JP2002205423A - 光書込みヘッド - Google Patents

光書込みヘッド

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JP2002205423A
JP2002205423A JP2001003216A JP2001003216A JP2002205423A JP 2002205423 A JP2002205423 A JP 2002205423A JP 2001003216 A JP2001003216 A JP 2001003216A JP 2001003216 A JP2001003216 A JP 2001003216A JP 2002205423 A JP2002205423 A JP 2002205423A
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light emitting
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JP2001003216A
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Inventor
Seiji Ono
誠治 大野
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 千鳥配列された発光素子アレイを有する光書
込みヘッドにおいて、感光ドラム上で発光点列の像が一
直線に並ぶようにした光書込みヘッドを提供する。 【解決手段】 発光素子アレイ・チップ28がプリント
配線基板30上に千鳥状に配列されて構成された発光素
子アレイと、発光素子アレイの発光点29からの光を透
過する断面形状がV字状の透明板36と、透明板を透過
した光を、感光ドラム上に集光させるロッドレンズ・ア
レイ26とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光プリンタの光書
込みヘッド、特に、千鳥配列した発光素子アレイ・チッ
プを備える光書込みヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】光プリンタの書込みヘッド(光書込みヘ
ッド)は、感光ドラムに光を露光させるための光源であ
り、発光素子アレイよりなる発光点列を有している。光
書込みヘッドを備える光プリンタの原理図を図1に示
す。円筒形の感光ドラム2の表面に、アモルファスSi
等の光導電性を持つ材料(感光体)の被膜が形成されて
いる。このドラムは印刷速度に対応した速度で回転して
いる。回転しているドラムの感光体表面を、帯電器4で
一様に帯電させる。そして、光書込みヘッド6で、印字
するドットイメージの光を感光体上に照射し、光の当た
ったところの帯電を中和する。続いて、現像器8で感光
体上の帯電状態にしたがって、トナーを感光体上につけ
る。そして、転写器10でカセット12中から送られて
きた用紙14上に、トナーを転写する。用紙は、定着器
16にて熱等を加えられ定着され、スタッカ18に送ら
れる。一方、転写の終了したドラムは、消去ランプ20
で帯電が全面にわたって中和され、清掃器22で残った
トナーが除去される。
【0003】光書込みヘッド6の構造を図2に示す。光
書込みヘッドは発光素子アレイ24とロッドレンズ・ア
レイ26で構成され、レンズの焦点が感光ドラム2上に
結ぶようになっている。ロッドレンズ・アレイは、中心
から周辺にかけて放物線状の屈折率分布を有するロッド
レンズを例えば2列に俵積みして構成される。
【0004】一方、発光素子アレイは、複数個の発光素
子アレイ・チップを一方向に配列して構成されるが、図
3(A)に示すように、複数個のチップ28をチップ端
部を突き合わせて直線状に配列する方法と、図3(B)
に示すように、チップ端部の一部を重ねて、いわゆる千
鳥状に配列する方法がある。なお図中、29は発光素子
(発光点)を示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】光書込みヘッドにおい
