JP2002204771A - 食器洗浄機 - Google Patents

食器洗浄機

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JP2002204771A
JP2002204771A JP2001003442A JP2001003442A JP2002204771A JP 2002204771 A JP2002204771 A JP 2002204771A JP 2001003442 A JP2001003442 A JP 2001003442A JP 2001003442 A JP2001003442 A JP 2001003442A JP 2002204771 A JP2002204771 A JP 2002204771A
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Manabu Fujimoto
学 藤本
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Harman Planing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐久性に優れた食器洗浄機を提供する。 【解決手段】 上部に開口部1oを備えて洗浄対象物W
を収納する洗浄槽1が、本体ケーシング2に対して、水
平又は略水平方向に挿脱自在に構成され、洗浄槽1の開
口部1oを開閉する蓋体4が、洗浄槽1が本体ケーシン
グ2内に収納されると開口部1oを閉じ、且つ、洗浄槽
1が本体ケーシング2から出るときには開口部1oを開
くように、本体ケーシング2内の上部に設けられた食器
洗浄機において、本体ケーシング2内の底面部が、シー
ト状又は板状の耐蝕性材5にて覆われている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上部に開口部を備
えて洗浄対象物を収納する洗浄槽が、本体ケーシングに
対して、水平又は略水平方向に挿脱自在に構成され、前
記洗浄槽の前記開口部を開閉する蓋体が、前記洗浄槽が
前記本体ケーシング内に収納されると前記開口部を閉
じ、且つ、前記洗浄槽が前記本体ケーシングから出ると
きには前記開口部を開くように、前記本体ケーシング内
の上部に設けられた食器洗浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる食器洗浄機は、洗浄槽を本体ケー
シングから引き出して、食器等の洗浄対象物を洗浄槽に
入れたり洗浄槽から出したりし、洗浄対象物を収納した
洗浄槽を本体ケーシングに収納して、洗浄槽内に洗浄液
を噴出させて、洗浄対象物を洗浄するものである。そし
て、洗浄槽が本体ケーシング内に収納されると、蓋体は
洗浄槽の開口部を閉じて、洗浄液の漏れが防止され、洗
浄槽が本体ケーシングから引き出されるときには、蓋体
は洗浄槽の開口部を開き、洗浄槽が本体ケーシングから
引き出されても、蓋体は本体ケーシング内の上部に残る
ようになっている。尚、本体ケーシングは、一般には鋼
材等にて形成されている。従来、かかる食器洗浄機にお
いては、本体ケーシング内の底面部は、本体ケーシング
内の空間に対して露出するようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかる食器
洗浄機においては、例えば、洗浄運転の途中で、洗浄対
象物の出し入れを行う場合等のように、洗浄液が蓋体の
下面に付着している状態で、洗浄槽が本体ケーシングか
ら引き出される場合があるが、このように、洗浄液が蓋
体の下面に付着している状態で洗浄槽が本体ケーシング
から引き出されると、洗浄液が蓋体の下面から本体ケー
シング内に滴下することになる。このように、洗浄槽が
