JP2002205620A - インフレータ - Google Patents

インフレータ

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JP2002205620A
JP2002205620A JP2001000086A JP2001000086A JP2002205620A JP 2002205620 A JP2002205620 A JP 2002205620A JP 2001000086 A JP2001000086 A JP 2001000086A JP 2001000086 A JP2001000086 A JP 2001000086A JP 2002205620 A JP2002205620 A JP 2002205620A
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JP
Japan
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sealing plate
support member
bottle
inflator
initiator
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001000086A
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English (en)
Inventor
Kanji Yano
完侍 矢野
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Takata Corp
Original Assignee
Takata Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 封止板の厚さを薄くすることができ、取り扱
い危険度の低い比較的低出力のイニシエータで確実に作
動するインフレータを提供する。 【解決手段】 インフレータ1のボトル3は、内部に高
圧ガスの充填される中空部3Aを有する。ボトル3の右
端部の口3Cには、ハウジング5が取り付けられてい
る。ハウジング5にはサポート部材23が嵌め込まれて
固定されている。サポート部材23には複数個の孔23
dが存在する。サポート部材23の左面には、円盤状を
した封止板21が密着して配置されている。この封止板
21により、ボトル3の口3Cが封止される。封止板2
1は、ボトル3の中空部3A内の高圧ガスの圧力を受け
て、サポート部材23に重ね合わさっている。封止板2
1は、ボトル3内部の高圧ガスをシールする役割を果た
す。ボトル3内のガスの充填圧は、実質的にサポート部
材23が受ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアバッグの膨張
展開等用のガスを発生するインフレータに関する。特に
は、低出力のイニシエータで作動するよう改良を加えた
インフレータに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】インフ
レータは、車両用エアバッグの展開用のガス等の発生器
である。インフレータには、大きく分けて、容器内に充
填された高圧ガスを噴出させ、このガスをバッグ本体内
に供給するタイプ(ストアーガスタイプ)のものと、ガ
ス発生剤(プロペラント)を燃焼させて化学反応により
ガス発生するもの(燃焼タイプ)がある。
【0003】これらのインフレータのうち、充填された
高圧ガスを噴出するタイプのものは、一般に、ガスが充
填される容器と、この容器の口を封止する封止板と、こ
の封止板を車両の衝撃時に破る原動力となる爆風を発生
させるイニシエータ等を備えている。容器内のガスは、
通常時は封止板により封止されて密封されている。車両
の衝撃時には、センサが作動して発火雷管のようなイニ
シエータが作動して封止板が破られ、容器からガスがバ
ッグ本体内に噴射・供給される。
【0004】ところで、最近、インフレータの小型化が
要求されている。これに対応するため、ガスの充填圧を
より高くして、容器をできるだけ小さくすることが行わ
れている。ガスの充填圧を高くすると、この圧力を受け
る封止板の厚さを厚くしなければならない。すると、封
止板を破るイニシエータの出力も上げなければならな
い。ところが、イニシエータの取り扱いには慎重さが求
められ、イニシエータの出力はできる限り小さくした
い。しかしながら、イニシエータの出力が低いと、イン
フレータの作動時に封止板が充分に破れないおそれがあ
る。このような事情により、小型化に対応でき、且つ、
低出力のイニシエータでも確実に作動するインフレータ
が望まれていた。
【0005】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであって、封止板の厚さを薄くすることができ、取り
扱い危険度の低い比較的低出力のイニシエータで確実に
作動するインフレータを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のインフレータは、高圧ガスが充填される、
