JP2002218361A - 共有資源予約運用システム、予約管理装置、資源管理装置、予約要求装置、共有資源予約方法および記録媒体 - Google Patents

共有資源予約運用システム、予約管理装置、資源管理装置、予約要求装置、共有資源予約方法および記録媒体

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JP2002218361A
JP2002218361A JP2001009162A JP2001009162A JP2002218361A JP 2002218361 A JP2002218361 A JP 2002218361A JP 2001009162 A JP2001009162 A JP 2001009162A JP 2001009162 A JP2001009162 A JP 2001009162A JP 2002218361 A JP2002218361 A JP 2002218361A
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Masaaki Hamada
全章 濱田
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークに接続された機器の予約管理
を、他の機器で行えるようにする。 【解決手段】 予約要求転送手段2bは、他の機器から
共有資源2aを指定した予約要求を受け取ると、その予
約要求を予約管理装置1に転送する。予約登録手段1a
は、資源の予約要求を受け取ると、予約要求で指定され
た資源の運用内容に関する予約情報をデータベース1b
に登録する。通知手段1cは、データベース1bに登録
された予約情報に従った運用通知を、資源管理装置2に
対して送信する。資源提供手段2cは、予約管理装置1
から共有資源2aの運用通知を受け取ると、運用通知に
従って共有資源2aを運用し、共有資源2aを他の機器
に提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は共有資源の予約を行
う共有資源予約運用システム、予約管理装置、資源管理
装置、予約要求装置、共有資源予約方法および記録媒体
に関し、特に共有資源を有している機器と異なる機器で
予約管理を行う共有資源予約運用システム、予約管理装
置、資源管理装置、予約要求装置、共有資源予約方法お
よび記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のデータ通信技術の発達により、A
V(Audio Visual)機器に対しても通信ネットワークのイ
ンタフェースが搭載されつつある。AV機器用の通信ネ
ットワークとしては、たとえばIEEE1394(米国電気電子
技術者協会で規定された通信規格)がある。通信ネット
ワークを介して複数の機器を接続することにより、通信
ネットワークに接続される2つ以上の機器同士の協調動
作が可能となる。IEEE1394に接続されたAV機器を協調
動作を行わせるための規格として、たとえばAV/C(A
udio Video/Control)プロトコルが存在する。
【0003】ネットワークを介して接続された複数の機
器の協調動作を予約し、予約に従って実行させることが
できれば、利便性がさらに向上する。たとえば、TV放
送の予約録画を行う際に、TV放送チューナの受信機能
とビデオデッキの録画機能とを予約して、互いに協調動
作させることができれば、目的のTV放送を確実に録画
することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、予約して複数
の機器に協調動作を行わせるには、各機器が予約機能を
有している必要がある。予約機能としては、たとえば、
タイマ、永続的な記憶装置(不揮発性の記録媒体)、予
約の衝突検出およびそのためのユーザインターフェース
等である。ところが、全ての機器にこれらの予約機能を
持たせるのは、各機器の製造コストの上昇につながる。
そのため、全ての機器に対して予約機能を実装するのは
非現実的である。
【0005】なお、AV/Cプロトコルの中には、任意
の機器の予約機能を実現するためにBulletin Board Sub
unitと呼ばれる予約管理方式が定義されている。これは
任意のAV/Cプロトコル対応機器より自由に書き込み
が可能な掲示板の機能を、ネットワーク上の機器で提供
するものである。この掲示板を有している機器は、ハー
ドディスク装置のような永続的な記憶装置を持たない機
器に代わって、その機器の予約情報を記憶しておくこと
ができる。
【0006】ただし、Bulletin Board Subunitでは、そ
の予約情報の整合性は掲示板に書き込む機器に任されて
いる。また、その書き込みは予約資源を持つ機器とは無
関係に行われる。そのため他の機器の資源に対する予約
を行いたい機器が、その資源に対する予約情報の衝突を
調べなくてはならない。さらに、各機器は、掲示板にお
いて、自分自身に対してどのような予約が行われたのか
を定期的に調査する必要もある。つまりBulletin Board
Subunitが提供するのは単なる掲示板だけであり、各機
器には予約管理のための諸機能が必要となる。しかもBu
lletin Board Subunitでは、各機器が個別に予約管理を
行うため、信頼性のある予約管理を行うのは困難であ
る。
【0007】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、予約管理機能を有していない機器の資源に関
して、信頼性の高い予約管理を行うことができる共有資
源管理システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、少なくとも1つの資源の予約管理を行う
共有資源予約運用システムにおいて、いずれかの資源の
予約要求を受け取ると、前記予約要求で指定された資源
の運用内容に関する予約情報をデータベースに登録する
予約登録手段と、前記データベースに登録された前記予
約情報に従った運用通知を、前記予約要求で指定された
資源を提供している装置に対して送信する通知手段と、
を有する予約管理装置と、他の機器に提供可能な共有資
源と、前記他の機器から前記共有資源を指定した前記予
約要求を受け取ると、前記共有資源の予約要求を前記予
約管理装置に転送する予約要求転送手段と、前記予約管
理装置から前記共有資源の前記運用通知を受け取ると、
前記運用通知に従って前記共有資源を運用し、前記共有
資源を前記他の機器に提供する資源提供手段と、を有す
る資源管理装置と、を有することを特徴とする共有資源
予約運用システムが提供される。
【0009】このような資源予約システムによれば、資
源提供手段が、共有資源の予約要求を受け取ると、共有
予約要求転送手段により、その予約要求が予約管理装置
に転送される。予約要求で指定された共有資源の運用内
容に関する予約情報が、予約管理装置の予約登録手段に
より、データベースに登録される。そして、データベー
スに登録された予約情報に従った運用通知が、通知手段
により、資源管理装置に送信される。資源管理装置で
は、資源提供手段により、運用通知に従って共有資源が
運用され、共有資源の他の機器への提供が行われる。
【0010】これにより、資源管理装置の予約管理機能
が、予約管理装置で管理される。その結果、資源管理装
置が予約管理機能を持っていなくても、予約要求に基づ
いて共有資源の提供を行うことができる。
【0011】また本発明では上記課題を解決するため
に、他の機器の少なくとも1つの資源の予約管理を請け
負う予約管理装置において、いずれかの資源の予約要求
を受け取ると、前記予約要求で指定された資源の運用内
容に関する予約情報をデータベースに登録する予約登録
手段と、前記データベースに登録された前記予約情報に
従った運用通知を、前記予約要求で指定された資源を提
供している装置に対して送信する通知手段と、を有する
ことを特徴とする予約管理装置が提供される。
【0012】このような予約管理装置によれば、予約要
求で指定された資源の運用内容に関する予約情報が、予
約管理装置の予約登録手段により、データベースに登録
される。そして、データベースに登録された予約情報に
従った運用通知が、通知手段により、資源を提供する機
器に対して送信される。
【0013】これにより、資源を提供する機器は、予約
管理装置に対して予約要求を送信するだけで、予約管理
機能を予約管理装置に任せることができる。また、本発
明では上記課題を解決するために、自己の資源を他の機
器に提供する資源管理装置において、前記他の機器に提
供可能な共有資源と、前記他の機器から前記共有資源を
指定した予約要求を受け取ると、前記予約要求を、予約
管理機能を有する予約管理装置に転送する予約要求転送
手段と、前記予約管理装置から前記共有資源の運用通知
を受け取ると、前記運用通知に従って前記共有資源を運
用し、前記共有資源を前記他の機器に提供する資源提供
手段と、を有することを特徴とする資源管理装置が提供
される。
【0014】このような資源管理装置によれば、共有資
源の予約要求を受け取ると、予約要求転送手段により、
その予約要求が予約管理装置に転送される。そして、運
用通知を受け取ると、資源提供手段により、運用通知に
従って共有資源が運用され、共有資源の他の機器への提
供が行われる。
【0015】これにより、資源管理装置に向けて送られ
てきた予約要求に基づく予約管理を予約管理装置に依頼
することができる。また、本発明では上記課題を解決す
るために、操作入力に応じて資源の予約を行う予約要求
装置において、運用可能な内部資源と、資源管理装置が
提供している共有資源と前記内部資源との協調動作の予
約入力を受け付ける入力受付手段と、前記入力受付手段
で受け付けた前記予約入力の内容に基づいて、前記資源
管理装置に対して、前記共有資源に対する第1の予約要
求を送信するとともに、前記内部資源に対する第2の予
約要求を、予約管理機能を有する予約管理装置に対して
送信する予約要求送信手段と、前記予約管理装置から前
記内部資源の運用通知を受け取ると、受け取った運用通
知に従って前記内部資源を運用する資源運用手段と、を
有することを特徴とする予約要求装置が提供される。
【0016】このような予約要求装置によれば、協調動
作の予約入力が入力受付手段で受け付けられると、予約
入力の内容に基づいて、予約要求送信手段により、共有
資源に対する第1の予約要求が資源管理装置に対して送
信される。同様に、予約要求送信手段により、内部資源
に対する第2の予約要求が、予約管理装置に対して送信
される。そして、予約管理装置から内部資源の運用通知
を受け取ると、資源運用手段により、受け取った運用通
知に従って内部資源が運用される。
【0017】これにより、自己の有する資源と外部の機
器が有する共有資源との協調動作が必要な場合であって
も、自己の資源に関する予約管理を、予約管理装置に任
せることができる。
【0018】また、本発明では上記課題を解決するため
に、少なくとも1つの資源の予約管理を行う共有資源予
約方法において、他の機器に提供可能な共有資源を有す
る資源管理装置に対して、前記共有資源を指定した予約
要求が、前記他の機器から送られると、前記予約要求
を、予約管理機能を有する予約管理装置に転送し、前記
予約管理装置において、前記予約要求で指定された前記
共有資源の運用内容に関する予約情報をデータベースに
登録し、前記データベースに登録された前記予約情報に
従った運用通知を、前記予約管理装置から前記資源管理
装置へ送信し、前記資源管理装置において、前記運用通
知に従って前記共有資源を運用し、前記共有資源を前記
他の機器に提供する、ことを特徴とする共有資源予約方
法が提供される。
【0019】このような共有資源予約方法によれば、共
有資源を指定した予約要求が資源管理装置に対して送ら
れると、前記予約要求が予約管理装置に転送される。す
ると、予約管理装置において、予約要求で指定された共
有資源の運用内容に関する予約情報がデータベースに登
録される。さらに、データベースに登録された予約情報
に従った運用通知が、予約管理装置から資源管理装置に
送信される。そして、資源管理装置において、運用通知
に従って共有資源が運用され、共有資源が他の機器に提
供される。
【0020】また、本発明では上記課題を解決するため
に、上記本発明の予約管理装置、資源管理装置および予
約要求装置それぞれが有する機能をコンピュータに実現
させるためのプログラムを記録した記録媒体が提供され
る。これにより、コンピュータを搭載した機器の予約管
理を、コンピュータを搭載した他の機器に任せることが
できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の原理構成を示す
図である。本発明に係る共有資源予約運用システムは、
予約管理装置1と資源管理装置2とで構成される。
【0022】予約管理装置1は、予約登録手段1a、デ
ータベース1bおよび通知手段1cを有している。予約
登録手段1aは、いずれかの資源の予約要求を受け取る
と、予約要求で指定された資源の運用内容に関する予約
情報をデータベース1bに登録する。データベース1b
には、複数の予約情報が登録される。通知手段1cは、
データベース1bに登録された予約情報に従った運用通
知を、予約要求で指定された資源を提供している装置に
対して送信する。
【0023】資源管理装置2は、共有資源2a、予約要
求転送手段2bおよび資源提供手段2cを有している。
共有資源2aは、他の機器からの要求に応じて動作させ
ることができる機能である。
【0024】予約要求転送手段2bは、他の機器から共
有資源2aを指定した予約要求を受け取ると、その予約
要求を予約管理装置1に転送する。資源提供手段2c
は、予約管理装置1から共有資源2aの運用通知を受け
取ると、運用通知に従って共有資源2aを運用し、共有