本体ケーシングから引き出された状態で、洗浄液が蓋体
の下面から滴下すると、従来では、洗浄液は本体ケーシ
ング内の底面部に直に落ちることとなる。従って、洗浄
液は、水だけではなく、洗浄条件により、酸性、アルカ
リ性を有するものなど種々のものが用いられるので、こ
のように洗浄液が本体ケーシング内の底面部に直に落ち
る状態が繰り返されると、時間経過に伴って、本体ケー
シングが腐食する虞があり、又、本体ケーシングに防錆
処理を施していたとしても、程度の差はあっても、時間
経過に伴って、本体ケーシングが腐食する虞があり、耐
久性を向上させる面で改善の余地があった。
【0004】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、耐久性に優れた食器洗浄機を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】〔請求項1記載の発明〕
請求項1に記載の特徴構成は、前記本体ケーシング内の
底面部が、シート状又は板状の耐蝕性材にて覆われてい
ることにある。請求項1に記載の特徴構成によれば、本
体ケーシング内の底面部がシート状又は板状の耐蝕性材
(以下、単に耐蝕性材と記載する場合がある)にて覆わ
れているので、洗浄液が蓋体の下面から滴下しても、洗
浄液は、本体ケーシング内の底面部を覆っている耐蝕性
材の上に落ちることとなり、洗浄液が本体ケーシング内
の底面部に接触することが無い。従って、本体ケーシン
グの腐食を防止することができるので、食器洗浄機の耐
久性を向上することができるようになった。
【0006】〔請求項2記載の発明〕請求項2に記載の
特徴構成は、前記蓋体の下面が、その下面に付着した液
体を滴下させるべく定めた滴下箇所から滴下させるよう
に、前記液体を前記滴下箇所に流動させるように構成さ
れていることにある。請求項2に記載の特徴構成によれ
ば、蓋体の下面に付着した液体、即ち洗浄液は、洗浄液
を滴下させるべく定めた滴下箇所に流動して、その滴下
箇所から滴下する。つまり、滴下箇所として、洗浄液が
滴下すると耐久性を向上する上で不都合が起こるような
箇所を避けるように定めて、蓋体の下面に付着した洗浄
液を、そのように定めた滴下箇所からまとめて滴下させ
ることができる。例えば、蓋体の下面において、洗浄槽
の開口部を閉じたときに洗浄槽の開口部の口縁部に対向
する部分( 以下、開口縁対向部分と称する場合がある)
の近くから滴下すると、洗浄液が本体ケーシング内の側
面の近くから滴下することになって、その側面にかかる
虞があるので、滴下した洗浄液が本体ケーシング内の側
面にかからないように、滴下箇所を、蓋体の下面におい
てその開口縁対向部分から内側に間隔を隔てた位置に定
める。あるいは、洗浄液が本体ケーシング内の底面部を
覆っている耐蝕性材の縁部近くに落ちると、洗浄液がケ
ーシング構成材と耐蝕性材との間に浸入する虞があるの
で、洗浄液がケーシング構成材と耐蝕性材との間に浸入
しないように、洗浄液が耐蝕性材においてその縁部から
内側に間隔を隔てた位置に落ちるように、滴下箇所を定
める。従って、洗浄液が滴下すると耐久性を向上する上
で不都合が起こるような箇所を避けて洗浄液を滴下させ
ることができるので、耐久性を更に向上することができ
るようになった。
【0007】〔請求項3記載の発明〕請求項3に記載の
特徴構成は、前記蓋体の下面が、複数の前記滴下箇所を
分散して備えていることにある。請求項3に記載の特徴
構成によれば、蓋体の下面に付着した洗浄液は、洗浄液
を滴下させるべく定めた複数の滴下箇所から滴下するの
で、洗浄液は分散して、本体ケーシング内の底面部を覆
っている耐蝕性材上に落ちることになる。つまり、蓋体
の下面において、洗浄液が滴下すると耐久性上不都合が
