JP2002214172A - ガラス試験方法 - Google Patents

ガラス試験方法

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JP2002214172A
JP2002214172A JP2001004664A JP2001004664A JP2002214172A JP 2002214172 A JP2002214172 A JP 2002214172A JP 2001004664 A JP2001004664 A JP 2001004664A JP 2001004664 A JP2001004664 A JP 2001004664A JP 2002214172 A JP2002214172 A JP 2002214172A
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glass material
glass
temperature gradient
temperature
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Mikie Kanai
美紀江 金井
Tetsuya Kamimoto
徹也 紙本
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガラス材料の最適温度条件を決定するため
の、複数温度条件での試験を短時間で行うことを目的と
する。 【解決手段】 温度勾配を形成した加熱炉中に耐火物製
の板1を入れ、板1上に耐熱性の板2を乗せ、板2の板
1の各区分に相当する位置に流動性を確認したいガラス
試料3をそれぞれ配し、加熱、冷却することにより、複
数温度における、ガラス材料の流動性の確認を短時間に
行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガラス材料の試験の
ために温度処理を行う際に、一台の加熱炉で多数条件の
加熱を同時に行うようにしたガラス材料の特性試験方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガラス材料は、その成形加工の容易さ、
透明性、気密性、絶縁性、耐熱性または化学的耐久性か
ら、従来、板ガラス、瓶ガラス、光学ガラス、電気用ガ
ラス等様様な分野に使用されている。近年、エレクトロ
ニクス分野の発展に伴ない、表示、記憶、情報伝達、通
信等のデバイス材料として新しいガラス材料が開発され
ている。
【0003】ガラス材料の開発に際しては、ガラスの物
理的、化学的性質がそのガラス材料の使用目的に適合し
ているかどうかの評価判定が重要である。また、ガラス
材料の成形、他のセラミックスや金属材料との封着等の
最適温度処理条件の決定がガラス材料の応用に不可欠で
ある。
【0004】従来、ガラス材料の任意の温度における流
動性の確認、失透の有無の確認、被封着材料に対するぬ
れ角の測定、被封着材料との反応性の確認、他のセラミ
ックスや金属材料と封着した時に生じる残留応力の測
定、等のガラス材料の最適温度処理条件決定のための試
験の際は、1回の加熱条件による試験を行う毎に、加熱
炉を昇温、降温して、観察や測定に用いる試料を作成し
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の方
法では、ガラス材料の最適温度処理条件の決定のために
は、複数の温度条件での試験が不可欠であり、試験に時
間を要するため、迅速に評価判定ができないという問題
があった。
【0006】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、一台の加熱炉で多数の試験片を、種々の温度
で同時に加熱し上記、ガラス材料の任意の温度における
流動性の確認、失透の有無の確認、被封着材料に対する
ぬれ角の測定、被封着材料との反応性の確認、他のセラ
ミックスや金属材料と封着した時に生じる残留応力の測
定、等の試験を短時間に行うようにした、ガラス試験方
法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した問題を解決する
ため、ガラス材料の特性の試験方法として、以下に示す
方法を提供する。
【0008】本発明のガラス試験方法においては、温度
勾配を形成した加熱炉中の任意の温度が得られる位置に
ガラス材料を配し、所定条件で加熱、冷却し、ガラス材
料の熱特性を評価するものである。
【0009】まず、温度勾配が形成可能な加熱炉を準備
し、次にセラミックス等の不燃物で構成された試験片上
の所定温度間隔が得られる複数の位置に、それぞれガラ
ス材料を設置する。次に前記加熱炉内に前記試験片を配
置し、所定の条件で加熱し冷却する。この時、加熱炉内
を大気または不活性気体等の所定の雰囲気とすることも
