JP2002207709A - エージェントプログラムの巡回方法 - Google Patents

エージェントプログラムの巡回方法

Info

Publication number
JP2002207709A
JP2002207709A JP2001002051A JP2001002051A JP2002207709A JP 2002207709 A JP2002207709 A JP 2002207709A JP 2001002051 A JP2001002051 A JP 2001002051A JP 2001002051 A JP2001002051 A JP 2001002051A JP 2002207709 A JP2002207709 A JP 2002207709A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
server device
agent program
communication
program
agent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001002051A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayoshi Fujioka
孝芳 藤岡
Nobuyoshi Ando
宣善 安東
Katsumi Kono
克己 河野
Nobuhisa Kobayashi
延久 小林
Yoshiaki Morimoto
義章 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2001002051A priority Critical patent/JP2002207709A/ja
Publication of JP2002207709A publication Critical patent/JP2002207709A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Multi Processors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来のエージェント技術を用いて、センタサー
バがきわめて多数の端末に対してエージェントを送信
し、サービスを提供するためには、センタサーバと多数
の端末間で通信を繰り返す必要が生じ、センタサーバの
負荷が高く、また通信回数が多くきわめて時間がかか
る。 【解決手段】センタサーバ装置10が、エージェントプ
ログラムをネットワーク1上に巡回させる際に、エージ
ェントプログラムに巡回の期限を示す寿命情報およびセ
ンタサーバ装置10へ所定時間毎に所在位置を知らせる
定時通報情報のうち少なくとも一方を添付し、これらの
情報を元に各ホームサーバ装置11〜13がこれらの情報に
基づいて巡回の異常を判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークに接
続した多数のホームサーバ装置に対してエージェントお
よびデータを配信し、サービスプログラムの実行を行
う、移動エージェント技術とデータ配信技術に関する。
【0002】
【従来の技術】多数の端末装置をネットワーク接続し、
これを管理するセンタサーバ装置と互いに通信を行うこ
とにより、さまざまなサービスを行うシステムが注目さ
れている。特に、各家庭やビル等にホームサーバ装置と
よぶ端末を設置し、各家庭やビル等にサービスを行うシ
ステムが注目されている。
【0003】このようなシステムは現在においても広く
存在するが、その多くは多数の端末を管理するサーバ装
置が端末にあらかじめ設置されたプログラムと1対1に
通信を繰り返すことにより実現されている。
【0004】また、近年エージェント技術が研究開発さ
れている。これは、エージェントと呼ばれるプログラム
を移動させ、端末にエージェントプログラムを送信し、
このエージェントプログラムが端末上で動作することに
より、複雑な入出力が必要なプログラムであっても、エ
ージェント内部で処理し、処理要求と、処理結果のみを
通信することにより、通信量を節約することができる。
また、端末を設置後、さまざまな種類のエージェントプ
ログラムを開発することにより、端末の機能を再構成す
ることが可能になった。
【0005】また、複数の計算機間をプログラム自体が
移動しながらプログラムの実行を進める移動エージェン
ト技術があり、例えば、センタサーバ装置よりホームサ
ーバ装置、ホームサーバ装置からホームサーバ装置へと
エージェントを移動させていくことにより、各ホームサ
ーバ装置でエージェントを動作させることにより、サー
ビスを実現することが可能である。例えば、特開平11
−149426号公報では、ネットワーク内をスムーズ
に移動するエージェントのためのエージェント自律移動
方法を提供するものであり、特開2000−11290
5号公報では、移動の計画の方法を提供するものであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のエージェント技
術を用いて、きわめて多数の端末に対してエージェント
を送信し、サービスを提供するためには、センタサーバ
と多数の端末間で通信を繰り返す必要が生じ、センタサ
ーバの負荷が高く、また通信回数が多くきわめて時間が
かかる。それに対して、複数の端末に対して通信する手
段として、複数の端末でループを構成し、メッセージを
巡回させることにより順番に通信する従来技術が存在す
る。特開平5−48630号公報は、ループ型LANに
接続されるループ監視装置において、障害発生時の監視
及び運用制御の継続方法を提供するものである。しか
し、従来の移動エージェントの技術と従来の巡回型通信
は相反する部分があり、両者を単純に組み合わることは
できない。
【0007】また、エージェントの移動を従来の巡回型
通信で行うことなどの方法により、多数のホームサーバ
上にエージェントを配信しサービスを行うことは可能で
あるが、次のような問題が残る。 (1)きわめて多数のノードと通信する場合の信頼性が
不十分である。 (2)巡回の1シーケンスつまり巡回開始から巡回終了
までの時間は、センタサーバと多数の端末間で通信する
方法と変わらない。 (3)サービスを行う毎にエージェントプログラムが多
数のホームサーバ間を移動するため、エージェントプロ
グラム自体を送信する必要が生じ、結果として巡回中の
ホームサーバ間の通信に時間がかかる。 (4)サービスの種類が異なる場合、エージェントプロ
グラムもまた別のものになるため、サービスの種類ごと
に通信を行う必要があり、通信の数が多い。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、寿命情報および定時通報情報のうち少なくとも一
方を巡回時に配信し、この情報をもとに各ノードで異常
判定する。また、通信エラー等の異常発生の際に巡回中
に経路を変更させることにより、巡回が異常終了しない
ようにした。
【0009】また、巡回するメッセージに巡回する端末
に対応するスタンプフラグを付加する。そして、巡回の
際に各端末でこのスタンプフラグを立てること。このこ
とにより、スタンプフラグを用いて、経路の変化の際
に、どの端末を通過したかを判断することも本発明に含
まれる。さらに、スタンプフラグにより、再試行が必要
な端末の集計や再試行を行うことも本発明に含まれる。
【0010】また、巡回先で動作するエージェントプロ
グラムおよびエージェントプログラムに与えるデータの
うち少なくとも一方を選択的に配信することも本発明に
含まれる。このことにより、エージェントプログラムを
サービス毎に配信する必要がなくなり、巡回中のホーム
サーバ間の通信時間を短縮することを可能とした。
【0011】また、各経路で次のノードの代わりに複数
のノードに分岐して送信する処理および、各経路で複数
の前のノードから受信しメッセージを結合し単一の端末
にメッセージを送信することにより、ねずみ算式に配送
先を増加・収集先を減少させる配信を行うことにより、
短時間で多量の端末にメッセージを送信するころによ
り、巡回にかかる時間を減らすことが可能になる。
【0012】また、エージェントに渡すデータはコンテ
ナ名称(タグ)により区別し、各経路においてコンテナ
名称で個別に指定する。このことにより、複数種類のサ
