JP2002218653A - 電気二重層キャパシタを適用した電力変換装置 - Google Patents

電気二重層キャパシタを適用した電力変換装置

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JP2002218653A
JP2002218653A JP2001009835A JP2001009835A JP2002218653A JP 2002218653 A JP2002218653 A JP 2002218653A JP 2001009835 A JP2001009835 A JP 2001009835A JP 2001009835 A JP2001009835 A JP 2001009835A JP 2002218653 A JP2002218653 A JP 2002218653A
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electric double
layer capacitor
double layer
chopper
converter
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Hideki Tanaka
秀樹 田中
Tomotsugu Ishizuka
智嗣 石塚
Noriko Kawakami
紀子 川上
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Toshiba IT and Control Systems Corp
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Toshiba Corp
Toshiba IT and Control Systems Corp
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/13Energy storage using capacitors

Abstract

(57)【要約】 【課題】蓄電装置のサイクル寿命を長くして信頼性の向
上を図ると共に、環境に負担の少ない材料を用いて環境
対策のコスト低減を図ること。 【解決手段】蓄電装置と交直変換装置とを備えて構成さ
れ、蓄電装置の充放電を行ない、当該蓄電エネルギーを
出し入れする電力変換装置において、蓄電装置として電
気二重層キャパシタ5を適用し、電気二重層キャパシタ
5と交直変換装置2との間に、電気二重層キャパシタ5
の充放電装置として二象限チョッパ(可逆チョッパ)4
を挿入し、二象限チョッパ(可逆チョッパ)4の高圧側
に、交直変換装置2の直流側を接続し、二象限チョッパ
(可逆チョッパ)4の低圧側に、電気二重層キャパシタ
5を接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓄電装置と交直変
換装置とを備えて構成され、蓄電装置の充放電を行な
い、当該蓄電エネルギーを出し入れする電力変換装置に
係り、特に蓄電装置として電気二重層キャパシタ(ED
LC:Electric Double Layer
Capacitor)を適用して、当該充放電エネルギ
ーにより、系統や電源からの受電電力の平準化および負
荷への安定な電力供給を実現できるようにした電気二重
層キャパシタを適用した電力変換装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来から用いられているこの種
の蓄電装置を適用した電力変換装置の構成例を示す回路
図である。
【0003】図9において、電力変換装置は、単相また
は三相の系統、電源または負荷1A,1B、単相または
三相の交直変換装置2A,2B、および蓄電装置3から
構成されている。
【0004】蓄電装置3は、交直変換装置2A,2Bの
直流側に接続され、さらに交直変換装置2A,2Bの交
流側は、それぞれ系統、電源または負荷1A,1Bに接
続されている。
【0005】かかる構成の電力変換装置は、一般的に、
無停電電源装置(UPS)に適用されている。
【0006】すなわち、定常時は、交直変換装置(順変
換装置)2Aと交直変換装置(逆変換装置)2Bを介し
て、系統または電源1Aから負荷1Bに電力を供給す
る。同時に、交直変換装置(順変換装置)2Aを介し
て、系統または電源1Aからの電力で蓄電装置3を充電
する。
【0007】また、停電時は、交直変換装置(逆変換装
置)2Bを介して、蓄電装置3から負荷1Bへ電力を供
給する。この時、交直変換装置(順変換装置)2Aの動
作は停止する。
【0008】以上のような動作により、停電時において
も、負荷1Bには安定した電力供給が行なわれる。
【0009】なお、この種の電力変換装置において、従
来から、蓄電装置としては、例えば鉛蓄電池やリチウム
イオン電池、あるいはナトリウム・イオウ電池(NaS
電池)等に代表される二次電池や、アルミ電解コンデン
サを多数接続したものが用いられてきている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の蓄電装置を適用した電力変換装置におい
ては、蓄電装置として、二次電池、もしくはアルミ電解
コンデンサ等を使用していることから、次のような点で
実用上の制約を受けている。
【0011】すなわち、第1に、従来の蓄電装置のリサ
イクル寿命には限界があり、蓄電装置を消耗品として扱
っている。
【0012】例えば、鉛蓄電池は、長期間に渡って充放
電を繰り返し行なわれると、200〜1000回程度の
充放電回数で、電極の劣化等によりその蓄電装置として
の能力が低下し、これに伴なって電力変換装置の効率お
よび機能の低下が発生する。
【0013】このため、電力変換装置の使用者は、大体
2〜3年程度の周期で蓄電装置を交換する必要がある。
【0014】また、第2に、蓄電装置として用いる二次
電池には、鉛、酸、硫黄、リチウム等の環境に有害な物
質が含まれていることから、保守、管理、および廃棄
に、高いコストがかかる。
【0015】例えば、使用者が蓄電装置を過負荷等の条
件で誤って使用したような場合には、蓄電装置が破損す
る可能性がある。そして、このような破損から環境破壊
等を引き起こさないように、十分な保守、管理を行なう
ことが必要となり、これに高いコストがかかる。
【0016】また、環境に有害な物質が含まれている
と、廃棄にも高いコストがかかる。
【0017】さらに、前述したように、大体2〜3年程
