JP2002217631A - 無線装置 - Google Patents

無線装置

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JP2002217631A
JP2002217631A JP2001013005A JP2001013005A JP2002217631A JP 2002217631 A JP2002217631 A JP 2002217631A JP 2001013005 A JP2001013005 A JP 2001013005A JP 2001013005 A JP2001013005 A JP 2001013005A JP 2002217631 A JP2002217631 A JP 2002217631A
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JP
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wireless device
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device main
antenna
electronic device
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JP2001013005A
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English (en)
Inventor
Kentaro Nakayama
謙太郎 中山
Shigeki Saito
茂樹 斉藤
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NTT Electronics Corp
Original Assignee
NTT Electronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は電子装置に装着される無線装置に関
し、電子装置が発する不要電波に影響されずに高品質の
無線通信を実現することを目的とする。 【解決手段】 パソコンのPCMCIAスロットに挿入される
無線装置本体12と、その無線装置本体12と一体に形
成されるアンテナとを備える。アンテナは、無線装置本
体12がパソコンに装着された場合に、パソコンの外部
に位置するように設けられる。アンテナが覆われるよう
にレドーム16を設ける。レドーム16は、無線装置本
体12がパソコンに装着された場合に、アンテナとパソ
コンの間に位置する部分に、パソコンから発せられる不
要電波がアンテナに到達するのを阻止するシールド部分
42を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子装置からの不
要電波の影響を受けにくい無線装置に関し、特にパーソ
ナルコンピュータ(以下、「パソコン」と称す)などの
被接続装置からの不要電波の影響を受けにくい無線装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、従来の無線LAN(Local Area Net
work)カードの構成を説明するための図を示す。図1に
示す無線LANカード10は、無線装置本体12とアンテ
ナ14とを備えている。アンテナ14は、レドーム16
に内包された状態で、無線装置本体12と一体的に設け
られている。
【0003】図2は、従来の無線LANカード10が、パ
ソコン18のPCMCIAスロット20に装着される状態を示
す。図2に示すように、LANカード10は、無線装置本
体12がPCMCIAスロット20に挿入された状態で用いら
れる。
【0004】図3(A)は、無線LANカード10を搭載
した複数のパソコン18間で通信が行われる様子を表す
概念図である。また、図3(B)は、無線LANカード1
0を搭載した複数のパソコン18が、それぞれ無線LAN
のアクセスポイント22と通信する様子を表す概念図で
ある。これらの図に示すように、無線LANカード10を
パソコン18のPCMCIAスロット20に装着すれば、パソ
コン18相互の無線通信、或いはパソコン18とアクセ
スポイント22との無線通信を可能とすることができ
る。
【0005】無線LANカード10が受信すべき電波は、
通信相手となるパソコン18やアクセスポイント22の
位置に応じて種々の方向から伝搬してくる。このため、
無線LANカード10には、無指向性のアンテナ14を用
いる必要がある。このような無指向性のアンテナ14に
よれば、その全周囲方向から伝搬してくる電波を捕らえ
ることができる。
