JP2002209839A - 発光ダイオードを光源として用いた電子内視鏡装置のプロセッサおよび内視鏡用光源デバイス - Google Patents

発光ダイオードを光源として用いた電子内視鏡装置のプロセッサおよび内視鏡用光源デバイス

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JP2002209839A
JP2002209839A JP2001007568A JP2001007568A JP2002209839A JP 2002209839 A JP2002209839 A JP 2002209839A JP 2001007568 A JP2001007568 A JP 2001007568A JP 2001007568 A JP2001007568 A JP 2001007568A JP 2002209839 A JP2002209839 A JP 2002209839A
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processor
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red
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JP2001007568A
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English (en)
Inventor
Kunikiyo Kaneko
邦清 金子
Kohei Iketani
浩平 池谷
Akira Sugiyama
章 杉山
Tetsuya Utsui
哲也 宇津井
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続されるスコープのカラー撮像方式に応じ
て光源の発光制御、画像信号処理の調整を実行し、プロ
セッサを共有化して使用する。 【解決手段】 プロセッサ10内に、積層型LEDによ
って構成されるLEDランプ16と、スイッチ回路17
を設ける。面順次方式に対応するビデオスコープ40を
プロセッサ10に接続させた場合、積層型LEDの赤
色、緑色、青色発光ダイオードを交互に発光させてLE
Dランプ16から赤色、緑色、青色を順次放射させる。
そして、第1ビデオプロセス回路15Aから送られてく
る映像信号をスイッチ回路17の切り替えによってテレ
ビモニタ21へ送る。一方、同時方式に対応するビデオ
スコープをプロセッサ10に接続させた場合、赤色、緑
色、青色発光ダイオードを同時発光させ、LEDランプ
16から白色光を放射させる。そして、第2ビデオプロ
セス回路15Bから送られてくる画像信号をスイッチ回
路17の切り替えによってテレビモニタ21へ送る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像素子を有する
ビデオスコープと、撮像素子から読み出される画像信号
を処理して映像信号をモニタに送るプロセッサとを備え
た電子内視鏡装置に関し、特に、カラー撮像方式に応じ
て、光源の発光を制御するとともに画像信号処理を調整
する電子内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カラー撮像方式として面順次方式
と同時方式が知られており、ビデオスコープとプロセッ
サのシステムは、それぞれのカラー撮像方式に従って構
成されている。面順次方式の場合、赤色(R)、青色
(B)、緑色(G)から成る回転カラーフィルタがプロ
セッサ内に設けられており、回転カラーフィルタが回転
すると、光源から放射された光がR,G,Bの各波長の
光となってスコープ内の光ファイババンドルへ送られ
る。R,G,Bの光が被写体に順次照射することによ
り、撮像素子にはR,G,Bに応じた被写体像が順次形
成され、各色に応じた画像信号が順次撮像素子から読み
出される。そして、プロセッサでは、順次送られてくる
各色の画像信号が同期して信号処理されるように同時化
され、映像信号に変換される。
【0003】一方、同時方式の場合、カラーフィルタ
(例えば、マゼンタ(Mg)、シアン(Cy)、イエロ
ー(Ye)、グリーン(G)の色からなる補色フィル
タ)が撮像素子の被写体像形成面の上に設けられてお
り、キセノンランプなどの光源から発した白色光が被写
体に照射することで被写体像が撮像素子に形成される
と、補色フィルタを通過する色に応じた1フィールド分
の画像信号が撮像素子から順次読み出される。プロセッ
サ内では、色毎に分離されず1フィールド分まとまって
読み出された画像信号に基づいてR,G,Bの画像信号
が生成され、さらに映像信号に変換される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、撮像
方式の違いによってビデオスコープおよびプロセッサに
おける信号処理やフィルタの配置場所などが異なり、ス
コープおよびプロセッサのシステム自体が異なる。異な
るカラー撮像方式のプロセッサおよびビデオスコープを
共通化することは難しく、例えば、面順次方式対応のプ
ロセッサに同時方式対応のビデオスコープを接続させる
場合、プロセッサ内の回転フィルタを退避させなければ
ならない。したがって、現在の電子内視鏡装置では、カ
ラー撮像方式によってプロセッサ、ビデオスコープの組
み合わせが制限され、複数あるビデオスコープに対して
1台のプロセッサを共有して使用することができない。
【0005】また、被写体の光学像を観察するファイバ
スコープの光源装置としてプロセッサを使用する状況に
おいて、面順次方式のプロセッサをそのまま使用する
と、R,G,Bの各色に応じた被写体像が順次観察され
てしまうため、ファイバスコープの光源装置として使用
することができない。光源装置として用いるためには、
回転カラーフィルタ挿脱機構等を設ける必要がある。
【0006】このように、現在の電子内視鏡装置では、
スコープのカラー撮像方式あるいは撮影方法に合わせて
プロセッサのシステムを構成しており、カラー撮像方
式、撮影方法が一致するスコープとプロセッサを組み合
わせなければならず、撮像方式の異なる複数のビデオス
コープおよびファイバスコープに対して1台のプロセッ
サを共有化して使用することができない。
【0007】そこで、本発明では、接続されるスコープ
のタイプに応じて光源の発光制御、画像信号処理の調整
を実行し、様々なスコープに対してプロセッサを共有化
して使用できる電子内視鏡装置を得ることを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の電子内視鏡装置
のプロセッサは、カラー撮像方式の1つである面順次方
式に対応するためカラーフィルタが配設されないモノク
ロ撮像素子を有する第1のスコープと、カラー撮像方式
の1つである同時方式に対応するためカラーフィルタが
配設されたカラー撮像素子を有する第2のスコープのど
ちらか一方のスコープが選択的に接続されるとともに、
被写体を表示する表示装置が接続される。第1のスコー
プは、モノクロ撮像素子のある第1のスコープの先端側
へ光を導く第1の光ファイババンドルを有し、第2のス
コープは、カラー撮像素子のある第1のスコープの先端
側へ光を導く第2の光ファイババンドルを有する。さら
に、好ましくは、被写体像を光学的に伝達するためのイ
メージ用光ファイバを有するファイバスコープがさらに
選択的にプロセッサへ接続される。
【0009】そして、本発明のプロセッサは、LEDラ
ンプと、LEDランプを制御するランプ制御手段と、カ
ラー撮像素子およびモノクロ撮像素子から読み出される
画像信号を処理して映像信号を生成する画像信号処理手
段とを備えることを特徴とする。LEDランプは、赤
色、青色、緑色の光をそれぞれ発光する赤色、青色、緑
色の発光ダイオードによって構成されており、第1の光
ファイババンドルと第2の光ファイババンドルのうち接
続されたスコープの光ファイババンドルの入射端に向け
て光を放射する。同時に赤色、青色、緑色の発光ダイオ
ードを発光させれば混色によって白色光がLEDランプ
から放射される。また、発光タイミングをずらして1つ
ずつ赤色、青色、緑色の発光ダイオードを交互に点灯す
れば、赤色、青色、緑色の光が順次LEDランプから放