ービスを一度または複数(サービス種類の数より少な
い)の巡回で実行することも本発明に含まれる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明についての実施例を
説明する。まず、図1に本発明の一利用形態の全体図と
機器構成を示す。
【0014】センタサーバ装置10、ホームサーバ装置11
〜13は共にネットワーク1に接続している。ホームサー
バ装置12〜13は、それぞれ各家庭に設置されるゲートウ
ェイ装置であり、後述するホームサーバ11と同様の内部
構成をしている。ホームサーバ装置11〜13には、例え
ば、電力量計一体型コントローラ、パーソナルコンピュ
ータ、セットトップボックス、電話機、携帯端末、ホー
ムセキュリティ用端末などの機器を用いることができ
る。この図ではホームサーバは3つしか示していない
が、さらに多数あってよい。また、各家庭では、ホーム
サーバ11はホームネットワーク2を介して電力計118、人
感知センサ119、照明120、エアコン121等の家庭内の電
気製品と接続されている。この図に示した電気製品以外
にも任意の電気製品を接続する事ができる。
【0015】ネットワーク1は有線電話回線、無線電話
回線、無線、専用ケーブル、赤外線、光ファイバ網イン
ターネットなどデータ通信が可能な通信ネットワークで
あり、センタサーバ装置10、ホームサーバ装置11〜13が
いずれかの通信方式で接続され相互に通信可能である。
【0016】センタサーバ装置10は、例えば電力会社や
サービス事業者に置かれるサーバ計算機であり、パーソ
ナルコンピュータ、ワークステーション、汎用大型計算
機などを用いることができる。センタサーバ装置10は、
情報処理が可能なもので、一般にコンピュータと呼ばれ
るものでよい。図ではセンタサーバ装置10が、直接ネッ
トワーク1に接続されているが、電力会社やサービス事
業者のイントラネットを経由して接続されている場合も
ある。センタサーバ装置10は、中央処理装置105、主記
憶装置106、二次記憶装置107、表示装置108、入力装置1
09、通信装置110からなる。主記憶装置106には、基本制
御プログラム123、巡回データ配信プログラム125、巡回
データ受信プログラム126、データベース管理プログラ
ム127が格納されている。ホームサーバ装置11は中央処
理装置111、主記憶装置112、二次記憶装置113、表示装
置114、入力装置115、通信装置116、ホームネットワー
ク通信装置117、システムタイマ134からなる。主記憶装
置112には、基本制御プログラム128、巡回通信プログラ
ム129、エージェント実行環境プログラム130、ホームネ
ットワーク通信プログラム131、エージェント間通信プ
ログラム132、エージェントプログラム133が格納されて
いる。
【0017】ホームネットワーク通信装置117は電力計1
18、人感知センサ119、照明120、エアコン121等の電気
製品が接続されているホームネットワーク2に接続され
ている。
【0018】二次記憶装置107はサービスのエージェン
トプログラム、サービスのエージェントに受け渡すデー
タ、通信計画データ、ホームサーバ装置の位置データ、
ホームサーバ装置の使用者データ、基本制御プログラム
123、巡回データ配信プログラム125、巡回データ受信プ
ログラム126、データベース管理プログラム127、過去の
通信履歴、センタアドレス情報が格納されている。デー
タベース管理プログラム127は上記の各データおよびプ
ログラムを管理する。基本制御プログラム123は各プロ
グラムを二次記憶装置107から主記憶装置106に転送し、
各プログラムを中央処理装置105により動作させるプロ
グラムである。巡回データ配信プログラム124は入力装
置109により入力されたユーザの要求あるいは、通信計
画データに基づき、各ホームサーバ装置にサービスのエ
ージェントプログラムまたはサービスのエージェントに
受け渡すデータを後述する巡回メッセージの形式で作成
し、通信装置110を用いて配信する。巡回データ受信プ
ログラムは、ホームサーバから受信した、巡回メッセー
ジを解析し、処理成功可否を過去の通信履歴として保存
すると共に、通信の可否により、通信計画を再び作成
し、データベース管理プログラム123を用いて二次記憶
装置107に保存する。
【0019】中央処理装置105は主記憶装置106上のプロ
グラムを実行することにより、前述した各プログラムの
所要の動作を遂行する。表示装置108は各プログラムか
らの要求により、現在の実行状態の表示、結果の可否の
表示を行う。
【0020】サービスのエージェントプログラムとは、
ホームサーバ装置11上で動作し様々なサービスを提供す
るアプリケーションプログラムであり、例えば、広告配
信サービスにおいては、例えばセンタサーバ装置から広
告データを受信し、表示装置114に広告を表示する機能
を有する。また、自動検針サービスにおいては、例えば
センタサーバ装置から電力取得要求を受け取り、ホーム
ネットワーク2に接続されている電力計118から電力量を
取得し、これを返す機能を有する。電力節約サービスに
おいては、例えばセンタサーバ装置から節電要求を受信
すると、ホームネットワーク2に接続された照明120、エ
アコン121等の電気製品に供給する電力を調整すること
により節電を行う機能を有する。これら以外にも、防犯
・防災などのホームセキュリティ、在宅介護・医療、室
内快適制御、家電メンテナンス、気象情報や交通情報な
どの情報提供、地域回覧板など、さまざまなサービスが
ある。
【0021】二次記憶装置113は、前述したサービスの
エージェントプログラム133およびホームサーバ装置で
動作する巡回通信プログラム129、エージェント実行環
境プログラム130、ホームネットワーク通信プログラム1
31、エージェント間通信プログラムの各プログラムを記
憶する。これらのプログラムは基本制御プログラム128
により主記憶装置112上に転送し、中央処理装置111によ
り実行される。表示装置114は各プログラムの指示によ
り、ホームサーバ装置102の利用者に情報を表示するこ
とができる装置である。入力装置115はホームサーバ装
置102の利用者から入力を受け付け、これを各プログラ
ムの入力データとして渡す。
【0022】エージェント実行環境プログラム130は、
センタサーバから受信したエージェントの実行、停止、
更新、削除などの管理を行う。エージェント間通信プロ
グラムはこれらのエージェント間で通信を行うためのプ
ログラムであり、エージェントからの通信データと宛先
エージェント名を含む通信要求を受け取ると、指定の宛
先エージェントに対してメッセージを送信する。ホーム
ネットワーク通信プログラムは、ホームサーバ通信装置
117によりホームネットワーク2に接続された機器を制御
したり、機器のデータを収集したりするプログラムであ
る。本実施の形態は、特に巡回データ配信プログラム12
5、巡回データ受信プログラム126、巡回通信プログラム
129に特徴があるものであり、これら各々の機能と動作
についてシステム全体の動きと共に以下説明する。
【0023】図2を用いて、センタサーバ装置10とホー
ムサーバ装置11、12、13の通信方法について説明する。
【0024】センタサーバ装置10は、各ホームサーバ装
置に対してサービスを提供するために、各ホームサーバ
装置と通信する。ここでいうサービスとは、広告情報の
配信、電力量の検針、電力節約を含む。センタサーバ装
置10は、サービス提供のために、サービス提供するため
のプログラム(サービスのエージェントプログラム)お
よび、サービスのエージェントに受け渡すデータを、サ
ービス提供するホームサーバ装置に受け渡す。これは、
巡回通信プログラム124により、入力装置109により入力
されたユーザの要求、あるいは、データベース管理プロ
グラム127により取得した通信計画データを読み込み、
所要のサービスの種別を得る。この情報を元に、後述す
る形式の巡回メッセージ204を作成する。巡回メッセー
ジ204は、後述する巡回通信制御情報205と、エージェン
トプログラム133との入出力データであるコンテナ206か
ら構成される。コンテナ206には、サービスのエージェ
ントプログラムおよびサービスのエージェントに受け渡
すデータの少なくとも一方が含まれる。作成した巡回メ
ッセージ204は、通信装置110を用いてネットワーク1を
