JP2002209587A - アセチルグルコサミン転移酵素viタンパク質及びそれをコードする核酸 - Google Patents

アセチルグルコサミン転移酵素viタンパク質及びそれをコードする核酸

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JP2002209587A
JP2002209587A JP2001010883A JP2001010883A JP2002209587A JP 2002209587 A JP2002209587 A JP 2002209587A JP 2001010883 A JP2001010883 A JP 2001010883A JP 2001010883 A JP2001010883 A JP 2001010883A JP 2002209587 A JP2002209587 A JP 2002209587A
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Naoyuki Taniguchi
直之 谷口
Tomohiko Taguchi
友彦 田口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 精製されたアセチルグルコサミン転移酵素VI
(GnT VI)及びそれをコードする核酸を提供すること。 【解決手段】 GnT VIを単離し、それをコードする遺伝
子をクローニングし、GnT VIのアミノ酸配列及びその遺
伝子の塩基配列を決定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なアセチルグ
ルコサミン転移酵素VIタンパク質及びそれをコードする
核酸に関する。
【0002】
【従来の技術】糖たんぱく質におけるアスパラギンを結
合したオリゴ糖(N-グリカン)の生物学的役割は、末端
グリカン構造とその受容体の相互作用を介して果される
と考えられている。しかしながら、末端構造の多様性と
結合活性は、N-グリカンのコア構造により制御されてい
る。脊椎動物では、6種類のN-アセチルグルコサミン転
移酵素(GnT) IからVIまでが高度に分枝したN-グリカン
のコア構造の合成開始に携わっている(図7)。今まで
にGnT IからVまでは精製され、相当する遺伝子がクロー
ニングされている。GnT VIだけが精製されてなく、遺伝
子構造も判らないままだった。GnT VIは、GlcNAcがN-グ
リカンのコア構造のManα1,6アームの第4位に転移する
のを触媒し、GlcNAcを二分して最も高度に分枝した5つ
のアンテナを持つグリカンを形成する。このようなグリ
カンはオボムコイドや魚卵に見られ、GnT VI活性はニワ
トリの卵管や魚類の卵巣に認められている。GnT-VIの実
在を確認し、5つのアンテナを持つN-グリカンの機能に
ついて見識を得るためには、この酵素の分子クローニン
グが必須である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、精製されたGnT VI及びそれをコードする核酸、並び
に該核酸を有し、宿主細胞中でGnT VIを発現することが
できる組換えベクター及び該発現ベクターで形質転換さ
れ、GnT VIを生産することができる細胞を提供すること
である。
【課題を解決するための手段】
【0004】本願発明者らは、鋭意研究の結果、後述す
る方法によりニワトリ卵管からGnTVIを精製することに
成功した。さらに、精製したGnT VIから部分アミノ酸配
列を決定し、この部分アミノ酸配列に基づきニワトリ卵
管から得た全RNAを用いたRT-PCRによりGnT VIをコー
ドするcDNAのクローニングに成功し、さらにその塩
基配列を決定した。さらにこのcDNAを組み込んだ組
換えベクターを作製し、これでCOS-1細胞を形質転換
し、COS-1細胞にGnT VIを産生させることに成功し、本
発明を完成した。
【0005】すなわち、本発明は、配列表の配列番号1
で示されるアミノ酸配列を有するタンパク質又は該アミ
ノ酸配列を構成する1若しくは複数のアミノ酸が置換し
若しくは欠失し、若しくは1若しくは複数のアミノ酸が
該アミノ酸配列に挿入され若しくは付加されたアミノ酸
配列を有するタンパク質であってアセチルグルコサミン
転移酵素VI活性を有するタンパク質を提供する。また、
本発明は、本発明の該タンパク質をコードする核酸を提
供する。さらに、本発明は、上記本発明の核酸を有し、
宿主細胞中で上記本発明のタンパク質を発現することが
できる組換えベクターを提供する。さらに、本発明は、
上記本発明の組換えベクターで形質転換され、上記本発
明のタンパク質を産生する細胞を提供する。さらに、本
発明は、GlcNAcがN-グリカンのコア構造のManα1,6アー
ムの第4位に転移するのを触媒し、至適pHが約7.75で
あり、ニワトリ卵管中に存在するアセチルグルコサミン
転移酵素VIを提供する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明により、下記実施例に詳述
する方法により、ニワトリ卵管からGnT VIが精製され
た。GnT VIは下記実施例に詳述される方法で確認された
ように、GlcNAcがN-グリカンのコア構造のManα1,6アー
ムの第4位に転移するのを触媒し、至適pHが約7.75で
あるものである。
【0007】さらに、下記実施例に詳述される方法によ
り、精製されたGnT VIの部分アミノ酸配列に基づき、該
酵素のcDNAのクローニングに成功し、その塩基配列
を決定した。翻訳開始コドンatgが1箇所しかなかった
ので、オープンリーディングフレームを容易に定めるこ
とができ、推定アミノ酸配列を決定した。決定された推
定アミノ酸配列を配列表の配列番号1に、これをコード
するcDNAの塩基配列を該推定アミノ酸配列と共に配
列番号2に示す。
【0008】なお、一般に、生理活性を有するタンパク
質において、そのアミノ酸配列を構成するアミノ酸のう
ち1又は複数のアミノ酸が置換し若しくは欠失し、又は
該アミノ酸配列に1又は複数のアミノ酸が挿入され若し
くは付加された場合であっても、その生理活性が維持さ
れる場合があることは当業者に広く知られているところ
である。従って、配列表の配列番号1で示されるアミノ
酸配列を構成する1若しくは複数のアミノ酸が置換し若
しくは欠失し、又は1若しくは複数のアミノ酸が該アミ
ノ酸配列に挿入され若しくは付加されたアミノ酸配列を
有するタンパク質であってアセチルグルコサミン転移酵
素VI活性を有するタンパク質(以下、便宜的に「修飾タ
ンパク質」という)も本発明の範囲に含まれる。この場
合、該修飾タンパク質のアミノ酸配列は、配列番号1で
示されるアミノ酸配列と80%以上、好ましくは90%
以上、さらに好ましくは95%以上の相同性を有するこ
とが好ましい。なお、アミノ酸配列の相同性は、例えば
FASTAのようなこの分野において周知のソフトを用いて
容易に算出することができ、このようなサービスはイン
ターネットによって受けることも可能である。修飾タン
パク質としては、特に、配列表の配列番号1で示される
アミノ酸配列を構成する1若しくは数個のアミノ酸が置
換し若しくは欠失し、又は1若しくは数個のアミノ酸が
該アミノ酸配列に挿入され若しくは付加されたアミノ酸
配列を有するタンパク質であってアセチルグルコサミン
