JP2002219262A - パチンコ機の除電装置 - Google Patents

パチンコ機の除電装置

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JP2002219262A JP2001062551A JP2001062551A JP2002219262A JP 2002219262 A JP2002219262 A JP 2002219262A JP 2001062551 A JP2001062551 A JP 2001062551A JP 2001062551 A JP2001062551 A JP 2001062551A JP 2002219262 A JP2002219262 A JP 2002219262A
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Akio Nohara
昭夫 野原
Susumu Sato
佐藤  進
Masashi Inoue
雅士 井上
Shuichi Kobayashi
修一 小林
Susumu Ito
伊藤  晋
Tokukazu Koshizuka
徳和 腰塚
Osamu Fujisaki
修 藤崎
Haruhisa Tamura
治久 田村
Akihiro Isomura
明宏 磯村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 球発射機構より静電気を除去する。 【解決手段】 球発射機構14に静電気除去手段A;
B;Cを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機におい
て遊技媒体である球を発射する球発射機構で発生した静
電気を除去する除電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、球発射機構は球発射動作を連
続的に繰返す。この繰返される球発射動作において、異
種材質である2つの部材が互いに擦れる部分が多数存在
しているため、係る2部材相互での接触後の分離や剥離
及び摩擦に起因する静電気が多量に発生する可能性があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような静電気が
発生すると、CPUやROM及びRAM等よりなるコン
ピュータや半導体装置等を用いた遊技制御処理に悪影響
を及ぼすノイズが球発射機構の周りの配線を通して当該
遊技制御処理を行う制御装置に取込まれる可能性があ
り、係るノイズが制御装置に侵入すると、遊技制御処理
が異常となり、適正な遊技を継続できない可能性があ
る。
【0004】そこで、本発明は、球発射機構より静電気
を除去することができるパチンコ機の除電装置を提供す
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にあっては、遊技
媒体である球を発射する球発射機構に静電気除去手段を
設けたことで、球発射機構で発生した静電気を適切に逃
がすことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は第1実施形態のパチンコ機
の球発射機構14を示す。図1において、球発射機構1
4としては機構ベース50に導電性合成樹脂製のソレノ
イドマウント51を球発射駆動の反力を吸収するバック
ラッシュ吸収機構52で取付け、ソレノイドマウント5
1に球発射駆動源として電磁ソレノイド70を搭載した
ものを例示する。
【0007】バックラッシュ吸収機構52は金属製のガ
イドレール53、ガイドレール53に装着されたゴム又
は軟質合成樹脂のような弾性を有する素材よりなる複数
のダンパー54、ポリアセタールのような合成樹脂製の
ロールガイド55、ロールガイド55に形成された溝5
5aに嵌め込まれた金属製のロールスライダ56、ロー
ルガイド55とソレノイドマウント51とに装着された
ゴム又は軟質合成樹脂のような弾性を有する素材よりな
るダンパー57を有し、電磁ソレノイド70による球発
射駆動に伴い、プランジャ77の軸方向と同方向に発生
する反力をダンパー54;57で吸収すると共に、ソレ
イドマウント51のガイドレール53を中心として機構
ベース50に対して図1の紙面表裏方向に回転しようと
するロール運動を、ロールガイド55とロールスライダ
56との嵌合で解消する。
【0008】ソレノイドマウント51の下部をプランジ
ャ77の移動方向と同方向に移動可能に挿入したガイド