資源2aの機能を他の機器に提供する。
【0025】このような共有資源予約運用システムよれ
ば、資源管理装置2の共有資源2aに対する予約要求
が、予約管理装置1で管理される。そして、予約要求に
応じた運用通知が予約管理装置1から資源管理装置2に
送信されることで、予約要求に応じた共有資源の運用を
資源管理装置2が行うことができる。
【0026】これにより、通信ネットワーク環境におい
て、予約され得る通信ネットワーク上の共有資源を持つ
機器とその予約情報を管理する機器とを分離することが
できる。その結果、ネットワーク上の全ての機器に予約
管理機能を搭載する必要がなくなり、予約される資源を
持つ機器の処理負担が低減する。
【0027】また、予約情報を管理する機器が、複数の
機器の予約情報を管理できるようにすれば、予約情報を
管理するという機構を予約管理装置だけに集中させるこ
とができる。これにより、予約情報が予約管理装置1で
一元管理され、予約機能の信頼性が向上するとともにハ
ードウェア資源の有効利用を図ることができる。
【0028】さらに、予約を行いたい機器は、あくまで
予約資源を持つ機器(資源管理装置2)に対してだけ、
予約要求を送信すればよい。そのため、予約を依頼する
機器に対して余計な負担をかけずにすむ。
【0029】以下に、本発明の実施の形態を具体的に説
明する。図2は、本実施の形態のシステム構成例を示す
模式図である。本実施の形態では、たとえば、チューナ
10、ビデオデッキ20、予約管理装置30およびモニ
タ40が、ネットワーク51を介して接続されている。
ネットワーク51は、たとえばIEEE1394インタフェース
によるネットワークである。
【0030】チューナ10は、たとえば、BS(Broadca
sting Satellite)ディジタルハイビジョン放送に対応し
たチューナである。チューナ10には、アンテナ52が
接続されている。チューナ10は、アンテナ52を介し
てTV放送を受信することができる。チューナ10は、
TV放送の受信機能(資源)を運用することで、受信し
たTV放送の映像および音声のデータを、ネットワーク
51を介して、他の機器に送信することができる。
【0031】ビデオデッキ20は、たとえば、ディジタ
ルハイビジョン放送をディジタル信号のまま録画および
再生することができるビデオデッキである。ビデオデッ
キ20は、録画再生機能を運用することで、ネットワー
ク51を介して送られてきた映像および音声のデータを
受け取り、テープ等の記録媒体に録画することができ
る。また、ビデオデッキ20は、テープ等の記録媒体に
記録された映像および音声のデータを、ネットワーク5
1を介して他の機器に送信することができる。すなわ
ち、ビデオデッキ20は、他の機器に提供可能な録画再
生機能(資源)を有している。
【0032】予約管理装置30は、ネットワーク51に
接続された機器の予約管理を一括して行うための装置で
ある。予約管理装置30は、ネットワーク51を介して
送られてきた予約情報に基づいて、予約スケジュールの
管理を行う。また、予約管理装置30は、予約スケジュ
ールに基づいて、ネットワーク51に接続された他の機
器に対して、資源の運用内容を通知する。
【0033】モニタ40は、たとえばBSデジタル放送
サービスに対応したBSデジタルハイビジョンテレビで
ある。モニタ40は、ネットワーク51を介して送られ
てくる映像や音声のデータに基づいて、映像を表示した
り音声を出力したりすることができる。
【0034】本発明の実施の形態では、図2に示したよ
うなシステムにおいて、ネットワーク51に接続された
各機器の予約機能を、予約管理装置30に統合させるこ
とができる。そこで、チューナ10とビデオデッキ20
とによる協調動作を、あらかじめ予約して実行させる場
合を例に取り、以下に本実施の形態を具体的に説明す
る。
【0035】図3は、本実施の形態におけるチューナの
機能ブロック図である。チューナ10は、制御装置1
1、ユーザ入力装置12、メモリ13および通信インタ
フェース14を備えている。
【0036】制御装置11は、チューナ10全体の機能
を管理している。制御装置11の機能は、大別して、予
約依頼部11aとTV放送受信機能提供部11bとから
なる。
【0037】予約依頼部11aは、ユーザ入力装置12
を介して予約依頼に関する信号の入力(予約入力)を受
け付ける。予約依頼部11aは、予約入力を受け取る
と、受け取った信号を解析し、予約内容を決定する。予
約依頼部11aは、予約内容に応じて、協調動作させる
べき機器を判断する。たとえば、TV放送を録画すると
いう予約内容で有れば、チューナ10とビデオデッキ2
0とが、協調動作させるべき機器となる。予約依頼部1
1aは、協調動作させるべきそれぞれの機器に対する予
約要求データを生成する。そして、予約依頼部11a
は、生成した予約要求データを、対応する機器に通信イ
ンタフェース14を介して送信する。なお、チューナ1
0が協調動作させるべき機器となった場合には、予約依
頼部11aは、予約管理要求データを生成し、その予約
管理要求データを予約管理装置30に送信する。
【0038】また、予約依頼部11aは、チューナ10
がネットワーク51に接続された後の任意のときに、予
約情報を管理する機能を提供する機器を検索する。検索
方法としては、たとえば、ネットワーク51上のすべて
の機器に、予約管理機能の有無を問い合わせる方法や、
予約情報を管理できる機器から非同期的に送られてくる
情報を収集する方法等が考えられる。このように、互い
の機器の機能を確認し合うための技術として、マイクロ
ソフト社のUPnP(Universal Plug and Play)やサンマイ
クロシステムズ社のJini(Java Information Infrastruc
ture)等がある。
【0039】予約依頼部11aは、検索結果として得ら
れた機器のリストの中から機器を1つ選択し、その機器
の識別名をメモリ13に格納する。なお、固定的なシス
テム構成で運用される場合には、上記検索処理を行わず
に、予約管理を行う機器を特定する情報を静的にメモリ
13に格納しておいてもよい。本実施の形態では、図2
に示した予約管理装置30が、チューナ10の予約情報
を管理するものとする。
【0040】TV放送受信機能提供部11bは、アンテ
ナ52から送られてきたTV信号を受け取り、映像と音
声とのデータを生成する。TV放送受信機能提供部11
bは、生成した映像と音声とのデータを、通信インタフ
ェース14を介してネットワーク51に接続された他の
機器に送る。このTV放送受信機能提供部11bは、ユ
ーザ入力装置12からの入力信号、または通信インタフ
ェース14を介して送られてくる動作通知に応じて、受
信機能を運用する。
【0041】ユーザ入力装置12は、ユーザからの操作
入力を受け付ける入力装置である。たとえば、複数のボ
タンが設けられた操作パネルを有する。ユーザは、この
操作パネルに設けられたボタンを操作することで、予約
入力を行うことができる。ユーザ入力装置12は、ユー
ザ操作により入力された信号を制御装置11の予約依頼
部11aに送る。
【0042】また、ユーザ入力装置12は、コントロー
ラ53から出される赤外線を感知し、コントローラ53
から送られた信号を受信する。コントローラ53は、複
数のボタンが設けられており、ボタンの組み合わせによ
り、ネットワーク51に接続された機器に関する協調動
作の予約入力を行うことができる。ユーザ入力装置12
は、コントローラ53から送られてきた信号を、制御装
置11の予約依頼部11aに送る。
【0043】メモリ13は、書き込み可能な不揮発性の
記録媒体である。メモリ13は、たとえばフラッシュメ
モリである。メモリ13には、チューナ10に関する各
種情報が格納されている。メモリ13に格納される情報
には、チューナ10の予約管理を行う装置を特定するた
めの情報が含まれる。本実施の形態では、図2に示す予
約管理装置30が、ビデオデッキ20の予約管理を行う
ものとする。
【0044】通信インタフェース14は、ネットワーク
51を介して接続された他の機器との間で通信を行うた
めのインタフェースである。通信インタフェース14
は、予約依頼部11aから送られた予約要求データや予
約管理要求データを、その予約情報の宛先として指定さ
れている機器宛に送信する。また、通信インタフェース
14は、予約管理装置30からTV受信機能の運用に関
する通知を受け取ると、その動作通知をTV放送受信機
能提供部11bに渡す。
【0045】次に、ビデオデッキの機能について説明す
る。図4は、本実施の形態におけるビデオデッキの機能
ブロック図である。図に示すように、ビデオデッキ20
は、制御装置21、メモリ22および通信インタフェー
ス23を有している。
【0046】制御装置21は、ビデオデッキ20全体の
機能を管理している。制御装置21は、大別して録画再
生機能提供部21aと予約要求転送部21bとからな
る。録画再生機能提供部21aは、ネットワーク51を
介して送られてくる映像と音声とのデータを、テープ5
4に録画する機能を有する。また、録画再生機能提供部
21aは、テープ54に録画された映像と音声とのデー
タを読み取り、読みとったデータを、ネットワーク51
を介して接続されている他の機器に送る機能を有する。
この録画再生機能提供部21aの有している機能は、ネ
ットワーク51に接続されている他の機器との共有資源
である。そのため、録画再生機能提供部21aは、録画
再生機能の運用に関する通知データを受け取ると、その
通知データに応じて共有資源を運用し、共有資源を他の
機器に提供する。
【0047】予約要求転送部21bは、ネットワーク5
1に接続された他の機器から送られてくる予約要求デー
タを受け取る。そして、予約要求転送部21bは、受け
取った予約要求データの内容を解釈し、予約依頼であれ
ば、予約要求データを含む予約管理要求データを生成す
る。そして、予約要求転送部21bは、ビデオデッキ2
0の予約管理を行う装置に、予約管理要求データを送信
する。
【0048】さらに、予約要求転送部21bは、ビデオ
デッキ20がネットワーク51に接続された以降の任意
のときに、予約管理機能を提供する機器を検索する。検
索方法としては、たとえば、ネットワーク51上のすべ
ての機器に、予約管理機能の有無を問い合わせる方法
や、予約情報を管理できる機器から非同期的に送られて
くる情報を収集する方法等が考えられる。予約要求転送
部21bは、検索結果として得られた機器のリストの中
から、機器を1つ選択し、その機器の識別情報をメモリ
22に格納する。予約要求転送部21bは、メモリ22
に格納された情報に基づいて、予約情報の転送先を認識
する。
【0049】メモリ22は、書き込み可能な不揮発性の
記録媒体である。メモリ22は、たとえばフラッシュメ
モリである。メモリ22には、ビデオデッキ20に関す
る情報が格納されている。メモリ22に格納される情報
には、ビデオデッキ20の予約管理を行う装置を特定す
るための情報が含まれる。本実施の形態では、図2に示
す予約管理装置30が、ビデオデッキ20の予約管理を
行うものとする。
【0050】通信インタフェース23は、ネットワーク
51を介して接続された他の機器との間で通信を行うた
めのインタフェースである。通信インタフェース23
は、録画再生機能提供部21aから送られてきた映像と
音声とのデータを、そのデータの送信先として指定され
ている機器に向けて送信する。また、通信インタフェー
ス23は、予約管理装置30から通知データを受け取る
と、その通知データを録画再生機能提供部21aに渡
す。さらに、通信インタフェース23は、ネットワーク
51を介して送られてきた予約要求データを予約要求転
送部21bに渡す。
【0051】図5は、本実施の形態における予約管理装
置の機能ブロック図である。図に示すように、予約管理
装置30は、制御装置31、タイマ32、メモリ33お
よび通信インタフェース34を有している。
【0052】制御装置31は、予約管理装置30全体の
機能を管理している。制御装置31は、大別して予約情
報登録部31aと運用通知部31bとからなる。予約情
報登録部31aは、通信インタフェース34を介して送
られてきた予約管理要求データに基づいた予約情報をメ
モリ33のスケジュール管理テーブル33aに登録す
る。なお、予約情報登録部31aは、予約情報を登録す
る際には、予約管理要求データで指定された予約内容を
解析し、すでに登録されている予約情報との間の予約の
衝突の有無を判断する。そして、予約情報登録部31a
は、予約の衝突がないと判断された場合にのみ、受け取
った予約管理要求データに基づく予約情報をメモリ33
のスケジュール管理テーブル33aに登録する。
【0053】また、予約情報登録部31aは、予約の衝
突があると判断した場合には、予約管理要求データを送
ってきた機器に対して、エラーメッセージを返す。ここ
で、予約が衝突する場合とは、共有資源の最大資源量を
超えた予約をしようとする場合等である。
【0054】運用通知部31bは、タイマ32から時刻
情報を取得する。そして、運用通知部31bは、時刻情
報で示される時刻に運用の切り替えを行うべき機器が有
るかどうかを、メモリ33内の予約管理テーブル33a
を参照することで判断する。運用の切り替えとは、動作
開始、動作終了等である。運用通知部31bは、運用の
切り替えを行うべき機器が有る場合には、予約管理テー
ブル33aに登録された予約情報に基づいて、その機器
に対して通知データを送信する。
【0055】タイマ32は、時計機能を有しており、現
在の時刻を示す時刻情報を出力する。メモリ33は、書
き込み可能な不揮発性の記録媒体である。メモリ33
は、たとえばフラッシュメモリである。メモリ33に
は、予約管理装置30の動作に必要な各種情報が格納さ
れている。メモリ33に格納されている情報には、少な
くとも1つのスケジュール管理テーブル33aが含まれ
