JP2002212080A - 抗血栓形成剤としてのアデノシン - Google Patents

抗血栓形成剤としてのアデノシン

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JP2002212080A
JP2002212080A JP2001340593A JP2001340593A JP2002212080A JP 2002212080 A JP2002212080 A JP 2002212080A JP 2001340593 A JP2001340593 A JP 2001340593A JP 2001340593 A JP2001340593 A JP 2001340593A JP 2002212080 A JP2002212080 A JP 2002212080A
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素真 張
Ritsui Jo
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 抗血栓形成剤としてのアデノシンの使用を提
供すること。 【解決手段】本発明はアデノシンと血小板膜受容体蛋白
質gpIIb/IIIaの特異性結合を開示し、これに基づ
いて、血小板凝集および血栓形成の抑制として用いられ
るアデノシンの抗血栓形成剤としての使用を開示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【関連出願の表示】本出願は台湾出願番号第89126
484号(2000年12月12日出願)の部分的連続
出願を基礎出願とするものである。
【0002】
【技術分野】本発明はアデノシンを、血小板膜受容体蛋
白質gpIIb/IIIaの拮抗剤として血小板凝集及び血
栓形成抑制に用いる新規用途に関するものである。
【0003】
【背景技術】多くの血栓塞栓疾病は、アテローム性動脈
硬化と動脈硬化、急性心筋梗塞、狭心症、一時性虚血発
作、末梢血管疾病、動脈血栓形成、子癇前症、塞栓及び
頚動脈内膜切除術を含み、血管中の血塊また血栓の形成
が関与していると考えられている。血小板の凝集は血栓
形成にて重要な役割をはたしており、血小板の凝集にお
いては、フィブリノーゲンとその他の血清蛋白が、血小
板血漿膜での血小板膜受容体蛋白質gpIIb/IIIaと
の結合に関与していることが知られている。血小板がア
ゴニスト(例えばトロンビン)によって活性化された
時、蛋白質gpIIb/IIIaとの結合部位がフィブリノ
ーゲンの作用を受けて、その他の血清蛋白と結合し、血
小板凝集を引き起し、血栓が形成される。従ってフィブ
リノーゲンとその他の血清蛋白質が、蛋白質gpIIb/
IIIaとの結合を抑制できるかどうかが血栓形成を予防
する一つの重要な要件となる。
【0004】従って、蛋白質gpIIb/IIIa拮抗剤の
開発が、血小板凝集及び血栓形成の抑制のために望まれ
ており、期待される解決の方式ともいえる。業界では、
いずれのアゴニストに対してすべて血小板の活性化及び
凝集を抑制できるような、蛋白質gpIIb/IIIaに対
して特異性のある抗血小板凝集剤の開発が望まれてい
る。
【0005】現在までに既に使用されている血小板凝集
及び血栓形成予防のための各種異なる製品または化合物
は、例えばアスピリンを抗アラキドン酸として、チクロ
ピジン(ticlopidine)を抗アデノシン二燐
酸(ADP)として、ヒルジンをアンチトロンビンとし
て、さらにトロンボキサンA2シンターゼ抑制剤または
受容体拮抗剤をトロンボキサンA2シンターゼ阻害剤と
して使用するものが知られている。しかし、これら製剤
または化合物は、フィブリノーゲンとその他の血清蛋白
質gpIIb/IIIaとの結合を特異的に抑制できないば
かりか、その後に出血などの重篤な副作用を引き起す恐
れがある。
【0006】USP6,137,002,USP6,0
20,362,USP5,731,324及びUSP
5,618,843には、二つの縮合の6員環で形成さ
れたビシクロ化合物が、蛋白質gpIIb/IIIaの拮抗
剤として血小板凝集抑制に用いられることが開示されて
いる。
【0007】USP6,017,877,USP6,0
13,25,USP5,858,972,USP5,7
80,303,USP5,672,585,及びUSP
5,612,311には、ある蛋白質gpIIb/IIIa
に対して高特異性を有する環状ペプチドが開示され、血
小板凝集と血栓形成抑制の治療に用いられることが記載
されている。