起こるような箇所を避けて定めた複数の滴下箇所から、
洗浄液が分散して、本体ケーシング内の底面部を覆って
いる耐蝕性材上に落ちるようにして、耐蝕性材上の各部
に落ちる洗浄液の量を少なくすることにより、耐蝕性材
上に落ちた洗浄液が本体ケーシング内の側面にまで飛散
するのを防止しているのである。従って、洗浄液が滴下
すると耐久性を向上する上で不都合が起こるような箇所
を避けて洗浄液を滴下させることができ、しかも、本体
ケーシング内の底面部を覆っている耐蝕性材上に落ちた
洗浄液が本体ケーシング内の側面にまで飛散することを
も防止することができるので、耐久性を更に向上するこ
とができるようになった。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施形態を説明する。図1ないし図3に示すように、食
器洗浄機は、前面に扉部10を備え、且つ、上部に開口
部1oを備えて食器等の洗浄対象物Wを収納する洗浄槽
1を、外形が略直方体形状に形成され、正面に出し入れ
口2oを備えた本体ケーシング2に対して、一対のスラ
イド機構3によって前後方向にスライドさせることによ
り、出し入れ口2oを通して本体ケーシング2に対して
挿脱自在に構成し、洗浄槽1の開口部1oを開閉する蓋
体4を、洗浄槽1が本体ケーシング2内に収納されると
開口部1oを閉じ、且つ、洗浄槽1が本体ケーシング2
から出るときには開口部1oを開くように、本体ケーシ
ング2内の上部に設けてある。
【0009】本発明においては、本体ケーシング1内の
底面部を、その全面にわたって、シート状の耐蝕性材5
(以下、単に耐蝕性材と略記する場合がある)にて覆っ
てある。説明を加えると、本体ケーシング2は、鋼材に
て、前面部を開口させて出し入れ口2oを形成する状態
で、外形が略直方体形状の箱状に形成してある。耐蝕性
材5は、垂直上方に突起する立上部5uを全周にわたっ
て備えて、本体ケーシング2内の底部に嵌め込み可能な
形状に形成してある。そして、その耐蝕性材5を、本体
ケーシング2内の底部に嵌め込んで、本体ケーシング2
に貼り付けてある。耐蝕性材5は、水ばかりでなく、酸
性の洗浄液やアルカリ性の洗浄液等、種々の洗浄液に対
する耐蝕性を備えると共に、運転に伴って上昇する本体
ケーシング2内の温度に対する耐熱性を備えた合成樹
脂、例えば、塩化ビニル樹脂にて形成する。
【0010】洗浄槽1は、内部に洗浄対象物収納用のか
ご体6を着脱自在に収納するように構成すると共に、か
ご体6の収納領域よりも下方側の領域には、内部に貯留
されている洗浄液を加熱する電気ヒータ7と、洗浄ノズ
ル8を設けてある。又、洗浄槽1の下方の外側には、洗
浄液を洗浄ノズル8に圧送する洗浄ポンプ9を洗浄槽1
に一体的に組み付け、洗浄槽1の前面には、洗浄槽1が
本体ケーシング2に収納された状態で本体ケーシング1
の出し入れ口2oを閉じる扉部10を取り付けてある。
扉部10には、把手11を取り付けてある。
【0011】洗浄ポンプ9及び扉部10を一体的に組み
付けた洗浄槽1を、本体ケーシング2の内側に取り付け
た一対のスライド機構3によって、水平姿勢又は略水平
姿勢に維持した状態で、本体ケーシング2に対して収納
移動したり、本体ケーシング2から引き出し移動するこ
とが可能なように構成してある。
【0012】図2に示すように、洗浄槽1が収納方向に
移動するときには洗浄槽1を収納方向側に引っ張るよう
に作用し、一方、洗浄槽1が引き出し方向に移動すると
きには洗浄槽1を引き出し方向に押し出すように作用す
る倍力機構12を、本体ケーシング2内の後面部に取り
付けてある。そして、この倍力機構12の作用によっ
て、弱い操作力にて簡単に、洗浄槽1を本体ケーシング
2に収納したり本体ケーシング2から引き出したりする
ことができるようにすると共に、洗浄槽1を本体ケーシ
