JP2002199252A - スタジオセット用ディスプレイ装置およびこれを用いたスタジオセット - Google Patents

スタジオセット用ディスプレイ装置およびこれを用いたスタジオセット

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、スタジオセットで用いられ
る従来の写真パネルに代わる、リアルな背景を演出する
新たな遠見パネルを提供すること、およびこの遠見パネ
ルをビデオカメラで撮影した場合であっても、その撮影
した映像が良質なものとして映し出されるようにするこ
とである。 【解決手段】 本発明は、スタジオセットにおける窓相
当部分に、格子状に配列された画素子群により構成され
たディスプレイ装置を設け、このディスプレイ装置にス
タジオセットを演出する映像を表示させる。また、この
ディスプレイ装置の画素子面上に光り拡散部材を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スタジオセット用
ディスプレイ装置およびこれを用いたスタジオセットに
関する。
【0002】
【従来技術】テレビや映画の制作では、スタジオ内に実
物を模擬したセットを作り、そこでビデオカメラにより
撮影をする場合も多い。例えば、室内セットにおいて
は、従来、窓部分に背景用の写真パネルを貼り合わせる
ことで、あたかも窓から外の景色を望んでいるかのよう
に見せている。このような写真パネルは、遠見パネルと
呼ばれることもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】昨今のビデオカメラ技
術およびディスプレイ技術の向上により、高精細な映像
を得ることができるようになった。特に、BSデジタル
放送等におけるハイビジョン放送の普及により、高精細
な映像に対する要求がますます高まるものと期待されて
いる。
【0004】しかしながら、このようなハードウェア技
術の向上は、高精細な映像をもたらしてくれる反面、被
写体がより鮮明に映し出されることになる。したがっ
て、スタジオセットを用いて撮影した場合には、その質
の差まではっきりと映し出されることになり、見ている
者にそれが作り物(模擬品)であることが伝わってしま
うという問題があった。
【0005】特に、従来の遠見パネルでは、元となる写
真を引き伸ばすことにより、その粒子が粗くなったり、
継ぎ目が目立つ等、それが一見して作り物であることが
わかってしまうという問題があった。また、従来の遠見
パネルでは、写真パネルを用いていたため、風にそよぐ
木の枝や街の交通の流れといった動的な背景を演出する
ことができず、また、それが平面的であるために、ビデ
オカメラのカメラワークを制限せざるを得なかった。さ
らに、従来の遠見パネルでは、ドラマの中での時刻の変
化に合わせて昼から夜に撮影シーンを切り替える場合に
は、わざわざその写真パネルを張り替えなければなら
ず、非常に煩雑であった。
【0006】そこで、本発明は、スタジオセットで用い
られる従来の写真パネルに代わる、リアルな背景を演出
する新たな遠見パネル(スタジオセット用パネル)およ
びこれを用いたスタジオセットを提供することを目的と
している。
【0007】ところで、新たな遠見パネルとして、従来
の写真パネルに代えてLEDディスプレイ装置等を利用
した場合には、ビデオカメラにより撮影された映像に、
図6に示すようなモアレ(干渉縞)Mが発生してしまう
場合があるという問題がある。すなわち、このようなモ
アレが生じる原因としては、図7(a)に示すように、
明暗が等間隔に並ぶ模様を有する被写体Aが、レンズを
介してビデオカメラの撮像素子(CCD)上に結像され
る場合、被写体Aの明部のそれぞれが撮像素子のそれぞ
れに結像した面積どうしに差が生じ、結果として撮像素
子のそれぞれの出力レベルに差が生じてしまうことに起
因している。つまり、像B1は、撮像素子C1にほぼ全
体が結像されているのに対して、像B2は撮像素子C2
全体のほぼ半分、像B3では撮像素子C3にほとんど結
像されないことになる。したがって、一つの明るさの被
写体Aを撮影しても、実際の撮像素子の出力レベルは、
D1,D2およびD3のように変動することになる。こ