レール53とソレノイドマウント51との嵌合部分には
ソレノイドマウント51に固定されたポリアセタールの
ような合成樹脂製のブッシュ58を配置し、ソレノイド
マウント51より外側に突出したガイドレール53の両
端部が機構ベース50に固定される。ダンパー54は両
端部にポリアセタールのような合成樹脂製の受部59を
固定し、一方の受部59がブッシュ58で受止められ、
他方の受部59がガイドレール53に固定された止輪6
0で受止められる。ロールガイド55は機構ベース50
に固定され、ロールスライダ56はソレノイドマウント
51に固定される。
【0009】電磁ソレノイド70は主ヨーク71と外副
ヨーク72及び内副ヨーク73よりなる鉄系金属製のヨ
ークの内部空間に耐熱合成樹脂製のボビン74に装着さ
れた励磁コイル75を格納し、ヨーク71〜73及びボ
ビン74にハンマー支持棒76とハンマー支持棒76を
同軸状に結合した鉄系金属製のプランジャ77とを挿入
し、ヨーク71〜73より外側に突出したハンマー支持
棒76にシリコンゴムのような材料よりなる緩衝部材7
8及びシリコンゴムのような材料よりなるハンマー79
を脱落防止及び交換可能に装着し、ヨーク71〜73よ
り外側に突出したプランジャ77に結合された金属製の
ばね止80に重ね合されたポリアセタールのような合成
樹脂製のばねシート81と主ヨーク71との間にコイル
スプリングのような金属製の復帰ばね82を配置し、復
帰ばね82のばね力により緩衝部材78を外副ヨーク7
2で受け止める一方、復帰ばね82の一端部を主ヨーク
71に接続し、復帰ばね82の他端部をばね止80に接
続する。このヨーク71〜73とプランジャ77とを相
互に復帰ばね82で接続したことにより導電性を取った
ことは新規な構造である。
【0010】ばねシート81よりヨーク71〜73の側
において、復帰ばね82で囲まれた内部に位置するプラ
ンジャ77にはゴム又は軟質合成樹脂製の衝撃吸収部材
83を固定し、主ヨーク71とプランジャ77との間に
は鉄系金属製のライナーガイド84と合成樹脂製のライ
ナー85を配置する。ライナーガイド84が主ヨーク7
1に取付られ、ライナー85がライナーガイド84に取
付けられる。内副ヨーク73とハンマー支持棒76との
間には鉄系金属製のライナーガイド86及び合成樹脂製
のライナー87を配置し、ライナーガイド86が内副ヨ
ーク73に取付られ、ライナー87がライナーガイド8
6に取付けられる。内副ヨーク73より外側に突出した
ゴム又は軟質合成樹脂製の止輪88がボビン74で受止
められ、外副ヨーク72が主ヨーク71に結合されるこ
とで内副ヨーク73を支持する。
【0011】前記構造において、励磁コイル75に図外
の球発射制御装置のような制御装置より球発射用の電力
が供給されると、ヨーク71〜73及びプランジャ77
を経由する閉磁路が形成され、プランジャ77が復帰ば
ね82を圧縮させつつ内副ヨーク73に急激に吸引さ
れ、この急激な吸引によるプランジャ77の前進によ
り、ハンマー79がそれの前に所定間隔を以って機構ベ
ース50に固定された金属製の球発射レール15上に置
かれた図外の球を打つように発射する。上記励磁コイル
75への電力の供給が遮断されると、閉磁路が消滅し、
復帰ばね82がプランジャ77を後退し、緩衝部材78
がヨーク71〜73に当り、ハンマー79が元の位置に
戻る。この電力供給と遮断との繰返しにより球発射機構
14は球発射動作を連続的に繰返す。
【0012】第1実施形態では、プランジャ77とライ
ナー85との接触部分、ハンマー支持棒76とライナー
87との接触部分、ガイドレール53とブッシュ58と
の接触部分、受部59とブッシュ58との接触部分、ロ
ールガイド55とロールスライダ56との接触部分、衝
撃吸収部材83とヨーク71〜73との接触部分、緩衝
部材78とヨーク71〜73との接触部分等、異種材質
たる2部材間の摺り合う部分が多数存在することから、
本出願人は係る2部材相互での接触後の分離や剥離及び
摩擦に起因して静電気が発生することを確認し、当該静
電気を除去するために、次のような第1〜第5実験を行
った。実験に際しては、ソレノイドマウント51として
電気的な絶縁材である通常の合成合成樹脂製のものを使
用した。
【0013】第1実験ではヨーク71〜73にアース線
Aを10kオームの抵抗器を介して接続し、ガイドレー
ル53にアース線Bを10kオームの抵抗器を介して接
続し、ロールスライダ56にアース線Cを10kオーム
の抵抗器を介して接続した。第2実験ではヨーク71〜
