有す
る。また、動作制御部128は、撮像部104が撮像し
た人とロボット100との間の距離を測定する測距部1
62を有する。測距部162は、例えば撮像部104が
有する自動焦点調節機能を利用して撮像された人までの
距離を測定する。動作制御部128は、さらに、画像判
定部160の判定および測距部162の測定結果に基づ
いてロボット100の例えば足の動作を制御することで
ロボット100を移動させる移動制御部164を有す
る。
【0024】図4は、撮像条件切替部102の機能を示
す機能ブロック図である。撮像条件切替部102は、ユ
ーザがロボット100に触れたことを検出する接触セン
サ1170を有する。接触センサ170は、例えば静電
容量式のタッチセンサである。本実施形態では、接触セ
ンサ170は、ロボット100の頭に備えられ、ユーザ
がロボット100の頭をなでたことを検出する。撮像条
件切替部102は、さらに、接触センサ170の出力に
基づいてユーザがロボット100に触れた接触頻度を算
出する接触頻度算出部172と、接触頻度算出部172
が求めた接触頻度に基づいて撮像部104の撮像条件を
設定する撮像条件設定部174とを有する。
【0025】図5は、ロボット100の動作を示すフロ
ーチャートである。本実施形態では、ロボット100
は、ユーザからプリントを受け取るためのプリント受取
処理(S100)と、撮像部104が撮像した人に近づ
く又はその人から離れるための移動制御処理(S10
2)とを実行する。また、ロボット100は、設定音声
に対応する音声がした方向の画像を撮像するための音声
方向撮像処理(S104)と、撮像部104の撮像条件
を切り替えるための撮像条件切替処理(S106)とを
実行する。ロボット100は、上記4つの処理を主電源
が切られるまで繰り返す(S108)。なお、4つの処
理が行われる順は任意であり、図示した順に限定されな
い。
【0026】図6は、プリント受取処理(S100)の
内容を示すフローチャートである。プリント受取処理で
は、はじめにプリント保持部152がユーザから提供さ
れたプリントを受け取り、保持する(S120)。次
に、画像読取部150がプリントの画像を読み取る(S
122)。次に、プリント判断部124が読み取られた
画像に記憶対象画像が含まれているか否かを判断する
(S124)。前述したように、本実施形態では、記憶
対象画像は人の顔の画像である。プリント判断部124
は、例えば、読み取られた画像に人の肌色と同一の色相
を有する領域があるか、また、その領域内に人の目に対
応する画像があるかを基準としてS124の判断を行
う。
【0027】読み取られた画像に記憶対象画像がある場
合、プリント判断部124は、その記憶対象画像、つま
り人の顔の画像を記憶部126に記憶させる(S12
4:Y、S126)。また、プリント判断部124は、
プリント搬送部154に受け取ったプリントをプリント
保持部152から保管部114へ移させる(S12
8)。一方、S124において、プリント判断部124
が読み取られた画像に記憶対象画像がないと判断された
場合、プリント判断部124は、プリント保持部152
にプリントをロボット100の外部へ排出させる(S1
24:N、S130)。S128またはS130の処理
が終了すると、プリント受取処理は終了する。
【0028】図7は、移動制御処理(S102)の内容
を示すフローチャートである。移動制御処理では、撮像
部104がロボット100の周囲の画像を撮像し、撮像
された画像を動作制御部128へ送る(S140)。動
作制御部128では、画像判定部160が送られた画像
に人がいるか否かを判定する(S142)。人がいなか
った場合、ロボット100は、移動制御処理を終了する
(S142:N)。人がいた場合、画像判定部160
は、その人の画像と記憶部120に記憶されている記憶
対象画像と比較して、撮像された人が知人であるか否か
を判定する(S142:Y、S144)。画像判定部1
60は、予め定められた誤差範囲内で撮像された人の顔
と記憶対象画像とが一致する場合には撮像された人は知
人であると判定し(S144:Y)、一致しない場合に
は他人であると判定する(S144:N)。
【0029】S144において、画像判定部160が、
撮像された人は他人であると判定した場合、次に表情変
更部132がロボット100の表情を警戒した表情に変
更する(S146)。本実施形態では、表情変更部13
2は、例えばロボットの耳を立てることによりロボット
の表情を警戒した表情に変える。次に、移動制御部16
4がロボット100を撮影されている他人から後退りさ
せる(S148)。これにより、ロボット100は、顔
を他人の方向へ向けたまま、その他人から遠ざかる方向
へ移動する。移動制御部164は、測距部162が測定
する他人までの距離が予め定められた距離となるまでロ
ボット100を後退りさせる(S150)。ここで予め
定められた距離とは、例えば、撮像部104がその他人
