JP2002215390A - ソフトウエア開発進捗管理方法及びプログラム - Google Patents

ソフトウエア開発進捗管理方法及びプログラム

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JP2002215390A
JP2002215390A JP2001006311A JP2001006311A JP2002215390A JP 2002215390 A JP2002215390 A JP 2002215390A JP 2001006311 A JP2001006311 A JP 2001006311A JP 2001006311 A JP2001006311 A JP 2001006311A JP 2002215390 A JP2002215390 A JP 2002215390A
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Takashi Matsumoto
隆 松本
Yasuyuki Kitsugi
泰之 木次
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Abstract

(57)【要約】 【課題】オブジェクト指向ソフトウェア開発では、イテ
レーションと呼ばれる作業単位の中で機能の設計から実
装を行うため、ソフトウェア全体のコーディング量の見
積もりが容易に行えず、またクラスの再利用があるた
め、開発の進捗状況を的確に示すことが困難である。本
発明は、オブジェクト指向開発の進捗状況を的確に表す
ことができるようにすることにある。 【解決手段】分析・外部設計段階で抽出したユースケー
スのソフトウェアに対する重要度を定め、重要度や汎用
性に応じてユースケースに重みを付けて全ユースケース
の合計を求める。次に実現したユースケースについても
同じように重みを付けて合計する。このようにして求め
た実現したユースケースの重み付き合計の全ユースケー
スの重み付け合計の割合をソフトウェア全体に対する作
業の進捗状況として用いて、これと実装済みコーディン
グ量とを合わせて進捗管理を行う。これにより、より的
確な進捗状況の管理及び表現することができる進捗管理
方法及びプログラムを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オブジェクト指向
ソフトウェアの開発(以降、オブジェクト指向開発と呼
ぶ)における進捗管理方法及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】オブジェクト指向開発における作業の進
捗管理方式は、特に確立していない。一方、ウォータフ
ォールモデルでは、外部設計・内部設計・コーディング
・テストのどの工程まで終了したかで進捗管理を行う。
また、設計段階でソフトウェア全体の作業量の尺度とし
てコーディング量の見積もりを行い、見積もり量と実際
に作成したコーディング量とを比較することで進捗管理
を行う方式もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、オブジ
ェクト指向開発における作業の進捗管理方式は確立して
いない。オブジェクト指向開発では、オブジェクトを抽
出し、抽出したオブジェクトのクラス化及びクラス間の
静的な関係を洗い出すことは重要である。このオブジェ
クトのクラス化及びクラス間の関係整理に、国際標準化
されているUML(Unified Modeling Language)で
は、クラス図が用いられる。クラス図は、システム全体
やユースケースの単位で作成される。ユースケースと
は、そのソフトウエアの持つ機能である。
【0004】オブジェクト指向開発では、ソフトウェア
のユースケースをイテレーションと呼ばれる作業単位で
実現し、これを繰り返すことでソフトウェアを開発す
る。そして、イテレーションの中でそのユースケースの
設計からテストまでを行うため、ソフトウェア全体のコ
ーディング量を前もって見積もることができない。した
がって、従来の進捗管理法を適用することが困難であ
る。また、全ユースケースに対する実装済みユースケー
スの割合を用いて進捗状況を表そうとしても、クラスの
