JP2002208640A - 回路装置 - Google Patents

回路装置

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JP2002208640A
JP2002208640A JP2001291996A JP2001291996A JP2002208640A JP 2002208640 A JP2002208640 A JP 2002208640A JP 2001291996 A JP2001291996 A JP 2001291996A JP 2001291996 A JP2001291996 A JP 2001291996A JP 2002208640 A JP2002208640 A JP 2002208640A
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Andreas Wichern
アンドレアス、ビーヘルン
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Koninklijke Philips NV
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Koninklijke Philips Electronics NV
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H5/00One-port networks comprising only passive electrical elements as network components
    • H03H5/003One-port networks comprising only passive electrical elements as network components comprising distributed impedance elements together with lumped impedance elements
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H7/00Multiple-port networks comprising only passive electrical elements as network components
    • H03H7/01Frequency selective two-port networks
    • H03H7/0115Frequency selective two-port networks comprising only inductors and capacitors

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Filters And Equalizers (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】少なくとも1つの集積回路のために意図された
信号、及び/又は、少なくとも1つの集積回路で形成さ
れた信号の特に周波数または周波数帯域の選択及び/又
はフィルタリングのための回路装置を提供する。 【解決手段】回路装置100は、誘導素子12;22;
32と容量素子14;24;34とを有する2つの電気
共振回路10;20;30を備え、低電源電圧で現在の
要求を満たすダイナミックレンジを提供し、また、最大
クオリティ・ファクタを有し、対称な回路配置を実現で
き、集積技術において望ましい差動回路技術すなわち平
衡回路技術と組み合せられる。共振回路10;20;3
0、特に誘導素子12;22;32は、磁気的に互いに
強固に結合され、回路装置100の共振回路10;2
0;30は、集積回路に配置され、特に、一定のオーム
抵抗を有する集積回路の1つの金属プレート40上に配
置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも1つの
集積回路のために意図された信号、及び/又は、少なく
とも1つの集積回路によって形成された信号の特に周波
数または周波数帯域の選択及び/又はフィルタリングの
ための回路装置に関する。前記回路装置は少なくとも2
つの電気共振回路を備えており、電気共振回路は、少な
くとも1つの誘導素子(電磁素子)と少なくとも1つの
容量素子(静電素子)とを有している。
【0002】
【従来の技術】この点において、一般に留意すべきこと
は、高周波信号を受けたり形成したりする場合、受信信
号や形成信号全体から個々の周波数または周波数帯域を
選択する必要があるということである。このような選択
は、通常、誘導素子および容量素子を備えたフィルタに
よって行なわれる。フィルタ技術における基本的な要素
は共振回路であり、最も単純な形態の共振回路は、1つ
のコイル(インダクタンスL)と、このコイルに並列に
配置されたコンデンサ(静電容量C)とを備えている。
コイルの損失は、コイルと並列に配置された等価抵抗R
によって示される。所定の電源電圧および所定の駆動
(AC)電流下において共振周波数f=(2π)−1
・(L・C)−0.5で振動するそのような共振回路の