【0006】ところで、パソコン18の中には、図4に
示すように、PCMCIAスロット20の付近、すなわち、無
線LANカード10の挿入口の付近において、無線LANの通
信を妨げる不要電波24を発生するものがある。そのよ
うなパソコン18で無線LANカード10が使用された場
合、無線LANカード10のアンテナ14が不要電波24
を受信してしまい、その影響で通信条件が悪化すること
がある。
【0007】無線LANカード10の周波数帯が例えば
2.4GHz帯である場合、パソコン18から同じ周波数
の不要電波24が輻射されることにより無線LANカード
10は直接的に干渉を受ける。また、パソコン18から
発せられる不要電波24が800MHz帯である場合、そ
の3倍高調波は2.4GHz帯となり、2.4GHz帯で動作
する無線LANカード10はやはり干渉を受ける。このよ
うな不要電波24に起因する干渉は、大幅な伝送レート
の劣化を招く。
【0008】図5は、パソコン18からの不要電波24
に起因する電波干渉が存在する場合と、そのような電波
干渉が存在しない場合との伝送レートの比較結果であ
る。この図に示すように、電波干渉が存在する場合(1
00kbps〜3Mbps)は、電波干渉が存在しない場合(5
Mbps)に比して伝送レートに大幅な劣化が生ずる。
【0009】パソコン18から発せられる不要電波24
の影響を抑制する方法が、これまでにもいくつか提案さ
れている。図6は、そのような方法の一つとして、無線
装置本体12からアンテナ14を分離する方法を示す。
この方法によれば、アンテナ14をパソコン18から離
すことができるため、不要電波24の影響を排除するこ
とができる。
【0010】また、図7は、無線装置本体12にシール
ド強化テープ26を貼付する方法を示す。図7に示す方
法は、PHSを使用したNEC社製のISDN用ターミナルアダプ
タAtermRC45の無線カード(子機)において使用される
方法である。図7に示す方法によれば、レドーム16付
近におけるシールド効果を高めて、不要電波24に起因
する電波干渉の影響を弱めることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の方法は、以下に示すような問題を有している。
すなわち、図6に示すようにアンテナ14を無線装置本
体12から分離して使用する方法では、アンテナ14を
適正な位置に設置するための煩わしさや、パソコン18
の移動が簡便でなくなるという煩わしさが生じ、無線LA
Nのメリットを最大限に生かすことができなくなる。ま
た、図7に示す方法では、無線装置本体12にシールド
強化テープ26を貼るという煩わしさが生ずると共に、
そのようなシールド強化テープ26では、不要電波24
に起因する電波干渉が効果的に抑制できないという問題
が生じていた。
【0012】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたもので、無線LANのメリットを最大限に生
かしつつ、不要電波に起因する電波干渉の影響を効果的
に排除することのできる無線装置を提供することを目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
電子装置の装着面に装着された状態で他の無線装置と通
信を行う無線装置であって、前記装着面に装着される無
線装置本体と、前記無線装置本体と一体に形成され、か
つ、前記無線装置本体が前記電子装置に装着された場合
に、前記装着面の外部に位置するアンテナと、前記アン
テナの全部或いは一部を覆うカバーリング部材と、を備
え、前記カバーリング部材は、前記無線装置本体が前記
電子装置に装着された場合に、前記アンテナと前記電子
装置との間に位置する部分に、前記電子装置から発せら
れる電波が前記アンテナに到達するのを阻止するシール
ド部分を有することを特徴とする。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1記載の無
線装置であって、前記カバーリング部材は、前記無線装
置本体が前記電子装置に装着された場合に、所定の基準
面より前記無線装置本体側に位置することとなる領域内
に前記シールド部分を有し、前記所定の基準面は、前記
無線装置本体が前記電子装置に装着された場合に前記装
着面と平行となり、かつ、前記アンテナの中心を通る仮
想平面であることを特徴とする。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項1記載の無
線装置であって、前記カバーリング部材は、前記無線装
置本体が前記電子装置に装着された場合に、所定の基準
面より前記無線装置本体側に位置することとなる領域内
