JP2002191237A - 育苗器、それを使用した育苗装置及び苺の栽培方法 - Google Patents

育苗器、それを使用した育苗装置及び苺の栽培方法

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JP2002191237A
JP2002191237A JP2000399630A JP2000399630A JP2002191237A JP 2002191237 A JP2002191237 A JP 2002191237A JP 2000399630 A JP2000399630 A JP 2000399630A JP 2000399630 A JP2000399630 A JP 2000399630A JP 2002191237 A JP2002191237 A JP 2002191237A
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seedling raising
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container
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Abstract

(57)【要約】 【課題】育苗器に設けられている複数の容器体に床土を
詰める作業が短時間で効率よくでき、子苗の育成過程で
戸外に置いても、強風や突風等で育苗器が飛ばされたり
倒れたりしにくい育苗器を提供する。 【解決手段】育苗器(G)は低発泡ポリスチレンで一体成
形して形成された基体(4)と容器体(43)からなる。基体
(4)の上面側には仕切(41)が設けられている。仕切(41)
によって基体(4)は八個の区画部(42)に区画されてい
る。区画部(42)には容器体(43)が開口縁部を区画部(42)
上面と面一にして下方に突出して設けられている。容器
体(43)の開口縁部の周囲には平らな平面部(44)が設けら
れており、平面部(44)から仕切(41)に移る移行部には下
側が膨らむように湾曲した曲面部(45)が形成されてい
る。容器体(43)の底部には液抜き孔(46)が設けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は育苗器、それを使用
した育苗装置及び苺の栽培方法に関する。更に詳しく
は、育苗器に設けられている複数の容器体に床土(また
は培土)を詰める作業が短時間で効率よくできる育苗器
及び育苗装置に関する。また、子苗の育成過程で戸外に
置いても、強風や突風等で育苗器が飛ばされたり倒れた
りしにくく、苗を破損することがない育苗器及び育苗装
置に関する。更には、苺の親株から伸びるランナーを受
容器に受けて子苗を育成後、子苗を容器体中の床土に移
植しやすいようにした苺の栽培方法に関する。
【0002】
【従来の技術】容器体が複数設けられている育苗器とし
ては、例えば、実公平6−16495号公報が開示され
ている。この公報には下記が開示されている。一般に、
容器体(上記公報には育苗用容器と記載されているの
で、当該公報に関する説明には育苗用容器という用語を
使用する)による子苗の育苗は、例えば、苺の育苗の場
合、初期の約1月間は親株からのランナーを接いだ状態
で行われるが、葉が2枚ぐらい出た段階でランナーを切
り放し、育苗用容器を別の場所に移してその後の生育が
行われる。
【0003】この後期の育苗時は、苗の成長を考慮して
育苗用容器は苗と苗との間隔が15〜20cm程度にな
るように育苗用容器の間隔をおいて育成が行われる。こ
のため、後期の育成時には子苗に水や液肥を施す際に、
各育苗用容器が離れているため、散水や施肥のときに水
や液肥がこぼれやすく、無駄が出ていた。また、日当た
りが良いので床土の温度が上昇し、根腐れしやすかっ
た。
【0004】上記課題を解決するために、この考案につ
いて、下記が開示されている。育苗用散水・施肥補助具
は、苺等の子苗を育成する育苗用容器を保持装置によっ
て地面から浮かした状態で保持するための育苗用散水・