通してホームサーバ装置11に配信する。
【0025】ホームサーバ11は巡回メッセージ204を受
け取ると、巡回通信制御情報205の情報により、エージ
ェントプログラム133との入出力処理を行い、巡回メッ
セージ204を再構成し、ホームサーバ装置12に送信す
る。同様の処理を、ホームサーバ装置12も行い、ホーム
サーバ装置13に巡回メッセージ204を送信する。ホーム
サーバ装置13は処理後、巡回メッセージをセンタサーバ
装置10に送信する。
【0026】すなわち、センタサーバ装置がホームサー
バ装置にエージェントプログラムを送信する場合、ある
いはエージェントプログラムに渡すデータを送信する場
合には、すべてのホームサーバ装置と通信するのではな
く、少なくとも1つのホームサーバ装置と通信するだけ
でもよい。なぜならば、そのホームサーバ装置が次のホ
ームサーバ装置と通信し、そして次のホームサーバ装置
が次のホームサーバ装置と通信し、このように、データ
が巡回するように通信させることができ、結果として目
的とするすべてのホームサーバ装置にエージェントプロ
グラムまたはエージェントプログラムに渡すデータを送
信する事ができる。
【0027】これにより、センタサーバは多数のホーム
サーバ装置にサービスを提供する場合であっても、1つ
だけのホームサーバ装置と通信するだけでよく、センタ
サーバ装置の負荷を軽減することができる。
【0028】図3に、巡回メッセージ204の構成を示
す。巡回メッセージ204は巡回通信制御情報205と、コン
テナ206から構成される。
【0029】巡回通信制御情報205は、ヘッダ情報301
と、経路データ302から構成される。ヘッダ情報301に
は、メッセージ種類コード303、巡回データID304、送
信開始日時305、巡回ノード数306、センタサーバ装置ア
ドレス308、戻りフラグ309、寿命時刻310、通報時間間
隔311、次回通報時刻312、先行配布巡回制御情報名31
3、先行配布巡回制御情報コード314、消化数315の情報
が格納されている。経路データ302には、アドレス情報3
16、到着時アクションコード317、送信データコンテナ
削除フラグ318、送信データコンテナ名319、送信データ
添付コンテナ名320、受信データコンテナ名321、チェッ
クポイントフラグ322、受信データタイムアウト323、セ
ッション継続フラグ324、スタンプフラグ325、分岐数32
6、分岐時の消化数リスト327、結合数328、の情報が格
納されている。
【0030】メッセージ種類コード303は、メッセージ
を表すコード、寿命尽滅メッセージを表すコード、チェ
ックポイント通過メッセージを表すコード、定時通報メ
ッセージを表すコード、通信エラーを表すコードのいず
れかであり、数字の1から5で対応づける。
【0031】巡回データID304は巡回メッセージ204毎
に異なる値とし、巡回メッセージ204を構成する毎に決
定する乱数であっても、巡回メッセージ204を構成する
ごとに1づつ増やす数でも、巡回メッセージ204を構成
した現在時刻より構成するデータでもよい。送信開始日
時305はセンタサーバから送信する時刻とする。
【0032】巡回ノード数306は、巡回メッセージ204に
含まれる経路データ302の数、すなわち、巡回を行うノ
ードの数であり、データを解析する際および、巡回の途
中で最後かどうか判断するために用いる。
【0033】センタサーバ装置アドレスは、アドレス情
報316と同様の形式を持つ、センタサーバのアドレス情
報を格納したものである。
【0034】戻りフラグ309は、後述する戻り処理にお
いて、戻り処理を行うかどうかの判断に用いる。巡回通
信プログラム124においては、偽(false)、に設定する。
【0035】寿命時刻310は、寿命時刻を過ぎた場合
に、巡回を打ち切る処理を行うための時刻データであ
り、巡回通信プログラム124において設定する。
【0036】通報時間間隔311は巡回途中において、一
定時間ごとにホームサーバ装置からセンタサーバ装置へ
途中経過を送信するための、時間間隔量であり、秒単位
の数字で指定する。
【0037】次回通報時刻312は巡回途中において、一
定時間ごとにホームサーバ装置からセンタサーバ装置へ
途中経過を送信する際の、次の時刻であり、巡回通信プ
ログラム124においては現在時刻を通報時間間隔311だけ
進めた時刻を設定する。
【0038】先行配布巡回制御情報名313は巡回通信プ
ログラムが保持している、巡回制御情報テーブルのキー
を指定する。先行配布巡回制御情報名313が指定されて
いる場合は、巡回制御情報テーブルから先行配布巡回制
御情報名313をキーとして検索し、巡回制御情報を得、
これを、巡回制御情報として用いる。先行配布巡回制御
情報コード314は前述のようにして得た巡回制御情報に
含まれる巡回データIDと同じ値であり、これと比較す
ることにより、前述のようにして得た巡回制御情報が正
しいかを判断することができる。
【0039】消化数315は、巡回中における現在の巡回
のノード数であり、巡回通信プログラム124において
は、1を指定する。後述のように、巡回通信プログラム1
29においては、1進める処理を行う。アドレス情報316
はホームサーバ装置アドレス330と、エージェント名称3
31から構成される。ホームサーバ装置アドレス330は多
数のホームサーバ装置11を特定し、通信を行う際に必要
となるアドレスを格納した情報であり、電話番号、内線
番号、IPアドレス、などのアドレスの情報と通信プロト
コル種別、ポート番号など通信形態に関する情報から構
成される。また、通信装置110または通信装置116が複数
の種類の通信方法を備える場合、これらの情報をリスト
形式で記述してもよい。この場合は、リスト中のアドレ
スから通信方法を選択し通信を行う。選択の方法は、リ
ストの順番に通信を行い、通信に成功した方法を採用す
る方法、最も高速な通信方法を選択する方法、過去の通
信履歴を参照し、最も成功率が高かった通信方法を選択
するなどが考えられ、これにより、通信の速度と成功率
が上昇する。
【0040】到着時アクションコード317は各経路にお
いて、巡回メッセージ204が到着した際の処理を規定す
るものであり、送信処理、受信処理、無処理を表すコー
ドのいずれかとする。送信データコンテナ削除フラグ31
8は、真または偽であり、送信データコンテナ名319で示
されるコンテナ名333に対応するコンテナ206を巡回メッ
セージ204から削除する処理を行う場合は真とする。送
信データコンテナ名319は、エージェント名称331に対応
するエージェントプログラム133に送信するデータを識
別する。送信データ添付コンテナ名320は上記送信の際
に、添付するデータを識別する。受信データコンテナ名
321はエージェント名称331に対応するエージェントプロ
グラム133から送信されるデータを保持するコンテナの
名前である。チェックポイントフラグ322は、真または
偽であり、チェックポイント処理を行うかどうかを示
す。受信データタイムアウト323はエージェントとの通
信のタイムアウト時間を示す。スタンプフラグ325は、
真または偽の値のいずれかであり、巡回データ配信プロ
グラム125が巡回メッセージを作成する際には、例えば
すべて偽りとし、巡回の各経路で真に変更することによ
り、通過した経路を識別する。分岐数326は雪崩型配送
処理において、経路を分岐する数を指定する。分岐時の
消化数リスト327は雪崩型配送処理機能において、次の
ノードに渡す際の消化数315の変更する値を指定する。
結合数328は雪崩型受信処理において、結合する巡回メ
ッセージの数の情報が格納されている。
【0041】コンテナ206にはコンテナ名333が割り振ら
れており、この名称により、巡回メッセージ204中の入
出力データを特定する。
【0042】巡回メッセージの各コンテナ206は、それ
ぞれ個別にデータ圧縮技術により圧縮されていてもよ
い。
【0043】一般の通信においても、データ圧縮技術に
より通信データを圧縮することにより、通信時間を短縮
できるが、この場合、通信時間の短縮できた時間より
も、データ圧縮時間と復元時間のほうが大きくなること
が多い。
【0044】しかし、各コンテナ206は巡回通信におけ
る1シーケンスの特定の場所で参照するものである。そ
れ以外では、次のホームサーバ装置11に送信するため、