転移酵素VI活性を有するタンパク質が好ましい。
【0009】本発明は、アセチルグルコサミン転移酵素
VI活性を有する上記タンパク質をコードする核酸をも提
供する。該核酸の塩基配列は、上記タンパク質をコード
するいずれのものであってもよく、その好ましい一例は
上記の通り配列番号2に示されている。
【0010】本発明は、さらに、上記本発明の核酸を有
し、宿主細胞中で上記本発明のタンパク質を発現するこ
とができる組換えベクターを提供する。このような組換
えベクターは、公知の発現ベクターのマルチクローニン
グ部位に上記本発明の核酸を挿入することにより容易に
作製することができる。発現ベクター自体は種々のもの
が広く知られており、種々の宿主細胞のための種々の発
現ベクターが市販されている。本発明において、このよ
うな市販の発現ベクターを好ましく用いることができ
る。
【0011】さらに、本発明は、上記本発明の組換えベ
クターで形質転換され、上記本発明のタンパク質を産生
する細胞を提供する。形質転換の方法自体は周知であ
る。宿主細胞としては、特に限定されるものではなく、
哺乳動物細胞、昆虫細胞、大腸菌や枯草菌のような細菌
細胞、酵母細胞等を挙げることができる。なお、本発明
の酵素を、糖タンパク質の糖鎖の修飾に用いる場合に
は、該糖タンパク質を産生している細胞を形質転換して
本発明のタンパク質を生産させることが好ましい。
【0012】本発明の酵素は、GlcNAcがN-グリカンのコ
ア構造のManα1,6アームの第4位に転移するのを触媒
し、GlcNAcを二分して最も高度に分枝した5つのアンテ
ナを持つグリカンを形成する。すなわち、GlcNAcの分枝
化に有用であり、従って、本発明の酵素を適用すること
により、糖タンパク質等の糖鎖を修飾することが可能で
ある。糖鎖を修飾することにより、例えば糖タンパク質
の生体中での安定性を代えることが可能であり、タンパ
ク製剤の安定性の改良を行うことが可能である。また、
異種移植において、異種臓器を構成する細胞の糖鎖を受
容者(例えばヒト)本来の糖鎖構造に変更することによ
り、異種臓器移植における拒絶反応を抑制することが可
能であると考えられる。このような糖タンパク質や細胞
の糖鎖の修飾は、本発明の酵素単独で、又は公知のGnT
IないしVと共働して行うことが可能である。
【0013】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づきより具体的に
説明する。もっとも、本発明は下記実施例に限定される
ものではない。
【0014】(参考例1) GnT VI活性の測定 GnT VI活性はAnal.Biochem.255,
155−157に記載した方法に従い測定した。標準イ
ンキュベート混合物は全量10μlに、150mMのH
EPES(pH8.0)、10mMのUDP−GlcN
Ac、100mMのGlcNAc、30mMのMnCl
、0.5%のトリトンX−100(商品名)、2mg
/mlのウシ血清アルブミン(BSA)、24pmol
の基質[(2,4)(2,6)]−PA及び酵素分画(2
μl)を含んでいた。この混合物を37℃にて4時間イ
ンキュベートした後、40μlの水を加えて、1分間煮
沸することにより酵素反応を停止した。13,000r
pmにて5分間遠心した後、反応混合物から取った10
μlの上清をTSK−ゲル ODS−80TMカラム
(4.6×7.5mm;トーソー)にかけた。溶出は20
mMの酢酸アンモニウム(pH4.0)により1.6ml
/分の流速で55℃にて行った。励起波長320nm、
発光波長400nmにて蛍光をモニターした。酵素の特
異活性はタンパク質mg当たり、1時間当たりの生成物
のピコモルとして表した。タンパク質濃度は、BSAを
標準として、BCAキット(ピアース)またはバイオラ
ッドタンパク質アッセイキットを用いて測定した。
【0015】(実施例1) GnT VIの精製 (1)ミクロソーム分画のホモジネート調製(ステップ
1) 緩衝液A(0.25Mのショ糖、20μMのpAPMS
F、10mMのトリス塩酸(pH7.5))中でワリン
グ・ブレンダーにて凍結したニワトリの卵管(270
g)をホモジナイズした。8,000rpmで10分間
遠心した後、上清をプールし、ペレットについては更に
2回抽出を行い、その後上清(1,200ml)をすべ
て混合した。78,000 x gで2時間遠心した後、
約13gのミクロソーム分画を得た。
【0016】(2)GnT VIの可溶化(ステップ2) 次いで、このミクロソーム分画を150mlの緩衝液B
(20%のグリセロール、20μMのpAPMSF、1
%のトリトンX−100、10mMのトリス塩酸(pH
7.5))に懸濁し、2時間緩やかに撹拌してから、1
05,000 xgにて1時間遠心した。上清分画を回
収し、残ったペレットについて同じ超遠心にてもう1回
抽出した。1回目と2回目のトリトン−X抽出物を混合
し、次の酵素精製に用いた。
【0017】(3)Q−セファロースFFカラムクロマ
トグラフィ(ステップ3) このトリトン−X抽出物を、緩衝液C(20%のグリセ
ロール、0.1%のトリトンX−100、10mMのト
リス塩酸(pH8.4))で平衡化したQ−セファロー
スFFカラム(10×4cm)にて処理した。このカラ
ムクロマトグラフィで40mlの分画を回収した。タン
パク質濃度が1.0mg/mlに低下するまで緩衝液C
にてカラムを洗浄した。1,000mlの緩衝液Cと
1,000mlの0.8M NaCl/緩衝液Cとの間で
作った線形勾配によって溶出を行った。参考例1に従
い、GnT VI活性を調べ、活性を含む分画を得た。
【0018】(4)Ni2+−キレート・セファロース
FFカラムクロマトグラフィ(ステップ4) 前記分画を、緩衝液D(20%のグリセロール、0.4
MのNaCl、0.1%のトリトンX−100、20m
Mのトリス塩酸(pH8.0))にて平衡化したNi
2+−キレート・セファロースFFカラム(2.5×1
0cm)(商品名)で処理した。Ni2+の漏出を避け
るために、金属イオンを含まないキレート・セファロー
スFF樹脂(2.5×5cm)の上にNi2+−キレー
ト・セファロースFF樹脂を重層した。このカラムクロ
マトグラフィで11mlの分画を回収した。カラムによ
って GnT VIの活性はすべて維持されていた。タン
パク質濃度が0.2mg/mlに減じるまで緩衝液Dで
カラムを洗浄した後、300mlの緩衝液Dと300m
lの0.1M グリシン/緩衝液Dで作った線形勾配にて
GnT VI活性を溶出した。GnT VIの活性を含む分
画を混合し、YM30メンブレンを用いたアミコン・ダ
イアフロー限外濾過器(アミコン)によってこの分画の
緩衝液を緩衝液E(20%のグリセロール、0.05%
のトリトンX−100、10mMのMnCl、1mM
のDTT、20mMのMOPS(pH7.4))に置換
した。
【0019】(5)UDP−ヘキサノール−アガロース
アフィニティカラムクロマトグラフィ(ステップ5) 上記ステップ4の後、シグマコート(シグマ)にてカラ
ムをシリコン処理し、分画回収にはシリコン処理した試
験管(アシスト)を用いた。この分画を0.05M Na
Cl/緩衝液Eで平衡化したUDP−ヘキサノール−ア
ガロースカラム(1.5×15cm)で処理した。この
カラムを、100mlの緩衝液Eにて洗浄した。GnT
VI活性は緩衝液F(20%のグリセロール、0.05
