JP2002218755A - ノイズ低減方法、電源ユニット、及び電子機器 - Google Patents

ノイズ低減方法、電源ユニット、及び電子機器

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JP2002218755A
JP2002218755A JP2001009126A JP2001009126A JP2002218755A JP 2002218755 A JP2002218755 A JP 2002218755A JP 2001009126 A JP2001009126 A JP 2001009126A JP 2001009126 A JP2001009126 A JP 2001009126A JP 2002218755 A JP2002218755 A JP 2002218755A
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gnd
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Masafumi Wataya
雅文 綿谷
Noriyuki Suzuki
範之 鈴木
Takuji Katsu
拓二 勝
Toru Nakayama
亨 中山
Sohei Tanaka
壮平 田中
Akira Kuronuma
明 黒沼
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価且つ簡易な構成にてベースバンド帯域に
おける放射ノイズを低減する。 【解決手段】 着脱可能に構成されており、入力された
AC電圧をスイッチング方式によってDC電圧に変換し
て出力する電源ユニットを有する電子機器において、電
源ユニットから発生される放射ノイズを低減させるため
に、電源ユニットのプリント基板101に、電子機器へ
DC電圧を供給するためのコネクタ106と、GND接
続用の端子117とを設け、このGND接続用の端子1
17を、電子機器の電気回路のGND端子と共に、電子
機器の機構部分を構成するメカシャーシなどに機械的に
結合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノイズ低減方法、
電源ユニット、及び電子機器に関し、特に、着脱可能に
構成されており、入力されたAC電圧をスイッチング方
式によってDC電圧に変換して出力する電源ユニットを
有する電子機器において、電源ユニットから発生される
放射ノイズを低減させる方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばワードプロセッサ、パーソナルコ
ンピュータ、ファクシミリ等に於ける情報出力装置とし
て、所望される文字や画像等の情報を用紙やフィルム等
シート状の記録媒体に記録を行うプリンタが広く使用さ
れている。
【0003】近年は特に、インターネットの普及と共
に、インクジェットプリンタ、レーザービームプリンタ
等により、記録を行う機会が増大している。記録の機会
が増えると共に、高画質化、高速記録、カラー記録、等
プリンタに対する要求も多様化し、様々な要求に対応す
る種々のプリンタを開発すべく、プリンタの開発サイク
ルも短期化しつつある。
【0004】このような開発サイクルの短期化に対処す
る方策として、特開平11−010984号公報には、
電源ユニットをプリンタ本体に着脱可能な構成とし、こ
の電源ユニットを共通に用いて要求に対応した製品を短
期間で提供することが提案されている。
【0005】一方では、プリンタに用いられる電源は軽
量かつ高効率である点から従来はスイッチング方式を採
用してきたが、この方式の電源は外部へのノイズ放射量
が大きいという欠点を有している。
【0006】上述の特開平11−010984号公報に
記載された電源ユニットに近似した構成としてACアダ
プターがあるが、特許第02970947号公報、特開
平4−255296号公報、特開平11−251780
号公報等には、ACアダプターを電磁的に遮蔽し、外部
へのノイズ漏洩量を抑制することが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】機器や電源から放射さ
れるノイズの周波数帯域は、数十MHz〜数GHzにま
で及び、各周波数帯域においては発生メカニズムが異な
り、必然的にその対応策も異なることが一般に知られて
いる。
【0008】大別すると、数百MHz以下(ベースバン
ド帯域)の放射ノイズは主としてGNDアースが弱い事
に起因し、ベースバンドノイズと呼ばれる。数百MHz
以上の放射ノイズは高調波エネルギーがノイズとして放
射されているものであり、高調波ノイズと呼ばれる。
【0009】これらに対する対策は、ベースバンドノイ
ズに対してはGNDラインの強化が有効とされ、高調波
ノイズに対しては電磁遮蔽、又はフェライトビーズなど
を用いた信号波に対する高調波抑制が有効とされてい
る。
【0010】上述したように、従来の着脱可能な構成の
電源ユニットは、放射ノイズを抑制する必要があるとい
う課題を持っており、これに対し電源ユニットと近似し
た構成を有するACアダプターにおいては、放射ノイズ
