JP2002213257A - 作業車両のエンジン回転数制御装置 - Google Patents

作業車両のエンジン回転数制御装置

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JP2002213257A
JP2002213257A JP2001006167A JP2001006167A JP2002213257A JP 2002213257 A JP2002213257 A JP 2002213257A JP 2001006167 A JP2001006167 A JP 2001006167A JP 2001006167 A JP2001006167 A JP 2001006167A JP 2002213257 A JP2002213257 A JP 2002213257A
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engine
control
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switching
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Hidekazu Oka
秀和 岡
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
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    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Abstract

(57)【要約】 【課題】 油圧ショベルの操作中に操作レバーから手を
離すまでもなく、エンジンの回転数を制御できる油圧シ
ョベルのエンジン回転数制御装置を提供する。 【解決手段】 特殊作業装置20を制御するオプション
用油圧操作回路10に介装されたオプション用切換弁1
2を切換えるパイロット回路14に電磁式開閉弁15を
介装し、パイロット回路14にパイロット圧を供給する
足踏式遠隔操作弁13にシャトル弁2を介して圧力計3
を取付け、切換スイッチ4がアクセル側に切換えられて
いるとき、足踏式遠隔操作弁13の踏込みにより圧力計
3から発信される圧力信号で前記電磁式開閉弁15を開
弁させると共に、圧力信号の圧力値に応じたエンジン3
0の回転数を演算し、エンジン30の回転数を制御する
ステッピングモータ6にエンジン制御信号を発信するコ
ントローラ5を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業形態に応じて
エンジンの回転数を適宜変更し得るようにした作業車両
のエンジン回転数制御装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】以下、作業車両の一例として、油圧ショ
ベルを、一般的なその斜視図の図5に基づいて説明す
る。図5において、符号50は油圧ショベルであって、
この油圧ショベル50は、走行自在な下部走行体51
と、この下部走行体51の上部に旋回自在に搭載された
上部旋回体52と、この上部旋回体52の前部中央近傍
に俯仰自在に装着された作業腕53とを備えている。前
記上部旋回体52の前部一側には運転室57が搭載され
ている。
【0003】前記作業腕53は、一端が上部旋回体52
に連結されたブーム54と、このブーム54の他端に一
端が連結されたアーム55と、このアーム55の他端に
連結されたバケット56とから構成されている。前記ブ
ーム54は、一端側が前記上部旋回体52に連結される
と共に、他端側がブーム54の中間部付近に連結された
ブームシリンダ54aの伸縮動作によって上下回動され
るようになっている。前記アーム55は、一端側が前記
ブーム54の背面に連結されると共に、他端側がアーム
55の一端に連結されたアームシリンダ55aの伸縮動
作によって上下回動されるようになっている。また、前
記バケット56は、一端が前記アーム55の背面に連結
されると共に、他端が前記バケット56に連結されるバ
ケットシリンダ56aの伸縮動作によって上下回動され
るようになっている。なお、前記作業腕53の先端に
は、前記バケット56以外に、図示しない破砕機や把持
装置等の特殊作業装置を連結し得るように構成されてい
る。
【0004】次に、前記運転室57を、その内部構造を
示す図の図6に基づいて説明する。図6において、運転
室57の内部であって、その後部には、オペレータが着
座する運転席60が配設されている。この運転席60の
前方には、前記下部走行体51の走行操作を行う走行レ
バー63がフロア64に立てられた状態に配設されてい
る。この走行レバー63に周囲には、前記特殊作業装置
の操作等に使用される足踏操作式のペダル13aが配設
されている。また、この運転席60の左右両側にはコン
ソールボックス61が配設されており、このコンソール
ボックス61の前部上面のそれぞれには操作レバー62
が配設されている。また、このコンソールボックス61
にはエンジン回転数制御装置が配設されている。このエ
ンジン回転数制御装置は、エンジンの回転数を変更して
圧油の供給量を調整し、前記ブーム54,アーム55、
