JP2002205601A - 車両用物品キャリア - Google Patents

車両用物品キャリア

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JP2002205601A
JP2002205601A JP2001004202A JP2001004202A JP2002205601A JP 2002205601 A JP2002205601 A JP 2002205601A JP 2001004202 A JP2001004202 A JP 2001004202A JP 2001004202 A JP2001004202 A JP 2001004202A JP 2002205601 A JP2002205601 A JP 2002205601A
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opening
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shaped main
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Kiyoshi Watanabe
潔 渡辺
Keiji Masuyama
圭司 増山
Koji Oya
浩二 大屋
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Inoac Corp
Original Assignee
Inoue MTP KK
Inoac Corp
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両のリヤドアに箱状本体を装着して、種々
の形態を有する物品の収納および取出しを車両の後方側
で容易に行ない得るようにする。 【解決手段】 物品キャリア10は、内部に物品Mの収
容空間が画成される箱状本体21と、この箱状本体21
の外部頂面に形成した第1開口部25を開閉する第1扉
体22と、前記箱状本体21の外部正面に形成した第2
開口部26を開閉する第2扉体23とからなる。前記箱
状本体21の内部に、別途用意した仕切部材27を設置
することで、収容空間が第1の収容空間A1および第2
の収容空間A2に画成可能となる。リヤドア19に装着
した箱状本体21の収容空間A1,A2に対する物品M
の収納および取出しを、第1扉体22および/または第
2扉体23の開放操作により車両の後方側で行ない得
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用物品キャ
リアに関し、更に詳細には、車両のリヤドアに着脱可能
に装着されて、種々の形態を有する物品を収容載貨し得
る物品キャリアに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、オートキャンプや釣りおよびスキ
ー等の各種アウトドアの大ブームにより、これらのライ
フスタイルに適合するステーションワゴン型やワンボッ
クス型等のレクリェーショナル・ビーグル車(以下「R
V車」という)が人気を博している。このRV車では、
室内空間を大きくして座席数を多く設定することで多人
数の乗車を可能とする一方、後部座席を折畳み可能また
は着脱可能として乗員室の後部空間にカーゴスペースを
画成し得るようにすることで、多数の荷物(物品)の積載
をも可能としている。
【0003】しかしながら、如何にRV車といえども多
くの乗員が一度に乗車した際にはカーゴスペースの確保
が困難となるから、物品の積載が不可能となる問題が生
じてしまう。そこで多くのRV車では、車体のルーフ部
または後部の外壁面(リヤドア等)に、各種の車両用物品
キャリアを着脱可能に装着することで、多人数の乗車と
物品の積載とを同時に図り得るようになっている。
【0004】例えば図8は、「ルーフボックスタイプ」
の物品キャリアを例示したもので、車体10におけるル
ーフ部11の左右両側に装備した一対のルーフレール1
2,12に、車幅方向へ延在するベースキャリア部材1
3,13を架設固定したもとで、これらベースキャリア
部材13,13にルーフボックス14を装着したもので
ある。このルーフボックス14は、細長タイプや幅広タ
イプ等の様々な形状のものがあり、スキー板やスノーボ
ート等の長尺物やこれ以外の種々の形態を有する物品を
収容可能となっている。
【0005】また図9は、「ルーフラックタイプ」の物
品キャリアを例示したもので、車体10におけるルーフ
部11の左右両側に装備した一対のルーフレール12,