再利用(あるユースケースで使用するクラスを他のユー
スケースに流用する場合がある)の影響を表すことがで
きず、的確に進捗状況を表すことができない。
【0005】本発明の目的は、上述の従来技術における
問題点に鑑み、オブジェクト指向開発の進捗状況を的確
に表すことができる進捗管理方法及びプログラムを提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、オブジェクト指向でのソフ
トウェア開発を行う際の進捗管理方法であって、進捗管
理の対象となる各ユースケースに、重み付けの指標であ
るランクを設定するステップと、前記ランクに基づく重
み付けをしてユースケースの実装目標値をランクごとに
合計するステップと、実装済みのユースケースについ
て、前記ランクに基づく重み付けをしてユースケースの
実装実績値をランクごとに合計するステップと、前記ラ
ンクごとに、前記実装実績値の前記実装目標値に対する
割合を進捗率として求め、求めた進捗率をランクごとに
表示するステップとを備えたことを特徴とする。
【0007】請求項2に係る発明は、オブジェクト指向
でのソフトウェア開発を行う際の進捗管理方法であっ
て、進捗管理の対象となる各ユースケースに、重み付け
の指標であるランクを設定するステップと、それぞれの
ユースケースに前記ランクに基づく重み付けをした実装
目標値を合計することにより、全ユースケースの実装目
標値を求めるステップと、実装済みのユースケースにつ
いて前記ランクに基づく重み付けをした実装実績値を合
計することにより、全体のユースケースの実装実績値を
求めるステップと、前記実装実績値の前記実装目標値に
対する割合を進捗率として求め、求めた進捗率を表示す
るステップとを備えたことを特徴とする。
【0008】請求項3に係る発明は、請求項1または2
に記載のソフトウエア開発進捗管理方法において、前記
進捗率の表示は、今回求めた進捗率が前回求めた進捗率
からどれだけ増加したかが分かるような表示態様で、進
捗率を表示するものであることを特徴とする。
【0009】請求項4に係る発明は、請求項1から3の
何れか1つに記載のソフトウエア開発進捗管理方法にお
いて、前記進捗率の表示に加えて、実装クラス数及びメ
ソッド数を表示するステップをさらに備えたことを特徴
とする。
【0010】請求項5に係る発明は、請求項1から4の
何れか1つに記載のソフトウエア開発進捗管理方法に係
るソフトウエア開発進捗管理プログラムである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して具体的に説明する。
【0012】図1は、本発明の実施の形態に係る進捗管
理システムのブロック図である。図1において、本シス
テムは、ユーザが種々の情報を入力するためのキーボー
ドやマウス1、進捗管理図を表示するためのディスプレ
イ2、データ処理装置3、及び進捗管理図データファイ
ル4を備える。データ処理装置3には、画面入出力モジ
ュール31、及び進捗率計算モジュール32が備えられ
ている。
【0013】図2は、進捗管理図データファイル4の構
成を示した図である。進捗管理図データファイル4は、
進捗管理図ヘッダデータ41、進捗管理図イテレーショ
ンデータ42、進捗管理図実績入力ヘッダデータ43、
進捗管理図ユースケースデータ44、及び進捗管理図実
績入力ユースケースデータ45を格納する。
【0014】進捗管理図ヘッダデータ41には、プロジ
ェクト名、進捗管理図の作成者名、進捗管理図の作成
日、更新日、作業開始日、作業終了予定日、及び今回の
作業実績入力日(最新作業実績入力日)が登録される。
進捗管理図イテレーションデータ42は、ソフト開発の
全工程期間を幾つかのイテレーションに分けて開発する
際の各イテレーションを定義するデータであり、1つの
イテレーションで1レコード登録される。その1レコー
ドには、イテレーションの項番、イテレーション名、イ
テレーション開始日、及び終了日が登録される。進捗管
理図実績入力ヘッダデータ43は、クラス定義やメソッ
ド定義の作成実績を格納するデータであり、1つの実績
入力で1レコード登録される。その1レコードには、実
績入力連番、前回実績入力日、今回実績入力日、今回入
力したクラス定義数、及び今回入力したメソッド定義数
