JP2002217790A - アンテナダイバーシチ通信装置 - Google Patents

アンテナダイバーシチ通信装置

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JP2002217790A
JP2002217790A JP2001007139A JP2001007139A JP2002217790A JP 2002217790 A JP2002217790 A JP 2002217790A JP 2001007139 A JP2001007139 A JP 2001007139A JP 2001007139 A JP2001007139 A JP 2001007139A JP 2002217790 A JP2002217790 A JP 2002217790A
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JP
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antenna
frequency
channel
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antenna diversity
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JP2001007139A
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English (en)
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Toshiyuki Wakizaka
俊幸 脇坂
Michinori Kishimoto
倫典 岸本
Shoichi Koga
正一 古賀
Masami Wada
正己 和田
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Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Priority to KR1020020002183A priority patent/KR20020061164A/ko
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハードウェア規模が小さく、かつ、低速周波
数ホッピングを行っても、次チャンネルの通信状態を良
好にできる、アンテナダイバーシチ通信装置を提供す
る。 【解決手段】 複数のアンテナ10、11から、1つの
アンテナを選択する切替手段13と、切替手段が選択し
たアンテナの受信状態を測定する受信情報測定手段13
と、現チャンネルと次チャンネルの周波数差情報を記憶
する記憶手段16と、切替手段を制御する制御手段15
を備える。周波数差情報と信号情報とを用い、現・次チ
ャンネルが高い周波数相関を持ち、かつ、受信状態が不
良である場合、次チャンネルにホップする際に、アンテ
ナを切り替える。周波数相関を用いて、スイッチングダ
イバーシチを実用化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、複数のアンテナを用い
て、低速周波数ホッピング及び検波前ダイバーシチによ
る通信を行うアンテナダイバーシチ通信装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル無線通信では、スペク
トル拡散法が広く用いられている。そして、この一種
に、周波数ホッピングがある。周波数ホッピングは、送
信周波数が特定の周波数に固定されるのではなく、別の
周波数へ順次切り替わる通信方式である。
【0003】周波数ホッピングには、高速周波数ホッピ
ングと低速周波数ホッピングとがあり、高速周波数ホッ
ピングは1ビットの情報を複数の周波数で順次送信する
ものであり、周波数の切り替え速度がビット速度よりも
速い。
【0004】これに対して、低速周波数ホッピングは、
複数のビットを1つの周波数で送信するものであり、周
波数の切り替え速度がビット速度よりも遅い。
【0005】一方、アンテナダイバーシチ方式は、検波
後選択ダイバーシチ(複数のアンテナで受信した信号を
それぞれ復調し、復調後にどの情報を選択するかを決定
する)と、検波前選択ダイバーシチ(復調前にどのアン
テナで受信された情報を選択するかを決定し、その情報
を復調器へ渡す)に分類される。
【0006】検波後選択ダイバーシチを行う通信装置
は、図6に示すように、アンテナ1、2、信号情報測定
