JP2002205041A - 重力式混合装置を用いた石炭灰加工製品の製造方法 - Google Patents

重力式混合装置を用いた石炭灰加工製品の製造方法

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JP2002205041A JP2001006162A JP2001006162A JP2002205041A JP 2002205041 A JP2002205041 A JP 2002205041A JP 2001006162 A JP2001006162 A JP 2001006162A JP 2001006162 A JP2001006162 A JP 2001006162A JP 2002205041 A JP2002205041 A JP 2002205041A
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Takeshi Miyasato
健 宮里
Masamoto Daiwan
政躬 大湾
Karei Shiroma
加礼 城間
Koji Ninomiya
康治 二宮
Masasuke Hayashi
雅祐 林
Yasushi Sato
泰 佐藤
Hidenobu Kuroyama
英伸 黒山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】土質材料の高品質保持・高い生産性・省エネル
ギ・粉塵の発生防止等を満足させることのできる「重力
式混合装置を用いた石炭灰加工製品の製造方法」を提供
する。 【解決手段】含水材料として10〜40%の水分を含む
石炭灰を選定するとともに固化材としてセメントを選定
する。各材料を混合するための手段として部分的な落下
障害物(衝突ダンパ64・剪断ダンパ65)を内部に備
えた重力式混合筒61を用いる。各材料を重力式混合筒
61の上部側まで搬送するための手段としてベルトコン
ベア51〜53を用いる。ベルトコンベア51〜53を
介して各材料を重力式混合筒61の上部側まで搬送する
とき、含水材料、固化材の順序でこれらをベルトコンベ
ア51上に積み込む。ベルトコンベア51〜53で重力
式混合筒61の上部側まで搬送した各材料をその重力式
混合筒61内に落下させ、落下中の各材料を重力式混合
筒61内の落下障害物(衝突ダンパ64・剪断ダンパ6
5)に衝突させてこれらを混合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は土木建築の分野で用
いられる重力式混合装置を用いた石炭灰加工製品の製造
方法に関する。より詳しくは、盛土・埋め戻し・地盤改
良・その他の用途に用いられる石炭灰加工製品につい
て、これを製造するための方法を改良したものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】石炭を動力原や熱源として大量消費する
部門たとえば火力発電所では石炭灰が大量発生する。こ
れは産業廃棄物である。けれども石炭灰についての有効
利用はすでに実施されている。その代表的一例がフライ
アッシュである。フライアッシュは、粉炭を燃焼したと
きに発生する灰のうちから微粉を捕集したものである。
フライアッシュ粒子はなめらかな球状であるため、コン
クリートに混入するとワーカビリティが改善される利点
があり、良好なポゾラン(ケイ酸質混和材料)としても
利用される。利用の形態はこれだけに止まらない。石炭
灰とセメントと他の添加物からなる土質材料もつぎつぎ
と開発されている。こうした土質材料はそのまま締め固
めて固化したり土と混ぜ合わせた後に締め固めて固化し
たりすることで、盛土・埋め戻し・軟弱地盤の改良など
に利用される。
【0003】石炭灰を原料とする土質材料を地盤改良材
として用いるときは、重金属溶出防止のための固化材と
してセメントを少量混ぜる。この混合系の地盤改良材は
概略つぎのようにして製造する。ステップで石炭灰を
計量したりセメントを計量したりする。ステップでこ
れらの計量物を混合手段側へ搬送する。ステップでは
計量後の石炭灰とセメントを乾式混合する。ステップ