度の周期で蓄電装置を交換する必要があり、これがさら
にコストを引き上げることになる。
【0018】本発明の目的は、蓄電装置のサイクル寿命
を長くして信頼性の向上を図ると共に、環境に負担の少
ない材料を用いて環境対策のコスト低減を図ることが可
能な高効率で高機能な電気二重層キャパシタを適用した
電力変換装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、蓄電装置と交直変換装置とを備えて構成され、蓄
電装置の充放電を行ない、当該蓄電エネルギーを出し入
れする電力変換装置において、請求項1に対応する発明
では、蓄電装置として電気二重層キャパシタを適用し、
電気二重層キャパシタと交直変換装置との間に、電気二
重層キャパシタの充放電装置として二象限チョッパ(可
逆チョッパ)を挿入し、二象限チョッパ(可逆チョッ
パ)の高圧側に、交直変換装置の直流側を接続し、二象
限チョッパ(可逆チョッパ)の低圧側に、電気二重層キ
ャパシタを接続している。
【0020】従って、請求項1に対応する発明の電気二
重層キャパシタを適用した電力変換装置においては、蓄
電装置として電気二重層キャパシタを適用し、電気二重
層キャパシタの充放電装置として二象限チョッパ(可逆
チョッパ)を適用し、その二象限チョッパ(可逆チョッ
パ)の高圧側に交直変換装置の直流側を接続し、低圧側
に電気二重層キャパシタを接続することにより、電気二
重層キャパシタの特長を十分に引き出すことができ、高
効率で高機能な電気二重層キャパシタを適用した電力変
換装置を実現することができる。また、蓄電装置として
電気二重層キャパシタを適用することにより、長寿命で
環境に優しく、低コストの電気二重層キャパシタを適用
した電力変換装置を実現することができる。
【0021】また、請求項2に対応する発明では、蓄電
装置として電気二重層キャパシタを適用し、電気二重層
キャパシタと交直変換装置との間に、電気二重層キャパ
シタの充放電装置として二象限チョッパ(可逆チョッ
パ)を挿入し、二象限チョッパ(可逆チョッパ)の高圧
側に、電気二重層キャパシタを接続し、二象限チョッパ
(可逆チョッパ)の低圧側に、交直変換装置の直流側を
接続している。
【0022】従って、請求項2に対応する発明の電気二
重層キャパシタを適用した電力変換装置においては、蓄
電装置として電気二重層キャパシタを適用し、電気二重
層キャパシタの充放電装置として二象限チョッパ(可逆
チョッパ)を適用し、その二象限チョッパ(可逆チョッ
パ)の高圧側に電気二重層キャパシタを接続し、低圧側
に交直変換装置の直流側を接続することにより、電気二
重層キャパシタの特長を十分に引き出すことができ、高
効率で高機能な電気二重層キャパシタを適用した電力変
換装置を実現することができる。また、蓄電装置として
電気二重層キャパシタを適用することにより、長寿命で
環境に優しく、低コストの電気二重層キャパシタを適用
した電力変換装置を実現することができる。
【0023】さらに、請求項3に対応する発明では、蓄
電装置として電気二重層キャパシタを適用し、電気二重
層キャパシタと交直変換装置との間に、電気二重層キャ
パシタの充放電装置として二象限チョッパ(可逆チョッ
パ)を挿入し、交直変換装置として1端子の単相または
三相の交直変換装置を適用している。
【0024】従って、請求項3に対応する発明の電気二
重層キャパシタを適用した電力変換装置においては、蓄
電装置として電気二重層キャパシタを適用し、電気二重
層キャパシタの充放電装置として二象限チョッパ(可逆
チョッパ)を適用し、交直変換装置として1端子の単相
または三相の交直変換装置を適用することにより、系統
または電源からの受電電力を平準化することが可能とな
り、系統または電源の効率的運用を行なうことができ
る。
【0025】さらにまた、請求項4に対応する発明で
は、蓄電装置として電気二重層キャパシタを適用し、電
気二重層キャパシタと交直変換装置との間に、電気二重
層キャパシタの充放電装置として二象限チョッパ(可逆
チョッパ)を挿入し、交直変換装置として多端子の単相
または三相の交直変換装置を適用している。
【0026】従って、請求項4に対応する発明の電気二
重層キャパシタを適用した電力変換装置においては、蓄
電装置として電気二重層キャパシタを適用し、電気二重
層キャパシタの充放電装置として二象限チョッパ(可逆
チョッパ)を適用し、交直変換装置として多端子の単相
または三相の交直変換装置を適用することにより、上記
請求項5に対応する発明の場合の負荷平準化の機能を併
せて奏することもできる。
【0027】一方、請求項5に対応する発明では、電気
二重層キャパシタと順変換装置との間に、電気二重層キ
ャパシタの充電装置として降圧チョッパを挿入し、電気
二重層キャパシタと逆変換装置との間に、電気二重層キ
ャパシタの放電装置として昇圧チョッパを挿入し、降圧
チョッパの高圧側に、順変換装置の直流側を接続し、降
圧チョッパの低圧側に、電気二重層キャパシタを接続
し、昇圧チョッパの低圧側に、電気二重層キャパシタを
接続し、昇圧チョッパの高圧側に、逆変換装置の直流側
を接続している。
【0028】従って、請求項5に対応する発明の電気二
重層キャパシタを適用した電力変換装置においては、蓄
電装置として電気二重層キャパシタを適用し、電気二重
層キャパシタの充電装置として降圧チョッパを適用し、
放電装置として昇圧チョッパを適用し、降圧チョッパの
高圧側に順変換装置の直流側を接続し、低圧側に電気二
重層キャパシタを接続し、昇圧チョッパの低圧側に電気
二重層キャパシタを接続し、高圧側に逆変換装置の直流
側を接続することにより、電気二重層キャパシタの特長
を十分に引き出すことができ、高効率で高機能な電気二
重層キャパシタを適用した電力変換装置を実現すること
ができる。また、蓄電装置として電気二重層キャパシタ
を適用することにより、長寿命で環境に優しく、低コス
トの電気二重層キャパシタを適用した電力変換装置を実
現することができる。
【0029】また、請求項6に対応する発明では、電気
二重層キャパシタと順変換装置との間に、電気二重層キ
ャパシタの充電装置として昇圧チョッパを挿入し、電気
二重層キャパシタと逆変換装置との間に、電気二重層キ
ャパシタの放電装置として降圧チョッパを挿入し、昇圧
チョッパの低圧側に、順変換装置の直流側を接続し、昇
圧チョッパの高圧側に、電気二重層キャパシタを接続
し、降圧チョッパの高圧側に、電気二重層キャパシタを
接続し、降圧チョッパの低圧側に、逆変換装置の直流側
を接続している。
