JP2002206402A - 回転部材の組付方法 - Google Patents

回転部材の組付方法

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JP2002206402A
JP2002206402A JP2001004927A JP2001004927A JP2002206402A JP 2002206402 A JP2002206402 A JP 2002206402A JP 2001004927 A JP2001004927 A JP 2001004927A JP 2001004927 A JP2001004927 A JP 2001004927A JP 2002206402 A JP2002206402 A JP 2002206402A
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tolerance
axis
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JP2001004927A
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Tokio Kikuchi
時夫 菊地
Satoshi Goto
智 後藤
Akira Namiki
公 並木
Kazuyoshi Futamura
和良 二村
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転軸線方向の端面にカップリングを備えた
複数の回転部材を相互に結合する際に、回転軸線からの
回転部材の振れ量を公差内に収める作業を容易化する。 【解決手段】 第1の工程で、各々の回転部材13〜1
6のカップリング19〜24の位置公差(同軸度)およ
び姿勢公差(直角度)を測定し、第2の工程で、測定し
た位置公差および姿勢公差に基づいて、複数のカップリ
ング19〜24をそれぞれ任意の結合位相で結合したと
きの回転部材集合体Aの回転軸線Lからの振れ量δを算
出し、第3の工程で、振れ量δの最大値δMAXが公差
内に収まる複数のカップリング19〜24の結合位相の
組み合わせを決定し、第4の工程で、決定された結合位
相の組み合わせに基づいて複数のカップリング19〜2
4を結合して回転部材集合体Aを組み付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転軸線方向の端
面にカップリングを備えた複数の回転部材を前記カップ
リングを介して相互に結合し、結合した複数の回転部材
の両端部に回転軸線方向の荷重を加えて一体化すること
により回転部材集合体を構成する回転部材の組付方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】カービックカップリング(登録商標)
は、第1の部材の環状部の端面に放射状に形成した歯山
および歯溝を、第2の部材の環状部の端面に放射状に形
成した歯溝および歯山にそれぞれ係合させて両部材を同
軸に結合するものである。このとき、第1の部材(図3
(A)参照)のコンベックス型の歯溝25…およびコン
ケーブ型の歯山26…に、第2の部材(図3(B)参
照)のコンベックス型の歯山26…およびコンケーブ型
の歯溝25…がそれぞれ密に係合して自動調芯機能を発
揮する。
【0003】ガスタービンエンジンの回転軸の外周に嵌
合するコンプレッサホイール、タービンホイール、連結
筒等の回転部材はカービックカップリングを介して結合
され、ナットで軸方向に押圧されて回転軸に締結され
る。カービックカップリングの相互に係合するコンベッ
クスカップリング部およびコンケーブカップリング部そ
のものが精密に加工されていても、それら両カップリン
グ部の回転部材に対する同軸度や直角度に誤差が存在す
ると、結合された複数の回転部材が回転軸線上に一直線
に整列せず、半径方向の振れ量(各回転部材の軸線の回
転軸線からのずれ)に応じて回転時に振動が発生する。
カービックカップリングは歯山および歯溝の数に応じた
複数の位相で結合可能であるため、従来は同軸度や直角
度に誤差が存在するコンベックスカップリング部および
コンケーブカップリング部の結合位相を変化させること
により、前記振れ量が公差の範囲に納まる各カービック
カップリングの結合位相の組み合わせを探し、その結合
位相の組み合わせに基づいて各回転部材のカービックカ
ップリングを結合していた。
【0004】特開平7−293667号公報には、軸方
向に分割された複数の中空カム軸をカービックカップリ
ングで結合し、それら複数の中空カム軸をその内部に配
置した複数の締結ボルトで締結するものにおいて、締結
