JP2002217089A - 電子ビーム偏向装置、電子ビーム偏向装置の製造方法、及び電子ビーム露光装置 - Google Patents

電子ビーム偏向装置、電子ビーム偏向装置の製造方法、及び電子ビーム露光装置

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JP2002217089A
JP2002217089A JP2001010793A JP2001010793A JP2002217089A JP 2002217089 A JP2002217089 A JP 2002217089A JP 2001010793 A JP2001010793 A JP 2001010793A JP 2001010793 A JP2001010793 A JP 2001010793A JP 2002217089 A JP2002217089 A JP 2002217089A
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deflection
electron beam
electrode
deflecting
wiring layer
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Harunobu Muto
治信 武藤
Hiroshi Yano
弘 矢野
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Advantest Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の電子ビームをそれぞれ偏向する複数の
偏向器間のクロストークを低減し、ウェハにパターンを
精度よく露光することができる電子ビーム偏向装置及び
電子ビーム露光装置を提供する。 【解決手段】 複数の電子ビームを独立に偏向する電子
ビーム偏向装置であって、電子ビームが通過する通過
孔、及び通過孔の周囲に設けられた複数の偏向電極を有
する偏向部と、複数の偏向部の間に生成される電界を遮
蔽する遮蔽電極とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子ビーム偏向装
置、電子ビーム偏向装置の製造方法、及び電子ビーム露
光装置に関する。特に本発明は、複数の電子ビームをそ
れぞれ偏向する複数の偏向器間のクロストークを低減さ
せることができる電子ビーム偏向装置、電子ビーム偏向
装置の製造方法、及び電子ビーム露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、従来のブランキング電極アレイ
400の構成を示す。ブランキング電極アレイ400
は、基材402と、基材402に設けられた複数のアパ
ーチャ408及び410と、アパーチャ408及び41
0を通過した電子ビームを偏向するための複数の偏向電
極を有する偏向器404及び406とを備える。ブラン
キング電極アレイ400において、偏向器404及び4
06が有する偏向電極に電圧を印加するすることによ
り、アパーチャ408及び410を通過する電子ビーム
を独立に偏向する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ブランキング電極アレ
イ400において、偏向器404が有する偏向電極に電
圧を印加した場合に、偏向器404に近接して設けられ
た偏向器406が有する偏向電極にノイズが発生し、偏
向器406が誤動作をするという問題が生じていた。
【0004】そこで本発明は、上記の課題を解決するこ
とのできる電子ビーム偏向装置、電子ビーム偏向装置の
製造方法、及び電子ビーム露光装置を提供することを目
的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に
記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項
は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の第1の形
態によると、複数の電子ビームを独立に偏向する電子ビ
ーム偏向装置であって、電子ビームが通過する通過孔、
及び通過孔の周囲に設けられた複数の偏向電極を有する
偏向部と、複数の偏向部の間に生成される電界を遮蔽す
る遮蔽電極とを備える。
【0006】遮蔽電極は、複数の偏向部のそれぞれの周
囲に設けられてもよい。遮蔽電極は、複数の偏向電極部
のそれぞれの間に格子状に設けられてもよい。
【0007】複数の偏向電極の数と等しい数の配線層を
さらに備え、複数の配線層のそれぞれは、複数の偏向電
極とそれぞれと電気的に接続されてもよい。偏向電極と
略等しい長さを有し、複数の配線層のそれぞれと電気的
に接続される複数の偏向電極パッドをさらに備えてもよ
い。
【0008】複数の偏向電極と電気的に接続される複数
の配線層をさらに備え、複数の偏向電極のうちのいずれ
かの偏向電極である第1偏向電極は、複数の配線層のい
ずれかの配線層である第1配線層に接続され、複数の偏
向電極のうちの他の偏向電極である第2偏向電極及び第
3偏向電極は、複数の配線層の他の配線層である第2配
線層に接続されてもよい。
【0009】複数の偏向電極のうちのいずれかの偏向電
極である第1偏向電極と電気的に接続される第1配線層
と、通過孔を挟んで第1偏向電極と対向する第2偏向電
極と電気的に接続される第2配線層と、複数の偏向電極
のうちの他の偏向電極である第3偏向電極と電気的に接
続される第3配線層と、第1配線層と第2配線層との間
に設けられ、第1配線層と第2配線層とを電気的に絶縁
する第1絶縁層と、第2配線層と第3配線層の間に設け
られ、第2配線層と第3配線層とを電気的に絶縁する、
第1絶縁層より厚い第2絶縁層とを備えてもよい。
【0010】開口部を挟んで第3偏向電極と対向する第
4偏向電極と電気的に接続される第4配線層と、第3配
線層と第4配線層の間に設けられ、第3配線層と第4配
線層とを電気的に絶縁する、第1絶縁層と略等しい厚さ
である第2絶縁層とをさらに備えてもよい。
【0011】本発明の第2の形態によると、複数の電子
ビームを独立に偏向する複数の偏向部を備える電子ビー
ム偏向装置の製造方法であって、複数の偏向部の間に生
成される電界を遮蔽する遮蔽電極を形成する遮蔽電極形
