JP2002209824A - 食器洗浄機 - Google Patents

食器洗浄機

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JP2002209824A
JP2002209824A JP2001006330A JP2001006330A JP2002209824A JP 2002209824 A JP2002209824 A JP 2002209824A JP 2001006330 A JP2001006330 A JP 2001006330A JP 2001006330 A JP2001006330 A JP 2001006330A JP 2002209824 A JP2002209824 A JP 2002209824A
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cylinder
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opening
elastic cylinder
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Masaaki Nakagawa
公明 中川
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Nippon Senjoki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドアの強度を高めるとともに洗浄室の清掃等
を容易にすることである。 【解決手段】 洗浄ノズル34、35及びすすぎノズル
36、37が内蔵され前面上部に開口部15が形成され
た本体ケース14に、前記開口部15を開閉する上開き
のドア17を回動自在に取り付け、このドア17を支持
するヒンジ16の下方の前記本体ケース17の外面と前
記ヒンジ16の上方の前記ドア17の外面とにそれぞれ
支持されるとともに最短寸法が規定された伸縮自在の弾
性シリンダ20を前記ドア17の両側に配設し、前記弾
性シリンダ20が圧縮されて最短寸法になった時に前記
ドア17が水平状態になるように前記弾性シリンダ20
の取付位置を規制し、前記弾性シリンダ20の下方の支
持部分を選択的に自由状態になるように係脱自在の軸支
構造とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、角形のラックに食
器や調理用器具を載せて洗浄するようにした食器洗浄機
に係わり、特に、調理器具洗浄機としての利用に適した
業務用の食器洗浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファーストフード店やレストラン
等で食器を洗うための食器洗浄機は、小型のものから大
型のものまで広く使われている。また、一般的な食器を
洗うための食器洗浄機の他に、鍋・釜・トレー・バット
等の調理器具を洗うための専用洗浄機も使われるように
なってきた。このように調理器具洗浄機として利用され
る食器洗浄機は、その洗浄の仕組みに関しては一般の食
器を対象とする食器洗浄機と同様であるが、次のように
異なる点もある。 (イ)調理器具には、鍋・釜・大型バットなどのよう
に、一般の食器に較べて大きいものが多いため、洗浄室
の大きさも大きく、洗浄物を載せて洗浄室に出し入れす
るラックも大きい。 (ロ)洗浄対象物が大きいため、ポンプや洗浄液の噴射
ノズルも大きくなっている。 (ハ)通常の食器を洗浄する食器洗浄機の場合は、50
cm×50cm×10cm(高さ)の大きさのラックに
10個〜20個の皿やどんぶり等の食器を載せて1分間
で洗ってすすぎをするようになっているから、1時間に
50ラックとして1日には100ラック〜300ラック
を処理するようにシステム化されている。しかしなが
ら、調理器具を洗浄する場合には、1日の調理が終わっ
た後の閉店前にまとめて10ラックくらいを洗うことに
なる。従って、食器のように、1分間で洗ってすすぐと
いうことではなく、1回当たり2分〜4分くらいの周期
で洗い上げるよう洗浄機のプログラムが組まれている。
【0003】このように調理器具の洗浄については一般
の食器の洗浄とは異なる点がある。すなわち、通常の食
器の洗浄においては、図8に示すように、洗浄機本体1
の両側にあらかじめ食器2をシンクしておくシンク槽3
と洗浄後の食器ラック4を引き出すクリーンテーブル5