て、発光素子アレイ・チップを千鳥配列にすると、1列
に発光素子アレイ・チップを並べた場合に比べて、次の
ような利点がある。
【0006】1列配列の場合は、隣接する2つのチップ
の端部の発光素子間の間隔を正確に維持するため、チッ
プの主走査方向端部を発光素子に近接した位置で高精度
で切断しなければならない。またチップの配列実装につ
いても発光素子間隔を一定に保ち、かつ発光素子アレイ
をヘッド全体にわたって一直線上に配列するため、主副
両走査方向に対して高い位置精度が要求される。
【0007】これに対し、千鳥配置の場合、主走査方向
にはチップをつなぎ合わせることがないため、チップの
主走査方向の長さ精度は低くてよく、副走査方向のつな
ぎ目は間隔をあけてもよいため、切断位置精度はそれほ
ど要求されない。また副走査方向の配列位置精度もそれ
ほど要求されないため、1列配列に比べてヘッド組立が
容易になるという利点がある。
【0008】発光素子アレイ・チップを千鳥配列した光
書込みヘッドで書込みを行う場合、チップの配列に対応
した2本の数ライン分ずれた線画像が描かれる。これを
感光ドラムの回転によって1直線につなぎ合わせるよう
出力タイミングを制御する方法が一般に使われている。
【0009】しかし、2本の線画像のずれ分が大きくな
ると、それぞれの発光点列が、ロッドレンズ・アレイの
中心線から離れたところを使って像を形成することにな
る。一般的にロッドレンズ・アレイの性能(解像力,伝
達効率など)は、ロッドレンズ・アレイの中心線(主走
査方向と平行)が最も優れており、中心線から離れるに
つれて徐々に低下し、100μm程度以上ずれると、急
激に低下するという問題点がある。
【0010】また、線画像を感光ドラム上でつなげるた
めに、2本の発光点列のうち、ドラムの回転方向下流側
の発光点列の描画データは、ドラム速度をs(μm/
秒)、副走査方向解像度ピッチをp(μm)としたと
き、p/s(秒)分だけ遅延させなければならない。こ
のため、2本の発光点列間の距離が離れるほどデータを
遅延させるためのメモリ量が増加し、コストが高くな
る。
【0011】一方、本出願人は、光書込みヘッドに用い
るのに好適な発光素子アレイとして、自己走査機能を有
する自己走査型発光素子アレイを既に提案している(特
開平8−216448号)。自己走査型発光素子アレイ
の特徴は、1チップ内の発光素子数によらず、外部への
電気的な接続数が一定となることである。代表的な接続
手段は、チップにボンディングパッドを設けてワイヤボ
ンドする方法である。このボンディングパッドはワイヤ
を融着するため一定の面積(50〜100μm角程度)
を必要とするため、その配置がチップの幅に大きな影響
を及ぼす。したがって、自己走査型発光素子アレイ・チ
ップでは、チップ幅の増大を避けるために、ボンディン
グパッドをチップの両端に設けて、ボンディングパッド
だけで占める幅に近いところまでチップ幅を減少させる
ようにしている。このような配置を、性能を変えること
なく実現できるのも、チップ当たりの接続数が少ない自
己走査型発光素子アレイの特徴である。ただしチップの
端部にはボンディングパッドが設けられ、発光素子を配
置しないため、チップの配列は必然的に千鳥配列とな
る。
【0012】本発明の目的は、千鳥配列された発光素子
アレイを有する光書込みヘッドにおいて、感光ドラム上
で発光点列の像が一直線に並ぶようにした光書込みヘッ
ドを提供することにある。
【0013】本発明の他の目的は、発光素子アレイが特
に自己走査型発光素子アレイの場合に、感光ドラム上で
発光点列の像が一直線に並ぶようにした光書込みヘッド
を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様は、
感光ドラム上に、発光点像列を形成する光書込みヘッド
において、発光素子アレイ・チップがプリント配線基板
上に千鳥状に配列されて構成された発光素子アレイと、
前記発光素子アレイの発光点からの光を透過する透明板
