JP2002206817A - 冷媒加熱型空気調和機 - Google Patents

冷媒加熱型空気調和機

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JP2002206817A
JP2002206817A JP2001002192A JP2001002192A JP2002206817A JP 2002206817 A JP2002206817 A JP 2002206817A JP 2001002192 A JP2001002192 A JP 2001002192A JP 2001002192 A JP2001002192 A JP 2001002192A JP 2002206817 A JP2002206817 A JP 2002206817A
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combustion
heat
catalyst
air conditioner
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JP2001002192A
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Yukio Watanabe
幸男 渡邊
Tomoaki Ando
智朗 安藤
Kiyoshi Matsumoto
清 松本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Chimneys And Flues (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 排気ガスの清浄度が高いクリーンな冷媒加熱
型空気調和機を実現しつつ、触媒燃焼制御行う。 【課題手段】 燃焼部の下流の排気カ゛ス流路中に設けた
表面活性の異なる温度センサーの出力差を用いて燃焼制
御を行う触媒燃焼式冷媒加熱式空気調和機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、暖房時に冷媒を加
熱する冷媒加熱器が設けられた冷媒加熱型空気調和機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】空気調和機は図7に示す構成とされてい
る。ここで1は室外ユニットにおける圧縮機で、四方弁
2に接続されている。この四方弁2には室内機3が接続
されている。その接続路には三方弁5aが設けられてい
る。室内熱交換器6の液側の管路には、三方弁5bが設
けられている。液側の管路には流量制御弁8が設けられ
ている。この流量制御弁8は暖房運転時に開となり、冷
房運転時には閉となる二方弁9を介して、冷媒加熱器1
0に接続されている。冷媒加熱器10には、燃焼用の空
気を供給するバーナモータ11と燃焼用の燃料を供給す
る電磁ポンプ12とが設けられている。この冷媒加熱器
10はアキュームレータ13に接続され、このアキュー
ムレータ13が圧縮機1に接続されることで暖房運転用
のサイクルが構成されている。
【0003】冷房時に使用される室外熱交換器14は一
端が四方弁2と接続されるとともに他端が冷媒流量制御
弁8と二方弁9との間の部分管路に接続されている。1
5は室外ファンである。16a、16bは暖房運転時に
室外熱交換器14に冷媒を流さないようにする逆止弁で
ある。
【0004】冷房時の冷凍サイクルについて説明する。
この冷房時には二方弁9を閉として冷媒加熱器10に冷
媒を流さないようにする。そして四方弁2がコイル通電
ON状態で破線矢印の方向に冷媒を流すように切り変わ
り、圧縮機1より吐出された冷媒が室外熱交換器14へ
と流れ込み、そこで室外ファン15で放熱し、液化され
た冷媒は逆止弁16bを経てメイン冷媒流量制御弁8で
絞り膨張を受ける。ガス冷媒はこの室内熱交換器6で室
内ファン7の作用により大気から吸熱を行う。そして四
方弁2および逆止弁16aを経てアキュームレータ13
へと循環する冷凍サイクルを構成する。
【0005】暖房時の冷凍サイクルについて説明する。
この暖房時には四方弁2がコイル通電OFF状態で実線
矢印の方向に冷媒を流すように切り替えられ、また二方
弁9が開かれる。すると圧縮機1から吐出された冷媒が
四方弁2を経て室内熱交換器6へと流れ込む。室内ファ
ン7からの送風によって放熱された液冷媒は冷媒流量制
御弁8とを通過し、開状態の二方弁9を通過して冷媒加
熱器10へと流れ込む。そして冷媒加熱器10で燃焼熱