作業装置等をより好ましい作業速度で操作することを可
能ならしめるように構成されている。このようなエンジ
ン回転数制御装置には、回転操作により無段階にエンジ
ンの回転数を変更することができる手動操作式のダイヤ
ル式エンジンスロットルや、指で押して操作モードを選
択することにより選択した操作モードに相応しい回転数
になるようにエンジンの回転数を制御するモード設定ス
イッチ等がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】油圧ショベルで作業を
行うときには、オペレータは前記エンジン回転数制御装
置を予め操作して、エンジンの回転数を作業状態に見合
った回転数に設定する。例えば、掘削作業のように単調
な掘削を繰り返す単純な作業では、速く力強い動作を発
揮させるためにエンジンの回転数を上げ、逆にクレーン
作業のように繊細さが要求される作業ではエンジンの回
転数を下げるといった設定が行われる。このように、作
業状態に応じてエンジンの回転数を変更することで、最
適な作業が行え、作業能率の向上に繋がる。
【0006】ところで、一連の作業の中では、エンジン
回転数制御装置で予め設定しているエンジンの回転数を
変更し、微操作性を向上させる、あるいは作業スピード
を速めるといったことが行われ、オペレータはその度毎
にエンジン回転数制御装置を操作している。例えば、作
業腕の先端にクレーン装置が装着されている場合、クレ
ーン作業で吊荷をフックにより吊持しているときには、
微操作性を向上させるためにエンジンの回転数を下げて
安全な作業を行うが、フックから吊荷が取外された空荷
のときには、吊荷までの移動時間の短縮等のためにエン
ジンの回転数を上げて素早い作業を行うことが作業能率
の向上にとって好ましいので、頻繁にエンジン回転数制
御装置を操作する必要がある。そのためには、操作レバ
ーの操作中に操作レバーから手を離して、エンジン回転
数制御装置を操作しなければならならないから、油圧シ
ョベルの運転操作が煩わしいだけでなく、作業能率の向
上が阻害されると共に、オペレータの疲労の一因にもな
っていた。
【0007】従って、本発明の目的は、操作レバーの操
作中に、操作レバーから手を離すことなくエンジンの回
転数を制御し得る作業車両のエンジン回転数制御装置を
提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、エンジンの回
転数を設定するエンジン回転数変更手段と、このエンジ
ン回転数変更手段による指示に応じた回転数となるよう
にエンジンの回転数を制御するエンジン回転数制御手段
とを備えた作業車両のエンジン回転数制御装置におい
て、前記エンジン回転数変更手段は、足踏操作式のペダ
ル装置と、このペダル装置の操作量に応じてパイロット
圧を導出するリモートコントロール弁とを有する第1の
エンジン回転数変更手段を有し、前記エンジン回転数制
御手段は、前記リモートコントロール弁から導出される
パイロット圧に基づいてエンジンの回転数を制御するよ
うに構成されてなることを特徴とする。
【0009】この場合、足踏操作式のペダル装置でリモ
ートコントロール弁を操作する構成にしたことにより、
エンジン制御の他に、スイング装置や特殊作業装置等の
切換弁操作用と兼用することができ、ペダルの数が増加
するようなことがないから、足下空間が狭めるられるこ
とがない。さらに、操作レバーの操作中に操作レバーか
ら手を離すまでもなく、エンジンの回転数を制御するこ
とができるから、作業車両、例えば油圧ショベルの運転
操作の煩わしさが解消され、運転操作の容易化による作
業能率の向上が可能になるだけでなく、オペレータの疲
労の軽減にも寄与することができる。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の作業車両のエンジン回転数制御装置において、前記リ
モートコントロール弁からのパイロット圧により切換作
動するパイロット式切換弁と、このパイロット式切換弁
からの圧油により作動が制御されるアクチュエータを有
し、またエンジン回転数制御手段を任意に設定可能な、
手動操作式の第2のエンジン回転数変更手段を有し、前
記リモートコントロール弁からのパイロット圧に基づい
て、前記エンジン回転数制御手段がエンジンの回転数を
制御する一方、前記パイロット圧をパイロット式切換弁
に伝えない状態と、前記リモートコントロール弁からの
パイロット圧に基づいて、前記パイロット式切換弁を切
換作動させると共に、前記第2のエンジン回転数変更手
段によりエンジンの回転数を設定し、前記パイロット圧
によりエンジンの回転数を設定しない状態とに選択切換
えする切換手段を有してなることを特徴とする。
【0011】この場合、従来からエンジンの回転数の制
御で用いられているダイヤル式エンジンスロットルおよ
びモード設定スイッチ等の手動操作方式に加えて、足踏
操作でエンジンの回転数を制御することができるので、
オペレータは作業形態に応じて、手動操作か足踏操作か
を適宜選択して、エンジンの回転数を制御することがで
き、作業能率の向上に繋がる。
【0012】請求項3に記載の発明は、エンジンの回転
数を設定するエンジン回転数変更手段と、このエンジン
回転数変更手段による指示に応じた回転数となるように
エンジンの回転数を制御するエンジン回転数制御手段と