の出力レベルの変動を連続的に見れば、同図(b)に示
すように波状になり、画面全体では図6に示したような
モアレ模様として観察されることになる。
【0008】したがって、新たな遠見パネルとしてせっ
かくLEDディスプレイ装置を採用することによりリア
ルな背景を演出したとしても、ビデオカメラにより撮影
される映像にモアレを含んでしまったのでは、作り物で
あることがわかってしまう結果になり、もはや実用に耐
えうるものではなくなってしまうという問題があった。
【0009】そこで、本発明は、ビデオカメラを通して
見える映像がリアルなものとして映し出されるスタジオ
セット用パネルを提供することをさらに目的としてい
る。
【0010】すなわち、本発明の課題は、高精細映像を
撮影可能なビデオカメラを用いてスタジオセット用パネ
ルを撮影した場合であっても、そのスタジオセット用パ
ネルが模擬的でなくより実際的な映像として映し出され
るようにすることである。
【0011】より具体的には、本発明の課題は、高精細
映像を撮影可能なビデオカメラにより撮影した映像にモ
アレが映し出されることがないようにしたスタジオセッ
ト用パネルを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、スタジ
オセットにおける窓相当部分に、格子状に配列された画
素子群により構成されたディスプレイ装置を設け、この
ディスプレイ装置にスタジオセットを演出する映像を表
示させることである。ここで、ディスプレイ装置として
は、パネル型形状のものが好ましく、例えば、LEDデ
ィスプレイ装置やプラズマディスプレイ装置等を採用す
ることが好ましい。
【0013】すなわち、本発明は、格子状に配列された
画素子群により映像を表示する表示部と、前記画素子群
により形成される画素子面上に設けられた、入射光を拡
散させる光拡散部材と、を備えたことを特徴とするスタ
ジオセット用ディスプレイ装置である。
【0014】ここで、前記光拡散部材は、前記画素子面
から所定の間隙を保持して設けられることを特徴とす
る。また、光拡散部材としては、例えば可撓性の光拡散
フィルムを採用することができる。
【0015】また、前記画素子面と前記光拡散部材との
間に、透明性の間隙部材が設けられることが好ましい。
この間隙部材としては、例えばアクリル樹脂板を採用す
ることができる。
【0016】また、本発明は、窓相当部分を有するスタ
ジオセットにおいて、前記窓相当部分に設置される、前
記ディスプレイ装置と、前記ディスプレイ装置に表示さ
れるべき映像を制御する制御手段とを備えたことを特徴
とするスタジオセットである。
【0017】前記スタジオセットは、前記スタジオセッ
トにて使用されるビデオカメラと前記ディスプレイ装置
との位置関係に関する情報を取得する取得手段をさらに
備え、前記制御手段は、前記取得手段により取得される
位置関係に関する情報に基づいて、表示されるべき映像
を制御することを特徴とする。
【0018】なお、本明細書において、手段とは、単に
物理的手段を意味するものではなく、その手段が有する
機能をソフトウェアによって実現する場合も含む。ま
た、1つの手段が有する機能が2つ以上の物理的手段に
より実現されても、2つ以上の手段の機能が1つの物理
的手段により実現されても良い。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しつつ説明する。
【0020】[第1の実施形態]図1は、本実施形態に
係るスタジオセット用ディスプレイ装置を用いたスタジ
オセットの一例を示す図である。このスタジオセット
は、あるドラマの1シーンに使われる部屋の内装を演出
したものである。この部屋の正面方向壁面の窓相当部分
には3つのディスプレイ装置1がそれぞれ埋め込まれ、
窓を演出している。ディスプレイ装置1は、図示しない
表示制御装置に接続されており、表示制御装置から送ら
れる映像信号に基づいてフルカラーの映像を表示できる
ようになっている。ディスプレイ装置1は、例えば撮影
の間、風にそよぐ木の枝や街の交通の流れといった動的
な映像を表示する。なお、本実施形態では、ディスプレ
イ装置1として、高精細(例えば画素ピッチ3mm)の
フルカラーLEDディスプレイパネルを用いるものとす