ボルトに形成したテーパー継ぎ手部と中空カム軸の内面
との間にテーパースリーブを介在させることにより、前
記締結ボルトを半径方向に拘束してカム軸の弦振動を防
止するものが記載されている。
【0005】特開平7−158648号公報には、回転
軸の軸端に設けたフランジどうしをボルトで締結するカ
ップリングにおいて、相互に結合されるカップリング間
に挟まれるプレートにバランスウエイトを装着すること
により、回転軸の振動を防止するものが記載されてい
る。
【0006】特開平8−28202号公報には、ガスタ
ービンエンジンの各回転部材を軸方向に結合する際に、
結合面の傾きを測定して最も凸となる部分と最も凹とな
る部分とにマーキングを施し、最も凸となる部分と最も
凹となる部分とが当接するように各回転部材を結合する
ことにより、結合された回転部材の軸線の曲がりを抑制
して不釣合の発生を防止するものが記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、カービック
カップリングの歯溝および歯山のピッチが30°である
場合には12種類の結合位相をとることができ、3個の
カービックカップリングを用いて4個の回転部材を結合
する場合には12の3乗である1728通りの結合位相
の組み合わせが存在することになる。従って、1728
通りの結合位相の組み合わせを全て試し、それぞれの回
転部材の振れ量の最大値が最小になる最適の組み合わせ
を見つけ出すことは事実上不可能である。従って、従来
は試行錯誤で振れ量の最大値が所定の公差の範囲内に収
まる組み合わせを見つけ出していた。それでも4個の回
転部材の結合位相を変化させながら組付、測定、分解を
何回も繰り返すのは大きな労力および時間を必要とし、
組付や分解の繰り返しにより回転部材が傷付く可能性も
あった。
【0008】また特開平7−293667号公報に記載
されたものは、ボルトおよびテーパースリーブの働きに
よって、カービックカップリングで結合された複数のカ
ム軸の軸線を一直線上に整列させる機能をある程度発揮
させることができるが、中空回転軸の内部に更に別の軸
が通るガスタービンエンジンのように、回転部材の内部
にボルトを挿通するスペースを確保できないものには適
用することが不可能である。また両端部に荷重を加えて
一体化した回転部材は高速で回転すると回転軸線方向の
軸長が変化するため、中空回転軸を用いた場合には軸内
部からボルト等を挿通することができない。
【0009】また特開平7−158648号公報に記載
されたものは、回転部材の軸端に設けたフランジどうし
をボルトで締結するため、フランジが外部に大きく突出
して締結部が大型化してしまい、使用対象が限定されて
しまう問題がある。
【0010】また特開平8−28202号公報に記載さ
れたものは、ガスタービンエンジンの回転部材を結合面
の直角度を考慮して結合するので、結合された回転部材
の軸線の曲がりを防止する効果があるが、結合面の同軸
度を考慮ていないために各回転部材の軸線が半径方向に
変位してしまい、不釣合による振動が発生する可能性が
ある。
【0011】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、回転軸線方向の端面にカップリングを備えた複数の
回転部材を相互に結合する際に、回転軸線からの回転部
材の振れ量を公差内に収める作業を容易化することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明によれば、回転軸線方向
の端面にカップリングを備えた複数の回転部材を前記カ
ップリングを介して相互に結合し、結合した複数の回転
部材の両端部に回転軸線方向の荷重を加えて一体化する
ことにより回転部材集合体を構成する回転部材の組付方
法において、各々の回転部材のカップリングをマスター
カップリングに結合した状態で、各々の回転部材に対す
る前記カップリングの位置公差および姿勢公差を測定す
る第1の工程と、測定したカップリングの位置公差およ
び姿勢公差に基づいて、複数のカップリングをそれぞれ
任意の結合位相で結合したときの回転部材集合体の回転
軸線からの振れ量を算出する第2の工程と、回転部材集
合体の回転軸線からの振れ量の最大値が公差内に収まる
複数のカップリングの結合位相の組み合わせを決定する
第3の工程と、決定された結合位相の組み合わせに基づ
いて複数のカップリングを結合して回転部材集合体を構
成する第4の工程とを含むことを特徴とする回転部材の
組付方法が提案される。
【0013】上記構成によれば、第1の工程でマスター
カップリングを用いて各々の回転部材のカップリングの
位置公差および姿勢公差を測定し、第2の工程で前記位
置公差および姿勢公差に基づいて複数のカップリングを