%のトリトンX−100、1mMのDTT、0.05M
のNaCl、20mMのMOPS(pH7.4))にて
溶出した。カラムに載せるステップと洗浄するステップ
は5mlずつの分画とした。溶出ステップでは1.4m
lずつの分画とし、GnT VI活性を含む分画を集め
た。
【0020】(6)UDP−ヘキサノール−アガロース
アフィニティカラムクロマトグラフィ(ステップ6) ステップ5で得た分画に、等量の緩衝液G(20%のグ
リセロール、0.05%のトリトンX−100、20m
MのMnCl、1mMのDTT、20mMのMOPS
(pH7.4))を加え、この溶液を前述と同様に再び
UDP−ヘキサノール−アガロース クロマトグラフィ
を行い精製した GnT VI分画を得た。
【0021】上記、精製過程のステップ3〜5における
クロマトグラフィにおける溶出パターンを図1〜3に示
す。各図に棒線で示した分画をプールした。また、上記
精製過程の総タンパク量、総活性、比活性、回収率、精
製倍率について、表1に示す。精製した GnT VI分
画は、10%のゲルを用いてLaemmliの方法(N
ature 227,680−685)により、非還元
条件下、SDS−PAGEを行った。ゲル中のタンパク
質は銀染色キット(2D銀染色II「ダイイチ」第一化
学)によって染色した。その結果を図4に示す。銀染色
によって染色されるバンドは単一であった。また、ニワ
トリ卵管ホモジネートを出発原料とした場合、最終的な
回収率は表1に示す通り16%で、64,000倍に精
製することができた。
【0022】
【表1】表1 ニワトリ卵管からのGnT VIの精製
【0023】(実施例2) GnT VIの分析(前述の
方法により得られた精製GnT VIの特徴) (1)GnT VIの至適pH 各pHの緩衝液の中で、参考例1に記載してあるとおり
に GnT VIの活性を測定した。pH5.5〜6.5
(▲)の150mMのMES、pH7.0〜8.25
(●)の150mM HEPES、及びpH8.5〜
9.5(■)の150mMのトリスを含むアッセイ溶液
を用いた。図5に示すように GnT VI活性の至適p
Hは7.75であり、比較的幅広いpH範囲において活
性を示した。
【0024】(2)GnT VI活性における2価陽イオ
ン 10mM MnCl溶液中の GnT VI活性を10
0とし、各2価陽イオン(10mM)溶液による影響を
調べた。活性はMn2+で最大であった。Co 2+、M
2+、及びNi2+は部分的にMn2+の代わりを果
せたが、Ca 、Zn2+、Fe2+、及びCu2+
は有意な効果を示さなかった。その結果を表2に示す。
また、GnT VI活性のMn2+依存性について調べた
結果を図6に示す。GnT VI活性を参考例1に従い測
定を行った結果、Mn2+ 5mM付近で高い活性を示
し、それ以上のMnCl濃度では徐々に活性が低下し
た。
【0025】
【表2】表2 n.d.:検出されず
【0026】(3)受容体基質の特異性 複合型糖鎖を用いて、GnT VIの受容体基質の特異性
を調べた。表3に示すように精製した GnT VIはそ
の基質を明瞭に選択することを示した。それはGlcN
Acを[(2,4),(2,6)]−PA及び[2,
(2,6)]−PA(GnT Vの産物)に変換すること
はできたが、[2,2]−PAまたは[(2,4),2]−
PA(GnT IVの産物)を基質として用いた場合、活
性は認められなかった。各受容体糖鎖を図7に示す。こ
の結果から受容体基質としてManα1−6アームへの
β1−6N−アセチルグルコサミル化が、GnT VIの
活性発現に必須であり、特異性の高い酵素であった。
【0027】
【表3】表3
【0028】(実施例3) 精製 GnT VIに由来するペプチドのアミノ酸配列の
決定 前記実施例1で得た精製した GnT VI約2μgを用
いて、還元条件下にてSDS−PAGEを行い、クマシ
ーブリリアントブルー R−250にて染色した。60
kDaのバンドを切り出し、0.1%SDSと1mMの
EDTAを含む0.1Mトリス塩酸緩衝液中で37℃に
て12時間、0.1μgのアクロモバクタープロテアー
ゼ(リシレンドペプチダーゼ)で処理した。生成したペ
プチドをゲルから抽出し、DEAE−5PW(1×20
mm;トーソー)及びモデル1100(ヒューレットパ
ッカード)液体クロマトグラフィシステムと直列に接続
したCAPCELL PAK C18UG120(1×1
00mm;資生堂)にて分画した。0〜60%までの線
形勾配で溶媒Bを用いて流速35μl/分にて96分間
でペプチドを溶出した。ここでは、溶媒A及びBはそれ
ぞれ、0.09%(v/v)トリフルオロ酢酸水溶液及
び80%アセトニトリル中の0.075%(v/v)ト
リフルオロ酢酸であった。選択したペプチドをモデルP
rocise494cLCシークエンサー(パーキンエ
ルマー)を用いてエドマン分解にかけ、メルカプトベン
ゾチアゾールをマトリックスとして用いた線形モデルに
てReflex MALD−TOF(Bruker−F
ranzen Analytik)でマトリックス補助
レーザー脱離イオン化飛行時間型質量分析を行った。そ
の結果を、配列表の配列番号3〜7に示す。なお、配列
番号3〜7に示すアミノ酸配列を有するペプチドをそれ
ぞれP25、P53、P89、P91及びP93と命名
した。
【0029】(実施例4) 実施例3のアミノ酸配列か
らのプライマーの設計とポリメラーゼ連鎖反応及びプロ
ーブの作成 精製 GnT VIに由来するペプチドP89(配列番号
5)とP91(配列番号6)のアミノ酸配列に基づい
て、センス及びアンチセンス両方の変性オリゴヌクレオ
チドを表4に示すようにデオキシイノシン置換によって
合成した。プライマーの組合せを減らすために、コドン
の同義性が2を超える部位ではデオキシイノシンを代わ
りに使い、セリン、アルギニンまたはロイシン残基につ
いてはそれぞれ、以下の表4に示すように2つのコドン
型のプライマーの組合せを用意した。オリゴヌクレオチ
ド91S1,91S2と91A1〜91A4は、それぞ
れP91のアミノ末端配列とカルボキシ末端配列に基づ
いて合成した。同様に、89S1,89S2及び89A
1〜89A4は、P89のペプチド配列に基づいて合成
した。このオリゴヌクレオチドはニワトリ卵管から得た
全RNAを用いたRT−PCR分析のプライマーとして
使った。ニワトリ卵管の全RNAはTRIZOL試薬
(ギブコBRL)を用いて抽出した。
【0030】
【表4】表4 PCRを用いたcDNAクローン単離実験用オリゴヌク
レオチドプライマー プライマー名中、「S」はセンス、「A」はアンチセン
スを示す。「I」はデオキシイノシンを示す。
【0031】PT−PCRは、以下の条件で行った。逆
転写酵素反応は、プライマーとしての50pmolのラ
ンダムヘキサマー、2μgの全RNA、0.5mMの各
dNTP、20mMのトリス塩酸緩衝液(pH8.
4)、50mMのKCl、5mMのMgCl、10mM
のジチオスレイトール及びモロニーマウス白血病ウイル
ス由来の200単位の逆転写酵素(スーパースクリプト
II RT、ギブコBRL)を用いて最終容量を20μl
として42℃にて1時間行った。次のPCRの反応混合
物は、2μlの逆転写酵素反応溶液、100pmolの
各プライマー、0.2mMの各dNTP、50mMのK
Cl、10mMのトリス塩酸緩衝液(pH8.3)、1.
