JP2002197431A - 通信装置、データ転送方法、及びデータ転送プログラムが記録された記録媒体 - Google Patents

通信装置、データ転送方法、及びデータ転送プログラムが記録された記録媒体

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JP2002197431A
JP2002197431A JP2000398861A JP2000398861A JP2002197431A JP 2002197431 A JP2002197431 A JP 2002197431A JP 2000398861 A JP2000398861 A JP 2000398861A JP 2000398861 A JP2000398861 A JP 2000398861A JP 2002197431 A JP2002197431 A JP 2002197431A
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JP2000398861A
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Junichi Iwasaki
淳一 岩崎
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】データ転送を管理する情報処理装置を設けるこ
となく、複数の情報処理装置間でそれぞれが格納するデ
ータをデータ種類毎に容易に整理することを可能にす
る。 【解決手段】無線式メモリ101の制御部102は、デ
ータ転送処理を一定時間毎に起動して、スイッチ読取部
105によりメモリ109に格納すべきデータのデータ
種別を設定するデータ種別設定スイッチの状態を読み取
る。制御部102は、スイッチ読取部105により読み
取ったデータ種別をもとに、メモリ109に格納すべき
ではないデータが存在することを判別した場合に、無線
部106による無線通信が可能な周囲に存在する他の情
報処理装置において当該データ種別のデータを格納可能
であるかを探索し、この探索によりデータが格納可能な
情報処理装置がある場合には、この情報処理装置に対し
てデータを送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信機能を有
する通信装置、この通信装置間におけるデータ転送方
法、及びデータ転送プログラムが記録された記録媒体に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、無線通信機能を備えたパーソナル
コンピュータ(PC)などの情報処理装置や多機能型の
携帯電話、さらにはバッテリ駆動可能な情報処理機能が
搭載されたメモリカード(例えばSD(Secure digita
l)カードなど)が種々開発されている。この種の情報
処理装置は、携行が可能であり、また他の情報処理装置
と容易に接続することができるため、時や場所を選ばず
に文書、音楽、映像などの所望のデータを取得すること
が可能である。
【0003】ところで、複数の情報処理装置、例えば複
数枚のメモリカードに格納されているデータを整理する
ためには、その管理を担う情報処理装置を利用したユー
ザの操作が必要である。例えば、複数枚のメモリカード
に散在する音楽コンテンツのデータを一枚のメモリカー
ドに集めるためには、音楽のデータが格納されたメモリ
カードを情報処理装置に装着し、目的とするデータを格
納先の他のメモリカードへ転送するといった操作を、音
楽のデータが格納されている各メモリカードのそれぞれ
について行う必要がある。
【0004】また、例えば複数のPCに分散して格納さ
れている複数種類のデータを、所定の種類のデータが特
定のPCにおいて格納されるように整理する場合には、
各PCにおいて格納すべきデータ種類を決め、自PCに
他のPCに格納すべきデータがある場合には、ユーザの
操作によって、他のPCと接続して該当するデータを送
信した後、自PCから送信済みのデータを削除するとい
った作業が必要となる。この作業は、複数のPCのそれ
ぞれにおいて行う必要がある。
【0005】また、分散システムにおいては、ユーザの
操作によらず、複数の情報処理装置のうち特定の情報処
理装置(クライアント)に所定のデータを格納すること
ができるが、ホストとなる情報処理装置によって何れの
情報処理装置にどのデータを転送すべきか管理する必要
がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の情報
処理装置では、複数の情報処理装置間でそれぞれが格納
するデータをデータ種類毎に整理するためには、ユーザ
による所定の情報処理装置へのデータの転送のための操
作が必要であり、メモリカードであれば情報処理装置を
利用しなければならなかった。
【0007】また、分散システムでは、データ転送が自
動化されるためユーザの操作が不要となるが、データ転
送を管理するための情報処理装置(ホスト)を設けなけ
ればならない。
【0008】本発明は前記のような事情を考慮してなさ
れたもので、データ転送を管理する情報処理装置を設け
ることなく、複数の情報処理装置間でそれぞれが格納す
るデータをデータ種類毎に容易に整理することが可能な
通信装置、データ転送方法、及びデータ転送プログラム
が記録された記録媒体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、他の装置との
通信を行うための通信機能を有する通信装置において、
データを格納するためのデータ格納手段と、前記データ
格納手段に格納すべきデータの種別を設定するデータ種
別設定手段と、他の装置との通信により、他の装置が保
持するデータが前記データ種別設定手段にて設定された
種別のデータであることを判別する判別手段と、前記判
別手段の判別に基づいて、他の装置から前記データを受
信して前記データ格納手段へ格納する手段とを具備した
ことを特徴とする。
【0010】また本発明は、他の装置との通信を行うた
めの通信機能を有する通信装置において、データを格納
するためのデータ格納手段と、前記データ格納手段に格
納すべきデータのデータ種別を設定するデータ種別設定
手段と、前記データ種別設定手段により設定されたデー
タ種別をもとに、前記データ格納手段に格納すべきでは
ないデータが存在するか判別する判別手段と、前記判別
手段によって前記データ格納手段に格納すべきではない
データが存在すると判別された場合に、当該データ種別
のデータを格納可能な他の装置を、前記通信機能を通じ
て探索する探索手段と、前記探索手段によって他の装置
が探索できた場合に、この他の装置にデータを送信する
データ送信手段とを具備したことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。本実施形態における情報処