それぞれ任意の結合位相で結合したときの回転部材集合
体の回転軸線からの振れ量を算出し、第3の工程で前記
振れ量の最大値が公差内に収まる複数のカップリングの
結合位相の組み合わせを決定し、第4の工程で前記決定
された結合位相の組み合わせに基づいて複数のカップリ
ングを結合して回転部材集合体を構成するので、カップ
リングの結合位相を変化させながら複数の回転部材の組
付、測定、分解を繰り返すことなく、1回の組付で回転
部材集合体の振れ量の最大値を公差内に収めることが可
能となり、回転部材集合体の組付に要する時間および労
力を従来に比べて大幅に削減するとともに、組付および
分解の繰り返しによるカップリングの損傷を防止するこ
とができる。
【0014】また請求項2に記載された発明によれば、
請求項1の構成に加えて、前記位置公差は回転部材の軸
線に対するカップリングの軸線の同軸度であり、前記姿
勢公差は回転部材の端面に対するカップリングの軸線の
直角度であることを特徴とする回転部材の組付方法が提
案される。
【0015】上記構成によれば、位置公差として回転部
材の軸線に対するカップリングの軸線の同軸度を採用
し、姿勢公差として回転部材の端面に対するカップリン
グの軸線の直角度を採用したので、回転部材に対するカ
ップリングの位置および姿勢の精度を的確に測定するこ
とができる。
【0016】また請求項3に記載された発明によれば、
請求項1または請求項2の構成に加えて、前記第3の工
程において、回転部材集合体の回転軸線からの振れ量の
最大値が最小になる複数のカップリングの結合位相の組
み合わせを決定することを特徴とする回転部材の組付方
法が提案される。
【0017】上記構成によれば、第3の工程で振れ量の
最大値が最小になる複数のカップリングの結合位相の組
み合わせを決定するので、各カップリングの結合位相を
最適に組み合わせて回転部材集合体を構成することがで
きる。
【0018】また請求項4に記載された発明によれば、
回転軸線方向の端面にカップリングを備えた複数の回転
部材を前記カップリングを介して相互に結合し、結合し
た複数の回転部材の両端部に回転軸線方向の荷重を加え
て一体化することにより回転部材集合体を構成する回転
部材の組付方法において、各々の回転部材のカップリン
グのピッチ平面を測定し、測定したピッチ平面の軸線と
回転部材の軸線との同軸度を測定するとともに、測定し
たピッチ平面の軸線と回転部材の端面との直角度を測定
する第1の工程と、測定したカップリングの同軸度およ
び直角度に基づいて、複数のカップリングをそれぞれ任
意の結合位相で結合したときの回転部材集合体の回転軸
線からの振れ量を算出する第2の工程と、回転部材集合
体の回転軸線からの振れ量の最大値が公差内に収まる複
数のカップリングの結合位相の組み合わせを決定する第
3の工程と、決定された結合位相の組み合わせに基づい
て複数のカップリングを結合して回転部材集合体を構成
する第4の工程とを含むことを特徴とする回転部材の組
付方法が提案される。
【0019】上記構成によれば、第1の工程で各々の回
転部材のカップリングのピッチ平面に基づいて該カップ
リングの同軸度および直角度を測定し、第2の工程で前
記同軸度および直角度に基づいて複数のカップリングを
それぞれ任意の結合位相で結合したときの回転部材集合
体の回転軸線からの振れ量を算出し、第3の工程で前記
振れ量の最大値が公差内に収まる複数のカップリングの
結合位相の組み合わせを決定し、第4の工程で前記決定
された結合位相の組み合わせに基づいて複数のカップリ
ングを結合して回転部材集合体を構成するので、カップ
リングの結合位相を変化させながら複数の回転部材の組
付、測定、分解を繰り返すことなく、1回の組付で回転
部材集合体の振れ量の最大値を公差内に収めることが可
能となり、回転部材集合体の組付に要する時間および労
力を従来に比べて大幅に削減するとともに、組付および
分解の繰り返しによるカップリングの損傷を防止するこ
とができる。
【0020】尚、コンプレッサホイール13、第1連結
筒14、タービンホイール15および第2連結筒16は
本発明の回転部材に対応し、コンケーブカップリング部
19,21,23およびコンベックスカップリング部2
0,22,24は本発明のカップリングに対応する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0022】図1〜図10は本発明の第1実施例を示す
もので、図1はカービックカップリングにより結合され
る4つの回転部材を示す図、図2は4つの回転部材を中
空回転軸の外周に組み付けた状態を示す図、図3はコン
ベックスカップリング部およびコンケーブカップリング