【0008】また、USP5,849,693,USP
5,817,749,USP5,668,159及びU
SP5,635,477には、あるヘテロ環系で連結さ
れた環状化合物が、蛋白質gpIIb/IIIa拮抗剤とし
て血栓形成の治療に用いられることが開示されている。
【0009】また、USP5,053,393には、N
―[8―[(アミノイミノメチル)アミノ]―1―オキソ
オクチル]―N−L―α―アスパルチル−L―フェニル
アラニンが血小板凝集抑制に有効な化合物であることが
開示されている。
【0010】また、USP4,879,313には、あ
るペプチド様の化合物が血小板凝集抑制及び血栓形成の
治療に用いられることが開示されている。
【0011】USP5,951,981には、あるフィ
ブロラーゼ(fibrolase)と特定の結合ペプチ
ドとを化学架橋して成る共役化合物が、血栓阻害活性を
有することが開示されている。
【0012】USP5,780,590には、抗血栓形
成剤の化合物として、N―[N―[N―[(4―ピペリジ
ン−4―イル)ブタノイル]―N―エチルグリシル]―
(L)―アスパルチル] ―(L)―(β)―シクロヘキ
シルーアラニンアミドが開示されている。
【0013】さらに、USP5,681,823には、
抗血栓形成剤の化合物としてp,p―ジチオー
,p―モノクロロメチレン5´,5"−ジアデノ
シンp,p―テトラホスフェートが開示されてい
る。
【0014】本発明者は、高密度グリディング技術(hi
gh-density gridding technology)を用いて、紅花(Ca
rthamus tinctorius L)の抽出分画液から蛋白質gpI
Ib/IIIaに特異的に結合する活性成分をスクリーニン
グし、意外にもある小分子化合物を発見し、さらに同定
した結果、これはアデノシンであることが判明した。加
えて、これは蛋白質gpIIb/IIIaと強く結合するこ
とによって、血小板凝集及び血栓形成を抑制することが
できることが分った。既知の化合物、特にADPが血小
板の内因性アゴニストを活性化できる事実と対照した場
合、アデノシンが血小板凝集及び血栓形成を抑制するこ
とは非自明性のものであるとの知見に達した。したがっ
て、本発明は、アデノシンが抗血栓形成剤として有効で
あることを開示する。
【0015】アデノシンは既知の化合物であり、いまま
では抗不整脈剤として用いられ、同時にその誘導体は抗
腫瘍剤として用いられることが知られている。しかし、
アデノシンが特異的に蛋白質gpIIb/IIIaに結合
し、血栓性塞栓疾患の治療用途に用いられることについ
ては、いままでの先行技術、文献では開示されたことも
ないし、示唆もされていない。
【0016】従って、本発明はアデノシンの血小板凝集
及び血栓形成抑制での新規治療用途または適応症を発見
し、本発明の完成に致ったものである。
【0017】
【発明の開示】本発明は、高密度グリッディング技術を
用いた、紅花の抽出分取液から蛋白質gpIIb/IIIa
と特異的に結合する活性化成分のスクリーニングに関す
る。
【0018】又、本発明は、アデノシンを、蛋白質gp
IIb/IIIaの拮抗剤として、血小板凝集及び血栓形成
抑制に使用する新規用途に関する。
【0019】本発明はさらに、血小板凝集及血小板形成
を抑制する方法として、哺乳動物の体内に有効量のアデ
ノシンを投与することに関する。
【0020】また、本発明は血栓性塞栓疾患の予防及び
治療方法として、哺乳動物の体内に有効量のアデノシン
を投与する方法であって、その血栓性塞栓疾患 は、ア
テローム性動脈硬 化と動脈硬化、急性心筋梗塞、狭心
症、一時性虚血発作、末梢血管疾病、動脈血栓形成、子
癇前症、塞栓及び頚動脈内膜切除術等を含むものである
方法に関する。
【0021】本発明はさらに、生体外(in vitr
o)でサンプル中の蛋白質gpIIb/IIIaとアデノシ
ンを接触 させて、サンプル中における蛋白質gpIIb
/IIIaの存在の有無を検出する方法に関する。
【0022】本発明はさらに、有効量のアデノシン及び
製薬上許容しうる担体または希釈剤を含み、哺乳動物の
血栓性塞栓疾患 に用いられる薬品組成物であって 、該
血栓性塞栓疾患 がアテローム性動脈硬化と動脈硬化、
心筋梗塞、狭心症、一時性虚血発作、末梢血管疾病、動
脈血栓形成、子癇前症、塞栓及び筋動脈内膜切除術等を
含むものである薬品組成物に関する。さらに、本発明は
アデノシンを含有する第1容器、及び製薬上許容される
担体または希釈剤を含む第2容器をを備えた、哺乳動物
の血小板凝集及血栓形成抑制に用いられるキットに関す