ング2に収納するときには、確実に所定の収納位置に収
納されて、扉部10にて本体ケーシング2の出し入れ口
2oが閉塞されるように構成してある。この倍力機構1
2は、洗浄槽1が収納方向に移動するときには、洗浄槽
1に設けた被係合部13を係合させ、洗浄槽1が引き出
し方向に移動するときには、被係合部13を離脱させる
ように構成すると共に、被係合部13を係合させた状態
で、トグル機構によって、洗浄槽1が収納方向に移動す
るときには、洗浄槽1を収納方向側に付勢し、洗浄槽1
が引き出し方向に移動するときには、洗浄槽1を引き出
し方向側に付勢するように構成してある。
【0013】そして、洗浄槽1を本体ケーシング2から
引き出した状態で、洗浄対象物Wをかご体6に収納した
り取り出したりすることができるようにし、洗浄槽1を
本体ケーシング2に収納した状態で、洗浄ポンプ9、洗
浄ノズル8やヒータ7などを作動させて、洗浄運転や乾
燥運転などの各運転を行うように構成してある。
【0014】図2及び図3に示すように、蓋体4は、コ
イルスプリング14にて前方側に付勢した状態で、本体
ケーシング2の内側上部に配設し、蓋体4の後端部に
は、洗浄槽1を本体ケーシング2に収納するときの洗浄
槽1の収納方向への移動により、洗浄槽1に押されて蓋
体4を洗浄槽1の収納方向、すなわち後方側へ移動させ
るための当たり部4tを設けてある。そして、カム機構
を利用して、洗浄槽1の収納方向への移動に連動して蓋
体4を下方側へ移動させると共に、洗浄槽1の引き出し
方向への移動に連動して蓋体4を上方側へ移動させるた
めの蓋体案内機構15を設けてある。蓋体案内機構15
は、本体ケーシング2の前後左右の4箇所で蓋体4を支
持するように構成し、蓋体4に設けた被案内ピン16を
本体ケーシング2に設けた案内部材15gに形成された
カム溝15cに沿って案内させるカム機構の作用によ
り、蓋体4を上方側または下方側へ移動させるように構
成してある。
【0015】説明を加えると、洗浄槽1が本体ケーシン
グ2から引き出された状態から洗浄槽1を収納方向へ移
動させると、蓋体4の当たり部4tに洗浄槽1が当接
し、さらに、洗浄槽1を収納方向へ移動させると、蓋体
4の当たり部4tが洗浄槽1に押されて、蓋体4と洗浄
槽1とが一体的に収納方向に移動することになる。そし
て、蓋体4と洗浄槽1とが一体的に収納方向に移動する
と、蓋体案内機構15におけるカム機構の作用により、
蓋体4が下方側に移動されて、洗浄槽1を本体ケーシン
グ2に収納した状態で洗浄槽1の開口部1oを閉塞する
ように構成してある。また、洗浄槽1が本体ケーシング
2に収納された状態から洗浄槽1を引き出し方向へ移動
させると、コイルスプリング14の付勢力および蓋体案
内機構15におけるカム機構の作用により、蓋体4が上
方側へ移動しながら引き出し方向へ移動することにな
り、洗浄槽1を本体ケーシング2から引き出した状態で
洗浄槽1の開口部1oを開くように構成してある。
【0016】図4ないし図6に基づいて、蓋体4につい
て説明を加える。蓋体4において、洗浄槽1の開口部1
oを閉じたときに洗浄槽1の開口部1oの口縁部に対向
する開口縁対向部分には、洗浄槽1の開口部1oを閉じ
たときに洗浄槽1の開口部1oの口縁部に接当するよう
に、概ね四角枠状のシール材17を取り付けてあり、シ
ール材17にて、開口部1oを密閉するように構成して
ある。
【0017】又、蓋体4において、シール材17の内側
に相当する部分、即ち、洗浄槽1の開口部1oを閉じた
状態で開口部1o内に位置する部分を、概ね波板状にな
るように形成して、蓋体4の下面に、複数(本実施形態
では4本)の突条部4bが並設されるように構成してあ
る。蓋体4における洗浄槽1の開口部1o内に位置する