成段階と、偏向部が有する複数の偏向電極を形成する偏
向電極形成段階とを備える。
【0012】遮蔽電極形成段階は、電子ビームが通過す
る方向に略平行に円筒状の遮蔽電極を形成する段階を有
してもよい。遮蔽電極形成段階は、遮蔽電極を格子状に
形成する段階を有してもよい。
【0013】遮蔽電極形成段階は、導電部材を用意する
段階と、導電部材にレジストを塗布する段階と、レジス
トを露光及び現像することにより、レジストに複数の開
口部を形成する段階と、複数の開口部において導電部材
に金属材料を電解鍍金することにより、複数の開口部に
金属材料を充填する段階とを有し、導電部材を除去する
段階をさらに備えてもよい。
【0014】偏向電極形成段階は、導電部材を用意する
段階と、導電部材にレジストを塗布する段階と、レジス
トを露光及び現像することにより、レジストに、複数の
偏向電極が形成される複数の偏向電極開口部を形成する
開口部形成段階と、偏向電極開口部において導電部材に
金属材料を電解鍍金することにより、複数の偏向電極開
口部に金属材料を充填する鍍金段階と、充填された金属
材料の内壁が通過孔になるように、通過孔を形成する段
階とを有し、導電部材を除去する段階をさらに備えても
よい。
【0015】開口部形成段階は、複数の偏向電極のそれ
ぞれと電気的に接続される複数の偏向電極パッドが形成
される偏向電極パッド開口部を形成する段階を含み、鍍
金段階は、複数の偏向電極パッド開口部において導電部
材に金属材料を電解鍍金することにより、複数の偏向電
極パッド開口部に金属材料を充填する段階を含んでもよ
い。
【0016】複数の配線を有する配線層を形成する配線
層形成段階をさらに備え、開口部形成段階は、偏向電極
開口部に配線の一端が突出するように偏向電極開口部を
形成する段階と、偏向電極パッド開口部に配線の他端が
突出するように偏向電極パッド開口部を形成する段階と
を有し、鍍金段階は、当該鍍金段階において形成される
偏向電極と偏向電極パッドとが、配線を介して電気的に
接続されるように、偏向電極開口部と偏向電極パッド開
口部において金属材料を充填してもよい。
【0017】開口部形成段階は、配線を透過する強度の
電磁波を用いて、偏向電極開口部及び偏向電極パッド開
口部を形成する段階を有してもよい。
【0018】複数の偏向電極のそれぞれと電気的に接続
されるべき複数の配線層を形成する配線層形成段階をさ
らに備え、複数の配線層のそれぞれと電気的に接続され
る複数の偏向電極パッドを、偏向電極と略等しい長さに
形成する偏向電極パッド形成段階をさらに備えてもよ
い。
【0019】複数の電子ビームにより、ウェハにパター
ンを露光する電子ビーム露光装置であって、複数の電子
ビームを発生する電子ビーム発生部と、電子ビームが通
過する通過孔、及び通過孔の周囲に設けられた複数の偏
向電極を有し、複数の電子ビームを独立に偏向する偏向
部と、複数の偏向部の間に生成される電界を遮蔽する遮
蔽電極とを備えてもよい。
【0020】なお上記の発明の概要は、本発明の必要な
特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群の
サブコンビネーションも又発明となりうる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図2は、本発明の一実施形
態に係る電子ビーム露光装置100の構成を示す。本実
施例において各電子ビームは隣接する他の電子ビームに
対して狭い間隔に設けられる。例えば、全ての電子ビー
ムが、ウェハに設けられるべき1つのチップの領域に収
まるような間隔であってよい。電子ビーム露光装置10
0は、電子ビームによりウェハ44に所定の露光処理を
施すための露光部150と、露光部150に含まれる各
構成の動作を制御する制御系140とを備える。
【0022】露光部150は、筐体8内部で、複数の電
子ビームを発生し、電子ビームの断面形状を所望に成形
する電子ビーム成形手段110と、複数の電子ビームを
ウェハ44に照射するか否かを、電子ビーム毎に独立に
切替える照射切替手段112と、ウェハ44に転写され
るパターンの像の向き及びサイズを調整するウェハ用投
影系114を含む電子光学系とを備える。また、露光部
150は、パターンを露光すべきウェハ44を載置する
ウェハステージ46と、ウェハステージ46を駆動する
ウェハステージ駆動部48とを含むステージ系を備え
る。
【0023】電子ビーム成形手段110は、複数の電子
ビームを発生させる電子ビーム発生部10と、電子ビー
ムを通過させることにより、電子ビームの断面形状を成
形する複数の開口部を有する第1成形部材14及び第2
成形部材22と、複数の電子ビームを独立に収束し、電
子ビームの焦点を調整する第1多軸電子レンズ16と、
第1成形部材14を通過した複数の電子ビームを独立に
偏向する第1成形偏向部18及び第2成形偏向部20と
を有する。
【0024】電子ビーム発生部10は、複数の電子銃1
04と、電子銃104が形成される基材106とを有す
る。電子銃104は、熱電子を発生させるカソード12
と、カソード12を囲むように形成され、カソード12
で発生した熱電子を安定させるグリッド102とを有す
る。カソード12とグリッド102とは、電気的に絶縁
されることが望ましい。本実施例において、電子ビーム
発生部10は、基材106に、複数の電子銃104を、
所定の間隔に有することにより、電子銃アレイを形成す
る。
【0025】第1成形部材14及び第2成形部材22
は、電子ビームが照射される面に、接地された白金など
の金属膜を有することが望ましい。第1成形部材14及
び第2成形部材22に含まれる複数の開口部の断面形状
は、電子ビームを効率よく通過させるために、電子ビー
ムの照射方向に沿って広がりを有してもよい。また、第
1成形部材14及び第2成形部材22に含まれる複数の
開口部は、矩形に形成されることが好ましい。
【0026】照射切替手段112は、複数の電子ビーム
を独立に収束し、電子ビームの焦点を調整する第2多軸
電子レンズ24と、複数の電子ビームを、電子ビーム毎
に独立に偏向させることにより、電子ビームをウェハ4
4に照射するか否かを、電子ビーム毎に独立に切替える
ブランキング電極アレイ26と、電子ビームを通過させ
る複数の開口部を含み、ブランキング電極アレイ26で
偏向された電子ビームを遮蔽する電子ビーム遮蔽部材2
8とを有する。ブランキング電極アレイ26は、電子ビ