可能である。冷却後、ガラス材料の任意の温度における
流動性の確認、失透の有無の確認、被封着材料に対する
ぬれ角の測定、被封着材料との反応性の確認、他のセラ
ミックスや金属材料と封着した時に生じる残留応力の測
定、等を行なう。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、ガラス材料の特性の試験方法であって、温度勾配を
形成した加熱炉中の任意の温度が得られる複数の位置
に、所定の表面を有する試験片に接して、ガラス材料を
配し、所定の雰囲気中で、所定の温度勾配で加熱後、各
位置のガラス材料をそれぞれ所定温度で所定時間放置し
た後、所定の温度勾配で冷却し、複数温度におけるガラ
ス材料の流動性を同時に評価することを特徴とするもの
であり、ガラス材料の複数温度における流動性の確認を
短時間に行うことができるという作用を有する。
【0011】本発明の請求項2に記載の発明は、ガラス
材料の特性の試験方法であって、温度勾配を形成した加
熱炉中の任意の温度が得られる複数の位置に、所定の表
面を有する試験片に接して、ガラス材料を配し、所定の
雰囲気中で、所定の温度勾配で加熱後、各位置のガラス
材料をそれぞれ所定温度で所定時間放置した後、所定の
温度勾配で冷却し、複数温度における、ガラス材料の失
透性を同時に評価することを特徴とするものであり、複
数温度におけるガラス材料の失透性を短時間に評価する
ことができるという作用を有する。
【0012】本発明の請求項3に記載の発明は、ガラス
材料の特性の試験方法であって、温度勾配を形成した加
熱炉中の任意の温度が得られる複数の位置に、所定の表
面を有する試験片に接して、ガラス材料を配し、所定の
雰囲気中で、所定の温度勾配で加熱後、各位置のガラス
材料をそれぞれ所定温度で所定時間放置した後、所定の
温度勾配で冷却し、複数温度における、所定表面に対す
るガラス材料のぬれ性を同時に評価することを特徴とす
るものであり、複数温度における、所定表面に対するガ
ラス材料のぬれ性を短時間で評価できるという作用を有
する。
【0013】本発明の請求項4に記載の発明は、ガラス
材料の特性の試験方法であって、温度勾配を形成した加
熱炉中の任意の温度が得られる複数の位置に、所定の表
面を有する試験片に接して、ガラス材料を配し、所定の
雰囲気中で、所定の温度勾配で加熱後、各位置のガラス
材料をそれぞれ所定温度で所定時間放置した後、所定の
温度勾配で冷却し、複数温度における、所定表面に対す
るガラス材料の反応性を同時に評価することを特徴とす
るものであり、複数温度における、所定表面に対するガ
ラス材料の反応性を短時間に評価することができるとい
う作用を有する。
【0014】本発明の請求項5に記載の発明は、ガラス
材料の特性の試験方法であって、温度勾配を形成した加
熱炉中の任意の温度が得られる複数の位置に、所定の材
質で形成された、所定形状の試験片に接して、ガラス材
料を配し、所定の雰囲気中で、所定の温度勾配で加熱
後、各位置のガラス材料をそれぞれ所定温度で所定時間
放置した後、所定の温度勾配で冷却し、複数温度におけ
る、所定形状の、所定材料に対するガラス材料の残留応
力を同時に評価することを特徴とするものであり、複数
温度における、所定形状の、所定材料に対するガラス材
料の残留応力を短時間に評価できるという作用を有す
る。
【0015】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図5を用いて説明する。
【0016】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態に記載のガラス試験方法の一例を示すものである。
同図において、1は耐火物製の第1の板、2は第1の板
1上に載置される第2の板、3は第2の板2上に載置さ
れるガラス試料である。本実施の形態は、ガラス材料の
特性の試験方法であって、温度勾配を形成した加熱炉中
の任意の温度が得られる複数の位置に、所定の表面を有
する試験片に接して、ガラス試料を配し、所定の雰囲気
中で、所定の温度勾配で加熱後、各位置のガラス材料を
それぞれ所定温度で所定時間放置した後、所定の温度勾
配で冷却し、複数温度におけるガラス材料の流動性を同
時に評価するものである。
【0017】なお、上記加熱炉は周知のものであり、本
方法では450〜550℃の間で5℃刻みの温度勾配を
有するものを利用した。ただし、この数値に限定される
ものではなく、使用する材料などにより様々な温度勾配
により試験することができる。
【0018】以上の構成を用いた本実施の形態のガラス
試験方法について、以下その動作について説明する。
【0019】第1の板1は、上面が溝等によって区分さ
れており、温度勾配を形成した加熱炉中で、第1の板1
を加熱した際に各区分ごとに所定の温度が得られるもの
である。第1の板1上に試験温度に耐えうる材料、例え