12に、車幅方向へ延在するベースキャリア部材13,
13を架設固定したもとで、これらベースキャリア部材
13,13にスキーキャリア部材15,15や板枠状のル
ーフラック16を装着したものである。スキーキャリア
部材15,15は、スキー板Sやスノーボードを専用的
に保持するものであり、またルーフラック16は、種々
の形態を有する各種の物品Mを載貨したもとで図示しな
いゴムネット等で該物品Mを固定するようになってい
る。更に図10は、「背面キャリアタイプ」の物品キャ
リアを例示したもので、例えばスペアタイヤ17のキャ
リア背面に、スキー板Sやスノーボード等を専用的に保
持し得るアタッチメント18を装着したものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図8〜図1
0に示した各車両用物品キャリアでは、何れのタイプで
も課題や欠点を内在していた。先ず図8に示した「ルー
フボックスタイプ」では、ルーフボックス14内へ物品
が完全に収納されるので該物品が風・雨や太陽光線に晒
される不都合は回避される利点があるが、該ルーフボッ
クス14を装着すると車高がかなり高くなってしまい、
立体駐車場や地下駐車場等への進入等に支障を来す欠点
を内在している。また、ルーフボックス14の装着位置
が高いため、荷物の積上げ作業および積下ろし作業が重
労働となり、場合によっては脚立や踏台等を準備する必
要もある。更に前記ルーフボックス14は、不使用時に
はベースキャリア部材13,13から取外し得るように
なっているものの、その着脱作業は一人では困難である
うえに、取付け作業および取外し作業が面倒かつ煩雑で
ある欠点等も指摘される。
【0007】また図9に示した「ルーフラックタイプ」
では、スキー板Sや荷物(物品M)が車外へ露出した状態
で載貨されるため、当該物品が風・雨や太陽光線等に晒
されると共に塵埃やゴミ等が付着してしまう欠点を内在
していた。しかも前記ルーフボックス14と同様に、ス
キーキャリア部材15,15やルーフラック16の装着
位置が高いため、荷物の積上げ作業および積下ろし作業
が重労働となり、場合によっては脚立や踏台等を準備せ
ざるを得ない。殊に、前記ルーフラック16に載貨する
物品Mが大型で重量が嵩んでしまう場合には、積上げ時
または積下ろし時にバランスを崩して当該物品Mを落下
させたり、肩部や腰部を負傷してしまう危険性がある。
更に、走行時にはスキー板Sや物品Mが風圧を直接的に
受けるようになるから、これらの締結を確実かつ適切に
施さない場合には走行中に落下してしまう問題もある。
【0008】一方、図10に示した背面キャリアタイプ
では、前記アタッチメント18がスキー板Sやスノーボ
ード用の専用タイプのものしかなく、これ以外の物品を
載貨して保持させることができないから、極めて用途が
限定され汎用性に乏しい欠点を内在している。
【0009】
【発明の目的】本発明は、前述した課題を好適に解決す
るべく提案されたもので、車両のリヤドアに着脱可能に
装着される箱状本体の収容空間に、種々の形態を有する
物品を収容載貨し得るようにすることで、該物品の収納
および取出しを車両の後方側で行ない得るよう構成した
車両用物品キャリアを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決して、所
期の目的を達成するため本発明は、車両のリヤドアに着
脱可能に装着されて、種々の形態を有する物品を収容載
貨し得る物品キャリアであって、内部に前記物品の収容
空間が画成され、その外部背面に設けた取付部を介して
前記リヤドアに着脱可能に装着される箱状本体と、前記
箱状本体の外部頂面に設けられ、前記収容空間に連通す
る第1開口部およびこの第1開口部を開放可能な第1扉
体と、前記箱状本体の外部正面に設けられ、前記収容空
間に連通する第2開口部およびこの第2開口部を開放可
能な第2扉体とからなり、前記リヤドアに装着した箱状
本体の収容空間に対する前記物品の収納および取出し
を、前記第1扉体および/または第2扉体の開放操作に
より車両の後方側で行ない得るよう構成したことを特徴
とする。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る車両用物品キ
ャリアにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照
しながら以下説明する。
【0012】図1は、本発明の好適実施例に係る車両用
物品キャリアを示す概略斜視図であり、また図2は、実