施肥補助具であって、平面形状が方形の周縁部に前記保
持装置への係止用平坦部を形成し、その内側を角錐台形
または円錐台形を組み合わせた傾斜部とし、同傾斜部の
下端に前記育苗用容器を着脱自在に保持する開口を形成
している。また、保持装置は、上記育苗用散水・施肥補
助具の平坦部を挟み込む案内溝を有するフレームを一定
の高さに複数本平行に設置されている。
【0005】そして、上記育苗用散水・施肥補助具の代
表的なものとして、第1の実施例が記載されている。そ
して、図9、図10、図11、図12に示すように、補
助具1は筒状の育苗用容器2と組み合わせて使用するの
に適する。補助具1は、平面形状が正方形で、周縁部の
平坦部1aに続く内側の傾斜部1bが円錐台形をしており、
傾斜部1bの下端に開口1cを形成したものである。この補
助具1に係止する育苗用容器2は、先細りのテーパーを
有する円筒状の容器で、上端に係止用のフランジ2aを形
成している。この育苗用容器2を、補助具1の開口1cの
上方から差し込み、フランジ2aを開口1cの周縁に係止さ
せる。
【0006】図12に示すように、保持装置3は補助具
1の上端の平坦部1aを挟み込む案内溝を有するフレーム
3aを、支柱3bにより一定の高さに複数本平行に設置した
ものである。そして、補助具1同士を隙間のないように
詰めてフレーム3aに係止する。上記構成によると、中央
部に育苗用容器2を係止した補助具1を、互いに隙間の
ないようにして保持装置3で保持しているので、補助具
1に向けて注入した水や液肥は全て容器体2に流れ込
み、水や液肥が無駄に消費されることがない。また、容
器体2に直射日光があたらないので、育苗用容器2及び
床土の温度が上昇することがない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の育苗用散水・施肥補助具には、次のような課題があっ
た。すなわち、 補助具1を係止した育苗用容器2は、保持装置3に
一定の高さで複数個平行に設置される。この保持装置3
は苺等の苗の育成過程で戸外に置かれるが、詰めて設置
されている育苗用容器2と地面等の間には大きな間隙が
あるため、強風や突風等が吹いたとき、側面に当たった
り下面を煽ったりして、保持装置3が倒れやすく、子苗
を破損する虞がある。
【0008】 育苗用容器2を補助具1と組み合わせ
るとき、育苗用容器2のフランジ2aを補助具1の開口1c
の周縁に係止させる。このようにして組み合わされた育
苗用容器2と補助具1は、図12に示すように、補助具
1同士が隙間のないように詰めて保持装置3のフレーム
3aに係止される。係止された補助具1の傾斜部1bは、そ
の下端が育苗用容器2のフランジ2aと係止し、係止した
部分からそのまま立ち上がっており、そのため、補助具
1の内側の面積は狭い。保持装置3のフレーム3aに係止
されている各育苗用容器2中で苺等の育苗をするときに
は、ランナーと呼ばれる蔓を植えるために当該育苗用容
器2中に床土が入れられる。
【0009】床土を入れる作業は、各育苗容器体2の一
つひとつに順次入れていくと長時間を要するので、通常
は、複数個平行に設置されている育苗用容器2のうちの
適宜の一つまたは隣接している複数個の上に相当量の床
土を置く。そして、床土を置いている箇所の周りの育苗
用容器2に手で床土を移して入れていく。この作業を順
次繰り返して全ての育苗用容器2に床土を入れていく。
このとき、上記のように、補助具1の内側の面積は狭い
ので、育苗用容器2中には十分入り、更に、上方の補助
具1の内側に入っている床土を周りの補助具1に移すと
きに、手が補助具1の内側に入りにくく、作業の能率が
上がらないのが実情である。
【0010】(本発明の目的)本発明の目的は、育苗器
に設けられている複数の容器体に床土を詰める作業が短
時間で効率よくできる育苗器及びそれを使用した育苗装
置を提供することである。本発明の他の目的は、子苗の
育成過程で戸外に置いても、強風や突風等で育苗器が飛
ばされたり倒れたりしにくく、苗を破損することがない
育苗器及びそれを使用した育苗装置を提供することであ
