JP2002214121A - 絶縁劣化診断方法 - Google Patents

絶縁劣化診断方法

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JP2002214121A JP2001006321A JP2001006321A JP2002214121A JP 2002214121 A JP2002214121 A JP 2002214121A JP 2001006321 A JP2001006321 A JP 2001006321A JP 2001006321 A JP2001006321 A JP 2001006321A JP 2002214121 A JP2002214121 A JP 2002214121A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気的、化学的、環境的なストレス要因によ
り劣化が進行するという課題があった。 【解決手段】 イオン試験紙を純水に浸すステップと、
前記純水を含んだイオン試験紙4を絶縁物6の表面に押
し当てるステップと、前記イオン試験紙の変化した色に
基き、前記絶縁物表面に付着した硝酸イオンのイオン濃
度を測定するステップと、予め求めたイオン濃度と絶縁
劣化度の相関関係に基き、前記測定した硝酸イオンのイ
オン濃度から前記絶縁物の絶縁劣化を検出するステップ
を含む。 【効果】 電気的、化学的、環境的なストレス要因が複
合的に影響する絶縁劣化に即した診断が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遮断器、回転電
機コイル等固体で形成された絶縁物の絶縁劣化診断方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】遮断器や回転電機コイル等の固体絶縁物
では、使用時のストレス要因等により劣化が進行する。
このような劣化の状態を診断して事故を未然に防ぐこと
が重要となる。
【0003】従来の絶縁劣化診断方法として、例えば、
電気学会技術報告(II部)第402号「電力設備の運転
中絶縁診断技術」に記載のような方法ある。一般には、
絶縁抵抗,誘電正接や、部分放電特性等の電気的な特性
による方法が多用されているが、このような方法は、劣
化した絶縁物の電気的な特性の変化を測定することにな
り、間接的でノイズの影響が大きいため、感度が十分で
なく、精度が低いという問題点があった。
【0004】一方、絶縁物の化学的な変化を測定する方
法として、色差(ΔE)や明度による診断も行われてい
るが(上記技術報告p65)、従来は、上記の資料に記
載のように、熱ストレスに対する劣化のみを対象として
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、遮断器等のト
ラブル事例からみると、熱ストレスにより劣化が進行す
るのではなく、電気的、化学的、環境的なストレス要因
により劣化が進行することがわかった。
【0006】すなわち、絶縁物表面に汚損物が付着し、
そこに降雨などにより水分がかかったときや、塩水が付
着したときなどには、絶縁物の表面漏れ電流が増加す
る。この漏れ電流による局部加熱により絶縁物表面の一
部が乾燥し、漏れ電流が遮断される。その部分の電圧が
増加し、局所的な放電が発生する。この放電により発生
した硝酸が絶縁物表面に付着し、表面吸着水に溶解しイ
オン化することによりさらに漏れ電流が増加する。
【0007】絶縁物が有機物であれば、放電が発生した
部分で炭化が進行し、炭化導電路が形成される(トラッ
キング劣化)。また、絶縁物が無機物であれば、上記放
電が繰り返されるなかで表面抵抗が低下し、汚損沿面フ
ラッシュオーバーが発生するという問題点があった。
【0008】さらに、遮断器などではその遮断の動作ご
とにアークやスパークが発生し、絶縁物がそれらに晒さ
れ徐々に劣化して炭化導電路を形成するという問題点が
あった。
【0009】よって、上記のような電気的、化学的、環
境的なストレス要因により絶縁物の劣化が進行する状態
を検出することが重要になる。さらに、従来のように熱
ストレスのみを対象としているのではなく、電気的、化
学的、環境的なストレス要因が複合的に劣化に影響する
ため、複数の劣化特性を測定し総合的に判断する必要が
ある。
【0010】この発明は、前述した問題点を解決するた
めになされたもので、電気的、化学的、環境的なストレ
ス要因が複合的に影響する絶縁劣化に即した診断がで
き、また、複数の劣化特性を測定して総合的に検出する
ことができる絶縁劣化診断方法を得ることを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る絶縁劣化診断方法は、絶縁物表面に付着したイオン性