射される。ランプ制御手段は、面順次方式に従って赤
色、青色、緑色の発光ダイオードを順次発光させる面順
次発光手段と、同時方式に従って赤色、青色、緑色の発
光ダイオードを同時発光させる同時発光手段とを有す
る。これにより、カラー撮像素子、モノクロ撮像素子の
両方に対応した光をLEDランプから放射することがで
きる。すなわち、1つの光源ランプを共有化できる。フ
ァイバスコープが接続された場合でも、白色光を放射す
ることで接眼部を介して被写体を観察することが可能で
ある。画像信号処理手段は、第1のスコープ内にあるモ
ノクロ撮像素子に被写体像が形成されることによってモ
ノクロ撮像素子に発生する画像信号を処理する第1の信
号処理手段と、第2のスコープ内にあるカラー撮像素子
に被写体像が形成されることによってカラー撮像素子に
発生する画像信号を処理する第2の信号処理手段とを有
しており、モノクロ撮像方式、カラー撮像方式どちらの
スコープが接続されても、モニタ上で被写体像を観察す
ることができる。このような本発明の構成によれば、1
台のプロセッサでタイプの異なる複数のスコープを使用
することができる。
【0010】LEDランプの小型化、および色再現性を
考慮して、LEDランプは、赤色、青色、緑色の発光ダ
イオードが層状に配列され、略同一方向に沿って赤色、
緑色、青色の光を放射可能な複数の積層型LEDによっ
て構成されることが望ましい。この場合、同一方向に沿
って赤色、青色、緑色の光が同時に放射されると、混色
によって白色光となる。各積層型LEDから白色光およ
び赤色、青色、緑色の光が放射することから、十分混色
されて色再現性が良くなる。さらに、LEDランプに
は、積層型LEDを配置するための凹面が形成されてい
ることが望ましく、凹面に配置された積層型LEDから
放射される光が光ファイババンドルの入射端に集まるよ
うに、該入射端と凹面位置との距離および凹面の形状が
定められていることが望ましい。これにより、集光レン
ズを用いなくても、LEDランプから放射される光がす
べて光ファイババンドルの入射端へ送られる。例えば、
凹面が中心軸に関して対称である回転放物面である。こ
のとき、中心軸と光ファイババンドルの入射端における
光軸方向とが実質的に一致する。
【0011】自動的に面順次方式と同時方式を切り替え
るため、プロセッサは、第1および第2のスコープのう
ちどちらのスコープが接続されているか判断するスコー
プ判別手段をさらに有することが望ましく、この場合、
第1のスコープが接続されたと判断された場合には、面
順次発光手段が赤色、青色、緑色の発光ダイオードを順
次発光させるとともに、第1の信号処理手段がモノクロ
撮像素子に発生する画像信号を面順次方式に従って処理
し、第2のスコープが接続されたと判断された場合、同
時発光手段が赤色、青色、緑色の発光ダイオードを同時
発光させ、第2の信号処理手段がカラー撮像素子に発生
する画像信号を同時方式に従って処理する。このような
構成によれば、スコープが接続されると、スコープのカ
ラー撮像方式に従って、LEDランプの発光、信号処理
がオペレータの設定なしで自動的に実行される。
【0012】ファイバスコープが接続された場合にも自
動的に発光制御するため、スコープ判別手段は、第1の
ビデオスコープ、第2のビデオスコープおよびファイバ
スコープのうちいずれのスコープがプロセッサに接続さ
れているか判断し、ファイバスコープが接続されている
と判断された場合、同時発光手段が赤色、青色、緑色の
発光ダイオードを同時発光させることが望ましい。これ
により、ファイバスコープが接続された場合でも自動的
に発光制御される。
【0013】一方、オペレータの操作によって面順次方
式と同時方式を切り替えるようにするため、プロセッサ
は、面順次方式に従って赤色、青色、緑色の発光ダイオ
ードを順次発光させる順次発光モードと同時方式に従っ
て赤色、青色、緑色の発光ダイオードを同時発光させる
同時発光モードのどちらか一方へ選択的に切り替えられ
る手動の切替スイッチをさらに有することが望ましく、
この場合、順次発光モードに切り替えられた場合には、
順次発光手段が赤色、青色、緑色の発光ダイオードを順
次発光させるとともに、第1の信号処理手段がモノクロ
撮像素子から読み出される画像信号を処理し、同時発光
モードに切り替えられた場合には、同時発光手段が赤
色、青色、緑色の発光ダイオードを同時発光させるとと
もに、第2の信号処理手段がカラー撮像素子から読み出
される画像信号を処理する。切替スイッチを設けること
により、スコープ接続時に対応するカラー撮像方式が自
動的に判別できないスコープも使用することができる。
また、ファイバスコープの光源装置としてプロセッサを
使用する時にも、切替スイッチを同時発光モードに切り
替えることが可能である。
【0014】表示装置へ送る映像信号の端子を1つに統
一するため、プロセッサは、第1の信号処理手段におい
て生成される面順次対応映像信号と第2の信号処理手段
において生成される同時対応映像信号のどちらか一方を
表示装置へ向けて選択的に出力する映像信号切替回路を
有することが望ましい。そして、自動的にスコープを判
別する場合において、第1のビデオスコープが接続され
たと判断された場合、面順次対応映像信号を表示装置へ
出力するように映像信号切替回路を制御し、また、第2
のビデオスコープが接続されたと判断された場合、同時
対応映像信号を表示装置へ出力するように映像信号切替
回路を制御する切替回路制御手段とをさらに有すること
が望ましい。また、切替スイッチを使用した場合、切替
回路制御手段は、順次発光モードに切り替えられた場
合、面順次対応映像信号を表示装置へ出力するように映
像信号切替回路を制御し、同時発光モードに切り替えら
れた場合、同時対応映像信号を表示装置へ出力するよう
に映像信号切替回路を制御することが望ましい。
【0015】面順次方式と同時方式では信号処理タイミ
ング、処理回路等構成が異なることから、プロセッサに
おいて、第1のビデオスコープからの画像信号を受ける
ための第1電気接続部と、第2のビデオスコープからの
画像信号を受けるための第2電気接続部とが設けられて
いることが望ましい。第1および第2のビデオスコープ
の電気コネクタ部は、それぞれ第1および第2電気接続
部へそれぞれ接続される。
【0016】本発明の内視鏡用光源デバイスは、カラー
撮像方式の1つである面順次方式に対応するためカラー
フィルタが配設されないモノクロ撮像素子を有する第1
のスコープと、カラー撮像方式の1つである同時方式に
対応するためカラーフィルタが配設されたカラー撮像素
子を有する第2のスコープのどちらか一方のスコープが
選択的に接続されるとともに、被写体を表示する表示装
置が接続されるプロセッサ内に設けられる光源デバイス
である。ただし、第1のスコープは、モノクロ撮像素子
のある第1のスコープの先端側へ光を導く第1の光ファ
イババンドルを有し、第2のスコープは、カラー撮像素
子のある第1のスコープの先端側へ光を導く第2の光フ
ァイババンドルを有する。そして、光源デバイスは、L
EDランプと、LEDランプを制御するランプ制御手段
とを備えることを特徴とする。LEDランプは、赤色、
青色、緑色の光を発光する赤色、青色、緑色の発光ダイ
オードが層状に配列され、略同一方向に沿って赤色、緑
色、青色の光を放射可能な積層型LEDによって構成さ
れており、第1の光ファイババンドルと第2の光ファイ
ババンドルのうち接続されたスコープの光ファイババン
ドルの入射端に向けて光を放射する。ランプ制御手段
は、面順次方式に従って赤色、青色、緑色の発光ダイオ
ードを順次発光させる面順次発光手段と、同時方式に従
って赤色、青色、緑色の発光ダイオードを同時発光させ
る同時発光手段とを有する。これにより、カラー撮像素
子、モノクロ撮像素子の両方に対応した光を2つの光源
を用意することなく、1つのLEDランプからそれぞれ
の撮像方式に対応する光を放射することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下では、図面を参照して本発明
の実施形態である電子内視鏡装置について説明する。
【0018】図1は、第1の実施形態である電子内視鏡
装置の概略的正面図である。
【0019】電子内視鏡装置は、ビデオスコープ40と
プロセッサ10、テレビモニタ21によって構成され、