5mMのMgCl、及び1.25単位のTaqポリメラ
ーゼを含み最終容量を50μlとした。反応混合物につ
いて、94℃にて30秒間の変性、50℃にて30秒間
のアニ―リング、及び72℃にて10秒間の伸展を50
サイクル行った。ニワトリ卵管由来の全RNAをテンプ
レートとして用いたRT−PCR分析では、まずセンス
とアンチセンスプライマーの8つの可能なそれぞれのペ
アを用いた。その結果、91S2と91A1のプライマ
ーセットのペアでは80bpのcDNA断片を生じ、P
91のアミノ酸配列から推定される長さに相当してい
た。89S2と89A1のプライマーセットのペアは7
1bpのcDNA断片を生じ、P89のアミノ酸配列か
ら推定される長さに相当していた。PCR産物をポリア
クリルアミド電気泳動にかけた後、DNA断片を切り出
し、pT7ブルーベクター(ノバゲン、WI)にサブク
ローニングし、配列を決定すると、推定アミノ酸配列は
P91及びP89のそれに一致していた。次いで、この
サブクローニングしたPCR断片のヌクレオチド配列に
基づいてセンス鎖(91SPと呼ぶ5'−TCTCCA
TTGTCTTCCAC−3'(配列番号8)または8
9SPと呼ぶ5'−TGTCATCAGTGCGACG
A−3'(配列番号9))及びアンチセンス鎖(91A
Pと呼ぶ5'−GTGGAAGACAATGGAGA−
3'(配列番号10)または89APと呼ぶTCGTC
GCACTGATGACA−3'(配列番号11))の
両方を合成した。これらのプライマーを組み合わせて、
RT−RCRを実施した。その結果、89SPと91A
Pをプライマーとして用いた場合、850bpの産物が
増幅された。このRT−RCR産物をpT7ブルーベク
ターにサブクローニングし、配列決定分析を行った。そ
の結果、850bpの断片は実施例3で決定したP25
(配列番号3)をコードする配列を含むことが示され、
この断片は目的遺伝子の一部であった。
【0032】(実施例5) ニワトリ卵管のcDNAラ
イブラリの作製及びcDNAクローンの単離 前記と同様に、ニワトリの卵管から全RNAを抽出し
た。オリゴ(dT)ラテックス(オリゴテックス−dT
30<スーパー>、ロシュ)によりポリ(A)RNA
をさらに精製した。2本鎖cDNAはDNA合成キット
(ZAP−cDNA合成キット、ストラタジーン)を用
いて合成した。手短に言えば、オリゴ(dt)とXho
I制限酵素認識部位を含むプライマーと共に、ポリ
(A)RNAの逆転写によって1本目のcDNA鎖を
合成した。2本目を合成した後、2本鎖cDNAはEc
o RIアダプターに連結した。次いでcDNAをEc
o RIとXho Iで消化したUni−ZAP XRベ
クターに連結し、続いてin vitroにてパッケー
ジングした(ギガパックIIIゴールドパッケージングエ
クストラクト、ストラタジーン)。上述した850bp
のcDNA断片から合成したジゴキシゲニン標識DNA
プローブを用いて、λZAPニワトリ卵管cDNAライ
ブラリをスクリーニングした。3.9×10個のプラ
ークから陽性のクローンを1つ単離し、プラスミドpB
S−GnT VIを得るためにpBluescriptフ
ァージミドのin vivo切り出しを行った。そのc
DNA挿入物のヌクレオチド配列(2.1キロベース)
を決定した。その配列を、配列番号14及び図8に示す
(配列番号14及び図8に示された配列は同じであ
る)。なお、図8中、精製GnT VIの消化により得られた
5種類のペプチドの位置を下線で示す。アスタリスク
は、潜在的なN-グリコシル化部位を示す。また、仮想的
膜貫通疎水性領域を二重下線で示す。
【0033】(実施例6) GnT VIのcDNA及び
予想タンパク質配列 配列番号14及び図8に示すように、cDNAは、分子
量52,817Daの464個のアミノ酸残基をコード
するオープンリーディングフレームを有し、219番目
の推定開始コドン及び1,611番目のTGA停止コド
ンを伴った2,046個のヌクレオチドで構成されてい
た。推定アミノ酸配列は、精製タンパク質の消化物から
得たペプチド残基を全て含んでいた。オープンリーディ
ングフレームで得られた最上流のペプチドである、P9
3(配列番号7)ペプチドの配列で上流におけるインフ
レームATGコドンは1つしかなかったので、我々はそ
れを推定開始コドンと確認した。推定ポリアデニル化部
位は2,026番目にあり、ポリ(A)がつながってい
た。2,065bpというcDNAの長さが、ニワトリ
の卵管で見られたmRNAのサイズにほとんど一致して
いるということは、DNAがほぼ完全長であることを示
している。推定アミノ酸配列は、2つのN−結合グリコ
シル化部位を含んでいた。酵素タンパク質が2つのN−
結合オリゴ糖鎖を持つ場合、分子量は、還元条件下のS
DS−PAGEで認められた60kDaの精製タンパク
質に一致する。図9に示すようにヒドロパシー(疎水性
親水性指標)を、KyteとDoolitteの方法(K
yte, J. and Doolittle, R.F.(1982) J. Mol. Biol. 15
7, 105-132)に従い、11アミノ酸のウィンドウでプロ
ットして分析すると、アミノ末端領域に陽イオン性の境
界を伴った顕著な疎水性断片が1つ見られ、今までにク
ローニングされたほとんどのグリコシルトランスフェラ
ーゼの場合と同様にこのタンパク質がII型膜貫通構造を
持つと考えられる。
【0034】(実施例7) ニワトリ組織における G
nT VI遺伝子の発現 ニワトリの卵管から得た4μgのポリ(A)RNAを
65℃にて、50%(v/v)ホルムアミド、17.5
%(v/v)ホルムアルデヒド、20mMのMOPS
(pH 7.0)で変性させ、6%ホルムアルデヒドを含
む1%アガロースゲルで電気泳動し、ナイロンメンブレ
ン(ロシュ)に移した。プライマーとして5'−ATG
CGGTGCTCCCCGAA−3'(配列番号12)
と5'−GGTGCCTGCAGTCCAAA−3'
(配列番号13)及びテンプレートとしてpBS−Gn
T VIと共にDIG PCRプローブ合成キット(ロシ
ュ)を用いて、ジゴキシゲニン標識DNAプローブを合
成した。50℃にてメンブレンとDNAプローブとのハ
イブリッド形成を行った。ジゴキシゲニン標識RNA分
子量マーカーII(ロシュ)をサイズマーカーとして用い
た。その他の方法はプラークハイブリッド形成で用いた
ものと同じであった。ニワトリの卵管から得たポリ
(A)RNAのノーザンブロットを GnT VI cD
NAから作成したジゴキシゲニン標識DNAとハイブリ
ッド形成させた。その結果、ニワトリの卵管では2.1
キロベースの転写物が観察された。ニワトリの卵管由来
の4μgポリ(A)RNAを用いた場合にのみ Gn
T VIの転写物を検出できたので、組織における Gn
T VIのmRNA量は極めて少ないものと思われた。従
って、我々はRT−PCR分析によってニワトリの組織
における GnT VI遺伝子の発現を調べた。このよう
な分析における作為を回避するために、我々は GnT
VI cDNAの3つの部分に対するPCRを行い、結果
を比較した。用いたプライマーセットは、(A)5'-ACCGTC
AACCGACTGGA-3'(図8のヌクレオチド1137-1153、配列番
号27)と5'-GGTGCCTGCAGTCCAAA-3' (図8のヌクレオチ
ド1594-1610、配列番号13)、(B) 5'-ATGCGGTGCTCCCCG
AA-3' (図8のヌクレオチド219-235、配列番号12)と
5'-TCGTCGCACTGATGACA-3'(図8のヌクレオチド490-50
6、配列番号11)及び(C) 5'-CCCTGGAAGGCCTCAAG-3'
(図8のヌクレオチド718-734、配列番号28)と 5'-AGG
CGGAAGTGGGTCAG-3' (ヌクレオチド1041-1057、配列番号
29)であった。これらの各プライマーセットを用い
て、逆転写したcDNAをPCRにて別々に増幅した。
PCR産物を電気泳動で分画し、臭化エチジウムで視覚
化した。データはすべて一貫して GnT VI mRNA
は卵管、脾臓、肺及び結腸に相対的に強く発現している
ことを示した。
【0035】(実施例8) ニワトリ GnT VI及び
ヒト GnT IV−ホモログcDNAのCOS−1細胞
における過剰発現 pBS−GnT VIをEco RIとXho Iで消化
し、挿入するDNAを発現ベクターpSVK3(アマシ
ャム・ファルマシア)のEco RI部位とXho I部
位の間に連結した(pSV−GnT VIと呼ぶ)。 p
BS−hGnTIVh(Anal. Biochem. 255, 155-157
(1998))をXba IとXho Iで消化し、挿入するD
NAをpSVK3のXba I部位とXho I部位の間
に連結した(pSV−hGnT IVhR)。pSV−
hGnT IVhRはSV40プロモーターに対して反
対方向を向いたhGnT IVhを含んでいるので、Sa
l Iで消化して適切な方向を向いたhGnT IVh
(pSV−hGnT IVh)を得るために連結し直し
た。直径100−mmのディッシュで事前に1日間培養
したCOS−1細胞(1×10)に、2μgのプラス
ミドDNA、8μlのPLUS試薬及び12μlのリポ
フェクトアミン(ギブコBRL)によるリポフェクチン
によって遺伝子を移入した。72時間後、2mlの冷却
PBSで細胞を2回洗浄し、シリコン製のスクレーパー
を用いて0.1mlのPBSと共に回収した。氷中にて
細胞を超音波破砕し、様々なGlcNAcトランスフェ
ラーゼ活性を測定し、BSAを標準としてタンパク濃度
(BCAタンパクアッセイキット、ピアース)を測定し
た。また、GnT III、IV、V,及びVIの活性は、A
nal.Biochem.255,155−157;B
iochem.Biophys.Acta.1035,
313−318等に記載された方法に従い測定した。表
5に示すように、pSV−GnT VIを遺伝子移入した
COS−1細胞は GnTVI活性を示したが、pSV−
hGnT−IVhまたはpSVK3のみを遺伝子移入し
た細胞には GnT VI活性はなかった。 pSV−G
nT VIまたはpSV−hGnT−IVhを遺伝子移入
した細胞はどちらも GnT III及びV活性を示さなか
った(データは示さず)。これらの結果は、クローニン
グしたcDNAは GnT VIをコードしているが、ヒ
トGnT IV−ホモログはコードしていないことを示し
ている。
【0036】