に前記シールド部分を有し、前記所定の基準面は、前記
無線装置本体が前記電子装置に装着された場合に前記装
着面の長手方向の中心軸と平行となり、かつ、前記アン
テナの中心軸を通る仮想平面であることを特徴とする。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項1乃至3の
何れか1項記載の無線装置であって、前記カバーリング
部材は、前記無線装置本体が前記電子装置に装着された
場合に、所定の第2基準面より前記無線装置本体側に位
置することとなる全ての部分に前記シールド部分を有
し、前記所定の第2基準面は、前記カバーリング部材の
前記無線装置本体側の端面と当該第2基準面との距離
が、前記端面と前記基準面との距離の1/4であり、か
つ、前記基準面と平行な仮想平面であることを特徴とす
る。
【0017】請求項5記載の発明は、電子装置の装着面
に装着された状態で他の無線装置と通信を行う無線装置
であって、前記装着面に装着される無線装置本体と、前
記無線装置本体と一体に形成され、かつ、前記無線装置
本体が前記電子装置に装着された場合に、前記装着面の
外部に位置するアンテナと、前記アンテナの一部を覆う
シールド部分と、を備え、前記シールド部分は、前記無
線装置本体が前記電子装置に装着された場合に、前記ア
ンテナと前記電子装置との間に位置して前記電子装置か
ら発せられる電波が前記アンテナに到達するのを阻止す
るように形成されることを特徴とする。
【0018】請求項6記載の発明は、請求項5記載の無
線装置であって、前記シールド部分は、前記無線装置本
体が前記電子装置に装着された場合に、所定の基準面よ
り前記無線装置本体側に位置することとなる領域内に形
成され、前記所定の基準面は、前記無線装置本体が前記
電子装置に装着された場合に前記装着面と平行となり、
かつ、前記アンテナの中心を通る仮想平面であることを
特徴とする。
【0019】請求項7記載の発明は、請求項5記載の無
線装置であって、前記シールド部分は、前記無線装置本
体が前記電子装置に装着された場合に、所定の基準面よ
り前記無線装置本体側に位置することとなる領域内に形
成され、前記所定の基準面は、前記無線装置本体が前記
電子装置に装着された場合に前記装着面の長手方向の中
心軸と平行となり、かつ、前記アンテナの中心軸を通る
仮想平面であることを特徴とする。
【0020】請求項8記載の発明は、請求項5乃至7の
何れか1項記載の無線装置であって、前記シールド部分
は、前記無線装置本体が前記電子装置に装着された場合
に、所定の第2基準面より前記無線装置本体側に位置す
ることとなる全ての部分に形成され、前記所定の第2基
準面は、前記アンテナの前記無線装置本体側の端面と当
該第2基準面との距離が、前記端面と前記基準面との距
離の1/4であり、かつ、前記基準面と平行な仮想平面
であることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態について説明する。尚、各図において共通す
る要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略す
る。
【0022】実施の形態1.図8は、本発明の実施の形
態1の無線LANカード30の斜視図を示す。本実施形態
の無線LANカード30は、従来の無線LANカード10と同
様に、無線装置本体12と、アンテナ14(図8には図
示せず)と、アンテナ14を覆うレドーム16とを備え
ている。また、無線LANカード30は、従来の無線LANカ
ード10と同様に、パソコン18のPCMCIAスロット20
に挿入されることにより、無線LAN通信を可能とする
(図2および図3参照)。
【0023】レドーム16は、アンテナ14を上方から
覆う第1面32と、アンテナ14を側方から覆う第2面
34〜第5面40を有している。第2面34および第4
面38は、無線装置本体12がパソコン18に装着され
た場合に、パソコン18の側面(PCMCIAスロット20を
備える面)と平行になる面である。これら2つの面のう
ち第4面38は、無線装置本体12がパソコン18に装
着された場合に、レドーム16に内蔵されるアンテナ1
4とパソコン18の側面との間に位置する面である。ま
た、第3面36および第5面40は、無線装置本体12
がパソコン18に装着された場合に、パソコン18の側
面と垂直になる面である。
【0024】本実施形態において、レドーム16は、無
線装置本体12がパソコン18に装着された場合に、パ
ソコン18内部で発せられる不要電波がアンテナ14に
到達するのを防ぐシールド部分42を備えている。シー
ルド部分42は、具体的には、アンテナ14とパソコン
18の間に位置することとなる第4面38に形成されて