を備えた作業車両のエンジン回転数制御装置において、
前記エンジン回転数変更手段は、足踏操作式のペダル装
置と、このペダル装置の操作量に応じて操作信号を導出
する第1のエンジン回転数変更手段を有し、前記エンジ
ン回転数制御手段は、前記操作信号に基づいてエンジン
の回転数を制御するように構成されてなることを特徴と
する。
【0013】この場合、操作レバーの操作中に操作レバ
ーから手を離すまでもなく、エンジンの回転数を制御す
ることができるから、作業車両、例えば油圧ショベルの
運転操作の煩わしさが解消され、運転操作の容易化によ
る作業能率の向上が可能になるだけでなく、オペレータ
の疲労の軽減にも寄与することができる。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の作業車両のエンジン回転数制御装置において、前記操
作信号により作動が制御されるアクチュエータを有し、
またエンジン回転数制御手段を任意に設定可能な、手動
操作式の第2のエンジン回転数変更手段を有し、前記操
作信号に基づいて、前記エンジン回転数制御手段がエン
ジンの回転を制御する一方、前記操作信号によりアクチ
ュエータを制御しない状態と、前記操作信号に基づい
て、前記アクチュエータを制御すると共に、前記第2の
エンジン回転数変更手段によりエンジンの回転数を設定
し、前記操作信号にによりエンジンの回転数を設定しな
い状態とに選択切換えする切換手段を有してなることを
特徴とする。
【0015】この場合、従来からエンジンの回転数の制
御で用いられているダイヤル式エンジンスロットルおよ
びモード設定スイッチ等の手動操作方式に加えて、足踏
操作でエンジンの回転数を制御することができるので、
オペレータは作業形態に応じて、手動操作か足踏操作か
を適宜選択して、エンジンの回転数を制御することがで
き、作業能率の向上に繋がる。
【0016】請求項5に記載の発明は、請求項2又は4
のうちの何れか一つの項に記載の作業車両のエンジン回
転数制御装置において、前記切換手段により、エンジン
の回転数の制御が第1のエンジン回転数変更手段による
制御に切換えられたときには、切換手段で切換えられる
以前のエンジン回転数制御をリセットし、エンジンの回
転数をアイドル回転数に設定するように構成されてなる
ことを特徴とする。
【0017】この場合、オペレータは、自動車のアクセ
ルペダルの感覚でエンジンの回転数を制御することがで
き、エンジンの回転数を容易に作業に応じた回転数にす
ることができるので、作業能率の向上に繋がる。
【0018】請求項6に記載の発明は、請求項2又は4
のうちの何れか一つの項に記載の作業車両のエンジン回
転数制御装置において、前記ペダル装置が2方向操作可
能であって、前記切換手段により、エンジンの回転数の
制御が第1のエンジン回転数変更手段による制御に切換
えられたときには、切換手段で切換えられる直前のエン
ジンの回転数を記憶し、前記第1のエンジン回転数変更
手段の変更指示により、この記憶したエンジンの回転数
を増減する制御を行うように構成されてなることを特徴
とする。
【0019】この場合、切換手段を足踏操作側に切換え
る直前のエンジンの回転数を引き継ぐことにより、最適
なエンジンの回転数で行っている現在の作業を足踏操作
式のペダルを操作することなく継続して行うことができ
るので、細かなペダル操作を必要とせず、オペレータの
疲労を低減することができるため、作業能率の向上に繋
がる。また、微動作、あるいは素早い動作が必要なとき
には、ペダルの操作でエンジンの回転数を変更すること
が可能なので、従来のようにオペレータが操作レバーか
ら手を離す必要がないので、作業能率の向上に繋がる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態1に係
る油圧ショベルのエンジン回転数制御装置を、特殊作業
装置を操作するオプション用切換弁が介装されたオプシ
ョン用油圧操作回路を含むその系統図の図1を参照しな
がら説明する。但し、本実施の形態1における油圧ショ
ベル自体の構成は、上述した従来例と同様であるから、
油圧ショベルの構成に係る説明を割愛し、主としてエン
ジン回転数制御装置に係る説明に止める。
【0021】図1において示す符号10は油圧ショベル
の特殊作業装置(アクチュエータ)20を操作するオプ
ション用油圧操作回路である。このオプション用油圧操
作回路10の作動油給排管路11には、4ポート2位置
の周知の構成になるパイロット操作式のオプション用切
換弁(パイロット式切換弁)12が介装されている。こ
のオプション用切換弁12のスプールを往復作動させる
左右の圧力室には、ペダル装置としてペダル13aを有
する、第1のエンジン回転数変更手段である足踏式遠隔
操作弁(リモートコントロール弁)13から、このオプ
ション用切換弁12を切換えるパイロット回路14が連
通しており、このパイロット回路14には一対の管路を
共に遮断すると共に、開放する電磁式開閉弁15が介装
されている。このような構成になるオプション用油圧操
作回路10には、後述するエンジン回転数制御装置(エ
ンジン回転数制御手段)1が設けられている。
【0022】なお、前記足踏式遠隔操作弁13は、ペダ
ル13aが踏込まれないときにはオプション用切換弁1