る。スケジュール管理テーブル33aは、予約管理装置
30に対して予約管理を依頼する各機器に対応付けて設
けられたデータベースである。スケジュール管理テーブ
ル33aには、各機器の予約情報が登録されている。
【0056】[予約管理依頼処理]次に、ネットワーク
51を介して予約管理装置30に対して予約管理を依頼
する際の処理手順について説明する。
【0057】図6は、予約管理依頼処理の概略を示す図
である。図6には、図2に示したチューナ10とビデオ
デッキ20が、予約管理装置30に対して、予約管理を
依頼する場合の処理が示されている。以下、図6の処理
を、ステップ番号に沿って説明する。
【0058】[ステップS11]チューナ10は、ユー
ザからの予約に関する操作入力を受け付ける前に、予約
管理エントリ要求データを予約管理装置30に対して送
信する。予約管理エントリ要求データの送信は、実際の
予約要求を予約管理装置30に送信する前の任意の時刻
に行うことができる。チューナ10は、たとえば、電源
が投入されたとき、または、チューナ10がネットワー
ク51に接続されたときに、予約管理エントリ要求デー
タを送信する。
【0059】[ステップS12]予約管理装置30は、
チューナ10からの予約管理エントリ要求データを受信
する。 [ステップS13]予約管理装置30は、受信した予約
管理エントリ要求データに基づいて、メモリ33内にチ
ューナ10の予約管理テーブルを作成する。予約管理テ
ーブル内には、チューナ10からの予約管理要求データ
に応じた予約情報をエントリするための領域が設けられ
る。
【0060】[ステップS14]ビデオデッキ20は、
共有資源を提供するための通知を受け取る前に、予約管
理エントリ要求データを予約管理装置30に対して送信
する。
【0061】[ステップS15]予約管理装置30は、
ビデオデッキ20からの予約管理エントリ要求データを
受信する。 [ステップS16]予約管理装置30は、受信した予約
管理エントリ要求データに基づいて、メモリ33内にビ
デオデッキ20の予約管理テーブルを作成する。予約管
理テーブル内には、ビデオデッキ20からの予約管理要
求データに応じた予約情報をエントリするための領域が
設けられる。
【0062】このようにして、予約管理装置30内に、
チューナ10とビデオデッキ20との予約管理テーブル
が作成される。この後、チューナ10とビデオデッキ2
0とのそれぞれが有している資源の予約については、予
約管理装置30で管理される。
【0063】チューナ10またはビデオデッキ20から
予約管理装置30に対して送信される予約管理エントリ
要求データのデータ構造は、以下の通りである。図7
は、予約管理エントリ要求データのデータ構造例を示す
図である。図に示すように、予約管理エントリ要求デー
タ60には、予約情報管理要求者名61、共有資源名6
2、最大資源量63、資源量の一単位量64、管理時間
間隔の一単位時間65、基準時刻66の各データが含ま
れている。
【0064】予約情報管理要求者名61は、予約管理を
依頼する機器の識別情報である。すなわち、予約情報管
理要求者名61は、ネットワーク51に接続された各機
器を一意に識別できる名前(ユニークな番号等)である。
【0065】共有資源名62は、各機器の有している共
有資源をネットワーク51に接続された各機器が一意に
識別するための名前(ユニークな番号等)である。たと
えば、共有資源名は、その共有資源を有している機器に
よって付与される。ビデオデッキ20であれば、録画機
能と再生機能とのそれぞれに対して、共有資源名が付与
される。
【0066】最大資源量63は、共有資源において、ネ
ットワーク51に接続された機器に提供できる最大量を
表す数値である。資源量の一単位量64は、共有資源の
資源量の単位を示すデータである。資源量の一単位量を
基準単位として、最大資源量63の値が設定される。た
とえばホームビデオの録画機能であれば、0で録画機能
を使っていない、1で録画機能を使っていると表現すれ
ば最大資源量は1、資源量の一単位量は1になる。別の
例ではIEEE1394-1995のIsochronous通信の帯域を資源と
考えれば、規格上最大資源量は4915で一単位量は1とな
る。
【0067】資源量の一単位量64は冗長な情報であ
り、必ず一単位量は1と暗黙的に仮定し、代わりに最大
資源量を調整して対応することも可能ではある。ただ
し、本実施の形態では、予約管理を依頼する機器への負
担を下げるために、任意に一単位量を指定できるように
している。なお、資源量の一単位量64はスカラー量で
あるが、資源によってはそれでは資源量として表せない
場合があり得る。その場合は、たとえば、ベクトル量で
表される資源量をスカラー量まで分解したものに、それ
ぞれ資源名を付けることで対応可能である。
【0068】管理時間間隔の一単位時間65は、予約管
理を行うときの時間間隔である。たとえば、1時間単位
とか15分単位であるとかのデータが設定される。基準
時刻66は、予約管理を行う際の基準時刻である。この
基準時刻66から、管理時間間隔の一単位時間65で示
された時間が経過する毎に、生成される予約管理テーブ
ルの更新処理が行われる。
【0069】図7に示した予約管理エントリ要求データ
60が予約管理装置30に送られることで、予約管理装
置30に予約管理テーブルが作成される。予約管理テー
ブルのデータ構造については後述する。
【0070】[予約処理]次に、予約処理について説明
する。図8は、予約処理の概略を示す図である。これ
は、ユーザがチューナ10に対する操作入力を行い、チ
ューナ10で受信したTV放送を、ビデオデッキ20で
予約録画させる場合の例である。以下、図8の処理をス
テップ番号に沿って説明する。
【0071】[ステップS21]チューナ10は、コン
トローラ53等を介してユーザから入力される録画予約
入力を受け付ける。 [ステップS22]チューナ10は、録画予約入力に応
答して、チューナ10の受信機能を使用共有資源として
指定した予約管理要求データを、予約管理装置30に送
信する。
【0072】[ステップS23]予約管理装置30は、
チューナ10からの予約管理要求データを受信する。 [ステップS24]予約管理装置30は、図6のステッ
プS13で作成した予約管理テーブルに、チューナ10
から受信した予約管理要求データに応じた予約情報を登
録する。
【0073】[ステップS25]予約管理装置30は、
チューナ10から送られた予約管理要求データに基づく
予約情報の登録結果を、チューナ10に送信する。予約
情報が正しく登録された場合には、正常に受理されたこ
とを示す情報が送信される。予約管理情報が登録できな
かった場合には、不受理であることを示す情報が送信さ
れる。
【0074】[ステップS26]チューナ10は、予約
管理装置30から送られた予約情報の登録結果を受信す
る。 [ステップS27]チューナ10は、録画予約入力に応
答して、ビデオデッキ20の録画機能を使用共有資源と
して指定した予約要求データを、ビデオデッキ20に送
信する。
【0075】[ステップS28]ビデオデッキ20は、
チューナ10から送られてきた予約要求データを受信す
る。 [ステップS29]ビデオデッキ20は、受信した予約
要求データに基づいて、録画機能の予約管理要求データ
を生成し、その予約管理要求データを予約管理装置30
に送信する。
【0076】[ステップS30]予約管理装置30は、
ビデオデッキ20から送られてきた録画に関する予約管
理要求データを受信する。 [ステップS31]予約管理装置30は、図6のステッ
プS16で作成した予約管理テーブルに、ビデオデッキ
20から受信した予約管理要求データに応じた予約情報
を登録する。
【0077】[ステップS32]予約管理装置30は、
ビデオデッキ20から送られた予約管理要求データに基
づく予約情報の登録結果を、ビデオデッキ20に送信す
る。予約管理情報が正しく登録された場合には、正常に
受理されたことを示す情報が送信される。予約情報が登
録できなかった場合には、不受理であることを示す情報
が送信される。
【0078】[ステップS33]ビデオデッキ20は、
予約管理装置30から送られた予約情報の登録結果を、
チューナ10に転送する。 [ステップS34]チューナ10は、ビデオデッキ20
から送られた予約管理情報の登録結果を受信する。
【0079】このように、TV放送の予約録画を行う場
合には、チューナ10とビデオデッキ20との連携した
動作が必要となる。そのためチューナ10は、チューナ
10自身の受信機能の予約登録を予約管理装置30に依
頼すると共に、ビデオデッキ20に協働動作を行わせる
ための予約要求データを送信する。ビデオデッキ20
は、自己の予約管理を予約装置に依頼しているため、予
約要求データの内容を包含する予約管理要求データを予
約管理装置30に送信する。その結果、チューナ10と
ビデオデッキ20とのそれぞれが提供する共有資源(T
V放送受信機能と録画機能)の予約登録が、予約管理装
置30において実行される。
【0080】以下に、予約要求データと予約要求管理デ
ータとのデータ構造について説明する。図9は、予約要
求データのデータ構造例を示す図である。図9に示すよ
うに、予約要求データ70には、使用者名71、使用す
る資源名72、使用開始時刻73、使用終了時刻74、
使用量75および任意の付加情報76が含まれている。
【0081】使用者名71は、予約要求データを送信す
る機器を、ネットワーク51に接続された各機器が一意
に識別するための名前(ユニークな番号等)である。使
用する資源名72は、予約要求データを送信する機器が
使用する共有資源を一意に識別するための名前(ユニー
クな番号等)である。
【0082】使用開始時刻73は、共有資源の使用を開
始する時刻を示す情報である。使用終了時刻74は、共
有資源の使用を終了する時刻を示す情報である。なお、
使用終了時刻74に代えて、使用期間の情報を設定する
ことも可能である。使用期間を設定した場合には、使用
開始時刻から使用期間だけ経過した時刻が使用終了時刻
となる。
【0083】使用量75は、共有資源の機能をどの程度
使用するのかを示す数値である。使用量75は、図7で
示した予約管理エントリ要求データ60の資源量の一単
位量64のデータで示された量を基準として設定され
る。
【0084】任意の付加情報76は、個々の機器依存の
情報をいれることができる。この任意の付加情報76
は、省略可能である。任意の付加情報76には、たとえ
ば予約に関する詳細情報を記述したり、ある資源の予約
開始時間と同時にその資源を持つ機器に特別な処理を開
始させたい場合に、その処理情報を記述したりすること
ができる。また、任意の付加情報76は、将来における
予約機能の拡張といった用途に使うこともできる。ただ
し、これは資源を持つ機器が任意の付加情報76を認識
でき、且つ、任意の付加情報76に示される機能を、予
約要求データ70を受け取った機器が提供している場合
のみ有効である。
【0085】図10は、予約管理要求データのデータ構
造例を示す図である。予約管理要求データ80は、予約
要求データ70に対して、予約情報管理要求者名81、
使用開始通知時刻82、使用開始通知先83、使用終了
通知時刻84、使用終了通知先85、および任意の付加
情報86が付加されたものである。
【0086】予約情報管理要求者名81は、予約管理要
求データを送信する機器を一意に識別するための名前で
ある。使用開始通知時刻82は、予約対象となる共有資
源の使用開始の通知データを受け取る時刻である。使用
開始通知時刻82は、予約要求データ70の使用開始時
刻73と異なる時刻を設定することができる。
【0087】使用開始通知先83は、使用開始通知を送
信すべき機器を一意に識別する名前である。本実施の形
態では、予約情報管理要求者名81と同じデータ(機器
の識別名)が設定される。使用終了通知時刻84は、予
約対象となる共有資源の使用終了の通知データを受け取
る時刻である。使用終了通知時刻84は、予約要求デー
タ70の使用終了時刻74と異なる時刻を設定すること
ができる。使用終了通知先85は、使用開始通知を送信
すべき機器を一意に識別する名前である。
【0088】任意の付加情報86は、予約管理要求デー
タを送信する機器が、任意に設定するデータである。任
意の付加情報86は、将来的に機能を拡張するために用
意されている。予約管理要求データ80に含まれる予約
要求データ70のデータ構造は、図9に示した構造のま
まである。
【0089】なお、予約管理要求データを送信する機器
は、図10に示した予約管理要求データ80のうち、予
約要求データ70以外の全てのデータを省略することが
可能である。予約要求データ70以外の各データが省略
された場合、予約管理装置30では、以下のように判断
される。
【0090】予約情報管理要求者名81が省略された場
合、予約管理要求データ80の送信元の機器を、予約情
報管理要求者と判断する。この場合、予約管理装置30
は、受け取った予約管理要求データ80(内容は、予約
要求データ70のみ)の送り手を特定できることが必要
である。転送先が転送元を特定できない通信回路を使用
する場合には、予約情報管理要求者名81を省略するこ
とはできない。
【0091】使用開始通知時刻82が省略されると、予
約要求データ70の使用開始時刻73が、使用開始通知
時刻82であると判断される。使用開始通知先83が省
略されると、予約情報管理要求者名81が使用開始通知
先83であると判断される。使用終了通知時刻84が省
略されると、予約要求データ70の使用終了時刻74
が、使用終了通知時刻84であると判断される。使用終
了通知先85が省略されると、予約情報管理要求者名8
1が使用終了通知先85であると判断される。
【0092】任意の付加情報86は、必須のデータでは
ないため、他のデータで代替する必要はない。なお、本
実施の形態では、使用開始通知時刻82と使用終了通知