ダイナミックレンジは、通常、クオリティ・ファクタQ
の増大(いわゆるクオリティ・ファクタQは、回路装置
のフィルタ作用や選択性の尺度であり、前述した抵抗R
とともに直線的に増大する)に伴って減少する。
【0003】ダイナミックレンジのこのような減少は、
現在の集積回路製造方法においては、特に問題となる。
なぜなら、そのような信号受信回路、信号処理回路、信
号形成回路は、低電圧レンジで信号を受信・処理・形成
して、現在の技術的な要求(例えば、マルチメディアや
遠距離通信の分野における多数の電気・電子装置を参
照)を満たすことができなければならないからである。
【0004】したがって、電気・電子装置に与えられる
回路装置の動作時間に対する要求が、特にポータブル装
置関連において、益々厳しくなっている点を考慮しなけ
ればならない。そのような傾向は将来高まる可能性があ
り、その場合には、特にサーマルグランド(therm
al grounds)により、そのような装置に使用
される集積回路(ICs)の作動電圧が更に減少する可
能性がある。
【0005】現在において絶対的に必要な強いフィルタ
作用を達成する場合、干渉を抑制するために、また、し
ばしば公式に要求される信号形成時の不必要な副生成物
を除去するために、非常に密度の高い周波数帯域の占有
が使用され、等価抵抗Rは、クオリティ・ファクタQ
とコイルに並列に配置された等価抵抗Rとの間の前述
した直線的な関係に起因して飛躍的に増大する(回路装
置の構成要素が変わらないままである限りにおいて)。
【0006】しかしながら、駆動(AC)電流によって
生じる交流電圧は最大で作動電圧のたった2倍であり、
この電圧振幅(較差)は、等価抵抗Rの増大に伴い、
更に小さな交流電流で得られるため、前述したような等
価抵抗Rの増大は、能動回路によって形成される所定
の駆動(AC)電流および所定の作動電圧で回路装置の
ダイナミックレンジが著しく減少するという点で、実用
上の限界を有している。
【0007】その結果、電力蓄積型の携帯可能な電気・
電子装置だけに限らないが、特に、電源電圧が益々小さ
くなり、同時に、ダイナミックレンジに課される要求が
益々厳しくなる(例えば、不必要な強い信号の存在下で
不必要な弱い信号を受信する場合において)電力蓄積型
の携帯可能な電気・電子装置にあっては、クオリティ・
ファクタQを増大させるために等価抵抗Rを連続的に
増大させる方法は、間違いではないが、むしろ不利益と
なる。その上、所定の最小コレクタ電流ノイズを得るた
め、あるいは、信号を処理するために必要な遷移周波数
(transition frequency)を得る
ために、駆動(AC)電流の値は、しばしば、制御トラ
ンジスタの作用点調整によって固定される。
【0008】冒頭で説明したタイプの回路装置のクオリ
ティ・ファクタQの増大は、回路の誘導素子の巻数を増
やす従来の方法において起こり得る。なぜなら、この場
合、コイルに追加された巻線間で生じる相互逆インダク
タンスが影響するためである。
【0009】しかしながら、このように回路の誘導素子
の巻数を増やすことは、数学的に解析できる限りにおい
て、有効ではない(H.H. Meinke/F.W.
Gundlach:Taschenbuch der
Hochfrequenztechnik ; Spr
inger−Verlag Berlin Heide
lberg ,1968年、第3版、183頁等、18
5頁等)。なぜなら、回路の誘導素子の巻数の増大に伴
ってクオリティ・ファクタQが増大すると、回路装置の
損失を示す等価抵抗Rが過度に増大するからである
(例えば、回路の誘導素子の巻数を倍にすると、回路装
置の損失を示す等価抵抗Rが8倍になる)。そのよう
な等価抵抗Rの増大が大きな欠点であることについて
は既に述べた(並列の容量素子の静電容量が、容量素子
の初期の静電容量のたった1/4になるという事実は別
にして)。
【0010】冒頭で述べたタイプの回路装置のうち、前
述した問題の少なくとも一部を考慮した回路装置は、U
S5,431,987によって知られている。この文献
はノイズフィルタについて記載しており、このノイズフ
ィルタは、絶縁基板上でインダクタンスとして作用する
第1の螺旋電極と、第1の螺旋電極を介してインダクタ
ンスとして作用する第2の螺旋電極とを有している。ま
た、2つの螺旋電極間には絶縁層が存在する。それらの
部分的な重なりに起因して、両方のインダクタンスは同
時にコンデンサとして作用し、このコンデンサは2つの
螺旋電極間に形成される。
【0011】確かに、この既知の回路装置によれば、信
号送信回路や電流供給回路等においてノイズを許容でき
る程度まで抑制できるが、US5,431,987に開
示された回路装置は、第1のインダクタンスと比較して
第2のインダクタンスの実施形態が異なることに起因し
て、2つのインダクタンス同士の十分な結合すなわち
「固定的な」結合(2つのインダクタンス間の結合係数
kは、その最大値1に近い)を実際に実現できないとい
う欠点を有している。
【0012】また、US5,431,987に開示され
た回路装置において、第1の誘導素子のインダクタンス
と第2の誘導素子のインダクタンスLとの積のル
