JP2002195190A - 樹脂製ブレードを有する斜流ファン - Google Patents

樹脂製ブレードを有する斜流ファン

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JP2002195190A JP2000392777A JP2000392777A JP2002195190A JP 2002195190 A JP2002195190 A JP 2002195190A JP 2000392777 A JP2000392777 A JP 2000392777A JP 2000392777 A JP2000392777 A JP 2000392777A JP 2002195190 A JP2002195190 A JP 2002195190A
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Hiroshi Inoue
洋 井上
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隆一 草薙
Hiroshi Kanesashi
広嗣 金刺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファンを通過した流れが剥離したり逆流した
りすることが有効に防止できるとともに、従来の斜流フ
ァンに比し低コストでファン効率が高く、さらにファン
回転中の応力集中や材料の熱収縮により発生する応力に
よる亀裂の発生を防止しファンの耐久性と冷却性能のす
ぐれた樹脂製ブレードを有する斜流ファンの提供。 【解決手段】 相手部材への取付部を金属製とし、ブレ
ードを樹脂製とした斜流ファンにおいて、前記金属製の
取付部をコーン状となし、該コーン状取付部に前記樹脂
製ブレードをそれぞれ独立して設けた構成となす。ま
た、前記金属製のコーン状取付部に前記樹脂製ブレード
をそれぞれ独立して設ける手段として、金属製のコーン
状ディスクに別体の金属製のスパイダー部を独立して溶
接、リベット、ボルト等で取付け、該スパイダー部に樹
脂製ブレードを一体成形する。 【効果】 高性能、高耐久性の斜流ファンを安価に提供
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般産業用、家庭
用のプラスチック製ファンや自動車等における機関冷却
用ファンの回転を外部周囲の温度変化あるいは入力回転
変化に追随して制御せしめ、絶えず走行状態に応じた冷
却風量を自動調整して機関に供給する流体式ファンカッ
プリング装置等の樹脂製ブレードを有する斜流ファンに
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車のエンジン冷却水冷却用ラ
ジエーターを冷却するエンジンファンを制御する流体式
ファンカップリング装置は、冷却用ファンが取付けられ
たハウジングの内部を仕切板により油溜り室と駆動ディ
スクを内装するトルク伝達室とに区劃し、回転時の油の
集溜する駆動ディスクの外周壁部に対向するハウジング
の内周壁面の一部にダムと、これに連なってトルク伝達
室側より油溜り室に通じる循環排出路を形成すると共
に、外部周囲の温度が設定値を超えると前記仕切板に設
けられた油供給調整孔を開放し、設定値以下では前記油
供給調整孔を閉鎖する弁部材を、前記ハウジングに設け
た感温体の温度変化に伴う変形に連動するように内部に
備え、トルク伝達室におけるトルク伝達間隙部での油の
有効接触面積を増減させて、回転軸体側から被駆動側の
ハウジング側へのトルク伝達を制御し冷却用ファンを回
転させる構造となっているものが一般的である。
【0003】このような構成の流体式ファンカップリン
グ装置における冷却用ファンとしては、金属製のものと
樹脂製のものがあるが、樹脂製ファンの方が金属製ファ
ンより軽量で振動吸収性が高く低騒音でかつコストも安
価であることから、プラスチック製ファンが多く採用さ
れている。その樹脂製ファンとしては、環状のファンボ
ス部の外周面に多数(通常4〜10枚)のファンブレー
ドが配設されたものが一般的である。しかるに、この種
のファンの場合は、ファンの上流側抵抗が高い場合、流
速はファンの中心に近くなるにつれて遅くなるので、フ