が登録される。進捗管理図ユースケースデータ44は、
進捗管理図のユースケースに関するデータであり、1つ
のユースケースで1レコードが登録される。その1レコ
ードには、ユースケース項番、ユースケース名、担当者
名、ランク、ユースケース開始日、及び終了(予定)日
が登録される。進捗管理図実績入力ユースケースデータ
45は、ユースケースについての実績を格納するデータ
であり、1つの実績入力で1レコード登録される。その
1レコードには、実績入力連番、ユースケース連番、前
回実績入力日、今回実績入力日、及び今回入力したユー
スケースの実績が登録される。なお、ユースケースの実
績は、ユースケースの作業予定期間(日数)に対する作
業実績(日数)の割合として求める。
【0015】図3は、本実施の形態のシステムにおける
進捗管理図の画面表示例(進捗管理の途中段階)を示し
た図である。図3を用いて進捗管理の内容の概要を説明
する。
【0016】302はユーザが設定した各ユースケース
のユースケース名であり、301はそれらのユースケー
ス名に付けた項番の表示である。303は、ユーザが各
ユースケースに設定したランク(重み)の表示である。
ランクを設定する基準としては、開発するソフトウェア
が最低限備えていなければならないユースケースに高い
ランクを付けたり、他のユースケースで再利用できるよ
うなクラスが必要になると考えられるユースケースに高
いランクを付ける。なお、ここでは1〜5の整数でラン
クを表すものとする。図3では項番1〜8について表示
しているが、スクロールすることにより項番9以降も表
示される。
【0017】306は、ユーザが各ユースケースに関す
る作業予定及び実績を記入する領域(作業予定記入領域
と呼ぶ)である。ユーザは、各ユースケースの作業予定
を、作業予定記入領域306で開始日から終了予定日ま
での線(作業予定線と呼ぶ)を引くことで設定する。ま
た、ユーザは、作業予定線を太線で上書きすることによ
り、ユースケースの作業がどの程度進んだかの実績を入
力する。
【0018】304は、各ランクごと重み付きユースケ
ース合計の表示領域である。各ランクごと重み付きユー
スケース合計とは、各ランクごとにユースケース1つに
ついてそのランクを累算していった合計値である。例え
ば、ランク1であれば、ランク1のユースケース1つに
対してそのランク値1を累算した合計値(したがって、
ランク1のユースケースの数と等しい)が、ランク1の
ランクごと重み付きユースケース合計である。ランク2
であれば、ランク2のユースケース1つに対してそのラ
ンク値2を累算した合計値(したがって、ランク2のユ
ースケースの数×2と等しい)が、ランク2のランクご
と重み付きユースケース合計である。以下、ランク3〜
5についても同様である。図3の304では、各ランク
1〜5のランクごと重み付きユースケース合計を括弧の
中に表示している。さらに、これらすべてのランクごと
重み付きユースケース合計の合計である重み付き全ユー
スケース合計を、合計表示領域305に括弧付きで表示
している。
【0019】307は、作業予定記入領域306に実績
が記入されたとき、その実績に基づいて算出した作業の
進捗状況を表示する領域である。作業の進捗状況は、各
ランクごとの進捗状況と全体の進捗状況を表示する。各
ランクごとの進捗状況は、そのランクについてのランク
ごと重み付きユースケース合計に対する実装済みのラン
クごと重み付きユースケース合計(ランクごと重み付き
実装済ユースケース合計と呼ぶ)の割合(進捗率)で表
す。ランクごと重み付き実装済ユースケース合計は、実
装済のユースケースについて上述のランクごと重み付き
ユースケース合計を計算した値である。さらに、開発す
るソフトウェア全体に対する作業の進捗状況を、重み付
き全ユースケース合計に対する重み付き実装済ユースケ
ース合計の割合(進捗率)で表し、その値を進捗状況表
示欄307の一番下の「合計」に対応する位置に表示し
ている。すなわち、この「合計」に対応する位置に表示
する進捗率は以下の数式で求められる。
【0020】
【数1】
【0021】ここで、nは全ユースケース数であり、
「ランクi」は項番iのユースケースのランク値を示
す。「ユースケースi」は常に1であり、したがって数
1の分数部分の分母は全ユースケースについてランクを