理装置(通信装置)は、無線通信機能が設けられてお
り、自装置において設定された格納すべきデータの種別
に関する情報をもとに、通信可能な他の情報処理装置と
の間でのデータ転送を管理し自動化する。情報処理装置
(通信装置)は、設定されたデータの種別に関する情報
に従って、自装置に格納されているデータを調査し、設
定されたデータ種別以外のデータがあればそれを他の情
報処理装置(通信装置)に送信し、また設定されたデー
タ種別の他の情報処理装置から送出されたデータを受信
して格納することで、複数の情報処理装置間で所定のデ
ータ種類のデータが特定の情報処理装置にのみ格納され
るように自律的にデータを整理する。
【0012】まず、第1実施形態について説明する。第
1実施形態では、情報処理装置として情報処理機能が搭
載された記憶媒体、すなわち図1及び図2に示す無線式
メモリ101と図3及び図4に示す無線式メモリカード
110について説明する。
【0013】図1は、第1実施形態における無線式メモ
リ101の機能構成を示すブロック図である。図1に示
すように、無線式メモリ101は、制御部102(CP
U103、ROM104)、スイッチ読取部105、無
線部106、アンテナ107、電源部108、及びメモ
リ109が設けられている。
【0014】制御部102は、無線式メモリ101全体
の制御を司るもので、中央処理装置であるCPU103
と各種処理プログラムが格納されたROM104とから
構成されている。制御部102は、ROM104に格納
されたデータ転送プログラムを実行することで、メモリ
109と無線部106の制御を行ってデータの入出力を
制御し、他の複数の情報処理装置間でデータを整理する
データ転送処理を実現する。スイッチ読取部105は、
無線式メモリ101の筐体外部に設けられた複数のスイ
ッチの状態を読み取って制御部102に通知する。
【0015】無線部106は、接続されたアンテナ10
7を経由して、無線信号を送受信して外部の情報処理装
置等との間でデータの送信及び受信処理を行う。無線部
106による無線通信方式としては、例えばBluet
oothが用いられる。Bluetoothは、短距離
の無線通信規格であり、2.4GHz帯のISM(Indu
stry Science Medical)バンドを用いて10m以内の無
線通信を実現するものである。Bluetoothで
は、スペクトラム拡散技術として周波数ホッピング方式
を用いており、最大で8台までの機器を時分割多重方式
によって接続することができる。無線部106は、無線
通信が可能な範囲に存在する他の同一の無線通信機能を
搭載する情報処理装置を探索し、探索された例えば最大
で8台の情報処理装置との間で無線通信を実行すること
ができる。
【0016】電源部108は、無線式メモリ101の電
源を供給し、例えば充電式電池などで実現される。メモ
リ109は、制御部102を介して入力される各種デー
タ種別のデータを格納し、また格納したデータを出力す
る。メモリ109は、例えばフラッシュメモリなどで実
現される。
【0017】図2は、図1に示す無線式メモリ101の
外観を示す図である。図2に示すように筐体外部には、
無線式メモリ101に格納すべきデータの種別を設定す
るための手動操作によって切り替え可能な、データ種別
設定スイッチ111と制御部102におけるデータの送
信に係る処理を禁止するための無線送信禁止設定スイッ
チ112(設定OFFでデータ送信禁止)とが設けられ
ている。また、データ種別設定スイッチ111では、図
2に示すように、3つのデータ種類、すなわち「Aud
io」(オーディオデータ種別)、「Visual」
(ビジュアルデータ種別)、「Others」(オーデ
ィオデータとビジュアルデータ以外のデータ種別)の中
からデータ種別を設定することができる。データ種別設
定スイッチ111を設けることで無線式メモリ101に
対して、簡単に格納すべきデータを示すデータ種別を設
定することができる。
【0018】図3は、第1実施形態における無線式メモ
リカード110の機能構成を示すブロック図である。図
3に示すように、無線式メモリカード110は、制御部
102(CPU103、ROM104)、スイッチ読取
部105、無線部106、アンテナ107、電源部10
8、メモリ109、及びカードインタフェース部113
が設けられている。無線式メモリカード110は、図1
に示す無線式メモリ101にカードインタフェース部1
13をさらに設けて、無線部106によるデータ転送機
能とカードインタフェース部111によるデータ転送機
能の両方を有することを可能とした構成であり、図1と
同一構成部分については同一符号を付して説明を省略す
る。
【0019】カードインタフェース部113は、カード
インタフェースを有する情報処理装置(パーソナルコン
ピュータ、携帯電話機、電子式カメラなど)に装着可能
である。カードインタフェース部113は、例えばスマ
ートメディアやSD(Securedigital)カード、または
SD I/0などの規格に従って実現される。
【0020】無線式メモリカード110の制御部102
は、カードインタフェース部111を介して無線式メモ
リカード110が装着された情報処理装置とメモリ10
9との間のデータ転送を制御する。さらに制御部102
は、無線部106によるデータ転送処理とカードインタ
フェース部111によるデータ転送処理を監視し、お互
いを排他制御することで双方のデータ転送処理を確実に
する。
【0021】図4は、図3に示す無線式メモリカード1
10の外観を示す図である。無線式メモリカード110
においても、図2に示す無線式メモリ101と同様のデ
ータ種別設定スイッチ111及び無線送信禁止設定スイ
ッチ112が設けられているものとする。
【0022】次に、無線式メモリ101と無線式メモリ
カード110(以下、両者を無線式メモリと総称する)
における無線通信を介したデータ転送処理の動作につい
て、図5及び図6に示すフローチャートを参照しながら
説明する。図5は自律的に起動されるデータ送信側の無
線式メモリの動作を示すフローチャート、図6はデータ
送信側の無線式メモリの動作に連動して起動されるデー
タ受信側の動作を示すフローチャートである。
【0023】無線式メモリは、制御部102に無線送信
禁止設定スイッチ112からの信号が入力されており、
無線送信禁止設定スイッチ112が送信禁止に設定され
ていない場合に一定時間毎に自律的に起動してデータ転
送処理を開始し、無線送信禁止設定スイッチ112が送
信禁止に設定されている場合には起動しない構成となっ
ている。データ整理が不要な場合には、無線送信禁止設
定スイッチ112を設定してデータ転送処理が起動され
ないようにすることで消費電力の低減を図ることができ