【表5】表5 COS-1細胞におけるGnT VI及びヒトGnT IV-Hの発現 トランスフェクトされた細胞ホモジネートのGnT VI及び
IV活性。結果は、3回の実験の平均値を示す。 ND: 検出せず
【0037】
【発明の効果】本発明により、これまでに単離されてい
なかったアセチルグルコサミン転移酵素VIが初めて単離
され、それをコードする核酸が初めてクローニングさ
れ、その塩基配列が決定された。本発明により、アセチ
ルグルコサミン転移酵素VIを遺伝子工学的手法により生
産することが初めて可能となった。
【0038】
【配列表】 <110> FUJIREBIO INC. <120> Acetylglucosaminyl transferase VI and nucleic acid encoding the s ame <130> 00685 <160>
【0039】 <210> 1 <211> 464 <212> PRT <213> Gallus gallus <400> 1 Met Arg Cys Ser Pro Lys Arg Ser Leu Thr Ala Val Ile Ala Ala Ser 1 5 10 15 Phe Leu Leu Leu Leu Leu Leu Leu Leu Leu His Arg Gly Ser Trp Gln 20 25 30 Asp Pro Gln Glu Val Gln Phe Arg Asp Leu Pro Ser Asp Ala Val Leu 35 40 45 Lys Ile Leu Lys Gln Gly Ser Leu His Ile Leu Gln Asp Thr Asp Asn 50 55 60 Leu Cys Ala Leu His Asn Ile Ser Tyr His Leu Leu Ala Gly Ser Pro 65 70 75 80 Leu Pro His Lys Lys Phe Leu Ala Val Gly Leu Ser Ser Val Arg Arg 85 90 95 Pro Arg Gly Tyr Tyr Leu Pro Asp Thr Leu Gln Ser Leu Phe Lys Gln 100 105 110 Ser Ser Glu Glu Glu Leu Gln Glu Met Val Val Val Val His Leu Ala 115 120 125 Asp Ala Asp Pro Ile Trp Asn Ala Gln Val Ala Ala Asp Ile Ser His 130 135 140 Arg Phe Ala His His Ile Leu Leu Gly Arg Leu Val Leu Ile His Thr 145 150 155 160 Pro His Glu Phe Tyr Pro Thr Leu Glu Gly Leu Lys Arg Asn Tyr Asn 165 170 175 Asp Pro Glu Glu Arg Val Lys Phe Arg Ser Lys Gln Asn Val Asp Tyr 180 185 190 Ala Phe Leu Phe Thr Phe Ala Ala Asn Leu Ser Ser Tyr Tyr Leu Met 195 200 205 Ile Glu Asp Asp Val Trp Ser Ala Lys Ser Phe Phe Thr Ala Ile Arg 210 215 220 Lys Ala Val Ala Ser Gln Glu Gly Ser Asn Trp Ala Thr Leu Glu Phe 225 230 235 240 Ser Lys Leu Gly Tyr Ile Gly Lys Leu Tyr Arg Ser Ser Asp Leu Pro 245 250 255 Arg Leu Ala Arg Phe Leu Leu Leu Phe Tyr Gln Glu Met Pro Cys Asp 260 265 270 Trp Leu Leu Thr His Phe Arg Leu Leu Leu Thr Gln Lys Asp Val Ile 275 280 285 Arg Phe Lys Pro Ser Leu Phe Gln His Met Gly Leu Tyr Ser Ser Phe 290 295 300 Gln Gly Thr Val Asn Arg Leu Glu Asp Asp Glu Phe Gln Ala Asp Ala 305 310 315 320 Met Asp Leu Pro Asp Asn Pro Pro Ala Ala Leu Phe Thr Asn Met Val 325 330 335 Val Phe Glu Asn Tyr Glu Pro Ser Lys Ala Tyr Ser Thr Ala Arg Gly 340 345 350 Tyr Phe Trp Gly Lys Asn Pro Ala Val Gly Ser Ile Phe Ser Ile Val 355 360 365 Phe His Gln Pro Ala Arg Val Thr Arg Val Arg Val Gln Thr Gly Ser 370 375 380 Ser Glu Arg Pro Gly Asp Phe Leu His Ala Gly Val Leu Glu Leu Gly 385 390 395 400 Arg Gly Arg Arg Ala Asp Gly Arg Asp Cys Ser Val Tyr Thr Thr Val 405 410 415 Gly Thr Phe Glu Lys Gly Asn Leu Glu Trp Arg Gly Leu Glu Lys Gly 420 425 430 Met Pro Asn Pro Val Glu Cys Val Arg Ile Arg Val Thr Gln Ser Gln 435 440 445 Ser Glu Trp Leu Ile Ile Gln Ser Ile Gly Ile Trp Thr Ala Gly Thr 450 455 460
【0040】 <210> 2 <211> 1395 <212> DNA <213> Gallus gallus <400> 2 atg cgg tgc tcc ccg aaa cgc tcc ctc acg gct gtg att gca gcc tcc 48 Met Arg Cys Ser Pro Lys Arg Ser Leu Thr Ala Val Ile Ala Ala Ser 1 5 10 15 ttc ctc ctc ctc ctc ctt ctc ctc ctt ctg cac agg ggc agc tgg cag 96 Phe Leu Leu Leu Leu Leu Leu Leu Leu Leu His Arg Gly Ser Trp Gln 20 25 30 gac ccc cag gag gtg cag ttt agg gat cta cct tca gat gcg gtc ctg 144 Asp Pro Gln Glu Val Gln Phe Arg Asp Leu Pro Ser Asp Ala Val Leu 35 40 45 aag ata ctg aag caa gga tcc ctg cac atc ctc cag gac acg gac aac 192 Lys Ile Leu Lys Gln Gly Ser Leu His Ile Leu Gln Asp Thr Asp Asn 50 55 60 ctc tgt gca ctc cac aac atc tcc tac cac ctc ctt gct ggt tcc cca 240 Leu Cys Ala Leu His Asn Ile Ser Tyr His Leu Leu Ala Gly Ser Pro 65 70 75 80 tta ccc cac aaa aag ttc ttg gcg gtg ggg ctg tca tca gtg cga cga 288 Leu Pro His Lys Lys Phe Leu Ala Val Gly Leu Ser Ser Val Arg Arg 85 90 95 cca cgt gga tat tac ctc cca gac acg ctg cag tcc ctc ttc aag cag 336 Pro Arg Gly Tyr Tyr Leu Pro Asp Thr Leu Gln Ser Leu Phe Lys Gln 100 105 110 tca tca gag gag gag ctg cag gag atg gtg gtg gtg gtg cac ctg gca 384 Ser Ser Glu Glu Glu Leu Gln Glu Met Val Val Val Val His Leu Ala 115 120 125 gat gca gac ccc atc tgg aat gcc cag gtg gcc gcc gac atc agc cat 432 Asp Ala Asp Pro Ile Trp Asn Ala Gln Val Ala Ala Asp Ile Ser His 130 135 140 agg ttc gct cac cac atc ctc ctg ggc cgg ctc gtg ctt atc cat act 480 Arg Phe Ala His His Ile Leu Leu Gly Arg Leu Val Leu Ile His Thr 145 150 155 160 ccc cat gag ttt tac cca acc ctg gaa ggc ctc aag aga aac tac aac 528 Pro His Glu Phe Tyr Pro Thr Leu Glu Gly Leu Lys Arg Asn Tyr Asn 165 170 175 gac cca gag gag cgg gtg aag ttc agg tcc aag cag aac gtg gat tac 576 Asp Pro Glu Glu Arg Val Lys Phe Arg Ser Lys Gln Asn Val Asp Tyr 180 185 190 gcc ttc ctc ttc acc ttt gct gcc aac ctt tcc tcc tac tac ttg atg 624 Ala Phe Leu Phe Thr Phe Ala Ala Asn Leu Ser Ser Tyr Tyr Leu Met 195 200 205 att gag gat gac gtg tgg tct gcc aag tcc ttc ttc act gcc