JP2002218613A - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

ガス絶縁開閉装置

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JP2002218613A
JP2002218613A JP2001014013A JP2001014013A JP2002218613A JP 2002218613 A JP2002218613 A JP 2002218613A JP 2001014013 A JP2001014013 A JP 2001014013A JP 2001014013 A JP2001014013 A JP 2001014013A JP 2002218613 A JP2002218613 A JP 2002218613A
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gas
insulating
insulating gas
pressure
insulated switchgear
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Koji Imai
康志 今井
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H33/00High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H33/02Details
    • H01H33/53Cases; Reservoirs, tanks, piping or valves, for arc-extinguishing fluid; Accessories therefor, e.g. safety arrangements, pressure relief devices
    • H01H33/56Gas reservoirs
    • H01H2033/566Avoiding the use of SF6

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  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 地球環境保全を考慮しながらガス絶縁開閉装
置の特性を向上させる。 【解決手段】 絶縁ガスで満たされた密閉容器71内に
固定電極72aと可動電極72bとを備えたガス絶縁開
閉装置において、SF6とN2とから成る絶縁ガス,SF
6と乾燥空気とから成る絶縁ガス,または乾燥空気のみ
から成る絶縁ガスを高圧力下で用いることにより、SF
6のみから成る絶縁ガスと同程度の絶縁破壊耐性が得ら
れると共に、その絶縁ガスにおけるSF6混合割合を大
幅に低減できる。また、SF6と「シナジズム」を起こ
すガス(例えば、CO2)とから成る絶縁ガスを不平等
電界下で用いることにより、SF6のみから成る絶縁ガ
スと同程度の絶縁破壊耐性が得られると共に、その絶縁
ガスのSF6混合割合を大幅に低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば変電所や発
電所で用いられるガス絶縁開閉装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年の変電所や発電所には、図7の概略
図に示すようなガス絶縁開閉装置が用いられる。図7に
おいて、符号71は絶縁ガスが充填され所定圧力に調整
された密閉容器を示すものであり、その密閉容器71内
には例えば固定電極72a,可動電極72bから成り準
平等電界の同軸円筒型電極72が設けられる。符号73
a,73bは導体を示すものであり、送電線や配電線に
接続される。
【0003】前記の可動電極72bを軸方向に動作する
ことにより、固定電極72aと可動電極72bとの間に
おける開閉操作を行うことができる。なお、前記同軸円
筒型電極72を用いる代わりに、それぞれ球状の固定電
極,可動電極から成る球状型電極を用いても良い。
【0004】図7に示したようなガス絶縁開閉装置の絶
縁方式は、主絶縁物として六フッ化硫黄(以下、SF6
