JP2002195723A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP2002195723A
JP2002195723A JP2000395254A JP2000395254A JP2002195723A JP 2002195723 A JP2002195723 A JP 2002195723A JP 2000395254 A JP2000395254 A JP 2000395254A JP 2000395254 A JP2000395254 A JP 2000395254A JP 2002195723 A JP2002195723 A JP 2002195723A
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evaporator
refrigerant
refrigeration
refrigerator
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Koji Kashima
弘次 鹿島
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Toshiba Corp
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/13Economisers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
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    • F25B2600/2511Evaporator distribution valves

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  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】2つの蒸発器を有する冷蔵庫において、冷蔵モ
ードの開始時に冷凍室の加熱に伴う冷却効率の低下や食
品への悪影響を防止し、冷蔵室の冷却が効率良く行える
冷蔵庫を提供する。 【解決手段】圧縮機36、凝縮器40、三方弁42の順
番に接続し、三方弁42の出口側に冷蔵用絞り装置44
とRエバ26を接続し、第2の出口側に冷凍用絞り装置
48とFエバ30を接続し、Rエバ26の出口側に気液
分離器46を接続し、気液分離器の液出口パイプ50を
Fエバ30に接続し、ガス出口パイプ52をFエバ30
の出口側に接続したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵室と冷凍室に
それぞれ蒸発器を備える冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9に示すように、冷蔵室と冷凍室にそ
れぞれ蒸発器を備える冷蔵庫が提案されている。
【0003】この冷蔵庫の冷凍サイクル100は圧縮機
102、凝縮器104、三方弁106の順番に接続し、
三方弁の第1の出口側に冷蔵用絞り手段108と冷蔵用
蒸発器(以下、Rエバという)110とを順番に接続
し、三方弁106の第2の出口側に冷凍用絞り手段11
2と冷凍用蒸発器(以下、Fエバという)114とを順
番に接続し、Fエバ114の出口側と圧縮機102とを
接続している。
【0004】そして、この冷蔵庫を制御する方法として
は、三方弁106を開閉して、第1の出口側または第2
の出口側に冷媒を流すことにより、Rエバ110に冷媒
を流す冷蔵モードと、Fエバ114のみに冷媒を流す冷
凍モードとを交互に運転するものである。
【0005】従来のように蒸発器が1個で冷蔵室と冷凍
室を冷却していた冷蔵庫では、蒸発器温度を常時−25
℃以下の低温度で運転していた。
【0006】しかし、この冷蔵庫であると冷蔵モードに
おいては、冷蔵用絞り手段108を冷凍用絞り手段11
2よりゆるい絞りにすることで、Rエバ110の温度を
−20℃レベルに高くすることができ、冷凍サイクルの
効率が上がる。すなわち、同じ凝縮圧力であれば、蒸発
温度が高いほど効率が良くなることとなり、省エネルギ
ーにもなる。
【0007】また、一般に冷却時には蒸発器に庫内の食
品などの水分が霜となって付着することから、庫内の保
存食品が乾燥しやすく、保存性の低下を生じることや、
蒸発器に付着する霜を融解するためにヒータ等で加熱す