を受熱し、アキュームレータ13へと循環することで冷
凍サイクルが構成される。
【0006】次に暖房時の運転動作について説明する。
室内機3が暖房運転の信号を受信すると、まず、四方弁
2のコイル通電がOFF状態、二方弁9を閉とする.ま
た冷媒流量制御弁8は要求能力に必要な冷媒量を制御す
る設定開度とされる。そして、冷媒加熱器10に燃焼準
備の信号が指示され、圧縮機1を駆動させて、逆止弁1
6aから室外熱交換器14を経て逆止弁16bにいたる
管路の冷媒を冷媒加熱器10を通して回収する。この冷
媒の回収によって室外熱交換器14が負庄となったら、
二方弁9を開とする。
【0007】このように冷媒加熱器10が燃焼する以前
に十分な量の冷媒を循環させることで、燃焼が開始され
た時における冷媒加熱器10のオーバーシュート現象を
防止することができる。冷媒加熱器10が燃焼可能状態
になったら、電磁ポンプ12から燃焼燃料を送り込むと
ともにバーナモー夕11によって燃焼用の空気を送り込
んで燃焼を開始する。なお、この暖房運転時の冷媒流量
制御弁8は、ヒートポンプ式冷凍サイクルにおける絞り
の役割は果たしていない。
【0008】また、上記の冷凍サイクルで使用される二
方弁9は一般にコイル通電時が開、コイル非通電時が閉
状態である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】近年、環境問題に対す
る関心が高まり燃焼機に関してもその排気ガスの清浄度
について注目され始めている、その要求に応えるために
よりクリーンな熱源器が必要となっている。しかし従来
の火炎式熱源機でその要求に応えるのは技術的に難し
い。火炎式の熱源器では燃焼時の温度が高いため空気中
の窒素が変化して発生するNOx(窒素酸化物)の生成
を回避するのは技術的に難しい。また通常の触媒燃焼式
燃焼機は燃焼排気ガスの組成を直接測定しながら燃焼状
態を調節する方法、あるいは、予め排気ガス組成をもと
に設定した燃焼条件で運転するなどの方法がとられてい
た。しかし、この第1の方法では高価な排気ガスセンサ
ーを使用する必要があり製品の価格が高くなりすぎる。
また、第2の方法では経時的な触媒特性の変化あるいは
外乱による状態の変化に対応することが難しい。
【0010】さらに、一般の燃焼機で使用される炎の内
部を流れる電流を利用する制御方法(フレームロット゛方式)は
無炎燃焼である触媒燃焼へは適用できない。
【0011】そこで、本発明は室内ユニットに対して圧
縮機および冷媒加熱器を備えた室外ユニットを有し、暖
房時に圧縮機から吐出された冷媒を室内熱交換器に送り
込み、前記熱交換器から流出した冷媒を冷媒加熱器にて
加熱させて圧縮機に送り込む構成を有した冷媒加熱型空
気調和機において、冷媒加熱用熱源機が複数の触媒体で
多段燃焼させる触媒燃焼機構で燃焼機構下流部に設置し
た燃焼排ガスの状態を測定するセンサーを用いて燃焼を
制御するように構成される冷媒加熱型空気調和機であ
る。
【0012】上記構成とすることによって排気ガス状態
を常時監視しながら燃焼状態を制御することができるた
め、触媒の劣化など経時的な変化にも対応可能で常に理
想的な触媒燃焼状態を維持しNOx(窒素酸化物)の発
生を回避することが可能となる。また、使用するセンサ
ーも安価な温度センサーの応用品であるため機器の価格
を低く抑えることが可能となる。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の冷媒加熱
型空気調和機は、室内ユニットに対して圧縮機および冷
媒加熱器を備えた室外ユニットを有し、暖房時に圧縮機
から吐出された冷媒を室内熱交換器に送り込み、前記室
内熱交換器から流出した冷媒を冷媒加熱器にて加熱させ
て圧縮機に送り込む構成を有した冷媒加熱型空気調和機
であって、前記冷媒加熱器の熱源が触媒燃焼機構であ
り、燃焼部から排出される燃焼排ガスの状態を触媒反応
による発熱を測定するセンサーにより検出し燃焼状態を
制御することを特徴とする。
【0014】請求項2記載の冷媒加熱型空気調和機は、
請求項1記載の冷媒加熱型空気調和機において、前記燃
焼排ガスの状態を測定するセンサーとして、一方の温度
センサーの外表面にのみ触媒体を塗布した2つの温度セ
ンサーで構成されるセンセー対としたことを特徴とす
る。
【0015】請求項3記載の冷媒加熱型空気調和機は、
請求項1記載の冷媒加熱型空気調和機において、前記燃
焼排ガスの状態を測定するセンサーとして、表面に触媒
体を塗布した受風体の温度と、表面に触媒体を塗布して
いない受風体で構成されるセンサー対としことを特徴と