と称する)を含んだ絶縁ガスが一般的に用いられ、大気
圧(0.10MPa・abs)以上の圧力下(例えば、
真空遮断器(VCB)を用いたガス絶縁開閉装置の場合
は、0.17MPa・abs程度)にて使用されてい
る。このようなガス絶縁開閉装置の絶縁耐力は、その絶
縁ガスの圧力を高くする程、向上させることができる。
【0005】前記の絶縁ガスは主に以下に示す(イ)〜
(ロ)の特性が求められ、SF6ガスにおいては以下の
(イ)〜(ロ)を全て満たし絶縁ガスとして非常に優れ
ている。
【0006】(イ)絶縁耐力が高いこと (ロ)大気圧以上の圧力雰囲気下で用いられるため、沸
点が低いこと (ハ)毒性が無いこと
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記のSF6ガスは、
1997年12月に開催された気候変動枠組条約第3回
締約国会議(COP3;地球温暖化防止京都会議)にお
いて温室効果ガスに指定された。SF6の大気寿命は3
200年とされており、代表的な温室効果ガスである二
酸化炭素(以下、CO2と称する)の大気寿命が1年で
あるのに比較すると、温室効果ガスの中でも極端に長い
ことを読み取れる。すなわち、一度大気中に放出された
SF6ガスの濃度を減少させるために、長時間を要する
ことを意味する。
【0008】現在の大気中に占めるSF6ガスの濃度
は、人工的に排出された温室効果ガス全体の0.07%
程度であり極めて低い。しかしながら、今後のSF6
ス使用量の増加および長い大気寿命を考慮すると、大気
中に占めるSF6ガスの濃度増加が懸念されている。こ
のようなことから、将来の地球環境保全のために、SF
6ガスの使用量を削減することが求められている。
【0009】本発明は前記課題に基づいてなされたもの
であり、SF6ガスの濃度が低く必要十分な特性を持た
せたガス絶縁開閉装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題の解
決を図るために、まず請求項1に記載の発明は、絶縁ガ
スで満たされた密閉容器内に固定電極と可動電極とを備
えたガス絶縁開閉装置において、前記絶縁ガスはSF6
とN2との混合ガスから成り、そのSF6の混合量は全体
の0〜20%であることを特徴とする。
【0011】請求項2に記載の発明は、前記絶縁ガスは
SF6と乾燥空気との混合ガスから成り、そのSF6の混
合量は全体の0〜5%であることを特徴とする。
【0012】請求項3に記載の発明は、前記絶縁ガス
は、SF6とシナジズムを起こし得るガス(例えば、C
2)との混合ガスから成り、不平等電界下で用いられ
ることを特徴とする。
【0013】請求項4に記載の発明は、前記混合ガス
(SF6とN2)は、SF6のみから成る絶縁ガスの圧力
と比較して、1.5〜3.0倍の圧力下で用いられるこ
とを特徴とする。
【0014】請求項5に記載の発明は、前記混合ガス
(SF6と乾燥空気)は、SF6のみから成る絶縁ガスの
圧力と比較して、2.0〜3.0倍の圧力下で用いられ
ることを特徴とする。
【0015】請求項6に記載の発明は、前記混合ガス
(SF6とシナジズムを起こし得るガス)は、SF6のみ
から成る絶縁ガスの圧力と比較して、1.5倍の圧力下
で用いられることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態におけ
るガス絶縁開閉装置を図面に基づいて詳細に説明する。
【0017】(本実施の第1形態)本実施の第1形態で
は、SF6と窒素(以下、N2と称する)とを種々の混合
比で用いて絶縁ガスを構成し、それら絶縁ガスによるガ
ス絶縁開閉装置の特性を調べることにより、SF6ガス
の濃度が低く必要十分な特性を有する絶縁ガスを検討し
た。
【0018】まず、SF6が20%でN2が80%を占め
る絶縁ガスG1、SF6が10%でN2が90%を占める
絶縁ガスG2、SF6が1%でN2が99%を占める絶縁
ガスG3、N2のみから成る絶縁ガスG4を用いた。ま
た、前記の絶縁ガスG1〜G4と比較するために、SF
6のみから成る絶縁ガスG0を用いた。
【0019】そして、図7に示したようなガス絶縁開閉
装置の密閉容器内に対して前記の絶縁ガスG0〜G4を
それぞれ充填し、そのガス絶縁開閉装置の電極間(同軸
円筒型電極間または球状型電極間)に交流電圧(商用周
