JP2002219465A - 磁気式水処理装置およびその製造方法 - Google Patents

磁気式水処理装置およびその製造方法

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JP2002219465A
JP2002219465A JP2001015779A JP2001015779A JP2002219465A JP 2002219465 A JP2002219465 A JP 2002219465A JP 2001015779 A JP2001015779 A JP 2001015779A JP 2001015779 A JP2001015779 A JP 2001015779A JP 2002219465 A JP2002219465 A JP 2002219465A
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yoke
water treatment
treatment apparatus
magnetic water
magnet
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JP2001015779A
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Kiyoomi Ito
清臣 伊藤
Hitoshi Mochizuki
齋 望月
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MM SYSTEM KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐食性を格段に向上させて性能を良好に維
持できる磁気式水処理装置を提供すること。 【解決手段】磁気式水処理装置1では、ヨーク10の両
端側において、当該ヨーク10と磁石20とを樹脂のモ
ールド成形による被覆部30で直に覆った。このため、
特にヨーク10と磁石20との接着部分での湿気や雨水
の影響を受けにくくでき、この部分でヨーク10に腐食
が生じるのを防止して耐食性を向上させることができ
る。従って、ヨーク10と磁石20との接着状態を良好
に維持できるため、磁気式水処理装置1としての性能も
長期に渡って確実に維持できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気式水処理装置
に係り、磁気により活性化された磁化水を得るための磁
気式水処理装置に関する。
【0002】
【背景技術】本発明人は、特開平6−343973号公
報において、磁化水を得るのに有効な磁気式水処理装置
を提案している。この磁気式水処理装置は、略馬蹄形の
ヨークと、このヨークの両端側内面に互いに対向して取
り付けられた磁石とを備えている。磁石単体としては、
数百ミリテスラ(数千ガウス)の磁束密度を有するネオ
ジウム鉄ボロン磁石等が用いられているうえ、この磁石
およびヨークによって漏れ磁束の少ない磁気回路形成す
ることで、磁石間の磁束密度をさらに約20〜26%程
度上昇させることが可能であり、磁石間に配置された配
管内の流水を効率的に活性化でき、磁化水をより確実に
得ることができるようになっている。
【0003】ところで、前記公報記載の磁気式水処理装
置では、一体とされたヨークおよび磁石の全体をステン
レス等の非磁性材料からなる外装ケースで止水してお
り、特に軟鉄等からなるヨークの耐食性を向上させてい
る。なお、ステンレスの代わりにABS(アクリロニト
リル‐ブタジエン‐スチレン)樹脂を用いることもあ
り、外装ケース自身の耐食性を向上させることも行われ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、外装ケ
ースを用いてヨーク等の錆を防止する構造によれば、通
常の使用環境では問題ないが、雨水等が降りかかりやす
い所の地中に埋設されるといった悪環境のもとでは、外
装ケースを構成するケース本体と蓋部材との嵌合部分か
ら雨水が浸み入ったり、外気温や湿気の影響を受けて内
部結露が生じるおそれがあるため、耐食性をより長期的
に維持するのには限界があり、その解決が望まれてい
る。特にヨークと磁石との取付部分では、長期使用によ
って生じるヨークの錆で磁石との接触状態が良好に維持
されない可能性があるため、前述した磁気回路が途中で
寸断されるなど、磁気式水処理装置としての性能が低下
する心配がある。
【0005】本発明の目的は、耐食性を格段に向上させ
て性能を良好に維持できる磁気式水処理装置およびその
製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段と作用効果】本発明の磁気
式水処理装置は、略馬蹄形のヨークと、このヨークの両
端側内面に互いに対向して取り付けられた磁石とを備え
る磁気式水処理装置であって、少なくとも前記ヨークの
両端側および当該両端側に取り付けられた前記磁石が樹