手段3、4及び復調器5、6を、複数系統持つ。
【0007】また、検波前選択ダイバーシチを行う通信
装置は、さらに、選択ダイバーシチとスイッチングダイ
バーシチとに、分類される。
【0008】選択ダイバーシチでは、図7に示すよう
に、アンテナ1、2及び信号情報測定手段3、4までを
複数系統持ち、復調器5を1つだけ持つ。そして、これ
らの信号情報測定手段3、4のいずれかを選択して、復
調器5で復調する。
【0009】スイッチングダイバーシチでは、図8に示
すように、アンテナ1、2を複数持ち、信号情報測定手
段3と復調器5は、1つだけ持つ。そして、切替手段6
により、アンテナ1、2を切り替えて使用する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図6に示した、検波後
ダイバーシチでは、復調した後に最良の結果が得られる
アンテナ系統を選択するから、低速周波数ホッピングで
も実現できる。しかしながら、図6を、図7及び図8と
比較すれば明らかなように、これでは、ハードウェア規
模を膨大になってしまう。
【0011】また、図7、図8に示した、検波前ダイバ
ーシチにおいて、アンテナ切替を低速周波数ホッピング
で行おうとしても、直前のパケットと次のパケットの周
波数が、ホッピングにより変更されているので、直前の
パケットの信号情報を利用できず、次チャンネルにおい
て良好な通信状態を得る保証がない。
【0012】また、今受信しているパケットの信号情報
を測定してパケット内でアンテナを切り替えると、パケ
ット内でアンテナを切り替えたことによる切り替えノイ
ズが発生するという問題もある。
【0013】そこで本発明は、ハードウェア規模が小さ
く、かつ、低速周波数ホッピングを行っても、次チャン
ネルの通信状態を良好にできる、アンテナダイバーシチ
通信装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明では、複数のアン
テナを用いて、低速周波数ホッピング及び検波前ダイバ
ーシチによる通信を行うと共に、現チャンネルと次チャ
ンネルの周波数相関に基づいて、アンテナ切り替えを行
う。
【0015】これにより、ハードウェア規模が小さく、
かつ、低速周波数ホッピングを行っても、次チャンネル
の通信状態を良好にできる、アンテナダイバーシチ通信
装置を実現できる。
【0016】
【発明の実施の形態】請求項1記載のアンテナダイバー
シチ通信装置では、複数のアンテナを用いて、低速周波
数ホッピング及び検波前ダイバーシチによる通信を行う
と共に、現チャンネルと次チャンネルの周波数相関に基
づいて、アンテナ切り替えを行う。
【0017】請求項2記載のアンテナダイバーシチ通信
装置では、複数のアンテナと、これらのアンテナから、
1つのアンテナを択一的に選択する切替手段と、この切
替手段が選択したアンテナの受信状態を示す受信情報を
測定する受信情報測定手段と、現チャンネルと次チャン
ネルの周波数差情報を記憶する記憶手段と、切替手段を
制御する制御手段とを備え、制御手段は、周波数差情報
と信号情報とを参照し、現チャンネルと次チャンネルと
が高い周波数相関を持ち、かつ、受信状態が不良である
場合、次チャンネルにホップする際に、切替手段に、ア
ンテナ切り替えを命ずる。
【0018】これらの構成のように、周波数相関を用い
ると、現チャンネルと次チャンネルの周波数相関が高い
場合、次チャンネルにホッピングした場合でもアンテナ
の受信状態は、現チャンネルのアンテナの受信状態に近
いことを、高い蓋然性を持って、保証できる。
【0019】そのため、周波数相関が高く、かつ、現チ
ャンネルの受信状態が不良の場合は、次チャンネルにホ
ッピングしたとき、そのアンテナの受信状態は不良であ
ると判断され、アンテナが切り替えられる。また、この
相関が高く、かつ、現チャンネルの受信状態が良好な場
合は、次チャンネルにホッピングしたとき、そのアンテ
ナの受信状態は良好と判断され、アンテナ切り替えは行
わない。
【0020】この相関が低い場合、現チャンネルの受信
レベルと次チャンネルの受信レベルは無関係に変動して
いるので、アンテナを切り替えた場合と切り替えない場
合の期待値は、同じである。従って、周波数相関が低い
場合は特にアンテナ切り替えは行っても行わなくてもよ
い。
【0021】したがって、スイッチングダイバーシチ及
び低速周波数ホッピングを行っても、良好な受信状態を
維持できる。また、スイッチングダイバーシチを実用で
きるため、ハードウェア規模を小さくすることができ
る。
【0022】請求項3記載のアンテナダイバーシチ通信