プロセッサ10にはテレビモニタ21が接続されてい
る。検査、処置などが行われる間、ビデオスコープ40
のコネクタ部47がプロセッサ10の接続部28に接続
され、ビデオスコープ40の先端側は体内に挿入され
る。
【0020】ビデオスコープ40のコネクタ部47に
は、電気コネクタ47Bと光源用差込ピン47Aが設け
られており、また、パネルスイッチ19と同じプロセッ
サ10の正面側の設けられた接続部28には、第1およ
び第2電気ソケットC1、C2と光源用差込口26とが
設けられている。本実施形態では、カラー撮像方式とし
て面順次方式に対応するビデオスコープ40と同時単板
方式に対応するビデオスコープ(ここでは図示せず)が
それぞれ選択的にプロセッサ10に接続可能であり、面
順次方式に対応するビデオスコープ40に関しては、コ
ネクタ部47の電気コネクタ47B、光源用差込ピン4
7Aがそれぞれ第1電気ソケットC1、光源用差込口2
6に接続される。一方、同時単板方式に対応するビデオ
スコープに関しては、スコープのコネクタ部に設けられ
た電気コネクタ、光源用差込ピン(ともに図示せず)が
それぞれ第2電気ソケットC2、光源用差込口26に接
続される。
【0021】図2は、第1の実施形態である電子内視鏡
装置のブロック図である。図2では、面順次方式に対応
したビデオスコープ40が接続されている。
【0022】ビデオスコープ40の先端には、撮像素子
の1つであってカラーチップフィルタが載っていないC
CD41(以下では、このようなCCDをモノクロCC
Dという)がビデオスコープ40の先端に設けられてい
る。また、ビデオスコープ40の先端側へ光を送るた
め、光ファイババンドルであるライトガイド48がビデ
オスコープ40内に設けられている。
【0023】プロセッサ10内において、光源であるL
EDランプ16から放射された光は、絞り(図示せず)
を介して接続されるビデオスコープ40の入射端48A
に入射する。LEDランプ16は、複数の積層型LED
(ここでは図示せず)によって構成されたランプであ
り、LEDドライバ23によって駆動、制御される。積
層型LEDは、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の
光を発する3つの発光ダイオードが層状に並んだ積層構
造のLED(Luminance Emitting Diode)である。後述
するように、モノクロCCDであるCCD41を有する
ビデオスコープ40が接続されていることから、面順次
方式に従ってLEDランプ16からR,G,Bの波長の
光が順番に放射されるようLEDランプ16が駆動され
る。R,G,B各色の光は、ライトガイド48を通って
その出射端48B、すなわちビデオスコープ40の先端
から出射する。これにより、光が観察部位Sに照射され
る。
【0024】観察部位Sで反射した光は、ビデオスコー
プ40の先端に設けられた対物レンズ(図示せず)を通
って、CCD41に到達する。その結果、観察部位Sの
被写体像がCCD41の受光面(画像形成面)に形成さ
れる。R,G,Bの光が順次観察部位Sに照射されるこ
とにより、R,G,B各色に応じた画像信号がCCD4
1において順次発生する。CCD41はCCDドライバ
42によって駆動されており、Rに応じた画像信号、G
に応じた画像信号、Bに応じた画像信号は、1フレーム
期間内に順次CCD41から読み出され、CCDドライ
バ42を介してプロセッサ10へ送られる。なお、な
お、本実施形態では、NTSC方式がカラーテレビジョ
ン規格として適用され、画像信号はNTSC方式に従っ
て読み出される。すなわち、1フレーム分の画像信号が
1/30秒間隔毎に読み出される。
【0025】プロセッサ10内の第1プロセス回路11
Aでは、ビデオスコープ40から送られてくるR,G,
B各色に応じた画像信号に対し、増幅処理、ノイズ除去
など様々な信号処理が施される。そして、A/D変換器
12Aでは、R,G、B各色に応じた画像信号がそれぞ
れデジタル信号に変換される。デジタル化されたR,
G、Bの画像信号は、順次第1メモリ回路13Aへ送ら
れる。
【0026】第1メモリ回路13Aには、Rに応じたデ
ジタル画像信号、Gに応じたデジタル画像信号、Bに応
じたデジタル画像信号をそれぞれ一時的に格納するため
の同時化メモリ(図示せず)がそれぞれの色毎に設けら
れており、R,G,Bの画像信号が順次対応するメモリ
へ格納されていく。そして、メモリに入力されたR,
G,Bの画像信号が同時に出力されるように出力タイミ
ングが調整される。すなわち、デジタルのR,G,B画
像信号は、第1メモリ回路13Aから同時に出力され、
D/A変換器14Aへ送られる。
【0027】D/A変換器14Aでは、デジタルのR、
G、B画像信号がアナログ化され、アナログ化された
R、G、Bの画像信号が第1ビデオプロセス回路15A
へ送られる。第1ビデオプロセス回路15Aでは、R,
G,Bの画像信号が映像信号(ビデオ信号)に変換され
る。映像信号は、ここでは複合同期信号を含むコンポジ
ット信号や、R,G,Bコンポーネント信号である。映
像信号は、スイッチ回路17を介してテレビモニタ21
へ送られる。映像信号がテレビモニタ21に送られる
と、観察部位の映像がテレビモニタ21に映し出され
る。なお、スイッチ回路17は、第1ビデオプロセス回
路15Aから送られてくる映像信号がテレビモニタ21
へ出力されるように切り替えられている。
【0028】CPU(図示せず)を含むシステムコント
ロール回路25は、プロセッサ10全体を制御する回路
であり、LEDドライバ23、タイミングジェネレータ
24、スイッチ回路17などへ制御信号を送る。また、
システムコントロール回路25には、プログラムや初期
データを格納するためのROM(図示せず)やデータを
一時的に格納するRAM(図示せず)が設けられてい
る。タイミングジェネレータ24では、クロックパルス
が、第1プロセス回路11A、A/D変換12A、器、
第1メモリ回路13A、D/A変換器14A、第1ビデ
オプロセス回路15A、LEDドライバ23、CCDド
ライバ42などへ送られ、各回路の処理タイミングが調
整される。ビデオスコープ40が接続されている場合、
システムコントロール回路25では、面順次方式に従っ
て赤、緑、青色の光が順番にLEDランプ16から発光
されるように、制御信号がLEDドライバ23へ送られ
る。そして、LEDドライバ23では、LEDランプ1
6の各積層型LEDにおいて赤、緑、青色の発光ダイオ
ードがそれぞれ交互に発光されるように、駆動信号がL
EDランプ16へ出力される。このとき、LEDランプ
16における面順次方式に従った赤、緑 青色の光の発
光タイミングとCCD41からのR,G,B各色の画像
信号の読み出しタイミングとが対応するように、駆動信
号がCCDドライバ42からCCD41へ送られる。
【0029】ビデオスコープ40内のEEPROM43
内には、ビデオスコープ40の特性、すなわちCCD4
1の種類(モノクロCCDであることなど)、画素数な
どがデータとしてあらかじめ記憶されており、ビデオス
コープ40が接続されると、システムコントロール回路
25によってデータがEEPROM43から読み出され
る。前述したように、CCD41は面順次方式に従った
モノクロCCDであり、面順次方式のスコープであるこ
とがデータとして伝えられる。ビデオスコープ40がプ
ロセッサ10に接続され、あるいは接続された状態から
取り外されるとスコープの接続、取り外しがシステムコ
ントロール回路25において自動的に検出される。
【0030】パネルスイッチ19、キーボード20は、
それぞれ自動調光の調整、患者リストの表示などのため
に操作され、パネルスイッチ19、キーボード20の操
作によって生じた信号はシステムコントロール回路25
へ送られる。
【0031】図3は、カラー撮像方式として同時方式に
対応するビデオスコープがプロセッサに接続された場合
の電子内視鏡装置のブロック図である。
【0032】ビデオスコープ80は、同時方式(ここで
は同時単板方式)に対応するCCD81を有し、CCD
81の画像形成面にはシアン(Cy)、マゼンタ(M
g)、イエロー(Ye)、グリーン(G)の各色が市松
状に配列された補色カラーフィルタ(図示せず)が配設
されている(以下では、このようなCCDをカラーCC