では乾式混合物に水を加えて混合し、ペースト状の一次
湿式混合物をつくる。ステップでは一次湿式混合物を
より強力に混合して二次湿式混合物をつくる。こうして
得られる二次湿式混合物が地盤改良材となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した地盤改良材の
製造方法には下記の課題がみられる。課題の一つは混合
ステップが多いことである。均質な地盤改良材を得る上
で混合ステップは重要であるが、上記ステップの
ようにステップ数が多くなる場合は高い生産性が望めな
い。とくにステップで汎用されている二軸パグミル式
の混合機械は単位時間あたりの生産量が低い。したがっ
て生産性が低下する。加えて動力混合であるから、これ
に要するエネルギ消費量も多くなる。課題の他の一つ
は、石炭灰やセメントが微粉体であるため、湿式混合に
至るまでの過程でこれらが周辺に飛散するということで
ある。飛散は材料の損失である。それゆえ、地盤改良材
が設定どおりの材料比に仕上がらない。さらなる問題は
周辺への影響である。すなわち粉塵が作業域を汚染する
ほか、周辺の住居地まで飛散して公害を惹き起こしかね
ない。
【0005】
【発明の目的】本発明はこのような技術的課題に鑑み、
盛土・埋め戻し・地盤改良・その他、各種の用途に用い
られる石炭灰加工製品について、高度の品質保持・高い
生産性・省エネルギ・粉塵の発生防止などを満足させる
ことのできる製造方法を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
「重力式混合装置を用いた石炭灰加工製品の製造方法」
は、所期の目的を達成するために下記の課題解決手段を
特徴とする。すなわち請求項1記載の方法は、含水材料
として10〜40%の水分を含む石炭灰を選定するとと
もに固化材としてセメントを選定すること、および、各
材料を混合するための手段として部分的な落下障害物を
内部に備えた重力式混合筒を用いること、および、各材
料を重力式混合筒の上部側まで搬送するための手段とし
てベルトコンベアを用いること、および、ベルトコンベ
アを介して各材料を重力式混合筒の上部側まで搬送する
ときに、はじめ含水材料、つぎに固化材という順序でこ
れらをベルトコンベア上に積み込むこと、および、ベル
トコンベアで重力式混合筒の上部側まで搬送した各材料
をその重力式混合筒内に落下させ、落下中の各材料を重
力式混合筒内の落下障害物に衝突させてこれらを混合す
ることを特徴とする。
【0007】本発明の請求項2に係る「重力式混合装置
を用いた石炭灰加工製品の製造方法」は所期の目的を達
成するために下記の課題解決手段を特徴とする。すなわ
ち請求項3記載に記載された方法は、含水材料として1
0〜40%の水分を含む石炭灰を選定するとともに固化
材としてセメントを選定すること、および、各材料を混
合するための手段として部分的な落下障害物を内部に備
えた重力式混合筒を用いること、および、各材料を重力
式混合筒の上部側まで搬送するための手段としてベルト
コンベアを用いること、および、ベルトコンベアを介し
て各材料を重力式混合筒の上部側まで搬送するときに、
はじめ含水材料、つぎに固化材、さらに含水材料という
順序でこれらをベルトコンベア上に積み込むこと、およ
び、ベルトコンベアで重力式混合筒の上部側まで搬送し
た各材料をその重力式混合筒内に落下させ、落下中の各
材料を重力式混合筒内の落下障害物に衝突させてこれら
を混合することを特徴とする。
【0008】本発明の請求項3に係る「重力式混合装置
を用いた石炭灰加工製品の製造方法」は所期の目的を達
成するために下記の課題解決手段を特徴とする。すなわ
ち請求項4に記載された方法は、含水材料として10〜
40%の水分を含む石炭灰と石膏とを選定するとともに
固化材としてセメントを選定すること、および、各材料
を混合するための手段として部分的な落下障害物を内部
に備えた重力式混合筒を用いること、および、各材料を
重力式混合筒の上部側まで搬送するための手段としてベ
ルトコンベアを用いること、および、ベルトコンベアを
介して各材料を重力式混合筒の上部側まで搬送するとき