装置では、周波数差情報は、現チャンネルの周波数と次
チャンネルの周波数であり、かつ、信号情報は、該当す
るアンテナの受信強度である。
【0023】この構成により、制御手段は、周波数差を
容易に求めることができる。また、信号情報が受信状態
の良否を的確に示す。
【0024】請求項4記載のアンテナダイバーシチ通信
装置では、周波数相関の高低を定める第1の閾値と、受
信状態の良否を定める第2の閾値とを記憶する閾値記憶
手段を備え、制御手段は、現チャンネルと次チャンネル
の周波数差と第1の閾値とを大小比較し、かつ、信号情
報と第2の閾値とを大小比較する。
【0025】この構成により、閾値との大小比較を行う
だけで、簡易且つ高速に、相関の高低、受信状態の良否
を、判定できる。
【0026】請求項5記載のアンテナダイバーシチ通信
装置では、通信が行われている周囲空間の環境情報の入
力を受け付ける入力手段を備え、制御手段は、入力され
た環境情報に基づいて第1の閾値を更新する。
【0027】この構成により、周囲空間の広さにより、
周波数相関が変化するが、この変化に対応することがで
きる。
【0028】請求項6記載のアンテナダイバーシチ通信
装置では、環境情報は、宅内、オフィス、あるいは、屋
外を、区別するものである。
【0029】この構成により、代表的な周囲空間に対応
できる。
【0030】請求項7記載のアンテナダイバーシチ通信
装置では、環境情報が宅内を示すとき、第1の閾値は1
0MHzオーダーであり、環境情報がオフィスを示すと
き、第1の閾値は1MHzオーダーであり、環境情報が
屋外を示すとき、第1の閾値は200kHzオーダーで
ある。
【0031】この構成により、相関係数が0.5以上1
以下のとき、高い周波数相関があるとすることができ
る。なお、一般に、相関係数が0.5となる周波数差
を、相関帯域幅Bと呼ぶ。
【0032】請求項8記載のアンテナダイバーシチ通信
装置では、制御手段は、現チャンネルと次チャンネルと
が高い周波数相関を持ち、かつ、受信状態が良好である
場合、次チャンネルにホップする際に、切替手段に、ア
ンテナ切り替えを命じない。
【0033】この構成により、現在のアンテナを継続的
に使用すると、良好な受信状態を維持できる、蓋然性が
高い場合、現在のアンテナを継続的に使用することがで
きる。
【0034】以下、図面を参照しながら、本発明の実施
の形態について説明する。まず、本形態の構成を説明す
るに先立ち、本例で使用するBluetoothについ
て説明する。Bluetoothとは、標準化団体「B
luetooth SIG」で規格化された、さまざま
な情報機器に搭載が見こまれている近距離向けの無線デ
ータ通信規格である。
【0035】Bluetoothの周波数は、2.4G
Hzであり、ホッピングチャンネル数は、79個、1チ
ャンネルの帯域は、1MHzである。従って、Blue
toothのホッピング帯域は、79MHzである。こ
の周波数内をランダムにホッピングしながら通信を行
う。
【0036】また、Bluetoothの受信強度は、
−70dBm以上に規定されており、受信強度がこの値
を下回ると、受信不能になる。
【0037】図1は、本発明の一実施の形態におけるア
ンテナダイバーシチ通信装置の概略ブロック図である。
【0038】図1に示すように、このアンテナダイバー
シチ通信装置は、複数のアンテナ10、11を備え、こ
れらのアンテナ10、11を用いて、低速周波数ホッピ
ング及び検波前ダイバーシチによる通信を行う。なお、
図示しているように、アンテナは、2本であっても良い
し、3本以上でも良い。
【0039】アンテナ10、11は、切替手段12の入
力用端子12a、12bにそれぞれ接続される。また、
切替手段12は、1つの出力用端子12cを持ち、この
端子12cは、信号情報測定手段13に接続されてい
る。そして、切替手段12は、制御手段15の切替信号
にしたがって、アンテナ10、11のうちの、いずれか
1つを、択一的に選択して、信号情報測定手段13に接
続する。
【0040】信号情報測定手段13は、切替手段12に
より選択されたアンテナの受信強度を測定し、測定した
受信強度を、制御手段15に受信情報として出力する。
なお、この受信情報は、アンテナの受信状態の良否を判
定できるものであれば任意である。
【0041】また、信号情報測定手段13は、受信信号
を復調器14へ出力する。なお、復調器14よりも後段
の部分は任意であり、本発明の骨子に関係しないので、
説明を省略する。
【0042】チャンネル周波数記憶手段16は、通信で
使用する各チャンネルの周波数を記憶している。したが
って、制御手段15は、チャンネル周波数記憶手段16