ァンの中心部の下流側は大気圧よりも圧力が低い領域が
発生し、ファンを通過した流れの一部が逆流したり、渦
流が発生し、ファン性能を低下させている。かかる対策
として、特開昭59−176499号公報には、ファン
ボス部を斜めに傾斜した対流外郭形状にして、気流の剥
離を防止し、ファン効率を高めた斜流ファンが、特公平
8−6713号公報にはボス部が円錐台形状の斜流ファ
ンにおいて、消費動力が少なくかつ風量が大となる条件
として、ボス部の傾斜角と翼部の幅その他の相関関係を
特定したラジエータのファンが、それぞれ提案されてい
る。
【0004】図18、図19にはボス部が円錐台形状の
斜流ファンを例示したもので、円錐台形状をなしたボス
部111の外周面に多数(通常4〜10枚)のファンブ
レード112が配設されている。このファンはプラスチ
ック(合成樹脂材)射出成形体からなり、ファンブレー
ド112の付け根部113はボス部111の軸線に対し
て所定角度傾斜しある迎角をもって取付けられると共
に、ファンブレード112自体が付け根部113からそ
の先端縁にいくにしたがって捩じられ徐々に小さな迎角
をもった形状になっている。このファンは前記ハウジン
グに取着される金属製のインサート114に取付けられ
る。なお金属製のインサート114は、先端部が直角に
折曲げられた環状のフランジ部を有するものと、フラン
ジ部を有しないフラットなものとがある。なお、上記樹
脂製ファンのブレードの材質としては、PP、PPG
(G:グラスファイバー)、N(ナイロン)、NG
(G:グラスファイバー)があり、強度はPPが最も弱
くてPPG、N、NGの順に強く、コストもPPが最も
安く、PPG、N、NGの順に高い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような斜
流ファンにおけるテーパ付きボス部は、製造する際に成
型金型が複雑になり非常に高価なものとなり成型時間も
長くなるため製品コストが高くつくという欠点がある。
また上記した流体式ファンカップリング装置等における
樹脂製斜流ファンは、一般に鋼板製のインサートに樹脂
製ブレードが一体成形されている。その製造に際して、
樹脂製ブレードの成形は溶融点約270℃程度で行わ
れ、その後冷却されるが、エンジン使用時にはファンカ
ップリング装置から発生する熱はインサートを伝わって
樹脂製ブレードを高温にし、ファンカップリング装置に
近い部分、すなわちブレード付根部の樹脂温度は約23
0℃程度の高温となる。そのため樹脂製ブレードのファ
ンカップリング装置に近い部分には、鋼と樹脂の熱膨張
係数の差(鋼の熱膨張係数は樹脂の1/10)により過
大な応力が発生する。また回転中はファンブレードに遠
心力や風圧による捩れ、振動による曲げモーメントなど
がかかるため当該ブレードの付け根部に応力が集中す
る。この応力はボス部の特にブレードを回す力となる回
り止め穴付近に大きく発生し、ボス部自身の大きな体積
により生ずる大きな遠心力による大きな応力と相俟って
強度に影響を与えブレードとブレードの間のボス部に亀
裂が入る可能性があった。また、ボス部が存在するとフ
ァンカップリング装置廻りの冷却風が停滞し風量が減少
し風速が低下して冷却が十分でなく、ファンカップリン
グ装置のシリコンオイルやベアリングの温度上昇を招き
耐久性低下の原因となる。
【0006】本発明は、上記した問題を解決するために
なされたもので、ファンを通過した流れが剥離したり逆
流したりすることが有効に防止できるとともに、従来の
斜流ファンに比し低コストでファン効率が高く、さらに
ファン回転中の応力集中や材料の熱収縮により発生する
応力による亀裂の発生を防止しファンの耐久性と冷却性
能の向上がはかられる樹脂製ブレードを有する斜流ファ
ンを提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る樹脂製ブレ
ードを有する斜流ファンは、相手部材への取付部(ディ
スク)を金属製とし、ブレードを樹脂製とした斜流ファ
ンにおいて、前記金属製の取付部に前記樹脂製ブレード
をそれぞれ独立して設けた構成となしたもので、第1発
明は前記金属製の取付部をコーン状となし、該コーン状
取付部に前記樹脂製ブレードをそれぞれ独立して設けた
構成となしたことを特徴とするものである。また前記金