に、上記いずれか一方の含水材料を先行してベルトコン
ベア上に積み込み、これに続いて他の材料を任意の順序
でベルトコンベア上に積み込むこと、および、ベルトコ
ンベアで重力式混合筒の上部側まで搬送した各材料をそ
の重力式混合筒内に落下させ、落下中の各材料を重力式
混合筒内の落下障害物に衝突させてこれらを混合するこ
とを特徴とする。
【0009】本発明の請求項4に係る「重力式混合装置
を用いた石炭灰加工製品の製造方法」は所期の目的を達
成するために下記の課題解決手段を特徴とする。すなわ
ち請求項5に記載された方法は、含水材料として10〜
40%の水分を含む石炭灰と石膏とを選定し、固化材と
してセメントと選定し、添加物として重金属溶出防止材
を選定すること、および、各材料を混合するための手段
として部分的な落下障害物を内部に備えた重力式混合筒
を用いること、および、各材料を重力式混合筒の上部側
まで搬送するための手段としてベルトコンベアを用いる
こと、および、ベルトコンベアを介して各材料を重力式
混合筒の上部側まで搬送するときに、上記いずれか一方
の含水材料を先行してベルトコンベア上に積み込み、こ
れに続いて他の材料を任意の順序でベルトコンベア上に
積み込むこと、および、ベルトコンベアで重力式混合筒
の上部側まで搬送した各材料をその重力式混合筒内に落
下させ、落下中の各材料を重力式混合筒内の落下障害物
に衝突させてこれらを混合することを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明における含水材料(石炭灰・石膏)は1
0〜40%の範囲内で水分を含有している。これと混合
される固化材(セメント)は周知の粉体である。添加物
も場合により粉体とか粒体とかであったりする。石炭灰
に対する固化材の割合は通常、乾燥重量比で3〜16%
程度である。添加物の量も石炭灰に比して少ない。それ
で含水材料はというと、これが水分を含んでいるから飛
散しない。さらに各材料を所定のところまで搬送すると
きは、石炭灰または石膏のような含水材料が下で他の材
料が上というように、これらをベルトコンベア上に積み
込む。このようにして積み込んだときの固化材や添加物
には含水材料中の水分が一部浸透し、水分を含んだ固化
材や添加物が石炭灰と相互に密着するから、これらも飛
散しない。したがって土質材料の製造の際、粉塵公害を
惹き起こすおそれがない。石炭灰や石膏が水分を含んで
いるときは、また、固化材や添加物が少量の粉体や粒体
であるとしても、それを上記密着性に依存して含水材料
の上に安定保持することができる。これは各材料の混合
比に誤差が生じがたいということであり、材料相互の関
係では石炭灰中に他の材料が具合よく取り込めるという
ことである。したがって、その後の重力式混合において
各材料を混合するときの均質混合性が高まり土質材料の
品質も一定化する。こうした材料はベルトコンベアによ
って重力式混合筒の上部側まで搬送され、そこから重力
式混合筒内に投入されて落下する。以下、重力式混合筒
内を落下する各材料相互は、その筒内にある落下障害物
と衝突することで混合作用を受け、落下を終えた時点で
土質材料(各材料の均質混合物)になる。ちなみに落下
障害物が衝突ダンパであるときの各材料は、ダンパと衝
突するごとに分散を繰り返して混合され、落下障害物が
剪断ダンパであるときの各材料は、ダンパと衝突するご
とに剪断されて混合される。重力式混合筒内に衝突ダン
パと剪断ダンパとが設けられているときは、上記二通り
の作用で各材料が混合される。このような重力式混合で
あれば、各材料を混合するための動力を要しない。ま
た、各材料がすべて水分を含んでいるので、この混合に
際しても粉塵が発生しない。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係る重力式混合装置を用
いた石炭灰加工製品の製造方法について、これの実施形
態を添付の図面に基づき説明する。
【0012】図1・図2において、11は基台、21は
含水材料供給系、31は固化材供給系、41は含水材料
供給系、51は一段目のベルトコンベア、52は二段目