波数)を印加することにより、種々のガス圧力(MPa
・abs)に対する絶縁破壊電圧(AC破壊電圧)をそ
れぞれ測定した。その測定結果を図1(同軸円筒型電極
を用いた場合),図2(球状型電極(直径75mm,ギ
ャップ5mm)を用いた場合)のガス圧力に対する破壊
電圧特性図に示した。
【0020】一般的なガス絶縁開閉装置においては、S
6のみから成る絶縁ガスをガス圧力0.17MPa・
abs程度の雰囲気下で用いている。そこで、図1,2
に示した測定結果から、絶縁ガスG0をガス圧力0.1
7MPa・absにて用いた際の絶縁破壊耐性を観測
し、絶縁ガスG1〜G4において絶縁ガスG0と同程度
の絶縁破壊耐性を得るのに必要なガス圧力を算出して、
その算出結果を下記表1に示した。
【0021】また、ガス絶縁開閉装置のように一定の体
積の密閉容器の中に絶縁ガスを封入する場合、その絶縁
ガスはガス圧力に比例して分子数が増加することが知ら
れている。そこで、前記絶縁ガスG1〜G4において絶
縁ガスG0と同程度の絶縁破壊耐性を持たせた場合に、
絶縁ガスG0のガス圧力と比較して絶縁ガスG1〜G4
のガス圧力が何倍であるかを計算し、その得られた各値
に対しSF6の混合割合(%)を乗じた算出結果におい
ても、下記表1に示した。
【0022】
【表1】
【0023】前記表1に示す結果から、絶縁ガスG1を
絶縁ガスG0と比較して約1.5倍のガス圧力にて用い
ることにより、SF6の使用量を絶縁ガスG0の30%
に低減できることを読み取れる。絶縁ガスG2において
は、絶縁ガスG0と比較して約2.0倍のガス圧力にて
用いることにより、SF6の使用量を絶縁ガスG0の2
0%に低減できることを読み取れる。絶縁ガスG3にお
いては、絶縁ガスG0と比較して約2.4倍のガス圧力
にて用いることにより、SF6の使用量を絶縁ガスG0
の2%に低減できることを読み取れる。絶縁ガスG4に
おいては、絶縁ガスG0と比較して約3.0倍のガス圧
力にて用いることにより、SF6を使用する必要が無い
(N2のみを使用すれば良い)ことを読み取れる。
【0024】以上示したことから、絶縁ガス(SF6
2とから成る絶縁ガス)におけるSF6の混合量を全体
の20%以下にしても、その混合量に応じてガス圧力を
設定することにより、SF6のみから成る絶縁ガス(ガ
ス圧力0.17MPa・abs)と同程度の絶縁破壊耐
性が得られることを確認できた。
【0025】(本実施の第2形態)本実施の第2形態で
は、SF6と乾燥空気と混合(SF6が5%、乾燥空気が
80%)して成る絶縁ガスG5を用い、前記の実施の第
1形態と同様に図7に示したようなガス絶縁開閉装置の
密閉容器内に対してそれぞれ充填し、そのガス絶縁開閉
装置の同軸円筒型電極間に交流電圧(商用周波数)を印
加することにより、種々のガス圧力(MPa・abs)
に対する絶縁破壊電圧(AC破壊電圧)を測定した。そ
の測定結果を図3のガス圧力に対する破壊電圧特性図に
示した。
【0026】図3に示す結果から、絶縁ガスG5におい
て絶縁ガスG0と同程度の絶縁破壊耐性を得るのに必要
なガス圧力は約0.35MPa・absであることが読
み取れる。そこで、絶縁ガスG0と同程度の絶縁破壊耐
性を持たせた場合に、絶縁ガスG0のガス圧力と比較し
て絶縁ガスG5のガス圧力が何倍であるかを前記の実施
の第1形態と同様に算出し、その算出した値(約2.0
倍)に対しSF6の混合割合を乗じた結果、約0.10
であった。すなわち、絶縁ガスG5においては、絶縁ガ
スG0と比較して約2.0倍のガス圧力にて用いること
により、SF6の使用量を絶縁ガスG0の約10%に低
減できることを読み取れる。
【0027】以上示したことから、極めて微量なSF6
と乾燥空気とから成る絶縁ガスでも、そのガス圧力を調
整することにより、SF6のみから成る絶縁ガス(ガス
圧力0.17MPa・abs)と同程度の絶縁破壊耐性
が得られることを確認できた。
【0028】(本実施の第3形態)本実施の第3形態で
は、SF6を全く含まない乾燥空気のみから成る絶縁ガ
スG6を用い、前記の実施の第1形態と同様に図7に示
したようなガス絶縁開閉装置の密閉容器内に対してそれ
ぞれ充填し、そのガス絶縁開閉装置の同軸円筒型電極間
に交流電圧(商用周波数)を印加することにより、種々