部分を略波板状に形成するに当たっては、谷部に相当す
る部分を略V字状になるようにして、突条部4bの下端
が尖るように構成して、蓋体4の下面に付着した洗浄液
が突条部4bに向かって流動すると共に、突条部4bの
斜面を伝って流れて、容易に突条部4bの先端(下端)
から滴下するように構成してある。
【0018】蓋体4の下面に、複数の突条部4bを並設
するに当たっては、突条部4bの長手方向が、本体ケー
シング2に対する洗浄槽1の移動方向に沿うと共に、突
条部4bの並び方向両端の突条部4b夫々は、前記開口
縁対向部分と間隔が開き、且つ、各突条部4bの長手方
向両端部は、前記開口縁対向部分と間隔が開くようにし
てある。尚、突条部4bの先端における、前記収納方向
先端側の長手方向端部と前記開口縁対向部分との間隔
は、前記並び方向両端の突条部4bの先端と前記開口縁
対向部分との間隔よりも狭くなっているが、本体ケーシ
ング2内に洗浄槽1を収納した状態で、洗浄槽1と本体
ケーシング2における奥側の側面との間隔が、洗浄槽1
と本体ケーシング2における左右の側面との間隔よりも
広くなっているので、各突条部4の先端における長手方
向端部から洗浄液が滴下しても、洗浄液が本体ケーシン
グ2における奥側の側面にかかることはない。
【0019】つまり、突条部4bが、蓋体4の下面に付
着した洗浄液を滴下させるべく定めた滴下箇所Dに相当
し、その滴下箇所Dを、蓋体4の下面において、前記開
口縁対向部分に対して内側に間隔を隔てた位置に定める
と共に、その滴下箇所Dの複数を分散して備えてある。
【0020】尚、蓋体4は、上記の如き形状に、合成樹
脂を成形して形成し、端面部における所定の4箇所に、
ステンレス製の被案内ピン16(図6参照)を挿入状態
で固定してある。
【0021】従って、本発明の食器洗浄機では、蓋体4
の下面に洗浄液が付着している状態で、洗浄槽1が本体
ケーシング2から引き出されて、蓋体4の下面から洗浄
液が滴下しても、洗浄液は、本体ケーシング2の底面部
を覆っている耐蝕性材5の上に落ちることとなり、本体
ケーシング2の腐食を防止することができる。しかも、
蓋体4の下面においてその開口縁対向部分から内側に間
隔を隔てた位置に、複数の突条部4bを分散して備え
て、洗浄液を各突条部4bの先端から滴下させるように
して、蓋体4の下面においてその開口縁対向部分から内
側に間隔を隔てた位置に、滴下箇所Dを定めると共に、
その滴下箇所Dの複数を分散して備えてある。従って、
蓋体4の下面に付着した洗浄液は、本体ケーシング2の
側面にかからないように滴下する。又、洗浄液は分散し
て、本体ケーシング2の底面部を覆っている耐蝕性材5
の上に落ちるので、耐蝕性材5の上に落ちた洗浄液は、
本体ケーシング2の側面にまで飛散し難い。その結果、
本体ケーシング2の底面部ばかりでなく、側面の腐食も
防止することができる。
【0022】又、耐蝕性材5にて、その全周にわたって
立上部5uを備える状態で、本体ケーシング2内の底面
部を覆ってあるので、本体ケーシング2の底面部を覆っ
ている耐蝕性材5の上に落ちた洗浄液が、耐蝕性材5の
端縁の方に流れたとしても、洗浄液が本体ケーシング2
の底面部と耐蝕性材5との間に侵入するのを、立上部5
uによって防止することができる。
【0023】〔別実施形態〕次に別実施形態を説明す
る。 (イ) 上記の実施形態においては、シート状の耐蝕性
材5にて、本体ケーシング1内の底面部を覆う場合につ
いて例示したが、板状の耐蝕性材5にて、本体ケーシン
グ1内の底面部を覆っても良い。シート状や板状の耐蝕
性材5の材料としては、種々の洗浄液に対する耐蝕性、
及び、運転に伴って上昇する本体ケーシング2内の温度
に対する耐熱性を備えた種々の合成樹脂材料や金属材料
等を用いることができる。合成樹脂材料としては、上記