とが直線状に配置され、シンク槽3から洗浄機本体1
へ、洗浄機本体1からクリーンテーブル5へと移動させ
る流れ作業で能率よく多量の食器2を短時間に洗浄処理
するようになっている。
【0004】しかしながら、調理器具を洗浄する食器洗
浄機の場合には、営業時間中、フルに使うものでなく、
閉店間際に30分位しか使わないものであるため、図8
に示すように左右にテーブル類を組み合わせて能率を上
げる必要はなく、食器洗浄機単体としてはできるだけ場
所をとらない構造であることが望まれる。
【0005】このような理由により、調理器具洗浄機と
しての食器洗浄機は、図9及び図10に示す構造のもの
が採用されている。すなわち、箱型の洗浄機本体6の前
面に上開きのドア7が回動自在に設けられ、このドア7
を閉じることにより、前記洗浄機本体6の内部には洗浄
室8が形成される。この洗浄室8内には、ラック9に載
せられた調理器具10が収納されて図示しない洗浄ノズ
ルから噴出する洗浄湯で洗浄されるが、洗浄及びすすぎ
が終わった時には、把手11を手前に引いてドア7を開
き、調理器具10が載せられたラック9を引き出し、洗
い終わった調理器具10を取り出す。次に、汚れた調理
器具10をラック9に載せて洗浄室8内にすべり込ませ
て押し入れて洗浄するという作業を繰り返す。
【0006】ラック9を引き出した図9に示す状態にお
いては、ドア7はほぼ水平状態を保ち、引き出されたラ
ック9を保持している。そして、ラック9や調理器具1
0の重量、及び、ドア7自体の重量を支えるため、ドア
7の両側縁にはステー12が取り付けられている。これ
らのステー12は、折畳式でもよいし、洗浄機本体6に
長孔を形成してスライドするように構成してもよい。
【0007】このように、主として調理器具10を洗浄
するために設計された食器洗浄機は、箱型の洗浄機本体
6の単体として構成され、比較的スペースをとらずに設
置することが可能である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、調理器
具10の洗浄のためには、図8に示すように、システム
化された食器洗浄機を構成することなく、図9及び図1
0に示すように単体として構成することが、設置スペー
スが小さくてよいという観点から望ましいものである。
しかしながら、この構造の場合、ステー12の耐久性が
不十分で壊れやすいという問題がある。図9に示すよう
に、ドア7を開いて水平にした時、ドア7自体の重量が
10kg以上もあるので、ドア7を支持するヒンジ13
に過大な力がかかり、特に、開放途中で把手11から手
を離した場合に、ドア7は水平状態で停止するため、そ
の時点でヒンジ13及びステー12の両端支持点に過大
な衝撃力が加えられる。
【0009】また、ドア7を開いた状態でラック9を引
き出すが、水平状態のドア7自体で10kgもの重量が
あり、さらに、ラック9の重さが6kg、調理器具10
の重さが20〜30kgもあることから、ヒンジ13と
ステー12とには想像以上の荷重が加えられることにな
り、故障の原因になりやすいものである。
【0010】さらに、洗浄室8内部の清掃点検や洗浄室
8内の部品の交換等の作業は、ドア7を開いた状態で行
うが、この作業時に、ドア7が前方に突出しているた
め、作業の邪魔になり、装置の前方から内部を点検した
り、部品を取り替える作業をすることがきわめて困難で
あった。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
洗浄ノズル及びすすぎノズルが内蔵され前面上部に開口
部が形成された本体ケースに、前記開口部を開閉する上
開きのドアを回動自在に取り付け、このドアを支持する
ヒンジの下方の前記本体ケースの外面と前記ヒンジの上
方の前記ドアの外面とにそれぞれ支持されるとともに最
短寸法が規定された伸縮自在の弾性シリンダを前記ドア
の両側に配設し、前記弾性シリンダが圧縮されて最短寸
法になった時に前記ドアが水平状態になるように前記弾
性シリンダの取付位置を規制し、前記弾性シリンダの下
方の支持部分を選択的に自由状態になるように係脱自在
の軸支構造とした。したがって、ドアを開放するにつれ
て弾性シリンダの力が増加してドアを押し上げる力が増
加するため、開放時にドアから手を離してもヒンジ等の
連結部分に衝撃力が作用することがなく、しかも、弾性
シリンダはドアが水平状態になった時に最短寸法となる
ので、ストッパとしての作用を示し、水平状態のドアの
上に大きな重量が加えられても各部に過大な力が作用す