るため、加熱ヒータ電力が消費され、また、加熱した空
気が庫内の空気温度を上昇させるという問題が生じる。
【0008】これに対して、上記で説明した2つの蒸発
器を有する冷蔵庫であると、冷蔵モードにおいて付着し
た霜をヒータを使わないで庫内の空気を循環させること
で融解し、更に融解した水分が一部蒸発して庫内に戻
り、庫内空気を加湿することができ、上記で発生する問
題点を解消することができるという効果がある。
【0009】このような2つの蒸発器を有する冷蔵庫で
は、省エネルギーのメリットを生かすために、Rエバ1
10の冷媒蒸発温度を高めているが、このことが次のよ
うな問題を生じることとなっている。
【0010】冷蔵モードと冷凍モードを繰り返し冷却す
る中で、冷蔵モード開始時には冷蔵室の冷却負荷が大き
い。この理由は、上記で説明したように冷凍モードにお
いては、Rエバ110に付着した霜を融解することか
ら、同時にRエバ110に存在する液冷媒を蒸発させる
ことになり、冷蔵モード開始時にはRエバ110にはガ
ス冷媒しか存在せず、いわゆる加熱した状態にある。し
たがって、冷蔵モード開始時には、冷蔵用絞り手段10
8で低温になった液冷媒は加熱されたRエバ110の冷
却パイプ内で蒸発して、ガスとなる。そのため、冷蔵モ
ードの開始から5分乃至10分の間は、Rエバ110か
らFエバ114に流れ込む冷媒が温度の高いガス冷媒と
なる。このガス冷媒の温度は、省エネルギーの目的で蒸
発温度を高めたために、従来は冷凍室の庫内温度以上に
はならないレベルであったものが、冷凍室の庫内温度よ
り高い温度となってしまう。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上の通り、Rエバ1
14に流れ込むガス冷媒は、冷凍室の庫内温度より高い
温度のため、冷凍室の食品を冷却することができないば
かりか、逆にFエバ114を加熱してその蒸発温度の上
昇をもたらし、庫内温度の上昇や食品の加熱という問題
点が生じる。
【0012】このような現象は5分乃至10分という短
い時間であるが、繰り返し温度の上昇を食品に与えるこ
とは食品保存上よくないばかりか、冷蔵庫の電気入力か
ら見ても、冷却負荷が増加することになり当初の2つの
蒸発器を有する冷蔵庫のメリットを大きく低下させると
いう問題になる。
【0013】そこで、本発明では上記問題点に鑑み2つ
の蒸発器を有する冷蔵庫において、冷蔵モードの開始時
に冷凍室の加熱に伴う冷却効率の低下や食品への悪影響
を防止し、冷蔵室の冷却が効率良く行える冷蔵庫を提供
するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、圧縮
機、凝縮器、冷媒の切替手段の順番に接続し、前記切替
手段の第1の出口側に冷蔵用絞り手段と冷蔵用蒸発器と
を順番に接続し、前記切替手段の第2の出口側に冷凍用
絞り手段と冷凍用蒸発器とを順番に接続し、前記冷凍用
蒸発器の出口側に前記圧縮機を接続した冷凍サイクルを
有し、また、前記切替手段を切り替えて、前記冷蔵用蒸
発器に冷媒を流す冷蔵モードと、前記冷凍用蒸発器にの
み冷媒を流す冷凍モードとを切り替える制御手段を有す
る冷蔵庫において、前記冷蔵用蒸発器の出口側に気液分
離器が接続され、前記気液分離器の液出口パイプが前記
冷凍用蒸発器の入口側に接続され、前記気液分離器のガ
ス出口パイプが前記冷凍用蒸発器の出口側に接続された
ことを特徴とする冷蔵庫である。
【0015】請求項2の発明は、圧縮機、凝縮器、冷媒
の切替手段の順番に接続し、前記切替手段の第1の出口
側に冷蔵用絞り手段と冷蔵用蒸発器とを順番に接続し、
前記切替手段の第2の出口側に冷凍用絞り手段と冷凍用
蒸発器とを順番に接続し、前記冷凍用蒸発器の出口側に
前記圧縮機を接続した冷凍サイクルを有し、また、前記
切替手段を切り替えて、前記冷蔵用蒸発器に冷媒を流す
冷蔵モードと、前記冷凍用蒸発器にのみ冷媒を流す冷凍
モードとを切り替える制御手段を有する冷蔵庫におい
て、前記冷蔵用蒸発器の冷媒パイプを分岐して液出口パ
イプとガス出口パイプを設け、前記液出口パイプを前記
冷凍用蒸発器の入口側に接続し、前記ガス出口パイプを
前記冷凍用蒸発器の出口側に接続したことを特徴とする
冷蔵庫である。
【0016】請求項3の発明は、前記液出口パイプの直
径がガス出口パイプよりも細いことを特徴とする請求項
1、2記載の冷蔵庫である。
【0017】請求項4の発明は、前記制御手段は、冷蔵
モードへ切り替えられた時に、前記切替手段の第1の出