の全身を撮影できる距離である。
【0030】ロボット100が予め定められた距離だけ
他人から後退りすると、次に音響部130が音を発生さ
せる(S152)。発生される音は、それを聞いた上記
他人の注意を喚起し、上記他人を撮像部104の方へ振
り向かせるための音である。本実施形態では、音響部1
30は、犬の吠え声を発生させる。音が発生された後、
撮像部104が他人のいる方向の静止画を撮像する(S
154)。また、撮像の後、移動制御部164が他人の
いる方向と異なる方向へロボットの向きを変える(S1
56)。このようにロボット100が他人から後退した
り、向きを変えたりすることにより、ロボット100
は、その他人に対し親密な感情を抱いていないことを表
現できる。
【0031】S144において、画像判定部150が、
撮像された人が知人であると判定した場合、次に、表情
変更部132がロボット100の表情を従順な表情に変
える(S158)。本実施形態の場合、表情変更部13
2は、ロボットの耳を寝かせることで従順な表情を作り
出す。次に、移動制御部164がロボット100を撮像
されている知人の方へ移動させる(S160)。移動制
御部164は、測距部162が測定する知人までの距離
が予め定められた距離、例えば50cmとなるまでロボ
ット100を知人の方向へ接近させる(S162)。
【0032】次に、プリント部116が撮像部104が
撮像した画像をプリントし、知人に提供する(S16
4)。プリントする画像には、撮像部104がS154
で撮像した他人の画像と、後述する音声方向撮像処理に
おいて撮像部104が撮像した音声方向の画像とが含ま
れる。S156またはS164の処理が終了すると、移
動制御処理は終了する。
【0033】図8は、音声方向撮像処理(S104)の
内容を示すフローチャートである。音声方向撮像処理で
は、はじめに、音量判定部122がマイク134、13
6、及び138が取得した周囲音声の音量が音量基準値
を超えるか否かを判定する(S180)。音量判定部1
22が周囲音声の音量が音量基準値を超えないと判定し
た場合、音声方向撮像処理は終了する(S180:
N)。一方、音量判定部122が周囲音声の音量が音量
基準値を超えると判定した場合、次に音声判定部120
が周囲音声が設定音声に対応するか否かを判定する(S
180:Y、S182)。本実施形態では、音声判定部
120は、周囲音声の周波数スペクトルを求め、求めた
周波数スペクトルに人の笑い声を示すスペクトルが含ま
れている場合に周囲音声は設定音声に対応すると判定す
る。
【0034】S182において、音声判定部120が周
囲音声は設定音声に対応していないと判定した場合、音
声方向撮像処理は終了する(S182:N)。一方、周
囲音声が設定音声に対応していると音声判定部120が
判定した場合、次に撮像回数判定部108が基準期間内
の撮像回数が許容回数に達しているか否かを判定する
(S182:Y、S184)。撮像回数が許容回数に達
していない場合、次に音声方向特定部118がマイク1
34、136、138の出力に基づいて音声方向を特定
する(S184:N、S186)。さらに、撮像方向調
整部106が、音声方向特定部118が特定した音声方
向に撮像部104の撮像方向を一致させる(S18
8)。次に、撮像部104が静止画を撮像する(S19
0)。これにより、本実施形態の場合は、笑い声がした
方向の画像が撮影される。S190の処理の終了によ
り、音声方向撮像処理は終了する。
【0035】一方、S184において撮像回数判定部1
08が撮像回数が許容回数に達していると判定した場合
には、基準値設定部110が、設定音声に対応する周囲
音声が基準期間内に音量基準値を越えた回数と許容回数
との差である超過回数を求め、超過回数が予め定められ
ているしきい値を越えるか否かを判断する(S184:
Y、S192)。超過回数がしきい値を越えていない場
合、音声方向撮像処理は終了する(S192:N)。一
方、超過回数がしきい値を越えている場合、基準値設定
部110は、音量基準値を例えば5ホン高い値に、又は
許容回数を例えば5回多い値に再設定する(S192:
Y、S194)。S194の処理の終了により、音声方
向撮像処理は終了する。
【0036】図9は、撮像条件切替処理(S106)の
内容を示すフローチャートである。撮像条件切替処理で
は、接触頻度算出部162が接触センサにユーザが触れ
る度に接触頻度を求める(S210、S212)。本実
施形態では、接触頻度算出部162は、例えば過去1週
間にユーザが接触センサに触れた回数を接触頻度として
求める。一方、撮影条件設定部164は、定期的に、例
えば一日1回定められた時間に接触頻度算出部162が
算出した接触頻度が予め定められた規定値を越えている
か否かを判断する(S214,S216)。接触頻度が
規定値を越えている場合、つまりユーザがロボット10
0とコミュニケーションを取っている回数が多い場合に