ることがなく強度的に安定した状態とすることができ、
しかも、弾性シリンダの下方の支持部分を自由状態にす
ることにより、ドアを完全に下向きにして本体ケースか
ら突出することがないようにできるため、本体ケース内
の清掃等の作業をきわめて容易に行うことができる。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の食
器洗浄機において、弾性シリンダは所定長さのシリンダ
内にバネが挿入されたバネシリンダであるようにした。
したがって、ドアの開放時に作用する衝撃力の解消やド
アにかかる重量物を受ける強度増加を機械的に簡単な構
造で得ることができる。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1記載の食
器洗浄機において、弾性シリンダは所定長さのシリンダ
内にガスが封入されたガス封入バネシリンダであるよう
にした。したがって、ドアの動きをダンパー効果によっ
て衝撃力を吸収し、きわめて滑らかなものとすることが
できる。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項1、2又は
3記載の食器洗浄機において、弾性シリンダの上下の支
持部を結ぶ直線は、常にドアを支持するヒンジの外側に
位置しているようにした。したがって、弾性シリンダの
力により、ドアが閉止したときの安定した閉止状態、及
び、ドアが開放したときの重量物の保持を一本の弾性シ
リンダで確実に行うことができるものである。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1、2、3
又は4記載の食器洗浄機において、両側の弾性シリンダ
の下部を一本の支持軸で連結し、この支持軸を前記本体
ケースに固定された上方開放のJ形軸受板に係脱自在に
係合させた。したがって、内部の点検、清掃時には、両
側のJ形軸受板から持ち上げて支持軸を外すことによ
り、ドアを完全に下方まで回動させることができ、これ
により、本体ケースの前面に突出物をなくしてその内部
の清掃等を容易に行うことができるものである。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項5記載の食
器洗浄機において、両側の弾性シリンダを支持する支持
軸は中央部が突出したクランク形状であるようにした。
従って、支持軸のJ形軸受板からの係脱を行うための片
手で持ち上げて外す操作性を向上させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図1〜図6に
基づいて説明する。まず、箱形の本体ケース14が設け
られ、この本体ケース14の前面上部には、開口部15
が切欠形成されている。この開口部15には、ヒンジ1
6で回動自在に取り付けられたドア17が設けられてい
る。このドア17を保持するヒンジ16の下方の前記本
体ケース14には、横方向に所定の間隔を持たせて上方
開放のJ形軸受板18が固定されている。これらのJ形
軸受板18には、中央部が突出したクランク形状の支持
軸19が係脱自在に係合している。この支持軸19の両
端は支持部とされ、それらの支持部には、それぞれ弾性
シリンダとしてのバネシリンダ20の下端が取り付けら
れている。このバネシリンダ20は、下端部に受け部2
1を備え上端にストッパ縁22が屈曲形成された筒状の
シリンダ23と、前記受け部21に下端を当接させた圧
縮コイルバネ24と、この圧縮コイルバネ24に下端が
当接するとともに、拡開部25が前記ストッパ縁22に
当接して抜け止めされるプッシュロッド26とよりなっ
ている。そして、前記ドア17の上下方向の中間部で左
右に所定の間隔をおいてチャンネル状のアングル27が
取り付けられ、これらのアングル27には、前記バネシ
リンダ20のプッシュロッド26の上端が支持される支
持部となる軸28が保持されている。そして、前記バネ
シリンダ20の上下の支持部、すなわち、前記支持軸1
9の両端部と前記軸28とを結ぶ直線は、前記ドア17
が回動しても常にそのドア17を支持するヒンジ16の
外側に位置しているようにそれらの位置が定められてい
る。
【0018】しかして、ドア17が閉じている時は、バ
ネシリンダ20の圧縮コイルバネ24の圧縮力が軸28
に加えられ、これにより、ドア17に閉止方向の力を与
えるとともに、その閉止力の設定は、洗浄中における内
部の洗浄室29内の洗浄湯30の噴射の力や蒸気圧力に