時刻84とを、予約要求データ70の使用開始時刻73
や使用終了時刻74と別に用意している。これは、予約
管理を予約管理装置30に依頼する機器が、予約された
資源の使用開始時刻、使用終了時刻を正確に守ることが
できるようにするためである。資源によっては、使用開
始や使用終了までの準備期間が必要となる。その準備期
間を設ける余地を残すために、使用開始時刻73と異な
る使用開始通知時刻82および使用終了時刻74と異な
る使用終了通知時刻84を設定できるようにしている。
【0093】たとえば、ビデオテープに録画をする場
合、ビデオデッキ20が録画動作を開始してから実際に
テープに対する記録が開始されるまでに、時間的な間
(準備期間)がある。この場合、使用開始時刻73より
早い時刻を使用開始通知時刻82に設定しておく。これ
により、使用開始時刻73で指定された時刻から正確
に、ビデオテープに画像を記録することができる。
【0094】使用開始通知先83や使用終了通知先85
を、予約情報管理要求者名81と別に用意したのは、予
約管理要求データを送信する機器の都合により、通知先
を任意に設定できる柔軟性を与えるためである。
【0095】予約管理要求データを受け取った予約管理
装置30は、図5に示す予約管理テーブル33a内に、
予約情報を登録する。以下に、予約管理テーブルの詳細
について説明する。
【0096】図11は、予約管理テーブルのデータ構造
例を示す図である。図11の例では、予約管理テーブル
33aには、予約情報管理要求者名、共有資源名、最大
資源量、資源量の一単位量、管理時間間隔の一単位時
間、基準時刻、予約イベント、および有効なデータ数の
欄が設けられている。予約情報管理要求者名、共有資源
名、最大資源量、資源量の一単位量、管理時間間隔の一
単位時間および基準時刻の各欄には、それぞれ図7に示
す予約管理エントリ要求データ60内のそれぞれに対応
するデータが格納される。図11の例では、予約情報管
理要求者名の欄には、N2が登録されている。共有資源
名の欄には、R2.2が登録されている。最大資源量の
欄には、100が登録されている。資源量の一単位量の
欄には、10が登録されている。管理時間間隔の一単位
時間の欄には、5分が登録されている。基準時刻の欄に
は、2001年1月1日0時0分が登録されている。
【0097】予約イベントの欄には、以後予約情報管理
要求者から送られてくる予約管理要求データに基づいて
生成される予約情報(予約イベントデータ)が随時登録
される。予約イベントデータは、時刻情報に対して、そ
の時刻に送り返す予約管理要求データを関連付けるため
のデータである。
【0098】図11の例では、予約イベントの欄に2つ
の予約イベントデータ#0、#1が登録されている。有
効なデータ数の欄には、予約イベントの欄に登録されて
い予約イベントデータの数が登録されている。なお、予
約イベントの欄の最後尾に登録されているデータは、常
に無効なデータとして取り扱われる。そのため、図11
の例では、有効なデータ数の欄に1が登録されている。
【0099】有効なデータ数の欄は、予約イベントに格
納されているデータの個数を表しているが、これは予約
イベントデータを配列の形で実現したためである。他に
は、予約イベントデータをリンクリストの形式で実現す
ることもできる。リンクリストの方が一般的な実装方法
であり効率の良い方法である。リンクリストの形式を用
いれば、有効なデータ数は必要なくなるが、ここでは説
明の便宜上配列を用いている。
【0100】図12は、予約イベントデータのデータ構
造の一例を示す図である。予約イベントデータ33bに
は、時刻、使用量、使用開始データ、使用開始データの
有効なデータ数、使用終了データ、および使用終了デー
タの有効なデータ数の欄が設けられている。
【0101】時刻の欄には、予約イベントデータ33b
に登録されているイベントを処理すべき時刻が設定され
ている。図12の例では、2001年1月10日10時
15分が設定されている。使用量の欄には、予約イベン
トデータ33bに登録されているイベントにより使用さ
れる共有資源の量が設定されている。図12の例では、
30が設定されている。
【0102】使用開始データの欄には、時刻の欄に設定
されている時刻を使用開始時刻として指定した予約管理
要求データが登録されている。図12の例では、予約管
理要求データ#1、#2が登録されている。使用開始デ
ータの有効なデータ数の欄には、使用開始データに有効
に登録されている予約管理要求データの数が設定されて
いる。図12の例では、2が設定されている。
【0103】使用終了データの欄は、時刻の欄に設定さ
れている時刻を使用終了時刻として指定した予約管理要
求データが登録されている。図12の例では、予約管理
要求データ#3が登録されている。使用終了データの有
効なデータ数の欄には、使用終了データの欄に有効に登
録されている予約管理要求データの数が設定されてい
る。図12の例では、1が設定されている。
【0104】1つの予約管理要求データには、使用開始
時刻と使用終了時刻とが指定されている。そのため、1
つの予約要求データが、時刻の異なる2つの予約イベン
トデータ内に存在することになる。なお、使用開始デー
タ内の有効なデータ数と、使用終了データ内の有効なデ
ータ数とは、それぞれ使用開始データと使用終了データ
とに格納されているデータの個数を表しているが、これ
は使用開始データと使用終了データとを配列の形で実現
したためである。他にはリンクリストの形式でも実現で
きる。リンクリストの方が一般的な実装方法であり効率
の良い方法である。リンクリストの形式を用いれば、使
用開始データ内の有効なデータ数と、使用終了データ内
の有効なデータ数とが必要なくなるが、ここでは説明の
便宜上配列を用いている。
【0105】図11に示すように予約管理テーブル33
aには、図12に示すような予約イベントデータが、複
数登録されている。なお、予約管理テーブル33aの予
約イベントの欄の先頭には、時刻として常に現在の時刻
が設定された即時実行用の予約イベントデータが登録さ
れている。すなわち、予約管理要求データの使用開始時
刻として、すぐに実行することが指定されていた場合に
は、その予約管理要求データが、即時実行用の予約イベ
ントデータ(予約イベントの欄の先頭に登録されてい
る)の使用開始データに登録される。
【0106】次に、予約処理におけるチューナ10、ビ
デオデッキ20および予約管理装置30のそれぞれの処
理の詳細について説明する。図13は、チューナにおけ
る予約要求処理を示すフローチャートである。以下に、
図13の処理をステップ番号に沿って説明する。
【0107】[ステップS41]チューナ10の予約依
頼部11a(図3に示す)は、予約入力が有るか否かを
判断する。予約依頼部11aは、予約入力がある場合に
は、処理をステップS42に進め、予約入力がない場合
には、ステップS41の処理を繰り返す。
【0108】[ステップS42]予約依頼部11aは、
予約入力の内容を記憶する。たとえば、予約依頼部11
aは、予約入力の内容をメモリ13に格納する。 [ステップS43]予約依頼部11aは、ユーザからの
操作入力が確定したか否かを判断する。予約依頼部11
aは、たとえば、ユーザがあらかじめ用意された決定ボ
タンを押した場合に、操作入力が確定したものと判断す
る。予約依頼部11aは、操作入力が確定した場合には
処理をステップS44に進め、操作入力が確定していな
い場合には、処理をステップS41に進める。
【0109】[ステップS44]予約依頼部11aは、
使用資源を決定する。たとえば、TV放送を録画するた
めの予約入力が行われた場合には、チューナ10のTV
放送受信機能とビデオデッキ20の録画機能とが、使用
資源として決定される。
【0110】[ステップS45]予約依頼部11aは、
使用資源の1つを選択する。 [ステップS46]予約依頼部11aは、選択した使用
資源が、チューナ10自身が提供している共有資源か否
かを判断する。予約依頼部11aは、チューナ10の共
有資源であれば処理をステップS47に進め、チューナ
10の共有資源でなければ処理をステップS49に進め
る。
【0111】[ステップS47]予約依頼部11aは、
チューナ10の機能の予約管理を依頼するための予約管
理要求データを生成する。 [ステップS48]予約依頼部11aは、予約管理装置
30へ、生成した予約管理要求データを送信する。その
後、予約依頼部11aは、処理をステップS51に進め
る。
【0112】[ステップS49]予約依頼部11aは、
使用資源を提供している装置への予約要求データを生成
する。 [ステップS50]予約依頼部11aは、使用資源を提
供している装置へ、予約要求データを送信する。その
後、予約依頼部11aは、処理をステップS51に進め
る。
【0113】[ステップS51]予約依頼部11aは、
予約要求データまたは予約管理要求データの送信処理を
行っていない使用資源があるか否かを判断する。予約依
頼部11aは、未処理の使用資源がある場合には処理を
ステップS45に進め、未処理の使用資源がない場合に
は処理を終了する。
【0114】このようにして、ユーザからの操作入力に
応答して、予約要求データや予約管理要求データの送信
処理が行われる。次に、ビデオデッキにおける予約要求
データ転送処理の詳細を説明する。
【0115】図14は、ビデオデッキにおける予約要求
データ転送処理を示すフローチャートである。以下に、
図14に示す処理をステップ番号に沿って説明する。 [ステップS61]ビデオデッキ20の予約要求転送部
21b(図4に示す)は、予約要求データを受信する。
【0116】[ステップS62]予約要求転送部21b
は、予約要求データに各種情報を付加し、予約管理要求
データを生成する。 [ステップS63]予約要求転送部21bは、生成した
予約管理要求データを、予約管理装置30に送信し、処
理を終了する。
【0117】次に、予約管理装置30における予約登録
処理の詳細を説明する。図15は、予約管理装置におけ
る予約登録処理を示すフローチャートである。以下に、
図15に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
【0118】[ステップS71]予約管理装置30の予
約情報登録部31a(図5に示す)は、ネットワーク5
1に接続された他の機器から送られてくる予約管理要求
データを受信する。
【0119】[ステップS72]予約情報登録部31a
は、受信した使用管理要求データの中から共有資源名を
取得する。 [ステップS73]予約情報登録部31aは、メモリ3
3から共有資源名に対応する予約管理テーブルを取得す
る。
【0120】[ステップS74]予約情報登録部31a
は、予約管理要求データにおいて時刻設定の不正がある
か否かを判断する。時刻設定の不正とは、たとえば、使
用開始時刻よりも使用終了時刻の方が早い時間が設定さ
れている場合等である。予約情報登録部31aは、時刻
設定に不正がある場合には、処理をステップS83に進
め、時刻設定に不正がない場合には、処理をステップS
75に進める。
【0121】[ステップS75]予約情報登録部31a
は、最大資源量を超えた要求か否かを判断する。具体的
には、予約要求データ70内の使用量75の値が、予約
管理テーブル33a内の最大資源量を超えているか否か
が判断される。予約情報登録部31aは、最大資源量を
超えた要求の場合には、処理をステップS83に進め、
最大資源量を超えていない場合には、処理をステップS
76に進める。
【0122】[ステップS76]予約情報登録部31a
は、受信した予約管理要求データに応じて登録すべき予
約イベントデータの、予約管理テーブル33a内の予約
イベントの欄における挿入位置を決定する。すなわち、
予約イベントの欄には、設定されている時間の早い順に
予約イベントデータが並べられている。そこで、予約情
報登録部31aは、時間の順番が崩れないように、受信
した予約管理要求データを登録するための予約イベント
データを挿入すべき位置を決定する。
【0123】[ステップS77]予約情報登録部31a
は、すでに登録されている予約管理データと受信した予
約管理要求データとのそれぞれが使用する資源の使用量
に関して、各時刻毎の総量を算出する。そして、予約情
報登録部31aは、資源の使用量の総量が、最大資源量
を超える時間帯があるか否かを判断する。予約情報登録
部31aは、最大資源量を超える時間帯がある場合に
は、処理をステップS83に進め、最大資源量を超える
時間帯がない場合には、処理をステップS78に進め
る。
【0124】[ステップS78]予約情報登録部31a
は、予約管理テーブル33a内に十分な空き領域がある
か否かを判断する。すなわち、受信した予約管理要求デ
ータを登録するデータ格納領域が、予約管理テーブル3
3a内に残されているか否かが判断される。たとえば、
予約管理テーブル33a内の予約イベントの欄に登録で
きる予約イベントデータの最大数や、予約イベントデー
タの使用開始データや使用終了データの欄に登録できる
予約管理要求データの最大数が決まっている場合があ
る。この場合、予約情報登録部31aは、受信した予約
管理要求データに関する情報を登録することで、それぞ
れのデータ登録可能数の最大量を超えるかどうかを判断
する。予約情報登録部31aは、予約管理テーブル33
aに空きがある場合には、処理をステップS79に進
め、予約管理テーブル33aに空きがない場合には、処
理をステップS83に進める。
【0125】[ステップS79]予約情報登録部31a
は、受信した予約管理要求データに応じた予約イベント
データを、予約管理テーブル33aの予約イベントの欄
に登録する。なお、予約イベントの欄には、通知を行う
時刻毎に複数の予約イベントデータを登録することがで
きる。そこで、予約情報登録部31aは、受信した予約
管理要求データの使用開始時刻と同じ時刻が設定されて
いる予約イベントデータが既にある場合、その予約イベ