属製のコーン状取付部に前記樹脂製ブレードをそれぞれ
独立して設ける手段として、金属製のコーン状ディスク
に別体の金属製のスパイダー部を独立して溶接、リベッ
ト、ボルト等で取付け、該スパイダー部に樹脂製ブレー
ドを一体成形することを特徴とするものである。第2発
明は、相手部材への取付部を金属製とし、ブレードを樹
脂製とした斜流ファンにおいて、金属製のディスクに別
体の金属製のスパイダー部を独立して溶接、リベット、
ボルト等で取付け、気流の流れを斜流化するための遠心
フィンを設けた樹脂製ブレードを前記スパイダー部に一
体成形した構成となしたことを特徴とし、第3発明は、
相手部材への取付部を金属製とし、ブレードを樹脂製と
した斜流ファンにおいて、金属製のディスクに別体の金
属製のスパイダー部を独立して溶接、リベット、ボルト
等で取付け、気流の流れを斜流化するためのコーン部を
付根に設けた樹脂製ブレードを前記スパイダー部に一体
成形した構成となしたことを特徴とし、第4発明は、相
手部材への取付部を金属製とし、ブレードを樹脂製とし
た斜流ファンにおいて、金属製のディスクに別体の金属
製のコーン状部材を独立して溶接、リベット、ボルト等
で取付け、該コーン状部材に別体の金属製のスパイダー
部を溶接、リベット、ボルト等で取付け、該スパイダー
部に樹脂製ブレードを一体成形した構成となしたことを
特徴とし、第5発明は、相手部材への取付部を金属製と
し、ブレードを樹脂製とした斜流ファンにおいて、金属
製のディスクに別体の金属製のスパイダー部付きコーン
状部材を独立して溶接、リベット、ボルト等で取付け、
前記スパイダー部に樹脂製ブレードを一体成形した構成
となしたことを特徴とするものである。第6発明は、円
周方向に隣接する前記スパイダー部または樹脂製ブレー
ドの対向部の少なくとも一方に延長部を設けて当該部分
を相重ねてスパイダー部間または樹脂製ブレード間の隙
間を少なくした構成となしたことを特徴とするものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る樹脂製ブレー
ドを有する斜流ファンの第1実施例を示す正面概念図、
図2は図1イーイ線上の部分拡大縦断面図、図3は同じ
く第2実施例を示す一部正面概念図、図4は図3ローロ
線上の部分拡大縦断面図、図5は同じく第3実施例を示
す一部斜視概念図、図6は同じく第4実施例を示す一部
正面概念図、図7は図6ハーハ線上の部分拡大縦断面
図、図8は同じく第5実施例を示す一部正面概念図、図
9は図8ニーニ線上の部分拡大縦断面図、図10は同じ
く第6実施例を示す一部正面概念図、図11は図10ホ
ーホ線上の部分拡大縦断面図、図12は同じく第7実施
例を示す図9相当図、図13は同じく第8実施例を示す
一部正面概念図、図14は同じく第9実施例で、(a)
は一部正面概念図、(b)は(a)のヘーヘ線上の断面
図、図15は同じく第10実施例で、(a)は一部正面
概念図、(b)は(a)のトート線上の断面図、図16
は同じく第11実施例を示す一部斜視概念図、図17は
図16の縦断側面図である。
【0009】すなわち、図1、図2に示す樹脂製ブレー
ドを有する斜流ファンは、金属製の取付部をコーン状と
なし、該コーン状取付部に前記樹脂製ブレードをそれぞ
れ独立して設けた構成となしたもので、金属製のコーン
状ディスク1のコーン部1−1に別体の金属製のスパイ
ダー部2を各ブレードに対応する位置に溶接、リベッ
ト、ボルト等で取付け、このスパイダー部2に樹脂製ブ
レード3を各ブレード毎もしくは全ブレードを一括して
一体成形して構成したファンであり、各樹脂製ブレード
3は中心軸線に対して所定角度傾斜したある迎角をもっ
て取付けられている。スパイダー部2には複数個の貫通
孔2−1が設けられており、この貫通孔2−1がインジ
ェクションされた樹脂に対するアンカリング効果を発揮
してブレード付根に作用する遠心力に対する引張り力に
耐えられるようになっている(図2)。なお先にスパイ
ダー部2に樹脂製ブレード3をインジェクションしてか
らコーン状ディスク1に取付けてもよい。
【0010】図3、図4に示す樹脂製ブレードを有する
斜流ファンは、樹脂製ブレード側に気流の流れを斜流化
するための遠心フィンを設けたもので、金属製の環状の