2を中立にし、左右(あるいは前後)交互の踏込みによ
り前記オプション用切換弁12を切換えるものである。
【0023】前記エンジン回転数制御装置1は、前記足
踏式遠隔操作弁13の前記パイロット回路14の前記一
対の管路の間に介装されてなるシャトル弁2から、前記
一対の管路の圧力のうち、高圧側の圧力が伝達され、高
圧側の圧力を測定する圧力測定手段である圧力計3と、
図示しないコンソールボックスに設けられ、前記オプシ
ョン用切換弁12を操作する側のオプション側と、エン
ジン30の回転を加減速するアクセル側とに切換える切
換スイッチ(切換手段)4と、前記圧力計3からの圧力
信号(操作信号)を受信する、後述する機能を備えてな
るコントローラ5と、このコントローラ5からのエンジ
ン制御信号によりエンジン30の回転数を制御するエン
ジン回転制御手段であるステッピングモータ6とから構
成されている。なお、エンジン回転数制御装置1には、
従来と同様、ダイヤル式エンジンスロットル7およびモ
ード設定スイッチ8(総称して第2のエンジン回転数変
更手段)が設けられており、前記コントローラ5は、前
記切換スイッチ4の切換えに応じて、ダイヤル式エンジ
ンスロットル7およびモード設定スイッチ8に基づく制
御と、前記圧力計3からの圧力信号に基づく制御を選択
してステッピングモータ6の制御を行う構成になってい
る。
【0024】前記コントローラ5は、前記切換スイッチ
4がアクセル側に切換えられているときには、前記電磁
式開閉弁15に閉弁信号を発信してこの電磁式開閉弁1
5を閉弁させると共に、受信した圧力信号の圧力値に応
じた回転数を演算し、エンジン30の回転数が演算した
回転数になるように、前記ステッピングモータ6にエン
ジン制御信号を発信する機能を備えている。また、この
切換スイッチ4がアクセル側に切換えられているときに
は、ダイヤル式エンジンスロットル7およびモード設定
スイッチ8を操作しても、コントローラ5はこのダイヤ
ル式エンジンスロットル7およびモード設定スイッチ8
の操作に基づいたエンジン制御信号をステッピングモー
タ6に発信することがないように配慮されている。
【0025】一方、前記切換スイッチ4がオプション側
に切換えられているときには、前記コントローラ5は前
記電磁式開閉弁15に閉弁信号を発信せず、またステッ
ピングモータ6へのエンジン制御信号の発信を、ダイヤ
ル式エンジンスロットル7およびモード設定スイッチ8
に基づいて行う機能を備えている。
【0026】以下、本実施の形態1に係る油圧ショベル
のエンジン回転数制御装置1の使用態様を、作業腕に先
端にクレーン装置が装着されてなる油圧ショベル(例え
ば、排水管等の埋設工事に際して使用される。)を例と
して説明する。
【0027】上記のとおり、クレーン作業においては、
吊荷を吊った際の荷揺れ等を防止すると共に、微操作性
を向上させるためにエンジン回転数を下げた状態での作
業が主になる。このような作業の場合には、先ず、切換
スイッチ4をアクセル側に切換える。この切換スイッチ
4がアクセル側に切換えられたことをコントローラ5で
判断すると、このコントローラ5は前記パイロット回路
14に介装された電磁式開閉弁15を開弁させる。この
場合、エンジンの回転数は、前記圧力計3からの圧力信
号に基づいた回転数に設定されるため、例えばペダル1
3aが踏込まれていない状態ではアイドル回転、もしく
はそれに近い低速回転に保持される。このような低速回
転の状態で、吊荷の吊上げ、吊上げた吊荷の荷下ろしの
ために操作レバーを操作して、作業腕の起伏や屈曲、上
部旋回体の旋回等を行えば、微操作性が向上し、荷振れ
等を防止することができ、極めて安全にクレーン作業を
行うことができる。
【0028】このようにして、クレーン装置からの吊荷
の荷下ろしが終了すると、このクレーン装置を迅速に吊
荷の集積個所の上方位置に移動させる作業が必要とな
る。このとき、足踏式遠隔操作弁13のペダル13aの
左右何れか一方を踏込むと圧力が発生し、そしてこの圧
力がシャトル弁2を介して圧力計3に伝達される。前記
コントローラ5は、圧力計3からの圧力信号を受信する
と、受信した圧力信号の圧力値の応じた回転数を演算す
ると共に、このエンジン30の回転数が演算した回転数
になるように、前記ステッピングモータ6にエンジン制
御信号を発信する。ステッピングモータ6は、受信した
エンジン制御信号に応じてエンジン30の回転数を制御
する。即ち、エンジン30の回転数がペダル13aの踏
込量に応じて制御されるから、エンジン30を高速回転
にすることができ、クレーン装置を迅速に吊荷の集積位
置の上方に移動させることができる。
【0029】このように、本実施の形態1に係るエンジ
ン回転数制御装置1によれば、従来例のように、操作レ
バーの操作の操作中に操作レバーから手を離すまでもな
く、エンジン30の回転数を制御しながら油圧ショベル
を運転することができるから、油圧ショベルの運転操作
の煩わしさが解消され、運転操作の容易化による作業能
率の向上が可能になるだでなく、オペレータの疲労の軽
減にも寄与することができるという多大な効果を発揮す
ることができる。また、ペダル13aを特殊作業装置操
作用と兼用したことにより、ペダルの数が増加すること
がなく、オペレータの足下空間を狭めるような恐れもな
い。
