JP2002215757A - 地籍簿作成装置及び方法、並びにコンピュータ読取り可能な記録媒体 - Google Patents

地籍簿作成装置及び方法、並びにコンピュータ読取り可能な記録媒体

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JP2002215757A
JP2002215757A JP2001010542A JP2001010542A JP2002215757A JP 2002215757 A JP2002215757 A JP 2002215757A JP 2001010542 A JP2001010542 A JP 2001010542A JP 2001010542 A JP2001010542 A JP 2001010542A JP 2002215757 A JP2002215757 A JP 2002215757A
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Hiroshi Haneda
寛 羽田
Kazumi Nagaoka
和美 長岡
Hideyuki Kawakami
秀幸 川上
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KOKUDO JOHO KAIHATSU KK
Original Assignee
KOKUDO JOHO KAIHATSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 土地の情報に基づいて、容易に地籍簿を作成
することのできる地籍簿作成装置及び方法、並びにコン
ピュータ読取り可能な記録媒体を提供する。 【解決手段】 制御手段6は地域情報に基づき土地の情
報を土地情報データベース80から取得する。次に、書
式データベース2を検索して上記地域情報に対応する地
籍簿の書式を取得する。また、上記取得した土地の情報
に基づいてその土地の面積を算出する。又、地図番号算
出条件データベース4を検索して地域情報に対応する地
図番号算出条件を取得し、上記地図番号算出条件と土地
の座標情報とに基づき、その土地に対応する領域を表示
する地籍図に割り当てられた地図番号を算出する。又、
前回の地籍簿の情報を地籍簿情報データベース90から
取得する。そして、上記のデータベース80,90から
取得した各情報と、上記算出された土地の面積及び地図
番号と上記取得した書式に関連付けて地籍簿を作成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は土地情報に基づいて
地籍簿を作成する地籍簿作成装置及び方法、並びにコン
ピュータ読取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、地籍簿を作成する場合、まず、当
該地籍簿の作成対象となる土地を管轄する登記所へ赴
き、その土地の住所(地域情報)に対応する地籍簿の書
式を台帳で調べ、さらにその書式に土地に関する情報を
記入していた。ここで、地籍簿には、その土地を表示す
る地籍図(所定の地域を示した地図)に割当てられてい
る地図番号を記入する必要がある。この地図番号は、後
にその土地が表示されている地籍図を閲覧する際に必要
となるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た方法では、地籍簿の作成者は、土地を管轄する登記所
毎に異なる地籍簿の書式を一々調べなければならず、地
籍簿の作成作業が煩雑になるという問題があった。又、
その土地が表示されている地籍図を参照し、その地籍図
に割当てられている地図番号をその都度調べる作業も面
倒であった。
【0004】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、地籍簿の作成対象となる土地毎に対応する地籍簿
の書式を容易に取得することができ、又、その土地に対
応する地籍図の地図番号を容易に取得して地籍簿を極め
て容易に作成可能な地籍簿作成装置及び方法、並びにコ
ンピュータ読取り可能な記録媒体を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、地域情報と、前記地域情報に関連付けて地籍簿の書
式を記憶する書式データベースと、前記地籍簿の作成対
象となる土地に関する土地情報と前記地域情報が入力さ
れた場合に、前記地域情報に対応する地籍簿の書式を前
記書式データベースから検索して取得する書式取得手段
と、前記書式に、前記土地の情報を関連付けることによ
り前記地籍簿を作成する地籍簿作成手段とを具備するこ
とを特徴とする。
【0006】請求項2に記載の発明は、前記地籍簿を閲