部を示す図、図4はカービックカップリングの同軸度を
説明する図、図5はカービックカップリングの直角度を
説明する図、図6は同軸度および直角度がずれた4つの
回転部材を結合した状態を示す図、図7は同軸度および
同軸度の測定治具を示す図、図8は同軸度の測定手法を
示す図、図9は本実施例の手法による振れ量のシミュレ
ーション値および実測値を示すグラフ、図10は従来の
手法による振れ量のシミュレーション値および実測値を
示すグラフである。
【0023】図1および図2に示すように、ガスタービ
ンエンジンの中空回転軸11の外周にカラー12、コン
プレッサホイール13、第1連結筒14、タービンホイ
ール15、第2連結筒16およびボールベアリング17
が嵌合しており、中空回転軸11の左端部に設けたフラ
ンジ11aにカラー12の左端面を当接させた状態で、
中空回転軸11の右端部外周に螺合するナット18によ
りカラー12、コンプレッサホイール13、第1連結筒
14、タービンホイール15、第2連結筒16およびボ
ールベアリング17が固定される。このとき、カラー1
2の左端部内周面と、コンプレッサホイール13の左端
部内周面と、第2連結筒16の右端部内周面と、ボール
ベアリング17のインナーレースとが中空回転軸11の
外周面に接触しており、その他の部分は中空回転軸11
の外周面との間に僅かな間隙を存している。一体に結合
されたコンプレッサホイール13、第1連結筒14、タ
ービンホイール15および第2連結筒16は本発明の回
転部材集合体Aを構成する。
【0024】回転部材集合体Aの中空回転軸11はナッ
ト18の締付け力により引き伸ばされる。引き伸ばされ
た中空回転軸11は、回転部材集合体Aが高速で回転し
たときに遠心力によってナット18の緩みを防止でき、
遠心力との釣り合いにより回転部材集合体Aのバランス
を保つことができる。
【0025】コンプレッサホイール13の右端と第1連
結筒14の左端とは第1カービックカップリングC1で
結合され、第1連結筒14の右端とタービンホイール1
5の左端とは第2カービックカップリングC2で結合さ
れ、タービンホイール15の右端と第2連結筒16の左
端とは第3カービックカップリングC3で結合される。
第1カービックカップリングC1はコンプレッサホイー
ル13の右端に形成されたコンケーブカップリング部1
9と、第1連結筒14の左端に形成されたコンベックス
カップリング部20とから構成され、第2カービックカ
ップリングC2は第1連結筒14の右端に形成されたコ
ンケーブカップリング部21とタービンホイール15の
左端に形成されたコンベックスカップリング部22とか
ら構成され、第3カービックカップリングC3はタービ
ンホイール15の右端に形成されたコンケーブカップリ
ング部23と第2連結筒16の左端に形成されたコンベ
ックスカップリング部24とから構成される。
【0026】図3に示すように、カービックカップリン
グは、一方の部材の環状部の端面に放射状に形成した歯
溝を、他方の部材の環状部の端面に放射状に形成した歯
溝に係合させて両部材を同軸に結合するものである。こ
のとき、一方の部材(図3(A)参照)のコンベックス
型の歯溝25…およびコンケーブ型の歯山26…に、他
方の部材(図3(B)参照)のコンベックス型の歯山2
6…およびコンケーブ型の歯溝25…がそれぞれ密に係
合して自動調芯機能を発揮する。
【0027】図1において、コンケーブカップリング部
19がコンプレッサホイール13の軸線L1に対して正
確に加工されており、コンベックスカップリング部20
およびコンケーブカップリング部21が第1連結筒14
の軸線L2に対して正確に加工されており、コンベック
スカップリング部22およびコンケーブカップリング部
23がタービンホイール15の軸線L3に対して正確に
加工されており、かつコンベックスカップリング部24
が第2連結筒16の軸線L4に対して正確に加工されて
いれば、図2に示すように3組のカービックカップリン
グC1,C2,C3で結合されたコンプレッサホイール
13、第1連結筒14、タービンホイール15および第
2連結筒16の各軸線L1〜L4が中空回転軸11の回
転軸線L上に重なり合うことができる。
【0028】しかしながら、コンケーブカップリング部
19、コンベックスカップリング部20、コンケーブカ
ップリング部21、コンベックスカップリング部22、
コンケーブカップリング部23およびコンベックスカッ
プリング部24の加工精度自体が高いものであっても、
それらカップリング部19〜24が各回転部材の軸線L
1〜L4に対して正確な位置および姿勢で形成されてい
ないと、組付けられた各回転部材が一直線上に整列する
ことができず、各回転部材の軸線L1〜L4が中空回転
軸11の回転軸線Lから外れてしまうことになる。