施例の車両用物品キャリアを実際の使用状態で示す概略
斜視図である。本発明の車両用物品キャリア20は、例
えばステーションワゴン型やワンボックス型等の車両に
おける車体10を構成するリヤドア19に対して着脱可
能に装着され、この車両用物品キャリア20に対する種
々の形態を有する物品の収納および取出しを、当該車両
の後方側で行ない得る形態とされている。
【0013】前記車両用物品キャリア20は、図1、図
3および図4に示すように、種々の形態を有する物品M
の収容空間A/A1,A2が内部に画成され、その外部
背面に設けた取付部24を介して前記リヤドア19に着
脱可能に装着される箱状本体21と、前記箱状本体21
の外部頂面に設けられ、前記収容空間A/A1に連通す
る第1開口部25およびこの第1開口部25を開放可能
な第1扉体22と、前記箱状本体21の外部正面に設け
られ、前記収容空間A/A2に連通する第2開口部26
およびこの第2開口部26を開放可能な第2扉体23と
から構成されている。
【0014】前記箱状本体21は、ポリエチレンやポリ
プロピレン等を材質とする所要寸法の矩形状の中空体と
され、例えば、真空成形方法を利用して樹脂シート材
から成形した複数の成形部材同士を端部接合して箱状に
形成したもの、複数のプラスチックダンボール同士を
端部接合して箱状に形成したもの、等が好適に採用可能
である。また、この他に、インジェクション成形方法
を利用して成形した複数の成形材を組立てて箱状に形成
したもの、ブロー成形方法を利用して中空パリソンか
ら箱状に一体成形したもの、等も採用することができ
る。そして実施例の箱状本体21では、前述したよう
に、その外部頂面に矩形状の前記第1開口部25が開口
形成され、その外部正面から両側面に亘って矩形状の前
記第2開口部26が開口形成されている。なお箱状本体
21の外形形状は、実施例に示した矩形状に限定される
ものではなく、例えば円筒形状や楕円筒形状およびその
他種々の形状に設定可能である。
【0015】そして実施例の車両用物品キャリア20
は、前記箱状本体21の内部に画成した前記収容空間A
の内面横断形状と合致する外郭形状に成形された板状の
仕切部材27が別途用意されている。従って、前記仕切
部材27を箱状本体21の内部所要部位に装着すること
で、該箱状本体21の内部を第1の収容空間A1および
第2の収容空間A2に区画形成可能とし、また前記仕切
部材27を前記箱状本体21の内部から取外すことで、
該箱状本体21の内部を単一の前記収容空間Aに画成可
能となっている。
【0016】具体的には、前記箱状本体21における内
壁面の略中間部位、すなわち前記第2開口部26の上方
近傍に、収容空間Aへ突出した係止部28が一体的に形
成され(図3および図4)、前記仕切部材27を後述する
第1の物品出入口25を介して上方から水平状態で収容
することで、仕切部材27が該係止部28に係止されて
前記第2開口部26の上方近傍に位置するようになって
いる。これにより、前記仕切部材27を箱状本体21の
内部に装着した場合には、前記収容空間Aが上下に2分
割されて、箱状本体21の内部上方に第1の収容空間A
1が画成されると共に該箱状本体21の内部下方に第2
の収容空間A2が画成される。このとき、前記第1の収
容空間A1は前記第1開口部25に連通するようにな
り、また前記第2の収容空間A2は前記第2開口部26
に連通するようになる。一方、前記仕切部材27を箱状
本体21の内部から取外した場合は、該箱状本体21の
内部に縦長で単一の収容空間Aが画成され、この収容空
間Aは前記第1開口部25および第2開口部26の両方
に連通するようになる。
【0017】すなわち前記仕切部材27は、第1の収容
空間A1および第2の収容空間A2とを区画すると共に
該第1の収容空間A1の床面として機能し、この第1の
収容空間A1内に載貨した物品Mを支持する。なお実施
例では、第1の収容空間A1よりも第2の収容空間A2
を大きく設定してあり、第2の収容空間A2の容積は第
1の収容空間A1の容積の概ね2倍程度とされている。
【0018】前記第1扉体22は、前記第1開口部25
を完全に覆蓋し得る矩形板状に形成され、前記第1開口
部25の後端縁において前記箱状本体21にヒンジ接続
され、斜め上方へ所要角度だけ揺動開放し得るようにな
っている。また前記第2扉体23は、前記第2開口部2
6を完全に覆蓋し得る平面コ字形に形成され、前記第2
開口部26の下端縁において前記箱状本体21にヒンジ
接続され、斜め下方へ所要角度だけ揺動変位し得るよう
になっている。なお第1扉体22および第2扉体23