覧希望者の有する端末に閲覧可能に送信する送信手段を
備えたことを特徴とする。請求項3に記載の発明は、前
記土地情報は、地籍調査により得られる調査情報に基づ
いて取得されることを特徴とする。請求項4に記載の発
明は、前記土地に対応する領域を表示する1以上の地籍
図の座標情報と、当該領域の座標情報とに基づき、前記
領域を含む地籍図にそれぞれ割当てられた地籍図番号を
抽出する手段を備え、前記地籍簿作成手段は、抽出され
た地籍図番号を、前記書式に関連付けることを特徴とす
る。
【0007】請求項5に記載の発明は、地域情報と、前
記地域情報に関連付けて地籍簿の書式を記憶する処理
と、前記地籍簿の作成対象となる土地に関する土地情報
と前記地域情報が入力された場合に、前記地域情報に対
応する地籍簿の書式を前記書式データベースから検索し
て取得する処理と、前記書式に、前記土地の情報を関連
付けることにより前記地籍簿を作成する処理とを有する
ことを特徴とする。
【0008】請求項6に記載の発明は、地域情報と、前
記地域情報に関連付けて地籍簿の書式を記憶する処理
と、前記地籍簿の作成対象となる土地に関する土地情報
と前記地域情報が入力された場合に、前記地域情報に対
応する地籍簿の書式を前記書式データベースから検索し
て取得する処理と、前記書式に、前記土地の情報を関連
付けることにより前記地籍簿を作成する処理とを実行す
るためのプログラムを記憶したコンピュータ読取り可能
な記録媒体。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態によ
る地籍簿作成装置を用いた地籍簿作成システムを示した
ブロック図であり、本実施の形態による地籍簿作成装置
(以下、必要に応じて「本装置」と呼ぶ)10と、本装
置10とインターネット等のネットワーク100を介し
て通信可能に接続されているユーザ端末70、土地の情
報を記憶する土地情報データベース80、及び前回の地
籍簿の情報を記憶する地籍簿履歴情報データベース90
等を有している。なお、ネットワーク100としては、
上記したインターネットの他、例えば専用回線、LAN
(Local Area Network)、WAN(Wide Area Networ
k)等を用いてもよい。
【0010】地籍簿作成装置10は、ネットワーク10
0を介してユーザ端末70、土地情報データベース8
0、及び地籍簿履歴情報データベース90とデータを送
受信する通信手段8、本装置10の各部の処理を行なう
制御手段(書式取得手段、地籍簿作成手段)6、地籍簿
の書式を記憶する書式データベース2、及び地図番号算
出条件データベース4を備えている。本装置10は、地
籍調査(国土調査法の定める)に基づいて得られた土地
情報を所定の書式に関連付けて地籍簿を作成し、閲覧希
望者の有するユーザ端末70へ閲覧可能に提供するもの
で、全体としてWebサーバ(サーバ装置)を構成す
る。又、この地籍簿作成装置10には、周辺機器として
入力装置、表示装置等(いずれも図示せず)が接続され
るものとする。ここで、入力装置とはキーボード、マウ
スなどの入力デバイスのことをいう。表示装置とはCR
T(Cathode Ray Tube)や液晶表示装置などのことをい
う。なお、制御手段6は、例えば本装置10を構成する
サーバ装置の中央演算処理装置(CPU:Central Proc
essing Unit)によって実現することができる。又、制
御手段6は一時記憶メモリ(図示せず)を備えていて、
この一時記憶メモリは制御手段6の制御の過程における
情報を適宜記憶する。又、上記一時記憶メモリに記憶さ
れた情報は、必要に応じて適宜読み出される。
【0011】ユーザ端末70は、地籍簿の閲覧希望者の
有する端末で、例えば入力装置、通信装置及び表示装置
を備えるパーソナルコンピュータからなり、適宜本装置
10に対して地籍簿の閲覧を要求し、上記要求に応じて
本装置10から送信される地籍簿を閲覧可能に取得す
る。
【0012】土地情報データベース80は、地籍簿の作
成対象となる土地に関する情報を記憶するデータベース
で、地域情報(例えば都道府県名,市町村名,字名,地
番)と、この地域情報に関連付けて、座標情報(例えば
緯度,経度,高度)、用途情報(例えば田又は山林
等)、及び所有者情報(氏名又は名称,住所)を含む国
土調査法の定める地籍調査により得られる調査・測量情
報に基づく現在の土地の情報を記憶する。又、前回の調
査に対して変更がある場合には、その変更情報(変更事
項及び日付)を適宜記憶する。又、上記座標情報は、そ
の土地の区画(境界線)上の各頂点を結ぶ複数の座標値
からなる情報である。
【0013】地籍簿履歴情報データベース90は、前回
作成された地籍簿の情報を記憶し、地籍簿の作成対象と