【0029】これを、図4および図5を参照しながら、
コンプレッサホイール13および第1連結筒14を結合
する第1カービックカップリングC1を例にとって説明
する。コンプレッサホイール13に対するコンケーブカ
ップリング部19の精度と、第1連結筒14に対するコ
ンベックスカップリング部20の精度とは、位置公差お
よび姿勢公差で表される。
【0030】前記位置公差は具体的に言うと同軸度のこ
とであり、図4に示す例では、コンプレッサホイール1
3の軸線L1に対してコンケーブカップリング部19の
軸線L1′は同心に形成されていて両軸線L1,L1′
が一致しているが、第1連結筒14の軸線L2に対して
コンベックスカップリング部20の軸線L2′は距離α
だけ偏心している。従って、第1カービックカップリン
グC1を介してコンプレッサホイール13および第1連
結筒14を結合すると、コンプレッサホイール13の軸
線L1に対して第1連結筒14の軸線L2は、平行では
あるが距離αだけ偏心することになる。勿論、これと同
じ不具合は、コンプレッサホイール13の軸線L1に対
してコンケーブカップリング部19のL1′が偏心して
いる場合にも、軸線L1,L1′が偏心し、かつ軸線L
2,L2′が偏心している場合にも発生する。
【0031】前記姿勢公差は具体的に言うと直角度のこ
とであり、図5に示す例では、コンプレッサホイール1
3の軸線L1に対してコンケーブカップリング部19の
軸線L1′は一致し、軸線L1に直交する平面内にコン
ケーブカップリング部19が形成されている。一方、第
1連結筒14の軸線L2に対してコンベックスカップリ
ング部20の軸線L2′は角度θだけ傾いている。つま
り、軸線L2に直交する平面に対してコンベックスカッ
プリング部20が形成された平面は角度θだけ傾いてい
る。従って、第1カービックカップリングC1を介して
コンプレッサホイール13および第1連結筒14を結合
すると、コンプレッサホイール13の軸線L1に対して
第1連結筒14の軸線L2は、第1カービックカップリ
ングC1の結合面において角度θで交差することにな
る。勿論、これと同じ不具合は、コンプレッサホイール
13の軸線L1に対してコンケーブカップリング部19
の軸線L1′が交差している場合にも、軸線L1,L
1′が交差し、かつ軸線L2,L2′が交差している場
合にも発生する。
【0032】上記第1カップリングC1において同軸度
および直角度のずれは単独で発生するとは限らず、むし
ろ複合して発生するのが普通である。その結果、第1〜
第3カービックカップリングC1〜C3でコンプレッサ
ホイール13、第1連結筒14、タービンホイール15
および第2連結筒16を結合したときに、中空回転軸1
1の回転軸線L(つまりコンプレッサホイール13の左
端および第2連結筒16の右端を結ぶ軸線)に対してコ
ンプレッサホイール13、第1連結筒14、タービンホ
イール15および第2連結筒16の軸線L1,L2,L
3,L4は半径方向に振れることになる。上記振れ量は
図4〜図6では誇張して描かれているが、実際には最大
値で数十μm程度の小さなものである。しかしながら、
中空回転軸11が高速回転(例えば、40000rp
m)することから、前記振れ量が振動発生の要因となる
問題がある。
【0033】そこで本実施例では、前記振れ量を最小限
に抑えるべく、コンプレッサホイール13、第1連結筒
14、タービンホイール15および第2連結筒16の軸
線L1〜L4に対して、それらに形成される6個のカッ
プリング部19〜24の位置公差(同軸度)および姿勢
公差(直角度)を測定している。
【0034】図7に示すように、基準座31上に回転部
材(例えば、タービンホイール15)を載置し、その一
方のカップリング部(例えば、コンベックスカップリン
グ部22)に精密に加工されたマスター部材32のマス
ターカップリング33を係合させ、基準座31に垂直に
立設したボルト34の上端に螺合するナット35でワッ
シャ36を介してタービンホイール15にマスター部材
32を固定する。この状態で、マスター部材32の外周
面の90°ずつ位相のずれた4か所の半径方向位置を三
次元測定器のマスターボール37(a)を当接させて測
定するとともに、マスター部材32の上面の90°ずつ
位相のずれた4か所の高さを三次元測定器のマスターボ
ール37(b)を当接させて測定する。
【0035】本実施例では三次元測定器を使用したが、
真円度測定器を用いても同様に測定することができる。
【0036】タービンホイール15の軸線L3が基準座
31に対して正しい位置関係にあれば、マスター部材3
2の外周面の4か所の位置からタービンホイール15の
コンベックスカップリング部22の位置公差(同軸度)
