JP2002198995A - 中継伝送型無線ネットワークにおけるデータ伝送方法および装置 - Google Patents

中継伝送型無線ネットワークにおけるデータ伝送方法および装置

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JP2002198995A JP2000398917A JP2000398917A JP2002198995A JP 2002198995 A JP2002198995 A JP 2002198995A JP 2000398917 A JP2000398917 A JP 2000398917A JP 2000398917 A JP2000398917 A JP 2000398917A JP 2002198995 A JP2002198995 A JP 2002198995A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端末局の位置に応じた適切な下り中継経路を
選択できる中継伝送型無線ネットワークにおけるデータ
伝送方法および装置を提供する。 【解決手段】 端末局が送信する上りACKパケットを
受信した中継ノードは前記上りACKパケットに含まれ
る送信元端末局IDならびに自分自身のノードIDを表
す中継元ノードIDを含む中継上りACKパケットを上
り中継ノードへ向けて送信し、前記中継ノードもしくは
前記コアノードでは、前記中継上りACKパケットに含
まれる送信元端末局IDと中継元ノードIDとを対にし
た情報を中継ノードリストへ登録し、前記中継ノードリ
ストへ登録した前記情報を用いて前記端末局への下りパ
ケットの適切な経路を選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中継伝送型無線ネ
ットワークにおけるデータ伝送方法および装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図18は、従来のセルラーシステムのセ
ル構成を示した説明図である。このセルラーシステムの
セル構成はセル101と基地局(ノード)102から構
成されており、図18のように複数のセルを配すること
によってサービス可能領域が構成される。各ノードは有
線基幹網104と有線回線103によって接続されてお
り、音声やデータなどのサービス信号ならびに各種制御
信号がこれらの回線を介して伝達される。なお、各ノー
ドと有線基幹網104とは、その中間に集線局等を階層
的に設けて接続される場合もある。端末局105はノー
ド102と通信を行い、有線基幹網104ならびに有線
回線103によって伝達された各種信号の送受を行う。
有線基幹網104には、無線ノードのみならず端末の位
置情報の管理や、課金処理等をつかさどるサーバー装置
が設置される。
【0003】携帯電話や加入者系固定無線アクセス(F
ixed WirelessAccess)などのセ
ルラーシステムの加入者数増大に応えるためには、セル
半径を小さくし、1ノードの処理負荷を減らす手法がと
られる。このような極小セルによってシステムを構築す
る場合、サービスエリアを確保するために極めて多くの
ノードを配置することになる。
【0004】また、高速データ伝送に対応するために多
値変調などの高密度データ伝送方式を適用した場合に
は、要求される受信品質を確保するために1ノードが守
備するエリアが必然的に狭くなってしまい、この場合に
も、サービスエリアを確保するために極めて多くのノー
ドを配置することになる。
【0005】さらに、従来、セルラーシステムは準マイ
クロならびにマイクロ波帯で主に設計されてきたが、周
波数逼迫の危機により、準ミリ波、ミリ波帯を用いたセ
ルラーシステムの構築が期待されている。周波数が高く
なると電波の回折効果が薄れて直進性が顕著となり見通
し外の通話が困難になるため、各ノードが守備するエリ
アが必然的に狭くなってしまう。すなわち、このような
場合にも、極小セルにより通話エリアを確保せねばなら
ず、極めて多数のノードを設置することになる。多数の
極小セルによってシステムを構築する場合、当該ノード
群を基幹網へ接続するための有線網の整備が不可欠であ
る。しかし、極めて多数の地理的に偏在するノードと基
幹網とを接続するには、至るところに有線回線網を張り
巡らす必要があるためシステム全体のコストが上昇して
しまう。そこで、ノード間を無線で結合し、中継伝送を
行なってサービスエリアの拡大をはかる手法がある。
【0006】図19は、有線ネットワーク201に有線
回線202で接続されたコアノード203の周辺に中継
ノード204、205,206等が配され、各中継ノー
ドならびにコアノードが無線で結合されたセル構成の一
例を示した説明図である。符号208はノードが守備す
るエリアの一例を示している。端末207から発せられ
た上りパケットは、中継ノード204、205を経由し
てコアノード203へと到達し、コアノード203が受
け付けたパケットは有線回線202を経由して有線ネッ
トワーク201へと伝達される。一方、有線ネットワー
ク201から送られてきた端末207への下りパケット
は、有線回線202を経由して、まずコアノード203
へと送られた後、コアノード203から、中継ノード2
05、204を経由して、端末207へと伝達される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図19に示したセル構
成において下りパケットを伝送する場合には、端末20
7の位置に応じて複数の中継経路の中から適切なものを
選択しなければならず、また、端末局が移動した場合に
は、移動に追随して当該端末局宛の下りパケットの中継
経路を適宜変更しなくてはならないという課題があっ
た。
【0008】そこで、本発明の目的は端末局の位置に応
じた適切な下り中継経路を選択できる中継伝送型無線ネ
ットワークにおけるデータ伝送方法および装置を提供す
ることにある。また、本発明の更なる目的は、端末局の
移動に追随して下り中継経路の変更を可能にし、前記端
末局の移動に対し適切な下り中継経路を選択できる中継
伝送型無線ネットワークにおけるデータ伝送方法および
装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る中継伝送型
無線ネットワークにおけるデータ伝送方法は、端末局が
中継ノードを経由してコアノードへ送信する上りパケッ
トに含まれる前記端末局および前記中継ノードのID情
報を記録した前記端末局に対する下りパケットの下り中
継経路を与える中継ノードリストを、前記コアノードな
らびに前記中継ノードで保有し、前記中継ノードリスト
をもとに前記端末局の位置に応じた下り中継経路を選択
することを特徴とする。
【0010】本発明に係る中継ノードは、有線網に接続
されたコアノードから送信された下りパケットおよび前
記コアノードへ向けられた上りパケットを中継する無線
ネットワークの中継ノードであって、端末局が中継先ノ
ードを経由して前記コアノードへ送信する上りパケット
に含まれる前記端末局および前記中継先ノードのID情