口を有するボトルと、 該ボトルの口を封止する封止板
と、 該封止板を破る原動力となる爆風を発生させるイ
ニシエータと、 を具備するインフレータであって、
さらに、前記封止板の外側に配設された、該封止板にか
かる前記ボトル内の高圧ガスの圧力を支持するサポート
部材を有することを特徴とする。
【0007】本発明によれば、容器内のガスの充填圧を
サポート部材により支持するので、封止板の厚さが薄く
ても高圧に耐えることができる。そして、封止板の厚さ
は薄いので、封止板を破るためのイニシエータの出力は
上げる必要がない。
【0008】本発明のインフレータにおいては、前記サ
ポート部材が、前記高圧ガスによる前記封止板の変形・
破れを防止するため、前記封止板に重ねられて組み付け
られているものとすることができる。この場合、封止板
を単にガスシールのために用いることができるので、封
止板の厚さをより薄くできる。
【0009】また、本発明のインフレータにおいては、
前記サポート部材が複数の孔を有し、 該孔内に、前記
爆風、又は、該爆風によって加速されるヤジリ若しくは
ボール等が通るものとすることができる。サポート部材
の孔内に、爆風やヤジリ、ボール等が通ることで封止板
が破れる。封止板が破れた後は、サポート部材の複数の
孔を介して容器内の高圧ガスが流出する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ説明す
る。図1は、本発明の1実施例に係るインフレータの作
動前の状態を示す断面図である。図2は、同インフレー
タの作動開始直後の状態を示す断面図である。図3は、
同インフレータの作動中の状態を示す断面図である。図
4は、同インフレータの分解斜視図である。図5は、本
発明に係るインフレータのサポート部材の他の例を示す
斜視図である。なお、以下の説明における上下左右と
は、各図における上下左右方向を指す。
【0011】図1〜図4に示すインフレータ1は、鋼製
のボトル3を備えている。このボトル3は、内部にアル
ゴン等のガスの充填される中空部3Aを有する。ボトル
3の左端部は、ほぼ半球面状の閉塞端面3Bである。ボ
トル3の右端部には、口3Cが形成されている。この口
3Cには、鋼製の円筒状をしたハウジング5の左端が取
り付けられている。このハウジング5の外側に、エアバ
ッグ本体(図示されず)が取り付けられる。ハウジング
5の左端は、溶接やねじ等によりボトル3の口3Cに固
定されている。ハウジング5の外周面には、インフレー
タ1の作動時にボトル3内の高圧ガスを通すガス噴出孔
5aが複数形成されている。
【0012】ハウジング5の左端縁内側(ボトル3の口
3C内側)には、鋼製のサポート部材23が嵌め込まれ
て固定されている。サポート部材23は、図4に分かり
易く示すように、円環状の外周部23aと、この外周部
23aの内側に同心円状に位置した円環状の内周部23
bと、これら外周部23aと内周部23bを一体に繋ぐ
複数個の連結部23cからなる。外周部23aと内周部
23b間には、この例では3つの孔23dが存在する。
【0013】なお、サポート部材23は、図5に示すよ
うなものでもよい。このサポート部材30は、円環状の
外周部30aの内側に、メッシュ状をした円盤部30b
を備えるものである。円盤部30bの中心には、孔30
cが形成されている。
【0014】サポート部材23の左面には、鋼板製の円
盤状をした封止板21が密着して配置されている。この
封止板21により、ボトル3の口3C(ハウジング5の
左端;サポート部材23の左面)が封止される。封止板
21の厚さは、0.2〜0.4mm(一例)である。封
止板21は、サポート部材23に溶接(レーザー溶接あ
るいは抵抗溶接等)され、ボトル3の中空部3A内の高
圧ガスの圧力を受けている。封止板21は、ボトル3内
部の高圧ガスをシールする役割を果たす。ボトル3内の
ガスの充填圧(一例500〜700気圧)は、実質的に
サポート部材23が受ける。
【0015】ハウジング5の右端には、金属製のキャッ
プ7が嵌合している。キャップ7は、円盤部7a及び突
起部7bを有し、中心に貫通孔7cが形成されたもので
ある。キャップ7は、ハウジング5右端の爪5bに当た
って、外部へ抜け止めされている。ハウジング5内にお
いて、キャップ7の左端にはイニシエータカップ9が配
置されている。イニシエータカップ9は、筒部9aとフ
ランジ部9bとを有する。イニシエータカップ9のフラ
ンジ部9bは、キャップ7の円盤部7a左端面に沿った
状態で配置されている。
【0016】イニシエータカップ9の内側には、イニシ
エータ11が保持されている。イニシエータ11は、先
端部(左端部)がイニシエータカップ9の筒部9a内に
配置され、後端部(右端部)がキャップ7の貫通孔7c
内側に嵌め込まれている。イニシエータ11は、後端部
が図示せぬ制御装置に接続されており、インフレータ1
の作動時に封止板21を破る原動力となる爆風を発生さ
せる。本実施例では、封止板21の厚さが0.2〜0.