73にアース線Aを10kオームの抵抗器を介して接続
し、ガイドレール53にアース線Bを10kオームの抵
抗器を介して接続し、ロールスライダ56よりアース線
Cを外した。第3実験ではヨーク71〜73にアース線
Aを直接的に接続し、ガイドレール53にアース線Bを
直接的に接続した。第4実験ではヨーク71〜73のみ
にアース線Aを抵抗器を入れずに直接的に接続した。第
5実験ではガイドレール53のみにアース線Bを抵抗器
を入れずに直接的に接続した。
【0014】そして、第1〜第5実験において、球発射
機構14を球発射作動しながら、図外の球発射制御装置
の5ボルト制御電源を観測しオシロスコープのトリガー
電圧を6ボルトにして、静電気によるノイズが発生する
か否かを調べたところ、第1〜第4実験では当該ノイズ
の発生は無かったが、第5実験のみノイズの発生があっ
た。アース線A;Cにはソレノイドマウント51のバッ
クラッシュ吸収に悪影響を及ぼすことがないような可撓
性の有る電線を用いた。以上の実験によりプランジャ7
7とヨーク71〜73とを復帰ばね82で接続した状態
において、ヨーク71〜73を直接的或いは10kオー
ムの抵抗器を介して少なくとも接続すれば実用上問題は
生じないことが確認できた。従って、第1実施形態のよ
うに、ソレノイドマウント51を導電性合成樹脂製と
し、当該ソレノイドマウント51に可撓性のある電線よ
りなる図外のアース線を接続することによって、電磁ソ
レノイド70のヨーク71〜73及びロールスライダ5
6は導電性合成樹脂により決まる所定の抵抗値を示すソ
レノイドマウント51を介してアース線A;Cに相当す
るアース線に接続され、当該静電気を適切に除去するこ
とができる。
【0015】図2及び図3は第2実施形態であって、図
2は前記球発射機構14をフロントプレート10に搭載
しアース線A;Cの少なくとも一本をリアプレート4に
接続すると共にアース線Bを球発射レール15に接続
し、フロントプレート10に球発射レール15と枠支持
体21とを接続するための枠側接触体40を備えたパチ
ンコ機の遊技機枠体1を示し、図3は球発射レール15
と枠支持体21との接続構造の断面を示す。
【0016】図2を参照し、遊技機枠体1について説明
する。遊技機枠体1は額縁状の外枠2に前枠3及び前面
化粧体20をヒンジで前方横方向に片開き可能に取付け
る。前枠3は額縁状であって、裏側に前枠3の補強部材
として固定された金属製のリアプレート4との協同によ
り遊技盤収納部を形成する。リアプレート4は中央開口
部5の周りの左右縁部及び上縁部に盤ロック機構6;
7;8を備え、下縁部にフロントプレート10を備え、
更に、フロントプレート10よりも左側上方に位置する
部分に逃孔9を備える。フロントプレート10はスピー
カユニット11と掛止機構12とファール球樋13と球
発射機構14と球発射レール15とアウト球中継口16
及び枠側接触体40を備える。
【0017】枠側接触体40は図3にも示すようにステ
ンレスのような金属製よりなる帯体状であって、一端部
をステンレス製の球発射レール15の球道を確保するよ
うに球発射レール15の前側に接続しかつ金属製の止ね
じ41で球発射レール15に固定し、他端部をフロント
プレート10の前側に配置された枠支持体21に導電性
ゴムのような導電性を有する弾性体42を介して接続す
る。弾性体42は枠支持体21と枠側接触体40との間
に圧縮配置され、復元弾性により枠支持体21と枠側接
触体40とに弾性下で接続し、枠側接触体40を前枠3
に押付ける。前枠3は右縁部に施錠装置17を備え、上
皿装置24よりも下縁部に下皿装置18を備え、下皿装
置18の右側に球発射機構14の球発射強度を操作する
ハンドルグリップ19を備える。
【0018】前面化粧体20は前枠3を覆う前面意匠を
形成するものであって、枠支持体21と周辺飾り22と
パネル枠23及び上皿装置24を備える。枠支持体21
は金属製であって、前枠3の内周縁に図外の木ねじのよ
うな複数の止ねじで固定される。枠支持体21を前枠3
に固定する止ねじの内の少なくとも1本の金属よりなる
止ねじ25は前枠3を貫通してリアプレート4に接続し
締結される。周辺飾り22は前枠3の左右縁部と上縁部
及び枠支持体21を覆うように前枠3に固定される。パ
ネル枠23は周辺飾り22の内部で枠支持体21に図外
のヒンジで前横方向に片開き可能に取付けられた額縁状
であって、パネル枠23の内開口部を覆う透視性の有る
合成樹脂やガラス等のパネル26を備える。