であって、前記発光素子アレイ・チップの配列方向に垂
直な方向の断面形状がV字状の透明板と、前記透明板を
透過した光を、前記感光ドラム上に集光させるロッドレ
ンズ・アレイとを備えることを特徴とする。
【0015】本発明の第2の態様は、感光ドラム上に、
発光点像列を形成する光書込みヘッドにおいて、発光素
子アレイ・チップが、プリント配線基板上に、プリント
配線基板の表面に対し傾斜させて千鳥状に配列されて構
成された発光素子アレイと、前記発光素子アレイの発光
点からの光を透過する平板状の透明板と、前記透明板を
透過した光を、前記感光ドラム上に一直線状に並ぶよう
に集光させるロッドレンズ・アレイとを備えることを特
徴とする。
【0016】本発明の第3の態様は、感光ドラム上に、
発光点像列を形成する光書込みヘッドにおいて、発光素
子アレイ・チップが、プリント配線基板上に、プリント
配線基板の表面に対し傾斜させて千鳥状に配列されて構
成された発光素子アレイと、前記発光素子アレイの発光
点からの光を反射する平面鏡と、前記平面鏡で反射され
た光を透過するレンズアレイと、直交する2面が繰り返
し連続して構成され、前記レンズアレイを透過した光
を、前記レンズアレイに向かって反射するルーフミラー
とを備えることを特徴とする。
【0017】本発明の第4の態様は、感光ドラム上に、
発光点像列を形成する光書込みヘッドにおいて、発光素
子アレイ・チップがプリント配線基板上に千鳥状に配列
されて構成された発光素子アレイと、前記発光素子アレ
イの発光点からの光を反射する凹面鏡と、前記凹面鏡で
反射された光を透過するレンズアレイと、直交する2面
が繰り返し連続して構成され、前記レンズアレイを透過
した光を、前記レンズアレイに向かって反射するルーフ
ミラーとを備えることを特徴とする。
【0018】以上の各態様において、発光素子アレイ・
チップは、自己走査型発光素子アレイ・チップであるの
が好適である。
【0019】
【発明の実施の形態】
【0020】
【実施例1】第1の実施例を図4に示す。また、プリン
ト配線基板上から眺めた図を図5に示す。図4,図5に
は、説明の便宜上、xyz座標系を示す。x軸は、千鳥
配列された自己走査型発光素子アレイ・チップ28の千
鳥配列の中心線である。y軸は、x軸に直角な方向(主
走査方向)であり、z軸はロッドレンズ・アレイに向か
う方向である。
【0021】プリント配線基板30上には、自己走査型
発光素子アレイ・チップ28が千鳥配列され、自己走査
型発光素子アレイを構成している。各チップは、ボンデ
ィング・パッド32がチップ両端に形成されており、ボ
ンディング・パッド32とプリント配線基板30とはボ
ンディング・ワイヤ(金線)34で接続されている。
【0022】自己走査型発光素子アレイ上には、zy面
の断面がV字状の透明板36が設けられている。自己走
査型発光素子アレイ・チップ28上の発光点29から出
た光38は、V字状透明板36によって、y方向の位置
が変位し、ほぼ、y=0の位置でロッドレンズ・アレイ
26に入射する。
【0023】V字状透明板36の厚さdと、透明板の傾
斜面のxy面に対する傾きθと、光のy方向変位量gの
関係を図6に示す。図6においては、V字状透明板36
の片側の部分のみをPQRSで示している。発光点から
出た光は、Aの位置で透明板36に入り、Bの位置から
透明板より出る。光の経路を、F→A→B→Gで示す。
【0024】FAの延長線が透明板36の傾斜面に交わ
る点をD、Aにおいて透明板36の厚み方向に引いた線
が、透明板36の表面に交わる点をCとし、BからDA
に引いた垂線がDAと交わる点をEとする。BEが透明
板36の傾斜面となす角が、傾きθである。点Aにおけ
る光の入射角は傾きθに等しく、出射角はφである。点
Bにおける光の入射角はφであり、出射角は傾きθに等
しい。空気の屈折率をn0 、透明板36の屈折率をn1
とすると、
【0025】