の抑制方法が提案されている。
【0011】しかしながら、上記のACアダプターにお
ける放射ノイズの抑制方法は、高調波ノイズに対しては
効果があるが、ベースバンドノイズに対しては有効では
ない。
【0012】このため、着脱可能な電源ユニットなどか
ら発生されるベースバンドノイズをコストをかけずに効
果的に低減させる方法が求められている。これは記録装
置に限らず、様々な装置においても同様である。
【0013】本発明は以上のような状況に鑑みてなされ
たものであり、着脱可能な構成の電源ユニットを有する
装置において、安価且つ簡易な構成にてベースバンド帯
域における放射ノイズを低減する方法、着脱可能であり
なおかつベースバンドノイズの少ない電源ユニット、及
びそのような電源ユニットを有する電子機器を提供する
ことを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のノイズ低減方法は、着脱可能に構成されてお
り、入力されたAC電圧をスイッチング方式によってD
C電圧に変換して出力する電源ユニットを有する電子機
器において、前記電源ユニットから発生される放射ノイ
ズを低減させるノイズ低減方法であって、前記電源ユニ
ットに、前記電子機器へDC電圧を供給するためのコネ
クタと、GND接続用の端子とを設け、前記GND接続
用の端子を、前記電子機器の電気回路のGND端子と共
に、前記電子機器の機構部分を構成する導電性部材に接
続することを特徴とする。
【0015】また、上記目的を達成する本発明の電源ユ
ニットは、着脱可能に構成されており、入力されたAC
電圧をスイッチング方式によってDC電圧に変換して出
力する電源ユニットであって、該電源ユニットが取り付
けられる電子機器へDC電圧を供給するためのコネクタ
と、前記電源ユニットの2次側のGNDに接続されたG
ND接続用の端子と、を備え、前記GND接続用の端子
が、前記電子機器の機構部分を構成する導電性部材に接
続可能に構成されていることを特徴とする。
【0016】更に、上記目的は上記の電源ユニットを有
する電子機器によっても達成される。
【0017】すなわち、本発明では、着脱可能に構成さ
れており、入力されたAC電圧をスイッチング方式によ
ってDC電圧に変換して出力する電源ユニットを有する
電子機器において、電源ユニットから発生される放射ノ
イズを低減させるために、電源ユニットに、電子機器へ
DC電圧を供給するためのコネクタと、GND接続用の
端子とを設け、このGND接続用の端子を、電子機器の
電気回路のGND端子と共に、電子機器の機構部分を構
成する導電性部材に接続する。
【0018】このようにすると、着脱可能に構成された
電源ユニットを有するプリンタなどの電子機器におい
て、簡単かつコストのかからない構成で、ベースバンド
帯域の放射ノイズを大幅に低減する事ができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して、本発明
の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0020】なお、以下の実施形態においては、着脱可
能な電源ユニットを有する装置としてインクジェットプ
リンタを例に挙げて説明する。また、各図面において同
じ部材には同じ参照番号を付している。
【0021】[第1の実施形態]図4は、本実施形態の
インクジェットプリンタの外観図であり、図示されたよ
うに、本実施形態のインクジェットプリンタ401は、
所望される文字や画像等の情報に応じてインクを吐出す
る記録ヘッドを装着すると共に、用紙等のシート状の記
録媒体の送り方向と交差する方向に往復走査しながら記
録を行なうシリアル記録方式のインクジェットプリンタ
である。
【0022】図5は、インクジェットプリンタ401の
外部カバーを外した状態であり、この図に基づいてプリ
ンタの機構に関する構造を簡単に説明する。
【0023】図中、501はメカシャーシであり、プリ
ンタ全体の強度を向上させるため強度のある板金により
構成されている。502は記録を行う為の記録ヘッドで
あり、図においては黒インク用とカラーインク(シア
ン、マゼンタ、イエロー)用の2種類の異なった記録ヘ
ッドがキャリッジ503に搭載されている。504はキ
ャリッジ503を左右に走査駆動する為のキャリッジモ
ータ、505は記録紙を積載するASF(オート・シー
ド・フィーダー)ユニット、506はASF505から
記録紙を1枚ずつ給紙するためのASFモータであり、
507は下ケースと称する外装部材でありモールド材に
て構成されている。
【0024】以上のような構成において、ASF505
に積載された記録紙がASFモータ506の駆動により
1枚ずつ記録部に給紙され、キャリッジモータ504に
よるキャリッジ504の図中左右方向への走査と、ライ
ン・フィードモータによる記録紙の搬送とが交互に行わ
れ、走査の間に記録画像に基づいて記録ヘッド502か
らインクが吐出されることにより記録紙上に画像が記録
される。
【0025】図6は、図5と同様に外部カバーを外した
状態でインクジェットプリンタ401を右側面から見た
図である。
【0026】図中、601は記録制御基板であり各種の