ームが通過する通過孔、及び通過孔の周囲に設けられた
複数の偏向電極を有する偏向器と、複数の偏向器の間に
生成される電界を遮蔽する遮蔽電極とを備える。また、
電子ビーム遮蔽部材28に含まれる複数の開口部の断面
形状は、電子ビームを効率良く通過させるために、電子
ビームの照射方向に沿って広がりを有してもよい。
【0027】ウェハ用投影系114は、複数の電子ビー
ムを独立に収束し、電子ビームの照射径を縮小する第3
多軸電子レンズ34と、複数の電子ビームを独立に収束
し、電子ビームの焦点を調整する第4多軸電子レンズ3
6と、複数の電子ビームを、ウェハ44の所望の位置
に、電子ビーム毎に独立に偏向する独立偏向部である副
偏向部38と、対物レンズとして機能する、電子ビーム
を収束する第1コイル40及び第2コイル50を有する
同軸レンズ52と、複数の電子ビームを、略同一の方向
に所望量だけ偏向させる共通偏向部である主偏向部42
とを有する。主偏向部42は、電界を利用して高速に複
数の電子ビームを偏向することが可能な静電型偏向器で
あることが好ましく、対向する4組の電極を有する円筒
型均等8極型の構成、もしくは8極以上の電極を含む構
成を有することがさらに好ましい。また、ブランキング
電極アレイ26の偏向器も同様に、対向する4組の電極
を有する円筒型均等8極型の構成、もしくは8極以上の
電極を含む構成を有することがさらに好ましい。また、
同軸レンズ52は、ウェハ44に対して、多軸電子レン
ズより近傍に設けられることが好ましい。
【0028】制御系140は、統括制御部130及び個
別制御部120を備える。個別制御部120は、電子ビ
ーム制御部80と、多軸電子レンズ制御部82と、成形
偏向制御部84と、ブランキング電極アレイ制御部86
と、同軸レンズ制御部90と、副偏向制御部92と、主
偏向制御部94と、ウェハステージ制御部96とを有す
る。統括制御部130は、例えばワークステーションで
あって、個別制御部120に含まれる各制御部を統括制
御する。電子ビーム制御部80は、電子ビーム発生部1
0を制御する。多軸電子レンズ制御部82は、第1多軸
電子レンズ16、第2多軸電子レンズ24、第3多軸電
子レンズ34及び第4多軸電子レンズ36に供給する電
流を制御する。
【0029】成形偏向制御部84は、第1成形偏向部1
8及び第2成形偏向部20を制御する。ブランキング電
極アレイ制御部86は、ブランキング電極アレイ26に
含まれる偏向電極に印加する電圧を制御する。同軸レン
ズ制御部90は、同軸レンズ52に含まれる第1コイル
40及び第2コイル50に供給する電流を制御する。主
偏向制御部94は、主偏向部42に含まれる偏向電極に
印加する電圧を制御する。ウェハステージ制御部96
は、ウェハステージ駆動部48を制御し、ウェハステー
ジ46を所定の位置に移動させる。
【0030】本実施形態に係る電子ビーム露光装置10
0の動作について説明する。まず、電子ビーム発生部1
0が、複数の電子ビームを生成する。電子ビーム発生部
10において、発生された電子ビームは、第1成形部材
14に照射され、成形される。第1成形部材14を通過
した電子ビームは、第1成形部材14に含まれる開口部
の形状に対応する矩形の断面形状をそれぞれ有する。
【0031】第1多軸電子レンズ16は、矩形に成形さ
れた複数の電子ビームを独立に収束し、第2成形部材2
2に対する電子ビームの焦点調整を、電子ビーム毎に独
立に行う。第1成形偏向部18は、矩形に成形された複
数の電子ビームを、電子ビーム毎に独立して、第2成形
部材に対して所望の位置に偏向する。第2成形偏向部2
0は、第1成形偏向部18で偏向された複数の電子ビー
ムを、電子ビーム毎に独立に第2成形部材22に対して
略垂直方向に偏向する。その結果、電子ビームが、第2
成形部材22の所望の位置に、第2成形部材22に対し
て略垂直に照射されるように調整する。矩形形状を有す
る複数の開口部を含む第2成形部材22は、各開口部に
照射された矩形の断面形状を有する複数の電子ビーム
を、ウェハ44に照射されるべき所望の矩形の断面形状
を有する電子ビームにさらに成形する。
【0032】第2多軸電子レンズ24は、複数の電子ビ
ームを独立に収束して、ブランキング電極アレイ26に
対する電子ビームの焦点調整を、電子ビーム毎に独立に
行う。第2多軸電子レンズ24より焦点調整された電子
ビームは、ブランキング電極アレイ26に含まれる複数
のアパーチャを通過する。
【0033】ブランキング電極アレイ制御部86は、ブ
ランキング電極アレイ26に形成された、各アパーチャ
の近傍に設けられた偏向電極に電圧を印加するか否かを
制御する。ブランキング電極アレイ26は、偏向電極に
印加される電圧に基づいて、電子ビームをウェハ44に
照射させるか否かを切替える。電圧が印加されたとき
は、アパーチャを通過した電子ビームは偏向され、電子
ビーム遮蔽部材28に含まれる開口部を通過できず、ウ
ェハ44に照射されない。電圧が印加されないときに
は、アパーチャを通過した電子ビームは偏向されず、電
子ビーム遮蔽部材28に含まれる開口部を通過すること
ができ、電子ビームはウェハ44に照射される。
【0034】ブランキング電極アレイ26により偏向さ
れない電子ビームは、第3多軸電子レンズ34により電
子ビーム径を縮小されて、電子ビーム遮蔽部材28に含
まれる開口部を通過する。第4多軸電子レンズ36が、
複数の電子ビームを独立に収束して、副偏向部38に対
する電子ビームの焦点調整を、電子ビーム毎に独立に行
い、焦点調整をされた電子ビームは、副偏向部38に含
まれる偏向器に入射される。
【0035】副偏向制御部92が、副偏向部38に含ま
れる複数の偏向器を独立に制御する。副偏向部38は、
複数の偏向器に入射される複数の電子ビームを、電子ビ
ーム毎に独立にウェハ44の所望の露光位置に偏向す
る。副偏向部38を通過した複数の電子ビームは、第1
コイル40及び第2コイル50を有する同軸レンズ52
により、ウェハ44に対する焦点が調整され、ウェハ4
4に照射される。
【0036】露光処理中、ウェハステージ制御部96
は、ウェハステージ駆動部48を制御して、一定方向に
ウェハステージ46を動かす。ブランキング電極アレイ
制御部86は露光パターンデータに基づいて、電子ビー
ムを通過させるアパーチャを定め、各アパーチャに対す
る電力制御を行う。ウェハ44の移動に合わせて、電子