る。このディスプレイ装置1は、例えば320×192
個の画素子(LED:L)群からなり、その表示面(発
光面)には、後述するように、ビデオ撮影された映像に
モアレが発生しないようにするための部材が設けられて
いる。
【0021】図2は、本実施形態に係るディスプレイ装
置1の表示面の部分断面図である。同図に示すように、
ディスプレイ装置1にはLED21が多数配列され、表
示面Sを形成している。この表示面S上には透明性のア
クリル樹脂板22が設けられ、さらにこのアクリル樹脂
板22上には光拡散フィルム23が設けられている。ア
クリル樹脂板22は、光拡散フィルム23の撓みを防止
して表示面Sから一定のの間隙を保持して光拡散フィル
ム23が設けられるようにするためのものである。アク
リル樹脂板22と光拡散フィルム23とは空気の層が形
成されないように圧着されていることが好ましく、例え
ば、透明性の接着剤により接着される。アクリル樹脂板
22の厚みは、3〜6mm程度であることが好ましい。
光拡散フィルム23は、例えば無色または有色の透明フ
ィルムの表面に化学的処理が施されて微少な凹凸面が形
成されたものや、光を拡散させるための不純物(粒子)
が混ぜ合わされて生成された透明フィルムである。
【0022】なお、本実施形態では、光拡散部材として
可撓性の光拡散フィルム23を採用したため、その撓み
を防止すべく間隙部材としてアクリル樹脂板22を使用
したが、光拡散部材が硬質性のもの、例えばすりガラス
のようなものであれば、間隙部材を省略するようにして
もよい。
【0023】このように構成されたディスプレイ装置1
は、図示しない表示制御装置から出力される映像信号に
より、LEDが発光し、映像を再現する。このとき、L
ED群のそれぞれから発射された光は、アクリル樹脂板
22を通過し、光拡散フィルム23に到達する。光拡散
フィルム23に到達した光は、ここで拡散され隣接する
LEDから発射された光と融合されることになる。
【0024】すなわち、図3(a)に示すように、明暗
が等間隔に並ぶ模様を有する被写体A(ディスプレイ装
置の画素子群)が、レンズを介してビデオカメラの撮像
素子(CCD)上に結像される場合に、その被写体の前
方に光を拡散させる部材(光拡散部材)Eが配置される
ことにより、明部と暗部の部分が相互に混ざり合って像
Bが形成されるため、両者間の出力レベルの差を小さく
することができる。つまり、ビデオカメラで撮影したと
きの出力レベルDは、同図(b)に示すように、その変
動幅が小さくなる。したがって、この光の拡散レベルを
調節することにより、人間の目でみて無視できる程度に
出力レベルの変動を抑制することができるようになる。
この光の拡散レベルの調節は、例えば、被写体Aと光拡
散部材Eとの距離および/または光拡散部材Eの材質に
より行うことができる。
【0025】以上のように、本実施形態によれば、高精
細のディスプレイ装置を遠見パネルとして利用したの
で、従来の写真パネルに比較してよりリアリティ感ある
遠見パネルを実現できるようになる。また、ディスプレ
イ装置1に、風にそよぐ木の枝や街の交通の流れといっ
た動的な映像を表示させることにより、さらなるリアリ
ティ感を演出することができるとともに、シーンの切り
替えに写真パネルのようにわざわざ背景画を入れ替える
手間を省くことができるようになる。
【0026】特に、本実施形態では、ディスプレイ装置
1に光拡散部材を設けているので、ビデオカメラにより
撮影される映像であっても、モアレが発生することなく
良質な映像を提供できるようになる。
【0027】[第2の実施形態]本実施形態は、スタジ
オセット内のビデオカメラの位置(カメラアングル)に
応じて、上記実施形態に係るディスプレイ装置1に表示
されるべき映像を制御することを特徴としている。
【0028】図4は、本実施形態に係るスタジオセット
の構成を説明する概略図である。同図に示すように、ス
タジオセットは、例えば、壁41により部屋の内装が演
出され、その壁41の一部にはディスプレイ装置1が取
り付けられている。ビデオカメラ42は、さまざまなカ
メラワークで被写体を撮影し、ビデオテープ等の記録媒
体に映像を記録する。スタジオセットを収めているスタ
ジオ内には、位置センサ43が設けられている。この位