報が記録され、前記ID情報をもとに前記端末局に対す
る下りパケットの下り中継経路を与える中継ノードリス
トを備えたことを特徴とする。
【0011】本発明に係るコアノードは、有線網に接続
され、端末局および中継ノードのいずれともパケットの
送受信が可能な無線ネットワークのコアノードであっ
て、前記端末局が前記中継ノードを経由して送信する上
りパケットに含まれる前記端末局および前記中継ノード
のID情報が記録され、前記ID情報をもとに前記端末
局に対する下りパケットの下り中継経路を与える中継ノ
ードリストを備えたことを特徴とする。本発明に係る端
末局は、コアノードまたは中継ノードから送信された放
送パケットに対するACKパケットを含む、前記コアノ
ードまたは前記中継ノードの中継ノードリストへ中継元
ノードのID番号と対で登録される送信元である自己端
末局のID番号を挿入した上りパケットを、前記中継ノ
ードへ送信することを特徴とする。
【0012】本発明のデータ伝送方法は、端末局に対す
る下りパケットの下り中継経路を与える中継ノードリス
トをコアノードならびに中継ノードで保有し、前記コア
ノードおよび前記中継ノードが前記端末局への下りパケ
ットに対し前記中継ノードリストをもとに前記端末局の
位置に応じた適切な下り中継経路を選択する。
【0013】本発明の中継ノードは、端末局が中継先ノ
ードを経由してコアノードへ送信する上りパケットに含
まれる前記端末局および前記中継先ノードのID情報を
中継ノードリストとして保持し、前記中継ノードリスト
の前記ID情報による上り中継経路にかかる情報をもと
に、前記端末局に対する下りパケットの適切な下り中継
経路を選択する。
【0014】本発明のコアノードは、端末局が中継ノー
ドを経由して送信する上りパケットに含まれる前記端末
局および前記中継ノードのID情報を中継ノードリスト
として保持し、前記中継ノードリストの前記ID情報に
よる上り中継経路にかかる情報をもとに、前記端末局に
対する下りパケットの適切な下り中継経路を選択する。
本発明の端末局は、コアノードまたは中継ノードの中継
ノードリストへ中継元ノードのID番号と対で登録され
る送信元である自己端末局のID番号を含む上りパケッ
トを前記中継ノードへ送信し、前記自己端末局に対し送
信された下りパケットの下り中継経路について前記自己
端末局のIDと下り中継先ノードのIDとの関係を与え
る前記中継ノードリストの生成を可能にし、前記自己端
末局に対する下りパケットの適切な下り中継経路の選択
を実現する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態につ
いて説明する。先ず、この実施の形態における下り中継
経路選択について図1、図2、図3、図4を用いて説明
する。この実施の形態においては、各中継ノードが上り
パケットを中継伝送する場合の中継先ノードは既知であ
る場合を想定する。すなわち、上りパケットの中継経路
は事前に与えられている場合を想定する。各中継ノード
ならびにコアノードには指向性アンテンナが設置される
場合がある。前記指向性アンテナは固定的に指向性が設
定される場合と、適応的に指向性が設定される場合とが
ある。指向性アンテナを設置することにより周辺ノード
ならびに端末局へ与える干渉を抑制し、システム全体で
高い回線容量を達成することが可能となる。
【0016】各中継ノードならびにコアノードは定期的
に放送パケットを送信し、前記放送パケットは一定の送
信電力で送信される場合がある。放送パケットならびに
上りACKパケットの詳細は図2および図3を用いて後
述する。中継ノードF08,F12,F09は、それぞ
れ下り無線回線F02,F07,F10を経由して放送
パケットを定期的に放出する。各端末局は複数のノード
から放送パケットを受信し、受信した放送パケットのう
ち最も受信電力が高いか、もしくは最も受信品質がよい
放送パケットを送信したノードを選択する。図1におけ
る端末F01,F13,F11はそれぞれ中継ノードF
08,F12,F09を選択することにする。前記中継
ノードを選択した端末F01,F13,F11は、それ
ぞれ上りACKパケットを中継ノードF08,F12,
F09へ送信する。端末F01,F13,F11より送
信されたACKパケットは、それぞれ中継経路F03,
F06,F04を経由してコアノードF05へ伝達され
る。
【0017】図2は、放送パケットのフィールド構成に
ついて示した模式図である。放送パケットはコアノード
IDを示すフィールドE02、中継ノードIDを示すフ
ィールドE03、データを示すフィールドE04、およ
びその他のフィールドE01からなる。中継ノードにお
いては、コアノードIDフィールドE02に当該中継ノ
ードが属するセルのコアノードのIDを設定する。コア
ノードにおいては中継ノードIDフィールドE03に自
ノードIDを設定する。なお、コアノードIDフィール
ドE02は除外される場合もある。その他フィールドE
01はパイロット信号、パケットIDなどを設定する。
各フィールドの順番は入れ替わる場合もある。その他フ
ィールドE01は分割して配置される場合もある。
【0018】図3は、端末局が放送パケット受信した場
合の応答信号である上りACKパケットの構成を示す模
式図である。上りACKパケットは中継先ノードIDを
示すフィールドG02、中継元ノードIDを示すフィー
ルドG03、送信元端末局IDを示すフィールドG04
およびその他のフィールドG01からなる。中継ノード
においては、中継先ノードIDとして上り中継先ノード
IDを設定し、中継元ノードIDとして自ノードのID
を設定し、送信元端末局IDとして当該上りACKパケ
ットを発した端末局のIDを設定する。端末局が上りA
CKパケットを発する場合には、中継元ノードIDは端
末局が発したことを示す情報を設定する。中継先ノード
IDは複数の中継ノードを同時に設定することも可能で
ある。その他フィールドG01はパイロット、上下回線
インディケ−タ、パケットID、データなどを設定す
る。各フィールドの順番は入れ替わる場合もある。その
他フィールドG01は分割して配置される場合もある。
【0019】図4は、各中継ノードならびにコアノード
において実施される上りACKパケットの処理手順を示
したものである。ステップH01において上りACKパ
ケットの到着を検出し、上りACKパケットが検出され
た場合はステップH02へ進み、検出されなかった場合
には再びステップH01へ戻る。ステップH02では、
受信した上りACKパケットが中継途中のパケットであ
るか、端末局から発せられたパケットであるかが判定さ
れる。ここで、両者の判定はACKパケットに含まれる
中継元ノードを表すフィールドG03を参照することで
判定が行われ、中継元ノード以外が指定されていれば、
端末局からのパケットを表す。ステップH02において
端末局からの上りACKパケットであると判定された場
合には、ステップH05へ進み、中継元ノードIDなど
の必要情報を設定した上で上りACKパケットを中継伝
送する。端末局もしくは中継ノードが上りACKパケッ