を測定することができ、マスター部材32の上面の4か
所の高さからタービンホイール15のコンベックスカッ
プリング部22の姿勢公差(直角度)を測定することが
できる。
【0037】図8には同軸度の測定手法が示される。座
標の原点にタービンホイール15の軸線L3を置き、マ
スター部材32の外周面の90°ずつ位相のずれた4か
所の座標が測定データから与えられると、その4つの座
標を通る円の中心であるマスター部材32の中心の座
標、つまりマスター部材32のマスターカップリング3
3に係合するタービンホイール15のコンベックスカッ
プリング部22の中心の座標を得ることができる。従っ
て、コンベックスカップリング部22の中心の座標と原
点との位置関係から、タービンホイール15のコンベッ
クスカップリング部22の同軸度を得ることができる。
【0038】同様にして、マスター部材32の上面の4
か所の高さからタービンホイール15のコンベックスカ
ップリング部22の姿勢公差(直角度)を測定すること
ができる。
【0039】以上のようにして、コンプレッサホイール
13、第1連結筒14、タービンホイール15および第
2連結筒16の全てのカップリング部19〜24の同軸
度および直角度を測定すると、コンピュータを用いて3
個のカービックカップリングC1〜C3をそれぞれ12
種類の位相で結合した場合の合計1728通りの結合位
相の組み合わせについて、回転部材集合体Aのa点〜i
点の振れ量δを算出する。a点〜i点が回転部材集合体
Aのどの部分に対応するかは図2に示されており、振れ
量δは中空回転軸11の回転軸線Lから測ったコンプレ
ッサホイール13、第1連結筒14、タービンホイール
15および第2連結筒16の軸線L1〜L4の距離であ
る。
【0040】図9には、回転部材集合体Aの各部の振れ
量δの最大値δMAXが例えば公差が30μm以下の条
件を満たす計算値の一例と、それに対応する実測値とが
示される。振れ量δの計算値はe点において最大値δM
AXをとっており、その値は19μmである。一方、図
10には3個のカービックカップリングC1〜C3をラ
ンダムな位相で結合した場合の振れ量δの計算値および
実測値の一例が示される。この場合、計算値はc点およ
びe点で公差である30μmを越えており、c点におい
て振れ量δの最大値δMAXは37μmに達している。
【0041】以上のように、本実施例によれば、3個の
カービックカップリングC1〜C3の合計1728通り
の結合位相の組み合わせについて、予め回転部材集合体
Aのa点〜i点の振れ量δの最大値δMAXを知ること
ができるので、振れ量δの最大値δMAXが公差未満と
なる3個のカービックカップリングC1〜C3の結合位
相の組み合わせを選択し、その選択した結合位相の組み
合わせに基づいてコンプレッサホイール13、第1連結
筒14、タービンホイール15および第2連結筒16を
組み付けることで、試行錯誤を繰り返すことなく1回の
組付作業で振れ量δの小さい回転部材集合体Aを得るこ
とができる。
【0042】これにより、回転部材集合体Aの組立に要
する時間および労力を従来に比べて大幅に削減すること
ができ、更に振れ量δの最大値δMAXが最小になる最
適の結合位相の組み合わせを知ることもできる。また試
行錯誤による組付や分解を繰り返しを行う必要がないた
め、カービックカップリングC1〜C3のカップリング
部19〜24が傷付くこともない。しかして、回転部材
集合体Aの振れ量δが減少することで、ガスタービンエ
ンジンの運転に伴って回転部材集合体Aが高速回転した
ときに、振れ量δに起因する振動の発生を効果的に抑制
することができる。
【0043】次に、図11および図12に基づいて本発
明の第2実施例を説明する。
【0044】第1実施例ではマスターカップリング33
を備えたマスター部材32を用いてカービックカップリ
ングC1〜C3のカップリング部19〜24の同軸度お
よび直角度を測定していたが、本第2実施例ではカップ
リング部19〜24のピッチ平面Pに基づいて同軸度お
よび直角度の測定を行うものである。カービックカップ
リングにおいて、相互に噛み合うコンケーブ型およびコ
ンベックス型の歯型は、「ある平面」上で該歯型を研削
する環状の砥石の研削面の半径が同一になり、歯幅の中
心が噛み合わせの中心となるように加工される。この
「ある平面」がカービックカップリングのピッチ平面P
と定義される。ピッチ平面Pは2つの同心円に囲まれた
円環状の領域となり、その中心を通ってピッチ平面Pに
直交する直線が該カップリング部19〜24の軸線L
1′〜L6′となる。
【0045】このピッチ平面Pを用いた場合には、第1
実施例のマスター部材32を用いた場合に比べて、同軸
度および直角度を一層精密に測定することができる。