置センサ43は、ビデオカメラ42の位置を計測するた
めのものであり、ビデオカメラ42に向けて例えば赤外
線を発射し、その反射波を観測する。位置センサ43に
よって観測されたデータは、位置算出手段44に入力さ
れる。
【0029】位置算出手段44は、それぞれの位置セン
サ43から送られる観測データに基づいてスタジオセッ
ト内におけるビデオカメラ42の位置情報を算出し、こ
の算出した位置情報を仮想背景生成手段45に送出す
る。仮想背景生成手段45は、ビデオカメラ42とディ
スプレイ装置1との位置関係にしたがって、仮想背景デ
ータ記憶手段46に記憶されている背景データからディ
スプレイ装置1に表示されるべき映像を生成し、これを
表示制御手段47に送出するというものである。すなわ
ち、予め与えられているディスプレイ装置1の位置情報
と、位置情報算出手段44から送られてきたビデオカメ
ラ42の位置情報とに基づいて仮想背景面Vを決定し、
その仮想背景面Vの映像を仮想背景データ記憶手段46
に記憶された背景データから作り出して、これをディス
プレイ装置1に表示されるべき映像として表示制御手段
47に送出する。表示制御手段47は、送られてきた映
像信号をディスプレイ装置1に送出する。
【0030】例えば、スタジオセットに窓が設けられた
として、その窓から見える背景を仮想背景面Vとして想
定する。今、Aの位置にあるビデオカメラ42から窓
(ディスプレイ装置1)方向を撮影したとすると、窓か
ら見える背景(仮想背景面)はV1の範囲となる。した
がって、ディスプレイ装置1には、V1に相当する背景
を映像として表示されることになる。次に、ビデオカメ
ラ42がBの位置に移動しつつ、窓方向を撮影したとす
ると、仮想背景面は相対的に移動してV2の範囲とな
る。したがって、ディスプレイ装置1には、ビデオカメ
ラ42の移動に対応させながら、仮想背景面V2に相当
する背景を映像として表示されることになる。
【0031】図5は、本実施形態に係る表示制御系の処
理動作を説明するためのフローチャートである。同図に
示すように、位置算出手段44は、位置センサ43から
の観測情報に基づいてビデオカメラ42が移動したか、
つまり位置情報が変化したか否かをチェックする(S5
01)。ここで、カメラ位置が移動したと判断される場
合には、位置算出手段44はその観測情報に基づいて現
在のビデオカメラの位置情報を算出する(S502)。
次に、仮想背景面生成手段45は、予め与えられている
ディスプレイ装置1の位置情報と、位置算出手段44か
ら送られてきたビデオカメラ42の位置情報に基づいて
仮想背景面上の背景データを生成する(S503)。そ
して、表示制御手段47は、生成された背景データ(映
像信号)をディスプレイ装置1に出力することにより、
ディスプレイ装置1には背景が表示されることになる
(S504)。
【0032】なお、本実施形態では、1つのビデオカメ
ラのカメラワークに応じてディスプレイ装置1に表示さ
れるべき映像を制御することとしたが、特にこれにこだ
わるものではない。例えば、複数のビデオカメラ42を
切り替えることにより、そのとき有効なビデオカメラか
らの位置情報に応じてディスプレイ装置1に表示される
べき映像を制御するようにしてもよい。
【0033】また、本実施形態では、ビデオカメラ42
の位置を位置センサ42により取得することとしたが、
例えば、ロボットアームに設けられたビデオカメラ42
を用いる場合には、そのロボットアームの位置制御情報
を用いるようにしてもよい。
【0034】さらに、ビデオカメラ42の物理的移動に
よる位置の変化のみならず、カメラアングルの変化や、
ズームアップ・ズームインというフォーカスの変化とい
ったカメラワークにしたがって仮想背景面が変化するよ
うな場合にも、それらの変化情報に基づいて表示される
べき映像を制御するようにしてもよい。
【0035】以上のように、本実施形態によれば、ビデ
オカメラとディスプレイ装置1との位置関係に応じて、
ディスプレイ装置1に表示すべき映像を制御しているの
で、よりリアリティの高い撮影が可能になる。
【0036】[その他の実施形態]上記各実施形態は、
本発明を説明するための例示であり、本発明をこれらの