なる土地に関する地籍簿の情報を記憶するデータベース
で、地域情報に関連付けて地目、地積、氏名又は名称及
び住所からなる前回の地籍簿の情報を記憶する。
【0014】書式データベース2は、地籍簿の書式を記
憶するデータベースで、登記所毎に定められている地籍
簿の書式を、その登記所の管轄する土地の地域情報に関
連付けて記憶している。地籍簿とは、国土調査法の定め
る地籍調査により得られた調査・測量情報に基づいて作
成される成果物の1つである。ここで、書式データベー
ス2のデータ構成の一例を図2に示す。この図におい
て、“「都道府県名」F10”及び“「市町村名」F1
2”からなる地域情報に対応する“「地籍簿の書式(書
式ファイル名)」F14”を記憶している。例えば、
“A県C市”の場合、“地籍簿の書式(書式ファイル
名)”は“書式H”である。地図番号算出条件データベ
ース4は、地籍簿の作成対象となる土地に対応する領域
を表示する地籍図に割り当てられる地図番号を算出する
ための条件を記憶するデータベースで、地域情報に関連
付けて算出条件を記憶している。データベースの構成
等、詳しくは後述する。
【0015】通信手段8は、ネットワーク100を介し
て接続されたユーザ端末70や各データベース80,9
0と情報を通信し、制御手段6からの制御により本装置
10で作成した地籍簿の情報をユーザ端末70へ送信
し、又、各データベース80,90から送信される地籍
簿作成のための情報を受信する。
【0016】ここで、本装置10で作成する地籍簿に
は、土地情報データベース80及び地籍簿履歴情報デー
タベース90から取得される情報と前記取得した情報に
基づき制御手段6により算出される情報が含まれてい
る。地籍簿の例を図3に示す。この図において、土地情
報データベース80から取得される情報は“「字名」F
30”及び“「地番」F32”に対応する地域情報、
“「地目」F34”に対応する用途情報、“「所有者の
住所及び氏名又は名称」F38”に対応する所有者情
報、“「原因及びその日付」F39”に対応する変更情
報である。又、地籍簿履歴情報データベース90から取
得される情報は“「字名」F40”、“「地番」F4
2”、“「地目」F44”、“「地積」F46”、
“「所有者の住所及び氏名又は名称」F48”である。
又、上記制御手段6により算出される情報は、“地積F
36”に対応する土地の面積及び“地図番号F50”に
対応する地籍図に割り当てられた地図番号である。地籍
図とは、地籍簿同様、国土調査法の定める地籍調査によ
り得られた調査・測量情報に基づいて作成される成果物
の1つで、土地の区画(境界線)が表示されている地図
で、各地籍図には地域(例えば市町村)毎に定められた
地図番号が割り当てられている。又、地域毎に各地籍簿
の示す領域が決められている。更に、全ての土地の区画
を1又は複数の地籍図で示すことのできるよう、全国く
まなく地籍図が割り付けられている。例えば、字名F3
0(F40)が“大字B字C”で地番F32(F42)
が“100−1”の土地の場合、地目F34(F44)
が「田」、地積F36(F46)が“1000m2”、
所有者の住所及び氏名又は名称F38(F48)が“鈴
木×郎”、地図番号F50が“D10,D20”であ
る。又、原因及びその日付F39は、ここでは変更内容
がないので“空欄(なし)”である。
【0017】次に、本実施の形態による地籍簿作成シス
テムの動作について図面を参照して説明する。図4は本
実施の形態による地籍簿作成システムの動作を示したフ
ローチャートである。この図において、まず、地籍簿の
作成者が本装置10の入力装置から作成対象となる土地
の地域情報(住所)を入力すると(ステップS2)、制
御手段6は入力された地域情報に基づき、その対応する
土地の現在の情報(地域情報、座標情報、用途情報、所
有者情報)を土地情報データベース80から読み出して
取得する(ステップS4)。そして、書式データベース
2を順次検索して、対応する地籍簿の書式を書式データ
ベース2から読み出して取得する(ステップS6)。上
記取得した情報および書式は、適宜制御手段6の一時記
憶メモリに適宜記憶される。
【0018】次に、制御手段6は地籍簿に記載する土地
の面積及び地図番号の各情報を算出する。上記取得した
座標情報に含まれる複数の座標値に基づいて所定の演算
処理を用いて土地の面積を算出する(ステップS8)。
上記演算処理は、例えばポリゴン処理などで行なう。他
方、地図番号算出条件データベース4から取得した地図
番号算出条件と座標情報に基づいて地図番号を算出する
(ステップS10)。このステップS10の詳細な動作
については後述する。また、ステップS8,ステップS
10で算出した情報は、適宜制御手段6の一時記憶メモ
リに適宜記憶される。