脂のモールド(型)成形によって被覆されていることを
特徴とする。
【0007】このような構成では、少なくともヨークの
両端側とここに取り付けられる磁石とがモールド成形さ
れた樹脂によって直に被覆されるため、この部分におけ
るヨークと磁石とが湿気等に侵される心配がなくなり、
耐食性が格段に向上する。従って、ヨークと磁石との接
触状態も良好に維持されるから、磁気回路が途中で寸断
されるおそれもなく、磁気式水処理装置の性能が長期に
渡って確実に維持される。以上により、前記目的が達成
される。
【0008】本発明の磁気式水処理装置では、前記ヨー
クおよび前記磁石の全体が樹脂のモールド成形によって
被覆されていることが望ましい。このような構成では、
ヨークおよび磁石の全体が直に樹脂で覆われるので、耐
食性が一層向上する。
【0009】この際、前記ヨークは、前記両端側のうち
の一端側を形成する略L字形の第1ヨーク部材と、他端
側を形成しかつ前記第1ヨーク部材に取り付けられる略
L字形の第2ヨーク部材とを含んで構成され、これらの
第1、第2ヨーク部材の互いの取付部には、前記モール
ド成形以前に前記磁石間の距離を調整する調整手段が設
けられていてもよい。このような構成では、磁石間に配
置される配管等の径寸法に応じて第1、第2ヨーク部材
の位置決めを行った後、全体を樹脂でモールド成形す
る。そして、モールド成形以前に予め磁石間の距離を配
管の径寸法に応じて調整することで、完成した磁気式水
処理装置の設置にあたっては、磁石を配管に確実に近接
させることが可能になるから、この磁気式水処理装置を
径寸法の異なる配管が複数種類ある場合でも、配管に対
する磁束の鎖交が確実に行われるようになる。また、同
じ第1、第2ヨーク部材を用いて径寸法の異なる複数種
類の配管に対応可能であるから、磁気式水処理装置とし
ての使い勝手が良好になる。
【0010】これに対して、本発明の磁気式水処理装置
では、前記ヨークは、前記両端側のうちの一端側を形成
する略L字形の第1ヨーク部材と、他端側を形成しかつ
前記第1ヨーク部材に取り付けられる略L字形の第2ヨ
ーク部材とを含んで構成され、これらの第1、第2ヨー
ク部材の互いの取付部には、前記磁石間の距離を調整す
る調整手段が設けられ、前記取付部を除く部分が前記樹
脂のモールド成形によって被覆されていてもよい。この
ような構成では、前記取付部を除く部分、すなわちヨー
クの両端側およびここに取り付けられる磁石のみが樹脂
で覆われることになるので、第1、第2ヨーク部材の調
整手段は樹脂で覆われない。従って、この磁気式水処理
装置によれば、磁気式水処理装置の設置現場で第1、第
2ヨーク部材の互いの位置調整(磁石間の距離の調整)
を行うことにより、径寸法の異なる複数種類の配管に対
応可能であり、これらの配管に対する磁束の鎖交が確実
に行われるようになる。
【0011】ただし、このような場合には、第1、第2
ヨーク部材の前記取付部を覆う後付の被覆手段が設けら
れていることが望ましい。この際の被覆手段としては、
例えば、樹脂製のカバー部材等が考えられるが、その具
体的な構成は実施にあたって適宜決められてよい。そし
て、このような構成では、最終的にはヨークおよび磁石
の全体が止水されることになるから、やはり耐食性がよ
り向上する。
【0012】本発明の磁気式水処理装置では、前記磁石
間に挿通される配管と当接して当該配管の位置を規制す
る規制部を備え、この規制部は前記モールド成形された
樹脂で一体に形成されていることが望ましい。このよう
な構成では、規制部で配管の位置が規制されるから、配
管に対して最適な位置で磁束が鎖交するようになり、配
管内の流水がより効率的に活性化される。
【0013】本発明の磁気式水処理装置では、前記磁石
と当該磁石間に挿通される配管との隙間に配置されて当
該配管を保持する保持部材を備えていることが好まし
い。このような構成では、保持部材によって配管が保持
されるので、配管が磁石に対して位置ずれしにくくな
り、配管に対する磁束の鎖交が長期にわたって良好に維
持され、性能低下が防止される。
【0014】ここで、前記保持部材は、前記配管の径寸
法に応じて複数用意された中から選択的に用いられるこ
とが望ましい。このような構成では、前述したような調
整手段の有無に係わらず、保持部材を適宜選択するだけ
で径寸法の異なる複数種類の配管に対応可能である。
【0015】本発明の磁気式水処理装置では、前記ヨー
クの両端間に架設されて当該ヨークの開口側を閉塞する
閉塞部材を備えていることが望ましい。このような構成
では、磁石間に配置される配管がヨークおよび閉塞部材
によって囲まれるようになり、磁気式水処理装置が配管
から脱落しにくくなる。
【0016】本発明の磁気式水処理装置では、前記ヨー
クの両端側内面には凹部が設けられ、この凹部内に前記
磁石が取り付けられていることが望ましい。このような
構成では、磁石をヨークに取り付けるにあたって、ヨー
クの凹部で磁石が容易に位置決めされるので、取付作業
が迅速に行えるようになる。さらに、樹脂によるモール