【0030】上記構成になる本実施の形態1において
は、足踏式遠隔操作弁が油圧形式のものである場合を説
明したが、本発明はこれに限らず、足踏式遠隔操作弁が
電気形式であってもよい。次に、足踏式遠隔操作弁が電
気形式の場合の構成を、特殊作業装置を操作するオプシ
ョン用切換弁が介装されたオプション用油圧操作回路を
含むその系統図の図2を参照しながら説明する。
【0031】本発明の実施の形態2に係るエンジン回転
数制御装置の足踏式遠隔操作弁(第1のエンジン回転数
変更手段)13は電気ジョイステック弁と呼ばれるもの
であって、ペダル装置であるペダル13aの踏込量に応
じた量の電気信号を発信するもので、このペダル13a
の踏込量に応じた量の電気信号がコントローラ5に発信
されるようになっている。そして、電気信号を受信した
コントローラ5は、切換スイッチ(切換手段)4がアク
セル側に切換えられているときには、上述した実施の形
態1と同様に、受信した電気信号の量に応じたエンジン
30の回転数を演算し、エンジン30の回転数が演算し
た回転数になるように、ステッピングモータ(エンジン
回転数制御手段)6にエンジン制御信号を発信する。こ
の場合、上述した実施の形態1と同様に、ダイヤル式エ
ンジンスロットル7およびモード設定スイッチ8(総称
して第2のエンジン回転数変更手段)からの信号を受け
付けない構成となっている。
【0032】一方、前記切換スイッチ4がオプション側
に切換えられているときには、前記コントローラ5は、
受信した電気信号の量に応じて、電磁式開閉弁に相当す
る電磁式比例弁17を開弁させる。そのため、オプショ
ン用切換弁(パイロット式切換弁)12には、前記電磁
式比例弁17の開度に応じて、パイロットポンプ16か
らのパイロット圧が作用する。これによって、オプショ
ン用切換弁12が切換えられ、特殊作業装置(アクチュ
エータ)20を作動させることができる。この場合のエ
ンジン30の回転数の制御は、ダイヤル式エンジンスロ
ットル7およびモード設定スイッチ8に基づいて行われ
る。
【0033】従って、本実施の形態2に係るエンジン回
転数制御装置においても、上記実施の形態1に係るエン
ジン回転数制御装置1と同様に、操作レバーの操作中に
操作レバーから手を離すまでもなく、エンジン30の回
転数を制御しながら油圧ショベルを運転することができ
るから、油圧ショベルの運転操作の煩わしさが解消さ
れ、運転操作の容易化が可能になるだけでなく、オペレ
ータの疲労の軽減にも寄与することができるという多大
な効果がある。また、ペダルを特殊作業装置操作用と兼
用にしたことにより、ペダルの数が増加することがな
く、足下空間を狭くする恐れがない。
【0034】なお、以上の実施の形態においては、作業
腕の先端にクレーン装置を備えた油圧ショベルの作業形
態を例として説明したが、特にこれに限らず、エンジン
の回転数を低速で維持する一方、頻繁にエンジンの回転
数を加減する必要がある作業形態、例えば、均し作業を
行うような場合についても適用可能である。
【0035】また、本発明においては、ペダルの例とし
て2方向操作可能なペダルを例に挙げて説明したが、こ
れに限らず、1方向のみ操作可能なペダルを採用する場
合についても適用可能である。この場合には、操作信号
の高位選択等をする必要がないので制御が簡単になる。
【0036】本発明の実施の形態3に係るエンジン回転
数制御装置を、特殊作業装置を操作するオプション用切
換弁が介装されたオプション用油圧操作回路を含むその
系統図の図3を参照しながら説明する。
【0037】上記実施の形態1においては、足踏式遠隔
操作弁13が踏み込まれたときに発生する圧力を高位選
択するシャトル弁2に対して圧力計3を設けていたのに
対して、本実施の形態3では、2方向操作可能なペダル
13aを有する足踏式遠隔操作弁13のそれぞれのライ
ンに圧力計31,32を設け、コントローラ33は、こ
れら圧力計31,32の圧力信号を受信する構成になっ
ている。なお、ここでは説明の都合上、圧力計31側を
エンジン回転数上昇側、圧力計32側をエンジン回転数
下降側として説明する。
【0038】以下、本実施の形態3に係るエンジン回転
数制御装置1の使用態様を、クレーン装置が装着されて
なる油圧ショベルを例として説明する。先ず、クレーン
作業を開始するに当たり、予めダイヤル式エンジンスロ
ットル7およびモード設定スイッチ8(総称して第2の
エンジン回転数変更手段)を操作することにより、エン
ジン30の回転数をクレーン作業に相応しい低回転数に
設定すると共に、切換スイッチ(切換手段)4をアクセ
ル側に切換える。ここで、コントローラ33が前記切換
スイッチ4がアクセル側に切換えられたことを判断する
と、このコントローラ33はパイロット回路14に介装
された電磁式開閉弁15を開弁させる。そして、操作レ
バーの操作によりクレーン作業を開始するが、作業腕の
起伏や屈曲、上部旋回体の旋回等は吊荷の吊上げ、吊上
げた吊荷の荷下ろしまで、ダイヤル式エンジンスロット
ル7およびモード設定スイッチ8で設定されたエンジン
30の回転数に応じた低回転数で作動されるから、極め
て安全にクレーン作業を行うことができる。
【0039】このようにしてクレーン装置からの吊荷の
荷下ろしが終了すると、このクレーン装置を迅速に吊荷
の集積個所の上方位置に移動させるために、足踏式遠隔