平ディスク11に金属製のスパイダー部12を各ブレー
ドに対応する位置に溶接、リベット、ボルト等で取付
け、このスパイダー部12の付根に気流の流れを斜流化
するための遠心フィン13−1をブレード幅にわたって
突設した樹脂製ブレード13を各ブレード毎もしくは全
ブレードを一括して一体成形して構成した斜流ファンで
あり、このファンの場合も各樹脂製ブレード13は中心
軸線に対して所定角度傾斜したある迎角をもって取付け
られている。またスパイダー部12には前記と同様、複
数個の貫通孔12−1が設けられており、この貫通孔1
2−1がインジェクションされた樹脂に対するアンカリ
ング効果を発揮してブレード付根に作用する遠心力に対
する引張り力に耐えられるようになっている(図4)。
なおこのファンの場合も、先にスパイダー部12に樹脂
製ブレード13をインジェクションしてから平ディスク
11に取付けてもよい。この斜流ファンの場合は、樹脂
製ブレード13の付根に設けた遠心フィン13−1の作
用により、気流の流れに遠心成分が与えられ、全体の流
れが斜流化される。
【0011】図3、図4に示す樹脂製ブレードを有する
斜流ファンは、ブレード付根のみに気流の流れを斜流化
するための遠心フィン13−1を1条設けた樹脂製ブレ
ード13を示したが、図5に示す樹脂製ブレードを有す
る斜流ファンは、前記遠心フィン13−1をブレードの
表裏面に多数設けた樹脂製ブレード13aを用いたもの
で、金属製の環状の平ディスク11に金属製のスパイダ
ー部12を各ブレードに対応する位置に溶接、リベッ
ト、ボルト等で取付け、このスパイダー部12に遠心フ
ィン13−1をブレードの表裏面に多数設けた樹脂製ブ
レード13aを各ブレード毎もしくは全ブレードを一括
して一体成形して構成した斜流ファンである。なお遠心
フィン13−1はエンジン側、ラジエーター側の少なく
とも一側に設ける。両側に設ける場合は、同一半径位置
あるいは交互に位置をずらして設けてもよい。この斜流
ファンの場合は、樹脂製ブレード13の表面に多数設け
た遠心フィン13−1の作用により、図3、図4に示す
単一遠心フィンのものに比べ気流の流れにより多く遠心
成分が与えられ、全体の流れがよりいっそう斜流化され
る。なおブレード全幅にわたる遠心フィン13−1は、
ブレード13が捻られた場合の補強リブとしての作用も
なしている。
【0012】図6、図7に示す樹脂製ブレードを有する
斜流ファンは、樹脂製ブレード側に気流の流れを斜流化
するためのコーン状部を設けたもので、金属製の環状の
平ディスク21に金属製のスパイダー部22を各ブレー
ドに対応する位置に溶接、リベット、ボルト等で取付
け、このスパイダー部22の付根に気流の流れを斜流化
するためのコーン状部23−1を形成した樹脂製ブレー
ド23を各ブレード毎もしくは全ブレードを一括して一
体成形して構成したファンであり、このファンの場合も
各樹脂製ブレード23は中心軸線に対して所定角度傾斜
したある迎角をもって取付けられている。前記コーン状
部23−1は隣接するブレードのコーン状部と干渉しな
い程度の幅を有する。またスパイダー部22には前記と
同様、複数個の貫通孔22−1が設けられており、この
貫通孔22−1がインジェクションされた樹脂に対する
アンカリング効果を発揮してブレード付根に作用する遠
心力に対する引張り力に耐えられるようになっている
(図7)。なおこのファンの場合も、先にスパイダー部
22に樹脂製ブレード23をインジェクションしてから
平ディスク21に取付けてもよい。この斜流ファンの場
合は、樹脂製ブレード23の付根に設けたコーン状部2
3−1の作用により、気流の流れに遠心成分が与えら
れ、全体の流れが斜流化される。
【0013】図8、図9に示す樹脂製ブレードを有する
斜流ファンは、図1、図2に示すコーン状ディスクを2
種類の部材で構成したもので、金属製の環状の平ディス
ク31に別体で多数(複数)の金属製のコーン状部材3
1−1を各ブレードに対応する位置に溶接、リベット、
ボルト等で取付け、このコーン状部材31−1にスパイ
ダー部32を例えばリベット(または溶接、ボルト)で
取付け、このスパイダー部32に樹脂製ブレード33を
各ブレード毎もしくは全ブレードを一括して一体成形し
て構成したファンであり、このファンの場合も各樹脂製
ブレード33は中心軸線に対して所定角度傾斜したある