【0019】次いで、制御手段6は地域情報に基づいて
前回の地籍簿の情報を地籍簿データベース90から読み
出し取得する(ステップS12)。そして、現在の土地
情報、前回の地籍簿履歴情報、土地の面積、及び地図番
号を、取得した書式に関連付けて地籍簿を作成する(ス
テップS14)。又、制御手段6は作成した地籍簿を閲
覧希望者等が有するユーザ端末70に適宜閲覧可能に送
信する(ステップS16)。ここで、ユーザ端末70か
らの所定の操作、例えば閲覧している画面上にID(Id
entification)やパスワードの入力画面を設け、それに
対してユーザ端末70から所定のIDやパスワードを入
力させることにより閲覧した地籍簿に対する承認や修正
の操作を行なえるようにしてもよい。このようにするこ
とで、例えば地籍簿に記載されている情報の当事者(土
地の所有者)がその記載内容を確認し、記載内容に相違
ない場合には承認し、一方、記載内容に誤りがある場合
にはその旨を加筆して修正することができる。
【0020】次に、上記ステップS10の動作により所
定の土地の地図番号を算出する処理について説明する。
図5は、地籍簿の作成対象となる土地に対応する地図番
号が割り当てられる態様を示した図である。この図にお
いて、地籍簿の作成対象となる土地に対応する領域50
2が地籍図表示されている。領域502に対応する地籍
図の地図番号は、まず、地図番号算出条件に基づいて領
域502が含まれる所定の地域の領域500に対応する
地籍図601〜620の地図番号を割り当て(図5
(1))、そして、座標701〜705で囲まれた領域
502の境界線上の座標aがどの地籍図の座標情報に含
まれるかの照合を行い、合致する地籍図に割当てられて
いる地図番号を取得することにより算出される(図5
(2))。ここで、上記所定の地域の領域500とは、
領域502に対応する土地の市町村又は都道府県に相当
する地域の領域500であり、上記地図番号算出条件
は、この領域500に対して定められている。
【0021】上記領域500に対応する地籍図601〜
620の地図番号の算出方法は限定されないが、例えば
以下のように算出される。まず、所定の基準点400〜
410で囲まれ、複数の地籍図からなるブロック全体に
対して第1の地図番号(A〜E)を付与し、それら各ブ
ロックに含まれる各地籍図(例えばブロックAならば地
籍図601,602,605,606)に対して第2の
地図番号“10”〜“40”を付与し、第1の地図番号
と第2の地図番号をあわせたものをその地籍図の地図番
号として割り当てる(例えばA1〜A4)ことにより算
出される。上記第1の地図番号の割り当て及び第2の地
図番号の割り当てを行うための地図番号算出条件は、地
図番号算出条件データベース4に記憶されている。デー
タベース4のデータ構成の例を図6に示す。この図にお
いて、“「都道府県名」F20”及び“「市町村名」F
22”からなる領域502の地域情報に対応して、上記
各ブロックに第1の地図番号を付与するための(基準点
及び付与番号からなる)“「第1の地図番号付与条件」
F24”、上記各ブロックを構成する各地籍図に第2の
地図番号を付与するための“「第2の地図番号付与条
件」F26”、個々の地籍図の領域の大きさ示す“「地
籍図の領域」F28”が記憶されている。例えば“A県
C市”の場合、地籍図の領域は“2.0[km]×1.5
[km]”である。
【0022】次に、上記ステップS10の地図番号を算
出する動作の詳細について図7を参照して説明する。な
お、ステップS12の動作は全て制御手段6により行な
われる。図7はステップS10の地図番号を算出する詳
細な動作を示したフローチャートである。この図におい
て、まず、地籍簿の対象となる領域502に対応する土
地の地域情報に基づいて地図番号算出条件データベース
4を順次検索して、領域502が含まれる領域500に
対応する地図番号算出条件(第1の地図番号算出条件、
第2の地図番号算出条件)を読み出して取得する(ステ
ップS30)。そして、上記取得した第1の地図番号算
出条件に基づき、基準点400〜410の所定の4点で
囲まれた複数からなる地籍図(地籍図601〜620の
内の複数の地籍図)の各ブロックに対して順次第1の地
図番号を付与する(ステップS32)。例えば、基準点
401,402,404,405の4点で囲まれた地籍
図603,604,607,608からなるブロックに
第1の地図番号“B”が付与される。次いで、第2の地
図番号算出条件に基づき、上記各ブロックを構成する地
籍図毎に第2の地図番号を付与する(ステップS3
4)。例えば図5に示すように、各ブロックを構成する
地籍図毎に第2の地図番号“10”〜“40”が順次付
与される。これにより、領域500に対応する各地籍図