atc cgc 672 Ile Glu Asp Asp Val Trp Ser Ala Lys Ser Phe Phe Thr Ala Ile Arg 210 215 220 aaa gct gtg gcc tcc cag gaa ggc tcc aac tgg gcc acc ctt gag ttc 720 Lys Ala Val Ala Ser Gln Glu Gly Ser Asn Trp Ala Thr Leu Glu Phe 225 230 235 240 tcc aag ctg ggc tac atc ggt aag ctc tac cgc tcc agt gac ctt cct 768 Ser Lys Leu Gly Tyr Ile Gly Lys Leu Tyr Arg Ser Ser Asp Leu Pro 245 250 255 cgc ttg gct cgc ttc ctc ctc ctc ttc tac cag gag atg ccc tgt gac 816 Arg Leu Ala Arg Phe Leu Leu Leu Phe Tyr Gln Glu Met Pro Cys Asp 260 265 270 tgg ctg ctg acc cac ttc cgc ctc ctg ctc acc cag aag gat gtg atc 864 Trp Leu Leu Thr His Phe Arg Leu Leu Leu Thr Gln Lys Asp Val Ile 275 280 285 cgc ttc aag ccc tcc ctc ttc cag cac atg ggc ctc tac tcc tcc ttc 912 Arg Phe Lys Pro Ser Leu Phe Gln His Met Gly Leu Tyr Ser Ser Phe 290 295 300 caa ggt acc gtc aac cga ctg gag gat gac gag ttt cag gct gat gcc 960 Gln Gly Thr Val Asn Arg Leu Glu Asp Asp Glu Phe Gln Ala Asp Ala 305 310 315 320 atg gac ctt cca gac aac ccg cca gca gcc ctg ttc acc aac atg gtt 1008 Met Asp Leu Pro Asp Asn Pro Pro Ala Ala Leu Phe Thr Asn Met Val 325 330 335 gtc ttt gag aac tat gag ccc tcc aag gct tac agc aca gca agg ggg 1056 Val Phe Glu Asn Tyr Glu Pro Ser Lys Ala Tyr Ser Thr Ala Arg Gly 340 345 350 tat ttc tgg ggg aaa aac cca gca gtt ggc agc att ttc tcc att gtc 1104 Tyr Phe Trp Gly Lys Asn Pro Ala Val Gly Ser Ile Phe Ser Ile Val 355 360 365 ttc cac caa cca gcc cgt gtc acc cgc gtc cgg gtg cag acg gga tcc 1152 Phe His Gln Pro Ala Arg Val Thr Arg Val Arg Val Gln Thr Gly Ser 370 375 380 agt gag cgc cct ggg gac ttc ctg cat gca ggg gtt ctg gag ctg ggc 1200 Ser Glu Arg Pro Gly Asp Phe Leu His Ala Gly Val Leu Glu Leu Gly 385 390 395 400 cgg ggg cgg cgg gct gat ggc cga gac tgc tct gtg tac acc act gtg 1248 Arg Gly Arg Arg Ala Asp Gly Arg Asp Cys Ser Val Tyr Thr Thr Val 405 410 415 ggc acc ttt gag aaa ggg aac tta gag tgg cgg ggg ctg gag aag gga 1296 Gly Thr Phe Glu Lys Gly Asn Leu Glu Trp Arg Gly Leu Glu Lys Gly 420 425 430 atg ccc aac cct gtg gag tgc gtg agg atc cgg gtg acc cag agc cag 1344 Met Pro Asn Pro Val Glu Cys Val Arg Ile Arg Val Thr Gln Ser Gln 435 440 445 agt gag tgg ctc atc atc cag agc att ggt att tgg act gca ggc acc 1392 Ser Glu Trp Leu Ile Ile Gln Ser Ile Gly Ile Trp Thr Ala Gly Thr 450 455 460 tga 1395
【0041】 <210> 3 <211> 11 <212> PRT <213> Gallus gallus <400> 3 Arg Asn Tyr Asn Asp Pro Glu Glu Arg Val Lys 1 5 10
【0042】 <210> 4 <211> 10 <212> PRT <213> Gallus gallus <223> Peptide fragment of Acetylglucosaminyl transferase VI <400> 4 Gly Xaa Leu Glu Trp Arg Gly Leu Glu Lys 1 5 10
【0043】 <210> 5 <211> 23 <212> PRT <213> Gallus gallus <400> 5 Lys Phe Leu Ala Val Gly Leu Ser Ser Val Arg Arg Pro Arg Gly Tyr 1 5 10 15 Tyr Leu Pro Asp Thr Leu Gln 20
【0044】 <210> 6 <211> 27 <212> PRT <213> Gallus gallus <400> 6 Asn Pro Ala Val Gly Ser Ile Phe Ser Ile Val Phe His Gln Pro Ala 1 5 10 15 Arg Val Thr Arg Val Arg Val Gln Thr Gly Ser 20 25
【0045】 <210> 7 <211> 22 <212> PRT <213> Gallus gallus <400> 7 Phe Leu Ala Val Gly Leu Ser Ser Val Arg Arg Pro Arg Gly Tyr Tyr 1 5 10 15 Leu Pro Asp Thr Leu Gln 20
【0046】 <210> 8 <211> 17 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Nucleic acid used as primer used for RT-PCR for cloning cDNA codi ng for acetylglucosaminyl transferase VI from Gallus gallus <400> 8 tctccattgt cttccac 17
【0047】 <210> 9 <211> 17 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Nucleic acid used as primer used for RT-PCR for cloning cDNA codi ng for acetylglucosaminyl transferase VI from Gallus gallus <400> 9 tgtcatcagt gcgacga 17
【0048】 <210> 10 <211> 17 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Nucleic acid used as primer used for RT-PCR for cloning cDNA codi ng for acetylglucosaminyl transferase VI from Gallus gallus <400> 10 gtggaagaca atggaga 17
【0049】 <210> 11 <211> 17 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Nucleic acid used as primer used for RT-PCR for cloning cDNA codi ng for acetylglucosaminyl transferase VI from Gallus gallus <400> 11 tcgtcgcact gatgaca 17
【0050】 <210> 12 <211> 17 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Nucleic acid used as primer used for producing probe for detectin g acetylglucosaminyl transferase VI from Gallus gallus <400> 12 atgcggtgct ccccgaa 17
【0051】 <210> 13 <211> 17 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Nucleic acid used as primer used for producing probe for detectin g acetylglucosaminyl transferase VI from Gallus gallus <400> 13 ggtgcctgca gtccaaa 17