Dという)。また、面順次方式に対応するビデオスコー
プ40と同様に、EEPROM83、ライトガイド8
8、CCDドライバ82とを有する。
【0033】ビデオスコープ80がプロセッサ10に接
続されると、EEPROM83からスコープの特性(同
時方式に対応することなど)に関するデータが読み出さ
れ、プロセッサ10内のシステムコントロール回路25
へ送られる。システムコントロール回路25では、同時
方式に従ってLEDランプ16が点灯するように制御信
号がLEDドライバ23へ送られる。LEDドライバで
は、赤、緑、青色の発光ダイオードが同時に発光して白
色光がLEDランプ16から放射されるように、駆動信
号がLEDランプ16へ出力される。LEDランプ16
から放射された光は、ライトガイド88の入射端88A
に入射し、出射端88Bから出射する。これにより、白
色光が被写体Sに照射される。CCD81はCCDドラ
イバ82によって駆動されており、クロックパルスがC
CDドライバ41へ送られる。
【0034】観察部位Sの画像がCCD81上に形成さ
れると、補色フィルタを通過する色に応じた画像信号が
CCD81において生成され、従来公知の色差線順次方
式に従って、1フィールド分の画像信号が輝度信号およ
び色差信号の混色信号の形で読み出される。読み出され
た画像信号は、CCDドライバ82を介してプロセッサ
10内の第2プロセス回路11Bへ送られる。なお、画
像信号の読み出しはNTSC方式に従っており、1フィ
ールド分の画像信号が1/60秒間隔毎に読み出され
る。
【0035】第2プロセス回路11Bでは、初期回路8
5から送られてくる画像信号に対して増幅処理などが施
されるとともに、従来知られているように輝度信号およ
び色差信号の混色信号から輝度信号が分離され、残され
た色差信号に基いてR,G,B信号が生成され、さらに
色差信号に変換される。色差信号および輝度信号はA/
D変換器12Bにおいてデジタル信号に変換され、第2
メモリ回路13Bに送られる。第2メモリ回路13Bで
は、デジタルの輝度、色差信号が一時的に格納される。
【0036】第2メモリ回路13Bがデジタルの輝度、
色差信号が出力されると、D/A変換器14Bにおいて
デジタルの輝度、色差信号はアナログ信号に変換され、
第2ビデオプロセス回路15Bへ送られる。そして、第
2ビデオプロセス回路において映像信号が生成され、ス
イッチ回路17を介してテレビモニタ21へ送られる。
このとき、第2ビデオプロセス回路15Bからの映像信
号がテレビモニタ21へ送られるように、スイッチ回路
17は切り替えられている。
【0037】図4は、LEDランプ16を示す正面図で
あり、図4は、LEDランプ16の形状を概略的に示す
断面図である。図3では、LEDランプ16をライトガ
イド48(88)の入射端48A(88A)側から見た
時の図が示されている。
【0038】図4に示すように、LEDランプ16は複
数の積層型LED16Sによって構成されており、積層
型LED16Sを配置するための凹面16Uが形成され
ている。凹面16Uは中心16Cを通る中心軸に関して
回転対称な回転放物面であり、積層型LED16Sは凹
面16Uの中心16Cからの放射線に沿うように配置さ
れる。なお、凹面上には積層型LED16Sを発光させ
るための回路基板(図示せず)が配設されている。
【0039】図5は、図4の一点鎖線A―A’に対する
断面図であり、凹面16Uの形状が2次曲線で表されて
いる。この2次曲線の形状、すなわち凹面16Uの形状
は、凹面16Uとライトガイド48(88)の入射端4
8A(88A)との間の距離、およびライトガイド48
(88)の径の大きさに従って定められる。すなわち、
凹面16Uに配置された積層型LED16Sから放射さ
れる光がすべて入射端48A(88A)へ集まるよう
に、入射端48A(88A)と凹面16Uとの間の距離
および凹面16Uの曲面形状が定められる。このとき、
入射端48A(88A)における径の大きさも考慮され
る。凹面16Uは、ここでは球面(球の内面)状に形成
されており、また、凹面16Uの中心16Cはライトガ
イド48(88)の入射面48A(88A)に関する光
軸Eと実質的に一致する。各積層型LEDから放射され
る光は、凹面16Uの中心Cを通る光軸E上にある集光
点ERへ向かって進み、積層型LED16Sから放射さ
れた光は、すべてライトガイド48(88)の入射面4
8A(88A)に入射する。
【0040】図6は、積層型LED16Sの概略的断面
図である。
【0041】積層型LED16Sは、高密度・高輝度と
良好な混色特性の両方を実現するフルカラーLEDであ
り、例えば、特開平8−222767号、特開平8−2
22768号、特開平8−222769号に開示されて
いる。積層型LED16Sは、赤色、青色、緑色をそれ
ぞれ発光する赤色ダイオードRL、緑色ダイオードG
L、青色ダイオードBLを有し、赤色、緑色、青色ダイ
オードRL、GL、BLは層状になって配置されてい
る。また、積層型LED16Sは、赤色、青色、緑色発
光ダイオードRL、BL、GLとともに、スペーサS
1、S2と、各発光ダイオードに対応した光学面OP
1、OP2、P3と、放射面OP4とを有する。
【0042】赤色、青色、緑色発光ダイオードRL、B
L、GLは、光が放射する方向ELに沿って、赤色発光
ダイオードRL、青色発光ダイオードBL、緑色発光ダ
イオードGLの順にそれぞれ並べられて配置されてお
り、緑色発光ダイオードGLと青色発光ダイオードBL
との間にはスペーサS1が、青色発光ダイオードBLと
赤色発光ダイオードRLとの間にはスペーサS2が設け
られている。そして、緑色発光ダイオードGLとスペー
サS1との間に曲面形状の光学面OP1が形成され、青
色発光ダイオードBLとスペーサS2との間に光学面O
P2が形成されている。ただし、スペーサS1、S2
は、光学面OP1、OP2の曲面形状に対応するように
成形されている。積層型LED16Sの最下層には光学
面OP3が形成され、最上層には放射面OP4が形成さ
れている。
【0043】緑、青、赤色発光ダイオードGL、BL、
RLは、それぞれ緑色発光素子GLD、青色発光素子B
LD、赤色発光素子RLDを有し、さらに、発光素子へ
電気信号を送るためのリード線(図示せず)を覆うリー
ドフレームL1およびL2、L3およびL4、L5およ
びL6と、リードフレームL1、L2を繋ぐワイヤW
1、リードフレームL3、L4を繋ぐワイヤW2、リー
ドフレームL5、L6を繋ぐワイヤW3とをそれぞれ有
する。さらに、緑、青、赤色発光ダイオードGL、B
L、RL内には、各発光素子などを封止するための透明
な合成樹脂(図示せず)がそれぞれ充填されている。緑
色、青色、赤色発光素子GLD、BLD、RLDはそれ
ぞれリードフレームL1、L3、L5にマウントされ
る。緑色、青色、赤色発光ダイオードGL、BL、RL
は、LEDドライバ23から送られてくる信号に基づい
てそれぞれ独立して点灯可能であり、緑色、青色、赤色
発光素子GLD、BLD、RLDに各ダイオードに対応
する信号(電流)がそれぞれ送られてくる。
【0044】光学面OP1、OP2、OP3は、それぞ
れ薄膜に形成され、各発光素子GL、BL、RLに対し
て2πステラジアンの立体角がとられている。すなわ
ち、光学面OP1、OP2、OP3は、面の中心に対し
て回転対称な回転放物面形状を有する。光学面OP1、
OP2、OP3の中心は、同一の軸SU(以下では、中
心軸という)上にあり、発光素子GLD、BLD、RL
Dは中心軸SU上にそれぞれ配置されている。
【0045】光学面OP1、OP2、OP3は、所定の
波長の光を反射・透過するミラーであり、光学面OP1
は、緑色光を反射するとともに青色、赤色の光を透過
し、光学面OP2は、青色光を反射するとともに赤色光
を透過する。一方、光学面OP3は、可視光をすべて反
射する。各発光素子GLD、BLD、RLDから発光す
る光を外部へ放射させるための放射面OP4は、中心軸
SUに垂直な平面であり、光学面OP1、OP2、OP
3によって進行方向ELに沿って進む赤色、青色、緑色
すべての光を透過させる。
【0046】図6において示す各発光素子GLD、BL
D、RLDから発光する光の経路(一点鎖線の矢印で示
す)からわかるように、各発光素子GLD、BLD、R