合計した値(重み付き全ユースケース合計)になる。
「実装済みユースケースi」は、項番iのユースケース
が実装済みであれば1、未実装であれば0である。した
がって、数1の分数部分の分子は重み付き実装済ユース
ケース合計になる。
【0022】図3の進捗状況表示領域307では、括弧
で括り、%を付して、各ランクごとの進捗率と全体の進
捗率を表示している。括弧で括った進捗率の前には、重
み付き実装済ユースケース合計を表示している。例え
ば、ランク1は「15(68.2%)」と表示されてい
るが、「15」はランク1についての重み付き実装済ユ
ースケース合計を示し、「68.2%」はランク1につ
いて上述したように求めた進捗率を示す。ランクごとに
進捗状況を求めて表示することで、その時点において優
先すべきユースケースの洗い出しが容易になるためイテ
レーション計画の修正を行いやすくなる。
【0023】310は、進捗状況表示領域307に数値
で表示した進捗率のグラフによる表示である。308の
「1」〜「5」はその右側の進捗状況表示領域307に
表示された各グラフがどのランクに関する進捗率かを示
すランクの表示であり、309の「合計」はその右側に
表示されたグラフが全体の進捗率であることを示す。な
お、グラフは、前回の実績入力時における進捗率の値ま
でを所定の網掛け(または所定の色)で表示し、そこか
ら今回の実績入力時における進捗率での増加分を別の網
掛け(または別の色)で表示している。これにより、前
回からどれほど進捗しているかを容易に把握できる。
【0024】上記数式で求めた進捗状況はユースケース
レベルでの進捗しか表せないので、実装したコード量の
目安として、311に示すように、実装したクラス及び
メソッド数を記入する。ここで、実装クラス数の増加の
度合いと実装ユースケースの増加の度合いを比較するこ
とで、クラスの再利用の様子が確認できる。図3から
は、開発が進むごとにクラス数の増加が緩やかになって
いるにも関わらず、進捗状況の増加の度合いが高いこと
からクラスの再利用が多く行われていることが分かる。
【0025】以下、本実施形態における具体的な処理手
順を説明する。
【0026】図4は、本システムの初期設定を行う手順
を示したフローチャートである。システム起動後、ユー
ザは、最初にプロジェクト名、進捗管理図作成者名、作
業開始日、及び作業終了予定日を入力する(ステップ4
01)。すると、システムは図5に示す初期画面を表示
する。システムは、初期画面で、入力された作業開始日
から作業終了予定日までの期間に対して作業予定記入領
域306などを確保する。
【0027】ユーザはこの初期画面で、イテレーション
名、イテレーションの開始日、及び終了日を入力する
(ステップ402)。次に、進捗管理で対象とするユー
スケース名称を入力し(ステップ403)、入力したユ
ースケースに対してランク付けを行う(ステップ40
4)。さらに、当該ユースケースの開発担当者、及び開
発日程を入力する(ステップ405)。開発日程の入力
は、作業予定記入領域306中の当該ユースケースに対
応する部分に、開始日から終了予定日まで線を引くこと
で行う。
【0028】すべてのユースケースに対してステップ4
02からステップ405を繰り返し、初期設定が完了す
ると(ステップ406)、ユーザはシステムに対してユ
ースケース数の自動計算を指示する。するとシステム
は、ランク付けされたすべてのユースケースから各ラン
クごとに重み付けしたユースケースの合計数を計算し、
さらにそれら各ランクの合計数の合計数を計算し、画面
に表示する(ステップ407)。以上で初期設定が完了
する。
【0029】図6に、初期設定完了時の画面例を示す。
設定されたユースケースがランク付きで表示され、各ユ
ースケースの作業予定が作業予定記入領域306に細線
で表示されている。304と305には、各ランク及び
全体の重み付きユースケース合計が表示されている。
【0030】図7は、進捗実績入力時の手順を示したフ
ローチャートである。まず、進捗実績の入力は、初期設
定された画面(図6)に対して、ユースケースごとに作
業実績を入力する(ステップ701)。作業実績の入力
は、作業実績入力年月日を入力後、作業予定記入領域3
06に表示されている作業予定線に対して作業実績を太