いると共に、第1面32、第3面36および第5面40
の、それぞれ無線装置本体12側の部分に形成されてい
る。以下、レドーム16のうち、シールド部分42が形
成される上記部分を総称して「無線装置本体側部分」と
称す。
【0025】尚、シールド部分42は、レドーム16の
無線装置本体側部分を、不要電波のシールドが可能な部
材(導電性部材など)で構成することにより実現するこ
とができる。また、レドーム16が非シールド部材で形
成される場合、シールド部分42は、レドーム16の無
線装置本体側部分にシールド用塗料或いはペーストを塗
布することで実現することができる。
【0026】パソコン18内部で発せられる不要電波の
強度を測定したところ、そのような不要電波はパソコン
18の極近傍でのみ顕著であることが判った。更に、無
線LAN通信の伝送レートには、パソコン18からアンテ
ナ14への不要電波の直接輻射が大きく影響することが
判明した。
【0027】図9に示すように、本実施形態の無線LAN
カード30によれば、パソコン18内部で発せられる不
要電波24の進行を、シールド部分42によって有効に
阻止することができる。このため、本実施形態の無線LA
Nカード30によれば、不要電波24の直接輻射の影響
を十分に抑制して、高い伝送レートを実現することがで
きる。
【0028】ところで、無線LANカード30のアンテナ
14には一般的には無指向性が要求される。これに対し
て、レドーム16に過大なシールド部分42が形成され
ると、アンテナ14の無指向性が妨げられ、無線通信に
必要な無線電波の送受信性能が劣化する。このため、シ
ールド部分42の大きさは、無線通信に必要な無線電波
がアンテナ14によって良好に送受信され、かつ、パソ
コン18からの不要電波24が有効に抑制されるように
設定される必要がある。
【0029】図10(A)および図10(B)は、上記
の要求を満たすシールド部分42の大きさの上限および
下限を示す側面図である。これらの図に示すシールド部
分42の大きさは、実験的に解明した結果である。
【0030】図10(A)では、レドーム16のうち、
第4面38の全領域と、第1面32、第3面36および
第5面40(図示せず)それぞれの無線装置本体12側
の半分の領域とが、シールド部分42の形成される部分
(無線装置本体側部分)とされている。アンテナ14の
無指向性を維持して適切な通信性能を確保するために
は、図10(A)に示す大きさをシールド部分42の上
限とすることが望ましい。
【0031】図10(A)に示すシールド部分42は、
換言すると、以下に示す(1)、(2)または(3)の
何れかのように定義することができる。 (1)側面視におけるレドーム16の幅がLである場合
に、レドーム16の無線装置本体12側の端面(この場
合は第4面38)からの距離がL/2以内の部分の全面
がシールド部分42である。 (2)無線装置本体12がパソコン18に装着された場
合に、図10(A)中に示す仮想の基準面44より無線
装置本体12側に位置することとなるレドーム16の全
部分がシールド部分42である。ここで、基準面44
は、無線装置本体12がパソコン18に装着された場合
にパソコン18の側面と平行となり、かつ、アンテナ1
4の中心を通る仮想平面である。 (3)無線装置本体12がパソコン18に装着された場
合に、図10(A)中に示す仮想の基準面44より無線
装置本体12側に位置することとなるレドーム16の全
部分がシールド部分42である。ここで、基準面44
は、無線装置本体12がパソコン18に装着された場合
にパソコン18の側面の長手方向の中心軸と平行とな
り、かつ、アンテナ14の中心軸を通る仮想平面であ
る。
【0032】図10(B)では、レドーム16のうち、
第4面38の全領域と、第1面32、第3面36および
第5面40(図示せず)それぞれの無線装置本体12側
の1/8の領域とが、シールド部分42の形成される部
分(無線装置本体側部分)とされている。パソコン18
内の不要電波24に起因する電波干渉を防止するために
は、図10(B)に示す大きさをシールド部分42の下
限とすることが望ましい。
【0033】図10(B)に示すシールド部分42は、
換言すると、以下に示す(1)または(2)のように定
義することができる。 (1)側面視におけるレドーム16の幅がLである場合
に、レドーム16の無線装置本体12側の端面(この場
合は第4面38)からの距離がL/8以内の部分の全面
がシールド部分42である。 (2)無線装置本体12がパソコン18に装着された場
合に、図10(B)中に示す仮想の第2基準面46より
無線装置本体12側に位置することとなるレドーム16
の全部分がシールド部分42である。ここで、第2基準