【0030】従って、請求項6に対応する発明の電気二
重層キャパシタを適用した電力変換装置においては、蓄
電装置として電気二重層キャパシタを適用し、電気二重
層キャパシタの充電装置として昇圧チョッパを適用し、
放電装置として降圧チョッパを適用し、昇圧チョッパの
低圧側に順変換装置の直流側を接続し、高圧側に電気二
重層キャパシタを接続し、降圧チョッパの高圧側に電気
二重層キャパシタを接続し、低圧側に逆変換装置の直流
側を接続することにより、電気二重層キャパシタの特長
を十分に引き出すことができ、高効率で高機能な電気二
重層キャパシタを適用した電力変換装置を実現すること
ができる。また、蓄電装置として電気二重層キャパシタ
を適用することにより、長寿命で環境に優しく、低コス
トの電気二重層キャパシタを適用した電力変換装置を実
現することができる。
【0031】一方、請求項7に対応する発明では、上記
請求項1乃至請求項6のいずれか1項に対応する発明の
電気二重層キャパシタを適用した電力変換装置におい
て、電気二重層キャパシタの充放電を行なわない場合
に、二象限チョッパ(可逆チョッパ)、降圧チョッパお
よび昇圧チョッパのスイッチングを停止するようにして
いる。
【0032】従って、請求項7に対応する発明の電気二
重層キャパシタを適用した電力変換装置においては、二
象限チョッパ(可逆チョッパ)、降圧チョッパおよび昇
圧チョッパのスイッチングデバイスのスイッチングを必
要の無い時は停止することにより、二象限チョッパ(可
逆チョッパ)、降圧チョッパおよび昇圧チョッパで発生
する損失を低減することができると共に、電気二重層キ
ャパシタに不必要なリプル電流が流れ込まなくなるた
め、電気二重層キャパシタの寿命を延ばすことができ
る。
【0033】また、請求項8に対応する発明では、上記
請求項1乃至請求項6のいずれか1項に対応する発明の
電気二重層キャパシタを適用した電力変換装置におい
て、二象限チョッパ(可逆チョッパ)、降圧チョッパお
よび昇圧チョッパと電気二重層キャパシタとを接続する
際に、電気二重層キャパシタと直列に、リプル電圧吸収
用のリアクトルまたは抵抗を接続し、電気二重層キャパ
シタとリプル電圧吸収用リアクトルまたは抵抗との直列
回路と並列に、リップル電流吸収用のコンデンサを接続
している。
【0034】従って、請求項8に対応する発明の電気二
重層キャパシタを適用した電力変換装置においては、二
象限チョッパ(可逆チョッパ)、降圧チョッパおよび昇
圧チョッパと電気二重層キャパシタを接続する際に、電
気二重層キャパシタと直列にリプル電圧吸収用のリアク
トルまたは抵抗を接続し、電気二重層キャパシタとリプ
ル電圧吸収用リアクトルまたは抵抗の直列回路と並列に
リップル電流吸収用のコンデンサを接続することによ
り、二象限チョッパ(可逆チョッパ)、降圧チョッパお
よび昇圧チョッパのリプル電流が電気二重層キャパシタ
に流れ込むのを抑制することができる。
【0035】さらに、請求項9に対応する発明では、蓄
電装置として電気二重層キャパシタを適用し、交直変換
装置の直流側に、電気二重層キャパシタとリプル電圧吸
収用のリアクトルまたは抵抗との直列回路を挿入し、電
気二重層キャパシタとリプル電圧吸収用リアクトルまた
は抵抗との直列回路と並列に、リプル電流吸収用コンデ
ンサを挿入している。
【0036】従って、請求項9に対応する発明の電気二
重層キャパシタを適用した電力変換装置においては、蓄
電装置として電気二重層キャパシタを適用し、交直変換
装置の直流側に、電気二重層キャパシタとリプル電圧吸
収用のリアクトルまたは抵抗とを直列接続した回路と、
リプル電流吸収用コンデンサとを挿入することにより、
交直変換装置のリップル電流が電気二重層キャパシタに
流れ込むのを抑制することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】本発明では、蓄電装置と交直変換
装置とを備えて構成され、蓄電装置の充放電を行ない、
当該蓄電エネルギーを出し入れする電力変換装置におい
て、蓄電装置として電気二重層キャパシタを適用するも
のである。
【0038】電気二重層キャパシタは、大電流による高
速充放電が可能で、充放電の効率が高く、しかもサイク
ル寿命が長いことから、これを適用した電力変換装置も
効率および機能の向上を実現することができる。
【0039】さらに、電気二重層キャパシタは、環境汚
染物質を用いない構成で、かつサイクル寿命が長いこと
から、環境に優しい蓄電装置および電力変換装置を実現
することができる。
【0040】ここで、電気二重層キャパシタの特長を十
分に生かして使用するためには、これまで蓄電装置とし
て用いられてきた、二次電池や電解コンデンサとは違っ
た充放電装置や付加回路等が必要となり、本発明では、
電気二重層キャパシタの充放電装置とその制御方法およ
び電気二重層キャパシタの付加回路を提供するものであ
る。
【0041】以下、上記のような考え方に基づく本発明
の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明す
る。
【0042】(第1の実施の形態)図1は、本実施の形
態による電気二重層キャパシタを適用した電力変換装置
の構成例を示す回路図である。
【0043】すなわち、本実施の形態による電力変換装
置は、図1に示すように、蓄電装置として電気二重層キ
ャパシタ5を適用し、また当該電気二重層キャパシタ5
の充放電装置として二象限チョッパ(可逆チョッパ)4
を適用している。
【0044】二象限チョッパ4は、スイッチングデバイ
ス41,42と、ダイオード43,44と、電流を平滑
化するリアクトル45とから成っている。
【0045】スイッチングデバイス41は陽極側に接続
し、スイッチングデバイス42は陰極側に接続し、上記
2つのスイッチングデバイス41,42の接続点にリア
クトル45を接続している。
【0046】ダイオード43はスイッチングデバイス4
1に逆並列に接続し、同時にダイオード44はスイッチ
ングデバイス42に逆並列に接続している。
【0047】上記二象限チョッパ4の高圧側に交直変換
装置2の直流側を接続し、二象限チョッパ4の低圧側に
電気二重層キャパシタ5を接続している。
【0048】なお、図1に示したスイッチングデバイス
41,42のシンボルはIGBTであるが、これはIG
BTに限定されるものではなく、IGBTやGTO等の
自己消弧型スイッチングデバイスを示す。これは、以後
の説明についても同様である。
【0049】次に、以上のように構成した本実施の形態