ントデータに対してあらたな予約管理要求データを登録
すればよい。そのため、この場合には、あらたな予約イ
ベントデータの登録は行わない。すなわち、予約情報登
録部31aは、受信した予約管理要求データの使用開始
時刻と同じ時刻が設定されている予約イベントデータが
なければ、あらたな予約イベントデータを生成して、そ
の予約イベントデータを予約イベントの欄に登録する。
【0126】同様に、予約情報登録部31aは、受信し
た予約管理要求データの使用終了時刻と同じ時刻が設定
されている予約イベントデータがあれば、その予約イベ
ントデータを使用するため、あらたな予約イベントデー
タの登録は行わない。したがって、予約情報登録部31
aは、受信した予約管理要求データの使用開始時刻と同
じ時刻が設定されている予約イベントデータがなけれ
ば、あらたな予約イベントデータを生成して、その予約
イベントデータを予約イベントの欄に登録する。
【0127】[ステップS80]予約情報登録部31a
は、各予約イベントデータの使用資源量の値を更新す
る。すなわち、受信した予約管理要求データの使用開始
時刻以降、使用終了時刻より前の時刻が設定されている
各予約イベントデータの使用量の欄に、受信した予約管
理要求データの使用量が加算される。
【0128】[ステップS81]予約情報登録部31a
は、受信した予約管理要求データの使用開始時刻と同時
刻が設定されている予約イベントデータの使用開始デー
タの欄に、予約管理要求データを登録する。また、予約
情報登録部31aは、受信した予約管理要求データの使
用終了時刻と同時刻が設定されている予約イベントデー
タの使用終了データの欄に、予約管理要求データを登録
する。
【0129】[ステップS82]予約情報登録部31a
は、予約管理要求受理通知を、予約管理要求データを送
信した機器に送り返し、処理を終了する。予約管理要求
受理通知とは、予約管理要求データに基づいた予約登録
が正しく行われたことを示す情報である。
【0130】[ステップS83]予約情報登録部31a
は、予約拒否データを送り返し、処理を終了する。予約
拒否データは、予約管理要求データに基づいた予約登録
が、行われなかったことを示す情報である。
【0131】以上のようにして、ネットワーク51上の
ある機器から他の機器に対して送信した予約要求データ
に基づいた他の機器の資源の予約登録が、予約管理装置
30において実行される。
【0132】[通知処理]次に通知処理について説明す
る。図16は、通知処理の流れを示す概念図である。以
下、図16に示す処理をステップ番号に沿って説明す
る。この例は、TV放送の録画が予約されていた場合
に、その予約内容に基づいて、チューナ10とビデオデ
ッキ20とが協調動作をする場合の例である。
【0133】[ステップS91]予約管理装置30は、
録画開始の通知データをビデオデッキ20に送信する。 [ステップS92]ビデオデッキ20は、予約管理装置
30から送られてきた録画開始の通知データを受信す
る。
【0134】[ステップS93]ビデオデッキ20は、
受信した録画開始の通知データに従って、チューナ10
から送られてくる動画や音声のデータの録画を開始す
る。 [ステップS94]予約管理装置30は、TV放送のT
V放送受信開始の通知データをチューナ10に送信す
る。
【0135】[ステップS95]チューナ10は、予約
管理装置30から送られてきたTV放送受信開始の通知
データを受信する。 [ステップS96]チューナ10は、受信したTV放送
受信開始通知に従って、TV放送の受信を開始する。受
信したTV放送の映像や音声のデータは、ネットワーク
51を介して、ビデオデッキ20に転送される。
【0136】このように、予約管理装置30が、予約管
理テーブルに登録されている内容に基づいて、ネットワ
ーク51に接続された各機器に対して共有資源の提供に
関する通知を行うことで、複数の機器の協調動作が可能
となる。
【0137】図17は、通知データのデータ構造例を示
す図である。図17の例では、通知データ90には、予
約情報管理者名91、通知種別92、および予約要求デ
ータ70が含まれる。予約情報管理者名91は、通知デ
ータ90を送信する予約管理装置30をネットワーク5
1上で一意に識別するための名前である。通知種別92
は、通知データによる通知内容が、使用開始を指示する
通知なのか、使用終了を指示する通知なのかを示す識別
フラグである。たとえば、使用開始通知の場合には、通
知種別92に0が設定され、使用終了通知であれば、通
知種別92に1が設定される。
【0138】次に、予約管理装置30における通知処理
の詳細について説明する。図18は、予約管理装置にお
ける通知処理手順を示すフローチャートである。以下、
図18に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
【0139】[ステップS101]予約管理装置30の
運用通知部31b(図5に示す)は、予約管理テーブル
33aの更新タイミングか否かを判断する。たとえば、
運用通知部31bは、現在時刻が管理時間間隔の一単位
時間の正の整数倍と基準時刻との和に等しくなるごとに
予約管理テーブルの更新を行う。運用通知部31bは、
予約管理テーブル33aの更新タイミングになったら処
理をステップS103に進め、更新タイミングになって
いなければ処理をステップS102に進める。
【0140】[ステップS102]運用通知部31b
は、予約管理要求データの受信および予約管理テーブル
へのデータ登録があったか否かを判断する。運用通知部
31bは予約管理要求データの受信および予約管理テー
ブルへのデータ登録があった場合には、処理をステップ
S103に進め、そうでなければ処理をステップS10
1に進める。
【0141】[ステップS103]運用通知部31b
は、現在時刻の予約イベントデータに予約管理要求デー
タが登録されているか否かを判断する。運用通知部31
bは、予約管理要求データが登録されていれば処理をス
テップS104に進め、予約管理要求データが登録され
ていなければ処理をステップS105に進める。
【0142】[ステップS104]運用通知部31b
は、現在時刻の予約イベントデータに登録されている予
約管理要求データに基づく通知データを、通知先として
指定されている機器に対して送信する。
【0143】[ステップS105]運用通知部31b
は、現在時刻が、次の予約イベントデータの時刻に達し
たか否かを判断する。運用通知部31bは、次の予約イ
ベントデータの時刻に達していれば処理をステップS1
06に進め、達していなければ処理をステップS101
に進める。
【0144】[ステップS106]運用通知部31b
は、現在時刻の予約イベントデータの次に予約イベント
データに登録されている予約管理要求データに基づく通
知データを、通知先として指定されている機器に対して
送信する。その後、処理をステップS101に進める。
【0145】このようにして、予約管理テーブルに登録
された予約管理要求データに基づく通知データが、あら
かじめ設定された時刻になると、共有資源を有している
機器に対して送信される。そして、送信された通知デー
タに従って、各機器が共有資源の提供を開始する。
【0146】[予約管理テーブルの具体例]予約管理テ
ーブル33aは、予約管理エントリ要求データ60を受
け取った予約管理装置30によって生成される。予約管
理テーブル33aが生成された際には、あらかじめ2つ
の予約イベントデータが登録されている。
【0147】図19は、予約管理テーブルの初期状態を
示す模式図である。この例は、図11に示した予約管理
テーブル33aを模式的に示したものである。図19で
は、予約イベントの欄については、登録された予約イベ
ントデータを概略的に示している。なお、図19におい
ては、予約イベントの有効なデータ数、予約イベントデ
ータにおける使用開始データ内の有効なデータ数、予約
イベントデータにおける使用終了データ内の有効なデー
タ数の各項目は省略されている。
【0148】図19に示すように、予約管理テーブル3
3aの初期状態には、2つの予約イベントデータが登録
されている。1つ目の予約イベントデータ(配列0番目
のデータとする)は、時刻の欄に、現在時刻が設定され
たデータである。初期状態では、配列0番目の予約イベ
ントの使用量には0が設定されている。使用開始データ
と使用終了データとの欄には、なにも登録されていな
い。図示していないが、使用開始データ内の有効なデー
タ数、使用終了データ内の有効なデータ数の各項目に
は、0が設定される。
【0149】配列0番目の予約イベントデータの時刻は
特殊であり、常に現在時刻が入っているように、予約管
理装置30によって更新される。2つ目の予約イベント
データ(配列1番目のデータとする)は、時刻の欄に最
大時刻(図中、∞で表す)が設定されたデータである。
初期状態では、配列1番目の予約イベントの使用量には
0が設定されている。使用開始データと使用終了データ
との欄には、なにも登録されていない。図示していない
が、使用開始データ内の有効なデータ数、使用終了デー
タ内の有効なデータ数の各項目には、0が設定される。
たとえば、配列1番目の予約イベントデータには、予約
管理装置30が共有資源を有する機器の予約管理を行う
ためにその機器に許す時刻の中で最も先の時刻より1だ
け大きい値が入る。
【0150】図示していないが、予約イベントの有効な
データ数の欄には、1が設定される。つまり予約イベン
トの有効なデータ数の欄は、予約イベントの欄の有効な
データ数を表しているが、最大時刻が入った予約イベン
トデータ(初期時は配列1番目)は決して書き加えられ
たりすることはないデータであると考える。すなわち、
最大時刻が入った予約イベントデータは、無効なデータ
であると考える。一方、現在時刻が入る0番目配列の予
約イベントデータは、書き加えられたりする可能性があ
るため、有効なデータであると考える。これにより、予
約イベントの有効なデータ数の欄の値で示される配列順
には、常に、最大時刻が設定された予約イベントデータ
が登録される。
【0151】次に、予約情報が登録された場合の、予約
管理テーブル内のデータの変化について説明する。図2
0は、予約情報登録前の予約管理テーブルの状態の一例
を示す模式図である。この例では、現在時刻の予約イベ
ントデータの使用量が50である。現在時刻の予約イベ
ントデータには、使用開始データ、使用終了データは登
録されていない。
【0152】時刻T1の予約イベントデータの使用量は
80である。時刻T1の予約イベントデータの使用開始
データには、予約管理要求データP2が登録されてい
る。時刻T1の予約イベントデータの使用終了データに
は、なにも登録されていない。
【0153】時刻T2の予約イベントデータの使用量は
50である。時刻T2の予約イベントデータの使用開始
データには、なにも登録されていない。時刻T2の予約
イベントデータの使用終了データには、予約管理要求デ
ータP2が登録されている。
【0154】時刻T3の予約イベントデータの使用量は
0である。時刻T3の予約イベントデータの使用開始デ
ータには、なにも登録されていない。時刻T3の予約イ
ベントデータの使用終了データには、予約管理要求デー
タP1が登録されている。
【0155】時刻T4の予約イベントデータの使用量は
60である。時刻T4の予約イベントデータの使用開始
データには、予約管理要求データP3,P4が登録され
ている。時刻T4の予約イベントデータの使用終了デー
タには、なにも登録されていない。
【0156】時刻T5の予約イベントデータの使用量は
30である。時刻T5の予約イベントデータの使用開始
データには、予約管理要求データP5が登録されてい
る。時刻T5の予約イベントデータの使用終了データに
は、予約管理要求データP3が登録されている。
【0157】時刻T6の予約イベントデータの使用量は
0である。時刻T6の予約イベントデータの使用開始デ
ータには、なにも登録されていない。時刻T6の予約イ
ベントデータの使用終了データには、予約管理要求デー
タP4,P5が登録されている。
【0158】最大時刻(∞)の予約イベントデータの使
用量は0である。最大時刻の予約イベントデータには、
使用開始データ、使用終了データは登録されていない。
図20に示したような予約管理テーブル33aに基づい
て、資源の使用量を図21のように表すことができる。
【0159】図21は、図20に示した予約管理テーブ
ル33aに基づく資源の使用スケジュールを示す模式図
である。図21において、横軸は時間であり、縦軸は、
使用資源量を示している。図の例では、最大資源量が1
00であるものとする。現在時刻の前から予約管理要求
データP1に基づき、50だけ共有資源が使用されてい
る。時刻T1において予約管理要求データP2に基づく
資源の使用が開始され、その結果、共有資源の使用量が
80になる。時刻T2において予約管理要求データP2
に基づく資源の使用が終了し、その結果、共有資源の使
用量が50になる。時刻T3において予約管理要求デー
タP1に基づく資源の使用が終了し、その結果、共有資
源の使用量が0になる。
【0160】時刻T4において予約管理要求データP
3,P4に基づく資源の使用が開始され、その結果、共
有資源の使用量が60になる。このときの共有資源の使
用量の内訳は、予約管理要求データP3に基づく使用が
40、予約管理要求データP4に基づく使用が20であ
る。時刻T5において、予約管理要求データP5に基づ
く資源の使用が開始され、かつ予約管理要求データP3
に基づく資源の使用が終了する。その結果、共有資源の
使用量が30になる。このときの共有資源の使用量の内
訳は、予約管理要求データP4に基づく使用が20、予
約管理要求データP5に基づく使用が10である。
【0161】時刻T6において予約管理要求データP
4,P5に基づく資源の使用が終了し、その結果、共有
資源の使用量が0になる。このような資源の予約が行わ