る。本発明の更に他の目的は、苺の親株から伸びるラン
ナーを受容器に受けて子苗を育成後、当該子苗を容器体
中の床土に移植しやすいようにした苺の栽培方法を提供
することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明
にあっては、上面側に設けられている仕切によって区画
された所要数の凹部または区画部が並設されている基体
と、液抜き孔を有しており上記凹部または区画部の下面
から下方へ突出した容器体と、を有し、上記基体と容器
体とは一体成形して形成されており、上記凹部または区
画部の上面は、本質的に平面に形成された平面部と、当
該平面部から上記仕切に移る移行部に設けられており下
方へ湾曲した曲面部とを有しており、上記容器体の開口
縁部は、上記凹部または区画部の平面部と本質的に面一
であることを特徴とする、育苗器である。
【0012】第2の発明にあっては、曲面部の曲率半径
が5〜150mmであることを特徴とする、第1の発明
に係る育苗器である。
【0013】第3の発明にあっては、第1または第2の
発明に係る育苗器を所定の位置に固定する手段を備えて
いることを特徴とする、育苗装置である。
【0014】第4の発明にあっては、排水可能に載置さ
れている第1または第2の発明に係る育苗器と、当該育
苗器を挟んで立設されている複数組の杭体と、当該杭体
に対向して固定されている側部押さえ体と、を備えてお
り、上記側部押さえ体は、上記育苗器の側部の上面側に
位置させて固定されていることを特徴とする、育苗装置
である。
【0015】第5の発明にあっては、両側部押さえ体の
間には、横断押さえ体が、育苗器を横断して、上記側部
押さえ体と同じ高さに固定されていることを特徴とす
る、第4の発明に係る育苗装置である。
【0016】第6の発明にあっては、苺の親株から伸び
るランナーを受容器に受けて子苗を育成するステップ
と、第3,第4または第5の発明に係る育苗装置の容器
体に床土を入れるステップと、所定期間育成した上記子
苗を容器体中の上記床土に移植するステップと、を含む
ことを特徴とする、苺の栽培方法である。
【0017】平面部から仕切に移る移行部に形成されて
いる下方へ湾曲した曲面部は、当該曲面部に掌で触れ動
かしたとき、掌にそれ程の抵抗を感じることなくスムー
ズに動かすことができる曲率半径を有するものであるの
が望ましい。例えば、曲面部の曲率半径が5〜150m
m、好ましくは20〜120mmのものである。曲率半
径が5mmに満たない場合は、手の小指側の丸みより小
さな丸みとなるので、培土を手で移動させるときに曲面
部にある培土はすくいきれずに残ってしまう。また、曲
率半径が150mmを超えると、丸みが緩やかすぎて、
仕切の形成が曖昧になり、使いにくい。なお、曲面部
は、曲率半径が一種類のみの曲率で構成されていてもよ
いし、曲率半径が複数種類存在する曲率で構成されてい
てもよい。
【0018】(作 用)本発明に係る育苗器は、基体
と、液抜き孔を有する所要数の容器体を一体成形して形
成されているので、従来のものとは違って、容器体が基
体から分離しない。従って、容器体に床土を入れ、苗を
育苗するときに、畝などの地面や平面部に直接置くこと
ができる。これにより、重心が低く安定な状態となり、
強風や突風が吹いても倒れたり飛ばされたりしにくく、
子苗が破損することも防止できる。
【0019】更に、育苗器に複数設けられている容器体
に床土を入れる作業を短時間で効率よく行うことができ
る。以下、その作用を説明する。先ず、容器体を有する
区画部のうちの適宜の一つまたは隣接している複数の区
画部の上に適当な量の床土を盛る。そして、床土を盛っ
ている箇所の周りの区画部の容器体に手(掌)でその床
土を広げながら移して入れていく。
【0020】なお、容器体の開口縁部の周囲には本質的
に平らな平面部が設けられているので、区画部は広くな
っており、区画部内で手が動かしやすい。更に、平面部
から仕切に移行する部分に下側が膨らむように湾曲した
曲面部が形成されていることにより、手を滑らかに動か