LDから放射された光は平行光となって外部へ放射され
る。発光素子GLDから発光した緑色光は、光学面OP
1によって反射し、放射面RSから外部へ放射される。
また、発光素子BLDから発光した青色光は、光学面O
P2によって反射し、光学面OP1、放射面RSを通過
して外部へ放射される。そして、発光素子RLDから発
光した赤色光は、光学面OP3で反射し、光学面OP
1、OP2、放射面RSを通過して外部へ放射される。
ただし、発光素子GLDの位置は、発光素子GLDから
放射状に発光される緑色の光が反射によってすべて進行
方向ELに沿って平行に進む位置に定められており、こ
こでは回転放物面である光学面OP1の焦点に配置され
る。発光素子BLD、RLDの位置も、光学面OP2、
OP3における反射によって青色、赤色の光が進行方向
ELに沿ってそれぞれ進む位置に定められている。
【0047】このように、積層型LED16Sでは、光
の3原色である赤、緑、青色が平行光として外部へ放射
される。赤、緑、青色の光を同時に発光すると、積層型
LED16Sから放射される時に各色が混合される。し
たがって、各発光素子GLD、BLD、RLDの強度、
光量を制御することにより、所望する色の光を放射する
ことが可能である。また、各発光素子GLD、BLD、
RLDがそれぞれ独立して点灯可能であることから、各
積層型LED16Sの発光素子GLD、BLD、RLD
から赤色、緑色、青色を交互に発光させ、LEDランプ
16から赤色、緑色、青色を交互に放射させることが可
能である。本実施形態では、同時方式に対応するビデオ
スコープ80がプロセッサ10に接続された場合、緑
色、青色、赤色の発光ダイオードGL、BL、RLから
緑、赤、青色の光を同時発光してキセノンランプから放
射される光に似た白色光を放射する。一方、面順次方式
に対応するビデオスコープ40がプロセッサ10に接続
された場合、緑色、青色、赤色の光が交互に放射される
ように、各発光ダイオードRL、GL、BLが制御され
る。
【0048】図7は、プロセッサ10全体の動作を示す
メインルーチンである。電源がON状態になると、プロ
セッサが作動開始する。
【0049】ステップ101では、システムコントロー
ル回路25内のROMにあらかじめ格納されたデータに
基づき、ランプ25、絞り17などが初期状態に設定さ
れる。ステップ102では、ビデオスコープ40(8
0)の接続に関連した処理が施される。すなわち、ビデ
オスコープ40(80)の接続に応じてLEDランプ1
6および信号処理の制御が実行される。ステップ103
では、その他の処理、例えばキーボード操作に対する処
理などが施される。ステップ103が実行される、ステ
ップ102へ戻る。電源がOFF状態になるまで、ステ
ップ102、103が繰り返し実行される。
【0050】図8は、図7のステップ102のサブルー
チンである。また、図9は、面順次方式に従った積層型
LEDランプ16の赤、緑、青色の発光ダイオードの点
灯動作を示したタイミングチャートである。図8、9を
用いて、LEDランプ16および信号処理の制御につい
て説明する。ここでは、面順次方式に対応したビデオス
コープ40もしくは同時方式に対応したビデオスコープ
80のどちらか一方のスコープが接続されるものとす
る。
【0051】ステップ201では、ビデオスコープ40
もしくはビデオスコープ80がプロセッサ10に接続さ
れているか否かが判定される。ビデオスコープ40(も
しくはビデオスコープ80)がプロセッサ10に接続さ
れていると判断されると、ステップ202へ進む。ビデ
オスコープ40(もしくはビデオスコープ80)はプロ
セッサ10に接続されていないと判断された場合、スコ
ープが接続されるまでステップ201が繰り返し実行さ
れる。
【0052】ステップ202では、ビデオスコープ40
(80)内のEEPROM43(83)からスコープの
特性に関するデータが読み出される。そして、ステップ
203では、読み出されたデータに基づいて、接続され
たスコープが面順次方式に対応したビデオスコープ40
であるか否かが判定される。
【0053】ステップ203において、接続されたスコ
ープが面順次方式に対応したビデオスコープ40ではな
い、すなわち同時方式に対応したビデオスコープ40が
接続されたと判断された場合、ステップ204に進む。
ステップ204では、同時方式に従ってLEDランプ1
6の各積層型LED16Sから白色光が放射されるよう
に、制御信号がLEDドライバ23へ送られる。そし
て、ステップ205では、第2ビデオプロセス回路15
Bからの映像信号がテレビモニタ21へ送られるように
スイッチ回路17が制御される。ステップ205が実行
されると、このサブルーチンは終了する。
【0054】一方、ステップ203において接続された
スコープが面順次方式に対応したビデオスコープ40で
あると判断された場合、ステップ206へ移る。ステッ
プ206では、LEDランプ16の各積層型LED16
Sから赤、緑、青色の光が順次発光されるように、LE
Dドライバ23へ制御信号が送られる。
【0055】図9には、赤色発光ダイオードRL、緑色
発光ダイオードGL、青色発光ダイオードBLの発光タ
イミングが示されており、赤色、緑色、青色に応じた1
フレーム分の画像信号が順次読み出される。すなわち、
赤色発光ダイオードRLのみが点灯し(ON状態とな
り)、赤色に応じた1フレーム分の画像信号が読み出さ
れると、緑色発光ダイオードGLのみが点灯する。そし
て、緑色に応じた1フレーム分の画像信号が読み出され
ると、今度は青色発光ダイオードBLのみが点灯する。
このような順で次々と赤色、緑色、青色発光ダイオード
RL、GL、BLを発光させることにより、赤色、緑
色、青色に応じた1フレーム分の画像信号が順次読み出
される。なお、CCD41は電荷転送方式としてフルフ
レームトランスファー方式が適用されており、1フレー
ム期間において、CCD41における画像信号読み出し
時間が3回含まれる。ステップ206が実行されると、
ステップ207に進む。
【0056】ステップ207では、第1ビデオプロセス
回路15Aからの映像信号がテレビモニタ21へ送られ
るようにスイッチ回路17が制御される。ステップ20
7が実行されると、このサブルーチンは終了する。
【0057】一度、LEDランプ16の発光方式(同時
発光か面順次発光)、スイッチ回路17の選択(第1プ
ロセス回路11か第2プロセス回路25)が決定される
と、ステップ201の実行からわかるように、接続され
ているビデオスコープ40(もしくはビデオスコープ8
0)が取り外されない限り、その決定された発光方式に
従ってLEDランプ16が駆動され、また、スイッチ回
路17の切り替えも行われない。
【0058】このように第1の実施形態によれば、積層
型LED16Sによって構成されるLEDランプ16を
設けることにより、面順次方式に応じたビデオスコープ
40が接続された場合、赤色、緑色、青色が交互に発光
されるようにLEDランプ16が駆動される。そして、
プロセッサ10では、CCD41から読み出された画像
信号が第1電気ソケットC1を介して第1プロセス回路
11Aへ送られ、第1プロセス回路11A、A/D変換
器12A、第1メモリ回路13A、D/A変換器14
A、第1ビデオプロセス回路15Aにおいて、面順次方
式に従って画像信号が処理される。一方、同時方式に応
じたビデオスコープ80がプロセッサ10に接続された
場合、赤色、緑色、青色が同時に発光されるようにLE
Dランプ16が駆動される。赤色、緑色、青色は混合さ
れて白色光になる。そして、同時方式に従ってCCD8
1から読み出される画像信号は、電気ソケットC2を介
して第2プロセス回路11Bへ送られ、第2プロセス回
路11B、A/D変換器12B、第2メモリ回路13
B、D/A変換器14B、第2ビデオプロセス回路15
Bにおいて、同時方式に従って画像信号が処理される。
そして、面順次方式の場合には第1ビデオプロセス回路
15A側にスイッチ回路17が切り替えられ、同時方式
の場合には第2ビデオプロセス回路15A側にスイッチ
回路17が切り替えられる。
【0059】内視鏡用の光源として積層型LED16S
を適用することにより、回転フィルタを設けずに赤色、
緑色、青色の光を順次発光することができ、また赤色、
青色、緑色の光を同時発光させることで白色光を観察部