する。
【0016】請求項4記載の冷媒加熱型空気調和機は、
請求項1記載の冷媒加熱型空気調和機において、前記燃
焼排ガスの状態を測定するセンサーとして、受風板の片
面に触媒層を設け、裏面に触媒層と同等の吸放熱特性の
緩衝層を設け、基材に断熱性を持たせ触媒層の発熱を裏
面に伝えない構成としたことを特徴とする。
【0017】請求項5記載のセンサーは、 熱源が触媒
燃焼機構であり、燃焼部から排出される燃焼排ガスの状
態を触媒反応による発熱を測定することを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態は室内ユニッ
トに対して圧縮機および冷媒加熱器を備えた室外ユニッ
トを有し、暖房時に圧縮機から吐出された冷媒を室内熱
交換器に送り込み、前記熱交換器から流出した冷媒を冷
媒加熱器にて加熱させて圧縮機に送り込む構成を有した
冷媒加熱型空気調和機において、冷媒加熱用熱源機が複
数の触媒体で多段燃焼させる触媒燃焼機構で燃焼機構下
流部に設置した燃焼排ガスの状態を測定するセンサーを
用いて燃焼を制御するように構成される冷媒加熱型空気
調和機である。
【0019】上記構成とすることによって排気ガス状態
を常時監視しながら燃焼状態を制御することができるた
め、触媒の劣化など経時的な変化にも対応可能で常に理
想的な触媒燃焼状態を維持しNOx(窒素酸化物)の発
生を回避することが可能となる。また、使用するセンサ
ーも安価な温度センサーの応用品であるため機器の価格
を低く抑えることが可能となる。
【0020】
【実施例】(実施例1)以下、図面を用いて本発明の実
施例1について説明する。図1は実施例1の斜視断面
図、図2は実施例1の縦断面図、図3は実施例1のセン
サーの断面図である。実施例1の触媒燃焼装置の主要部
は予混合ガス供給部17、触媒燃焼部18、熱交換部1
9で構成される。また、予混合ガス供給部17は予混合
ガス流れ方向に対して予混合ガス導入部20、予混合ガ
ス気化室21、予混合ガス噴出部22で構成され、予混
合ガス気化室21の外周部には埋め込みヒータ23が配
設されている。触媒燃焼部18は予混合ガス流れ方向に
対して順次第1受熱部24、予熱ヒータ25a、25
b、第1触媒体26、第2受熱部27、第1整流板2
8、第2触媒体29、第2整流板30、第3触媒体3
1、第3整流板32、第3受熱部33、排ガス流出部3
4で構成され、熱交換部19は触媒燃焼部18の外筒筐
体35に銅配管36が溶接されて構成される。また第1
受熱部24、第2受熱部27、第1整流板28、第2整
流板30、第3整流板32、第3受熱部33は外筒筐体
35と一体物として構成し、アルミニウム材を使用し
た。第1触媒体26、第2触媒体29、第3触媒体31
は連通孔を有するコージライトハニカムを基体とし、パ
ラジウム触媒を活性アルミナ担体に担持したものであ
る。第1受熱部24、第2受熱部27は第1触媒体26
からの輻射、排熱を受けやすいように第1触媒体26の
通気孔に対面させ、第3受熱部33は第3触媒体31か
らの排熱を受けやすいように配設している。第1整流板
28、第2整流板30は第2触媒体29への混合ガス整
流作用と第2触媒体29からの受熱作用を有し、第2整
流板30、第3整流板32は第3触媒体31への混合ガ
ス整流作用と第3触媒体31からの受熱作用を有してい
る。予熱ヒータは250W仕様を2個使用し、第1触媒
体は150×70×20、200セル/inch2にPd
3g/lで担持、第2触媒体は150×70×10、4
00セル/inch2にPd 3g/lで担持、第3触媒体
は150×70×10、400セル/inch2にPd 3
g/lで担持したものを使用した。
【0021】図3の燃焼排ガスセンサー50は第3触媒
体31の下流部、第3整流板32付近に固定した。燃焼
排ガスセンサー50は活性温度センサー50aと不活性
温度センサー50bより構成され、活性温度センサー5
0aは外表面に触媒層52を設けた温度センサー51
a、不活性温度センサー50bは50aの触媒層52と
同等の吸放熱特性の緩衝層53を設けた温度センサー5
1bである。
【0022】次に、動作についての説明を行なう。ま
ず、燃焼開始時には予熱ヒーター25a、25bに通電
して第1触媒体26を活性化温度以上、約350℃に予
熱した後、予熱ヒーター25a、25bへの通電を停止
し、予混合ガスを予混合ガス供給部1から供給して第1
触媒体26で触媒燃焼を開始させる。その後、第1触媒
体26からの排熱により、第2触媒体29が加熱され、
第2触媒体29でも触媒燃焼を開始する。触媒燃焼時に