コンテナ206のデータを参照しないホームサーバ装置11
においては、圧縮されたコンテナ206をそのまま次のホ
ームサーバ装置11に送信する。このため、全体として、
巡回通信の1シーケンスにおける通信時間を大きく削減
できる。
【0045】図4に、センタサーバ装置10の巡回データ
配信プログラム125の動作を示す。処理401では、データ
ベース管理プログラム123を用いて、二次記憶装置107に
保存されている通信計画データを取得する。通信計画デ
ータは、通信開始時刻、巡回経路、通報に関するデー
タ、サービス種別、サービスで必要となるエージェント
プログラム名、そのエージェントに受け渡すデータのデ
ータ名から構成される。
【0046】処理402では、通信開始時刻まで待機す
る。この間に入力装置109を監視し、入力装置109より通
信計画データが入力された場合は、この通信計画に基づ
いて、直ちに処理403以降の処理を行う。
【0047】処理403では、通信計画に基づいて、巡回
メッセージ204を作成する。まず、通信計画データに含
まれる巡回経路の数より、巡回終了予想時刻を計算す
る。例えば、過去の通信履歴より、巡回通信にかかった
時間を巡回経路の数で割った値と、通信計画データに含
まれる巡回経路の数の積だけ、現在時刻から進めたもの
である。この時刻に、先に設定されている、予想誤差デ
ータ時間だけ進めた時間を、巡回終了予想時刻とする。
【0048】巡回メッセージ204において、巡回通信制
御情報205は次のように作成する。メッセージ種類コー
ド303は通常のメッセージを表すコード(1)とする。ま
た、巡回データID304は乱数により決定する。送信開
始日時305は現在時刻を設定する。巡回ノード数306は通
信計画データに含まれる巡回経路の数とする。センタサ
ーバ装置アドレスは二次記憶装置107に保存されている
センタアドレス情報とする。戻りフラグ309は偽(false)
に設定する。寿命時刻310は巡回終了予想時刻とする。
通報時間間隔311、次回通報時刻312はそれぞれ通信計画
データで指定される通報に関するデータによる値を用い
る。消化数315は1を指定する。
【0049】巡回メッセージ204において、コンテナ206
は次のように作成する。通信計画データに含まれる、エ
ージェントプログラム名、エージェントに受け渡すデー
タのデータ名より、データベース管理プログラム127を
用いて、サービスのエージェントプログラム、およびサ
ービスのエージェントに受け渡すデータを取得する。な
お、コンテナ206にサービスのエージェントプログラム
およびサービスのエージェントに受け渡すデータのうち
少なくとも一方を含ませるかは、過去にエージェントプ
ログラムを送信した履歴をデータベース管理プログラム
127により取得し、送信先のホームサーバに送信すべき
エージェントプログラムが既に送信されているかを判断
し、送信されていれば、サービスのエージェントプログ
ラムは巡回メッセージ204に含めない。また、サービス
種別が、インストール指令のみであれば、サービスのエ
ージェントプログラムに受け渡すデータは巡回メッセー
ジ204に含めない。
【0050】すなわち、従来のエージェント技術と同様
に、エージェントプログラムを受け渡すことによる柔軟
性を確保しつつ、実際のサービスにおいてはエージェン
トを受け渡さず、先に配布したエージェントプログラム
を用いることができるため、通信サイズを大幅に減少で
きる。
【0051】処理404では、処理403で作成した巡回メッ
セージ204を、通信装置110を用いて、巡回経路の先頭の
ホームサーバ装置11へ送信する。
【0052】図5にセンタサーバ装置10の巡回データ受
信プログラム126の動作を示す。処理501では、ホームサ
ーバ装置から送信される巡回メッセージを待つ。処理50
2では、受信した巡回メッセージを解析する。ここで、
経路データに含まれるスタンプフラグ325を順番にチェ
ックする。スタンプフラグは、後述するように、各ホー
ムサーバ装置11の巡回通信プログラム129において、真
に変更するため、これをチェックすると各ホームサーバ
装置102を正しく通過できたかどうかを判断する。処理5
03では、スタンプフラグが偽の経路が存在するか調べ
る。処理504では、スタンプフラグが偽であった経路を
取り出して新しい経路情報を作成し、これを通信計画と
して再構成する。処理505では、データベース管理プロ
グラム127により、二次記憶装置107に保存する。これに
より、巡回データ配信プログラムにより、再び巡回が行
なわれる。ここで、通信計画を再構成する際に、経路情
報の順番を逆順にしてもよい。これにより、経路が変化
するため、特定の経路が原因となる通信エラーを回避す
ることができる。処理508では、受信した巡回メッセー
ジを過去の通信履歴として保存する。このとき、処理50
7、処理508に示すように、巡回の成功、失敗についても
同じく保存する。
【0053】図6にホームサーバ装置11の巡回通信プロ
グラム129の動作を示す。処理601では、センタサーバ装
置10または他のホームサーバ装置より巡回メッセージ20
4が送信されるのを待機する。
【0054】処理602では、巡回メッセージ204に含まれ
る消化数315の情報を取得する。消化数315は巡回メッセ
ージ204において、これから処理すべき経路データ302が
いずれであるかの情報を示しており、次のホームサーバ
装置またはセンタサーバ装置10に送信するまでに、1だ
け増加させる。消化数315の値はセンタサーバ101から最
初のホームサーバ装置に送信される場合は1であり、以
降のホームサーバ装置に送信される場合は順番に大きく
なり、消化数315の値が巡回ノード数306を超えると終了
する。このようにすることにより、巡回通信の1シーケ
ンスにおいて、現在の進行程度の管理が容易になり、通
信障害などが起こったとしても、巡回がループしたり、
飛ばされたりする異常が起こらない。
【0055】処理603では、消化数315に対応する番目の
経路データ302を取得する。処理604では、到着時アクシ
ョンコード317を調べる。到着時アクションコード317が
送信処理であれば、処理405に進む。到着時アクション
コード317が受信処理であれば、処理606に進む。到着時
アクションコード317が無処理であれば、処理611に進
む。
【0056】処理605では、送信データコンテナ名319で
示されるコンテナ名333に対応するコンテナ206のデータ
をエージェント名称331に対応するエージェントプログ
ラム133に送信する。また、送信データには送信データ
添付コンテナ名321で指定されるファイルを添付する。
送信データ添付コンテナ名321には、複数のコンテナ名3
33を記述できる。この場合は、複数のファイルが添付さ
れる。送信データ添付コンテナ名321が指定されていな
い場合は、ファイルは添付されない。送信データはコン
テナ名333で指定されるため、巡回通信の1シーケンス
で同じコンテナを何度も利用できる。そのため、送信デ
ータを経路データ302に直接記述する場合に比較する
と、巡回メッセージ204のサイズを減少する。処理606
は、処理605と同様、同等の処理をする。
【0057】処理607は、エージェント名称331に対応す
るエージェントプログラム133からの受信を待つ。
【0058】処理608では、エージェントプログラム133
からデータを受信すると、受信データコンテナ名321で
示されるコンテナ名333に対応するコンテナ206を受信デ
ータより作成し、巡回メッセージ204に追加する。この
ように、巡回通信の1シーケンスの終了時、各エージェ
ントプログラムが送信したデータは先に受信データコン
テナ名321で示されるコンテナ206に格納されるため、セ
ンタサーバは各エージェントプログラム133の出力を容
易に取り出すことができる。
【0059】処理407においては、受信データタイムア
ウト323で示される時間までにデータが受信できない場
合、受信は失敗とし、受信データコンテナ名321で示さ
れるコンテナ名333に対応するコンテナ206は作成されな
い。このように、受信データタイムアウト323を設ける
ことにより、エージェントプログラム133の異常があっ
ても、巡回通信処理を継続することができ、また、一定
時間後には、巡回通信処理が継続されることが保証され
るため、センタサーバは巡回通信の所用時間を推定する