のベルトコンベア、53は三段目のベルトコンベア、6
1は重力式混合筒、71は足場をそれぞれ示す。
【0013】図1を参照して明らかなように、含水材料
供給系21は貯蔵ホッパ22とコンベア式の供給フィー
ダ23とからなる。固化材供給系31も貯蔵ホッパ32
とコンベア式の供給フィーダ33とからなり、含水材料
供給系41も貯蔵ホッパ42とコンベア式の供給フィー
ダ43とからなる。これらはいずれも公知ないし周知の
ものであって、基台11の上に組み付けられている。す
なわち含水材料供給系21は、貯蔵ホッパ22を上位か
つ供給フィーダ23を下位にして基台11上の左側に組
み付けられている。固化材供給系31も含水材料供給系
21の右隣において、貯蔵ホッパ32を上位かつ供給フ
ィーダ33を下位にして基台11上に組み付けられてい
る。固化材供給系31の右側に位置する含水材料供給系
41も、また、貯蔵ホッパ42を上位かつ供給フィーダ
43を下位にして基台11上に組み付けられている。
【0014】一段目・二段目・三段目のベルトコンベア
51〜53は図1のごとく一連に配列され、基台11の
前側から重力式混合筒61に向けて昇り勾配で傾斜して
いる。具体的にいうと、一段目のベルトコンベア51は
基台11の前側にあってその先端(上端)が二段目のベ
ルトコンベア52の後端に乗り上げている。二段目のベ
ルトコンベア52はその先端(上端)が三段目のベルト
コンベア53の後端に乗り上げている。三段目のベルト
コンベア53はその先端(上端)が重力式混合筒61の
上端部側にまで達している。一段目のベルトコンベア5
1と前記各供給フィーダ23・33・43との関係をい
うと、ベルトコンベア51は各供給フィーダ23・33
・43よりも低い位置にあってこれらと直角に交わって
いる。一段目・二段目・三段目のベルトコンベア51〜
53も、モータを動力源にしてエンドレス回転する周知
のものである。
【0015】重力式混合筒61は、図1のごとく三段目
のベルトコンベア53と対応している。これの詳細は図
2(イ)(ロ)を参照して以下のようなものである。す
なわち重力式混合筒61は、上部筒体62と複数の下部
筒体63とが上下に連結されたものである。上部筒体6
2は逆向きの截頭四角錐からなり、ホッパのような形状
をしている。各下部筒体63は平面四角形をしている。
このような筒体構造の重力式混合筒61は内部に二種類
の落下障害物64・65を備えている。一方の落下障害
物64は衝突ダンパであり、他方の落下障害物65は剪
断ダンパである(以下の説明において一方の落下障害物
64を衝突ダンパといい、他方の落下障害物65を剪断
ダンパということがある)。衝突ダンパ64は四角形の
板体からなるもので、図2の例では衝突ダンパ64が重
力式混合筒61内の二箇所に設けられている。具体的に
いうと、二つある衝突ダンパ64のうちの一つは、最上
位にある下部筒体63の右側内壁面に左下がりの傾斜状
体で取り付けられており、残る一つの衝突ダンパ64
は、高さの中間よりも少し下にある下部筒体63の左側
内壁面に右下がりの傾斜状体で取り付けられている。こ
れらの衝突ダンパ64は平面からみて、下部筒体63内
の面積の約1/2を占めている。剪断ダンパ65は複数
のロッドまたはブレードが平面からみて格子状となるよ
うに配列されたものである。剪断ダンパ65も図2の例
では重力式混合筒61内の二箇所に設けられている。こ
れらのうちで一方の剪断ダンパ65は、上下の衝突ダン
パ64間にある下部筒体63の両側面間にわたって設け
られており、他方の剪断ダンパ65は、重力式混合筒6
1の下端近くにある下部筒体63の両側面間にわたって
設けられている。衝突ダンパ64や剪断ダンパ65の数
は図示例よりも多くしたり少なくしたりすることがあ
り、また、両ダンパ64・65のうちのいずれか一方を
省略することもある。重力式混合筒61を構成している
各部品や部材は機械的強度の優れた金属からなる。かか
る重力式混合筒61は、図1に示されているアーチ型支
持台67の上に据え付けられている。図1・図2を参照
して、重力式混合筒61の下位には、製造された土質材