トを伝送する場合には、伝送先ノードにおいて所定の受
信電力を満足するか、もしくは所定の受信品質を満足す
るように当該上りACKパケットの送信電力を制御する
場合がある。上りACKパケットの送信電力を制御する
ことによって干渉を抑制し、回線容量を増加させること
が可能となる。ステップH02において中継局からの上
りACKパケットであると判定された場合には、ステッ
プH03へ進み当該上りACKパケットに含まれる送信
先ノードIDを参照し、自ノードのIDを示していれば
ステップH04へ進み、自ノードのID以外を示してい
ればステップH01へ戻る。ステップH04では、受信
した上りACKパケットに含まれる中継元ノードIDな
らびに送信元端末局IDの情報を取得し、両者の関係を
中継ノードリストに記録する。前記送信元端末局が中継
ノードリストにすでに登録されている場合には、登録を
取り消した後、今回の中継元ノードIDならびに送信元
端末局IDを登録する。ただし、中継元ノードIDと送
信元端末局との関係に変化が無い場合には当該中継元ノ
ードID、当該送信元端末局IDともに登録の必要はな
い。中継ノードリスの詳細については、図5を用いて後
述する。中継ノードリストに登録を行なった後はステッ
プH05へ進み、中継元ノードIDなどの必要情報を設
定した上で上りACKパケットを中継伝送する。
【0020】図5は、ある中継ノードが保有する中継ノ
ードリストの一例を示した説明図である。下り回線の中
継先ノードを示すノードIDと、下りパケットを中継伝
送する際の送信先端末局IDとの関係が記されている。
例えば、ある下りパケットの送信先端末局としてMS−
3が指定されている場合には、中継ノードBS−Cへ向
けて当該下りパケットは中継伝送される。中継ノードも
しくはコアノードにおいて、端末局に対するノードID
が中継ノードリストに記述されていない場合には、当該
端末局宛の下りパケットとみなされる。中継ノードリス
トに新たなノードIDと端末局IDの対を登録する際
に、当該端末局IDがすでに登録されている場合には、
登録を取り消した後、新たなノードIDならびに端末局
IDを登録する。ただし、中継ノードリストに登録済み
のノードIDと端末局との関係を照会し、新たなノード
IDならびに端末局IDと同じ対が登録されている場合
にはノードID、端末局IDともに登録の必要はない。
中継ノードリストにおけるノードIDと端末局IDの対
に関して、当該対が登録後に一定の時間以上更新もしく
は照会されない場合には当該対の登録を抹消する場合が
ある。
【0021】図6は、この実施の形態における中継ノー
ドリスト生成の様子を示す説明図である。上りの中継先
ノードは既知であるものとする。中継ノードRN−1、
RN−2、RN−3およびRN−4はそれぞれ放送パケ
ットを送信している。端末局MS−Aは無線伝搬路I0
1を経由して放送パケットを受信し、当該放送パケット
に対して上りACKパケットを無線伝搬路I04を経由
して中継ノードRN−1へ送る。前記上りACKパケッ
トには、送信元端末局IDとしてMS−Aを、中継先ノ
ードIDとしてRN−1をぞれぞれ設定する。中継ノー
ドRN−1は、端末局MS−Aより送られてきた上りA
CKパケットを受信した後、当該上りACKパケットを
上りの中継ノードであるRN−3へ向けて、無線伝搬路
I02を経由して伝送する。前記上りACKパケットに
は、送信元ノードIDとしてRN−1を、送信元端末局
IDとしてMS−Aを、中継先ノードIDとしてRN−
3をそれぞれ設定する。RN−3ではRN−1より送ら
れてきた上りACKパケットに含まれる中継元ノードI
Dならびに送信元端末局IDを参照し、中継ノードリス
トに当該ノードID、端末局IDの対を登録する。RN
−3はRN−1より受信した上りACKパケットをさら
にRN−3の上り中継先ノードであるRN−4へ向けて
無線伝搬路I03を経由して伝送する。ここで、前記上
りACKパケットには送信元端末局IDとしてMS−A
を、中継元ノードIDとしてRN−3を、中継先ノード
IDとしてRN−4をそれぞれ設定する。中継ノードR
N−4では、無線伝搬路I03を経由して受信した端末
局MS−Aを送信元とする上りACKパケットを受信
し、当該上りACKパケットに含まれる送信元端末局I
D、MS−Aならびに中継元ノードID、RN−3を対に
してRN−4が保有する中継ノードリストに登録する。
【0022】端末局MS−Bは無線伝搬路I09を経由
して中継ノードRN−2より放送パケットを受信し、当
該放送パケットに対して上りACKパケットを無線伝搬
路I08を経由して中継ノードRN−2へ送る。上りA
CKパケットには、送信元端末局IDとしてMS−B
を、中継先ノードIDとしてRN−2をぞれぞれ設定す
る。中継ノードRN−2は、端末局MS−Bより送られ
てきた上りACKパケットを受信した後、当該上りAC
KパケットをRN−2にとっての上りの中継ノードであ
るRN−3へ向けて、無線伝搬路I05を経由して伝送
する。前記上りACKパケットには、送信元ノードID
としてRN−2を、送信元端末局IDとしてMS−Bを
中継先ノードIDとしてRN−3をそれぞれ設定する。
RN−3ではRN−2より送られてきた上りACKパケ
ットに含まれる中継元ノードIDならびに送信元端末局
IDを参照し、RN−3が保有する中継ノードリストに
当該ノードID、端末局IDの対を登録する。RN−3
はRN−2より受信した上りACKパケットをさらにR
N−3の上り中継先ノードであるRN−4へ向けて無線
伝搬路I03を経由して伝送する。ここで、前記上りA
CKパケットには送信元端末局IDとしてMS−Bを、
中継元ノードIDとしてRN−3を、中継先ノードID
としてRN−4をそれぞれ設定する。中継ノードRN−
4では、無線伝搬路I03を経由して受信した端末局M
S−Bを送信元とする上りACKパケットを受信し、当
該上りACKパケットに含まれる送信元端末局ID、M
S−Bならびに中継元ノードID、RN−3を対にして
RN−4が保有する中継ノードリストに登録する。
【0023】端末局MS−Dでは無線伝搬路I12を経
由して中継ノードRN−5より放送パケットを受信し、
当該放送パケットに対して上りACKパケットを無線伝
搬路I11を経由して中継ノードRN−5へ送る。前記
上りACKパケットには、送信元端末局IDとしてMS
−Dを、中継先ノードIDとしてRN−5をぞれぞれ設
定する。中継ノードRN−5は、端末局MS−Dでより
送られてきた上りACKパケットを受信した後、当該上
りACKパケットをRN−5にとっての上りの中継先ノ
ードであるRN−2へ向けて、無線伝搬路I10を経由
して伝送する。前記上りACKパケットには、送信元ノ
ーIDとしてRN−5を、送信元端末局IDとしてMS
−Dを、中継先ノードIDとしてRN−2をそれぞれ設
定する。N−2ではRN−5より送られてきた上りAC
Kパケットに含まれる中継元ノードIDならびに送信元
端末局IDを参照し、RN−2が保有する中継ノードリ
ストに当該ノードID、端末局IDの対を登録する。R
N−2はRN−5より受信した上りACKパケットをさ