のがより容易になる。
【0060】処理609では、送信データコンテナ削除フ
ラグ318をチェックする。処理610では、これが真であれ
ば、送信データコンテナ名319で示されるコンテナ名333
に対応するコンテナ206を巡回メッセージ204から削除す
る。また、削除するかどうかの判断を送信データコンテ
ナ削除フラグ318ではなく、経路データ302の送信データ
コンテナ名319を順番に調べ、以降で参照されていない
かをチェックすることにより判断することもできる。
【0061】また、送信データコンテナ削除フラグ318
の代わりに、削除するコンテナ名を列挙したデータ構造
を用い、指定されたコンテナを順番に削除することもで
きる。これにより、複数のコンテナを自在に削除するこ
とが可能になる。
【0062】これにより、巡回通信の1シーケンスにお
いて、もはや参照されることのないコンテナ206を巡回
メッセージ204から削除することにより、巡回メッセー
ジ204のサイズを小さくし、通信時間を減少させること
ができる。
【0063】また、それぞれのホームサーバ装置11のエ
ージェントプログラム133毎に異なるデータを送信し、
その応答をもらう場合は、処理608でコンテナ206が1つ
追加され、処理609でコンテナ206が1つ削除する。この
ため、巡回メッセージ204に含まれるコンテナ206の数は
同じになり、巡回メッセージ204のサイズがあまり変化
しない。このため、通信時間もほぼ均一にできる。その
ため、この場合、センタサーバは巡回通信の所用時間を
推定するのがより容易になる。
【0064】処理611では、スタンプフラグ325を真に変
更する。このように、巡回通信の1シーケンスの終了
時、すべての経路データ302のスタンプフラグ325を順番
にチェックすることにより、各ホームサーバ装置11を正
しく通過できたかどうかを容易に判断することができ
る。
【0065】処理612では、消化数315を1増加し、更新
する。処理613では、消化数315と巡回ノード数306を比
較する。消化数が巡回ノードより大きい場合は、処理61
6に進む。消化数が巡回ノードより大きくない場合は、
処理614に進む。
【0066】処理614では、消化数315に対応する番目の
経路データ302に含まれるアドレス情報316のホームサー
バ装置アドレス330を取得し、このホームサーバ装置ア
ドレス330で示されるホームサーバ装置11に対して、巡
回メッセージ204を送信し、処理601に戻る。
【0067】処理615では、センタサーバ装置アドレス3
08を取得し、センタサーバ装置10に対して巡回メッセー
ジ204を送信し、処理601に戻る。処理602の前には、受
信した巡回メッセージ204について正当性をチェックす
る処理を追加することにより、巡回通信の信頼性を向上
することができる。その例として、図7に処理602と処
理603の間に追加できる寿命時刻処理の動作を示す。
【0068】処理701では、寿命時刻310を取得する。処
理702では、システムタイマ134より現在時刻を取得す
る。システムタイマ134は時計機能をもつモジュールで
あり、電池によりバックアップされている。
【0069】処理703では、寿命時刻310と現在時刻を比
較する。寿命時刻310が、過去であれば、処理704へ進
む。
【0070】処理704では、メッセージ種類コード303
を、寿命尽滅メッセージを表すコードに変更し、処理41
5に進む。これにより、センタサーバ装置10が指定した
寿命時刻310を過ぎると、巡回は停止し、特別なメッセ
ージ種類コード303をもつ巡回メッセージ204がセンタサ
ーバ装置204に送信される。これにより、巡回中の処理
時間に関わらず、センタサーバ装置10は巡回終了時刻を
特定することができる。また、巡回に時間がかかりすぎ
る場合には、途中で巡回を強制終了させることができる
ので、早期の原因究明が可能になる。また、メッセージ
種類コード303を調べることにより、巡回が途中終了し
たか、成功したかを容易に判断できる。
【0071】別の機能の例として、チェックポイント処
理を説明する。図8に処理603と処理604の間に追加でき
るチェックポイント処理の動作を示す。図8において、
ホームサーバ装置14〜18はホームサーバ装置11と同様の
装置である。処理801では、チェックポイントフラグ322
を調べる。これが真であれば、処理802へ進む。
【0072】処理802では、メッセージ種類コード303
を、チェックポイント通過メッセージを表すコードに変
更する。処理803では、センタサーバ装置アドレス308を
取得し、センタサーバ装置10に対して巡回メッセージ20
4を送信する。
【0073】処理804では、メッセージ種類コード303を
元に戻す。これにより、センタサーバ装置10が指定した
ホームサーバ装置15から、特別なメッセージ種類コード
303をもつ巡回メッセージ204がセンタサーバ装置204に
送信される。
【0074】センタサーバ装置10は、チェックポイント
として、全部のホームサーバ装置11〜18または数台おき
のホームサーバ装置を指定してもよい。また、センタサ
ーバ装置10との通信速度が速いホームサーバ装置を選択
的に指定することもできる。また、センタサーバ装置10
との通信信頼性が高いホームサーバ装置を選択的に指定
することもできる。
【0075】これにより、巡回の途中経過情報を、セン
タサーバ装置10が入手する。センタサーバ装置10の入手
は、より高速に、高信頼に行うことが可能である。
【0076】この処理で送信されるメッセージは、通常
の巡回メッセージと同様のデータを含むため、巡回が途
中で失敗した場合でも、チェックポイントまでの結果を
確保することができるため、巡回を再度行う場合であっ
ても、チェックポイント以前のホームサーバを巡回先か
ら外すことができるため、巡回しなければならないホー
ムサーバの数を減らすことにより、より早く巡回を終え
ることが可能になる。
【0077】また、このメッセージのために特別のメッ
セージを用意することもできる。この場合、メッセージ
サイズを小さくすることができる。
【0078】別の機能の例として、定時通報処理を説明
する。図9に処理603と処理604の間に追加できる定時通
報処理の動作を示す。処理901では、次回通報時刻312を
取得する。処理902では、システムタイマ134より現在時
刻を取得する。
【0079】処理903では、次回通報時刻312と現在時刻
を比較する。次回通報時刻312が、過去であれば、処理9
04へ進む。処理904では、メッセージ種類コード303を、
定時通報メッセージを表すコードに変更する。処理905
では、センタサーバ装置アドレス308を取得し、センタ
サーバ装置10に対して巡回メッセージ204を送信する。
送信が成功すると、処理907に進む。送信が失敗する
と、処理908に進む。
【0080】処理907では、次回通報時刻312を、現在時
刻から通報時間間隔311だけ進めた値に変更する。処理9
08では、メッセージ種類コード303を元に戻す。これに
より、各ホームサーバ装置11〜18から、一定時間ごと
に、定時通報メッセージを表すコードをメッセージ種類
コード303にもつ巡回メッセージ204を送信する。
【0081】また、送信に失敗した場合は、次回通報時
刻312が変化しないので、次のホームサーバ装置11が巡
回メッセージ204を受信した際に再び同じ条件で定時通
報メッセージを表すコードをメッセージ種類コード303
にもつ巡回メッセージ204を送信する。このことによ
り、自動的に送信失敗の再試行を行う。この方法は巡回
失敗時に、再試行を行う場合と比較して、より早く巡回
を終了させることができる。また、再試行は順番に発信
元のホームサーバ装置11が入れ替わるため、断線、障害
物による電波遮断、ノイズ源の接近など特定の区間に生
じる通信異常の影響を受けない。
【0082】これにより、高信頼で巡回の途中経過情報
を、センタサーバ装置10が知ることができる。また、巡
回が途中で失敗した場合でも、途中までの結果を確保す
ることができる。
【0083】また、センタサーバ装置10が巡回を始める
際には、次回通報時刻312と通報時間間隔311を決定す
る。これにより、非常に簡単に処理が可能である。
【0084】また、このメッセージのために特別のメッ
セージを用意してもよい。この場合、メッセージサイズ