ド成形において、磁石に樹脂圧が作用しても、磁石が凹
部に嵌合されていることで位置ずれするおそれがなく、
歩留まりが良好になる。
【0017】本発明の磁気式水処理装置では、前記ヨー
クの両端側の厚みは、前記磁石の厚みの0.3〜0.9
倍に設定されていることが望ましい。ヨークが磁石の
0.3倍よりも薄いと、漏れ磁束が多くなって流水の活
性化が鈍る。反対に、ヨークが磁石の0.9倍より厚く
ても、やはり漏れ磁束が多くなる傾向にあって活性化が
鈍り、また、ヨークの厚みによっては、馬蹄形への加工
が困難になる場合もある。
【0018】一方、本発明の磁気式水処理装置の製造方
法は、略馬蹄形錠のヨークと、このヨークの両端側内面
に互いに対向して取り付けられた磁石とを備える磁気式
水処理装置の製造方法であって、前記ヨークの両端側内
面に互いに対向させて着磁前の磁石素材を取り付け、次
いで、少なくとも前記ヨークの両端側および当該両端側
に取り付けられた前記磁石素材を樹脂でモールド成形
し、この後、前記磁石素材を着磁することを特徴とす
る。流水を十分に活性化させるためには、数百ミリテス
ラ(数千ガウス)の磁束密度を有する強力特殊磁石が必
要であるが、このような磁石の中には、加熱されること
で磁力が衰退するものがある。しかし、本発明の製造方
法によれば、熱影響が懸念されるモールド成形の後に磁
石素材を着磁するため、着磁された磁石が溶融樹脂で加
熱される工程がなく、十分な性能を有する磁気式水処理
装置の製造が確実に行われる。また、着磁された磁石単
体をヨークに取り付ける作業は、磁力が強力になるほど
厄介になるが、本発明の製造方法では、磁石素材をヨー
クに取り付けた後に着磁するために、そのような厄介な
作業が発生せず、製造時の作業性も向上する。勿論、こ
のようにして製造された磁気式水処理装置は、ヨークお
よび磁石が直に樹脂で覆われることで耐食性が向上し、
前記目的が達成される。
【0019】また、本発明の磁気式水処理装置の製造方
法は、略馬蹄形のヨークと、このヨークの両端側内面に
互いに対向して取り付けられた磁石とを備える磁気式水
処理装置の製造方法であって、前記ヨークを、前記両端
側のうちの一端側を形成する略L字形の第1ヨーク部材
と、他端側を形成する略L字形の第2ヨーク部材とに分
割して用意しておき、これらの第1、第2ヨーク部材の
端部に着磁前の磁石素材を取り付け、次いで、少なくと
も第1、第2ヨーク部材の前記磁石素材が取り付けられ
た側の端部および当該磁石素材を樹脂でモールド成形
し、この後、前記磁石素材を着磁することを特徴とす
る。
【0020】本発明の製造方法によれば、第1、第2ヨ
ーク部材を備えることで径寸法の異なる複数種類の配管
に対応するようにした磁気式水処理装置を、溶融樹脂の
熱影響を受けることなく製造可能である。そして、この
ようにして製造された磁気式水処理装置も、ヨークおよ
び磁石が直に樹脂で覆われることで耐食性が向上し、前
記目的が達成される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0022】〔第1実施形態〕図1は、第1実施形態に
係る磁気式水処理装置1の全体を示す分解斜視図、図2
は、磁気式水処理装置1の断面図である。図1,2にお
いて、磁気式水処理装置1は、略馬蹄形のヨーク10
と、ヨーク10の両端側の内面に互いに対向して取り付
けられた直方体状の磁石20と、これらのヨーク10お
よび磁石20の全体を樹脂のモールド成形によって覆っ
た被覆部30と、ヨーク10の両端側に架設されて馬蹄
形の開口側(図1,2中の下方側)を閉塞する閉塞部材
40と、両側の磁石20(を覆う被覆部30)と当該磁
石20間に挿通される配管100(図1,2中に二点鎖
線で図示)との間の隙間に配置される保持部材50とを
備えている。
【0023】ヨーク10は、例えば軟鉄等の磁性材から
なり、メッキなどによって表面処理が施されている。ヨ
ーク10の両端側には、幅方向に連続した溝状の凹部1
1が設けられており、この凹部11内に嵌合されるよう
にして磁石20が接着等されている。このようなヨーク
10は、板状の部材を馬蹄形に曲げ加工して製作され
る。
【0024】磁石20は、材質は特に限定されるもので
はないが、本実施形態では450ミリテスラ(4500
ガウス)程度の磁束密度を有するネオジウム鉄ボロン磁
石等の強力特殊磁石が用いられている。この他、本発明
に係る磁石としては、ガラスボンド磁石を使用すること
も可能である。このガラスボンド磁石は、ネオジウム鉄
ボロン磁石等の希土類磁石に比べ、磁力が強力で磁気保
持力が高いうえ、耐熱性に優れ、また、湿気等に強くて
腐食しにくいので、水に溶解することもなく、安全性が
高い。
【0025】被覆部30は、例えばABS(アクリロニ
トリル−ブタジエン−スチレン)樹脂、エポキシ樹脂、
FRP(ファイバー−リインフォースド−プラスティッ
ク)からなり、これらの樹脂には、通常一般的に用いら
れる酸化防止剤が添加されている。この被覆部30は、