位Sに照射させることができる。このように、接続され
るスコープのカラー撮像方式に従ってLEDランプ16
の発光の制御、信号処理回路の選択が自動的に実行され
るため、1つの光源、すなわち1台のプロセッサで撮像
方式の異なる複数のスコープを使用することが可能であ
る。
【0060】積層型LED16Sが凹面16U上におい
て配置され、また、積層型LED16Sから放射される
光がライトガイド48(88)の入射端48A(88
A)にすべて入射するように、凹面16Uの曲面形状お
よび凹面16Uと入射端48A(88A)との距離・配
置関係が定められている。そのため、集光レンズを用い
なくても、LEDランプ16から放射される光を観察部
位Sへ送ることができる。
【0061】次に、図10、11、12を用いて、第2
の実施形態について説明する。第2の実施形態では、第
1の実施形態と異なり、同時方式対応のビデオスコー
プ、面順次方式対応のビデオスコープに加え、ファイバ
スコープにも対応してLEDランプの発光制御、信号処
理回路の切り替えを行う。さらに、面順次方式、同時方
式を手動で切り替えるための切替スイッチが設けられ
る。その他の構成に関しては、第1の実施形態と実質的
に同じである。
【0062】図10は、第2の実施形態である電子内視
鏡装置のブロック図であり、ファイバスコープが接続さ
れている。なお、第1の実施形態と同じ構成要素は、同
一の参照符号を用いている。
【0063】ファイバスコープ70は、プロセッサ1
0’と接続されており、LEDランプ16から放射され
る光をファイバスコープ70の先端側へ導くライトガイ
ド71と、被写体Sの画像をファイバスコープ70の先
端側からプロセッサ10側へ光学的に導くイメージファ
イバ72とが設けられている。
【0064】ファイバスコープ70のコネクタ部73に
は、ファイバスコープ70の接続を検出するための回路
が構成されており、コネクタ部73の光源用差込ピン
(図示せず)が光源用差込口26(図1参照)に差し込
まれると、ファイバスコープ70の接続が検出される。
そして、同時方式と同じように白色光がLEDランプ1
6から放射されるように、LEDドライバ23がLED
ランプ16を駆動する。なお、このようなファイバスコ
ープの検出するための構成は、従来公知である。
【0065】LEDランプ16から放射された白色光
は、ライトガイド71の入射端71Aに入射して出射端
71Bから出射し、被写体Sに照射する。そして、被写
体Sにおいて反射した光は、集光レンズ(図示せず)を
介してイメージファイバ72の先端部72Bに到達し、
被写体Sの画像が先端部72Bに形成される。光学的画
像はイメージファイバ72の出力部72Aへ光学的に伝
達され、出力部72Aの後方に配置された接眼部73A
を介して被写体像が観察される。
【0066】パネルスイッチ19の中の切替スイッチ1
9Sは、LEDランプ16の発光モードを切り替えるた
めのスイッチである。切替スイッチ19Sでは、同時発
光モードと順次発光モードのどちらか一方に切り替え可
能であり、切替操作に応じて生じるシステムコントロー
ル回路25へ送られる。同時発光モードが選択される
と、赤色、緑色、青色発光ダイオードRL、GL、BL
が同時に発光し、白色光がLEDランプ16から放射す
る。一方、順次発光モードが選択されると、赤色、緑
色、青色発光ダイオードRL、GL、BLが順次発光
し、赤色、緑色、青色の光が順次LEDランプ16から
放射される。
【0067】EEPROMなどのスコープ特性を記録す
るメモリを有しておらず、プロセッサへデータを送るこ
とができないビデオスコープが接続された場合、切替ス
イッチ19Sの操作により、接続されたスコープのカラ
ー撮像方式に従ってLEDランプ16の発光制御、画像
信号処理を実行することが可能である。切替スイッチ1
9Sの操作によって生じる設定信号がシステムコントロ
ール回路25へ送られると、この信号に基く制御信号が
システムコントロール回路25からLEDドライバ23
へ送られる。モノクロCCDを有する面順次方式に対応
したビデオスコープがプロセッサ10’に接続された場
合、切替スイッチ19Sを順次発光モードへ切り替える
ことにより、赤色、青色、緑色の光がLEDランプ16
から順次放射される。このとき、モノクロCCDから読
み出される画像信号が第1プロセス回路11Aへ送られ
る。また、システムコントロール回路25から制御信号
がスイッチ回路17へ送られ、第1ビデオプロセス回路
15A側に切り替えられる。
【0068】一方、カラーCCDを有する同時方式に対
応したビデオスコープが接続された場合、切替スイッチ
19Sを同時発光モードへ切り替えられることにより、
LEDランプ16から白色光が放射される。このとき、
カラーCCDから読み出される画像信号が第2プロセス
回路11Bへ送られる。そして、スイッチ回路17は第
2ビデオプロセス回路15B側に切り替えられる。
【0069】なお、ファイバスコープ70の接続が検出
できない場合、切替スイッチ19Sを同時発光モードに
切り替えればよい。
【0070】図11は、第2の実施形態におけるスコー
プ関連処理であり、図7のステップ102のサブルーチ
ンに対応するサブルーチンである。ただし、第2の実施
形態におけるメインルーチンは、第1の実施形態と同じ
である。
【0071】ステップ301〜302は、図8のステッ
プ201〜202の実行と同じである。スコープが接続
されていると、接続されたビデオスコープ40(80)
からデータが読み出される。また、ファイバスコープ7
0が接続された場合、ファイバスコープ70の接続が検
出される。
【0072】ステップ303では、面順次方式に対応す
るビデオスコープ40、同時方式に対応するビデオスコ
ープ80、ファイバスコープ70(ビデオモジュール1
10)のうち面順次方式に対応するビデオスコープ40
が接続されたか否かが判別される。ビデオスコープ40
ではない、すなわち同時方式に対応するビデオスコープ
80あるいはファイバスコープ70(ビデオモジュール
110)が接続されたと判断された場合、ステップ30
4に移る。一方、面順次方式に対応するビデオスコープ
40がプロセッサ10’に接続されていると判断された
場合、ステップ306へ移る。
【0073】ステップ304、305の実行は、図8の
ステップ205、206の実行と同じである。すなわ
ち、赤色、緑色、青色発光ダイオードRL、GL、BL
が同時に発光され、第2ビデオプロセス回路15Bから
の映像信号がテレビモニタ21へ送られるようにスイッ
チ回路17が制御される。また、ステップ306、30
7の実行は、図8のステップ206、207の実行と同
じである。すなわち、赤色、緑色、青色発光ダイオード
RL、GL、BLが順番に発光され、第1ビデオプロセ
ス回路15Bからの映像信号がテレビモニタ21へ送ら
れるようにスイッチ回路17が制御される。ステップ3
05あるいはステップ307が実行されると、このサブ
ルーチンは終了する。
【0074】図12は、切替スイッチ19Sの操作に応
じて実行されるLEDランプ16の発光制御、スイッチ
回路17の制御動作を示した割り込みルーチンである。
切替スイッチ19Sが操作されると、この割り込みルー
チンが開始される。なお、スコープ自動判別より切替ス
イッチ19Sによる切替動作を実行するため、切替スイ
ッチ19Sを押す前に操作される優先実行スイッチ(図
示せず)がパネルスイッチ19の中にけられている。
【0075】ステップ401では、切替スイッチ19S
の操作によって同時発光モードに切り替えられたか否か
が判定される。同時発光モードに切り替えられたと判断
された場合、ステップ402に進む。一方、同時発光モ
ードに切り替えられていない、すなわち面順次発光モー
ドに切り替えられたと判断された場合、ステップ404
に進む。
【0076】ステップ402、403の実行は、図7の
ステップ205、206の実行と同じである。すなわ
ち、赤色、緑色、青色発光ダイオードRL、GL、BL
が同時に発光され、第2ビデオプロセス回路15B側へ
スイッチ回路17が切り替えられる。また、ステップ4
04、405の実行は、図7のステップ207、208
の実行と同じである。すなわち、赤色、緑色、青色発光
ダイオードRL、GL、BLが順番に発光され、第1ビ
デオプロセス回路15A側へスイッチ回路17が切り替