は第1触媒体26および第2触媒体29でほとんどの燃
焼が完結し、第3触媒体では第2触媒体通過後に残るわ
ずかな未燃排ガスを浄化する作用を有する。燃焼反応熱
が触媒体から輻射エネルギーとして射出される。この輻
射エネルギーは第1受熱部24等で吸収されて再び熱エ
ネルギーに変換されることにより、熱交換部19へ伝熱
される。さらに、熱エネルギーは熱伝導により、熱交換
部19から熱伝達により銅配管内の被加熱冷媒へ伝熱さ
れる輻射伝熱は流れを乱さないため、第1触媒体26、
第2触媒体29における燃焼反応は阻害されることがな
く、被加熱冷媒への熱交換量を増加させても燃焼安定性
を確保することができる。触媒体の通気孔に対面させた
受熱部を設け、触媒体と受熱部を交互に複数組設置する
ことにより、触媒体から受熱部への輻射伝熱を促進する
とともに触媒体における高燃焼量時において、高温にな
りやすい触媒体の触媒表面温度を低減することができ
る。触媒燃焼部室内で予混合気の流れ方向を受熱部を活
用して矩形制御することで内部での熱媒体滞留時間を長
くできる。それによって受熱部での受熱効率向上、接触
時間増加が図れる。第3触媒体31を通過した排ガスは
排ガス流出部34を通り、外部に排出される。連通孔を
有するハニカム格子形状の基体に触媒を担持した触媒体
とすることにより、熱応力に対する強度等を高め、耐寿
命性を向上させることができる。高燃焼量時において、
通常高温になりやすい触媒体の触媒表面温度を低減して
耐熱限界温度以下に抑え、高負荷タイプの熱交換一体型
触媒燃焼式熱源機を実現できるため、機器の小型化が可
能となる。
【0023】燃焼排ガスセンサー50は第3整流板32
付近に固定され常に燃焼排ガスに接触しているが、触媒
燃焼が正常な燃焼をしている時には第1触媒体26およ
び第2触媒体29でほとんどの燃焼が完結し、第3触媒
体で第2触媒体通過後に残るわずかな未燃排ガスも浄化
されているために活性温度センサー50aに設けられた
触媒層は何ら発熱反応を起こさないため2つの温度セン
サー50a、50bが検出する温度はほぼ等しい。しか
し、触媒燃焼が正常燃焼状態の範囲を逸脱すると第1触
媒体26および第2触媒体29で燃焼が完結せず、さら
に第3触媒体で浄化を完了することもできないため、未
燃焼ガスが燃焼排ガスセンサー50部に到達する。する
と活性温度センサー50aに設けられた触媒層は周囲の
未燃焼ガスと反応し発熱反応を起こす、しかし不活性温
度センサー50bは発熱反応を起こさないため2つの温
度センサー50a、50bが検出する温度に差が生じ
る。この温度差を検出することにより異常な燃焼状態を
検出することが可能になる。
【0024】一般に燃焼触媒は燃料中の不純物などによ
り時間の経過につれて活性が低下する傾向がある、活性
が低下した燃焼触媒は処理できる燃料が少なくなり未燃
焼ガスを生成するようになる。したがって実施例1に示
した燃焼排ガスセンサーは触媒の劣化判定に特に有効で
ある。
【0025】図4は実施例1によって得られた触媒燃焼
式熱源機を用いて、空気比(供給空気量/理論空気量)
=1.8において弱燃焼から強燃焼まで可変させて燃焼
特性を評価し燃焼排ガス温度センサーの出力とHC/C
O2の測定値を比較したものである。この範囲において
2つの測定結果は良く一致している。
【0026】(実施例2)実施例2で使用する燃焼排ガ
スセンサー60を図5に示す。燃焼排ガスセンサー60
は活性温度センサー60aと不活性温度センサー60b
より構成され、活性温度センサー60aは表面に触媒層
62を設けた受風板64aに温度センサー61aと断熱
層65aを備えたもの、不活性温度センサー60bは表
面に緩衝層63を設けた受風板64bに温度センサー6
1bと断熱層65bを備えたものである。第1の受風板
60aの表面に触媒層を設け、第2の受風板60bの表面
は不活性なままとしてそれぞれの受風板の温度を温度セ
ンサーで検出する様にしたものである(第1の実施例で
は温度センサー表面に直接触媒体を塗布して検出温度に
差を持たせた)。受風板64a、bは第3触媒体31の
下流部、第3整流板32付近に固定した。動作は第1の
実施例と同様であるので説明を省略する。
【0027】(実施例3)実施例3で使用する燃焼排ガ
スセンサー70を図6に示す。燃焼排ガスセンサー70
は、片面に活性温度センサー71a、触媒層72、断熱
層75aを設け反対面に不活性温度センサー71b、緩
衝層73、断熱層75bを設けた断熱性素材の受風板7
4である。受風板74の片面に触媒層を設け、裏面に触
媒層と同等の吸放熱特性の緩衝層を設け、基材に断熱性