料を受けてこれを適当なところへ運び出すための運搬コ
ンベア68が配置されている。
【0016】図1に示されているところの足場71は、
上位のベルトコンベア52・53や重力式混合筒61な
どについて、保守・点検・監視・その他を行うために設
けられたものである。このような足場71は周知であ
る。ベルトコンベア52・53や重力式混合筒61など
は、かかる足場71を利用して支持されたりもする。
【0017】図1・図2に例示された製造手段を用いて
土質材料をつくるときは一例として以下のようになる。
【0018】土質材料をつくるための材料としては含水
材料・固化材・添加物などが用いられる。含水材料は二
つある。一つは主原料たる石炭灰であって水分を含んで
いる。石炭灰は既述のとおり、石炭の燃焼にともない発
生するものである。他の一つは石膏で、これも水分を含
んでいる。石膏は土質材料の強度を高めたり土質材料か
ら重金属が溶出するのを防止したりするために用いる。
石膏は市販品でもよいが、廃棄物利用やコスト面では排
煙脱硫石膏を用いるのが望ましい。排煙脱硫石膏は火力
発電所等での石炭燃焼時に石炭灰とともに発生する副産
物である。これらの含水材料は10〜40%、望ましく
は23〜33%の水分を含んでいる。含水材料として石
炭灰と石膏とを用いるとき、石炭灰に対する石膏の割合
は乾燥重量比で10%以下(下限は任意)の範囲内で設
定する。固化材は普通ポルトランドセメントや高炉セメ
ントのようなセメントからなる。固化材も石膏と同様の
理由で用いられるが、土質材料に対する強度増加効果は
固化材が石膏を上回る。含水材料に対する固化材の割合
は乾燥重量比で40以下、望ましくは3〜30%の範囲
内で設定する。添加物としては、土質材料から重金属が
溶出するのを防止するための重金属溶出防止材(剤)を
用いる。添加物の代表的一例は鉄化合物である。具体的
な鉄化合物として、塩化鉄・硫化鉄・硫酸アンモニウム
鉄・水酸化鉄・鉄粉などをあげることができる。その他
の添加物として亜硫酸化合物・還元剤・スラグ・アンモ
ニア化合物も用いることができる。これらの添加物は粉
状であったり、平均直径1cm未満の粒状であったり、
平均直径1〜3cm程度の小石状であったりする。含水
材料に対する添加物の割合は乾燥重量比で5%以下(下
限は任意)の範囲内で設定する。
【0019】つぎに述べる土質材料の製造例では、含水
材料として水分を28%程度含有した石炭灰を用い、固
化材として普通ポルトランドセメントを用いる。これら
の配合割合は乾燥重量比で、含水材料(石炭灰):固化
材(普通ポルトランドセメント)=10:1とする。そ
れで図1の含水材料供給系21・固化材供給系31・含
水材料供給系41には、石炭灰に所定量の水を加えて混
練したものが両貯蔵ホッパ22・42内にそれぞれ収容
されており、水分を含まないポルトランドセメントが貯
蔵ホッパ32内に収容されている。
【0020】図1の製造手段では各コンベアを運転状態
にし、それぞれの供給系21・31・41から各供給フ
ィーダ23・33・43上に所定の材料を供給する。す
なわち、貯蔵ホッパ22の下部側から供給フィーダ23
上に含水材料を落とし積みし、貯蔵ホッパ32の下部側
から供給フィーダ33上に固化材を落とし積みし、貯蔵
ホッパ42の下部側から供給フィーダ43上に含水材を
落とし積みする。こうして各供給フィーダ23・33・
43上に乗った各材料は一段目のベルトコンベア51側
へ送られて当該ベルトコンベア51上に移乗する。この
際のベルトコンベア51上では、貯蔵ホッパ22からの
含水材料(石炭灰)が最下層、貯蔵ホッパ32からの固
化材(セメント)が中間層、貯蔵ホッパ42からの含水
材料(石炭灰)が最上層となるようにする。そのための
一例として、各材料をそれぞれの供給フィーダ23・3
3・43上へ供給するときの供給開始時機を調整する。
【0021】このような積層状態で一段目のベルトコン
ベア51上に乗った各材料は、一段目のベルトコンベア
51から二段目のベルトコンベア52、二段目のベルト
コンベア52から三段目のベルトコンベア53へと順次
乗り継いで上昇していき、重力式混合筒61の上部側に
