JP2002195926A - 比重測定装置 - Google Patents
比重測定装置Info
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- JP2002195926A JP2002195926A JP2000395947A JP2000395947A JP2002195926A JP 2002195926 A JP2002195926 A JP 2002195926A JP 2000395947 A JP2000395947 A JP 2000395947A JP 2000395947 A JP2000395947 A JP 2000395947A JP 2002195926 A JP2002195926 A JP 2002195926A
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- liquid
- specific gravity
- liquid tank
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 構成が簡素で、精度良く安定して比重を測定
する。 【解決手段】 測定に当たっては、先ず載置部２１に被
測定物Ｍを載置し、空中において風袋を除いた重量Ｗ１
を測定する。次に、被測定物Ｍを吊下部２５内に入れ
て、液槽２３内の液体２２に完全に没した状態となるよ
うにする。はかり計量部２４から得られた風袋を除いた
重量Ｗ２は、被測定物Ｍが受けた浮力Ｂつまり液体２２
の密度が１であれば被測定物Ｍが押しのけた液体２２の
体積Ｖと同等となる。そこで、Ｗ１／Ｗ２＝Ｗ／Ｖを計
算して比重Ｓを求める。
する。 【解決手段】 測定に当たっては、先ず載置部２１に被
測定物Ｍを載置し、空中において風袋を除いた重量Ｗ１
を測定する。次に、被測定物Ｍを吊下部２５内に入れ
て、液槽２３内の液体２２に完全に没した状態となるよ
うにする。はかり計量部２４から得られた風袋を除いた
重量Ｗ２は、被測定物Ｍが受けた浮力Ｂつまり液体２２
の密度が１であれば被測定物Ｍが押しのけた液体２２の
体積Ｖと同等となる。そこで、Ｗ１／Ｗ２＝Ｗ／Ｖを計
算して比重Ｓを求める。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体の比重を測定
するための比重測定装置に関するものである。
するための比重測定装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図３は第１の従来例の物体の浮力を利用
した比重測定装置を示している。フック１を吊り下げた
はかり本体２と、液体３を入れた容器４を昇降させる台
５とから成る装置を用いる。先ず、フック１に被測定物
Ｍを吊り下げ、はかり本体２により被測定物Ｍの空気中
における重量Ｗを測定し、次に台５を一点鎖線で示すよ
うに上昇させて、吊り下げた被測定物Ｍを液体３中に完
全に没入させ、液体３中における重量Ｗ’を測定する。
した比重測定装置を示している。フック１を吊り下げた
はかり本体２と、液体３を入れた容器４を昇降させる台
５とから成る装置を用いる。先ず、フック１に被測定物
Ｍを吊り下げ、はかり本体２により被測定物Ｍの空気中
における重量Ｗを測定し、次に台５を一点鎖線で示すよ
うに上昇させて、吊り下げた被測定物Ｍを液体３中に完
全に没入させ、液体３中における重量Ｗ’を測定する。
【０００３】このときの被測定物Ｍに作用する浮力は、
被測定物Ｍが押しのけた液体３の体積分の重量と同等で
あり、はかり本体２は浮力分だけ軽く計量する。液体３
の密度が１（ｇ／ｃｍ3）であれば、体積ＶはＶ＝（Ｗ
−Ｗ’）となる。従って、比重Ｓ＝Ｗ／Ｖ＝Ｗ／（Ｗ−
Ｗ’）が得られる。
被測定物Ｍが押しのけた液体３の体積分の重量と同等で
あり、はかり本体２は浮力分だけ軽く計量する。液体３
の密度が１（ｇ／ｃｍ3）であれば、体積ＶはＶ＝（Ｗ
−Ｗ’）となる。従って、比重Ｓ＝Ｗ／Ｖ＝Ｗ／（Ｗ−
Ｗ’）が得られる。
【０００４】図４は第２の従来例を示し、例えば実公昭
４−４９５７１号公報に記載されている液体６の入った
固定の液槽７と、この液槽７と非接触で液槽７内の液体
６が流入自在の吊下部８と、この吊下部８を支えると共
にはかり計量部９により計量される支持体１０とから成
る。
４−４９５７１号公報に記載されている液体６の入った