【0019】上皿装置24はパネル枠23よりも下部に
配置される前側に突出する上方開放状の上皿球貯蔵室2
9を有するものであって、上皿取付基体であるボックス
プレート27と上皿前側意匠である皿部28とを備え
る。ボックスプレート27は枠支持体21に金属製のヒ
ンジ30で導電性を有する状態で前側に片開き可能に取
付けられた金属製であって、上皿球流入樋31と球排出
口32と金属製の上皿ロック機構33を備える。上皿球
流入樋31は前枠3の裏側に設けられた図外の球払出機
構から払出された球を上皿球貯蔵室29に排出し、球排
出口32は上皿球貯蔵室29から球を球発射機構14の
球発射レール15に導出する。
【0020】リアプレート4の裏側には交流を遊技機で
使用する直流に変換する電源装置90を備える。電源装
置90は交直変換部91及びアレスタやバリスタ等のサ
ージアブソーバ92並びにその他電気部品等を内蔵した
金属製のケースを金属製の止ねじ93でリアプレート4
に接触し固定される。電源装置90のケースにはアース
線95が金属製の止ねじ96で配線される。止ねじ96
は交直変換部91及びサージアブソーバ92並びにその
他電気部品を実装するプリント回路基板のような回路基
板のアース端子をケースに止めるねじを兼用する。電源
装置90の電源プラグ97は島トランスのようなAC2
4ボルトを出力する島側電源98に接続される。
【0021】次に、遊技機枠体1の内部に図外の遊技盤
を装着した状態において、店員が電源装置90の電源ス
イッチをオン操作すると、AC24ボルトの交流電源が
島側電源98より電源装置90に供給され、電源装置9
0の交直変換部91が島側電源98から受電した交流電
源を変換したDC24ボルトやDC12ボルト及びDC
5ボルトのような定電圧電源それぞれを配線により前枠
3の裏側や遊技盤の裏側に設けられた主制御装置、特別
図柄制御装置、表示灯制御装置、音制御装置、球払出制
御装置、球発射制御装置の機能別に分別構成された複数
の制御装置に出力する。そして、遊技者が上皿装置24
に球を入れ、ハンドルグリップ19を操作すると、球発
射機構14が上皿装置24より供給された球を発射す
る。この発射された打球は球発射レール15より遊技盤
の側に飛び出す。
【0022】第2実施形態の構造によれば、球発射機構
14のアース線A;Cの少なくとも一本をリアプレート
4に接続したことで、球発射機構14自体に発生した静
電気をリアプレート4に適切に逃がすことができる。
又、アース線Bを球発射レール15に接続し、導電性の
枠側接触体40や導電性の止ねじ41及び導電性の弾性
体42で導電性の球発射レール15と導電性の枠支持体
21とを接続し、枠支持体21を導電性の止ねじ25で
導電性のリアプレート4に接続したことにより、球発射
機構14のハンマー79との衝突や球発射レールとの摩
擦によって発射された球に帯電した静電気及びソレノイ
ドマウント51との摩擦によってガイドレール53に帯
電した静電気も球発射機構14から止ねじ41、枠側接
触体40、弾性体42、枠支持体21及び止ねじ25を
順に経由してリアプレート4に適切に逃がすことができ
る。
【0023】リアプレート4に帯電された静電気はリア
プレート4から大気に除々に自然に放電されるが、リア
プレート4の帯電量が絶縁破壊量を超えた場合、近くの
放電を受け易いものとの間で急激な気中放電が起って電
磁波が発生する。その電磁波の発生を抑えるためにリア
プレート4に帯電された静電気の量が所定値を越えた場
合、静電気はリアプレート4からサージアブソーバ92
及び電源プラグ97を経由して島側電源98に逃がされ
る。
【0024】第2実施形態の構造において、枠支持体2
1やパネル枠23及び枠側接触体40を合成樹脂や塗料
等の電気絶縁製表皮層で覆うことによって、遊技状態に
おいて遊技者や店員等の人体に不快な静電気の放電を起
こすことはない。この場合、枠側接触体40と止ねじ4
1との接触部分は電気的な伝達性を保持することは必要
である。
【0025】図4及び図5は第3実施形態であって、図
4は球発射レール15と掛止機構12との接続構造の正
面を示し、図5は枠側接触体43の周りの断面を示す。
図4において、枠側接触体43は球発射レール15と掛
止機構12とを接続する金属製よりなる帯体状であっ
て、一端部をステンレス製の球発射レール15の球道を
確保するように球発射レール15の前側に接続しかつ金
属製の止ねじ44で球発射レール15に固定し、他端部
を掛止機構12に固定部45で接続する。