本実施形態では、磁石20の対向面から下面側にかけて
の肉厚が他の部分よりも薄くなっている。また、磁石2
0の対向部分の上側には、ブリッジ状の連結部31が被
覆部30と一体に形成されている。ヨーク10の両端側
外面部に対応した位置には、閉塞部材40がワンタッチ
式で係合する係合部32が設けられている。
【0026】閉塞部材40は、例えばABS(アクリロ
ニトリル−ブタジエン−スチレン)樹脂からなり、略コ
字形に形成されている。閉塞部材40の両端の立上部4
1には開口部42が設けられ、この開口部42が前述の
ようにワンタッチ式で被覆部30の係合部32に係合す
る。
【0027】保持部材50は、例えばウレタン樹脂や合
成ゴム等の弾性を有する樹脂からなり、被覆部30と一
体の連結部31側に配置される上側部材51と、閉塞部
材40側に配置される下側部材52とで構成され、配管
100回りの隙間に若干の弾性変形を伴って納まるよう
になっている。この保持部材50により、配管100が
磁石20間の略中央に保持されるようになっている。
【0028】また、保持部材50は、図3に示すよう
に、径寸法の異なる例えば配管100(100A〜10
0C)に合わせて予め3種類(保持部材50A〜50
C)用意されており、これらの中から使用される配管1
00に応じて選択的に用いられる。ただし、保持部材5
0の種類は3種類に限定されず、径寸法の異なる配管1
00の種類に応じて配管100の種類も増減させること
が可能である。
【0029】ところで、本実施形態のヨーク10と磁石
20との幅は略同じであるが、図2に戻って示すよう
に、ヨーク10の両端側の厚みT1は、磁石20の厚み
T2の0.3〜0.9倍、好ましくは0.4〜0.8
倍、より好ましくは0.5〜0.7倍に設定されてい
る。0.3倍よりも小さかったり、0.9倍よりも大き
いと、ヨーク10の背面側(両端の外面側)から漏れ磁
束が多くなって配管100内の流水の活性化が鈍る。ま
た、0.9倍よりも大きいと、その厚みT1によって
は、ヨーク10の加工性に問題が生じる。
【0030】以下の表1には、磁石20の厚みT2を1
5mmとし、ヨーク10の厚みT1を3〜18mmの間で6
段階に変化させた時、すなわちT1をT2の0.2〜
1.2倍の間で6段階に変化させた時の漏れ磁束を測定
した結果が示されている。なお、この測定は、ヨーク1
0および磁石20のみを用い、これらが被覆部30で覆
われてない状態で行われた。磁石20間の距離は40mm
である。また、漏れ磁束をヨーク10の前記背面側で測
定した。
【0031】
【表1】
【0032】この表1からも明らかなように、T1がT
2の0.2倍の時には、漏れ磁束が著しく大きく、ま
た、0.9倍を超えた1.07倍の時にも、0.8倍の
時に比して漏れ磁束が増加することが確認された。さら
に、磁石20の1.2倍の厚みを有するヨーク10(T
1=18)の製作を試みたが、曲げ加工時に折曲部に膨
れが発生し、加工性に問題が生じることが確認された。
【0033】このような本実施形態においては、以下の
ようにして磁気式水処理装置1を概略製造する。先ず、
図4のステップ(ST)1において、軟鉄等からなる板
状部材10′の両端に凹部11を適宜な機械加工等によ
って設けておく。次いで、ST2において、板状部材1
0′を曲げ加工し、メッキ等を施してヨーク10を完成
させる。ST3では、ヨーク10に着磁前の磁石素材2
0′を接着等で取り付ける。この後、ST4において、
一体となったヨーク10および磁石20を上型と下型と
からなる金型110内にセットし、例えば250°程度
の溶融ABS樹脂でモールド成形を行い、全体に被覆部
30を形成する。
【0034】そして、ST5において、このモールド品
を着磁装置120内に搬入して着磁させ、前記磁石素材
20′を磁石20(図2)にする。最後に、ST6で
は、閉塞部材40および保持部材50を取り付け、磁気
式水処理装置1を完成させる。また、磁気式水処理装置
1の設置現場においては、磁石20間に配管100を挿
通して保持部材50で保持させ、閉塞部材40で磁気式
水処理装置1が配管100から脱落しないようにする。
【0035】このような本実施形態によれば、以下のよ
うな効果がある。 (1)磁気式水処理装置1では、ヨーク10の両端側にお
いて、当該ヨーク10と磁石20とが樹脂モールド成形
による被覆部30で直に覆われているため、特にヨーク
10と磁石20との接着部分での湿気や雨水の影響を受
けにくくでき、この部分でヨーク10に腐食が生じるの
を防止して耐食性を向上させることができる。従って、
ヨーク10と磁石20との接着状態を良好に維持できる
ため、磁気式水処理装置1としての性能も長期に渡って
確実に維持できる。
【0036】(2)磁気式水処理装置1では、ヨーク10
の両端側だけでなく、ヨーク10全体が被覆部30で直
に覆われているため、ヨーク10の耐食性を一層向上さ
せることができ、例えば、磁気式水処理装置1を地中に
埋設して用いる他、水中に浸水させて用いることもで
き、多様な設置方法を採用できる。