物質の濃度に基いて絶縁劣化を診断するステップを含む
ものである。
【0012】この発明の請求項2に係る絶縁劣化診断方
法は、前記診断ステップが、イオン試験紙を純水に浸す
ステップと、前記純水を含んだイオン試験紙を絶縁物表
面に接触させるステップと、前記イオン試験紙の変化し
た色に基き、前記絶縁物表面に付着したイオン性物質の
イオン濃度を測定するステップと、予め求めたイオン濃
度と絶縁劣化度の相関関係に基き、前記測定したイオン
性物質のイオン濃度から前記絶縁物の絶縁劣化を検出す
るステップを含むものである。
【0013】この発明の請求項3に係る絶縁劣化診断方
法は、前記イオン性物質を、硝酸イオン、硫酸イオン、
又は塩素イオンとしたものである。
【0014】この発明の請求項4に係る絶縁劣化診断方
法は、前記イオン性物質を、硝酸イオン、硫酸イオン、
及び塩素イオンとしたものである。
【0015】この発明の請求項5に係る絶縁劣化診断方
法は、複数の化学的方法により絶縁物を評価し、評価の
バラツキや相関を考慮に入れて1つの指標で表し、前記
指標に基いて絶縁劣化を診断するステップを含むもので
ある。
【0016】この発明の請求項6に係る絶縁劣化診断方
法は、前記指標を、マハラノビスの距離としたものであ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明の実施の
形態1に係る絶縁劣化診断方法について図面を参照しな
がら説明する。図1、図2、図3及び図4は、この発明
の実施の形態1に係る絶縁劣化診断方法の各手順を示す
図である。なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分
を示す。
【0018】図1〜図3において、1はイオン試験紙、
2はビーカー、3は純水、4は純水を含んだイオン試験
紙、5は純水を含んだイオン試験紙の検出部分、6は絶
縁物、7は変色したイオン試験紙の検出部分、8は比色
表である。
【0019】このイオン試験紙1は、別の使用目的のた
めに市販されているもので、下半分が反応する部分であ
る。また、イオン試験紙1は、硝酸イオン用、硫酸イオ
ン用、及び塩素イオン用の3種類が用意されている。
【0020】また、純水3は、イオンを含まない、イオ
ン交換水を意味する。
【0021】図4は、絶縁物の表面抵抗と硝酸イオンの
イオン濃度の関係を示す図である。なお、表面抵抗と、
硫酸イオンや、塩素イオンのイオン濃度の関係も同様の
傾向を示す。硝酸イオン、硫酸イオン、及び塩素イオン
の3種類の合計イオン濃度の関係も同様の傾向を示す。
【0022】つぎに、この実施の形態1に係る絶縁劣化
診断方法の手順について図面を参照しながら説明する。
なお、硝酸イオン用のイオン試験紙1を使用する場合に
ついて説明するが、硫酸イオン用や、塩素イオン用のイ
オン試験紙1を使用する場合も同様である。さらに、上
記3種類のイオン試験紙1を同時に使用する場合も同様
である。
【0023】図1〜図4は、絶縁物表面に付着したイオ
ン性物質の濃度により絶縁劣化診断を行う手順1〜4を
それぞれ示す。
【0024】まず、手順1として、図1に示すように、
硝酸イオン用のイオン試験紙1を、ビーカー2中の純水
3に浸し、ビーカー2の縁で余分な純水を除去する。
【0025】次に、手順2として、図2に示すように、
純水3を含んだイオン試験紙4の検出部分5を絶縁物6
の表面に、約30秒間押し当てる。イオン試験紙4の検
出部分5を絶縁物6の表面に、約30秒間載せておいて
もよい。
【0026】次に、手順3として、図3に示すように、
絶縁物6に付着しているイオン濃度に応じて変色したイ
オン試験紙1の検出部分7を、比色表8と比較してイオ
ン濃度を求める。この比色表8は、市販されているイオ
ン試験紙1に付属しているもので、例えば、検出部分7
の色が白の場合はイオン濃度が0、検出部分7の色がピ
ンクがかった紫の場合はイオン濃度が500である。
【0027】そして、手順4として、図4に示すよう
に、初期状態の絶縁物(新品)と、市場で実際に使用し
た遮断器の絶縁物(炭化導電路あり、なし)より求め
た、硝酸イオンのイオン濃度と絶縁劣化との相関を求め
る。
【0028】図4において、横軸は絶縁劣化度(表面抵
抗(Ω))、縦軸は硝酸イオンのイオン濃度で、よい相
関を示した。なお、表面抵抗は、図上、右方向が大き
く、左方向が小さくなる。イオン濃度は、図上、上方向
が濃く、下方向が淡くなる。また、右端のプロットの塊
(複数の◇)は、新品の絶縁物で、それらの左側にある
プロットは、実際に使用した遮断器の絶縁物である。
【0029】上記手順1から3までにより求めた未知の
絶縁物6の硝酸イオンのイオン濃度と、図4に示すよう