ビームを通過させるアパーチャを適宜、変更し、さらに
主偏向部42及び副偏向部38により電子ビームを偏向
することにより、ウェハ44に所望の回路パターンを露
光することが可能となる。
【0037】本実施形態における、多軸電子レンズは、
複数の電子ビームを独立に収束するため、各電子ビーム
自身にクロスオーバは発生するが、複数の電子ビーム全
体としては、クロスオーバは発生しない。そのため各電
子ビームの電流密度を上げた場合であっても、クーロン
相互作用による電子ビームの焦点ずれや位置ずれの原因
となる電子ビーム誤差を大幅に低減することができる。
【0038】図3は、ブランキング電極アレイ26の構
成を示す。図3(a)に示すように、ブランキング電極
アレイ26は、電子ビームが通過する複数のアパーチャ
を有するアパーチャ部160と、図2におけるブランキ
ング電極アレイ制御部86との接続部となる偏向電極パ
ッド162及び遮蔽電極パッド164とを有する。アパ
ーチャ部160は、ブランキング電極アレイ26の中央
部に配置されることが望ましい。偏向電極パッド162
及び遮蔽電極パッド164は、プローブカードやポゴピ
ンアレーなどを介して、ブランキング電極アレイ制御部
86から電気信号を供給される。
【0039】図3(b)は、アパーチャ部160の上面
図を示す。アパーチャ部160は、電子ビームが通過す
る通過孔である複数のアパーチャ166を有する。複数
のアパーチャ166は、走査領域の全てを露光するよう
に配置される。図示される例においては、複数のアパー
チャが、x軸方向の両端に位置するアパーチャ166a
と166bの間の領域全面を覆うように形成される。x
軸方向に近接するアパーチャ166同士は、互いに一定
の間隔で配置されていることが好ましい。このとき、ア
パーチャ166同士の間隔は、副偏向部38が電子ビー
ムを偏向する最大偏向量以下に定められることが好まし
い。
【0040】図4は、ブランキング電極アレイ26の断
面図を示す。ブランキング電極アレイ26は、電子ビー
ムが通過する複数のアパーチャ166、及び通過する電
子ビームを偏向する複数の偏向電極168を含む偏向部
180と、接地電極であって複数の偏向部の間に生成さ
れる電界を遮蔽する遮蔽電極170と、ブランキング電
極アレイ制御部86(図2参照)と偏向部180とを電
気的に接続する複数の偏向電極パッド162と、接地さ
れた遮蔽電極パッド164と、遮蔽電極170と遮蔽電
極パッド164とを電気的に接続する第1配線層190
aと、複数の偏向電極168のそれぞれと複数の偏向電
極パッド162のそれぞれとを電気的に接続する第2配
線層190b、第3配線層190c、第4配線層190
d、第5配線層190e、第6配線層190f、第7配
線層190g、第8配線層190h、及び第9配線層1
90iと、配線層と配線層とを電気的に絶縁する複数の
第1絶縁層185a、第2絶縁層185b、第3絶縁層
185c、第4絶縁層185d、第5絶縁層185e、
第6絶縁層185f、第7絶縁層185g、第8絶縁層
185h、及び第9絶縁層185iとを有する。第2絶
線層185b、第4絶線層185d、第6絶線層185
f、及び第8絶縁層185hは、所定の厚さを有してお
り、第3絶線層185c、第5絶線層185e、及び第
7絶線層185gは、当該所定の厚さより厚いことが好
ましい。
【0041】複数の偏向電極168は、アパーチャ16
6毎に設けられる。また、偏向電極パッド162及び遮
蔽電極パッド164は、偏向電極168と略等しい長さ
を有することが好ましい。また、ブランキング電極アレ
イ26は、1つの偏向部180が有する偏向電極168
の数と等しい数の配線層を有することが好ましい。さら
に、複数の配線層及び絶縁層が設けられる領域200
は、遮蔽電極170が設けられる領域205に比べて十
分に薄いことが好ましい。
【0042】次に、ブランキング電極アレイ26の動作
について説明する。ブランキング電極アレイ制御部86
から、偏向電極168に電圧が印加されていないとき
は、アパーチャ166に電界は形成されず、アパーチャ
166に入射した電子ビームは、電界の影響を実質的に
受けることなくアパーチャ166を通過する。アパーチ
ャ166を通過した電子ビームは、電子ビーム遮蔽部材
28(図2参照)に含まれる開口部を通過し、ウェハ4
4(図2参照)に到達する。
【0043】ブランキング電極アレイ制御部86から、
偏向電極168に電圧が印加されると、所定のアパーチ
ャ166に、印加された電圧に基づく電界が形成され
る。このとき、遮蔽電極170は、所定のアパーチャ1
66を通過する電子ビームが、当該所定のアパーチャ1
66に設けられた偏向電極168以外の偏向電極168
による影響を受けないように、複数の偏向部160の間
に形成される電界を遮蔽する。そして、所定のアパーチ
ャ166に入射した当該電子ビームは、アパーチャ16
6に形成された電界の影響を受けて偏向される。具体的
には、電子ビーム遮蔽部材28に含まれる開口部の外側
に当たるように偏向される。偏向された電子ビームは、
アパーチャ166を通過するが、電子ビーム遮蔽部材2
8に含まれる開口部を通過することができないため、ウ
ェハ44に到達することができない。照射切替手段11
2(図2参照)に含まれる、ブランキング電極アレイ2
6及び電子ビーム遮蔽手段28は、以上の偏向動作を行
い、ウェハ44に、電子ビームを照射するか否かを、電
子ビーム毎に独立に切替えることができる。
【0044】図5は、偏向部180及び遮蔽電極170
の配置例を示す。図5(a)に示すように、遮蔽電極1
70は、複数の偏向部180のそれぞれの周囲に円筒形
状に設けられることが好ましい。また、他の例では、図
5(b)に示すように、遮蔽電極175は、複数の偏向
部180のそれぞれの間に格子状に設けられてもよい。
また、遮蔽電極は、所定の偏向部180によって生成さ
れた電界が、当該所定の偏向部180のアパーチャ16
6を通過する電子ビーム以外の電子ビームに影響を及ぼ
さないように、所定の偏向部180及び他の偏向部18
0により生成される電界を遮蔽する形状であればよい。
【0045】図6は、偏向部180の構成を示す。偏向
部180は、電子ビームが通過する通過孔であるアパー
チャ166と、通過する電子ビームを偏向する複数の偏
向電極168と、偏向電極168と偏向電極パッド16
2(図4参照)とを電気的に接続する配線とを有する。