面46は、第4面38からの距離が、第4面38と図1
0(A)に示す基準面44との距離の1/4であり、か
つ、その基準面44と平行な仮想平面である。
【0034】上述した範囲に収まるシールド部分42を
備える無線LANカード30によれば、パソコン18内で
不要電波24が発生しても、4〜5Mbpsの伝送レートが
確保できる事が確認できた。シールド部分42が存在し
ない場合に確保できる伝送レートは100kbps〜3Mbps
である(図5参照)。従って、本実施形態の無線LANカ
ード30は、無線LAN通信における伝送レートを高める
うえで有効である。
【0035】尚、上述した実施の形態1においては、レ
ドーム16が前記請求項1記載の「カバーリング部材」
に相当していると共に、パソコン18が前記請求項1記
載の「電子装置」に相当している。更に、無線LANカー
ド30が前記請求項1記載の無線装置に、パソコン18
の側面(PCMCIAスロット20を備える面)が前記請求項
1記載の「装着面」にそれぞれ相当している。
【0036】実施の形態2.次に、図11を参照して、
本発明の実施の形態2の無線LANカード50について説
明する。図11に示すように、本実施形態の無線LANカ
ード50は、無線装置本体12と、棒状アンテナ52と
を備えている。棒状アンテナ52は、その一端において
無線装置本体12と連結されている。尚、本実施形態に
おける棒状アンテナ52は、棒状のアンテナ心材のみで
構成されている場合と、棒状のアンテナ心材がその周囲
に密着する絶縁材で被覆されている場合の双方を含むも
のとする。
【0037】棒状アンテナ52は、図11において最も
上方に位置する第1面54と、図11において棒状アン
テナ52の側面を形成する第2面56〜第5面62を有
している。第2面56は、棒状アンテナ52の中心軸に
対して無線装置本体12と反対の側に位置する面であ
る。また、第4面60は、棒状アンテナ52の中心軸に
対して無線装置本体12と同じ側に位置する面である。
更に、第3面58および第5面62は、無線装置本体1
2がパソコン18に装着された場合に、パソコン18の
側面と垂直になる面である。
【0038】本実施形態において、棒状アンテナ52
は、無線装置本体12がパソコン18に装着された場合
に、パソコン18内部で発せられる不要電波が棒状アン
テナ52に到達するのを防ぐシールド部分64を備えて
いる。シールド部分64は、具体的には、棒状アンテナ
52がパソコン18と対面する面、すなわち、第4面6
0を被覆していると共に、第1面54、第3面58およ
び第5面62の、それぞれ無線装置本体12側の部分を
被覆している。以下、棒状アンテナ52のうち、シール
ド部分64が形成される上記部分を総称して「無線装置
本体側部分」と称す。
【0039】尚、シールド部分64は、棒状アンテナ5
2の無線装置本体側部分を、不要電波のシールドが可能
な部材(導電性部材など)で覆うことにより、或いは、
その無線装置本体側部分にシールド用塗料或いはペース
トを塗布することにより、実現することができる。
【0040】このようなシールド部分64によれば、実
施の形態1におけるシールド部分42と同様に、パソコ
ン18内部で発せられる不要電波24の進行を有効に阻
止することができる。このため、本実施形態の無線LAN
カード50によれば、不要電波24の直接輻射の影響を
十分に抑制して、実施の形態1の場合と同様に、高い伝
送レートを実現することができる。
【0041】また、本実施形態においても、シールド部
分64の大きさは、無線通信に必要な無線電波が棒状ア
ンテナ52によって良好に送受信され、かつ、パソコン
18からの不要電波24が有効に抑制されるように決定
される必要がある。そして、その大きさの上限および下
限は、実施の形態1におけるシールド部分42の場合と
同様に定義することができる。
【0042】すなわち、棒状アンテナ52を覆うシール
ド部分64の大きさの上限は、以下に示す(1)、
(2)または(3)のように定義することができる。 (1)側面視における棒状アンテナ52の幅がLである
場合に、棒状アンテナ52の無線装置本体12側の端面
(この場合は第4面60)からの距離がL/2以内の部
分の全面がシールド部分64である。 (2)無線装置本体12がパソコン18に装着された場
合に、所定の基準面より無線装置本体12側に位置する
こととなる棒状アンテナ52表面の全部分がシールド部
分64である。ここで、上記の基準面は、無線装置本体
12がパソコン18に装着された場合にパソコン18の
側面と平行となり、かつ、棒状アンテナ52の中心を通
る仮想平面である。(但し、この定義は、棒状アンテナ
52の中心軸がパソコン18の側面と平行であることを