を参照することにより、現チャンネルと次チャンネル
(次にホップした先のチャンネル)の各周波数を知るこ
とができ、現チャンネルと次チャンネルの周波数差を求
めることができる。
【0043】なお本例では、Bluetoothに従う
通信を行うので、チャンネル周波数記憶手段16は、7
9チャンネルの周波数を記憶できれば十分である。
【0044】また、閾値記憶手段17は、第1の閾値T
h1(周波数相関の高低を定める周波数差)と、第2の
閾値Th2(受信状態の良否を定める受信強度)とを、
記憶する。本例では、Bluetoothに従うので、
第2の閾値Th2は、常に−70dBmである。
【0045】一方、第1の閾値Th1は、次に説明する
ように、10MHz、1MHz、200kHzの3つの
値を採りうる。なお、これらの値は、一例であり、必要
に応じて若干変更しても差し支えない。閾値記憶手段1
7は、これら3つの値と、現在の第1の閾値Th1、第
2の閾値Th2を記憶する。
【0046】次に、これらの値について説明する。さて
一般に、無線通信では、反射波、回折波、屈折波等の多
重波干渉により定在波が発生する。この多重波はマルチ
パスと呼ばれ、このマルチパスにより引き起こされる受
信強度の変化を、フェージングと呼ぶ。このフェージン
グの周波数相関ρは、
【0047】
【数1】 と表すことができる。(数1)においてσは遅延スプレ
ッドを、fは周波数を表している。Δfが大きくなると
ρは小さくなっていく。周波数相関が小さいということ
は各フェージングの独立を意味し、周波数相関が大きい
ということは各フェージングが似た変動をしていること
を意味する。
【0048】これを、周波数ホッピングの現チャンネル
と次チャンネルの関係に応用すると、次のようになる。
即ち、現チャンネルと次チャンネルの周波数差Δfが小
さければ、現チャンネルと次チャンネルの受信状態が、
高い確率で、ほぼ一致する。逆に、周波数差Δfが大き
ければ、受信状態が一致するかどうかは、不明である。
【0049】さらに、アンテナダイバーシチを含めて考
察すると、周波数差Δfが小さく、かつ、現チャンネル
の受信状態が良好であれば、現在のアンテナを使用した
まま(アンテナの切替なしで)、次チャンネルにホップ
すると、次チャンネルでも、高い確率で、良好な受信状
態が得られることになる。
【0050】また、周波数差Δfが小さく、かつ、現チ
ャンネルの受信状態が不良であれば、現在のアンテナの
そのまま使用すると、次チャンネルでは、高い確率で、
不良な受信状態となってしまう。したがって、この場合
には、次チャンネルにホップする際には、アンテナを切
り替えて、アンテナ同士の相関性を利用して、別のアン
テナを使用することが望ましい。本発明者らは、以上の
知見を得て、本発明を完成した。
【0051】次に、図2、図3等を用いて、通信が行わ
れる周囲環境と周波数相関の関係について説明する。な
お以下、相関の高低を区別する閾値として、相関係数=
0.5を用いるが、この値は必要に応じて変更できる。
【0052】さて本形態では、この周囲環境として、
「宅内(狭い空間)」、「オフィス(中間の広さを持つ
空間:なお、”オフィス”といっているのは、表現上の
問題であり、実際には、倉庫、工場等の建屋程度の広さ
であれば、このカテゴリに入れて良い。)」、「屋外
(広く障害物が少ない空間)」を想定している。
【0053】このような区別は、マルチパスが発生する
周囲環境を、代表的なものに分類したものであり、より
少ない区別で対応しても良いし、さらに細かく分類して
も良い。
【0054】さて以上の区別のうち、宅内については、
本発明者らの実測により、図2に示す特性を得ている。
図2に示すように、また、(数1)からも明らかなよう
に、この特性は、周波数差Δf(横軸)が大きくなる
と、相関係数が小さくなる、右下がりの傾向を示す。
【0055】そして、相関係数=0.5〜1となるの
は、周波数差Δfが、おおむね10MHz以下であるこ
とがわかる。このため、本例では、宅内についての第1
の閾値Th1を、10MHzとする。
【0056】また、オフィスでは、「電波伝搬ハンドブ
ック REALIZE INC.370ページ」に、遅
延スプレッドσに関して、オフィス内でσ=100ns
ecという、データがある。また、遅延プロファイルが
指数関数型の場合、遅延帯域幅B、遅延スプレッドσと
すると、B=1/2πσなる関係がある。
【0057】以上から換算すると、相関係数=0.5〜
1となるのは、周波数差Δfが、約1〜2MHz以下で
ある。そこで本例では、オフィスについての第1の閾値
Th1を、1MHzとする。