る。なお、無線送信禁止設定スイッチ112が送信禁止
に設定されていても、他の情報処理装置からの通信要求
に応じたデータ転送処理の実行は可能であるとする。
【0024】まず、データ転送側の無線式メモリにおい
て、無線送信禁止設定スイッチ112が送信禁止に設定
されていない場合、制御部102は、予め決められた所
定の時間が経過したことを検知すると起動して(図5、
ステップA1)、データ種別設定スイッチ111の設定
状態、すなわち何れのデータ種類のデータを自メモリ内
に格納すべきかを示す設定情報をスイッチ読取部105
によって読み取る(ステップA2)。
【0025】制御部102は、スイッチ読取部105か
ら得た設定情報をもとに、メモリ109に格納すべきで
はない種別のデータ、すなわち無線通信が可能な周辺に
ある無線式メモリに対して送出すべきデータがあるかを
調査する(ステップA3)。制御部102は、メモリ1
09に格納されているデータのデータ種別が設定情報に
該当しない場合には、送出すべきデータであると判別す
る。メモリ109に格納されているデータのデータ種別
は、例えばデータファイルのファイル名に付された拡張
子を参照して判別することができる。
【0026】ここで、送出すべきデータがメモリ109
に格納されていない場合、制御部102は、データ転送
処理を終了する。この場合、消費電力の比較的大きい無
線部106を用いることなく直ちに処理を終了すること
で消費電力の低減を図ることができる。
【0027】一方、送出すべきデータがメモリ109に
格納されていた場合、制御部102は、無線部106を
制御して、周囲の通信可能な他の無線式メモリを探索す
る(ステップA4)。この時、周囲に通信可能な無線式
メモリが存在しない場合には、データの転送先がないの
でデータ転送処理を終了する。
【0028】また、周囲に通信可能な無線式メモリが存
在する場合には、制御部102は、その無線式メモリと
の間に確立された無線ネットワークを通じて、データ転
送のための通信要求を送信すると共に(ステップA
5)、その無線式メモリに設定されているデータ種別に
関する設定情報を問い合わせる(ステップA6)。ここ
で、周囲に通信可能な無線式メモリが複数存在する場合
には、それぞれに対して通信要求と共にデータ種別に関
する設定情報の問い合わせを送信する。
【0029】一方、データ受信側となる無線式メモリの
制御部102は、無線部106によってデータ送信側の
無線式メモリとの間に確立されたネットワークを通じて
通信要求を送信すると(図6、ステップB1)、データ
転送処理(受信側処理)を起動して、データ種別設定ス
イッチ111の設定状態、すなわち何れのデータ種類の
データを自メモリ内に格納すべきかを示す設定情報をス
イッチ読取部105によって読み取る(ステップB
2)。そして、制御部102は、データ種別を示す設定
情報を、通信要求の送信元であるデータ送信側の無線式
メモリに対して送信する(ステップB3)。
【0030】データ送信側の無線式メモリでは、制御部
102は、探索した無線式メモリに設定されているデー
タ種別に関する設定情報を受信すると、この設定情報が
メモリ109に格納されている送出すべきデータのデー
タ種別と一致しているかを判別する(ステップA7)。
ここでは、制御部102は、メモリ109に格納されて
いる送出すべきデータのそれぞれについて判別し、複数
の無線式メモリから設定情報を受信している場合には、
各送付すべきデータのデータ種類とそれぞれの無線式メ
モリから受信した設定情報とが一致しているかを判別
し、各データについてデータ送出先となる無線式メモリ
を特定する。制御部102は、無線部106を介して、
メモリ109に格納されている送出すべきデータを、デ
ータ送出先として特定された無線式メモリに対して転送
する(ステップA8)。すなわち、制御部102は、送
出先とする無線式メモリにデータを送信し、データ受信
側の無線式メモリにおいて格納された場合には、メモリ
109に格納されていた送出済みのデータを削除する。
【0031】一方、データ受信側の無線式メモリでは、
通信要求元の無線式メモリからデータ送信があると、制
御部102は、無線部106を通じてデータを受信し
て、メモリ109に格納する(ステップB5)。
【0032】次に、第1実施形態に係る無線式メモリ1
01(101a,101b)と無線式メモリカード11
0(110a,110b)との間のデータ転送例につい
て説明する。図7には、無線式メモリ101と無線式メ
モリカード110(無線式メモリ)の使用環境の一例を
示している。
【0033】図7に示す無線式メモリ101bと無線式
メモリカード110bは、外出先での使用環境における
状態を想定したもので、情報処理装置114を用いてデ
ータの入出力が行われる。情報処理装置114は、無線
式メモリカード110を装着可能なカードインタフェー
スを備え、また無線式メモリに搭載された無線通信機能
との間で無線通信を行ない、データを送受信する機能を
有しているものとする。また、図7に示す無線式メモリ
101aと無線式メモリカード110aは、自宅などに
おける保管場所に保管されている状態を想定している。
【0034】ここで、無線式メモリ101a,101b
と無線式メモリカード110a,110bには、それぞ
れ図8(a)に示すデータが格納されているものとす
る。すなわち、無線式メモリカード110bには、情報
処理装置114によってメール、スケジュール、オーデ
ィオB、静止画Aの各データが格納され、無線式メモリ
101bには、情報処理装置114によって文書、静止
画B、オーディオCの各データが格納されたものとす
る。自宅の保管場所にある無線式メモリカード110a
には、オーディオAのデータのみが格納されており、無
線式メモリ101aにはデータが格納されていないもの
とする。
【0035】また、無線式メモリ101a,101bと
無線式メモリカード110a,110bのそれぞれに設
けられたデータ種別設定スイッチ111と無線送信禁止
設定スイッチ112は、図8(b)に示すように設定さ
れているものとする。すなわち、無線式メモリ101b
と無線式メモリカード110bのデータ種別設定スイッ
チ111については「Others」、無線式メモリカ
ード110aのデータ種別設定スイッチ111について
は「Audio」、無線式メモリ101aについては
「Visual」が設定されているものとする。また、
無線式メモリ101a,101bと無線式メモリカード
110bの無線送信禁止設定スイッチ112については
設定ON(データ送信可能)が設定され、無線式メモリ
カード110aの無線送信禁止設定スイッチ112につ
いては設定OFF(データ送信禁止)が設定されてい
る。
【0036】図7において、無線式メモリ101b及び