すことができる。従って、盛った土を広げて隣接する区
画部に移行させ、更に各容器体に詰める作業がしやす
く、作業を短時間で効率よく行うことができる。また、
作業の最後では、手の小指側で掃くようにして床土を移
すことができるので、容器体以外の部分、例えば平面部
等に床土が残ることは殆どない。
【0021】育苗器は一体に形成されているので、従来
の容器のように補助具と容器体と保持装置とがそれぞれ
別個の工程で製造され、苗を育苗するときに組み合わせ
て使用するものに比べ、強度に優れる。更には、容器体
は液抜き孔を有するので、子苗の育生時に水分が多すぎ
る等による根腐れを防ぐことができる。
【0022】曲面部の曲率半径が5〜150mmである
ものは、平面部から仕切に床土を移するときに、手をよ
り滑らかに動かすことができ、床土を隣接している区画
部に移す時間を大幅に短縮できる。また、曲面部は手の
小指側の丸みと同等か大きくなるので、培土を手で移動
させるときに曲面部にある培土を確実にすくうことがで
き、曲面部に残ることがない。
【0023】本発明に係る育苗装置は、強風や突風に吹
かれても、育苗器を挟んで立設されている複数組の杭体
が、育苗器が水平方向に飛ばされるのを防ぐことができ
る。また、当該杭体に対向して固定されている側部押さ
え体が、上記育苗器の側部の上面側に位置させて固定さ
れているので、育苗器の浮き上がりを押さえることがで
きる。従って、育苗器が強風や突風で上方に煽られて飛
ばされるのを防ぐことができる。また、側部押さえ体
は、育苗器の両側部を押さえているので、育成中の苗に
触れたり押さえたりすることはなく、子苗が損傷するの
を防ぐことができる。
【0024】両側部押さえ体の間に、横断押さえ体が、
育苗器を横断して側部押さえ体と同じ高さに固定されて
いるものは、育苗器を横断方向でも押さえているので、
上方に煽られて飛ばされるのをより確実に防ぐことがで
きる。
【0025】本発明に係る苺の栽培方法は、苺の親株か
ら伸びるランナーを受容器に受けて子苗を育成し、第
3、第4または第5の発明に係る育苗装置の容器体に床
土を入れ、更に所定期間育成した子苗を容器体中の床土
に移植するので、苺の親株から伸びるランナーを受容器
に受けて子苗を育成後、当該子苗を容器体中の床土に移
植しやすい。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
き更に詳細に説明する。図1は本発明に係る育苗器の斜
視図、図2は図1におけるX−X拡大断面図である。
【0027】育苗器Gは基体4が平面視形状で長方形
(正方形、円形、楕円形、多角形などでもよい)であ
り、低発泡ポリスチレン(低発泡ポリエチレンや低発泡
ポリプロピレンあるいはその他のプラスチック、合成樹
脂などでもよい)で一体成形して形成されたものであ
る。また、基体4の全体形状としては、例えば、本質的
に平板状のもの、トレー状のものなどがあげられるが、
これらに限定されるものではない。上記基体4は上面側
に仕切41が設けられている。当該仕切41によって基
体4はほぼ正方形の8個の区画部42に区画されてい
る。上記区画部42の中心には容器体43が開口縁部を
区画部42上面と面一にして下方に突出して設けられて
いる。
【0028】上記容器体43の開口縁部の周囲には平ら
な平面部44が設けられており、平面部44から仕切4
1に移る移行部には、下側に膨らむように湾曲した曲率
半径が80〜110mmの曲面部45が形成されてい
る。すなわち、曲面部45の湾曲は円弧だけではなく、
曲率が各点において異なる曲面である。容器体43の底
部には液抜き孔46が設けられており、当該液抜き孔4
6の周囲には突起47が下方へ向け等間隔で4個形成さ
れている。なお、平面部44は散水や液肥が容器体43
に入り易いようにいくらか傾斜していてもよい。
【0029】育苗器Gを使用した育苗装置について説明
する。図3は本発明に係る育苗装置の一部を省略した斜
視説明図、図4は図3におけるY−Y拡大断面図、図5
は図3におけるZ−Z拡大断面である。
【0030】図中Cは育苗装置であり、Fは圃場の畝で