口及び第2の出口の両方を閉じつつ、前記圧縮機を運転
した後、前記第1の出口のみを開状態とすることを特徴
とする請求項1、2記載の冷蔵庫である。
【0018】請求項5の発明は、前記冷凍用蒸発器の出
口側にアキムレータを設け、前記ガス出口パイプを前記
アキムレータに接続したことを特徴とする請求項1、2
記載の冷蔵庫である。
【0019】請求項6の発明は、前記冷蔵用蒸発器は、
前記冷媒パイプを折曲することにより、前記冷媒パイプ
が上下方向に複数段配された構造であり、前記液出口パ
イプと前記ガス出口パイプの分岐部を前記最下段の冷媒
パイプに設けたことを特徴とする請求項2記載の冷蔵庫
である。
【0020】本発明の冷蔵庫であると、冷蔵モードの開
始時において、冷蔵用蒸発器から出たガス冷媒は、液出
口パイプには流れず、ガス出口パイプから圧縮機に循環
し、ガス冷媒は冷凍用蒸発器に流れることがなく、冷凍
用蒸発器の蒸発温度の上昇を防止することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例の冷蔵庫1
について図面に基づいて説明する。
【0022】<第1の実施例>本発明の第1の実施例を
図1、図2及び図8に基づいて説明する。
【0023】(冷蔵庫の構造)図8は、第1の実施例の
冷蔵庫1の縦断面図を示すものである。
【0024】この図に示すように、冷蔵庫1のキャビネ
ット12の内部は、上段より冷蔵室14、野菜室16、
製氷室18、冷凍室20より構成され、このうち、冷蔵
室14と野菜室16とで冷蔵空間22が形成され、製氷
室18と冷凍室20とで冷凍空間24が形成されてい
る。
【0025】野菜室16の背面には、冷蔵空間22を冷
却するための冷蔵用蒸発器(以下、Rエバという)26
が配され、その上方にRエバ26によって冷却された空
気を冷蔵空間22に送風する送風ファン(以下、Rファ
ンという)28が配されている。
【0026】また、製氷室18及び冷凍室20の背面に
は、冷凍空間24を冷却するための冷凍用蒸発器(以
下、Fエバという)30が配され、その上方にはFエバ
30によって冷却された空気を冷凍空間24に送風する
送風ファン(以下、Fファンという)32が配されてい
る。
【0027】冷凍室20の背面にある機械室34には、
圧縮機36が配されている。
【0028】(冷凍サイクルの構造)図1は、冷蔵庫1
の冷凍サイクル38を示したものである。
【0029】図1に示すように、圧縮機36には、凝縮
器40、三方弁42が順番に接続されている。
【0030】三方弁42の第1の出口には、冷蔵用絞り
装置44とRエバ26が順番に接続されている。
【0031】Rエバ26の出口には、気液分離器46が
接続されている。
【0032】三方弁42の第2の出口には、冷凍用絞り
装置48が接続されている。
【0033】そして、この冷凍用絞り装置48のパイプ
の出口と、気液分離器46の液冷媒が排出される液出口
パイプ50の出口が一つとなり、Fエバ30の入口に接
続されている。
【0034】Fエバ30の出口には、アキムレータ31
が設けられている。
【0035】気液分離器46のガス冷媒が排出されるガ
ス出口パイプ52の出口は、前記したアキムレータ31
の出口から出た低圧サクションパイプに接続され、圧縮
機36に至る。
【0036】(気液分離器の構造)次に、図2に基づい
て、気液分離器46の構造について説明する。
【0037】図2(a)は、気液分離器46の第1の具
体例を示している。
【0038】気液分離器46は、図2(a)に示すよう
に、冷媒を溜める容器54の底部には、Rエバ26から
の冷媒を受け入れる流入パイプ56が下から上に向かっ
て取付けられ、また、その鉛直線上に位置する容器54
の上面にガス出口パイプ52が上向きに取付けられ、さ
らに、液出口パイプ50は、流入パイプ56と反対向き
で、容器54の内壁に沿って開口している。
【0039】これによって、Rエバ26から送られてき
た液体と気体が混合した冷媒は容器54の内部に送ら
れ、液体は液出口パイプ50に流れ、ガス冷媒はガス出
口パイプ52に送られる。
【0040】次に、気液分離器46の第2の具体例につ
いて、図2(b)に基づいて説明する。
【0041】本具体例と第1の具体例の異なる点は、ガ
ス出口パイプ52と流入パイプ56の取付け角度にあ
る。すなわち、第1の具体例では両パイプ共に鉛直方向
に取付けていたが、本実施例では図に示すように傾斜さ
せて取り付ける。
【0042】この気液分離器46であっても液冷媒とガ