による電気二重層キャパシタを適用した電力変換装置に
おいては、交直変換装置2の直流電圧に依存せず、電気
二重層キャパシタ5を理論的には0Vまで放電すること
ができ、電気二重層キャパシタ5に充電されたエネルギ
ーを100%利用することができる。
【0050】また、電気二重層キャパシタ5と電流平滑
用のリアクトル45とを直列に接続していることによ
り、電気二重層キャパシタ5の充放電電流がリプル成分
の少ない直流的な電流となり、電気二重層キャパシタ5
にとって理想的な充放電を行なうことができる。
【0051】さらに、二象限チョッパ(可逆チョッパ)
4の低圧側出力電流、すなわちリアクトル45の電流を
制御することにより、等価的に電気二重層キャパシタ5
を電流限で充放電していることとなり、充放電の制御を
容易に行なうことができるという特長も併せて得ること
ができる。
【0052】上述したように、本実施の形態による電気
二重層キャパシタを適用した電力変換装置では、電気二
重層キャパシタ5の特長を十分に引き出すことができ、
高効率で高機能な電気二重層キャパシタを適用した電力
変換装置を実現することが可能となる。
【0053】また、蓄電装置として電気二重層キャパシ
タ5を適用しているので、長寿命で環境に優しく、低コ
ストの電気二重層キャパシタを適用した電力変換装置を
実現することが可能となる。
【0054】(第2の実施の形態)図2は、本実施の形
態による電気二重層キャパシタを適用した電力変換装置
の構成例を示す回路図であり、図1と同一部分には同一
符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分に
ついてのみ述べる。
【0055】すなわち、本実施の形態による電力変換装
置は、図2に示すように、前記二象限チョッパ(可逆チ
ョッパ)4の高圧側に電気二重層キャパシタ5を接続
し、前記二象限チョッパ(可逆チョッパ)4の低圧側に
交直変換装置2の直流側を接続している。
【0056】すなわち、二象限チョッパ(可逆チョッ
パ)4に対して、交直変換装置2と電気二重層キャパシ
タ5の接続位置を、前記第1の実施の形態の場合と逆に
している。
【0057】次に、以上のように構成した本実施の形態
による電気二重層キャパシタを適用した電力変換装置に
おいては、前記第1の実施の形態の場合と同様に、交直変
換装置2の直流電圧に依存せず、電気二重層キャパシタ
5を理論的には0Vまで放電することができ、電気二重
層キャパシタ5に充電されたエネルギーを100%利用
することができる。
【0058】また、電気二重層キャパシタ5と電流平滑
用のリアクトル45とを直列に接続していることによ
り、電気二重層キャパシタ5の充放電電流がリプル成分
の少ない直流的な電流となり、電気二重層キャパシタ5
にとって理想的な充放電を行なうことができる。
【0059】さらに、二象限チョッパ(可逆チョッパ)
4の低圧側出力電流、すなわちリアクトル45の電流を
制御することにより、等価的に電気二重層キャパシタ5
を電流限で充放電していることとなり、充放電の制御を
容易に行なうことができるという特長を併せて得ること
ができる。
【0060】特に、本実施の形態の電力変換装置は、交直
変換装置2の直流電圧が電気二重層キャパシタ5の電圧
よりも低い場合に、有効に適用することができる。
【0061】上述したように、本実施の形態による電気
二重層キャパシタを適用した電力変換装置では、電気二
重層キャパシタ5の特長を十分に引き出すことができ、
高効率で高機能な電気二重層キャパシタを適用した電力
変換装置を実現することが可能となる。
【0062】また、蓄電装置として電気二重層キャパシ
タ5を適用しているので、長寿命で環境に優しく、低コ
ストの電気二重層キャパシタを適用した電力変換装置を
実現することが可能となる。
【0063】(第3の実施の形態)図3は、本実施の形
態による電気二重層キャパシタを適用した電力変換装置
の構成例を示す回路図であり、図1および図2と同一部
分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異
なる部分についてのみ述べる。
【0064】すなわち、本実施の形態による電力変換装
置は、図3に示すように、前記第1および第2の実施の
形態における二象限チョッパ(可逆チョッパ)4に、単
相または三相の交直変換装置2Aと電気二重層キャパシ
タ5とを接続している。
【0065】さらに、単相または三相の交直変換装置2
Aの交流側は、単相または三相の系統、電源または負荷
1Aに接続している。
【0066】なお、本実施の形態では、単相または三相
の交直変換装置は、1端子のみとしている。
【0067】また、図3の単相または三相の交直変換装
置2Aのシンボルは、IGBTを適用した電圧型三相交
直変換装置を示しているが、これはIGBTを適用した
三相電圧型交直変換装置に限定されるものではなく、単
相または三相の交直変換装置を示す。これは、以後の説
明においても同様である。
【0068】次に、以上のように構成した本実施の形態
による電気二重層キャパシタを適用した電力変換装置に
おいては、例えば系統または電源からの受電電力を平準
化するようなシステムに適している。
【0069】すなわち、系統または電源1Aに、負荷と
前述の電力変換装置が接続されており、負荷が軽い場合
には、交直変換装置2Aと二象限チョッパ(可逆チョッ
パ)4を介して電気二重層キャパシタ5を充電し、逆に
負荷が重くなった場合には、二象限チョッパ(可逆チョ
ッパ)4と交直変換装置2Aを介して電気二重層キャパ
シタ5を放電する。
【0070】以上の動作により、系統または電源1Aか
らの受電電力が平準化され、系統または電源1Aの効率
的運用を行なうことができる。
【0071】特に、電気二重層キャパシタ5の場合、バ
ンク構成(静電容量、定格電流等)を適切に選定するこ
とにより、数秒から1日周期の負荷変動を平準化するこ
とができる。
【0072】上述したように、本実施の形態による電気
二重層キャパシタを適用した電力変換装置では、系統ま
たは電源1Aからの受電電力を平準化することができ、
系統または電源1Aの効率的運用を行なうことが可能と
なる。 (第4の実施の形態)図4は、本実施の形態による電気
二重層キャパシタを適用した電力変換装置の構成例を示
す回路図であり、図1および図2と同一部分には同一符
号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分につ
いてのみ述べる。