ある。育苗装置Cは、育苗器Gと、育苗器Cを圃場の畝
Fに固定するための固定具5とを備えている。畝Fは、
耐候性の軟質プラスチック製のマルチフィルム6で覆わ
れている。マルチフィルム6の上部には、排水を良くす
るための断面波形の軟質プラスチック製の導水シート6
1が載置されている。
【0031】育苗器Gは、容器体43の底部が導水シー
ト61に接するように畝F上に載置される。固定具5
は、育苗器Gを挟んで対向した位置に立設されている複
数組の杭体51と、杭体51の内側に水平に固定された
側部押さえ体52を備えている。また、対向する側部押
さえ体52間には、杭51の位置に、育苗器Gを横断し
て横断押さえ体53が取り付けられている。なお、育苗
装置Cの長手方向の両端部の杭51間には、横断押さえ
体53は設けられていない。
【0032】横断押さえ体53は、側部押さえ体52と
直角に、かつ同じ高さに設定されている。側部押さえ体
52は、育苗器Gの長手方向の側部の上面に接してお
り、横断押さえ体53は仕切41の頂部に接している。
上記では一列の畝Fに育苗装置Cを載置し固定する場合
について説明したが、通常は、二列以上の畝Fに育苗装
置Cを載置し固定して苗が育成される(図3参照)。
【0033】(作用)育苗器Gは、基体4と容器体43
とを一体成形により形成されているので、強度に優れ
る。また、育苗器Gは、上記のようにして形成されてい
るので、容器体43に床土を入れ、苗を育苗するとき
に、特に固定具を使用しなくても、直接地面に据え置く
ことができる。従って、地面に直接据え置くことによ
り、重心が低くなり、安定性に優れ、風が当たってもそ
の影響を受けにくく、倒れて苗を破損することを防止で
きる。なお、苗の親株からの育苗については後記してい
る。
【0034】育苗装置Cは、強風や突風に吹かれても、
育苗器Gを挟んで対向して立設されている複数組の杭体
51が育苗器Gの動きを止め、水平方向に飛ばされるの
を防ぐことができる。また、側部押さえ体52が育苗器
Gの両側部に接し当該部分を押さえているので、育苗器
Gが強風や突風で上方に煽られて飛ばされるのを防ぐこ
とができる。更に、育苗器Gは、仕切41に頂部に接し
ている横断押さえ体53によって押さえられているの
で、育苗器Gが強風や突風で上方に煽られて飛ばされる
のを確実に防ぐことができる。なお、図示はしていない
が、柔軟な網状体で育苗装置Cの全面を覆うと、上記作
用を更に確実にすることができると共に、容器体43で
育成している子苗等を保護できる。
【0035】ここで、育苗器Gの各容器体43に床土を
入れる方法について説明する。図6は育苗器の各容器体
に床土を入れる方法を示す一部を断面した説明図であ
る。先ず、容器体43を有する各区画部42のうちの適
宜の一つまたは隣接している複数の区画部42の上に適
当な量の床土Eを盛る。そして、床土Eを盛っている箇
所の周りの区画部42に手7で床土Eを移して入れてい
く。容器体43の開口縁部の周囲には平らな平面部44
が設けられているので、区画部42は広くなっており、
区画部内で手が動かしやすい。
【0036】また、平面部44から仕切41に移る移行
部に、下側が膨らむように湾曲した曲率半径が80〜1
10mmの曲面部45が形成されていることにより、手
を滑らかに動かすことができる。これにより、床土Eを
隣接している区画部42に短時間で効率よく移すことが
できる。また、作業の最後には、手の小指側で掃くよう
にして床土Eを隣接している区画部42に移すことがで
きるので、容器体43以外の平面部44などに床土Eが
残ることは殆どない。
【0037】育成装置Cを使用した苺の栽培方法につい
て説明する。図7は受容器にランナーを受けて子苗を育
成している状態を示す説明図、図8は受容器で育成した
子苗を育苗器の容器体に移植している状態を示す断面説
明図である。
【0038】苺の親株から分かれたランナー8を受容器
9で受け、所定期間常温で静置して、ランナー8から発
根させ、子苗81に育成する。受容器9は、通常は、容
器体43よりも小さいものを使用するが同じ程度の大き