る。
【0023】
【発明の詳細な記述】本発明はアデノシンを血小板膜受
容体蛋白質gpIIb/IIIa拮抗剤として、血小板凝集
及び血栓形成抑制の新規用途に関するものである。
【0024】本発明者は、高密度グリッディング技術に
より、紅花の抽出分画液から蛋白質gpIIb/IIIaと
特異的に結合する活性成分を発見し、その後該活性成分
を同定した結果アデノシンであることを確認することが
できた。従って、アデノシンが血小板凝集及血栓形成を
抑制することを見出し、本発明を完成するに至った。
【0025】通常、高密度グリッディング技術(high-d
ensity gridding technology)は、定性また定量的に生
物サンプルに標的物質が既に存在するかを検出すること
に使われている技術である。一般的に高密度グリッディ
ング技術とは、固体担体の表面に格子状に多数の小体積
または微小体積のサンプルを固定配置するもので、その
高密度グリッディング技術により、標的物質が存在する
かも知れないバイオサンプルを固定担体に配置または固
定し、該標的物質と融合または結合できる標識プローブ
を用いて固体担体をさらに処理し、融合または結合した
固体担体を現像及び分析して、迅やかに該標識プローブ
と特異的に反応する候補的標的物質をスクリーニングす
ることができるものである。
【0026】本発明はHPLCを利用して紅花の抽出物
から分取したそれぞれの分取液をプラスチックプレート
上に配置し、そして、標識血小板膜受容体蛋白質gpII
b/IIIa(血小板凝集及び血栓形成に関与する重要な
作用因子)を該プラスチックプレート上に添加し、結合
反応を行なう。その後、未結合の蛋白質gpIIb/III
aを除去し、該標識蛋白質gpIIb/IIIaと結合シグ
ナルを示す候補分取液を選出し、該標識蛋白質gpIIb
/IIIaと結合の単一成分が得られるまで前記の工程を
繰り返す。該蛋白質gpIIb/IIIaと特異的に結合す
る単一成分は同定によりアデノシンと判明された。
【0027】アデノシンは既知の化合物で、いままで抗
不整脈剤として用いられ、同時にその誘導体は抗腫瘍剤
として用いられることが知られている。しかし、アデノ
シンが特異的に蛋白質gpIIb/IIIaに結合し、血栓
性塞栓疾患の治療用途に用いられることについては、い
ままでの先行技術、文献では開示されたこともないし、
提案もされていない。従って本発明はアデノシが抗血栓
形成剤として血栓性塞疾患の治療に用いられることを開
示するものである。
【0028】血栓性塞栓疾患はアテローム性動脈硬化と
動脈硬化、急性心筋梗塞、狭心症、一時性虚血発作、末
梢血管疾病、動脈血栓形成、子癇前症、塞栓及び筋動脈
内膜切除術等を含むものである。
【0029】本発明は、哺乳動物(人類を含む)の体内
に有効量のアデノシンを投与して、血小板凝集及び血栓
形成を抑制する方法を提供することを目的とする。
【0030】また、本発明は、哺乳動物(人類を含む)
の体内に有効量のアデノシンを投与して、血栓性塞栓疾
病を予防及び治療する方法を提供することを目的とす
る。
【0031】本発明は、有効含有量のアデノシン及び製
薬上許容しうる担体または希釈剤を含有する、哺乳動物
(人類を含む)の血小板凝集及び血栓形成の抑制に用い
られる薬品組成物を提供することを目的とする。
【0032】また、本発明は有効含有量のアデノシン及
び製薬上許容しうる担体または希釈剤を含有する、哺乳
動物(人類を含む)の血栓性塞栓疾患の予防及び治療に
用いられる薬品組成物を提供することを目的とする。
【0033】さらに、本発明はアデノシンを含有する第
1容器、及び製薬上許容しうる担体及び希釈剤を含有す
る第2容器からなる、哺乳動物(人類を含有)の血小板
凝集及び血栓形成の抑制に用いられるキットを提供する
ことを目的とする。
【0034】さらに本発明は試料をアデノシンと接触さ
せて、生体外(in vitro)で試料中に蛋白質g
pIIb/IIIaが存在するかを検出する方法を提供する
ことを目的とする。
【0035】本発明の薬品組成物は、経口投与または静
脈注射の投与方式をとることができる。本発明の薬品組
成物の適宜の剤型としては、例えば錠剤、カプセル剤、
丸剤、散剤、顆粒剤、溶液剤、エリキシル、チンキ剤、
シロップ、懸濁剤、乳剤、及びそれら類似剤型とするこ
とができる。
【0036】本発明の薬品組成物の投与量は、投与経
路、患者の年齢、健康及び生理的状態、体重、病状自
体、及び達成されるベき効果等により適宜選択すること
ができる。通常、アデノシンの一日の経口投与量は、患
者の体重に応じて約15~150mg/kgで、静脈注