【0073】すなわち、本実施の形態による電力変換装
置は、図4に示すように、前記第1および第2の実施の
形態における二象限チョッパ(可逆チョッパ)4に、単
相または三相の交直変換装置2A〜2Cと電気二重層キ
ャパシタ5とを接続している。
【0074】さらに、単相または三相の交直変換装置2
A〜2Cの交流側は、それぞれ単相または三相の系統、
電源または負荷1A〜1Cに接続している。
【0075】本実施の形態では、単相または三相の交直
変換装置は、多端子としている。
【0076】また、図4では、単相または三相の交直変
換装置を3台示しているが、これは3台に限定されるも
のではなく、何台であっても構わない。
【0077】次に、以上のように構成した本実施の形態
による電気二重層キャパシタを適用した電力変換装置に
おいては、例えば停電補償を必要とするようなシステム
に適している。
【0078】すなわち、交直変換装置2Aを系統または
電源1Aに接続し、交直変換装置2Bを負荷1Bに接続
した場合、定常時は、交直変換装置2Aおよび2Bを介
して系統または電源1Aから負荷1Bへ電力を供給す
る。
【0079】同時に、交直変換装置2Aおよび二象限チ
ョッパ(可逆チョッパ)4を介して電気二重層キャパシ
タ5を充電しておく。
【0080】また、停電時は、二象限チョッパ(可逆チ
ョッパ)4および交直変換装置2Bを介して電気二重層
キャパシタ5から負荷1Bに電力を供給する。
【0081】この時、交直変換装置2Aは、動作を停止
しておく。
【0082】以上の動作により、系統または電源1Aに
接続した交直変換装置2Aおよび2Bを介して、前記第
3の実施の形態で説明した負荷平準化の機能を併せて得
ることもできる。
【0083】上述したように、本実施の形態による電気
二重層キャパシタを適用した電力変換装置では、前記第
3の実施の形態で説明した負荷平準化の機能を併せて得
ることも可能となる。
【0084】(第5の実施の形態)図5は、本実施の形
態による電気二重層キャパシタを適用した電力変換装置
の構成例を示す回路図であり、図1乃至図4と同一要素
には同一符号を付して示している。すなわち、本実施の
形態による電力変換装置は、図5に示すように、蓄電装
置として電気二重層キャパシタ5を適用し、また当該電
気二重層キャパシタ5の充電装置として降圧チョッパ6
を適用し、さらに当該電気二重層キャパシタ5の放電装
置として昇圧チョッパ7を適用している。
【0085】降圧チョッパ6は、スイッチングデバイス
61と、ダイオード62と、電流を平滑化するリアクト
ル63とから成っている。
【0086】また、昇圧チョッパ7は、スイッチングデ
バイス71と、ダイオード72と、電流を平滑化するリ
アクトル73とから成っている。
【0087】降圧チョッパ6の高圧側には、一方の単相
または三相の交直変換装置(順変換装置)2Aの直流側
を接続し、一方の単相または三相の交直変換装置(順変
換装置)2Aの交流側には、単相または三相の系統、電
源または負荷1Aを接続している。
【0088】昇圧チョッパ7の高圧側には、他方の単相
または三相の交直変換装置(逆変換装置)2Bの直流側
を接続し、他方の単相または三相の交直変換装置(逆変
換装置)2Bの交流側には、単相または三相の系統、電
源または負荷1Bを接続している。
【0089】次に、以上のように構成した本実施の形態
による電気二重層キャパシタを適用した電力変換装置に
おいては、交直変換装置2Aおよび2Bの直流電圧に依
存せず、電気二重層キャパシタ5を理論的には0Vまで
放電することができ、電気二重層キャパシタ5に充電さ
れたエネルギーを100%利用することができる。
【0090】また、電気二重層キャパシタ5と電流平滑
用のリアクトル63および73とを直列に接続している
ことにより、電気二重層キャパシタ5の充放電電流がリ
プル成分の少ない直流的な電流となり、電気二重層キャ
パシタ5にとって理想的な充放電を行なうことができ
る。
【0091】さらに、降圧チョッパ6および昇圧チョッ
パ7の低圧側出力電流、すなわちリアクトル63および
73の電流を制御することにより、等価的に電気二重層
キャパシタ5を電流限で充放電していることとなり、充
放電の制御を容易に行なうことができるという特長も併
せて得ることができる。
【0092】なお、本実施の形態の場合、電力は、単相
または三相の系統、電源または負荷1Aから1Bへの一
方向にしか流れない。
【0093】上述したように、本実施の形態による電気
二重層キャパシタを適用した電力変換装置では、電気二
重層キャパシタ5の特長を十分に引き出すことができ、
高効率で高機能な電気二重層キャパシタを適用した電力
変換装置を実現することが可能となる。
【0094】また、蓄電装置として電気二重層キャパシ
タ5を適用しているので、長寿命で環境に優しく、低コ
ストの電気二重層キャパシタを適用した電力変換装置を
実現することが可能となる。
【0095】(第6の実施の形態)図6は、本実施の形
態による電気二重層キャパシタを適用した電力変換装置
の構成例を示す回路図であり、図5と同一部分には同一
符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分に
ついてのみ述べる。
【0096】すなわち、本実施の形態による電力変換装
置は、図6に示すように、蓄電装置として電気二重層キ
ャパシタ5を適用し、また当該電気二重層キャパシタ5
の充電装置として昇圧チョッパ7を適用し、さらに当該
電気二重層キャパシタ5の放電装置として降圧チョッパ
6を適用している。
【0097】降圧チョッパ6および昇圧チョッパ7の構
成については、前記第5の実施の形態の場合と同様であ
るで、ここではその説明を省略する。
【0098】昇圧チョッパ7の低圧側には、一方の単相
または三相の交直変換装置(順変換装置)2Aの直流側
を接続し、一方の単相または三相の交直変換装置(順変
換装置)2Aの交流側には、単相または三相の系統、電
源または負荷1Aを接続している。
【0099】降圧チョッパ6の低圧側には、他方の単相
または三相の交直変換装置(逆変換装置)2Bの直流側
を接続し、他方の単相または三相の交直変換装置(逆変
換装置)2Bの交流側には、単相または三相の系統、電
源または負荷1Bを接続している。
【0100】次に、以上のように構成した本実施の形態
による電気二重層キャパシタを適用した電力変換装置に
おいては、前記第5の実施の形態の場合と同様に、交直変
換装置2Aおよび2Bの直流電圧に依存せず、電気二重