【0026】図5において、固定部45はフロントプレ
ート10より突出した部分を掛止機構12の支点ベース
116に形成された貫通孔及び枠側接触体43に形成さ
れた貫通孔に挿入した後、枠側接触体43より前側に突
出した固定部45を熱により溶融しつつ押し潰したこと
で、枠側接触体43が支点ベース116に接続し固定さ
れる。固定部45は金属製の止ねじで代替しても良い。
掛止機構12では支点ベース116に形成されたレバー
軸117を操作レバー118に形成された軸受孔119
に挿入することにより、支点ベース116に操作レバー
118が回転可能に連結される。操作レバー118は環
状の掛止具120を回転可能に備える。掛止機構12を
構成する支点ベース116とレバー軸117と操作レバ
ー118及び掛止具120は金属製である。
【0027】そして、遊技機枠体1の内部に前記図外の
遊技盤に相当する遊技盤104を格納し、操作者が操作
レバー118を図5の仮想線示位置に停止し、掛止具1
20を図5の仮想線示位置より一点鎖線示位置に移動
し、掛止具120の自由端部を飾りベース105に近づ
けた状態において、操作レバー118を図5の仮想線示
位置から実線示位置に移動するように操作すると、操作
レバー118のレバー軸117を回転中心とする回転運
動により、掛止具120が下方に移動する。この掛止具
120の下方に移動する過程において、掛止具120の
自由端部が外バンド金具102のフック部103に上方
より下方へと係合した後にフック部103をフロントプ
レート10の側に引下げる。この掛止具120による掛
止機構12の引下げにより、遊技盤104とフロントプ
レート10とが互いに固定する。
【0028】又、外バンド101が導電性のバンド釘1
14、導電性の外バンド金具102、導電性の掛止機構
12、導電性の枠側接触体43、図4の導電性の球発射
レール15、図4の導電性の枠側接触体40、図3の導
電性の弾性体42、図4の導電性の枠支持体21及び図
2の導電性の止ねじ25を介して導電性のリアプレート
4に接続したことにより、外バンド101上の球に帯電
した静電気も外バンド101からバンド釘114、外バ
ンド金具102、掛止機構12、枠側接触体43、球発
射レール15、枠側接触体40、弾性体42、枠支持体
21及び止ねじ25を順に経由してリアプレート4に適
切に逃がすことができる。
【0029】図6は第4実施形態の球発射レール15と
掛止機構12との接続構造の正面を示す。第4実施形態
は図4の枠側接触体40に代えて枠側接触体46を掛止
機構12の側に設けて、外バンド101上の球に帯電し
た静電気及び球発射レール15上の球に帯電した静電気
をリアプレート4に適切に逃がすようにしたものであ
る。枠側接触体46は一端部を枠側接触体43の前側に
重ね合せて固定部45を押し潰したことで枠側接触体4
3に接続し、他端部を図3に示す弾性体42に相当する
図外の弾性体を介して枠支持体21に接続している。
【0030】図7〜図9は第5実施形態であって、図7
はフロントプレート10に搭載した球発射機構14に関
するアース線Aをリアプレート4に接続するための金属
製のコイルばね131を備えたパチンコ機の遊技機枠体
1を示し、図8はコイルばね131を示し、図9はコイ
ルばね131とボックスプレート27と電磁ソレノイド
70のヨーク71〜73との接続構造を示す。
【0031】図7において、コイルばね131の一端部
より延びた取付部132をボックスプレート27の裏面
に金属製の止ねじ133取付けている。図8において、
コイルばね131はコイル径が一端部より中央部側に行
くに従って細くなると共に最小径部より他端部側に行く
に従って徐々に大きくなる鼓型である。図9において、
ボックスプレート27が閉じられて図7の前枠3にロッ
クされると、コイルばね131の他端部がヨーク71〜
73に接触すると共にコイルばね131がボックスプレ
ート27とヨーク71〜73とで圧縮される。
【0032】よって、図7〜図9に示すように、球発射
機構14が球発射動作を行なっても、コイルばね131
が鼓型に形成されていることから、コイルばね131の
一端部がボックスプレート27に固定的に接触し、コイ
ルばね131の他端部がヨーク71〜73に固定的に接
触したまま電磁ソレノイド70の移動に追随して移動
し、コイルばね131の中間部が電磁ソレノイド70の
移動に追随して揺れ動くことにより、電磁ソレノイド7
0の球発射動作に悪影響を及ぼすことはなく、コイルば
ね131とボックスプレート27との接続不良を起すこ