迎角をもって取付けられている。またスパイダー部32
には前記と同様、複数個の貫通孔32−1が設けられて
おり、この貫通孔32−1がインジェクションされた樹
脂に対するアンカリング効果を発揮してブレード付根に
作用する遠心力に対する引張り力に耐えられるようにな
っている(図8)。なおこのファンの場合も、先にスパ
イダー部32に樹脂製ブレード33をインジェクション
してからコーン状部材31−1に取付けてもよい。
【0014】図10、図11に示す樹脂製ブレードを有
する斜流ファンは、ディスクに別体のスパイダー部付き
コーン状部材を取付けて構成したもので、金属製の環状
の平ディスク41に別体の金属製のスパイダー部42付
きコーン状部材41−1を各ブレードに対応する位置に
例えばボルト(または溶接、リベット)で取付け、前記
スパイダー部42に樹脂製ブレード43を各ブレード毎
もしくは全ブレードを一括して一体成形して構成したフ
ァンである。前記スパイダー部42付きコーン状部材4
1−1は、1枚の金属板を用い、コーンの部分にスリッ
トを入れ当該スリット部を折曲げてスパイダー部を形成
する。この斜流ファンの場合も各樹脂製ブレード43は
中心軸線に対して所定角度傾斜したある迎角をもって取
付けられている。またスパイダー部42には前記と同
様、複数個の貫通孔42−1が設けられており、この貫
通孔42−1がインジェクションされた樹脂に対するア
ンカリング効果を発揮してブレード付根に作用する遠心
力に対する引張り力に耐えられるようになっている(図
10)。なおこの斜流ファンの場合も、先にスパイダー
部42に樹脂製ブレード43をインジェクションしてか
ら平ディスク41に取付けてもよい。
【0015】図12に示す樹脂製ブレードを有する斜流
ファンは、前記図8、図9に示す樹脂製ブレードを有す
る斜流ファンの変形例であり、斜流ファンの狭幅化をは
かるために、金属製の環状の平ディスク51に略V字状
断面に形成した別体の金属製のコーン状部材51−1を
各ブレードに対応する位置に溶接、リベット、ボルト等
で取付け、このコーン状部材51−1にリベット、溶
接、ボルト等で取付けたスパイダー部52に樹脂製ブレ
ード53を各ブレード毎もしくは全ブレードを一括して
一体成形して構成したファンである。この斜流ファンの
場合も各樹脂製ブレード53は中心軸線に対して所定角
度傾斜したある迎角をもって取付けられている。またス
パイダー部52には前記と同様、複数個の貫通孔52−
1が設けられており、この貫通孔52−1がインジェク
ションされた樹脂に対するアンカリング効果を発揮して
ブレード付根に作用する遠心力に対する引張り力に耐え
られるようになっている。この斜流ファンの場合は、略
V字状断面に形成した別体の金属製のコーン状部材51
−1を用いたことにより、図8、図9に示す斜流ファン
や、図10、図11に示す斜流ファンより斜流ファンの
幅を小さくできる。なお環状の平ディスク51と略V字
状断面に形成した別体のコーン状部材51−1は、図面
ではそれぞれ別体で構成したものを示したが、両者は一
体物で構成してもよい。
【0016】また、上記図3〜図12に示した斜流ファ
ンにおいて、気流の流れをより整流化して能力向上をは
かるためには、各スパイダー部間または樹脂製ブレード
間の隙間を可及的に少なくすることが望ましい。そこ
で、図13〜図17は円周方向に隣接するスパイダー部
または樹脂製ブレードの対向部のどちらか一方もしくは
両方に延長部を設けて当該部分を相重ねて各スパイダー
部間または樹脂製ブレード間の隙間を少なくした斜流フ
ァンを例示したもので、図13に示す斜流ファンは樹脂
製ブレード間の隙間を小さくした斜流ファンであり、前
記図6、図7に示す斜流ファンに適用したもので、金属
製の環状の平ディスク61に取付けた金属製のスパイダ
ー部62に、一端側に延長部63−1を設けた樹脂製ブ
レード63を予め成形しておき、該隣接する樹脂製ブレ
ード63の一端が延長部63−1に相重なるように、各
ブレードをリベット、溶接、ボルト等にて取付けて構成
したファンである。各樹脂製ブレード63の端部の重ね
方としては、双方の端部をそれぞれ上下方向に屈曲させ
て延長部を形成して重ねてもよい。
【0017】また図14、図15に示す斜流ファンは、