層キャパシタ5を理論的には0Vまで放電することがで
き、電気二重層キャパシタ5に充電されたエネルギーを
100%利用することができる。
【0101】また、電気二重層キャパシタ5と電流平滑
用のリアクトル63および73とを直列に接続している
ことにより、電気二重層キャパシタ5の充放電電流がリ
プル成分の少ない直流的な電流となり、電気二重層キャ
パシタ5にとって理想的な充放電を行なうことができ
る。
【0102】さらに、降圧チョッパ6および昇圧チョッ
パ7の低圧側出力電流、すなわちリアクトル63および
73の電流を制御することにより、等価的に電気二重層
キャパシタ5を電流限で充放電していることとなり、充
放電の制御を容易に行なうことができるという特長も併
せて得ることができる。
【0103】なお、本実施の形態の場合、電力は、単相
または三相の系統、電源または負荷1Aから1Bへの一
方向にしか流れない。
【0104】特に、本実施の形態の電力変換装置は、交直
変換装置2Aおよび2Bの直流電圧が電気二重層キャパ
シタ5の電圧よりも低い場合に、有効に適用することが
できる。
【0105】上述したように、本実施の形態による電気
二重層キャパシタを適用した電力変換装置では、電気二
重層キャパシタ5の特長を十分に引き出すことができ、
高効率で高機能な電気二重層キャパシタを適用した電力
変換装置を実現することが可能となる。
【0106】また、蓄電装置として電気二重層キャパシ
タ5を適用しているので、長寿命で環境に優しく、低コ
ストの電気二重層キャパシタを適用した電力変換装置を
実現することが可能となる。
【0107】(第7の実施の形態)本実施の形態による
電力変換装置は、前記第1乃至第6のいずれかの実施の
形態において、電気二重層キャパシタ5の充放電を行な
わない場合に、前記第1乃至第4の実施の形態で適用し
た二象限チョッパ(可逆チョッパ)4、前記第5および
第6の実施の形態で適用した降圧チョッパ6および昇圧
チョッパ7のスイッチングデバイスのスイッチングを停
止するようにしている。
【0108】ここで、二象限チョッパ(可逆チョッパ)
4のスイッチングデバイスは41,42、降圧チョッパ
6のスイッチングデバイスは61、昇圧チョッパ7のス
イッチングデバイスは71で示している。
【0109】次に、以上のように構成した本実施の形態
による電気二重層キャパシタを適用した電力変換装置に
おいては、それぞれのチョッパを動作させる必要が無い
時に、二象限チョッパ(可逆チョッパ)4、降圧チョッ
パ6および昇圧チョッパ7のスイッチングデバイスのス
イッチングを停止することにより、チョッパで発生する
損失を低減することができると共に、電気二重層キャパ
シタ5に不必要なリプル電流が流れ込まなくなるため、
電気二重層キャパシタ5の寿命を延ばすことができる。
【0110】一例として、前記図1に示した第1の実施
の形態の電力変換装置の場合で説明する。
【0111】電気二重層キャパシタ5が、満充電になっ
ている場合、または充放電の必要が無い場合には、スイ
ッチングデバイス41,42のスイッチングを停止す
る。
【0112】すなわち、スイッチングデバイス41,4
2のオフを継続する。
【0113】この時、ダイオード43,44には逆電圧
が印加されているため、電流は流れない。従って、電気
二重層キャパシタ5にも電流は流れない。
【0114】電気二重層キャパシタ5の充放電が必要が
ない時にも、スイッチングデバイス41,42のスイッ
チングを継続し、リアクトル45に流れる電流の平均値
をゼロにするように制御することにより、長い時間の平
均を考慮すれば、電気二重層キャパシタ5の充放電は行
なわれていないように見えるが、スイッチング周期では
充放電を繰り返している。
【0115】このリプル電流が流れることにより、二象
限チョッパ(可逆チョッパ)4で損失が発生すると共
に、電気二重層キャパシタ5の寿命を短くすることにな
る。
【0116】上述したように、本実施の形態による電気
二重層キャパシタを適用した電力変換装置では、二象限
チョッパ(可逆チョッパ)4、降圧チョッパ6および昇
圧チョッパ7で発生する損失を低減することが可能とな
ると共に、電気二重層キャパシタ5の寿命を延ばすこと
が可能となる。 (第8の実施の形態)図7は、本実施の形態による電気
二重層キャパシタを適用した電力変換装置の構成例を示
す回路図であり、図1乃至図6と同一部分には同一符号
を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分につい
てのみ述べる。
【0117】すなわち、本実施の形態による電力変換装
置は、図7に示すように、前記第1乃至第6のいずれか
の実施の形態において、チョッパ8(前記第1乃至第4
の実施の形態で適用した二象限チョッパ(可逆チョッ
パ)4、前記第5および第6の実施の形態で適用した降
圧チョッパ6および昇圧チョッパ7に相当)と前記電気
二重層キャパシタ5とを接続する際に、電気二重層キャ
パシタ5と直列に、リプル電圧吸収用のリアクトルまた
は抵抗9を接続し、当該電気二重層キャパシタ5とリプ
ル電圧吸収用リアクトルまたは抵抗9との直列回路と並
列に、リップル電流吸収用のコンデンサ10を接続して
いる。
【0118】なお、リプル電圧吸収用リアクトルまたは
抵抗9は、これに限定されるものではなく、誘導性のイ
ンピーダンスを有するもの、または電気二重層キャパシ
タ5の内部抵抗または内部インダクタンスであっても構
わない。
【0119】次に、以上のように構成した本実施の形態
による電気二重層キャパシタを適用した電力変換装置に
おいては、蓄電装置として電気二重層キャパシタ5を適
用し、電気二重層キャパシタ5の充放電装置としてチョ
ッパ8を適用する場合に、電気二重層キャパシタ5に流
れ込むチョッパ8のリプル電流を抑制することができ
る。
【0120】すなわち、電気二重層キャパシタ5は高周
波電流に適さないことから、チョッパ8のリップル電流
は、高周波電流に適するコンデンサ(例えば、電解コン
デンサ、フィルムコンデンサ等)で吸収することが望ま
しい。
【0121】電気二重層キャパシタ5とリプル電流吸収
用コンデンサ10とを並列に接続しただけでは、静電容
量の大きい方の電気二重層キャパシタ5に大部分のリプ
ル電流が流れ込んでしまう。
【0122】この点、本実施の形態では、リプル電圧吸
収用リアクトルまたは抵抗9を、電気二重層キャパシタ
5と直列に接続していることにより、チョッパ8のリプ
ル電流が電気二重層キャパシタ5に流れ込むのを抑制す
ることができる。