らにRN−2の上り中継先ノードであるRN−3へ向け
て無線伝搬路I05を経由して伝送する。ここで、前記
上りACKパケットには送信元端末局IDとしてMS−
Dを、中継元ノードIDとしてRN−2を、中継先ノー
ドIDとしてRN−3をそれぞれ設定する。 RN−3
ではRN−2より送られてきた上りACKパケットに含
まれる中継元ノードIDならびに送信元端末局IDを参
照し、RN−3が保有する中継ノードリストに当該ノー
ドID、端末局IDの対を登録する。RN−3はRN−
2より受信した上りACKパケットをさらにRN−3の
上り中継先ノードであるRN−4へ向けて無線伝搬路I
03を経由して伝送する。ここで、前記上りACKパケ
ットには送信元端末局IDとしてMS−Dを、中継元ノ
ードIDとしてRN−3を、中継先ノードIDとしてR
N−4をそれぞれ設定する。
【0024】中継ノードRN−4では、無線伝搬路I0
3を経由して受信した端末局MS−Dを送信元とする上
りACKパケットを受信し、当該上りACKパケットに
含まれる送信元端末局ID、MS−Dならびに中継元ノ
ードID、RN−3を対にしてRN−4が保有する中継
ノードリストに登録する。端末局MS−Cは無線伝搬路
I06を経由して中継ノードRN−3より放送パケット
を受信し、当該放送パケットに対して上りACKパケッ
トを無線伝搬路I07を経由して中継ノードRN−3へ
送る。前記上りACKパケットには、送信元端末局ID
としてMS−Cを、中継先ノードIDとしてRN−3を
ぞれぞれ設定する。中継ノードRN−3は、端末局MS
−Cより送られてきた上りACKパケットを受信した
後、当該上りACKパケットをRN−3にとっての上り
の中継ノードであるRN−4へ向けて、無線伝搬路I0
3を経由して伝送する。前記上りACKパケットには、
送信元ノードIDとしてRN−3を、送信元端末局ID
としてMS−Cを、中継先ノードIDとしてRN−4を
それぞれ設定する。中継ノードRN−4では、無線伝搬
路I03を経由して受信した端末局MS−Cを送信元と
する上りACKパケットを受信し、当該上りACKパケ
ットに含まれる送信元端末局ID、MS−Cならびに中
継元ノードID、RN−3を対にしてRN−4が保有す
る中継ノードリストに登録する。
【0025】図7は、図6において説明した中継ノード
リスト生成処理によって生成された中継ノードRN−2
における中継ノードリストを示した説明図である。図7
のように中継ノードRN−2では各端末局毎に下りパケ
ット中継をなすべき中継ノードのリストが生成され、す
なわち、端末局毎の下り中継経路選択が中継ノード自律
分散的に実現される。
【0026】図8は、図6において説明した中継ノード
リスト生成処理によって生成された中継ノードRN−3
における中継ノードリストを示した図である。図8のよ
うに中継ノードRN−3では各端末局毎に下りパケット
中継をなすべき中継ノードのリストが生成され、すなわ
ち、端末局毎の下り中継経路選択が中継ノード自律分散
的に実現される。
【0027】図9は、図6において説明した中継ノード
リスト生成処理によって生成された中継ノードRN−4
における中継ノードリストを示した図である。図9のよ
うに中継ノードRN−4では各端末局毎に下りパケット
中継をなすべき中継ノードのリストが生成され、すなわ
ち、端末局毎の下り中継経路選択が中継ノード自律分散
的に実現される。
【0028】次に、図6における端末局MS−Aが移動
した場合の中継ノードリスト生成の様子を図10に示
す。図10では、中継局RN−1がカバーする領域か
ら、中継局RN−2がカバーする領域へ端末局MS−A
が移動した場合を示している。端末局MS−Aは無線伝
搬路I14を経由して中継ノードRN−2より放送パケ
ットを受信し、当該放送パケットに対して上りACKパ
ケットを無線伝搬路I13を経由して中継ノードRN−
2へ送る。前記上りACKパケットには、送信元端末局
IDとしてMS−Aを、中継先ノードIDとしてRN−
2をぞれぞれ設定する。中継ノードRN−2は、端末局
MS−Aより送られてきた上りACKパケットを受信し
た後、当該上りACKパケットをRN−2にとっての上
りの中継ノードであるRN−3へ向けて、無線伝搬路I
05を経由して伝送する。前記上りACKパケットに
は、送信元ノードIDとしてRN−2を、送信元端末局
IDとしてMS−Aを、中継先ノードIDとしてRN−
3をそれぞれ設定する。RN−3ではRN−2より送ら
れてきた上りACKパケットに含まれる中継元ノードI
Dならびに送信元端末局IDを参照し、RN−3が保有
する中継ノードリストに当該ノードID、端末局IDの
対を登録する。ここで、中継ノードリストには図8に示
したようにすでに端末局MS−Aが中継ノードRN−1
と対になって登録されているが、今回は端末局MS−A
と中継ノードRN−2が対となるので、RN−1に対し
て登録されていたMS−Aを削除し、新たにRN−2と
MS−Aとが対となるように変更を加える。RN−3は
RN−2より受信した上りACKパケットをさらにRN
−3の上り中継先ノードであるRN−4へ向けて無線伝
搬路I03を経由して伝送する。ここで、前記上りAC
Kパケットには送信元端末局IDとしてMS−Aを、中
継元ノードIDとしてRN−3を、中継先ノードIDと
してRN−4をそれぞれ設定する。中継ノードRN−4
では、無線伝搬路I03を経由して受信した端末局MS
−Aを送信元とする上りACKパケットを受信し、当該
上りACKパケットに含まれる送信元端末局ID、MS
−Aならびに中継元ノードID、RN−3を対にしてR
N−4が保有する中継ノードリストに登録を試みる。し
かし、RN−4が保有する中継ノードリストは、図9に
示すように、すでにMS−AとRN−3の対が登録され
ているので、新たに登録を行う必要は無い。
【0029】図11は、図10に示したように中継局R
N−1がカバーする領域から、中継局RN−2がカバー
する領域へ端末局MS−Aが移動した場合に、中継ノー
ドRN−3において生成される中継ノードリストを示し
ている。中継ノードRN−1と対になった端末局MS−
Aの登録を取り消し、中継ノードRN−2と対になるよ
うにMS−1の登録を行う。前記端末局MS−Aの登録
をしばらく時間が経過した後に取り消す場合もある。こ
の場合、1つの端末局MS−Aに対して2つの中継ノー
ドRN−1ならびにRN−2を経由した中継経路が設定
されることになり、端末局MS−Aにおいては前記2つ
の中継ノードからパケットを受信することになり、サイ
トダイバーシチの効果が得られる。
【0030】以上のように、この実施の形態によれば、
端末局が移動した場合も下り中継経路を適応的に選択す
ることが可能となる。放送パケットの送信周期を短くす
ればするほど、より高速な端末局の移動に対しても下り
中継経路選択が実現可能となる。また、前提とする無線
中継型セルラーネットワークは中継ノードがインフラと
して固定的に配備されるため、移動する端末が中継局を
兼務するアドホックネットワークに比べて、より安定し
た通信が可能になる効果がある。また、上りデータパケ