【0046】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0047】例えば、実施例ではガスタービンエンジン
のコンプレッサホイール13、第1連結筒14、タービ
ンホイール15および第2連結筒16を3個のカービッ
クカップリングC1〜C3で結合しているが、本発明は
他の任意の部材を任意の個数結合する際に適用可能であ
り、かつカービックカップリングC1〜C3以外のカッ
プリングを用いて結合する際にも適用することができ
る。
【0048】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、第1の工程でマスターカップリングを用いて
各々の回転部材のカップリングの位置公差および姿勢公
差を測定し、第2の工程で前記位置公差および姿勢公差
に基づいて複数のカップリングをそれぞれ任意の結合位
相で結合したときの回転部材集合体の回転軸線からの振
れ量を算出し、第3の工程で前記振れ量の最大値が公差
内に収まる複数のカップリングの結合位相の組み合わせ
を決定し、第4の工程で前記決定された結合位相の組み
合わせに基づいて複数のカップリングを結合して回転部
材集合体を構成するので、カップリングの結合位相を変
化させながら複数の回転部材の組付、測定、分解を繰り
返すことなく、1回の組付で回転部材集合体の振れ量の
最大値を公差内に収めることが可能となり、回転部材集
合体の組付に要する時間および労力を従来に比べて大幅
に削減するとともに、組付および分解の繰り返しによる
カップリングの損傷を防止することができる。
【0049】また請求項2に記載された発明によれば、
位置公差として回転部材の軸線に対するカップリングの
軸線の同軸度を採用し、姿勢公差として回転部材の端面
に対するカップリングの軸線の直角度を採用したので、
回転部材に対するカップリングの位置および姿勢の精度
を的確に測定することができる。
【0050】また請求項3に記載された発明によれば、
第3の工程で振れ量の最大値が最小になる複数のカップ
リングの結合位相の組み合わせを決定するので、各カッ
プリングの結合位相を最適に組み合わせて回転部材集合
体を構成することができる。
【0051】また請求項4に記載された発明によれば、
第1の工程で各々の回転部材のカップリングのピッチ平
面に基づいて該カップリングの同軸度および直角度を測
定し、第2の工程で前記同軸度および直角度に基づいて
複数のカップリングをそれぞれ任意の結合位相で結合し
たときの回転部材集合体の回転軸線からの振れ量を算出
し、第3の工程で前記振れ量の最大値が公差内に収まる
複数のカップリングの結合位相の組み合わせを決定し、
第4の工程で前記決定された結合位相の組み合わせに基
づいて複数のカップリングを結合して回転部材集合体を
構成するので、カップリングの結合位相を変化させなが
ら複数の回転部材の組付、測定、分解を繰り返すことな
く、1回の組付で回転部材集合体の振れ量の最大値を公
差内に収めることが可能となり、回転部材集合体の組付
に要する時間および労力を従来に比べて大幅に削減する
とともに、組付および分解の繰り返しによるカップリン
グの損傷を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カービックカップリングにより結合される4つ
の回転部材を示す図
【図2】4つの回転部材を中空回転軸の外周に組み付け
た状態を示す図
【図3】コンベックスカップリング部およびコンケーブ
カップリング部を示す図
【図4】カービックカップリングの同軸度を説明する図
【図5】カービックカップリングの直角度を説明する図
【図6】同軸度および直角度がずれた4つの回転部材を
結合した状態を示す図
【図7】同軸度および直角度の測定治具を示す図
【図8】同軸度の測定手法を示す図
【図9】本実施例の手法による振れ量のシミュレーショ
ン値および実測値を示すグラフ
【図10】従来の手法による振れ量のシミュレーション
値および実測値を示すグラフ
【図11】第2実施例におけるピッチ平面を説明する図
【図12】図11の12−12線拡大断面図
【符号の説明】
13 コンプレッサホイール(回転部材) 14 第1連結筒(回転部材) 15 タービンホイール(回転部材) 16 第2連結筒(回転部材) 19 コンケーブカップリング部(カップリン
グ) 20 コンベックスカップリング部(カップリン
グ) 21 コンケーブカップリング部(カップリン
グ) 22 コンベックスカップリング部(カップリン
グ) 23 コンケーブカップリング部(カップリン
グ) 24 コンベックスカップリング部(カップリン