【0058】さらに、屋外では、「市街地伝搬における
周波数相関特性(三石ら 日本電信電話公社 横須賀電
気通信研究所) 3ページ図4 各分類での周波数相関
特性」なる文献があり、これをまとめると、図3のよう
になる。
【0059】図3から、本例では、屋外における第1の
閾値Th1は、200kHzとする。
【0060】勿論、以上3種の、第1の閾値Th1(1
0MHz、1MHz、200kHz)は、これらのオー
ダーで種々変更できる。
【0061】さて、図1に示すように、このアンテナダ
イバーシチ通信装置には、周囲環境(ここでは、宅内、
オフィス、屋外のいずれか)を入力するために、入力手
段18を設けてある。入力手段18は、簡単に構成する
なら、ボタンなどでユーザが手入力するようにしても良
い。勿論、入力手段18としては、周囲環境の情報を入
力できさえすれば良く、他の周知手段を用いても良い。
【0062】また、制御手段15は、図4、図5のフロ
ーチャートに沿って、切替手段12など、他の要素を制
御する。特に、制御手段15は、周波数差情報と信号情
報とを参照し、現チャンネルと次チャンネルとが高い周
波数相関を持ち、かつ、受信状態が不良である場合、次
チャンネルにホップする際に、切替手段12に、アンテ
ナ切り替えを命ずる。
【0063】また、制御手段15は、現チャンネルと次
チャンネルとが高い周波数相関を持ち、かつ、受信状態
が良好である場合、次チャンネルにホップする際に、切
替手段に、アンテナ切り替えを命じない。
【0064】制御手段15は、環境情報を入力するた
め、図4の処理を行う。まず、制御手段15は、入力手
段18からの入力を待つ。ここで、周囲環境が宅内であ
れば(ステップ1)、第1の閾値Th1=10MHzと
し(ステップ2)、ステップ6へ移る。
【0065】同様に、周囲環境がオフィスならば(ステ
ップ3)、第1の閾値Th1=1MHzとし(ステップ
4)、周囲環境が屋外ならば(ステップ3)、第1の閾
値Th1=200kHzとし(ステップ5)、ステップ
6へ移る。
【0066】そして、ステップ6では、制御手段15
は、求めた第1の閾値Th1を、閾値記憶手段17に記
憶させる。
【0067】また、信号受信時において、制御手段15
は、図5の処理を行う。まず、ステップ10にて、制御
手段15は、信号情報測定手段13から信号情報を入力
し、現在のアンテナの受信強度を得る。
【0068】次に、制御手段15は、チャンネル周波数
記憶手段16をアクセスし、現チャンネルと次チャンネ
ルの周波数を取得し(ステップ11)、これらの周波数
の差Δfを求める(ステップ12)。
【0069】また、ステップ13にて、制御手段15
は、閾値記憶手段17をアクセスし、第1の閾値Th1
と第2の閾値Th2を得る。
【0070】次に、ステップ14にて、制御手段15
は、周波数差Δfと第1の閾値Th1とを大小比較す
る。ここで、Δf>Th1ならば、現チャンネルと次チ
ャンネルの周波数相関が低いので、現状のまま終了す
る。一方、Δf≦Th1ならば、ステップ15へ移る。
【0071】ステップ15では、制御手段15は、現在
のアンテナの受信強度と第2の閾値Th2とを大小比較
する。受信強度が大きく受信状態が良好ならば、次チャ
ンネルで現在のアンテナを使うと、高い確率で、良好な
受信状態を維持できるため、制御手段15は、アンテナ
切替をせずに終了する。
【0072】一方、受信状態が不良なら、現在のアンテ
ナのままだと、高い確率で、次チャンネルでも受信不良
となるので、制御手段15は、ステップ16にて、切替
手段12へ切替信号を出力し、アンテナが切り替えられ
る。
【0073】なお、本形態では、図5に示すように、ス
テップ14にて、Δf>Th1であるとき、アンテナを
切り替えないこととしている。しかしながら、現チャン
ネルと次チャンネルの周波数相関が低い(Δf>Th
1)場合、現チャンネルの受信状態と次チャンネルの受
信状態は、ほぼ無関係であり、アンテナを切り替えても
切り替えなくても、受信状態が良好である、期待値は、
同じである。
【0074】したがって、このような場合、図5のよう
に、アンテナを、切り替えないこととしても良いし、切
り替えることとしても良い。
【0075】
【発明の効果】本発明によれば、周波数相関を用いるこ
とにより、ホッピング後でもアンテナの受信状態を良好
に保持することを、高い蓋然性を持って、保証できる。
また、スイッチングダイバーシチを実用できるため、ハ
ードウェア規模を小さくすることができる。
【0076】また、低速周波数ホッピング通信方式にお
いて受信中のパケットの途中でアンテナを切り替えるこ