は、図示しない係止手段(例えばバックルやロック爪等)
によって箱状本体21に対して閉成位置に係止保持され
る一方、所要角度の開放位置で姿勢保持されるようにな
っている。
【0019】従って、前記仕切部材27により箱状本体
21の内部が第1の収容空間A1および第2の収容空間
A2に区画されている場合では、前記第1扉体22を開
放することで第1開口部25を介して第1の収容空間A
1に対する物品Mの出入れが可能となり、前記第2扉体
23を開放することで第2開口部26を介して第2の収
容空間A2に対する物品Mの出入れが可能となる。一
方、前記仕切部材27を取外して単一の収容空間Aとし
て設定した場合では、前記第1扉体22または前記第2
扉体23の何れか一方を開放することで、第1開口部2
5または第2開口部26を介して該収容空間Aに対する
物品Mの出入れが可能となる。
【0020】ここで、前記仕切部材27を取外して単一
の収容空間Aを画成したもとで、前記第1扉体22を開
放位置に保持させると共に前記第2扉体23を閉成位置
に保持させれば、図4に示すように、前記箱状本体21
の高さ寸法より長尺の物品Mを前記収容空間Aへ収容載
貨させることが可能となる。但し、長尺の物品Mの一部
が箱状本体21の第1開口部25から外方へ突出した状
態となるため、前記第1扉体22の裏面に設けた締付バ
ンド29等で該長尺の物品Mを締結保持するようになっ
ている。
【0021】前述のように構成された実施例の車両用物
品キャリア20は、図2〜図4に示すように、車両の車
体10におけるリヤドア19の外面に固定装着されたリ
ヤラダー部材30の軸部に対し、前記取付部24を利用
して着脱可能に装着される。なお、リヤドア19に対す
る車両用物品キャリア20の装着形態はこれに限定され
るものではなく、例えば前記箱状本体21の外部背面に
適宜取付手段を設け、この取付手段を介してリヤドア1
9に直接的に固定する装着形態や、図10に示したスペ
アタイヤ17を車体後部に有する車両では、該スペアタ
イヤ17のキャリア背面に着脱可能に固定する装着形態
等としてもよい。
【0022】このような実施例の車両用物品キャリア2
0では、前記箱状本体21が車両後部の比較的低い位置
(概ね大人の腰部高さ程度)に装着されるから、前記収容
空間A(第1の収容空間A1,第2の収容空間A2)に対
する前記物品Mの収納および取出しを、前記第1扉体2
2および/または第2扉体23の開放操作により当該車
両の後方側で容易に行ない得る。すなわち、前記収容空
間A(第1の収容空間A1,第2の収容空間A2)に対し
て物品Mを収容する際には、当該物品Mを腰の高さ程度
に持ち上げるだけでよく、脚立や踏台等を使用する必要
がないと共に身体に負担がかからない。
【0023】また実施例の車両用物品キャリア20は、
前記箱状本体21および前記第2扉体23の外表面に各
種イラストや文字31を施し得るようになっている。こ
のような各種イラストや文字31を施し、かつ箱状本体
21を矩形状や円筒形状に形成すると共に適宜色に設定
すれば、シガレットケースや飲料容器等を想起させ得
る。このような車両用物品キャリア20を、前述したよ
うに車両後部の比較的低い位置に装着さた場合には、当
該車両の後方側からの視認性が極めて高くなるから、フ
ァッション性の大幅な向上が期待できると共に特定メー
カーの広告宣伝機能を付与することが可能となる。
【0024】なお、本願の車両用物品キャリア20は、
実施例に示した矩形状に限定されるものではなく、前述
したように、円筒形状や楕円筒形状およびその他の様々
な形状としてもよい。
【0025】そして実施例では、箱状本体21の内部を
上下に分割する上下区画形態を例示したが、前記仕切部
材27の形状および装着位置を変更することで、該箱状
本体21の内部を左右に分割する左右区画形態とした
り、該箱状本体21の内部を前後に分割する前後区画形
態としてもよい。ここで、例えば左右区画形態の場合で
は、前記仕切部材27により箱状本体21の内部左方に
第1の収容空間A1が画成されると共に内部右方に第2
の収容空間A2が画成されるから、前記第1扉体22に
より両収容空間A1,A2の上部が同時に開閉される一
方、前記第2扉体23により両収容空間A1,A2の前
部が同時に開閉されるようになり、これら収容空間A
1,A2に対して前記第1開口部25および第2開口部
26の両方から物品Mの出入れが可能となる。
【0026】また、第2開口部26を開閉する前記第2
扉体23は、実施例に示したような下側ヒンジ接続によ
る上方開閉タイプに限定されず、例えば図5(a)に示す