を元のメッセージのサイズより小さなものでもよい。特
別なメッセージとして、次回通報時刻312と通報時間間
隔311を含むものを送信する。
【0085】また、センタサーバ装置10はいつこのメッ
セージが送信されるかを予測することが簡単であるた
め、その時刻+αの時刻において、このメッセージが送
信されないと、巡回メッセージの消滅と考えることがで
きる。これにより、より早く巡回の再試行の計画を立て
ることができる。
【0086】別の機能の例として、一足飛ばし処理を説
明する。図10に一足飛ばし処理を示す。ホームサーバ装
置14において、巡回順序が次のホームサーバ装置15への
通信1003が失敗した場合、経路データより経路が2つあ
とのホームサーバ装置16のアドレスを調べ、ホームサー
バ装置16に通信1005を行うことにより、巡回を継続させ
る方法である。ここでは、1つのホームサーバを飛ばし
ているが、2以上のホームサーバを飛ばして巡回させて
もかまわない。
【0087】これは、処理614において、次のホームサ
ーバ装置への送信処理が失敗した場合、経路データ302
より次の次のアドレス情報316を調べ、そのアドレスが
示すホームサーバ装置へ巡回メッセージを送信すること
により行う。
【0088】また、飛ばしたことを巡回通信制御情報20
5に迂回フラグをもたせ、これに記録してもよい。これ
により、センタサーバ装置10は通信の異常個所を特定す
る。
【0089】また、通過したホームサーバ装置11、12、
13、14、16、17それぞれに対応するスタンプフラグ325
はそれぞれ真であり、通過しなかったホームサーバ装置
15のスタンプフラグ325は偽りであるので、スタンプフ
ラグ325を調べて、どのホームサーバ装置が飛ばされた
かを検知してもよい。これにより、一足飛ばし処理によ
り複雑に経路が変化した場合であっても、その経路を考
慮する必要がなくなり、処理が非常に簡単になる。
【0090】また、次の次のホームサーバ装置への送信
が失敗した場合は、メッセージ種類コード303を、通信
エラーを表すコードに変更し、センタサーバ装置10に巡
回メッセージを送信し巡回処理を終了する。これによ
り、センタサーバ装置10は巡回中に発生したエラーを検
出することが可能になる。
【0091】また、次の次のホームサーバ装置への送信
が失敗した場合は、次の次の次のホームサーバ装置へ送
信を試みることもできる。これにより、通信の信頼性が
向上する。
【0092】また、いくつ先まで送信しても良いかの値
として飛ばし数を経路データに付加し、飛ばし数の数だ
だけホームサーバを飛ばす処理を行ってもよい。たとえ
ば、無線を利用したネットワークの場合は、電波の強度
が強い、または送信感度のよい通信装置116をもつホー
ムサーバ装置に対応する経路データでは飛ばし数を大き
くし、そうでないホームサーバ装置ではこの値を小さく
することにより、通信の再試行回数を抑え、高い信頼性
を確保できる。
【0093】また、ホームサーバ装置14において次の次
のホームサーバ装置16ではなく、巡回の残りのホームサ
ーバ装置16〜17から選択的に送信先を選ぶようにしても
よい。これは、ホームサーバ装置14が、スタンプフラグ
を用いて未巡回のホームサーバ装置を検出し、また検出
されたホームサーバ装置の稼動状況を検知し、これらの
内容に応じて決定してもよい。これにより、より通信の
信頼性の高いホームサーバ装置を選択することが可能に
なり、巡回全体の信頼性を向上できる。
【0094】別の機能の例として、戻り処理を説明す
る。図11に戻り処理を示す。これは、ホームサーバ装置
15からセンタサーバ装置10へ巡回メッセージ204を送信
する通信1102が失敗した場合、そのメッセージを巡回経
路の一つ前のホームサーバ装置14に対して通信1104を行
い送信する機能である。一つ前のホームサーバ装置14
は、受信した巡回メッセージ204をセンタサーバ装置10
と通信1105することによって送信する。
【0095】これは、センタサーバ装置10に対する通信
失敗時に、処理1106から実行することにより行う。
【0096】処理1106では、戻りフラグ309を真に設定
する。処理1107では、消化数315を一つ戻す。処理1108
では、消化数315に対応する番目のホームサーバ装置ア
ドレス330を取得し、このホームサーバ装置アドレス330
で示されるホームサーバ装置11に対して、巡回メッセー
ジ204を送信し、処理601に戻る。
【0097】また、処理1109は処理602の後から実行す
る。処理1109では、戻りフラグをチェックする。これが
真であれば、処理615に進む。処理615において、通信失
敗の場合は、処理1101を再び行う。
【0098】各ホームサーバ装置11〜18は同様の処理を
行うため、ホームサーバ装置14からセンタサーバ装置10
への通信1105が失敗した場合は、処理1106が行われるた
め、ホームサーバ装置14はホームサーバ装置13に通信
し、ホームサーバ装置13がセンタサーバ装置10への通信
を試みる。さらに、ホームサーバ装置13からセンタサー
バ装置10への通信1105が失敗した場合も、ホームサーバ
装置12に通信し、ホームサーバ装置13がセンタサーバ装
置10への通信を試みる。このように、戻りフラグをチェ
ックする処理1106〜1109により、巡回経路の逆順の各ホ
ームサーバ装置14からセンタサーバ装置10に対して通信
がリトライする。
【0099】これにより、センタサーバ装置10への送信
を繰り返すことにより、センタサーバ装置10への通信の
信頼性が向上する。
【0100】また、ホームサーバ装置15において、一つ
前のホームサーバ装置14とは、直前に通信が成功してい
るため、ホームサーバ装置15が他のホームサーバ装置13
〜11に通信する場合に比べて、通信信頼性を確保でき
る。
【0101】別の機能の例として、雪崩型配送処理を説
明する。図12に、雪崩型配送処理を用いた場合による通
信の例を示す。雪崩型配送処理では、各ホームサーバ装
置が複数のホームサーバ装置に対して巡回メッセージを
送信する。すなわち、ホームサーバ装置11が巡回メッセ
ージを受信すると、次に巡回メッセージをホームサーバ
装置12とホームサーバ装置13に送信する。同様に、ホー
ムサーバ装置12はホームサーバ装置14とホームサーバ装
置15に送信する。
【0102】この方法により、巡回メッセージを受信す
るホームサーバ装置はねずみ算式に増加する。そのた
め、短時間で多くのホームサーバ装置に巡回メッセージ
を送信できる。また、中継するホームサーバ装置の数が
減少するため、巡回メッセージが到着する信頼性が増大
する。
【0103】また、各ホームサーバ装置は3つ以上のホ
ームサーバ装置に巡回メッセージを送信することによ
り、より短時間で多くのホームサーバ装置に巡回メッセ
ージを送信することも可能である。これは、処理614に
て巡回メッセージを送信する処理を分岐数326の数だけ
繰り返すことにより行う。また、この繰り返し中の処理
612にて、消化数315を1だけ増加させる代わりに、分岐
時の消化数リスト327に応じて消化数315を変化させる。
【0104】これにより、複雑に分岐する経路であって
も、図6に示す処理と同様に処理することができ、各ホ
ームサーバ装置の処理は非常に簡単である。また、セン
タサーバ装置は複雑な分岐経路を単純なデータ形式で設
定できる。
【0105】別の機能の例として、雪崩型受信処理を説
明する。図13に、雪崩型受信処理を用いた場合による通
信の例を示す。雪崩型受信処理では、前述の雪崩型配送
処理に加え、各ホームサーバ装置が複数のホームサーバ
装置からの巡回メッセージを受信し、これを結合し、次
のホームサーバ装置へ巡回メッセージを送信する。
【0106】すなわち、ホームサーバ装置18はホームサ
ーバ装置14からの巡回メッセージとホームサーバ装置15
からの巡回メッセージの両方を待ち、両方を受信する
と、これを結合し単一の巡回メッセージを作成し、これ
を受信したものとして処理を行う。同様に、ホームサー
バ装置20はホームサーバ装置18とホームサーバ装置19か
らの巡回メッセージの受信を待つ。
【0107】ホームサーバ装置14とホームサーバ装置15
はホームサーバ装置12から雪崩配信処理によって送信さ
れた巡回メッセージにより処理される。雪崩配信処理で
はホームサーバ装置14に巡回メッセージを送信後、ホー