【0123】上述したように、本実施の形態による電気
二重層キャパシタを適用した電力変換装置では、チョッ
パ8のリプル電流が電気二重層キャパシタ5に流れ込む
のを抑制することが可能となる。
【0124】(第9の実施の形態)図8は、本実施の形
態による電気二重層キャパシタを適用した電力変換装置
の構成例を示す回路図であり、図1乃至図7と同一要素
には同一符号を付して示している。すなわち、本実施の
形態による電力変換装置は、図8に示すように、蓄電装
置として電気二重層キャパシタ5を適用し、当該電気二
重層キャパシタ5に、単相または三相の交直変換装置2
A〜2Cの直流側を直接接続している。
【0125】また、単相または三相の交直変換装置2A
〜2Cの交流側は、それぞれ単相または三相の系統、電
源または負荷1A〜1Cに接続している。
【0126】一方、電気二重層キャパシタ5と直列に、
リプル電圧吸収用のリアクトルまたは抵抗9を接続し、
当該電気二重層キャパシタ5とリプル電圧吸収用リアク
トルまたは抵抗9との直列回路と並列に、リップル電流
吸収用のコンデンサ10を接続している。
【0127】なお、リプル電圧吸収用リアクトルまたは
抵抗9は、これに限定されるものではなく、誘導性のイ
ンピーダンスを有するもの、または電気二重層キャパシ
タ5の内部抵抗または内部インダクタンスであっても構
わない。
【0128】また、図8では、単相または三相の交直変
換装置を3台示しているが、これは3台に限定されるも
のではなく、何台であっても構わない。
【0129】次に、以上のように構成した本実施の形態
による電気二重層キャパシタを適用した電力変換装置に
おいては、電気二重層キャパシタ5と直列に、リプル電
圧吸収用のリアクトルまたは抵抗9を接続し、当該電気
二重層キャパシタ5とリプル電圧吸収用リアクトルまた
は抵抗9との直列回路と並列に、リップル電流吸収用の
コンデンサ10を接続していることにより、交直変換装
置2A〜2Cのリップル電流が電気二重層キャパシタ5
に流れ込むのを抑制することができる。
【0130】すなわち、リプル電圧吸収用リアクトルま
たは抵抗9、およびリップル電流吸収用コンデンサ10
を接続する理由については、前記第8の実施の形態の場
合と同様であるので、ここではその説明を省略する。
【0131】また、交直変換装置を1端子とした場合の
作用例については前記第3の実施の形態の場合、交直変
換装置を多端子とした場合の作用例については前記第4
の実施の形態の場合とそれぞれ同様であるので、これら
についてもここではその説明を省略する。
【0132】さらに、本実施の形態では、前記第1乃至
第8の実施の形態の場合とは異なり、電気二重層キャパ
シタ5の充放電装置としてチョッパを用いず、交直変換
装置の直流側を電気二重層キャパシタ5に直接接続して
いる方式であることにより、チョッパによる損失が発生
しないという特長もある。
【0133】上述したように、本実施の形態による電気
二重層キャパシタを適用した電力変換装置では、交直変
換装置のリップル電流が電気二重層キャパシタ5に流れ
込むのを抑制することが可能となる。
【0134】(その他の実施の形態)尚、本発明は、電
気二重層キャパシタを単セルで用いる場合、および単セ
ルを直並列に複数個接続してなるバンクとして用いる場
合のいずれの場合にも適用することができる。
【0135】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
気二重層キャパシタの特長を十分に引き出すことがで
き、高効率で高機能な電気二重層キャパシタを適用した
電力変換装置を実現することが可能となる。
【0136】また、蓄電装置として電気二重層キャパシ
タを適用するようにしているので、長寿命で環境に優し
く、低コストの電気二重層キャパシタを適用した電力変
換装置を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電気二重層キャパシタを適用した
電力変換装置の第1の実施の形態を示す回路図。
【図2】本発明による電気二重層キャパシタを適用した
電力変換装置の第2の実施の形態を示す回路図。
【図3】本発明による電気二重層キャパシタを適用した
電力変換装置の第3の実施の形態を示す回路図。
【図4】本発明による電気二重層キャパシタを適用した
電力変換装置の第4の実施の形態を示す回路図。
【図5】本発明による電気二重層キャパシタを適用した
電力変換装置の第5の実施の形態を示す回路図。
【図6】本発明による電気二重層キャパシタを適用した
電力変換装置の第6の実施の形態を示す回路図。
【図7】本発明による電気二重層キャパシタを適用した
電力変換装置の第8の実施の形態を示す回路図。
【図8】本発明による電気二重層キャパシタを適用した
電力変換装置の第9の実施の形態を示す回路図。
【図9】従来の蓄電装置を適用した電力変換装置の構成
例を示す回路図。
【符号の説明】
1A〜1C…単相または三相の系統、電源または負荷、 2…交直変換装置、 2A〜2C…単相または三相の交直変換装置、 3…蓄電装置、 4…二象限チョッパ(可逆チョッパ)、 41,42…二象限チョッパ(可逆チョッパ)のスイッ
チングデバイス、 43,44…二象限チョッパ(可逆チョッパ)のダイオ
ード、 45…二象限チョッパ(可逆チョッパ)のリアクトル、 5…電気二重層キャパシタ、 6…降圧チョッパ、 61…降圧チョッパのスイッチングデバイス、 62…降圧チョッパのダイオード、 63…降圧チョッパのリアクトル、 7…昇圧チョッパ、 71…昇圧チョッパのスイッチングデバイス、 72…昇圧チョッパのダイオード、 73…昇圧チョッパのリアクトル、 8…チョッパ、 9…リプル電圧吸収用リアクトルまたは抵抗、 10…リプル電流吸収用コンデンサ。
フロントページの続き (72)発明者 石塚 智嗣 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 川上 紀子 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 Fターム(参考) 5G065 AA00 DA04 DA06 EA06 HA16 MA01 MA02 MA10 NA01 NA02 5G066 JA01 JA20 JB04 5H006 AA07 CA01 CA07 CB01 CB08 CC08 HA83 5H730 AS04 AS05 BB02 BB03 BB06 BB86 CC01 DD02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓄電装置と交直変換装置とを備えて構成