前提としたものである。) (3)無線装置本体12がパソコン18に装着された場
合に、所定の基準面より無線装置本体12側に位置する
こととなる棒状アンテナ52表面の全部分がシールド部
分64である。ここで、上記の基準面は、無線装置本体
12がパソコン18に装着された場合にパソコン18の
側面の長手方向の中心軸と平行となり、かつ、棒状アン
テナ52の中心軸を通る仮想平面である。
【0043】また、棒状アンテナ52を覆うシールド部
分64の大きさの下限は、以下に示す(1)または
(2)のように定義することができる。 (1)側面視における棒状アンテナ52の幅がLである
場合に、棒状アンテナ52の無線装置本体12側の端面
(この場合は第4面60)からの距離がL/8以内の部
分の全面がシールド部分64である。 (2)無線装置本体12がパソコン18に装着された場
合に、所定の第2基準面より無線装置本体12側に位置
することとなる棒状アンテナ52の全部分がシールド部
分64である。ここで、第2基準面は、第4面60から
の距離が、第4面60と棒状アンテナ52の中心軸との
距離の1/4であり、かつ、第4面60と平行な仮想平
面である。
【0044】上述した範囲に収まるシールド部分64に
よれば、棒状アンテナ52の無指向性を損なうことな
く、不要電波24に起因する電波干渉を有効に防止する
ことができる。このため、本実施形態の無線LANカード
50によれば、実施の形態1の無線LANカード30と同
様に、通信方向に関して高い自由度を確保しつつ、高い
伝送レートを実現することができる。
【0045】尚、上述した実施の形態2においては、パ
ソコン18が前記請求項5記載の「電子装置」に相当し
ていると共に、パソコン18の側面(PCMCIAスロット2
0を備える面)が前記請求項5記載の「装着面」に相当
している。
【0046】ところで、上述した実施の形態1または2
では、無線LANカード30または50がパソコン18に
装着される場合が説明されているが、本発明はこれらの
形態に限定されるものではない。すなわち、不要電波を
抑制するシールド部分をカバーリング部材やアンテナに
取り付ける発明は、あらゆる無線装置とあらゆる電子装
置の組み合わせに対して適用することができる。例え
ば、PHSカードやRS232Cカードなどの無線装置をノート
型パソコンに装着する場合や、それらの無線装置を、無
線LANのアクセスポイントやISDNルータなどに装着する
場合にも、本発明は適用可能である。
【0047】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、無線装置
が電子装置に装着された場合に、その電子装置によって
発せられる不要電波が無線装置のアンテナに直接受信さ
れるのを防止し、電波干渉の影響を軽減させることがで
きる。このため、本発明によれば、無線装置本体とアン
テナとをワイヤなどを介して離間させることなく、高品
質の無線LAN通信を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の無線LANカードの斜視図である。
【図2】無線LANカードがパーソナルコンピュータに装
着される様子を説明するための図である。
【図3】無線LANカードを搭載した複数のコンピュータ
およびアクセスポイントの間で通信が行われる様子を説
明するための図である。
【図4】パーソナルコンピュータが無線通信の妨げとな
る不要電波を発生する様子を説明するための図である。
【図5】パーソナルコンピュータにより発生される不要
電波の影響を説明するための図である。
【図6】不要電波の影響を排除するための従来の方法の
一例を説明するための図である。
【図7】不要電波の影響を排除するための従来の方法の
他の例を説明するための図である。
【図8】本発明の実施の形態1の無線LANカードの斜視
図である。
【図9】本発明の実施の形態1の無線LANカードがパー
ソナルコンピュータに装着された状態を表す図である。
【図10】本発明の実施の形態1においてシールド部分
が取りうる好ましい大きさの上限および下限を説明する
ための図である。
【図11】本発明の実施の形態2の無線LANカードの斜
視図である。
【符号の説明】
30;50 無線LANカード 32;54 第1面 34;56 第2面 36;58 第3面 38;60 第4面 40;62 第5面 42;64 シールド部分 44 基準面 46 第2基準面 52 棒状アンテナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J046 AA04 AA12 AB06 RA06 RA18 UA08 5J047 AA04 AA12 AB06 FD01 5K011 AA06 AA15 JA01 JA12 KA08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子装置の装着面に装着された状態で他