複数の偏向電極168は、電界を利用して高速に複数の
電子ビームを偏向することが可能な静電型偏向器である
ことが好ましく、対向する4組の電極を有する円筒型均
等8極型の構成を有することがさらに好ましい。
【0046】偏向部180の動作をについて説明する。
複数の偏向電極168の各々に所定の電圧を印加するこ
とにより、アパーチャ166に電界が形成される。アパ
ーチャ166に入射した電子ビームは、形成された電界
の影響を受け、電界の向きに対応する所定の方向、及び
電界強度に対応する所定の量だけ偏向される。そのた
め、電子ビームを所望の方向及び偏向量だけ偏向する電
界を形成するように、偏向電極168の各々に電圧を印
加することにより、電子ビームを所望の位置に偏向する
ことができる。
【0047】次に、複数の偏向電極168及び各々の偏
向電極168に接続されるべき配線層190について説
明する。図6(a)は、偏向電極168が8極であり、
偏向電極168と接続される配線層が8層である場合の
配線例である。図6(a)に示すように、複数の偏向電
極168のうちのいずれかの偏向電極である第1偏向電
極168dは、複数の配線層190のうちのいずれかの
配線層である第2配線層190bに電気的に接続され
る。また、アパーチャ166を挟んで第1偏向電極16
8dと対向する第2偏向電極168hは、第2配線層1
90bの上層の配線層である第3配線層190cと電気
的に接続される。また、複数の偏向電極168のうちの
他の偏向電極である第3偏向電極168cは、複数の配
線層190のうちの他の配線層である第4配線層190
dに電気的に接続される。また、アパーチャ166を挟
んで第3偏向電極168cと対向する第4偏向電極16
8gは、第4配線層190dの上層の配線層である第5
配線層190eと電気的に接続される。また、複数の偏
向電極168のうちの他の偏向電極である第5偏向電極
168bは、複数の配線層190のうちの他の配線層で
ある第6配線層190fに電気的に接続される。また、
アパーチャ166を挟んで第5偏向電極168bと対向
する第6偏向電極168fは、第6配線層190fの上
層の配線層である第7配線層190gと電気的に接続さ
れる。また、複数の偏向電極168のうちの他の偏向電
極である第7偏向電極168aは、複数の配線層190
のうちの他の配線層である第8配線層190hに電気的
に接続される。また、アパーチャ166を挟んで第7偏
向電極168aと対向する第8偏向電極168eは、第
8配線層190hの上層の配線層である第9配線層19
0iと電気的に接続される。
【0048】アパーチャ166を挟んで対向する2つの
偏向電極は、所定のタイミングにおいて、同時に電圧が
印加されることがないため、当該2つの偏向電極を所定
の厚さの絶縁層を挟んで隣り合う2つの配線層に電気的
に接続することが好ましい。そして、アパーチャ166
を挟んで対向していない2つの偏向電極は、所定のタイ
ミングにおいて、同時に電圧が印加されることがあるた
め、当該2つの偏向電極を所定の厚さより厚い絶縁層を
挟んで設けられた2つの配線層に接続することが好まし
い。具体的には、第3配線層190cと第4配線層19
0dとの間に設けられる第3絶縁層185cは、第2配
線層190bと第3配線層190cとの間に設けられる
第2絶縁層185bよりも厚いことが好ましい。また、
第4配線層190dと第5配線層190eとの間に設け
られる第4絶縁層185dは、第2絶縁層185bと略
等しい厚さであってよい。
【0049】次に、複数の偏向電極168及び各々の偏
向電極168に接続されるべき配線層190の他の例に
ついて説明する。図6(b)は、偏向電極168が8
極、偏向電極168と接続される配線層が6層の場合の
配線例である。図6(b)に示すように、複数の偏向電
極168のうちのいずれかの偏向電極である第1偏向電
極168dは、複数の配線層190のうちのいずれかの
配線層である第2配線層190bに電気的に接続され
る。また、アパーチャ166を挟んで第1偏向電極16
8dと対向する第2偏向電極168hは、第2配線層1
90bの上層の配線層である第3配線層190cと電気
的に接続される。また、複数の偏向電極168のうちの
他の偏向電極である第7偏向電極168aは、複数の配
線層190のうちの他の配線層である第3配線層190
cに電気的に接続される。また、アパーチャ166を挟
んで第7偏向電極168aと対向する第8偏向電極16
8eは、第3配線層190cの下層の配線層である第2
配線層190bと電気的に接続される。このように、1
つの偏向電極に対して1つの配線層が設けられない場
合、対応した配線層が設けられない偏向電極は、他の偏
向電極が接続された配線層に接続されてもよい。
【0050】図7は、ブランキング電極アレイ26の製
造工程を示す。まず、図7(a)に示すように、支持台
300となる導電部材を用意し、支持台300にX線レ
ジスト302を塗布する。X線レジスト302は、例え
ばPMMA(ポリメチルメタクリレート)である。
【0051】続いて、図7(b)に示すように、第1配
線層190aを形成する。例えば電子ビーム蒸着によ
り、金などの導電性材料を蒸着した後、レジストを塗布
する。当該レジストは、紫外光に反応するフォトレジス
トであってよく、また紫外光及びX線の双方に反応する
ポリイミドであってもよい。次に、当該レジストを露光
及び現像することにより、配線パターンを形成する。そ
して、当該レジストをマスクとして、導電性材料をエッ
チングすることにより、第1配線層190aを形成す
る。
【0052】続いて、図7(c)に示すように、第1絶
縁層185a及び遮蔽電極170を電解鍍金により形成
するための開口部304を形成する。本例では、第1絶
縁層185aとしてX線レジストを塗布し、当該X線レ
ジストをX線を用いて露光及び現像することにより、開
口部304を形成する。このとき、開口部304は、第
1配線層190aの一端が当該開口部304に突出する
ように形成されることが好ましい。つまり、開口部30
4は、第1配線層190aを透過する強度を有するX線
を絶縁層185a及びX線レジスト302に照射するこ
とにより形成される。そして、開口部304の底面に
は、導電材料である支持台300が露出し、電解鍍金が
可能となる。ここで、開口部304は、後述する電解鍍
金により遮蔽電極170を形成する工程において、遮蔽