ート(平方根)で直線的に増大する(すなわち、Qは、
(L・L0.5に正比例する)クオリティ・ファ
クタQは、第1の誘導素子のインダクタンスLと第2
の誘導素子のインダクタンスLとがその異なる実施形
態および平面的な配置の必要性に起因して互いに異なる
という事実に影響を受け、その結果、クオリティ・ファ
クタQは、その最大値に達することができない(公知の
ように、(L・L0.5は、L=Lの時だけ
最大となる)。
【0013】また、既知の回路装置は、2つの誘導素子
が、異なる金属層上、結果的にオーム抵抗が異なる金属
層上に配置されるため、明らかに損失が増大し、クオリ
ティ・ファクタQが著しく減少するという問題を有して
いる。また、既知の回路装置は、本質的に対称な配置を
実現できず、その結果、集積技術において望ましいとさ
れる差動回路技術すなわち平衡回路技術と適切に組み合
せることができない(この目的のためには、US5,4
31,987の場合とは異なり、第1の誘導性リアクタ
ンスと第2の誘導性リアクタンスとを一組として使用し
なければならない)。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、冒頭で
述べたタイプの回路装置であって、所定の低い電源電圧
で現在の要求を満たすダイナミックレンジが可能であ
り、また、最大のクオリティ・ファクタQを有するとと
もに、本質的に対称な回路配置を実現でき、集積技術に
おいて望ましいとされる差動回路技術すなわち平衡回路
技術と組み合せることができる回路装置を提供すること
である。
【0015】この目的は、請求項1に規定された特徴的
な構成によって達成される。本発明の有益な実施例およ
び重要な他の実施例が従属請求項に規定されている。
【0016】本発明の教示内容によれば、実際に、共振
回路同士、特に誘導素子同士が、DC結合ではなく、互
いに磁気的に強固に結合しており、これによって、驚く
ほど広いダイナミックレンジが可能であり、また、高い
クオリティ・ファクタQが得られる。これは、共振回路
が単に磁気結合された場合におけるクオリティ・ファク
タQの増大が、過度の増大を全く伴わず、回路装置の損
失を示す等価抵抗Rの正比例増大を伴うためである。
例えば、クオリティ・ファクタQが2倍になると、回路
装置の損失を示す等価抵抗Rが2倍になる。
【0017】本発明に係る回路装置のデザインおよびレ
イアウトに関し、このような背景に基づく事実は、基本
的に、従来の回路装置よりも多くの可能性を提供する。
例えば、磁気的に互いに強固に結合(2つの誘導素子間
の結合係数kは、その最大値1に近い)された2つの共
振回路の配置を多数の共振回路に適用してクオリティ・
ファクタQを更に増大させることもできる。
【0018】本発明の教示内容によれば、実際に、回路
装置の少なくとも一部の共振回路、好ましくは全ての共
振回路は、集積回路に配置もしくは集積回路上に配置さ
れ、特に、基本的に一定のオーム抵抗を有する集積回路
のたった1つの金属プレート上に配置される。また、2
つ以上の誘導素子は、異なる金属プレートすなわちオー
ム抵抗が異なる金属プレートに配置されない。これは、
従来の回路装置と比較した重要な利点であり、本発明に
係る回路装置は、常に、集積回路のオーム抵抗が最も低
い金属プレート、好ましくは上側の金属プレートにおい
て実施可能であり、その結果、回路装置の作動中に生じ
る共振回路の損失が明らかに減少し、クオリティ・ファ
クタQが飛躍的に増大する。これは、従来の回路装置に
必然的に存在するオーム抵抗が更に高い金属プレートと
の接触と、それに伴う高い追加の損失とが、本発明にお
いて回避されるためである。
【0019】この点に関し、特に当業者であれば分かる
ように、本発明に係る回路装置は、本質的に対称な配置
を実現でき、その結果、集積技術において望ましいとさ
れる差動回路技術すなわち平衡回路技術と個別に組み合
せることができる。本発明に係る回路装置の他のプラス
面は、共振回路同士の強固な磁気結合が実現され、共振
回路同士が弱く結合されている(例えば、互いに結合さ
れた2つの共振回路を備えた帯域通過フィルタの結合度
は、しばしば、2〜3%の範囲にすぎない。)高周波技
術における従来の回路装置に比べて著しい向上を示して
いる点である。
【0020】また、本発明を非常に本質的な方法で実施
する場合、少なくとも2つの誘導素子はそれぞれ、1つ
の巻線、好ましくは、互いに略同心的な及び/又は並列
を成す複数の巻線を有していることが望ましい。そのよ
うな巻線は、例えば、少なくとも1つの巻数を有するコ
イル状の誘導素子を、少なくとも1つの巻数を有する他
のコイル内に配置することにより実現できる。少なくと
も2つの誘導素子のそれぞれの巻線が好ましい形態(あ
る意味で、2以上の誘導素子が絡み合うバイファイラ巻
きと比較して)で互いに並列に巻回された場合に、非常
に高い磁気結合度を得ることができる。このようにし
て、できる限り強固な結合が得られ、したがって、誘導
素子同士を最大に近接させることができ、磁気結合が最
大になる。
【0021】また、本発明は、前述したタイプの回路装
置を少なくとも1つ備える集積回路に関する。
【0022】
【発明の実施の形態】図面を参照しながら、本発明の2
つの実施例について説明する。