さであってもよい。子苗81を受容器9から外し、根に
付着し固まっている古い土壌を幾らか落として通気性を
良くして、子苗81を床土Eを入れた容器体43に移し
替える。所定期間後、子苗を受容器9から引き抜き、必
要ならば、根に付いている床土Eを落とし、洗浄して根
だけにする。この操作により、根の絡み合いが少なくな
り、活着しやすい状態になる。そして、子苗81を本田
の畝に定植する。
【0039】本明細書で使用している用語と表現は、あ
くまでも説明上のものであって、なんら限定的なもので
はなく、本明細書に記述された特徴およびその一部と等
価の用語や表現を除外する意図はない。また、本発明の
技術思想の範囲内で、種々の変形態様が可能であるとい
うことは言うまでもない。なお、本発明は図示の実施の
形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載
内において種々の変形が可能である。
【0040】
【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
する。 (a)本発明に係る育苗器は、基体と、液抜き孔を有す
る所要数の容器体を一体成形して形成されているので、
従来のものとは違って、容器体が基体から分離しない。
従って、容器体に床土を入れ、苗を育苗するときに、畝
などの地面や平面部に置くことができる。これにより、
重心が低く安定な状態となり、強風や突風が吹いても倒
れたり飛ばされたりしにくく、子苗が破損することも防
止できる。
【0041】(b)容器体の開口縁部の周囲には本質的
に平らな平面部が設けられているので、区画部は広くな
っており、区画部内で手が動かしやすい。更に、平面部
から仕切に移行する部分に下側が膨らむように湾曲した
曲面部が形成されていることにより、手を滑らかに動か
すことができる。従って、盛った土を広げて隣接する区
画部に移行させ、更に各容器体に詰める作業がしやす
く、作業を短時間で効率よく行うことができる。また、
作業の最後では、手の小指側で掃くようにして床土を移
すことができるので、容器体以外の部分、例えば平面部
等に床土が残ることは殆どない。
【0042】(c)育苗器は一体に形成されているの
で、従来の容器のように補助具と容器体と保持装置とが
それぞれ別個の工程で製造され、苗を育苗するときに組
み合わせて使用するものに比べ、強度に優れる。
【0043】(d)曲面部の曲率半径が5〜150mm
であるものは、平面部から仕切に床土を移するときに、
手をより滑らかに動かすことができ、床土を隣接してい
る区画部に移す時間を大幅に短縮できる。また、曲面部
は手の小指側の丸みと同等か大きくなるので、培土を手
で移動させるときに曲面部にある培土を確実にすくうこ
とができ、曲面部に残ることがない。
【0044】(e)本発明に係る育苗装置は、強風や突
風に吹かれても、育苗器を挟んで立設されている複数組
の杭体が、育苗器が水平方向に飛ばされるのを防ぐこと
ができる。また、当該杭体に対向して固定されている側
部押さえ体が、上記育苗器の側部の上面側に位置させて
固定されているので、育苗器の浮き上がりを押さえるこ
とができるので、強風や突風で上方に煽られて飛ばされ
るのを防ぐことができる。また、側部押さえ体は、育苗
器の両側部を押さえているので、育成中の苗に触れたり
押さえたりすることはなく、子苗が損傷するのを防ぐこ
とができる。
【0045】(f)両側部押さえ体の間に、横断押さえ
体が、育苗器を横断して側部押さえ体と同じ高さに固定
されているものは、育苗器を横断方向でも押さえている
ので、上方に煽られて飛ばされるのをより確実に防ぐこ
とができる。
【0046】(g)本発明に係る苺の栽培方法は、苺の
親株から伸びるランナーを受容器に受けて子苗を育成
し、第3、第4または第5の発明に係る育苗装置の容器
体に床土を入れ、更に所定期間育成した子苗を容器体中
の床土に移植するので、苺の親株から伸びるランナーを
受容器に受けて子苗を育成後、当該子苗を容器体中の床
土に移植しやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る育苗器の斜視図。