ムサーバ装置15に巡回メッセージを送信する。このた
め、ホームサーバ装置14がホームサーバ装置15に比べて
時間的に先に巡回メッセージを受信するという、時間の
差が生じる。そのため、ホームサーバ装置14とホームサ
ーバ装置15がホームサーバ装置18に送信する時間もずれ
るために、ホームサーバ装置18において、受信処理の時
間が分散される。したがって、送信の干渉による送信失
敗や受信処理による負荷の増大が起こらない。
【0108】さらに、ホームサーバ装置11もまた、ホー
ムサーバ装置11の雪崩型配信処理によって生じた時間差
により、ホームサーバ装置18からの巡回メッセージの受
信時刻と、ホームサーバ装置19からの受信時刻に時間差
が生じるため、同様に、送信の干渉による送信失敗や受
信処理による負荷の増大が起こらない。
【0109】これにより、雪崩型配信処理により、ねず
み算式に増加した多数の通信先のホームサーバ装置から
送信される巡回メッセージを回収することができる。ま
た、同様に3つ以上の巡回メッセージを受信し、これを
結合することも可能である。これは、各ホームサーバ装
置が巡回メッセージを受信時に、結合数328をチェック
し、これが1でない場合は、結合数328で指定される数だ
け巡回メッセージの受信を待ち、これを合成して単一の
巡回メッセージを作成する。合成は、コンテナを追加す
る処理と巡回通信制御情報205を合成する処理になる。
このとき、結合する複数の巡回メッセージは雪崩型配信
によって複製されたものであるから、巡回通信制御情報
205の情報はほとんど同じであるので、この結合処理は
極めて容易である。
【0110】複数の巡回メッセージを合成し、新しい巡
回メッセージする処理は次のようになる。まず、巡回メ
ッセージの巡回データID304を比較することにより、
同一の巡回であり結合するべき巡回メッセージである
か、別の巡回であり、別々に処理すべきものであるかを
判断する。なぜならば、雪崩型巡回処理において、巡回
メッセージを複製したため、複製された巡回メッセージ
には同一の巡回データIDが含まれており、これが別の
経路をたどり再び結合する際には、同一の値を持ってい
るためである。コンテナ名206とコンテナ204はそのまま
新しい巡回メッセージに含ませる。ただし、同じコンテ
ナ名をもつコンテナが複数存在する場合は、それぞれ同
じものであるので、その中の1つを新しい巡回メッセー
ジに含ませる。巡回通信制御情報205のヘッダ情報301に
おいては、消化数315以外の要素は受信した複数の巡回
メッセージで同じであるので、これをそのまま新しい巡
回メッセージに用いる。消化数315は雪崩型配送処理と
同様に、消化数315を1だけ増加させる代わりに、分岐
時の消化数リスト327に応じて消化数315を変化させる。
経路データ302は、スタンプフラグ325以外の要素は受信
した複数の巡回メッセージで同じであるので、これをそ
のまま新しい巡回メッセージに用いる。
【0111】スタンプフラグは、それぞれに論理和をと
り、新しい巡回メッセージに用いる。すなわち、いずれ
かの経路によりスタンプフラグが真になっていれば、新
しい巡回メッセージのスタンプフラグを真にする。図13
に示す巡回経路を実現するための具体的な巡回メッセー
ジ204における分岐数326、分岐時の消化数リスト327、
結合数328の値を図14に示す。
【0112】以上、本発明によって実現されるシステム
構成およびデータ巡回通信方法について説明した。本シ
ステムは、エージェントプログラムによって実現される
様々なサービスに用いることができる。本システムによ
れば、例えば引越しや住まい手による電源断によりホー
ムサーバ装置が停止している場合でも、一連の巡回通信
はこのホームサーバ装置を迂回し別のルートで巡回を継
続することができる。
【0113】迂回したことはメッセージ中に記録されて
いるので、センタサーバ装置10はこれを読み出し、再送
するか否かを判断することができる。この場合、新たな
巡回経路を作成してもよいし、同じ巡回経路を用いるが
宛先のエージェントプログラムの指定を変えるようにし
てもよい。また、引越し中のように長期的にどうさしな
い場合もあるので、例えばサービス契約者データベース
などでこれを確認し、再送はしないなどの処理を行うよ
うにしてもよい。
【0114】以上、センタサーバ装置を電力会社等に置
かれるサーバ計算機、ホームサーバ装置を各家庭に置か
れるゲートウェイ装置としたが、本発明はこれに限るこ
となく広く応用可能である。例えば、オフィスの会議室
で社員がパーソナルコンピュータを使ってレジュメ資料
を交換するような場合、各々のパーソナルコンピュータ
に対して上述したセンタサーバ装置およびホームサーバ
装置の機能を持たせ、レジュメ送信者がセンタサーバ装
置の機能に巡回通信の振りだし元となりデータを送信
し、残りのパーソナルコンピュータはこれを巡回させて
レジュメを回覧する、等の用途に使用することができ
る。
【0115】
【発明の効果】本発明により、エージェント技術を用い
て、きわめて多数の端末に対してエージェントを送信
し、サービスを提供する際に、高速でありかつ高信頼な
巡回型通信が可能になる。また、センタサーバ装置の処
理の負荷を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一利用形態の全体図と機器構成
【図2】本発明による巡回型通信方法
【図3】巡回メッセージの構成
【図4】巡回データ配信プログラム125の動作
【図5】巡回データ受信プログラムの動作
【図6】巡回通信プログラム129の動作を示す
【図7】寿命時刻処理における巡回メッセージの流れと
処理の流れ
【図8】チェックポイント処理における巡回メッセージ
の流れと処理の流れ
【図9】定時通報処理の動作における巡回メッセージの
流れと処理の流れ
【図10】一足飛ばし処理
【図11】戻り処理における巡回メッセージの流れと処
理の流れ
【図12】雪崩型配送処理における巡回メッセージの流
【図13】雪崩型受信処理における巡回メッセージの流
【図14】図13に示す巡回経路を実現するための具体的
な分岐数326、分岐時の消化数リスト327、結合数328の
【符号の説明】
1…ネットワーク・2…ホームネットワーク・10…センタ
サーバ装置・11〜20…ホームサーバ装置・105…中央処
理装置106…主記憶装置・107…二次記憶装置108…表示
装置109…入力装置110…通信装置111…中央処理装置112
…主記憶装置113…二次記憶装置114…表示装置115…入
力装置116…通信装置117…ホームネットワーク通信装置
118…電力計119…人感知センサ120…照明121…エアコン
123…基本制御プログラム125…巡回データ配信プログラ
ム126…巡回データ受信プログラム127…データベース管
理プログラム128…基本制御プログラム129…巡回通信プ
ログラム130…エージェント実行環境プログラム131…ホ
ームネットワーク通信プログラム132…エージェント間
通信プログラム133…エージェントプログラム134…シス
テムタイマ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河野 克己 愛知県尾張旭市晴丘町池上1番地 株式会 社日立製作所情報機器事業部内 (72)発明者 小林 延久 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所ビルシステムグループ内 (72)発明者 森本 義章 愛知県尾張旭市晴丘町池上1番地 株式会 社日立製作所情報機器事業部内 Fターム(参考) 5B045 BB25 GG01 JJ14 JJ28 JJ45

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】センタサーバ装置と複数の端末装置がネッ
    トワークを介して接続されたシステムにおけるエージェ
    ントプログラムの巡回方法において、 前記センタサーバ装置が、前記ネットワークを介して前
    記複数の端末装置に対して、前記エージェントプログラ
    ム、前記エージェントプログラムの前記複数の端末装置
    における巡回順序が規定された巡回順序情報および前記
    エージェントプログラムの巡回に関する条件を示す条件
    情報を送信し、 前記複数の端末装置の1つが、前記エージェントプログ