【0037】(3)磁石20間に挿通される配管100
は、その周囲が保持部材50で保持されるので、配管1
00を長期にわたって磁石20間の略中央に位置させる
ことができ、磁石20の磁束を配管100に確実に鎖交
させて配管100内の流水を効率的に活性化できる。
【0038】(4)また、保持部材50の上側部材51は
連結部31で支持され、下側部材52は閉塞部材40で
支持されるため、これらの各部材51,52が抜け落ち
るといった心配がなく、各部材51,52の納まり状態
を良好に維持できる。連結部31は被覆部30と一体で
あるから、連結部31を被覆部30と同時に容易に形成
できる。
【0039】(5)このような保持部材50は、径寸法の
異なる複数種類の配管100A〜100Bに合わせて複
数種類用意され、これらの中から実際に用いられる配管
100に応じて選択されるので、配管100A〜100
Bの何れにも確実に対応でき、配管100A〜100B
の保持を確実に行える。
【0040】(6)磁気式水処理装置1は閉塞部材40を
備えているため、前述の如く保持部材50を支持できる
うえ、この閉塞部材40を取り付けることで磁気式水処
理装置1全体が配管100から外れるのを防止できる。
また、閉塞部材40はワンタッチ式で被覆部30側に取
り付けられるので、磁気式水処理装置1の設置現場での
作業も容易かつ迅速に行える。
【0041】(7)ヨーク10の両端側内面には凹部11
が設けられ、この凹部11内に磁石20が嵌合状態で接
着されているので、ヨーク10に対する磁石20の位置
ずれを防止でき、特にモールド成形時にも樹脂圧によっ
て磁石20(磁石素材20′)がずれるおそれがなく、
モールディング工程の歩留まりを良好にできる。また、
磁石20をヨーク10に接着するにあたっては、凹部1
1に嵌め込むだけでよいから、ヨーク10に対する面倒
な位置決めを不要にでき、作業の効率化を実現できる。
【0042】(8)ヨーク10の厚みT1は、磁石20の
厚みT2の0.3〜0.9倍に設定されているため、ヨ
ーク10の背面側からの漏れ磁束を減少させることがで
き、すなわち配管100に鎖交する磁束をより多く確保
でき、また、16mm程度の厚みであれば、通常の曲げ装
置を用いてヨーク10の加工を十分に行うことができ、
特殊な曲げ装置を用いる必要がない。
【0043】(9)また、ヨーク10と磁石20とで形成
される磁気回路により、磁石20間の磁束密度を磁石2
0単体の場合に比して20〜26%増加させることがで
き、例えば、馬蹄形の磁石を用いた磁気式水処理装置
や、配管100の両側に単に磁石を配置しただけの磁気
式水処理装置に比べ、非常に大きい磁束密度を生じさせ
ることができ、磁気式水処理装置1の性能を格段に優れ
たものにできる。
【0044】(10)本実施形態では、ヨーク10に磁石素
材20′を取り付け、これらを樹脂モールド成形した後
に着磁するから、着磁された磁石20は250°程度の
溶融樹脂に曝されることがない。従って、耐熱性に劣る
ネオジウム鉄ボロン磁石を用いても、磁力が弱まるとい
った不都合が生じず、ネオジウム鉄ボロン磁石の性能を
十分に発揮させることができ、また、もとより耐熱性能
に優れた高価なガラスボンド磁石を用いる場合よりも安
価にできる。
【0045】(11)磁石20は磁石素材20′の段階でヨ
ーク10に取り付けられるため、各部材10,20′の
取扱を容易にでき、この点でも組立時の作業性を向上さ
せて作業者への負担を軽減できる。
【0046】〔第2実施形態〕図5(A)、(B)に
は、本発明の第2実施形態に係る磁気式水処理装置2の
概略全体が示されている。なお、図5において、前記実
施形態で説明した部材と同じ部材および同じ機能部材に
は同一符号を付し、ここではそれらの説明を省略または
簡略化する。後述の第3実施形態や変形例でも同様であ
る。
【0047】磁気式水処理装置2では、ヨーク10が当
該ヨーク10の一端側を形成するL字形の第1ヨーク部
材12と、他端側を形成するL字形の第2ヨーク部材1
3とで構成されている点、被覆部30には連結部31
(図1,2)が設けられていない点、保持部材50(図
1,2)が設けられていない点、および被覆部30にお
ける両磁石20の対向面を覆う部分に規制部33が設け
られている点で、前記第1実施形態とは大きく異なる。
【0048】第1、第2ヨーク部材12,13の互いの
取付部14,15には、それぞれ段差部14A,15A
が設けられており、取付部14,15を上下に重ねるこ
とでヨーク10全体の厚みが概ね同じになる。また、こ
れらの取付部14,15には、段差部14A,15Aと
は反対側に別の段差部14B,15Bが設けられている
とともに、これらの段差部14A,14B,15A,1
5Bを貫通する長孔14C,15Cが穿設されている。
長孔14C,15Cは、第1,第2ヨーク部材12,1
3の長手方向に長く設けられ、これらの長孔14C,1
5Cに挿通されたボルト16と、このボルト16に螺合
されたナット17によって第1,第2ヨーク部材12,