無線式メモリカード110bと、保管場所にある無線式
メモリ101a及び無線式メモリカード110aとの間
で無線通信ができない場合には、無線式メモリ101
a,101bと無線式メモリカード110a,110b
におけるデータ転送処理は次のようになる。
【0037】無線式メモリカード110bは、データ種
別設定が「Others」であるため自メモリ109に
格納すべきではないデータ種別に該当するオーディオB
と静止画Aのデータを送出するため周囲に無線通信が可
能な無線式メモリを探索する。この場合、無線式メモリ
カード110bは、無線式メモリ101bを探索するこ
とができるが、無線式メモリ101bに設定されたデー
タ種別が「Others」であるためにデータの転送は
行われない。無線式メモリ101bも同様にして、デー
タ種別設定が「Others」であるため、静止画Bと
オーディオCのデータについてデータ送出を試みるが、
無線通信の可能な無線式メモリカード110bに設定さ
れたデータ種別が「Others」であるためにデータ
の転送は行われない。
【0038】一方、保管場所にある無線式メモリカード
110aは、無線送信禁止が設定(無線送信禁止設定ス
イッチ112の設定OFF)されているため、データ転
送処理が起動されない。無線式メモリ101aは、一定
時間毎にデータ転送処理を開始するが、送出すべきデー
タがないためデータ転送を行うことなく処理を終了す
る。
【0039】以上の説明に対し、図7において無線式メ
モリ101b及び無線式メモリカード110bと、保管
場所にある無線式メモリ101a及び無線式メモリカー
ド110aとの間で無線通信ができる場合、例えば情報
処理装置114を用いた使用環境を自宅内の保管場所の
近くに移動した場合にはデータ転送処理は次のようにな
る。
【0040】無線式メモリカード110bは、データ種
別設定が「Others」であるため自メモリ109に
格納すべきではないデータ種別に該当するオーディオB
と静止画Aのデータを送出するため周囲に無線通信が可
能な無線式メモリを探索する。この場合、無線式メモリ
カード110bは、無線式メモリ101a,101b及
び無線式メモリカード110aを探索することができ、
無線式メモリカード110aにおけるデータ種別の設定
が「Audio」、無線式メモリ101aにおけるデー
タ種別の設定が「Visual」であることを示す設定
情報を取得できる。従って、無線式メモリカード110
bは、無線式メモリカード110aをオーディオBのデ
ータの送出先として特定してデータ転送を実行し、無線
式メモリ101aを静止画Aのデータの送出先として特
定してデータ転送を実行する。
【0041】無線式メモリ101bも同様にして無線式
メモリ101aに静止画Bのデータを、また、無線式メ
モリカード110aにオーディオCのデータを転送す
る。無線式メモリカード110aは、無線送信禁止が設
定(無線送信禁止設定スイッチ112の設定OFF)さ
れているため、データ転送処理が起動されない。無線式
メモリ101aは、一定時間毎に転送処理を開始するが
送出すべきデータが無いためデータ転送を行うことなく
処理を終了する。
【0042】結果として、無線式メモリ101a,10
1bと無線式メモリカード110a,110bのメモリ
109には、それぞれ図8(c)に示すように、データ
が格納されることとなる。すなわち、無線式メモリ10
1a,101bと無線式メモリカード110a,110
bに格納されていたオーディオのデータが、データ種別
「Audio」に設定された無線式メモリカード110
aに集められ、同様に静止画のデータがデータ種別「V
isual」に設定された無線式メモリ101aに集め
られることにより整理される。無線式メモリカード11
0bには、他の無線式メモリに転送されたオーディオB
と静止画Aのデータが削除されるのでメールとスケジュ
ールのデータが残り、また無線式メモリ101bには、
他の無線式メモリに転送された静止画BとオーディオC
のデータが削除されるので文書のデータが残る。
【0043】こうして、各無線式メモリを相互に無線通
信が可能な範囲に置くことで、それぞれにおいてデータ
転送処理が実行され、データ種別設定スイッチ111に
よって設定されたデータ種別のデータがそれぞれに格納
されて、複数の無線式メモリに分散して格納されていた
各データ種別のデータが整理される。
【0044】以上、近距離通信が可能となることによっ
て、予めデータ種別設定スイッチ111と無線送信禁止
設定スイッチ112によって設定された設定情報に応じ
て、無線式メモリ間でデータが転送される例を示した
が、データ種別設定スイッチ111を任意のタイミング
で切り替えることによってもデータ転送処理により無線
式メモリ間でデータの転送は行われる。例えば、図8
(c)に示すようにデータが格納された状態において、
無線式メモリ101bのデータ種別設定スイッチ111
を「Others」から「Audio」に切り替えられ
た場合には、無線式メモリ101bは、次に起動される
データ転送処理において、文書のデータを無線式メモリ
カード110bに転送する。
【0045】上述のように本発明では、格納すべきデー
タの種別を簡単に設定でき、その設定に従って無線式メ
モリ間においてデータ転送が自動化されるため、ユーザ
が操作することなく複数の無線式メモリに散在するデー
タを整理することができる。また、無線送信禁止の設定
によって無線式メモリの消費電力を低減することも可能
となる。
【0046】なお、前述した説明では、周囲の通信可能
な複数の無線式メモリ(例えば無線式メモリ101aと
無線式メモリカード110a)では、それぞれのデータ
種別設定スイッチ111により設定された設定情報が異
なる場合を例にしているが、複数の無線式メモリにおい
て同一の設定がされている場合もある。この場合、デー
タ送信元の無線式メモリは、同じ設定がされている各無
線式メモリに対して同一のデータをそれぞれ送信し、同
じデータ種別が設定された複数の無線式メモリのそれぞ
れに同一のデータが格納されるようにする。
【0047】また、前述した説明では、データ種別設定
スイッチ111による設定と異なるデータ種別のデータ
を他の無線式メモリに対して送出した後には削除するも
のとして説明しているが、削除せずにバックアップ用と
して残しておくようにしてもよい。この場合、各無線式
メモリは、データ種別設定スイッチ111によって設定
されたデータ種別に該当するデータ(他の無線式メモリ
から受信したデータを含む)については、別途、整理さ
れたデータとしてデータファイルリストにより管理し、
バックアップ用の通常のデータとは異なる管理が可能で
あるものとする。
【0048】また、無線送信禁止設定スイッチ112に
よって自メモリに格納されているデータが送信されない
ように設定できるとしているが、無線送信禁止設定スイ