のガス圧力(MPa・abs)に対する絶縁破壊電圧
(AC破壊電圧)を測定した。なお、前記乾燥空気に
は、相対湿度が20%以下のものを用いた。前記の測定
結果を図4のガス圧力に対する破壊電圧特性図に示し
た。
【0029】図4に示す結果から、絶縁ガスG6におい
て絶縁ガスG0(ガス圧力0.15MPa・abs)と
同程度の絶縁破壊耐性を得るのに必要なガス圧力は約
0.45MPa・absであることが読み取れる。そこ
で、絶縁ガスG0と同程度の絶縁破壊耐性を持たせた場
合に、絶縁ガスG0のガス圧力と比較して絶縁ガスG6
のガス圧力が何倍であるかを前記の実施の第1形態と同
様に算出した結果、約3.0倍であることが解った。
【0030】以上示したことから、乾燥空気のみから成
る絶縁ガスでも、そのガス圧力を調整することにより、
SF6のみから成る絶縁ガス(ガス圧力0.15MPa
・abs)と同程度の絶縁破壊耐性が得られることを確
認できた。
【0031】(本実施の第4形態)SF6のような電気
的負性ガスを不平等電界下にて使用すると、「シナジズ
ム」と称される現象が起こり、ガス圧力の増加に対して
絶縁破壊電圧が非線形に変化することが知られている。
そこで、本実施の第4形態では、SF6と二酸化炭素
(以下、CO2と称する)を種々の混合比で用いて絶縁
ガスを構成し、それら絶縁ガスの特性を調べることによ
り、ガス絶縁開閉装置におけるSF6とCO2とから成る
絶縁ガスの使用を検討した。
【0032】まず、SF6が40%でCO2が60%を占
める絶縁ガスG7、SF6が20%でCO2が80%を占
める絶縁ガスG8、SF6が1%でCO2が99%を占め
る絶縁ガスG9、CO2のみから成る絶縁ガスG10を
用いた。また、前記の絶縁ガスG7〜G10と比較する
ために、SF6のみから成る絶縁ガスG0を用いた。
【0033】そして、固定電極として棒状電極を構成し
可動電極として平板状電極を構成した不平等電界のガス
絶縁開閉装置を用い、そのガス絶縁開閉装置の密閉容器
内に前記の絶縁ガスG7〜G10,G0をそれぞれ充填
し、前記の各電極間に交流電圧(商用周波数)を印加す
ることにより、種々のガス圧力(MPa・abs)に対
する絶縁破壊電圧(AC破壊電圧)を測定した。また、
前記の絶縁ガスG7〜G10,G0の測定と同様の方法
により、前記の絶縁ガスG1〜G4の不平等電界下にお
ける絶縁破壊電圧も測定した。前記の各測定結果を図5
(絶縁ガスG7〜G10,G0),図6(絶縁ガスG0
〜G4)のガス圧力に対する破壊電圧特性図にそれぞれ
示した。
【0034】図5に示す結果から、絶縁ガスG7はガス
圧力を約0.23MPa・absにした際に絶縁破壊電
圧が極大(ピーク値)となり、その極大値は絶縁ガスG
0の極大値と同程度あることが読み取れる。また、絶縁
ガスG8においてはガス圧力を約0.25MPa・ab
sとした際に絶縁破壊電圧が極大となり、その極大値は
絶縁ガスG0の極大値と略同一であることが読み取れ
る。
【0035】すなわち、CO2によって「シナジズム」
が起こったことを読み取れ、例えば絶縁ガスG8のよう
にSF6を20%のみ含む絶縁ガスにおいても、SF6
みから成る絶縁ガスG0と比較して約1.5倍のガス圧
力にて用いることにより、そのSF6のみから成る絶縁
ガスと同程度の絶縁破壊耐性が得られることを確認でき
た。
【0036】また、図6に示す結果において、SF6
2とから成る絶縁ガスG1〜G4の各極大値は、SF6
のみから成る絶縁ガスG0の極大値と比較すると、N2
が占める割合が増加するに連れて極端に低下しているこ
とを読み取れる。すなわち、N 2では「シナジズム」が
起こらないことを確認できた。
【0037】以上示したことから、ガス絶縁開閉装置を
不平等電界下で用いる場合、「シナジズム」を起こすC
2のようなガスを含んだ絶縁ガス(例えば、SF6とC
2とから成る絶縁ガス)を用いることにより、SF6
使用量を低減すると共に絶縁破壊耐性を良好にできるこ
とが確認できた。
【0038】
【発明の効果】以上、本発明によれば、SF6とN2とか
ら成る絶縁ガスを高圧力下(SF6のみから成る絶縁ガ
スと比較して、約1.5〜3.0倍の圧力下)で用いる
ことにより、SF6のみから成る絶縁ガスと同程度の絶
縁破壊耐性が得られると共に、その絶縁ガスにおけるS