13同士が連結されている。
【0049】このことにより、本実施形態では、長孔1
4C,15Cの長さ範囲内で第1、第2ヨーク部材1
2,13を近接離間させ、その範囲内の任意の位置でそ
れらを固定することが可能であり、結果的に磁石20間
の距離を調整することが可能である。すなわち、取付部
14,15に穿設された長孔14C,15Cが本発明の
調整手段になっている。なお、長孔14C,15Cは、
第1、第2ヨーク部材12,13の幅方向に複数穿設さ
れるのがよく、その具体的な数は、第1、第2ヨーク部
材12,13幅寸法に応じて決められてよい。
【0050】被覆部30において、両磁石20の対向面
を覆う部分は第1実施形態の場合よりも厚めに形成され
ており、この部分に規制部33がV溝状に形成されてい
る。規制部33は、磁石20の上下方向の略中央であっ
て、幅方向に連続して設けられ、配管100の外周面が
当接することで、配管100の磁石20間での位置が規
制されるようになっている。
【0051】この磁気式水処理装置2では、規制部33
間に挟持されるであろう配管100A,100B等の径
寸法に応じて、第1、第2ヨーク部材12,13の互い
の位置を予め調整しておき、この後、ヨーク10および
磁石20の全体を樹脂モールド成形して被覆部30で覆
う。従って、配管100A,100Bの径寸法によって
磁気式水処理装置2の外形寸法も異なるから、モールド
成形に用いられる金型や閉塞部材40(40A,40
B)は、径寸法の異なる配管100の種類分だけ用意す
る必要がある。他の製造方法は、第1実施形態と略同じ
である。なお、磁石20となる磁石素材の取り付けは、
第1,第2ヨーク部材12,13同士を連結する前に行
ってもよく、連結した後に行ってもよい。
【0052】本実施形態では、ヨーク10および磁石2
0が被覆部30で直に覆われていることで前記(1)、
(2)の効果を同様に得ることができるとともに、第1実
施形態と同様な構成および製造方法により、前記(6)〜
(11)の効果も同様に得ることができる。さらに、本実施
形態の特有な構成により、以下の効果がある。
【0053】(12)モールド成形前に予め磁石20間の距
離を配管100A,100Bの径寸法に応じて調整する
ことで、実際の磁気式水処理装置2の設置にあたって、
磁石20を配管100A,100Bに確実に近接させる
ことができるため、磁気式水処理装置2を径寸法の異な
る配管100A,100Bに適用した場合でも、配管1
00A,100Bに対する磁束の鎖交を確実に行える。
【0054】(13)また、同じ第1、第2ヨーク部材1
2,13を用いることで、部材種類を増やすことなく径
寸法の異なる複数種類の配管に対応でき、磁気式水処理
装置2としての使い勝手を良好にできる。
【0055】(14)被覆部30には配管100の位置を規
制する規制部33が設けられているので、配管100に
対して最適な位置で磁束を鎖交させることができ、第1
実施形態のような保持部材を設けなくとも、配管100
内の流水をより効率的に活性化できる。そして、規制部
33をモールド成形時に、被覆部30と同時に容易に形
成できる。
【0056】〔第3実施形態〕図6(A)、(B)に
は、本発明の第3実施形態に係る磁気式水処理装置3の
概略全体が示されている。磁気式水処理装置3では、第
1,第2ヨーク部材12,13の取付部14,15が樹
脂モールド成形されていない点、第1,第2ヨーク部材
12,13の他の部分の樹脂モールド成形が磁石20を
備えた第1,第2ヨーク部材12,13単体でそれぞれ
行われる点、磁気式水処理装置3の設置現場等で第1,
第2ヨーク部材12,13を最終的に連結する点、設置
現場で取付部14,15を後付の被覆手段としてのカバ
ー部材60で覆う点で、前記第2実施形態とは大きく異
なる。
【0057】これらのうちのカバー部材60は、例えば
樹脂製であって、図7にも示すように、上蓋片61と下
蓋片62とが薄肉の折曲部63で折曲可能に設けられた
構造であり、下蓋片62のフランジ部62Aに突設され
た爪部62Bが上蓋片61のフランジ部61Aに穿設さ
れた係合孔61Bに係合するようになっている。上蓋片
61および下蓋片62の内面全域には、シール材64が
貼設されており、このシール材64が図6に示すよう
に、第1、第2部材12,13の被覆部30の端縁と上
蓋片61、下蓋片62との間で挟持され、カバー部材6
0内が止水されるようになっている。なお、必要に応じ
て取付部14,15をシリコーングリース等の保護剤1
8で覆ってもよく、こうすることで樹脂モールド成形し
ない取付部14,15の耐食性を一層向上させることが
できる。
【0058】本実施形態によれば、ヨーク10および磁
石20が被覆部30で直に覆われていることで前記(1)
の効果を同様に得ることができるとともに、第2実施形
態と同様な構成により、前記(6)〜(11)、(13)、(14)の
効果も同様に得ることができる。さらに、本実施形態の
特有な構成により、以下の効果がある。