【0023】図1および図2に示され且つ下端部(簡単
のため、図1および図2には図示されていない)に接続
される集積回路のために意図された信号、及び/又は、
この集積回路によって形成された信号の周波数または周
波数帯域の選択やフィルタリングのために、回路装置1
00が設けられる。
【0024】両方の実施例において、回路装置100は
3つの電気共振回路10,20,30を備えている。各
共振回路は、1つの略円形の巻線(図1参照)または1
つの矩形の巻線(図2参照)の形態を成す誘導素子(電
磁素子)12,22,32と、コンデンサの形態を成す
容量素子(静電素子)14,24,34とから成る。容
量素子14,24,34は、各巻線の両端部に配置され
ている。
【0025】容量素子14,24,34の静電容量
,C,Cは大きさが等しくても良いが、本実施
例では、コンデンサ14,24,34の静電容量C
,C を適切に選択して、誘導素子12,22,3
2のサイズの違いに伴う誘導素子のインダクタンス
,L,Lの相異を補償するため、容量素子1
4,24,34の静電容量C,C,Cの大きさが
異なる。
【0026】図1および図2に示される回路装置100
の特徴的な構成は、共振回路10,20,30同士、特
に誘導素子12,22,33同士が、DC結合ではな
く、互いに磁気的に強固に結合している点であり、これ
は、共振回路10,20,30のダイナミックレンジお
よび回路装置100のクオリティ・ファクタQの両方に
有利に働く。これは、従来の回路装置(例えばUS5,
431,987参照)においてダイナミックレンジがク
オリティ・ファクタQの増大によって減少するという意
味では、非常に画期的なことである。
【0027】これに対し、共振回路10,20,30が
単に磁気的に結合する本発明のダイナミックレンジは、
クオリティ・ファクタQの増大によって影響を受けな
い。この点に関し、基本的に1つの方向Dで容量素子1
4,24,34が互いに前後に配置されることは有益で
ある。
【0028】図1および図2の実施例において、オンチ
ップフィルタリングまたはオンチップ選択を実現するた
めに、回路装置100の共振回路10,20,30は、
基本的に一定で且つ低いオーム抵抗を有する集積回路の
上側の金属プレート40上に、ある程度、「オンチッ
プ」で配置される。この目的のため、各共振回路10,
20,30は、基本的に、集積回路の外面領域上に平面
的に配置される。この場合において、平面的な配置は、
誘導素子12,22,32として巻数が1回の1つの巻
線を有し且つ容量素子14,24,34として1つのコ
ンデンサを有する実質的に同心の幾何学的構造(図1は
円形、図2は矩形)によって実現される。
【0029】例えば半導体結晶上に一体化されたコイル
12,22,32およびコンデンサ14,24,34に
よる回路装置100のこのようなオンチップ配置によ
り、外部部品を省けるとともに、プレートにおける必要
な表面積が減少する。その結果、技術的な経験があまり
ないユーザとっても、集積回路の(IC)の使用が簡単
になる。
【0030】これは、基板が全く存在しないIC製造プ
ロセス(「絶縁体上シリコン(silicon−on−
insulator)」プロセス=SOIプロセスや
「任意体上シリコン(silicon−on−anyt
hing)」プロセス(SOAプロセス);フィリップ
スによるSPIRITプロセス参照)において、特に有
益である。なぜなら、基板の誘電損失は、クオリティ・
ファクタによって明らかになる集積共振回路の選択性や
フィルタ作用に全く影響を及ぼさないからである。しか
しながら、QUBIC技術において使用されるような他
のプロセスも適切な可能性を提供する。
【0031】導体を交差させる必要なく且つ回路装置1
00の中心への接続を全く必要とすることなくバイアス
する目的で、容量素子34と並列な誘導素子32の両端
部を介して回路装置100に接続された能動集積回路
(図1および図2の下側部分参照;図2に係る中心の
「タップ」の場合には、差動回路が関係する)は、図2
に示される誘電素子32の中心すなわち仮想質量におけ
るタップにより、または、誘導素子32と容量素子34
とを備えた共振回路の対称点により、直流電流Iを受
けても良い。また、対応する中心「タップ」を図1に示
される回路装置100のために実現することもできる。
【0032】図1および図2に示される回路装置100
は、選択信号受信や選択信号供給において任意の信号形
成集積回路や信号処理集積回路のために主に使用するこ
とができ、極めて小さな構造を有し且つ電気・電子部品
の小型化の実現に実質的に寄与するという大きな利点を
有する。
【0033】図1および図2の回路装置100は、特
に、多数の実行可能な集積回路系(例えば、GaAs=
ガリウムヒ素;MOS=金属酸化膜半導体;Si=シリ
コン;・・・を基礎とする)と組み合せて実現すること
ができる。
【0034】本発明は、例えば低ノイズ増幅器、ミキ
サ、電圧制御オシレータ(容量ダイオードを有する)等
において共振回路のフィルタリング及び/又は選択を必
要とする任意の回路構造に適用可能であり、フィルタ内
における個々の部品として全く問題を生じることなく技