    ラムおよび前記条件情報を受信し、前記条件情報が示す
    条件を満たしているかを判定し、判定の結果に基づい
    て、前記巡回順序情報を用いて、前記エージェントの送
    信先を決定することを特徴とするエージェントプログラ
    ムの巡回方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のエージェントプログラム
    の巡回方法において、 前記条件情報は、前記エージェントプログラムの巡回期
    限を示す寿命情報および前記エージェントプログラムの
    巡回先である各端末装置から前記センタサーバ装置への
    通知する巡回時間を示す定時通報情報のうち少なくとも
    一方を含むことを特徴とするエージェントプログラムの
    巡回方法。
  3. 【請求項3】請求項1または2のいずれかに記載のエー
    ジェントプログラム巡回方法において、 前記エージェントプログラムを受信した端末装置は、前
    記巡回順序情報に、当該端末装置が前記エージェントプ
    ログラムを受信したことを示す情報を追加することを特
    徴とするエージェントプログラムの巡回方法。
  4. 【請求項4】ネットワークを介して接続された複数の端
    末装置に対してエージェントプログラムを送信するサー
    バ装置において、 前記エージェントプログラム、前記エージェントプログ
    ラムの前記複数の端末装置における巡回順序が規定され
    た巡回順序情報および前記エージェントプログラムの巡
    回に関する条件を示す条件情報を含む情報作成する手段
    と、 前記ネットワークを介して前記複数の端末装置に対し
    て、前記情報を送信する手段とを有し、 前記複数の端末装置のうち前記情報を受信した端末装置
    は、前記条件情報が示す条件を満たしているかを判定
    し、判定の結果に基づいて、前記巡回順序情報を用い
    て、前記エージェントの送信先を決定することを特徴と
    するサーバ装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載のサーバ装置において、 前記条件情報は、前記エージェントプログラムの巡回期
    限を示す寿命情報および前記エージェントプログラムの
    巡回先である各端末装置から前記サーバ装置への通知す
    る巡回時間を示す定時通報情報のうち少なくとも一方を
    含むことを特徴とするサーバ装置。
  6. 【請求項6】請求項4または5のいずれかに記載のサー
    バ装置において、 前記情報を受信した端末装置から、当該端末装置が前記
    条件条件に従って送信する情報を受信する手段をさらに
    有することを特徴とするサーバ装置。
JP2001002051A 2001-01-10 2001-01-10 エージェントプログラムの巡回方法 Pending JP2002207709A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001002051A JP2002207709A (ja) 2001-01-10 2001-01-10 エージェントプログラムの巡回方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001002051A JP2002207709A (ja) 2001-01-10 2001-01-10 エージェントプログラムの巡回方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002207709A true JP2002207709A (ja) 2002-07-26

Family

ID=18870614

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001002051A Pending JP2002207709A (ja) 2001-01-10 2001-01-10 エージェントプログラムの巡回方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002207709A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004310377A (ja) * 2003-04-04 2004-11-04 Matsushita Electric Works Ltd マネジメントシステム
JP6427697B1 (ja) * 2018-01-22 2018-11-21 株式会社Triart 情報処理装置、情報処理方法、プログラムおよび情報処理システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004310377A (ja) * 2003-04-04 2004-11-04 Matsushita Electric Works Ltd マネジメントシステム
JP6427697B1 (ja) * 2018-01-22 2018-11-21 株式会社Triart 情報処理装置、情報処理方法、プログラムおよび情報処理システム
JP2019128645A (ja) * 2018-01-22 2019-08-01 株式会社Triart 情報処理装置、情報処理方法、プログラムおよび情報処理システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7554459B2 (en) Method and system for remote updates of meters for metering the consumption of electricity, water or gas
US6665262B1 (en) Distributed fault management architecture
US6470385B1 (en) Network monitoring system, monitored controller, and monitoring controller
EP0303830B1 (en) Multicast data distribution system
CN107451268B (zh) 一种面向实时数据库的断网续传的方法
CN103179599B (zh) Wlan性能的监控方法、设备及系统
CN107659423A (zh) 业务处理方法及装置
CN100499455C (zh) 数据通信方法
CN102045192A (zh) 网络结构的假定所用的装置及系统
CN111786941B (zh) 通信协议自动识别方法及通信方法
JP4618724B2 (ja) データ処理システム並びにデータ処理システムにおける装置データの取得方法及び設定方法
US20060114819A1 (en) Information processing system, control method of same, supervisory apparatus, signal carrying supervisory program, and signal carrying maintenance management program
CN101707503B (zh) 嵌入式控制通道通讯故障自动定位方法和装置
JP2002207709A (ja) エージェントプログラムの巡回方法
JP5060030B2 (ja) モバイルエージェントによる制御システム及び方法
CN114201202A (zh) 模块升级方法及系统
CN113965447B (zh) 一种在线云诊断方法、装置、系统、设备及存储介质
JPH09214545A (ja) ネットワーク通信制御方式
KR900005883B1 (ko) 분산 처리 시스템과 그 방법
JP2004208235A (ja) 遠隔監視制御システム、被監視装置、監視装置、及び装置情報のデータ収集方法
JP2002217949A (ja) 遠隔監視ネットワーク管理システム
JP2020095362A (ja) 遠隔監視システム
JP3301383B2 (ja) ネットワークシステムの試験方法とネットワーク試験システム
CN112702192B (zh) 通信设备的故障处理方法、装置、系统及存储介质
KR0151903B1 (ko) 원격지 망관리 시스템에서 집중형 액세스 노드 시스템의 성능 관리 방법