ば金属、アルミナ、石英ガラス等からなる第2の板2を
乗せ、第2の板2の、第1の板1の各区分に相当する位
置に流動性を確認したいガラス試料3をそれぞれ置き、
加熱炉中に入れ所定の条件で加熱、冷却する。
【0020】以上のように本実施の形態によれば、各区
分上のガラス試料3の観察により、複数温度におけるガ
ラス材料の流動性を同時に評価することができる。
【0021】なお、以上の説明では、一種類のガラス試
料を一枚の板に乗せた例で説明したが、複数のガラス材
料を各区分に乗せても同様に実施可能である。また、各
区分毎に1枚又は、複数の板を乗せても同様に実施可能
である。
【0022】(実施の形態2)図2は、本発明の実施の
形態2に記載のガラス試験方法の一例を示すものであ
る。同図(a)は第1の板1上にガラス試料3を保持し
た上型4及び下型5が載置した状態を示す斜視図、同図
(b)は上型4及び下型5を示す斜視図、同図(c)は
加熱後の金型(上型及び下型)を示す斜視図、同図
(d)は成形後のガラス試料を示す斜視図である。
【0023】同図において、1は耐火物製の第1の板、
5は第1の板1上に載置される第2の金型である下型、
4は下型5上に配置される第1の金型である上型で、ガ
ラス試料3を充填するための空間4aが略中央部に配さ
れている。3はガラス試料、6はガラス試料3を充填し
て加熱後の金型、7は加熱成形後のガラス試料である。
本実施の形態は、温度勾配を形成した加熱炉中の任意の
温度が得られる複数の位置に、所定の表面を有する試験
片に接して、上記ガラス試料を配し、所定の雰囲気中
で、所定の温度勾配で加熱後、各位置のガラス材料をそ
れぞれ所定温度で所定時間放置した後、所定の温度勾配
で冷却し、複数温度における、ガラス材料の失透性を同
時に評価するものである。
【0024】なお、上記加熱炉は周知のものであり、本
方法では450〜550℃の間で5℃刻みの温度勾配を
有するものを利用した。ただし、この数値に限定される
ものではなく、使用する材料などにより様々な温度勾配
により試験することができる。
【0025】以上の構成を用いた本実施の形態のガラス
試験方法について、以下その動作について説明する。
【0026】耐火物製の第1の板1は、上面が溝等によ
って区分されており、温度勾配を形成した加熱炉中で第
1の板1を加熱した際に各区分ごとに所定の温度が得ら
れるものである。第1の金型である上型4は中央部に空
間があり、第2の金型である下型5と組合わせて使用す
るものである。
【0027】金型材料としては、例えばグラファイト、
鋳鉄等が使用でき、特に鋳鉄は耐久性の点から好まし
い。第1の板1の各区分上に上型4と下型5とを組合わ
せて乗せ、上型4中央部の空間に流動性を確認したいガ
ラス試料3をそれぞれ置き、加熱炉中に入れ所定の条件
で加熱、冷却する。
【0028】その後、図2(d)に示すように各区分上
の上型6より加熱成形されたガラス試料7を取り出す。
【0029】以上のように本実施の形態によれば、各ガ
ラス試料の観察により、複数温度におけるガラス材料の
失透性を同時に評価することができる。
【0030】なお、以上の説明では、ガラス材料を金型
内で加熱、冷却したが、金型を使用しなくても、加熱後
にガラスの失透の有無が観察が可能な、耐熱性の台の上
でガラスを加熱する方法でも同様に実施可能である。
【0031】(実施の形態3)図3は、本発明の実施の
形態3に記載のガラス試験方法の一例を示すものであ
る。同図(a)は全体の斜視図、同図(b)は第3の板
8の要部斜視図である。図において、1は耐火物製の第
1の板、8は第1の板1上に載置される第3の板、9は
第3の板8の上面を覆う皮膜、3は皮膜9上に載置され
るガラス試料、10は加熱後の試験片である。本実施の
形態は上記構成を、温度勾配を形成した加熱炉中の任意
の温度が得られる複数の位置に、所定の表面を有する試
験片に接して、ガラス材料を配し、所定の雰囲気中で、
所定の温度勾配で加熱後、各位置のガラス材料をそれぞ
れ所定温度で所定時間放置した後、所定の温度勾配で冷
却し、複数温度における、所定表面に対するガラス材料
のぬれ性を同時に評価するものである。
【0032】なお、上記加熱炉は周知のものであり、本
方法では450〜550℃の間で5℃刻みの温度勾配を
有するものを利用した。ただし、この数値に限定される
ものではなく、使用する材料などにより様々な温度勾配
により試験することができる。
【0033】以上の構成を用いた本実施の形態のガラス
試験方法について、以下その動作について説明する。
【0034】耐火物製の第1の板1は、上面が溝等によ
って区分されており、温度勾配を形成した加熱炉中で第
1の板1を加熱した際に各区分ごとに所定の温度が得ら
れるものである。
【0035】第3の板8は、その上面が皮膜9で覆われ
ており、ガラス試料3の皮膜9に対するぬれ性を確認す