【0059】(15)磁気式水処理装置3では、磁石20を
備えた第1、第2ヨーク部材12,13が被覆部30で
覆われた状態で分割されているため、第1、第2ヨーク
部材12,13の互いの位置調整を磁気式水処理装置3
の設置現場で行うことができ、従って、手順は異なる
が、前述した(12)の効果も同様に得ることができる。
【0060】(16)また、第1、第2ヨーク部材12,1
3の取付部14,15は樹脂モールド成形されていない
が、この取付部14,15はカバー部材60で覆われる
ので、最終的にはヨーク10および磁石20の全体を止
水でき、やはり前記(2)と同等の効果を得ることができ
る。
【0061】(17)磁気式水処理装置3によれば、磁石2
0が取り付けられた第1,第2ヨーク部材12,13を
個別に樹脂モールド成形するので、金型としては第1,
第2ヨーク部材12,13分の2セットだけあればよ
い。従って、第2実施形態のように、径寸法の異なる配
管100の種類分だけ用意する必用がないから、金型コ
ストを削減できる。
【0062】なお、本発明は、前記実施形態に限定され
るものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等
を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記第2、第3実施形態では、被覆部30にお
ける両磁石20の対向面間に対応する部分に規制部33
が設けられていたが、図8に示すように、被覆部30と
一体の連結部31を設け、この連結部31に規制部33
を設けてもよい。また、このような場合には、第1実施
形態で示したような保持部材50が不要であるが、より
径寸法の小さな配管に装着する場合には、その径寸法に
見合った保持部材50を用いて対応すればよい。
【0063】本発明の磁気式水処理装置は単体で用いら
れる他、複数並設して用いられてもよく、こうすること
で配管内の流水に磁束をより長時間鎖交させることがで
きるから、流水をさらに効果的に活性化できる。そし
て、この際、隣接する磁気式水処理装置同士が磁着しな
いように、磁気式水処理装置間に非磁性材料からなる仕
切部材などを介装することが好ましい。
【0064】前記第3実施形態では、被覆手段としてカ
バー部材60が設けられていたが、本発明に係る被覆手
段としてはこれに限定されるものではなく、例えばビニ
ールテープを複数回巻回したものであってもよい。
【0065】その他、ヨーク、磁石、被覆部(モールド
成形に用いられる樹脂)の材質や形状等は、請求項1の
構成を具備していれば、本発明の目的を達成できる範囲
で任意に決められてよく、前記実施形態に限定されるも
のではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る磁気式水処理装置
の全体を示す分解斜視図である。
【図2】前記第1実施形態の断面図である。
【図3】前記第1実施形態の構成部材の種類を示す図で
ある。
【図4】前記第1実施形態に係る製造方法を説明するた
めの図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る磁気式水処理装置
を示す概略全体図である。
【図6】本発明の第3実施形態に係る磁気式水処理装置
を示す概略全体図である。
【図7】前記第3実施形態の構成部品を示す斜視図であ
る。
【図8】本発明の変形例を図である。
【符号の説明】
1〜3 磁気式水処理装置 10 ヨーク 11 凹部 12 第1ヨーク部材 13 第2ヨーク部材 14C,15C 調整手段である長孔 20 磁石 30 被覆部 33 規制部 40 閉塞部材 50,50A〜50C 保持部材 60 被覆手段であるカバー部材 100,100A〜100C 配管 110 金型 120 着磁装置

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略馬蹄形のヨークと、このヨークの両端
    側内面に互いに対向して取り付けられた磁石とを備える
    磁気式水処理装置であって、 少なくとも前記ヨークの両端側および当該両端側に取り
    付けられた前記磁石が樹脂のモールド成形によって被覆
    されていることを特徴とする磁気式水処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の磁気式水処理装置にお
    いて、 前記ヨークおよび前記磁石の全体が樹脂のモールド成形
    によって被覆されていることを特徴とする磁気式水処理
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の磁気式水処理装置にお
    いて、 前記ヨークは、前記両端側のうちの一端側を形成する略
    L字形の第1ヨーク部材と、他端側を形成しかつ前記第
    1ヨーク部材に取り付けられる略L字形の第2ヨーク部
    材とを含んで構成され、これらの第1、第2ヨーク部材
    の互いの取付部には、前記モールド成形以前に前記磁石