電気部品が実装されている。記録制御基板の詳細につい
ては後述する。本図面にて注目すべきところは、電源ユ
ニット301が、インクジェットプリンタ401と着脱
可能な構成となっている点であり、インクジェットプリ
ンタ401の底部より、矢印の方向に着脱可能な構成と
なっている。
【0027】尚、電源ユニット301のインクジェット
プリンタ401への機械的固定は不図示のビスによって
行うものとする。
【0028】図7は、インクジェットプリンタ401の
メカシャーシ501に記録制御基板601と電源ユニッ
ト301とが接続される様子を示した図である。
【0029】記録制御基板601は、707a、707
b、707c、707dの4本のビスによりメカシャー
シ501に機械的に固定されると同時に、そのGNDは
これらのビスを介してメカシャーシに強固に接続されて
いる。又、電源ユニット301のGND端子117は、
メカシャーシ501の一部である部位701とビスによ
り機械的かつ電気的に接続されている(図中、見やすく
するためにビスは省略している)。
【0030】また、703は記録制御基板601に配置
された電源入力用のコネクタであり、ワイヤーハーネス
702を介して、電源ユニット301の出力コネクタ1
16から電力の供給を受けるように接続されている。7
04は電源ユニット301のACインレットに接続され
るAC電源コード、705はホストコンピュータと記録
データや各種信号を通信するためのインタフェースコネ
クタであり、本図においてはUSB(ユニバーサル・シ
リアル・バス)インタフェースを例に示した。706は
記録用紙を搬送するLF(ライン・フィード)モータで
ある。
【0031】図8は、記録制御基板601の構成を示す
ブロック図であり、この図に基づいて本実施形態のイン
クジェットプリンタの制御構成を説明する。
【0032】図中801はインクジェットプリンタ40
1全体を制御するCPU(セントラル・プロセッシング
・ユニット)、802は記録データの受信制御や記録デ
ータの処理等を行うゲートアレー、803はCPU80
1を制御するプログラムコードを格納するROM(リー
ド・オンリー・メモリ)、804は受信データや記録ヘ
ッド502へ転送するデータを一時的に格納する為のR
AM(ランダム・アクセス・メモリ)、805はデータ
転送を行うため各構成部品間を接続するシステムバス、
806はユーザが各種操作を行ったりプリンタの状態を
表示するための操作部である。
【0033】記録時の動作を説明すると、ホスト機器か
らインクジェットプリンタ401にインターフェースコ
ネクタ705を介して記録信号が入力されると、ゲート
アレー802とCPU801との間で記録信号がプリン
ト用の記録データに変換される。そして、不図示のモー
タドライバによってCRモータ504、LFモータ70
6、ASFモータ506がそれぞれが駆動され、記録デ
ータに従って記録ヘッド502が駆動されて記録が行わ
れる。
【0034】ここでは、CPU801が実行する制御プ
ログラムをROM803に格納するものとしたが、EE
PROM等の消去/書き込みが可能な記憶媒体を更に追
加して、インクジェットプリンタ401に接続されたホ
ストコンピュータから制御プログラムを変更できるよう
に構成することもできる。
【0035】本図で注目すべき点は、電源ユニット30
1と記録制御基板601とのGND接続が、ワイヤーハ
ーネス702を介した出力コネクタ116と電源コネク
タ703との間だけでなく、メカシャーシ701/50
1とGND端子117との間も、ビスにより強固に接続
されている所にある。
【0036】以下、本実施形態の電源ユニットについて
より詳細に説明する。
【0037】図1は電源ユニットの全体構成を示す図で
あり、101は電源ユニットの各種部品が実装されるプ
リント基板、102はAC電源が入力されるACインレ
ット、103は交流電流を整流するダイオードブリッ
ジ、104は整流後の電流を平滑化する為の1次側電解
コンデンサ、105は所望の2次側電圧を得るための電
圧変換トランス、106は高速スイッチングトランジス
タ、107は出力電圧安定化用の制御回路ICである。
【0038】また、108は2次側の第1の出力電流の
整流ダイオード、109は平滑用コンデンサ、110は
安定化した直流電力を出力する為の三端子レギュレー
タ、111はノイズ除去用の電解コンデンサであり、1
12は第2の出力電流の整流ダイオード、113は平滑
コンデンサ、114及び115は第2の出力電圧を安定
化するためのフィードバック抵抗、116は2次側の出
力電力を取り出すための出力コネクタ、117は本発明
の特徴である、電源ユニットの2次側のGNDに接続さ
れ、メカシャーシに接続されるGND端子である。
【0039】このような構成により、本実施形態の電源
ユニットは、AC100VからCPUやROM、RAM
等の一般的なIC及びその周辺回路に供給される、例え
ば5Vの第1の電圧VLと、記録ヘッドへ供給される駆
動電圧である、例えば12Vの第2の電圧VHとを出力
コネクタ116から出力する。
【0040】図2はプリント基板101に部品が実装さ
れた様子を模式的に示す図であり、この図でも、出力コ
ネクタ116と独立してGND端子117が設けられて