れている状況において、予約管理装置30に対して、あ
らたな予約管理要求データが渡された場合を考える。
【0162】図22は、予約管理要求データの一例を示
す図である。図22に示す予約管理要求データPの予約
情報管理要求者名はN2である。使用開始通知時刻はT
sである。使用開始通知先はN2である。使用終了通知
時刻(使用開始通知時間から使用終了通知までの経過期
間で指定されていてもよい)は、Teである。使用終了
通知先はN2である。予約情報管理要求者による任意の
付加情報は、なにも設定されていない。使用者名はN3
である。使用する資源名はR2.2である。使用開始時
刻はTsである。使用終了時刻(使用期間で指定されて
いてもよい)はTeである。使用量(使用番号で指定さ
れていてもよい)は30である。使用者による任意の付
加情報は、なにも設定されていない。
【0163】ここで、T2<Ts<T3、T5<Te<
T6であるものとする。この場合、予約管理テーブルは
次のように更新される。図23は、更新後の予約管理テ
ーブルを示す図である。図23に示すように、時刻T2
の予約イベントデータと時刻T3の予約イベントデータ
との間に、時刻Tsの予約イベントデータが挿入されて
いる。時刻Tsの予約イベントデータの使用量は80で
あり、使用開始データには、予約管理要求データPが登
録されており、使用終了データにはなにも登録されてい
ない。
【0164】また、時刻T5の予約イベントデータと時
刻T6の予約イベントデータとの間に、時刻Teの予約
イベントデータが挿入されている。時刻Teの予約イベ
ントデータの使用量は30であり、使用開始データには
なにも登録されておらず、使用終了データには予約管理
要求データPが登録されている。
【0165】時刻T3の予約イベントデータの使用量
は、0から30に変更されている。時刻T4の予約イベ
ントデータの使用量は、60から90に変更されてい
る。時刻T5の予約イベントデータの使用量は、30か
ら60に変更されている。
【0166】図24は、図23に示した予約管理テーブ
ルに基づく資源の使用スケジュールを示す模式図であ
る。図24において、横軸は時間であり、縦軸は、使用
資源量を示している。図22に示した予約管理要求デー
タPに基づく予約情報が登録されたことにより、予約管
理要求データPに基づく共有資源の使用が、時刻Tsか
ら時刻Teの間に行われる。予約管理要求データPに基
づく共有資源の使用量は30である。
【0167】[C言語によるデータ処理例]上記の実施
の形態の処理は、各種コンピュータ言語で記述すること
ができる。たとえば、C言語を用いてプログラムを記述
し、そのプログラムをコンピュータで読み取り可能な記
録媒体に記録する。そして、コンピュータに、記録媒体
に記録されたプログラムを実行させることで、上記の処
理が実現される。以下に、C言語による、本実施の形態
の実現方法について説明する。
【0168】図25は、C言語によって定義した予約管
理テーブルのデータ構造を示す図である。予約要求デー
タ70の「struct ReservationRequest」は、このデー
タが予約要求データであることを示している。「char c
lientName[256];」は使用者名、「char resourceName[2
56];」は使用する資源名、「unsigned int startUseTim
e;」は使用開始時刻、「unsigned int endUseTime;」は
使用終了時刻、「unsigned int amount;」は使用量、
「char option[512];」は任意の付加情報である。予約
管理要求データ80の「struct AdministrationReques
t」は、このデータが予約管理要求データであることを
示している。「char forwarderName[256];」は予約情報
管理要求者名、「unsigned int startNotificationTim
e;」は使用開始通知時刻、「char startNotificationTa
rget[256];」は使用通知先、「unsigned int endNotifi
cationTime;」は使用終了通知時刻、「char endNotific
ationTarget[256];」は使用終了通知先、「char option
[512];」は任意の付加情報、「struct ReservationRequ
est request;」は予約要求データである。
【0169】予約イベントデータ33bの「struct Sch
eduleElement」は、このデータが予約イベントデータで
あることを示している。「unsigned int time;」は時
刻、「unsigned int consumed;」は使用量、「struct R
eservationRequest startData[16];」は使用開始データ
(この例では、登録できる予約管理要求データは16個
までである)、「unsigned int startNum;」はstartDat
a内の有効なデータの数、「struct ReservationRequest
endData[16];」は使用終了データ(この例では、登録
できる予約管理要求データは16個までである)、「un
signed int endNum;」はendData内の有効なデータの数
である。
【0170】予約管理テーブル33aの「struct Resou
rceScheduleTable」は、このデータが予約管理テーブル
33aであることを示している。「char client[25
6];」は予約情報管理要求者名、「char resourceName[2
56];」は共有資源名、「unsigned int maxAmount;」は
最大資源量、「unsigned int resourceUnit;は資源量の
一単位量、「unsigned int interval;は管理時間間隔の
一単位時間、「unsigned int baseTime;」は基準時刻、
「struct ScheduleElement table[512];」は予約イベン
ト(この例では、登録できる予約イベントデータは51
2個までである)、「unsigned int elementsNum;」tab
le内の有効なデータの数である。
【0171】次に、図25に示したデータを用いて、予
約登録をする際の予約管理装置30でのアルゴリズムに
ついて説明する。ここで、ネットワーク51に接続され
た機器(たとえばビデオデッキ20)より、 struct AdministrationRequest r (予約管理要求データ)が転送されてきたとする。予約
管理装置30は、r.forwarderName(予約情報管理要求
者名)、r.request.resourceName(使用する資源名)を
参照することで対応する予約管理テーブルを取り出す。
それを struct ResourceScheduleTable t とする。そして、予約管理装置30は、時刻設定の不正
の有無、および使用資源量の指定の不正の有無を判断す
る。具体的には、 ・r.startNotificationTime >= r.endNotificationTime (使用開始通知時刻が使用終了通知時刻よりも同じか後
の場合) ・r.startNotificationTime < t.table[0].time (使用開始通知時刻が現在時刻より前のとき) ・r.endNotificationTime > r.table[t.elementsNum
- 1].time (使用終了通知時刻が最大時刻よりも後の場合) ・r.request.amount > t.maxAmount (資源使用量が最大資源量を上回っている場合) の各条件を判断する。予約管理装置30は、いずれかの
条件を満たすときは、認められない予約要求として予約
拒否のデータを、r.forwarderName(予約情報管理要求
者名)に示された機器に送り返す。
【0172】次に、予約イベントの欄に予約イベントデ
ータを登録する。このとき、予約イベントデータが早い
ものから順番に並ぶようにするためにr.startNotificat
ionTime(使用開始通知時刻)、r.endNotificationTime
(使用終了通知時刻)が、予約イベントデータの配列の
中のどの位置にあたるかを調べる。その処理内容は、た
とえば以下のように記述される。
【0173】
【数1】 int i = 0; while(r.startNotificationTime > t.table[i].time) { i++; }; int j = 0; while(r.endNotificationTime > t.table[j].time) { j++; } t.table[i]は、配列がi番目の予約イベントデータに設
定されている時刻を示している。同様に、t.table[j]
は、配列がj番目の予約イベントデータに設定されてい
る時刻を示している。これにより、i番目の予約イベン
トデータの前に、使用開始通知を行うための予約情報を
登録すべきことがわかる。同様に、j番目の予約イベン
トデータの前に、使用終了通知を行うための予約情報を
登録すべきことがわかる。
【0174】次に、予約管理装置30は、資源量が最大
値を超えないかどうかを調べる。
【0175】
【数2】 for(int x = i; x <= j; x++){ if(r.amount + t.table[x].consumed > t.maxAmount){ goto ERROR; } } ここで、r.amountは、受信した予約管理要求データで指
定された使用量である。t.table[x].consumedは、x番
目の予約イベントデータの使用量である。t.maxAmount
は、最大資源量である。予約管理装置30は、ERRORの
場合は予約要求を拒否するデータを、r.forwarderName
(予約情報管理要求者名)に示された機器に送り返す。
以降ERRORは同じ意味で使う。
【0176】続いて使用開始通知時刻、使用終了通知時
刻に応じた予約イベントデータに、データ登録すること
ができるかどうかを、次のそれぞれの場合について調べ
る。なお、以下の記述における「!=」は、等しくないこ
とを示している。 ・r.startNotificationTime != t.table[i] かつ r.end
NotificationTime != t.table[j]の場合 if(t.elementsNum > (511 - 2)){ goto ERROR;} これは、使用開始通知時刻と使用終了通知時刻とのいず
れも、同じ時刻が設定されている予約イベントデータが
ない場合である。この場合に、少なくとも2つの予約イ
ベントデータをあらたに登録可能であることが確認され
る。 ・r.startNotificationTime == t.table[i] かつr.endN
otificationTime != t.table[j]の場合 if(t.elementsNum > (511 - 1)){ goto ERROR;} if(t.table[i].startNum == 16){ goto ERROR;} これは、使用終了通知時刻と同じ時刻が設定されている
予約イベントデータがない場合である。この場合、少な
くとも1つの予約イベントデータをあらたに登録可能で
あることが確認される。さらに、使用開始通知時刻と同
じ時刻が設定されている予約イベントデータの使用開始
データに少なくとも1つの予約管理要求データを登録で
きることが確認される。 ・r.startNotificationTime != t.table[i] かつr.endN
otificationTime == t.table[j]の場合 if(t.elementsNum > (511 - 1)){ goto ERROR;} if(t.table[j].endNum == 16){ goto ERROR;} これは、使用開始通知時刻のみ、同じ時刻が設定されて
いる予約イベントデータがない場合である。この場合、
少なくとも1つの予約イベントデータをあらたに登録可
能であることが確認される。さらに、使用終了通知時刻
と同じ時刻が設定されている予約イベントデータの使用
終了データに少なくとも1つの予約管理要求データを登
録できることが確認される。 ・r.startNotificationTime == t.table[i] かつr.endN
otificationTime == t.table[j]の場合 if(t.table[i].startNum == 16){ goto ERROR;} if(t.table[j].endNum == 16){ goto ERROR;} これは、使用開始通知時刻および使用終了通知時刻と同
じ時刻が設定されている予約イベントデータがある場合
である。この場合、使用開始通知時刻と同じ時刻が設定
されている予約イベントデータの使用開始データに、少
なくとも1つの予約管理要求データを登録できることが
確認される。さらに、使用終了通知時刻と同じ時刻が設
定されている予約イベントデータの使用終了データに、
少なくとも1つの予約管理要求データを登録できること
が確認される。
【0177】以上の処理がERRORなく終了することで、
予約要求を受理する準備が整ったことになる。次は、予
約イベントデータを作成/登録していく。まず、使用開
始通知時刻に相当する予約イベントデータを登録する。
【0178】
【数3】 if(r.startNotificationTime != t.table[i].time){ for(int x = t.elementsNum; x > i; x--){ t.table[x + 1] = t.table[x]; //table[i+1]..table[elementsNum] --> table[i+2]..table[elementsNum+1] } i++; j++; elementsNum++; table[i].startNum = 0; table[i].endNum = 0; table[i].consumend = table[i - 1]; } この処理では、まず、使用開始通知時刻より遅い時刻が