は、撮像条件設定部164は、撮像部104の撮影条件
を第1の条件に設定する(S216:Y、S218)。
本実施形態では、第1の撮像条件に設定された撮像部1
04は、シャープなピント、および適正な露光条件で被
写体を撮像する。
【0037】一方、接触頻度が規定値以下である場合、
つまりユーザとロボット100との間のコミュニケーシ
ョンが不足している場合、撮像条件設定部164は、撮
像部104の撮像条件を第2の条件に設定する(S21
6:N,S220)。本実施形態では、第2の撮像条件
に設定されたカメラ182は、ピントが被写体にあって
おらず、また、露出がアンダー又はオーバーとなってい
る画像を撮像する。このように、接触頻度に基づいてカ
メラ182の撮影条件を切り替えることにより、ロボッ
ト100は、ユーザと十分なコミュニケーションがとれ
ており満足しているのか、あるいは、ユーザとのコミュ
ニケーションが不十分なために不満でいるのかを撮像し
た画像の画質に表現する。
【0038】以上、本発明を実施の形態を用いて説明し
たが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範
囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又
は改良を加えることができる。その様な変更又は改良を
加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、
特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0039】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
によれば、プリントという物をユーザとやり取りするこ
とでユーザとコミュニケーションを取るロボットが提供
されるので、ユーザにとってより現実のペットの形態に
近いロボットを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るロボット100の機
能を示す機能ブロック図である。
【図2】プリント受取部112の機能を示す機能ブロッ
ク図である。
【図3】動作制御部128の機能を示す機能ブロック図
である。
【図4】撮像条件切替部102の機能を示す機能ブロッ
ク図である。
【図5】ロボット100の動作を示すフローチャートで
ある。
【図6】プリント受取処理(S100)の内容を示すフ
ローチャートである。
【図7】移動制御処理(S102)の内容を示すフロー
チャートである。
【図8】音声方向撮像処理(S104)の内容を示すフ
ローチャートである。
【図9】撮像条件切替処理(S106)の内容を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
102 撮像条件切替部 104 撮像部 106 撮像方向調節部 108 撮像回数判定部 110 基準値設定部 112 プリント受取部 114 保管部 116 プリント部 118 音声方向特定部 120 音声判定部 122 音量判定部 124 プリント判断部 126 記憶部 128 動作制御部 130 音響部 132 表情変更部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F059 AA01 BA00 BB06 DA05 DB04 DC00 FC00 3F060 AA00 BA10 CA14 5B057 AA05 BA02 CA08 CA12 CA16 CH11 DA11 DB02 DB09 DC32

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザからプリントを受け取るプリント
    受取部と、 前記プリントに予め定められた記憶対象画像があるか否
    かを判断するプリント判断部と、 前記プリントに前記記憶対象画像がある場合に当該記憶
    対象画像を記憶する記憶部とを備えることを特徴とする
    ロボット。
  2. 【請求項2】 前記プリントを保管できる保管部をさら
    に備え、 前記プリント受取部は、前記記憶対象画像がある前記プ
    リントを前記保管部に保管し、前記記憶対象画像がない
    前記プリント当該ロボットから排出することを特徴とす
    る請求項1に記載のロボット。
  3. 【請求項3】 前記記憶対象画像は、人間の顔に関する
    画像であることを特徴とする請求項1に記載のロボッ
    ト。
  4. 【請求項4】 前記記憶部に記憶されている前記記憶対
    象画像に対応する人がいる方向へ当該ロボットを移動さ
    せる動作制御部をさらに備えることを特徴とする請求項
    1に記載のロボット。
  5. 【請求項5】 前記記憶部に記憶されている前記記憶対
    象画像に対応しない他人がいる方向と異なる方向へ当該