電極170が、ブランキング電極アレイ26が有する複
数の偏向部180の間に生成される電界を遮蔽するよう
な形状に形成されるように、開口部304を形成するこ
とが好ましい。具体的には、遮蔽電極170が、電子ビ
ームが通過する方向に略平行に円筒状に形成されるよう
に、開口部304を形成することが好ましい。また、遮
蔽電極170が、複数の偏向部180のそれぞれの間に
格子状に形成されるように、開口部304を形成しても
よい。
【0053】続いて、図7(d)に示すように、電解鍍
金により遮蔽電極170を開口部304内に形成する。
遮蔽電極170は、支持台300を電極として金などの
金属材料を電解鍍金して、開口部304を充填すること
により形成される。このとき、遮蔽電極170は、開口
部304に突出した第1配線層190aと接触する長さ
まで形成される。
【0054】続いて、図7(e)に示すように、遮蔽電
極170の上層にX線レジスト306を塗布した後、第
2配線層190b及び第2絶縁層185bを形成する。
第2配線層190b及び第2絶縁層185bは、第1配
線層190a及び第1絶縁層185aと同様の方法で形
成される。
【0055】続いて、図7(f)に示すように、図7
(e)と同様の工程により第3配線層190c、第3絶
縁層185c、第4配線層190d、第4絶縁層185
d、第5配線層190e、第5絶縁層185e、第6配
線層190f、第6絶縁層185f、第7配線層190
g、第7絶縁層185g、第8配線層190h、第8絶
縁層185h、第9配線層190i、及び第9絶縁層1
85iを形成する。第3絶縁層185cは、第2絶縁層
185bより厚く形成することが好ましい。
【0056】続いて、図7(g)に示すように、偏向電
極168を電界鍍金により形成するための開口部30
8、偏向電極パッド162を電界鍍金により形成するた
めの開口部310、及び遮蔽電極パッド164を電界鍍
金により形成するための開口部312を形成する。積層
されたX線レジスト302及び絶縁層185aから18
5iを露光及び現像することにより、当該X線レジスト
に開口部308、310、及び312を形成する。この
とき、開口部308、310、及び312は、所望の配
線層の一部がそれぞれの開口部に突出するように形成さ
れことが好ましい。つまり、配線層を透過する強度を有
するX線をX線レジストに照射することにより、開口部
308、310、及び312を形成する。また、開口部
308、310、及び312の底面には、導電材料であ
る支持台300が露出し、支持台300を鍍金電極とし
て電解鍍金が可能となる。
【0057】続いて、図7(h)に示すように、電解鍍
金により偏向電極168、偏向電極パッド162、及び
遮蔽電極パッド164をそれぞれ開口部308、310
及び312内に形成する。電解鍍金により金等の金属材
料を開口部308、310及び312に充填することに
より、偏向電極168、偏向電極パッド162、及び遮
蔽電極パッド164を形成する。このとき、偏向電極1
68及び偏向電極パッド162は、開口部308及び3
10に突出した配線層の一部と接続され、偏向電極16
8と偏向電極パッド162とは、所定の配線層を介して
電気的に接続される。また、偏向電極162及び偏向電
極パッド168は、ブランキング電極アレイ26の上面
から下面まで形成されることが好ましい。つまり、偏向
電極162と偏向電極パッド168とは、略等しい長さ
に形成されることが好ましい。
【0058】続いて、図7(i)に示すように、アパー
チャ166を形成する。積層されたX線レジストをX線
を用いて露光及び現像することにより、アパーチャ16
6を形成する。具体的には、偏向電極168の内壁が露
出するようにアパーチャ166を形成する。以上の工程
を踏むことにより、本実施形態によるブランキング電極
アレイ26の製造が完了する。
【0059】本実施形態によるブランキング電極アレイ
26の製造方法によれば、X線レジストを用いて絶縁層
185a〜185iを形成することにより、偏向電極1
68及び遮蔽電極170を容易に形成することができ
る。
【0060】図8は、ブランキング電極アレイ26の構
成の他の例を示す。本例におけるブランキング電極アレ
イ26は、異なる長さである複数の偏向電極パッド16
3を有する。偏向電極パッド163は、ブランキング電
極アレイ26の上面から、各配線層までの長さに形成さ
れることが好ましい。
【0061】本実施形態におけるブランキング電極アレ
イ26によれば、複数の偏向部180のそれぞれの間
に、接地電極である遮蔽電極170が設けられることに
よって、複数の偏向部180が有する偏向電極間のクロ
ストークを低減させることができる。また、複数の偏向
部180の間に遮蔽電極170が設けられることによっ
て、複数の偏向部180の間に生成される電界を遮蔽
し、所定の偏向部180が他の偏向部180を通過する
電子ビームに及ぼす影響を低減することができる。さら
に、ブランキング電極アレイ26は、多層配線構造を有
することにより、配線間のクロストークを低減させるこ
とができる。
【0062】図9は、ブランキング電極アレイ26の構
成の他の例を示す。ブランキング電極アレイ26におい
て、偏向電極と遮蔽電極とは、独立して設けられてもよ
い。また、複数の偏向部504は、ウェハに設けられる
べきチップのピッチ程度の間隔で設けられてもよい。
【0063】本例におけるブランキング電極アレイ26
は、電子ビームの照射方向に略垂直に設けられた偏向器
基板502と、偏向器基板502に設けられた開口部5
06と、開口部506のそれぞれに電子ビームの照射方
向に沿って設けられ、複数の偏向電極を有する偏向器5
04とを有する。また、遮蔽部600は、電子ビームの
照射方向に略垂直に設けられた第1遮蔽基板602と、
第1遮蔽基板602に電子ビームの照射方向に沿って設
けられた第1遮蔽電極604と、偏向器基板502を挟
んで第1遮蔽基板602と対向する位置に、電子ビーム
の照射方向と略垂直に設けられた第2遮蔽基板608
と、第2遮蔽基板608に電子ビームの照射方向に沿っ
て設けられた第2遮蔽電極610とを有する。
【0064】第1遮蔽電極604は、複数の偏向器50
4の間に、電子ビームの照射方向に沿って、偏向器50
4の一端より電子ビーム発生部10(図2参照)に近い
位置から、偏向器504の一端よりウェハ44(図2参