6混合割合を大幅に低減(20%以下(高圧力下を考
慮しても、SF6使用量を30%以下))できる。
【0039】また、SF6と乾燥空気とから成る絶縁ガ
スを高圧力下(SF6のみから成る絶縁ガスと比較し
て、約2.0倍の圧力下)で用いることにより、SF6
のみから成る絶縁ガスと同程度の絶縁破壊耐性が得られ
ると共に、そのSF6使用量を大幅に低減(10%以
下)できる。
【0040】さらに、乾燥空気のみから成る絶縁ガスを
高圧力下(SF6のみから成る絶縁ガスと比較して、約
3.0倍の圧力下)で用いることにより、SF6のみか
ら成る絶縁ガスと同程度の絶縁破壊耐性が得られると共
に、その絶縁ガスにおけるSF6混合割合を大幅に低減
(5%以下(高圧力下を考慮しても、SF6使用量を1
0%以下))できる。
【0041】さらにまた、SF6と「シナジズム」を起
こすガス(例えば、CO2)とから成る絶縁ガスを不平
等電界下で用いることにより、SF6のみから成る絶縁
ガスと同程度の絶縁破壊耐性が得られると共に、その絶
縁ガスのSF6混合割合を大幅に低減(20%以下)で
きる。
【0042】ゆえに、地球環境保全を考慮しながらガス
絶縁開閉装置の特性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の第1形態における破壊電圧特性図(同
軸円筒型電極)。
【図2】本実施の第1形態における破壊電圧特性図(球
状型電極)。
【図3】本実施の第2形態における破壊電圧特性図。
【図4】本実施の第3形態における破壊電圧特性図。
【図5】本実施の第4形態における破壊電圧特性図(S
6,CO2)。
【図6】本実施の第4形態における破壊電圧特性図(S
6,N2)。
【図7】一般的なガス絶縁開閉装置の概略断面図。
【符号の説明】
71…密閉容器 72…同軸円筒型電極 73a,73b…導体 G0〜G10…絶縁ガス

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁ガスで満たされた密閉容器内に固定
    電極と可動電極とを備えたガス絶縁開閉装置において、 前記絶縁ガスはSF6とN2との混合ガスから成り、その
    SF6の混合量は全体の0〜20%であることを特徴と
    するガス絶縁開閉装置。
  2. 【請求項2】 前記絶縁ガスはSF6と乾燥空気との混
    合ガスから成り、そのSF6の混合量は全体の0〜5%
    であることを特徴とする請求項1記載のガス絶縁開閉装
    置。
  3. 【請求項3】 前記絶縁ガスは、SF6とシナジズムを
    起こし得るガスとの混合ガスから成り、不平等電界下で
    用いられることを特徴とする請求項1記載のガス絶縁開
    閉装置。
  4. 【請求項4】 前記混合ガスは、SF6のみから成る絶
    縁ガスの圧力と比較して、1.5〜3.0倍の圧力下で
    用いられることを特徴とする請求項1記載のガス絶縁開
    閉装置。
  5. 【請求項5】 前記混合ガスは、SF6のみから成る絶
    縁ガスの圧力と比較して、2.0〜3.0倍の圧力下で
    用いられることを特徴とする請求項2記載のガス絶縁開
    閉装置。
  6. 【請求項6】 前記混合ガスは、SF6のみから成る絶
    縁ガスの圧力と比較して、1.5倍の圧力下で用いられ
    ることを特徴とする請求項3記載のガス絶縁開閉装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2007032344A1 (ja) * 2005-09-15 2009-03-19 学校法人東京電機大学 ガス絶縁開閉装置及びガス遮断器
CN105182204A (zh) * 2015-09-30 2015-12-23 广东电网有限责任公司电力科学研究院 Sf6电气设备状态的检测方法及模拟检测装置

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JPWO2007032344A1 (ja) * 2005-09-15 2009-03-19 学校法人東京電機大学 ガス絶縁開閉装置及びガス遮断器
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