前記図8、図9に示す斜流ファンに適用したもので、金
属製の環状の平ディスク71に、一端側に延長部71−
1aを設けた金属製のコーン状部材71−1を隣接する
コーン状部材71−1の一端が延長部71−1aに相重
なるようにリベット、溶接、ボルト等で取付け、このコ
ーン状部材71−1に例えばリベット(または溶接、ボ
ルト)で取付けたスパイダー部72に樹脂製ブレード7
3を各ブレード毎もしくは全ブレードを一括して一体成
形して構成したファンである。この斜流ファンの場合
も、各コーン状部材71−1の重ね方としては、双方の
端部をそれぞれ上下方向に屈曲させて延長部を形成して
重ねてもよい。
【0018】さらに図16、図17に示す斜流ファン
は、金属製の環状の平ディスク81に、一端側に延長部
81−1aを設けた金属製のコーン状部材81−1を隣
接するコーン状部材81−1の一端が延長部81−1a
に相重なるようにリベット、溶接、ボルト等で取付け、
このコーン状部材81−1に例えばリベット(または溶
接、ボルト)で取付けたスパイダー部82に樹脂製ブレ
ード83を各ブレード毎もしくは全ブレードを一括して
一体成形して構成したファンである。この斜流ファンの
場合も、各コーン状部材81−1の重ね方としては、双
方の端部をそれぞれ上下方向に屈曲させて延長部を形成
して重ねてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したごとく、本発明に係る樹脂
製ブレードを有する斜流ファンは、以下に記載する効果
を奏する。 (1)従来のファンのような連続した環状ボスがないの
で、各ブレードが個々に変形可能で温度変化や速度変化
に追随できるので、遠心力によりボス部から破壊するこ
ともなく、ファンの耐久性が向上する。 (2)連続した環状ボス部がないことに加え、ディスク
と一体また別体のコーン部、あるいはブレードに形成し
た遠心フィンやコーン部の作用によりファンカップリン
グ装置廻りの冷却風が斜流に整流化され、風量や風速が
増加して冷却性能が向上する。 (3)ブレード毎に成形(モールディング)する場合
は、使用するインジェクションマシンを小型化でき、金
型が小さく製作容易でコストが安くつく。 (4)コストの高い金属プレートおよびナイロンなど高
強度樹脂の使用量を少なくできることによりコスト低減
が可能である。 (5)材料間の熱線膨張率の差が少ないことによる熱応
力の低減、衝撃や振動などの外力に対する応力集中の軽
減がはかられる。 (6)円周方向に隣接するコーン状部材または樹脂製ブ
レードのコーン状部の対向部の少なくとも一方に延長部
を設けて当該部分を相重ねてコーン状部材間または樹脂
製ブレードのコーン状部間の隙間を少なくした場合に
は、気流の流れがより整流化されてさらに能力向上がは
かられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る樹脂製ブレードを有する斜流ファ
ンの第1実施例を示す正面概念図である。
【図2】図1イーイ線上の部分拡大縦断面図である。
【図3】同じく第2実施例を示す一部正面概念図であ
る。
【図4】図3ローロ線上の部分拡大縦断面図である。
【図5】同じく第3実施例を示す一部斜視概念図であ
る。
【図6】同じく第4実施例を示す一部正面概念図であ
る。
【図7】図6ハーハ線上の部分拡大縦断面図である。
【図8】同じく第5実施例を示す一部正面概念図であ
る。
【図9】図8ニーニ線上の部分拡大縦断面図である。
【図10】同じく第6実施例を示す一部正面概念図であ
る。
【図11】図10ホーホ線上の部分拡大縦断面図であ
る。
【図12】同じく第7実施例を示す図9相当図である。
【図13】同じく第8実施例を示す一部正面概念図であ
る。
【図14】同じく第9実施例で、(a)は一部正面概念
図、(b)は(a)のヘーヘ線上の断面図である。
【図15】同じく第10実施例で、(a)は一部正面概
念図、(b)は(a)のトート線上の断面図である。
【図16】同じく第11実施例を示す一部斜視概念図で
ある。
【図17】図16の縦断側面図である。
【図18】従来の樹脂製斜流ファンの一例を示す正面図
である。
【図19】図18のチーチ線上の部分拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1 コーン状ディスク 1−1 コーン部 2、12 22、32、42、52、62、72、82