ッチ112の他に無線受信禁止設定スイッチを設け、他
の無線式メモリから送信されたデータを受信して格納し
ない(通信要求の受信に応じてデータ転送処理を起動し
ない)ようにすることも可能である。
【0049】このようにして、無線式メモリでは、無線
送信禁止設定スイッチ112が送信禁止に設定されてい
ない場合には、一定時間毎にデータ転送処理を起動し
て、メモリ109に格納されたデータがデータ種別設定
スイッチ111によって設定されたデータ種別と一致す
るか否か、すなわち自メモリに格納すべきデータである
か、他の無線式メモリにおいて格納すべきデータである
か判別し、他の無線式メモリにおいて格納すべきデータ
については、通信可能な無線式メモリから受信した設定
情報をもとに送出先を特定してデータ送信する。こうし
て、各無線式メモリがデータ送信処理を実行することに
より、それぞれにおいてデータ種別設定スイッチ111
によって設定されたデータ種別のデータを他の無線式メ
モリから受信して格納し、メモリ109に格納されたデ
ータ種別設定スイッチ111によって設定されたデータ
種別以外のデータを他の無線式メモリに送信すること
で、複数の無線式メモリの間でデータの整理が行われ
る。
【0050】次に、第2実施形態について説明する。第
2実施形態では、情報処理装置として情報機能が搭載さ
れた、図9及び図10に示す無線式メモリカード200
について説明する。第1実施形態における無線式メモリ
101及び無線式メモリカード110では、筐体外部に
設けられたデータ種別設定スイッチ111及び無線送信
禁止設定スイッチ112によってデータ転送処理に対す
る設定を行うとしているが、第2実施形態の無線式メモ
リカード200では、無線式メモリカード200を装着
可能なカードインタフェースを持つ情報処理装置によっ
てデータ転送処理に対する設定を行ない、その設定内容
を示す設定データを格納するものとする。
【0051】図9は、第2実施形態における無線式メモ
リカード200の構成を示すブロック図である。図9に
示すように、無線式メモリ200は、制御部202(C
PU203、ROM204)、表示部205、無線部2
06、アンテナ207、電源部208、及びメモリ20
9が設けられている。無線式メモリカード200は、図
3に示す無線式メモリカード110に表示部205を設
け、スイッチ読取部105を省略した構成である。その
他の主要な構成については、図3に示す対応する各部と
同等の機能を有するものとして詳細な説明を省略する。
【0052】表示部205は、制御部202の制御のも
とで表示を制御するもので、データ転送処理に関係して
設定された設定データの内容などを表示する。メモリ2
09は、各種データ種別のデータの他、他の情報処理装
置に装着されて設定されたデータ転送処理に対する設定
データ209aを格納する。設定データ209aは、第
1実施形態においてデータ種別設定スイッチ111と無
線送信禁止設定スイッチ112によって設定された設定
情報と同様の情報である。ただし、データ種別に対する
設定は、予め用意されたスイッチによらず行うことがで
きるので、より多数のデータ種別から任意に設定するこ
とができる。
【0053】図10は、図9に示す無線式メモリカード
200の外観を示す図である。無線式メモリカード20
0には、表示部205によって表示が制御されるディス
プレイ210が設けられている。ディスプレイ210に
は、設定データ209aの内容(無線送信禁止設定ON
/OFF、データ種別)などが表示される。図10は、
データ種別として「Audio」が設定されていること
を表示している一例を示している。こうして、設定デー
タ209aの内容をディスプレイ210によって表示さ
せることで、ユーザは、無線式メモリカード200に何
れのデータ種別のデータが整理して格納されるかを容易
に判別することができる。
【0054】無線式メモリカード200を扱う情報処理
装置は、無線式メモリカード200を装着可能なカード
インタフェースが設けられており、データ設定機能を含
むデータ転送プログラムを実行することにより、カード
インタフェースに装着された無線式メモリカード200
に対して各種設定を行うことができる。
【0055】例えば、情報処理装置においてデータ転送
プログラムを実行することにより、図11に示す設定画
面を表示させる。設定画面では、データ転送をするか否
かを設定するための項目(無線送信禁止設定)、無線式
メモリカード200に格納するデータ種別を設定するた
めの項目が設けられており、ユーザからの入力装置を通
じた指示に応じて任意に設定することができる。情報処
理装置は、設定画面における設定内容を表すデータを、
カードインタフェースを介して無線式メモリカード20
0に出力する。無線式メモリカード200の制御部20
2は、情報処理装置からのデータをカードインタフェー
ス部211を通じて受信し、設定データ209aとして
メモリ209に書き込む。以下、無線式メモリカード2
00は、メモリ209に書き込まれた設定データ209
aをもとにデータ転送処理を実行する。
【0056】なお、無線式メモリカード200における
データ転送処理の動作は、第1実施形態においてスイッ
チ読取部105によりデータ種別設定スイッチ111の
状態を読み取る処理に代えて、メモリ209に格納され
た設定データ209aを読み出して実行する点が異な
る。他の処理については、第1実施形態(図5、図6)
と同様にして行うものとして説明を省略する。また、無
線式メモリカード200は、第1実施形態における無線
式メモリ101と無線式メモリカード110と同様の動
作が可能であり、無線式メモリ101及び無線式メモリ
カード110との間でデータ転送を行うこともできる。
【0057】なお、図9に示す構成では、設定データ2
09aの内容を表示するために表示部205が設けられ
ているが、表示部205を省略した構成とすることがで
きる。この場合、無線式メモリカード200に設定され
た設定データ209aの内容は、無線式メモリカード2
00を、カードインタフェースを有する他の情報処理装
置に装着し、この情報処理装置によって設定データ20
9aを読み出して表示させることで確認できる。
【0058】こうして、無線式メモリカード200に対
して他の情報処理装置によりデータ転送処理に対する設
定データ209aを設定することができるので、設定可
能なデータ種別が予め制約されず多種のデータ種別の設
定が可能となる。また、データ種別設定スイッチを外部
筐体に設ける必要がないためコストの上昇を抑えること
ができる。
【0059】次に、第3実施形態について説明する。第
3実施形態では、パーソナルコンピュータ、PDA(pe
rsonal digital assistant)、携帯電話機などに構成さ
れた、図12に示す情報処理装置220について説明す