よって開くことがない程度に定められている。また、前
記ドア17を開いた時には、軸28位置がヒンジ16を
中心とする円弧上を移動するため、支持軸19から見れ
ば、圧縮コイルバネ24が一層圧縮されることになる。
そのため、ドア17が開放されるにつれてヒンジ16に
加えられる荷重は徐々に大きくなるが、バネシリンダ2
0による上向きの力も上昇して開放時の下向きの荷重増
加は相殺され、各部に大きな衝撃力が加えられることが
ない。しかも、ドア17が水平状態になった時に、軸2
8がシリンダ23の上端に当接してその移動を不可能と
するので、ドア17は水平状態から下方へ回動すること
はないように設定されている。
【0019】ついで、前記洗浄室30の下方には、前記
洗浄湯30を貯めておく洗浄槽31が設けられ、この洗
浄槽31にポンプ構造体32、ポンプモータ33が取り
付けられ、上下に設けられた洗浄ノズル34、35に加
圧した洗浄湯30を送り込んで回転ノズル洗浄がなされ
るように設定されている。洗浄噴射が終了すると、上下
に設けられたすすぎ湯ノズル36、37からすすぎ湯を
回転させながら噴出させてすすぎ洗いをするものであ
る。
【0020】なお、洗浄ノズル34、35及びすすぎ湯
ノズル36、37の具体的な形状及び本数は、種々の変
形が採用可能である。すなわち、それらを固定ノズルと
して配設してもよいし、小形回転噴射ノズルを4本ずつ
配設して噴射状態をさらに平準化させるようにしてもよ
い。
【0021】また、前記本体ケース14の内部には、調
理器具38が載せられたラック39を水平方向に移動さ
せて出し入れできるように保持するラックレール40が
壁面に固定されて設けられている。そのため、これらの
ラックレール40により規制されて前記ラック39は前
記洗浄ノズル34、35との間隔を保ち、かつ、前後方
向にも動くように保持されている。そして、前記ドア1
7の内面には、そのドア17を開いた状態で前記ラック
レール40の延長線上に位置して前記ラック39を案内
するスライドレール41が設けられている。なお、前記
ラックレール40及び前記スライドレール41の材質は
滑り易い樹脂製であることが望ましい。
【0022】さらに、前記洗浄槽31には、前記洗浄湯
30の液面を一定に保つためのオーバーフローパイプ4
2が排水管43に接続されて着脱自在に設けられてい
る。また、前記洗浄槽31には、洗浄中の残菜を捕捉す
るための漉し網43が着脱自在に取り付けられている。
これらのオーバーフローパイプ42と漉し網43とが着
脱自在であることは、洗浄作業がすべて終わったら、取
り出して洗浄湯30を排水し、洗浄室29の内部を清掃
するためのものである。
【0023】このような構成において、洗浄室29内に
ラック39で保持された調理器具38を収納して洗浄を
行うが、その洗浄が終了したときには、把手44を持っ
てドア17を開放する。この開放時にバネシリンダ20
の圧縮コイルバネ24が圧縮されることとなり、ドア1
7がほぼ水平になる位置では、80%くらい圧縮されて
水平になったドア17の重量とほぼバランスするくらい
のバネ圧縮力を発揮するように設定されている。そのた
め、ドア17を開く途中で把手44から手を離したり、
乱暴に扱ったりしたとしても、バネシリンダ20の作用
により、ヒンジ16や支持軸19や軸28に衝撃力を与
えることがなくなり、ドア17の耐久性は向上する。ま
た、作業員のドア17開閉時の労力を軽減する。
【0024】また、ドア17が水平状態にある時には、
バネシリンダ20が最短寸法となってストッパとしての
作用を示すので、そのドア17の上に、調理器具38を
保持した重量の大きなラック39が引き出されたとして
も、安定した状態に維持されており、各部に過大な力が
作用することはない。
【0025】また、ドア17を閉じたときには、バネシ
リンダ20の力がドア17に作用して、前述のように、
ドア17を閉止方向に付勢して確実に洗浄室29を閉止
状態に保つことができるものである。
【0026】ついで、ドア17が閉じている状態におい
て、支持軸19の突出した中央部に手をかけて引き上げ
ることにより、その支持軸19の両端は、J形軸受板1
8から抜け出す。そして、そのまま図6に示すように支
持軸19を自由状態として下方に移動させると、ドア1
7は180度開放され、本体ケース14の下方前面に密
着した状態になる。すなわち、本体ケース14から前方
に突出することなく開口部15を完全に開放する。その
ため、洗浄作業が終わって洗浄室29の内壁を掃除した