固定の液槽７と、この液槽７と非接触で液槽７内の液体
６が流入自在の吊下部８と、この吊下部８を支えると共
にはかり計量部９により計量される支持体１０とから成
る。
【０００５】被測定物Ｍを支持体１０に載置し、空気中
における重量Ｗをはかり計量部９で測定し、次に吊下部
８内の液体６中に一点鎖線で示すように被測定物Ｍを入
れ、被測定物Ｍが液体６に没した状態における重量Ｗ’
を測定する。これにより、第１の従来例と同様に比重Ｓ
を測定することができる。
における重量Ｗをはかり計量部９で測定し、次に吊下部
８内の液体６中に一点鎖線で示すように被測定物Ｍを入
れ、被測定物Ｍが液体６に没した状態における重量Ｗ’
を測定する。これにより、第１の従来例と同様に比重Ｓ
を測定することができる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図３に示
すような第１の従来例においては、被測定物Ｍを吊り下
げるためのフック１も液体３中に入り、被測定物Ｍがフ
ック１に吊り下げることが困難な形状をしている場合に
は、糸状体で括くりつける必要があり、フック１や糸状
体の体積による誤差が発生し、正確な比重を求めること
が困難となる。
すような第１の従来例においては、被測定物Ｍを吊り下
げるためのフック１も液体３中に入り、被測定物Ｍがフ
ック１に吊り下げることが困難な形状をしている場合に
は、糸状体で括くりつける必要があり、フック１や糸状
体の体積による誤差が発生し、正確な比重を求めること
が困難となる。
【０００７】また、被測定物Ｍの液体３中における重量
を測定するために、容器４を上下動させる必要がある。
更に、フック１及び被測定物Ｍに当る風の影響がないよ
うに、被測定物Ｍを静止するように操作することも極め
て困難な作業となる。
を測定するために、容器４を上下動させる必要がある。
更に、フック１及び被測定物Ｍに当る風の影響がないよ
うに、被測定物Ｍを静止するように操作することも極め
て困難な作業となる。
【０００８】図４で示す従来例では、図３に示すフック
１に類するものは不要である。しかし、空中、液中での
各重量測定において、被測定物Ｍの重量が掛かる支持体
１０が液槽７を取り囲むようにして、はかり計量部９上
に載置されている。従って、支持体１０全体が風の影響
を受けてしまうため、高精度の測定を行うためには比重
測定装置全体を覆う風防を使用しなければならず、比重
測定装置の作業空間に占める割合が大きくなってしま
う。
１に類するものは不要である。しかし、空中、液中での
各重量測定において、被測定物Ｍの重量が掛かる支持体
１０が液槽７を取り囲むようにして、はかり計量部９上
に載置されている。従って、支持体１０全体が風の影響
を受けてしまうため、高精度の測定を行うためには比重
測定装置全体を覆う風防を使用しなければならず、比重
測定装置の作業空間に占める割合が大きくなってしま
う。
【０００９】また、比重測定機能を有していない一般の
はかりに、液槽７及び吊下部８を取り付けるためには、
液槽７をはかり計量部９と非接触にするための特別構造
の支持体１１を必要とする。
はかりに、液槽７及び吊下部８を取り付けるためには、
液槽７をはかり計量部９と非接触にするための特別構造
の支持体１１を必要とする。
【００１０】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
構成が簡素で、精度良く安定して比重を測定し得る比重
測定装置を提供することにある。
構成が簡素で、精度良く安定して比重を測定し得る比重
測定装置を提供することにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る比重測定装置は、重力感知部上に液体の
入った液槽を固定し、該液槽の一部に設け被測定物を空
気中又は前記液体中に載置する載置部と、前記液槽に非
接触状態で前記被測定物を前記液槽の液体中に吊下する
吊下部とを備え、前記被測定物を前記載置部に載置した
ときの重量Ｗ１と、前記被測定物を前記吊下部により吊
下げたときの重量Ｗ２とから、Ｗ１／Ｗ２を演算して前
記被測定物の比重を計測することを特徴とする。
の本発明に係る比重測定装置は、重力感知部上に液体の
入った液槽を固定し、該液槽の一部に設け被測定物を空
気中又は前記液体中に載置する載置部と、前記液槽に非
