JP2002209916A - 義歯の人工歯の位置を水平面（こう合平面）を基準に義歯内面の任意の基準点からの歯の位置を測定する - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ［課題］義歯の人工歯の位置を、義歯内面の基準点から
の義歯水平面を基準に、高さと、出具合が計れる。 ［解決手段］ノギスの固定部（２）に可動部測定点との
接点を０とする出具合用目盛り（２ａ）を設けた義歯の
水平面に合わせる水平面用定規（２ｃ）を設けた。水平
面用定規に水平面ガイド（２ｄ）を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、新しい義歯を作る際に人口歯の位置を決め
るために、旧義歯の歯の位置を参考にすれば能率が良
い。そのためには、旧義歯の歯の位置を正確に測れる測
定器が必要である。従来の義歯を測れるノギスは、基準
点からの距離が測れるだけだった。このためその数値を
元に新義歯の人口歯を排列したり、蝋提を作成する時、
ノギスの傾け具合と、測定部の出具合の基準がないため
正確な再現ができなかった。本発明は、義歯水平面（こ
う合平面）を基準に旧義歯の内面の任意の窪んだ所から
の歯の高さと出具合を同時に計り、その数値をメモして
おき、蝋提や新義歯を作成する際に、旧義歯を計ったと
きと同じ場所にノギスを当て、人工歯部の高さと出具合
を決めるノギスである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の斜視図である。

【図２】実際に義歯を測定している斜視図である。 こ
の図で使用方法を説明する。計測針（１ａ）の先端を義
歯内面の基準点（切歯乳頭）に当てる。出具合用目盛り
（２ａ）の付いた水平面用定規（２ｃ）を義歯の水平面
（こう合平面）に平行に合わす。この際水平面ガイドを
左右の臼歯こう合面に当てるとノギスは水平面にセット
される。水平面用定規は義歯の前歯部せっ端と左右臼歯
部こう合面の３点で安定している。各部位の計測をする
この義歯は、前歯の出具合（オーバージェット）Ｊが１
３ミリ 切端の高さ（オーバーバイト）Ｂが１４ミリ
である事が各目盛りから読み取れる。臼歯部も同様に、
義歯を９０度回転して左右の臼歯頬側こう頭を計測す
る。

【図３】図２の補足説明で水平面ガイドが左右臼歯のこ
う合面に接触していることを示す。

【符号の説明】

１可動部 １ａ計測針 ２固定部 ２ａ出具合用メモリ
２ｂ高さ用メモリ ２ｃ水平面用定規 ２ｄ水平面ガイド

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】ノギスの物を測るときに挟む部分で、片方
   に水平面用定規を設けた。
2. 【請求項２】請求項１の水平面用定規に、水平面ガイド
   を設けた。
3. 【請求項３】請求項１の水平面用定規に計測針との接点
   を０とする目盛りを設けた。