な予め求めておいた硝酸イオンのイオン濃度と絶縁劣化
の関係から、絶縁劣化の程度を診断する。図4では、例
えば左端の2個のプロットは、非常に表面抵抗が小さ
く、絶縁が劣化していると診断する。
【0030】すなわち、この実施の形態1に係る絶縁劣
化診断方法は、絶縁物表面に付着したイオン性物質の濃
度を測定し、予め求めておいたイオン濃度と絶縁劣化と
の相関から絶縁劣化を診断するものである。絶縁物表面
に付着した硝酸イオンのイオン濃度を測定し、予め求め
ておいたイオン濃度と絶縁劣化との相関から絶縁劣化を
診断するものである。純水を含んだ硝酸イオンのイオン
試験紙を絶縁物表面に押し当て、試験紙の変色により濃
度を測定し、予め求めておいたイオン濃度と絶縁劣化と
の相関から絶縁劣化診断したものである。
【0031】上述したように、硝酸イオンのイオン濃度
で絶縁劣化を診断する場合について説明したが、硫酸イ
オンや、塩素イオンのイオン濃度で絶縁劣化を同様に診
断することができる。さらに、硝酸イオン、硫酸イオ
ン、及び塩素イオンの合計イオン濃度で絶縁劣化を同様
に診断することができる。
【0032】以上のように、本実施の形態1により、電
気的、化学的、環境的なストレス要因が複合的に影響す
る絶縁劣化に即した診断が可能になる。
【0033】実施の形態2.この発明の実施の形態2に
係る絶縁劣化診断方法について図面を参照しながら説明
する。図5は、この発明の実施の形態2に係る絶縁劣化
診断方法の表面抵抗とマハラノビスの距離の関係を示す
図である。
【0034】つまり、図5は、硝酸イオン、硫酸イオ
ン、塩素イオンの3種類の各イオン濃度測定結果をマハ
ラノビス・タグチシステム法により解析し、バラツキや
相関を考慮にいれた1つの指標(マハラノビスの距離)
で表し、絶縁劣化(表面抵抗)との相関を示したもので
ある。
【0035】初期状態の絶縁物(新品)と、市場で実際
に使用した遮断器の絶縁物(炭化導電路あり、なし)を
評価することにより、上記各イオン濃度を求め、マハラ
ノビスの距離を算出した。
【0036】図5において、横軸は絶縁劣化度(表面抵
抗(Ω))、縦軸はマハラノビスの距離で、よい相関を
示した。なお、表面抵抗は、図上、右方向が大きく、左
方向が小さくなる。マハラノビスの距離は、図上、上方
向が大きく、下方向が小さくなる。また、右端のプロッ
トの塊(複数の○)は、新品の絶縁物で、それらの左側
にあるプロットは、実際に使用した遮断器の絶縁物であ
る。
【0037】図1〜図3で示した上記実施の形態1の方
法により求めた、劣化度が未知の絶縁物の硝酸イオン、
硫酸イオン、及び塩素イオンの3種類のイオン濃度測定
結果から算出したマハラノビスの距離と、予め求めた図
5の関係から絶縁劣化を診断する。
【0038】上記のイオン濃度以外に、電気的、化学
的、環境的なストレス要因が複合的に影響する絶縁劣化
と相関がある評価方法として、絶縁物表面の光沢測定、
赤外分光光度計による成分分析(炭化水素吸収ピー
ク)、ナトリウムイオン濃度測定がある。上記の硝酸イ
オン、硫酸イオン、及び塩素イオンの3種類のイオン濃
度と、上記の光沢測定、成分分析、ナトリウムイオン濃
度測定の評価結果から算出したマハラノビスの距離と、
予め求めた図5の関係と同様の相関関係から絶縁劣化診
断を行うことも可能である。
【0039】すなわち、この実施の形態2に係る絶縁劣
化診断方法は、複数の化学的方法により絶縁物の初期状
態と所定時間後の状態を評価し、評価のバラツキや相関
を考慮にいれた1つの指標で表し、予め求めておいたそ
の指標と絶縁劣化との相関から絶縁劣化診断したもので
ある。つまり、複数の化学的方法により絶縁物の初期状
態と所定時間後の状態を評価し、評価結果をマハラノビ
ス・タグチシステム法によりバラツキや相関を考慮にい
れた1つの指標であるマハラノビスの距離で表し、予め
求めておいたその指標と絶縁劣化との相関から絶縁劣化
診断したものである。
【0040】以上のように、本実施の形態2により、電
気的、化学的、環境的なストレス要因が複合的に影響す
る絶縁劣化に即した診断が可能になる。さらに、バラツ
キや相関を考慮し複数の劣化特性を測定し総合的に判断
するため、精度の高い絶縁劣化診断が可能となる。
【0041】
【発明の効果】この発明の請求項1に係る絶縁劣化診断
方法は、以上説明したとおり、絶縁物表面に付着したイ
オン性物質の濃度に基いて絶縁劣化を診断するステップ
を含むので、電気的、化学的、環境的なストレス要因が
複合的に影響する絶縁劣化に即した診断が可能になると
いう効果を奏する。
【0042】この発明の請求項2に係る絶縁劣化診断方
法は、以上説明したとおり、前記診断ステップが、イオ
ン試験紙を純水に浸すステップと、前記純水を含んだイ