【数1】CB=dtanφ CD=dtanθ ∴BD=d(tanθ−tanφ) φ=sin-1((n0 /n1 )sinθ) g=EB=BDcosθ =dcosθ(tanθ−tanφ) となる。例えば、d=1100μm,θ=8゜,n1
1.46のとき、g=48μmとなる。
【0026】したがって、発光点をy方向に変位量gず
れた位置に来るように、自己走査型発光素子アレイ・チ
ップ28を千鳥配列すれば、発光素子アレイ・チップか
らの光は、ロッドレンズ・アレイ26の端面に一直線状
に入射することになる。
【0027】その結果、感光ドラム上には、一直線状に
並んだ発光点像列が形成される。
【0028】
【実施例2】実施例1では、V字状透明板を使ったが、
本実施例では、平板状の透明板を使い、発光素子アレイ
・チップを傾けてプリント配線基板30に実装する。
【0029】図7は、本実施例の全体図、図8は、プリ
ント配線基板の拡大図である。図7において、40は平
板状の透明板である。
【0030】図8に示すように、プリント配線基板30
表面にプリント配線パターンを使ったパターン41,4
2を設ける。自己走査型発光素子アレイ・チップ28
は、パターン41に突き当てられ、パターン42上に乗
り上げる形で、θだけ傾けて配置し、導電性接着剤43
で固定する。
【0031】パターン42の高さをh、パターン41と
42との間隔をvとすると、θ≒tan(h/v)であ
る。例えば、θ=8゜とすると、v=100μm、h=
14.05μmである。
【0032】このようなプリント配線基板30を、図7
に示すように、発光点がロッドレンズ・アレイ26の作
動距離L0 の位置にくるように配置する。なお、図にお
いてLZ は、ロッドレンズ・アレイ26の長さを示す。
今、透明板40による光のy方向偏移量をgとすると、
発光点をy方向に偏移量gずれた位置にくるように、自
己走査型発光素子アレイ・チップ28を千鳥配列する。
なお、偏移量gは、チップの傾きθ、透明板40の厚さ
d,屈折率n1 によって決定される。
【0033】本実施例によれば、2列に千鳥配列された
チップの発光点からの光は、ロッドレンズ・アレイ26
により作動距離L0 の像面で一直線状に集光されること
になる。
【0034】
【実施例3】実施例1,2では、ロッドレンズ・アレイ
を用いた光学系に関する実施例を示した。本実施例で
は、再帰光学系を利用したレンズアレイを用いた場合を
示す。
【0035】再帰光学系を利用したレンズアレイの例と
しては、株式会社リコーが販売するルーフミラーレンズ
アレイがある。その光学系の構成例を図9(a),
(b),(c)に示す。(a)は平面図、(b)は正面
図、(c)は側面図である。図中、60は光路分離鏡、
61は球面レンズアレイ、62は直交する2面が繰り返
し連続するルーフミラーである。
【0036】図には、説明の便宜上、xyz座標系を示
してある。実際には、迷光防止のためのアパーチャーな
どの構造が必要であるが、ここでは省略している。
【0037】動作を図10(a),(b)を用いて説明
する。図10(b)は、x軸方向(主走査方向)の1レ
ンズ分を描いたもので、たとえば、光源Aから出た光
は、レンズ61を経てルーフミラー62の一方の面に入
射し、この面により反射される。ところが、ルーフミラ
ーの2面は直交しているので、反射光は他方の面でもう
一度反射される。このとき、一方の面への入射光と、他
方の面からの反射光は必ず平行になる。したがって、レ
ンズアレイ61を通過した反射光は、再び、光源Aの位
置に結像する。このように、光源と同じ位置に結像する
ため、再帰光学系と呼ばれる。しかし、実際には、光源
に結像しても使えないので、行きと帰りの光路を分離す
る必要がある。そこで、図10(a)に示すように、ル
ーフミラー62への入射角をz軸に対しわずかに傾ける
ことによって、y方向での光路の分離が可能となる。図
では、光源P″,Q″の像をP′,Q′で示している。
【0038】しかし、y方向に分離されても、このよう
に光源と像が同じ平面上にあるのでは、使いにくい。そ
こで、図10(a)に示すように分離鏡60を設け、発
光点P″,Q″を、P,Qの位置に移し、分離鏡で行き