射の場合は約15~150mkgである。
【0037】本発明の薬品組成物は、その他の既知の抗
血栓形成剤と併用することにより、治療的相乗効果作用
を得ることができる。既知の抗血栓形成剤としては、例
えばクマリン、アスピリン、ヘパリン、LMWヘパリ
ン、チクロピジン、ヒルジン及びトロンボキサンA
ンターゼ抑制剤または受容体拮抗剤を用いることができ
る。
【0038】動物(ラット)モデルから得られた実験デ
ータにより、本発明の薬品組成物は、とくに静脈内注射
で患者に単一剤量のアデノシン約70mg/患者体重k
gの投与量でも、患者に対していかなる急性毒性現象も
示すことはない。
【0039】以下の実施例により、本発明をさらに詳し
く例示し説明するが、本発明はこれら実施例により何ら
限定されるものでないことを表明する。
【0040】
【実施例】実施例1 常用のブレンド法により、メタノール(40ml)で紅
花(Carthamus tinctorius L;台
湾、台中市の聯合中西薬局より購入)(5g)を抽出
し、抽出液を最終容積8mlまで濃縮する。得られた濃
縮抽出液(100ml)をODS―ゲルOSD 80T
M(4.6mm×25cm、TOSOH、日本)カラム
のHPLC(shimazu 10―AT 日本)分析に
付し、最初に水で濃縮抽出液を5分間溶離し、さらにエ
タノールー水の溶離液(約105分内にエタノール濃度
を0%(v/v)から70%(v/v)まで増加)で溶
離し、さらにその後5分間の溶離で、溶離液のエタノー
ル濃度を100%(v/v)まで上昇させた。254n
m波長の下で、溶離液の試料を検出し、0.5ml毎に
試料収集した。その溶離図を図1Aに示す。
【0041】次に、標的物質の結合分析を行い、血小板
から血小板膜受容体蛋白質gpIIb/IIIaを精製し、
SDS―PAGE及び銀染色法によりその純度を測定し
た。常用の方法及び手段により、ビオチンを用いて精製
された蛋白質gpIIb/IIIaを標識し、収集された1
20の試料をそれぞれ384ウェルを有するプラスチッ
クプレート上に塗布した。ビオチンで標識された蛋白質
gpIIb/IIIaを該試料塗布のプラスチックプレート
上に分注し、室温でそのプラスチックプレートを30分
間保温培養した。TBST緩衝液によりそれぞれのウェ
ルを3回洗浄し、それぞれのウェルにアビジン外共役の
アルカリ性ホスファターゼを添加し、さらに30分間イ
ンキューベートした。前記の洗浄工程を繰り返し、それ
ぞれのウェルにP―ニトロフェニル燐酸エステルを添加
し呈色反応を起させ、自動的ELISA読取器(Dyn
ax)を用いて405nm波長の下で吸収度を測定し
た。図1Bに図1Aで示された対応の試料のOD
405nm測定値を示す。これらはそれぞれのウェルに
おける内容物質と蛋白質gpIIb/IIIa結合の能力を
説明するものである。
【0042】実施例2 図1Aで示された第25~40の画分を集め、実施例1
で述べられた方法で、集めた画分をカラムに注入し、H
PLCによって分析を行った。ここでエタノールー水の
洗浄を20分間に改め、エタノールの濃度は20%~3
0%直線勾配とし、その溶出のプロフィルを図2Aに示
す。
【0043】実施例1で述べられた方法に基づき、ター
ゲツト蛋白質gpIIb/IIIa結合分析を行い、それぞ
れの画分の蛋白質gpIIb/IIIa結合能力の結果を図
2Bに示す。
【0044】実施例3 図2Aで示された第5及び6の画分を集め、さらに第3
回目のHPLC分析を実施し、無勾配溶離液(エタノー
ル9%と水91%)で20分間溶離した。
【0045】その結果、保持時間10.7分間の単一成
分(ピーク)が得られ、最も強い結合活性が示された
(図3の溶離プロフィル参照)。
【0046】図3のプロフィルで採集された化合物を乾
燥させ、電気スプレーイオン化質量分析計(elect
rospray ionization mass sp
ctrcmetry)でその分子量を測定した。図4A
で示された如く、主要ピーク値が268.04m/z
(標準誤差±0.11)で、同時に測定差が約21.9
m/zのもうーつのピーク値289.9m/zが測定さ
れ、主要ピーク値の化合物のナトリウム塩であることが
確認された。
【0047】そしてさらに関連の多くの多重電荷のピー
ク値(535.6,802.1,1069.7,135
7.9,1604.4,及び1871.1m/z;図4
B参照)も測定された。多重電荷スプレー法は通常生体
高分子の測定に用られるもので、図4Bで示された多数
のピークは明らかにそれぞれ主要ピークの化合物に対応