ス冷媒を確実に分離することができる。
【0043】(冷凍モードの運転時)上記冷蔵庫1の運
転状態について、図1の冷凍サイクル38を参考にしな
がら説明する。
【0044】冷凍空間24を冷却する冷凍モードにおい
ては、三方弁42の冷蔵用絞り装置44側の出口(第1
の出口)を閉じて、冷凍用絞り装置48の出口(第2の
出口)を開くことで、冷媒は冷凍用絞り装置48を通っ
て低温冷媒となってFエバ30で蒸発する。そして、F
ファン32によって送風された冷気は冷凍空間24に流
れ、冷凍空間24内部の食品を一定温度に冷却すること
ができる。
【0045】一方、Rエバ26においては、溜まってい
る液冷媒を、Rファン28を動かして庫内の空気と熱交
換して蒸発させる。また、Rエバ26表面に付着した霜
を蒸発させることで、冷蔵空間22の湿度を高湿に保つ
ことができる。
【0046】(冷蔵モードの運転時)冷凍モードから冷
蔵モードに切替える場合には、三方弁42の第1出口側
を開き、第2の出口側を閉じる。すると、第1の出口側
から冷媒が流れ出す。冷蔵用絞り装置48で低温になっ
た液冷媒はRエバ26に向かうが、先程の冷凍モードで
Rエバ26内部の冷媒が殆どガス化され、加熱されてい
るため、流れてきた液冷媒はRエバ26内部で容易に蒸
発してしまいRエバ26の出口からはガス状態となった
冷媒が流れ出す。
【0047】このガス状態となった冷媒は流入パイプ5
6を経て気液分離器46の容器54内部に入り、流入パ
イプ56から上向きに吹き上げられる。一方、ガス出口
パイプ52は、流入パイプ56の鉛直上方にあり、この
吹き上げられたガスは容易に排出される。
【0048】一方、液出口パイプ50は下方に流入パイ
プ56と逆方向に設置されているため、ガス冷媒が入り
にくい。
【0049】したがって、ガス冷媒はガス出口パイプ5
2から容易に気液分離器46を通り、Fエバ30の出口
側のパイプまで運ばれる。そしてそこから圧縮機36に
戻る。
【0050】Rエバ26の熱負荷が少なくなると、Rエ
バ26内部での液冷媒の蒸発が少なくなり、Rエバ26
の出口側の流入パイプ56を流れる冷媒は液とガスが混
じった二相状態となる。このうち重さが重い液分は容器
54内部の空間で自然落下またはガス出口パイプ52の
表面に付着して容器54内部に溜まる。一方、軽いガス
分は上方のガス出口パイプ52に向かう。
【0051】そして、容器54内部に溜まった液冷媒は
液出口パイプ50からFエバ30に流れる。
【0052】なお、気液分離器46の第2の具体例に示
すように、流入パイプ56とガス出口パイプ52とを傾
斜させる構成にすると、液分はさらに容器54内部で溜
りやすい。
【0053】以上のようにして気液分離器46で分離し
た冷媒のうちガス分は、Fエバ30をバイパスして圧縮
機36に戻るが、液分のみが液出口パイプ50を通って
Fエバ30に到達する。
【0054】(第1の実施例の効果)以上により気液分
離器46でガス冷媒は上方に設置したガス出口パイプ5
2へ、液冷媒は下方に設置した液出口パイプ50に流れ
出すため、冷蔵モード開始時の5分から10分間のRエ
バ26の出口から排出される冷媒がガス分となっても、
気液分離器46でガス冷媒をFエバ30をバイパスする
回路で直接圧縮機36に戻す。したがって、従来のよう
にFエバを加熱し、庫内の食品を加熱する恐れがない。
【0055】また、Rエバ26の出口から流れる冷媒の
状態で液分が増えると従来と同様に気液分離器46で液
出口パイプ50からFエバ30に導かれるため、Fエバ
30で庫内空気を冷却することができる。
【0056】<第2の実施例>本発明の第2の実施例を
図3に基づいて説明する。
【0057】本実施例と第2の実施例の異なる点は、ガ
ス出口パイプ52と液出口パイプ50の太さの違いにあ
る。
【0058】すなわち、図3に示すように、ガス出口パ
イプ52の直径を液出口パイプ50の直径より太くした
ものである。
【0059】本実施例であると、気液分離器46に入っ
てくる冷媒は、ガスまたはガスと液の混合状態の二相冷
媒である。気液分離器46でガスと液に分離されるた
め、ガス出口パイプ52には体積の大きなガスのみが流
れ、液出口パイプ50には体積の小さい液冷媒のみが流
れる。
【0060】したがって、流量の多いガス冷媒が抵抗な
くガス出口パイプ52に流れ、ガス冷媒が液出口パイプ
50へ流入する可能性を低くしている。
【0061】このようにすることで、気液分離器46で