ような右側ヒンジ接続による左方開放タイプや、図示し
ないが左側ヒンジ接続による右方開放タイプ、または図
5(b)に示すようなスライド開放タイプ等としてもよ
い。また図示しないが、第1開口部25を開閉する前記
第1扉体22も、実施例に示したような後部ヒンジ接合
による前方開閉タイプに限定されず、側部ヒンジ接合に
よる側方開放タイプや、スライド開放タイプ等としても
よい。
【0027】更に、前記第1扉体22および第2扉体2
3は、例えば図6および図7に示すような形態としても
よい。すなわち第1扉体22は、箱状本体21の上面か
ら正面および両側面に回り込むバケット形状とし、また
第2扉体23は、箱状本体21の上端縁まで臨むサイズ
としてある。このような扉構造とすれば、第1扉体22
を開放させると、箱状本体21の上面に開口サイズの小
さな第1開口部25が形成され、該第1扉体22および
第2扉体23の両方を夫々開放させると、箱状本体21
の上面から正面に亘る開口サイズの大きな第2開口部2
6が形成される。従って、箱状本体21内へ仕切部材2
7を装着して第1の収容空間A1および第2の収容空間
A2を画成した状態では、前記第1扉体22を開放する
ことで第1開口部25を介して第1の収容空間A1に対
する物品の収納および取出しが可能となり、前記第1扉
体22を開放したもとで前記第2扉体23を開放するこ
とで第2開口部26を介して第2の収容空間A2に対す
る物品Mの収納および取出しが可能となる。また、箱状
本体21の内部から仕切部材27を取外して単一の収容
空間Aを画成した状態では、前記第1扉体22および第
2扉体23を開放することで第2開口部26を介して収
容空間Aに対する物品Mの収納および取出しが可能とな
る。殊にこの形態では、第1扉体22および第2扉体2
3を開放した際に第2開口部26が大きく開口するの
で、例えば長尺の物品Mを収容空間Aへ収容し易い利点
がある。
【0028】なお車両用物品キャリア20は、実施例に
示した合成樹脂製に限定されるものではなく、例えばス
チールやアルミニウム等を材質とする金属製としてもよ
い。
【0029】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係る車両用
物品キャリアによれば、箱状本体を車両のリヤドアに着
脱可能に装着するよう構成したから、該箱状本体の内部
に画成された収容空間に対する物品の収納および取出し
を、第1扉体および/または第2扉体の開放操作により
当該車両の後方側において容易に行ない得る有益な効果
を奏する。また、箱状本体内に別途用意した仕切部材を
着脱可能に装着するようにしたので、この仕切部材を装
着した場合は箱状本体内に第1の収容空間および第2の
収容空間が画成されて、比較的小型の物品を区分収納す
ることが可能となり、前記仕切部材を装着しない場合は
箱状本体内に単一の大きな収容空間が画成されて大型や
長尺の物品の収容載貨が可能となる。なお第2扉体を、
第2開口部の下端縁において箱状本体にヒンジ接続し
て、斜め下方へ所要角度だけ揺動開放し得るようにした
から、前記第2開口部を介した物品の収納および取出し
を容易に行ない得る。また、箱状本体および第2扉体の
外表面に各種イラストや文字等を施すことにより、シガ
レットケースや飲料容器等を想起させることができ、フ
ァッション性の大幅な向上が期待できると共に特定メー
カーの広告宣伝機能を付与することが可能となる等の利
点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る車両用物品キャリアを、箱状本体
から第1扉体および第2扉体を開放した状態で示す斜視
図である。
【図2】実施例に係る車両用物品キャリアを、車両のリ
ヤドアに装着した実施状態で示す斜視図である。
【図3】仕切部材を箱状本体の内部に装着して第1の収
容空間および第2の収容空間を画成したもとで、第1扉
体を開放して第1開口部から第1の収容空間へ物品を収
容載貨すると共に、第2扉体を開放して第2開口部から
第2の収容空間へ物品を収容載貨する状態を示す側断面
図である。
【図4】仕切部材を箱状本体の内部から取外して該箱状
本体の内部を単一の収容空間に画成したもとで、第1蓋
体を開放して第1開口部から収容空間へ長尺の物品を収
容載貨した状態を示す側断面図である。
【図5】第2扉体の組付形態の変更例を例示した斜視図
であって、(a)は、側部ヒンジ接続による側方開放タイ
プを示し、(b)は、スライド開放タイプを示している。
【図6】別形態例の車両用物品キャリアを、長尺の物品