する二量体から七量体のものである。それぞれの多重電
荷ピーク値の近く(約22m/zの差の箇所)で現われ
たピークの信号はその対応する共役ナトリウム塩である
ことが認められた。それらの結果から、該分離された化
合物の分子量が268gm/モルで、重合体形成能を有
することが分かる。
【0048】実施例4 図3のプロフィルから得られた、実施例3で乾燥された
化合物を特定した。融点は230~232℃で、元素分
析結果はC:44.94%、H:4.90%、N:2
6.21%及びO:23.95%である。質量スペクト
ルで測定された該化合物の分子量は267.24gm/
モルで、初期データで化合物の分子式がC 1013
であることが算出された。
【0049】1―DHと13CNMR、2DH―
H相関、H―検出13C−H及び15N−H相関
NMR技術を利用して該化合物の構造を分析し、Var
ian 600NMRスペクトルでデータを収集した。
1―DHNMRと2―DH―HCOSYとTOC
SYスペトルでプロトン結合パターンを樹立したとこ
ろ、該化合物は一つのβ―リボフラノシル残基、三つの
交換可能のプロトン(OH基由来)、及び一つのプリン
環系が含まれていることが示された。フラグメントパタ
ーンの統合結末は元素分析で得られたプロトンの数と一
致した。13CNMR分析データで該化合物に存在する
炭素原子数が立証された。H_検測13C−HNM
Rで炭素原子と水素原子の連結状態及び該水素原子の位
置を測定、測定の結果プリンとリボース環系は一致し
た。15N―H相関NMR分析データから該化合物に
含まれる四の窒素原子のパターンはプリン環系と一致し
た。
【0050】これらの結果も元素分析と一致した。最後
に1―DHNMRで、アデノシンについて分析し、ア
デノシンと該化合物に示されたスペクトルはほとんど区
別がつかないことが判明された。
【0051】NMR分析データは下記の表の如くであ
る。
【0052】表H,13C及び15N化学シフト(T
MSのH=0.000ppmに対応;DMSOの13
C=39.80ppmに対応;及び15N該当)及び
H・カップリング係数(>1、0Hz;かっこ
内)、推定のアデノシン異性体及び図3プロフィルで得
られた化合物に対して、DSO―d6及び308Kで
ある。
【0053】
【表1】 該化合物のUV最大吸収はアデノシンと一致し、該化合
物のIRスペクトルもアデノシンと一致した。
【0054】二つの異なるカラム(synergi P
olar―RとSynergi max―RP)を用い
て、二つの異なる流動速度と数種類の移動相、及びアデ
ノシンを主要標準物とし、HPLC分析を実施した、そ
の結果、該化合物は95.05の純度(サンプル中に水
が存在したため)を有し、該化合物とアデノシンHPL
C分析の保持時間は同じであった。
【0055】上記の分析から該化合物はアデノシンと判
明された。
【0056】実施例5 実施例4で得られた化合物(アデノシン)を各バッチで
製造された化合物を特定する標準物として用いる。精製
された該化合物を収集乾燥し、それらと蛋白質gpIIb
/IIIaとの結合能を検証する。結合分析を実施するた
めに、該化合物の水溶液を調合し、さらにー連の希釈に
よって最終濃度0〜50mg/ ml溶液を作成する。そ
れぞれの試験溶液には異なる化合物の量が含まれて居
り、96ウェルのプラスチックプレートの平面ウェルに
スポットした。続いてそれぞれのテストウェルに標識さ
れた蛋白質gpIIb/IIIaを添加し、実施例1で述 べ
られた方法によって呈色反応を行った。その結合曲線を
図5に示す。該化合物の濃度が10mg/ml以下であ
る時、結合現象が最も向上されて、最大結合量80%に
達している。
【0057】実施例6 該化合物の血小板凝集抑制の活性を分析するため習用の
ADP活性化の血小板凝集分析を利用し、該分析に用い
られる反応試薬はsigmaから購入された。図6Aは
該化合物の血小板凝集抑制における量的変化による反応
の違いを示す。該化合物の濃度が10~15mμg/m
l血液である時最大の抑制活性約85%である。該化合
物(濃度17、4μg/ml)を利用して血小板凝集抑
制の活性と時間との関係を測定し、その結果を図6Bに
示す、14~16分間の時間的間隔に最大の抑制活性約
85%に達した。
【0058】実施例7 ラットの腸間膜静脈のin vivo血栓形成モデル
で、該化合物の静脈血栓形成抑制における効果を評価し
た。詳しく云えば、各投与量で、多数グループの實験ラ
ット(一組3匹、ウィスター雄ラット、体重60±10
gm)を用い、フェノバルビタール・ナトリウム(腹膜