ットもしくは下りデータパケットの送信電力を制御する
ことによって周辺ノード、周辺端末局へ与える干渉を抑
制することが可能となり、その結果、システム全体の回
線容量を向上させることが可能となる効果がある。
【0031】図12は、各中継ノードならびにコアノー
ドにおいて実施される上りACKパケットの処理手順の
別の実施の形態を示したものである。ステップD01に
おいて上りACKパケットの到着を検出し、上りACK
パケットが検出された場合はステップD02へ進み、検
出されなかった場合には再びステップD01へ戻る。ス
テップD02では、受信した上りACKパケットが中継
途中のパケットであるか、端末局から発せられたパケッ
トであるかが判定される。ここで、両者の判定はACK
パケットに含まれる中継元ノードを表すフィールドG0
3を参照することで判定が行われ、中継元ノード以外が
指定されていれば、端末局からのパケットを表す。ステ
ップD02において端末局からの上りACKパケットで
あると判定された場合には、ステップD06へ進み、中
継元ノードID等の必要情報を設定した上で上りACK
パケットを中継伝送する。端末局もしくは中継ノードが
上りACKパケットを伝送する場合には、伝送先ノード
において所定の受信電力を満足するか、もしくは所定の
受信品質を満足するように当該上りACKパケットの送
信電力を制御する場合がある。上りACKパケットの送
信電力を制御することによって干渉を抑制し、回線容量
を増加させることが可能となる。
【0032】ステップD02において中継局からの上り
ACKパケットであると判定された場合には、ステップ
D03へ進み当該上りACKパケットに含まれる送信先
ノードIDを参照し、自ノードのIDを示していればス
テップD04へ進み、自ノードのID以外を示していれ
ばステップD01へ戻る。ステップD04では、受信し
た上りACKパケットに含まれる中継元ノードIDなら
びに送信元端末局IDの情報を取得し、両者の関係がす
でに中継ノードリストに記録されているかどうかを判定
する。ステップD04において、受信した上りACKパ
ケットに含まれる中継元ノードIDと送信元端末局ID
の対が既に登録されていると判定された場合にはパケッ
トを中継せずにステップD01へ戻る。登録されていな
い場合には、ステップD05へ進み、中継元ノードID
と送信局端末局IDの関係を中継ノードリストに登録す
る。ここで、前記送信元端末局が中継ノードリストにす
でに登録されている場合には、当該端末局の登録を取り
消した後、今回の中継元ノードIDならびに送信元端末
局IDの対を登録する。ステップD05において中継ノ
ードリストに登録を行なった後はステップD06へ進
み、中継元ノードID等の必要情報を設定した上で上り
ACKパケットを中継伝送する。
【0033】図13は、図12に示した前記別の実施の
形態における中継ノードリスト生成の様子を具体的に示
す説明図である。図13では、図6と等しい端末局、中
継ノード配置を想定しており、端末局MS−A、MS−
B、MS−DおよびMS−C、それぞれが上りACKパ
ケットを中継ノードRN−1,RN−2,RN−3および
RN−4へ伝送もしくは中継伝送した後に、再び端末局
MS−Bにおいて放送パケットを受信し、上りACKパ
ケットを伝送しようとする状況を表している。端末局M
S−Bは無線伝搬路I09を経由して中継ノードRN−
2より放送パケットを受信し、当該放送パケットに対し
て上りACKパケットを無線伝搬路I08を経由して中
継ノードRN−2へ送る。前記上りACKパケットに
は、送信元端末局IDとしてMS−Bを、中継先ノード
IDとしてRN−2をぞれぞれ設定する。中継ノードR
N−2は、端末局MS−Bより送られてきた上りACK
パケットを受信した後、当該上りACKパケットをRN
−2にとっての上りの中継ノードであるRN−3へ向け
て、無線伝搬路I05を経由して伝送する。前記上りA
CKパケットには、送信元ノードIDとしてRN−2
を、送信元端末局IDとしてMS−Bを、中継先ノード
IDとしてRN−3をそれぞれ設定する。RN−3では
RN−2より送られてきた上りACKパケットに含まれ
る中継元ノードIDならびに送信元端末局IDを参照
し、RN−3が保有する中継ノードリストに当該ノード
IDであるRN−2、端末局IDであるMS−Bの対が
既に登録されているかどうかを紹介する。
【0034】RN−3が保有する中継ノードリストは、
図8に示したように、すでにRN−2とMS−Bの対が
登録されている。この中継ノードリスト生成の例による
と、中継伝送されてきた上りACKパケットに含まれる
送信元ノードIDと送信元端末局IDの対が中継ノード
リストにすでに登録されている場合には、当該上りAC
Kパケットをさらに上位の上り中継ノードへ中継伝送し
ない。これにより中継経路に変更が必要な場合のみ上り
ACKパケットを伝送することが可能となり、上りAC
Kパケット伝送のためのトラフィックを削減でき、これ
により干渉が抑制されてシステム全体の回線容量を上げ
ることが可能となる。
【0035】この実施の形態で中継ノードリストを生成
する際には、上りACKパケット以外の上りパケットに
よって生成することも可能である。ここで上りパケット
は、端末が送信する上りデータパケットなどが該当し、
放送パケットの受信に関わらず伝送される。図14は上
りパケットの構成を示す模式図である。上りパケットは
中継先ノードIDを示すフィールド502、中継元ノー
ドIDを示すフィールド503、送信元端末局IDを示
すフィールド504、およびその他のフィールド501
からなる。中継ノードにおいては、中継先ノードIDと
して上り中継先ノードIDを設定し、中継元ノードID
として自ノードのIDを設定し、送信元端末局IDとし
て当該上りパケットを発した端末局のIDを設定する。
端末局が上りパケットを発する場合には、中継元ノード
IDは端末局が発したことを示す情報を設定する。中継
先ノードIDは複数を同時に設定することも可能であ
る。その他フィールド501はパイロット、上下回線イ
ンディケータ、パケットID、データなどを設定する。
各フィールドの順番は入れ替わる場合もある。その他フ
ィールド501は分割して配置される場合もある。図
4、図12における中継ノードリスト生成の実施の形態
における上りACKパケットに相当する部分を、図14
に示した上りパケットで置き換えることによって中継ノ
ードリストは生成される。
【0036】次に、この実施の形態における下りパケッ
トの中継伝送法について説明する。図15は、下りパケ
ットのフィールド構成について示した模式図である。下
りパケットは中継先ノードIDを示すフィールド60
2、中継元ノードIDを示すフィールド603、送信先
端末局IDを示すフィールド604、およびその他のフ
ィールド601からなる。ある中継ノードが下りパケッ
トを中継伝送する場合には、中継ノードリストより中継
先端末局IDに対応する中継先ノードIDを決定した
後、当該中継先ノードIDを中継先ノードIDフィール
ド602へ設定し、送信先端末局IDを送信先端末局I
Dフィールド604へ設定し、当該中継ノードのノード