まで達する。一連のベルトコンベア51・52・53で
重力式混合筒61の上部側まで搬送された各材料は、そ
こから重力式混合筒61内に落ち込む。
【0022】重力式混合筒61内を落下する各材料は図
2を参照して、はじめ最上位の衝突ダンパ64と衝突
し、そこで弾き飛ばされて分散する。分散した各材料は
最上位の衝突ダンパ64下にある剪断ダンパ65と衝突
して細かく剪断される。その下にも衝突ダンパ64や剪
断ダンパ65があるから、各材料はこれらによっても分
散したり剪断されたりする。これらの衝突攪拌作用や剪
断攪拌作用によって均質に混合されながら重力式混合筒
61内を落下する各材料は、土質材料となって運搬コン
ベア68で受け止められる。運搬コンベア68は土質材
料をたとえばストックヤードのような保管場所まで運び
出す。
【0023】本発明方法で製造される土質材料は、これ
単体で盛土やその他の土として使用することができる。
かかる土質材料は、また、これを力学的特性・物理的特
性・透水性などの乏しい土質材料に混ぜるというとき
に、それらの特性を改良する地盤改良材にもなる。した
がってこの土質材料については、地盤改良材をも兼ねる
土質材料ということができる。改良の対象となるもの
は、浚渫土や土木工事に際して発生する現地発生土ほ
か、一般に不良土と称するとこのろのものである。かか
る土質材料を地盤改良材として用いる例において、これ
を浚渫土に30%添加して3日間経過したときは、一軸
圧縮強さが約3倍ほど増して12kgf/cm程度に
まで高まる。これはダンプトラックの走行が可能なトラ
フィカビリティ(耐荷力)を確保できるということであ
る。また、改良土の重金属溶出量も、それぞれ7日・2
8日経過した後の測定において、図3のとおり土壌環境
基準値を下回るものであった。
【0024】上記の製造例では、各材料を一段目のベル
トコンベア51上に積み込むときに固化材層(セメント
層)を上下の含水材料層(石炭灰層)間に挟むようにし
た。これは固化材を含水材料によって安定保持すること
や事後の材料混合性を高めることにねらいがある。しか
し固化材を含水材料の上に単に重ねるだけの二層積み込
みでも応分の安定保持や混合性を確保することができ
る。そのほか、含水材料と固化材とを一段目のベルトコ
ンベア51上に四層以上の積層状態で積み込むこともあ
る。その場合は含水材料と固化材とを交互に積み込む。
これらいずれの積み込み態様でも、含水材料が最下層に
なるようにすることが望ましい。
【0025】本発明方法において上記のごとく材料の積
層数を増減するときは、既述の供給系21・31・41
またはそれに準じた材料供給手段を増やしたり減らした
りする。
【0026】本発明方法で用いられる材料には石炭灰や
セメントのほか、石膏や重金属溶出防止材もある。石膏
として市販品や排煙脱硫石膏を用いることはすでに述べ
た。重金属溶出防止材にも前述した各種のものがある。
排煙脱硫石膏や市販の石膏は水分を含む含水材料として
用いられ、重金属溶出防止材は添加物として用いられ
る。本発明方法において石炭灰やセメントのほか、石膏
(含水材料)および/または添加物をも材料として用い
るときは、含水石膏や添加物のための供給系(貯蔵ホッ
パと供給フィーダとを組み合わせたもの)を基台11上
に装備する。そして前記と同じく、各材料を各段のベル
トコンベア51〜53で重力式混合筒61の上部まで搬
送し、そこから重力式混合筒61内に落とし込めば、既
述の混合作用が生じて所定の土質材料がつくられる。こ
れら以外にも含水石炭灰と含水石膏だけを混合して土質
材料をつくることがあるが、その場合における各手段や
各ステップも上記と実質的に同じかそれに準ずる。「含
水石炭灰・セメント・含水石膏」「含水石炭灰・セメン
ト・添加物」「含水石炭灰・セメント・含水石膏・添加
物」などを材料とするとき、ベルトコンベア51に各材
料を積み込むときは含水石炭灰を最も下にするのが望ま
しいが、含水石膏を最も下にしても構わない。「含水石
炭灰・含水石膏」を材料とするときは、いずれが下でも
構わないが、通常は含水石炭灰を下にする。これら組み
合わせの材料を混合してなる各土質材料も、それぞれ不