接触状態で前記被測定物を前記液槽の液体中に吊下する
吊下部とを備え、前記被測定物を前記載置部に載置した
ときの重量Ｗ１と、前記被測定物を前記吊下部により吊
下げたときの重量Ｗ２とから、Ｗ１／Ｗ２を演算して前
記被測定物の比重を計測することを特徴とする。
【００１２】
【発明の実施の形態】本発明を図示の実施の形態に基づ
いて詳細に説明する。図１は第１の実施の形態を示し、
被測定物Ｍを空気中で載置するための載置部２１を有し
液体２２を入れた液槽２３が、はかり計量部２４上に固
定されている。また、液槽２３内に非接触でかご状の吊
下部２５が配置されている。吊下部２５は液槽２３内の
液体２２が流入自在で底部に被測定物Ｍを載せるための
ためのものであり、液槽２３と非接触で液槽２３を取り
囲みかつはかり計量部２４と非接触で風防となるフレー
ム２６の頂部から吊り下げられている。
いて詳細に説明する。図１は第１の実施の形態を示し、
被測定物Ｍを空気中で載置するための載置部２１を有し
液体２２を入れた液槽２３が、はかり計量部２４上に固
定されている。また、液槽２３内に非接触でかご状の吊
下部２５が配置されている。吊下部２５は液槽２３内の
液体２２が流入自在で底部に被測定物Ｍを載せるための
ためのものであり、液槽２３と非接触で液槽２３を取り
囲みかつはかり計量部２４と非接触で風防となるフレー
ム２６の頂部から吊り下げられている。
【００１３】測定に当たっては、先ず載置部２１に被測
定物Ｍを載置し、空中において風袋を除いた被測定物Ｍ
の重量Ｗ１を測定する。
定物Ｍを載置し、空中において風袋を除いた被測定物Ｍ
の重量Ｗ１を測定する。
【００１４】次に、被測定物Ｍを一点鎖線で示すように
吊下部２５内に入れて、液槽２３内の液体２２に完全に
没した状態となるようにする。はかり計量部２４から得
られた風袋を除いた重量Ｗ２は、被測定物Ｍが受けた浮
力Ｂ、つまり液体２２の密度が１であれば被測定物Ｍが
押しのけた液体２２の体積Ｖと同等となる。そこで、Ｗ
１／Ｗ２＝Ｗ／Ｖを計算して比重Ｓを求めることができ
る。また、液体２２の密度が１（ｇ／ｃｍ3）でない場
合は、この分を補正して比重Ｓを求めることができる。
吊下部２５内に入れて、液槽２３内の液体２２に完全に
没した状態となるようにする。はかり計量部２４から得
られた風袋を除いた重量Ｗ２は、被測定物Ｍが受けた浮
力Ｂ、つまり液体２２の密度が１であれば被測定物Ｍが
押しのけた液体２２の体積Ｖと同等となる。そこで、Ｗ
１／Ｗ２＝Ｗ／Ｖを計算して比重Ｓを求めることができ
る。また、液体２２の密度が１（ｇ／ｃｍ3）でない場
合は、この分を補正して比重Ｓを求めることができる。
【００１５】この場合に、液槽２３を覆うフレーム２６
は、液槽２３を囲み風防の役割を兼ねているため、測定
時に液槽２３に及ぼす風の影響を阻止できる。また、本
装置が作業空間に占める割合も小さく済む。
は、液槽２３を囲み風防の役割を兼ねているため、測定
時に液槽２３に及ぼす風の影響を阻止できる。また、本
装置が作業空間に占める割合も小さく済む。
【００１６】図２は第２の実施の形態の比重測定装置を
示し、液体２２内に載置部２１’を有する液槽２３’を
使用すれば、従来では空気中で測定していた被測定物Ｍ
の重量を液体２２中で測定することとなり、重量Ｗ１は
被測定物Ｍが空気中でも液体２２中にあっても同じ値が
得られる。
示し、液体２２内に載置部２１’を有する液槽２３’を
使用すれば、従来では空気中で測定していた被測定物Ｍ
の重量を液体２２中で測定することとなり、重量Ｗ１は
被測定物Ｍが空気中でも液体２２中にあっても同じ値が
得られる。
【００１７】この実施の形態においては、２回の被測定
物Ｍの測定を同一の温度において行えるため、より信頼
性の高い測定値を得ることができる。
物Ｍの測定を同一の温度において行えるため、より信頼
性の高い測定値を得ることができる。
【００１８】本発明においては、比重計測部を有してい
ない電子はかりにおいても、液槽２３及び吊下部２５を
有するフレーム２６を取り付ければ、容易に適用するこ
とができる。
ない電子はかりにおいても、液槽２３及び吊下部２５を
有するフレーム２６を取り付ければ、容易に適用するこ
とができる。
【００１９】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る比重測