【0052】 <210> 14 <211> 2065 <212> DNA <213> Gallus gallus <400> 14 GGCACGAGGC AGAGCCCAGC AGGGACGCTG CCAGGGCCCA ACGCCCCACG AGCCCACAGC 60 TGCCCACGCA CCCGGCAGAC CCAGTTGCAT TAATAATGGA AAAATCCCAG GTAAACTCAG 120 GAGCCTTTGA GCCTCATGCC ATGCCTCTGC TGCGAGGAGA AACGTCTCAA GGGCACTAAT 180 GTCTCCATGA AGGGCTCTCA GCAGGCCGGC CTGGTGCT ATG CGG TGC TCC CCG AAA 236 Met Arg Cys Ser Pro Lys 1 5 CGC TCC CTC ACG GCT GTG ATT GCA GCC TCC TTC CTC CTC CTC CTC CTT 284 Arg Ser Leu Thr Ala Val Ile Ala Ala Ser Phe Leu Leu Leu Leu Leu 10 15 20 CTC CTC CTT CTG CAC AGG GGC AGC TGG CAG GAC CCC CAG GAG GTG CAG 332 Leu Leu Leu Leu His Arg Gly Ser Trp Gln Asp Pro Gln Glu Val Gln 25 30 35 TTT AGG GAT CTA CCT TCA GAT GCG GTC CTG AAG ATA CTG AAG CAA GGA 380 Phe Arg Asp Leu Pro Ser Asp Ala Val Leu Lys Ile Leu Lys Gln Gly 40 45 50 TCC CTG CAC ATC CTC CAG GAC ACG GAC AAC CTC TGT GCA CTC CAC AAC 428 Ser Leu His Ile Leu Gln Asp Thr Asp Asn Leu Cys Ala Leu His Asn 55 60 65 70 ATC TCC TAC CAC CTC CTT GCT GGT TCC CCA TTA CCC CAC AAA AAG TTC 476 Ile Ser Tyr His Leu Leu Ala Gly Ser Pro Leu Pro His Lys Lys Phe 75 80 85 TTG GCG GTG GGG CTG TCA TCA GTG CGA CGA CCA CGT GGA TAT TAC CTC 524 Leu Ala Val Gly Leu Ser Ser Val Arg Arg Pro Arg Gly Tyr Tyr Leu 90 95 100 CCA GAC ACG CTG CAG TCC CTC TTC AAG CAG TCA TCA GAG GAG GAG CTG 572 Pro Asp Thr Leu Gln Ser Leu Phe Lys Gln Ser Ser Glu Glu Glu Leu 105 110 115 CAG GAG ATG GTG GTG GTG GTG CAC CTG GCA GAT GCA GAC CCC ATC TGG 620 Gln Glu Met Val Val Val Val His Leu Ala Asp Ala Asp Pro Ile Trp 120 125 130 AAT GCC CAG GTG GCC GCC GAC ATC AGC CAT AGG TTC GCT CAC CAC ATC 668 Asn Ala Gln Val Ala Ala Asp Ile Ser His Arg Phe Ala His His Ile 135 140 145 150 CTC CTG GGC CGG CTC GTG CTT ATC CAT ACT CCC CAT GAG TTT TAC CCA 716 Leu Leu Gly Arg Leu Val Leu Ile His Thr Pro His Glu Phe Tyr Pro 155 160 165 ACC CTG GAA GGC CTC AAG AGA AAC TAC AAC GAC CCA GAG GAG CGG GTG 764 Thr Leu Glu Gly Leu Lys Arg Asn Tyr Asn Asp Pro Glu Glu Arg Val 170 175 180 AAG TTC AGG TCC AAG CAG AAC GTG GAT TAC GCC TTC CTC TTC ACC TTT 812 Lys Phe Arg Ser Lys Gln Asn Val Asp Tyr Ala Phe Leu Phe Thr Phe 185 190 195 GCT GCC AAC CTT TCC TCC TAC TAC TTG ATG ATT GAG GAT GAC GTG TGG 860 Ala Ala Asn Leu Ser Ser Tyr Tyr Leu Met Ile Glu Asp Asp Val Trp 200 205 210 TCT GCC AAG TCC TTC TTC ACT GCC ATC CGC AAA GCT GTG GCC TCC CAG 908 Ser Ala Lys Ser Phe Phe Thr Ala Ile Arg Lys Ala Val Ala Ser Gln 215 220 225 230 GAA GGC TCC AAC TGG GCC ACC CTT GAG TTC TCC AAG CTG GGC TAC ATC 956 Glu Gly Ser Asn Trp Ala Thr Leu Glu Phe Ser Lys Leu Gly Tyr Ile 235 240 245 GGT AAG CTC TAC CGC TCC AGT GAC CTT CCT CGC TTG GCT CGC TTC CTC 1004 Gly Lys Leu Tyr Arg Ser Ser Asp Leu Pro Arg Leu Ala Arg Phe Leu 250 255 260 CTC CTC TTC TAC CAG GAG ATG CCC TGT GAC TGG CTG CTG ACC CAC TTC 1052 Leu Leu Phe Tyr Gln Glu Met Pro Cys Asp Trp Leu Leu Thr His Phe 265 270 275 CGC CTC CTG CTC ACC CAG AAG GAT GTG ATC CGC TTC AAG CCC TCC CTC 1100 Arg Leu Leu Leu Thr Gln Lys Asp Val Ile Arg Phe Lys Pro Ser Leu 280 285 290 TTC CAG CAC ATG GGC CTC TAC TCC TCC TTC CAA GGT ACC GTC AAC CGA 1148 Phe Gln His Met Gly Leu Tyr Ser Ser Phe Gln Gly Thr Val Asn Arg 295 300 305 310 CTG GAG GAT GAC GAG TTT CAG GCT GAT GCC ATG GAC CTT CCA GAC AAC 1196 Leu Glu Asp Asp Glu Phe Gln Ala Asp Ala Met Asp Leu Pro Asp Asn 315 320 325 CCG CCA GCA GCC CTG TTC ACC AAC ATG GTT GTC TTT GAG AAC TAT GAG 1244 Pro Pro Ala Ala Leu Phe Thr Asn Met Val Val Phe Glu Asn Tyr Glu 330 335 340 CCC TCC AAG GCT TAC AGC ACA GCA AGG GGG TAT TTC TGG GGG AAA AAC 1292 Pro Ser Lys Ala Tyr Ser Thr Ala Arg Gly Tyr Phe Trp Gly Lys Asn 345 350 355 CCA GCA GTT GGC AGC ATT TTC TCC ATT GTC TTC CAC CAA CCA GCC CGT 1340 Pro Ala Val Gly Ser Ile Phe Ser Ile Val Phe His Gln Pro Ala Arg 360 365 370 GTC ACC CGC GTC CGG GTG CAG ACG GGA TCC AGT GAG CGC CCT GGG GAC 1388 Val Thr Arg Val Arg Val Gln Thr Gly Ser Ser Glu Arg Pro Gly Asp 375 380 385 390 TTC CTG CAT GCA GGG GTT CTG GAG CTG GGC CGG GGG CGG CGG GCT GAT 1436 Phe Leu His Ala Gly Val Leu Glu Leu Gly Arg Gly Arg Arg Ala Asp 395 400 405 GGC CGA GAC TGC TCT GTG TAC ACC ACT GTG GGC ACC TTT GAG AAA GGG 1484 Gly Arg Asp Cys Ser Val Tyr Thr Thr Val Gly Thr Phe Glu Lys Gly 410 415 420 AAC TTA GAG TGG CGG GGG CTG GAG AAG GGA ATG CCC AAC CCT GTG GAG 1532 Asn Leu Glu Trp Arg Gly Leu Glu Lys Gly Met Pro Asn Pro Val Glu 425 430 435 TGC GTG AGG ATC CGG GTG ACC CAG AGC CAG AGT GAG TGG CTC ATC ATC 1580 Cys Val Arg Ile Arg Val Thr Gln Ser Gln Ser Glu Trp Leu Ile Ile 440 445 450 CAG AGC ATT GGT ATT TGG ACT GCA GGC ACC TGACCAGGGC TGTGATGGGT 1630 Gln Ser Ile Gly Ile Trp Thr Ala Gly Thr 455 460 CACCACTGTG GTTGGATTTT GCTCTAAGAA GAGCTTTATT TTTCTCAGTC CCTTTTTTCG 1690 ATGGGGAATT AAATTATTCA GTCAAACCGG TCCTGCTTGC TGAACGTAGA GGGGTGGCAG 1750 GGCAGCTGCG GGGTCTGCTT CCTGCACGGA GGTGGACGGG GTTGGCTGTA GGGCCCACTG 1810 TGCTGCACCA GACTGGGGGA TGCTGCAGAA AGCAGTGCCC AGCCCCAGGC TGCAGCCCTA 1870 CGGCCCATCA GTATGGGGAA AGTGATGGAC AGGCAGCTCT GCATACGCTT TGTGTCCTGA 1930 TGGAGTGCCA GTTTTCGTGC TCCAAGCAGA GTCCTGCTTC CTTTGTACCC CAGTGCCCTT 1990 CTTGATGCTT CCTTATGCCC TGACTCAGCT AATTAATTAA AAACGGTGAG TCAATTAAAA 2050 AAAAAAAAAA AAAAA 2065