設定されている各予約イベントデータの配列順番を1ず
つ後退させる(配列順が1ずつ加算される)。そして、
あけられた配列順に、初期化された予約イベントデータ
が登録される。有効な予約イベントデータの数に対して
は、1が加算される。なお、登録された予約イベントデ
ータの使用開始データの有効なデータの数には0が設定
される。登録された予約イベントデータの使用終了デー
タの有効なデータの数には0が設定される。登録された
予約イベントデータの使用量には、直前の予約イベント
データの使用量と同じ値が設定される。
【0179】同様にして、使用開始通知時刻に相当する
予約イベントデータが登録される。
【0180】
【数4】 if(r.endNotificationTime != t.table[j].time){ for(int x = t.elementsNum; x > j; x--){ t.table[x + 1] = t.table[x]; } j++; elementsNum++; table[j].startNum = 0; table[j].endNum = 0; table[j].consumend = table[j - 1]; } 次に使用資源量の更新が行われる。 for(int x = i; x < j; x++) { //j に対しては更新してはいけない。
【0181】 t.table[i].consumed += r.request.amount; } 最後に、予約管理要求データを登録する。 t.table[i].startData[t.table[i].startNum] = r.request; t.table[i].startNum++; t.table[j].endData[t.table[j].endNum] = r.request; t.table[j].endNum++; 以上までで予約管理要求を無事に受け付けたことにな
る。その結果、予約管理装置30は、r.forwarderName
(予約情報管理要求者名)に示された機器に、予約管理
要求を受理したことを伝える。以上の処理はt.interval
(管理時間間隔の一単位時間)と比較して無視できる程
度の時間で実行する必要がある。また予約管理要求を受
け付けたあとは、すぐに次に示す通知の処理を一度行う
必要がある。
【0182】次に、通知を行うアルゴリズムについて説
明する。予約管理装置30は、管理しているすべての予
約管理テーブル33aの0番目の予約イベントデータの
時刻に対して、必ずそれが現在時刻であるように常に更
新し続けている。そして予約管理装置30は、現在時刻
が、管理時間間隔の一単位時間の正の整数倍と基準時刻
との和に等しくなるごとに予約管理テーブルの更新を行
う。
【0183】例として struct ResourceScheduleTable t; を考える。
【0184】まず現在時刻の予約イベントデータの使用
開始データの欄と使用終了データの欄とに、予約管理要
求データが登録されている場合には、登録されている予
約管理要求データに基づく通知データが送信される。こ
れは予約管理登録が現在時刻に対して行われた場合のた
めの処理である。
【0185】
【数5】 if(t.table[0].startNum != 0){ for(int x = 0; x < t.table[0].startNum; x++) { t.table[0].startData[x].startNotificationTargetへ t.table[0].startData[x].requestを送信 } t.table[0].startNum = 0; } if(t.table[0].endNum != 0){ for(int x = 0; x < t.table[0].endNum; x++) { t.table[0].endData[x].endNotificationTargetへ t.table[0].endData[x].requestを送信 } t.table[0].endNum = 0; } 次に、配列が1番の予約イベントデータに登録されてい
る予約管理要求データに基づく通知データが送信され
る。この場合、配列が1番の予約イベントデータの配列
番号が0番に変更される。同様に、登録されている各予
約イベントデータの配列番号が、1ずつ減らされる。そ
して、0番に変更された予約イベントデータに登録され
ている予約管理要求データに基づく通知データの送信処
理が行われる。
【0186】
【数6】 if(t.table[0].time == t.table[1].time){ for(int x = 0; x < t.elementsNum; x++){ t.table[x] = t.table[x + 1]; } if(t.table[0].startNum != 0){ for(int x = 0; x < t.table[0].startNum; x++) { t.table[0].startData[x].startNotificationTargetへ t.table[0].startData[x].requestを送信 } t.table[0].startNum = 0; } if(t.table[0].endNum != 0){ for(int x = 0; x < t.table[0].endNum; x++) { t.table[0].endData[x].endNotificationTargetへ t.table[0].endData[x].requestを送信 } t.table[0].endNum = 0; } } 以上のようにして、C言語を用いて、本実施の形態の処
理をコンピュータ機能を有する予約管理装置に行わせる
ことが可能となる。
【0187】[実施の形態の効果]以上の本発明の実施
の形態で示した共有資源予約運用システムによれば、次
のような効果が得られる。
【0188】(1)通信ネットワーク上に予約情報の管
理を行う機器が存在すれば、タイマ、十分な容量の記憶
装置、予約の衝突を検出する機構等を持たない機器に対
しても予約実行を実現できる。
【0189】(2)予約情報の管理を行う機器が、複数
の機器に対する予約情報の管理を、統括して行うことが
できる。これにより、予約管理を行う装置が、ネットワ
ーク上に少なくとも1つだけ存在すればよく、予約に関
する機能の効率化を図ることができる。
【0190】(3)予約資源を持つ機器が本発明を用い
て予約情報の管理を別の機器に任せていたとしても、予
約を行う機器からみればあくまで予約資源を持つ機器と
の通信だけで予約を行うことができる。したがって、予
約要求データを出力する機器に対して、あらたな機能の
追加を行わずに、予約管理装置に対する予約管理の依頼
が可能となる。
【0191】(4)予約情報を1つの機器で集中的に管
理できるため、もし予約情報がなんらかのトラブルで破
壊・消去される危険に備える場合でもその機器に対して
のみ対策を施すだけでよい。これにより、予約管理の信
頼性を向上させることができる。
【0192】(5)予約を行いたい機器からみれば予約
する機器と通信すればよいため、処理の複雑化をさける
ことができる。以下は、予約管理テーブルの情報の持た
せ方による本実施の形態の効果である。
【0193】(6)使用終了時刻の指定を絶対的な指定
と、使用開始時間からの相対的な指定を認めているた
め、資源の種類等に応じて、使用終了時刻の指定方法を
変えることが可能である。
【0194】(7)使用開始・終了時刻と使用開始・終
了通知時刻を区別して設定できるため、機器ごとの都合
に合わせた柔軟な対応が行える。 (8)使用開始・終了通知の通知先を独立して設定でき
るため、将来的な機能拡張に柔軟な対応ができる。
【0195】(9)機器に応じて任意の付加情報を持た
せることができるため、使用開始と同時に任意の実行を
行わせることや、予約情報の詳細を持たせること等、将
来の拡張性にも対応可能である。
【0196】(10)予約情報管理要求者名、使用開始
通知時刻、使用開始通知先、使用終了通知時刻あるいは
使用開始通知時間から使用終了通知までの経過期間は省
略可能であるため、これらのデータを省略することで、
資源を持っている転送元となる機器の処理負担を減らす
ことが可能である。
【0197】(11)予約情報を管理する機器は、使用
開始・終了時に予約情報の転送元となる機器に対して、
もともとの予約要求時と同等の情報を通知データに含め
るため、予約を依頼する機器は、返された通知データ内
の情報を用いて柔軟な対応が可能である。すなわち、予
約管理装置に転送した予約要求データは、全て通知デー
タによって返されるため、予約要求データに含まれる情
報を利用した様々な処理が可能となる。
【0198】[具体的な構成例]各機器を接続するネッ
トワーク51としては、たとえば、ETHERNE(登
録商標)Tや、IEEE1394等を利用することが可能であ
る。
【0199】ネットワーク51に接続されて共有資源を
提供する機器としては、たとえば、ビデオデッキ、ラジ
オチューナ、ミニディスク(MD)、カセットデッキ、
テレビ、エアコン(エアーコンディショナー)、炊飯
器、電子レンジ、冷蔵庫等がある。
【0200】予約情報を管理する機器としては、ハード
ディスク装置、フラッシュRAM等の二次記憶装置を有
するコンピュータ、あるいは同等の機能を持ったテレ
ビ、STB(Set Top Box)等がある。
【0201】ネットワーク51を介した通信の通信プロ
トコルとしては、AV/Cを拡張させることで対応可能
である。また、TCP/IPベースで、あらたなプロト
コルを新規に作成してもよい。
【0202】なお、上記の処理機能は、コンピュータに
よって実現することができる。その場合、予約管理装置
や、共有資源を提供する機器が有すべき機能の処理内容
は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され
たプログラムに記述されており、このプログラムをコン
ピュータで実行することにより、上記処理がコンピュー
タで実現される。コンピュータで読み取り可能な記録媒
体としては、磁気記録装置や半導体メモリ等がある。市
場へ流通させる場合には、CD−ROM(Compact Disk
Read Only Memory)やフロッピー(登録商標)ディスク
等の可搬型記録媒体にプログラムを格納して流通させる
ことができる。また、ネットワークを介して接続された
コンピュータの記憶装置にプログラムを格納しておき、
ネットワークを介して接続された他のコンピュータにプ
ログラムを転送することもできる。コンピュータで実行
する際には、コンピュータ内のハードディスク装置等に
プログラムを格納しておき、メインメモリにロードして
実行することができる。
【0203】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、共有資
源を有する資源管理装置に送られた予約要求を、予約管
理装置に転送し、予約管理装置が共有資源に対する予約
管理を行うようにした。そのため、予約管理機能を持っ
ていない資源管理装置の共有資源に対する信頼性の高い
予約管理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成を示す図である。
【図2】本実施の形態のシステム構成例を示す模式図で
ある。
【図3】本実施の形態におけるチューナの機能ブロック
図である。
【図4】本実施の形態におけるビデオデッキの機能ブロ
ック図である。
【図5】本実施の形態における予約管理装置の機能ブロ
ック図である。
【図6】予約管理依頼処理の概略を示す図である。
【図7】予約管理エントリ要求データのデータ構造例を
示す図である。
【図8】予約処理の概略を示す図である。
【図9】予約要求データのデータ構造例を示す図であ
る。
【図10】予約管理要求データのデータ構造例を示す図
である。
【図11】予約管理テーブルのデータ構造例を示す図で
ある。
【図12】予約イベントデータのデータ構造の一例を示
す図である。
【図13】チューナにおける予約要求処理を示すフロー
チャートである。
【図14】ビデオデッキにおける予約要求データ転送処
理を示すフローチャートである。
【図15】予約管理装置における予約登録処理を示すフ
ローチャートである。
【図16】通知処理の流れを示す概念図である。
【図17】通知データのデータ構造例を示す図である。
【図18】予約管理装置における通知処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図19】予約管理テーブルの初期状態を示す模式図で
ある。
【図20】予約情報登録前の予約管理テーブルの状態の
一例を示す模式図である。
【図21】図20に示した予約管理テーブルに基づく資
源の使用スケジュールを示す模式図である。
【図22】予約管理要求データの一例を示す図である。
【図23】更新後の予約管理テーブルを示す図である。
【図24】図23に示した予約管理テーブルに基づく資
源の使用スケジュールを示す模式図である。
【図25】C言語によって定義した予約管理テーブルの
データ構造を示す図である。
【符号の説明】
1…予約管理装置、1a…予約登録手段、1b…データ
ベース、1c…通知手段、2…資源管理装置、2a…予
約要求転送手段、2b…共有資源、2c…資源提供手
段、10…チューナ、20…ビデオデッキ、30…予約
管理装置、51…ネットワーク、52…アンテナ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/765 G06F 17/60 176A 7/173 640 H04N 5/782 Z // G06F 17/60 176 K