操作弁(第1のエンジン回転数変更手段)13のペダル
装置であるペダル13aをエンジン回転数上昇側(圧力
計31側)に踏込む。すると、圧力計31が圧力を検出
し、コントローラ33がこの圧力計31から圧力信号
(操作信号)を受信すると、切換スイッチ4をアクセル
側に切換えた時点で設定された基準回転数に対するエン
ジン30の回転数の上昇幅を演算すると共に、このエン
ジン30の回転数が演算した回転数になるように、ステ
ッピングモータ6にエンジン制御信号を発信するため、
エンジン30の回転数を所望の回転数に上昇させること
ができる。これにより、クレーン装置を迅速に吊荷の集
積位置の上方に移動させることができる。一方、エンジ
ン30の回転数を基準回転数よりも下降させたい場合に
は、ペダル13aのエンジン回転数下降側(圧力計32
側)を踏込めばよい。
【0040】勿論、前記切換スイッチ4がオプション側
に切換えられている場合には、足踏式操作弁13のペダ
ル13aを踏込んでも、コントローラ33から閉弁信号
やエンジン制御信号が発信されるようなことがない。従
って、ペダル13aを踏込んでも、電磁式開閉弁15を
開弁させることができないから、エンジン30の回転数
を制御することができなくなるが、通常運転、つまりダ
イヤル式エンジンスロットル7等の操作でエンジン30
を制御しながらの通常運転を行うことが可能であり、ま
た特殊作業装置(アクチュエータ)20の操作も可能で
ある。
【0041】このように、本実施の形態3に係るエンジ
ン回転数制御装置1によれば、従来例のように、操作レ
バーの操作中に操作レバーから手を離すまでもなく、エ
ンジン30の回転数を制御しながら油圧ショベルを運転
することができるから、油圧ショベルの運転操作の煩わ
しさが解消され、運転操作の容易化による作業能率の向
上が可能になるだけでなく、オペレータの疲労の軽減に
も寄与することができるという多大な効果を発揮するこ
とができる。また、エンジン30の回転数を基準回転数
から上昇/下降させることができるから、より細かな回
転数制御を行うことができる。
【0042】次に、本実施の形態3に係るエンジン回転
数制御装置1によるエンジンの回転数制御を、フローチ
ャート図の図4に基づいて説明する。先ず、ステップS
1において、切換スイッチがアクセル側にあるかオプシ
ョン側にあるかを判断する。
【0043】ステップS1において、切換スイッチがア
クセル側にあると判断したY(Yes)の場合には、ス
テップS2に移り、切換スイッチが押された時点におけ
るエンジンの回転数を基準回転数として設定する。
【0044】ステップS3に移り、圧力計31が圧力P
1(エンジン回転数上昇側)を検出しているか否かを判
断する。このステップS3において、圧力計31が圧力
P1を検出していると判断したY(Yes)の場合に
は、ステップS4に移り、圧力計31で検出した圧力P
1の圧力信号に基づいてエンジンの基準回転数に対する
上昇幅を演算し、エンジンの回転数を上昇させて、ステ
ップS7に移る。
【0045】一方、前記ステップS3において、圧力計
31が圧力P1を検出していないと判断したN(No)
の場合にはステップS5に移る。このステップS5にお
いて、圧力計32が圧力P2(エンジン回転数下降側)
を検出しているか否かを判断する。このステップS5に
おいて、圧力計32が圧力P2を検出していると判断し
たY(Yes)の場合にはステップS6に移り、圧力計
32で検出した圧力P2の圧力信号に基づいてエンジン
の基準回転数に対する下降幅を演算し、エンジンの回転
数を下降させてステップS7に移る。また、このステッ
プS5において、圧力計32が圧力P2を検出していな
いと判断したN(No)の場合にはステップS7に移
る。
【0046】このステップS7において、再度切換スイ
ッチの位置を検出し、切換スイッチがオプション側にあ
るかアクセル側にあるかを判断する。このステップS7
において、切換スイッチがオプション側にあると判断し
たY(Yes)場合にはステップS8に移り、このステ
ップS8においてエンジンの基準回転数の設定を解除す
る。これにより、通常作業が可能になる。一方、ステッ
プS7において、切換スイッチが未だアクセル側にある
と判断したN(No)の場合には、ステップ3に戻る。
【0047】本実施の形態3においては、足踏式遠隔操
作弁が油圧式のものである場合について説明したが、こ
れに限らず、上記実施の形態2の場合と同様に、足踏式
遠隔操作弁が電気形式のものであってもよい。この場合
においても、足踏式遠隔操作弁のそれぞれの操作信号を
コントローラに入力することとなる。
【0048】なお、本発明においては、エンジン30の
回転数を制御するペダルを特殊作業装置を操作するペダ
ルと兼用する例について説明したが、これに限らず、エ
ンジン30の回転数制御専用のペダルを個別に設けても
よい。
【0049】また、本発明においては、エンジン30の
回転数制御にステッピングモータ6を使用する形態を例
として説明したが、これに限らず、電子ガバナを使用し
てもよい。
【0050】また、本発明においては、足踏式のペダル
として、特殊作業装置に使用されるペダルを例に挙げて
説明したが、これに限らず、例えば作業腕を左右に回動
させるスイングシリンダ用のペダルを用いてもよい。