良土に所定量添加した場合は、改良後の不良土に対して
トラフィカビリティほか優れた特性を付与する。
【0027】図4は、本発明方法における材料の代表的
な組み合あわせ例とベルトコンベア51での各材料の積
層順序とを示している。なお、図4での石炭灰や石膏は
含水石炭灰や含水石膏に該当する。図4に示したものは
代表的な例にすぎない。したがって含水石炭灰または含
水石膏を最下層としてベルトコンベア51上に積み込む
という条件を満たすならば、図4に例示した以外の材料
積み込み態様もある。
【0028】
【発明の効果】本発明に係る「重力式混合装置を用いた
石炭灰加工製品の製造方法」はつぎのような効果を有す
る。
【0029】各材料がベルトコンベアを介して安定して
重力式混合筒まで搬送され、その重力式混合筒内で各材
料が均質に混合されるから、地盤改良材をも兼ねる土質
材料として品質の高いものが得られる。
【0030】重力で落下する各材料を重力式混合筒内の
落下障害物に衝突させて土質材料を製造するので、たと
えば従来の二軸パグミル方式と比べた場合に、単位時間
あたりの生産能力が大きい。したがって土質材料の生産
量が数倍に増加する。
【0031】重力式混合筒は各材料を混合する上で動力
を必要としない。これが省エネルギに通じるからランニ
ングコストを低減することができる。
【0032】含水材料の湿潤性を巧みに利用して各材料
をベルトコンベア上に積み込むから、これらを重力式混
合筒内に投入するまでの間、粉体材料や粒体材料の損失
がほとんどない。これはまた、飛散しやすい材料を含水
材料により保持するということであるから、搬送過程で
材料の一部が周辺に飛散することがない。重力式混合筒
内においても同様である。したがって粉塵公害を惹き起
こすことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の一実施形態を略示した正面図であ
る。
【図2】上記における重力式混合筒の一例を略示した縦
断面図である。
【図3】本発明方法で製造された土質材料を添加された
浚渫土について重金属の溶出量を測定し、その結果を示
した図表である。
【図4】本発明方法における材料の代表的な組み合あわ
せ例とベルトコンベアでの各材料の積層順序とを示した
図表である。
【符号の説明】
21 含水材料供給系 22 貯蔵ホッパ 23 供給フィーダ 31 固化材供給系 32 貯蔵ホッパ 33 供給フィーダ 41 含水材料供給系 42 貯蔵ホッパ 33 供給フィーダ 51 一段目のベルトコンベア 52 二段目のベルトコンベア 53 三段目のベルトコンベア 61 重力式混合筒 62 上部筒体 63 下部筒体 64 衝突ダンパ 65 剪断ダンパ
フロントページの続き (71)出願人 000231198 日本国土開発株式会社 東京都港区赤坂4丁目9番9号 (72)発明者 天願 友一 沖縄県具志川市字宇堅657 沖縄電力株式 会社火力部具志川火力発電所内 (72)発明者 仲本 文範 沖縄県具志川市字宇堅657 沖縄電力株式 会社火力部具志川火力発電所内 (72)発明者 宮里 健 沖縄県具志川市字宇堅657 沖縄電力株式 会社火力部具志川火力発電所内 (72)発明者 大湾 政躬 沖縄県那覇市久茂地3丁目21番1号 丸紅 株式会社那覇支店内 (72)発明者 城間 加礼 沖縄県那覇市久茂地3丁目21番1号 株式 会社國場組内 (72)発明者 二宮 康治 東京都港区赤坂4丁目9番9号 日本国土 開発株式会社内 (72)発明者 林 雅祐 東京都港区赤坂4丁目9番9号 日本国土 開発株式会社内 (72)発明者 佐藤 泰 東京都港区赤坂4丁目9番9号 日本国土 開発株式会社内 (72)発明者 黒山 英伸 東京都港区赤坂4丁目9番9号 日本国土 開発株式会社内 Fターム(参考) 2D040 CA01 CA03 CA05 EB04 4D004 AA36 AB03 BA02 CA15 CA45 CB11 CB21 CB42 CB46 CC11 CC13 DA03 DA09 4G035 AD08 AE13

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】含水材料として10〜40%の水分を含む