に対して第1の地図番号と第2の地図番号からなる地図
番号が割り当てられる(ステップS36)。例えば、地
籍図611は地図番号“D10”が割り当てられる。
又、地籍図618,619,620は、領域500を含
む地籍図617をブロック化するためのダミーの地籍図
であり、実際に領域500の地籍図として用いられるこ
とはない。
【0023】次いで、領域502がどの地籍図の領域に
含まれるかの照合を行い、合致する地籍図に割り当てら
れた地図番号を取得する処理を行う。領域502に対応
する土地の座標情報と地図番号算出条件に基づいて、領
域502の各頂点の座標701〜705で囲まれた境界
線上aに含まれる座標情報が、基準点の座標情報と地籍
図の領域情報から求まる各地籍図の領域内に含まれる座
標情報であるかどうか順次照合して、含まれる場合はそ
の領域に対応する地籍図に割り当てられた地図番号を取
得する(ステップS38)。例えば領域502の境界線
上の座標情報aは、上記照合に基づき、基準点404か
ら右方向及び下方向に2.0[km]×1.5[km]
の地籍図611の領域と、地籍図611の右方向に隣接
する地籍図612の領域に含まれ、これらの地籍図に割
り当てられている地図番号“D10”及び“D20”を
取得する。上記照合、及び地図番号取得の後、ステップ
S12の処理に移る。
【0024】ここで、図8及び図9に上述したステップ
S16においてユーザ端末70から本装置10に対して
地籍簿の閲覧を要求し、それに基づいて本装置10から
閲覧可能に地籍簿が送信され、その内容について適宜承
認する場合のユーザ端末70における表示画面の態様の
一例を示す。この図において、画面900はユーザが本
装置10に割り当てられているURL(Uniform Resour
ce Locator)を指定する等して地籍簿の閲覧要求のトッ
プページにアクセスした時の画面を示し、「地籍簿の閲
覧要求ボタン」900aが表示されている(図8
(1))。ここで、ユーザ端末70からの入力操作によ
り「地籍簿の閲覧要求ボタン」900aが押下される
と、ユーザ端末70の表示画面は画面910に遷移す
る。画面910は閲覧を希望する地籍簿の対象となる土
地の地番(例えば都道府県名、市町村名、字名、地番)
等の各入力項目910aを入力するための各ボックス9
10bが表示されている(図8(2))。ここで、ユー
ザ端末70から各ボックス910bに必要な事項が記入
されると、その入力内容に応じた地籍簿が本装置10か
ら閲覧可能に送信され、ユーザ端末70の表示画面は画
面920に遷移する。画面920は閲覧要求に応じた地
籍簿920aが表示されている。又、表示された地籍簿
に対する承認又は修正などを行う場合に必要なパスワー
ド920bを入力するためのボックス920cが表示さ
れている(図8(3))。ここで、ユーザ端末70か
ら、例えば閲覧した地籍簿の内容を承認するためのパス
ワードが入力されると、ユーザ端末70の表示画面は画
面930に遷移する。画面930は上記閲覧した地籍簿
の内容の承認を行うための画面で、「承認する」及び
「承認しない」の各ボタン930aが表示されている
(図9(4))。ここで、ユーザ端末70から、例えば
「承認する」ボタンが押下されると、閲覧した地籍簿の
内容の承認情報が本装置10へ送信され、一方、ユーザ
端末70には画面940が表示される。画面940に表
示エリア940aに上記承認処理に応じたメッセージ
「閲覧内容は承認されました」が表示されている(図9
(5))。
【0025】なお、本発明の地籍簿作成装置10は、コ
ンピュータと、通信装置などの周辺機器と、そのコンピ
ュータによって実行されるソフトウェアとによって実現
することができ、上記地籍簿作成装置10内で実行され
るソフトウェアプログラムは、コンピュータ読取り可能
な記憶媒体あるいは通信回線を介して配布することが可
能である。
【0026】又、本発明は上述した実施の形態に限定さ
れず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できる
ことは勿論である。本実施の形態では地籍簿を作成する
現在の土地の情報や前回の地籍簿の情報はネットワーク
100を介して接続された各データベース80,90か
ら取得する場合について説明しているが、これに限られ
ることはない。例えば、本地籍簿作成装置10内に上記
各データベースを持つようにしてもよい。このようにす
ることで、上記各情報を取得するためのネットワーク接
続が不要になり、ネットワーク接続にかかる費用を低減
することができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
地籍簿の作成対象となる土地に関する土地情報が入力さ