となくアンテナダイバーシチが行えるので、切り替えノ
イズが発生せず、通信品質を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるアンテナダイバ
ーシチ通信装置の概略ブロック図
【図2】同周波数相関を示すグラフ(宅内)
【図3】同周波数相関を示すグラフ(屋外)
【図4】同アンテナダイバーシチ通信装置のフローチャ
ート
【図5】同アンテナダイバーシチ通信装置のフローチャ
ート
【図6】従来のアンテナダイバーシチ通信装置の概略ブ
ロック図
【図7】従来のアンテナダイバーシチ通信装置の概略ブ
ロック図
【図8】従来のアンテナダイバーシチ通信装置の概略ブ
ロック図
【符号の説明】
10、11 アンテナ 12 切替手段 13 信号情報測定手段 14 復調器 15 制御手段 16 チャンネル周波数記憶手段 17 閾値記憶手段 18 入力手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古賀 正一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 和田 正己 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5K022 EE04 EE11 EE21 EE31 5K059 CC03 DD12 DD16 DD22 EE02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のアンテナを用いて、低速周波数ホッ
    ピング及び検波前ダイバーシチによる通信を行うアンテ
    ナダイバーシチ通信装置において、 現チャンネルと次チャンネルの周波数相関に基づいて、
    アンテナ切り替えを行うことを特徴とするアンテナダイ
    バーシチ通信装置。
  2. 【請求項2】複数のアンテナと、 これらのアンテナから、1つのアンテナを択一的に選択
    する切替手段と、 この切替手段が選択したアンテナの受信状態を示す受信
    情報を測定する受信情報測定手段と、 現チャンネルと次チャンネルの周波数差情報を記憶する
    記憶手段と、 前記切替手段を制御する制御手段とを備え、 前記制御手段は、周波数差情報と信号情報とを参照し、
    現チャンネルと次チャンネルとが高い周波数相関を持
    ち、かつ、受信状態が不良である場合、次チャンネルに
    ホップする際に、前記切替手段に、アンテナ切り替えを
    命ずることを特徴とするアンテナダイバーシチ通信装
    置。
  3. 【請求項3】前記周波数差情報は、現チャンネルの周波
    数と次チャンネルの周波数であり、かつ、前記信号情報
    は、該当するアンテナの受信強度であることを特徴とす
    る請求項2記載のアンテナダイバーシチ通信装置。
  4. 【請求項4】周波数相関の高低を定める第1の閾値と、
    受信状態の良否を定める第2の閾値とを記憶する閾値記
    憶手段を備え、 前記制御手段は、現チャンネルと次チャンネルの周波数
    差と第1の閾値とを大小比較し、かつ、信号情報と第2
    の閾値とを大小比較することを特徴とする請求項3記載
    のアンテナダイバーシチ通信装置。
  5. 【請求項5】通信が行われている周囲空間の環境情報の
    入力を受け付ける入力手段を備え、前記制御手段は、入
    力された環境情報に基づいて第1の閾値を更新すること
    を特徴とする請求項4記載のアンテナダイバーシチ通信
    装置。
  6. 【請求項6】前記環境情報は、宅内、オフィス、あるい
    は、屋外を、区別するものであることを特徴とする請求
    項5記載のアンテナダイバーシチ通信装置。
  7. 【請求項7】前記環境情報が宅内を示すとき、第1の閾
    値は10MHzオーダーであり、前記環境情報がオフィ
    スを示すとき、第1の閾値は1MHzオーダーであり、
    前記環境情報が屋外を示すとき、第1の閾値は200k
    Hzオーダーであることを特徴とする請求項6記載のア
    ンテナダイバーシチ通信装置。
  8. 【請求項8】前記制御手段は、現チャンネルと次チャン
    ネルとが高い周波数相関を持ち、かつ、受信状態が良好
    である場合、次チャンネルにホップする際に、前記切替
    手段に、アンテナ切り替えを命じないことを特徴とする
    請求項2から7のいずれかに記載のアンテナダイバーシ
    チ通信装置。
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