ガス冷媒と液冷媒を確実に分離することができ、より確
実にFエバ30に流れることがない。
【0062】<第3の実施例>本発明の第3の実施例を
図4に基づいて説明する。
【0063】本実施例と第1の実施例の異なる点は、三
方弁42の構造にある。本実施例では、第1の出口と第
2の出口を共に閉じることができる全閉機能を有してい
る。このような三方弁42を有すると、冷蔵モード開始
と同時に三方弁42を全閉状態として、圧縮機36を運
転する。すると、Fエバ30とアキムレータ31に存在
する液冷媒の一部をFエバ30の圧力を下げることによ
り蒸発させることができる。
【0064】このようにすることで、Rエバ26の冷媒
の一部を凝縮器40に溜めることができる。
【0065】なお、三方弁42の全閉時間は約1分から
2分程度であり、その後三方弁42の第1の出口を開く
ことにより、冷蔵モードとなる。
【0066】このようにすることで、液冷媒が凝縮器4
0に多く溜めることができ、Rエバ26で液冷媒が全部
ガス化する時間が短くなり、直ちに二相状態になって、
Fエバ30を液冷媒で早く冷却することができ、冷却効
率も高まり、食品保存にも適する。
【0067】<第4の実施例>本発明の第4の実施例を
図5に基づいて説明する。
【0068】本実施例と第1の実施例の異なる点は、気
液分離器46から出ているガス出口パイプ52を、アキ
ムレータ31の出口からの低圧サクションパイプに接続
するのでなく、アキムレータ31に直接接続するもので
ある。
【0069】本実施例であると、冷蔵モードとなり、ガ
ス化した冷媒が気液分離器46に流入し、ガス出口パイ
プ52よりアキムレータ31に流れる。すると、アキム
レータ31の液冷媒が、そのガス化した冷媒の熱により
加熱蒸発して、圧縮機36に流入することで、冷凍サイ
クル38中の冷媒量が増加し、冷却能力も増加して冷蔵
空間22の冷却が早く効率的に行え食品保存にも優れて
いる。
【0070】<第5の実施例>本発明の第5の実施例に
ついて図6及び図7に基づいて説明する。
【0071】本実施例と第1の実施例の異なる点は、第
1の実施例ではRエバ26と気液分離器46を別体に構
成したが、本実施例ではRエバ26と気液分離器46を
一体に設けたものである。
【0072】具体的には、Rエバ26は、図7に示すよ
うに冷媒パイプ58をU字状に折曲して、複数段に亘っ
て冷媒パイプ58が配されるように成し、その冷媒パイ
プ58の表面にフィン60が設けられているものであ
る。
【0073】このRエバ26の最も低い位置にある冷媒
パイプ58に、この冷媒パイプ58よりも細い径の液出
口パイプ62を接続し、Fエバ30の入口に接続する。
一方、Rエバ26の出口を冷媒パイプ58の最も高い位
置に配置し、この出口にガス出口パイプ64を接続し、
それをアキムレータ31に接続する。
【0074】上記構造では、Rエバ26の最も低い部分
に細い径状の液出口パイプ62を設けることにより、ガ
スが流れる時は抵抗が大きくなり、この液出口パイプ6
2には殆どガスが流れない。一方、液冷媒が冷媒パイプ
58に溜まる時は抵抗が小さいため、液出口パイプ62
を通って液冷媒が流れる。
【0075】以上の構造における冷蔵モード開始時の状
態について説明する。
【0076】凝縮器40から流れてくる冷媒は、庫内空
気を冷却するために蒸発するが、その一部分は液冷媒の
ままである。そのため、液冷媒が少ない時はガス冷媒と
一緒に流れていき、冷媒パイプ58の出口に至るまでに
完全にガス化する。
【0077】一方、液冷媒が多くなると重力で冷媒パイ
プ58の最下段に流れ、液出口パイプ62に液冷媒が到
達し、抵抗が少ない液出口パイプ62から流れ出てFエ
バ30に到達する。この時にガスは流速も速いし、細い
管である液出口パイプ62には抵抗があるため殆ど冷媒
パイプ58からガス出口パイプ64に向かう。
【0078】そして、ガス出口パイプ64に向かったガ
ス冷媒はFエバ30をバイパスしてアキムレータ31の
出口側に流れる。
【0079】本実施例であると、気液分離器46という
部品を特別に備えていなくても、Rエバ26だけで同等
の機能を発揮することができ、部品の削減を行うことが
できると共に、上記実施例と同様に効率的な冷却を行う
ことができる。
【0080】
【発明の効果】以上により本発明の冷蔵庫であると、冷
凍モードから冷蔵モードに切替えられた場合に、ガス冷
媒はFエバをバイパスして、Rエバから直接圧縮機に戻
るため、Fエバを加熱することなく、効率的に庫内を冷