と無く、コイルばね131とヨーク71〜73との接続
不良も起すこと無く、球発射機構14自体に発生した静
電気をヨーク71〜73からコイルばね131とボック
スプレート27とヒンジ30と枠支持体21及び止ねじ
25を経由してリアプレート4に適切に逃がすことがで
きる。
【0033】図10は第6実施形態に係る球発射機構1
4に関するアース線Bをリアプレート4に接続するため
のステンレスのような金属帯板状の接続板141を備え
た構造を示す。図10において、接続板141は球発射
機構14のガイドレール53と球発射レール15を接続
するのであって、一端部をガイドレール53の先端部に
接続しかつガイドレール53を機構ベース50に固定す
る金属製の止ねじ142でガイドレール53に固定し、
他端部を球発射レール15の球道を確保するように球発
射レール15の前側に接続しかつ金属製の止ねじ143
で球発射レール15に固定する。よって、球発射機構1
4の球発射動作により、ガイドレール53とブッシュ5
8との接触部分や受部59とブッシュ58との接触部分
に発生する静電気を球発射レール15から接続板40と
弾性体42と図7の枠支持体21及び止ねじ25を経由
してリアプレート4に適切に逃がすことができる。
【0034】各実施形態では導電性合成樹脂には、例え
ば、東洋インキ(株)社製のリオコンダクト(登録商
標)EMIのように熱可塑性合成樹脂にステンレス極細
繊維を分散させた材料、大日精化(株)社製のネオコン
のように合成樹脂にポリアセチレン・ポリピロール・ポ
リアニリン等の導電性ポリマー、銀・銅・ニッケル・ア
ルミニウム等の金属とカーボンブラックのような導電材
料を混練した材料、三菱瓦斯化学(株)社製のユーピロ
ン(登録商標)CFのようにポリカーボネート樹脂に炭
素繊維を充填した材料、東レ(株)社製のトレカ(登録
商標)ペレットのように熱可塑性樹脂に炭素繊維を分散
した材料、電気化学工業(株)社製のデンカエミコンの
ようにスチレン系樹脂に炭素繊維等の導電性充填剤を混
ぜた材料、等がある。
【0035】図1において、ブッシュ58、受部59、
緩衝部材78、ハンマー79、ばねシート81、衝撃吸
収部材83、ライナー85及びライナー87等の部品を
導電性合成樹脂で形成しても良い。ばねシート81を形
成する導電性合成樹脂としてはPOM(ポリアセター
ル)で形成すれば静電気除去の観点より最良である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の球発射機構を示す一部破断正
面図。
【図2】 第2実施形態の遊技機枠体を示す模式図。
【図3】 第2実施形態の接続構造を示す断面図。
【図4】 第3実施形態の接続構造を示す正面図。
【図5】 第3実施形態の接続構造を示す断面図。
【図6】 第4実施形態の接続構造を示す正面図。
【図7】 第5実施形態の遊技機枠体を示す模式図。
【図8】 第5実施形態のコイルばねを示す斜視図。
【図9】 第5実施形態の接続構造を示す平面図。
【図10】 第6実施形態の接続構造を示す斜視図。
【符号の説明】
A アース線 B アース線 C アース線 1 遊技機枠体 14 球発射機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 進 群馬県桐生市広沢町2丁目3014番地の8 株式会社平和内 (72)発明者 井上 雅士 群馬県桐生市広沢町2丁目3014番地の8 株式会社平和内 (72)発明者 小林 修一 群馬県桐生市広沢町2丁目3014番地の8 株式会社平和内 (72)発明者 伊藤 晋 群馬県桐生市広沢町2丁目3014番地の8 株式会社平和内 (72)発明者 腰塚 徳和 群馬県桐生市広沢町2丁目3014番地の8 株式会社平和内 (72)発明者 藤崎 修 群馬県桐生市広沢町2丁目3014番地の8 株式会社平和内 (72)発明者 田村 治久 群馬県桐生市広沢町2丁目3014番地の8 株式会社平和内 (72)発明者 磯村 明宏 群馬県桐生市広沢町2丁目3014番地の8 株式会社平和内 Fターム(参考) 2C088 BA39 BC63 EA08

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技媒体である球を発射する球発射機構
    に静電気除去手段を設けたことを特徴とするパチンコ機
    の除電装置。
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