IDを中継元ノードIDフィールド603に設定する。
端末局へ直接に下りパケットを伝送する場合には、中継
先ノードIDはその旨を示す専用の情報を設定する。そ
の他フィールド601はパイロット、上下回線インディ
ケータ、パケットID、データなどが格納される。各フ
ィールドの順番は入れ替わる場合もある。その他フィー
ルド601は、分割して配置される場合もある。
【0037】図16は、下りパケットの中継伝送処理を
示すフローチャートであり、コアノードもしくは中継ノ
ードにおいて実施される処理である。ステップS701
において下りパケットの到着を検出し、下りパケットが
到着するとステップS702へ進み、下りパケットの到
着が検出されないとステップS701へ戻る。ステップ
S702では、当該下りパケットが自ノード宛であるか
否かが判定され、自ノード宛であればステップS706
へ進み、自ノード宛でなければステップS701へ戻
る。ステップS706では、当該下りパケットのあて先
を示す送信先端末局IDを調べ、送信先端末局IDが中
継ノードリストに含まれるか否かが判定される。送信先
端末局IDが中継ノードリストに含まれる場合はステッ
プS703へ進み、送信先端末局IDが中継ノードリス
トに含まれない場合はステップS705へ進む。ステッ
プS703では、中継ノードリストより、当該送信先端
末局と対になるノードIDを選択し、当該ノードIDを
中継先ノードIDとして下りパケットに設定した後、ス
テップS704においてパケットを中継する。ここで、
中継伝送される下りパケットでは中継元ノードIDとし
て自ノードのIDを設定し、また、送信先端末局ID、
中継されるデータ等もそれぞれ設定する。コアノードも
しくは中継ノードが下りパケットを伝送する際に、伝送
先ノードもしくは端末局において所定の受信電力を満足
するかもしくは所定の受信品質を満足するように当該下
りパケットの送信電力を制御する場合がある。下りパケ
ットの送信電力を制御することによって周囲へ与える干
渉を抑制し、高い回線利用効率を達成することが可能と
なる。一方、ステップS706において、送信先端末局
IDが中継ノードリストに含まれない場合には、端末局
へ向けて下りパケットを送信する。当該下りパケットに
は、中継元ノードIDとして自ノードIDを設定し、中
継先ノードIDには当該下りパケットが端末局宛である
ことを示す情報を設定する。また当該下りパケットに
は、送信先端末局ID、下りデータ等もそれぞれ設定す
る。
【0038】図17は、図16において説明した下りパ
ケット中継法による下りパケット中継の動作を具体的に
示す説明図である。図6と同じ端末局配置、中継ノード
配置を仮定しており、各中継ノードRN−1,RN−
2、RN−3,RN−4においては、端末局MS−A,M
S−B,MS−C,MS−D宛の中継ノードリストが既に
生成されているものとする。中継ノードRN−4におい
て端末局MS−B宛の下りパケットが到着したとする。
RN−4は中継ノードリスト(図9)を参照し、MS−
Bと対になる中継ノードがRN−3であること把握す
る。RN−4は、中継ノードRN−3へ下りパケットを
中継する。ここで、中継されようとする下りパケットに
は、中継元ノードIDとしてRN−4を設定し、中継先
ノードIDとしてRN−3を設定し、送信先端末局ID
としてMS−Bを設定する。また、RN−4に到着した
MS−B宛の下りパケットに含まれる他の情報(伝送デ
ータなど)も中継されようとする下りパケットに設定す
る。RN−4がMS−B宛の下りパケットを無線伝搬路
301を経由して中継ノードRN−3へ伝送した後、R
N−3は当該下りパケットを受信する。RN−3はRN
−4より中継伝送された下りパケットの送信先端末局を
調べ、当該端末局がRN−3が保有する中継ノードリス
ト(図8)に含まれているかどうかを調べる。図8のよ
うに、端末局MS−Bは中継ノードRN−2と対になっ
ているため、中継ノードRN−3は、RN−4がRN−
3に向けて中継伝送した場合と同等に、さらにRN−2
へ向けて下りパケットを中継伝送する。中継ノードRN
−2では、やはり同様に、当該中継ノードが保有する中
継ノードリスト(図7)に端末局MS−Bが登録されて
いるかどうかを調べる。図7のように、中継ノードRN
−2が保有する中継ノードリストにはMS−B宛が登録
されていないため、中継ノードはMS−Bが自ノードの
領域に属すると判断し、下りパケットをMS−Bへ向け
て伝送する。MS−Bへ向けて伝送する下りパケットに
は、中継元ノードIDをRN−2に設定し、中継先ノー
ドIDを端末局への伝送を示す専用の情報に設定し、送
信先端末局IDをMS−Bに設定する。RN−2が受信
した下りパケットに含まれるデータ信号等も適宜下りパ
ケットに設定する。端末局MS−Bは下りパケットを受
信し、自端末あてのパケットであることを確認したうえ
でデータを復調する。
【0039】以上のように、この実施の形態によれば、
端末局が移動した場合も下り中継経路を適応的に選択す
ることが可能となる。放送パケットの送信周期を短くす
ればするほど、より高速な端末局の移動に対しても下り
中継経路選択が実現可能となる。また、前提とする無線
中継型セルラーネットワークは中継ノードがインフラと
して固定的に配備されるため、移動する端末が中継局を
兼務するアドホックネットワークに比べて、より安定し
た通信が可能になる効果がある。また、上りデータパケ
ットもしくは下りデータパケットの送信電力を制御する
ことによって周辺ノード、周辺端末局へ与える干渉を抑
制することが可能となり、その結果、システム全体の回
線容量を向上させることが可能となる効果がある。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、上りパケットの中継経
路についての情報を中継ノードリストとしてコアノード
や中継ノードで保持し、この中継ノードリストに記録さ
れた前記情報をもとに下りパケットの中継経路を選択す
るため、端末の位置に応じて適切な下り中継経路が選択
され、さらに、前記中継経路選択が各中継ノードで自律
分散的に実現できる効果がある。また本発明によれば、
端末局が移動した場合には、移動に追随して当該端末局
宛の下りパケットの中継経路を適応的に変更することが
可能になる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態によるデータ伝送方法に
おいて放送パケットを受信した端末局が上りACKパケ
ットを送り返す様子を示す模式図である。
【図2】本発明の実施の一形態によるデータ伝送方法に
おける放送パケットのフィールド構成について示した模
式図である。
【図3】本発明の実施の一形態によるデータ伝送方法に
おけるACKパケットの構成を示す模式図である。
【図4】本発明の実施の一形態によるデータ伝送方法に
おける各中継ノードならびにコアノードにおいて実施さ
れる上りACKパケットの処理手順を示したフローチャ
ートである。
【図5】本発明の実施の一形態によるデータ伝送方法に
おける中継ノードが保有する中継ノードリストの一例を