いることが示されている。
【0041】また、図1の図において入力側が左、出力
側が右に示されているが、図2においては右上に入力に
関する部品、左下に出力に関する部品が配置されてい
る。
【0042】図3は部品が実装されたプリント基板10
1を電源ユニットの外装に納めた様子を示す図である。
【0043】301は電源基板を被う外装部品であり、
一般的に難燃性の高いモールド材により構成されてい
る。外装部品301に覆われていない部分は、出力コネ
クタ116、GND端子117、ACインレット102
である。
【0044】以上説明したような構成の本実施形態によ
れば、電源ユニットの電源出力部とは独立にGND端子
を設け、記録制御基板のGNDと電源ユニットのGND
端子とがネジによってインクジェットプリンタのメカシ
ャーシに結合されている事により、ベースバンド帯域の
放射ノイズを大幅に低減する事ができた。
【0045】具体的な例を挙げると、発明者の実測(発
振周波数:24MHz)に依れば、ベースバンド帯の特
定周波数にて3〜6dBの改善が確認された。(但し、
本数値はシャーシ・基板の構成、及び発振周波数、回路
構成に依存する。) [第2の実施形態]以下、本発明の第2の実施形態につ
いて説明する。なお、上記第1の実施形態と同様な部分
については説明を省略し、本実施形態の特徴的部分につ
いてのみ説明する。
【0046】図9は第2の実施形態の電源ユニットが、
プリント基板101に部品が実装された様子を図2と同
様に模式的に示す図である。図示されたように、本実施
形態では上記第1の実施形態のようにGND端子をプリ
ント基板101に直接接続せずに、GND端子901を
基板にはんだ付け等で接続された網線と丸端子とにより
構成し、この丸端子をメカシャーシ501とねじ止めす
る構成としたものである。
【0047】このような構成とすると、電源ユニットと
プリンタ本体のメカシャーシとのネジ止めがより容易に
行え、サービス性が向上する。
【0048】[第3の実施形態]以下、本発明の第3の
実施形態について説明する。なお、上記第1の実施形態
と同様な部分については説明を省略し、本実施形態の特
徴的部分についてのみ説明する。
【0049】図10は、第3の実施形態の電源ユニット
と、記録制御基板及びメカシャーシとの接続関係を図7
と同様に示した図である。図示されたように本実施形態
では、記録制御基板601と電源ユニット301はいず
れも、メカシャーシ501には直接接続されておらず、
記録制御基板601と電源ユニット301は共通の部材
1001にビスなどでネジ止めによって結合され、この
部材1001がメカシャーシに結合されるように構成さ
れている。すなわち、記録制御基板601と電源ユニッ
ト301とはメカシャーシ501に直接結合されておら
ず、共通の部材1001を介してメカシャーシ501に
間接的に結合されている。
【0050】このような構成とすると、プリンタの電気
回路を構成する記録制御基板と電源ユニットとがメカシ
ャーシから容易に分離されるので、電気回路部分のサー
ビス性が向上する。また、このような構成であっても上
記実施形態と同様な効果が得られた。
【0051】[その他の実施形態]以上説明した各実施
形態においては、インクジェットプリンタを例に挙げて
説明を行ったが、これ以外の方式のプリンタ、例えば、
トナーカートリッジを用いて画像を記録する電子写真方
式プリンタ、インクリボンテープを用いて記録を行う熱
転写方式プリンタ等においても実施可能であることは明
らかである。
【0052】また、上記の実施形態においてはGND端
子をねじ止めにより結合する構成であるが、GND端子
の金属部分とメカシャーシとを何らかの方法で機械的に
接触させて電気的に導通させる構成であれば、その方法
は問わない。
【0053】更に、上記実施形態においては、記録制御
基板と電源ユニットとを一体的にメカシャーシに接続す
る構成としたが、複数の部品に分離構成されたもの、即
ち、複数の金属部材を介して接続する場合であっても同
等の効果を得ることが可能である。
【0054】実施形態においては、電源ユニットは記録
装置外部より、底部方向に着脱可能な構成としたがこれ
に限ることなく、記録装置の外装部分の内部に組み込ん
で、着脱可能な構成であっても、本発明が適用可能な事
はいうまでも無い。
【0055】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、着脱
可能に構成された電源ユニットを有するプリンタなどの
電子機器において、簡単かつコストのかからない構成
で、ベースバンド帯域の放射ノイズを大幅に低減する事
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電源ユニットの第1実施形態の構
成を説明する図である。
【図2】図1の電源基板に部品が実装された状態を示す
図である。
【図3】図1の電源ユニットの外観を示す図である。
【図4】本発明の実施形態としてのインクジェットプリ
ンタの外観を示す図である。
【図5】図4のインクジェットプリンタのカバーを外し
た状態を示す図である。
【図6】図5の右側面図である。
【図7】メカシャーシと電気部品との接続を示す図であ