照)に近い位置まで設けられることが好ましい。また、
第1遮蔽電極604は、接地されることが好ましい。第
2遮蔽電極610は、偏向器基板502を挟んで第1遮
蔽電極と対向する位置に、電子ビームの照射方向に沿っ
て設けられることが好ましい。また、第2遮蔽電極31
0は、接地されることが好ましい。
【0065】なお、本実施形態におけるブランキング電
極アレイ26は、特許請求の範囲に記載の電子ビーム偏
向装置の一例であり、電子ビーム露光装置100が備え
る第1成形偏向部18、第2成形偏向部20、及び副偏
向部38も、ブランキング電極アレイ26と同様の構成
を有してもよい。
【0066】以上、本発明を実施の形態を用いて説明し
たが、上記実施形態はクレームにかかる発明を限定する
ものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴
の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは
限らない。また、本発明の技術的範囲は上記実施形態に
記載の範囲には限定されない。上記実施形態に、多様な
変更又は改良を加えることができる。そのような変更又
は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得る
ことが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0067】
【発明の効果】上記説明から明らかなように、本発明の
電子ビーム露光装置によれば、複数の電子ビームをそれ
ぞれ偏向する複数の偏向器間のクロストークを低減させ
ることができ、ウェハにパターンを精度よく露光するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のブランキング電極アレイ400の構成を
示す。
【図2】本発明の一実施形態に係る電子ビーム露光装置
100の構成を示す図である。
【図3】ブランキング電極アレイ26の構成を示す図で
ある。
【図4】ブランキング電極アレイ26の断面図である。
【図5】偏向部180及び遮蔽電極170の配置例を示
す図である。
【図6】偏向部180の構成を示す図である。
【図7】ブランキング電極アレイ26の製造工程を示す
図である。
【図8】ブランキング電極アレイ26の構成の他の例を
示す図である。
【図9】ブランキング電極アレイ26の構成の他の例を
示す図である。
【符号の説明】
8・・筐体、10・・電子ビーム発生部、12・・カソ
ード、14・・第1成形部材、16・・第1多軸電子レ
ンズ、18・・第1成形偏向部、20・・第2成形偏向
部、22・・第2成形部材、24・・第2多軸電子レン
ズ、26・・ブランキング電極アレイ、28・・電子ビ
ーム遮蔽部材、34・・第3多軸電子レンズ、36・・
第4多軸電子レンズ、38・・副偏向部、40・・第1
コイル、42・・主偏向部、44・・ウェハ、46・・
ウェハステージ、48・・ウェハステージ駆動部、50
・・第2コイル、52・・同軸レンズ、80・・電子ビ
ーム制御部、82・・多軸電子レンズ制御部、84・・
成形偏向制御部、86・・ブランキング電極アレイ制御
部、90・・同軸レンズ制御部、92・・副偏向制御
部、94・・主偏向制御部、96・・ウェハステージ制
御部、100・・電子ビーム露光装置、102・・グリ
ッド、104・・電子銃、106・・基材、110・・
電子ビーム成形手段、112・・照射切替手段、114
・・ウェハ用投影系、120・・個別制御部、130・
・統括制御部、140・・制御系、150・・露光部、
160・・アパーチャ部、162・・偏向電極パッド、
164・・遮蔽電極パッド、166・・アパーチャ、1
68・・偏向電極、170・・遮蔽電極、180・・偏
向部、185・・絶縁層、190・・配線層、300・
・支持台、302・・X線レジスト、304・・開口部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/30 541W Fターム(参考) 2H097 CA16 5C033 GG01 GG07 5C034 BB04 BB10 5F056 AA04 AA33 CB05 CB14 CB32 CC01 EA04 EA06

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電子ビームを独立に偏向する電子
    ビーム偏向装置であって、 前記電子ビームが通過する通過孔、及び前記通過孔の周
    囲に設けられた複数の偏向電極を有する偏向部と、 複数の前記偏向部の間に生成される電界を遮蔽する遮蔽
    電極とを備えることを特徴とする電子ビーム偏向装置。
  2. 【請求項2】 前記遮蔽電極は、前記複数の偏向部のそ
    れぞれの周囲に設けられることを特徴とする請求項1に
    記載の電子ビーム偏向装置。
  3. 【請求項3】 前記遮蔽電極は、前記複数の偏向電極部
    のそれぞれの間に格子状に設けられることを特徴とする
    請求項1に記載の電子ビーム偏向装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の偏向電極の数と等しい数の配
    線層をさらに備え、 前記複数の配線層のそれぞれは、前記複数の偏向電極と
    それぞれと電気的に接続されることを特徴とする請求項
    1に記載の電子ビーム偏向装置。
  5. 【請求項5】 前記偏向電極と略等しい長さを有し、前
    記複数の配線層のそれぞれと電気的に接続される複数の
    偏向電極パッドをさらに備えることを特徴とする請求項
    4に記載の電子ビーム偏向装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の偏向電極と電気的に接続され
    る複数の配線層をさらに備え、 前記複数の偏向電極のうちのいずれかの偏向電極である
    第1偏向電極は、前記複数の配線層のいずれかの配線層
    である第1配線層に接続され、 前記複数の偏向電極のうちの他の偏向電極である第2偏
    向電極及び第3偏向電極は、前記複数の配線層の他の配
    線層である第2配線層に接続されることを特徴とする請
    求項1に記載の電子ビーム偏向装置。
  7. 【請求項7】 前記複数の偏向電極のうちのいずれかの