の実施形態において例示した塩化ビニル樹脂の他に、例
えば、PTFE等のフッ素樹脂を用いることができる。
【0024】(ロ) 滴下箇所Dを、上記の実施形態に
おけるよりも更に蓋体4の下面における中央側に寄せて
定めるようにすると、シート状や板状の耐蝕性材5に
て、本体ケーシング1内の底面部の全面を覆わなくと
も、底面部における中央部分を部分的に覆うことによ
り、蓋体4の下面から滴下する洗浄液の全てを受け止め
ることが可能となる。尚、この場合は、シート状や板状
の耐蝕性材5には、立上部5uを全周にわたって備えさ
せるのが好ましい。あるいは、滴下箇所Dを、上記の実
施形態におけるよりも更に蓋体4の下面における中央側
に寄せて定めて、本体ケーシング1内の底面部を覆う耐
蝕性材5上に落ちた洗浄液が、耐蝕性材5の端縁にまで
流れないようにして、シート状や板状の耐蝕性材5に
て、本体ケーシング1内の底面部に全面にわたって覆う
にしても、立上部5uを省略するようにしても良い。
【0025】(ハ) 上記の第1実施形態において、突
条部4bの個数は適宜変更可能である。又、突条部4b
の長さを短くして、突条部4bを蓋体4の下面における
中央側に寄せて形成するようにしても良い。
【0026】(ニ) 蓋体4の下面に付着した洗浄液を
滴下させるべく定めた滴下箇所Dとしては、上記の実施
形態において例示した如き、突条部4bを直線状に備え
る場合に限定されるものではない。例えば、突条部を枠
状に備えさせても良い。あるいは、概ね円錐形状、三角
錐形状、四角錐形状、又は、多角錐形状の突起部を備え
させても良い。その場合、複数の突起部を、蓋体4の下
面において、シール材17の内側に相当する部分に分散
させて備えさせるのが、洗浄液の飛散を抑制する上で好
ましい。あるいは、突条部と突起部を混在させて備えさ
せても良い。
【0027】(ホ) 蓋体4の下面に、滴下箇所Dとし
て、突条部4bや突起部を備えさせるに当たっては、蓋
体4の上面は、均一な平面状に形成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】食器洗浄機の全体概略構成を示す斜視図
【図2】洗浄槽が本体ケーシングに収納された状態での
食器洗浄機の縦断側面図
【図3】洗浄槽が本体ケーシングから引き出された状態
での食器洗浄機の要部の縦断側面図
【図4】蓋体の底面図
【図5】蓋体の縦断正面図
【図6】食器洗浄機の要部の縦断正面図
【符号の説明】
1 洗浄槽 1o 開口部 2 本体ケーシング 4 蓋体 5 耐蝕性材 D 滴下箇所 W 洗浄対象物

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に開口部を備えて洗浄対象物を収納
    する洗浄槽が、本体ケーシングに対して、水平又は略水
    平方向に挿脱自在に構成され、 前記洗浄槽の前記開口部を開閉する蓋体が、前記洗浄槽
    が前記本体ケーシング内に収納されると前記開口部を閉
    じ、且つ、前記洗浄槽が前記本体ケーシングから出ると
    きには前記開口部を開くように、前記本体ケーシング内
    の上部に設けられた食器洗浄機であって、 前記本体ケーシング内の底面部が、シート状又は板状の
    耐蝕性材にて覆われている食器洗浄機。
  2. 【請求項2】 前記蓋体の下面が、その下面に付着した
    液体を滴下させるべく定めた滴下箇所から滴下させるよ
    うに、前記液体を前記滴下箇所に流動させるように構成
    されている請求項1記載の食器洗浄機。
  3. 【請求項3】 前記蓋体の下面が、複数の前記滴下箇所
    を分散して備えている請求項2記載の食器洗浄機。
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