【図2】図1におけるX−X拡大断面図。
【図3】本発明に係る育苗装置の一部を省略した斜視説
明図。
【図4】図3におけるY−Y拡大断面図。
【図5】図3におけるZ−Z拡大断面。
【図6】育苗器の各容器体に床土を入れる方法を示す一
部を断面した説明図。
【図7】受容器にランナーを受けて子苗を育成している
状態を示す説明図。
【図8】受容器で育成した子苗を育苗器の容器体に移植
している状態を示す断面説明図。
【図9】実公平6−16495号公報に開示された考案
の第1の実施例に係る散水・施肥用の補助具を示す一部
切欠き正面図。
【図10】補助具の平面図。
【図11】補助具に容器体を係止した状態を示す一部切
欠き正面図。
【図12】補助具の保持状態を示す斜視図。
【符号の説明】
G 育苗器 C 育苗装置 4 基体 41 仕切 42 区画部 43 容器体 44 平面部 45 曲面部 46 液抜き孔 47 突起 F 畝 5 固定具 51 杭体 52 側部押さえ体 53 横断押さえ体 6 マルチフィルム 61 導水シート E 床土 7 手 8 ランナー 81 子苗 9 受容器 1 補助具 1a 平坦部 1b 傾斜部 1c 開口 2 容器体 2a フランジ 3 保持装置 3a フレーム 3b 支柱

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面側に設けられている仕切(41)によっ
    て区画された所要数の凹部または区画部(42)が並設され
    ている基体(4)と、 液抜き孔(46)を有しており上記凹部または区画部(42)の
    下面から下方へ突出した容器体(43)と、 を有し、上記基体(4)と容器体(43)とは一体成形して形
    成されており、 上記凹部または区画部(42)の上面は、本質的に平面に形
    成された平面部(44)と、当該平面部(44)から上記仕切(4
    1)に移る移行部に設けられており下方へ湾曲した曲面部
    (45)とを有しており、 上記容器体(43)の開口縁部は、上記凹部または区画部(4
    2)の平面部(44)と本質的に面一であることを特徴とす
    る、 育苗器。
  2. 【請求項2】 曲面部(45)の曲率半径が5〜150mm
    であることを特徴とする、 請求項1記載の育苗器。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の育苗器(G)を所
    定の位置に固定する手段を備えていることを特徴とす
    る、 育苗装置。
  4. 【請求項4】 排水可能に載置されている請求項1また
    は2記載の育苗器(G)と、 当該育苗器(G)を挟んで立設されている複数組の杭体(5
    1)と、 当該杭体(51)に対向して固定されている側部押さえ体(5
    2)と、を備えており、 上記側部押さえ体(52)は、上記育苗器(G)の側部の上面
    側に位置させて固定されていることを特徴とする、 育苗装置。
  5. 【請求項5】 両側部押さえ体(52)の間には、横断押さ
    え体(53)が、育苗器(G)を横断して、上記側部押さえ体
    (52)と同じ高さに固定されていることを特徴とする、 請求項4記載の育苗装置。
  6. 【請求項6】 苺の親株から伸びるランナー(8)を受容
    器(9)に受けて子苗(81)を育成するステップと、 請求項3、4または5記載の育苗装置(C)の容器体(43)
    に床土(E)を入れるステップと、 所定期間育成した上記子苗(81)を容器体(43)中の上記床
    土(E)に移植するステップと、 を含むことを特徴とする、 苺の栽培方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112042442A (zh) * 2020-07-24 2020-12-08 安徽省厚博生态农业有限公司 一种环保的草莓种植大棚

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