内50mg/kg注射)で麻酔し、スクシ二ルコリンク
ロライド(2mg/ラットを腹膜内注射)で麻痺させ、
継いで腸間膜と静脈を露出させ、平台の上にのせる。3
7℃下で、電撃による刺激を与える時に一般の塩水で露
出した腸間膜と静脈を浸漬する。解剖顕微鏡と顕微手術
により単極プラチナ電極を挿入し該静脈と接触させる。
Glass S―44刺激器による単一スクェア・ウェー
ブ電気パルス(1000PPS、100v、300m
s)で該静脈血栓を形成させる。次に顕微鏡検度接眼鏡
で血栓形成を観察する。相対性静脈閉塞(血栓形成の程
度を測度)は静脈直径(0.36~0.38mm)に対
するパーセンテージで測定し、10秒後(基礎対照値)
と1分間の間隔(20分間持続)で記録した。腸間膜静
脈電気刺激の5分前に該化合物または担体を静脈注射
し、担体処理組については20分間隔で記録値を平均
し、静脈直径範囲の45~55%に達した数値である。
該化合物の抗血栓活性は担体処理組の対照組に対する抑
制率%を算出して表示する。3匹ラットに対する顕著な
抑制効果(>30%)が観察された時点で、直線性回帰
を用いて3匹のラットの投与量毎のED30±SEM値
を測定した。単位時間毎に一対のStudent´st
測定で統計分析を行い、担体対照組とテスト化合物組を
比較した(有意標準P<0.05、**P<0.0
1)。
【0059】図7Aは電流刺激後、7、11、12、1
3、14、15、16、17、及び19分の時点で、担
体処理組に対して、該化合物(400mg/ラット)に
顕著な血栓活性が示されている。
【0060】該化合物(25、50、100、200、
及び400mg/ラット)の抗血栓活性上の投与量依存
性に関しては図7Bに示されている。
【0061】該化合物の経口投与後の抗血栓活性につい
て評価し、前記動物実験モデルと類似の方式で行い、但
し、静脈注射の代りに経口投与(電流刺激時間前)を用
い、投与量は4 mg/ラットである。実験の結果を図
7Cに示す。担体処理組に対して、14、15、16、
17、18、及び20分の時点において顕著な抗血栓活
性が見られた。
【0062】実施例8 競合型ELISA検定法を利用して化合物のフィブリノ
ーゲンと蛋白質gpIIb/IIIa結合能力を比較分析し
た、実施例4の化合物を用いて、市場購入のアデノシン
(Sigma 製品、カタログ番号A―9251、Lo
t.18H0295)とReoPro(登録商標)(a
bciximab)(10mg/ml;Eli Lil
ly製品、實験室のみに使用、Lot.97F03、モ
ノクローナル抗体及び蛋白質gpIIb/IIIaの拮抗剤
である)をテスト化合物とした。血小板から精製された
蛋白質gpIIb/IIIaを96ウェルプラスチックプレ
ートの平底ウェルに塗布する。それぞれのテスト化合物
のサンプル(濃度5~60mg/ml)及びビオチン標
識のフィブリノーゲン溶液(濃度1.5mg/ml)を
調製し、それぞれのテスト化合物のサンプルを同じ容積
のビオチン標識のフィブリノーゲンと混合した後にウェ
ルヘ注入し、37℃下でウェル中の競合性結合反応を2
時間行い、さらに2時間育成後、それぞれのウェルにス
トレプト・アビジン共役のアルカリ性フォスフォターゼ
を添加し、常用の方法によりP―ニトロフェニル フォ
スフェートを含む溶液をそれぞれのウェルヘ注入して呈
色反応を行う。各テスト化合物のフィブリノーゲンと蛋
白質gpIIb/IIIa結合抑制力を測定してOD値で示
す。結果は図8の如くである。実施例4の化合物と市販
のアデノシンはフィブリノーゲンと蛋白質gpIIb/II
Iaの抑制に同等の効果が、そして実施例4の化合物は
ReoPro(登録商標)(abciximab)より
優れたフィブリノーゲンと蛋白質gpIIb/IIIaの結
合抑制効果があることが判明された。
【0063】実施例9 ラット体内における実施例4の化合物の潜在的急性毒性
について検試し、20匹のラットを5組に分けて(2匹
の雄ラットと2匹の雌ラットを一組とする)静脈内に投
与注射し、グループ1:対照組、グループ2:1mg化
合物/kgラット体重、グループ3:10mg化合物/
kgラット体重、グループ4:50mg化合物/kgラ
ット体重及びグループ5:100mg化合物/kgラッ
ト体重とする。0.9%NaCl注射溶液でテスト化合
物を調合し、0.64±0.05mg/kg(グループ
2)、6.89±1.13mg/kg(グループ3)、
35.02±5.02mg/kg(グループ4)及び6
9.55±5.65mg/kg(グループ5)とした。
第1日目に静脈注射でテスト物質をラット体内に注射