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの資源の予約管理を行う
    共有資源予約運用システムにおいて、 いずれかの資源の予約要求を受け取ると、前記予約要求
    で指定された資源の運用内容に関する予約情報をデータ
    ベースに登録する予約登録手段と、前記データベースに
    登録された前記予約情報に従った運用通知を、前記予約
    要求で指定された資源を提供している装置に対して送信
    する通知手段と、を有する予約管理装置と、 他の機器に提供可能な共有資源と、前記他の機器から前
    記共有資源の予約要求を受け取ると、前記共有資源の予
    約要求を前記予約管理装置に転送する予約要求転送手段
    と、前記予約管理装置から前記共有資源の前記運用通知
    を受け取ると、前記運用通知に従って前記共有資源を運
    用し、前記共有資源を前記他の機器に提供する資源提供
    手段と、を有する資源管理装置と、 を有することを特徴とする共有資源予約運用システム。
  2. 【請求項2】 前記予約管理装置の前記予約登録手段
    は、前記予約要求の内容と、すでに前記データベースに
    登録されている予約情報の内容とを比較し、前記予約要
    求に基づく資源の運用が可能と判断した場合にのみ、前
    記予約情報を登録することを特徴とする請求項1記載の
    共有資源予約運用システム。
  3. 【請求項3】 前記予約管理装置の前記予約登録手段
    は、各資源の最大資源量があらかじめ設定されており、
    前記予約要求で指定された資源を運用することで使用資
    源量の総量が前記最大資源量を超える時間帯が発生する
    場合には、受け取った予約要求で指定された資源の運用
    は不可能と判断すること特徴とする請求項2記載の共有
    資源予約運用システム。
  4. 【請求項4】 前記予約管理装置の前記通知手段は、前
    記データベースに登録された前記予約情報に基づいて各
    資源の使用開始通知時刻を判断し、前記使用開始通知時
    刻になったときに、各資源を提供している装置に対して
    資源の提供開始を要求する通知を行うことを特徴とする
    請求項1記載の共有資源予約運用システム。
  5. 【請求項5】 前記予約管理装置の前記通知手段は、前
    記データベースに登録された前記予約情報に基づいて各
    資源の使用終了通知時刻を判断し、前記使用終了通知時
    刻になった資源を提供している装置に対して、資源の提
    供終了を要求する通知を行うことを特徴とする請求項1
    記載の共有資源予約運用システム。
  6. 【請求項6】 前記資源管理装置の前記予約要求転送手
    段は、前記共有資源の予約要求に対して、運用通知の通
    知時刻を指定する通知時刻情報を付加して、前記予約要
    求を前記予約管理装置に転送することを特徴とする請求
    項1記載の共有資源予約運用システム。
  7. 【請求項7】 前記資源管理装置の前記予約要求転送手
    段は、前記共有資源の予約要求で指定されている使用開
    始時刻よりも早い使用開始通知時刻、または前記共有資
    源の予約要求で指定されている使用終了時刻よりも早い
    使用終了通知時刻を、運用通知の通知時刻として指定す
    ることを特徴とする請求項6記載の共有資源予約運用シ
    ステム。
  8. 【請求項8】 資源の予約入力を受け付ける入力受付手
    段と、前記入力受付手段で受け付けた前記予約入力の内
    容に基づいて、前記資源管理装置が有する前記共有資源
    の予約要求を、前記資源管理装置に対して送信する予約
    要求送信手段と、を有する予約要求装置をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1記載の共有資源予約運用シス
    テム。
  9. 【請求項9】 前記予約要求装置は、運用可能な内部資
    源と、前記予約管理装置から前記内部資源の運用通知を
    受け取ると、受け取った運用通知に従って前記内部資源
    を運用する資源運用手段とをさらに有することを特徴と
    する請求項8記載の共有資源予約運用システム。
  10. 【請求項10】 前記予約要求装置の前記予約要求送信
    手段は、前記入力受付手段で受け付けた前記予約入力の
    内容に基づいて、前記内部資源に対する前記予約要求
    を、前記予約管理装置に対して送信することを特徴とす
    る請求項9記載の共有資源予約運用システム。
  11. 【請求項11】 他の機器の少なくとも1つの資源の予
    約管理を請け負う予約管理装置において、 いずれかの資源の予約要求を受け取ると、前記予約要求
    で指定された資源の運用内容に関する予約情報をデータ
    ベースに登録する予約登録手段と、 前記データベースに登録された前記予約情報に従った運
    用通知を、前記予約要求で指定された資源を提供してい
    る装置に対して送信する通知手段と、 を有することを特徴とする予約管理装置。
  12. 【請求項12】 前記予約登録手段は、前記予約要求の
    内容と、すでに前記データベースに登録されている前記
    予約情報の内容とを比較し、前記予約要求で指定された
    資源の運用が可能と判断した場合にのみ、前記予約情報
    を登録することを特徴とする請求項11記載の予約管理
    装置。
  13. 【請求項13】 前記予約登録手段は、各資源の最大資
    源量があらかじめ設定されており、前記予約要求で指定
    された資源を運用することで使用資源量の総量が前記最
    大資源量を超える時間帯が発生する場合には、受け取っ
    た予約要求で指定された資源の運用は不可能と判断する
    ことを特徴とする請求項12記載の予約管理装置。
  14. 【請求項14】 前記通知手段は、前記データベースに
    登録された前記予約情報に基づいて各資源の使用開始通
    知時刻を判断し、前記使用開始通知時刻になったとき
    に、各資源を提供している装置に対して資源の提供開始
    を要求する通知を行うことを特徴とする請求項11記載
    の予約管理装置。
  15. 【請求項15】 前記通知手段は、前記データベースに
    登録された前記予約情報に基づいて各資源の使用終了通
    知時刻を判断し、前記使用終了通知時刻になった資源を
    提供している装置に対して、資源の提供終了を要求する
    通知を行うことを特徴とする請求項11記載の予約管理
    装置。
  16. 【請求項16】 自己の資源を他の機器に提供する資源
    管理装置において、 前記他の機器に提供可能な共有資源と、 前記他の機器から前記共有資源の予約要求を受け取る
    と、前記共有資源の予約要求を、予約管理機能を有する
    予約管理装置に転送する予約要求転送手段と、 前記予約管理装置から前記共有資源の運用通知を受け取
    ると、前記運用通知に従って前記共有資源を運用し、前
    記共有資源を前記他の機器に提供する資源提供手段と、 を有することを特徴とする資源管理装置。
  17. 【請求項17】 前記予約要求転送手段は、前記共有資
    源の予約要求に対して、運用通知の通知時刻を指定する
    通知時刻情報を付加して、前記共有資源の予約要求を前
    記予約管理装置に転送することを特徴とする請求項16
    記載の資源管理装置。
  18. 【請求項18】 前記予約要求転送手段は、前記共有資
    源の予約要求で指定されている使用開始時刻よりも早い
    使用開始通知時刻、または前記共有資源の予約要求で指
    定されている使用終了時刻よりも早い使用終了通知時刻
    を、運用通知の通知時刻として指定することを特徴とす
    る請求項17記載の資源管理装置。
  19. 【請求項19】 操作入力に応じて資源の予約を行う予
    約要求装置において、 運用可能な内部資源と、 資源管理装置が提供している共有資源と前記内部資源と
    の協調動作の予約入力を受け付ける入力受付手段と、 前記入力受付手段で受け付けた前記予約入力の内容に基
    づいて、前記資源管理装置に対して、前記共有資源に対
    する第1の予約要求を送信するとともに、前記内部資源
    に対する第2の予約要求を、予約管理機能を有する予約
    管理装置に対して送信する予約要求送信手段と、 前記予約管理装置から前記内部資源の運用通知を受け取
    ると、受け取った運用通知に従って前記内部資源を運用
    する資源運用手段と、 を有することを特徴とする予約要求装置。
  20. 【請求項20】 少なくとも1つの資源の予約管理を行
    う共有資源予約方法において、 他の機器に提供可能な共有資源を有する資源管理装置に
    対して、前記共有資源の予約要求が前記他の機器から送
    られると、前記予約要求を、予約管理機能を有する予約
    管理装置に転送し、 前記予約管理装置において、前記予約要求で指定された
    前記共有資源の運用内容に関する予約情報をデータベー
    スに登録し、 前記データベースに登録された前記予約情報に従った運
    用通知を、前記予約管理装置から前記資源管理装置へ送
    信し、 前記資源管理装置において、前記運用通知に従って前記
    共有資源を運用し、前記共有資源を前記他の機器に提供
    する、 ことを特徴とする共有資源予約方法。
  21. 【請求項21】 前記予約情報を前記データベースに登
    録する際には、前記予約要求の内容と、すでに前記デー
    タベースに登録されている予約情報の内容とを比較し、
    前記予約要求に基づく前記共有資源の提供が可能と判断
    した場合にのみ、前記予約情報を登録することを特徴と
    する請求項20記載の共有資源予約方法。
  22. 【請求項22】 前記運用通知を送信する際には、前記
    データベースに登録された前記予約情報に基づいて各資
    源の使用開始通知時刻および使用終了時刻を判断し、前
    記使用開始通知時刻および前記使用終了時刻のそれぞれ
    の時刻になったときに、前記資源管理装置に対して運用
    通知を送信することを特徴とする請求項20記載の共有
    資源予約方法。
  23. 【請求項23】 他の機器の少なくとも1つの資源の予
    約管理を請け負うためのプログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体において、 前記コンピュータに、 いずれかの資源の予約要求を受け取ると、前記予約要求
    で指定された資源の運用内容に関する予約情報をデータ
    ベースに登録し、 前記データベースに登録された前記予約情報に従った運
    用通知を、前記予約要求で指定された資源を提供してい
    る装置に対して送信する、 処理を実行させるプログラムを記録したことを特徴とす
    る記録媒体。
  24. 【請求項24】 自己の資源を他の機器に提供するため
    のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体において、 前記コンピュータに、 前記他の機器に提供可能な共有資源を指定した予約要求
    を前記他の機器から受け取ると、前記予約要求を、予約
    管理機能を有する予約管理装置に転送し、 前記予約管理装置から前記共有資源の運用通知を受け取
    ると、前記運用通知に従って前記共有資源を運用し、前
    記共有資源を前記他の機器に提供する、 処理を実行させるプログラムを記録したことを特徴とす
    る記録媒体。
  25. 【請求項25】 操作入力に応じて資源の予約を行うた
    めのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
    記録媒体において、 前記コンピュータに、 予約要求装置において、資源の予約入力を受け付け、 受け付けた前記予約入力の内容に基づいて、共有資源を
    他の装置に提供している資源管理装置に対して、前記共
    有資源に対する第1の予約要求を送信するとともに、前
    記予約要求装置の内部で運用可能な内部資源に対する第
    2の予約要求を、予約管理機能を有する予約管理装置に
    対して送信し、 前記予約管理装置から前記内部資源の運用通知を受け取
    ると、受け取った前記運用通知に従って前記内部資源を
    運用する、 処理を実行させるプログラムを記録したことを特徴とす
    る記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006043484A1 (ja) * 2004-10-18 2006-04-27 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 予約録画表示システム、予約録画表示装置、予約録画表示方法、プログラム、および記録媒体
KR101065457B1 (ko) 2003-06-23 2011-09-16 주식회사 케이티 멀티미디어 컨텐츠 서비스 시스템 및 방법

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WO2006043484A1 (ja) * 2004-10-18 2006-04-27 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 予約録画表示システム、予約録画表示装置、予約録画表示方法、プログラム、および記録媒体

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