実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、その
要旨を逸脱しない限り、さまざまな形態で実施すること
ができる。例えば、上記機能実現手段の動作をシーケン
シャルに説明したが、特にこれにこだわるものではな
い。従って、動作に矛盾が生じない限り、処理の順序を
入れ替えまたは並行動作するように構成しても良い。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、スタジオセットで用い
られる従来の写真パネルに代わる、リアルな背景を演出
する新たな遠見パネルおよびこれを用いたスタジオセッ
トが提供されることになる。
【0038】また、本発明によれば、高精細映像を撮影
可能なビデオカメラを用いてスタジオセット用パネル
(ディスプレイ装置)を撮影した場合であっても、その
撮影された映像にモアレが映し出されることがないた
め、良質の映像を得ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るスタジオセット用ディスプレ
イ装置を用いたスタジオセットの一例を示す図である。
【図2】本実施形態に係るディスプレイ装置1の表示面
の部分断面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るディスプレイ装置を
撮影した場合に、その映像内のモアレ発生が抑制される
理由を説明するための図である。
【図4】本実施形態に係るスタジオセットの構成を説明
する概略図である。
【図5】本実施形態に係る表示制御系の処理動作を説明
するためのフローチャートである。
【図6】ディスプレイ装置を撮影した場合に、その映像
内に発生したモアレを説明するための図である。
【図7】ディスプレイ装置を撮影した場合に、その映像
内にモアレが発生する原因を説明するための図である。
【符号の説明】
1…ディスプレイ装置 21…LED 22…アクリル樹脂板 23…光拡散フィルム

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】格子状に配列された画素子群により映像を
    表示する表示部と前記画素子群により形成される画素子
    面上に設けられた、入射光を拡散させる光拡散部材と、
    を備えたことを特徴とするスタジオセット用ディスプレ
    イ装置。
  2. 【請求項2】前記光拡散部材は、 前記画素子面から所定の間隙を保持して設けられること
    を特徴とする請求項1記載のスタジオセット用ディスプ
    レイ装置。
  3. 【請求項3】前記ディスプレイ装置は、 前記画素子面と前記光拡散部材との間に、透明性の間隙
    部材が設けられたことを特徴とする請求項1記載のスタ
    ジオセット。
  4. 【請求項4】窓相当部分を有するスタジオセットにおい
    て、 前記窓相当部分に設置される、格子状に配列された画素
    子群により映像を表示するディスプレイ装置と、 前記ディスプレイ装置に表示されるべき映像を制御する
    制御手段とを備えたことを特徴とするスタジオセット。
  5. 【請求項5】前記スタジオセットにて使用されるビデオ
    カメラと前記ディスプレイ装置との位置関係に関する情
    報を取得する取得手段をさらに備え、 前記制御手段は、前記取得手段により取得される位置関
    係に関する情報に基づいて、表示されるべき映像を制御
    することを特徴とする請求項4記載のスタジオセット。
  6. 【請求項6】前記ディスプレイ装置は、 前記画素子群により形成される画素子面上に、入射光を
    拡散させる光拡散部材が設けられることを特徴とする請
    求項4または5記載のスタジオセット。
  7. 【請求項7】前記光拡散部材は、 前記画素子面から所定の間隙を保持して設けられること
    を特徴とする請求項6記載のスタジオセット。
  8. 【請求項8】前記ディスプレイ装置は、 前記画素子面と前記光拡散部材との間に、透明性の間隙
    部材が設けられたことを特徴とする請求項6記載のスタ
    ジオセット。
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