4mm程度であるので、これを破るためのイニシエータ
11の出力は、比較的低くてよい。そのため、イニシエ
ータ11の取り扱い危険度は比較的低い。
【0017】ハウジング5内において、イニシエータカ
ップ9の外側にはガイド15が配置されている。ガイド
15は、筒部15aとフランジ部15bとを有する。ガ
イド15のフランジ部15bは、イニシエータカップ9
のフランジ部9bと重ね合わさった状態で配置されてい
る。なお、キャップ7、イニシエータカップ9及びガイ
ド15は、ハウジング5の内周面が切り込まれてなる段
部5cに嵌め込まれることにより、ハウジング5内部に
固定されている。
【0018】イニシエータ11の先端側には、イニシエ
ータカップ9を介してピストン13が配置されている。
ピストン13は、軸部13aとフランジ部13bとを有
する。軸部13aの外径は、サポート部材23の内周部
23b内径より若干小さい。ピストン13の先端部13
c(軸部13aの左端)は、先細りに鋭利に形成されて
いる。ピストン13の先端部13cは、ガイド15の端
面を貫通してサポート部材23の内周部23b近傍まで
延びている。ガイド15内において、ピストン13の軸
部13aにはリング17が外嵌している。このリング1
7は、ピストン13の位置決め保持のための部材であ
る。
【0019】次に、上記の構成からなるインフレータ1
の作用について説明する。図1に示すように、通常時
は、ボトル3の中空部3A内にガスが充填されており、
このガスの充填圧を受けて、封止板21がサポート部材
23に密着した状態となっている。このとき、封止板2
1は、ガスがボトル3の口3Cから漏れるのを防ぐシー
ルの役割を果たしている。一方、ハウジング5内におい
て、ピストン13は図1に示す定位置に保持されてい
る。この定位置においては、ピストン13の先端13c
はサポート部材23の内周部23b近傍に位置してい
る。
【0020】図1の状態から車両に衝撃が加わると、イ
ンフレータ1が作動してボトル3内の高圧ガスをバッグ
本体(図示されず)内に供給する。この車両の異常時に
は、制御装置(図示されず)から電気的な点火信号が発
信され、この点火信号に基づきイニシエータ11が爆風
を発生させる。すると、図2に示すように、このイニシ
エータ11の爆風によりピストン13が図の左側に向け
て押される。爆風を受けて押されたピストン13は、先
端部13cがサポート部材23の内周部23b内を通っ
て封止板21に当たる。
【0021】次いで、図3に示すように、サポート部材
23の内周部23b内を通過したピストン13の先端部
13cにより、封止板21の中心部が破れる。すると、
封止板21の破れた隙間を通ってボトル3内の高圧ガス
が流出し、さらにサポート部材23の孔23dを通って
ハウジング5内へと流れる。このガスは、さらにガス噴
出孔5aを介してバッグ本体(図示されず)内に供給さ
れる。これにより、バッグが膨張展開する。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、封止板の厚さを薄くすることができ、取り扱
い危険度の低い比較的低出力のイニシエータで確実に作
動するインフレータを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係るインフレータの作動前
の状態を示す断面図である。
【図2】同インフレータの作動開始直後の状態を示す断
面図である。
【図3】同インフレータの作動中の状態を示す断面図で
ある。
【図4】同インフレータの分解斜視図である。
【図5】本発明に係るインフレータのサポート部材の他
の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 インフレータ 3 ボトル 3A 中
空部 3B 閉塞端面 3C
口 5 ハウジング 5a ガ
ス噴出孔 7 キャップ 9 イニ
シエータカップ 11 イニシエータ 13 ピストン 13a
軸部 13b フランジ部 13c
先端部 15 ガイド 17
リング 21 封止板 23
サポート部材 23a 外周部 23b
内周部 23c 連結部 23d
孔 30 サポート部材 30a
外周部 30b 円盤部 30c

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧ガスが充填される、口を有するボト
    ルと、 該ボトルの口を封止する封止板と、 該封止板を破る原動力となる爆風を発生させるイニシエ
    ータと、 を具備するインフレータであって、 さらに、前記封止板の外側に配設された、該封止板にか
    かる前記ボトル内の高圧ガスの圧力を支持するサポート
    部材を有することを特徴とするインフレータ。
  2. 【請求項2】 前記サポート部材が、前記高圧ガスによ
    る前記封止板の変形・破れを防止するため、前記封止板
    に重ねられて組み付けられていることを特徴とする請求
    項1記載のインフレータ。
  3. 【請求項3】 前記サポート部材が複数の孔を有し、 該孔内に、前記爆風、又は、該爆風によって加速される
    ヤジリ若しくはボール等が通ることを特徴とする請求項
    1又は2記載のインフレータ。
JP2001000086A 2001-01-04 2001-01-04 インフレータ Pending JP2002205620A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100337859C (zh) * 2004-05-21 2007-09-19 德尔菲技术公司 可燃气体充气泵以及用于填充和密封充气泵的方法

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