る。図12は第3実施形態に係わる情報処理装置220
のシステム構成を示すブロック図である。情報処理装置
220は、記録媒体に記録されたプログラムを読み込
み、このプログラムによって動作が制御されるコンピュ
ータによって実現されるもので、CPU221、入力部
223、表示部224、無線部225、アンテナ22
6、カードインタフェース227、ROM228、RA
M229、及び記憶装置230などによって構成され
る。
【0060】CPU221は、情報処理装置220全体
の制御を司るもので、ROM228またはRAM229
に格納されたプログラムに基づいて実行することにより
各種機能を実現する。第3実施形態では、RAM229
に格納されたデータ転送プログラム229aを実行する
ことで、前述した第1及び第2実施形態と同様のデータ
転送処理を実現することができる。入力部223は、キ
ーボードやマウスなどのデバイスからデータ入力を行
う。表示部224は、各種処理の処理状況等の表示を制
御する。無線部225は、接続されたアンテナ226を
経由して、無線信号を送受信して外部の情報処理装置等
との間でデータの送信及び受信処理を行う。第3実施形
態においても、無線部225による無線通信方式として
Bluetoothが用いられるものとする。カードイ
ンタフェース227は、メモリカードなどを装着するた
めのインタフェースである。ROM228とRAM22
9は、プログラムやデータを格納するもので、CPU2
21によってアクセスされる。RAM229には、必要
に応じてデータ転送処理を実現するためのデータ転送プ
ログラム229aが格納される。記憶装置230は、各
種のプログラムやデータなどを格納するもので、必要に
応じて読み出されてRAM229に格納される。記憶装
置230に格納されるデータとしては、データ転送処理
に対して設定される設定データ230a(第2実施形態
における設定データ209aと同じ)や、各種データ種
別のデータファイル230bなどが含まれる。
【0061】次に、第3実施形態の動作について説明す
る。第3実施形態の情報処理装置220では、データ転
送プログラム229aによるデータ設定機能を実行する
ことにより、データ転送処理に対する各種設定を行うこ
とができる。
【0062】例えば、データ転送プログラム229aに
よるデータ設定機能を実行することで、CPU221
は、図11に示す第2実施形態と同様の設定画面を表示
部224において表示させ、入力部223から入力され
るユーザからの指示に応じて、任意に各項目(無線送信
禁止設定、データ種別設定)に対する設定を行うことが
できる。
【0063】CPU221は、データ設定機能により設
定画面中で設定された設定内容を、設定データ230a
として記憶装置230に格納しておく。
【0064】また、第3実施形態の情報処理装置220
では、データ転送プログラム229aをRAM229に
常駐させておくことで、第1実施形態と同様にして一定
時間毎にデータ転送処理を起動する。データ転送処理
は、データ設定機能によって記憶装置230に格納され
た設定データ230aを用いて、第1及び第2実施形態
と同様にして実行する。すなわち、第3実施形態のデー
タ転送処理は、第1実施形態においてスイッチ読取部1
05によりデータ種別設定スイッチ111の状態を読み
取る処理に代えて、記憶装置230に格納された設定デ
ータ230aを読み出して実行する点が異なるだけであ
る。他の処理については、第1実施形態(図5、図6)
と同様にして行うものとして説明を省略する。
【0065】図13には、情報処理装置220の使用環
境の一例を示している。図13に示す使用環境は、複数
台の情報処理装置220a,220b,220cが相互
に無線通信が可能な範囲、例えばオフィス内に設置され
て使用される例を示している。
【0066】情報処理装置220a,220b,220
cには、それぞれに格納すべきデータのデータ種別が、
予めデータ設定機能によって設定され、それぞれの記憶
装置230に設定データ230aとして格納される。ま
た、外部の情報処理装置に装着して使用される第1及び
第2実施形態における無線式メモリカード110,20
0も情報処理装置220a,220b,220cと無線
通信が可能な範囲において管理される。
【0067】こうした、使用環境においてデータ転送処
理の起動時刻が例えば勤務時間終了後となるようにして
おくことで、各情報処理装置220a,220b,22
0cにおいて勤務時間中に処理されたデータが、勤務時
間終了後にデータ種別に応じて所定の情報処理装置に転
送され、それぞれの記憶装置230にデータファイル2
30bとして格納(整理)される。各情報処理装置22
0a,220b,220cにおいてデータ転送処理を実
行させることで、ユーザによるデータ整理のための作
業、すなわち所定のデータ種別のデータを選択して、そ
のデータを特定の情報処理装置に送信(コピー)し、そ
の後、送信済みのデータを削除するといった作業を行う
必要がない。
【0068】また、外部の情報処理装置から無線式メモ
リカード110,200に格納されたデータが、情報処
理装置220a,220b,220cに設定されたデー
タ種別に該当する場合には、無線式メモリカード11
0,200を無線通信が可能な場所に保管しておけば、
そのデータについてもデータ転送処理によって特定の情
報処理装置に転送されて格納される。
【0069】このようにして、情報処理機能が搭載され
た記憶媒体だけでなく、パーソナルコンピュータなどの
情報処理装置であってもデータ転送処理を実行可能とす
ることで、第1実施形態及び第2実施形態と同様にし
て、ユーザによる作業を必要とすることなく、自動的に
複数の情報処理装置220a,220b,220c間で
データ種別毎のデータの整理を行うことができる。
【0070】なお、前述した各実施形態の説明では、1
つの情報処理装置において1種類のデータ種別を格納す
べきデータとして設定するものとして説明しているが、
複数のデータ種別を設定し、それぞれのデータを整理し
て格納するようにしても良い。また、データ転送処理の
起動が一定時間毎に行われるものとしているが、その一
定時間をユーザからの指示により任意に設定できるよう
にしても良い。また、前述した説明では、データ種別と
して、オーディオデータやビジュアルデータなどデータ
形式を選択して設定できるものとしているが、データ種
別として特定のアプリケーションプログラムによって作
成されるデータファイルを設定できるようにしても良
い。
【0071】なお、上述した実施形態において記載した
手法は、コンピュータに実行させることのできるプログ
ラムとして、例えば磁気ディスク(フロッピー(登録商
標)ディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD
−ROM、DVD等)、半導体メモリなどの記録媒体に
書き込んで各種装置に提供することができる。また、通
信媒体により伝送して各種装置に提供することも可能で
ある。本装置を実現するコンピュータは、記録媒体に記
録されたプログラムを読み込み、または通信媒体を介し
てプログラムを受信し、このプログラムによって動作が
制御されることにより、上述した処理を実行する。
【0072】また、本願発明は、前述した実施形態に限
定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱し
ない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、
前記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開
示される複数の構成要件における適宜な組み合わせによ
り種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示さ
れる全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても効
果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成
が発明として抽出され得る。
【0073】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、自
装置において格納すべきでないデータについては、通信
可能な他の通信装置において当該データを格納可能であ
るかを探索し、格納可能であれはこの通信装置に対して
データ送信して格納させることで、複数の通信装置間で
データの整理が行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態における無線式メモリ101の機
能構成を示すブロック図。
【図2】図1に示す無線式メモリ101の外観を示す
図。
【図3】第1実施形態における無線式メモリカード11
0の機能構成を示すブロック図。
【図4】図3に示す無線式メモリカード110の外観を
示す図。
【図5】データ送信側の無線式メモリの動作を示すフロ
ーチャート。
【図6】データ送信側の無線式メモリの動作に連動して
起動されるデータ受信側の動作を示すフローチャート。
【図7】無線式メモリ101と無線式メモリカード11
0(無線式メモリ)の使用環境の一例を示す図。
【図8】無線式メモリ101a,101bと無線式メモ
リカード110a,110bのそれぞれにおいて格納さ
れるデータとスイッチ状態の一例を示す図。
【図9】第2実施形態における無線式メモリカード20
0の構成を示すブロック図。
【図10】図9に示す無線式メモリカード200の外観
を示す図。
【図11】データ転送処理に対する設定を行うための設
定画面の一例を示す図。
【図12】第3実施形態に係わる情報処理装置220の
システム構成を示すブロック図。
【図13】情報処理装置220の使用環境の一例を示す
図。
【符号の説明】
101…無線式メモリ 102,202…制御部 103,203,221…CPU 104,204,228…ROM 105…スイッチ読取部 106,206,225…無線部 107,207,226…アンテナ 108,208…電源部 109,209…メモリ 110,220…無線式メモリカード 111…データ種別設定スイッチ 112…無線送信禁止設定スイッチ 113,211…カードインタフェース部 114,220…情報処理装置 205…表示部 223…入力部 224…表示部 227…カードインタフェース 229…RAM 229a…データ転送プログラム 230…記憶装置 230a…設定データ 230b…データファイル

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 他の装置との通信を行うための通信機能
    を有する通信装置において、 データを格納するためのデータ格納手段と、 前記データ格納手段に格納すべきデータの種別を設定す
    るデータ種別設定手段と、 他の装置との通信により、他の装置が保持するデータが
    前記データ種別設定手段にて設定された種別のデータで
    あることを判別する判別手段と、 前記判別手段の判別に基づいて、他の装置から前記デー
    タを受信して前記データ格納手段へ格納する手段とを具
    備したことを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 他の装置との通信を行うための通信機能
    を有する通信装置のデータ転送方法であって、 データを格納するためのデータ格納手段に格納すべきデ
    ータのデータ種別を設定し、 他の装置との通信により、他の装置が保持するデータが
    設定された種別のデータであることを判別し、 この判別に基づいて、他の装置から前記データを受信し
    て前記データ格納手段へ格納することを特徴とするデー
    タ転送方法。
  3. 【請求項3】 他の装置との通信を行うための通信機能
    を有する通信装置において、 データを格納するためのデータ格納手段と、 前記データ格納手段に格納すべきデータのデータ種別を
    設定するデータ種別設定手段と、 前記データ種別設定手段により設定されたデータ種別を
    もとに、前記データ格納手段に格納すべきではないデー
    タが存在するか判別する判別手段と、 前記判別手段によって前記データ格納手段に格納すべき
    ではないデータが存在すると判別された場合に、当該デ
    ータ種別のデータを格納可能な他の装置を前記通信機能
    を通じて探索する探索手段と、 前記探索手段によって他の装置が探索できた場合に、こ
    の他の装置にデータを送信するデータ送信手段とを具備
    したことを特徴とする通信装置。
  4. 【請求項4】 他の装置との通信を行うための通信機能
    を有する通信装置において、 データを格納するためのデータ格納手段と、 前記データ格納手段に格納すべきデータのデータ種別を
    設定するデータ種別設定手段と、 他の装置により前記通信機能を通じて、所定のデータ種
    別のデータを格納するための通信要求があった場合に、
    前記データ種別設定手段により設定されたデータ種別を
    もとに、前記通信要求によるデータが前記データ格納手
    段に格納すべきデータであるかを判別するデータ判別手
    段と、 前記データ判別手段により前記データ格納手段に格納す
    べきデータであると判別した場合に、前記他の装置から
    のデータを受信して前記データ格納手段に格納させるデ
    ータ受信手段とを具備したことを特徴とする通信装置。