の光路を折り曲げて、P′,Q′に像を結ぶようにして
いる。これにより、光源と像が別の平面にあるようにす
ることができる。
【0039】このように、再帰光学系を利用したレンズ
アレイでは、x方向は、等倍光学系になるが、y方向に
関しては、拡大光学系となる。これは、レンズ中心に対
して点対称な構造を持つロッドレンズとは異なった特徴
である。
【0040】図10(a)では、光線の拡がりまで描い
てあるので、見やすくするために、光線軌跡のみを図1
1に描いた。以下の実施例においても、光線軌跡のみ描
くものとする。
【0041】以上のようなルーフミラーを用いた実施例
3を図12に示す。この実施例は、図10(a)の構成
において、実施例2と同様、プリント配線基板(図示せ
ず)にパターンを設け、千鳥配列の自己走査型発光素子
アレイ・チップ28を角度θ傾けて実装したものであ
る。発光点R,Sの像点R′,S′がx軸方向に一直線
状に並ぶような傾きとする。
【0042】発光点R,Sから像R′,S′への光路長
を20mm、発光点R,Sの間隔を0.2mmとして、
光路長の間に、片側0.1mmずれるには、0.28゜
の傾きとなる。角度が十分小さいので、θ≒tan(h
/v)≒h/vとなる。v=200μmとして、h=1
μmを選んだ。なお、実施例2で説明したように、vは
パターン間隔、hはパターンの高さである。
【0043】図12において、像点R′,S′の位置に
ロッドレンズ・アレイの端面がくるようにロッドレンズ
・アレイを配置することにより、感光ドラム上に一直線
状の発光点像列を形成することができる。
【0044】
【実施例4】図13に、実施例4を示す。本実施例で
は、実施例3のようにチップを傾ける代わりに、分離鏡
に凹面鏡(yz平面での断面が2次曲線のもの)65を
用いた。この場合、凹面鏡65の焦点が、凹面鏡以降の
光路長となるように、凹面鏡の曲面を選んだ。
【0045】本実施例によれば、千鳥配列された自己走
査型発光素子アレイ・チップ(図示せず)の発光点T,
Uからの光は互いに平行に凹面鏡65に入射し、光路が
互いに傾斜するように反射され、レンズアレイ61およ
びルーフミラー62により、T′,U′に結像される。
これら像点T′,U′は、x軸方向の直線上に位置して
いる。
【0046】図13において、像点T′,U′の位置に
ロッドレンズ・アレイの端面がくるようにロッドレンズ
・アレイを配置することにより、感光ドラム上に一直線
状の発光点像列を形成することができる。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、千鳥配列された発光素
子アレイを有する光書込みヘッドにおいて、光学系に工
夫を加えることによって、感光ドラム上で発光点列の像
が一直線状に並ぶようにすることが可能となった。した
がって、従来のように出力タイミングの制御を行う必要
がないという利点がある。
【0048】また、本発明は、自己走査型発光素子アレ
イを有する光書込みヘッドに適用すると、極めて効果的
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】光プリンタヘッドを備える光プリンタの原理を
示す図である。
【図2】光書込みヘッドの構造を示す図である。
【図3】発光素子アレイ・チップの配列を示す図であ
る。
【図4】本発明の光書込みヘッドの第1の実施例を示す
図である。
【図5】第1の実施例におけるプリント配線基板の平面
図である。
【図6】V示透明板の厚さdと、z軸に対する傾きθ
と、光のy方向変位量gの関係を示す図である。
【図7】本発明の光書込みヘッドの第2の実施例を示す
図である。
【図8】第2の実施例におけるプリント配線基板の拡大
図である。
【図9】ルーフミラーレンズアレイを示す図である。
【図10】再帰光学系の動作を説明するための図であ
る。
【図11】図10(a)を光線軌跡のみで描いた図であ
る。
【図12】本発明の光書込みヘッドの第3の実施例を示
す図である。
【図13】本発明の光書込みヘッドの第4の実施例を示