線で上書きすることにより行う。すべてのユースケース
に対して作業実績の入力が完了したら(ステップ70
2)、ユーザはシステムに対して進捗実績の計算を指示
する。
【0031】するとシステムは、各ユースケースごと
に、作業予定に対する実装済の分の割合(進捗率)を計
算し、画面表示する(ステップ703)。このとき画面
上には、ランク別に実装ユースケース数を表示する。さ
らに、図3で説明したように、進捗率は数値表示のみで
なくグラフ表示も行い、グラフ表示では前回の進捗記入
時からの進捗増加分を別の網掛けや別の色分けで表示す
る。これにより、進捗増加の割合が分かりやすくなる。
さらにユーザは、実装したクラス数、及びメソッド数を
入力する(ステップ704)。実装クラス数の増加の度
合いと実装ユースケースの増加の度合いを比較すること
で、クラスの再利用の様子が確認できる。以上の操作で
進捗実績入力の操作が完了する。図3は、以上の操作を
行ったときの画面の例である。
【0032】図8は、図7のステップ703のうち、進
捗率を計算する部分の手順を示したフローチャートであ
る。まず、重み付き実装済ユースケース合計、重み付き
全ユースケース合計、ランクごと重み付き実装済ユース
ケース合計、及びランクごと重み付き全ユースケース合
計を初期化する(ステップ801)。ランクごと重み付
き実装済ユースケース合計とランクごと重み付き全ユー
スケース合計は、それぞれ、ランクごとに設けてあるの
で、それらすべてを初期化する。
【0033】次に、未処理のユースケースが存在するか
否か判定し(ステップ802)、存在すれば、1個ユー
スケースを取り出して該当ユースケースとする(ステッ
プ803)。該当ユースケースが実装済みであるか否か
判定し(ステップ804)、実装済みであれば、重み付
き実装済ユースケース合計に該当ユースケースのランク
を加算するとともに、該当ユースケースのランクのラン
クごと重み付き実装済ユースケース合計にも該当ユース
ケースのランクを加算する(ステップ805)。ステッ
プ804で実装済みでないとき、またはステップ805
の後、重み付き全ユースケース合計に該当ユースケース
のランクを加算するとともに、該当ユースケースのラン
クのランクごと重み付きユースケース合計にも該当ユー
スケースのランクを加算し(ステップ806)、ステッ
プ802に戻る。なお、ユースケースが実装済みである
かどうかの判定は、ユースケースの作業期間(日数)に
対するユースケースの実績(日数)の割合(以後ユース
ケースの実績と呼ぶ)が1であれば実装済み、1未満で
あれば未実装として判定する。
【0034】ステップ802で未処理のユースケースが
ないときは、重み付き実装済ユースケース合計の重み付
き全ユースケース合計に対する割合(%)を求めて全体
の進捗率とするとともに、各ランクごとに、ランクごと
重み付き実装済ユースケース合計のランクごと重み付き
ユースケース合計に対する割合(%)を求めて各ランク
の進捗率とする。最後に、作成した進捗管理図の保存を
指示すると、図1の画面入出力モジュール301内に保
持されている、ここまでで入力されたデータが図1の進
捗管理図データファイル302に登録される(ステップ
807)。
【0035】オブジェクト指向開発は、開発途中におけ
る仕様変更にも対応しやすいため、最初に計画した作業
予定に変更が加わる場合が多い。したがって、本システ
ムでは、初期設定後にユースケースが増加した場合や、
作業予定に変更が加わった場合には、その都度初期設定
と同様に設定変更を実施し、重み付けユースケース数の
計算を指示すれば、予定変更に対応した進捗管理を実施
することができる。
【0036】なお、上記実施の形態では、ランクの値を
重みとしてユースケースの数を合計した値を実装の目標
値および実績値として計算しているが、他の重み付けの
方式を用いてもよい。要するに何らかの重みを付けてユ
ースケースの実装の目標値を設定し、それに対する実績
値を入力して、進捗率を計算すればよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
オブジェクト指向でのソフトウェア開発において進捗管
理を行うにあたり、各ユースケースの開発ソフトウェア
における重要度を定め、重要度や汎用性に応じてユース