  5. 【請求項5】 他の装置との通信を行うための通信機能
    を有する通信装置において、 データを格納するためのデータ格納手段と、 前記データ格納手段に格納すべきデータのデータ種別を
    設定するデータ種別設定手段と、 前記データ種別設定手段により設定されたデータ種別を
    もとに、前記データ格納手段に格納すべきではないデー
    タが存在するか判別する判別手段と、 前記判別手段によって前記データ格納手段に格納すべき
    ではないデータが存在すると判別された場合に、当該デ
    ータ種別のデータを格納可能な他の装置を、前記通信機
    能を通じて探索する探索手段と、 前記探索手段によって他の装置が探索できた場合に、こ
    の他の装置にデータを送信するデータ送信手段と、 他の装置により前記通信機能を通じて、所定のデータ種
    別のデータを格納するための通信要求があった場合に、
    前記データ種別設定手段により設定されたデータ種別を
    もとに、前記通信要求によるデータが前記データ格納手
    段に格納すべきデータであるかを判別するデータ判別手
    段と、 前記データ判別手段により前記データ格納手段に格納す
    べきデータであると判別した場合に、前記他の装置から
    のデータを受信して前記データ格納手段に格納させるデ
    ータ受信手段とを具備したことを特徴とする通信装置。
  6. 【請求項6】 前記格納手段に格納されたデータの前記
    データ送信手段による送信を禁止するための禁止設定手
    段を具備し、 前記禁止設定手段によりデータ送信の禁止が設定されて
    いる場合、前記判別手段による判別を実行しないことを
    特徴とする請求項3または請求項5記載の通信装置。
  7. 【請求項7】 前記データ種別設定手段によるデータ種
    別の設定は、装置筐体に設けられたスイッチの切り替え
    により行われることを特徴とする請求項3、請求項4、
    または請求項5の何れかに記載の通信装置。
  8. 【請求項8】 他の装置と着脱自在とするインタフェー
    スを具備し、 前記通信機能は、前記インタフェースを介した通信と無
    線による通信とを含むことを特徴とする請求項3、請求
    項4、または請求項5の何れかに記載の通信装置。
  9. 【請求項9】 前記データ種別設定手段によるデータ種
    別の設定は、他の装置において設定されたデータを受信
    し、この受信したデータに応じて行われることを特徴と
    する請求項3、請求項4、または請求項5の何れかに記
    載の通信装置。
  10. 【請求項10】 前記データ種別設定手段によって設定
    されたデータ種別の内容を表示する表示手段を具備した
    ことを特徴とする請求項3、請求項4、または請求項5
    の何れかに記載の通信装置。
  11. 【請求項11】 前記データ送信手段によって送信され
    た前記データ格納手段に格納されていたデータを削除す
    る削除手段を具備したことを特徴とする請求項3または
    請求項5記載の通信装置。
  12. 【請求項12】 他の装置との通信を行うための通信機
    能を有する通信装置のデータ転送方法であって、 データを格納するためのデータ格納手段に格納すべきデ
    ータのデータ種別を設定し、 この設定されたデータ種別をもとに、前記データ格納手
    段に格納すべきではないデータが存在するか判別し、 この判別の結果、前記データ格納手段に格納すべきでは
    ないデータが存在すると判別された場合に、当該データ
    種別のデータを格納可能な他の装置を、前記通信機能を
    通じて探索し、 この探索によって他の装置が探索できた場合に、この他
    の装置にデータを送信することを特徴とするデータ転送
    方法。
  13. 【請求項13】 他の装置との通信を行うための通信機
    能によりデータを転送するためのデータ転送プログラム
    が記録された記録媒体であって、 データを格納するためのデータ格納手段と、 前記データ格納手段に格納すべきデータのデータ種別を
    設定するデータ種別設定手段と、 前記データ種別設定手段により設定されたデータ種別を
    もとに、前記データ格納手段に格納すべきではないデー
    タが存在するか判別する判別手段と、 前記判別手段によって前記データ格納手段に格納すべき
    ではないデータが存在すると判別された場合に、当該デ
    ータ種別のデータを格納可能な他の装置を、前記通信機
    能を通じて探索する探索手段と、 前記探索手段によって他の装置が探索できた場合に、こ
    の他の装置にデータを送信するデータ送信手段とに機能
    させるためのデータ転送プログラムが記録されたコンピ
    ュータ読み取り可能な記録媒体。
  14. 【請求項14】 他の装置との通信を行うための通信機
    能を有する通信装置のデータ転送方法であって、 データを格納するためのデータ格納手段に格納すべきデ
    ータのデータ種別を設定し、 他の装置により前記通信機能を通じて、所定のデータ種
    別のデータを格納するための通信要求があった場合に、
    設定されたデータ種別をもとに、前記通信要求によるデ
    ータが前記データ格納手段に格納すべきデータであるか
    を判別し、 この判別の結果、前記データ格納手段に格納すべきデー
    タであると判別した場合に、前記他の装置からのデータ
    を受信して前記データ格納手段に格納させることを特徴
    とするデータ転送方法。
  15. 【請求項15】 他の装置との通信を行うための通信機
    能によりデータを転送するためのデータ転送プログラム
    が記録された記録媒体であって、 データを格納するためのデータ格納手段と、 前記データ格納手段に格納すべきデータのデータ種別を
    設定するデータ種別設定手段と、 他の装置により前記通信機能を通じて、所定のデータ種
    別のデータを格納するための通信要求があった場合に、
    前記データ種別設定手段により設定されたデータ種別を
    もとに、前記通信要求によるデータが前記データ格納手
    段に格納すべきデータであるかを判別するデータ判別手
    段と、 前記データ判別手段により前記データ格納手段に格納す
    べきデータであると判別した場合に、前記他の装置から
    のデータを受信して前記データ格納手段に格納させるデ
    ータ受信手段とに機能させるためのデータ転送プログラ
    ムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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