れると、それに対応する地籍簿の書式を取得して土地情
報に関連付けて地籍簿を作成するので、地籍簿の作成を
容易に行うことができる。又、送信手段が地籍簿を閲覧
希望者の有するユーザ端末に閲覧可能に送信するので、
閲覧希望者は必要に応じて地籍簿を閲覧することができ
る。さらに、上記土地情報を入力するだけで、地籍図番
号を自動的に算出して地籍簿に関連付けるので、従来、
地籍簿の作成対象の土地の台帳を参照する煩雑な作業を
する必要が無く、又、特に新規にその土地が造成された
時等、台帳に番号が記載されていない場合であっても、
容易に地籍簿を作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態による地籍簿作成装置を用いた
地籍簿作成システムを示すブロック図である。
【図2】 書式データベース2のデータ構成の一例を示
す図である。
【図3】 地籍簿の記載内容の一例示す図である。
【図4】 本実施の形態による地籍簿作成システムの動
作を示すフローチャートである。
【図5】 地図番号が算出される態様を示す図である。
【図6】 地図番号算出条件データベース4のデータ構
成の一例を示す図である。
【図7】 図4のステップS10の詳細な動作を示すフ
ローチャートである。
【図8】 ステップS16におけるユーザ端末70の表
示画面の態様の一例を示す図である。
【図9】 ステップS16におけるユーザ端末70の表
示画面の態様の一例を示す図である。
【符号の説明】
2 書式データベース 4 地図番号算出条件データベース 6 制御手段(書式取得手段,地籍簿作成手段) 8 通信手段(送信手段) 10 地籍簿作成装置 70 ユーザ端末(端末) F50 地図番号(地籍図番号)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地域情報と、前記地域情報に関連付けて
    地籍簿の書式を記憶する書式データベースと、 前記地籍簿の作成対象となる土地に関する土地情報と、
    前記地域情報が入力された場合に、 前記地域情報に対応する地籍簿の書式を前記書式データ
    ベースから検索して取得する書式取得手段と、 前記書式に、前記土地情報を関連付けることにより前記
    地籍簿を作成する地籍簿作成手段とを具備することを特
    徴とする地籍簿作成装置。
  2. 【請求項2】 前記地籍簿を閲覧希望者の有する端末に
    閲覧可能に送信する送信手段を備えたことを特徴とする
    請求項1に記載の地籍簿作成装置。
  3. 【請求項3】 前記土地情報は、地籍調査により得られ
    る調査情報に基づいて取得されることを特徴とする請求
    項1又は請求項2に記載の地籍簿作成装置。
  4. 【請求項4】 前記土地に対応する領域を表示する1以
    上の地籍図の座標情報と、当該領域の座標情報とに基づ
    き、前記領域を含む地籍図にそれぞれ割当てられた地籍
    図番号を抽出する手段を備え、 前記地籍簿作成手段は、抽出された地籍図番号を、前記
    書式に関連付けることを特徴とする請求項1〜請求項3
    の何れかに記載の地籍簿作成装置。
  5. 【請求項5】 地域情報と、前記地域情報に関連付けて
    地籍簿の書式を記憶する処理と、 前記地籍簿の作成対象となる土地に関する土地情報と、
    前記地域情報が入力された場合に、 前記地域情報に対応する地籍簿の書式を前記書式データ
    ベースから検索して取得する処理と、 前記書式に、前記土地情報を関連付けることにより前記
    地籍簿を作成する処理とを有することを特徴とする地籍
    簿作成方法。
  6. 【請求項6】 地域情報と、前記地域情報に関連付けて
    地籍簿の書式を記憶する処理と、前記地籍簿の作成対象
    となる土地に関する土地情報と、前記地域情報が入力さ
    れた場合に、 前記地域情報に対応する地籍簿の書式を前記書式データ
    ベースから検索して取得する処理と、 前記書式に、前記土地情報を関連付けることにより前記
    地籍簿を作成する処理とを実行するためのプログラムを
    記憶したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007086241A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Kimoto & Co Ltd 地物情報提供システム及び地籍情報提供システム
JP2020140617A (ja) * 2019-03-01 2020-09-03 名鉄協商株式会社 地物管理システム

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