を持たせ触媒層の発熱を裏面に伝えない構成としそれぞ
れの面の温度を温度センサーで検出する様にしたもので
ある(第1の実施例では温度センサー表面に直接触媒体
を塗布して検出温度に差を持たせた)。受風板74は第
3触媒体31の下流部、第3整流板32付近に両面に均
一に燃焼空気が触れるように、燃焼空気の流れと平行な
方向な向きに固定した。動作は第1の実施例と同様であ
るので説明を省略する。
【0028】
【発明の効果】上記実施例の説明から明らかなように、
2つの温度センサーの内、一方の外表面にのみ触媒体を
塗布し、他方の温度センサーと比較し発熱状態を検出
し、燃焼排ガスの状態を測定して、燃焼を制御する構成
の触媒燃焼機構を用いることにより排気ガスの清浄度が
高いクリーンな冷媒加熱型空気調和機が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の触媒燃焼式熱源機の斜視断
面図
【図2】本発明の実施例1の触媒燃焼式熱源機の縦断面
【図3】本発明の実施例1の温度センサーの断面図
【図4】本発明の実施例1の触媒燃焼式熱源機を使用し
た測定結果を示す図
【図5】本発明の実施例2の温度センサーの断面図
【図6】本発明の実施例3の温度センサーの断面図
【図7】従来の冷媒加熱型空気調和機の冷凍サイクル図
【符号の説明】
1 圧縮機 2 四方弁 3 室内機 4a,4c 冷媒流量制御弁 5 三方弁 6 室内熱交換器 7 室内ファン 8 メイン流量制御弁 9 二方弁 10 冷媒加熱器 11 バーナモータ 12 電磁ポンプ 13 アキュームレータ 14 室外熱交換器 15 室外ファン 16a,16b 逆止弁 17 混合ガス供給部 18 触媒燃焼部 19 熱交換部 20 混合ガス導入部 21 混合ガス気化室 22 混合ガス噴出部 23 埋め込みヒータ 24 第1受熱部 25a,25b 予熱ヒータ 26 第1触媒体 27 第2受熱部 28 第1整流板 29 第2触媒体 30 第2整流板 31 第3触媒体 32 第3整流板 33 第3受熱部 34 排ガス流出部 35 外筒筐体 36 銅配管 50 第1の温度センサー 60 第2の温度センサー 70 第3の温度センサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 清 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3K065 TA01 TC05 TK02 TK04 TK06 TL01 TN01 TN09 3K070 DA02 DA25 DA52 3L092 MA01 PA11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内ユニットに対して圧縮機および冷媒
    加熱器を備えた室外ユニットを有し、暖房時に圧縮機か
    ら吐出された冷媒を室内熱交換器に送り込み、前記室内
    熱交換器から流出した冷媒を冷媒加熱器にて加熱させて
    圧縮機に送り込む構成を有した冷媒加熱型空気調和機で
    あって、前記冷媒加熱器の熱源が触媒燃焼機構であり、
    燃焼部から排出される燃焼排ガスの状態を触媒反応によ
    る発熱を測定するセンサーにより検出し燃焼状態を制御
    することを特徴とする冷媒加熱型空気調和機。
  2. 【請求項2】 前記燃焼排ガスの状態を測定するセンサ
    ーとして、一方の温度センサーの外表面にのみ触媒体を
    塗布した2つの温度センサーで構成されるセンセー対と
    したことを特徴とする請求項1記載の冷媒加熱型空気調
    和機。
  3. 【請求項3】 前記燃焼排ガスの状態を測定するセンサ
    ーとして、表面に触媒体を塗布した受風体と、表面に触
    媒体を塗布していない受風体で構成されるセンサー対と
    したことを特徴とする請求項1記載の冷媒加熱型空気調
    和機。
  4. 【請求項4】 前記燃焼排ガスの状態を測定するセンサ
    ーとして、受風板の片面に触媒層を設け、裏面に触媒層
    と同等の吸放熱特性の緩衝層を設け、基材に断熱性を持
    たせ触媒層の発熱を裏面に伝えない構成としたことを特
    徴とする請求項1記載の冷媒加熱型空気調和機。
  5. 【請求項5】 熱源が触媒燃焼機構であり、燃焼部から
    排出される燃焼排ガスの状態を触媒反応による発熱を測
    定することを特徴とするセンサー。
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