えられる。ステップ306あるいはステップ308が実
行されると、この割り込みルーチンは終了する。
【0077】このように第2の実施形態によれば、ファ
イバスコープ70がプロセッサ10’に接続された場
合、同時方式と同じように白色光がLEDランプ16か
ら放射されるようにLEDランプ16が制御される。そ
して、ビデオプロセス回路15Bからの画像信号がテレ
ビモニタ21へ送られるように、スイッチ回路17が制
御される。また、切替スイッチ19Sを設けることによ
り、オペレータの操作に応じてLEDランプ16が選択
的に面順次発光あるいは同時発光するとともに、スイッ
チ回路17が切替スイッチ19Sの操作に応じて切り替
えられる。
【0078】なお、ビデオモジュールをファイバスコー
プ70の接眼部73Aと第1あるいは第2電気ソケット
C1、C2との間に設けてもよい。
【0079】第1および第2の実施形態では、電子内視
鏡装置は、光源としてのLEDランプ16と画像信号を
処理する回路(第1プロセス回路11、ビデオプロセス
回路13など)両方を備えるプロセッサとスコープによ
って構成されているが、内視鏡用光源装置と画像処理装
置とを分けて電子内視鏡装置を構成してもよい。この場
合、ビデオスコープの光ファイババンドルと光源装置を
接続させ、ビデオスコープ内の処理回路と画像処理装置
を電気的に接続させる。また、光源装置と画像処理装置
をケーブルを介して接続し、LEDランプ16の発光と
画像信号処理の処理タイミングとが対応するように光源
装置と画像処理装置を制御する。
【0080】また、積層型LED16SによってLED
ランプ16を構成する代わりに、集合型LEDランプ、
一体レンズ型LEDランプなど、赤色、青色、緑色発光
ダイオードで構成される他のLEDランプ形式を適用し
てもよい。
【0081】
【発明の効果】このように本発明によれば、接続される
スコープのタイプに応じて光源の発光制御、画像信号処
理の調整を実行し、プロセッサを共有化して使用でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態である電子内視鏡装置を概略的
に示した正面図である。
【図2】第1の実施形態である同時方式対応のビデオス
コープを接続させた電子内視鏡装置のブロック図であ
る。
【図3】面順次方式対応のビデオスコープを接続させた
電子内視鏡装置のブロック図である。
【図4】LEDランプを示した正面図である。
【図5】LEDランプの断面図である。
【図6】積層型LEDの断面構成図である。
【図7】プロセッサ全体の動作を示すメインルーチンで
ある。
【図8】LEDランプの発光制御、信号処理回路の選択
動作を示す図7のステップ102のサブルーチンであ
る。
【図9】面順次方式におけるLEDランプの発光タイミ
ングを示すタイミングチャートである。
【図10】第2の実施形態であるファイバスコープを接
続させた電子内視鏡装置のブロック図である。
【図11】第2の実施形態におけるLEDランプの発光
制御、信号処理回路の選択動作を示すサブルーチンであ
る。
【図12】第2の実施形態における切替スイッチに従っ
て実行されるLEDランプの発光制御、信号処理回路の
選択動作を示す割り込みルーチンである。
【符号の説明】
10 プロセッサ 10’ プロセッサ 16 LEDランプ 16S 積層型LED 16U 凹面 17 スイッチ回路(映像信号切替回路) 19S 切替スイッチ 21 テレビモニタ(表示装置) 23 LEDドライバ 40 ビデオスコープ(第1のスコープ) 41 CCD(モノクロ撮像素子) 48 ライトガイド(第1の光ファイババンドル) 48A 入射端 88 ライトガイド(第2の光ファイババンドル) 88A 入射端 70 ファイバスコープ 71 ライトガイド 72 イメージファイバ(イメージ用光ファイババン
ドル) 73 コネクタ部 73A 接眼部 80 ビデオスコープ(第2のビデオスコープ) 81 CCD(カラー撮像素子) C1 第1電気ソケット(第1電気接続部) C2 第2電気ソケット(第2電気接続部) RL 赤色発光ダイオード GL 緑色発光ダイオード BL 青色発光ダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/18 H04N 7/18 M 9/07 9/07 Z (72)発明者 杉山 章 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 (72)発明者 宇津井 哲也 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H040 BA09 CA03 CA04 CA06 GA02 GA05 GA10 4C061 CC06 FF47 JJ18 LL02 LL03 MM03 MM05 NN01 NN09 QQ02 QQ07 QQ09 QQ10 RR05 RR26 YY14 5C054 CA04 CB03 CC07 EA01 EH04 HA12 5C065 AA04 BB41 CC01 EE03 FF05 FF06 FF11 GG14

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー撮像方式の1つである面順次方式
    に対応するためカラーフィルタが配設されないモノクロ
    撮像素子と前記モノクロ素子のある先端側へ光を導く第
    1の光ファイババンドルとを有する第1のスコープと、
    カラー撮像方式の1つである同時方式に対応するためカ
    ラーフィルタが配設されたカラー撮像素子と前記カラー
    撮像素子のある先端側へ光を導く第2の光ファイババン
    ドルとを有する第2のスコープのうち、どちらか一方の
    スコープが選択的に接続可能であるとともに、被写体像
    を表示する表示装置が接続されるプロセッサであって、
    赤色、青色、緑色の光をそれぞれ発光する赤色、青色、
    緑色の発光ダイオードによって構成されるとともに、前
    記第1の光ファイババンドルと前記第2の光ファイババ
    ンドルのうち接続されたスコープの光ファイババンドル
    の入射端に向けて光を放射するLEDランプと、 前記LEDランプを制御するランプ制御手段と、 前記モノクロ撮像素子および前記カラー撮像素子から読
    み出される被写体像に応じた画像信号を処理して映像信
    号を生成する画像信号処理手段とを備え、 前記ランプ制御手段が、面順次方式に従って前記赤色、
    青色、緑色の発光ダイオードを順次発光させる面順次発
    光手段と、同時方式に従って前記赤色、青色、緑色の発
    光ダイオードを同時発光させる同時発光手段とを有し、 前記信号処理手段が、前記モノクロ撮像素子に被写体像
    が形成されることによって前記モノクロ撮像素子に発生
    する画像信号を面順次方式に従って処理する第1の信号
    処理手段と、前記カラー撮像素子に被写体像が形成され
    ることによって前記カラー撮像素子に発生する画像信号
    を同時方式に従って処理する第2の信号処理手段とを有
    することを特徴とする電子内視鏡装置のプロセッサ。
  2. 【請求項2】 被写体像を光学的に観察するためイメー
    ジ用光ファイババンドルを有するファイバスコープがさ
    らに選択的に前記プロセッサへ接続可能であることを特
    徴とする請求項1に記載の電子内視鏡装置のプロセッ
    サ。
  3. 【請求項3】 前記LEDランプが、前記赤色、青色、
    緑色の発光ダイオードが層状に配列され、略同一方向に
    沿って赤色、緑色、青色の光を放射可能な複数の積層型
    LEDによって構成されることを特徴とする請求項1に
    記載の電子内視鏡装置のプロセッサ。
  4. 【請求項4】 前記LEDランプが前記積層型LEDを
    配置するための凹面を有し、前記凹面に配置された前記
    積層型LEDから放射される光が前記第1および第2の
    一方の光ファイババンドルの入射端に集まるように、該
    入射端と前記凹面位置との距離および前記凹面の形状が
    定められていることを特徴とする請求項3に記載の電子
    内視鏡装置のプロセッサ。
  5. 【請求項5】 前記凹面が中心軸に関して対称である回