る。
【図8】記録制御基板の構成を示すブロック図である。
【図9】第2の実施形態に係る電源ユニットの電源基板
に部品が実装された状態を示す図である。
【図10】第3の実施形態のメカシャーシと電気部品と
の接続を示す図である。
【符号の説明】
101 電源基板、 116 出力コネクタ、 117 GND端子、 301 電源ユニット、 401 記録装置、 501、701 メカシャーシ、 601 記録制御基板 702 ワイヤハーネス 703 電源コネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 勝 拓二 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 中山 亨 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 田中 壮平 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 黒沼 明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C061 AQ05 CF11 CF12 CG03 CG12 CP09 5H730 AA02 AA03 AS01 BB21 BB51 CC01 EE07 EE43 EE59 EE73 FD01 ZZ04 ZZ05 ZZ09

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着脱可能に構成されており、入力された
    AC電圧をスイッチング方式によってDC電圧に変換し
    て出力する電源ユニットを有する電子機器において、前
    記電源ユニットから発生される放射ノイズを低減させる
    ノイズ低減方法であって、 前記電源ユニットに、前記電子機器へDC電圧を供給す
    るためのコネクタと、GND接続用の端子とを設け、 前記GND接続用の端子を、前記電子機器の電気回路の
    GND端子と共に、前記電子機器の機構部分を構成する
    導電性部材に接続することを特徴とするノイズ低減方
    法。
  2. 【請求項2】 前記導電性部材が、金属からなることを
    特徴とする請求項1に記載のノイズ低減方法。
  3. 【請求項3】 前記導電性部材が、前記電子機器のシャ
    ーシであることを特徴とする請求項2に記載のノイズ低
    減方法。
  4. 【請求項4】 前記導電性部材が、前記電子機器のシャ
    ーシに機械的に結合される部材であることを特徴とする
    請求項2に記載のノイズ低減方法。
  5. 【請求項5】 前記GND接続用の端子と、前記電子機
    器の電気回路のGND端子とを、前記導電性部材に機械
    的に結合することを特徴とする請求項1から3のいずれ
    か1項に記載のノイズ低減方法。
  6. 【請求項6】 前記機械的結合を、ネジ止めによって行
    うことを特徴とする請求項5項に記載のノイズ低減方
    法。
  7. 【請求項7】 前記GND接続用端子を、前記電源ユニ
    ットの2次側のGNDに接続することを特徴とする請求
    項1から6のいずれか1項に記載のノイズ低減方法。
  8. 【請求項8】 着脱可能に構成されており、入力された
    AC電圧をスイッチング方式によってDC電圧に変換し
    て出力する電源ユニットであって、 該電源ユニットが取り付けられる電子機器へDC電圧を
    供給するためのコネクタと、 前記電源ユニットの2次側のGNDに接続されたGND
    接続用の端子と、を備え、 前記GND接続用の端子が、前記電子機器の機構部分を
    構成する導電性部材に接続可能に構成されていることを
    特徴とする電源ユニット。
  9. 【請求項9】 前記導電性部材が、前記電子機器の金属
    シャーシであることを特徴とする請求項8に記載の電源
    ユニット。
  10. 【請求項10】 前記GND接続用の端子が、前記金属
    シャーシに機械的に結合されるように構成されているこ
    とを特徴とする請求項9に記載の電源ユニット。
  11. 【請求項11】 前記GND接続用の端子が、ネジ止め
    によって前記金属シャーシに機械的に結合されることを
    特徴とする請求項10に記載の電源ユニット。
  12. 【請求項12】 前記電源ユニットは、絶縁体にて覆わ
    れていることを特徴とする請求項8から11のいずれか
    1項に記載の電源ユニット。
  13. 【請求項13】 請求項8から12のいずれか1項に記
    載の電源ユニットを有する電子機器であって、 該電子機器の電気回路のGND端子が、前記GND接続
    用の端子と共に、前記電子機器の機構部分を構成する導
    電性部材に機械的に結合されるように構成されているこ
    とを特徴とする電子機器。
  14. 【請求項14】 記録ヘッドによって記録を行う記録装
    置であることを特徴とする請求項13に記載の電子機
    器。
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