を収容載貨した状態で示す斜視図である。
【図7】図6に示した車両用物品キャリアを、車両のリ
ヤドアに装着した使用状態で示す側面図である。
【図8】従来の車両用物品キャリアの一例として、ルー
フボックスタイプを示す斜視図である。
【図9】従来の車両用物品キャリアの一例として、ルー
フキャリアタイプを示す斜視図である。
【図10】従来の車両用物品キャリアの一例として、背
面キャリアタイプを示す斜視図である。
【符号の説明】 19 リヤドア, 21 箱状本体 22 第1扉体, 23 第2扉体 24 取付部, 25 第1開口
部 26 第2開口部, 27 仕切部材 31 各種イラストや文字, A 収容空間 A1 第1収容空間, A2 第2収容
空間 M 物品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 増山 圭司 愛知県安城市藤井町東長先8番地1 株式 会社イノアックコーポレーション桜井事業 所内 (72)発明者 大屋 浩二 愛知県安城市藤井町東長先8番地1 株式 会社イノアックコーポレーション桜井事業 所内 Fターム(参考) 3D020 AA01 AB04 AD11 AD26

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のリヤドア(19)に着脱可能に装着さ
    れて、種々の形態を有する物品(M)を収容載貨し得る物
    品キャリアであって、 内部に前記物品(M)の収容空間(A/A1,A2)が画成され、そ
    の外部背面に設けた取付部(24)を介して前記リヤドア(1
    9)に着脱可能に装着される箱状本体(21)と、 前記箱状本体(21)の外部頂面に設けられ、前記収容空間
    (A/A1,A2)に連通する第1開口部(25)およびこの第1開
    口部(25)を開放可能な第1扉体(22)と、 前記箱状本体(21)の外部正面に設けられ、前記収容空間
    (A/A1,A2)に連通する第2開口部(26)およびこの第2開
    口部(26)を開放可能な第2扉体(23)とからなり、 前記リヤドア(19)に装着した箱状本体(21)の収容空間(A
    /A1,A2)に対する前記物品(M)の収納および取出しを、前
    記第1扉体(22)および/または第2扉体(23)の開放操作
    により車両の後方側で行ない得るよう構成したことを特
    徴とする車両用物品キャリア。
  2. 【請求項2】 前記箱状本体(21)の内部における収容空
    間(A)を2つの収容空間(A1,A2)に画成し得る仕切部材(2
    7)を別途用意し、 前記仕切部材(27)を前記箱状本体(21)の内部所要部位に
    装着することで、該箱状本体(21)の内部を第1の収容空
    間(A1)および第2の収容空間(A2)に画成可能とし、 前記仕切部材(27)を前記箱状本体(21)の内部から取外す
    ことで、該箱状本体(21)の内部を単一の収容空間(A)に
    画成可能とした請求項1記載の車両用物品キャリア。
  3. 【請求項3】 前記箱状本体(21)の内部において、前記
    仕切部材(27)を第2開口部(26)の上方近傍に位置させる
    ことで、この仕切部材(27)により前記第1開口部(25)に
    連通する第1収容空間(A1)と該第2開口部(26)に連通す
    る第2収容空間(A2)とを上下に画成し得る請求項2に記
    載の車両用物品キャリア。
  4. 【請求項4】 前記第2扉体(23)は、前記第2開口部(2
    6)の下端縁において前記箱状本体(21)にヒンジ接続さ
    れ、斜め下方へ所要角度だけ揺動開放し得るようになっ
    ている請求項1〜3の何れかに記載の車両用物品キャリ
    ア。
  5. 【請求項5】 前記箱状本体(21)および第2扉体(23)の
    外表面に各種イラストや文字(31)等を施すことで、シガ
    レットケースや飲料容器等を想起させ得るようになって
    いる請求項1〜4の何れかに記載の車両用物品キャリ
    ア。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102415899B1 (ko) * 2021-11-18 2022-07-05 (주)디테크게엠베하 전동 골프카트용 적재키트

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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