定装置は、被測定物の液体中での測定において液槽を昇
降させる必要はなく、また吊り下げフックに類する器具
は不要である。従って、被測定物を糸状体でフックに括
くり付ける必要もなく、そのためフックや糸状体の体積
による誤差が発生せず、高精度での比重測定が可能とな
る。また、フックや液槽に当る風の影響による測定精度
に及ぼす誤差も介入されることはない。
定装置は、被測定物の液体中での測定において液槽を昇
降させる必要はなく、また吊り下げフックに類する器具
は不要である。従って、被測定物を糸状体でフックに括
くり付ける必要もなく、そのためフックや糸状体の体積
による誤差が発生せず、高精度での比重測定が可能とな
る。また、フックや液槽に当る風の影響による測定精度
に及ぼす誤差も介入されることはない。
【図１】第１の実施例の構成図である。
【図２】第２の実施例の構成図である。
【図３】第１の従来例の構成図である。
【図４】第２の従来例の構成図である。
２１、２１’ 載置部 ２２ 液体 ２３、２３’ 液槽 ２４ はかり計量部 ２５ 吊下部 ２６ フレーム Ｍ 被測定物
Claims (2)
- 【請求項１】 重力感知部上に液体の入った液槽を固定
し、該液槽の一部に設け被測定物を空気中又は前記液体
中に載置する載置部と、前記液槽に非接触状態で前記被
測定物を前記液槽の液体中に吊下する吊下部とを備え、
前記被測定物を前記載置部に載置したときの重量Ｗ１
と、前記被測定物を前記吊下部により吊下げたときの重
量Ｗ２とから、Ｗ１／Ｗ２を演算して前記被測定物の比
重を計測することを特徴とする比重測定装置。 - 【請求項２】 前記吊下部は前記液槽を囲むフレームに
より支持するようにした請求項１に記載の比重測定装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000395947A JP2002195926A (ja) | 2000-12-26 | 2000-12-26 | 比重測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000395947A JP2002195926A (ja) | 2000-12-26 | 2000-12-26 | 比重測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002195926A true JP2002195926A (ja) | 2002-07-10 |
Family
ID=18861321
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000395947A Pending JP2002195926A (ja) | 2000-12-26 | 2000-12-26 | 比重測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002195926A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ES2415006R1 (es) * | 2011-10-06 | 2013-12-16 | Alfa Mirage Co Ltd | Aparato para medir la densidad relativa. |
-
2000
- 2000-12-26 JP JP2000395947A patent/JP2002195926A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ES2415006R1 (es) * | 2011-10-06 | 2013-12-16 | Alfa Mirage Co Ltd | Aparato para medir la densidad relativa. |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071225 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090918 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090929 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100209 |