り、洗浄槽31のオーバーフローパイプ42を引き上げ
て洗浄湯30を排出させたり、漉し網43を取り出して
掃除をする場合に、本体ケース14の前面に突出物がな
いので、きわめて作業し易い状態である。
【0027】このように洗浄室29内の清掃等を行った
後、使用可能状態に復帰させるには、ドア17を上方に
戻して閉止状態としてから、支持軸19の突出部を把持
して引き上げ、その両端部分をJ形軸受板18に係止す
ればよい。この時、バネシリンダ20の圧縮コイルバネ
24の圧縮度合いは少ないため、負荷が弱く、作業し易
いものである。
【0028】つぎに、図7に基づいて弾性シリンダの変
形例を説明する。この場合の弾性シリンダは、ガス封入
バネシリンダ45であり、シリンダ46内にガス47を
封入し、微小孔のオリフィス48を備えてピストン49
にピストンロッド50を連結したものである。ガス47
は高圧ガスが封入してあったピストンロッド50の断面
積に対し、常にピストンロッド50を押し出そうとする
力が作用されていてピストンロッド50がもっともシリ
ンダ45に入り込んだ状態ではピストンロッド50の入
り込んだ容積分だけガス47の圧力が高まることによっ
て、さらに、大きな反力を出してばね効果を発揮するも
のである。よって、シリンダ46とピストンロッド50
との端部に設けられた取付部51,52の間隔の変化
は、シリンダ46内のガス47の圧力変化に変換される
が、オリフィス48が微小孔であることからダンピング
効果が発揮され、衝撃を吸収し、衝撃の全くないスムー
ズなドア17の開閉ができることとなり、ドア17の耐
久性と使用性とを格段に向上させることができ、かつ、
コストを下げることもできる。すなわち、このようなガ
ス封入バネシリンダ45は、自動車のトランク開閉用バ
ネ等に広く利用されており、安価で高性能なものが得ら
れる。
【0029】なお、前記実施例においては、被洗浄物と
して調理器具38を対象として説明したが、本実施例は
通常の食器を洗浄するために使用することができること
は云うまでもない。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、洗浄ノズル及び
すすぎノズルが内蔵され前面上部に開口部が形成された
本体ケースに、前記開口部を開閉する上開きのドアを回
動自在に取り付け、このドアを支持するヒンジの下方の
前記本体ケースの外面と前記ヒンジの上方の前記ドアの
外面とにそれぞれ支持されるとともに最短寸法が規定さ
れた伸縮自在の弾性シリンダを前記ドアの両側に配設
し、前記弾性シリンダが圧縮されて最短寸法になった時
に前記ドアが水平状態になるように前記弾性シリンダの
取付位置を規制し、前記弾性シリンダの下方の支持部分
を選択的に自由状態になるように係脱自在の軸支構造と
したので、ドアを開放するにつれて弾性シリンダの力が
増加してドアを押し上げる力が増加するため、開放時に
ドアから手を離してもヒンジ等の連結部分に衝撃力が作
用することがなく、しかも、弾性シリンダはドアが水平
状態になった時に最短寸法となるので、ストッパとして
の作用を示し、水平状態のドアの上に大きな重量が加え
られても各部に過大な力が作用することがなく強度的に
安定した状態とすることができ、しかも、弾性シリンダ
の下方の支持部分を自由状態にすることにより、ドアを
完全に下向きにして本体ケースから突出することがない
ようにできるため、本体ケース内の清掃等の作業をきわ
めて容易に行うことができるという効果を有する。
【0031】請求項2記載の発明は、請求項1記載の食
器洗浄機において、弾性シリンダは所定長さのシリンダ
内にバネが挿入されたバネシリンダであるようにしたの
で、ドアの開放時に作用する衝撃力の解消やドアにかか
る重量物を受ける強度増加を機械的に簡単な構造で得る
ことができるという効果を有する。
【0032】請求項3記載の発明は、請求項1記載の食
器洗浄機において、弾性シリンダは所定長さのシリンダ
内にガスが封入されたガス封入バネシリンダであるよう
にしたので、ダンピング効果が加わってドアの動きをき
わめて滑らかなものとすることができるという効果を有
する。
【0033】請求項4記載の発明は、請求項1、2又は
3記載の食器洗浄機において、弾性シリンダの上下の支
持部を結ぶ直線は、常にドアを支持するヒンジの外側に
位置しているようにしたので、弾性シリンダの力によ
り、ドアが閉止したときの安定した閉止状態、及び、ド
アが開放したときの重量物の保持を一本の弾性シリンダ