    偏向電極である第1偏向電極と電気的に接続される第1
    配線層と、 前記通過孔を挟んで前記第1偏向電極と対向する第2偏
    向電極と電気的に接続される第2配線層と、 前記複数の偏向電極のうちの他の偏向電極である第3偏
    向電極と電気的に接続される第3配線層と、 前記第1配線層と前記第2配線層との間に設けられ、前
    記第1配線層と前記第2配線層とを電気的に絶縁する第
    1絶縁層と、 前記第2配線層と前記第3配線層の間に設けられ、前記
    第2配線層と第3配線層とを電気的に絶縁する、前記第
    1絶縁層より厚い第2絶縁層とを備えることを特徴とす
    る請求項1に記載の電子ビーム露光装置。
  8. 【請求項8】 前記開口部を挟んで前記第3偏向電極と
    対向する第4偏向電極と電気的に接続される第4配線層
    と、 前記第3配線層と前記第4配線層の間に設けられ、前記
    第3配線層と第4配線層とを電気的に絶縁する、前記第
    1絶縁層と略等しい厚さである第2絶縁層とをさらに備
    えることを特徴とする請求項7に記載の電子ビーム露光
    装置。
  9. 【請求項9】 複数の電子ビームを独立に偏向する複数
    の偏向部を備える電子ビーム偏向装置の製造方法であっ
    て、 前記複数の偏向部の間に生成される電界を遮蔽する遮蔽
    電極を形成する遮蔽電極形成段階と、 前記偏向部が有する複数の偏向電極を形成する偏向電極
    形成段階とを備えることを特徴とする電子ビーム偏向装
    置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記遮蔽電極形成段階は、前記電子ビ
    ームが通過する方向に略平行に円筒状の前記遮蔽電極を
    形成する段階を有することを特徴とする請求項9に記載
    の電子ビーム偏向装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記遮蔽電極形成段階は、前記遮蔽電
    極を格子状に形成する段階を有することを特徴とする請
    求項9に記載の電子ビーム偏向装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記遮蔽電極形成段階は、 導電部材を用意する段階と、 前記導電部材にレジストを塗布する段階と、 前記レジストを露光及び現像することにより、前記レジ
    ストに複数の開口部を形成する段階と、 前記複数の開口部において前記導電部材に金属材料を電
    解鍍金することにより、前記複数の開口部に前記金属材
    料を充填する段階とを有し、 前記導電部材を除去する段階をさらに備えることを特徴
    とする請求項9に記載の電子ビーム偏向装置の製造方
    法。
  13. 【請求項13】 前記偏向電極形成段階は、 導電部材を用意する段階と、 前記導電部材にレジストを塗布する段階と、 前記レジストを露光及び現像することにより、前記レジ
    ストに、前記複数の偏向電極が形成される複数の偏向電
    極開口部を形成する開口部形成段階と、 前記偏向電極開口部において前記導電部材に金属材料を
    電解鍍金することにより、前記複数の偏向電極開口部に
    前記金属材料を充填する鍍金段階と、 充填された前記金属材料の内壁が前記通過孔になるよう
    に、前記通過孔を形成する段階とを有し、 前記導電部材を除去する段階をさらに備えることを特徴
    とする請求項9に記載の電子ビーム偏向装置の製造方
    法。
  14. 【請求項14】 前記開口部形成段階は、前記複数の偏
    向電極のそれぞれと電気的に接続される複数の偏向電極
    パッドが形成される偏向電極パッド開口部を形成する段
    階を含み、 前記鍍金段階は、前記複数の偏向電極パッド開口部にお
    いて前記導電部材に金属材料を電解鍍金することによ
    り、前記複数の偏向電極パッド開口部に前記金属材料を
    充填する段階を含むことを特徴とする請求項13に記載
    の電子ビーム偏向装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 複数の配線を有する配線層を形成する
    配線層形成段階をさらに備え、 前記開口部形成段階は、 前記偏向電極開口部に前記配線の一端が突出するように
    前記偏向電極開口部を形成する段階と、 前記偏向電極パッド開口部に前記配線の他端が突出する
    ように前記偏向電極パッド開口部を形成する段階とを有
    し、 前記鍍金段階は、当該鍍金段階において形成される前記
    偏向電極と前記偏向電極パッドとが、前記配線を介して
    電気的に接続されるように、前記偏向電極開口部と前記
    偏向電極パッド開口部において前記金属材料を充填する
    ことを特徴とする請求項14に記載の電子ビーム偏向装
    置の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記開口部形成段階は、前記配線を透
    過する強度の電磁波を用いて、前記偏向電極開口部及び
    前記偏向電極パッド開口部を形成する段階を有すること
    を特徴とする請求項15に記載の電子ビーム偏向装置の
    製造方法。
  17. 【請求項17】 前記複数の偏向電極のそれぞれと電気
    的に接続されるべき複数の配線層を形成する配線層形成
    段階をさらに備え、 前記複数の配線層のそれぞれと電気的に接続される複数
    の偏向電極パッドを、前記偏向電極と略等しい長さに形
    成する偏向電極パッド形成段階をさらに備えることを特
    徴とする請求項9に記載の電子ビーム偏向装置の製造方
    法。
  18. 【請求項18】 複数の電子ビームにより、ウェハにパ
    ターンを露光する電子ビーム露光装置であって、 前記複数の電子ビームを発生する電子ビーム発生部と、 前記電子ビームが通過する通過孔、及び前記通過孔の周
    囲に設けられた複数の偏向電極を有し、前記複数の電子
    ビームを独立に偏向する偏向部と、 複数の前記偏向部の間に生成される電界を遮蔽する遮蔽
    電極とを備えることを特徴とする電子ビーム露光装置。
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