術的に実現可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施例に係る回路装置
の平面図である。
【図2】図2は、本発明の第2の実施例に係る回路装置
の平面図である。
【符号の説明】
100 回路装置 10 (第1の)回路 12 (第1の)誘導素子 14 (第1の)容量素子 20 (第2の)回路 22 (第2の)誘導素子 24 (第2の)容量素子 30 (第3の)回路 32 (第3の)誘導素子 34 (第3の)容量素子 40 金属プレート C 容量素子の静電容量 C (第1の)容量素子14の静電容量 C (第2の)容量素子24の静電容量 C (第3の)容量素子34の静電容量 D 容量素子14,24,34の配置方向 f 共振周波数 I DC電流 k 結合係数 L 誘導素子のインダクタンス L (第1の)誘導素子12のインダクタンス L (第2の)誘導素子22のインダクタンス L (第3の)誘導素子32のインダクタンス R 並列等価抵抗 Q クオリティ・ファクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 590000248 Groenewoudseweg 1, 5621 BA Eindhoven, Th e Netherlands Fターム(参考) 5E070 AA05 AB01 CA13 CB03 CB12 DB08 5F038 AC20 AZ04 DF06 EZ20 5J024 AA01 CA09 DA01 DA33 EA03 5J081 AA02 CC43 EE02 EE03

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも1つの集積回路のために意図さ
    れた信号、及び/又は、少なくとも1つの集積回路によ
    って形成された信号の特に周波数または周波数帯域の選
    択及び/又はフィルタリングのための回路装置であっ
    て、 少なくとも2つの電気共振回路を備え、 電気共振回路は、少なくとも1つの誘導素子と、 少なくとも1つの容量素子とを有する回路装置におい
    て、 共振回路、特に誘導素子は、磁気的に互いに強固に結合
    され、回路装置の少なくとも一部の共振回路、好ましく
    は全ての共振回路は、集積回路に配置もしくは集積回路
    上に配置され、特に、基本的に一定のオーム抵抗を有す
    る集積回路のたった1つの金属プレート上に配置される
    ことを特徴とする回路装置。
  2. 【請求項2】誘導素子は、インダクタンスを有する少な
    くとも1つのコイルによって構成され、及び/又は、容
    量素子は、静電容量を有する少なくとも1つのコンデン
    サによって構成されていることを特徴とする請求項1に
    記載の回路装置。
  3. 【請求項3】各共振回路は、実質的に、集積回路の外
    側、特に外表面領域に平面的に配置されていることを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載の回路装置。
  4. 【請求項4】各共振回路は、実質的に同心的な複数の幾
    何学的構造によって構成され、各幾何学的構造は、誘導
    素子として巻数が1回の1つの巻線を有するとともに、
    容量素子として1つのコンデンサを有していることを特
    徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載
    の回路装置。
  5. 【請求項5】前記幾何学的構造は、円形、長円形、楕円
    形、正方形、矩形等を成していることを特徴とする請求
    項4に記載の回路装置。
  6. 【請求項6】容量素子は1つの巻線の両端部に配置され
    ていることを特徴とする請求項4または請求項5に記載
    の回路装置。
  7. 【請求項7】少なくとも2つの誘導素子はそれぞれ、1
    つの巻線、好ましくは、実質的に互いに同心及び/又は
    互いに略並列な複数の巻線を備えていることを特徴とす
    る請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の回路
    装置。
  8. 【請求項8】容量素子は、基本的に1つの方向で前後に
    配置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項
    7のいずれか1項に記載の回路装置。
  9. 【請求項9】2つ以上の共振回路が磁気的に互いに強固
    に結合されていることを特徴とする請求項1ないし請求
    項8のいずれか1項に記載の回路装置。
  10. 【請求項10】回路装置の共振回路は、集積回路の上側
    の金属プレート上に配置されていることを特徴とする請
    求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の回路装
    置。
  11. 【請求項11】請求項1ないし請求項10のいずれか1
    項に記載の回路装置を少なくとも1つ備えた集積回路。
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