し、8日目に解剖して臓器と組織を検定し、臓器の重量
を測定し、潜在的組織病理について組織を検測した。観
察した結果、化合物処理組については全く化合物による
臨床的症状、血清化学、血液学、解剖学検定、体重及臓
器重量(絶対的及び相対的に)での変化が見られず、結
論として化合物処理組には明らかな毒性現象が観察され
なかったことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1A】図1Aは紅花(Carthamus Tin
ctorius L)抽出の120分間内のHPLC溶
離図を示す。
【図1B】図1Bは405nm波長での吸収性での図1
Aの溶離サンプルの蛋白質gpIIb/IIIaに対する結
合の説明図。
【図2A】図2Aは図1Aで示された25〜40番目画
分から収集されたサンプルの20分間内のHPLC溶離
図。
【図2B】図2Bは図1Aで示された溶離サンプルを4
05nm波長の吸収性により蛋白質gpIIb/IIIaヘ
の結合を説明する図。
【図3】図3は図2Aで示された5〜6番目画分から収
集されたサンプルの15分間内のHPLC溶離図、その
中、単一ピークの保持時間10.7分で、蛋白質gpII
b/IIIaに対して最も強い結合性を示している。
【図4A】図4Aは電気スプレーイオン化質量スペクト
ルの検定により、図3のプロフィルで得られた化合物の
分子量が268gm/モルであることを示す。
【図4B】図4Bは図3のプロフィルで得られた化合物
にナトリウム塩とオリゴーマ(ダイマーから7ポリマ
ー)が存在することの説明図。
【図5】図5は実施例4で得られた化合物と蛋白質gp
IIb/IIIaの結合曲線を示し、その中、化合物の濃度
が10mg/mlである時結合が顕著に増長し、最大結
合量80%となることを説明。
【図6A】図6Aは実施例で得られた化合物の血小板凝
集抑制に対する濃度依存性を示し、該化合物が血液中1
0〜15mg/ml濃度である時最大抑制活制活性約8
5%となることを示す。
【図6B】図6Bは実施例4で得られた化合物濃度が1
7.4mg/mlである時の血小板凝集の抑制活性と時
間との関係を示し、その中、第14分から16分の時間
的間隔中に最大の抑制活性の約85%に達することを示
す。
【図7A】図7Aは実施例4で得られた化合物を経口授
与(400mg/100ml/ラット)した後、in
vivoにおけるラットの腸間膜静脈の血栓形成抑制と
時間の関係を示す。
【図7B】図7Bは実施例4で得られた化合物の静脈内
注射による、in vivoにおけるラットの腸間膜静
脈の血栓形成抑制との関係を示す。
【図7C】図7Cは実施例4で得られた化合物を経口投
与後、in vivoにおけるラットの腸間膜静脈の血
栓形成抑制と時間との関係を示す。
【図8】図8はELISA検定により、実施例4で得ら
れた化合物、市販購入のアデノシン及びReoPro
(登録商標)(abciximab)を用いてフィブリ
ノーゲンと蛋白質gpIIb/IIIa結合を比較した結果
を示す。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 45/00 A61P 7/02 A61P 7/02 9/00 9/00 9/10 9/10 101 101 103 103 15/00 15/00 G01N 33/68 G01N 33/68 C07H 19/167 // C07H 19/167 A61K 37/64 Fターム(参考) 2G045 BB01 BB14 BB21 BB24 BB48 BB51 DA36 FB06 GC30 4C057 BB02 DD01 LL29 LL41 4C084 AA02 AA03 AA19 BA44 DC35 MA02 ZA401 ZA451 ZA541 ZA542 ZA811 ZC202 ZC422 4C086 AA01 AA02 BA08 CB26 EA27 MA02 MA04 MA07 ZA36 ZA40 ZA45 ZA54 ZA81

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 哺乳動物(ヒトを含む)体内に有効量の
    アデノシンを投与することを特徴とする哺乳動物(ヒト
    を含む)の血小板凝集抑制方法。
  2. 【請求項2】 哺乳動物(ヒトを含む)体内に有効量の
    アデノシンを投与することを特徴とする哺乳動物(ヒト
    を含む)の血栓形成抑制方法。
  3. 【請求項3】 哺乳動物(ヒトを含む)体内に有効量の
    アデノシンを投与することを特徴とする哺乳動物(ヒト