スパイダー部 2−1、12−1、22−1、32−1、42−1、5
2−1 貫通孔 3、13、23、33、43、53、63、73、83
樹脂製ブレード 13−1 遠心フィン 11、21、31、41、51、61、71、81 平
ディスク 23−1 コーン状部 31−1、41−1、51−1、71−1、81−1
コーン状部材 63−1、71−1a、81−1a 延長部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29K 105:22 B29K 105:22 B29L 31:08 B29L 31:08 (72)発明者 金刺 広嗣 静岡県沼津市大手町2−10−1 Fターム(参考) 3H033 AA02 AA15 BB02 BB07 CC01 DD06 DD12 DD17 DD25 DD26 EE11 EE19 4F206 AD03 AH04 JA07 JB12 JL02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手部材への取付部を金属製とし、ブレ
    ードを樹脂製とした斜流ファンにおいて、前記金属製の
    取付部をコーン状となし、該コーン状取付部に前記樹脂
    製ブレードをそれぞれ独立して設けた構成となしたこと
    を特徴とする樹脂製ブレードを有する斜流ファン。
  2. 【請求項2】 前記金属製のコーン状取付部に前記樹脂
    製ブレードをそれぞれ独立して設ける手段として、金属
    製のコーン状ディスクに別体の金属製のスパイダー部を
    独立して溶接、リベット、ボルト等で取付け、該スパイ
    ダー部に樹脂製ブレードを一体成形することを特徴とす
    る請求項1記載の樹脂製ブレードを有する斜流ファン。
  3. 【請求項3】 相手部材への取付部を金属製とし、ブレ
    ードを樹脂製とした斜流ファンにおいて、金属製のディ
    スクに別体の金属製のスパイダー部を独立して溶接、リ
    ベット、ボルト等で取付け、気流の流れを斜流化するた
    めの遠心フィンを設けた樹脂製ブレードを前記スパイダ
    ー部に一体成形した構成となしたことを特徴とする樹脂
    製ブレードを有する斜流ファン。
  4. 【請求項4】 相手部材への取付部を金属製とし、ブレ
    ードを樹脂製とした斜流ファンにおいて、金属製のディ
    スクに別体の金属製のスパイダー部を独立して溶接、リ
    ベット、ボルト等で取付け、気流の流れを斜流化するた
    めのコーン状フィンを1ないし複数個設けた樹脂製ブレ
    ードを前記スパイダー部に一体成形した構成となしたこ
    とを特徴とする樹脂製ブレードを有する斜流ファン。
  5. 【請求項5】 相手部材への取付部を金属製とし、ブレ
    ードを樹脂製とした斜流ファンにおいて、金属製のディ
    スクに別体の金属製のコーン状部材を独立して溶接、リ
    ベット、ボルト等で取付け、該コーン状部材に別体の金
    属製のスパイダー部を溶接、リベット、ボルト等で取付
    け、該スパイダー部に樹脂製ブレードを一体成形した構
    成となしたことを特徴とする樹脂製ブレードを有する斜
    流ファン。
  6. 【請求項6】 相手部材への取付部を金属製とし、ブレ
    ードを樹脂製とした斜流ファンにおいて、金属製のディ
    スクに別体の金属製のスパイダー部付きコーン状部材を
    独立して溶接、リベット、ボルト等で取付け、前記スパ
    イダー部に樹脂製ブレードを一体成形した構成となした
    ことを特徴とする樹脂製ブレードを有する斜流ファン。
  7. 【請求項7】 円周方向に隣接するスパイダー部または
    樹脂製ブレードの対向部の少なくとも一方に延長部を設
    けて当該部分を相重ねてスパイダー部間または樹脂製ブ
    レード間の隙間を少なくした構成となしたことを特徴と
    する請求項1ないし6のうちいずれか1項記載の樹脂製
    ブレードを有する斜流ファン。
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