    の無線装置と通信を行う無線装置であって、 前記装着面に装着される無線装置本体と、 前記無線装置本体と一体に形成され、かつ、前記無線装
    置本体が前記電子装置に装着された場合に、前記装着面
    の外部に位置するアンテナと、 前記アンテナの全部或いは一部を覆うカバーリング部材
    と、を備え、 前記カバーリング部材は、前記無線装置本体が前記電子
    装置に装着された場合に、前記アンテナと前記電子装置
    との間に位置する部分に、前記電子装置から発せられる
    電波が前記アンテナに到達するのを阻止するシールド部
    分を有することを特徴とする無線装置。
  2. 【請求項2】 前記カバーリング部材は、前記無線装置
    本体が前記電子装置に装着された場合に、所定の基準面
    より前記無線装置本体側に位置することとなる領域内に
    前記シールド部分を有し、 前記所定の基準面は、前記無線装置本体が前記電子装置
    に装着された場合に前記装着面と平行となり、かつ、前
    記アンテナの中心を通る仮想平面であることを特徴とす
    る請求項1記載の無線装置。
  3. 【請求項3】 前記カバーリング部材は、前記無線装置
    本体が前記電子装置に装着された場合に、所定の基準面
    より前記無線装置本体側に位置することとなる領域内に
    前記シールド部分を有し、 前記所定の基準面は、前記無線装置本体が前記電子装置
    に装着された場合に前記装着面の長手方向の中心軸と平
    行となり、かつ、前記アンテナの中心軸を通る仮想平面
    であることを特徴とする請求項1記載の無線装置。
  4. 【請求項4】 前記カバーリング部材は、前記無線装置
    本体が前記電子装置に装着された場合に、所定の第2基
    準面より前記無線装置本体側に位置することとなる全て
    の部分に前記シールド部分を有し、 前記所定の第2基準面は、前記カバーリング部材の前記
    無線装置本体側の端面と当該第2基準面との距離が、前
    記端面と前記基準面との距離の1/4であり、かつ、前
    記基準面と平行な仮想平面であることを特徴とする請求
    項1乃至3の何れか1項記載の無線装置。
  5. 【請求項5】 電子装置の装着面に装着された状態で他
    の無線装置と通信を行う無線装置であって、 前記装着面に装着される無線装置本体と、 前記無線装置本体と一体に形成され、かつ、前記無線装
    置本体が前記電子装置に装着された場合に、前記装着面
    の外部に位置するアンテナと、 前記アンテナの一部を覆うシールド部分と、を備え、 前記シールド部分は、前記無線装置本体が前記電子装置
    に装着された場合に、前記アンテナと前記電子装置との
    間に位置して前記電子装置から発せられる電波が前記ア
    ンテナに到達するのを阻止するように形成されることを
    特徴とする無線装置。
  6. 【請求項6】 前記シールド部分は、前記無線装置本体
    が前記電子装置に装着された場合に、所定の基準面より
    前記無線装置本体側に位置することとなる領域内に形成
    され、 前記所定の基準面は、前記無線装置本体が前記電子装置
    に装着された場合に前記装着面と平行となり、かつ、前
    記アンテナの中心を通る仮想平面であることを特徴とす
    る請求項5記載の無線装置。
  7. 【請求項7】 前記シールド部分は、前記無線装置本体
    が前記電子装置に装着された場合に、所定の基準面より
    前記無線装置本体側に位置することとなる領域内に形成
    され、 前記所定の基準面は、前記無線装置本体が前記電子装置
    に装着された場合に前記装着面の長手方向の中心軸と平
    行となり、かつ、前記アンテナの中心軸を通る仮想平面
    であることを特徴とする請求項5記載の無線装置。
  8. 【請求項8】 前記シールド部分は、前記無線装置本体
    が前記電子装置に装着された場合に、所定の第2基準面
    より前記無線装置本体側に位置することとなる全ての部
    分に形成され、 前記所定の第2基準面は、前記アンテナの前記無線装置
    本体側の端面と当該第2基準面との距離が、前記端面と
    前記基準面との距離の1/4であり、かつ、前記基準面
    と平行な仮想平面であることを特徴とする請求項5乃至
    7の何れか1項記載の無線装置。
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