るための試験片である。第3の板8を第1の板1の各区
分上に載せ、皮膜9上にぬれ性を確認したいガラス試料
3を置き、加熱炉中に入れ所定の条件で加熱、冷却す
る。加熱、冷却後のガラス試料は、図3(b)の試験片
10に示すようになる。
【0036】以上のように本実施の形態によれば、加熱
後の各区分上の試験片10の表面とガラス試料3の接触
角の測定により、複数温度におけるガラス材料のぬれ性
を同時に評価することができる。
【0037】なお、以上の説明では、ガラスを皮膜上で
加熱したが、その他、表面上でガラスを加熱する方法で
も同様に実施可能である。
【0038】(実施の形態4)図4は、本発明の実施の
形態4に記載のガラス試験方法の一例を示すものであ
り、同図(a)はガラス試料3が載置され加熱後の試験
片10を示す斜視図、同図(b)は同図(a)における
a−b部の断面図である。図において、3はガラス試
料、10は加熱後の試験片である。本実施の形態では、
温度勾配を形成した加熱炉中の任意の温度が得られる複
数の位置に、所定の表面を有する試験片に接して、上記
ガラス試料を配し、所定の雰囲気中で、所定の温度勾配
で加熱後、各位置のガラス材料をそれぞれ所定温度で所
定時間放置した後、所定の温度勾配で冷却し、複数温度
における、所定表面に対するガラス材料の反応性を同時
に評価するものである。
【0039】なお、上記加熱炉は周知のものであり、本
方法では450〜550℃の間で5℃刻みの温度勾配を
有するものを利用した。ただし、この数値に限定される
ものではなく、使用する材料などにより様々な温度勾配
により試験することができる。
【0040】以上の構成を用いた本実施の形態のガラス
試験方法について、以下その動作について説明する。
【0041】本実施の形態は、前述の実施の形態3と同
様に、第3の板8を耐火物製の第1の板1の各区分上に
載せ、皮膜9上に皮膜9との反応を確認したいガラス試
料3を置き、加熱炉中に入れ所定の条件で加熱、冷却す
る。
【0042】加熱後の各区分上の試験片10を、図4
(a)中のa−bを含む平面で切断し、図4(b)に示
す断面の観察により、複数温度における、所定表面に対
するガラス材料の反応性を同時に評価することが出来
る。
【0043】なお、以上の説明では、ガラスを皮膜上で
加熱したが、その他、表面上でガラスを加熱する方法で
も同様に実施可能である。
【0044】(実施の形態5)図5は、本発明の実施の
形態5に記載のガラス試験方法の一例を示すものであ
る。耐火物製の板1は、上面が溝等によって区分されて
おり、温度勾配を形成した加熱炉中で1を加熱した際に
各区分ごとに所定の温度が得られるものである。第4の
板12は、ガラス材料の残留応力を確認するための試験
片である。本実施の形態では、温度勾配を形成した加熱
炉中の任意の温度が得られる複数の位置に、所定の材料
で形成された、所定形状の試験片に接して、ガラス材料
を配し、所定の雰囲気中で、所定の温度勾配で加熱後、
各位置のガラス材料をそれぞれ所定温度で所定時間放置
した後、所定の温度勾配で冷却し、複数温度における、
所定形状の、所定材料に対するガラス材料の残留応力を
同時に評価するものである。
【0045】なお、上記加熱炉は周知のものであり、本
方法では450〜550℃の間で5℃刻みの温度勾配を
有するものを利用した。ただし、この数値に限定される
ものではなく、使用する材料などにより様々な温度勾配
により試験することができる。
【0046】以上の構成を用いた本実施の形態のガラス
試験方法について、以下その動作について説明する。
【0047】まず、図5(a)に示すように、第4の板
12を第1の板1の各区分上に載せ、第4の板12上に
残留応力を確認したいガラス材料で作製したガラス棒1
3を置き、加熱炉中に入れ所定の条件で加熱、冷却す
る。加熱後の状態は図5(b)のように、ガラス棒13
が溶解して略半円柱形状になる。
【0048】この状態から、図5(c)に示すように第
4の板12及びガラス棒13を切断研磨し、ガラス部分
に生じた残留応力の測定により、複数温度におけるガラ
ス材料の板13に対する残留応力を同時に評価すること
ができる。
【0049】なお、本発明は上記各実施の形態に限定さ
れるものではない。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、一台の加
熱炉で多数のガラス試料を、種々の温度で同時に加熱、
冷却し、ガラス材料の任意の温度における流動性の確
認、失透の有無の確認、被封着材料に対するぬれ角の測
定、被封着材料との反応性の確認、他の材料と封着した
時に生じる残留応力の測定、等の試験を短時間に行える
という有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるガラス材料の流動
性試験方法を示す斜視図