    石炭灰を選定するとともに固化材としてセメントを選定
    すること、および、各材料を混合するための手段として
    部分的な落下障害物を内部に備えた重力式混合筒を用い
    ること、および、各材料を重力式混合筒の上部側まで搬
    送するための手段としてベルトコンベアを用いること、
    および、ベルトコンベアを介して各材料を重力式混合筒
    の上部側まで搬送するときに、はじめ含水材料、つぎに
    固化材という順序でこれらをベルトコンベア上に積み込
    むこと、および、ベルトコンベアで重力式混合筒の上部
    側まで搬送した各材料をその重力式混合筒内に落下さ
    せ、落下中の各材料を重力式混合筒内の落下障害物に衝
    突させてこれらを混合することを特徴とする重力式混合
    装置を用いた石炭灰加工製品の製造方法。
  2. 【請求項2】含水材料として10〜40%の水分を含む
    石炭灰を選定するとともに固化材としてセメントを選定
    すること、および、各材料を混合するための手段として
    部分的な落下障害物を内部に備えた重力式混合筒を用い
    ること、および、各材料を重力式混合筒の上部側まで搬
    送するための手段としてベルトコンベアを用いること、
    および、ベルトコンベアを介して各材料を重力式混合筒
    の上部側まで搬送するときに、はじめ含水材料、つぎに
    固化材、さらに含水材料という順序でこれらをベルトコ
    ンベア上に積み込むこと、および、ベルトコンベアで重
    力式混合筒の上部側まで搬送した各材料をその重力式混
    合筒内に落下させ、落下中の各材料を重力式混合筒内の
    落下障害物に衝突させてこれらを混合することを特徴と
    する重力式混合装置を用いた石炭灰加工製品の製造方
    法。
  3. 【請求項3】含水材料として10〜40%の水分を含む
    石炭灰と石膏とを選定するとともに固化材としてセメン
    トを選定すること、および、各材料を混合するための手
    段として部分的な落下障害物を内部に備えた重力式混合
    筒を用いること、および、各材料を重力式混合筒の上部
    側まで搬送するための手段としてベルトコンベアを用い
    ること、および、ベルトコンベアを介して各材料を重力
    式混合筒の上部側まで搬送するときに、上記いずれか一
    方の含水材料を先行してベルトコンベア上に積み込み、
    これに続いて他の材料を任意の順序でベルトコンベア上
    に積み込むこと、および、ベルトコンベアで重力式混合
    筒の上部側まで搬送した各材料をその重力式混合筒内に
    落下させ、落下中の各材料を重力式混合筒内の落下障害
    物に衝突させてこれらを混合することを特徴とする重力
    式混合装置を用いた石炭灰加工製品の製造方法。
  4. 【請求項4】含水材料として10〜40%の水分を含む
    石炭灰と石膏とを選定し、固化材としてセメントと選定
    し、添加物として重金属溶出防止材を選定すること、お
    よび、各材料を混合するための手段として部分的な落下
    障害物を内部に備えた重力式混合筒を用いること、およ
    び、各材料を重力式混合筒の上部側まで搬送するための
    手段としてベルトコンベアを用いること、および、ベル
    トコンベアを介して各材料を重力式混合筒の上部側まで
    搬送するときに、上記いずれか一方の含水材料を先行し
    てベルトコンベア上に積み込み、これに続いて他の材料
    を任意の順序でベルトコンベア上に積み込むこと、およ
    び、ベルトコンベアで重力式混合筒の上部側まで搬送し
    た各材料をその重力式混合筒内に落下させ、落下中の各
    材料を重力式混合筒内の落下障害物に衝突させてこれら
    を混合することを特徴とする重力式混合装置を用いた石
    炭灰加工製品の製造方法。
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