グ) 33 マスターカップリング A 回転部材集合体 L 回転軸線 L1〜L4 回転部材の軸線 L1′〜L6′ カップリングの軸線 L1′〜L6′ ピッチ平面の軸線 P ピッチ平面 δ 振れ量 δMAX 振れ量の最大値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 並木 公 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 二村 和良 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3G002 AA08 AB06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸線(L)方向の端面にカップリン
    グ(19〜24)を備えた複数の回転部材(13〜1
    6)を前記カップリング(19〜24)を介して相互に
    結合し、結合した複数の回転部材(13〜16)の両端
    部に回転軸線(L)方向の荷重を加えて一体化すること
    により回転部材集合体(A)を構成する回転部材の組付
    方法において、 各々の回転部材(13〜16)のカップリング(19〜
    24)をマスターカップリング(33)に結合した状態
    で、各々の回転部材(13〜16)に対する前記カップ
    リング(19〜24)の位置公差および姿勢公差を測定
    する第1の工程と、 測定したカップリング(19〜24)の位置公差および
    姿勢公差に基づいて、複数のカップリング(19〜2
    4)をそれぞれ任意の結合位相で結合したときの回転部
    材集合体(A)の回転軸線(L)からの振れ量(δ)を
    算出する第2の工程と、 回転部材集合体(A)の回転軸線(L)からの振れ量
    (δ)の最大値(δMAX)が公差内に収まる複数のカ
    ップリング(19〜24)の結合位相の組み合わせを決
    定する第3の工程と、 決定された結合位相の組み合わせに基づいて複数のカッ
    プリング(19〜24)を結合して回転部材集合体
    (A)を構成する第4の工程と、を含むことを特徴とす
    る回転部材の組付方法。
  2. 【請求項2】 前記位置公差は回転部材(13〜16)
    の軸線(L1〜L4)に対するカップリング(19〜2
    4)の軸線(L1′〜L6′)の同軸度であり、前記姿
    勢公差は回転部材(13〜16)の端面に対するカップ
    リング(19〜24)の軸線(L1′〜L6′)の直角
    度であることを特徴とする、請求項1に記載の回転部材
    の組付方法。
  3. 【請求項3】 前記第3の工程において、回転部材集合
    体(A)の回転軸線(L)からの振れ量(δ)の最大値
    (δMAX)が最小になる複数のカップリング(19〜
    24)の結合位相の組み合わせを決定することを特徴と
    する、請求項1または請求項2に記載の回転部材の組付
    方法。
  4. 【請求項4】 回転軸線(L)方向の端面にカップリン
    グ(19〜24)を備えた複数の回転部材(13〜1
    6)を前記カップリング(19〜24)を介して相互に
    結合し、結合した複数の回転部材(13〜16)の両端
    部に回転軸線(L)方向の荷重を加えて一体化すること
    により回転部材集合体(A)を構成する回転部材の組付
    方法において、 各々の回転部材(13〜16)のカップリング(19〜
    24)のピッチ平面(P)を測定し、測定したピッチ平
    面(P)の軸線(L1′〜L6′)と回転部材(13〜
    16)の軸線(L1〜L4)との同軸度を測定するとと
    もに、測定したピッチ平面(P)の軸線(L1′〜L
    6′)と回転部材(13〜16)の端面との直角度を測
    定する第1の工程と、 測定したカップリング(19〜24)の同軸度および直
    角度に基づいて、複数のカップリング(19〜24)を
    それぞれ任意の結合位相で結合したときの回転部材集合
    体(A)の回転軸線(L)からの振れ量(δ)を算出す
    る第2の工程と、 回転部材集合体(A)の回転軸線(L)からの振れ量
    (δ)の最大値(δMAX)が公差内に収まる複数のカ
    ップリング(19〜24)の結合位相の組み合わせを決
    定する第3の工程と、 決定された結合位相の組み合わせに基づいて複数のカッ
    プリング(19〜24)を結合して回転部材集合体
    (A)を構成する第4の工程と、を含むことを特徴とす
    る回転部材の組付方法。
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