【図2】本発明の実施の形態2によるガラス材料の失透
性試験方法を示す斜視図
【図3】本発明の実施の形態3によるガラス材料のぬれ
性試験方法を示す斜視図
【図4】(a)本発明の実施の形態4によるガラス材料
の反応性試験方法を示す斜視図 (b)同a−b部の断面図
【図5】本発明の実施の形態5によるガラス材料の残留
応力試験方法を示す斜視図
【符号の説明】
1 第1の板 2 第2の板 3 ガラス試料 4 上型 5 下型 6 加熱後の上型 7 加熱成形されたガラス試料 8 第3の板 9 皮膜 10 加熱して表面にガラス試料を融着した試験片 12 第4の板 13 ガラス棒

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス材料の特性の試験方法であって、
    温度勾配を形成した加熱炉中の任意の温度が得られる複
    数の位置に、所定の表面を有する試験片に接して、ガラ
    ス材料を配し、所定の雰囲気中で、所定の温度勾配で加
    熱後、各位置のガラス材料をそれぞれ所定温度で所定時
    間放置した後、所定の温度勾配で冷却し、複数温度にお
    けるガラス材料の流動性を同時に評価することを特徴と
    するガラス試験方法。
  2. 【請求項2】 ガラス材料の特性の試験方法であって、
    温度勾配を形成した加熱炉中の任意の温度が得られる複
    数の位置に、所定の表面を有する試験片に接して、ガラ
    ス材料を配し、所定の雰囲気中で、所定の温度勾配で加
    熱後、各位置のガラス材料をそれぞれ所定温度で所定時
    間放置した後、所定の温度勾配で冷却し、複数温度にお
    ける、ガラス材料の失透性を同時に評価することを特徴
    とするガラス試験方法。
  3. 【請求項3】 ガラス材料の特性の試験方法であって、
    温度勾配を形成した加熱炉中の任意の温度が得られる複
    数の位置に、所定の表面を有する試験片に接して、ガラ
    ス材料を配し、所定の雰囲気中で、所定の温度勾配で加
    熱後、各位置のガラス材料をそれぞれ所定温度で所定時
    間放置した後、所定の温度勾配で冷却し、複数温度にお
    ける、所定表面に対するガラス材料のぬれ性を同時に評
    価することを特徴とするガラス試験方法。
  4. 【請求項4】 ガラス材料の特性の試験方法であって、
    温度勾配を形成した加熱炉中の任意の温度が得られる複
    数の位置に、所定の表面を有する試験片に接して、ガラ
    ス材料を配し、所定の雰囲気中で、所定の温度勾配で加
    熱後、各位置のガラス材料をそれぞれ所定温度で所定時
    間放置した後、所定の温度勾配で冷却し、複数温度にお
    ける、所定表面に対するガラス材料の反応性を同時に評
    価することを特徴とするガラス試験方法。
  5. 【請求項5】 ガラス材料の特性の試験方法であって、
    温度勾配を形成した加熱炉中の任意の温度が得られる複
    数の位置に、所定の材料で形成された、所定形状の試験
    片に接して、ガラス材料を配し、所定の雰囲気中で、所
    定の温度勾配で加熱後、各位置のガラス材料をそれぞれ
    所定温度で所定時間放置した後、所定の温度勾配で冷却
    し、複数温度における、所定形状の、所定材料に対する
    ガラス材料の残留応力を同時に評価することを特徴とす
    るガラス試験方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007028344A1 (fr) * 2005-09-09 2007-03-15 Accelergy Shanghai R & D Center Co., Ltd Procede de detection a haut debit destine aux echantillons solides et systeme correspondant
CN104062422A (zh) * 2014-06-10 2014-09-24 华东理工大学 玻璃的转变温度和硬度的预测方法
CN111812144A (zh) * 2020-07-22 2020-10-23 湖北戈碧迦光电科技股份有限公司 一种确定光学玻璃二次压型温度范围的方法
CN112919791A (zh) * 2021-03-31 2021-06-08 彩虹集团(邵阳)特种玻璃有限公司 一种用于高效筛选微晶玻璃微晶化方案的装置及方法

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CN112919791A (zh) * 2021-03-31 2021-06-08 彩虹集团(邵阳)特种玻璃有限公司 一种用于高效筛选微晶玻璃微晶化方案的装置及方法

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