で確実に行うことができるという効果を有する。
【0034】請求項5記載の発明は、請求項1、2、3
又は4記載の食器洗浄機において、両側の弾性シリンダ
の下部を一本の支持軸で連結し、この支持軸を前記本体
ケースに固定された上方開放のJ形軸受板に係脱自在に
係合させたので、ドアを完全に下方まで回動させること
ができ、これにより、本体ケースの前面に突出物をなく
してその内部の清掃等を容易に行うことができるという
効果を有する。
【0035】請求項6記載の発明は、請求項5記載の食
器洗浄機において、両側の弾性シリンダを支持する支持
軸は中央部が突出したクランク形状であるようにしたの
で、支持軸のJ形軸受板からの係脱を行うための操作性
を向上させることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すものでドアを閉止した
状態の斜視図である。
【図2】ドアを開放した状態の斜視図である。
【図3】ドアを開放した状態の縦断側面図である。
【図4】ドアを閉止した状態の正面図である。
【図5】バネシリンダの縦断側面図である。
【図6】ドアを完全に下方にまで回動させた状態の斜視
図である。
【図7】ガス封入バネシリンダの縦断側面図である。
【図8】従来のシステム化された食器洗浄機を示す斜視
図である。
【図9】従来の他の例を示すドアを開放した状態の斜視
図である。
【図10】ドアを閉止した状態の斜視図である。
【符号の説明】
14 本体ケース 15 開口部 16 ヒンジ 17 ドア 18 J形軸受板 19 支持軸 20 バネシリンダ(弾性シリンダ) 34 洗浄ノズル 35 洗浄ノズル 36 すすぎ湯ノズル 37 すすぎ湯ノズル 38 調理器具 39 ラック 40 ラックレール 45 ガス封入バネシリンダ(弾性シリンダ)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄ノズル及びすすぎノズルが内蔵され
    前面上部に開口部が形成された本体ケースに、前記開口
    部を開閉する上開きのドアを回動自在に取り付け、この
    ドアを支持するヒンジの下方の前記本体ケースの外面と
    前記ヒンジの上方の前記ドアの外面とにそれぞれ支持さ
    れるとともに最短寸法が規定された伸縮自在の弾性シリ
    ンダを前記ドアの両側に配設し、前記弾性シリンダが圧
    縮されて最短寸法になった時に前記ドアが水平状態にな
    るように前記弾性シリンダの取付位置を規制し、前記弾
    性シリンダの下方の支持部分を選択的に自由状態になる
    ように係脱自在の軸支構造としたことを特徴とする食器
    洗浄機。
  2. 【請求項2】 弾性シリンダは所定長さのシリンダ内に
    バネが挿入されたバネシリンダであることを特徴とする
    請求項1記載の食器洗浄機。
  3. 【請求項3】 弾性シリンダは所定長さのシリンダ内に
    ガスが封入されたガス封入バネシリンダであることを特
    徴とする請求項1記載の食器洗浄機。
  4. 【請求項4】 弾性シリンダの上下の支持部を結ぶ直線
    は、常にドアを支持するヒンジの外側に位置しているこ
    とを特徴とする請求項1、2又は3記載の食器洗浄機。
  5. 【請求項5】 両側の弾性シリンダの下部を一本の支持
    軸で連結し、この支持軸を前記本体ケースに固定された
    上方開放のJ形軸受板に係脱自在に係合させたことを特
    徴とする請求項1、2、3又は4記載の食器洗浄機。
  6. 【請求項6】 両側の弾性シリンダを支持する支持軸は
    中央部が突出したクランク形状であることを特徴とする
    請求項5記載の食器洗浄機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010000182A (ja) * 2008-06-19 2010-01-07 Nippon Senjoki Kk 食器洗浄機
KR101866829B1 (ko) * 2017-02-23 2018-06-12 주식회사 피닉스 높이가 낮은 저상 식기세척기

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JP2010000182A (ja) * 2008-06-19 2010-01-07 Nippon Senjoki Kk 食器洗浄機
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