オン試験紙を絶縁物表面に接触させるステップと、前記
イオン試験紙の変化した色に基き、前記絶縁物表面に付
着したイオン性物質のイオン濃度を測定するステップ
と、予め求めたイオン濃度と絶縁劣化度の相関関係に基
き、前記測定したイオン性物質のイオン濃度から前記絶
縁物の絶縁劣化を検出するステップを含むので、電気
的、化学的、環境的なストレス要因が複合的に影響する
絶縁劣化に即した診断が可能になるという効果を奏す
る。
【0043】この発明の請求項3に係る絶縁劣化診断方
法は、以上説明したとおり、前記イオン性物質を、硝酸
イオン、硫酸イオン、又は塩素イオンとしたので、電気
的、化学的、環境的なストレス要因が複合的に影響する
絶縁劣化に即した診断が可能になるという効果を奏す
る。
【0044】この発明の請求項4に係る絶縁劣化診断方
法は、以上説明したとおり、前記イオン性物質を、硝酸
イオン、硫酸イオン、及び塩素イオンとしたので、電気
的、化学的、環境的なストレス要因が複合的に影響する
絶縁劣化に即した診断が可能になるという効果を奏す
る。
【0045】この発明の請求項5に係る絶縁劣化診断方
法は、以上説明したとおり、複数の化学的方法により絶
縁物を評価し、評価のバラツキや相関を考慮に入れて1
つの指標で表し、前記指標に基いて絶縁劣化を診断する
ステップを含むので、評価のバラツキや相関を考慮し複
数の劣化特性を測定し総合的に判断でき、精度の高い絶
縁劣化診断が可能となるという効果を奏する。
【0046】この発明の請求項6に係る絶縁劣化診断方
法は、以上説明したとおり、前記指標を、マハラノビス
の距離としたので、評価のバラツキや相関を考慮し複数
の劣化特性を測定し総合的に判断でき、精度の高い絶縁
劣化診断が可能となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る絶縁劣化診断
方法の最初の手順を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る絶縁劣化診断
方法の2番目の手順を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に係る絶縁劣化診断
方法の3番目の手順を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態1に係る絶縁劣化診断
方法の表面抵抗とイオン濃度の関係を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態1に係る絶縁劣化診断
方法の表面抵抗とマハラノビスの距離の関係を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 イオン試験紙、2 ビーカー、3 純水、5 イオ
ン試験紙の検出部分、6 絶縁物、8 比色表。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 31/22 121 G01N 31/22 121N

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁物表面に付着したイオン性物質の濃
    度に基いて絶縁劣化を診断するステップを含むことを特
    徴とする絶縁劣化診断方法。
  2. 【請求項2】 前記診断ステップは、 イオン試験紙を純水に浸すステップと、 前記純水を含んだイオン試験紙を絶縁物表面に接触させ
    るステップと、 前記イオン試験紙の変化した色に基き、前記絶縁物表面
    に付着したイオン性物質のイオン濃度を測定するステッ
    プと、 予め求めたイオン濃度と絶縁劣化度の相関関係に基き、
    前記測定したイオン性物質のイオン濃度から前記絶縁物
    の絶縁劣化を検出するステップを含むことを特徴とする
    請求項1記載の絶縁劣化診断方法。
  3. 【請求項3】 前記イオン性物質は、硝酸イオン、硫酸
    イオン、又は塩素イオンであることを特徴とする請求項
    1又は2記載の絶縁劣化診断方法。
  4. 【請求項4】 前記イオン性物質は、硝酸イオン、硫酸
    イオン、及び塩素イオンであることを特徴とする請求項
    1又は2記載の絶縁劣化診断方法。
  5. 【請求項5】 複数の化学的方法により絶縁物を評価
    し、評価のバラツキや相関を考慮に入れて1つの指標で
    表し、前記指標に基いて絶縁劣化を診断するステップを
    含むことを特徴とする絶縁劣化診断方法。
  6. 【請求項6】 前記指標は、マハラノビスの距離である
    ことを特徴とする請求項5記載の絶縁劣化診断方法。
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