【0051】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によると、足踏操
作式のペダル装置でリモートコントロール弁を操作する
構成にしたことにより、エンジン制御の他に、スイング
装置や特殊作業装置等の切換弁操作用と兼用することが
でき、ペダルの数が増加するようなことがないから、足
下空間が狭めるられることがない。さらに、操作レバー
の操作中に操作レバーから手を離すまでもなく、エンジ
ンの回転数を制御することができるから、作業車両、例
えば油圧ショベルの運転操作の煩わしさが解消され、運
転操作の容易化による作業能率の向上が可能になるだけ
でなく、オペレータの疲労の軽減にも寄与することがで
きる。
【0052】請求項2に記載の発明によると、従来から
エンジンの回転数の制御で用いられているダイヤル式エ
ンジンスロットルおよびモード設定スイッチ等の手動操
作方式に加えて、足踏操作でエンジンの回転数を制御す
ることができるので、オペレータは作業形態に応じて、
手動操作か足踏操作かを適宜選択して、エンジンの回転
数を制御することができ、作業能率の向上に繋がる。
【0053】請求項3に記載の発明によると、操作レバ
ーの操作中に操作レバーから手を離すまでもなく、エン
ジンの回転数を制御することができるから、作業車両、
例えば油圧ショベルの運転操作の煩わしさが解消され、
運転操作の容易化による作業能率の向上が可能になるだ
けでなく、オペレータの疲労の軽減にも寄与することが
できる。
【0054】請求項4に記載の発明によると、従来から
エンジンの回転数の制御で用いられているダイヤル式エ
ンジンスロットルおよびモード設定スイッチ等の手動操
作方式に加えて、足踏操作でエンジンの回転数を制御す
ることができるので、オペレータは作業形態に応じて、
手動操作か足踏操作かを適宜選択して、エンジンの回転
数を制御することができ、作業能率の向上に繋がる。
【0055】請求項5に記載の発明によると、オペレー
タは、自動車のアクセルペダルの感覚でエンジンの回転
数を制御することができ、エンジンの回転数を容易に作
業に応じた回転数にすることができるので、作業能率の
向上に繋がる。
【0056】請求項6に記載の発明によると、切換手段
を足踏操作側に切換える直前のエンジンの回転数を引き
継ぐことにより、最適なエンジンの回転数で行っている
現在の作業をペダルを操作することなく継続して行うこ
とができるので、細かなペダル操作を必要とせず、オペ
レータの疲労を低減することができ、作業能率の向上に
繋がる。また、微動作、あるいは素早い動作が必要なと
きには、ペダルの操作でエンジンの回転数を変更するこ
とが可能なので、従来のようにオペレータが操作レバー
から手を離す必要がないので、作業能率の向上に繋が
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係り、特殊作業装置を
操作するオプション用切換弁が介装されたオプション用
油圧操作回路を含む油圧ショベルのエンジン回転数制御
装置の系統図である。
【図2】本発明の実施の形態2に係り、特殊作業装置を
操作するオプション用切換弁が介装されたオプション用
油圧操作回路を含む油圧ショベルのエンジン回転数制御
装置の系統図である。
【図3】本発明の実施の形態3に係り、特殊作業装置を
操作するオプション用切換弁が介装されたオプション用
油圧操作回路を含む油圧ショベルのエンジン回転数制御
装置の系統図である。
【図4】本実施の形態3に係るエンジン回転数制御装置
によるエンジンの回転数制御のフローチャート図であ
る。
【図5】一般的な油圧ショベルの斜視図である。
【図6】図5に示す油圧ショベルに搭載された運転室の
内部構造を示す図である。
【符号の説明】
1…エンジン回転数制御装置 2…シャトル弁 3…圧力計 4…切換スイッチ 5…コントローラ 6…ステッピングモータ 7…ダイヤル式エンジンスロットル 8…モード設定スイッチ 10…オプション用油圧操作回路 11…作動油給排管路 12…オプション用切換弁 13…足踏式遠隔操作弁,13a…ペダル 14…パイロット回路 15…電磁式開閉弁 16…パイロットポンプ 17…電磁式比例弁 20…特殊作業装置 30…エンジン 31,32…圧力計 33…コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 11/10 F02D 11/10 H 41/14 330 41/14 330D 41/16 41/16 B F15B 11/02 F15B 11/02 A Fターム(参考) 2D003 AA01 AB06 BA01 BA02 CA02 DA03 DA04 DB02 EA00 3G065 BA04 CA22 DA06 DA13 DA14 EA03 EA10 FA12 GA00 GA10 GA46 JA04 JA09 JA11 KA02 KA12 KA29 3G301 JA03 KA07 KA23 LB13 LC04 MA11 NA08 NB03 ND02 PE01A PE01Z PF03Z 3H089 AA21 AA60 AA61 DB46 DB49 DB63 EE15 EE22 EE31 FF01 GG02 JJ02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの回転数を設定するエンジン回