    され、前記蓄電装置の充放電を行ない、当該蓄電エネル
    ギーを出し入れする電力変換装置において、 前記蓄電装置として電気二重層キャパシタを適用し、 前記電気二重層キャパシタと前記交直変換装置との間
    に、前記電気二重層キャパシタの充放電装置として二象
    限チョッパ(可逆チョッパ)を挿入し、 前記二象限チョッパ(可逆チョッパ)の高圧側に、前記
    交直変換装置の直流側を接続し、 前記二象限チョッパ(可逆チョッパ)の低圧側に、前記
    電気二重層キャパシタを接続して成ることを特徴とする
    電気二重層キャパシタを適用した電力変換装置。
  2. 【請求項2】 蓄電装置と交直変換装置とを備えて構成
    され、前記蓄電装置の充放電を行ない、当該蓄電エネル
    ギーを出し入れする電力変換装置において、 前記蓄電装置として電気二重層キャパシタを適用し、 前記電気二重層キャパシタと前記交直変換装置との間
    に、前記電気二重層キャパシタの充放電装置として二象
    限チョッパ(可逆チョッパ)を挿入し、 前記二象限チョッパ(可逆チョッパ)の高圧側に、前記
    電気二重層キャパシタを接続し、 前記二象限チョッパ(可逆チョッパ)の低圧側に、前記
    交直変換装置の直流側を接続して成ることを特徴とする
    電気二重層キャパシタを適用した電力変換装置。
  3. 【請求項3】 蓄電装置と交直変換装置とを備えて構成
    され、前記蓄電装置の充放電を行ない、当該蓄電エネル
    ギーを出し入れする電力変換装置において、 前記蓄電装置として電気二重層キャパシタを適用し、 前記電気二重層キャパシタと前記交直変換装置との間
    に、前記電気二重層キャパシタの充放電装置として二象
    限チョッパ(可逆チョッパ)を挿入し、 前記交直変換装置として1端子の単相または三相の交直
    変換装置を適用して成ることを特徴とする電気二重層キ
    ャパシタを適用した電力変換装置。
  4. 【請求項4】 蓄電装置と交直変換装置とを備えて構成
    され、前記蓄電装置の充放電を行ない、当該蓄電エネル
    ギーを出し入れする電力変換装置において、 前記蓄電装置として電気二重層キャパシタを適用し、 前記電気二重層キャパシタと前記交直変換装置との間
    に、前記電気二重層キャパシタの充放電装置として二象
    限チョッパ(可逆チョッパ)を挿入し、 前記交直変換装置として多端子の単相または三相の交直
    変換装置を適用して成ることを特徴とする電気二重層キ
    ャパシタを適用した電力変換装置。
  5. 【請求項5】 蓄電装置と順変換装置および逆変換装置
    とを備えて構成され、前記蓄電装置の充放電を行ない、
    当該蓄電エネルギーを出し入れする電力変換装置におい
    て、 前記電気二重層キャパシタと前記順変換装置との間に、
    前記電気二重層キャパシタの充電装置として降圧チョッ
    パを挿入し、 前記電気二重層キャパシタと前記逆変換装置との間に、
    前記電気二重層キャパシタの放電装置として昇圧チョッ
    パを挿入し、 前記降圧チョッパの高圧側に、前記順変換装置の直流側
    を接続し、 前記降圧チョッパの低圧側に、前記電気二重層キャパシ
    タを接続し、 前記昇圧チョッパの低圧側に、前記電気二重層キャパシ
    タを接続し、 前記昇圧チョッパの高圧側に、前記逆変換装置の直流側
    を接続して成ることを特徴とする電気二重層キャパシタ
    を適用した電力変換装置。
  6. 【請求項6】 蓄電装置と順変換装置および逆変換装置
    とを備えて構成され、前記蓄電装置の充放電を行ない、
    当該蓄電エネルギーを出し入れする電力変換装置におい
    て、 前記電気二重層キャパシタと前記順変換装置との間に、
    前記電気二重層キャパシタの充電装置として昇圧チョッ
    パを挿入し、 前記電気二重層キャパシタと前記逆変換装置との間に、
    前記電気二重層キャパシタの放電装置として降圧チョッ
    パを挿入し、 前記昇圧チョッパの低圧側に、前記順変換装置の直流側
    を接続し、 前記昇圧チョッパの高圧側に、前記電気二重層キャパシ
    タを接続し、 前記降圧チョッパの高圧側に、前記電気二重層キャパシ
    タを接続し、 前記降圧チョッパの低圧側に、前記逆変換装置の直流側
    を接続して成ることを特徴とする電気二重層キャパシタ
    を適用した電力変換装置。
  7. 【請求項7】 前記請求項1乃至請求項6のいずれか1
    項に記載の電気二重層キャパシタを適用した電力変換装
    置において、 前記電気二重層キャパシタの充放電を行なわない場合
    に、前記二象限チョッパ(可逆チョッパ)、前記降圧チ
    ョッパおよび昇圧チョッパのスイッチングを停止するよ
    うにしたことを特徴とする電気二重層キャパシタを適用
    した電力変換装置。
  8. 【請求項8】 前記請求項1乃至請求項6のいずれか1
    項に記載の電気二重層キャパシタを適用した電力変換装
    置において、 前記二象限チョッパ(可逆チョッパ)、前記降圧チョッ
    パおよび昇圧チョッパと前記電気二重層キャパシタとを
    接続する際に、 前記電気二重層キャパシタと直列に、リプル電圧吸収用
    のリアクトルまたは抵抗を接続し、 前記電気二重層キャパシタと前記リプル電圧吸収用リア
    クトルまたは抵抗との直列回路と並列に、リップル電流
    吸収用のコンデンサを接続したことを特徴とする電気二
    重層キャパシタを適用した電力変換装置。
  9. 【請求項9】 蓄電装置と交直変換装置とを備えて構成
    され、前記蓄電装置の充放電を行ない、当該蓄電エネル
    ギーを出し入れする電力変換装置において、 前記蓄電装置として電気二重層キャパシタを適用し、 前記交直変換装置の直流側に、前記電気二重層キャパシ
    タとリプル電圧吸収用のリアクトルまたは抵抗との直列
    回路を挿入し、 前記電気二重層キャパシタと前記リプル電圧吸収用リア
    クトルまたは抵抗との直列回路と並列に、リプル電流吸
    収用コンデンサを挿入して成ることを特徴とする電気二
    重層キャパシタを適用した電力変換装置。
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