    ロボットを向けさせる動作制御部をさらに備えることを
    特徴とする請求項1に記載のロボット。
  6. 【請求項6】 前記動作制御部は、前記他人から遠ざか
    る方向に当該ロボットを移動させることを特徴とする請
    求項5に記載のロボット。
  7. 【請求項7】 前記記憶部に記憶されている前記記憶対
    象画像に対応しない他人を撮像する撮像部をさらに備え
    ることを特徴とする請求項1に記載のロボット。
  8. 【請求項8】 予め定められた距離だけ前記他人から離
    れた位置へ当該ロボットを移動させる動作制御部をさら
    に備え、 前記撮像部は、前記移動の後に前記他人を撮像すること
    を特徴とする請求項7に記載のロボット。
  9. 【請求項9】 前記移動の後であって前記撮像の前に前
    記他人の注意を喚起する音を発生させる音響部をさらに
    備えることを特徴とする請求項8に記載のロボット。
  10. 【請求項10】 前記動作制御部は、前記記憶部に記
    憶されている前記記憶対象画像に対応する知人がいる方
    向へ当該ロボットを移動させ、 前記知人がいる方向へ移動した後に前記他人の画像をプ
    リントするプリント部とをさらに備えることを特徴とす
    る請求項7に記載のロボット。
  11. 【請求項11】 周囲にいる人を撮像する撮像部と、 前記撮像部が撮像している人が前記記憶部に記憶されて
    いる前記記憶対象画像に対応する人であるか否かに基づ
    いて当該ロボットの表情を変える表情変更部をさらに備
    えることを特徴とする請求項1に記載のロボット。
  12. 【請求項12】 被写体を撮像する撮像部と、 ユーザとのコミュニケーションの頻度に応じて前記撮像
    部の撮像条件を切り替える撮像条件切替部と、 前記撮像部が撮像した画像をプリントするプリント部と
    を備えることを特徴とするロボット。
  13. 【請求項13】 前記撮像条件切替部は、前記コミュニ
    ケーションの回数を前記ユーザが当該ロボットに触れた
    回数をもって特定することを特徴とする請求項12に記
    載のロボット。
  14. 【請求項14】 前記撮像条件切替部は、前記頻度が予
    め定められた基準値以下となったことを条件として、ピ
    ントが被写体にあっていない画像を前記撮像部が撮像す
    るように前記撮像条件を切り替えることを特徴とする請
    求項12に記載のロボット。
  15. 【請求項15】 入力された音声が予め定められた音声
    に対応するか否かを判定する音声判定部と、 前記音声がした方向を特定する音声方向特定部と、 前記入力された音声が前記予め定められた音声に対応す
    ることを条件として前記音声がした方向を撮像する撮像
    部とを備えることを特徴とするロボット。
  16. 【請求項16】 予め定められた期間内に前記撮像部が
    撮像を行った撮像回数が、予め定められている許容回数
    に達しているか否かを判定する撮像回数判定部をさらに
    備え、 前記撮像部は、前記撮像回数が前記許容回数を達してい
    ないことを条件として前記撮像を行うことを特徴とする
    請求項15に記載のロボット。
  17. 【請求項17】 前記入力された音声の音量が予め定め
    られた基準値を越えたか否かを判定する音量判定部と、 前記許容回数と前記期間内に前記音量が前記基準値を越
    えた回数とに基づいて前記基準値を再設定する基準値設
    定部とをさらに備え、 前記撮像部は、前記音量が前記基準値を超えたことを条
    件として前記撮像を行うことを特徴とする請求項16に
    記載のロボット。
  18. 【請求項18】 ユーザからプリントを受け取るプリン
    ト受取段階と、 前記プリントに予め定められた記憶対象画像があるか否
    かを判断するプリント判断段階と、 前記プリントに前記記憶対象画像がある場合に当該記憶
    対象画像を記憶する記憶段階とを備えることを特徴とす
    るロボットの制御方法。
  19. 【請求項19】 被写体を撮像する撮像段階と、 ユーザとのコミュニケーションの頻度に応じて前記撮像
    段階の撮像条件を切り替える撮像条件切替段階と、 前記撮像段階で撮像した画像をプリントするプリント段
    階とを備えることを特徴とするロボットの制御方法。
  20. 【請求項20】 入力された音声が予め定められた音声
    に対応するか否かを判定する音声判定段階と、 前記音声がした方向を特定する音声方向特定段階と、 前記入力された音声が前記予め定められた音声に対応す
    ることを条件として前記音声がした方向を撮像する撮像
    段階とを備えることを特徴とするロボットの制御方法。
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