示した説明図である。
【図6】本発明の実施の一形態における中継ノードリス
ト生成の様子を示す説明図である。
【図7】本発明の実施の一形態の中継ノードリスト生成
処理によって生成された中継ノードリストを示した説明
図である。
【図8】本発明の実施の一形態の中継ノードリスト生成
処理によって生成された中継ノードリストを示した説明
図である。
【図9】本発明の実施の一形態の中継ノードリスト生成
処理によって生成された中継ノードリストを示した説明
図である。
【図10】本発明の実施の一形態によるデータ伝送方法
における端末局が移動した場合の中継ノードリスト生成
の様子を示す説明図である。
【図11】本発明の実施の一形態によるデータ伝送方法
において端末局が移動した場合に中継ノードで生成され
る中継ノードリストを示す説明図である。
【図12】本発明の実施の一形態によるデータ伝送方法
における各中継ノードならびにコアノードにおいて実施
される上りACKパケットの処理手順を示したフローチ
ャートである。
【図13】本発明の実施の一形態によるデータ伝送方法
における中継ノードリスト生成の様子を具体的に示す説
明図である。
【図14】本発明の実施の一形態によるデータ伝送方法
における上りパケットの構成を示す模式図である。
【図15】本発明の実施の一形態によるデータ伝送方法
における下りパケットの構成を示す模式図である。
【図16】本発明の実施の一形態によるデータ伝送方法
における下りパケットの中継伝送処理を示すフローチャ
ートである。
【図17】本発明の実施の一形態によるデータ伝送方法
における下りパケット中継の動作を具体的に示す説明図
である。
【図18】従来のセルラーシステムのセル構成を示した
説明図である。
【図19】無線中継型のセルラーシステムのセル構成の
一例を示した説明図である。
【符号の説明】
F01,F11,F13,MS−A,MS−B,MS−
C,MS−D……端末(端末局)、F08,F09,F
12,RN−1,RN−2,RN−3,RN−4,RN
−5……中継ノード、F05……コアノード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 7/26 7/30 Fターム(参考) 5K030 GA11 HA08 HC09 JL01 JT09 LB05 LD07 5K033 AA09 CB06 CC01 DA01 DA19 DB18 EA03 5K067 AA21 BB21 CC08 DD17 DD24 EE02 EE06 EE10 EE23 HH11 HH22 HH32

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有線網に接続されたコアノードと、前記
    コアノードから送信された下りパケットおよび前記コア
    ノードへ向けられた上りパケットを中継する中継ノード
    と、前記コアノードおよび前記中継ノードのいずれとも
    パケットの送受信が可能な端末局とからなる中継伝送型
    無線ネットワークにおけるデータ伝送方法において、 前記端末局が前記中継ノードを経由して前記コアノード
    へ送信する上りパケットに含まれる前記端末局および前
    記中継ノードのID情報を記録した前記端末局に対する
    下りパケットの下り中継経路を与える中継ノードリスト
    を、前記コアノードならびに前記中継ノードで保有し、
    前記中継ノードリストをもとに前記端末局の位置に応じ
    た下り中継経路を選択することを特徴とする中継伝送型
    無線ネットワークにおけるデータ伝送方法。
  2. 【請求項2】 前記コアノードならびに前記各中継ノー
    ドは、定期的に放送パケットを端末局へ向けて送信し、
    前記端末局は放送パケットを受信して接続ノードを決定
    し、前記接続ノードを決定した前記端末局は当該接続ノ
    ードに対して上りACKパケットを送信し、前記上りA
    CKパケットには当該端末局のID番号が含まれ、送信
    された上りACKパケットは前記中継ノードを経由して
    前記コアノードへと伝達され、 前記コアノードならび
    に前記各中継ノードは下りパケットの中継先を示す下り
    中継先ノードのID番号と端末局IDとの関係を与える
    中継ノードリストを保有し、前記端末局が送信する前記
    上りACKパケットを受信した中継ノードは当該上りA
    CKパケットに含まれる送信元端末局IDならびに自分
    自身のノードIDを表す中継元ノードIDを含む中継上
    りACKパケットを上り中継ノードへ向けて送信し、前
    記中継ノードもしくは前記コアノードでは、前記中継上
    りACKパケットに含まれる送信元端末局IDと中継元
    ノードIDの対を前記下りパケットの中継先を示す中継
    ノードリストとして登録することを特徴とする請求項1
    記載の中継伝送型無線ネットワークにおけるデータ伝送
    方法。
  3. 【請求項3】 受信電力が最も高いか、もしくは受信品
    質が最もよい放送パケットを受信したノードを接続ノー
    ドとすることを特徴とする請求項1または2記載の中継
    伝送型無線ネットワークにおけるデータ伝送方法。
  4. 【請求項4】 前記放送パケットには、当該放送パケッ
    トを放出したノードのID番号が含まれることを特徴と
    する請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の
    中継伝送型無線ネットワークにおけるデータ伝送方法。
  5. 【請求項5】 前記放送パケットには、当該放送パケッ
    トを放出したノードが従属するコアノードのID番号が
    含まれることを特徴とする請求項1から請求項4のうち
    のいずれか1項記載の中継伝送型無線ネットワークにお
    けるデータ伝送方法。
  6. 【請求項6】 前記上りACKパケットを受信した中継
    ノードにおいて、当該中継ノードが保有する中継ノード
    リストにすでに当該上りACKパケットに含まれる送信
    元端末局IDと中継元ノードIDの対が登録されていれ
    ば当該上りパケットを中継伝送しないことを特徴とする
    請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載の中継
    伝送型無線ネットワークにおけるデータ伝送方法。
  7. 【請求項7】 前記上りACKパケットを受信した中継
    ノードにおいて、当該上りACKパケットに含まれる送
    信元端末局IDと中継元ノードIDの対を直ちに中継ノ
    ードリストへ登録し、前記中継ノードリストに前記送信
    元端末局IDと等しい端末局IDが前記中継元ノードI
    Dとは異なる中継ノードIDと対になってすでに登録さ
    れていれば、直ちにもしくは所定の時間の経過後に当該
    端末局IDの登録を削除することを特徴とする請求項1
    から請求項6のうちのいずれか1項記載の中継伝送型無