却することができ食品保存に適したものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す冷凍サイクルの構
成図である。
【図2】(a)は気液分離器の第1の実施例の説明図で
あり、(b)は、第2の実施例の説明図である。
【図3】冷凍サイクルの第2の実施例の構成図である。
【図4】冷凍サイクルの第3の実施例の構成図である。
【図5】冷凍サイクルの第4の実施例の構成図である。
【図6】冷凍サイクルの第5の実施例の構成図である。
【図7】第5の実施例におけるRエバの説明図である。
【図8】本発明の実施例の冷蔵庫の縦断面図である。
【図9】従来の冷凍サイクルの構成図である。
【符号の説明】
26 Rエバ 28 Rファン 30 Fエバ 32 Fファン 36 圧縮機 38 冷凍サイクル 40 凝縮器 42 三方弁 44 冷蔵用絞り装置 46 気液分離器 48 冷凍用絞り装置 50 液出口パイプ 31 アキムレータ 52 ガス出口パイプ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮機、凝縮器、冷媒の切替手段の順番に
    接続し、 前記切替手段の第1の出口側に冷蔵用絞り手段と冷蔵用
    蒸発器とを順番に接続し、 前記切替手段の第2の出口側に冷凍用絞り手段と冷凍用
    蒸発器とを順番に接続し、 前記冷凍用蒸発器の出口側に前記圧縮機を接続した冷凍
    サイクルを有し、 また、前記切替手段を切り替えて、前記冷蔵用蒸発器に
    冷媒を流す冷蔵モードと、前記冷凍用蒸発器にのみ冷媒
    を流す冷凍モードとを切り替える制御手段を有する冷蔵
    庫において、 前記冷蔵用蒸発器の出口側に気液分離器が接続され、 前記気液分離器の液出口パイプが前記冷凍用蒸発器の入
    口側に接続され、 前記気液分離器のガス出口パイプが前記冷凍用蒸発器の
    出口側に接続されたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】圧縮機、凝縮器、冷媒の切替手段の順番に
    接続し、 前記切替手段の第1の出口側に冷蔵用絞り手段と冷蔵用
    蒸発器とを順番に接続し、 前記切替手段の第2の出口側に冷凍用絞り手段と冷凍用
    蒸発器とを順番に接続し、 前記冷凍用蒸発器の出口側に前記圧縮機を接続した冷凍
    サイクルを有し、 また、前記切替手段を切り替えて、前記冷蔵用蒸発器に
    冷媒を流す冷蔵モードと、前記冷凍用蒸発器にのみ冷媒
    を流す冷凍モードとを切り替える制御手段を有する冷蔵
    庫において、 前記冷蔵用蒸発器の冷媒パイプを分岐して液出口パイプ
    とガス出口パイプを設け、 前記液出口パイプを前記冷凍用蒸発器の入口側に接続
    し、 前記ガス出口パイプを前記冷凍用蒸発器の出口側に接続
    したことを特徴とする冷蔵庫。
  3. 【請求項3】前記液出口パイプの直径がガス出口パイプ
    よりも細いことを特徴とする請求項1、2記載の冷蔵
    庫。
  4. 【請求項4】前記制御手段は、 冷蔵モードへ切り替えられた時に、前記切替手段の第1
    の出口及び第2の出口の両方を閉じつつ、前記圧縮機を
    運転した後、前記第1の出口のみを開状態とすることを
    特徴とする請求項1、2記載の冷蔵庫。
  5. 【請求項5】前記冷凍用蒸発器の出口側にアキムレータ
    を設け、 前記ガス出口パイプを前記アキムレータに接続したこと
    を特徴とする請求項1、2記載の冷蔵庫。
  6. 【請求項6】前記冷蔵用蒸発器は、 前記冷媒パイプを折曲することにより、前記冷媒パイプ
    が上下方向に複数段配された構造であり、 前記液出口パイプと前記ガス出口パイプの分岐部を前記
    最下段の冷媒パイプに設けたことを特徴とする請求項2
    記載の冷蔵庫。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1394481A3 (en) * 2002-08-31 2012-02-15 Samsung Electronics Co., Ltd. Refrigerator
US11073317B2 (en) * 2015-07-28 2021-07-27 Lg Electronics Inc. Refrigerator

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