    転放物面であり、前記中心軸と前記第1および第2の光
    ファイババンドルの一方の入射端における光軸方向とが
    実質的に一致することを特徴とする請求項4に記載の電
    子内視鏡装置のプロセッサ。
  6. 【請求項6】 前記第1および第2のスコープのうちど
    ちらのスコープが接続されているか判断するスコープ判
    別手段をさらに有し、 前記第1のスコープが接続されたと判断された場合、前
    記面順次発光手段が前記赤色、青色、緑色の発光ダイオ
    ードを順次発光させるとともに、前記第1の信号処理手
    段が前記モノクロ撮像素子に発生する画像信号を面順次
    方式に従って処理し、 前記第2のスコープが接続されたと判断された場合、前
    記同時発光手段が前記赤色、青色、緑色の発光ダイオー
    ドを同時発光させ、前記第2の信号処理手段が前記カラ
    ー撮像素子に発生する画像信号を同時方式に従って処理
    することを特徴とする請求項1に記載の電子内視鏡装置
    のプロセッサ。
  7. 【請求項7】 被写体像を光学的に観察するためイメー
    ジ用光ファイババンドルを有するファイバスコープがさ
    らに選択的に前記プロセッサへ接続可能であり、 前記スコープ判別手段が、前記第1のビデオスコープ、
    第2のビデオスコープおよびファイバスコープのうちい
    ずれのスコープが前記プロセッサに接続されているか判
    断し、 前記ファイバスコープが接続されていると判断された場
    合、前記同時発光手段が前記赤色、青色、緑色の発光ダ
    イオードを同時発光させることを特徴とする請求項6に
    記載の電子内視鏡装置のプロセッサ。
  8. 【請求項8】 前記第1の信号処理手段において生成さ
    れる面順次対応映像信号と前記第2の信号処理手段にお
    いて生成される同時対応映像信号のどちらか一方を前記
    表示装置へ向けて選択的に出力する映像信号切替回路
    と、 前記第1のビデオスコープが接続されたと判断された場
    合、前記面順次対応映像信号を前記表示装置へ出力する
    ように前記映像信号切替回路を制御し、また、前記第2
    のビデオスコープが接続されたと判断された場合、前記
    同時対応映像信号を前記表示装置へ出力するように前記
    映像信号切替回路を制御する切替回路制御手段とをさら
    に有することを特徴とする請求項6もしくは請求項7の
    いずれかに記載の電子内視鏡装置のプロセッサ。
  9. 【請求項9】 面順次方式に従って前記赤色、青色、緑
    色の発光ダイオードを順次発光させる順次発光モードと
    同時方式に従って前記赤色、青色、緑色の発光ダイオー
    ドを同時発光させる同時発光モードのどちらか一方へ選
    択的に切り替えられる手動の切替スイッチをさらに有
    し、 前記順次発光モードに切り替えられた場合、前記順次発
    光手段が前記赤色、青色、緑色の発光ダイオードを順次
    発光させるとともに、前記第1の信号処理手段が前記モ
    ノクロ撮像素子から読み出される画像信号を処理し、 前記同時発光モードに切り替えられた場合、前記同時発
    光手段が前記赤色、青色、緑色の発光ダイオードを同時
    発光させるとともに、前記第2の信号処理手段が前記カ
    ラー撮像素子から読み出される画像信号を処理すること
    を特徴とする請求項1に記載の電子内視鏡装置のプロセ
    ッサ。
  10. 【請求項10】 前記第1の信号処理手段において生成
    される面順次対応映像信号と前記第2の信号処理手段に
    おいて生成される同時対応映像信号のどちらか一方を前
    記表示装置へ向けて選択的に出力する映像信号切替回路
    と、 前記順次発光モードに切り替えられた場合、前記面順次
    対応映像信号を前記表示装置へ出力するように前記映像
    信号切替回路を制御し、前記同時発光モードに切り替え
    られた場合、前記同時対応映像信号を前記表示装置へ出
    力するように前記映像信号切替回路を制御する切替回路
    制御手段とをさらに有することを特徴とする請求項9に
    記載の電子内視鏡装置のプロセッサ。
  11. 【請求項11】 前記プロセッサにおいて、前記第1の
    ビデオスコープからの画像信号を受けるための第1電気
    接続部と、前記第2のビデオスコープからの画像信号を
    受けるための第2電気接続部とが設けられていることを
    特徴とする請求項1に記載の電子内視鏡装置のプロセッ
    サ。
  12. 【請求項12】 カラー撮像方式の1つである面順次方
    式に対応するためカラーフィルタが配設されないモノク
    ロ撮像素子と前記モノクロ素子のある先端側へ光を導く
    第1の光ファイババンドルとを有する第1のスコープ
    と、カラー撮像方式の1つである同時方式に対応するた
    めカラーフィルタが配設されたカラー撮像素子と前記カ
    ラー撮像素子のある先端側へ光を導く第2の光ファイバ
    バンドルとを有する第2のスコープのうち、どちらか一
    方のスコープが選択的に接続可能であるとともに、被写
    体像を表示する表示装置が接続されるプロセッサに設け
    られる内視鏡用光源デバイスであって、 赤色、青色、緑色の光をそれぞれ発光する赤色、青色、
    緑色の発光ダイオードによって構成されるとともに、前
    記第1の光ファイババンドルと前記第2の光ファイババ
    ンドルのうち接続されたスコープの光ファイババンドル
    の入射端に向けて光を放射するLEDランプと、 前記LEDランプを制御するランプ制御手段とを備え、 前記ランプ制御手段が、面順次方式に従って前記赤色、
    青色、緑色の発光ダイオードを順次発光させる面順次発
    光手段と、同時方式に従って前記赤色、青色、緑色の発
    光ダイオードを同時発光させる同時発光手段とを有する
    ことを備えたことを特徴とする内視鏡用光源デバイス。
  13. 【請求項13】 カラー撮像方式の1つである面順次方
    式に対応するためカラーフィルタが配設されないモノク
    ロ撮像素子と、前記モノクロ撮像素子のある先端側へ光
    を導く第1の光ファイババンドルとを有する第1のスコ
    ープとカラー撮像方式の1つである同時方式に対応する
    ためカラーフィルタが配設されたカラー撮像素子と、前
    記カラー撮像素子のある先端側へ光を導く第2の光ファ
    イババンドルとを有する第2のスコープと、 被写体像を表示する表示装置と、 前記第1および第2のスコープのうちどちらか一方のス
    コープが選択的に接続可能であるとともに、前記表示装
    置が接続されるプロセッサであって、赤色、青色、緑色
    の光をそれぞれ発光する赤色、青色、緑色の発光ダイオ
    ードによって構成されるとともに、前記第1の光ファイ
    ババンドルと前記第2の光ファイババンドルのうち接続
    されたスコープの光ファイババンドルの入射端に向けて
    光を放射するLEDランプと、前記LEDランプを制御
    するランプ制御手段であって、面順次方式に従って前記
    赤色、青色、緑色の発光ダイオードを順次発光させる面
    順次発光手段と、同時方式に従って前記赤色、青色、緑
    色の発光ダイオードを同時発光させる同時発光手段とを
    有するランプ制御手段と、前記モノクロ撮像素子および
    前記カラー撮像素子から読み出される被写体像に応じた
    画像信号を処理して映像信号を生成する画像信号処理手
    段であって、前記モノクロ撮像素子に被写体像が形成さ
    れることによって前記モノクロ撮像素子に発生する画像
    信号を面順次方式に従って処理する第1の信号処理手段
    と、前記カラー撮像素子に被写体像が形成されることに
    よって前記カラー撮像素子に発生する画像信号を同時方
    式に従って処理する第2の信号処理手段とを有する画像
    信号処置手段とを有するプロセッサとを備えたことを特
    徴とする電子内視鏡装置。
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