    線ネットワークにおけるデータ伝送方法。
  8. 【請求項8】 前記コアノードならびに前記各中継ノー
    ドが保有する前記中継ノードリストのうち、ある時間が
    経過した中継ノードIDと端末局IDの対は削除するこ
    とを特徴とする請求項1から請求項7のうちのいずれか
    1項記載の中継伝送型無線ネットワークにおけるデータ
    伝送方法。
  9. 【請求項9】 前記放送パケットは一定の送信電力で伝
    送されることを特徴とする請求1から請求項8のうちの
    いずれか1項記載の中継伝送型無線ネットワークにおけ
    るデータ伝送方法。
  10. 【請求項10】 端末局もしくは中継ノードが上りAC
    Kパケットを伝送する際に、前記上りACKパケットの
    送信電力を制御し、伝送先ノードにおいて所定の受信電
    力を満足するかもしくは所定の受信品質を満足させるこ
    とを特徴とする請求1から請求項9のうちのいずれか1
    項記載の中継伝送型無線ネットワークにおけるデータ伝
    送方法。
  11. 【請求項11】 前記コアノードならびに前記各中継ノ
    ードは下りパケットの中継先を示す下り中継先ノードの
    ID番号と端末局IDとの関係を与える中継ノードリス
    トを保有し、前記端末局が送信する上りパケットには送
    信元の端末局の送信元端末局IDが含まれ、前記上りパ
    ケットを受信した中継ノードは当該上りパケットに含ま
    れる送信元端末局IDならびに自分自身のノードIDを
    表す中継元ノードIDを含む中継上りパケットを上り中
    継ノードへ向けて送信し、前記中継ノードもしくは前記
    コアノードでは、前記中継上りパケットに含まれる送信
    元端末局IDと中継元ノードIDの対を、前記端末局I
    Dと下り中継先ノードのID番号との関係を与える前記
    中継ノードリストとして登録することを特徴とする請求
    項1記載の中継伝送型無線ネットワークにおけるデータ
    伝送方法。
  12. 【請求項12】 前記コアノードもしくは前記中継ノー
    ドが下りパケットを伝送するか、もしくは中継伝送する
    際には、当該下りパケットが示す伝送先端末局IDを調
    べ、当該伝送先端末局と対になる中継先ノードを前記中
    継ノードリストより検出し、対になる中継先ノードが検
    出されれば当該中継先ノードに対して前記下りパケット
    を伝送し、対になる中継先ノードが検出できなければ前
    記下りパケットを中継せずに端末局に向けてのみ伝送す
    ることを特徴とする請求項1から請求項11のうちのい
    ずれか1項記載の中継伝送型無線ネットワークにおける
    データ伝送方法。
  13. 【請求項13】 前記上りパケットを受信した中継ノー
    ドにおいて、当該中継ノードが保有する中継ノードリス
    トにすでに当該上りパケットに含まれる送信元端末局I
    Dと中継元ノードIDの対が登録されていれば当該上り
    パケットを中継伝送しないことを特徴とする請求項11
    または12記載の中継伝送型無線ネットワークにおける
    データ伝送方法。
  14. 【請求項14】 前記コアノードならびに前記各中継ノ
    ードが保有する前記中継ノードリストのうち、登録して
    から一定の時間が経過した中継ノードIDと端末局ID
    の対は削除することを特徴とする請求項11から請求項
    13のうちのいずれか1項記載の中継伝送型無線ネット
    ワークにおけるデータ伝送方法。
  15. 【請求項15】 端末局もしくは中継ノードが上りパケ
    ットを伝送する際に、伝送先ノードにおいて所定の受信
    電力を満足するかもしくは所定の受信品質を満足するよ
    うに当該上りパケットの送信電力を制御することを特徴
    とする請求11から請求項14のうちのいずれか1項記
    載の中継伝送型無線ネットワークにおけるデータ伝送方
    法。
  16. 【請求項16】 前記コアノードもしくは前記中継ノー
    ドが下りパケットを伝送する際に、伝送先ノードもしく
    は端末局において所定の受信電力を満足するかもしくは
    所定の受信品質を満足するように当該下りパケットの送
    信電力を制御することを特徴とする請求1から請求項1
    5のうちのいずれか1項記載の中継伝送型無線ネットワ
    ークにおけるデータ伝送方法。
  17. 【請求項17】 前記上りパケットを受信した中継ノー
    ドにおいて、当該上りパケットに含まれる送信元端末局
    IDと中継元ノードIDの対を直ちに中継ノードリスト
    へ登録し、前記中継ノードリストに前記送信元端末局I
    Dと等しい端末局IDが前記中継元ノードIDとは異な
    る中継ノードIDと対になってすでに登録されていれ
    ば、直ちにもしくはある時間が経過後に当該端末局ID
    の登録を削除することを特徴とする請求項11から請求
    項16のうちのいずれか1項記載の中継伝送型無線ネッ
    トワークにおけるデータ伝送方法。
  18. 【請求項18】 有線網に接続されたコアノードから送
    信された下りパケットおよび前記コアノードへ向けられ
    た上りパケットを中継する無線ネットワークの中継ノー
    ドにおいて、 端末局が中継先ノードを経由して前記コアノードへ送信
    する上りパケットに含まれる前記端末局および前記中継
    先ノードのID情報が記録され、前記ID情報をもとに
    前記端末局に対する下りパケットの下り中継経路を与え
    る中継ノードリストを備えたことを特徴とする中継ノー
    ド。
  19. 【請求項19】 有線網に接続され、端末局および中継
    ノードのいずれともパケットの送受信が可能な無線ネッ
    トワークのコアノードにおいて、 前記端末局が前記中継ノードを経由して送信する上りパ
    ケットに含まれる前記端末局および前記中継ノードのI
    D情報が記録され、前記ID情報をもとに前記端末局に
    対する下りパケットの下り中継経路を与える中継ノード
    リストを備えたことを特徴とするコアノード。
  20. 【請求項20】 有線網に接続されたコアノード、前記
    コアノードから送信された下りパケットおよび前記コア
    ノードへ向けられた上りパケットを中継する中継ノード
    のいずれともパケットの送受信が可能な無線ネットワー
    クの端末局において、 前記コアノードまたは前記中継ノードから送信された放
    送パケットに対するACKパケットを含む、前記コアノ
    ードまたは前記中継ノードの中継ノードリストへ中継元
    ノードのID番号と対で登録される送信元である自己端
    末局のID番号を挿入した上りパケットを、前記中継ノ
    ードへ送信することを特徴とする端末局。
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