【0053】 <210> 15 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Oligonucleotide primer used in PCR for cloning GnT VI cDNA <400> 15 aaraayccng cngtnggntc 20
【0054】 <210> 16 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Oligonucleotide primer used in PCR for cloning GnT VI cDNA <400> 16 aaraayccng cngtnggnag 20
【0055】 <210> 17 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Oligonucleotide primer used in PCR for cloning GnT VI cDNA <400> 17 ccngtytgna cncgnacncg 20
【0056】 <210> 18 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Oligonucleotide primer used in PCR for cloning GnT VI cDNA <400> 18 ccngtytgna cyctnacncg 20
【0057】 <210> 19 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Oligonucleotide primer used in PCR for cloning GnT VI cDNA <400> 19 ccngtytgna cncgnacyct 20
【0058】 <210> 20 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Oligonucleotide primer used in PCR for cloning GnT VI cDNA <400> 20 ccngtytgnacyctnacyct
【0059】<210> 21 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Oligonucleotide primer used in PCR for cloning GnT VI cDNA <400> 21 aaraarttyc tngcngtngg 20
【0060】 <210> 22 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Oligonucleotide primer used in PCR for cloning GnT VI cDNA <400> 22 aaraarttyttrgcngtngg
【0061】 <210> 23 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Oligonucleotide primer used in PCR for cloning GnT VI cDNA <400> 23 tgnagngtrtcnggnagrta
【0062】 <210> 24 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Oligonucleotide primer used in PCR for cloning GnT VI cDNA <400> 24 tgyaangtrtcnggnagrta
【0063】 <210> 25 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Oligonucleotide primer used in PCR for cloning GnT VI cDNA <400> 25 tgnagngtrt cnggcaarta 20
【0064】 <210> 26 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Oligonucleotide primer used in PCR for cloning GnT VI cDNA <400> 26 tgyaangtrt cnggyaarta 20
【0065】 <210> 27 <211> 17 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Oligonucleotide primer used in RT-PCR for determining the express ion level of GnT VI in various tissues <400> 27 accgtcaacc gactgga 17
【0066】 <210> 28 <211> 17 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Oligonucleotide primer used in RT-PCR for determining the express ion level of GnT VI in various tissues <400> 28 ccctggaagg cctcaag 17
【0067】 <210> 29 <211> 17 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Oligonucleotide primer used in RT-PCR for determining the express ion level of GnT VI in various tissues <400> 29 aggcggaagt gggtcag 17
【図面の簡単な説明】
【図1】GnT VIの精製過程のステップ3におけるQ-セフ
ァロースFF(商品名)カラムクロマトグラフィーの溶出
パターンを示す図である。
【図2】GnT VIの精製過程のステップ4におけるNi2+
レート・セファロースFF(商品名)カラムクロマトグラ
フィーの溶出パターンを示す図である。
【図3】GnT VIの精製過程のステップ5におけるUDP-ヘ
キサノールアミン・アガロースカラムクロマトグラフィ
ーの溶出パターンを示す図である。
【図4】GnT VIの精製過程のステップ6の後の試料を、
非還元条件下、10% SDS-PAGEを行って銀染色して得られ
た泳動パターンの模式図である。矢印は、GnT VIの位置
を示す。
【図5】GnT VI活性に対するpHの影響を示す図であ
る。
【図6】GnT VI活性に対するMn2+濃度の影響を示す図で
ある。MnCl2の濃度を除いて参考例1に記載したアッセ
イ溶液中でGnT VIの活性を測定した。
【図7】本発明の研究で用いたピリジルアミン化糖鎖の
構造と略語を示す図である。
【図8】GnT VIのコード領域を含む、実施例で得られた
cDNA挿入物の塩基配列及び推定アミノ酸配列を示す
図である。
【図9】GnT VIのヒドロパシー(疎水性親水性指標)
を、KyteとDoolitteの方法に従い、プロッ
トして分析した結果を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C12N 9/10 C12N 5/00 A Fターム(参考) 4B024 AA20 BA10 CA04 DA02 GA13 HA01 HA03 4B050 CC01 CC03 FF11E FF14E LL10 4B065 AA90X AA90Y AB01 BA05 CA29 CA60

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配列表の配列番号1で示されるアミノ酸
    配列を有するタンパク質又は該アミノ酸配列を構成する
    1若しくは複数のアミノ酸が置換し若しくは欠失し、若
    しくは1若しくは複数のアミノ酸が該アミノ酸配列に挿
    入され若しくは付加されたアミノ酸配列を有するタンパ
    ク質であってアセチルグルコサミン転移酵素VI活性を有
    するタンパク質。
  2. 【請求項2】 配列表の配列番号1で示されるアミノ酸
    配列を有する領域を含む請求項1記載のタンパク質。
  3. 【請求項3】 配列表の配列番号1で示されるアミノ酸
    配列を有する請求項1記載のタンパク質。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項に記載
    のタンパク質をコードする核酸。
  5. 【請求項5】 配列表の配列番号2で示される塩基配列
    を有する請求項4記載の核酸。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5記載の核酸を有し、宿主
    細胞中で請求項1ないし3のいずれか1項に記載のタン
    パク質を発現することができる組換えベクター。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の組換えベクターで形質転
    換され、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のタン
    パク質を産生する細胞。
  8. 【請求項8】 GlcNAcがN-グリカンのコア構造のManα
    1,6アームの第4位に転移するのを触媒し、至適pHが約
    7.75であり、ニワトリ卵管中に存在するアセチルグルコ
    サミン転移酵素VI。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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