す図である。
【符号の説明】
2 感光ドラム 24 発光素子アレイ 26 ロッドレンズ・アレイ 28 発光素子アレイ・チップ 29 発光点 30 プリント配線基板 32 ボンディング・パッド 34 ボンディング・ワイヤ 36 V字透明板 40 平板状透明板 41,42 パターン 43 導電性接着剤 60 光路分離鏡 61 球面レンズアレイ 62 ルーフミラー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光ドラム上に、発光点像列を形成する光
    書込みヘッドにおいて、 発光素子アレイ・チップがプリント配線基板上に千鳥状
    に配列されて構成された発光素子アレイと、 前記発光素子アレイの発光点からの光を透過する透明板
    であって、前記発光素子アレイ・チップの配列方向に垂
    直な方向の断面形状がV字状の透明板と、 前記透明板を透過した光を、前記感光ドラム上に集光さ
    せるロッドレンズ・アレイと、を備えることを特徴とす
    る光書込みヘッド。
  2. 【請求項2】前記V字状透明板の厚さ,屈折率、および
    前記V字状透明板の傾斜面の傾きは、前記千鳥配列され
    た発光素子アレイ・チップの発光点からの光が、前記V
    字状透明板を透過した後に、前記ロッドレンズ・アレイ
    の端面に一直線状に並んで入射するように、選ばれるこ
    とを特徴とする請求項1記載の光書込みヘッド。
  3. 【請求項3】感光ドラム上に、発光点像列を形成する光
    書込みヘッドにおいて、 発光素子アレイ・チップが、プリント配線基板上に、プ
    リント配線基板の表面に対し傾斜させて千鳥状に配列さ
    れて構成された発光素子アレイと、 前記発光素子アレイの発光点からの光を透過する平板状
    の透明板と、 前記透明板を透過した光を、前記感光ドラム上に一直線
    状に並ぶように集光させるロッドレンズ・アレイと、を
    備えることを特徴とする光書込みヘッド。
  4. 【請求項4】前記平板状透明板の厚さ,屈折率、および
    前記平板状透明板の前記プリント配線基板の表面に対し
    て傾斜させる角度は、前記千鳥配列された発光素子アレ
    イ・チップの発光点からの光が、前記平板状透明板を透
    過し、前記ロッドレンズ・アレイにより前記感光ドラム
    上に一直線状に並んで入射するように、選ばれることを
    特徴とする請求項3記載の光書込みヘッド。
  5. 【請求項5】感光ドラム上に、発光点像列を形成する光
    書込みヘッドにおいて、 発光素子アレイ・チップが、プリント配線基板上に、プ
    リント配線基板の表面に対し傾斜させて千鳥状に配列さ
    れて構成された発光素子アレイと、 前記発光素子アレイの発光点からの光を反射する平面鏡
    と、 前記平面鏡で反射された光を透過するレンズアレイと、 直交する2面が繰り返し連続して構成され、前記レンズ
    アレイを透過した光を、前記レンズアレイに向かって反
    射するルーフミラーと、を備えることを特徴とする光書
    込みヘッド。
  6. 【請求項6】感光ドラム上に、発光点像列を形成する光
    書込みヘッドにおいて、 発光素子アレイ・チップがプリント配線基板上に千鳥状
    に配列されて構成された発光素子アレイと、 前記発光素子アレイの発光点からの光を反射する凹面鏡
    と、 前記凹面鏡で反射された光を透過するレンズアレイと、 直交する2面が繰り返し連続して構成され、前記レンズ
    アレイを透過した光を、前記レンズアレイに向かって反
    射するルーフミラーと、を備えることを特徴とする光書
    込みヘッド。
  7. 【請求項7】前記発光素子アレイ・チップは、自己走査
    型発光素子アレイ・チップであることを特徴とする請求
    項1〜6のいずれかに記載の光書込みヘッド。
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