    を含む)の血栓性塞栓疾患の予防及び治療方法。
  4. 【請求項4】 該血栓性塞栓疾患がアテローム性動脈硬
    化と動脈硬化、急性心筋梗塞、狭心症、一時性虚血発
    作、末梢血管疾患、動脈血栓形成、子癇前症、塞栓また
    は頚動脈内膜切除術から選ばれる疾患である請求項3に
    記載の方法。
  5. 【請求項5】 哺乳動物(ヒトを含む)体内に有効量の
    アデノシン及び抗血栓形成剤を投与する請求項1〜4の
    いずれかに記載の方法。
  6. 【請求項6】 抗血栓形成剤がクマリン、ヘパリン、L
    MWヘパリン、チクロピジン、ヒルジンまたはトロンボ
    キサンAシンターゼ抑制剤または受容体拮抗剤から選
    ばれる請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 検定サンプルとアデノシンとを接触させ
    ることを特徴とするin vivoにてサンプル中に蛋
    白質gpIIb/IIIaが存在するかを検定する方法。
  8. 【請求項8】 哺乳動物(ヒトを含む)体内で血小板凝
    集抑制として用いられることを特徴とするアデノシンの
    用塗。
  9. 【請求項9】 抗血栓形成剤として用いられることを特
    徴とするアデノシンの用塗。
  10. 【請求項10】 有効量のアデノシン及び薬学的に許容
    される担体または希釈剤を含むことを特徴とする哺乳動
    物(ヒトを含む)血小板凝集抑制の薬学組成物。
  11. 【請求項11】 有効量のアデノシン及び薬学的に許容
    される担体または希釈剤を含むことを特徴とする哺乳動
    物(ヒトを含む)血小板形成抑制の薬学組成物。
  12. 【請求項12】 有効量のアデノシン及び薬学的に許容
    される担体または希釈剤を含むことを特徴とする哺乳動
    物(ヒトを含む)血栓性塞栓疾患の予防及び治療として
    の薬学組成物。
  13. 【請求項13】 該血栓性塞栓疾患がアテローム性動脈
    硬化と動脈硬化、急性心筋梗塞、狭心症、一時性虚血発
    作、末梢血管疾患、動脈血栓形成、子癇前症、塞栓また
    は頚動脈内膜切除術から選ばれる疾患である請求項12
    に記載の薬学組成物。
  14. 【請求項14】 さらに抗血栓形成剤が含まれている請
    求項10〜13のいずれかに記載の薬学組成物。
  15. 【請求項15】 抗血栓形成剤がクマリン、ヘパリン、
    LMWヘパリン、チクロピジン、ヒルジンまたはトロン
    ボキサンAシンターゼ抑制剤または受容体拮抗剤から
    選ばれる請求項14に記載の薬学組成物。
  16. 【請求項16】 アデノシンを含む第1容器、及び薬学
    的に許容される担体または希釈剤を含む第2容器からな
    ることを特徴とする、哺乳動物(ヒトを含む)の血小板凝
    集及び血栓形成の抑制に用いられるキット。
  17. 【請求項17】 アデノシンを含む第1容器、血栓形成
    抑制を含む第2容器、及び薬学的に許容される担体また
    は希釈剤を含む第3容器からなることを特徴とする、哺
    乳動物(ヒトを含む)の血小板凝集及び血栓形成の抑制
    に用いられるキット。
  18. 【請求項18】 該抗血栓形成剤がクマリン、アスピリ
    ン、ヘパリン、LMWヘパリン、チクロピジン、ヒルジ
    ン、またはトロボキサンAシンターゼ抑制剤または受
    容体拮抗剤から選ばれる請求項17に記載のキット。
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US09/853524 2001-05-10
US09/853,524 US20020082241A1 (en) 2000-11-07 2001-05-10 Adenosine as antithrombotic
US09/708306 2001-05-10

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013082738A (ja) * 2013-01-16 2013-05-09 Soda Aromatic Co Ltd 血小板凝集抑制剤
KR101876471B1 (ko) * 2009-05-26 2018-07-16 (주)아모레퍼시픽 콩 추출물을 함유하는 혈액 순환 개선 및 혈관 건강 증진용 조성물

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