    転数変更手段と、このエンジン回転数変更手段による指
    示に応じた回転数となるようにエンジンの回転数を制御
    するエンジン回転数制御手段とを備えた作業車両のエン
    ジン回転数制御装置において、前記エンジン回転数変更
    手段は、足踏操作式のペダル装置と、このペダル装置の
    操作量に応じてパイロット圧を導出するリモートコント
    ロール弁とを有する第1のエンジン回転数変更手段を有
    し、前記エンジン回転数制御手段は、前記リモートコン
    トロール弁から導出されるパイロット圧に基づいてエン
    ジンの回転数を制御するように構成されてなることを特
    徴とする作業車両のエンジン回転数制御装置。
  2. 【請求項2】 前記リモートコントロール弁からのパイ
    ロット圧により切換作動するパイロット式切換弁と、こ
    のパイロット式切換弁からの圧油により作動が制御され
    るアクチュエータを有し、またエンジン回転数制御手段
    を任意に設定可能な、手動操作式の第2のエンジン回転
    数変更手段を有し、前記リモートコントロール弁からの
    パイロット圧に基づいて、前記エンジン回転数制御手段
    がエンジンの回転数を制御する一方、前記パイロット圧
    をパイロット式切換弁に伝えない状態と、前記リモート
    コントロール弁からのパイロット圧に基づいて、前記パ
    イロット式切換弁を切換作動させると共に、前記第2の
    エンジン回転数変更手段によりエンジンの回転数を設定
    し、前記パイロット圧によりエンジンの回転数を設定し
    ない状態とに選択切換えする切換手段を有してなること
    を特徴とする請求項1に記載の作業車両のエンジン回転
    数制御装置。
  3. 【請求項3】 エンジンの回転数を設定するエンジン回
    転数変更手段と、このエンジン回転数変更手段による指
    示に応じた回転数となるようにエンジンの回転数を制御
    するエンジン回転数制御手段とを備えた作業車両のエン
    ジン回転数制御装置において、前記エンジン回転数変更
    手段は、足踏操作式のペダル装置と、このペダル装置の
    操作量に応じて操作信号を導出する第1のエンジン回転
    数変更手段を有し、前記エンジン回転数制御手段は、前
    記操作信号に基づいてエンジンの回転数を制御するよう
    に構成されてなることを特徴とする作業車両のエンジン
    回転数制御装置。
  4. 【請求項4】 前記操作信号により作動が制御されるア
    クチュエータを有し、またエンジン回転数制御手段を任
    意に設定可能な、手動操作式の第2のエンジン回転数変
    更手段を有し、前記操作信号に基づいて、前記エンジン
    回転数制御手段がエンジンの回転を制御する一方、前記
    操作信号によりアクチュエータを制御しない状態と、前
    記操作信号に基づいて、前記アクチュエータを制御する
    と共に、前記第2のエンジン回転数変更手段によりエン
    ジンの回転数を設定し、前記操作信号にによりエンジン
    の回転数を設定しない状態とに選択切換えする切換手段
    を有してなることを特徴とする請求項3に記載の作業車
    両のエンジン回転数制御装置。
  5. 【請求項5】 前記切換手段により、エンジンの回転数
    の制御が第1のエンジン回転数変更手段による制御に切
    換えられたときには、切換手段で切換えられる以前のエ
    ンジン回転数制御をリセットし、エンジンの回転数をア
    イドル回転数に設定するように構成されてなることを特
    徴とする請求項2又は4のうちの何れか一つの項に記載
    の作業車両のエンジン回転数制御装置。
  6. 【請求項6】 前記ペダル装置が2方向操作可能であっ
    て、前記切換手段により、エンジンの回転数の制御が第
    1のエンジン回転数変更手段による制御に切換えられた
    ときには、切換手段で切換えられる直前のエンジンの回
    転数を記憶し、前記第1のエンジン回転数変更手段の変
    更指示により、この記憶したエンジンの回転数を増減す
    る制御を行うように構成されてなることを特徴とする請
    求項2又は4のうちの何れか一つの項に記載の作業車両
    のエンジン回転数制御装置。
JP2001006167A 2001-01-15 2001-01-15 作業車両のエンジン回転数制御装置 Withdrawn JP2002213257A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4729494B2 (ja) * 2004-07-05 2011-07-20 株式会社小松製作所 旋回制御装置、旋回制御方法、および建設機械

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4729494B2 (ja) * 2004-07-05 2011-07-20 株式会社小松製作所 旋回制御装置、旋回制御方法、および建設機械

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