    間の距離を調整する調整手段が設けられていることを特
    徴とする磁気式水処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の磁気式水処理装置にお
    いて、 前記ヨークは、前記両端側のうちの一端側を形成する略
    L字形の第1ヨーク部材と、他端側を形成しかつ前記第
    1ヨーク部材に取り付けられる略L字形の第2ヨーク部
    材とを含んで構成され、これらの第1、第2ヨーク部材
    の互いの取付部には、前記磁石間の距離を調整する調整
    手段が設けられ、前記取付部を除く部分が前記樹脂のモ
    ールド成形によって被覆されていることを特徴とする磁
    気式水処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の磁気式水処理装置にお
    いて、 前記取付部を覆う後付の被覆手段が設けられていること
    を特徴とする磁気式水処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
    載の磁気式水処理装置において、 前記磁石間に挿通される配管に当接して当該配管の位置
    を規制する規制部を備え、この規制部は前記モールド成
    形された樹脂で一体に形成されていることを特徴とする
    磁気式水処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれかに記
    載の磁気式水処理装置において、 前記磁石と当該磁石間に挿通される配管との隙間に配置
    されて当該配管を保持する保持部材を備えていることを
    特徴とする磁気式水処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の磁気式水処理装置にお
    いて、 前記保持部材は、前記配管の径寸法に応じて複数用意さ
    れた中から選択的に用いられることを特徴とする磁気式
    水処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし請求項8のいずれかに記
    載の磁気式水処理装置において、 前記ヨークの両端間に架設されて当該ヨークの開口側を
    閉塞する閉塞部材を備えていることを特徴とする磁気式
    水処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし請求項9のいずれかに
    記載の磁気式水処理装置において、 前記ヨークの両端側内面には凹部が設けられ、この凹部
    内に前記磁石が取り付けられていることを特徴とする磁
    気式水処理装置。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし請求項10のいずれか
    に記載の磁気式水処理装置において、 前記ヨークの両端側の厚みは、前記磁石の厚みの0.3
    〜0.9倍に設定されていることを特徴とする磁気式水
    処理装置。
  12. 【請求項12】 略馬蹄形錠のヨークと、このヨークの
    両端側内面に互いに対向して取り付けられた磁石とを備
    える磁気式水処理装置の製造方法であって、 前記ヨークの両端側内面に互いに対向させて着磁前の磁
    石素材を取り付け、次いで、少なくとも前記ヨークの両
    端側および当該両端側に取り付けられた前記磁石素材を
    樹脂でモールド成形し、この後、前記磁石素材を着磁す
    ることを特徴とする磁気式水処理装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 略馬蹄形のヨークと、このヨークの両
    端側内面に互いに対向して取り付けられた磁石とを備え
    る磁気式水処理装置の製造方法であって、 前記ヨークを、前記両端側のうちの一端側を形成する略
    L字形の第1ヨーク部材と、他端側を形成する略L字形
    の第2ヨーク部材とに分割して用意しておき、これらの
    第1、第2ヨーク部材の端部に着磁前の磁石素材を取り
    付け、次いで、少なくとも第1、第2ヨーク部材の前記
    磁石素材が取り付けられた側の端部および当該磁石素材
    を樹脂でモールド成形し、この後、前記磁石素材を着磁
    することを特徴とする磁気式水処理装置の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004106245A1 (ja) * 2003-05-30 2004-12-09 Toyobo Engineering Co., Ltd. 浄水器
WO2004106244A1 (ja) * 2003-05-30 2004-12-09 Toyobo Engineering Co., Ltd. 磁気処理装置

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