ケースに重みを付けて全ユースケースの実装目標値の合
計を求める。次に実装したユースケースについても同じ
ように重みを付けて実装実績値として合計する。このよ
うにして求めた実現したユースケースの重み付けの合計
の全ユースケースの重み付け合計の割合をソフトウェア
全体に対する作業の進捗状況として用いて、これと実装
済みコーディング量とを合わせて進捗管理を行う。これ
により、より的確な進捗状況の管理及び表現することが
できる進捗管理システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】進捗管理編集システムのブロック図
【図2】進捗管理図データファイルの構成
【図3】重み付けしたユースケースと実装クラス及びメ
ソッド数を用いた進捗管理編集システムの入出力画面の
表示例
【図4】進捗管理編集システムの初期設定手順
【図5】進捗管理編集システムの初期画面表示例
【図6】進捗管理編集システムの初期設定時の表示例
【図7】進捗管理編集システムの進捗実績登録手順
【図8】進捗率の計算手順
【符号の説明】
1…ユースケースのランク、2…重み付けしたユースケ
ースの合計に対する実装したユースケースの合計の割合
を用いて表した全体に対する進捗状況、3…ランクごと
の進捗状況、4…実装したクラス及びメソッド数、5…
作業予定記入領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木次 泰之 神奈川県横浜市中区尾上町6丁目81番地 日立ソフトウエアエンジニアリング株式会 社内 Fターム(参考) 5B076 EC09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オブジェクト指向でのソフトウェア開発を
    行う際の進捗管理方法であって、 進捗管理の対象となる各ユースケースに、重み付けの指
    標であるランクを設定するステップと、 前記ランクに基づく重み付けをしてユースケースの実装
    目標値をランクごとに合計するステップと、 実装済みのユースケースについて、前記ランクに基づく
    重み付けをしてユースケースの実装実績値をランクごと
    に合計するステップと、 前記ランクごとに、前記実装実績値の合計の前記実装目
    標値の合計に対する割合を進捗率として求め、求めた進
    捗率を表示するステップとを備えたことを特徴とするソ
    フトウエア開発進捗管理方法。
  2. 【請求項2】オブジェクト指向でのソフトウェア開発を
    行う際の進捗管理方法であって、 進捗管理の対象となる各ユースケースに、重み付けの指
    標であるランクを設定するステップと、 それぞれのユースケースに前記ランクに基づく重み付け
    をした実装目標値を合計することにより、全ユースケー
    スの実装目標値を求めるステップと、 実装済みのユースケースについて前記ランクに基づく重
    み付けをした実装実績値を合計することにより、全体の
    ユースケースの実装実績値を求めるステップと、 前記実装実績値の前記実装目標値に対する割合を進捗率
    として求め、求めた進捗率を表示するステップとを備え
    たことを特徴とするソフトウエア開発進捗管理方法。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載のソフトウエア開
    発進捗管理方法において、 前記進捗率の表示は、今回求めた進捗率が前回求めた進
    捗率からどれだけ増加したかが分かるような表示態様
    で、進捗率を表示するものであることを特徴とするソフ
    トウエア開発進捗管理方法。
  4. 【請求項4】請求項1から3の何れか1つに記載のソフ
    トウエア開発進捗管理方法において、 前記進捗率の表示に加えて、実装クラス数及びメソッド
    数を表示するステップをさらに備えたことを特徴とする
    ソフトウエア開発進捗管理方法。
  5. 【請求項5】請求項1から4の何れか1つに記載のソフ
    トウエア開発進捗管理方法に係るソフトウエア開発進捗
    管理プログラム。
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